映画化実現まで8年の歳月を費やした、歴史エンタテインメント超大作『のぼうの城』がまもなく公開される。そんな壮大な作品の撮影現場はさぞやピリピリとした緊張感に包まれているのだろう…と思いきや、このほど劇中の戦いさながらの“お笑い”合戦が繰り広げられていたことが、主演を務めた野村萬斎の口から明かされた。一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦場にめぐる人間模様を描く。狂言界の至宝にして9年ぶりの映画主演となる野村さんが、この“のぼう様”成田長親を演じ、総大将と共に圧倒的勢力に屈せず戦い抜くのが、成宮寛貴が演じる“軍略の天才”を自称する靭負。山口智充が演じる、力自慢の武功一等を豪語する豪傑・和泉。佐藤浩市が演じる、のぼう様の幼馴染みで“漆黒の魔人”の異名を持つ戦上手・丹波の3人の武将。絶体絶命の窮地に立たされても、自らの信念に従い忍城の民を守り抜くこの痛快で愛すべき4人は、堅い絆で結ばれているが、劇中以外でもこの4人は男の絆で結ばれていたようだ。約3か月間に渡る過酷な撮影中について、野村萬斎はこのように語る。「撮影以外でもみなさんと楽しくさせていただききました。とにかく山口さんはエンターテイナーですからね(笑)。たとえ撮影でなくても、みんなが楽屋で待機しているときも、人を喜ばせようという魂というか、そういうのがきっとおありなんでしょうね。ずっと笑わされっぱなしで、逆に笑い疲れないように自分から身を引かないと持たないなと思いながらも(笑)、本当に楽しかったです」と撮影現場を心ゆくまで楽しんだ様子。さらには、男子特有のこんなカミングアウトも…。「忍城軍は男ばかりですから、話の中身は自然と下ネタも多かった気もします(笑)。そうやってみんなの集中力を落とさずに山口さん中心に非常に盛り上げて下さった」とまさに男子校のような和気あいあいとした雰囲気の現場で関係を築き上げたことを明かす。対する2万の兵を率いる天下軍には、石田三成役の上地雄輔、大谷吉継役の山田孝之、長束家正役の平岳大、そして天下統一の野望に燃える関白・豊臣秀吉役の市村正親とこちらも相当に楽しそうな4人。撮影を通して裸の付き合いで仲を深めていたようだ。そんな露天風呂のシーンでは、山田孝之の洗練された美尻が露わになる場面もあるのだとか。人知れず行われていたこのお笑い合戦。果たして軍配はどちらに上がったのだろうか?『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年10月25日和田竜の同名ベストセラーを映画化した歴史スペクタクル『のぼうの城』が23日に第25回東京国際映画祭の特別招待作品として、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映された。上映を前に7年ぶりの映画主演を果たした野村萬斎をはじめ、榮倉奈々、上地雄輔、芦田愛菜、共同でメガホンを執った犬童一心監督と樋口真嗣監督が舞台あいさつに登壇。海外からも注目される東京国際映画祭にちなみ、劇中でライバル関係を演じた野村と上地が外国語でのスピーチを披露し、その“熱意”を榮倉と芦田が判定した。その他の写真映画は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描く。劇中さながらのスピーチ“合戦”は、先手・上地が覚えたてのフランス語で自己紹介。後手・野村は留学経験を活かし、流ちょうな英語での作品アピールを披露し、見事に勝利を飾った。壮大なスケールの撮影を経て完成した後、劇場公開が約1年間延期されるなど紆余曲折あった本作だが、野村は「長い時間寝かせたほど、芳醇な香りが沸き立つもの。時代劇であると同時に、現代劇のようなイキイキした感覚があり、日本が世界に誇れる作品になった」と国際舞台での公式上映に胸を張る。「迫力満載で、絶対に映画館で見るべき作品」(榮倉)、「世界中のあらゆる国の人に見てほしい」(上地)と共演陣も自信のアピール。芦田は「素晴らしい映画に出ることができて、とてもうれしいです。私もこの映画がきっかけで、歴史に興味を持つようになりました。少し難しいかもしれないけど、私と同じくらいの年齢の子にも見てもらい、歴史に興味を持っていただければ」と大人顔負けのあいさつを披露していた。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年10月23日累計140万部を突破した大ベストセラー歴史小説を、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』。本作の主人公・成田長親が“のぼう様”と言われる所以が明らかとなる、その重要な決断のシーンを収めた本編映像がどこよりも早くシネマカフェに到着した。一国一城の主でありながら“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で民に慕われた、成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。今回届いた映像は、まさにその“2万人 VS 500人”の無謀な喧嘩を買う瞬間が収められている。豊臣秀吉の名を受けた石田三成率いる2万の大軍に忍城(おしじょう)を完全包囲され、絶体絶命の状況に追いやられ、いつもの飄々としたキャラに似合わず熟考するのぼう様が発した、敵軍をも仰天させた一言とは?この驚きの決断を受けて、成宮寛貴を始め、佐藤浩市や山口智充ら演じる家臣たちのビックリ顔にも要注目だ。この重要なシーンについて、“のぼう様”を演じた野村さんは一番印象深いシーンだと言い、「何度見ても面白いなと思っています。お互い駆け引きがありつつ、のぼうの突飛な行動に、みんながあっけにとられていたるのが非常によく出ていて、僕も結構演技で遊ばせていただきました」と楽しみながら演じたようだ。勝負師として天才なのか、それとも、ただの“アホ=でくのぼう”なのか、掴めそうで掴めないのぼう様の新たなる魅力をこちらの映像で楽しんでみて。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年10月10日日本酒専門の飲食店を経営するセオリーは、東京・銀座に同社のフラッグシップ店舗となる「方舟(はこぶね)大吟醸しずく」を、日本酒の日である10月1日にオープンする。同社では「その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動」=「スローフード」をコンセプトに掲げた日本酒専門の飲食店「方舟」を運営している。このほどオープンする東京・銀座の「方舟大吟醸しずく」は、日本酒の資格「酒匠」の資格を持つ店長が現場を指揮。扱う日本酒は石川・富山・福井・新潟の4県に特化し、その土地ならではの“食”と“地酒”にこだわり、様々なメニューを展開していく。店内は完全個室9部屋と、銀座中央通りを眺めながらお酒や料理を楽しめるカウンター8席。フロアデザインは、もろみを酒袋に入れ、そこからしたたり落ちる大吟醸の「雫」をイメージ。ハイクオリティーな空間になっている。「方舟大吟醸しずく」は、17時~23時(月~金)、16時~22時(土)。定休日は日・祝。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日野村萬斎が7年ぶりの映画主演を果たした歴史スペクタクル『のぼうの城』のジャパンプレミアが20日に東京・六本木ヒルズアリーナで開催され、野村をはじめ、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、佐藤浩市ら豪華キャストが本作の“出陣”に雄叫びを上げた。舞台上には滝をイメージした水のカーテン。前方では炎が上がるという本作の世界観を再現するド派手な演出に、キャスト陣は汗だくだった。その他の写真発行部数130万部を突破した和田竜のベストセラーを『ゼロの焦点』の犬童一心監督と『ローレライ』の樋口真嗣監督が共同でメガホンを執り映画化。家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描く。昨年9月に公開される予定だった本作。しかし、東日本大震災を受け、映画のクライマックスである“水攻め”の表現が、時節柄ふさわしくない描写であるとの判断で、公開が延期されていた。念願の公開決定に、野村は「とにかく嬉しい」と喜びを爆発させ「泣いて笑って、ビックリしてズッコケて……。ぜひ映画から活力をもらって、家に帰ってもらえれば」と“のぼう様”顔負けの熱弁でアピールした。一方、佐藤は「なんで監督がふたりだったの?」と今更ながら、素朴な疑問。「面白い作品が作れるという確信があって、樋口を誘った」(犬童監督)、「マネする人が増えると困るから、大きな声では言えないが、監督が2人いるのは大変良かった。演出が“当社比2倍”ですから、ツインターボを搭載しているようなもの」(樋口監督)と経緯を説明し、さらに「面白くって、つい5回も観ちゃった」(犬童監督)と並々ならぬ自信だ。「ロマンスの要素もあるので、女性にも楽しんでもらえる」(榮倉)、「壮大な時代劇であり、同時に人間ドラマ」(成宮)、「家族三代で楽しめる作品」(山田)、「僕の衣装は“そで”が無いので、ぜひ二の腕フェチの皆さんには注目してほしい」(山口)。上地は先月、本作のプレミア上映が行われた第36回モントリオール世界映画祭に参戦し「現地のみなさんのリアクションがとても大きかった」と手応えを感じていた。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年09月20日近畿日本ツーリスト(KNT)はこのほど、映画『のぼうの城』(11月2日公開)の舞台となった土地を訪ねるバスツアーを発売した。『のぼうの城』フィルムパートナーズと映画の舞台となった埼玉県行田市の完全協力の下、9月末から11月上旬にかけて4回実施する。この旅行商品は、忍城址や丸墓山古墳、石田堤など映画ゆかりの地の見学に加え、「忍城おもてなし甲冑隊」との交流が楽しめる日帰りツアーとなる。特典としてツアー参加者全員に映画プレスブック(非売品)をプレゼントするほか、1回目と2回目のツアーでは、10月20日に開催されるプレミア試写会のチケットが抽選で当たる企画も実施。3回目のツアーでは、『のぼうの城』をモチーフにした田んぼアートの稲刈り体験に参加でき、収穫したお米が後日自宅に届く。4回目のツアーでは勇壮な「忍城時代まつり」が見学できる。出発日は9月30日、10月7日、10月21日、11月11日。いずれも東京駅発着で、旅行代金は8,500~1万1,000円。近畿日本ツーリストの「映画『のぼうの城』の舞台を訪ねるバスツアー」特設ページにて予約を受け付けている。映画『のぼうの城』は、和田竜氏の同名小説を映画化した作品。豊臣秀吉の「忍城水攻め」の史実をもとに、500の手勢で2万の軍勢に立ち向かう武将たちの人間ドラマを描く。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日日本人なら誰もがやったことがあるであろう「じゃんけん」。掛け声としては「じゃんけん」だけでなく、関西では「いんじゃん」、関東・東北では「ちっけった」などといったものもありますが、皆さんはどんな風に「じゃんけん」していましたか? マイナビニュース読者に「ちょっと変わったじゃんけんの掛け声」をアンケートしました。調査期間:2012/6/5~2012/6/10アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■聞いたことない人が困惑しそうなじゃんけん「かなかやか」(23歳/男性/北海道)「ショーショー」(32歳/男性/東京都)「ほかほっかいろ」(31歳/女性/岡山県)聞いたことがない人にとっては、もはやここから何が始まるかすら分かりません。■長すぎるじゃんけん「最初はグー、またまたグー、いかりや長介また明日、正義が勝つとは限らない、ジャンケンぽりぽりかき揚げくん」(24歳/男性/広島県)「じんげんほんがらがった、馬の糞から湯気が出た」(48歳/男性/神奈川県)手を出すタイミングもよく分かりません。■誤って先出しして負けてしまいそうなじゃんけん「じゃんけんのほいちっけった」(25歳/女性/静岡県)「じゃんけんもってーすっちゃんほい!」(23歳/女性/山口県)「じゃんけん」の後には「ほい」しかないという固定概念を持っていると痛い目に合いそう。■ひどすぎるじゃんけん「出さなきゃ負けよ、最初はグーじゃんけんぽん」(25歳/女性/宮城県)「先攻後攻皆殺し。正直意味が分からない」(29歳/男性/大阪府)皆殺しは怖すぎます……!このほか、何となくオシャレな雰囲気を感じさせる「1、2、3」(30歳/男性/北海道)や、タイミングが分かりそうで分からない「せ~の!」(29歳/男性/神奈川県)といった掛け声も。「じゃんけん」一つで、多様な日本の文化を見たような気がします。(山本莉会/プレスラボ)
2012年09月10日累計140万部を突破した大ベストセラー歴史小説を、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』。8月28日(現地時間)カナダ・モントリオールにて開催中の第36回モントリオール世界映画祭(ワールド・グレイツ部門)にてワールド・プレミアが行われ、石田三成役を演じた上地雄輔を筆頭に犬童一心監督、樋口真嗣監督の3名が“出陣”した!一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。長親役の野村さんを始め、榮倉奈々、成宮寛貴、佐藤浩市、山田孝之、市村正親など錚々たる豪華キャストが競演したことでも注目を集めている本作。この日が世界初の一般向けのお披露目となったが、黒のタキシードに身を包み、映画の中で演じた武将・石田三成を彷彿とさせる堂々たる装いの上地さんと、のぼう様こと成田長親と石田三成の兜を被った犬童監督と樋口監督が劇場に姿を現すと、上映を心待ちにしていた大勢の観客からは大歓声が!登場するや犬童監督が「こんばんは、監督を務めた犬童です」とフランス語で挨拶をし、樋口監督もそれに続き「私たちは双子ではありません。私たちは夫婦でもありません」とユーモアたっぷりに挨拶し会場を沸かせた。「この映画は450年ぐらい前の話です。その時代、日本は戦国時代と呼ばれ、日本中が戦争をしてその中で誰が天下を取るかという戦いをしていました。いつ自分が死んでもおかしくない時代で一生懸命生きた人たちの姿を描こうと思いました」と作品に込めた熱い思いを口にした犬童監督。上地さんも「この映画はたくさんのスタッフ、素晴らしいキャストのみなさんと力を合わせて時間をかけて一生懸命に作った作品です。これをきっかけに日本や世界中に力強さや優しさが広がるように、みなさんもこれを観てもし感動したら、いろんな家族や友達に強さや優しさを伝えてもらえたらなと思ってます」と海を越えての上映に感慨深げな様子だ。残念ながら上映開始時間の遅延のため、予定されていたQ&Aは急遽中止となってしまったが、劇場の外では3人に直接映画の感想を伝えようと列をなす大勢の観客の姿もあったそう。映画化実現まで8年、さらに震災での公開延期など大きな波乱の時期を迎えたものの、その苦労も遂に実を結ぶ結果となった。初の海外映画祭に参加した上地さんは、滞在時間20時間弱という超弾丸スケジュールだったものの、文字通り“不眠不休”で楽しんだよう。公開に向けて遂に本格始動となる本作。『のぼうの城』がこの秋、日本の映画界をさらに盛り上げてくれそうだ。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年08月30日累計130万部を突破した大ベストセラー歴史小説を8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』が11月の公開に先立ち、第36回モントリオール世界映画祭「ワールド・グレイツ」部門へ特別招待された。これを受け、このたびW監督を務めた犬童一心監督と樋口真嗣監督、そして石田三成役を演じた俳優・上地雄輔が現地入りすることが急遽決定した。一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。“総大将”のぼう様役の野村さんを始め、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、佐藤浩市、山田孝之、平岳大、市村正親など錚々たる豪華キャストの競演が注目を集めている本作。今回、映画祭への緊急参戦が決まった上地さんは、天下統一目前の豊臣秀吉の命を受け、2万の軍勢を率いて忍城(おしじょう)に“水攻め”を仕掛ける、理知に富む戦国武将・石田三成を熱演、役者として新境地を開いている。上地さんが海外の国際映画祭に参加するのは今回が初めて。TVドラマにバラエティ、映画、歌手活動と多忙な中で参加を決めたため、滞在時間は20時間未満という異例の弾丸スケジュールとなるとのこと。昨年の東日本大震災の発生を受けての公開延期を乗り越えての上映決定に続く映画祭出品決定とあって、上地さんは「やっとみなさんに(しかも海外・モントリオールの地から!)御覧いただけるという思いと、歴史あるモントリオール世界映画祭への出品ということで、犬童・樋口両監督と共に、日本の元気、底力をお届けできたらと思っています」と感動もひとしお。一方、犬童監督と樋口監督の両監督はというと「参加するワールドグレイツ部門の『グレイツ』という、どこか大げさで楽しい響きはこの作品にとっても似合いますね。萬斎さんと三成役として堂々渡り合った上地雄輔さんと共に映画祭を楽しんできたいと思います!」(犬童監督)、「『日本人はみんな同じ顔に見える』と言われがちですが、今回は野村萬斎さんを始めとして各ジャンルで活躍している、いろんな“イイ顔”をまんべんなく集めています。まさしく日本代表選手団です」(樋口監督)と既に本映画祭に攻め入る心の準備は万端のようだ。本作以外にも、同映画祭には堺雅人主演の『その夜の侍』に高倉健主演『あなたへ』、そして『渾身 KON-SHIN』の出品が決定しており、例年以上に日本映画の活躍が期待されるところだが、ほかとは異なる“時代劇映画”というジャンルを確立している本作に対する海外の反応とは?日本公開より一足早く、世界で初のお披露目となる。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年08月02日『ロラックスおじさんの秘密の種』が10月6日(土)より日本公開されるのを記念して、「グリーンダカラ」のCMで注目を集めるしずくちゃん(4歳)が、“ロラックスおじさんの森のダンス”を踊るキュートな特別動画が届いた。“ロラックスおじさんの森のダンス”踊るしずくちゃんの特別動画本作は、すべてがプラスチックでできた人口の街に住む少年テッドが、緑を取り戻すため“秘密の種”を手に入れようと冒険する姿を、最新の3D技術を駆使して描いたアトラクション3Dムービー。吹替え版では、志村けんがロラックスおじさんの声を演じ、しずくちゃんが街に住む女の子マリー役に挑戦している。また、先日、NHKの朝ドラのヒロインに決定した能年玲奈がヒロインのオードリー役を担当する。このほど公開された動画では、“秘密の種”から生まれたしずくちゃんが、ロラックスおじさんと一緒にノリノリでダンスや変顔を披露。このユニークなダンスの振り付けは、サントリーのCM「アセロラ体操」や、映画『めがね』のメルシー体操などを手がけた“珍しいキノコ舞踊団”主宰の伊藤千枝によるもので、何度も観たくなるような内容となっている。映像は本日より公式サイトや、本作の上映劇場ロビーなどでも観ることができ、しずくちゃんの写真でダンスの踊り方をわかりやすく解説した“ロラックスおじさんシール”も配布される。『ロラックスおじさんの秘密の種』10月6日(土)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
2012年08月01日お笑いタレントの志村けんが、アメリカで大ヒットを記録しているアニメーション映画『ロラックスおじさんの秘密の種』でアニメの声優に初挑戦。6月12日(火)にアフレコ収録の模様を報道陣に公開した。アメリカで2週連続No.1を獲得し、すでに興行収入2億ドルを超える大ヒットとなっている本作。プラスチックと偽物で造られた街で、本物の木を求める少年・テッドの奮闘を描く。志村さんが演じるのは、森の守護者で木々の代弁者である毛むくじゃらのロラックスおじさん。“日本のおじさん”として志村さんに白羽の矢が立てられたが「僕の場合、“変なおじさん”ですからね(笑)」ととぼけた口調で笑いを誘う。62歳での声優初挑戦について「やったことないので『どうなるかな?できるのかな?』と思った」と正直な心情を明かし、「近眼と老眼なので台本の字も画面も見れなくて困りました」と苦笑を浮かべていた。ロラックスおじさんについて「優しくてちょっとおっちょこちょいなところがある。でも、やらしいところがないのはおれと全然違うね(笑)。アニメでも絡みがあればと思ったけど全然ない」と還暦を超えてもまだまだお盛んな様子で、スタジオは笑いに包まれた。劇中で主人公の少年・テッドは、憧れの女の子のために本物の木を手に入れるべく奮闘するが、志村さんが大切な人のために頑張った経験は?と尋ねられると「いろんな品物をあげたけど、結果は出なかった」と苦笑いを浮かべた。ちなみに最も高価なプレゼントは「車ですかね」と驚きの告白。しかも車種は「ベンツ」!報道陣からの「誰に?」という問いかけを「それは言えないでしょ!ずいぶん昔ですよ」と笑って煙に巻き、さすがの大物ぶりを見せつけた。『ロラックスおじさんの秘密の種』は10月6日(土)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。■関連作品:ロラックスおじさんの秘密の種 2012年10月6日よりTOHO シネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2012年06月12日累計130万部を突破した大ベストセラー歴史小説を8年の歳月をかけて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』が11月2日(金)より公開となる。このほど豪華キャストたちによる厳しい武将姿が眩しい、本作の予告編が到着した。一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親(ながちか)。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生を描く。時代劇のジャンルではこれまでシリアスな作風の映画が多かったが、今回届いた映像では「大逆転に驚き、笑え!」という文字が躍るように、原作が持つ独特のユーモアがそのまま映像化されていることがうかがえる。“大逆転”と“笑い”こそが本作のキーワードであるが、野村萬斎演じる“のぼう様”こと主人公・長親のひょうきんなキャラクターはまさにその2つを体現。佐藤浩市始め山口智充、成宮寛貴といった豪華な俳優陣がアドレナリン全開で雄たけびを上げ、戦場で活躍する雄姿が刻みつけられている一方で、“のぼう様”は民の赤子をあやしたり、榮倉奈々演じる甲斐姫に泥を投げつけられたりと、こちらの予告編に収められているのは“笑い”のみ。しかし、時折見せるシタリ顔に“大逆転”の部分が隠されている様子。果たして豊臣秀吉には成し得なかった、長親の奇策とは?『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年06月08日直木賞候補にもなった和田竜のベストセラー小説を野村萬斎主演で映画化した『のぼうの城』の第一弾予告編がこのほど公開された。『のぼうの城』予告編『のぼうの城』は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描いた作品。野村をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之らが出演し、犬童一心と樋口真嗣が監督を務める。圧倒的な戦力の差をつけられた長親の軍勢はどのようにして形勢を逆転し、勝利をおさめるのか? 小説『のぼうの城』は、その“奇策”の面白さと巧みさ、策を成功させるべく奔走する登場人物たちの魅力が読者の心を掴み、またたく間にベストセラーになった。累計130万部を突破した小説のオリジナルは実は、映画脚本。原作者の和田竜氏は脚本を基に小説を書き上げた。映画版はその意味で“真の”『のぼうの城』と言えるだろう。このほど公開された予告編も、少し奇妙な行動をとる長親や、激しい戦いの中で必死に生きる者たちの姿を積み重ねる構成で、原作ファンには読書時の記憶がよみがえる、未読の観客にはこれまでにないエンターテインメント映画の登場を予感させる内容になっている。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年06月08日昨年の東日本大震災の発生により公開延期となっていた『のぼうの城』の公開初日がついに11月2日(金)に決定!その注目のポスタービジュアルが解禁となったと共に、「エレファントカシマシ」が主題歌を担当することが発表された。歴史ものでありながら、歴史小説のファンだけでなく若者や女性たちの心をも掴み、累計130万部を突破した大ベストセラーを、8年の歳月をかけて映画化した本作。戦国の大武将・豊臣秀吉にたった500人の軍で挑み、民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親(ながちか)の波乱に富んだ人間ドラマを描く。バンド結成30周年という節目の年に、新曲として本作の主題歌を書き下ろすこととなった「エレファントカシマシ」のボーカリスト・宮本浩次は「主人公・成田長親に自分の心を投影し『ズレてる方がいい』というキーワードを得て、“ズレてる奴らのカッコよさ”を正面から歌い上げました」と同曲に込める思いを明かす。この主題歌について「時代劇とロックがコラボして、時代を超える何かが現代にフィードバックされた」と絶賛するのは、本作で“のぼう様”を演じた狂言師の野村萬斎。さらに、「日本にはいま、リーダーがいないと言われる中、“ズレてる”やつがリーダーとなって立ち上がり、困難に立ち向かうこの映画から、何か希望を見出せるのではないかと思います」と真摯に本作のメッセージを伝えている。今回お披露目となったポスタービジュアルには、榮倉奈々や成宮寛貴、山田孝之、佐藤浩市といった個性派の面々を背後に配し、中央でニヒルな笑みを浮かべる“のぼう様”(野村さん)の姿が写し出されている。全く強くも頭がキレそうにも見えないこの飄々とした雰囲気の男が、奇策・秘策で豊臣軍を翻弄するが、その采配とは?前述の3.11による公開延期からの再始動、時代劇×ロック、さらに監督を務めるのが『メゾン・ド・ヒミコ』の犬童一心と『日本沈没』の樋口真嗣の“ダブル監督”とあって、まさに異例尽くしの快作となりそうだ。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年秋、東宝系にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ■関連記事:尾野真千子、パワフルな朝ドラヒロイン役を肉食で乗り切る!鈴木保奈美、今度は榮倉奈々と母娘役!『のぼうの城』で11年ぶりスクリーン復帰成宮寛貴インタビュー「セリフなしでちゃんと愛してるって表現した」究極の純愛豪華9人!『のぼうの城』対照的な2種類のポスターが解禁水攻めを暗示?山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始
2012年05月09日キツネの主人公ゾロリの活躍を描いた大ベストセラー児童図書が初の長編映画化。『映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!』の公開が今冬に決定した。本作は、“いたずら王者になる夢”と“自分のお城をたててキレイなお姫さまをお嫁さんにする!”という目標のために修行を続けるゾロリと、その子分で双子のイノシシの冒険を描くアニメーション作品。既刊50巻を超える原ゆたか原作の『かいけつゾロリ』シリーズは、累計発行部数3200万部以上を誇る子どもたちに人気の児童図書。これまでにもTVアニメ化や短編での上映はあったが、本作ではシリーズの中でも特に人気の高い『かいけつゾロリのだ・だ・だ・だいぼうけん!前編・後編』を初の長編作品として完全映画化する。『映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!』今冬、全国ロードショー
2012年05月01日高機能!オールインワンゲルアサヒフードアンドヘルスケアから新製品「素肌しずくパックゲル」が1月30日から発売開始される。全国のドラッグストアや量販店、バラエティショップなどで購入できるそうだ。この「素肌しずくパックゲル」は、なんと化粧水、乳液、美容液、クリーム、パックという5つの機能を兼ね備えたスキンケアの決定版!まさに“オールインワン”なゲル化粧品となっている。忙しい女性のスキンケアには強い味方だ。うるおい実感!価格も手ごろで毎日使いたいこの新製品は、よりリーズナブルに、そして手軽に、かつ満足できる使用感が欲しいというわがままにしっかり応えてくれるアイテムとなっているとか。ゲルを肌になじませると、肌の上で水滴に変化し、うるおいが実感できるそうだ。配合成分も贅沢で、角質層へと深く浸透していく保湿成分の“浸透ヒアルロン水”、肌表面にしっかりと吸着し、膜を作る“吸着ヒアルロン水”をダブルで配合。さらにコラーゲン、セラミド、プラセンタ、コエンザイムQ10、大豆イソフラボン、EGF様ペプチドと、話題の成分をたっぷり含んでいる。さらっとしたみずみずしさのある使い心地ながら、濃密な保湿力をもっており、長時間しっとりとしたうるおいが続く肌へと導いてくれるそうだ。水分も出雲の精製水を使用したこだわりの品だとか。無香料、無着色、無鉱物油である点もうれしい。毎日のスキンケアに、新たに投入してみたい。元の記事を読む
2011年12月31日茨城のご当地グルメ「けんちんそば」が東京タワーにやってくる!『常陸秋そば in 東京タワー』が、2011年11月23日(水)開催決定。会場では、古くから各家庭や蕎麦店で親しまれてきた郷土料理、温かいけんちん汁の「けんちんそば」を、地元市民の手作りにより振る舞われる。また、常陸秋そばPRマンとして活動中の「黄門ヨネスケ」が販売応援にかけつけ、年末の年越しそばに向けての常陸秋そばのアピールを行う予定だ。そばの最高峰との呼び声高いブランドそば・茨城県常陸太田市「常陸秋そば」を、ぜひこの機会に味わってみては。常陸秋そば in 東京タワー開催:2011年11月23日(水・祝)11:00~18:00場所:東京タワー正面玄関スペース
2011年11月22日念願の初センターをGet☆20日、日本武道館にて「AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会」が行われた。その結果、優勝は篠田麻里子に。2代目となるじゃんけん女王の座を射止め、12月7日発売のシングルでのセンターポジションも手にした。彼女にとっても念願のセンター、選抜で初のセンターの獲得となり、優勝者あいさつでは、喜びを涙ながらに表現したそうだ。会場に足を運んだ多くのファンからは、割れんばかりの拍手と歓声が起きたという。姉妹グループも参戦で混戦となるなかでの優勝今回は姉妹グループであるSKE48とNMB48も初参戦し、AKB48の研究生も含め、本線には総勢68人が参加。約11000人のファンらが見守るなか、じゃんけんの熱い勝負が繰り広げられたそうだ。20日のじゃんけん大会前の篠田のブログには、ネイルで気合い入れの記事も。カラフルネイルも勝利に一役買ったかも?!それぞれの個性を光らせつつ、活躍の場を広げていく彼女たち。まだまだ人気をのばしそうだ。元の記事を読む
2011年09月21日9月公開の映画『のぼうの城』において、鈴木保奈美が榮倉奈々演じるヒロインの母親の役で11年ぶりの映画出演を果たしていることが明らかになった。秀吉の天下統一の総仕上げとなる小田原征伐において、武州の忍城(おしじょう)が、石田三成率いる2万の大軍にわずか500人で対抗し、見事、城を守りぬいたという史実を描く本作。勇も智もないながらに不思議な魅力で領民から慕われる“のぼうさま”をはじめ、個性的なキャラクターが数多く登場するが、野村萬斎に佐藤浩市、山口智充に成宮寛貴、榮倉奈々、さらには山田孝之、上地雄輔など超豪華キャストが集結し、壮大なスケールで戦国絵巻が展開される。鈴木さんが偶然、小説「のぼうの城」(小学館刊)を手に取り、他の歴史小説とは一線を画したオリジナリティあふれる世界観に共感したことで、2000年公開の『いちげんさん』以来11年ぶりとなる映画出演が実現した。1月より放送中のNHK大河ドラマ「江(ごう)〜姫たちの戦国」では織田信長(豊川悦司)の妹にして、茶々(宮沢りえ)、初(水川あさみ)、江(上野樹里)の“浅井三姉妹”の母親である“市”を演じている鈴木さん。乱世に翻弄されながらも強く生きる母親役で存在感を見せつけているが、同じく戦国時代を舞台にした本作で演じるのは、忍城の当主・成田氏長の妻・珠(たま)。昨年秋に行われた撮影では、眉毛を消した“麻呂”風の特殊メイクにも初挑戦し、美しさと“狂気”を感じさせる珠を外見、内面共に見事に体現した。犬童一心&樋口真嗣両監督は「『乱』の原田美恵子、『蜘蛛巣城』の山田五十鈴のように、現代とかけ離れた時代の女性をリアルに体現できる気品を持ち合わせている」と鈴木さんを絶賛している。鈴木さんからは「原作の大ファンでしたので、映像の片隅にでも参加することができて嬉しく思っています。壮大な水攻めシーン、賢くもしたたかな百姓たちとユニークな武士の掛け合いといった、原作の魅力がどのように映像化されているのか、愛読者のひとりとして完成が本当に楽しみです」というコメントが到着。「江」の市とは生い立ちや境遇は違えど、美しく、そして強い母という点で共通する珠ををどのように演じているのか?榮倉さん演じる甲斐姫との“母娘”関係にも注目が集まりそう。『のぼうの城』は9月17日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:のぼうの城 2011年9月17日より東宝系にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ■関連記事:成宮寛貴インタビュー「セリフなしでちゃんと愛してるって表現した」究極の純愛豪華9人!『のぼうの城』対照的な2種類のポスターが解禁水攻めを暗示?山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始『のぼうの城』新キャスト発表三成役を上地雄輔、大谷吉継に山田孝之榮倉奈々『のぼうの城』で時代劇初挑戦男勝りな姫役で乗馬も披露!
2011年02月17日壮大なスケールで描く時代劇『のぼうの城』のポスター画像が解禁!主人公“のぼう様”率いる「忍城軍」と豊臣秀吉の命を受けた石田三成率いる「天下軍」の2つのバージョンの計9名が写った迫力のビジュアルが明らかになった。犬童一心×樋口真嗣という邦画では異例のW監督体制で、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて製作された本作。戦国末期、小田原城攻めで天下統一を完成させようとする秀吉の命を受けて、石田三成が小田原城の支城・忍城(おしじょう)に攻め入る。守る忍城側の総大将は、でくのぼうの“のぼう様”として領民に親しまれ、勇も智もないながらも奇妙なカリスマ性を持つ成田長親。たった500の軍勢が豊臣の2万の大群と対峙し、城を守り抜くという戦国の世の奇跡の戦いが描かれる。今回発表された2種類のポスター。忍城軍のものは、笑顔で鷹揚と構える長親を中心に、榮倉奈々演じる、両群の命運を握る甲斐姫、成宮寛貴扮する軍略の天才を自称する酒巻、豪腕が売りの、山口智充演じる和泉、そして佐藤浩市の鋭い眼光が印象的な長親の幼なじみの侍大将・丹波がそれぞれ武器を構える姿が写っている。一方の豊臣方のポスターは、上地雄輔の三成に、山田孝之扮する三成の盟友・大谷吉継、平岳大扮する参謀・長束正家に市村正親の秀吉がギロリとこちらを睨む姿が写し出される。ちなみに、「忍城軍」の5人の足元にはなみなみと水が押し寄せているが、この“水”を使った三成による壮大な水攻めが、劇中、大きな見どころになっているとのこと。果たしてどのようなシーンに仕上がっているのか気になるところだ。ポスターで見るだけでも対照的な二つの軍だが、劇中ではどんなやり取りを見せてくれるのか?『のぼうの城』は2011年秋、全国東宝系にて公開。■関連作品:のぼうの城 2011年、全国にて公開■関連記事:山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始『のぼうの城』新キャスト発表三成役を上地雄輔、大谷吉継に山田孝之榮倉奈々『のぼうの城』で時代劇初挑戦男勝りな姫役で乗馬も披露!野村萬斎7年ぶり映画主演で“でくのぼう”の総大将に!佐藤浩市、成宮寛貴らと共演
2010年12月28日映画『のぼうの城』の製作現場会見が10月26日(火)、撮影が進められている京都・東映撮影所で行われた。この場で新たなキャスト陣も発表され、石田三成を上地雄輔、大谷吉継を山田孝之、長束正家役を平岳大、そして豊臣秀吉役を市村正親が演じることが明らかになった。天下統一を目前に控えた豊臣秀吉の命を受けた石田三成率いる2万の軍勢と、北条家の支城である“忍城”を守るおよそ500の兵たちの攻防を描いた本作。この日の会見には、すでに出演が発表されていた野村萬斎、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴に、上地さん、山田さん、平さんを加えた8人のキャスト陣が出席した。“でくのぼう”から取った“のぼう様”という名で領民に呼ばれても意に介することなく、窮地に際して卓越したリーダーシップを発揮する不思議な主人公・成田長親を演じた萬斎さんは「原作では大男となっておりますが、私はこのように、並んでも大きくありませんので、また違った形で監督・ほかのキャスト、スタッフのみなさんと撮り進めております。また違う“のぼう”をご期待いただきたいと思います」と挨拶。“忍城”を守る側の面々は、長親の幼なじみで侍大将の“丹波(たんば)”こと、正木丹波守利英を演じる佐藤さんと若き侍大将の酒巻靭負を演じる成宮さん、丹波をライバル視する豪傑の和泉(いずみ)こと、柴崎和泉守に扮する山口さん、そしてヒロイン甲斐姫役の榮倉さん。撮影中のエピソードを尋ねられた佐藤さんが「北海道のオープンセットの合戦シーンから撮影に入りまして、主役の萬斎さんに会ったのはクランクインしてから1か月後ぐらい。この軍の三銃士(佐藤さん、山口さん、成宮さん)といいますか、そのメンバー全員に会ったのは、1か月半後ぐらいで、いまもちょっとギクシャクしているんですが(笑)…と漏らすと、萬斎さんが「そんなことない!」と“反論”。佐藤さんは「冗談です」と笑いつつ「みんなバラバラで戦っていたので、やっと会えて一つになれたなという思いがしました。不思議なもので合わなそうな皆ですが、舞台裏や楽屋では本当に楽しく、世代もみんな違うんですが明るくやっております。忍城の雰囲気というかそれぞれのキャラクターに合わせた感じで、非常に上手くハマって接してられるので、そういうイメージを醸し出してるんではないかと思います」と明かした。「山口さんがいつも笑いを提供してくれる」と榮倉さん。「山口さんはやはり面白い?」というMCの問いに「うーん…面白いです」とちょっと迷いつつ答えると、早速山口さんから「そこはハッキリ言ってもらわないと!」と突っ込みが入り、会場は笑いに包まれた。成宮さん曰く現場では「浩市さんも萬斎さんも山口さんも奈々ちゃんもみんなが盛り上げ隊長みたいな感じ」。一方の忍城を攻める豊臣の側の面々。三成役の上地さんは「僕たち(上地さん、山田さん、平さん)もクランクインして2か月近くになるんですけど、昨日初めて成田軍にお会いしました。それまで2か月間、3人で(成田軍に)負けないぐらい仲良く和気藹々と過ごしておりました。プライベートでも飲み行ったり、ご飯食べたりしているぐらい、仲が良いです」とアピール。三成の友であり同僚である吉継役の山田さんは「(チームワークは)良いと思いますよ。作品の中ではチームワークは悪いです。吉継と正家がきゃんきゃん言い合って、三成はボケーっとしてる感じですが、撮影中の僕らは良いと思います」と同意。高飛車な武将・正家役の平さんは、“リーダー”上地さんについて「たまに英語を喋ったり、笑わせてくれるリーダーです」と説明。上地さんによると「平さんは帰国子女なので、英語を教わろうと思いまして、日々、英語を使うようにしています」とのこと…。山田さんの「リーダー上地さん、いいんじゃないですか」という言葉に会場は再び笑いに包まれた。三成、吉継という“歴女”たちの間で人気の高い武将の配役も決まり、ますます期待が高まるところ。このキャスト陣がどのような化学変化を見せてくれるのか?完成が楽しみな『のぼうの城』。公開は2011年秋、全国東宝系にて。■関連作品:のぼうの城 2011年、全国にて公開■関連記事:榮倉奈々『のぼうの城』で時代劇初挑戦男勝りな姫役で乗馬も披露!野村萬斎7年ぶり映画主演で“でくのぼう”の総大将に!佐藤浩市、成宮寛貴らと共演
2010年10月28日野村萬斎、佐藤浩市ら豪華キャストで贈る『のぼうの城』のヒロイン役で、榮倉奈々が初めて時代劇に挑戦することが明らかになった。天下統一を目前に控えた秀吉の命を受けた石田三成が率いる二万の大軍を、でくのぼうを揶揄した“のぼう様”こと成田長親を城代とする武州・忍城の500人の軍勢が迎え撃ち、見事に城を守り通したという戦国時代の実話を映画化した本作。榮倉さんは長親にひそかに想いを寄せる、当主・成田氏長の娘・甲斐姫を演じる。この甲斐姫、誰もが見とれるほどの美貌を持ちながらも、自ら刀を握って斬りこんだり、侍を投げ飛ばすなど男勝りの激しい一面を持つ。榮倉さんは時代劇初挑戦となるが、乗馬や合気道の練習をこなし、甲斐姫に関する歴史書を読み漁り「すっかり戦国モノのファンになった」らしく、8月末の撮影初日から見事な手綱さばきで華麗な乗馬シーンを披露していたという。榮倉さんは「乗馬や合気道の練習、犬童(一心)監督、樋口(真嗣)監督に勧めていただいた黒澤明監督の作品を観たりしているうちに、すっかり自分自身が戦国時代のファンになっていました。実際、北海道の巨大なオープンセットに初めて足を踏み入れた瞬間、そのスケールの大きさにテンションが上がりました。緊張や不安よりも、楽しみ、ワクワク感でいっぱいです。時間を超えて、当時の世界に生きている感覚を味わい、のびのびとお芝居ができたらいいなと思っています」と意気込みを語ってくれた。ちなみに、榮倉さんの言葉にもあるが本作の撮影は北海道で行われており、苫小牧に広大なオープンセットを組んで忍城を再現。劇中、三成が“水攻め”を行うが、水の中に浮かぶ城がどのように描かれるのかも注目を集めそうだ。さらに今後、10月下旬まで山梨、京都などで撮影が行われる予定だという。『のぼうの城』は2011年、全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2011年、全国にて公開■関連記事:野村萬斎7年ぶり映画主演で“でくのぼう”の総大将に!佐藤浩市、成宮寛貴らと共演
2010年09月08日狂言師の野村萬斎が映画『のぼうの城』で『陰陽師II』以来7年ぶりとなる映画主演を務めることが決定!併せて佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴が共演陣として出演することも発表された。本作の原作となっているのは、本屋大賞で2位にランクインし、直木賞の候補にもなった和田竜による同名ベストセラー。和田さんは新人脚本家の登竜門、城戸賞を受賞しているが、その受賞作品「忍ぶの城」が、映画化を前提に和田さん自身の手で小説化され、「のぼうの城」として2007年に小学館より刊行された。戦国末期、天下統一を控えた豊臣秀吉の北条家攻略のさなか、最後まで落城することがなかった支城があった。武州の忍城(おしじょう)。秀吉の命を受けた石田三成が2万の大軍で城を包囲するが、城代・成田長親はわずか500騎でこれを迎え撃つ。領民から、でくのぼうを意味する“のぼう様”との愛称で呼ばれる長親は、天下を敵に回し、いかに城を守ったのか?その戦いの一部始終が描かれる。主人公の“のぼう様”こと成田長親を演じるのは、狂言界の至宝・野村萬斎。『陰陽師II』以来の7年ぶりの映画主演作となる本作で、底知れぬ人望で人心を掌握する希代の総大将を演じる。「自分は長親のように、ぼーっとしているのかなと思ったのですが、そういう自覚がないところや、時々、突然ビックリするようなことを発言するらしいところなどが、既に役に近いのかもしれません(笑)」とは萬斎さんの弁。さらに、長親についても「ある種、高みにいるのか低みにいるのかよく分からないのですが、ちょっと俯瞰して見ていたり、仙人的な空気を持っていたり、どこかネジが1つ落ちてしまっているようでもあり(笑)」と、とにかく、これまでになくぼーっとした役柄であると説明。長親の幼なじみにして成田家の侍大将で、武辺者の証である“皆朱の槍(かいしゅのやり)”を持つ“丹波(たんば)”こと正木丹波守利英を演じるのが佐藤さん。萬斎さんによると「冗談で、もし『陰陽師III』を撮ることになったら、悪役は佐藤浩市さんにお願いしたいというお話をしておりました」とのことだが、思わぬ形で初共演が実現することになった。その丹波をライバル視する、6児の父で恐妻家の一面も持つ豪傑“和泉(いずみ)”…柴崎和泉守に扮するのは山口さん。今回の発表に際し、山口さんは「多勢の敵を少数で迎え撃つ勇姿や、妻子を持ちながらも命がけで戦い抜く精神に、男として『こういう男でありたい!』と憧れを持ち、どこか自分の中にもある、『なまぬるくおさまりたくはない!刺激を求めて生きたい!』という気持ちを奮い立たせてくれる役だと思います」と強い言葉で役柄、作品への思いを語ってくれた。そしてもう一人、若年で実践の経験はないものの、あらゆる兵書を読破し“軍略の天才”を自称する“靭負(ゆきえ)”こと、侍大将の酒巻靭負を成宮さんが演じる。成宮さんは「原作が話題になっているのは知っていたけれど、時代物か…と、何となく手を伸ばすのに抵抗がありました。台本をいただいてみて、想像以上に面白かった。面白すぎました。僕の演じる酒巻靭負は、現代語に近い台詞回しなので、(ヒロインの)甲斐姫へ想いや、武将としてのプライドも、とてもストレートに伝わりやすいし、青臭い感じも含めて、可愛らしいキャラクターだと思います。こういうエンターテイメント性の高い作品に参加できることもすごく幸せに思います」と出演の喜びを語っている。さらに、本作の特徴と言えるのがW監督であるところ。『メゾン・ド・ヒミコ』、『ゼロの焦点』の犬童一心監督と『ローレライ』、『日本沈没』の樋口真嗣監督がタッグを組んで、壮大かつ緻密な戦国絵巻を描き切る!原作にある三成による大規模な“水攻め”はどのように描かれるのか?ヒロインの甲斐姫や三成ほか、魅力的なほかの登場人物たちを誰が演じるのか?などなど、いまだ明かされていない気になるポイントも…。構想7年を経てついに動き出した『のぼうの城』。撮影は今年8月よりスタート。2011年、全国にて公開。© オノ・ナツメ■関連作品:のぼうの城 2011年、全国にて公開
2010年06月23日