公務員に医療保険は不要か? 不要論から見る医療保険の必要性を解説!

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「公務員だから医療保険は不要」

そんなことを耳にしたことはありませんか?

公務員は医療に関する保障が手厚いので、民間の医療保険への加入は不要と思われがちです。ですが、民間の医療保険には終身保障や保険適用外の治療保障もあるので、公務員でも加入するメリットは大きいです。

公務員が加入している共済保険は、基本的に公務員として働いている間の保険です。退職後2年間は任意延長できますが、その後は共済保険の内容は適応されません。一般の国民健康保険が適用されます。

さらに60歳で定年退職をしてから医療保険に加入すると、月々の保険料が高くなってしまうデメリットがあります。共済保険の保障が手厚くても、若いうちに民間の医療保険にも加入しておくと安心です。

このため、公務員でも民間の医療保険に加入しておく必要があります。

そこで今回は、
  • 公務員には医療保険が不要と言われている理由
  • 公務員でも医療保険が必要なわけ
  • 公務員におすすめの医療保険
  • 場合によっては生命保険やがん保険も必要
以上についてくわしくご紹介します。

公務員のみなさまやそのご家族にとって、医療保障が十分かどうかは大切な問題です。ぜひ最後まで読んで、民間の医療保険への加入検討に役立ててくださいね。

内容をまとめると

  1. 公務員でも民間の医療保険に加入する必要性はある
  2. 公務員は病気やケガなどで休んだときの保障が手厚い
  3. 公務員が民間の医療保険に加入するメリットは3つある
  4. がん保険や生命保険も必要性を感じたら加入すべき
  5. 民間の医療保険へ加入すべきか迷ったら、まずは無料の保険相談がおすすめ
  6. 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒に複数の保険を比較して入る保険を決められる
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公務員に医療保険は不要はほんと?

結論から言うと、公務員でも医療保険は必要です。


たしかに公務員は休職時などの保障が手厚く、思わぬ病気やケガにも柔軟に対応できます。医療保険は不要と思われがちですが、保障が一生涯つづくわけではありません。


その点、民間の保険なら保障が一生涯つづくものを選べますし、特約などをつけて自分にあった保険にカスタマイズも可能です。


そもそも、公務員の福利厚生を含めた保障については、これから少しずつ縮小していく可能性があります。少子高齢化により、国の財政の見通しは明るいとは言えません。このままでは保障制度が崩壊してしまいかねないので、公務員への優遇は次第に減っていくと予想されます。

このため、いつまで続くかわからないものに頼るより、民間の医療保険に加入しておいた方が安心ですよ。

公務員に医療保険が不要と言われている理由

公務員でも加入のメリットが大きい医療保険ですが、なぜ不要と言われているのでしょうか。理由は、大きく3つあります。

  • 仕事を休んでいても1年間は最低でも給与の8割がもらえる
  • 高額医療費制度や一部負担金返戻金がある
  • 団体保険に加入している
公務員は休職時の保障が手厚く、仕事ができない期間でも申請すれば給与が受け取れます。また、医療費が高額になった場合でも、一般の人よりも負担が少なくなります。

公務員に医療保険が不要と言われている理由について、それぞれくわしく見ていきましょう。

公務員は病気で働けなくなったとき、1年間給与の8割をもらえる

公務員は、病気で働けなくなった場合、以下のように給与が支給されます。

  • 休暇取得から90日間:全額支給
  • 91日目〜1年後:8割
  • 2年目〜3年後:無給
休暇取得から1年経過すると給与は受け取れませんが、代わりに傷病手当金が支給されます。この傷病手当金は標準日額の2/3の金額になるので、休職前に受け取っていた給与のおよそ6割を受け取れます。

また、過去半年間の勤務実績によっては、ボーナスも支給されます。ボーナスが支給される条件は各地方自治体によって違いがあるので、所属している地方自治体の条例をチェックしてみてくださいね。

なお、公務員は病気やケガで休職していても、3年間は在籍したままでいることが可能です。3年間は職を失う心配なく、病気療養ができます。

高額医療費制度があり、一部負担金払戻金なども場合によっては支給される

医療費が高額になった場合、高額医療費制度を利用すれば自己負担は8〜9万円程度になります。公務員にはさらに追加で一部負担金返戻金もあるので、実質の負担は一般的な所得で2万5,000円程度、標準報酬月額530,000円以上の上位所得者でも5万円程度に抑えられます。

一般の制度でも高額医療費制度はありますが、公務員には一部負担金返戻金があるのが特徴です。このため、医療保険への加入が不要と考える人が多いです。

ですが、保障は一生涯つづくわけではありません。退職後から2年は任意継続ができますが、その後は公務員の医療保障が受けられなくなります。

大きな病気になる可能性は歳をとるごとに増していきます。公務員だから医療保険は不要とせずに、民間の医療保険へ加入しておくと安心ですよ。

公務員や教職員で団体保険に加入している場合が多い

公務員や教職員の場合、職場の先輩方から団体保険の加入をすすめられることが多いです。このため、民間の医療保険への加入は不要と考えているケースが多数みられます。


ですが、社会人になりたてのころによくわからないまま加入している場合が多く、不要な保障内容がついていたり、逆に保障内容が不十分であったりする場合もあります。


このため、団体保険に入っているからと安心せず、保障内容を見直すことが大切です。


団体保険は保障が手厚いのが特色ですが、余計な保障がついていて割高になっていることもあります。民間の医療保険の方が、必要な保障だけを手厚くできるため、結果的に保険料が安くなる可能性もあります。

公務員の医療保険が必要な理由

公務員だから医療保険は不要とは言えません。公務員はたしかにさまざまな面で優遇されていますが、今後もその保障が続くとは限りません。


少子高齢化の影響もあり、国の財政は厳しいものになっています。いまと同じような公務員の優遇制度が続けば、制度自体が破綻してしまうでしょう。


実際、公務員の退職金が少なくなったり、受けられる補償が減ったりしています。今後もこの流れは加速していくと考えられています。


また、公務員を退職した後は国民健康保険へ加入することになります。国民健康保険でも高額療養費制度は利用できますが、一部負担金返戻金などの付加給付は受けられなくなります。


これらが、公務員に医療保険が不要とは言えない理由になります。

公務員でも特に医療保険が必要な人とは?

公務員でも特に医療保険は必要な人は、以下の2つのケースです。

  • 貯蓄がない人
  • 終身保障が必要な人

公務員でも貯蓄がないと、自由診療や先進医療を受けたい場合に治療費をまかなえなくなります。


また、退職後に大きな病気をした場合にも、医療負担は大きくなります。


たしかに、国民健康保険でも高額療養費制度は利用でき、医療費が高額になったとしても負担金は1ヶ月で8万円〜9万円程度に抑えられます。


ですが、共済保険に加入していたときのように一部負担金返戻金は受けられません


共済保険へ加入していたときの負担金が1ヶ月2万5,000円程度で済んでいたことを考えると、負担が3倍以上になります。


このため、保障が一生涯つづく、民間の医療保険に加入するメリットがあります。

公務員におすすめの医療保険


公務員にもおすすめな医療保険を2つご紹介します。

  • 新キュア(新CURE)
  • トリプルガード
以上の2つの保険は、不要と思われていた公務員の医療保障が行き届かない点を、カバーしてくれている保険です。

値段も手ごろで保障も手厚いので、加入しやすいのが特徴です。

それぞれの保障内容や保険料について一覧表にまとめたので、ぜひ保険選びの参考にしてくださいね。

新キュア(新CURE)

オリックス生命の「新キュア(新CURE)」は、病気やケガで入院や手術を受けたときに給付金が受け取れる医療保険です。


がんや糖尿病などの七大生活習慣病への保障が手厚く、先進医療も通算で最大2,000万円が保障されます。


また、より手厚い保障を求めている場合、重度三疾病一時金特約やがん一時金特約、入院一時金特約などの特約をつけることも可能です。

基本プラン 30歳男性基本プラン 30歳女性
保険料1,531円1,683円 
保険期間終身終身
保障内容入院日額:5,000円
手術給付金:入院中10万円/外来2.5万円
先進医療給付金・一時金:2,000万円
入院日額:5,000円
手術給付金:入院中10万円/外来2.5万円
先進医療給付金・一時金:2,000万円

トリプルガード

教職員共済が提供する「トリプルガード」は、死亡保障である団体生命共済と入院保障である医療共済、特定の病気に対する保障の3つがあわさった保険です。


こちらの共済に加入できるのは、保育園や幼稚園の先生を含む教職員に限られます。


また、「トリプルガード」は保障内容を細かく設定できるのが特徴です。


入院保障は1,000円〜1万円、死亡保障は100万円〜3,000万円と幅広く、自分に合った保険にカスタマイズが可能です。


また、団体生命共済と医療共済は、それぞれ単独でも加入できます。

30歳男性 一例30歳女性 一例
保険料2,140円2,140円
保険期間90歳まで90歳まで
保障内容入院日額:5,000円
手術給付金:種類により20万円~5万円
死亡保障:1,000万円
入院日額:5,000円
手術給付金:種類により20万円~5万円
死亡保障:1,000万円

公務員に生命保険やがん保険は必要?不要?

公務員に生命保険やがん保険が不要とは言えません。必要と思ったら加入することをおすすめします。


例えば、がんには遺伝要素があると言われています。親族にがんにかかった人が多い家系なら、将来ご自身ががんになる可能性を考えて、がん保険へ加入しておくと良いでしょう。掛け捨ての保険ですが、がんになったときに入院や通院、抗がん剤治療などの手厚い保障が受けられます。


また、家族や子どもがいる場合、生命保険に加入しておくと安心です。生命保険は、主に病気やケガで死亡したときに支払われる保険です。


自分が死亡した際に発生する、葬儀やお墓に関する資金の工面だけでなく、のこされた家族のその後の生活の助けになるでしょう。


どのような保険に加入するのが最適なのか迷ったら、無料で相談できるほけんROOM相談室がおすすめです。専門家から適切なアドバイスを受けられますよ。

まとめ:公務員でも医療保険は不要でなく、加入すべき!


公務員には不要と言われている医療保険ですが、加入するメリットはたくさんあります。
  • 先進医療や自由診療についての保障がある
  • 保障が一生涯つづく
  • 必要な保障のみを手厚くできる
公務員が加入している共済保険は、一般の人が加入している国民健康保険や社会保険よりも、保障が手厚いのが特徴です。また、公務員は病気やケガで休んでも1年間は最低8割の給与が支払われるので、もし病気やケガで長期休暇が必要になった場合でも安心して休養できます。

ですが、共済保険は公務員として働いている期間のものなので、一生涯つづくわけではありません。また、保険適用外の先進医療や自由診療は保障されないため、もしものときにまとまったお金が必要になる可能性もあります。

このため、公務員でも貯蓄の少ない人や終身保障を受けたい場合には、民間の医療保険への加入をおすすめします。

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公務員だから医療保険は不要と考えず、民間の医療保険のメリットも含めて医療保険の加入を検討して、もしものときに備えましょう。

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