更新日:2023/04/21
ADHD(発達障害)だと保険に入れない?ADHDでも入れる保険をご紹介!
ADHDなどの発達障害だと普通の医療保険や生命保険に入れるのでしょうか。また、発達障害でも入れる可能性の高いおすすめの保険にはどんなものがあるのでしょうか。この記事ではADHDでも加入できるおすすめの保険、がん保険や団信についてまとめました。
内容をまとめると
- ADHDでも普通の医療保険や生命保険に入れることもあるが、服薬や通院によりやや難しくなる
- 健康告知項目が少ない「引受基準緩和型」、健康告知の必要がない「無選択型」の保険は普通の保険よりも入りやすい
- おすすめの医療保険、生命保険はSBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」、コープ共済「たすけあい医療コース」、オリックス生命「医療保険新キュア・サポート・プラス」、SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」、アフラック「終身保険どなたでも」など
- がん保険は契約時点でがんにかかっていなければ発達障害でも加入できることが多い
- 発達障害に該当する方専用の保険として、ぜんち共済「ぜんちあんしん保険」などがある
- 発達障害を抱えていて、自分がどの保険に入れるかわからず不安な方は、保険のプロに無料保険相談を受けることがおすすめ
- 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
ADHD(発達障害)だと普通の保険に入れない?
ADHDをはじめとした発達障害は、人によって特性の強さや表れ方が異なる上、加入の可否は告知書への記載内容で判断されるため、普通の医療保険や生命保険に入れる可能性もあります。
ADHD(発達障害)でも入れるおすすめの医療保険
それではさっそく、ADHD(発達障害)と診断されていても入れる可能性の高い3つの医療保険をご紹介します。
それぞれの特徴などは以下をご参照ください。
特徴 | 告知項目 | 保障内容 | 保険料 | |
---|---|---|---|---|
SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険 | 入院と手術、先進医療を保障。更新することで100歳まで継続できる | 3つ | 入院給付金日額 5,000円コース⇒入院保障日額5,000円、手術保障5万円など | 入院給付金日額5,000円コース(30歳男性) 1,580円/月 |
たすけあい医療コース(V1000円コース) | 月額1,0000円の保険料。わずか2つの告知項目に該当しなければ申込みが可能 | 2つ | 入院保障日額2,000円、手術1・2・4万円、死亡・重度障害 10万円 | 月額1,000円 |
医療保険新キュア・サポート・プラス | 日帰りや短期入院から先進医療までを保障。7大生活習慣病の特約をつけられる | 3つ | 日額5,000円コース⇒入院給付金5,000円/日、手術給付金5万円(入院) | 入院給付金日額5,000円コース(30歳男性)特約なし 2,811円/月 |
SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」
SBIいきいき少短の「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」は3つの健康告知が「いいえ」であればOKの、引受基準型緩和型です。
そのため、ADHDの診断がおりていても入りやすい保険といえます。
申し込み可能年齢 | 満20歳以上84歳まで |
---|---|
満期以降の加入について | 毎年更新することで、100歳まで保障を継続できる |
告知項目は下記の3つです。(すべてが「いいえ」であれば加入できます)
- 3か月以内に医師による診察を受け、入院・手術・検査をすすめられた
- 1年以内に病気やケガによる入院や手術をした
- 5年以内にがんなどと診断された、あるいは入院・手術をした
入院保障 | 手術保障 | 先進医療保障 | |
---|---|---|---|
入院給付金日額5,000円コース | 日額5,000円 | 1回につき5万円 | 100万円まで |
〈80歳以上限定〉 入院給付金日額3,000円コース | 日額3,000円 | 1回につき3万円 | 100万円まで |
- 30歳男性
- 入院給付金日額5,000円コース
- 七大生活習慣病入院給付特則
- 月払い
コープ共済「たすけあい医療コース」
コープ共済「たすけあい医療コース」のV1000円コースは、たとえばADHDで薬を飲んでいたり通院中であっても、告知事項(A)に該当しなければ申し込みができる、加入のための条件がゆるやかな保険になります。
加入ができる年齢 | 0歳~満64歳 |
---|---|
保障期間 | 満65歳の満期日まで |
満期以降の継続コース | 満85歳まで「あいぷらす」プラチナ85で保障の継続が可能 |
告知事項(A)は以下の2つです。(「はい」となる場合は加入できません)
- 現在入院中ですか?
- 現在、医師から1年内の入院や手術をすすめられていますか?
保障内容 | 保険金額 | 備考 |
---|---|---|
病気入院・事故(ケガ)入院 | 日額2,000円 | 事故日初日からから184日分(20歳以上) |
事故(ケガ)通院 | 日額1,000円 | 事故日~180日以内かつ1日目から90日分 |
手術 | 1・2・4万円 | 規約で決められた支払対象となる手術の場合 |
長期入院 | 12万円 | 270日以上の連続入院 |
事故後遺障害※2 | 2~50万円 | 事故から2年以内 |
病気死亡・事故重度障害 | 10万円★ | 労災保険法の障害等級1・2・3級に該当する場合 |
事故死亡・事故重度障害※2 | 上記★にプラス50万円 | 事故から2年以内 |
住宅災害(火災等・風水害等)※3 | 3・15・30万円 | 一部焼壊(被害20万円以上)・床上浸水、半焼・半壊、全焼・全壊・流失の場合 |
※保険料(月掛金)1,000円
毎月の保険料(月掛金)は年齢などに関わらず一律1,000円です。
病気やけがをはじめ、住宅災害の保障もつくので、お手軽な保険料で万が一の保障に備えたい人にはおすすめの保険です。
※保障内容や保険料は変更される可能性がありますので、ご注意ください。
オリックス生命「医療保険新キュア・サポート・プラス」
- 3か月以内に医師から入院や手術、検査をすすめられましたか
- 2年以内に病気やケガで入院をしたり手術をうけましたか
- 5年以内にがんや統合失調症、認知症などで医師による診察、検査、治療、投薬などをうけましたか
日額10,000円コース | 日額5,000円コース | |
---|---|---|
入院給付金(病気) | 1日につき10,000円 | 1日につき5,000円 |
入院給付金(けが) | 1日につき10,000円 | 1日につき5,000円 |
手術給付金 | 10万円(入院) 5万円(外来) | 5万円(入院) 2.5万円(外来) |
先進医療給付金 | 先進医療技術料 と同額 | 先進医療技術料 と同額 |
先進医療一時金 | 先進医療給付金 10%相当額 | 先進医療給付金 10%相当額 |
- 30歳男性
- 入院給付金日額5,000円コース
- 月払い
ADHD(発達障害)でも入れるおすすめの生命保険
つづいて、ADHD(発達障害)でも入れる可能性のある生命保険のうち、おすすめのものをご紹介しましょう。
- SBIいきいき少短の「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」
- アフラックの「終身保険どなたでも」
特徴 | 告知項目 | 保障内容 | 保険料 | |
---|---|---|---|---|
SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険 | 引受基準緩和型、お葬式代くらいは用意したいという人むけの少額の死亡保険 | 3つ | 死亡保険金額ごとに100万円~300万円の3コースあり | 死亡保険金額200万円コース(30歳男性) 2,400円/月 |
終身保険どなたでも | 無選択型なので健康告知は不要。病気・事故問わず死亡保障が一生涯続く | なし | 月払保険額4,000円コース⇒40歳男性で病気死亡保険金1,114,000円 | 月々2,000円から1,000円単位で設定 |
「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」は引受基準緩和型、「終身保険どなたでも」は無選択型の保険です。
発達障害や精神疾患があっても加入のハードルは比較的低いですが、その分通常の保険よりも保険料が割増しになっています。
SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」
SBIいきいき少短の「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」は、万が一のときに他人に迷惑をかけない程度のお金を残したい、葬儀代くらいは用意したいというニーズに答えた、少額の死亡保険です。
3つの健康告知すべてが「いいえ」であれば、ADHDでも申込みができる可能性がある引受基準緩和型です。
告知項目は下記の3つです。
- 3か月以内に医師による診察を受け、入院・手術・検査をすすめられた
- 1年以内に病気やケガによる入院や手術をした
- 5年以内にがんなどと診断された、あるいは入院・手術をした
保障内容
死亡保険金額ごとに、100万円~300万円の3コースがあります。
死亡保険金 | |
---|---|
100万円コース | 100万円 |
200万円コース | 200万円 |
300万円コース | 300万円 |
※責任開始日から6か月以内は、それぞれ半額の死亡保険金になります
保険料例:2,400円/月
【契約例】
- 30歳男性
- 死亡保険金額200万円コース
- 月払い
毎年の更新により、90歳まで保障を受けることができます。
引受基準緩和型保険のため、一般的な保険よりも保険料は割高になっています。
さらに詳細な健康告知をすることで、割増しのない保険料の「SBIいきいき少短の死亡保険」を契約できる可能性もあります。
※保障内容や保険料は変更される可能性がありますので、ご注意ください。
アフラック「終身保険どなたでも」
アフラックの「終身保険どなたでも」 は、満40~80歳であれば健康状態を問わずだれでも加入することができる無選択型の保険です。
無選択型のため健康告知の必要はなく、保険料は割高の設定となっています。
保障内容:
【契約内容】月払保険額4,000円コース
契約時の満年齢 | 病気死亡保険金額 | 災害死亡保険金額 |
---|---|---|
40歳 | 1,114,000円 | 4,459,200円 |
50歳 | 838,000円 | 3,352,000円 |
60歳 | 604,400円 | 2,417,600円 |
70歳 | 392,000円 | 1,568,000円 |
※上記表は、契約から2年後以降に経過後に病気で亡くなられた場合の保険金額。2年以内の場合は、これまでに支払った保険料相当額が支払われます
※交通事故や所定の感染症によって死亡した場合には、契約からの経過日数を問わず死亡保険金額の4倍の金額を受け取れます
保険料
月々2,000円から、1,000円単位で契約することが可能です。
病気、事故に関わらず死亡したときに死亡保障がおり、保障は一生涯続きます。
無選択型のため保険料が割増されていること、契約日から2年後以降は設定された保険金額が、それ以前なら既に払い込んだ保険料相当額が戻ってくることが特徴です。
どの保険にもいえることですが、いずれも「ADHD(発達障害)などでも申込み可能な可能性が高い保険」という位置づけであり、100%加入できるというわけではありません。
※保障内容や保険料は変更される可能性がありますので、ご注意ください。
ADHD(発達障害)でも入れるおすすめのがん保険
現在、2人に1人がかかるといわれるがん。
治療内容によっては他の病気よりも医療費がかかるため、「自分はがん保険に入れるのか?」と気にしているADHD(発達障害)の方もいるかもしれません。
がん保険は、がんという病気に特化している保険であるため、加入するときの審査の項目に発達障害は含まれないことがほとんどです。
つまり、加入時にがんに罹患していなければ入ることができる可能性は高いと考えてよいでしょう。
ですのでがん保険については、たとえADHDなどの発達障害であっても、掛け金と保障内容のバランス、年齢や性別なども考慮して、自分にあった保険選びをすればよいのではないでしょうか。
ただし、保険である以上審査があり、その基準は保険会社によって異なります。
ADHD(発達障害)に該当する方専用の保険:ぜんち共済「ぜんちあんしん保険」
これまでいくつかの、ADHD(発達障害)でも入れる可能性のある医療保険・生命保険を解説してきました。
ここでは、ADHD(発達障害)などを抱える方専用の保険である、ぜんち共済「ぜんちあんしん共済」をご紹介します。
契約可能年齢 | 満5歳~満74歳まで(プランによって異なる) ※継続すると84歳まで契約可能 |
---|---|
加入できる人 | 知的障がい、発達障がい(自閉症、アスペルガー症候群、AD/HDなど)ダウン症、てんかんなどに該当する人とその家族・親族など |
保障内容:
ベーシックプラン | 充実保障プラン | |
---|---|---|
死亡保険金(病気・けが) | 10万円 | 120万円 |
死亡保険金(特定疾病) | 10万円 | 10万円 |
特定重度障害保険金 | 10万円 | 120万円 |
入院保険金(病気・けが) | 5,000円 | 10,000円 |
特定疾病入院保険金 | 3,000円 | 3,000円 |
入院一時金 | 10,000円 | 10,000円 |
手術保険金(1泊以上の手術) | 10,000円 | 50,000円 |
傷病通院保険金 | 2,000円 | 3,000円 |
弁護士への法律相談費用 | 5万円までの実費 | 5万円までの実費 |
個人賠償責任保険金 | 国内5億円 (国外1億円) | 国内5億円 (国外1億円) |
保険料(月払)
ベーシックプラン | おすすめプラン | 入院保障プラン | 充実保障プラン |
---|---|---|---|
1,300円 初回のみ5,800円 | 1,700円 初回のみ6,200円 | 2,700円 初回のみ7,200円 | 3,700円 初回のみ8,200円 |
ぜんちあんしん共済は、ADHD(発達障害)などの告知をする必要はありませんので、ADHDなどを抱えていても、申し込みがしやすい保険です。
保障内容について、上記の表には1番保険料が安い「ベーシックプラン」と最も保障が手厚い「充実保障プラン」の2つを記載していますが、その他「おすすめプラン」と「入院保障プラン」の4種類が用意されています。
そのため4つのプランの中から、必要な保障などに応じてプランを選ぶことができます。
死亡、入院、けがによる通院、被害事故における弁護士への相談などの保障までそろっているのが特徴です。
ADHD(発達障害)だと住宅ローンが組めない?団信が通らなかった時の対処法は?
団信(団体信用生命保険)とは、住宅ローンの契約者が死亡したり障害を負った場合に、ローンの残額を代わりに払ってくれる保険です。
- 通常の「銀行の住宅ローン」と「ワイド団信」の組み合わせ
- 「フラット35」と「引受基準緩和型収入保障保険」の組み合わせ