告知なしで入れる保険(無選択型保険)を比較!本当に持病があっても入れる保険なの?

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病気を経験したからこそ入りたい医療保険や死亡保険。とはいえ、保険は持病があったり通院したりしていると加入できないというイメージがあり、諦めている人も多いのではないでしょうか。

ですが、無選択型保険なら、健康状態にかかわらずだれでも加入できます。

一般の保険なら病歴などの告知項目がありますが、無選択型保険は告知なしで入れる上に医師の診査もないので、健康に不安があっても加入できます。 

そこで今回は、持病や通院中でも加入できる無選択型保険について、くわしくご紹介します。
  • 無選択型保険とは
  • 持病があっても入れる保険の比較
  • 無選択型保険の注意点
  • 無選択型保険に加入する前に試したいこと
無選択型保険は、告知や医師の診査なしで入れるのが最大のメリットですが、保険料が割高であったり保障内容が限定的になったりするなどのデメリットもあります。

保険選びにはコスパが大切になるので、告知なしで入れる保険だからと保障内容をよく確認せずに加入してしまうのはおすすめできません。

持病や通院中でも加入できる保険にはどのようなものがあって、保険をどうやって選ぶのが良いのかまでくわしく解説しているので、ぜひ最後まで読んで、保険選びに役立ててくださいね。

内容をまとめると

  1. 通院中や持病があっても、告知なしで入れる無選択型保険なら加入できる
  2. 無選択型保険は保険料が割高なので、まずは一部条件つきでも一般の保険に入れるかを検討するのがおすすめ
  3. 一般の保険に加入できなかったら、告知項目が厳しくない引受基準緩和型の保険への加入を試してみると良い
  4. 引受基準緩和型の保険の加入ができなかった場合でも、無選択型保険なら加入できる
  5. 保険料が割高で保障内容が十分でない場合もあるので、貯蓄も視野に入れて検討すると良い
  6. 保険の加入に迷ったら、保険のプロに相談するのがおすすめ
  7. いまならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
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告知なしで入れる保険はある?通院中でも入れる保険も存在します!


持病があったり、通院中でも入れる保険があります。無選択型保険と呼ばれるもので、健康状態にかかわらず告知なしで入れる保険です。


また、持病の状態によっては、引受基準緩和型保険と呼ばれる告知項目が厳しくない保険へ加入できる場合もあります。


病気を経験したからこそ加入したい保険ですが、健康状態や保険プランによって加入できるかどうかが違ってきます。


通院中でも保険に加入したい場合には、以下の2点について検討する必要があります。

  • 保険会社のプランや告知項目をチェックする
  • 手術後すぐに加入を検討するのではなく、健康状態が回復してから加入を検討する
保険商品はたくさんあり、審査の通りやすさもプランや保険会社によって違います。A社では一般の保険に加入できなかったとしても、B社では一部条件つきで一般の保険に加入できた、というケースもあります。

また、持病があるからと最初から告知なしで入れる保険に絞ってしまうのではなく、健康状態が回復するのを待って、数年後に保険加入の検討を行うのという手段もあります。

白血病などの既往症を患っていても加入できる保険はある?

白血病などの長期治療が必要で、完治が難しい病気や既往症がある場合でも、告知なしで入れる保険なら健康状態に関係なく加入ができます


ただし、告知なしで入れる保険は死亡保険になる場合が多いので、医療保障をつけたい場合には引受基準緩和型の保険への加入が現実的です。


健康状態によっては、引受基準緩和型の保険でも医療保険に加入するのは難しいです。健康状態が回復するまで数年は貯蓄し、回復したら保険への加入を比較検討するのが良いでしょう。

入院歴があっても入れる保険とは?

入院歴があっても、保険プランによっては入れる保険があります。


一般の保険の場合、持病がある場所や関連部位は保障の対象外になる部位不担保など、一部条件つきで加入できる可能性があります。また病気が回復して5年経過しているなら引受基準緩和型保険に入れる場合があります。


告知なしで入れる保険にも加入できますが、保険料が割高で保障内容に満足できないケースが多いです。


ですので、まずは一般の保険や引受基準緩和型の保険を検討してみましょう。

告知なしで入れる保険(無選択型保険)を比較


告知なしで入れる保険は、医療の保障がうすく死亡保障のみになる場合が多いです。


ですので、ここでは告知項目が少なく、条件もやさしい引受基準緩和型保険をご紹介します。


引受基準緩和型保険なので告知項目がありますが、持病があっても入りやすい保険です。ご自身の健康状態や希望の保障内容を比較して検討してみてください。

保険商品名特徴
メディフィットRe支払削減期間がない
CURE Support Plusリーズナブルで保障をカスタマイズできる
アクサダイレクトのはいりやすい医療自分に合った最低限の保障をつけられる
スーパーたよれる医療保険楽天ポイントが貯まる
フレキシィ ゴールド エス<シンプルタイプ>条件を満たせば健康祝金がもらえる

メディケア生命の持病がある方でも入りやすい医療保険「メディフィットRe」の保障内容・保険料

特徴・保障内容

通常、加入して1年程度は給付金の支払いが半額になる支払削減期間があります。ですが「メディフィットRe」には支払削減期間がなく、加入した初年度から全額保障されます。

なお、保障は一生涯続くので、安心です。

入院、手術、放射線治療、骨髄移植の保障がついた主契約の他に、特約で先進医療保障や死亡保障をつけることも可能です。

告知項目は以下の3つです。
  • 最近3ヶ月以内に、医師に入院・手術・先進医療をすすめられたことがある
  • 過去5年以内に、がん・肝硬変・統合失調症・認知症で、医師の診察をうけたことがある
  • 過去2年以内に、入院をしたこと、または手術をうけたことがある

保険料

保険料は手ごろで、ご自身にあった特約をつけられます。30歳の場合、主契約の保険料や主な特約の金額は以下の通りです。

なお、こちらは2021年1月現在の金額になります。他にも細かく保障を選択できます。

30歳 男性30歳 女性
主契約のみ¥1,035¥1,100
死亡保障 追加料金¥613¥511
特定8疾病・特定3疾病 追加料金¥1,100¥1,000
先進医療特約 追加料金¥110¥110
女性医療特約 追加料金なし¥700

オリックス生命の引受基準緩和型医療保険「CURE Support Plus」の保障内容・保険料

特徴・保障内容

CURE Support Plus」は以下の告知項目に当てはまらなければ、加入前にかかっていた持病が悪化したり、再発したりしても保障され、また保障は一生涯続きます。

  • 最近3ヶ月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがある
  • 過去2年以内に、病気やケガで入院をしたこと、または手術をうけたことがある
  • 過去5年以内に、がんまたは上皮内新生物・肝硬変・統合失調症・認知症・アルコール依存症で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがある

保険料

日額5,000円コースを選んだ場合の保険料は以下の通りです。


なお、こちらは2021年1月現在の金額になります。他にも細かく保障を選択できます。また、フリープランも用意されており、ご自身に合った保険にカスタマイズもできます。

30歳 男性30歳 女性
主契約のみ¥2,919 ¥2,910
生活習慣病¥3,229¥3,205
重度三疾病
¥5,389¥4,670
特約や追加プランで死亡保障をつけることも可能です。

アクサダイレクト生命の引受基準緩和型終身医療保険「アクサダイレクトのはいりやすい医療」の保障内容・保険料

特徴・保障内容

アクサダイレクトのはいりやすい医療」入院費と手術費が基本プランで保障されていて、内容がわかりやすいのが特徴です。自分に必要な保障だけをピックアップしてつけられるので、最低限の保険料で自分にとって最大の保障を受けられます。


なお、告知項目は以下の3つです。

  • 現在、入院をしているか、または、最近3ヶ月以内に、医師から入院・手術・検査をすすめられたことがある
  • 過去1年以内に、入院または、手術を受けたことがある
  • 過去5年以内に、特定の病気やケガで、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがある

保険料

入院給付金日額3,000円で入院保障のみがついた最安プランと、入院給付金日額5,000円で入院・手術ともに保障、先進医療などの特約を付加した安心プランの金額をご紹介します。

なお、安心プランに含まれる特約は、先進医療、通院支援、入院時一時金給付になります。

30歳 男性30歳 女性
最安プラン¥900¥948
安心プラン¥4,846¥5,057
※こちらは2021年1月現在の金額になります。

楽天生命「スーパーたよれる医療保険」の保障内容・保険料

特徴・保障内容

スーパーたよれる医療保険」は、楽天会員なら保険料を支払うと楽天のポイントが貯まります。保障内容も充実しており、コスパの良い保険になります。


「基本プラン」の告知項目は以下の通りです。

  • 最近3ヶ月以内に、医師から入院・手術をすすめられたこと、または先進医療による療養をすすめられたことがありますか。
  • 過去2年以内に、病気やケガで入院したこと、または手術※2を受けたことがありますか。
  • 過去5年以内に、「がん」「肝硬変」「慢性肝炎」で医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがありますか。

さらに、以下の2項目に当てはまらなければ、「がんプラン」へ加入できます。

  • 現在およびいままでにがんにかかったことがある
  • 過去2年以内に、医師による検査または診察・健康診断・がん検診・人間ドックを受けて、以下の病気や所見を指摘されたことがある※ただし、再検査の結果、「良性」または「異常なし」と診断された場合を除く

「三大疾病プラン」に加入する場合には、以下の項目も告知項目になります。

  • 過去2年以内に、心筋梗塞または脳卒中で医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがある

保険料

入院給付金日額が3,000円の場合の保険料の目安です。入院給付金日額は3,000円から10,000円まで1,000円単位で設定できます。

終身保障なので、保障は一生涯続きます。

30歳 男性30歳 女性
基本プラン¥2,165¥2,222
がんプラン¥3,420¥3,407
三大疾病プラン¥5,035¥4,527
※こちらは2021年1月現在の金額になります。

メットライフ生命の終身医療保険「フレキシィ ゴールド エス<シンプルタイプ>」の保障内容・保険料

特徴・保障内容

フレキシィ ゴールド エス<シンプルタイプ>」には支払削減期間がなく、加入した初年度から十分な保障を受けられます。また、健康祝金が受けられるプランもあり、病気をしていない期間も保障されます。


入院、手術、先進医療が基本プランに組み込まれており、必要な保障をオプションでつけられるのも魅力です。

なお、告知項目は以下の通りで、以下の3つに当てはまらなければ加入できる可能性が高いです。
  • 最近3ヵ月以内に受けた医師による検査、検診または診察により、入院・手術またはガンの疑いでの再検査・精密検査をすすめられたことがある
  • 過去1年以内に、病気やケガで入院や手術を受けたことがある
  • 過去5年以内に、がん・肝硬変・統合失調症、アルコール依存症、認知症の病気と新たに診断されたこと、あるいはがん・肝硬変・統合失調症、アルコール依存症、認知症で入院や手術を受けたことがある

保険料

入院日額5,000円コースと10,000円コースがあり、それぞれにシンプルコースと保障充実コースがあります。加えて、健康祝金が受け取れるコースと受け取れないコースがあります。

ここでは、入院日額5,000円で健康祝金が受け取れる場合の料金をご紹介します。

30歳 男性30歳 女性
シンプルコース¥3,971¥3,921
保障充実コース¥5,794¥5,678
※こちらは2021年1月現在の金額になります。

告知なしで入れる保険「無告知型保険」の前に試したい保険


告知なしで入れる保険は保険料が割高なのがデメリット。保険期間と保障内容によっては、告知なしで入れる保険に入るよりも貯蓄をした方が良い場合もあります

ですので、告知なしで入れる保険への加入を決める前に、まずは一般の保険に入れるかトライしてみるのがおすすめです。一部条件つきで加入できる可能性があります。

一般の保険に加入できなかったら、次に、告知条件が厳しくない引受基準緩和型保険の加入を試してみるのが良いでしょう。

ここでは、一般の保険と引受基準緩和型保険の加入について、それぞれくわしく解説していきます。

ステップ①条件付きで一般の保険に加入する

保険会社やプランによって条件の違いがありますが、持病があっても一部条件つきで一般の保険に加入できる可能性があります。


持病がある場合につけられる条件は、一般に以下の3つがあります。

  • 部位不担保
  • 割増保険料
  • 保障額削減
部位不担保は、持病がある部位や持病と関連する部位については保障の対象外になるという条件。

持病は保障されませんが、他の病気にかかった場合には保障がされます。一般の保険は保険料が安く保障が手厚いので、まずは一般の保険への加入を試してみるのがおすすめです。

ステップ②告知の少ない引受基準緩和型保険に加入する

引受基準緩和型保険は、告知項目が3〜6つ程度と少ないのが特徴です。過去5年以内に入院や手術歴がなければ入れるものが多く、持病があっても入りやすい保険になっています。


一般の保険に比べて保険料が少し割高ではあるものの、死亡保障だけでなく医療保障も充実しています。様々な保険会社からたくさんのプランが販売されていて、自分に合ったものを選べます。


ですので、一般の保険に加入できなかった場合には、引受基準緩和型の保険の加入を検討してみましょう。

病気でも入りやすい保険の注意点


告知なしで入れる保険である無選択型保険は、一般に以下のデメリットがあります

  • 一般の保険や引受基準緩和型保険と比べて、保険料が割高
  • 保険金や給付金の上限が低い
  • 免責事項の範囲が広い
  • 死亡保険の場合には貯蓄の方がお得な場合もある

告知なしで入れる保険は、一般の保険や引受基準緩和型保険に断られた人でも入れる保険のため、保険金や給付金の上限額は低く設定されています。持病に関する保障が対象外になるなどの免責事項が広く設定されていると、十分な保障が受けられない場合があります。


また、死亡保険の場合には、加入後数年の間は納入した保険料に応じた額の保障しか受けられません。契約した時期によっては、納入した保険料以上の保障が受けられないこともあります。


このため、告知なしで入れる保険に加入する場合には、貯蓄保険加入のどちらにメリットがあるか、検討する必要があります。

保険に加入する必要が本当にあるのか

告知なしで入れる保険は、保険料が割高な上に保障が十分でない場合があります。ですので、一般の保険や引受基準緩和型保険と比べると加入するメリットが低いです。


このため、告知なしで入れる保険へ加入する意味があるかどうか、よく検討するのがおすすめです。


経済的な余裕や保険期間を考慮して、保険に頼らずに貯蓄をした方が良い場合もあります。


ご自身の健康状態保障内容と照らし合わせて、保険への加入が本当に必要かどうかをいま一度よく考えてみましょう。

加入する際には持病を隠すと告知義務違反に

一般の保険や引受基準緩和型の保険に加入する場合には、告知項目についてきちんと申告する義務があります。告知義務については「保険法」という法律にも定められています。


持病があったり通院歴があったりする場合には、つつみ隠さず正直に申告しましょう。


万が一、正しく申告しなかった場合には告知義務違反となり、契約解除契約取り消しになる場合があります。


なお、嘘の申告をしても、持病や手術歴などがあったかどうかは、保険金を請求する際に行われる保険会社の調査で判明してしまいます。


保険が支払われる病気や事故にあったときにも、保険料が支払われないことになりかねないので、素直に申告して、加入できる保険に入ることが大切です。

告知なしでも入れる保険は無選択型保険!しかし保障内容に注意

健康に自信がない場合でも、医師の診査や告知項目がない無選択型保険なら、健康状態にかかわらず保険に加入できます。


ですが、主に以下の3つのデメリットがあるので、注意が必要です。

  • 保険料が割高
  • 保障が限定的
  • 貯蓄した方が良い場合もある
医療保障が手薄で、ほとんど死亡保険である場合が多いです。保険料を納入した期間によっては、十分な金額を受け取れないケースもあります。

このため、告知なしで入れる保険を選ぶ場合には、以下の手順を試すのがおすすめです。
  1. 一般の保険への加入を試す
  2. 次に引受基準緩和型保険への加入を試す
  3. それでもダメなら無選択型保険を検討する
健康に不安があるからと言って、最初から告知なしで入れる保険に絞ってしまうのはおすすめできません。

告知なしで入れる保険は言ってみれば最後の砦です。

まずは一部条件つきでも一般の保険への加入を試し、次に引受基準緩和型保険にトライするのが良いでしょう。その際、複数の保険会社で検討すると、加入できる可能性が広がります。

ご自身の健康状態や経済状況にあわせて、もしものときにも安心して過ごせるような保険に加入しましょう。

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