トップスター・早霧せいな率いる宝塚歌劇雪組の勢いが止まらない。『ルパン三世』『るろうに剣心』といった人気漫画の舞台化から、日本物の名作となった『星逢一夜』まで常に100%を超える観客動員を記録。注目を集める大劇場公演4作目『私立探偵ケイレブ・ハント』『Greatest HITS!』の制作発表会が、7月19日に宝塚バウホールで行われた。宝塚歌劇雪組 宝塚大劇場公演『私立探偵ケイレブ・ハント』/『Greatest HITS!』チケット情報出演者からは主演の早霧せいな、雪組トップ娘役・咲妃みゆ、男役スター・望海風斗が出席。3人揃っての粋なダンスや、恋人同士の役柄に扮したトップコンビのデュエットナンバーなどが披露された。現在『ローマの休日』に出演中の早霧は、「ローマから(芝居の舞台となる)アメリカへ無事に行けているのだろうかと自問自答した」と言って笑わせながら、「曲が自分の中でしっくりきて私を助けてくれました」と話す。咲妃はそんな早霧のダンスシーンに、「煌びやかに登場するのを舞台袖で拝見してワクワクしました!」と。望海も「ふたりと一緒に踊りながら、『この呼吸が懐かしい。早く一緒に作品を作りたい』という気持ちになりました」と、声を弾ませる。ミュージカル『私立探偵―』はベテラン演出家・正塚晴彦の新作。正塚は早霧について「稽古での計算などを一切捨てて、舞台で“生きている”かのように演じる感覚が強い人」と話し、探偵仲間(望海風斗・彩風咲奈)と共に調査案件に立ち向かうケイレブ・ハント役をあてがった。早霧はこれまで敵対することが多かった望海との新たな関係に、「ふたりだからこそ描ける友情をお見せしたい」と笑顔。正塚は「事件解決だけでなく各々の私生活や想いも描いた人間ドラマ。シリアス一辺倒の探偵ものではなく、笑いも取り入れる」と言い、軽妙なやりとりでも魅了しそう。また恋人イヴォンヌ(咲妃)との大人の恋愛について、早霧は「温かいものがお客様に届けばいいなと思っています」と話す。結婚へ踏み出す前の繊細な男心にも注目だ。『Greatest HITS!』は心躍る名曲で綴るショー。「世界中で歌われている歌を集めて、雪組とお客様が心を通わせられる楽しいショーを作りたい」と作・演出の稲葉太地。「早霧の魅力は昔から元気なところで、久しぶりに稽古場で会ったらさらに振り幅、リアクションが大きくなっていた!」と語り、早霧がサンタクロースに扮するシーンも用意。12月25日の東京公演千秋楽に向けて、クリスマスソングで盛り上がる。早霧は「サンタにプレゼントをお願いしたときの気持ちを思い出し、子どもの心をお客様にお届けしたい」と意気込む。また咲妃にはドラマ的な要素が入るシーン、望海にはひと場面リアルな感情を歌で表現するシーンがあることも稲葉から発表され、雪組生の得意な分野を存分に活かしたショーを予感させた。公演は、10月7日(金)から11月7日(月)まで兵庫・宝塚大劇場にて上演。チケットは9月3日(土)10:00より一般発売開始。取材・文:小野寺亜紀
2016年07月25日生田斗真主演と『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がタッグを組んだ映画『秘密 THE TOP SECRET』。この度、映画の公開を記念して、実はIQが高いお笑い芸人「トレンディエンジェル」が、本日7月22日(金)の1日限定で、本作の公式ウェブサイトをジャックしているようだ。被害者の脳に残った記憶を映像化し、迷宮入りした事件を捜査する警察庁の特別機関「第九」。 室長をつとめる天才・薪剛(生田斗真)のもとに新人捜査官の青木一行(岡田将生)が配属された。 新人の青木は、死刑囚の脳の記憶を見て、行方不明の少女を探す捜査にとりかかる。 脳内捜査を進めると、事件を根底から覆す驚愕の真犯人が現れた。さらに、事件は次々と連鎖し、 決して触れてはならないとされる日本を震撼させた、貝沼事件へとつながっていく。 そこには、今は亡き薪の親友、元「第九」捜査官・鈴木(松坂桃李)が、 自分の命と引き換えにしてまで守ろうとした、「第九最大の秘密」が隠されていた――。このほどジャックされた公式ウェブサイトでは、劇中で生田さん率いる警察庁のエリート集団・特殊脳内捜査チーム「第九」に対抗し、「裏第九」を結成! 本作のビジュアルを模した「裏第九」ビジュアルでは、「トレンディエンジェル」の2人が生田さんや松坂さんら本作の登場人物になりきり、「裏第九」の人員不足を補完!また、併せて到着したPR映像では、冒頭から「本来出るべきなのは俺だけどな」と“斎藤さん”こと斎藤司がアピール。そして本映像とともに、頭に装置を装着する場面映像に対して「それだったら俺の方がフィット感あるよ」など頭部を気にしつつ、斎藤さんならではの目線で、見どころを紹介している。さらに、WOWOWと「GYAO!」では、トレンディエンジェル扮する「裏第九」が、「第九」に対抗するための秘策を手に入れるべく、捜査に繰り出す様子を特別番組として放送&配信する予定。『秘密 THE TOP SECRET』は8月6日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月22日俳優の小栗旬が、『るろうに剣心』シリーズで知られる大友啓史監督と初タッグを組む映画『ミュージアム』(11月12日公開)の特報映像とティザーポスターのビジュアルが28日、公開された。原作は、巴亮介氏が漫画誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載していた同名のサイコスリラー漫画。小栗は、相手を徹底的に調べ上げた上で殺し方を演出する連続猟奇殺人犯・カエル男を追う警視庁捜査一課の沢村久志刑事役を務める。この沢村は、ターゲットとして自身の妻と子どもがリストアップされていたことから犯人を追い詰めるも、周到に仕組まれた罠の中で絶望的な状況に陥ってしまう。特報では、見せる事にこだわった犯行を繰り返すカエル男をフィーチャー。廃工場のような場所に捕まえられている引きこもりの青年に有罪判決を下し、"母の痛みを知りましょうの刑"を執行する場面から始まり、"ずっと美しくの刑"、"針千本飲ますの刑"、"均等の愛の刑"など殺人アーティスト・カエル男が下す刑罰の数々が明らかになっている。また、絶叫する青年を「君は…有罪」と追い詰めているように、その声も初披露。青年の焦りとは対照的に、カエル男は残酷なシーンでもひょうひょうとした雰囲気を崩さずにおり、不気味さを強調している。さらに、その犯行現場は、見られることを前提に作られた芸術作品のよう。この残虐性と芸術性を併せ持ったセットおよび装飾は、大友監督のこだわりによるものだ。映像は、カエル男に追い詰められ、ボロボロに傷ついた沢村が何かを見つけ、叫び声をあげて終わる。あわせて公開されたティザーポスターにも「判決の結果、君は有罪」との言葉で、沢村に判決を突きつけるカエル男の姿が。マスクをかぶっているにも関わらず喜々とした表情が読み取れると共に、異様な雰囲気が漂っており、カエル男を追うも、逆にじわじわと追い詰められて行く沢村の緊張が伝わる仕上がりとなっている。(C)巴亮介/講談社 (C)2016映画「ミュージアム」製作委員会
2016年06月28日俳優・小栗旬と『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督のタッグで贈る映画『ミュージアム』。この度、映画に登場する殺人アーティスト・カエル男をフィーチャーしたスマホジャックムービーと前売り特典の詳細が明らかになった。雨の日に起きる連続猟奇殺人事件。犯行現場に残された謎のメモ、そして見つけられることを前提としたかのような死体。犯人はカエルのマスクを被った通称・カエル男。事件の関連性に気付いた沢村刑事(小栗旬)が捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。カエル男の次のターゲットとは。そして、犯人を追うはずの沢村が、逆に絶望的な状況に追い詰められていく。果たしてカエル男の目的とは――。原作は漫画大国日本を震撼させた巴亮介の同名コミック。「ヤングマガジン」(講談社)で連載されるや否や、その想像を絶する過激描写と、読めば読むほどハマってしまう緻密に練られたストーリー構成、裁判員制度の問題という奥深いテーマも盛り込み、連載終了後も“ヤバすぎる!”とSNS上で拡散。いまもなお、熱狂的ファンを増やし続けている超問題作だ。主演の小栗さんをはじめ、妻・遥役に尾野真千子、沢村のと共に事件を追う相棒・西野純一役に野村周平。そのほか丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋、松重豊らが出演する。このほど到着したのは、スマートフォンの画面サイズに合わせて制作されたスマホジャックムービー。動画を再生すると天気予報の映像が流れるが、突如画面にノイズが入ると、晴れ予報の表示が雨に!「雨が降ると、奴が来る…」スマホが壊れてしまったかのように様々なアプリが起動し、暴走してしまう。そして、映画に登場する殺人アーティスト、“カエル男”から恐怖の着信がくるという、リアルな恐怖感を煽るムービーとなっている。そして併せて7月1日(金)より発売される前売り特典の内容も明らかに!劇中で殺人アーティスト“カエル男”は、犯行現場に必ず「ドッグフードの刑」や「母の痛みを知りましょうの刑」などと書かれた謎のメモを残していくのだが、そのメモにならった“お仕置き付箋”を本作の前売り特典にするという。デザインは、CGクリエイター、声優、監督として大活躍中の「秘密結社 鷹の爪」のFROGMANが担当。可愛いけどちょっと不気味な“カエル男くん”のキャラクターイラストを書き下ろし、元祖“カエル男”ことFROGMANと「ミュージアム」のスペシャルコラボがここに実現した。デザインを担当したFROGMANは、「僕のFROGMANという名で、まさかこんな形で関わる機会を頂けるとは思いもよらず、しかも僕の作風とは真逆なシリアルキラーとは!どこかユーモラスなカエル男。きっと日本映画史に残る愛すべきキャラとなるでしょう!」と喜びを語った。『ミュージアム』は11月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月24日「ハイスクール・ミュージカル」シリーズや「マイケル・ジャクソンTHIS IS IT」のケニー・オルテガが手がけた最新ミュージカル「ディセンダント」のDVDが現在発売中。この度そんな本作から、本日6月24日(金)の「ドレミの日」にちなんで、歌とダンスで贈るミュージカルシーンが解禁された。マレフィセントの娘・マルをはじめとするヴィランズの子どもたち。そんな彼らにマレフィセントは、自分たちを島に閉じ込めた善人たちへの復讐を企て、フェアリー・ゴッドマザーの魔法の杖を奪ってくることを命じるが…。“子孫”という意味を持つ「ディセンダント」。「もしも、ディズニー・キャラクターに子孫がいて、10代だったら?」という設定で、マレフィセントや、『アラジン』の卑劣な右大臣ジャファーなど、ディズニーヴィランズ(悪役)やディズニープリンセスの子どもたちが登場し、ヴィランズを親に持つ子どもたちの善と悪との間で揺れ動く心を描き、歌やダンスも圧巻のミュージカル作品となっている。また先日、本作の続編製作が正式に発表され、また新たに話題を集めている。主人公は、第2のザック・エフロンとの呼び声も高い注目株のダヴ・キャメロンが演じる、マレフィセントのひとり娘・マル。マレフィセントはご存知、「眠れる森の美女」で、オーロラ姫に呪いをかけた邪悪な妖精だ。マルたちヴィランズは、魔法のバリアで覆われたロスト島に住んでいたが、ある日、「美女と野獣」のビーストが国王として統治する善人たちが暮らすオラドン合衆国に招かれることに。そこでマレフィセントは、善人たちへの復讐のために、娘のマルに、フェアリー・ゴットマザーの魔法の杖を盗んでくるように命令する。母と強い絆で結ばれたマルは、これまでマレフィセントの教えどおりにイタズラや嫌がらせをしてきたが、ビースト国王の息子・ベン王子たちと交流することで、“良心”というものが芽生え、次第に自分たちが働く邪悪な行為に対して疑問を抱くようになる。その親子の葛藤と、マルの心の成長は、本作のストーリーの大きな軸となっている。今回到着したのは、マルのそのくすぶった心の内を母・マレフィセントにぶつけた時に、マレフィセントが「私たちは本物の悪者」と、娘のその思いをねじ伏せようとするシーン。ダヴとマレフィセント役のミュージカル女優・クリスティン・チェノウェスが織りなす息の合った歌唱シーンは圧巻だ。宇宙をも支配する魔力を手に入れたいという恐ろしい野望を持っているマレフィセント。「邪悪な私の娘」と歌っているように、マルはその母の悪事に加担し、親と同じく悪の道を進むしかないのか? それとも、自分たちでチャンスをつかみ、人生を切り開くことができるのか? その結末はぜひ本編で確かめてみて。「ディセンダント」DVDは発売中&デジタル配信中。(cinemacafe.net)
2016年06月24日映画『ミュージアム』が2016年11月12日(土)に全国ロードショー。主演は『信長協奏曲』のヒットが記憶に新しい小栗旬。監督は『るろうに剣心』『龍馬伝』『ハゲタカ』などで新風を巻き起こし、『秘密 THE TOP SECRET』の公開も控える大友啓史監督。そのほか、キャストでは、尾野真千子、野村周平、大森南朋、松重豊らが脇を固める。そして、犯人の通称・カエル男は妻夫木聡が演じる。カエル男は自らをアーティストと呼び、ターゲットを見定め、その人に相応しい“私刑”を演出する連続猟奇殺人犯だ。犯行現場には、「ドックフードの刑」「母の痛みを知りましょうの刑」など、謎のメモが残される。原作は、ヤングマガジンで連載された巴亮介氏の同名コミック「ミュージアム」。雨の日に殺人繰り返す連続殺人鬼、またその過激な描写、読む人を引き込んでいく緻密なストーリー、タイムリーな問題・裁判員制度などを盛り込んでヒット。その残虐性やゲーム性から大きな話題を集めた問題作だ。楽曲は、日本に留まらず北米、南米、ヨーロッパ、ロシア、アジア各国などに活動の場を広げるロックバンド・ONE OK ROCKが本作の主題歌「Taking Off」を提供。映画『るろうに剣心』3部作に引き続き、大友監督と再びタッグを組む。【ストーリー】雨の日に起きる連続猟奇殺人事件。犯行現場に残された謎のメモ、そして見つけられることを前提としたかのような死体。犯人はカエルのマスクを被った殺人アーティスト・カエル男。事件の関連性に気付いた沢村刑事が捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。カエル男の次のターゲットとは…。そして、犯人を追うはずの沢村が、逆に絶望的な状況に追い詰められて行く。果たして、カエル男の目的は?【概要】出演:小栗旬 尾野真千子 野村周平 丸山智己 伊武雅刀 田畑智子 市川実日子 大森南朋 松重豊原作:巴亮介「ミュージアム」(講談社「ヤングマガジン」刊)監督:大友啓史脚本:高橋泉 藤井清美 大友啓史製作:映画「ミュージアム」製作委員会制作:プロダクション:ツインズジャパン配給:ワーナー・ブラザース映画© 巴亮介/講談社 © 2016映画「ミュージアム」製作委員会
2016年06月24日実力派ミュージカルスターによるガラコンサート『ブロードウェイ・ミュージカルライブ 2nd』が6月14日(火)・15日(水)、東京・EXシアター六本木にて上演される。2010年から上演を重ねる本コンサートの、今回は新シリーズとしてコンセプトバージョンを開催。シリーズ第一回目は「トニー賞VSアカデミー賞」と題してミュージカルナンバーのみならず、多くの人の心に残る映画音楽の名曲も含めた、豪華ラインナップが実現した。今回のこのコンサートに、日野真一郎が意外な選曲で初参加する。メンバー5人全員が音大卒である男性ヴォーカル・グループ“LE VELVETS(ル ヴェルヴェッツ)”に所属する日野は、メンバーに先駆けてミュージカル『ファントム』(14年)に出演。歌手、俳優として活躍が期待される次世代スターのひとりだ。「トニー賞VSアカデミー賞」チケット情報「普段は5人で活動しているので、このようにひとりで参加するのはプレッシャーもあります。でも確実に経験値は上がるはず。僕が一番最初にミュージカルの舞台に出てから、今はほかのメンバーもそれぞれミュージカルを経験するようになりました。その後にグループに戻って一緒に歌った時に、やっぱり違いがわかるんですよね。僕らはお互い、どう学んだか、いろいろ経験してきたことをシェアするので、ほかのメンバーが経験したことも、あたかも自分が経験したかのように感じられる。グループとしても個人としても、レベルが上がっているんじゃないかなと思えるんです」日野が今回ソロで披露する楽曲は、『レ・ミゼラブル』からファンテーヌが歌う名曲『夢やぶれて』と、映画『ミスター・アーサー』の主題歌であり、クリストファー・クロスの世界的ヒット曲で知られる『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』だ。「『夢やぶれて』は以前から大好きな曲だったんですが、女性が絶望の思いのなかで歌い上げる曲というのもあって、自分で歌うことは避けていたんですね。でも今回思いがけず勧められて、これは歌う運命にあるんだなと(笑)。女性曲だけど、もし男性がこのような思いで歌ったらどうなるのか、僕なりの歌い方を今、探っているところです。『ニューヨーク~』のほうもリクエストをいただいて、これはぜひ本物を聴きたい!と思って、4月のクリストファー・クロスの来日公演を観てきました。自分でも今歌ってみて、素敵なメロディにどんどん心惹かれています」本コンサートならではのお披露目となるソロ曲とともに、悠未ひろとのデュエット曲『Somewhere』(『ウエストサイドストーリー』より)も予定している。宝塚歌劇団出身の長身スターである悠未と声を合わせてみて、「とても面白かった。新しいものが生まれそうです!」と手応えも上々。美麗テノールが誘う曲の新たな世界観をぜひ味わいたい。「ミュージカルや映画の名曲とともに、その曲を聴いた当時の思い出を振り返る…そんな素敵なコンサートになると思います」取材・文/上野紀子
2016年06月10日俳優・生田斗真が主演を務め、実写『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを取る映画『秘密 THE TOP SECRET』(8月6日公開)の場面写真が27日、公開された。原作は、清水玲子氏が漫画誌『MELODY』(白泉社)で連載していた同名コミック。被害者の脳の記憶を映像化する「MRIスキャナー」を駆使して"脳内捜査"を行う警察庁の特別機関「第九」が、迷宮入り事件を解決していくミステリーを描く。"脳内捜査"は有用な一方、捜査官の脳を媒介として、被害者や死んだ凶悪犯の脳とコンタクトするため、相手の感情が自分に移行してしまう危険があり、闇に引きずり込まれるというリスクも持っている。メインとして公開された場面写真は、岡田将生演じる「第九」新人捜査官・青木一行が、死刑囚・露口浩一(椎名桔平)の記憶を"脳内捜査"で映像化し、行方不明の長女・絹子(織田梨沙)を探し出すシーン。おびただしい数のチューブが伸びた装置を付け、記憶をのぞき見る青木は、恐怖とも苦痛ともつかぬ表情を見せている。また、生田演じる薪と共に「第九」を立ち上げ、最大の理解者でもあった捜査官・鈴木克洋(松坂桃李)の写真も。おびえながらも鬼気迫る表情で、こめかみに銃口を向ける緊迫の一瞬が映し出されている。さらに、"脳内捜査"に嫌悪感を抱きながらも「第九」と共に捜査をするたたき上げの刑事・眞鍋駿介(大森南朋)、鈴木の生前の恋人で薪とは古くからの友人でもある監察医・三好雪子(栗山千明)らの神妙な面持ちを捉えた写真もあわせて公開された。(C)2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会
2016年05月27日生田斗真、岡田将生、松坂桃李ら豪華な俳優陣を迎えた、大河ドラマ「龍馬伝」や『ハゲタカ』、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督の最新作『秘密THE TOP SECRET』。このほど、“脳内の記憶を映像化する”という前代未聞のシーンをスクリーンに結実させた本作から、それぞれが鬼気迫る表情を見せる場面写真が一挙に解禁となった。本作の主人公は、生田斗真が演じる天才・薪剛。彼が室長を務める特殊脳内捜査チーム「第九」が行う“脳内捜査”とは、死んだ人間の脳に残された記憶を映像化し、それを元に事件を解明する新しい捜査手法。この“脳内捜査”は、迷宮入り事件の真相を暴き、犯罪捜査を革新的に進化させるものだったが、一方で捜査官の脳を媒介に、被害者や死んだ凶悪犯の脳にコンタクトするため、相手の感情が自分に移行してしまう危険があり、ダークサイドに引きずり込まれるという大きなリスクを持っていた――。今回解禁となった場面写真は、岡田さん演じる薪の部下で「第九」新人捜査官・青木一行が、死刑囚・露口浩一(椎名桔平)の脳の記憶を脳内捜査で映像化し、行方不明の長女・絹子(織田梨沙)を探し出す、というシーン。装置を装着し、露口の記憶を覗き見る彼の表情は、恐怖とも苦痛とも、驚きともつかぬもの。露口の記憶には、いったい何が映し出されているのか…。まさに記憶に隠された“秘密”が気になる一枚となっている。また、併せて届いた場面写真は、薪と共に「第九」を立ち上げ、最大の理解者でもあった松坂さん演じる捜査官・鈴木克洋の姿も。鬼気迫る表情で、こめかみに銃口を向ける緊迫の写真からは、対峙する薪との間に何があったのか、気にならずにはいられない異様な雰囲気が漂っている。さらに、脳内捜査に嫌悪感を抱きながらも「第九」と共に捜査をする、叩き上げの刑事・眞鍋駿介(大森南朋)の緊迫の表情、鈴木の生前の恋人で、薪とは古くからの友人でもある監察医・三好雪子(栗山千明)の意味深な表情などが一挙に公開されている。やがて、行方不明の絹子を捜索していくうちに、つながるはずのない事件が次々と連鎖し、「第九」捜査官たちの前に最大の謎が立ちはだかることに。その謎に足を踏み入れていくにつれ、明かされる登場人物たちそれぞれの“秘密”は、観る者を蒼然とさせるに違いない。『秘密 THE TOP SECRET』は8月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月27日2012年に韓国で誕生し、心理スリラーミュージカルという新たなジャンルを打ち立てた『ブラック メリーポピンズ』。小劇場オリジナルミュージカルでありながら、その年の韓国の公演ランキングトップ10に入る人気作となり、2014年には日本で初演。作品により深みを加え、シャープに仕上げた田村孝裕の上演台本、鈴木裕美による巧みな演出で上演した日本版も高い評価を得、今回満を持しての再演が決定。そのタイトルロールを演じる一路真輝に舞台の話を聴いた。ミュージカルブラック メリーポピンズ』チケット情報「『メリーポピンズ』に『ブラック』が付いているようにちょっとサスペンス的、スリラー的な作品になっています。と言っても、オドロオドロしいとかではなく、心の中の痛みのようなものを表している作品。私はタイトルロールでありながら、そんなに出番がある訳ではなく、4人の兄妹を見守る役。でもその中で存在感を出さないといけないという、難しくて私自身とても勉強になった役でした」14年前に起った火事の記憶を失った4人の養子たち、そして失踪した家庭教師メリーの衝撃の事実が明かされていく物語。今回、メリー役の一路真輝、養子の兄妹を演じる小西遼生、上山竜治、良知真次ら初演メンバーに加え、新ヒロインとして中川翔子が初参加。彼女にとっては初舞台、初ミュージカルでの大役で、その辺りも見どころだ。「私は今年35周年になるんですが、小西遼生くんが『僕、生まれてなかった』とか言うんですね。兄妹の最年長ですら、私の芸歴にかなわない(笑)。私は舞台の上に立っている事が日常だったりするのですが、若い女優さんから『舞台に立つことが怖い』という話も聴いたり。私にできることがあれば力を貸してあげたいなって思う時期に、(中川)翔子ちゃんが入ってくるよとお聞きして。ご一緒できるのは本当に楽しみですし、できることがあればお手伝いさせていただきたいと思ってます」本作は舞台上に真ん中に大きな盆、そして小さな盆が4つあり、それぞれの回転や照明で、現在と過去を行ったり来たりする展開。「いきなり子どもになったり、現在に戻ったり、最初は驚くかもしれませんが、観る内にどんどん引き込まれる感じですね。音楽も主張しずぎず、でもとても効果的に使われていて、楽曲とセリフがきちんと融合していて自然。ミュージカルが苦手という方でも楽しんで頂けると思いますよ」新たなミュージカルの魅力を感じさせてくれそうな本作、5月29日(日)まで東京・世田谷パブリックシアター、6月3日(金)から5日(日)兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、9日(木)福岡・福岡市民会館 大ホール、17日(金)愛知・愛知県芸術劇場 大ホールで上演。チケットは発売中。
2016年05月19日生田斗真と『るろうに剣心』 シリーズの大友啓史監督がタッグを組み、岡田将生、松坂桃李、さらに吉川晃司ら錚々たるキャストで、清水玲子によるミステリーコミックを実写化する『秘密THE TOP SECRET』。このほど、そのキャスト陣がそれぞれ意味ありげな表情を浮かべるキャラクター写真と、本予告映像が解禁となった。被害者の“脳に残った記憶”に潜入し、迷宮入り事件を暴く警察庁の特別機関「第九」。だが、その「脳内捜査」は誰もが持つ、絶対に知られたくない「心の秘密」をも暴いてしまう危険を伴っていた――。登場人物のそれぞれが心に秘めた、“誰にも言えない秘密”に迫る本作。天才的頭脳を持つ「第九」室長・薪を演じる生田さんを筆頭に、その薪に憧れと反発を抱く新人捜査官・青木を岡田さん、薪と因縁の過去を持つ凶悪犯・貝沼を吉川さん、薪と共に「第九」を立ち上げた親友・鈴木を松坂さんが演じるほか、本作が劇場映画初出演となる織田梨沙が、物語の鍵を握るミステリアスな少女・絹子に。さらに、「第九」の観察医に栗山千明、謎多き絹子の主治医にリリー・フランキー、死刑囚である絹子の父に椎名桔平、たたき上げの刑事に大森南朋と日本を代表するキャストが集結、迷宮入り事件の“秘密”と対峙することになる。本予告映像では、「第九」の捜査が事件の連鎖を呼び起こし、各々の感情と思惑が交差し、怒涛のごとく予想のつかない展開が巻き起こる。そして、細部にまでこだわり抜いた映像と「SIA」の楽曲「アライブ」が、本編への期待をいっそう高めている。特に、「第九」の秘密や、生田さん演じる室長・薪が抱える“秘密”の一部が見られ、本編のクライマックスシーンでもある、薪の心の闇を爆発させる最後の叫びは、物語の衝撃度の高さを思わせる。さらに、物語の鍵を握る吉川さん演じる貝沼をとらえた映像は、今回の予告篇が初公開。「第九」最大の闇として封印されたある事件の裏に隠された薪との因縁、命を懸けてまで守りたかった“秘密”とは何か、気にならずにいられない。また、今回到着したキャラクター写真は、そんな彼ら登場人物たちの意味ありげな表情が映し出されている。新たな映像が明らかになれど、その謎は深まるばかり。本作の“秘密”を解く手がかりを映像からも探ってみて。『秘密THE TOP SECRET』は8月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月30日『信長協奏曲』が大ヒット中の小栗旬が、史上最悪の殺人鬼“カエル男”に追い詰められる主人公を演じる『ミュージアム』。『るろうに剣心』シリーズをはじめ、注目作を続々と生み出す大友啓史監督が手掛ける本作から、ついに “カエル男”が姿を見せる緊迫感みなぎる超特報映像と第1弾キービジュアルが解禁された。雨の日に起きる連続猟奇殺人事件。犯行現場に残された謎のメモ、そして見つけられることを前提としたかのような死体。犯人はカエルのマスクを被った通称“カエル男”。それぞれの事件の関連性に気付いた沢村刑事(小栗旬)が捜査を進めると、驚愕の次のターゲットが浮かび上がる。そこには沢村の妻・遥(尾野真千子)と子どもがリストアップされていた…。犯人を追うはずの沢村が、逆に絶望的な状況に追い詰められて行く。果たして、カエル男の目的とは?原作は、2013年「ヤングマガジン」で連載されるや否や、その想像を絶する過激描写と、読めば読むほどハマってしまう緻密に練られたストーリー構成で話題を呼んだ、巴亮介による同名コミック。連載が終了したいまもなお、熱狂的ファンを増やし続けている、残虐性とゲーム性を兼ね備えた超・問題作だ。満を持しての映画化となった本作では、主人公・沢村に『宇宙兄弟』『ルパン三世』など、数々の国民的キャラクターを演じ日本映画界を牽引し続ける小栗さん。沢村の妻役に『エヴェレスト 神々の山嶺』が公開中の尾野真千子、相棒となる新米刑事役に『ビリギャル』『ちはやふる』などの野村周平、さらに丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋、松重豊など実力派俳優たちが脇を固める。今回解禁された映像は、10秒の“超”特報。降りしきる激しい雨音をバックに、険しい顔で何かを見つめる主人公・沢村。そこに突然現れた“カエル男”が取った行動とは…!?固唾を呑んで見入ってしまう、緊迫感みなぎる10秒間に登場するのは、たった2人だけ。「この映画はカエル男が引き起こす猟奇的殺人事件の単なる顛末を描くのではなく、極限の状況下で人間がどのように振る舞うのかという生理的な反応をモチーフにしています」という大友監督の言葉通り、この後の展開を強く予感させられる映像となっている。そして、注目のキービジュアルでは、史上最悪の猟奇殺人鬼、“カエル男”がなんとも不気味な立ち姿を披露。現像された写真、冷蔵庫、天井から釣り下がる鎖、蛍光灯、怪しげな器械類に囲まれ、こちらを振り返るその様には、無表情なはずのカエルのマスクを通り越し、なぜかマスクの主の意思が伝わってくるような気にさせられてしまう。全編クライマックス級の怒涛の展開と重厚なドラマが織りなす、衝撃のスリラーエンターテインメント。まずは、わずか10秒の間にその世界観が濃縮されたこちらの映像から、その一片を味わってみて。『ミュージアム』は今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月18日俳優の小栗旬と『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が初タッグを組む映画『ミュージアム』(今秋公開)のキービジュアル第1弾と特報映像(Web版)が18日、公開された。原作は、巴亮介氏が漫画誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載していた同名のサイコスリラー漫画。小栗が演じる警視庁捜査一課の沢村久志刑事は、相手を徹底的に調べ上げた上で殺し方を演出する連続猟奇殺人犯"カエル男"を追う役どころ。沢村は、新たなターゲットとして自分の妻と子どもがリストアップされていたことから犯人を追い詰めるも、周到に仕組まれた罠の中で絶望的な状況に陥ってしまう。キービジュアルは、不気味にこちらを見つめる"カエル男"が大写しにされたデザイン。カエルの顔はマスクであるにも関わらず、異常なほど繊細に相手にふさわしい殺し方を実行する殺人鬼としての気味悪さがにじみ出ている。さらに、背後には現像された写真、天井から釣り下がる鎖、怪しげな器械類などが乱雑に散らかっており、その無機質で殺風景な部屋から男の猟奇性をもうかがえる。特報は、そのカエル男と沢村が登場。降りしきる雨音だけが聞こえてくるわずか10秒の映像だが、傷だらけの顔でガラス越しに何かを見つめている沢村の眼前に、突然カエル男が突進し、挑発してくる様を断片的に切り取っている。昼間から堂々と挑発してくる男に一瞬ひるむものの、素早くその後を追いかけていく沢村の姿も描写され「極限の状況下で人間がどのように振る舞うのかという生理的な反応をモチーフにしています」という大友監督の言葉にも示されていた、本能的な恐怖感と緊張感を強調する仕上がりになっている。(C)2016映画「ミュージアム」製作委員会
2016年03月18日小栗旬が主演を、『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務める『ミュージアム』に尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演することが発表になった。その他の画像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村の姿を描くスリラー作品。事件を捜査し、犯人を追いつめていく沢村と、罠を仕掛けて沢村を絶望的な状況へと追いつめていくカエル男の攻防を圧倒的な緊張感で描き出していく。沢村の妻・遥を演じる尾野は「精神的に辛い物語でした。でも家族という温かいものを見直す深い映画でもありました。母という目線から愛と恐怖が伝わればいいなと思います」と語り、沢村を慕う新米刑事・西野純一を演じた野村は「小栗さんとも初共演させていただきましたが、すごくストイックで勉強させられる事が沢山ありました」と撮影を振り返った。警視庁捜査一課の菅原剛を丸山が、警視正の岡部利夫を伊武が、遥の親友・秋山佳代を田畑が、捜査協力者の医師・橘幹絵を市川が、沢村の父を大森が演じる。なお、物語の最重要人物“カエル男”を誰が演じるのかは、いまだに明らかになっていない。「噛めば噛むほど味が出る、そんな個性的で味のある、僕の大好きな俳優たちを揃えることができました」という大友監督は「この映画はカエル男が引き起こす猟奇的殺人事件の単なる顛末を描くのではなく、究極の状況下で人間がどのように振る舞うのかという生理的な反応をモチーフにしています」と説明。細部まで徹底的にこだわった劇空間と、重厚なドラマ作りが魅力の大友監督が、本作のキャスト陣をどこまで追いつめ、スクリーンに“恐怖”を描き出すのか気になるところだ。『ミュージアム』2016年秋ロードショー
2016年03月11日主演に俳優・小栗旬と『るろうに剣心』の大友啓史監督という期待高まるタッグに、話題騒然となった超戦慄サイコスリラー映画『ミュージアム』。 この度今秋に公開されることが決定し、併せて本編シーンから切り取った場面写真が初解禁された。次々に発生する猟奇殺人事件。それは雨の日だけ発生していた。そして、まるで見つけられる事を前提にしたかのように演出された殺し方。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”など、残された謎のメモ。これはただの殺人事件ではないと気付いた警視庁捜査一課の沢村久志刑事は、連続殺人の関連性に気づく。すると次のターゲットに沢村の妻と子どもがリストアップされていた。次第にあぶり出されて行く犯人像、犯人は必ずカエルのマスクを被り事件を実行していた。殺すターゲットを絞り、情報を集め、殺し方を演出する。沢村の情報も徹底的に調べ上げられ、準備が着々と進められて行く。そして、残された手がかりから犯人を追い詰める沢村だったが、それは全てカエル男によって仕組まれた罠であった――。原作は、日本を震撼させた巴亮介の同名コミック。2013年より「ヤングマガジン」(講談社)で連載されるや否や、その想像を絶する過激描写と、読めば読むほどハマってしまう緻密に練られたストーリー構成、裁判員制度の問題という奥深いテーマも盛り込み、連載終了後も“ヤバすぎる!”とSNS上話題沸騰、いまもなお、熱狂的ファンを増やし続けている。熾烈な映画化権争奪戦を経て実写化へと挑んだのは、シリーズ累計興行収入125億円超の大ヒット作となった『るろうに剣心』で社会現象を作り上げた大友監督。そして主人公・沢村久志役には、主演作『信長協奏曲』が大ヒットを記録し、また『宇宙兄弟』『ルパン三世』など、数々の国民的キャラクターを演じ日本映画界を牽引し続ける俳優・小栗さんが出演。数々の謎と罠、手に汗握る迫力のアクションと全く先読みが出来ない重厚なドラマ、全編クライマックス級の怒涛の展開に、いつしか観客はスクリーン引きずり込まれ、1秒1秒追いつめられていくストーリーになっている。今回解禁されたのは、小栗さん演じる沢村の写る場面写真。いままで見たことがない恐怖と決意が入り混じった鋭い眼差しの表情は、小栗さんの新境地とも言えるほど、画面から溢れる緊迫感を放っている。見つめる窓の外は、“嵐の前のような静けさ”を印象づける雨が降っており、沢村に起こる想像を絶する展開を予感させる…そんな一枚となっている。『ミュージアム』は2016年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年03月10日小栗旬が主演を、『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務める『ミュージアム』が秋に公開されることが決定し、場面写真が公開になった。その他の画像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村の姿を描くスリラー作品。事件を捜査し、犯人を追いつめていく沢村と、罠を仕掛けて沢村を絶望的な状況へと追いつめていくカエル男の攻防を圧倒的な緊張感で描き出していく。映像ユニット“群青いろ”のメンバーで『凶悪』や『秘密…』の脚本も手がけた高橋泉、『るろうに剣心』の脚本も担当した藤井清美と大友監督が共同で脚本を担当。小栗が主人公の沢村を演じることが明らかになっているが、カエル男を含め、その他のキャストはいまだに発表になっていない。撮影は昨年末に終了しており、現在、ポストプロダクション中。今秋に全国で公開になる。『ミュージアム』2016年秋ロードショー
2016年03月09日オリジナルミュージカルを作り続けている玉野和紀による新たなショー・ミュージカルが誕生する。若い才能の原石(=GEM)が集うショーハウスを描いた『GEM CLUB』である。10年続いた『CLUB SEVEN』シリーズをも超えようと、稽古場では今、若き俳優たちが切磋琢磨しているようだ。相葉裕樹と矢田悠祐が、現場のその熱い空気を伝えてくれた。『CLUB SEVEN』チケット情報作品の舞台はショーハウス。玉野をはじめとするベテラン勢が店のオーナーや総支配人を演じるなか、9人の若きパフォーマーがショーを作り上げていくこの物語は、相葉によると“青春群像劇”。「“クサい!アツい!”っていう感じなんです(笑)。それがカッコいいって思ってもらえるところまでいけたら、この作品の魅力が出ると思うので。照れずにとことんクサくやりたいなと思っています」。矢田も、「各々が頑張りつつ、みんなで考えを出し合ってショーを作っていくという物語なので、本当に等身大でできるなと。自分たちが今稽古場でやっていることをそのまま反映すれば、すごくいいお芝居になるんじゃないかなと思っています」と意気込む。その稽古場では、それぞれに悪戦苦闘中だという。『CLUB SEVEN』にも出演していた相葉でさえ、「覚えることが多すぎる」と悲鳴を上げているぐらいだから、内容の密度は相当なもの。「毎日新しい振付が入ってきますし、何より、一つひとつのナンバーがハードなので、体力的にヤバい感じなんです。オープニングのM-1でもう息切れがひどいですから、本番で倒れるんじゃないかっていう(笑)」(相葉)。「僕は玉野さんの作品には初参加だし、ダンスもこれまでの舞台で勉強しただけなので、こんなにしんどいのは僕だけだと思ってて。だから、みんなしんどかったんやって安心しました(笑)」(矢田)。今は苦労の日々だが、「その大変さも、お客さんが喜んでくださることで報われる。だから、こんな地獄はもう味わいたくないと思いながら、またやっちゃうんです(笑)」と相葉。「大変そうだなと思われないように頑張りたいですし、全力でやっている姿は、観てて気持ちいいと思います」と矢田も前向きだ。新しい作品ではあるが、『CLUB SEVEN』で大人気だった「ヒットメドレー」も新たに登場する予定だとか。「『CLUB SEVEN』ファンの方も、ショーを観たことがない人も楽しめるはず」との相葉の言葉通り、これぞエンターテインメントという楽しさに満ちた作品になるだろう。公演は3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ 、4月8日(金)から4月10日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。取材・文:大内弓子
2016年03月07日オリジナルミュージカルを作り続けている玉野和紀による新たなショー・ミュージカルが誕生する。若い才能の原石(=GEM)が集うショーハウスを描いた『GEM CLUB』である。10年続いた『CLUB SEVEN』シリーズをも超えようと、稽古場では今、若き俳優たちが切磋琢磨しているようだ。相葉裕樹と矢田悠祐が、現場のその熱い空気を伝えてくれた。『CLUB SEVEN』チケット情報作品の舞台はショーハウス。玉野をはじめとするベテラン勢が店のオーナーや総支配人を演じるなか、9人の若きパフォーマーがショーを作り上げていくこの物語は、相葉によると“青春群像劇”。「“クサい!アツい!”っていう感じなんです(笑)。それがカッコいいって思ってもらえるところまでいけたら、この作品の魅力が出ると思うので。照れずにとことんクサくやりたいなと思っています」。矢田も、「各々が頑張りつつ、みんなで考えを出し合ってショーを作っていくという物語なので、本当に等身大でできるなと。自分たちが今稽古場でやっていることをそのまま反映すれば、すごくいいお芝居になるんじゃないかなと思っています」と意気込む。その稽古場では、それぞれに悪戦苦闘中だという。『CLUB SEVEN』にも出演していた相葉でさえ、「覚えることが多すぎる」と悲鳴を上げているぐらいだから、内容の密度は相当なもの。「毎日新しい振付が入ってきますし、何より、一つひとつのナンバーがハードなので、体力的にヤバい感じなんです。オープニングのM-1でもう息切れがひどいですから、本番で倒れるんじゃないかっていう(笑)」(相葉)。「僕は玉野さんの作品には初参加だし、ダンスもこれまでの舞台で勉強しただけなので、こんなにしんどいのは僕だけだと思ってて。だから、みんなしんどかったんやって安心しました(笑)」(矢田)。今は苦労の日々だが、「その大変さも、お客さんが喜んでくださることで報われる。だから、こんな地獄はもう味わいたくないと思いながら、またやっちゃうんです(笑)」と相葉。「大変そうだなと思われないように頑張りたいですし、全力でやっている姿は、観てて気持ちいいと思います」と矢田も前向きだ。新しい作品ではあるが、『CLUB SEVEN』で大人気だった「ヒットメドレー」も新たに登場する予定だとか。「『CLUB SEVEN』ファンの方も、ショーを観たことがない人も楽しめるはず」との相葉の言葉通り、これぞエンターテインメントという楽しさに満ちた作品になるだろう。公演は3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ 、4月8日(金)から4月10日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。取材・文:大内弓子
2016年03月07日ヨーロッパで15万人を動員した話題のミュージカルコンサート『I Love Musicals』が、この夏日本に初上陸する。ミュージカルコンサート『I Love Musicals』チケット情報ブロードウェイ、ウエストエンドで活躍する世界的ミュージカルスター4名が来日。スペシャルゲストに日本ミュージカル界の歌姫、新妻聖子を迎えて『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』『ミスサイゴン』『キャバレー』『ウエスト・サイド・ストーリー』『サウンド・オブ・ミュージック』など名作ミュージカルのヒットナンバーを、オーケストラ生演奏とともに披露する。来日キャストは『オペラ座の怪人 25周年記念公演』ファントム役で世界の注目を集めたラミン・カリムルー、ブロードウェイとウエストエンドでファントム役を演じ、同じく 25周年記念公演に歴代ファントムとして出演したピーター・ジョーバック、アフリカ系俳優として史上初のファントム役を務めたノーム・ルイス。この当代最強のスリー・ファントムズに加え、ウエストエンドとブロードウェイで『メリーポピンズ』のタイトルロールを演じる実力派女優、スカーレット・ストラーレンら4人が豪華共演。東京フィルハーモニー交響楽団とリズムセクションを担当する来日ミュージシャンの特別編成チームによる演奏で、大スクリーンをバックにダイナミックな演出で綴る豪華ライブステージだ。ミュージカルコンサート『I Love Musicals』は7月7日(木)、東京・日本武道館にて。チケットの一般発売は4月8日(金)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を実施中。
2016年03月02日ヨーロッパで15万人を動員した話題のミュージカルコンサート『I Love Musicals』が、この夏日本に初上陸する。ミュージカルコンサート『I Love Musicals』チケット情報ブロードウェイ、ウエストエンドで活躍する世界的ミュージカルスター4名が来日。スペシャルゲストに日本ミュージカル界の歌姫、新妻聖子を迎えて『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』『ミスサイゴン』『キャバレー』『ウエスト・サイド・ストーリー』『サウンド・オブ・ミュージック』など名作ミュージカルのヒットナンバーを、オーケストラ生演奏とともに披露する。来日キャストは『オペラ座の怪人 25周年記念公演』ファントム役で世界の注目を集めたラミン・カリムルー、ブロードウェイとウエストエンドでファントム役を演じ、同じく 25周年記念公演に歴代ファントムとして出演したピーター・ジョーバック、アフリカ系俳優として史上初のファントム役を務めたノーム・ルイス。この当代最強のスリー・ファントムズに加え、ウエストエンドとブロードウェイで『メリーポピンズ』のタイトルロールを演じる実力派女優、スカーレット・ストラーレンら4人が豪華共演。東京フィルハーモニー交響楽団とリズムセクションを担当する来日ミュージシャンの特別編成チームによる演奏で、大スクリーンをバックにダイナミックな演出で綴る豪華ライブステージだ。ミュージカルコンサート『I Love Musicals』は7月7日(木)、東京・日本武道館にて。チケットの一般発売は4月8日(金)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を実施中。
2016年03月02日シリーズ売上累計5900万部以上を誇る、和月伸宏原作の大ヒットコミック『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』が、小池修一郎脚本・演出により宝塚歌劇団雪組で初のミュージカル化。2月5日、兵庫・宝塚大劇場で幕を開けた。宝塚歌劇雪組『るろうに剣心』チケット情報幕末に“人斬り抜刀斎”として恐れられ、明治維新後は“不殺”を誓って生きる剣客・緋村剣心と、彼を取り巻く人たちの物語。流浪の旅を続ける剣心が、“偽・人斬り抜刀斎”を追う神谷活心流の師範代・神谷薫と出会い、彼女と共に騒動を鎮火。剣心は神谷道場に居候することになり、新時代を生きるさまざまな人々と関わりを持つようになる。そんな中、かつて幕末の京都で対峙した元・新撰組隊士、加納惣三郎と再会して…。宝塚歌劇では、惣三郎をオリジナルキャラクターとして取り入れ、物語をドラマチックに展開している。トップスター・早霧せいなを中心に、娘役トップ・咲妃みゆ、二番手男役・望海風斗ら芝居巧者がそろう雪組。これまでに『ルパン三世』でもアニメが原作のキャラクターものに挑戦。アニメから抜け出てきたかのような演技で大反響を得た他、和物のオリジナル作品『星逢一夜』では、観客の胸をグッと締めつける繊細な芝居で大好評を博した。そんな雪組が挑む『るろうに剣心』は、個性あふれるビジュアルや軸となる人物像に、宝塚歌劇らしい華やかさや恋愛のトライアングルが合わさり、原作ファンも、宝塚ファンも楽しめるものに仕上がっている。剣心のスピーディーで軽やかな立ち回りのカッコ良さは秀逸で、早霧の美しい佇まいも相まって、幕開きから観る者を惚れぼれさせる。一方で、薫との微笑ましい掛け合いは漫画そのもの。また、剣心と行動を共にすることになる相楽左之助(鳳翔大)と出会うシーンでは、拍子木を使い、見得をする歌舞伎仕立ての演出も取り入れて楽しませてくれる。咲妃はふんわりと可憐な雰囲気の娘役だが、舞台に立つと一変するスター。本作では漫画に忠実に、芯の通った一本気な女性を演じ、高い歌唱力でも魅せる。望海演じる惣三郎は、明治維新後、フランス貿易商を営む男。クールで陰のある雰囲気が望海にピッタリとハマる役柄で、剣心と惣三郎が相見えるクライマックスも迫力たっぷりに見せてくれる。他、彩風咲奈、彩凪翔、大湖せしる、鳳翔大らも、原作のキャラクターにしっかりと寄り添いながら演じ、脇を固めている。今回は1本物のため、フィナーレはギュッと凝縮したものに。望海のソロからはじまり、娘役によるロケット、大人っぽくクールな男役の群舞、デュエットなどを展開。本公演で、また雪組の底力を見せつけられた。兵庫・宝塚大劇場公演は3月14日(月)まで。東京宝塚劇場では4月1日(金) から 5月8日(日)まで上演される。東京公演のチケットは2月28日(日)より一般発売開始。取材・文:黒石悦子
2016年02月12日アニメやゲームで小学生女子を中心に人気の「プリパラ」を初めてミュージカル化した『ライブミュージカル「プリパラ」み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス』のゲネプロが、2月4日、東京・Zeppブルーシアター六本木に行われた。ライブミュージカル「プリパラ」み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス チケット情報本作は、アニメで主人公たち6人を演じる声優の茜屋日海夏、芹澤優、久保田未夢、山北早紀、澁谷梓希、若井友希が自身の役としてアニメそのままの声で演技やライブを披露する、新次元ミュージカル。主人公でアイドルのらぁらがタイムスリップしてしまい、現代に戻るためにこれまでの名場面を再現していくというオリジナルストーリーで描かれる。オリジナルキャラクター「青井めが姉ぇ」「青井めが兄ぃ」として高柳明音(SKE48)と山田親太朗も出演する。ライブシーンでは、アニメのキャラクターがスクリーンに登場し、その前でキャストが実際に歌って踊る演出も。アニメと同じ姿で同じ動きをし、聞きなれた声で歌うキャスト達の姿はまさに「実写化」の極み。楽曲もアニメでおなじみの曲ばかりなので、ファンは一緒に盛り上がること間違いなしだ。さらに、アニメならではの表現ともいえる大きなお菓子やリボンなど、女の子が大好きなモチーフを使ったライブ演出も再現。いつもアニメやゲームを楽しんでいるファンには夢のような光景になりそうだ。公演後の囲み会見では、みれぃ役の芹澤は「(舞台上で)今までやってきたチームの安心感を強く感じて、目が合うだけで芝居がどんどん進んでいくような感じがしました」そふぃ役の久保田は「本当にキャラクターと一心同体だなって感じることができました」シオン役の山北は「シオン風に言うと『緊張九割』だったんですけど、そんな中でちゃんと和気あいあいとできたのは約2年、シオンという役をアニメでやってきたからだなって思います」ドロシー役の澁谷は「こうして『プリパラ』がミュージカルになったことが本当にうれしい!」レオナ役の若井は「みんないきいきとしてて、このまま千秋楽まで楽しく駆け抜けることができるって思いました」もともと『プリパラ』のファンの高柳は「最後のシーンで、役的には感動してはいけないんですけど、ファン的には涙をがまんするのが精一杯でした!」山田は「(劇中で踊る曲)『Make it!』は完璧に踊れるようになりました。千秋楽の日は踊ろうかな」最後に、らぁら役の茜屋が「舞台全体をぜひみなさんに楽しんでもらいたいなって思います」と話し、会見をあとにした。公演は2月7日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて。撮影・取材・文:中川實穗
2016年02月05日今、宝塚歌劇団雪組が一本立ての大劇場公演『るろうに剣心』の稽古に励んでいる。緋村剣心を演じる雪組トップスター・早霧せいな。和月伸宏氏の大ヒットコミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の初ミュージカル化に向け、「ひとつのことに集中してしまう性分」で剣心一色の日々を送っている。宝塚歌劇雪組『るろうに剣心』チケット情報「剣心はお茶目な部分と人斬り抜刀斎と恐れられていたクールな部分とがあり、そのバランスをどうとるか試行錯誤中。やはり原作に忠実でいたい、というのが一番の目標です」。脚本・演出の小池修一郎は妥協を許さない。「久しぶりに小池先生とご一緒して、こんなに転んだりジャンプしたり、稽古場で実演して下さる先生だったかなと驚きました(笑)。先生の熱い思いが伝わってくるので私も負けていられません! 今回初めて曲のカウントに合わせての立ち回りや歌舞伎調の立ち回りにも挑戦。小道具とはいえ先の尖ったものを向け合うので、気が抜けず、神経を張っています」。明治初期の東京下町、流浪人となった緋村剣心の前に様々な人物が現れる。今作では新選組隊士・加納惣三郎(望海風斗)というキャラクターが新たに書き加えられた。「惣三郎が登場することで幕末の部分が広がりました。明治になると彼は政治面でもボス的な存在で、剣心と神谷 薫との仲を裂く黒い設定になっています」。恋愛でも絡むタカラヅカ的な役どころが加わり、アニメや実写映画版とも違うものに。「剣心が歌っているのだから、もうそこで別ものだとふっきれました(笑)。ただ、アニメだとカット割りができる。原作では剣心の丸い大きな目が、(つり上がって)ギンッとなるのを舞台でどう見せるか。一瞬後ろを向いて目にテープを張るわけにもいかないですし」と豪快に笑う。昨年ルパン三世を好演した早霧だけに勝算はある。「漫画が原作の作品を演じることが多かったので、そのときの勘を信じてやっていきたい。やはり大切なのは内面です」。制作発表会で原作者を感服させたビジュアルに加え、彼女の根底にある明るさと芝居心で大作を成功へと導くはずだ。「『るろうに剣心』では“悪”のキャラクターもみんな信念があり、過去の自分と闘っている。その筆頭に剣心がいて、身近な仲間とのささやかな幸せや笑顔を求めて生きています。そういう剣心の生き様をきちんとお見せしたい」。過去のトラウマと笑顔…。観客の胸を焦がす新たなヒーローが誕生する。公演は宝塚大劇場にて2月5日(金)から3月14日(月)まで上演。チケットは発売中。東京宝塚劇場公演は4月1日(金)から5月8日(日)まで。2月28日(日)より一般発売が開始される。取材・文:小野寺亜紀
2016年01月27日今回が初ミュージカル出演となるナオト・インティライミと、若手注目の俳優・小関裕太がW主演するミュージカル『DNA-SHARAKU』の公開稽古が都内にて行われた。本作は原案を冲方丁、演出を小林香、音楽を井上ヨシマサ、映像演出を齋藤精一(ライゾマティクス)が手がけるなど、キャストのみならずスタッフ陣も多彩。公開稽古では歌あり踊りありの数シーンを報道陣に公開。つづく出演者挨拶には、ナオト、小関のほか、出演する新妻聖子、坂元健児、田野優花、ミッツ・マングローブ、朝海ひかる、中川晃教、イッセー尾形らが出席した。ミュージカル『DNA-SHARAKU』チケット情報本作は、現代とふたつの未来、そして江戸時代という4つの時代を舞台に物語が展開していく歴史SFミュージカルだ。人工知能が支配する2116年の未来では「創造する心」が否定され、政府はそれを根絶やしすべく、タイムトラベルによって過去の優れた芸術家や文化人の「創造する心」を破壊していた。そんな中、人工知能が必死に探していたアーティストが、江戸時代にわずか10か月の活動のみで歴史に消えた謎の天才浮世絵師・東洲斎写楽。その写楽を探すために追っ手に選ばれたのが、現代に生きるストリートミュージシャンの柊健二(ナオト)と、2045年の未来に生きる絵描きの結城連(小関裕太)。ふたりは江戸時代に送られ写楽を探すが、そこで出会ったのは幕府に弾圧されながらも「面白いこと」を追及する江戸の人々だった…。本作が初ミュージカルとなるナオトは、会見にて「歌手が何をのこのこミュージカル界に遊びにきているんだよと思われるかもしれませんが、僕はムッツリお芝居好きと言いますか、実は子どものころからお芝居・ミュージカルにでるのが夢で、いつかいつかと虎視眈々とタイミングを狙ってきました。その夢がようやく叶う。自分の歌手としての活動・プライドは全部置いて、稽古に取り組んでいます」と待望のミュージカル出演であることを明かした。また、豪華かつ多彩なキャスト・スタッフが集結したことについては「緊張もしていますがワクワクも大きい。異種格闘技戦といいますか、ジャンルや背景のちがう方々が集まってひとつの作品を作る楽しさと喜びを日々感じています」と創造の化学反応に刺激を受けている様子。W主演となる小関も「ナオトさんの雰囲気もそうですし稽古場全体が明るくて、常に楽しいワクワクした気持ち。ひとと繋がったり触れ合うことで、自分のあるべき姿をさがしていく、人間らしい生き方というものが伝われば。ものすごく楽しい要素が、いろんな場所にちりばめられているので、とにかく楽しみに劇場に来ていただきたいです」と本番への意気込みを語った。公演は2016年1月10日(日)に東京・新国立劇場中劇場にて開幕。その後、大阪・シアターBRAVA!、福岡・キャナルシティ劇場でも上演する。チケットは各地公演とも発売中。
2015年12月18日『るろうに剣心』の大友啓史と生田斗真がタッグを組む『秘密 THE TOP SECRET』。共演に岡田将生、松坂桃李、椎名桔平ら名だたる俳優陣が出演することでも話題の本作だが、このたび新たなキャストにモデルとして活躍する織田梨沙が本作のキーマンとして大抜擢された事が明らかとなった。またこれに併せて公式サイトにて本作のポスターも解禁された。死者の脳をスキャンして、生前の記憶を映像化するシステムが発明された。この技術は、被害者の脳内映像を手掛かりに、迷宮入り事件の真相を暴き、犯罪捜査を革新的に進化させるものだったが、一方で被害者や死んだ凶悪犯の脳にコンタクトするため、相手の感情が自分に移行してしまう危険があり、犯罪の闇に引きずり込まれるという大きなリスクを持っていた。警視庁のエリート集団・科学警察研究所法医第九研究室(通称:第九)が、この最新鋭の技術を使って捜査を開始。室長・薪剛(生田斗真)の指揮の下、新人捜査官の青木一行(岡田将生)らは、家族を惨殺した罪で死刑になった男の記憶を映像化するミッションに挑む。ところが、男の脳内映像に映し出されたのは、事件以来行方不明となっていた男の娘・絹子が家族に刃物を振り上げる姿だった――。原作は、「メロディ」(白泉社)で連載された清水玲子のミステリーコミック。その衝撃的なストーリーに1巻の発売時には入手困難となり、お詫び文が掲載されるほどの事態にもなった。また、「第15回文化庁メディア芸術祭」の優秀賞も受賞し、高い人気を誇っている。現在では、スピンオフ・新シリーズ「秘密season 0」が同誌で連載中だ。主人公の第九室長・薪剛役には『脳男』、『予告犯』、『グラスホッパー』など主演作が続く生田さん。そのほか新人捜査官・青木一行役に岡田さん、鈴木克洋役の松坂さん、法医第一研究室監察医・三好雪子役の栗山千明ら話題の俳優陣が出演する。そして今回新たなキャストに大抜擢されたのが、新人の織田さん。本作が演技初という彼女は、家族を惨殺した罪で死刑執行された男の娘で、物語の鍵を握るミステリアスな少女、露口絹子を演じる。織田さんは、2012年よりモデルとして活動開始し、神秘的な顔立ちと凛とした瞳の強さが印象的で、様々な雑誌やコレクションから注目を浴びている期待の新人だ。本作で時に怪しく、時に美しく、生田さん演じる第九室長薪や、捜査官たちを翻弄する重要な役どころを演じる彼女は「初めての事だらけだったし、個性たっぷりな絹子ちゃんを演じるのはとても難しくて、思い通りに出来ない自分にイライラしたり、不安ばかりでした。でも、自分なりに絹子目線で考え、感情を読み取れるように努力したのと、色々な方々にサポートしていただきながら頑張ったので多くの人に見てもらえたら嬉しいです。大友監督の演出は驚くことしかなくてずっと興奮して観察いっぱいしてました。あんな素晴らしい環境で演じる事が出来て幸せ者でした」と出演の喜びを語っている。また監督も、「オーディションのとき、心を震わせながらすべての感情をあからさまにし、目が離せない、忘れがたい魅力を発していたのは織田梨沙さんでした。彼女ならではの凛とした凶暴な佇まいと抜群の鮮度を武器に、現代社会に潜伏し、きっと存在しているであろう露口絹子という役の個性を手繰り寄せられるかもしれない、そう思いました」と大抜擢の経緯を語った。生田さんら演技派俳優陣が揃う中で、織田さんはどのような演技を見せるのか注目だ。『秘密THE TOP SECRET』は2016年8月より全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年12月08日新人女優の織田梨沙(20)が、俳優・生田斗真が主演を務め、『るろうに剣心』の大友啓史監督がメガホンを取る映画『秘密 THE TOP SECRET』(2016年8月公開)に出演することが8日、発表された。織田が演技を披露するのは、本作が初となる。原作は、2008年にアニメ化もされ、清水玲子氏が漫画誌『MELODY』(白泉社)で連載していた同名コミック。最先端の科学技術を駆使し、死んだ人間の脳から"過去の記憶を映像化"できるMRIスキャナーを捜査に導入した科学警察研究所法医第九研究室(通称「第九」)のメンバーたちが、迷宮入りとなった猟奇事件の捜査を進めていく。天才的頭脳の持ち主だが、トラウマを持つ第九の室長・薪剛役を生田が務めるほか、岡田将生、栗山千明、大森南朋、椎名桔平も出演している。織田は1995年生まれの20歳。ナウファッションエージェンシーに所属しており、最近では集英社文庫の企画「ナツイチ 2015」のWEBムービーに出演したほか、TVCMなどでも活躍している。演じるのは、家族を惨殺した罪で死刑執行される男・露口浩一(椎名)の娘で、キーパーソンとなるミステリアスな少女・露口絹子役。怪しげながらも美しく、薪や捜査官たちを翻弄(ほんろう)していく。幾度ものオーディションを経て、大友監督により抜てきされた織田は、「初めてのことだらけだったし、個性たっぷりな絹子ちゃんを演じるのはとても難しくて、思い通りにできない自分にイライラしたり、不安ばかりでした」と吐露。一方で「自分なりに絹子目線で考え、感情を読み取れるように努力したのと、いろいろな方々にサポートしていただきながら頑張ったので多くの人に見てもらえたら」とアピールもしている。大友監督の演出については、「驚くことしかなくてずっと興奮して観察いっぱいしてました」と明かしているように大きな刺激を受けたようだ。そんな大友監督は、オーディションの際の織田を「心を震わせながら全ての感情をあからさまにし、目が離せない、忘れがたい魅力を発していた」と絶賛。「彼女ならではの凛とした凶暴なたたずまいと抜群の鮮度を武器に、現代社会に潜伏し、きっと存在しているであろう露口絹子という役の個性を手繰り寄せられるかもしれない」という思いから、起用に至った。そして、その予感は撮影中に確信に変わった。織田の役者としての特徴を「一瞬にして崩れ落ちそうなもろさと、その底にどっしりとある決して折れない強さと生命力」と表現し、「美しくスリリングな彼女の存在感は、多くの人に楽しんでいただける新鮮な魅力をこの作品に与えてくれている」と太鼓判を押している。(C)2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会
2015年12月08日イ・ビョンホンにとって4年ぶりの韓国映画主演作として話題の『メモリーズ 追憶の剣』。『G.I.ジョー バック2リベンジ』、『RED リターンズ』、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』など、ハリウッド超大作に続けて出演し、名実共に国際派トップ俳優の座を爆走し続ける彼の待望の最新作である、本作の予告編がこのたびシネマカフェに到着した。舞台は高麗末期、3人の剣士ユベク(イ・ビョンホン)、ウォルソ(チョン・ドヨン)、プンチョンは世を変えるべく最強と謳われた3本の剣により反乱を起こすのだが、ユベクの裏切りにより計画は失敗。プンチョンは命を落としウォルソはプンチョンの子と共に姿を消した…。18年後ユベクは国内で最も権力のある男になっていた。ある日、自ら主催した武術大会でウォルソにそっくりな剣さばきの少女を見つけたユベクは彼女を追う。ばらばらになった3本の剣が再び揃うとき、真実が明かされる――。本作に出演するビョンホンが、韓国映画に主演するのは、韓国史上第3位の興収を記録し日本でも大ヒットした『王になった男』以来の4年ぶり。本作ではスタント無しで本格ソード・アクションに挑戦し、ダイナミックかつ美しいワイヤー・アクションを披露している。そのほか、2014年韓国人史上初の「カンヌ国際映画祭」の審査員を務めた実力派女優のチョン・ドヨン、『監視者たち』『二十歳』など俳優としてのキャリアを着実に築いているK-POPアイドルグループ「2PM」のジュノ、そしてデビュー作『ウンギョ 青い蜜』にて激しい濡れ場にも体当たりで挑み、その演技を高く評価された新生女優ゴウンなど、豪華キャストが脇を固める。今回解禁された予告編は、過酷な運命を背負った4人の最強の剣士が冒頭で紹介される映像から始まる。ユベクは欲望の剣、ウォルソは正義の剣、ホンイ(キム・ゴウン)は復讐の剣、そしてユル(ジュノ)は野心の剣。それぞれの想いと秘密が隠された剣で、戦いに乗り出す様子が描き出されている。「4人が交わる時、剣に秘められた、真実が明かされる」というナレーションの後には、韓国映画史上最大スケールで撮影されたというワイヤーを使った激しくも美しいソード・アクションが映し出される。この4人のキャスト全員がノースタントで挑んでおり、草原や大雨の森の中、宮殿など各所で展開されているのも見どころの一つだ。また、『王になった男』で魅せた貫録の演技を彷彿とさせるような、ビョンホンが玉座に君臨するシーンも登場。今度は強張った表情で、しかし変わらない強烈な存在感を放っている。さらに、切ない表情で涙を流すビョンホンや、彼とドヨンの川辺でのキスシーン、ジュノとゴウン2人の、隠れた場所でのキスシーンもチラリと登場。最後は、愛する者と戦わざるを得なかった4人の最強剣士による、切なすぎる「愛と復讐の物語」として予告編が締めくくられている。「2PM」のジュノにとって、初のキスシーンもある本作。キャスト全員がスタント無しで行った壮大なソード・アクションにビョンホンの悲涙。戦いの場へと引きずり込まれていく愛と復讐の物語をまずはこちらの予告編から覗いてみて。『メモリーズ 追憶の剣』は2016年1月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月27日『るろうに剣心』の大友啓史がメガホンを取り、生田斗真が主演を務める『秘密 THE TOP SECRET』の追加キャストがこのほど解禁。松坂桃李、リリー・フランキー、椎名桔平らが出演することが明らかとなった。死んだ人間の脳をスキャンして、記憶を映像化するシステムが発明された。エリート集団・科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」が、最新鋭の捜査を始める。天才的な頭脳をもつ室長、薪剛の指揮のもと、第九に配属されたばかりの青木や捜査官達は、家族を惨殺し、死刑を執行された男の脳の捜査を開始する。ところが、モニターに映っていたのは、事件以来行方不明になっているその男の娘、絹子のナイフを持った姿だった。驚愕する青木たち捜査官。ただ、それは、これから起こる事件の序章に過ぎなかった――。最先端の科学技術を駆使し、死んだ人間の脳から、”過去の記憶を映像化”できるMRIスキャナー用いた捜査を行う科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」の面々が、迷宮入りとなった猟奇事件を”死者の記憶”をたどり捜査を進めていく本作。既にキャストとして、天才的頭脳の持ち、心にトラウマを抱える第九の室長 ・薪剛役に生田さんをはじめ、第九の捜査官・青木一行役に岡田将生、法医第一研究室監察医・三好雪子役に栗山千明、そして映画オリジナルの役として、所轄署の刑事・眞鍋駿介役に大森南朋の配役が発表されていた。今回発表された追加キャストには、薪の大学時代からの親友で、薪とともに第九を立ち上げた鈴木克洋役に、「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」や『劇場版MOZU』の松坂桃李、映画のオリジナルの役柄として、薪のトラウマを知る精神科医・斎藤純一郎役を、『恋人たち』が公開中のリリー・フランキー、そして家族を惨殺した罪で死刑囚となった露口浩一を『64-ロクヨン-』の公開が控える椎名桔平が演じる。さらに、第九捜査官として、冷静沈着で現実主義の今井孝史役に『ロマンス』の好演が話題を集めた大倉孝二、読唇術に長けた天地奈々子役に『知らない、ふたり』に出演の木南晴夏、室長薪を支える副室長・岡部靖文役に「コウノドリ」の平山祐介と、実力派俳優が脇を固めている。小栗旬を主演に迎え、巴亮介作原作のサイコスリラー「ミュージアム」の映画化を手がけることが報じられている大友監督。『るろうに剣心』に続き、人気漫画を豪華キャストと共に映像化する旗手として、さらなる注目を集めそうだ。<以下、コメント>■松坂桃李(鈴木克洋役)初めての大友組は血湧き肉躍る、まさにそんな現場でした。あっという間に過ぎて、終わる頃には「え!もう終わり?またやりたい!すぐやりたい!」と思ったほどです。濃厚で贅沢な時間が流れていました。大友監督は、とことん役者に寄り添い、やるときは徹底的にやる。そんな豪快で鋭い監督が僕は好きです。『秘密』という作品を通じて、大友監督と出会えてよかったと心から思っています。■椎名桔平(露口浩一役)大友監督とは初めてでしたが、以前からご一緒してみたいと思ってました。個性的な監督さんのイメージがあったので、ある意味ワンマンな現場を予想していたんですが、これが違った。驚くほど緻密に構成されたシーンを、その時々の柔軟性を伴いながら、そして、スタッフと俳優を楽しませながら次々に撮っていく。禁断のストーリー、近未来の世界と過去の脳内映像の対比、拘ったコスチューム、などなど興味が尽きない。公開が待ち遠しくて堪らない。■大友啓史監督この映画に登場する人物たちは皆、他人には決して明かせない「秘密」を心の奥底に抱えています。そしてそれは、綺麗ごとではない日々の生活を、等身大で生きる私たちの姿そのものです。表現力豊かな俳優たちが、その魅力を、愛しみ、楽しみながら演じてくれました。『秘密 THE TOP SECRET』、どうぞご期待ください。『秘密 THE TOP SECRET』は2016年8月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月26日漫画大国日本を震撼させ、熱狂的な支持を受け続ける巴亮介作の超戦慄サイコスリラー漫画「ミュージアム」。この度、『るろうに剣心』の大友啓史監督が小栗旬を主演に迎え映画化することが決定した。原作は、2013年「ヤングマガジン」(講談社)で連載されるやいなや、その過激な描写と緊迫のストーリー展開で漫画ファンを夢中にさせ、連載終了後も“ヤバすぎる!”とSNS上で拡散され、熱狂的な支持を受け続ける巴さんの同名コミック。次々に発生する猟奇殺人事件。それは雨の日だけ発生していた。そして、まるで見つけられる事を前提にしたかのように演出された殺し方。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”など、残された謎のメモ。これはただの殺人事件ではないと気付いた警視庁捜査一課の沢村久志刑事は、連続殺人の関連性に気づく。すると次のターゲットに沢村の妻と子どもがリストアップされていた。次第にあぶり出されて行く犯人像、犯人は必ずカエルのマスクを被り事件を実行していた。殺すターゲットを絞り、情報を集め、殺し方を演出する。沢村の情報も徹底的に調べ上げられ、準備が着々と進められて行く。そして、残された手がかりから犯人を追い詰める沢村だったが、それは全てカエル男によって仕組まれた罠であった――。本作で、残虐な猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う主人公の刑事・沢村を演じるのは、「花より男子」や『クローズZERO』シリーズなど様々な役をこなし、今年で映画デビュー15周年の小栗さん。犯人を追うはずが、絶望的状況に追い詰められるという難役に挑む小栗さんだが、「漫画を読みきったとき、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします。何故、これをいま突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。全力で演じさせていただきます」と本作への意気込みのコメントを寄せた。また、本作のメガホンを取ったのは、大河ドラマ「龍馬伝」で一躍注目を集め、『るろうに剣心』シリーズなどヒットメーカーとしての不動の地位を確立した大友監督。そんな監督は、「こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています。同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優の一人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います」と原作について語った。さらに原作者の巴さんは、「自分が描いたモノが映画になるなんて夢のようで、さらには大好きで何度も観ている『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを握ってくださり、そのうえ僕が学生時代からドラマや映画の第一線を走り続けている、日本を代表する俳優の小栗旬さんが主演してくださるなんて信じられない話です」と制作陣についても絶賛した。衝撃的な内容に映画化権も争奪戦となった本作。細部にまでこだわった繊細な映像表現は、表面的な恐怖だけではなく、主人公とともに精神的に深く追い詰められる極限状態を味わうことになるはず。『ミュージアム』は2016年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年11月25日ヤングマガジンで連載され、過激な描写と緊迫のストーリー展開が話題を呼んだ巴亮介原作のサイコスリラー漫画『ミュージアム』が、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督、小栗旬主演で映画化されることが発表された。小栗は連続殺人犯を追う警視庁捜査一課の刑事・沢村を演じる。その他の情報本作は、カエルのマスクを被り猟奇殺人を繰り返す“悪魔のアーティスト・カエル男”の残忍な殺人と、カエル男を追う刑事・沢村の姿を描く戦慄のスリラー。雨の日にだけ次々と発生する殺人事件。現場に残された“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”といった謎のメモなどから、沢村は連続殺人の関連性に気づくが、次のターゲットに沢村の妻と子どもがリストアップされていた。犯人が着々と殺害の準備を進めていく中、沢村も男を追い詰めていくが、それはカエル男によって仕組まれた罠で、沢村はさらなる絶望的な状況に追い込まれていく。果たして妻子の命を救うことはできるのか?残虐な殺人事件を描いた原作に、小栗は「漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします」とコメント。大友監督も「こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。まったく思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲い掛かってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています」と語る。そして映画化するにあたって、妻子の命を狙われ、追い込まれていく難役に挑む小栗は、「なぜ、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか。初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます」。大友監督は、「同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優のひとり、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います」と熱い意気込みを語っている。本作は現在撮影中で、ワーナー・ブラザースの配給で2016年に全国で公開される。『ミュージアム』2016年全国ロードショー
2015年11月25日