医療保険の女性疾病特約は必要か?おすすめの商品や女性なら付けたほうがいいのか解説

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。
女性は医療保険に加入するとき、女性疾病特約を付加するか悩むと思います。

女性であれば、やはりつけておくに越したことはない、と考える人も少なくなりません。
もちろん、あればいざというときには安心ですね。

しかし、女性特約は絶対に必要なものなのでしょうか。
実は、必ずしも特約を付加しなくても、十分に対応できる仕組みになっているのです。

そこで今回は、
  • 医療保険の女性疾病特約のしくみ
  • 特約があれば、妊娠・出産期は、帝王切開や異常分娩でも利用できる
  • 公的制度も充実しているため、必ずしも特約をつけなくてもいい
  • 女性特約もメリットとデメリット
  • 追加の保障がほしいときの、おすすめの女性向け医療保険
以上について、解説します。

この記事を読んでいただければ、女性特約の必要性やメリットなどはもちろん、女性を支える公的医療制度のことも知っていただけます。

特約はなんとなく付加するのではなく、自分には本当に必要か、なぜ必要なのか、ということを明確にすることが大切です。

特約を付加するにも費用がかかります。
その点を検討しながら、自分に合った保障や特約を見つけるヒントにしていただけるでしょう。

ぜひご覧ください。

内容をまとめると

  1. 医療保険の女性疾病特約女性特有の病気に対する上乗せの保障が受けられる
  2. 帝王切開異常分娩でも利用できる
  3. 必要かどうかは、目的やライフプランを明確にしてからのほうがいい
  4. メリットとしては手厚い保障を受けられるので、いざというとき安心
  5. 費用が追加でかかり、場合によってはムダになることもある
  6. 医療保険の女性疾病特約のことで心配な方は、保険の専門家に無料相談するのがおすすめ
  7. いまならスマホ1つで無料オンライン相談ができるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
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医療保険の「女性疾病特約」とは


医療保険に加入する際、よく目にする「女性疾病特約」。

これは、生殖器や乳房など女性だけがもつ身体的特徴にかかわる病気に対する女性特約のことです。


たとえば、乳がん子宮がんなどはその代表例。

しかし、その医療保険や女性特約でカバーされる範囲は保険会社によってもさまざまです。


そこでまずは、

  • 女性特有の病気は保険会社によって異なる
  • 帝王切開や異常分娩でも利用できる

について、解説します。


女性特約が必要かな、と悩んでいる方も多いですが、まずはその内容を確認してみてください。

女性特約がカバーする「女性特有の病気」は保険会社によって異なる

女性特約がカバーする「女性特有の病気」の範囲については、保険会社によって異なります。


基本的には、女性だけが発症する可能性のある病気全般ののことを指していますが、保険会社ごとに、保険対象としている疾病は異なります。


もちろん、子宮がんや乳がん、子宮筋腫など多くの保険会社が扱っている病気もたくさんあるので、加入したり特約をつけるときに、希望する病気が保険で保障されるかどうかをチェックする必要があります。


加入したあとで、「この保障が欲しかったのにカバーされない」となっては大変です。

加入するときは、本当に必要かどうかを吟味してください。


ここでは、女性疾病特約でカバーできる代表的な病気を以下に挙げておきます。

  • 子宮がん
  • 乳がん
  • 子宮筋腫
  • 帝王切開
  • 女性生殖器に関わる病気
  • 乳房に関わる病気

帝王切開や異常分娩も保障の対象

女性疾病特約では、妊娠にかかわる帝王切開異常分娩も保障の対象になります。


妊娠・出産は女性にとっては大変なこと。

帝王切開などは治療行為にあたるため、国からの補助も受けられますが、保険でカバーしてもらえると、より心強いのではないでしょうか。


保険に加入しておけば、以下のような手当てが受けられます。

  • 入院給付金
  • 手術給付金

入院給付金は、1日あたりの給付額が決まっているものが多いです。

また、手術給付金は1回の手術に対して、まとまった金額が支給されます。


たとえば1日5,000円の入院給付金と、1回あたり5万円の手術給付金が出る保険で、10日間入院すると、以下の金額を受け取れます。

5,000×10日間+50,000円=100,000円

もちろん、これで全ての費用が賄えるわけではありませんが、公的医療保険も重ねて利用できるので、経済的に安心でしょう。

女性疾病特約は必要か?女性ならつけるべき?


女性疾病特約が必要かどうかは、悩むポイントのひとつです。

女性なら、やはりつけておいたほうがいいのか、と考える人も大勢いますが、本当に必要なのでしょうか。


実際のところをいえば、それほど必要性は高くないといえます。


そこで次は、

  • 女性特約の必要性は高くない
  • 通常の医療保障で対応できる
  • 目的を明確にして女性特約を追加する

以上について、解説します。


女性特約が必要かどうかを、いま一度検討してみてください。

必要性はそれほど高くない

医療保険の加入のとき、必要かと悩む女性特約ですが、実際のところ、必要性はそれほど高くありません。

つまり、必ずしもつけておかなくても大丈夫です。


女性だけの病気といっても、他の病気と治療費が大きく変わりません。

もちろん、医療保険によって保障範囲は異なりますが、ある程度の病気やケガなどはそちらで十分保障を受けられます。


また、保険料が3割負担の人は高額医療制度などもあり、いきなり高額な負担を強いられることもありません。


一部、公的医療保険では対応できない病気(たとえば乳房再建手術など)もあるので、保障が追加で受けられればありがたいですが、これらは稀なケースです。


そのため、通常の医療保険で十分対応できます。

女性特有の病気は女性特約を付けなくても保障される

女性特約は「特約」というだけあって、いわゆる通常の保障に上乗せして保障するものになります。


一般的に、民間の医療保険でも公的医療保険でも、女性特有の病気は女性特約をつけなくても保障されるわけです。


女性であれば特に気になる出産についても同様です。

正常な出産であれば別ですが、帝王切開異常分娩は治療行為と判断されるため、公的医療保険でも利用できます。


もちろん、特約によって費用をカバーすることもできますが、そのためだけに長く加入しておくのはもったいないのではないでしょうか。


いま加入している保険で十分満足しているなら、あえて追加することはありません。

必要かをしっかり吟味してください。

「何のために女性疾病特約をつけるのか」が大事

女性特約が必要かどうかについては、「何のために女性疾病特約をつけるのか」を考えることが大切です。


たとえば、「将来がんになるかもしれない」という不安だけで保険に加入するとムダになりやすくなります。

そういうときは、コストばかりがかさみ、メリットを享受できる範囲が狭くなってしまうからです。


しかし、「もし子宮がんなどで働けなくなったら困る」「遺伝的にがんになる可能性が高い」など、明確な目的やプランがあれば、加入してもいいでしょう。


そのときは、どこまで保障するか、金額はどうするかなど、ライフプランに合わせて検討してください。


貯蓄と治療費のバランス仕事ができなくなる上でのリスクなどと合わせて、必要かを考えておくと無駄がありません。

女性疾病特約のメリット・デメリットを紹介


女性疾病特約が必要かどうかは、やはり個々の状況に大きく影響されます。


検討すべき点は、

  • いざというときの保障を手厚くしておきたい
  • 医療保険の保障で十分対応できる

です。


そこで次は、女性疾病特約について、

  • 特約をつけるメリット
  • 特約をつけるデメリット

以上について、解説します。


それぞれの状況に合わせて、どうするのが適切か本当に特約が必要かをじっくり考えてください。

女性疾病特約を付加するメリット

女性疾病特約が必要かどうかについて、メリットには以下のようなものがあります。

  • デリケートな部分に関する病気が多い
  • 30~50代にかけての罹患率が高め
  • 公的保険のきかない手術などがある
女性に限定される病気は、子宮乳房などデリケートな部分に関するものがほとんど。
そのため、たとえば病室を個室にしたり、専門の病院に通ったりするほうが安心です。

そういった点に関しては費用がかかりがちですが、女性特約があればその心配もありません。

また、働き盛り、もしくは家族のために病気で休めない30~50代の女性が、病気にかかりやすいというデータがあります。

さらに、乳房再建手術などは手術方法によっては保険が使えないものもあるので、いざというときのために特約を追加しておくと、経済的な不安を抑えることができるでしょう。

女性疾病特約を付加するデメリット

一方で、女性疾病特約が必要かどうかについてデメリットも、以下のようなものがあります。

  • 保険費用が上乗せになる
  • 公的保険などでも十分対応できる
特約をつけることで、いざというときの保障は手厚くなりますが、当然、月々にかかる費用も大きくなってしまいます

もちろん、月に何万円とかかるわけではありませんが、毎月の少しずつの支払いでも、1年、2年と長期化することで、支払額は増加します。

それがムダになるとは思いませんが、決して安くない費用を払い続けるなら、目的を明確にしておくべきです。

さらに、女性だけの病気といいながらも、公的保険の高額医療制度などを利用すれば十分に対応できることを考えるなら、特に保障を手厚くしたいと考える人以外は、女性特約を付加しなくてもいいでしょう。

おすすめの女性専用保険・女性特約付き医療保険を紹介


必要かどうか悩ましい女性特約ですが、どのような保障内容があるのかを比較することで、より特約が必要かが明確になるのではないでしょうか。


そこで次は、おすすめの女性専用保険女性特約付き医療保険について、

  • 三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」
  • 朝日生命「スマイルメディカルネクストα スマイルレディ」
  • 大樹生命(旧:三井生命)「大樹セレクト」
  • 住友生命「ドクターGO Vitality」

以上について、解説します。


特約にはさまざまな種類があり、自分が必要かなと思えるものだけを選ぶことも可能です。

一度、比較検討してみてください。

三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」

三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」は、入院や手術への基本の保障に加えて、女性疾病に対しても手厚いサポートが受けられる保険です。


女性疾病給付特約をつけると、女性特有の病気やガン、女性に多い病気に対する保障が受けられます。


保障内容は、以下の通りです。

項目内容
入院給付金5,000円
手術給付金5万円
特定給付15万円
放射線治療15万円

上記の特定給付と放射線治療は1回あたりの費用ですが、

  • 子宮摘出
  • 乳がん
  • 卵巣摘出
  • 乳房再建手術
などに対応しています。

また、「女性サポート給付金付ガン診断給付特約」は、妊娠・出産にそなえる特約で、16~40歳の女性であれば付加することが可能です。

以下に、保障内容をまとめました。

項目内容
出産給付金15万円
特定不妊治療費2.5万円
ガン給付金50万円
女性特有ガン50万円

出産給付金と特定不妊治療費は、それぞれ1回ごとに受け取れる金額です。

特に出産給付金は、2人目以降も継続して受け取れるところに大きな特徴があります。

朝日生命「スマイルメディカルネクストα スマイルレディ」

朝日生命の「スマイルメディカルネクストα スマイルレディ」は、女性特定疾病に対する保障が手厚い保険です。


女性入院特約として入院給付金が受け取れ、さらに必要な特約は別途選ぶことができるので、必要かな、と感じる保障だけをつけられるのが魅力です。


保障内容は、以下の通りです。

内容項目
女性入院給付金5,000円
手術給付金2.5万円
先進医療給付金通算2,000万円
通院一時金5万円

入院給付金は通算1,000日という制限がありますが、がんの場合は無制限で受け取れます。

また、手術給付金は契約内容によっては増額することも可能。


このように、女性入院特約は自分に必要な分を選べるので、保障に無駄がありません。

大樹生命(旧:三井生命)「大樹セレクト」

大樹生命(旧:三井生命)の「大樹セレクト」は、女性医療疾病特約を付加することができます。

女性特定疾病にかかった場合、入院・手術給付金を受け取れます。


保障内容は以下の通りです。

項目内容
入院給付金通算1095日まで
女性疾病に
関する手術費
日額給付金×20
女性疾病の
治療費
日額給付金×5
放射線治療日額給付金×10

また、大樹セレクトでは、

  • 乳房再建手術
  • 瘢痕(はんこん。傷跡のこと)に対する植皮術や瘢痕形成術
  • 足ゆびの後天性変形に対する形成術
なども保障対象です。

会社所定の健康状態であれば保険料の割引があったり、保険内容の見直しが簡単にできるなど、ライフプランに合わせた加入ができるのが大きなメリット。

状況に合わせて、必要かな、と感じるものを検討しましょう。

住友生命「ドクターGO Vitality」

住友生命の「ドクターGO Vitality」は、健康状態や健康増進に応じて保険料が変動する珍しいタイプの保険です。

健康状態をよくすることで、翌年から最大30%の保険料の割引が受けられますが、保障が変更することはありません。


この保険にも、女性疾病入院特約を付加できます。


保障内容は以下の通りです。

項目内容
入院給付金通算1000日まで
がんの場合限度を超えた
場合の支払いがある
女性疾病入院特約以外にも、三大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)のときにも保障が受けられる特約や、先進医療に使える特約など、必要な保障をセレクトして、自分だけの保障プランを作れます。

健康に気を遣いながら、いざというときの保障がしっかりと受けられるのが、この保険の大きなメリットです。
どの保障が必要かを、加入前に吟味してください。

医療保険に女性特約をつける前に、つける理由を明確にしておこう


医療保険に女性特約をつける必要性はあるのかについて、紹介しました。


この記事のポイントは、

  • 医療保険の女性疾病特約は女性の病気に対する保障が手厚い
  • 特に妊娠・出産期は、帝王切開や異常分娩でも利用できる
  • 特約をつける理由やライフプランを明確にする
  • 保障と費用のバランスを考える
  • 追加の保障が欲しいときは、女性専用の医療保険を検討するといい
でした。

保障が手厚くなることを考えると、いざというときのために女性疾病特約を付加するべき、と考える人も多いですが、費用対効果とのバランスが重要です。

特約の追加にも費用がかかります。
それほど高くないとはいえ、長い期間払い続けるのとそれなりの金額になることは必至。
いまある医療保険の保障が充実していれば、あえて追加する必要もありません。 

そのため、本当に必要なのか、どういうときにあれば助かるのか、など特約をつける理由をはっきりさせておきましょう。

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