セコムは、マイナンバーの取扱環境において、書類などをトータルかつ厳重・スマートに管理するためのセキュリティキャビネット「セサモCABI」、鍵管理ボックス「セサモKBX」を8月より販売開始すると発表した。「セサモCABI」は、セコムのオンライン・セキュリティシステムや出入管理システムで使用する共通の非接触ICカードで、アクセス管理が可能なセキュリティキャビネット。非接触ICカードは、マルチカードフォーマットに対応しているので、セコムワイヤレスIC カードTypeA、MIFARE、eLWISE、FeliCaに対応可能だという。最大50台までキャビネットを接続でき、セコムのオンライン・セキュリティシステムとの連携が可能。これにより、セコムにて、キャビネットの異常開放を監視できる。また、パソコンとLANを使用してキャビネットを接続することで、資格設定・履歴などの確認ができる。価格(税別)は、ICカードリーダー有りが584,000円~651,000円、ICカードリーダー無しが274,400円~345,000円。「セサモKBX」は、セコムのオンライン・セキュリティシステムや出入管理システムで使用する共通の非接触ICカードで、アクセス管理が可能な鍵管理ボックス。鍵の貸出、返却の管理が可能で、本体1台につき増設部を5台まで追加でき、最大50台(6000 鍵)まで接続が可能。パソコンとLANを使用して鍵管理ボックスを接続することで、鍵の貸出・返却の履歴管理ができる。価格(税別)は、本体が414,800円で、増設部が283,800円。
2015年08月25日今回はファイル処理をメインに取り扱います。実際の業務で使うアプリケーションやサービスは、なんらかの形でファイルを利用する場合が多いです。たとえばCSV(カンマ区切りの表)を読み込んだり、書き出したり……。また、アプリケーションの状態(設定など)やログを残すためにファイルを利用することもあります。ファイルにはバイナリ(01)で構成される画像ファイルや、テキストで構成されるテキストファイルがあります。バイナリのファイルがどのようなものかについても軽く触れますが、初心者はあまり操作しないと思うので、テキストファイルが話の中心となります。そのため、テキストファイルを扱うために必要なテキスト処理についても扱います。なお、日本語テキストの処理などについては別途扱います。○テキストを生成する方法テキスト処理は要するに、文字列型の処理です。第5回で簡単に扱ったのですが、テキストファイルの処理では文字列型の処理が必須となるので少し発展させて復習します。まず、文字列は以下のように定義するのでした。text1 = ’hello python’text2 = ’’’helloworldpython’’’ひとつめに関しては今さらいうこともないですが、2つめに関しては複数行でテキストをプログラム中で定義する方法でしたね。記号「’」の代わりに記号「"」を使うことも可能ですが、文字列の前後で統一されている必要があります。文字列の結合に関しては「+」記号でできますが、数字などを結合するときは「文字列に変換」してから結合するのでした。ほかの型から文字列型への変換にはstr関数を使います。print(’hello ’ + ’world’)# hello worldprint(’hello ’ + str(5)) # hello 5結合の代わりに、文字列にテキストや数字を埋め込むという手法で文字列を生成することも可能です。>>> ’hello {} {}’.format(’python’, 5)’hello python 5’文字列のformat関数(メソッド)の引数に {} に対応する文字列なり数値なりを与えています。このformat関数の使い方を詳細に伝えるとそれだけで連載2~3回分になってしまいますので、詳しくはこちらのドキュメントをご参照ください。結合より埋め込みのほうがコードがきれいになる場合が多いので、積極的に活用してもらいたいです。文字列のフォーマットに関わるところでは、ほかには数値の整形をしたいことがよくあります。たとえば、1,2……というように連番でテキストを表示なり書き込みする場合、なにも配慮しないと次のように桁数が違うとガタガタになってしまいます。1: some text2: some text……9: some text10: some text11: some text……次のように0で揃えられているときれいですね。01: some text02: some text……09: some text10: some text11: some text……このような場合には以下の方法で文字列の数字に「0詰め」をすると便利です。zfillで桁数を指定したり、先のformat関数に出力の細かい指定をしたりしています。print(’5’.zfill(5)) # 00005print(str(101).zfill(5)) # 00101print(’hello {0:05d} world’.format(5)) # hello 00005 world最後に文字列で使われる特殊記号についてお話します。特殊記号はプログラム中で意味を持ってしまう特別な記号のことです。たとえば「’」という記号は文字列を作成する際に利用する特別な記号です。そのほかにはビープ音なども記号に分類されます。これらは文法的な理由やそもそもそれを表現する記号がキーボードのキーにないことから、「これは XX ですよ」という特別なルールにもとづいて文字列に表記します。そのルールに利用されるのがエスケープ記号と呼ばれるもので半角のバックスラッシュ「\」(英語キーボード)か、半角の円記号「\」(日本語キーボード)を利用します。このエスケープ記号の後に特別な文字を続けることで、それが特別な意味を持つのです。たとえば「’」とビープ音は以下の用に記載できます。print(’escape sample1 \’.’)print(’escape sample2 \a.’)ほかには改行とエスケープ記号自身あたりをよく使います。print(’escape sample1 \n.’)print(’escape sample1 \\.’)エスケープ記号一覧はこちらのページの中央付近に記載されています。なお、記事掲載時から時間が経ってリンク切れしている場合は、適当に検索するなどして調べてみてください。○テキストを加工する方法テキストの生成について取り扱ったので、次はそのテキストを加工する方法について扱います。基礎的な機能を順に紹介していきます。これ以外にも多数の機能がありますが、必要になった時点で調べて覚えていけばよいでしょう。まず、文字列中の「文字」の取得ですが、以下のように [X] で位置を指定して行います。>>> text = ’hello world python’>>> print(text[4])o>>> print(text[100])Traceback (most recent call last):File "<stdin>", line 1, in <module>IndexError: string index out of range>>> print(text[-4])tこの位置の指定はリストの要素の数え方と同じで0から始まります。先頭から0、1、2……と数えていくと4はoに対応していますね。範囲を超えてしまうとエラーになります。面白いのがこの値をマイナスにできるところです。このように指定すると後ろ側から取得してきます。この際、0からではなく-1、-2、-3……とカウントすることに注意してください。文字列から「文字列」を取得するには、以下のように行います。>>> text = ’hello world python’>>> print(text[6:11])world>>> print(text[-12:-7])worldこれは「スライシング」と呼ばれるテクニックで、[X:Y]とあるとXからYまで取得という意味になります。[X:Y] と指定する際はX < Yとなるようにしてください。先ほどと同じように、範囲指定にもマイナス値を利用できます。前と後ろを指定するのではなく、Xより前、Xより後という指定の仕方も可能です。>>> print(text[6:])world python>>> print(text[:11])hello world>>> print(text[:])hello world python見ていただくとわかるように [X:Y] の片方を省略しています。そうすると先頭から、もしくは末尾までという意味になります。あまり使いどころはありませんが、両方とも省略すると、文字列のすべてが取得されます。次に文字列の置き換えです。テキストエディタなどである特定のキーワードを別のキーワードに置き換えることがあるかと思いますが、それと同じ要領です。>>> text = ’hello world python’>>> print(text.replace(’o’, ’0’))hell0 w0rld pyth0n>>> print(text.replace(’world’, ’WORLD’))hello WORLD python>>> print(text)hello world python文字列.replace(置き換える文字列, 置き換えられる文字列)とすると、変換された文字列が返されます。例にもあるように、元の文字列自体は変化していないので注意してください。文字列の検索もそれほど難しくはありません。検索には「存在の確認」と「位置の確認」の2つの使い方があり、それぞれ次のようになります。>>> text = ’hello world python’>>> ’wor’ in textTrue>>> ’w0r’ in textFalse>>> text.find(’wor’)6>>> text.find(’w0r’)-1>>> text.find(’o’)4inについてはlistでの使い方とほぼ同じですね。find については最も左側にあるマッチした位置を返します。そのため、’o’は何個もありますが、一番左の位置となっています。マッチしない場合は-1が返ってきます。それほど使う場面は多くないのですが、前側を指定した数だけ飛ばして途中から検索したり、右側から探索をすることも可能です。>>> text.find(’o’, 10)16>>> text = ’hello world python’>>> text.rfind(’o’)16次に文字列の前後からの特定の文字の削除です。よく利用するのは、前後の空白や改行コード、タブなどを取り除く場合などでしょう。>>> text = ’ hello world \n’>>> text.strip()’hello world’>>> text.strip(’ hell’)’o world \n’strip関数に引数を指定しないと、文字列の前後の空白とタブ、改行が取り除かれます。引数に文字列を指定すると、その文字列が取り除かれます。また、特定の区切りで文字列を分割して文字列のリストにすることも可能です。「,」記号で要素が区切られたCSV(Excel出力)やログの解析あたりでよく使うテクニックです。>>> text = ’1, taro, 35, male’>>> text.split(’,’)[’1’, ’ taro’, ’ 35’, ’ male’]text = ’’’1, taro, 35, male2, jiro, 29, male3, hanako, 23, female’’’for line in text.split(’\n’):elems = line.split(’,’)print(’{} {}’.format(elems[1].strip(), elems[2].strip()))# taro 35# jiro 29# hanako 23分割の逆で文字列を「特定の文字列」で結合していくことも可能です。2次元配列(リストにリストが入っている)に格納された情報をCSV形式でファイルに書き出したりする際に便利な手法です。書式は「結合に使う文字列.join(文字列のリスト)」となります。>>> l = [’1’, ’taro’, ’35’, ’male’]>>> ’, ’.join(l)’1, taro, 35, male’○ファイル処理の概念ファイル処理については、プログラミングというよりも「OSのファイル処理の方式」をまず理解しておく必要があります。そのため、最初にファイル処理の概念について説明します。これがわかってしまえば、その利用はさほど難しくありません。なお、プログラムがどのようにファイルを扱うかは、OSの仕組みにもとづいているため、多くのプログラミング言語でさほど変わりません。ファイル処理がOSにおいてどう実現されているかを抽象化すると以下のようになります。実際はもっと複雑ですが、通常のプログラミングではそこまで意識する必要はないので詳細は割愛します。まずご存知のようにOSにはディレクトリがあり、それが階層構造を作っています。ファイルはそのディレクトリのなかに保存されています。OSはこの階層構造を管理しています。ディレクトリやファイルは、サイズなどの情報と共にポインタのようなものを持っていて、それがファイルの実体を指しています。構造についての話はこれぐらいにして、実際にファイルをどのように処理するか話をしましょう。OSにおけるファイル処理は主に以下のような流れとなります。まず絶対パス(ルートやCドライブなどからのパス)や相対パス(現在いるディレクトリから指し示すパス)を使ってファイルを指定します。それに対して読み、書き、読み書きなどのモードを指定してファイルをオープンします。そして読み書きなどの必要な処理を繰り返し、処理がすべて完了したらファイルをクローズして終わりです。クローズし忘れないようにしてくださいね。読み書きなどの具体的な処理はそれほど難しくありません。一言でいってしまえば、「テキストファイルは行ごとに処理する」「バイナリファイルは先頭から何バイトめか(位置)を指定して処理する」ことです。たとえば、テキストファイルで以下のものがあるとします。worldpythonjavaこの内容にすべて"hello "を加えて画面に表示するというプログラムを書く場合、ループ処理を利用してということを繰り返して処理するのが一般的です。「テキストファイルは行ごとに処理する」のが基本であることを覚えておいてください。次にバイナリファイルです。バイナリファイルは中身が01から構成されているファイルで、一般的には画像ファイルや音声ファイル、それに加えてアプリケーション特有のファイル(たとえば word など)があります。こちらはテキストと違うのでそもそも行という概念がありません。正直なことをいうと、テキスト処理よりもバイナリファイルの処理は骨が折れます(笑)。ただ、ファイルを読み書きできないかというと、そんなことはありません。そのバイナリファイルの構造を知ってさえいれば操作は可能です。著者はビットマップ形式の画像ファイルの合成とWAV形式の音声データの加工の経験があるので、それをベースにしてバイナリファイルの処理についてお話をします。ビットマップは以下の図のように、ピクセルから構成されている画像ファイルです。それぞれのピクセルはRGB(赤緑青)で表現されています。それぞれの色は1バイト(0~255)の容量があるので、ようするに1ピクセルは3バイトです。つまりファイルサイズは「縦のピクセル数×横のピクセル数×3」バイトになります。ここまでわかってしまえば、あとは簡単です。たとえば画像Aに画像Bをオーバーレイ(一部上書き)するとします。この際、Bの画像の黒(RGBが0, 0, 0)は透過させます。すると、以下の図のようにして合成が可能です。Bの左上は黒なのでAのものを合成画像に利用。その右隣は黒ではないのでBのものを利用。その右隣はA……といった感じでどんどん処理をしていくと、最終的に右の図のようになります。これをファイルに書き込めば、自分でバイナリファイルを作ったことになります。次にWAV音声ファイルです。これも比較的わかりやすい形式ですが、先ほどのビットファイルと違って「ヘッダ」と「データ」に分かれています。データは先程のビットマップと同じく音声のデータ(波形)を含んでいるだけなので簡単ですが、ヘッダにはデータをどのように表現するかといった情報が含まれています。後ろのデータを変えれば当然再生される音も変わりますが、その際に必要に応じてヘッダを変更する必要があります。最後にバイナリデータの処理のコツを伝えます。それは「プログラムで処理しやすい生(raw)の形式に一旦戻す」ということです。たとえばビットマップであれば編集は簡単ですが、JPEGやPNGを編集するのは非常に難しいです。そのためまずはJPEG → ビットマップに変換してやり、ビットマップで編集を行った後に再度、ビットマップ → JPEGに変換すればよいのです。音声も同じでmp3を直接編集するのではなく、mp3 → wav → 編集 → new wav → mp3とすればよいです。これらの変換には組み込みもしくは外部のライブラリを使用してかまいません。○実際にファイル処理をしてみよう長くなりましたが、実際に pythonでテキストファイルの処理をどのようにするか紹介します。先ほどの概念さえわかってしまえば非常に簡単です。worldpythonjavaと書かれたテキストファイルtext.txtの各行にhelloを加えて表示するサンプルを書いてみます。f = open(’text.txt’, ’r’)print(type(f))for line in f:print(’hello ’ + line)f.close()まずファイル ’txt.txt’ をモード ’r(読み)’ でオープンしています。オープンしたファイルオブジェクトに対してfor文を使うと1行1行取得できるので、行ごとにprintする処理をしています。これを実行すると以下のような出力となります。<type ’file’>hello worldhello pythonhello javaprint文の改行に加えて、もとのテキストの改行も表示されるので1行スペースがあいてしまっていますね。print文の改行をなくすには以下のようにprint文の後に「,」を書けばよいです。print(’hello\n’),print(’world\n’),ほかにはファイルを丸ごと読む方法もあります。f = open(’text.txt’, ’r’)text = f.read()print(text)lines = text.split(’\n’)print(lines)f.close()ファイルオブジェクトに対してread関数を使うことで、その中身をすべて文字列として取得します。それを行ごとに処理したいのであれば、文字列を先に説明した改行コードで分割することで行ごとのリストになるので、それに対して処理を行うことができます。次に書き込み方法について説明します。書き込みも読み込みと大差ありませんが、ファイルをオープンする際に書き込みモードを指定します。以下のテキストファイルtext.txtに書き込みをするとします。hello書き込みのコードは以下となります。f = open(’text.txt’, ’w’)f.write(’123’)f.write(’456’)f.close()コードを見てもらうと想像がつくとは思いますが、openの第二引数が書き込みモードの ’w’ となっています。そしてファイルオブジェクトにたいしてwriteすることで、実際にファイルに書き込み処理がされています。最後にクローズですね。するとファイル text.txt は以下のようになりました。123456見てもらうとわかるように、もともとのテキストであるhelloが消えていますね。上書きされていることがわかります。ただ、場合によっては「追記(もとの中身を残したまま後ろに加える)」しないといけないこともあります。その場合はモードを ’a’ の「追記」にすれば実現できます。モードのみ修正して以下のコードにしてみます。f = open(’text.txt’, ’a’)f.write(’123’)f.write(’456’)f.close()これを実行すると、123456123456となりました。もとの ’123456’ は残ったままで、その後ろに ’123456’ が新しく追加されていますね。ファイルのオープンごとに以前の内容が消えないので、アプリケーションのログなどを取る際に便利な手法です。なお、書き込みを「次の行」にする場合は「\n」を書き込めばいいです。最後に小ネタを話して終わりたいと思います。ファイル処理をする際に心の片隅においていただきたいのが「バッファリング」という処理です。ご存知かもしれませんが、ハードディスクへのアクセス速度はメモリへのアクセス速度に比べて何桁も遅いです。そのため、ファイルを何度も細かく書くことを繰り返しているとプログラムが非常に低速になってしまいます。この問題を防ぐために、出力があるたびに毎回ディスクに書き込むのではなく、メモリ上の高速な一時領域にデータをおいておき、まとめてそれを書き込むという処理が行われます。こうすることで低速なディスクアクセスの回数が減らせるのでプログラムが高速化されます。これがバッファリングの基本的な概念です。以下にこれを図で示します。このディスクへの書き込みは特定のタイミングで発生するようですが、それを強制的に行いたい場合はflush()関数を使います。f = open(’text.txt’, ’w’)f.write(’123’)f.flush()f.write(’456’)f.close()closeのタイミングで必ず書き込まれるので、今回のようにopenからcloseまで時間が短い場合はflushは不要です。ただ、openしっぱなしで、なかなかcloseしないようなプログラムは適切なタイミングでflush するように心がけてください。でないと、プログラムが強制終了されてしまった場合などに、ファイルに書き込みがされていない可能性があります。以上でファイルに関する基本的な話は終了です。ある特定ディレクトリ配下のすべてのファイルを調べるのに便利なglobや、リソース管理のwith文などもあるのですが今回は割愛します。便利なのである程度レベルがあがったら、ぜひ自分で調べてみてください。○「Pickle」とは最後に「Pickle」についてご紹介します。PickleはPythonのデータをファイルに保存し、それを読み取って復元する目的で使えます。あるアプリケーションで終了時に保持するデータをPicklで保存し、再度開いた際にPickelで読み取れば、前回終了した際の状態に戻すといった使い方ができます。Pickle の使い方はそれほど難しくないので、以下にサンプルを載せます。import picklea = {’hello’:1, ’world’:[1,2,3]}f1 = open(’test.dump’, ’wb’) # WRITEpickle.dump(a, f1)f1.close()f2 = open(’test.dump’, ’rb’)b = pickle.load(f2) # READf2.close()print(b) ## {’world’: [1, 2, 3], ’hello’: 1}まずPickleパッケージをインポートしています。そして書き出すファイルを書き込みモードでオープンし、pickle.dump関数でデータをファイルに書き込んでいます。Pickleで書き込まれるデータはバイナリなので’w’ではなく’wb’でバイナリとしてオープンしています。’w’でもおそらく問題はないと思います。次に Pickleのデータが書き込まれたファイルから中身をロードしてきています。これには pickle.load 関数を使っています。’wb’と同様に、こちらもバイナリの読み込みなので’rb’でファイルをオープンしています。簡単ですね。演習1以下のCSV形式のテキストデータから教科ごとの生徒の平均点を算出してください。text = ’’’lecture\students, 1, 2, 3, 4math, 80, 70, 75, 54english, 60, 80, 90, 80’’’可能なら生徒や教科が増えても対応可能なプログラムにしてください。演習2あるテキストファイルAの内容を読み取り、まったく同じ内容をファイルBに書き出すプログラムを書いてください。演習3演習2で作ったプログラムを改良し、ファイルBに行番号を書き出すようにしてください。ただし、行番号は最後の行の桁数にあるように0詰めしてください。たとえば以下のようになります。abc……ijk……z01 a02 b03 c……09 i10 j11 k……26 z演習4標準入力で入力されたテキストをpickleでファイルに保存してください。そしてそれをロードして、画面に表示してください。さまざまなデータをPickleで保存して、そのファイルを開いて中身を確認してみてください。※解答はこちらをご覧ください。次回は正規表現と日本語の扱いについて解説します。
2015年08月10日日本オラクルは8月5日、Platform as a Service(PaaS)「Oracle Cloud Platform」の製品群で、クラウド・ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud Service」の機能拡張を発表した。「Oracle Documents Cloud Service」はさまざまなREST APIを提供し、追加の課金なしに「Oracle Marketing Cloud」や「Oracle Service Cloud」などのOracle SaaS (Software as a Service)や他社製アプリケーションとの連係や組み込みが可能。「Oracle Documents Presenter」はiPad専用のアプリケーションとして提供され、「Oracle Documents Cloud Service」で保管されるPowerPointやPDF形式の資料、画像・動画などのリッチ・コンテンツをプレゼンテーション形式で表示。プレゼンテーションの内容にあわせた背景画像やフォルダ・アイコンのカスタマイズが可能。「Touch IDサポート」では、「Oracle Documents Cloud Service」および「Oracle Documents Presenter」を起動する際に、iPhoneやiPadに搭載されている指紋認証テクノロジーであるTouch IDによる認証を設定することができる。また、Android搭載タブレット向けOffice 365から、「Oracle Documents Cloud Service」のファイルへのアクセスが可能になった。そのほか、ロゴや各種リソースのURLなどのUIを企業ユーザーのブランディングに合わせて変更すること、アカウントを一元管理してフォルダの同期管理を複数のアカウントから選択すること、インスタンス単位でパブリック・リンク作成時の最大権限を設定することも可能になった。「Oracle Documents Cloud Service」は、1ユーザー当たり月額利用料金1630円(税別、最小25ユーザーから利用可能)で、1アカウント当たりの初期容量は500GBから提供し、アップロードするファイル単体の容量に制限はない。
2015年08月05日日本マイクロソフトは29日、Windows 10無償アップグレードの開始に合わせ、Windows 10のISOイメージファイルを提供開始した。32bit版、64bit版の2種類を用意する。Windows 10のISOイメージファイルは、メディア作成ツールをダウンロードしてインストールする。実際に作成ツールをダウンロードしexeファイルを起動すると、すぐにWindows 10のセットアップが開始する「このPCを今すぐアップグレードする」と、ISOイメージをUSBメモリやDVDドライブなどに作成できる「他のPC用にインストールメディアを作る」が選択できる。メディアを作成する場合は、4GB以上の空き領域があるUSBメモリもしくは光学メディアを用意する。また、Windowsを初めてインストールする場合は、Windows のプロダクトキー(xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx)が必要となる。
2015年07月29日東芝情報システムは7月28日、従業員のPCに保存されているマイナンバーや個人情報、設計図面などの機密情報を含むファイルを検出し、自動で暗号化するソリューション「File Secure-Protection」の販売を9月より開始すると発表した。同製品は、あらかじめ指定したルールに従って従業員のPCに保存されている機密ファイルを定期的に検索する。検索の結果、機密ファイルを発見すると、閲覧制限(閲覧期間や回数、印刷可否等)を付与して機密情報ファイルを自動で暗号化する。これにより、機密ファイルが社外に流出した際も、ファイルの中の機密情報が流出することを防ぐ。管理者は、機密ファイルが「誰」の「PC」の「どこに」保管されているかを把握可能になる。
2015年07月29日独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は17日、IPAの名前を騙った不審メールが出回っていることを確認。不審メールおよびメールに添付されている添付ファイルを開かないよう、注意を喚起した。不審なメールは、外部組織より「IPAの名前を騙った不審メールが届いた」と情報提供があったことで発覚。不審メールには、IPAが7月15日に発信した、Microsoft製品やAdobe製品に関するセキュリティ対策情報が使用され、IPAのメールニュースを模した内容だったという。また、正式なメールニュースでは存在しない圧縮ファイルが添付されていた。添付の圧縮ファイルを展開すると、ウイルス感染を目的とするショートカットファイル(.lnk)が現れる。メールの件名や本文は、IPAの実際の公式サイトを元に作成され、添付ファイルの開封を促す文面になっている。不審なメールの特徴は、「送信元がフリーメール」「添付ファイルがある」という2点。これら特徴を備えたIPAからのメールは不審メールである可能性が高い。IPAでは、添付ファイルを安易に開かないよう呼びかけるほか、HTML形式の場合、本文内のリンクがマルウェア感染用のURLに偽装されている可能性があるとして、注意を喚起している。
2015年07月17日オレガは7月8日、Windows上で共有フォルダのアクセス記録を管理するファイル・サーバ・ログ管理ソフトウェア「VVAULT AUDIT」(ブイボルトオーディット)について、製品Webサイトでダウンロード提供を開始した。価格は、Basic版は無料、上位のProfessional版は年額5万円(税別)。新製品は、マイナンバー制度の施行により特定個人情報の保存先として多くの利用が想定される企業のファイル・サーバに対して、正しいアクセス権で運用管理しているか、特定個人情報を記載されたファイルが確実に削除しているか、また不正に持ち込まれた機器によるアクセスが無いかなどのアクセス履歴を保存し、必要に応じてユーザー操作のトレースや不正アクセスの監視を実現するもの。Windows監査ログを利用したファイルアクセス履歴の記録、専用ログ・サーバも商用データベースも不要、ログ情報を圧縮して検索と長期保存に対応、NTFSドライブ/VVAULT仮想ドライブに両対応、低価格といった特長を持つ。対応するサーバOSは、Windows Server 2008 R2/2012/R2およびWindows Storage Server 2008 R2/2012/2012 R2。通常のWindows共有フォルダに加えて、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」の仮想ドライブに対してもログ管理が可能であり、VVAUL」のユーザー・サポート・サイトやライセンス認証システムの流用により、従来製品に比べて大幅なコストダウンを達成したという。ログ管理期間が2週間までの制限がある「VVAULT AUDIT Basic」は無料で利用可能。またログ管理期間を無制限すると共に、長期保存用のデータ・アーカイブ機能とソフトウェア・サポートが付属する上位バージョンの「VVAULT AUDIT Professional」は年額5万円(税別)。また、NASやクラウド・サービスへの組込用に、オープン価格の「VVAULT AUDIT Professional OEM」も提供する。同社は今後、MACアドレスを利用したクライアント端末の厳密な判別機能、アクセス権違反などのアクティブなセキュリティ検知機能、時系列データとの比較による異常判定機能などについて開発を進めると共に、ハードウェア・ベンダーやクラウド・ベンダーとも提携関係を構築し、2015年度中に1,000ライセンスの提供を計画しているとのこと。
2015年07月10日NECは7月9日、ファイルサーバ統合管理ソフトウェアの新製品「NEC Information Assessment System V3.2」の発売を開始すると発表した。新製品は、アクセス権管理機能のデザインを刷新し、アクセス権設定の問題部分を一括表示するなど、ファイルサーバのアクセス権の設定状況を一元的に把握できるようになった。管理者が把握できないファイルや、無効なアクセス権が残っているファイル、誰でもアクセス可能なファイルなどの検出にも対応した。これにより、アクセス権設定の不備による情報漏えいを未然に防ぎ、セキュリティ対策を強化する。メニューの英語表示と英語OS上での動作に対応し、グローバル展開する企業の各国の拠点で利用可能になった。「NIAS リソース管理オプション」を追加することで、アクセス権の申請・承認機能に対応。これにより、情報システム部門の負荷を軽減するとともに、利用部門の管理者に承認権限の委譲が可能になり、適正なアクセス権管理を実現する。価格は、「NEC Information Assessment System V3.2」「NEC Information Assessment System リソース管理オプション」のいずれも50万円から(税別)となっている。
2015年07月10日エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 Maison Margiela)の15-16AWコレクションから新作「ケーキボックスバッグ(Cake Box Bag)」が登場した。一枚紙で組み立てられるケーキ箱の定番型をそのままデザインに落とし込んだ同バッグ。持ち手に掛かる左右のパーツと、マグネット付きの蓋を外し、ケーキ箱を開く時と同じ要領で開閉できる仕組みとなっている。サイドにはストラップが付属しており、斜め掛けにすることも可能。ベジタブルタンニン鞣しのカーフレザーの素材感をそのまま生かしたナチュラルに加え、ブラック、レッドの全3色(6万3,000円)は、現在店頭で展開中。同素材にラミネート加工を施した、シルバー、ゴールドの2色(7万1,000円)は今月中に展開予定となっている。
2015年07月09日ソリトンシステムズは7月6日、セキュアなリモート・アクセス・ソリューション「Soliton SecureBrowser/Gateway」のファイル・サーバ・オプションとしてゲートウェイ・アプライアンス「Soliton SecureFile(ソリトンセキュアファイル)」を発売した。価格は100万円(税別、初年度センドバック保守を含む)。新製品により、既存のファイル・サーバを社内外問わずWindows/Mac/iOS/Androidから閲覧可能になるという。閲覧したデータは端末に残らず、セキュリティ・リスクは抑えられるとしている。既存環境に設置すると、普段使用しているWindowsユーザー・アカウントでファイル・サーバにアクセスし、Webベースでファイルやフォルダの一覧を表示できる。Soliton SecureBrowser/Gatewayとの連携により、さまざまな端末から場所を問わず、ファイル・サーバをセキュアに利用できるとのことだ。同製品を通じてファイル・サーバからダウンロードしたデータは、同製品の暗号化領域内に一時的に保存し、内蔵のファイル・ビュワーで閲覧可能。データはログアウトやタイムアウト時に消去するため、情報漏洩リスクを最小限に抑えられるという。またCIFSプロトコルでアクセス可能であり、Windows以外にもUNIX系OSやIaaS上のファイル・サーバでも閲覧でき、また大企業での利用が多い分散ファイル・システム構成(DFS)に対応するなど、昨今必要とされている企業ファイル・サーバ環境に合わせた機能を提供するとしている。
2015年07月07日米Amazon.comがオンラインストレージサービスAmazon Cloud Drive用のファイル閲覧・共有用アプリ「Amazon Cloud Drive」(iOS、Android)をリリースした。Amazon Cloud Driveアプリは、スマートフォンやタブレットを使ってCloud Drive内のファイルにアクセスし、ブラウズするためのアプリだ。ドキュメント/スプレッドシート/プレゼンテーション、写真のプレビュー、音楽やビデオの再生が可能。またURLリンク、メール添付などによる共有を設定できる。オンラインストレージAmazon Cloud Driveは5GBまで無料で使用可能。日本国内では、20GBが年額800円、50GBが同2,000円、100GBが同4,000円となっている。米Amazonは米国において、容量無制限の写真ストレージサービスを年額11.99ドル(Primeメンバーは無料)、容量無制限のストレージサービスを年額59.99ドルで提供している。
2015年07月07日演劇集団キャラメルボックスがハーフタイムシアター『水平線の歩き方』『君をおくる』を10月、東京と大阪で上演する。キャラメルボックス チケット情報ハーフタイムシアターとは同劇団による上演時間60分の“短編演劇”シリーズ。今回は2008年の初演作と新作の2本立てで上演する。『水平線の歩き方』は今回で3度目となる人気作。幼い頃死別したはずの母親と“再会”した男の物語で、脚本・演出は成井豊。新作は大阪の劇団「空晴」の岡部尚子による書下ろし『君をおくる』。日常から生まれる人間関係の機微をハートフルに描くコメディに定評がある岡部がどんな物語を作り出すのか。演出は真柴あずきが手がける。公演は10月8日(木)から12日(月・祝)まで東京グローブ座、10月16日(金)から18日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて。チケットの一般発売は8月2日(日)午前10時より。また、キャラメルボックスはグリーティングシアターと題して『水平線の歩き方』をもって全国を巡演。10月20日(火)の仙台公演を皮切りに、山形、岐阜、愛知、岡山で公演する。
2015年06月23日富士通研究所は、遠隔地からファイル共有サーバを利用する際のファイルアクセスをソフトウェアで高速化するデータ転送高速化技術を開発したと発表した。従来、クラウドに集約されたファイル共有サーバを遠隔地から利用する際に、ネットワークの遅延によりファイルのアップロードやダウンロードに時間がかかるという課題があった。そこで同社ではこれまで、遠隔地間のデータ転送を高速化する技術として、一度送信したデータを2回目以降省略する重複除去技術を開発してきたが、ファイル共有プロトコル(CIFS、SMB)特有の処理があるため、効果が限定的だったという。ファイル共有プロトコル(CIFS、SMB)特有の処理と課題としては、多数のファイルを含むフォルダーのコピーでは、ファイルごとに属性情報やファイル取得の通信が発生するため、遅延が大きいネットワーク環境でフォルダーを転送すると各通信の遅延が累積して遅くなる点や、比較的大きなサイズのファイルを転送する場合、転送するファイルを数十KBといった小さなデータに分割して、各データにヘッダー情報を付加するが、このヘッダーは毎回変更される情報であるため、過去に同一のデータを転送したことがあっても異なるデータに見えるため、重複除去が効かない点があるという。そこで同社は今回、クライアント・サーバ間の通信を中継するソフトウェアを新たに導入することで、遠隔ネットワーク上で複数のファイル名、ファイルサイズなどの情報取得で発生する通信回数を減らし、ネットワーク遅延の影響を低減する技術を開発した。同社の社内実験では、容量の小さな多数のファイル転送を最大で10倍高速化できることを確認したという。さらに、ヘッダーの分離技術により、大容量ファイルの転送を最大で従来の20倍高速化することも確認した。今回、開発した技術では、サーバとクライアントの両方にデータ転送高速化のモジュールを設置し、以下の手順で高速化する。[サーバ側のモジュール](1) 複数ファイルを含むフォルダーのダウンロードが実行されていることを認識(2) ダウンロードするすべてのファイルを一括してクライアントの代理で先読み(3) 先読みしたファイルはまとめてクライアント側のモジュールに転送[クライアント側モジュール](4) ファイル共有クライアントからのデータ取得の要求にサーバの代理で応答これにより、遠隔ネットワーク上で複数のファイル名、ファイルサイズなどの情報取得で発生する通信を大幅に減らし、ネットワーク遅延の影響を低減することができるという。同社では、富士通での社内実証を経て、2015年度中にデータ収集・統合ソフトウェアの転送高速化機能として製品搭載を目指す。
2015年06月22日Dropboxは6月18日、写真やドキュメントなどを簡単に集められる「ファイル リクエスト」の提供を開始した。この機能では、多数のユーザーから写真やドキュメントを簡単に収集でき、誰からでもファイルを入手することが可能になる。例えば、請負業者からの入札を集める場合など、Dropboxアカウントの有無にかかわらず、誰でもファイルを送信できる。そのほか、最大2GBまでの大容量サイズのファイルを簡単に受信できるため、パーティーで撮影した動画のやり取りなどにも利用できる。リクエストする相手が1人でも100人でも、受け取ったファイルはすべて1つのフォルダに整理され、自分が使用しているどのデバイスからでもファイルにアクセスできるという。Dropbox ベーシックとDropbox プロのユーザーは、今すぐこの機能を利用できる。ビジネス向けDropboxユーザーは、今後2週間~3週間ほどで利用可能になる。
2015年06月19日Dropboxは18日、オンラインストレージサービス「Dropbox」のアカウントを持っていないユーザーが、Dropbox登録ユーザーのアカウント上にファイルをアップロードできる「ファイル リクエスト」機能を追加した。リリース時点ではブラウザ版のみ対応する。「ファイル リクエスト」機能は、Dropbox登録ユーザーが、アップロードしてもらいたいファイルを持っている非登録ユーザーに向けてリンクを送信し、受け取ったユーザーが該当リンク経由でファイルをアップロードできるというもの。リンクを受け取ったユーザーはアクセスしたあとに表示される指示に従いファイルを選択するだけで、アカウント作成の必要はない。送信できるファイル容量は最大2GBまで。リクエストを行なう際は、「パーティの写真」といった形で自由に名前を付け、URLを送信した登録ユーザーのフォルダを指定・作成してアップロード可能。リクエストは複数人宛に送信でき、多くの人が持つファイルをひとつにまとめるといった使い方ができる。同機能は、DropboxベーシックとDropboxプロのユーザーが利用可能。ビジネス向けDropboxユーザーは今後2、3週間ほどで利用できるようになる。
2015年06月18日ワコムは、人気クリエイターによる作品のPSDファイルやブラシなどをダウンロード可能な「Create more」キャンペーンにて、アートディレクター/コラージュアーティスト・依田耕治氏のebook配布を開始した。同キャンペーンは、同社のペンタブレット「Intuos Pro」で創作活動をしている、あるいはこれから行う人に向けて展開されるもの。国内外から参加する人気クリエイターが制作したオリジナル作品のPSDデータのダウンロード提供に加えて、その作品の制作ポイントが学べるチュートリアルeブックや、作品で使用したブラシや素材なども入手可能だ。今回配布が開始されたのは、DIR EN GREYやthe GazettE、湘南乃風など有名アーティストのCDジャケットデザインを手がける、アートディレクター/コラージュアーティストの依田耕治氏によるチュートリアルつきebook、レイヤー入りPSD、そしてカスタム素材。同氏の幻想的でありながら、確かな存在感のある作品を生み出す過程を動画で解説している。ebookは無料配布されており、同キャンペーンサイトでメールアドレスを登録した全員に進呈される。そのほか、同キャンペーン期間中に「Intuos Pro」シリーズのいずれかの製品を購入した人全員には、本格的な作品を制作できるスケッチソフトウェア「Autodesk SketchBook Pro」の1年ライセンスおよびWindows専用ペイントソフトウェア「openCanvas」を進呈。なお、キャンペーンサイト内では、日本のみならず海外からも著名クリエイターが順次登場、ebookなどを配布するということだ。
2015年06月11日クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンは6月17日~21日、父の日限定ボックス「パパ ボックス」(税込1,200円)を全国の「クリスピー・クリーム・ドーナツ」店舗にて期間限定で発売する。同商品は、「パパ ドーナツ」2個、期間限定の「チョコ バナナ」、レギュラー商品の「抹茶オールドファッション」「チョコレート グレーズド スプリンクル」「オリジナル・グレーズド」(各1個)がセットになった、父の日限定のドーナツアソートボックス。ボックス限定のパパ ドーナツは、リッチなババロア風カスタードを詰めたイーストドーナツに、パパのスマイルがホワイトチョコレートで描かれている(単品での販売はされない)。同商品を購入すると、「クリスピー・クリーム コーヒー ハウス ブレンド」に使用されているコーヒー豆を詰めた、「ドリップバックコーヒー 3杯セット」がプレゼントされる。
2015年06月11日Commvault Systems Japanは6月8日、OneDriveやDropboxなどに保存したデータも含めてファイルを安全に保存・アクセス・共有可能な企業向けソリューション「Commvault File Sharing」と、パーソナル・クラウド的な機能を実現する「Edge Drive」を発表した。新ソリューションは、同社が提供する「エンドポイントデータ保護ソリューションセット」を機能拡張したもの。エンドポイント・データのバックアップ/リカバリ/アクセス/セキュリティ/ファイル共有/データ損失防止(DLP)といった機能を提供する統合ソリューションであり、オンプレミスやハイブリッド、クラウドにおける導入オプションを選択可能で、パートナー企業によるマネージドまたはホスト型ソリューションも可能とのこと。データセンターやエンドポイントのデータを企業レベルで検索・検出可能であり、セキュリティおよびコンプライアンスにおいてメリットを実現するとしている。ファイルの種類やサイズ、作成時期を把握し、データや情報の管理に関する十分な情報に基づいたビジネス上の意思決定をサポートするという。エンタープライズ・クラスのセキュリティ実現のため、データの暗号化をソース側/転送時/保存時に実行可能であり、全てのユーザーのポリシーと権限を一元管理可能な管理コントロールを備える。保護したデータのエンドユーザーによる検索などの機能でモバイル機器のセキュリティと利便性を高め、モバイル・ユーザーの生産性も向上するとのこと。また、全てのユーザーデバイス間でコンテンツを同期可能だ。利用企業のユーザーがファイルを同ソリューションが提供する、さまざまなWebブラウザやモバイル機器からアクセス可能でセキュアなリポジトリに保存することで、企業のファイル取り扱いに関する厳格な規則やデータガバナンス要件にも応えられるとしている。同ソリューションでは、コンプライアンスや統合リーガル・ホールドを含むeディスカバリーの目的で、1つの包括的データセットに対して企業レベルの検索が可能という。同社の完全統合型シングル・データ・リポジトリである「ContentStore」に保管したファイルは社内外を問わずアクセスできるため、データの所有権を譲渡したり新たなソリューションを導入したりすることなく、生産性を高めコラボレーションを促進できるとしている。この一元化したデータ管理手法は、コンプライアンスやeディスカバリー、セキュリティの手段を講じることが非常に重要とされる、規制が厳しい金融サービスや医療などの業界に特に適しているとのことだ。Edge DriveはCommvault File Sharingの機能であり、パーソナル・クラウド的な役割を果たす仮想フォルダ。モバイル機器間やWebコンソールを介したリアルタイムのファイル共有が可能になり、ファイルの共有やコラボレーションのためのユニバーサル・アクセスを提供するという。Edge Driveフォルダではファイルをブラウズし、ローカル・デバイスへのダウンロード/管理/リストアが可能。またWebブラウザやモバイル用アプリを使用し、Edge Driveフォルダ内のファイルやフォルダを他のユーザーとシームレスに共有できるとのこと。同機能には、他の企業向けファイル同期/共有(EFSS)ソリューションを含めた各種ソースのデータを取り込むことができ、利便性や機能性、柔軟性を犠牲にすることなく、シームレスなデータ保護とガバナンスを確実に行えるとしている。
2015年06月09日○GPUのメモリ階層レジスタファイルは高速でアクセスができ、バンド幅も非常に広いが、容量は制限される。このため、GDDR5 DRAMで作られる大容量のデバイスメモリが接続されるが、デバイスメモリはアクセス速度が遅いので、この差を埋めるため、メモリ階層が設けられる。図3-18に示すように、NVIDIAのGPUではレジスタファイルの次にシェアードメモリとレベル1データキャッシュ、リードオンリーデータキャッシュが並列に置かれ、レベル1データキャッシュとリードオンリーデータキャッシュは、レベル2キャッシュでバックアップされる。さらにその先にはレベル2キャッシュ、GDDR5 DRAMで構成されるデバイスメモリがあるという階層になっている。○レジスタファイルの次の階層の主力となるシェアードメモリGPUでは数1000のスレッドが並列に実行され、それらが独立にアドレス計算を行なってメモリにアクセスする。つまり、すべてのスレッドが同じ命令列を実行している状態で、ロードやストア命令を実行すると、1つの命令が数1000のロード/ストアになってメモリに押し寄せる。これを順番に1つずつ捌いていたのでは、メモリアクセスに膨大な時間が掛かってしまう。このため、初期のGPUのメモリ階層は図3-19のようになっている。基本的には演算器は、レジスタファイルとシェアードメモリ(AMDはLocal Data Share:LDSと呼ぶ)を使って処理を行い、速度が遅いデバイスメモリはあまり使わないという計算モデルである。このようにすれば、シェアードメモリは同じグループ(NVIDIAはWarpと呼び、AMDはWavefrontと呼ぶ)の32スレッド(Waverfrontは64スレッド)の並列アクセスをサービスできれば良い。デバイスメモリは大きな容量が必要であるので、別チップのDRAMが使われるが、シェアードメモリは、例えば16KBと容量が小さいので、高速SRAMを使ってチップ上に作ることができる。シェアードメモリは、図3-20のようになっており、例えば、32スレッドのグループの場合、32バンクというような多数のバンクを持つ。32スレッドからのアクセスは、そのアドレス[7:2]に従って、どのバンクにアクセスするかが決まり、クロスバを使って目的のアドレスを担当するバンクに接続する。32スレッドからのアクセスが全て異なるバンクを使う場合は、シェアードメモリは32個のアクセスを同時に処理することができる。しかし、各バンクは1つの32bitデータの読み書きしかできないので、複数のスレッドからのアクセスが同一バンクに重なってしまうと、1回では処理できず、読み出しや書き込みを繰り返して順番に処理して行くことになる。ただし、同一バンクの同一のアドレスに複数の読み出しアクセスが重なった場合は、同じデータをそれらのスレッドに返せば良いので、この場合は、1回の読み出しで済む。なお、書き込みが同じアドレスに重なった場合は、結果は不定、あるいは、どれか一つの書き込みデータとなるが、どれが書かれるかは決まっていないなどという実装が多い。各バンクは32bit幅の独立のメモリとなっており、独立してアドレスすることができる。従って、図3-20で、バンク0は1段目のアドレス0、バンク1は2段目のアドレス132、バンク3は3段目の264のように、バンクごとに異なる段のデータをアクセスすることができるようになっている。グラフィックスの描画処理で言えば、ホストCPUからの3D図形のデータはDMAなどでデバイスメモリに転送され、描画処理が起動されると、各32スレッドグループはデバイスメモリからデータのブロックをシェアードメモリに読み込んで処理を行う。そして、生成された表示画像をデバイスメモリに書き込んで行く。このように処理を行えば、大部分の描画処理の演算はデバイスメモリを使わず、レジスタファイルとシェアードメモリを使って実行できる。また、デバイスメモリとシェアードメモリの間の転送は、32スレッド分を纏めて行えば、スレッドごとにデバイスメモリをアクセスする必要もなくなる。3Dグラフィックスのように大量のポリゴンデータがストリームとして入力される処理では、それを適当に区切ってデバイスメモリからシェアードメモリにコピーし、描画処理が終わったら、結果をシェアードメモリからデバイスメモリにコピーするという処理を繰り返せば良いので、シェアードメモリとデバイスメモリの間のデータ転送の頻度は少なく、記述は比較的容易である。
2015年06月05日日本オラクルは6月3日、Platform as a Service(PaaS)「Oracle Cloud Platform」の製品群で、クラウド・ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud Service」の機能拡張を発表した。「Oracle Documents Cloud Service」は2015年4月に提供が開始され、Oracle Databaseによる高いセキュリティを備え、モバイル・ファーストという戦略に基づき設計されたファイル共有サービス。REST APIを提供し、追加の課金なしにOracle Marketing CloudやOracle Service CloudなどをはじめとするOracle SaaS(Software as a Service)やOracle PaaS、他社製アプリケーションなどとの連係や組み込みが可能となっている。今回新たに追加された機能は、マイクロソフトのクラウド型グループウェア「Office 365」から、Oracle Documents Cloud Service上のファイルを「開く」と「保存」が可能になった。また、REST APIの強化を行い、REST APIサンプルおよびWADL(Web Application Definition Language)定義ファイルを提供し、より効率的な開発環境を提供する。そのほか、グリッド表示として、リスト表示に加え、デジタル・アセット管理として活用できるサムネイル表示に対応した。Oracle Documents Cloud Serviceの価格は、1ユーザー当たり月額利用料金1630円(税別、最小25ユーザーから)で、1アカウント当たり初期容量を500GBから提供する。アップロードするファイル単体の容量に制限はない。
2015年06月04日ファイルメーカーは5月13日、定番のデータベースソフト「FileMaker14」にシリーズを刷新し、国内販売を開始した。FileMakerは、初めて開発・販売されてから2015年で30周年。これまで2,000万本を超える製品を出荷、アプリ版のダウンロード数が150万本を突破した実績を持つ。ソフトウェアは15の言語に対応している。FileMaker Pro 14の注目機能は「スクリプトワークスペース」だ。これは、共通のビジネスプロセスの自動化のスピードアップを図れるというの。例えば、最も稼働率の高い従業員へ新しい仕事を割り当てる、在庫数が減ると再注文する、顧客と会議中に請求書を作成するといった、よく使われるビジネスプロセスを素早く自動化できる。スクリプトワークスペースは、スクリプトと計算式の作成、編集、表示を、すべて統一されたワークスペース内で実行できる。ブラウザーでFileMakerのデータベースを操作できるFileMaker WebDirectは、大幅に機能が強化され、タブレット端末にも対応。タブレット版は、ツールバーが画面に自動的に最適化され、指で押しやすいようにアイコンなども大きく表示される。そのほか、縦持ち・横持ちなどによって画面レイアウトが変化してメニューの表示幅が変わると、類似の項目同士がグループ化され、折りたたみ/展開する機能が備わっている。システムの最適化を実施し、25%の速度向上を実現したほか、同時接続数を最大100まで追加した。起動センターは、使い勝手を重視したインタフェースに改良し、これまであったダイアログボックスやプルダウンメニューを撤廃。あらかじめ定義された29種類のアイコンから目的の機能を選択などして操作する。さらに、自分好みにするために独自のアイコンを追加することも可能となる。FileMaker Go 14では、iPadとiPhoneからのデータベースの多彩なコントロールが可能となった。具体的には全画面での表示、横方向または縦方向での画面の向きの固定、タッチキーボードの有効化、リッチテキストの編集など。そのほか、FileMaker Pro 14からFileMaker Server 14への接続が切れると自動的に再接続されるようになったほか、FileMaker Server 14のAdmin Consoleはセキュリティを強化し、より強力なパスワードでデータベースを保護できるようになった。価格はすべて税別で、 FileMaker Pro 14が3万8,000円、FileMaker Pro 14 Advancedが6万3,000円、FileMaker Server 14が9万9,000円(ボリュームライセンスのみ)。
2015年05月18日劇団結成30周年を迎えたキャラメルボックスが『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』の東京公演にてアフターイベントを行うことを発表した。【チケット情報はこちら】アフターイベントは、キャストによるロビーでの見送りや、出演者がセットや舞台裏を紹介するバックステージツアー、通算1500ステージを迎えた畑中智行による1507秒ソロトークや、劇団代表・成井豊の演劇生活35周年記念アフタートークが行われる。イベントは、当日チケットを持っている人であれば誰でも参加可能。バックステージツアーのみ、事前の参加申込みが必要となる。イベントの開催日時など詳細は公式サイトなどでご確認を。キャラメルボックス30th vol.2『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』は5月30日(土)から6月14日(日)まで、東京・サンシャイン劇場で上演。また、このあとキャラメルボックスは、劇団創立30周年記念の第3弾舞台『時をかける少女』を7月28日(火)から8月9日(日)まで東京・サンシャイン劇場、8月20日(木)から24日(月)まで大阪・サンケイホールブリーゼで上演。明日、5月16日(土)午前10時より一般発売開始。■キャラメルボックス30th vol.2『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』東京公演5月30日(土)~6月14日(日)サンシャイン劇場■『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』東京公演イベント情報「等身大のカーテンコール」6月2日(火)19:30/6月10日(水)19:00 終演後「30周年記念300人限定・[男衆ガイド付き]バックステージツアー」6月4日(木)19:00/6月9日(火)19:00/6月12日(金)19:00の終演後「畑中智行1507ステージ記念1507秒ソロトーク」6月5日(金)19:00終演後「成井豊演劇生活35周年記念アフタートーク」6月11日(木)19:00終演後■キャラメルボックス30th vol.3『時をかける少女』7月28日(火)~8月9日(日)サンシャイン劇場(東京都)8月20日(木)~24日(月)サンケイホールブリーゼ(大阪府)
2015年05月15日ワコムは15日より、人気クリエイターによる作品のPSDファイルやブラシなどをダウンロード可能な「Create more」キャンペーンを実施する。同キャンペーンは、同社のペンタブレット「Intuos Pro」で創作活動をしている、あるいはこれから行う人に向けて展開されるもの。国内外から参加する人気クリエイターが制作したオリジナル作品のPSDデータのダウンロード提供に加えて、その作品の制作ポイントが学べるチュートリアルeブックや、作品で使用したブラシや素材なども入手可能。著名クリエイターの作品のレイヤーを確認するなど、さまざまなテクニックなどを学ぶチャンスとなっている。また、クリエイターたちの作品とチュートリアルを掲載したeブックは、同キャンペーンサイトからメールアドレスの登録を行った人全員にプレゼントされる。そのほか、キャンペーン期間中に「Intuos Pro」シリーズのいずれかの製品を購入した人全員には、本格的な作品を制作できるスケッチソフトウェア「Autodesk SketchBook Pro」の1年ライセンスおよびWindows専用ペイントソフトウェア「openCanvas」が進呈される。なお、キャンペーンサイト内では、ニコニコ動画やpixivにおいて活躍しているイラストレーターのおはぎ氏、人気バンドDIR EN GREYやthe GazettEなどのCDジャケットを手掛けるクリエイティブディレクターの依田耕治氏が登場。また、日本のみならず海外からも著名クリエイターが順次登場するということだ。
2015年05月15日Native Instrumentsは、同社TRAKTOR PRO 2などのデジタルDJシステムで使用する、新たな音楽ファイルフォーマット「STEMS」を発表した。同フォーマットはマルチ・チャンネルのオーディオファイルとなっており、単一ファイルの中に最大4つのパートを個別に収録可能。各要素に対してそれぞれ独立して操作を行えるため、マルチ・チャンネルのミキシングなど、今まで不可能であったミックス手法も用意に実現できるようになる。また、Stemsはオープン・フォーマットとして開発されており、同社より今夏配布予定の「Stemクリエーター・ツール」(無償)を使って自分のStemファイルを作ることができる。さらに、ソフトウェアやハードウェアの開発者には、将来の音楽制作ツールやパフォーマンスツールの開発に向け、Stemsのプログラムコードやスペックへのアクセスも提供される。なお、Stemsに対応する同社のコントローラーは TRAKTOR KONTROL S8、D2、F1の3製品。Stemsは2015年夏から利用が可能になるとのこと。
2015年05月14日ファイルメーカーは13日、同社が提供するデータベースソフト「FileMaker」シリーズをサポートするiOSアプリ「FileMaker Go 14」の提供を開始した。ダウンロードは無料。「FileMaker Go」は、これまでに全世界で150万以上ダウンロードされている。FileMaker Go 14は、iPadやiPhoneでFileMakerソリューションを実行できるアプリ。アプリ上でデータベースのレコードの表示/編集/検索などが行える。今回のアップデートでは、インタフェースをiOS 8スタイルのデザインに変更。また、メニューバーなどのUIを非表示にして、フルスクリーンの表示ができるようになった。さらに、スクリプトを作成せずに、バーコードをスキャンしてソリューションに挿入できる機能、横・縦方向に画面の向きを固定する機能、タッチキーボードの有効化やリッチテキストの編集、ビデオとオーディオの各種再生コントロール機能などが追加された。対応OSは、iOS 8.1以降。FileMaker Go 14は、FileMaker Pro 14 / 13 / 12、またはFileMaker Pro 14 / 13 / 12 Advancedで作成されたソリューションと互換性がある。なお、FileMaker GoもしくはFileMaker WebDirectからFileMaker Serverにアクセスするには、有償の「同時接続」ライセンスが必要となる。
2015年05月13日ファイルメーカーは13日、データベースソフトウエアの新版「FileMaker 14」シリーズを発表、同日販売を開始した。価格は「FileMaker Pro 14」が税別38,000円、「FileMaker Pro 14 Advanced」が税別63,000円、「FileMaker Server 14」が税別99,000円(ボリュームライセンスのみ)となっている。「FileMaker 14」シリーズは、iPad、iPhone、Windows、Mac、Web上で実行されるデータベースソフトウエア。プログラミングの専門知識を使わずにデータベースが作成できる。FileMaker 14の主な新機能は以下の通り。スクリプト作成の全工程をひとつのワークスペースで行える「スクリプトワークスペース」機能が追加された。スクリプト作成の際に便利な、インラインヘルプや、入力候補の自動ルックアップ、検索、入力の先読み機能などを備えている。ナビゲーションやツールバーで使えるグループ化したボタンを作成できる機能を搭載。ボタン作成用のアイコンも140種類以上用意されている。「起動センター」では、使用しているFileMakerソリューションをアイコン表示により整理ができ、29種類のアイコンから選択したり、独自のアイコンを設定することも可能。起動センターはFileMaker 14のプラットフォームすべてで共通化されるため、一貫性のある体験が得られる。FileMaker WebDirectの再設計が行われ、FileMakerのデスクトップソリューションをモバイルのWebブラウザ上でも利用できるようになった。ツールバーはデザインが変更され、Webに最適化されたレイアウトを開く際には、最大25%速くなり、サポートする同時接続数は最大100となっている。ネットワークやサーバーの障害などで、FileMaker ProからFileMaker Serverへの接続が解除された場合でも、自動的に再接続を行い、接続が切れた時の状態に復帰してくれる機能も搭載され、また、メインサーバーが停止した際も、管理者がコマンドラインインタフェースから一連のコマンドを入力して、スタンバイサーバーへ切り替えられる機能が追加された。セキュリティ機能の強化も図られており、FileMaker Server Admin Consoleも図られており、パスワードの安全性評価やパスワードのヒントを設定できるようになった。販売価格は前述の通りだが、年間利用契約のAVLA(アニュアル ボリューム ライセンス アグリーメント)の場合は、FileMaker Pro 14が12,600円、FileMaker Pro 14 Advancedが20,400円、FileMaker Server 14が33,000円で利用できる(年払いのみ、最低購入数制限あり)。また、FileMaker Pro 11 /12 / 13からFileMaker Pro 14へアップグレード価格は税別22,800円。FileMaker Pro 11 Advanced / 12 Advanced / 13 Advancedからのアップデート価格は税別37,800円(FileMaker Pro 11 / 11 Advancedのアップグレードは2015年9月25日まで)。iPadおよびiPhone用のユニバーサルアプリ「FileMaker Go 14」も本日より提供を開始する。iTunes App Storeより無料でダウンロードできる。なお、FileMaker GoもしくはFileMaker WebDirectからFileMaker Serverにアクセスするには、有償の「同時接続」ライセンスが必要となる。今回の発表を受け、FileMaker 11プラットフォームのサポートが2015年9月25日に終了することも明らかになった。FileMaker Go 13は、2015年9月まで提供される。なお、FileMaker Go 14からFileMaker Server 12にはアクセスできない。
2015年05月13日前回 は防災関連のものを収納する際のポイントを3つ見てきました。「でも、そもそも収納できる場所がないんです…」という場合には、まずは収納場所を作るためのオーガナイズ(片付け)を行いましょう。■防災グッズの収納場所を作るための4ステップオーガナイズの基本は、4ステップです。最初から一気に作ろうとするのではなく、まずはキッチンから、押し入れからなど、場所を区切って行いましょう。・ステップ1.頭の整理まずは、片付けをする目的や、どんな暮らしがしたいのか、自分の片付け方の特徴などについて考え、頭を整理します。防災グッズの収納場所を作るための目的は「備蓄品を収納して、家族と自分の命を守るための『場所を作る』」ことです。その目的をしっかり覚えておきましょう。・ステップ2.減らす「防災グッズをしまえるよう、ここをオーガナイズする!」と決めたら、まずはその場所にしまっているものを全部出しましょう。そして、1つ1つ、自分に(家族に)とって必要かどうか、使用頻度はどのくらいあるかを考えます。そのうえで、減らせる(捨てる、寄付する、あげる)ものは、どんどん家から出しましょう。家に残すものも、使用頻度が少ないのであれば、ちょっと使いにくいと思っている場所や取りにくい場所に移しましょう。今回の目的から考えると、もしものための備えのほうが、普段からよく使う、出しやすい場所に置く意味があるかもしれません。・ステップ3.整理する備蓄品は重要なものですが、普段の使用頻度はとても低いものです。普段まったく目にする機会がないと、整理して見直す機会も減ってしまいます。ですから、一部分は見えているようなしまい方を考えましょう。たとえば、透明なプラスチックケース(引き出し式がおすすめです。ふたを開けるタイプは上にものが重なると取り出しにくい)に入れて、上には日常品を重ねて収納しておくと、整理もしやすいですよ。・ステップ4.維持するオーガナイズ(片付け)は、一度で完成するものではありません。私たちの日々の生活には、どんどん物が入ってきます。その中で、新しく入ってくるものたちと非常への備えをどう共有させていくか、保管期限や状態の確認と共に、定期的に見直しをして、維持していきましょう。災害への備えや見直しをやらなければ…と思いつつ、手が止まっているなら、今がチャンスです。ぜひ取り組んでみてください。もしも、収納を改善するためのまとまった時間が取れないという場合には、プロにオーガナイズを頼んでみるのも1つの手です。それぞれのご家庭に合わせた方法で、収納の仕組み作りを行っていきましょう。
2015年05月03日米Dropboxは4月28日(現地時間)、Dropboxで管理するすべてのファイルにコメントを付けられる機能を追加した。これにより、Dropboxファイルのプレビュー画面上で、他のユーザーとのチャットが行える。同社はモバイル版でも追って、コメント機能を利用可能にする予定だ。コメント欄はファイルのプレビュー画面横に設けられており、文中の「@」以降にDropboxのユーザー名やメールアドレスを入力すると、その相手に通知メールが送られる。Dropboxアカウントを持たない場合も、他のユーザーから招待を受けることで、指定のファイルとコメントの閲覧が行える。どのファイルのコメント通知メールを受け取るかは選択可能で、配信を希望しない場合は停止設定できる。コメント機能そのものを必要としないユーザーは、オプションからコメント機能をオフにできる。
2015年05月01日Dropboxは4月28日、新しくコメント機能を追加したと発表した。この機能を利用することで、Dropboxに保存したファイルを中心に、共有リンクを通じ会話ができるようになる。また、この機能により編集対象となるファイル1か所に会話をまとめ、会話に加わった全員からフィードバックを集めることも可能になる。機能は、ビジネス版Dropboxの先行アクセスユーザーに対し、1カ月間試験的に提供されていた。4月28日からは全てのユーザーに提供されることになる。メンション機能で誰でも会話に参加できる。@の後に名前かメールアドレスを入力すると、その相手にメールで通知が送られる。Dropboxアカウントを持っていない相手でも、ファイルの共有リンクがあれば会話に参加可能だ。更新の通知を受けたいファイルのみ選択できる。共有したファイルに誰かがコメントすると、メールで通知が送信される。情報やコメントの更新状況の通知が必要でない場合は、「通知の送信を停止する」をクリックすればよい。共有ファイルにアクセス可能なユーザーなら誰でもファイルに対してコメントできる。不要な場合は、「オプション」メニューの「コメントをオフにする」で本機能をオフにできる。Microsoft Officeファイルにコメントがあった場合、自分がファイルの所有者ならブラウザ内でファイルを編集できる。
2015年04月29日トレンドマイクロは4月23日、ファイルを利用しない不正プログラムである「Phasebot」についてセキュリティブログで解説した。このような「ファイルを利用しない」不正プログラムは、通常の不正プログラムと異なり、スキャンや検出が難しい場所に自身を隠ぺいする。これらは、メモリ上のみに存在し、感染PCのハードディスクにインストールされたRAMに直接書き込まれる。2014年後半の「POWELIKS」の感染急増がこのような手法の成功の裏付けとなり、他の不正プログラムの作成者も、このファイルを利用しない感染手法を利用するようになったという。「Phasebot」は、ルートキット機能に加えて、ファイルを利用せずに実行する機能を備えており、不正プログラムや不正なツールを扱うWebサイトで販売されていることを同社が確認した。同社の製品ではこれを「TROJ_PHASE.A」として検出する。「Phasebot」は、古いボットである「Solarbot」と同じ機能を備えているが、仮想マシンの検出やモジュールを外部から読み込む機能などが追加されていて、Windowsの現行のバージョンに実装されている、NET Frameworkバージョン3.5とWindows PowerShellが感染PC上にインストールされているかを確認した上で、レジストリキーを作成し、そのレジストリキーに暗号化されたシェルコードを書き込み、作成したレジストリ値を復号化して実行するという。「Phasebot」は、ボット管理者の命令により、「"form grabbing(フォームグラビング)"による Web上のデータフォームからの認証情報収集」「DDoS攻撃の実行」「不正プログラム自身の更新」「ファイルのダウンロードおよび実行」「URLへのアクセス」などの不正活動を実行できる。同社は、この不正プログラムが、Windowsレジストリに隠ぺいされたコンポーネントを実行させるために、Window内蔵の正規のシステム管理ツールWindows PowerShellを利用して、セキュリティ対策製品の検出を回避している点に注目している。
2015年04月24日