あしたのよろこび2の評判・口コミは?メリット・デメリットは?

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加入を検討されている方は必ず約款などで保障内容をご確認ください。

日本国内の金利が低迷している中、三井住友海上プライマリー生命の『あしたのよろこび2』は、資産を運用しながら老後資金を準備できる個人年金として評判を集めています。

しかし『あしたのよろこび2』は外貨建て個人年金であるため、評判通り高いリターンが期待できるだけでなく、為替リスクや市場価格調整などリスクを伴うデメリットも存在することも事実です。

そこで、三井住友海上プライマリー生命の『あしたのよろこび2』について、メリットやデメリットなどを詳しく解説していきます。

▼この記事を読んでほしい人
  • 外貨建ての個人年金に興味がある人
  • 一時払いで支払える資金があり将来に向けて資産運用をしたい人
  • 外貨建て商品『あしたのよろこび2』のメリットやデメリットを知りたい人
▼この記事を読んでわかること
  • 外貨建て商品の為替リスクや市場価格調整によるデメリットを知ることができる
  • 『あしたのよろこび2』の資産の受取方法を詳しく知ることができる
  • 『あしたのよろこび2』はどのようなニーズに合っているのかがわかる

あしたのよろこび2の評判・口コミ

※口コミはインターネットアンケートで募集

募集期間:2023年7月~2023年8月

「私は通貨リスクを分散したかったので、このプランが米ドル、豪ドル、日本円の3つの通貨を選べる点が魅力的でした。各通貨での金利が違うので、資産運用の幅が広がりました。
年金受け取り方法が複数選べるのは本当に便利です。私は老後の生活費を安定させたかったので、確定年金を選びましたが、状況によっては終身年金にも変更できのでる安心感があります
ターゲットコースを選びました。目標値を設定することができるので、老後に向けて計画的に資産を増やせると感じています。

あしたのよろこび2のメリット


『あしたのよろこび2』には3つのメリットがあります。

  • 選べる通貨は米ドル・豪ドル・日本円の3種類
  • 受取方法はニーズに合わせて柔軟に選べる
  • 加入できる年齢範囲が0歳から90歳と幅広い

低金利が続く近年では、国内での資産運用に期待が持てず、外貨建て商品で資産を運用する人が増えてきています。


そこで『あしたのよろこび2』のメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。


『あしたのよろこび2』を検討する際は、評判とともにぜひ参考にしてみてください。

選べる通貨が米ドル、豪ドル、円の3種類ある

耳にすることが多い外貨は「ドル」が多くあり米ドルを指していますが、『あしたのよろこび2』では3つの通貨を取り扱っていることで評判を集めています。

  • 米ドル(アメリカドル)
  • 豪ドル(オーストラリアドル)
  • 日本円
取扱通貨が複数あると、各国の金利状況を比較しながら検討することができるので、加入者にとって有利な選択ができる可能性が高まることに繋がるのです。

ただし『あしたのよろこび2』は外貨建て保険であることから、為替手数料が必要となります。
  1. 日本円で支払った保険料を外貨へ交換するとき
  2. 外貨で保険金や解約返戻金を受け取り日本円へ交換するとき
これらの手数料は必ず必要となるので、少しでも有利な金利を選べる『あしたのよろこび2』なら安心だという評判も頷けるものだと言えるでしょう。

受け取り方法を柔軟に選べる

『あしたのよろこび2』には4つの年金受取方法があり、ニーズに合わせて柔軟に選択できると評判になっています。

  1. 死亡時保証100%型終身年金
  2. 死亡時保証80%型終身年金
  3. 死亡時保証なし型終身年金
  4. 確定年金
確定年金では、15年から35年の間で5年単位で設定することができます。

年金額を少しでも多くしたいなら期間は限定されますが確定年金、年金額よりも一生涯の年金を希望するなら終身年金を選択することが可能です。

さらに従来の個人年金は年1回の受け取りですが、『あしたのよろこび2』では4つの年金受取方法があることも評判となっています。
  • 年1回
  • 年2回(半年に1回受け取れる)
  • 年6回(2か月に1回受け取れる)
  • 年12回(毎月受け取れる)
分割で年金を受け取る際には申し出が必要となりますが、1回あたりの支払額が米ドルや豪ドルなら500ドル以上、円の場合は50,000円以上という条件があるので注意しておいてください。

加入可能な年齢の範囲が0歳から90歳と広い

『あしたのよろこび2』に加入できる年齢は、0歳から90歳と幅広いと評判になっています。


ただし、契約するコースに応じて加入できる年齢に違いがあるので注意しておいてください。

加入可能な年齢コースの特徴契約できる年齢
受取重視コース・据置期間あり(0~10年)
・死亡保障や解約返戻金を抑えて年金額を増やす
50~90歳
(確定年金は50~89歳)
先取・安心コース・据置期間が0年
・年金を受け取りながら一生涯の死亡保障がある
50~90歳
満期充実コース・据置期間あり(3、5、6、7、10、15、20年)
・死亡保障や解約返戻金を抑えて年金額を増やす
・死亡保険金にかえて介護年金へ移行可能
100%保障型:0~87歳
70%・50%保障型:50~87歳
ターゲットコース・据置期間あり(3、5、6、7、10、15年)
・目標値を設定することができる
・死亡保険金にかえて介護年金へ移行可能
0~87歳
契約するコースによっては50歳以下では被保険者として契約できない場合があるので、どのプランにするのか、誰が被保険者として契約できるのかなどを考慮して検討するようにしてくださいね。

あしたのよろこび2のデメリット


『あしたのよろこび2』は外貨建ての個人年金であることから、外貨運用に伴うデメリットがあることを忘れてはいけません。

  • 為替リスクがある
  • 解約時には解約控除や市場価格調整の影響を受ける
外貨建て商品を選択する際は、このようなデメリットを正しく理解しておくことが大切です。

為替リスク市場価格調整、『あしたのよろこび2』を解約した場合の解約控除について詳しく解説していきます。

外貨建て商品の高いリータンに関する評判だけを信じて『あしたのよろこび2』に加入すると、これらのデメリットによって損をしてしまう恐れがあるので、ぜひ覚えておいてほしいポイントです。

為替リスクがある

外貨建て保険である『あしたのよろこび2』には、外貨で資産を運用することで日本円では得られない高いリターンが期待できますが、忘れてはならない為替リスクがあります。


為替リスクとは運用している通貨を日本円で受け取る際に発生し、円高や円安が大きく影響しています。

  1. 死亡保険金を受け取るとき
  2. 解約返戻金を受け取るとき
  3. 年金を受け取るとき

たとえば、日本円で1,000万円を保険料として支払った場合、以下のような為替リスクを伴うため、よく注意しておかなくてはなりません。

為替リスク日本円の価値リスクとリターン
保険料支払時1米ドル=100円1,000万円
円安1米ドル=110円1,100万円
円高1米ドル=90円900万円

このように、円安では100万円の利益が出ますが、円高になると100万円のマイナスとなってしまうのです。


景気が低迷している日本よりも、外貨建ての方が運用利率が良く、大きなリターンを得られると評判ですが、こうした為替リスクによって受取時に損をしてしまうリスクがあることも忘れてはなりません。

解約時は解約控除、市場価格調整がある

『あしたのよろこび2』を解約する場合、市場調整価格解約控除が発生するため、市場金利や経過年数が影響して解約返戻金に大きく影響するので注意が必要です。


外貨建て保険では、解約をする際の解約返戻金額と市場金利の関係で、解約返戻金が増減してしまいます。

  • 市場金利が上がると解約返戻金が少なくなる
  • 市場金利が下がると解約返戻金が多くなる
たとえば、予定利率3%の商品を販売するとき、市場金利が4%だと3%の商品には価値がなくなり価格を落として販売しなければなりません。

販売して得る金額が解約返戻金となるため、解約によって得られる解約返戻金額は少なくなってしまうということになるのです。

さらに、外貨建て保険である『あしたのよろこび2』を解約すると解約控除が発生し、解約返戻金から差し引かれる控除率には以下の2つが大きく関係しています。
  • 契約日からの経過年数
  • 据置期間
控除率は、0.6%から最大6.0%となっていますが、契約期間を10年超えた契約に対しては解約控除が発生しないので、解約時期については十分検討するようにしてください。

定期支払コースで受け取ると雑所得となり税金が発生する

公的年金を受け取ると雑所得として課税の対象となりますが、『あしたのよろこび2』では受け取り方によっては、課税される税金の種類に違いがあるので、あらかじめ知識を持っておくことをおすすめします。


『あしたのよろこび2』では、毎年の年金を受け取る場合は「公的年金以外の雑所得」として課税されるため、他の所得と合わせて以下のように計算され、所得税や住民税に影響が出ます。

雑所得=その年ごとに受け取る円換算による年金額-必要経費(※)

(※)このときの必要経費とは、「その年ごとに受け取る円換算による年金額×(円換算の一時払保険料÷年金総受取見込み額」で計算されます。


また、年金支払開始後に一括で受け取った場合一時所得として課税される場合もあるので選択する場合はよく確認しておきましょう。

一括受取の場合税金の種類
確定年金
一時所得
有期年金一時所得
終身介護年金一時所得
死亡時保証100%型終身年金雑所得
死亡時保証80%型終身年金雑所得
年金総額保証付終身年金雑所得

年金を一括で受け取った場合は一時所得として以下のように計算されます。

【総収入金額(受け取った金額)-収入を得るために支出した金額(一時払保険料)-特別控除額(50万円)】×2分の1

一時所得の方が特別控除があるため課税される金額は少なくなるケースが多くありますが、年金で受け取った方が一括よりも総額は多くなります。


また、雑所得・一時所得ともに所得として他の所得と合算されて所得税や住民税が計算されるため、受取方法を決めるときはよく検討することをおすすめします。

あしたのよろこび2の基本情報


※2023年8月時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください


三井住友海上プライマリー生命の『あしたのよろこび2』は個人年金で「通貨選択生存保障重視型個人年金保険」といい、外貨建てのため注意すべきポイントもあるので基本情報をまとめてみました。

基本情報詳細
保障の種類外貨建て個人年金
死亡保障あり
健康告知なし
年金の種類・有期年金
・確定年金
・終身年金
取扱通貨・米ドル
・豪ドル
・日本円
保険料支払方法一時払いのみ
最低保険料・1万ドルから1ドル単位
・100万円から1万円単位
最高保険料10億円
契約可能年齢0~90歳
据置期間0~10年

『あしたのよろこび2』には4つのコースがありますが、契約可能年齢や年金の種類、取扱通貨や据置期間などがそれぞれ相違するので、必ず契約内容を確認することが大切です。


近年、日本は低金利が続いていますが外貨建てによる資産運用で高いリターンを得られる可能性がありますが、為替リスクがあることを忘れてはなりません。


また、解約をする際には市場金利が影響して市場価格調整が発生し、解約返戻金に影響を及ぼすだけでなく、10年以内に解約すると契約期間に応じて0.6~6.0%の解約控除が発生します。


このように外貨運用に対するリスクを知らずに『あしたのよろこび2』へ加入してしまったことで、損をしてしまったという評判を目にすることもあるので、良い評判だけを見るのではなく、リターンの裏ではリスクを伴うことを覚えておいてくださいね。

あしたのよろこび2がおすすめな人


外貨建て個人年金『あしたのよろこび2』がおすすめな人は次のように考えている場合です。

  • まとまった資金で資産運用したい人
  • 運用した資産の受け取り方を複数の方法から選びたい人
リスクを伴う外貨建て商品は、余剰資金をもとに利用することがおすすめです。

また運用した資産は、ニーズにあった適切な受け取り方が望ましいため、様々な受け取り方が可能な商品を選ぶ必要があります。

そこで『あしたのよろこび2』の受け取り方についても詳しく解説します。

まとまった資金を運用したい人

余剰資産があり、まとまった資金をもとに少しでも高い金利で運用したい人には『あしたのよろこび2』がおすすめです。

  • 死亡保障を減らして年金原資を増やす「満期充実コース」
  • 福利で増やして年金原資を増やす「ターゲットコース」

この2つのコースなら、据え置き期間中に資産を運用することで高いリターンを期待することができます。


年金開始時点で運用の継続を選択できるので、年金支払開始日の繰り下げにより更なる資産運用ができると評判のコースです。


また、『あしたのよろこび2』の受取重視コースや満期充実コースでも年金額や年金原資を増やすことができると評判になっていますが、その理由はトンチン性を活かした資産運用です。

  • 死亡保険金額を少なく設定する
  • 解約返戻金の上限を抑制する

死亡や解約に対する保障原資を生きている方へ年金として分配するという仕組みを持つトンチン性により、まとまった資産を運用して年金として受け取りたいという人にもおすすめなのです。

運用した資金の受け取りの方法を複数から選びたい人

支払った保険料を運用し、将来年金を受け取るときにニーズに合った年金の受取方法を選びたい人には『あしたのよろこび2』がおすすめです。


『あしたのよろこび2』は外貨建てで資産運用ができるだけでなく、複数の受取方法から選択ができることも評判となっています。


「受取重視コース」なら4つの年金種類から選ぶことができます。

  1. 死亡保障100%の終身年金
  2. 死亡保障を80%に抑えて終身年金
  3. 死亡保障なしの終身年金
  4. 一定期間だけ年金を受け取る確定年金

また、「先取・安心コース」なら一時払で保険料を支払った直後から年金を受け取り、年金支払期間満了後は、一時払保険料と同額の死亡保障を一生涯持つことが可能です。


満期充実コース」や「ターゲットコース」では、資産を増やしたあとの活用方法が4つあります。

  • 年金として受け取る
  • 一括で受け取る
  • 終身保障へ移行する
  • 継続して資産運用を行う
このように、『あしたのよろこび2』では資産運用だけでなく増えた資産の受け取り方が複数あるので、ニーズに合わせた資産運用として評判となるのも頷けます。

あしたのよろこび2をおすすめできない人


『あしたのよろこび2』をおすすめできない人は、次のように考えている人です。

  • 保険と運用は分けて考えたい人
  • 外貨建ての商品に抵抗を持っている人
商品の特徴を知ると、ニーズに合っていないと気付く場合もあります。

期待が大きくなる外貨建て商品として評判を持つ『あしたのよろこび2』ですが、ニーズに合っていなかったり、仕組みへの抵抗がありリスクを回避したいなら、円建て商品などを検討すべきだと言えます。

『あしたのよろこび2』への検討がおすすめできない理由について、詳しく解説していきます。

保険と運用を分けて考えたい人

将来の年金やもしもの時への備えと資産運用を分けて考えたい人には、『あしたのよろこび2』はおすすめできません。


個人年金保険として、万が一に対する保険を備えつつ将来の年金に向けて資産運用を行う『あしたのよろこび2』には、外貨建てとしての為替リスクが伴います


外貨建て商品は保険金や年金を受け取るときに、世界情勢や国内情勢の影響を大きく受けることなり、将来の為替予測が困難なため未確定の資産となります。


将来、年金などによる老後の資産が必要となることは誰しもが確定していることなので、しっかりと将来に向けて準備したいなら、為替リスクのある『あしたのよろこび2』は向いていない個人年金となるのです。

  • 余剰金を外貨建商品を利用して資産運用する
  • 老後資金を確約する個人年金に加入しておきたい
このように、2つの考えを別々に考えている人は、資金を2つに分けて外貨建て商品に加えて円建の個人年金への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

外貨建ての商品に抵抗がある人

外貨建て商品である『あしたのよろこび2』には、大きなリターンを期待できる反面、2つのリスクが伴います。

  1. 為替リスク
  2. 市場価格調整
これらのリスクより、元本割れを起こしてしまうことがあるのです。

また、日本円で支払った一時払保険料を外貨で運用する場合や、運用した外貨を日本円で受け取る場合は為替手数料が必要となるので、預けている資金がすべて手元に戻るわけではないのです。

外貨建ての商品である『あしたのよろこび2』は、ターゲットコース以外は契約時に初期費用が差し引かれるため、一時払保険料のすべてが運用する資金にならないというデメリットもあります。

このように、外貨建ての商品はリスクやデメリットがあるという評判もあることから、外貨建ての商品に抵抗がある人や、知識を持っていない人にはおすすめできないのです。

あしたのよろこび2を他社商品と比較


三井住友海上プライマリー生命の『あしたのよろこび2』と同様に、メットライフ生命の『サニーガーデンEX』も外貨建てによる資産運用が可能です。


しかし類似する外貨建て商品でも、相違する部分があるのでポイントを絞って比較してみました。

他社商品との比較あしたのよろこび2サニーガーデンEX
取扱保険会社三井住友海上プライマリー生命メットライフ生命
商品の名称通貨型生存保障重視型個人年金保険外貨建一時払終身保険
取扱通貨米ドル、豪ドル、日本円米ドル、豪ドル、日本円
保険料の支払い方法一時払い一時払い
契約可能年齢
(被保険者の年齢)
0~90歳
(0~90歳)
0~100歳
(0~80歳)
受け取りコースの種類【4種類】
・受取重視コース
・先取・安心コース
・満期充実コース
・ターゲットコース
【3種類】
・定期支払コース
・目標設定付定期支払コース
・積立金増加コース
年金の受取期間一定期間または一生涯一定期間または一生涯
『あしたのよろこび2』は個人年金であるため、将来年金として受け取るために資産運用を行う商品です。

一方『サニーガーデンEX』は終身保険であることから、運用して増えた資産を年金を受け取りつつ家族への保障を準備する保障です。


どちらも商品も、増えた資産をさらに増加させるために運用を継続する選択が可能ですが、外貨による資産運用となりリスクを伴う共通点があります。


外貨による資産運用を検討する場合、運用実績などの評判だけでなく、目的に合わせた商品選びが大切だと言えるでしょう。

まとめ:あしたのよろこび2の評判・口コミは?メリット・デメリットは?

三井住友海上プライマリー生命が販売する『あしたのよろこび2』は、外貨による運用で国内で運用するよりも大きなリターンが期待できると評判です。


ただし、外貨建て商品には為替リスクが伴い、市場価格調整や解約控除、契約時に初期費用が差し引かれるなど、将来の資産が確定されているわけではありません。


知識を持たずに加入すると、元本割れや資産の目減りなどのリスクがあるため、高いリターンに対する評判だけを鵜呑みにせず、デメリットについてもしっかりと理解した上で検討することが大切だと言えるでしょう。

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