更新日:2022/12/02
iDeCoはデメリットしかないって本当?【メリットや注意点など解説】
- iDeCoにはデメリットしかないと不安に思っている人
- iDeCoのデメリットやメリットを知りたい人
- iDeCoに向いているか、向いていないか気になる人
- 注意点やポイント、目的を知りたい人
- 安定的な収入が見込めないとiDeCoは向いていません。
- iDeCoはデメリットだけではなくメリットもしっかりあります!
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目次を使って気になるところから読みましょう!
iDeCoでデメリットしかないケースとは?
「iDeCoはデメリットしかないのか心配、、」
「安定的な収入はあるけど、安定的な資産形成ができてない」
「最近iDeCoを知ったけど、正直理解できてない」
こんな方に向けてiDeCoでデメリットしかないケースを解説します。
結論、iDeCoでデメリットしかないケースは以下のとおりです。
- 安定的な収入が見込めない
- 長期的な資産形成が苦手
- 定期預金の金利で運用
iDeCoは60歳まで引き出すことができないため長期運用がベースとなる資産形成の1つです。
そのため安定的な収入が見込めない方にはiDeCoがデメリットしかないケースが多いです。
安定的な収入がない場合、急にまとまったお金が必要になった際などiDeCoだとすぐに引き出すことができません。このような場合、60歳まで引き出すことができないiDeCoではデメリットに感じる方もいるでしょう。
そこでiDeCoで資産運用を始める前にデメリットしかないケースを理解しておきましょう!
iDeCoでデメリットしかないケース①収入がない
まず、iDeCoのデメリットしかないケースの1点目として、働かずに収入がないことが挙げられます。
働かずに収入がないままでいると、iDeCoの最大のメリットである、掛金の全額、所得控除が無駄になってしまいます。
掛金の全額が所得控除されることによって給料から天引きされている税金を減らすことができるのに、このことが意味のないものとなってしまうのは避けたいですよね。
例として、40歳で年収300万円の人が60歳まで毎月2万円ずつ積み立てすると、合計で100万円ものお金を取り戻すことが挙げられます。
しかし、専業主婦などといった収入がない人たち先ほど例で挙げた100万円が無駄になってしまうのです。
これは非常にもったいないことだと言えます。
iDeCoでデメリットしかないケース②長期的な資産形成が苦手
続いて、iDeCoのデメリットしかないケースの2点目として、今すぐにお金が必要で老後のお金を考えていないことが挙げられます。
iDeCOは基本的に、60歳まで掛金を引き出すことができません。そのため、老後の資金のためや貯金をしたいという方にiDeCoが向いていると言えます。
今すぐにお金が欲しいや、子供の教育費に使いたい、車や家を購入したいと思っている方にはiDeCoはデメリットしかないと感じてしまうでしょう。
iDeCoでデメリットしかないケース③定期預金の金利で運用
最後に、iDeCoのデメリットしかないケースの3点目として、定期預金の金利で運用することが挙げられます。
なぜ、定期預金の金利での運用がデメリットしかないケースに当てはまってしまうのかというと、iDeCoにおいて、定期預金で運用するとしても、年に約0.001%しか金利がつかないからです。加えて手数料の方がかかってしまいます。
そのため、iDeCoで定期預金をしたいと考えている方には、手数料ばかりかかってしまい、結果的に損をしたと感じてしまうかもしれません。
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは
最近よく耳にするiDeCo(個人型確定拠出年金)。
そもそもiDeCoとは一体何なのか、ここでは詳しく解説していきます。
iDeCoは、加入することによって国民年金や厚生年金とはまた別で、給付を受けることができる年金システムのことです。
国からの国民年金や厚生年金と併用していくことで老後を豊かに過ごすことができるでしょう。
- 老後楽に過ごしたい
- 金銭面で苦労したくない
iDeCoのメリット
「iDeCoにはどんなメリットがあるの?」
「iDeCoのメリットについて詳しく理解したい。」
このような方に向けてiDeCoでメリットを解説していきます。
結論として、iDeCoのメリットは以下の3点です。
- 掛金全額が所得控除に!
- 利息や運用費が非課税
- お金を受け取る時も控除になる
iDecoのメリット➀掛金全額が所得控除に!
まず、iDeCoのメリットの1点目として、掛金全額が所得控除になることが挙げられます。
一般的には、所得税や住民税といった税金は、課税所得が大きければ大きいほど税金が高くなってしまいます。
しかし、iDeCoに加入していれば、掛金が多ければ多いほど税金の負担が減ります。
そのため課税所得が大きく、税金が負担になっている方にとっては便利に感じるでしょう。
iDecoのメリット②利息や運用費が非課税
iDeCoのメリットの2点目として、利息や運用費が非課税になることが挙げられます。
普通、投資や預金などで運用している際、利益が発生した場合に利息や運用費がかかってしまいます。
しかし、iDeCoに加入していれば、投資や預金などで運用している際、利益が発生した場合でも税金がかかることはありません。
投資や預金などを考えている方におすすめの制度と言えます。
iDecoのメリット③お金を受け取る時も控除になる
iDeCoのメリットの3点目として、お金を受け取る時も控除になることが挙げられます。
iDeCoに加入すると、60歳から「老齢給付金」として受取が可能です。
一括で受け取る場合、分割で受け取る場合、その両方で受け取る場合でも必ず、控除の対象になります。
そのため、老後の資産のことを視野に入れている人におすすめです。
iDeCoのデメリット
最近よく耳にするiDeCo。
idecoはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、皆さんの気になっているiDeCoのデメリットについて
- 運用状況で資産が増減してしまう
- 60歳まで引き出すことができない
- 掛金に上限あり
- 元本割れの恐れがある
- 手数料が発生する
- 加入時期によっては60歳から受給が不可能
iDeCoのデメリット➀運用状況で資産が増減してしまう
デメリットの1つ目は、運用状況で資産が増減してしまうことです。
資産を増やせるというメリットももちろんあります。しかし、定期預金ではなかなか資産を増やすのは難しいです。
また資産が減少してしまうといったリスクもあります。
資産を増やしたいと期待している方にはおすすめできません。
iDeCoのデメリット②60歳まで引き出すことができない
デメリットの2つ目は、60歳まで引き出せないことです。
iDeCoは基本的に60歳まで掛金を引き出すことはできないため、今すぐに資金を必要としている方は向いていません。
掛金を貯金して、車を購入することや、子供の教育費用に使用したりといったことを考えている方は60歳まで掛金を引き出せないということを念頭に置く必要があります。
しかし、60歳になっていなくても、掛金を受け取れる場合があります。
- 怪我や病気で障害を患ってしまった
- iDeCoの加入者が亡くなってしまった
iDeCoのデメリット③掛金に上限あり
デメリットの3つ目は、掛金に上限があることです。
第一被保険者(自営業者)
第二被保険者(公務員、会社員)
第三被保険者(専業主婦、専業主夫)
によって、iDeCoの掛け金限度額が異なってきます。
厚生労働省によると、
- 第一被保険者:月額6.8万円
第二被保険者:(企業型DCのみに加入)月額2.3万円 (企業型DCとDB等の他の制度に加入)月額1.2万円 (DB等の他の制度のみに加入)月額1.2万円 (企業型DC、DB等の他の制度に加入していない)月額2.3万円
第三被保険者:月額2.3万円
となっています。
このことからわかるように、第一被保険者が一番掛金の額が大きくなっています。
出典:厚生労働省
iDeCoのデメリット④元本割れの恐れがある
デメリットの4つ目は、元本割れの恐れがあることです。
株式市場の変動によっては、元本割れをしてしまう場合があります。
iDeCoの短期間の運用や積立を全くしないことは元本割れの原因になってしまいます。
元本割れを引き起こさないように、iDeCoを長期間運用することや毎月しっかり積立をすることを心掛けましょう。
iDeCoのデメリット⑤手数料が発生する
デメリットの5つ目は、手数料が発生してしまうことです。
idecoは必ずある一定の手数料がかかってしまいます。
iDeCoに加入する際にかかる手数料、移換する際にかかる手数料、毎月かかる手数料などがあります。
iDeCoを始める際には金融機関選びは慎重に行う必要があります。
また、拠出を中断していても手数料は毎月かかるため、注意する必要があります。
iDeCoのデメリット⑥加入時期によっては60歳から受給が不可能
デメリットの6つ目は、加入時期によっては60歳から加入不可能であることです。
iDeCoは、50歳以上で加入しようとした際、通算加入期間が10年に満たない場合は、受給できる年齢が変わってきます。
60歳ちょうど受給されたい場合は50歳よりも前からiDeCoに加入することが必要になります。
老後の資金を用意することを視野に入れている方は、早めにiDeCoに加入するかどうかを検討することをおすすめします。
iDeCoが向いてない人
「iDeCoが向いてない人はどういう人?」
「自分自身iDeCoが向いてないかもしれない」
こんな方に向けてiDeCoでデメリットしかないケースを解説します。
結論、iDeCoが向いていない人の特徴は以下のとおりです。
- 自由に資金を引き出したい人
- 貯金がない人
- 収入が不安定な人
- お金の管理ができない人
特徴➀自由に資金を引き出したい人
iDeCoが向いていない人の特徴の1点目は、自由に資金を引き出したい人です。
iDeCoを始めた際には、自分自身がお金を引き出したい時に自由に引き出すことはできません。そのため、自由に資金を引き出したいと考えている人にはデメリットが多く、向いていないと言えます。
子供の教育のために今すぐお金が必要、ブランド物を買いたいから今すぐお金を引き出したい、家や車を購入するための大金を用意したいなどといった方にはiDeCoのシステムはストレスに感じてしまうでしょう。
このように自由に資金を引き出した人はiDeCoには向いていません。
特徴②貯金がない人
iDeCoが向いていない人の特徴の2点目は、貯金がない人です。
なぜなら、自分自身や自分以外の人が、万が一、病気や事故、怪我をしてしまった場合、貯金をしていないためお金が足りなくなってしまう恐れがあるからです。
そのため、しっかりと貯金から、手元にお金がある状態でiDeCoを始める必要があると言えます。
しっかり手元に安心できるまとまった貯金額がある状態でiDeCoを始めましょう。
特徴③収入が不安定な人
特徴④お金の管理ができない・苦手な人
iDeCoが向いている人
- 収入が安定している人
- 退職金が全く無いあるいは少ない人
- 20代くらいの若い人
特徴➀収入が安定している人
iDeCoが向いている人の特徴の1点目は、収入が安定している人です。
なぜなら、収入が安定している方は、iDeCoのメリットと言える所得控除を受けられるためです。また高収入であればあるほど、所得控除で多くiDeCoの恵みを得ることができます。
安定した収入がある方は資金が不足する事態に陥ることはほぼ無いためiDeCoを活用していきましょう。
公務員などの安定した収入を見込める職業についている方は是非iDeCoを検討することをおすすめします。
特徴②退職金が全く無いあるいは少ない人
iDeCoが向いている人の特徴の2点目は、退職金が全く無いあるいは少ない人です。
退職金が全く無いあるいは少ない人は、iDeCoを受け取る際に税金がかからないため、メリットを多く受けれると言えます。
しかし、受け取る形式によっては手数料が発生してしまうため注意が必要です。
そのため、退職金が全く無いあるいは少ない企業に就職している人は、iDeCoが向いているため加入をおすすめします。
特徴③20代くらいの若い人
iDeCoが向いている人の特徴の3点目は、20代くらいの若い人です。
20代程度の若い方々は、iDeCoの掛金を引き出すことができる60歳になるまでにかなり多くの時間があります。よって積立投資が長期期間でできるためiDeCoのメリットを多く享受できるでしょう。
iDeCoに加入することを検討している人は加入時期は早い方がいいと言えます。
そのため、20代のうちからiDeCoに加入することをおすすめします。
iDeCoで資産運用するときの注意点
「iDeCoで資産運用したいけど、いまいち注意点がわからない」
「iDeCoの注意点を知りたい」
こんな方にiDeCoで資産運用するときの注意点を解説します。
結論、iDeCoで資産運用するときの注意点は以下のとおりです。
- 掛金の設定額
- 加入条件の確認
- 金融機関の比較
注意点➀掛金の設定額
iDeCoで資産運用するときの注意点の1つ目は、掛金の設定額です。
iDeCoの掛金は毎月最低5,000円からできます。また自分自身の問題のない範囲で掛金を設定するようにしましょう。
iDeCoの掛金額は最初の慣れないうちは、少ない金額から始めることをおすすめします。
掛金の変更は年間で1回のみできます。そのため、掛金の設定額がキツくなってしまった際や設定額を変更したい場合は申請できます。
注意点②加入条件の確認
iDeCoで資産運用するときの注意点の2つ目は、加入条件の確認です。
基本的に加入対象者は20歳〜60歳まで誰もが当てはまります。
ただし、以下の場合は、加入対象外となっています。
- 自営業を含む、第1号被保険者であり、国民年金保険料を納めていない人
- 勤務先でideco加入を認められておらず、企業型確定拠出年金の対象者の人
注意点③金融機関の比較
iDeCoで資産運用するときの注意点の3つ目は、金融機関の比較です。
金融機関ごとに手数料や商品の数、運営費用、サービスが異なっているためよく比較することが必要です。
おすすめ金融機関としては、以下の通りです。
- SBI証券
- 楽天証券
- 野村証券
iDeCoを始めるときのポイントや目的
「iDeCoを始める際のポイントを押さえたい」
「iDeCoを始める際の目的は何か知りたい」
こんな方にiDeCoをはじめるときのポイントや目的解説します。
結論、iDeCoをはじめるときのポイントや目的は以下の3点です。
- iDeCoを始める手順
- 口座開設の手順
- iDeCoを始める目的
iDeCoを始める手順
まず1点目はiDeCoを始める際の手順です。
iDeCoを始める手順は以下の通りです。
- iDeCoの加入資格があるか判断
- iDeCoの掛金額の設定
- 資産運用の基礎知識の確認をする
- 運用商品の仕組み、特徴を把握する
- 金融機関を選択する
口座開設の手順
続いて2点目は口座開設の手順です。
口座開設の手順は以下の通りです。
- 金融機関から口座開設の申込書を取り寄せる
- 公務員や会社員は勤務先の記入が必須
- 審査後、通ったら口座開設完了
iDeCoを始める目的
3点目は、iDeCoを始める目的です。
iDeCoを始める目的は以下の通りです。
- 将来や老後に向けての資金を作る
- 節税をする
まとめ:安定的な収入が見込めない人はiDeCoがデメリットしかないケースが多い
今回、この記事では以下の8点を詳しく紹介しました。
- iDeCoでデメリットしかないケース
- iDeCo(個人型確定拠出年金)とは
- iDeCoのデメリット
- iDeCoのメリット
- iDeCoが向いていない人
- iDeCoが向いている人
- iDeCoで資産運用するときの注意点
- iDeCoを始めるときのポイントや目的