更新日:2021/05/04
告知義務がない無選択型保険とは? メリット・デメリットやおすすめの保険の特徴を比較!
- 無選択型保険の特徴と他の保険との違い
- 無選択型保険のメリットとデメリット
- おすすめの無選択型生命保険
- おすすめの無選択型医療保険
- 無選択型保険以外の選択肢
内容をまとめると
- 無選択型保険は告知が必要ないので、持病があっても加入できるのが最大のメリット
- デメリットは、保険料が高く、保障が限定的、持病の再発や悪化は保障の対象外
- 持病があっても病気の状態などによって、通常の保険に加入できる場合もある
- 告知内容に該当しなければ、引受基準緩和型保険にも申し込める
- 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒に複数の保険を比較して入る保険を決められる
- いまならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
告知なしで入れる無選択型保険の特徴と他の保険との比較
最初に、無選択型保険とはどのような保険か具体的にご説明します。
また、通常の保険と比較し、その違いについてもご紹介します。
まずは、無選択型保険の主な特徴をざっくり把握することから始めてくださいね。
無選択型保険は健康面の告知義務のない保険
冒頭でお伝えしたように、無選択型保険は告知の必要がなく、持病や既往歴のある方でも加入することができる保険です。
告知についてさらに詳しくお伝えすると、
- 健康面に関して告知の必要がない
- 職業や収入についての告知は必要
ということです。
1の健康面の告知が必要ないことは前述したとおりで、この点は持病などのある方には朗報ですよね。ただ、申し込み時点で入院中などの場合は申し込むことはできません。
2に関しては、健康以外の情報については告知が必要となります。例えば、危険リスクの高い職業に従事している場合は、加入できない場合もあります。
無選択型保険の種類には、終身の死亡保険と医療保険があります。死亡保険では死亡保険金、医療保険では入院や手術などの保険金を受け取ることができます。
普通の保険や引受基準緩和型保険との違いは?
無選択型保険と、普通の保険、引受基準緩和型保険との違いは保険料や保障の範囲など色々ありますが、持病を持っている方にとって最も気になるのは告知内容でしょう。
保険会社によって詳細は異なりますが、普通の保険の告知内容は以下について問われるのが一般的です。
- 現在の健康状態
- 3ヶ月以内の医師の診断、治療、検査、投薬の有無
- 2年以内の健康診断での異常の有無
- 5年以内の入院や手術の有無、指定の病気の診断、治療、検査、投薬の有無
- 身体障害の有無
- 妊娠しているか(女性の場合)
さらに、保険金が高額の場合は、医師の審査が必要となる場合もあります。持病のある方にとってはハードルが高い内容ですね。
引受基準緩和型保険は、3つ程度の簡単な告知内容に該当しなければ、持病のある方でも加入することができます。ただし、申し込み時に治療中などの場合は加入することはできません。
無選択型保険は告知の必要がないため、持病や既往歴のある方でも加入することができますが、入院中などの場合は加入することはできません。
このように告知内容に関しては、普通の保険、引受基準緩和型保険、無選択型保険の順に、加入のハードルは下がっていきます。
保障範囲や保険料の違いについては、「持病を持つ方が無選択型保険以外に検討すべき保険とは?」のところで後述します。
無選択保険のメリット・デメリットは?
次に、無選択型保険のメリットとデメリットについて、簡単にご紹介します。
【メリット】
- 健康に関する告知が必要ないため、持病や既往歴のある人でも加入できる
この点は、持病のある方にとっては非常に大きなメリットですね。
【デメリット】
- 通常の保険、引受基準緩和型の保険と比べて保険料が最も高い
- 保険金や給付金の額が低い
- 医療保険の場合、持病や既往症の再発や悪化は保障の対象外となる
最初の2つのデメリットは、メリットの裏返しともいえる内容です。持病というリスクがあったも加入できる代わりに、その保険料は割高になってしまい、逆に、もらえる保険金や給付金の金額は低くなってしまいます。
また、持病があって入れても、その持病は保障されないこともデメリットといえるでしょう。
【他ランキング上位】おすすめの無選択型生保険の特徴を比較!
次に、おすすめの無選択型の生命保険についてご紹介します。
保障内容 | 男性40歳の保険料 | |
---|---|---|
ひまわり生命「 新・誰でも終身」 | 死亡保険金:500万円まで(40歳~60歳)300万円まで(61歳~75歳) | 15,505円(死亡保険金500万円) |
アフラック生命「終身保険どなたでも」 | 死亡保険金:保険料建の保険のため、保険料によって決まる | 2,000円から10,000円まで(1,000円単位) |
みどり生命「みどりの終身メモリアルⅢ」 | 死亡保険金:80万円 | 3,882円(払込期間20年) |
以下で、それぞれ個別に説明していきます。それぞれの特徴がありますので、ご自身にあうものがあるかどうかチェックしてみてください。
おすすめ生命保険①健康・介護の相談もできるひまわり生命「 新・誰でも終身」
最初に、ひまわり生命「 新・誰でも終身」をご紹介します。
主な特徴は、
- 健康状態の告知は必要ないが、医師の審査を受けることで、この保険よりも割安の保険料の保険に申し込める場合がある
- 保障は一生涯
- 掛け捨てではなく、解約した場合は解約返戻金がある
- 健康や介護、税や法律まで相談できるSOMPO生活サポートサービスを受けられる
などがあります。
加入年齢と死亡保険金は、上の表でご紹介したように、
- 40歳~60歳までは500万円まで
- 61歳~75歳までは300万円まで
となっています。ただし、契約日から2年以内に病気で死亡した場合は、保険金は経過月数相当分となります。
死亡保険金500万円の場合の年代別、男女別の保険料は以下のとおりです。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
40歳 | 15,505円 | 12,415円 |
50歳 | 20,405円 | 16,215円 |
60歳 | 28,190円 | 22,235円 |
どの年代も1万円台から2万円台とそれなりの金額ですので、毎月この金額を支払っていくには、家計に対して多少の影響があるかもしれませんね。
口コミ
糖尿病ですが、加入できました
おすすめ生命保険②2,000円から加入できるアフラック生命「終身保険どなたでも」
2番目にご紹介するのは、アフラック生命「終身保険どなたでも」です。
アフラック生命「終身保険どなたでも」には、以下のような特徴があります。
- 保険料によって、保険金の金額が決まる
- 保障は一生涯
- 掛け捨てではなく、解約した場合は解約返戻金がある
- 事故による死亡の場合、病気の4倍の保険金が受け取れる
- リビングニーズ特約がある
最大の特徴は、保険料によって保障の金額が決まる保険料建の保険であることです。
通常の保険では、年齢や性別、保険金の金額によって保険料が決まりますが、アフラック生命「終身保険どなたでも」の場合は、保険料を先に選択し、それによって保険金の金額が決まります。
死亡保険金の例として、男性40歳の保険料ごとの保障金額をご紹介します。
2,000円 | 4,000円 | 6,000円 | 10,000円 | |
---|---|---|---|---|
死亡保険金 | 557,400円 | 1,114,800円 | 1,672,200円 | 2,787,000円 |
事故による死亡保険金 | 2,229,600円 | 4,459,200円 | 6,688,800円 | 11,148,000円 |
保険料が高くなりがちの無選択型保険のなかでも、このように、2,000円から申し込めるので、家計にも非常にやさしい無選択型保険といえるでしょう。
口コミ
加入はしやすいが、制限を受けた
おすすめ生命保険③事故への備えにもなるみどり生命「みどりの終身メモリアルⅢ」
3番目にご紹介するみどり生命「みどりの終身メモリアルⅢ」には、以下のような特徴があります。
- 保障は一生涯
- 掛け捨てではなく解約返戻金がある
- 事故や所定の感染症で死亡の場合、契約から3年以内でも満額の死亡保険金を受け取れる
- 契約者の代わりに、家族が契約内容を問い合わせできるサービスがある
- みどり生命に対して、保険金を葬儀費用などに支払指図できる
特に後半の2つは、みどり生命のユニークなサービスといえるでしょう。
契約者の代わりにその家族が問い合わせできるサービスは、例えば災害などの緊急時に契約者と連絡が取れない場合、このサービスに登録しておけば、契約者の代わりに家族が対応することが可能となります。
また、最後の支払指図のサービスは、葬儀の色々な手続きなどで多忙な場合、保険金の受取人からみどり生命に保険金の請求と葬儀社を支払先に指定することで、葬儀費用をみどり生命から直接葬儀社に支払うサービスです。
加入年齢と死亡保障は、
- 30歳~80歳:払い込み期間20年
- 60歳~85歳:払い込み期間100歳まで
- 死亡保険金:80万円
となっています。
払い込み期間20年の場合の男女別、年齢別の月額保険料は以下のとおりです。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
40歳 | 3,882円 | 3,746円 |
50歳 | 4,172円 | 3,871円 |
60歳 | 4,702円 | 4,094円 |
死亡保険金の額は80万円と少なめですが、その分保険料も3,000円台から4,000円台と安くなっています。
手頃な保険料で少しでも葬儀費用などを準備したい、という方におすすめの無選択型保険です。
口コミ
加入が簡単で、無難な保険です。
【他ランキング上位】無選択型医療保険介の特徴を比較!
次に、無選択型の医療保険について、おすすめの保険をご紹介します。
保障内容 | 男性40歳、入院日額5,000円の保険料 | |
---|---|---|
太陽生命「やさしい保険」 | 医療集中プラン:入院、手術、放射線治療給付金 基本プラン:(医療集中プランの保障に加えて)満期祝金、死亡給付金、災害死亡給付金 | 医療集中プラン: 5,825円 基本プラン:10,425円 |
チャブ生命「まかせて安心医療保険」 | 男女共通プラン:入院、手術、健康祝金、損害賠償、弁護士費用、被害事故 女性専用プラン:上記に加えて女性疾病の入院、形成治療の手術 | 5,130円 |
それぞれ以下で、特徴、詳しい保障内容や保険料、口コミなどをご説明していきます。
おすすめ医療保険①基本プランと医療集中プランを選べる太陽生命「やさしい保険」
最初にご紹介する太陽生命の「やさしい保険」には、
- 基本プランと医療集中プランの2つのプランがある
- 医療集中プランは、入院や手術の保障が充実
- 基本プランは、医療集中プランに加えて、満期祝金、死亡保険金の保障が追加
などの特徴があります。
加入年齢は40歳~75歳、保険料払込期間、保障期間は共に10年です。85歳まで更新でき、保障は最長90歳までです。
それぞれの詳しい保障の内容は以下のとおりです。
【医療集中プラン】
- 入院給付金:日額3,000円、5,000円、7,000円、10,000円(日帰りから60日/90日、通算1,095日)
- 手術給付金:入院給付金日額×10倍(入院)、同×5倍(外来)
- 放射線治療給付金:入院給付金日額×10倍
【基本プラン】(医療集中プランに加えて以下の保障が追加)
- 事故による死亡保険金:入院給付金日額×100倍
- 病気による死亡保険金:満期祝金の金額×(経過月数/120)倍
- 満期祝金:入院給付金日額×100倍(10年後)
次に基本プラン、および医療集中プランの入院日額5,000円、60日型の男性、年代別の保険料をご紹介します。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
40歳 | 10,425円(5,825円) | 9,260円(4,660円) |
50歳 | 10,075円(5,470円) | 9,565円(4,960円) |
60歳 | 11,145円(6,530円) | 10,310円(5,700円) |
()内は、医療集中プランの月額保険料
ご自身の希望によって、医療保障だけにするか、死亡保障も追加するか選択できるので、使い勝手がよい無選択型保険ですね。
口コミ
持病の関係で通院していたが加入できた
おすすめ医療保険②16歳から加入できるチャブ生命「まかせて安心医療保険」
次にチャブ生命「まかせて安心医療保険」をご紹介します。
チャブ生命「まかせて安心医療保険」には、以下のような、他社にはあまり見られない特徴があります。
- 16歳から加入できる
- 医療保障と損害補償がある
- 女性専用プランがある
他社では加入年齢は40歳からという場合が多いので、16歳から加入できるのはチャブ生命「まかせて安心医療保険」の大きな特徴といえるでしょう。
加入年齢は16歳~70歳、保険料払込期間と保険期間は5年です。
男女共通プランと女性専用プランの2つがあり、それぞれの保障内容は以下のとおりです。 【男女共通プラン】
- 入院給付金:3,000円、5,000円、7,000円、10,000円(日帰りから60日、通算120日)
- 手術給付金:入院日額×10倍、20倍、40倍
- 健康祝金:入院日額×10倍
- 賠償責任保険金:3,000万円、5,000万円、7,000万円、1億円
- 権利保護費用保険金:弁護士の相談費用1回1万円・1被害3万円、弁護士費用100万円、200万円、300万円
- 被害事故保険金:死亡した場合300万円、500万円、700万円、1,000万円
【女性専用プラン】
男女共通プランの保障に以下の保障が追加されます。
- 入院給付金:2,000円(3,000円・5,000円コース)、3,000円(7,000円コース)、5,000円(10,000円コース)(日帰りから60日、通算120日)
- 形成治療保険金:3万円、5万円、7万円、10万円
次に、入院日額5,000円の、年齢別の男女共通プランと女性専用プランの月額保険料をご紹介します。
男女共通プラン | 女性専用プラン | |
---|---|---|
20歳 | 4,010円 | 4,440円 |
30歳 | 4,600円 | 5,250円 |
40歳 | 5,130円 | 5,630円 |
50歳 | 6,810円 | 7,310円 |
60歳 | 9,230円 | 9,770円 |
16歳から加入できること、女性専用プランがあることがチャブ生命「まかせて安心医療保険」の大きな特徴ですので、年齢の若い方や女性におすすめの無選択型の医療保険です。
口コミ
健康祝い金を受け取れるし、見直しもしやすい
持病を持つ方が無選択型保険以外に検討すべき保険とは?
持病のある方でも入れる保険として、無選択型保険をご紹介してきましたが、引受基準緩和型保険に加入できる場合もあります。また、病気の症状によっては、通常の保険に加入できる可能性もあります。
それぞれの告知内容、保障、保険料について簡単に比較してみます。
告知内容 | 保障 | 保険料 | |
---|---|---|---|
通常の保険 | 3つのなかで最も多く、保険金額によっては医師の審査が必要 | 3つのなかで最も保障範囲が広く充実している | 3つのなかで最も安い |
引受基準緩和型保険 | 3項目程度 | 保険金額は、通常の保険よりも低い 契約後一定期間は保障は半額になる | 通常の保険よりも割高 無選択型保険よりも割安 |
無選択型保険 | 告知は不要 | 保険金額は最も低い | 3つのなかで最も高い |
通常の保険、引受基準緩和型保険、無選択型保険の順に、加入のハードルが低くなる代わりに、保障は制限され、保険料は高くなっていきます。
以下で、それぞれの保険に加入する場合のポイントなどをご紹介します。
引受基準緩和型保険に加入する
上の表でご紹介したように、引受基準緩和型保険も、持病のある方でも以下のような3つ程度の告知内容に該当しなければ加入できる保険です。
- 3ヶ月以内に、入院や手術をすすめられた
- 2年以内に、入院、手術をした
- 5年以内に、がんや肝硬変で診察、検査、治療、入院、手術をした
特定の病気については、保険会社によって異なりますが、概ねこのような内容のものが多いです。
無選択型保険よりも、保険料は安く、保障内容は手厚くなるので、これらの告知内容に該当しない方であれば、引受基準緩和型保険に申し込むことをおすすめします。
普通の保険にチャレンジする
持病のある方でも、上でご紹介した引受基準緩和型保険ではなく、通常の保険にチャレンジしてみることも選択肢のひとつです。
ご自身にしてみれば、持病があるから無理だと最初から思っているかもしれませんが、病気の種類や治療の状態など、保険会社はそれぞれの基準で細かく判断します。
つまり、同じ病気の状態でも、保険会社によって、加入できたりできなかったりすることがあるのです。
従って、最初からご自身で加入できないと決めつけてしまわずに、まずは普通の保険にチャレンジしてみることをおすすめします。
普通の保険に部位不担保で加入する
持病のある方は普通の保険の加入はあきらめている方が多いかもしれませんが、保険会社によって、条件付で普通の保険に加入できる場合があります。
例えば、告知内容をわずかに満たしていないなどの場合が該当します。
その場合、特定の部位を保障しない部位不担保という条件をつけて、持病のある方でも普通の保険に加入できる場合があるのです。
この部位不担保の期間は、ずっと保障されない場合もあれば、指定された期間のみの場合もあるようです。
後者の場合、その期間を過ぎればその部位も保障されることになります。これらの詳細については、病気の状態や保険会社の規定によって異なります。
加入者にしてみれば、最も保障してほしい部位が保障されないということにもなるかもしれませんが、この方法も選択肢のひとつとして検討してみるとよいでしょう。
無選択型保険に加入すべきか悩んだら無料保険相談を活用しよう!
無選択型保険について、最後に主なポイントをまとめてみます。
- 無選択型保険は、健康面の告知が不要
- メリットは、持病のある人でも入れる
- デメリットは、保険料が高く、保障が限定的、持病の再発や悪化は保障の対象外
- おすすめの無選択型の生命保険は、ひまわり生命「 新・誰でも終身」、アフラック生命「終身保険どなたでも」、みどり生命「みどりの終身メモリアルⅢ」
- おすすめの無選択型の医療保険は、太陽生命「やさしい保険」、チャブ生命「まかせて安心医療保険」
- 無選択型保険以外にも、通常の保険にチャレンジする、引受基準緩和型保険に申し込むなどの選択肢がある
無選択型保険は、持病のある方でも入れる保険ではありますが、まずは通常の保険、その次には引受基準緩和型保険に申し込んでみるなど、無選択型保険以外にも可能性があることがおわかりいただけたと思います。
もし、自分ひとりでは迷って決められないなどの場合は、保険のプロに無料で相談できるサービスを利用してみることをおすすめします。