医療保険の審査が厳しい会社はある? どこまで保険会社が調べるかなども解説!

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医療保険に加入する際には審査があります。医療保険の審査はなぜ行われるのか、審査に通りやすくするために何ができるのか、審査に落ちたときの代替案、持病がある方へのお伝え事項など、審査の厳しい会社への医療保険の加入について説明していきます。

医療保険加入において審査が厳しい会社はある?

内容をまとめると
  1. 医療保険の審査はどこの会社も厳しく設定されている
  2. その理由は、保険の加入者全員の公平を守るため
  3. 審査は、告知書にて「健康状態」「職業」「道徳的」観点から行われる
  4. 審査に通りやすくするためには、告知書にリスクが低いことを細かく記載することが重要
  5. もし審査に落ちた場合に検討することは、特別条件引受基準緩和型無選択型の保険
  6. 持病がある人は告知義務違反にも注意して
  7. 審査が厳しくてもとりあえず保険に申し込んでみることが大切


医療保険の審査について考えたことはありますか?


日ごろの運動不足や、食べすぎ飲みすぎで健康診断の結果がよくなかったり、もともと持病を持っている方は、「もし審査に落ちてしまったら」という不安があると思います。


そこで、保険会社によって審査の厳しさに偏りはあるのか健康状態の審査の内容はどのようなものなのかを解説していきます。

保険会社によって基準は違うが、審査が厳しい会社がほとんど

基本会社によって基準は違いますが、どこの保険会社も審査が厳しいのが現状です。このような審査は、加入者の公平を保つためにあります。

保険は加入者の一人ひとりがお金を出し合って、多額のお金が必要になった人を助けるという考えで成り立っています。

もし審査がないと、病気やケガのリスクが高い人の方は、保険金を受け取る可能性が高くなり、低い人は保険金を受け取る可能性が低くなります。

このことから、リスクの高い人と低い人が同じ条件で保険に加入するというのは、不公平といえるでしょう。

保険会社は、健康状態や持病などがある方の加入に対しては、保険金の条件つきの加入や、加入自体を断るといった方法で公平を保っています。

保険会社は契約者の健康状態などをどこまで調べる?

では、保険会社は審査とは主にどのような内容なのかみていきましょう。保険に加入する際には「告知書」を記入する必要があります。


告知書の質問の内容は、大きくわけて3つあります。

  • 健康状態問題はないか
  • ケガや、病気にかかる可能性の高い職業についていないか
  • 倫理的な問題(モラルリスク)はないか
保険会社にもよりますが、特に加入者の健康状態を詳しくみられます

告知書の質問には、基本的に「はい」か「いいえ」で簡潔に答えていきます。

病気やケガをしたり健康診断に指摘があった場合は、詳細の項目があるのでそちらに書きましょう。

詳細には、病気やケガの名前過去の病歴治療期間入院手術飲んでいる薬現在の状況健康診断の結果などについてを、細かく正確に記載する必要があります。

現在の状況だけを記載すればよいわけではありません。

健康状態は、ケガや病気の治療過程すべてを記載しなければならないということを覚えておくとよいでしょう。

医療保険の審査が厳しい会社に通りやすくするためにできること

審査が厳しい会社に通りやすくするために重要なことは、先ほど説明した「告知書」の書き方にあります。

  • 告知書は正確に、細かく記載する
保険会社は、告知書の質問事項のみでは、正確に判断することはできません。

実際の症状以上だと判断されてしまう可能性もあります

そのため、

  • 疾病・症状の名称 
  • 疾病の原因 
  • 服用している薬名 
  • 数値 
  • 手術名


これらの情報を詳しく記載しましょう。

  • 有利な情報はすべて書く
「数値が改善している」「医師から症状の改善がみられると言われている」「原因が慢性的ではない」などの有利な情報がある場合は、記載するとよいでしょう。
  • 健康診断書や検査結果、医師の診断書などを提出する
数値や書類などで健康状態がよいと評価された場合は、基準に達していなくても、審査が有利に進むという場合があります。

細かく正確に記載し、リスクが低いことをアピールできるとよいでしょう。

医療保険の審査に落ちてしまった場合の対処法

医療保険の審査に落ちてしまったら、もうその保険に入ることはできないのでしょうか。


結論から言うと、再度同じ保険に申し込むことは可能です。


審査に落ちてしまった場合にできることは2つあります。

  • 再度同じ保険に申し込む
  • 条件付きなど、保険の種類を変更する 
改善した診断書などを再度提出して、また同じ保険に申し込むこともできます。

また、条件付きで、持病があっても入れる引受緩和型」や、健康状態の告知をせずに入れる無選択型」の保険も存在するので、そちらの加入も検討してみてもよいでしょう。

下記にて、解説していきます。

再度申し込んだ場合、審査が厳しい会社でも結果は変わる?

審査に落ちてしまった場合でも、どうしてもその保険に入りたい場合があると思います。しかし、再度申し込んだとしても、落ちたときの症状がよくなっていない限り、同じ保険に同じ条件で加入するのは厳しいのが現状です。


一度審査を受けた保険会社では、告知書に記載した医的情報が残り続けるため、ただ同じ内容で申し込むだけでは加入はできない可能性が高いと言えます。


また、他の会社の医療保険に加入しようと審査を受けたとしても、告知書には「以前、他社の保険の審査に落ちた」という旨の記載は必須となります。


つまり、審査に落ちたときの病状が改善しつつある場合のみ再度審査を受けると加入できる可能性はあるといえるでしょう。


その場合、改善された健康診断書や、検査結果、医師の診断書を再度提出することが必要になります。

特別条件や引受基準緩和型、無選択型などを検討すべき

どうしてもその保険に入りたいけれど病状の改善が見られない場合は、病状の改善を待つよりも、違う形で保険の加入を検討した方がよい場合もあるでしょう。

  • 特別条件

保険会社がつけてくる条件を特別条件といいます。


特別条件は主に3つあります。

  • 保険料割増
  • 保険金の削減
  • 部位不担保  


その条件に同意できれば加入でき、同意できなければ取り下げとなります。


同意できない場合は、引受基準緩和型無選択型を検討するよいでしょう。

  • 引受基準緩和型
専用の告知書の基準を満たしている場合に加入できます。

保険料が1.5~2倍と高くなりますが、通常の保険と同じように保証されます。

しかし、加入から1年は保証が半分になるというデメリットもあります。
  • 無選択型
審査なしで加入できる保険です。

保険料が高く、保険金や給付金の上限額は低くなります。契約日から一定期間内に保証を受ける場合は、払い込んだ保険料相当額の受け取りとなります。

持病がある方は保険加入時の告知義務違反に注意

持病がある方は、加入の際に告知義務違反に注意しましょう。


審査が厳しいからといって虚偽の報告をした場合、契約が解除されることがあります。この場合、保険金を受け取る条件を満たしていたとしても、保険金を受け取ることができません。


また、告知義務違反をして契約解除になった場合、すでに支払った保険料の、保険期間を経過していない分は帰ってきます。しかし、経過してしまった分については帰ってきません。


告知に記入すべきかどうか迷ったり、不明点がある場合は、うやむやにせず保険会社や代理店へ問い合わせて必ず確認を取りましょう

まとめ:医療保険の審査が厳しい会社でもとりあえず申し込んでみることが大切!



審査が厳しい会社へ加入するためについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 医療保険は、加入者の公平を守るために審査を厳しく設定している
  • 告知書は正確に記載し、病気の改善がみられる場合はその旨も書く
  • もし医療保険に落ちてしまった場合は、特別条件、引受基準緩和型、無選択型 への加入を検討する
  • 持病がある方は、告知義務違反にならないためにも、しっかりと確認しながら告知書へ記載する
でした。

持病があって医療保険の加入を検討している場合でも、審査をしてみないと結果は分かりません。この記事のことを踏まえて、とりあえず申し込んでみることが大切です。

それでもご自身に合った、少しでも審査がゆるめの保険が知りたい場合もあると思います。そんなときは、保険のプロに一度相談すると良いでしょう。

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