賢者の年金の評判・口コミは?デメリットも解説

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加入を検討されている方は必ず約款などで保障内容をご確認ください。

ニッセイ・ウェルス生命の『賢者の年金』は、円建タイプ外貨建タイプがあり、ニーズに合わせて選択して加入することができると評判の終身個人年金です。

外貨建タイプには、為替リスクや市場価格調整などを知らずに加入すると大きな損をしてしまう恐れがある『賢者の年金』ですが、高いリターンが期待できるというメリットも確かに存在します。

リレープランでは、配偶者の終身年金を準備したり、子供や孫に年金として資産を引き継げる商品だと『賢者の年金』は資産の継承としても評判となっています。

加入目的によっては大きなメリットのある『賢者の年金』について、詳しく解説していきます。

▼この記事を読んで欲しい人
  • 『賢者の年金』について詳しく知りたい人
  • 配偶者の終身年金を準備したい人
  • 三世代先まで資産を年金として引き継いでいきたい人

▼この記事を読んでわかること
  • 『賢者の年金』についてメリットとデメリットを知ることができる
  • 外貨建てタイプのリスクについて詳しく知ることができる
  • 『賢者の年金』の特徴である年金受取プランを知ることができる

賢者の年金の評判・口コミ

※口コミはインターネットアンケートで募集

募集期間:2022年7月~2023年8月

私は高齢になってからの生活を考えて、すぐに年金を受け取りたいと考えていました。据え置き期間0年の選択肢があるこの保険は、まさに私のニーズに合ったものでした。
私の場合、早めにリタイアを考えており、賢者の年金で据え置き期間を0年に設定して、早期に年金を受け取れることに魅力を感じました。これで安定した老後生活が送れると確信しています。
私の友人が賢者の年金をおすすめしてくれました。特に、夫婦リレープランや三世代リレープランなど、将来の不安を減少させる選択肢が多くあることに感動し、私も加入することにしました

賢者の年金のデメリット


ニッセイ・ウェルス生命の『賢者の年金』は、外貨建も選択できることから高いリターンが期待できると評判ですが、外貨建ならではのデメリットがあるので必ず確認しておいてください。

  1. 為替リスクがある
  2. 契約初期費用は一時払保険料から差し引かれている
  3. 解約や年金の一括受取時に市場価格調整が適用されてしまう
特に、為替リスクや市場価格調整は、早期解約時には元本割れにも影響する恐れがあるため、必ず知識を持っておきたいポイントとして詳しく解説していきます。

為替リスクがある

『賢者の年金』には、日本円で運用される円建商品のほかに、外貨建てである米ドル建や豪ドル建の商品があります。


この外貨建商品を選択すると、為替リスクを避けることができないので注意が必要です。


為替リスクとは、保険料を支払うときや年金を受け取るときに外貨から日本円へ両替するときに発生するもので、円高や円安による為替リスクをよく理解しておく必要があります。

為替リスク円高円安
保険料を支払うとき得をする損をする
年金を受け取るとき損をする得をする

外貨建ての『賢者の年金』は、高いリターンが期待できると評判ですが、このように為替リスクが発生することを覚えておきましょう。


為替リスクによるデメリットの評判が気になる方は、円建て商品を検討することをおすすめします。

契約初期費用が一時払保険料から差し引かれる

『賢者の年金』を契約する際には、契約初期費用として以下のような金額が一時払保険料から差し引かれることになります。

  • 円建ての場合、保険料に対して4%が契約初期費用に充てられる
  • 外貨建ての場合、保険料に対して5.5%が契約初期費用に充てられる


『賢者の年金』は、契約時に契約初期費用や管理費用など様々な初期費用が必要となり、各費用は保険料から差し引かれています。


別途支払うわけではないので、実は気づいていない方も意外と多く「支払った保険料に対して納得がいかない」という評判を耳にしたこともあるかもしれませんね。


たとえば、500万円を一時払いで支払った場合、外貨建てだと契約初期費用が27万5,000円となるため、運用される金額は以下のようになります。

500万円-27万5,000円=472万5,000円

一括で支払う保険料すべてが運用資金となるわけではなく、契約初期費用が差し引かれた金額が運用されるということは覚えておくべきだと言えるでしょう。

解約や年金の一括受け取り時に市場価格調整が適用されてしまう

『賢者の年金』の場合、円建てや外貨建てに関わらず、契約の途中で解約したり年金を一括で受け取る際には、市場価格調整が適用されて金額に影響を与えてしまうので注意しておいてください。


市場価格調整とは、金融機関同士の取引のなかで適用される金利で市場金利と呼ばれており、『賢者の年金』で適用される予定利率とは異なります。


もしも解約時や一括で年金を受け取る際には、保険会社が支払うために必ず金融機関同士の取引が発生するため、契約時の予定利率よりも市場金利が高い場合は、この市場金利が影響し受取金額に反映してしまうのです。


  • 「契約時の予定利率>解約や年金一括受取時の市場金利」なら受取金額が多い
  • 「契約時の予定利率<解約や年金一括受取時の市場金利」なら受取金額が少ない
特に早期解約をした場合、市場価格調整の適用によって解約返戻金が支払った保険料よりも少なくなり、いわゆる元本割れを起こしてしまうので注意しなければなりません。

このような背景から「解約すると元本割れを起こす」という評判に繋がっていることも、合わせて覚えておいてくださいね。

賢者の年金のメリット


ニッセイ・ウェルス生命の『賢者の年金』は、年金の受取方法が評判となっており、以下のような特徴があります。

  1. 夫婦リレープランで、配偶者の年金を一生涯確保できるプランがある
  2. 据置期間をなくすことで、高齢者でもすぐに年金として受け取ることができる
  3. 三世代リレープランで子供や孫へ年金として資産を継承できる
これらは『賢者の年金』の最大の特徴ともいえる年金の受給方法ですが、選択する場合には注意すべきポイントがあるので、それぞれ詳しく解説していきます。

夫婦年金(夫婦リレー年金)を選択できる

個人年金の場合、保険料を支払っていた本人が年金を受け取るというケースが多くありますが、『賢者の年金』は受取人に万が一のことがあった場合、配偶者が継続して年金を受け取ることができる夫婦リレープラン」があり評判となっています。


ただし、この夫婦リレープランを選択するには契約者や被保険者の設定に注意が必要です。

  • 夫:契約者、年金受取人
  • 妻:被保険者、継続年金受取人
このような契約形態なら、夫が年金を受け取っている途中で万が一のことがあった場合でも、妻が継続して年金を受け取ることが可能です。

ただし、被保険者とは保険金を支払う対象となるため、被保険者自身が死亡すると『賢者の年金』の契約は消滅してしまいます。

被保険者である妻に万が一のことがあった場合、保険契約は消滅してしまいますが、年金受取保証期間中(10年)に限り夫は妻が死亡したあとも年金を受け取ることが可能です。

配偶者に自分の年金を引き継ぎできると評判の「夫婦リレープラン」ですが、設定している被保険者の違いによっては、必ずしも一生涯の年金を受け取れるわけではないと覚えておきましょう。

据え置き期間0年も選択できるため高齢者がすぐに終身年金として受け取ることができる

『賢者の年金』は、一括で支払われた保険料を原資として運用されるため、契約方法によっては据え置き期間がなく、すぐに年金の受け取り開始ができる場合があると評判になっています。


一般的な個人年金では、一時払い保険料を運用しながら将来の年金原資にするため、据え置き期間が設けられていますが、『賢者の年金』では以下のような場合に限り、据え置き期間を0年とすることが可能です。

据置期間据え置き期間(円建て)据え置き期間(米ドル・豪ドル建て)
年金総額保証付終身年金0~10年(1年単位)0,5,10,15,20年
年金総額保証付後厚終身年金取扱なし0年
確定年金1、5,10年1,5,10年

なお、年金総額保証付終身年金で据え置き期間を0年とする場合は、年6回払いまたは12回払いの年金受取を指定することで、最短契約から2か月後より年金を受け取ることができるようになります。


また、年金総額保証付後厚終身年金の場合は、据え置き期間を0年とする条件はありませんが、初回の年金受け取りは契約から1年後となります。


なお、確定年金を選択すると据え置き期間を0年とすることはできません。


据え置き期間を0年となるメリットは高齢者にとって大きなメリットですが、加入内容によっては初回の年金受け取り時期に違いがあるので、よく確認しておきましょう。

三世代リレー年金で子供や孫にも終身年金を引き渡せる

『賢者の年金』では、親子三代にわたって年金の受給を引き継いでいけるため、資産を子供や孫に残したい人にメリットがあると評判になっています。


被保険者を死亡リスクの低いに設定することで、孫が存命している限り契約者から子供へ、子供から孫へと年金の受け取りを引き継いでいくことが可能なのです。


孫に万が一のことがあった場合でも、年金の受取保証期間中(10年)は契約者自身または契約者の子供が年金を受け取ることができます。


年金受け取り期間が最長のケースでは、以下のような年金の受け取り順序となります。

  1. 契約者本人が年金を受け取る
  2. 契約者が死亡したあと、子供が年金を受け取る
  3. 子供が死亡したあと、孫が年金を一生涯受け取る
このような「三世代リレープラン」を選択するなら、それなりの年金原資が必要となるため、一時払保険料の金額も多くなることから、為替リスクもよく考えて検討することが大切だと言えるでしょう。

賢者の年金の基本情報


ニッセイ・ウェルス生命の『賢者の年金』に関する基本情報は、円建と外貨建では条件に違いがあるので、検討する際には相違する点についてよく確認しておくことが大切です。

賢者の年金円建て外貨建て
契約年齢【年金総額保証付終身年金】6~89歳
【年金総額保証付後厚終身年金】取扱なし
【確定年金】0~89歳
【年金総額保証付終身年金】6~89歳

【年金総額保証付後厚終身年金】50~85歳
 【確定年金】0~89歳
保障内容
(死亡給付金額)
被保険者が据え置き期間中に死亡した場合
(基本給付金額、積立金相当額、解約返戻金相当額のいずれか大きい金額
被保険者が据え置き期間中に死亡した場合

(基本給付金額、積立金相当額、解約返戻金相当額のいずれか大きい金額
据え置き期間【年金総額保証付終身年金】0~10年の1年単位
【年金総額保証付後厚終身年金】取扱なし
【確定年金】1年、5年、10年
【年金総額保証付終身年金】0~20年の5年単位
【年金総額保証付後厚終身年金】0年
 【確定年金】1年、5年、10年
保険料支払方法一時払いのみ一時払いのみ
保険料の単位500万円から1万円単位
契約者が70歳以上なら最高5億円
外貨による支払:50,000米ドル/豪ドルから100米ドル/豪ドル単位
円による支払:500万円から1万円単位
年金額の設定10万円以上、3,000万円以内外貨による受取:6,000米ドル/豪ドル以上
円での受取:1,000米ドル/豪ドル以上

年金総額保証付後厚終身年金を希望する場合は、円建てでは取り扱っていないため外貨建てで加入必要があったり、保険料の単位では円建と外貨建で相違するなどがあります。


高齢者に評判の『賢者の年金』へ加入しようと思っているなら、細かい違いを比較しながら検討することがおすすめです。


※2023年8月時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください

賢者の年金がおすすめな人


ニッセイ・ウェルス生命の『賢者の年金』をおすすめできる人は、以下のような場合です。

  1. 夫婦で自営業を営み、長生きへのリスクに備えておきたい人
  2. 子供や孫にも資産を引き継ぎたいと考えている人
これらに該当する人は『賢者の年金』のメリット最大限活用できる人となりますが、それぞれ注意しておくこともあります。
  • どのようにリスクに備えたいのか
  • 税金に対する知識
知っておいて損はなく、あらかじめ確認しておくべきポイントとなるので、それぞれ解説していきます。

自営業夫婦で長生きへのリスクに備えたい人

夫婦で自営業を営む人で、長生きに対する備えとして夫婦で個人年金を検討しているなら、『賢者の年金』には「夫婦リレープラン」が選択できるのでおすすめです。


自営業者の場合、企業に雇用されるサラリーマンとは違って厚生年金がないため、老後への備えは自助努力が必要です。


さらに夫婦で自営業者である場合、夫婦それぞれに年金に対する備えを考えなければなりません。


そこで、『賢者の年金』による「夫婦リレープラン」にすることによって、夫が年金の受取中に万が一のことがあっても、妻が継続して年金を受給することができるのです。


ただし、以下のポイントには注意しておく必要があります。

  1. 被保険者である配偶者が先に死亡すると、契約者は受取保証期間中(10年)しか年金を受け取れない
  2. 遺族年金の代わりにすることができるが、夫婦同時に年金受給ができない
国民年金に加入している自営業者の場合、基礎年金額は時代の流れとともに少なくなる一方であり、基礎年金の上乗せとしてハイリターンが期待できる『賢者の年金』が評判となっている理由の1つだと言えるでしょう。

子供や孫にも資産を引き継ぎたい人

『賢者の年金』では「三世代リレープラン」があるため、子供や孫に資産を継承したいと考えている資産家にはおすすめです。


三世代リレープラン」では、被保険者である孫が存命である限り、契約者本人や契約者死亡後は子供が年金を受け取ることができます。


最終的には孫が一生涯年金を受け取ることができるので、効率よく資産を子供や孫へと継承することが可能です。


ただし、年金受け取りのバトンが渡されると、年金受給権として相続税が発生することになるので注意しておきましょう。


子供や孫へ資産を引き継げると評判のメリットがある反面、引き継いだ子や孫は相続税を支払う必要が出てくるため、他の相続資産も含めて相続税について、あらかじめ考えておくべきだと言えるのです。

賢者の年金をおすすめできない人


ニッセイ・ウェルス生命の『賢者の年金』は、以下のような場合に該当する人にはおすすめできません。

  1. 家系的に短命だったり、長生きに自信がない人
  2. 配偶者や子供がおらず、自分自身の年金のみが必要な人
これまで解説してきたように、『賢者の年金』の最大の特徴は資産を一時払保険料として支払い、その資産を運用しながら配偶者、子供や孫へ継承していけるという点です。

そのため、長生きできない家系だったり、そもそも自分以外に対する年金を検討する必要がない人には『賢者の年金』のメリットを活かせないと言えるでしょう。

家系的に短命な人が多く長生きに自信がない人

がん家系であるなど長生きに自信がない人には、『賢者の年金』はおすすめはできません。


『賢者の年金』は、被保険者の生死が受給できる年金総額に影響するといっても過言ではなく、せっかくの終身年金であっても受取保証期間(10年)を過ぎて被保険者が亡くなると、以後は年金は受給できなくなってしまうのです。


一括で支払った保険料をもとに、少しでも多く年金を受け取ろうとするなら、継続年金受取人を設定して「夫婦リレープラン」や「三世代リレープラン」を選択することになりますが、この場合もやはり被保険者が長生きしなければ意味がありません


そのため、一生涯年金を受け取ることができると評判の『賢者の年金』は、家系的に長生きに不安がある場合は、市場価格調整や為替リスクなどを考慮し、リスクの少ない円建ての確定年金などを検討することがおすすめです。

配偶者や子供がおらず自分のみの年金が必要な人

子供や孫がいない独身の人には、『賢者の年金』はおすすめできません。


『賢者の年金』の最大のメリットは、以下の3つがあります。

  1. 据置期間をなくすことで、高齢者でもすぐに資産を年金に変えて受け取ることができるようになる
  2. 被保険者が生存している限り、年金を受け取ることができる
  3. 配偶者や、子供と孫へ資産を年金として継承できる
特に、被保険者の生存によって年金を継続して受給できるという特徴を持っているため、子供や孫がいない独身の人では、この特徴を活かしきれないことになるのです。

資産を増やす目的なら、高齢であっても他の投資を検討することもできます。

自分自身が被保険者となり年金を受け取るなら、『賢者の年金』にこだわらず、他の外貨建個人年金などと比較して検討するべきだと言えるでしょう。

賢者の年金を他社商品と比較


子供や孫へ資産を継承できるという意味では、ニッセイ・ウェルス生命の『賢者の年金』と、明治安田生命の『贈与が簡単外貨建一時払終身保険』は類似している部分があります。


そこで、それぞれの特徴を5つのポイントにしぼって比較してみました。

商品の比較賢者の年金贈与が簡単外貨建一時払終身保険
保険種類個人年金終身保険
受取方法の特徴夫婦、子や孫へ年金を継承できる生存給付金と死亡保険金で贈与対策ができる
保険料支払時の為替手数料基準レート+50銭基準レート+25銭
受取時の為替手数料基準レート-50銭基準レート-25銭
受取時の税金配偶者、子や孫が受け取る際には相続税がかかる生存給付金は生前贈与(贈与税)
死亡保険は相続税(生命保険の非課税枠あり)
どちらも、配偶者または子や孫へ資産を継承できる方法を選択できますが、ニッセイ・ウェルスの『賢者の年金』は年金という方法で継承するため、年金受給権として相続税が発生します。

一方、明治安田生命の『贈与が簡単外貨建一時払終身保険』は、子や孫への生前贈与の対象となる生存給付金を110万円以下として基礎控除額以上とならないように設定することが可能で節税対策に繋がります。

また、生存給付金が支払われたあとは終身保険となり、死亡保険金には相続税が発生しますが、500万円×法定相続人の数までは非課税枠となるため、やはり資産に対して節税が期待できるのです。

『賢者の年金』と『贈与が簡単外貨建一時払終身保険』を為替手数料で比較すると、明治安田生命の方が手数料が安くなっているため、同じ金額を一時払で支払う場合には、ニッセイ・ウェルス生命の方が損をしてしまうということになります。

このように類似商品を比較することで様々な違いがわかるため、メリットやデメリットだけでなく、加入目的に合わせて検討することが大切だと言えるでしょう。

まとめ:賢者の年金の評判・口コミは?デメリットも解説

ニッセイ・ウェルス生命の『賢者の年金』は、円建と外貨建を選択できる個人年金で、外貨建を選択すると高いリターンが期待できると評判の商品です。


しかし、外貨建の場合は為替リスクだけでなく、解約や年金を一括受取する際には市場価格調整が適用されてしまうことから、良い評判だけでなくデメリットをよく確認しておきましょう。


配偶者や子供、孫がいる人にとっては、資産を継承できる年金受取プランが用意されているので、目的に合わせた適切な資産形成をおこなってくださいね。

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