更新日:2023/04/09
発達障害だと保険に入れない?発達障害でも入れる医療・生命・がん保険を紹介!
発達障害の人でも保険へ加入できるかどうかのポイントや加入することのできるおすすめの医療保険、生命保険も紹介しています。団体信用生命保険やグレーゾーンなどについても説明していますのでローン組めないかもと悩んでいる人も必見です。
内容をまとめると
- 発達障害の人でも、通院や治療、服薬がない場合は通常は普通の医療保険や生命保険に加入できる場合もある
- 通常の保険への加入が出来ない場合には、障害者専用の保険や引受基準緩和型の保険を検討する
- がん保険は、発達障害の人でも他の疾患がない場合には通常のがん保険に加入できる場合もある
- 今ならスマホ1つでオンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
発達障害だと普通の保険に入れない?
周知の事実であると思いますが、発達障害は病気ではありません。
しかし、生まれながらにして脳の発達が通常と異なるために機能に障害が生じます。その結果不得意なことがあったり、コミュニケーションが苦手であるなどひとによって様々な特性が出てきますが最近ではよくグレーゾーンなどと呼ばれることもあります。
この症状は、幼少期から出てきますが診断がつかないまま大人になるひともいます。今でこそ理解が深まっている発達障害ですが昔はあまり知られていませんでした。
そのため、大人の発達障害と呼ばれるように大人になってから分かったというケースも増えています。
そこで気になるのが、発達障害やグレーゾーンと診断された場合には普通の保険に加入できるのかどうかということだと思います。
結論からいうと、普通の保険へ加入できる場合もあれば、難しい場合があります。
その理由は症状やその程度が個人個人で違うためです。
精神的な症状が重く薬を服用している場合などは、通常の保険では告知でひっかかってしまうため通常の保険加入が難しいです。そのような場合は引受基準緩和型保険であれば加入できる可能性が高くなります。
なぜなら、引受基準緩和型保険は告知が通常の保険に比べて優しく持病のある人にも加入しやすくなっているためです。
もしそれでも厳しい場合には無選択保険であれば条件なく加入できます。
ただし、引受基準緩和型保険や特に無選択型保険は保険料が高く、保険金の給付基準も厳しいという特徴があります。
これは発達障害に限ったことではなく、持病がある場合には病気になるリスクも高いということなので基準が厳しくなるためです。
なかには、発達障害は見た目では分からないので隠して加入すればいいのではとおもう人もいるかもしれませんがこれは告知義務違反となります。
告知義務違反をすれば加入できても給付金が貰えなかったり契約解除となることもあるので絶対にしてはいけません。
また知らない人もいるかもしれませんが、実は発達障害のひと専用の保険があります。ここからはこのような商品も含めて発達障害のひとが加入することの出来るおすすめの保険を紹介していきます。
発達障害に該当する方専用の保険:ぜんち共済「ぜんちあんしん保険」
発達障害のひと専用の保険はぜんち共済の「ぜんちあんしん保険」です。
特徴
- 障害のある人やその家族のための保険
- 年齢、性別関係なく保険料は一定
- 弁護士費用無料
- 知的障害
- 発達障害
- ダウン症
- てんかん
保険料は年齢や性別などで変わることなく保障内容に応じて一定です。
そして、虐待や消費者被害などのトラブルがあった場合には、障がいを持っている方の擁護に詳しい専門弁護士が解決までを全面サポートしてくれるだけでなく、その費用は保険会社負担になります。
告知項目
- 健康告知および医師の診査不要
プランは、
- ベーシックプラン
- おすすめプラン
- 入院重点プラン
- 充実保障プラン
ここではベーシックプランの保障内容を紹介します。
保障内容 | 金額など |
---|---|
死亡保険金 | 病気・けが→10万円 特定失病→10万円 |
特定重度障害保険金 | 10万円 |
入院給付金 | 病気・けが→日額5,000円(1回の入院30日まで) 特定失病→日額3,000円(1回の入院30日まで) |
手術保険金 | 公的医療保険対象の手術→10,000円 |
入院一時金 | 10,000円 |
通院給付金 | ケガによる通院→日額2,000円 (1回の事故につき30日まで) |
権利擁護費用保険金 | 弁護士相談→5万円以内実費分 弁護士委任→100万円以内実費分 弁護士への接見依頼→1万円以内実費 |
示談交渉サービス付き 個人賠償責任保険金 (東京海上日動) | 国内→5億円 海外→1億円 |
保険料
保険料については最初の説明したように年齢や性別に関係なくプランごとに一律で決まっています。
プラン名 | 保険料 |
---|---|
ベーシックプラン | 月額1,300円 |
おすすめプラン | 月額1,700円 |
入院重点プラン | 月額2,700円 |
充実保障プラン | 月額3,700円 |
「ぜんちあんしん保険」は、障がいを持っている方のために作れた唯一の保険です。
そのため保障内容をみてわかるように、他の生命保険とは違い弁護士費用や大きな個人賠償責に対する保障がついています。
発達障害でも入れるおすすめの医療保険
さきほどは、障がいをお持ちの方専用の保険について紹介しましたが、それ以外でも加入できる可能性のある保険はいくつかあります。
ここでは、発達障害でも入れるおすすめの医療保険として
- SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」
- コープ共済「たすけあい医療コース」
- 保険商品の特徴
- 告知項目
- 保障内容
- 保険料
SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」
まずSBIいきいき少短の「SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険」について説明していきます。
特徴
- 直近3か月以内に医師に入院、手術または検査を勧められたか
- 1年以内に病気やケガで入院、または手術を受けたか
- 5年以内に、がんと診断されたことがある。または、5年以内にがん・肝硬変で入院・手術を受けたか
- 入院保障
- 手術保障
- 先進医療保障
- 入院給付金日額5,000円
- 入院給付金日額3,000円
保障内容 | 保障金額など |
---|---|
入院保障 | 日額5,000円 ・日帰りからから60日まで |
手術保障 | 50,000円/回 |
先進医療保障 | 100万円/年まで |
また、加入者向けサービスが豊富で
- 24時間相談電話無料
- セカンドオピニオンサービス
- 人間ドック優待
- こころのサポート
- いきいき無料保険相談
- サプリメント購入優待
コープ共済「たすけあい医療コース」
続いてコープ共済の「たすけあい医療コース」を説明します。
特徴
- V1,000円コース
- V2,000円コース
- V3,000円コース
告知事項
- 現在入院中か
- 現在、医師から入院・手術をすすめられているか
- 直近1年以内に病気やケガで医師の診療をうけたか(既に治療が終わり今後診療の必要がい場合は「いいえ」となる)
- 直近1年以内に健康診断(妊婦検診・乳児検診含む)で異常を指摘されたか
- 直近5年以内で別表1の病気で医師の診療をうけたか
- 直近5年以内に帝王切開を受けたか(15歳以上の女性のみ)
病気の種類 | 病名 |
---|---|
がん | 悪性新生物・白血病 肉腫・骨肉腫 悪性リンパ腫 |
脳 | 脳卒中・脳梗塞・脳出血 くも膜下出血・脳動脈瘤 |
心臓 | 狭心症・心筋梗塞・心臓弁膜症 先天性心疾患・心筋症 上室性頻拍・心室頻拍 心房細動・心房粗動 |
肝臓 | 脂肪肝・肝硬変・肝炎 肝炎ウイルスキャリア 肝機能障害 |
その他 | 高血圧症・糖尿病 統合失調症・アルコール依存症 薬物依存症 |
- 入院歴の有無
- 最新の数値が一定の範囲内であるか
- 現在、入院中であるか
- 現在、医師から今後1年以内の入院・手術をすすめられていないか
保障内容 | 保障金額など |
---|---|
入院給付金 | V1,000円コース→日額2,000円 V2,000円コース→日額5,000円 V4,000円コース→日額10,000円 (1日目~184日目まで) |
事故通院給付金 (ケガ) | V1,000円コース→日額1,000円 V2,000円コース→日額1,500円 V4,000円コース→日額3,000円 |
手術給付金 | V1,000円コース→1・2・4万円 V2,000円コース→2・4・8万円 V4,000円コース→4・8・16万円 |
長期入院給付金 (270日以上連続) | V1,000円コース→12万円 V2,000円コース→30万円 V4,000円コース→60万円 |
事故後後遺症害 | V1,000円コース→2~50万円 V2,000円コース→4~100万円 V4,000円コース→8~200万円 |
死亡給付金(病気) 重度障害 | V1,000円コース→10万円 V2,000円コース→10万円 V4,000円コース→20万円 |
死亡給付金(ケガ) 事故重度後遺症害 | 上記にプラスして V1,000円コース→50万円 V2,000円コース→100万円 V4,000円コース→200万円 |
住宅災害 | V1,000円コース→3・15・30万円 V2,000円コース→3・15・30万円 V4,000円コース→6・30・60万円 |
- 先進医療
- 個人賠償責任保険
発達障害でも入れるおすすめの生命保険
さきほどは、発達障害の人におすすめの医療保険を説明しましたが今度は、発達障害のひとでも加入することができるおすすめの生命保険として
- SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」
- アフラック「終身保険どなたでも」
- しょうひんの特徴
- 告知事項
- 保障内容
- 保険料
SBIいきいき少短「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」
発達障害の人におすすめの生命保険の1つ目は、SBIいきいき小短の「SBIいきいき少短の持病がある人の死亡保険」です。
特徴
- 100万円コース
- 200万円コース
- 300万円コース
- 直近3カ月以内に医師による診察で入院・手術・検査をすすめられたか
- 直近1年以内に入院し手術を受けたか
- 直近5年以内にがんと診断されたか、またがん・肝硬変で入院・手術を受けたか
保障内容 | 保険金額など |
---|---|
死亡給付金 | 100万円コース→100万円 200万円コース→200万円 300万円コース→300万円 |
- 24時間無料電話相談
- セカンドオピニオン
- 人間ドック優待
- こころのサポート
- いきいき無料保険相談
- 相続サポート優待
- 葬儀費用優待
- サプリメント購入優待
保険料
- 1→100万円コース
- 2→200万円コース
- 3→300万円コース
年齢/性別 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20~24歳 | 1→不可 2→2,240円 3→3,360円 | 1→不可 2→1,260円(クレカ払のみ) 3→1,890円 |
25~29歳 | 1→不可 2→2,400円 3→3,600円 | 1→不可 2→1,400円(クレカ払のみ) 3→2,100円 |
30~34歳 | 1→不可 2→2,400円 3→3,600円 | 1→不可 2→1,580円(クレカ払のみ) 3→2,370円 |
35~39歳 | 1→不可 2→2,400円 3→3,600円 | 1→不可 2→1,700円(クレカ払のみ) 3→2,550円 |
40~44歳 | 1→不可 2→2,540円 3→3,810円 | 1→不可 2→1,740円 3→2,610円 |
45~49歳 | 1→1,530円 2→3,060円 3→4,590円 | 1→不可 2→1,940円 3→2,910円 |
50~54歳 | 1→1,880円 2→3,760円 3→5,640円 | 1→1,100円 2→2,200円 3→3,300円 |
55~59歳 | 1→2,400円 2→4,800円 3→7,200円 | 1→1,270円 2→2,540円 3→3,810円 |
60~64歳 | 1→2,930円 2→5,860円 3→8,790円 | 1→1,510円 2→3,020円 3→4,530円 |
アフラック「終身保険どなたでも」
では次に発達障害の人におすすめの生命保険の2つ目のアフラック「終身保険どなたでも」を説明していきます。
特徴
保障内容 | 保険金額など |
---|---|
死亡給付金 | 30万円~300万円 (保険料で決まる) |
年齢/性別 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
40歳 | 病気死亡→1,114,800円 災害死亡→4,459,200円 | 病気死亡→1,372,000円 災害死亡→5,488,000円 |
50歳 | 病気死亡→838,000円 災害死亡→3,352,000円 | 病気死亡→1,073,200円 災害死亡→4,292,800円 |
60歳 | 病気死亡→604,400円 災害死亡→2,417,600円 | 病気死亡→788,800円 災害死亡→3,155,200円 |
発達障害でも入れるおすすめのがん保険
がん保険は医療保険とは異なり、がんに焦点を当てた保険です。
告知事項も今後のがんにかかるリスクを図る内容となっています。例えば
- 今までにがんにかかったことがあるか
- 5年以内に特定の疾患にかかったことがあるか
そのため、基本的には発達障害の人でも特に問題なく加入できる可能性が比較的高いです。
しかし、繰り返しにはなりますがこれはあくまで可能性であり、絶対ではありません。
発達障害でも県民共済には加入できる?判断ポイントを解説!
県民共済は、各組合に居住地または勤務地があることを条件に加入する共済です。保険と同様に告知があるので、基本的には健康であることが条件になります。
そのため、説明した他の医療保険や生命保険と同じく、発達障害の人でも加入できる場合とできない場合があります。
ポイントは、発達障害と診断されたかではなく
- 発達障害の治療のために薬を服用しているか
- 通院、治療を行っているか
実際に青森県民共済の告知事項はをみてみると
- 現在、治療中の病気やけががあるか。また検査や治療が必要と指摘されているか
- 慢性疾患があるか、または医師から治療をすすめられているか。もしくは慢性疾患が治癒して5年以内か
- 慢性疾患または中毒の薬を服用しているか
- 過去1年以内に14日間の入院をしたか
- 手術をして治癒して1年以内か
- 体に残り障害や先天性障害で日常生活に手助けが必要か
この告知事項の中に出てくる薬は
- 血圧降下剤
- 抗潰瘍剤
- 鎮痛剤
- 睡眠剤
- 抗糖尿病剤
- 精神安定剤
- 覚醒剤・違法ドラッグ
- 麻薬・大麻
が指定されています。
発達障害と診断され、上記に該当する薬を服用している場合には告知ちなくてはなりません。逆に、薬を服用していない人は告知する必要がありません。
その場合は加入できる可能性もぐっと高くなります。
ただし、こちらについても可能性なので詳しくは県民共済へきちんと事前に確認するようにしましょう。
県民共済について詳しくしりたい人は各県民共済の公式HPも参考にして下さいね。
発達障害だと住宅ローンが組めない?団信が通らなかった時の対処法は?
住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険というものに加入します。
この団体信用生命保険は、契約者に万が一のことがあった際に返済を助けてくれる大切なものなので金融機関によってはローンとセットで加入することが条件となっていることも多いです。
しかしこの団体信用生命保険にも、通常の生命保険同様に告知があります。そのため発達障害の人が加入できない場合もあります。
ただし、これも発達障害は一律に駄目ということではなく、各保険会社の診査を受けてみないと分かりません。
保険会社を変えることで加入できるというパターンもありますので、ローンを組みずらい可能性はありますがローン組めないかもとすぐに諦めるのではなく金融機関を通してきちんと相談してみましょう。
また、審査が通らなかった場合には
- 引受基準緩和型の団体信用生命保険
- 団体信用生命保険ではない生命保険
団体信用生命保険も普通の生命保険同様に引受基準緩和型がありますので審査が通らなかったときはまずそちらをチャレンジしてみましょう。
また、もう1つの方法は団体信用生命保険の加入は諦めて、その分ほかの引受基準緩和型の生命保険などで備えるという方法もあります。
これが出来るにはローンを組む条件に団体信用生命保険への加入がない場合になりますが、一家の大黒柱に何かあった時に残された家族がローン返済に困ることのないようにきちんとした備えをしておきましょう。
このように発達障害の人でもローン組めないというわけではなく、方法はありますのでぜひ参考にして下さい。