前回の「近所づきあいに関する調査」からは、持ち家の人と比べて、賃貸住宅で暮らす人々はご近所付き合いがライトな傾向が垣間見えました。しかし、エレベーターに乗り合わせたり、廊下ですれ違ったりと、日常生活の中で顔を合わせる機会は少なからずあるもの。そんなとき、皆さんはどのように対応しているのでしょうか?そこで「マイナビ賃貸」では、賃貸住宅でのあいさつの状況について聞いてました。■ご近所付き合いはあいさつから!?約8割の回答者が「あいさつをしている」賃貸住宅内で住民と会ったときに、あいさつをしている回答者は78.8%。8割近くもの人があいさつを心掛けていることが分かりました。賃貸マンションやアパートでは、お互いに干渉せず、隣人の顔も名前も知らないという方が少なくありません。それでも、あいさつは最低限のマナーとして浸透している様子がうかがえます。■「あいさつはされたら返す」そのときの対応が、印象を左右する!あいさつをした際のエピソードを問うと、圧倒的に多かったのが「あいさつをしたのに無視をされて腹が立った」(女性/30歳/賃貸マンション)という怒りの声。・「上の階の住人に家の前の階段で出会ったので、こんにちはと聞こえるようにあいさつしたら、完全に無視して歩いていったので腹が立った」(女性/31歳/賃貸アパート)・「あいさつをしたときはあいさつを、会釈をしたときは会釈を返してくれないと、なんとなく気分が悪い」(女性/25歳/賃貸マンション)あいさつを返してもらえないことに悲しさやいら立ちを覚えたという回答が相次ぐ一方で、「あいさつをしない」と答えた人にも言い訳がある様子。・「向こうが目もあわせようとしないので。シチュエーションによってはする」(女性/31歳/賃貸マンション)・「極度の人見知りなので」(男性/25歳/賃貸マンション)・「同じアパートの人かどうか分からない」(男性/23歳/賃貸アパート)知らない人へのあいさつは、ほんのちょっと勇気がいるかもしれません。でも、あいさつの習慣がご近所付き合いをスムーズにしてくれるのも事実。毎日を気持ちよく過ごすために、まずは会釈からはじめてみては?その他、思わずクスッと笑ってしまう、こんなエピソードも。・「ペット可のマンションに住んでいるのだが、あいさつした際、飼い主よりも先に犬が「ワン!」とあいさつしてくれて癒された」(女性/27歳/賃貸マンション)・「部屋の前で会ってあいさつした後、マンションのロビーでも会ってあいさつした」(女性/23歳/賃貸マンション)・「朝方に外ですれ違った際「おはようございます」とあいさつするつもりが、相手が「こんにちは」とあいさつされたので、つられてしまい「おは…んちは」と、変なあいさつをしてしまった」(男性/31歳/賃貸アパート)思わず「あるある」と言いたくなってしまう、ちょっと気まずいエピソードも。・「深夜に油断した格好で外に出たら、全身ばっちり決めたお隣さんとばったり」(女性/21歳/賃貸マンション)・「ドアを同時にあけた時は気まずい」(男性/27歳/賃貸アパート)・「両手に荷物を抱えているときとか、自転車のメンテナンスをしているときとか、間の悪い時に会うことが多い」(男性/36歳/賃貸アパート)思わす苦笑してしまうようなシチュエーションになってしまったときこそ、一言のあいさつが場の空気を和らげてくれるかもしれませんね。また、「気になっていたパン屋さんの袋を持っていた人とエレベーターで一緒になり、話しかけたら、おいしいんですよとお勧めしてくれた(女性/34歳/賃貸マンション)」など、ご近所さんとの会話が弾んだという体験談も寄せられました。わが家をより居心地の良い場所にするために、あいさつは欠かせない存在と言えそうです。(文・斎藤若菜)【アンケート対象】マイナビニュース会員調査時期:2012年6月29日~2012年7月2日有効回答:260、調査手法:インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日株式会社イーライフが運営する「buzzLife(バズライフ」が1月に全国の会員に対して、「近所付き合い」に関するアンケート調査を行ったところ、そのうちの約3割が「近所づきあいをしていない」と回答していたことがわかった。調査は2012年1月18日~22日、全国のbuzzLife(バズライフ)会員を対象に実施。13,575名から回答が寄せられた。その結果によると、全体の3割の人が「ほとんど、もしくは全くしていない」と回答。約7割の人が年数回以上の付き合いがあると答えている。付き合いの頻度は若い年代ほど少なく、20代以下で近所付き合いのある人は半数強。また、女性よりも男性の方が近所付き合いの頻度が低いことも明らかとなった。近所づきあいをしない理由としては、「生活サイクルが違うので、顔を合わせる機会がない。(女性30代)」「変に干渉されるのがいや(女性40代)」など。近所付き合いの機会や必要性がなく、面倒で厄介という理由から避ける傾向にあるようだ。また、近所付き合いのメリットについて尋ねたところ、男女ともに「情報」というキーワードが頻出していることがわかった。特に女性は、子育て、医療、地元のお店情報など、生活に密着した情報を、近所付き合いの“ちょっと立ち話”から得ていることが分かる。反面、悪口やうわさ話に巻き込まれるなどのデメリットもあり、「持ち家で一生離れられない関係なので、トラブルの元になりそうな深入りはさける。(女性30代)」などあらかじめトラブル予防に努めている人も多いようだ。この1年での近所付き合いの変化についての質問では、最も顕著に見られた内容が「東日本大震災」。日ごろからの近所付き合いの重要性を痛感し、特に女性は、近所の人と連絡先の交換をするなど積極的なアクションをおこしていることがわかった。また、新しい近所付き合いのキーワードとして「ペット・趣味・健康」をあげる人も。地理的な隣接だけではなく、趣味やペット、健康づくりを介して義務感や煩わしさがない近所付き合いを始める人が増えているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日