幸せな恋愛のためには、実は「イメトレ」が有効らしい!メンタルトレーナーの久瑠あさ美さんに、イメトレに必要な3つのキーワードを聞きました。キーワード【1】want(原動力)「want」とは、「~したい」といった熱意や意思など、内的エネルギーのこと。無自覚で潜在的な願望のことで、イメージを実現するための強い原動力となる。「内側から湧き上がる、瑞々しいwantを導き出すことが大切です。このとき、虚栄心や過去のトラウマ、親の価値観など、『偽のwant』に騙されないよう注意して。現実的かどうかは置いておいて、心がワクワクすることを探りましょう。そのワクワクが、潜在意識を発動させます」多くの女性が「~がなければ恋人ができない」などと思っているのは、恋愛をwantでなく、「~しなければいけない」=have toとして考えているから。「have toの考え方で壁にぶつかると、『こんなはずではなかった』と自分を責めてしまいがち。一方、wantに従えば、そんなときも自己責任として納得できるもの。wantは自分軸の恋愛をするためには必須です」キーワード【2】イマジネーション(創造性)理想の恋愛を引き寄せるためには、イマジネーションによって「未来記憶」をつくり出すこと。「未来記憶とは、言葉どおり、これからやってくる未来における記憶です。実は潜在意識には、現在、過去、未来といった時間の概念がありません。だから、自分が思い描く理想の未来像を潜在意識に『記憶』として刻み込み、脳を騙すことができるのです」求める人と付き合って、どんなことがしたいのか、脳の中ではっきりとビジュアル化して、メモライズさせること。想像力をフルに働かせて、温度や香りなど五感に訴えかける体感的な記憶とともに、「このような行動が彼に刺さるはず」などのディテールまで勝手につくり込んでしまうというわけ。「自分が監督になって恋愛映画を撮るように、ワクワクする未来の一日を想像して、頭の中で何度も再現して刷り込んでください。それが夢のような物語であるほど、潜在意識が引き出されます」キーワード【3】マインドビューポイント(心の視点)自らの“want”をきちんと設定して出会いに恵まれても、心の視点である「マインドビューポイント」が下がっていると、その先がうまくいかない。なぜなら、関係を築こうとするとき、情や顕在意識に頼って、判断が鈍るから。「そうならないためには、マインドビューポイントを高く引き上げて、相手と自分を達観的に見る視点をキープすることが不可欠。心の視点を引き上げることができれば、今まで近視眼的に相手しか見えていなかった視野が格段に広くなり、相手と自分、その関係性まで一気に把握できるようになります。たとえば、今まで相手の言っている言葉だけにフォーカスしていたのが、潜在意識によって、自分の想いや相手の想い、言葉の裏にある真実に気づきやすくなるということです」視点を高く引き上げることによって正しい判断が下せるようになるうえ、心にゆとりが生まれるので恋愛もうまくいくように。※『anan』2017年10月11日号より。イラスト・アサノマイコ文・熊坂麻美(by anan編集部)
2017年10月06日自分が本当に願う「幸せな恋愛」。現実のものにするために、まずしなければならないのは、鮮明なビジョンをつくること。イメージトレーニングで脳内に刷り込めば、あなたのなかに眠る潜在意識が、思い描いた理想の未来に導いてくれます!相手に振り向いてもらえない、ダメ男に惹かれてしまうなど、恋がいつもうまくいかないと感じている人は多いはず。そんな人でも、「潜在意識をコントロールすれば、自分が本当に望む恋愛を実現できます」と話すのは、メンタルトレーナーの久瑠あさ美さん。「人の意識には、『意識できている顕在意識』と『意識できていない潜在意識』の2つがあります。その割合は、顕在意識1に対して潜在意識が9。たった1割の顕在意識でキャッチできる情報だけでは、本当に求めている恋愛にたどり着くことは難しい」けれど、9割を占める潜在意識をきちんと設定できれば、カーナビのように、目的地まで正しく誘導してくれる。「その際、ゴール設定をできる限り明確にすること。カーナビも目的地が“銀座付近”などと漠然としていたらぐるぐる回ってたどり着けません。自分のニーズをまずしっかりつかむことが大事です」イメトレで自分の脳を騙そう。意識の9割を占める潜在意識を活用して、理想の恋愛にたどり着くために必要なのはイメージトレーニング。略してイメトレ。「イメトレとは、幸せな未来のビジョンや世界観を想像のなかでつくり上げること。それがリアリティの強い鮮明なイメージであれば、たとえ実際に起こっていないことでも、脳はそれを“記憶”として認識するのです」脳にしっかり植え付けるほど、ビジョンは実現されやすくなる。「運命の人に出会う、その人と付き合う、二人で理想の一日を過ごす…。そうした幸せな未来をワクワクしながら思い浮かべましょう。すると、それを現実化すべく潜在意識が動き始めます。脳の中でイメージがしっかりできていると、いい人と出会った瞬間にピンとくるなど、常にファインプレーができるはず。また、自分に確信があると、相手にも強烈に刺さり、他の人とは何かが違うという印象を残すことができます」タイミングは恋愛をする“前”。理想の恋愛を叶えるため、イメトレをするタイミングは、恋愛が始まっていない今がベスト!「イメトレをするときは、『自分がどういう恋愛をしたいのか』ということを、自分の軸で主体的に考えることが重要です。ところが、先に恋が始まってしまうと、相手を好きという気持ちがつい勝って、『どうにかして愛されたい』という思考になってしまいます。そのため主導権が相手に移り、振り回されてしまいがち。これでは残念ながらうまくいきません。恋愛が始まる前に行って、こちらの態勢を整えておくようにして」イメトレをしておくことで幸せな“記憶”に満たされた脳は、いつだって余裕がある状態。だからこそ、きちんと相手を見極めたり、確信を持って関係を進めることができ、結果的にいい恋愛を実現することができるというわけ。久瑠あさ美さんメンタルトレーナー。著書は『何もかも思いのままにできる人のマインドスイッチ365 の極意』(主婦と生活社)など多数。※『anan』2017年10月11日号より。イラスト・山内庸資文・古屋美枝(by anan編集部)
2017年10月05日