俳優のブラッドリー・クーパー(48)が米国時間21日、主演作の記者会見中に急用で退席した。英Mail Onlineが独自に報じている。クーパーはこの日、ニューヨークで自身が監督・脚本・主演を務めるNetflix作品『マエストロその音楽と愛と』の記者会見に臨んでいた。会見がスタートして20分ほど経った頃、クーパーは携帯電話に目をやり、「本当に申し訳ない。保健室から電話があったんだ。ちょっと席を外してかけ直してきてもいいかな?」といったん退席した。戻ってきたクーパーは「学校へ行かなきゃならない。リアに何かあったみたいで……学校側に許可されていないことを僕がしなくちゃならないんだ。歩いて10分くらいのところなんだけど」と会場に向けて説明。クーパーは’19年まで交際していた元恋人のイリーナ・シェイクと共に、娘リアちゃん(6)の共同親権を持っている。学校でリアちゃんに、保護者にしか対応できない何らかのトラブルが起こり、養護教諭から緊急の呼び出しがあったようだ。クーパーは急ぎ足で会場を後にし、学校へと向かったという。
2023年12月22日『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベールとブラッドリー・クーパーが、再び共演することになった。タイトルは『Best of Enemies』。冷戦の時代を舞台に、CIA捜査官(クーパー)とKGB捜査官(ベール)が密かに培った友情を描くスパイスリラー。2018年に出版された原作の脚色を手がけるのは、『アメリカン・ハッスル』の脚本家エリック・ウォーレン・シンガー。監督は未定だが、2本目の監督作『マエストロその音楽と愛と』でも評価されているクーパーに決まる可能性もあるようだ。製作配給はアマゾンMGMスタジオ。劇場で公開される。Netflix映画『マエストロ:その音楽と愛と』12月20日(水)より独占配信文=猿渡由紀
2023年12月15日天海祐希とアダム・クーパーによる舞台『レイディマクベス』の東京公演の模様が、期間限定配信されることが決定した。『レイディマクベス』は、ウィリアム・シェイクスピアの『マクベス』の登場人物であるレイディマクベスを大胆に解釈した作品。レイディ役の天海、マクベス役のクーパーのほか、鈴木保奈美、要潤、宮下今日子、吉川愛、栗原英雄が豪華競演を果たした。本作を書き下ろしたのは、英国若手の気鋭女性作家のひとりであるジュード・クリスチャン。そして演出には、渡辺謙主演『ピサロ』や、寛一郎の初舞台となった『カスパー』、新国立劇場の新作バレエ『マクベス』を発表したオリヴィエ賞受賞演出家・ウィル・タケットが参加。俳優陣とともに綿密に台本を紐解き、繊細かつ大胆な演出で新作を創り上げた。配信期間は、本日から2024年1月8日(祝・月) 23時59分までとなっている。<配信情報>『レイディマクベス』配信期間:11月27日(月) 16:00~2024年1月8日(祝・月) 23:59本編:2時間3分【チケット料金】価格:4,400円(税込)※視聴可能期間は、購入後Cloakでのお引き取り後、3日間となります。視聴券発売期間:~配信の終了日 21:00まで公式サイト
2023年11月27日映画『マエストロ:その音楽と愛と』が2023年12月8日(金)より一部劇場で公開予定。ブラッドリー・クーパーが監督・脚本・主演を務める。レナード・バーンスタインと家族の愛の物語映画『マエストロ:その音楽と愛と』は、今尚語り継がれる不朽の名作『ウエスト・サイド物語』の音楽を手掛けた指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインと、彼の妻であり女優・ピアニストのフェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインによる激動の生涯を描いた愛の物語。人生を“音楽”に生きた二人の愛を、大胆かつ情熱的に描き出す。監督・脚本・主演はブラッドリー・クーパー監督・脚本・主演を務めるのは、『世界にひとつのプレイブック』や『アメリカン・スナイパー』など数多くの作品で名演をみせ、『アリー/スター誕生』や『ジョーカー』などアカデミー賞ノミネート作品の製作にも携わってきたブラッドリー・クーパー。プロデューサーにはブラッドリー・クーパーに加え、スティーヴン・スピルバーグとマーティン・スコセッシという“映画界のレジェンド”も名を連ねる。キャリー・マリガンなど豪華俳優陣が集結また、映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャリー・マリガンが妻フェリシア・モンテアレグレを演じるほか、マット・ボマー、マヤ・ホークら豪華俳優陣が集結。さらに、若き頃から年老いるまでのレナードを熱演したブラッドリー・クーパーの特殊メイクは、映画『スキャンダル』などでアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した、日本出身のメイクアップ・アーティストのカズ・ヒロが手掛けた。各分野の第一線で活躍するスターが勢揃いし、“ハリウッドの渾身作”として注目を集める『マエストロ:その音楽と愛と』。ぜひ、劇場で見届けてみて欲しい。第96回アカデミー賞主要3部門ノミネートなお本作は、第96回アカデミー賞にて、作品賞、主演男優賞、主演女優賞の主要3部門を含む全7部門にノミネートされている。オリジナル・サウンドトラックなお、ブラッドリー・クーパー自らが選曲したという『マエストロ:その音楽と愛と』のオリジナル・サウンドトラックは、バレエ《ファンシー・フリー》をはじめとする初期の作品から、《ウエスト・サイド・ストーリー》のような誰もが知っている作品まで、バーンスタインの生涯を語る上でかかせないレパートリーを網羅。演奏は、注目の若手指揮者、ヤニック・ネゼ=セガン率いるロンドン交響楽団が担当した。【作品詳細】映画『マエストロ:その音楽と愛と』公開日:2023年12月8日(金)※2023年12月20日(水)~Netflixで配信。監督:ブラッドリー・クーパー脚本:ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー出演:ブラッドリー・クーパー、キャリー・マリガン、マット・ボマー、マヤ・ホーク、サラ・シルヴァーマン、ジョシュ・ハミルトン、スコット・エリス、ギデオン・グリック、サム・ニヴォラ、アレクサ・スウィントン、ミリアム・ショア■「マエストロ:その音楽と愛と(オリジナル・サウンドトラック)」2,750円発売日:2023年12月1日(金)
2023年11月27日ブラッドリー・クーパー監督・脚本・主演でレナード・バーンスタインの生涯を描くNetflix映画『マエストロ:その音楽と愛と』より本予告と日本版キービジュアルが解禁された。これまで『世界にひとつのプレイブック』、『アメリカン・スナイパー』など数多くの作品で名演を魅せるほか、『アリー/スター誕生』や『ジョーカー』などアカデミー賞ノミネート作品の製作にも携わり、名作を通して世界中の人々を魅了してきたブラッドリー・クーパー。本作はそんなクーパーが『アリー/スター誕生』に続き監督・脚本・主演を務めるほか、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシがプロデューサーを務めた話題作。『ウエスト・サイド物語』の音楽を手掛けるなど音楽界の巨匠として知られる指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインと、女優・ピアニストのフェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインがともに歩んだ激動の生涯をふり返り、大胆で情熱的な2人の愛の物語を描く。この度解禁された本予告では、バーンスタインの雄大で美しい楽曲とともに、2人が出会い、互いに惹かれ合っていく様子、そして生じる複雑な苦難と、壮絶な時の流れを映し出す。映像では、レナードとフェリシアの生涯にわたる愛の物語の片鱗を、時代ごとにモノクロとカラーで映像を使い分けて切り取る。背中合わせで語らう姿や肩を組んで歩く様子、楽し気なダンスなど幸せに満ち溢れた2人の過去に対し、時が経つとそこには、剣幕な表情を浮かべたり、洋服を着たままプールの中で思いを巡らすフェリシアと、震えながら涙を押し殺すレナードなどが映し出され、決して穏やかな幸せだけではない2人の深い物語が伺える。そんな中どの時代においても、フェリシアが真っすぐな目で見つめる先にいるのは、情熱的な指揮で音楽を奏でるレナードの姿だった…。“音楽”に生きた2人の愛の物語に期待が膨らむ映像となっている。さらに併せて解禁された日本版キービジュアルでは、情熱的に指揮を振るバーンスタインの姿が捉えられている。クーパーは「子供の頃、家で流れていたのはオペラやクラシック音楽で、特にレナード・バーンスタインのレコードを何度も繰り返し聴いていた。本作を作らねばという想いは、実際にこのプロジェクトに出会う何年も前から、心の奥底で静かに燃え続けていたんだ。そして、レナードとその家族について1年にわたるリサーチを終えた後、最も興味深く感動的だったのは、レナードとフェリシアの結婚生活であることに気付いた。それは型破りでありながらも本物の愛が存在し、限りなく惹きつけられるものだった。これこそが僕が描きたかった物語そのものだ。僕のキャリアにとって最高の喜びとなった」と、本作にかける熱い想いを告白している。そんな本作には、キャリー・マリガン(『プロミシング・ヤング・ウーマン』)にマット・ボマー(「ホワイトカラー」)、マヤ・ホーク(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」)ら豪華キャストが名を連ねる。プロデューサーのスピルバーグは「ブラッドリーが『アリー/スター誕生』のアーリーカットを見せてくれたときから、彼の映画監督としての才能を確信するのに時間はかかりませんでした」とクーパーの才能への信頼を語っている。さらに、劇中ではクーパーが若き頃から年老いるまでのレナードを熱演しているが、特殊メイクを担当しているのは映画『スキャンダル』などでアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した、日本出身のメイクアップ・アーティストのカズ・ヒロ。各分野の第一線で活躍するスターが勢揃いし、“ハリウッドの渾身作”として早くも世界中で注目を集めている本作は、12月8日(金)より日本の一部劇場での公開も予定。本年度の映画賞を席捲することも期待されている。Netflix映画『マエストロ:その音楽と愛と』は12月20日(水)よりNetflixにて独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年11月08日『マエストロ:その音楽と愛と』でメイクを担当したメイクアップアーティストのカズ・ヒロが、主演のブラッドリー・クーパーを主人公レナード・バーンスタインに変身させるまでの苦労を「Variety」誌に明かした。特殊メイクに高い評価を受け、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『スキャンダル』でアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞の受賞歴があるカズ・ヒロ。本作で特に大変だったのは、ブラッドリー演じるバーンスタインの晩年(70代)のメイクで、毎日午前1時にメイクアップチームと集合していたこと。晩年のバーンスタインに扮したブラッドリーは、「ほとんどの部分を覆った」メイクをしており、それに5時間以上かかったという。主演と監督を兼任したブラッドリーは撮影時、スタッフを呼ぶ前に自分のメイクを終え、撮影の準備を行うことを希望した。そのため、メイクチームは通常より2時間早く呼ばれることとなり、カズ・ヒロは「かなりキツかったですね」と語っている。バーンスタインの特殊メイクは「年を取るごとに、いろんな要素を付け加えていかなければならない」そうだ。20代の彼を再現するには2時間半で済んだとのこと。苦労の甲斐があり、カズ・ヒロのメイクはバーンスタインの子どもたちから絶賛を受けている。『マエストロ:その音楽と愛と』は12月20日(水)よりNetflixで独占配信スタート、12月一部劇場公開。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月04日天海祐希が世界的ダンサー、アダム・クーパーと共演する舞台『レイディマクベス』が10月1日(日) に東京・よみうり大手町ホールで初日を迎えた。開幕に先立ち9月30日(土)、初日前会見が開催され、天海、アダムに加え演出・振付のウィル・タケット、出演する鈴木保奈美、要潤、宮下今日子、吉川愛、栗原英雄が登壇した。『レイディマクベス』初日前会見より、左から)演出のウィル・タケット、出演の吉川愛、栗原英雄、アダム・クーパー、天海祐希、鈴木保奈美、要潤、宮下今日子作品はシェイクスピアの『マクベス』に登場するマクベス夫人に、英国気鋭の作家ジュード・クリスチャンと、オリビエ賞も受賞し日本では渡辺謙主演舞台『ピサロ』等も手掛けている演出家ウィル・タケットが着眼し生み出した新作舞台で、これが世界初演となる。マクベスを唆した悪女と言われるマクベス夫人だが、ここまで重要なキャラクターにシェイクスピアはなぜ名前を与えなかったのか。『ハムレット』でも『オセロー』でも『リア王』でも、女性たちにしっかり名前があるのに……。クリスチャン氏はマクベス夫人に「元軍人であり、自ら戦場に赴く兵士だった」という物語を与え、“夫人”としての認知である彼女に、女性として生きること、妻として、母として生きること、そして人として生きることという現代にも通じる命題を託し大胆に解釈。深淵かつ刺激的な物語が描かれていく。タケット氏は「シェイクスピアの『マクベス』を元にしつつ、現代の女性の役割というテーマを持った面白い作品になっている」と解説した。眼目は、日本を代表する女優のひとりである天海とアダムとの共演。アダム・クーパーと言えば英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルダンサーとして活躍し、マシュー・ボーンの『スワンレイク』白鳥役でバレエファン以外にも広くのファンを獲得、その後『雨に唄えば』ではミュージカルスターとしても評価され、来日公演でも大フィーバーとなった。天海はかねてよりアダムのファンだと公言しており、会見では共演の感想を聞かれ「ご褒美ですね! 毎日がご褒美です、それに尽きます」と目に力を込め、真面目な表情で即答。これに対しアダムは笑いながら「私にとってはご褒美以上です(笑)。日本の誰もが知る、アイコン的存在の彼女と共演できることだけでなく、稽古場で彼女が仕事に向き合う姿を間近で見て、私も多くの刺激を受けました」と話した。さらに天海は「“衣裳合わせ”の日に、あまりにアダムがカッコ良かったので、(宮下)今日子ちゃんと自分のケータイで一生懸命写真を撮っていたら、演出助手の方に「(警備員が制止するかのような口調で)それ以上近付かないでください」と言われた(笑)。純烈を一目見たいファンのお姉様方の心境がわかりました(笑)。隙間から必死にアダムの写真を盗撮しました」というエピソードも。アダムは笑いながら「ひどいですね、盗撮なんて。もう日本には来ません(笑)!」と返し、タケット氏が必死の形相でアダムの撮影をする天海と宮下の「証拠写真を持っています」と話すなど、カンパニーの和やかな空気感も垣間見えた一幕だった。ほか、キャストが語った意気込みは下記のとおり。天海祐希:レイディマクベス役本当に素晴らしいキャストと素晴らしいスタッフの方々とご一緒させていただけて、とても幸せに思っています。いい意味で細かく話ができ、ひとつの疑問があるとみんなで話合える稽古場でした。ウィルさんは私たちがどう思っているかをとても丁寧に聞いてくださり、「自分もここは分からないんだけど」というお話もしてくださる方。私たちの動く感情をちゃんと汲み取ってくださることに感激し、一方でウィルさんの望むこと、そこに自分が到達できていないことに申し訳ない気持ちになりました。でも私たちを置いてきぼりにせず、忍耐強く向き合ってくださりました。あっというまの稽古期間で、正直ドキドキしていますが、皆さんに楽しんでいただけたらいいなと思っています。アダム・クーパー:マクベス役自分にとっては日本語のお芝居に出演するのは初めてで、台詞もほぼ日本語、日本人キャストの皆さんと一緒にやる作品です。初日が開くのをワクワクしていると同時に、とても緊張しています。でも皆さんが本当によくしてくださり、助けてくれて、意外と落ち着いてもいます。ウィルさんとは30年以上、仕事を一緒にしています。ウィルからこの企画を演出すると聞いた時、彼なら大丈夫だと安心しました。演出家としても振付家としても面白い人なのですが、彼のアプローチは少し変わっていて、ひとつのストーリーを作るためにひとつのビジョンに向って、ダンサーにしろ役者にしろ、みんなをひとつにする。その方法がすごいんです。もう長い付き合いですので、最後まで文章を語らずとも言いたいことがわかるという間柄ですが、今回は私にとって今までやってきた仕事とあまりに違うものだったので、必ずしもそうはいかなかったのですが、とてもエキサイティングで、新しい発見がたくさんありました。天海祐希「“美しい舞台”をぜひ楽しみに」鈴木保奈美:マクダフ役1年前に出演のお話をいただき、こんな夢のようなことがあるんだと思いました。それから台本をいただき、夏の終わりから稽古が始まってもまだ夢の中にいるようで、そして1カ月のリハーサルが終わって本番を迎えるこの期に及んでもまだちょっと夢じゃないかと思っています(笑)。まだ現実感がないので、もう一回気合いを入れ直したいと思います。ウィルさんは顔も身体も全身を使って、私たちに熱心に伝えたいことを表現してくださいます。言語が違う者同士の協業ですが、お互い何を言おうとしているのか、自分の気持ちがどういう言葉を使ったら伝わるのか気を付けて言葉を選び、相手の言葉を聞き漏らすまいと必死でした。言語が違っても言葉を超える深いところでコミュニケーションが取れるんだなと思いましたし、言葉に対して注意深くなる訓練をこの間で受けた気もします。言葉を大切にすることはとても大事だなと改めて感じることができたのも、感謝したいです。要潤:バンクォー役本当に素晴らしい脚本、素晴らしいスタッフの皆さんが揃っていて、台本を読んだ瞬間から「こんなに素晴らしい作品に僕が出ていいのだろうか」と不安と期待を抱き、そのまま稽古に入り、1カ月の稽古は「もう終わりなんだ」と思うほど早く過ぎ去ってしまいました。でも一つ一つの台詞をみんなで話し合いながら、より魅力的な作品にしていくという充実した時間を過ごせたなと実感しています。物語はシリアスな場面が多いのですが、稽古場の雰囲気がとてもよく、笑いが止まらないままお芝居しそうになってウィルさんから「これはシリアスプレイだからね」と何度も止められたくらい、楽しい稽古場でした。皆さんにこの作品をご披露できることを僕自身楽しみにしていますので、皆さんも楽しんでください。宮下今日子:レノックス役1カ月ちょっと本当にみんなで助け合って、自分の役じゃないところも話し合って稽古してきました。チームワークは完璧です。ウィルさんは本当に面白い方で、お稽古中もチラッと見るとだいたい少年のような顔でニヤリと悪い顔で笑っている(笑)。そして煮詰まりそうな時にアダムを見ると素晴らしい笑顔で笑ってくれて「ああ、もう何でもいい」と思ってしまう(笑)。毎日楽しかったです!吉川愛:娘役この素晴らしいキャストの中に、舞台初心者の私が入っていいものか、ずっと緊張していました。でもウィルさんやキャストの皆さんが本当に色々なアドバイスをくださいました。稽古場は私だけがこんなに分かっていないものだと思っていて「理解力ないな、私」と思っていたのですが、皆さん「私だって分からないところあるよ」と言ってくださって安心したりもしました。緊張感を持ちつつも、居心地のよい稽古場でした。教えていただいたものを全力で出し切りたいと思いますので、皆さんぜひ楽しんでください。栗原英雄:ダンカン役ウィルさんとは『ピサロ』に続いてご一緒します。今回もしつこい演出を受けまして(笑)、素晴らしい作品になったと思います。彼は役者に寄り添ってくれる演出家で、絶大な信頼を抱いていますし、素敵なメンバーとともに稽古できたことが楽しかった。役者にとって一番苦しいのは稽古場で、一番楽しいのも稽古場。それが終わってしまったことに寂しさを感じつつ、色々な発見がありましたので、あとは私たちが板(舞台)の上でしっかりやらなければいけないと思っています。また、ジュードさんの脚本が、(原語である)英語もそうなのかもしれませんが、日本語にした時にすごく難しい。これを喋らなければいけない大変さがあり、稽古場で格闘し、いまだに格闘していますが、詩的な部分もあり、シェイクスピア調の部分もあり、普段のナチュラルな会話もある。色々な演劇の要素が散りばめられていますが、言葉の力の素晴らしさを感じていただけると思います。ジュードさんの作品をウィルさんが料理し、上質な作品になった。初日、世界初演の第一歩をみんなで踏み出せたらと思います。ウィル・タケット(演出)今の皆さんの言葉を聞いてわかるように、本当に素晴らしく、でも面白いキャストの皆さんです。しかも謙虚。私は世界中で仕事をしていますが、これほど寛大で素晴らしい方々とお仕事できたのは今回が初めてです。感謝しています。皆さんは、この1カ月の稽古で自分をさらけ出さなければいけないようなことをずっとしてくださっていたし、それを全力でやってくださいました。(会見の軽妙なやりとりから伝わる)ただの楽しい方々ではなく、素晴らしい役者さんだということは付け加えさせてください!最後に天海が「素晴らしい戯曲を、素晴らしいキャスト、素晴らしいスタッフでお送りします。私たちが『レイディマクベス』にかけている思いを、舞台から感じ取っていただければと思います。私は(出演しているので)外から観られないのですが、ウィルさんは「とても美しい舞台だ」とおっしゃってくださっていますので、ぜひ楽しみにしていただけたら」と話し、会見は終了した。公演は10月1日(日) から11月12日(日) まで東京・よみうり大手町ホール、11月16日(木) から27日(月) まで京都劇場にて上演される。取材・文・撮影:平野祥恵<公演情報>『レイディマクベス』作:ジュード・クリスチャン演出:ウィル・タケット出演:天海祐希、アダム・クーパー、鈴木保奈美、要潤、宮下今日子、吉川愛、栗原英雄【東京公演】2023年10月1日(日)〜11月12日(日)会場:よみうり大手町ホール【京都公演】2023年11月16日(木)〜11月27日(月)会場:京都劇場公式サイト
2023年10月02日9月2日夜(現地時間)、ブラッドリー・クーパーが監督・主演を務めるNetflixオリジナル映画『マエストロ:その音楽と愛と』がヴェネチア国際映画祭で上映され、7分間のスタンディングオベーションを受けた。音楽界の巨匠、故レナード・バーンスタインの伝記映画である本作。ハリウッドで起きている脚本家と俳優のストライキを受け、バーンスタインを演じたブラッドリーも、妻フェリシア・モンテアレグレを演じたキャリー・マリガンも映画祭に参加することは叶わなかったが、バーンスタインの3人の子どもたちが出席。映画のエンドロールが流れると、涙ぐむ3人は客席でバーンスタインの音楽に合わせて指揮者のように腕を振り、客席を盛り上げた。その動画がインターネットで拡散され、「彼らが(映画の出来を)すべてを示している」「ほほえましい」「喜びのエナジーにあふれている」「彼らの反応を見て、お父さんも喜んでいるはず」などのコメントが寄せられている。Netflixは賞レースに絡むような大作をヴェネチア国際映画祭でお披露目する傾向にあり、2018年は『ROMA/ローマ』、2019年は『マリッジ・ストーリー』、2021年は『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が初上映された。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年09月04日今年配信を控えるNetflix映画、ブラッドリー・クーパー監督・主演『マエストロ:その音楽と愛と』やデヴィッド・フィンチャー監督&マイケル・ファスベンダー主演『ザ・キラー』など4作品から日本版予告やキービジュアルなどが解禁となった。監督・脚本・主演ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』プロデューサーをマーティン・スコセッシやスティーヴン・スピルバーグが務め、ブラッドリー・クーパーが『アリー/スター誕生』に続き監督・脚本・主演を務める『マエストロ:その音楽と愛と』。キャストには『プロミシング・ヤング・ウーマン』キャリー・マリガンに、「ホワイトカラー」マット・ボマー、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」マヤ・ホークらが名を連ねる“ハリウッドの渾身作”。『ウエスト・サイド物語』の音楽を手掛けるなど世界的に知られた指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインと、女優・ピアニストのフェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインが共に歩んだ生涯をふり返る、大胆で情熱的な“愛の巨編”。バーンスタインの楽曲が奏でられる予告編映像では、2人が恋に落ち、語らい、あらゆることを経験し、共に過ごしてきた時間を叙情的に映し出す。背中合わせで交わす何気ない会話をはじめ、かけがえのない瞬間を、雄大で美しい”音楽“とともに描く"愛"の物語だ。12月8日(金)より日本の一部劇場での公開も予定している本作。8月30日から開幕した第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されており、本年度の映画賞を席捲することも期待される。デヴィッド・フィンチャー×マイケル・ファスベンダー『ザ・キラー』『セブン』『ファイト・クラブ』『ゴーン・ガール』、そして『Mank/マンク』などを手がけてきたデヴィッド・フィンチャーが監督を務めるサイコサスペンス・スリラー『ザ・キラー』。主人公の暗殺者役は、『それでも夜は明ける』や『X-MEN』のマグニートー役などで知られるマイケル・ファスベンダーが怪演で魅せる。とある“ニアミス”により岐路に立たされた暗殺者が、雇い主や自分自身にさえ抗いながら、世界を舞台に繰り広げる追跡劇。予告映像では、まるで観る者すら“洗脳”するかのごとく、“暗殺者の掟”のような冷酷で無機質な言葉、「計画通りにやれ」「誰も信じるな」「感情移入はするな」「予測しろ 即興はよせ」「決して優位に立たせるな」「対価に見合う戦いにだけ挑め」が綴られ続けるーー。同時に映し出されるのは、ファスベンダー演じる暗殺者の残酷ながらスマートな殺人遂行の過程...。薄氷を踏むような緊迫感だらけのシーンが連続し、フィンチャー監督の本領発揮が見て取れる。本作も第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品作。10月27日(金)より日本の一部劇場での公開も予定している。エゴに溺れた男女の愛憎渦巻く『Fair Play/フェアプレー』「ブリジャートン家」のフィービー・ディネヴァー、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』オールデン・エアエンライク、『おみおくりの作法』エディ・マーサンらをキャストに迎える『Fair Play/フェアプレー』は、競争の過酷なヘッジファンドを舞台にしたエゴと野心に溺れた男女を描き出す愛憎サスペンス。同じ会社で働き、実は恋人同士のエミリーとルークは、将来を見据えて婚約し、仕事もプライベートも順風満帆な日々を送っていた。しかし、2人が勤める会社の人間なら誰しも欲しがる昇進の話が持ち上がり、その候補にエミリーのみが選ばれ2人の関係にも不穏な空気が漂い始める。解禁された映像では、普段通りの恋人関係を続けようとする一方で、エミリーが出世コースに乗ったことで2人のパワーバランスが修復不可能になるほどまでに、めまぐるしく変化する様子を映し出している。9月29日(金)より日本の一部劇場での公開も予定している本作。クエンティン・タランティーノやデイミアン・チャゼルらを輩出した世界最大のインディペンデント映画祭、サンダンス映画祭でも絶賛された。アネット・ベニング&ジョディ・フォスター『ナイアド ~その決意は海を越える~』『20センチュリー・ウーマン』などアカデミー賞に4度のノミネート歴を誇るアネット・ベニングと、『タクシードライバー』『羊たちの沈黙』などで知られ、2度のアカデミー賞受賞を誇るジョディ・フォスターが出演する実話『ナイアド ~その決意は海を越える~』は11月3日(金)より配信、10月20日(金)より日本の一部劇場にて公開予定。マラソンスイマーのダイアナ・ナイアドの人生を描く本作。マラソンスイマーを引退して約30年、60歳のナイアドは、長年目を逸らしてきたことに再び挑戦したいという思いが頭から離れない。それは、“水泳界のエベレスト”と呼ばれるフロリダ海峡を横断する危険な海の旅。世界初の称号を勝ち取るべく、サメよけのケージを使わず泳ぎきるという決意をしたダイアナは、親友でありコーチでもあるボニーらと共に、4年におよぶ波乱に満ちた旅に乗り出すーー。愛のドラマ、サイコサスペンス・スリラー、愛憎渦巻くサスペンス、夢と友情溢れるストーリーと、あらゆるジャンルで生み出されるNetflix映画に期待が高まる。Netflix映画『マエストロ:その音楽と愛と』は12月20日(水)より独占配信。Netflix映画『ザ・キラー』は11月10日(金)より独占配信。Netflix映画『Fair Play/フェアプレー』は10月13日(金)より独占配信。Netflix映画『ナイアド ~その決意は海を越える~』は11月3日(金)より独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年09月02日ルイ・ヴィトンは、メゾンのアンバサダーであるブラッドリー・クーパーを起用したウォッチ「タンブール」の広告キャンペーンを発表しました。マリオ・ソレンティがポートレートを撮影し、デイミアン・チャゼルが映像を手掛けたキャンペーンイメージの中で、ブラッドリー・クーパーが、想像の域を超えて生まれ変わった「タンブール」を通して、ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングの新たな章を体現します。2023年7月──初代「タンブール」デザインの誕生から21年という歳月を経て、エレガントでなめらかなラインが特徴の新作は、その超越した美しさがウォッチの存在意義やデザインにまで及びます。メゾンの最新広告キャンペーンでは、こうした魅力が余すところなく表現されています。©LOUIS VUITTONオルセー美術館を背景に撮影された、どこか物憂げでありながらも毅然としたクーパーの姿。彼の手元では「タンブール」が存在感を主張し、刻一刻と過ぎ行く時の流れを感じさせます。彼は何を、あるいは誰を待っているのでしょう?その疑問は、チャゼル監督による映像で解き明かされます。美術館の壮大な機械式時計を背景にシルエットで描かれる、クーパーととある女性の出逢い。突然時間が巻き戻され、私たちは物語のはじまりへ、そして偶然の出逢いの前に2人が辿る別々の旅へと引き込まれます。すべては時間がもたらす繋がりへのオマージュなのです。今回の広告キャンペーンは、新作「タンブール」の発表であると共に、ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングの歴史におけるマイルストーンを讃えるものでもあります。新たなデザインは、洗練されたスリムなケースとシームレスに一体化したブレスレットを備え、完全にユニセックスでモダンなフォルムであると同時に、新たなLFT023ムーブメントを通して表現される高度な時計製造技術と仕上げについても物語るものとなっています。新作「タンブール」は、ジュネーヴに構えるメゾンのウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のサヴォアフェール(匠の技)によって実現されました。ルイ・ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年08月25日Netflixより、ブラッドリー・クーパーの監督作第2弾『Maestro(原題)』の初予告編が解禁となった。2018年に『アリー/スター誕生』で華々しい監督デビューを飾ってから5年、ブラッドリーが今作で取り上げるのは20世紀の巨匠レナード・バーンスタイン。『スポットライト 世紀のスクープ』のジョシュ・シンガーと脚本を共同執筆し、主人公のバーンスタインを演じている。また、キャリー・マリガンがバーンスタインの妻フェリシア・モンテアレグレ役、マヤ・ホークが娘ジェイミー役、サム・ニヴォラが息子アレクサンダー役を演じ、ほかにマット・ボマー、サラ・シルバーマンらが出演している。映画はバーンスタインとフェリシアの恋愛関係に焦点を当てているといい、予告編も2人の出会いから共に年を重ねていく様子が描かれている。使用曲はマーラーの交響曲第5番第4楽章。映画ファンの感想は「キャスティングが最高。ブラッドリーの声はバーンスタインそのもの。これは楽しみ!」「バーンスタイン、クラシック音楽、映画のファンとしてワクワクする」「これはアートとシネマへのラブレターだ」「待ちきれないね。すでに鳥肌が…」と大好評。『Maestro』は北米では11月に一部劇場で公開された後、12月20日からNetflixで配信予定。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年08月16日ブラッドリー・クーパーが、今月末に開催されるヴェネツィア映画祭を欠席すると決めたようだ。全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキをしていることを受けてのもの。クーパーが監督と主演を兼任する『Maestro』はNetflixで配信が決まっている。俳優としてではなく、監督として出席することは可能ではあったが、ストライキをする同僚へ結託する姿勢を示したものだ。オープニング作品だったルカ・グァダニーノ監督の『Challengers』が上映を取り消すなど、今年のヴェネツィア映画祭への影響はほかにも出ている。映画祭はアワードシーズンにおいて重要な位置付けで、ストライキが長引けばオスカーへの影響も心配される。文=猿渡由紀
2023年08月01日ブラッドリー・クーパーが『Is This Thing On?』を監督することになった。主演も兼任する。共演はクーパーの友人ウィル・アーネット。脚本はアーネットとマーク・チャペルが共同執筆した。内容や設定などは不明。現在、全米脚本家組合がストをしており、脚本に手を入れることもできず、撮影開始時期も未定だ。この映画はクーパーにとって3本目の監督作となる。監督デビュー作は『アリー/スター誕生』。2本目は、今年Netflixが配信予定の映画『Maestro』。レオナード・バーンスタインの伝記映画で、クーパーは主演も兼ねる。アーネットの最近作は、Netflixの『マーダーヴィル〜謎解きはアドリブで〜』。文=猿渡由紀
2023年06月16日天海祐希がアダム・クーパーとタッグを組んで挑む新作書き下ろし舞台『レイディマクベス』が、10月から11月にかけて上演されることが決定した。本公演は、ウィリアム・シェイクスピアの『マクベス』の登場人物であるレイディマクベスを大胆に解釈した作品。シェイクスピア作品の中で有名なキャラクターにもかかわらず名前がないことに注目し、そこから自分の存在価値を認めてもらえないような感覚、自分は何者なのか、レイディマクベスは幸せだったのか、そして彼女が本当に手に入れたかったものは何だったのか、理由を探求することで誕生した。出演者は、常にトップを走りつづける天海祐希がレイディマクベス役に挑み、その人生の伴侶であるマクベスを2022年2月ミュージカル『Singin’in the Rain 〜雨に唄えば』で劇場中を幸せに包んだアダム・クーパーが扮する。そのほか、レイディのそばで強かに生き抜くマクダフ役に鈴木保奈美、幼少期からのレイディを知る彼女の幼馴染であり野心家のバンコー役に要潤、マクベスとレイディマクベスと共に戦場で戦い、二人を「師」として仰ぐレノックス役に宮下今日子、そしてレイディが戦場に出られなくなった要因でもある出産で生まれた娘役を吉川愛、国の統治者ダンカン役に栗原英雄といった俳優陣が集結した。『レイディマクベス』出演者世界初演となる本作を描くのは、英国気鋭の若手女性作家の一人であり、演出家でもあるジュード・クリスチャン。そして、演出は4月末に新国立劇場の新作バレエ『マクベス』を発表したオリヴィエ賞受賞演出家・ウィル・タケットが務める。物語の舞台は、長い間戦争が続いているとある国。レイディマクベスは元軍人で、マクベスとともに国を守るために自ら戦場に赴く兵士だった。やがてマクベスと恋に落ち、娘を授かり、母として家庭を守ることに専念。現状に満足できないまま人生を歩んでいく一方、夫マクベスは戦場で次々と勝利を収め、国を導く存在となった。そんな彼女には、常に忘れられない若き日に描いた夢があった。それは「夫と共に国を治める」こと。そんな時、統治者ダンカンが血縁者以外から後継者を選ぶと宣言。レイディの脳裏にあった夫婦の野望がまさに手に入りそうになった時、二人は望むものを手に入れることができるのか……。女性として生きること、妻として生きること、母として生きること、そして人として生きること。レイディマクベスの存在を通して今を生きる人たちの物語を紡ぐ。<キャスト コメント>■天海祐希/レイディマクベスこの作品は数年前から企画され、コロナ禍で一度は諦めなければならない状況でしたが、こうして素晴らしいキャストとスタッフの皆さんが集結して形にすることができたことは、それだけこの作品が力を持っているからなのかもしれません。今は『レイディマクベス』という作品に私が引っ張られている感じですが、初日を迎える頃には私が引っ張っていけるように頑張りたいと思います。ポスター撮影でご一緒させていただいたときには、本当にアダム・クーパーさんだ!と(笑)。 同じ舞台に立ち、作品を一緒につくることができる、こんな嘘のようなことが本当に起こるんだ!と思ったら、どんなことも叶うような気がします。だからこそ1公演1公演大事にしていきたいですし、その世界にどっぷりつかりたいと心から思います。また、ウィル・タケットさんの演出にも非常に興奮しています。自分の気がつかなかった一面に気づかせてもらえるかもしれないし、知らない世界にも導いてもらいたいと思います。この作品で、いつになっても夢は叶えられたり、自分を成長させられたりということを、身をもって感じたいと思います。マクベス夫人といえば“悪妻”というイメージが強いと思いますが、この『レイディマクベス』を観ていただくと、新たなマクベス夫人像が見えてくるかもしれません。毎公演大事に演じていきたいと思います。■アダム・クーパー/マクベス昨年の『雨に唄えば』では来日するだけでも大変なことで、長い隔離期間直後の私たちのステージを日本の皆さんはとてもあたたかく迎えてくれました。新作でしかも100%日本プロダクションへの参加はもちろん初めてで、とても楽しみです。レイディマクベス役の天海さんとはこれまでにも何度かお会いしていますが、この作品で改めてお会いして、一緒に仕事をするのがますます楽しみになりました。とても多才で、強く、あたたかい女性。もっと色々な話をしたいし、共に舞台に立つことも夢のようです。また、演出のウィル・タケットとは約35年の付き合いで、お互いとてもよく知っています。ウィルの演出は、ビジョンが明確で、予想外の視点から物事をとらえる。俳優として彼の演出のもとで演じるのはやりがいがあります。新作のストレートプレイに俳優として出演するのは初めてで、ほかにも私にとって初めてづくしの作品になりますが、日本のすばらしいキャストの皆さんとウィル・タケットが一緒であれば、新しい、すばらしい作品が出来上がると思います。お客様にも気に入っていただけることを願っています。■鈴木保奈美/マクダフあまりにもワクワクする、大き過ぎるプロジェクトで、半信半疑でしたが、本当にやるんだなと実感しています。初めて観た宝塚が天海さんの作品ですし、アダムさんの『スワン・レイク』も拝見していますし、この憧れのお二人と一緒の作品というのは何かに騙されているんではないかと思っていました。ただ憧れは抑えて闘いに行かねばと思います。非常に現代的で挑戦的でお客様には少し頭を使って頂くことになるかもしれませんが、でもそれ以上に何か力強い新しいものを感じていただける作品になると思います、お楽しみに。■要潤/バンクォー私が演じるバンクォーは、レイディマクベスの幼馴染で弁が立ち、うまく翻弄しながら自分の手を汚さない、したたかでずるい役です。生命力のある役だと思いますが、自分とはまったく違うタイプなので、そこが難しくもあります。今までなかなかご縁がなくて、ほとんど舞台の経験がないので、自分の中でプレッシャーをかけているような感覚もありますが、憧れの俳優の一人である天海さんに気持ちを委ねて、役を通して寄り添っていけたらいいなと思っています。気合を入れて、精一杯演じます。劇場でお待ちしております。■宮下今日子/レノックスこのメンバーで演じさせて頂く嬉しさを感じています。マクベス夫妻を心から崇拝しているレノックスという役を演じます。一つの舞台を共演すると戦友という感覚が芽生えるのですが、以前にも共演させていただいたことのある天海さんには本能的に崇拝の気持ちがありますので、役作りは心配ないと思います。皆さんが楽しみのように私もすごく楽しみです!素敵な役が皆さんに伝わるように、そしてマクベス、レイディマクベス、そして素敵な役が皆さんに伝わるようにしていきたいです。■吉川愛/娘今回が2度目の舞台出演なので不安はありますが、レイディマクベスの娘役に選んで頂いたからには、精一杯楽しみながら演じたいです。私が演じる娘は、悲しそうな子に見えるが客観的にはクールに見える、という女の子です。自分が生まれたことによってレイディマクベスが社会復帰できなくなり、辛い思いをしていることを感じ取っているので、申し訳ないという気持ちを持ちながらも、母からの愛を欲している娘なのかなと思います。一番大好きな女優さんである天海さんの娘役を演じさせていただけることは光栄なことなので、全力で楽しみます。原作には登場しない役ということでプレッシャーはありますが、少しでも皆さまの気持ちを動かすことが出来たら嬉しいです。■栗原英雄/ダンカン新作に参加出来る事に感謝しております。初共演の方々ばかりなので緊張してますが、皆さん力のある方なので期待感の方が大きいです。私の役はダンカンという、レイディやマクベスたちのかつての軍隊での上官であり今は国王です。父性がありながらも元軍人としての勝者のメンタリティ、また王としての冷徹さがレイディに他のキャラクターにどう影響を与えるのか楽しみです。演出のウィルはとてもクレバーかつユーモアで役者に寄り添ってくれる演出家だと思いますので、その点では信頼して楽しみにしています。このメンバーでどんな化学反応が起きるのか是非劇場に観にいらしてください、世界初演です!そこに立ち会えるのはあなたです。『レイディマクベス』ティーザー『レイディマクベス』キャストコメント<公演情報>『レイディマクベス』『レイディマクベス』ビジュアル作:ジュード・クリスチャン演出:ウィル・タケット出演:天海祐希、アダム・クーパー、鈴木保奈美、要潤、宮下今日子、吉川愛、栗原英雄【東京公演】10月1日(日)〜11月12日(日)会場:よみうり大手町ホール■チケット料金(全席指定・税込)一般:13,000円U-25:6,500円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書)一般発売:7月15日(土)チケットはこちら:【京都公演】11月16日(木)〜11月27日(月)会場:京都劇場■チケット料金(全席指定・税込)S席:13,800円A席:12,800円一般発売:10月1日(日)チケットはこちら:※未就学児入場不可。※お一人様4枚まで。※チケットはお一人様一枚必要です。※本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。※車椅子でご来場のお客様はあらかじめチケットをご購入の上、公演日前日までに東京公演:TBSチケット 京都公演:キョードーインフォメーションにご連絡ください。ご観劇日当日、係員が車椅子スペースまでご案内させていただきます。また、車椅子スペースには限りがございますため、ご購入のお座席でご観劇いただく場合もございます。※開場/開演時間は変更になる可能性がございます。※公演中止の場合を除き、お客様の体調不良および新型コロナウイルス感染によるチケットの払い戻しは致しません。チケットご購入の際には、ご自身の体調や環境をふまえご判断くださいますようお願いいたします。公式HP:
2023年05月20日『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』より、ブラッドリー・クーパーがサプライズ出演していることが明かされた。本作は、クリス・パイン、ミシェル・ロドリゲス、ジャスティス・スミスら豪華キャスト陣が、剣と魔法の世界で大冒険を繰り広げるアクションファンタジー。本国では批評家、観客双方から高く評価されており、日本でも公開前から大きな話題を呼んでいる。ハリウッドが誇る豪華な布陣に加え、迫力ある世界観が見どころの本作だが、劇中には“ダンジョンに眠る隠しアイテム”のように物語を彩る“隠しキャラクター”が登場するという。その気になるキャラクターとは【小人のマーラミン】だ。姿そのものは通常の人間と変わりないが、体格が一、二回りほど小さいマーラミンは、ホルガ(演:ミシェル・ロドリゲス)のかつての恋人で、紆余曲折の末にいまではホルガの良き理解者であり友人となった間柄。魔法使いや多彩なモンスターなどユニークなキャラクターが満載な本作においても、ひと際異彩を放つクセの強いキャラクターだ。演じているのは、アカデミー賞にも俳優賞で4度のノミネートを誇る俳優ブラッドリー・クーパー。ブラッドリー・クーパー (C) Getty Images自身は身長185センチのがっしりした体格ながら、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでも小柄なアライグマのロケット役を快演しており、インパクトあるフォルムのキャラクターを演じるのはすっかりお手のもの。本作でも、屈強で勝気だがナイーブな一面を持つホルガと交流するシーンも魅力的に演じており、ホルガとマーラミンの関係性がこの異世界ダンジョンでどんな展開を見せるのかも気になるところだ。『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』は3月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 2023年3月31日、全国にて公開© 2022 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, DUNGEONS & DRAGONS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO. © 2022 HASBRO.ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 2023年3月31日より全国にて公開© 2022 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, DUNGEONS & DRAGONS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO. © 2022 HASBRO.
2023年04月01日本日(現地時間12日)、アメリカでNFLの優勝決定戦「第57回スーパーボウル」が開催されている。スーパーボウルといえば、試合のほかにハーフタイムショーや、放映料が30秒で600万ドル~700万ドル(約8億円~9億円)というCMにも注目が集まる。そこで、セレブが出演する選りすぐりのCMをご紹介!「ダンキンドーナツ」のCMには、新婚のベン・アフレック&ジェニファー・ロペス夫妻が登場。ベンはドライブスルーのオーダーを担当する店員に扮しており、車で乗り付けたジェニファーから「ここでなにしてるの?」と聞かれるシーンからスタートする。その後もベンは店員として一般客のオーダーを受け続け、客とのやりとりが映し出される。ちなみに、ベンは子どもの頃からダンキンドーナツの大ファンだという。「T-Mobile」のCMではブラッドリー・クーパーと母親のグロリアが共演。同社のカラーであるピンク色のTシャツを着ているブラッドリーは、グロリアから「フラミンゴみたい」などと言われ放題でたじたじ。「ぼくは(アカデミー賞に)9回もノミネートされたんだよ!」と応戦するも「でも、1回も受賞していないじゃない」とピシャリと言われ、思わず吹き出してしまう。「Rakuten(楽天)」のCMは1995年に公開され、いまだカルト的人気を誇る『クルーレス』を再現。主人公の女子高生シェールをアリシア・シルヴァーストーンが再演しており、Rakutenでの買い物の便利さや楽しさを説く。その他、メキシコのアボカドのCMにアンナ・ファリス、「ペプシ」のCMにベン・スティラー&スティーヴ・マーティンが出演。(賀来比呂美)
2023年02月13日ルイ・ヴィトンは、メゾンの最新アンバサダーとしてブラッドリー・クーパーを起用することを発表いたします。今年誕生20周年を迎えるアイコニックなウォッチ「タンブール」の顔として、高い評価を得ている俳優兼監督を抜擢。ブラッドリー・クーパーは、メゾンでのデビューを飾るキャンペーンにおいて、オスカー受賞監督のデイミアン・チャゼル(Damien Chazelle)が監督を務めたスペシャル・キャンペーンのビデオ、フォトグラファーのブー・ジョージ(Boo George)が担当したスチール写真の中で、「タンブール」の稀少な限定コレクターズエディション、「タンブール トゥエンティ」を体現しています。ブラッドリー・クーパーは、アカデミー賞、英国アカデミー賞、全米映画俳優組合賞、グラミー賞などで国際的に高い評価を得ており、オスカーに9度ノミネートされるなど、ハリウッドで最も優れた俳優の1人。最新作となる、伝説的な指揮者レナード・バーンスタインとフェリシア・モンテアレグレの結婚を描いた「Maestro」において、自身が監督、主演、共同脚本、プロデューサーを務めています。「Maestro」は現在制作中で、2023年公開予定です。2002年に初めて登場したルイ・ヴィトンのウォッチ「タンブール」は、ウォッチメイキングのデザインにおける常識を覆し、愛好者を歓喜させると共に、メゾンにとって新たな創造性の地平を切り拓きました。スイスに構えるウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で、大胆な創造性とウォッチメイキングのサヴォアフェール(匠の技)の卓越性が融合。「タンブール」ならではのラインと革新的なフォルム──接合されたラグによって固定された、1枚の金属から削り出し独特の丸みを帯びたケース──は、大きな注目を集めました。以来、「タンブール」は進化を続け、デザインとテクノロジーで高い評価を得ると共に、着用者の要望に応え、クラシカルなものから複雑なものまで多彩なムーブメントを採用してきました。2022年、「タンブール トゥエンティ」は、初代「タンブール」のアイコニックなコード──深さのある台形状の41.5mmのケースに、ブラウンのサンレイダイアル、イエローのクロノグラフ針、ケースの側面に彫られた「LOUIS VUITTON」の文字──を再現して、初代「タンブール」にオマージュを捧げます。さらに、高振動数自動巻きクロノグラフ・ムーブメント「LV 277」、22カラットのローター、200本限定であることを示す特別な刻印が施されたケースバック、モノグラム キャンバスの特注トランクといったハイエンドな機能が盛り込まれています。ルイ・ヴィトンは節目となるこの20周年を、若々しい楽観主義や広がる夢を感じさせるキャンペーンで讃えます。デイミアン・チャゼルが監督を務めるビデオでは、緑豊かな森から都会のジャングルへ、想像力の無限の可能性から夢の実現へと、男性と少年のパラレルなオデッセイが、ニューヨークの街頭やスカイライン、アイコニックなクライスラー・ビルの影の中を舞台に展開します。「タンブール トゥエンティ」の最新広告キャンペーンは、2022年9月8日よりルイ・ヴィトンの公式SNSアカウントとlouisvuitton.comでスタートし、9月16日からは紙媒体広告へと続きます。ビデオ監督:デイミアン・チャゼル写真:ブー・ジョージ音楽:ジャスティン・ハーウィッツ(Justin Hurwitz)ルイ・ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイト louisvuitton.comをご覧くださいお問合せ先:ルイ・ヴィトン クライアントサービス T 0120 00 1854
2022年09月09日ブラッドリー・クーパーが監督、主演、製作、脚本を務める『Maestro』(原題)より、ファーストルック画像が公開された。今作は指揮者、作曲家、ピアニストのレナード・バーンスタインをテーマとした映画で、ブラッドリーはバーンスタインを演じる。公開された画像は4枚で、うち2枚はモノクロで、ブラッドリー扮する若きバーンスタインと、キャリー・マリガン扮する妻フェリシア・モンテアレグレの2ショット。映画・音楽ファンを驚かせたのが残りの2枚だ。白髪頭の老年のバーンスタインに扮したブラッドリーの姿は、どう見てもブラッドリーだとは思えない変貌を遂げ、バーンスタインになりきっている。「これがブラッドリー・クーパーだって?オーマイゴッド」「これは期待できそうだ」「衝撃的に素晴らしい」「メイクの力ってすごい」「ブラッドリーはオスカーを狙っているんだね!」など、画像からだけでも感じられるブラッドリーの気合いに圧倒されている様子。「小さな頃から指揮者になりたかった。8歳の時にはサンタクロースに指揮棒をお願いした」というブラッドリーが、今作でバーンスタインとなって夢を叶える今作。共演はキャリーのほか、マット・ボマー、バーンスタインの娘ジェイミー役にマヤ・ホーク。2013年に公開予定。(Hiromi Kaku)
2022年05月31日本年度アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされた、ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『リコリス・ピザ』の日本版予告編が初公開された。今回公開された30秒の映像では、主人公ふたりの出会いからスタート。カメラマンアシスタント・アラナ(アラナ・ハイム)に一目惚れした高校生ゲイリー(クーパー・ホフマン)が、「運命の出会いだ」と告白するも、受け流すアラナ。しかし、次第に距離が近づき、共に走り、笑い、そして反発しあっていく。ゲイリーを睨みつけたり、妖艶な流し目で見つめたり。指が少しだけ触れあいそうになるシルエットや、「君を忘れるわけない。君も僕を忘れない」と伝えるゲイリーの言葉といった胸キュンシーン。ほかにも、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパーの姿も映し出されていく。『リコリス・ピザ』は7月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:リコリス・ピザ 2022年7月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2022年03月25日アカデミー賞作品賞『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督最新作『ナイトメア・アリー』より本編映像が解禁された。本作は1946年に出版され、ノワール小説の伝説的傑作といわれる「ナイトメア・アリー 悪夢小路」の映画化。独自の世界観と豪華キャストで映像化し、第94回アカデミー賞では作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞と主要を含む4部門にて堂々とノミネートを果たした注目作だ。今回解禁されたのは、カーニバルの下積みで働くスタン(ブラッドリー・クーパー)が、密かに想いを寄せる人気女芸人のモリー(ルーニー・マーラ)にアプローチする本編映像。真夜中のカーニバルを歩いていたスタン(ブラッドリー・クーパー)が、回転木馬に一人座っていた想い人のモリー(ルーニー・マーラ)を見つけ、距離を縮めようと声をかける。亡くなった父親の夢をみて眠れなくなったというモリーに、「美男だったろうね。女の子は父親に似る」と冗談めいた口調で語りかけるスタン。最初は表情を硬くしていたモリーも、モリーのペースに合わせて言葉を選びながら時間をかけて会話を紡いでいくスタンに、少しずつ心を開いていく。モリーを思い遣るスタンの優しいアプローチが印象的な、初々しさ溢れる馴れ初めの様子だ。映像の最後は、電飾できらきらと煌めく回転木馬の中で2人がダンスを始めるシーンで締め括られる。このあと結ばれる2人は、無事にショービジネスでの成功を勝ち取ることができるのか…?カーニバルの出し物のひとつで、“どんな電圧をも吸収する淑女・エレクトラ”として大人気のモリーは、裏の顔や隠さざるを得ない秘密を抱えた訳ありの人間が多いカーニバルで唯一の良心といえるほど純粋な心を持ったキャラクター。そんなモリーはスタンの才能を信じ、自分の運命を賭け、見世物の世界で育ったゆえのタフさと柔軟性で献身的にスタンを支えようとする。本作でモリーを演じたのは『ドラゴン・タトゥーの女』(12)と『キャロル』(16)で真逆のキャラを演じ、2度のアカデミー賞候補となったルーニー・マーラ。ギレルモ・デル・トロ監督は「ルーニーは役に寄り添う驚異的な本能を持っています。登場人物が今どんな心持ちなのかを正確に把握しています。ですから演技にとても真実味が出るのです」とアカデミー賞も称えるルーニーの演技力を絶賛している。『シェイプ・オブ・ウォーター』でもギレルモ・デル・トロ監督とタッグを組んだプロデューサー、J.マイルズ・デイルも「モリーを無垢な女性としてだけでなく、次第に力強くなるところまで見事に演じてくれました」と明かしている。次第に人間の闇に飲まれていくスタンとモリーはどうなってしまうのか?2人の幸せの先に待っているものとは?物語の行く末が気になる本編映像となっている。『ナイトメア・アリー』は3月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイトメア・アリー 2022年3月25日より全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2022年03月14日アダム・クーパー主演の海外ミュージカル『SINGIN’ IN THE RAIN~雨に唄えば~』。ジーン・ケリー主演の不朽の名作映画を舞台化したもので、2012年にロンドンで誕生した“決定版”が東京公演を経て、2月18日(金)、遂に大阪初上陸を果たす。連日14トンもの雨をステージ上に降らせるダイナミックなステージ。有名なタイトル曲を口ずさみながら雨の中歌い踊り、恋をするアダム・クーパーがこの度、リモート取材に応じてくれた。コロナ禍での延期を乗り越え開幕した喜びと、大阪公演を待ちわびる観客に向けメッセージを送る。ミュージカル「SINGIN’ IN THE RAIN~雨に唄えば~」チケット情報アダム・クーパーと言えば、英国ロイヤルバレエのプリンシパルとして活躍し、映画『リトル・ダンサー』やマシュー・ボーンの衝撃作『白鳥の湖』の主人公役などで一世を風靡したバレエダンサー。だが、子どもの頃の夢は意外にも「タップダンサー」だったと明かす。「6歳でタップを習い始めたのが最初で、その後バレエをやり、またこの作品でタップに戻ってきました」。子供の頃から、ジーン・ケリーやフレッド・アステアがヒーローというのもうなずける。「今作が僕にとって特別なのはジーン・ケリーの役を演じられること、それも彼のコピーではなく自分自身のバージョンとして。これはとても光栄なことです」。物語の舞台は1920年代のハリウッド。隆盛を誇るサイレント映画だが、次第にトーキー(音声付き)映画の波が押し寄せる。スター俳優のドン(アダム・クーパー)は、表向きはカップルを装う大女優リナが悪声だったため、新作のトーキー映画は大不評。起死回生を狙い親友の作曲家コズモ、若手女優キャシーとの3人でミュージカル化を思いつくが、リナの声をどうするかが問題となって……。コロナ禍の影響で来日や開幕の延期が続いただけに、いま観客を前に踊れることが何よりも嬉しいと語る。「来日できないかもしれないと思った時は沈んだ気持ちにもなりましたが、こうして開幕できて胸がいっぱい。スタッフ、キャスト含め感謝の気持ちでいっぱいです」。アダム自身は何度も大阪の地で公演しているだけに、今作も「きっと喜んで貰えるはず」と自信を見せる。「人生に光と(恵みの)雨を与えてくれるので、僕自身演じていて嬉しいですし、観る人に喜びを与えてくれる作品です」と笑顔で語る。気付けば初演から公演回数は700回を超え、彼のキャリアの中でもっとも長く務める主演作となった。そんなドン役も、今回のツアーが見納めと聞けば、見届けずにはいられなくなるはず。大阪公演は2月18日(金)から21日(月)までオリックス劇場にて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2022年02月10日『アリー/スター誕生』で華々しい監督デビューを飾ったブラッドリー・クーパーが、今年5月に監督作第2弾『Maestro』(原題)の撮影を開始することを明らかにした。「Variety」誌の「Actors on Actors」でマハーシャラ・アリと対談し、「小さな頃から指揮者になりたかった。夢中でそう思っていて、8歳のときにサンタクロースに指揮棒をお願いしたほど」と指揮者への憧れを熱く語った。『Maestro』は指揮者、作曲家、ピアニストのレナード・バーンスタインをテーマとした映画で、ブラッドリーは『アリー/スター誕生』と同じく監督、主演、脚本を担当する。当初はスティーヴン・スピルバーグが監督を務め、ブラッドリーは主演俳優としてオファーを受けていたが、『アリー/スター誕生』の成功によってブラッドリーは演じることより監督・脚本執筆の方に気持ちが傾いていた。そこで、スピルバーグ監督に「やらせてくれませんか?」と直談判したという。「スピルバーグ監督は興味を持っている作品がたくさんあって、1本選んだら他の作品は保留になる。きっと彼は、この作品を作るにはしばらく時間がかかると思ったのだろう。それで、ぼくに引き渡してくれた。ぼくは4年半この作品に取り組んでいる。撮影は5月に開始する」。こうしてブラッドリーは希望通り、監督、主演、脚本を務めることになった。(Hiromi Kaku)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2022年01月26日ギレルモ・デル・トロ監督最新作、サスペンス・スリラー映画『ナイトメア・アリー』が2022年3月25日(金)に公開。本作は第94回アカデミー賞にて作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞にノミネートされた。ギレルモ・デル・トロ最新作は名作小説が題材のサスペンス・スリラー映画『ナイトメア・アリー』は、『シェイプ・オブ・ウォーター』で作品賞・監督賞を含むアカデミー賞4部門を受賞したギレルモ・デル・トロ監督とサーチライト・ピクチャーズが再びタッグを組んだ最新作。 1947年にエドマンド・グールディング監督の手によって『悪魔の往く町』として映画化もされた、1946年出版の名作ノワール小説『ナイトメア・アリー 悪夢小路』を題材にしている。ティザー予告は、ショービジネスでの成功を目指す、野心溢れる青年スタンがバスから降り立つ様子からスタート。たどり着いたのは、人間とも獣ともつかない生き物を出し物にする、華やかさと怪しさに満ちたカーニバルの世界。スタンは読心術を身につけ、ショービジネスの世界をその才能と魅力と共に駆け上がっていくが、その先には予想もつかない栄光と闇が待ち受けている...。ブラッドリー・クーパーやケイト・ブランシェットが出演・スタン...ブラッドリー・クーパーショービジネスでの成功を目指す、野心溢れる青年。カーニバルの一座のピンチを救ったことをきっかけに、自分の読心術師へ揺るぎない自信を持ち、成功を目指して大都会へと旅立つ。やがてトップのショーマンとなるが、心理学博士のリリス・リッターとの出会いが運命を変えていき...。映画全編にわたり、登場人物のなかで誰よりもそのたたずまいを変えていくキャラクター。映画『アリー/ スター誕生』で監督を務めながらキャストとしても出演したブラッドリー・クーパーが担当する。・リリス・リッター...ケイト・ブランシェットスタンの運命を大きく変える心理学博士。スタンのショーを見たその日に読心術のからくりを見抜いたリリスはスタンから霊視術でともに打って出ないかと持ちかけられ、不敵な笑みを見せながらも手引をすることに...。・モリー...ルーニー・マーラカーニバルの出し物のひとつで“どんな電圧をも吸収する淑女・エレクトラ”として人気を集める女芸人。スタンと結ばれ、大都会へと旅立つ。裏の顔や隠さざるを得ない秘密を抱えた訳ありの人間が多いカーニバルで、唯一の良心といえるほど純粋な心を持ったキャラクター。そんなモリーはスタンの才能を信じ、自分の運命を賭け、見世物の世界で育ったゆえのタフさと柔軟性で献身的にスタンを支えようとする。演じるのは『ドラゴン・タトゥーの女』と『キャロル』で真逆のキャラクターを演じ、2度のアカデミー賞候補となったルーニー・マーラ。・ジーナ...トニ・コレットタロットの達人で、カーニバルでは透視術師として活躍。スタンが助手を務めていた。・ピート...デヴィッド・ストラザーンジーナとかつて読心術師コンビで名を馳せていた人物。スタンの懇願で、秘伝の読心術を教えようとする。・コートリー...ウィレム・デフォースタンの素質を見極め、カーニバルに引き入れる見世物小屋の客引き。・ブルーノ...ロン・パールマンモリーのお目付け役でカーニバルでは怪力男ブルーノとして知られる。・グリンドル...リチャード・ジェンキンス霊視術をはじめたスタンが目をつけた、過去に傷を持つ大富豪。・フェリシア...メアリー・スティーンバージェン同じくスタンに目を付けられた、最愛の息子を亡くした人物。ギレルモ・デル・トロ監督「今の時代の不安を反映した映画」ニューヨークのワールドプレミアにて、ギレルモ・デル・トロ監督は「(この映画は)ウィリアム・リンゼイ・グリシャムの素晴らしい小説に基づいている。ノワール小説は時折、社会不安の時代に現れるドラマなんだ。時代を反映している。私たちは時代ドラマであると同時に、ノワールを今、再解釈する映画を作ろうと思ったんだ。」と、今回の題材にチャレンジした理由をコメント。ストーリーについては、「この映画は真実、嘘、大衆迎合や詐欺、何かにすがりつきたい人々を描いている。ひとつの不安の時代の形なんだ。少なくとも我々が感じた、今の時代の不安が反映されている。」と語っている。第94回アカデミー賞4部門にノミネートなお、映画『ナイトメア・アリー』は、第94回アカデミー賞にて作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞の4部門にノミネート。ギレルモ・デル・トロ監督作品がアカデミー賞のノミネートされるのは、映画『シェイプ・オブ・ウォーター』で4部門を受賞した第90回アカデミー賞以来となる。衣装にも注目アカデミー賞にノミネートされた衣装デザインを手掛けるのは、ルイス・セケイラ。「この映画はカーニバルの場面だけで合計で242回の衣装替えがあった。街の場面だけでも100回以上だ。大量の衣装を用意したよ」と衝撃のエピソードを明かしている。キャラクターのイメージやシーンに合わせて選び抜かれた衣装に注目だ。映画『ナイトメア・アリー』あらすじ成功への野心溢れる青年スタンがたどり着いたのは、人間か獣か正体不明な生き物を出し物にする怪しげなカーニバルの一座。そこで出会った読心術の達人から技を伝授されたスタンは、“感電ショー”で人気者だったモリーを誘ってショービジネスの世界での成功を目指して大都会へと旅立つ。やがてスタンは人を惹きつける才能と天性のカリスマ性を武器にトップのショーマンとなり、豪華なホテルのステージで上流階級の人々から拍手喝さいを浴びる日々を送る。だが、心理学博士のリリス・リッターとの出会いが、スタンの運命を大きく変えていく。さらなる野望のその先に待ち受けていた、想像もつかない闇とは──?【詳細】映画『ナイトメア・アリー』公開日:2022年3月25日(金) ※2月25日(金)公開予定だったが延期となった。監督:ギレルモ・デル・トロ出演:ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ルーニー・マーラ、ロン・パールマン、デヴィッド・ストラザーン配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2021年09月24日ギレルモ・デル・トロがアカデミー賞4部門を受賞した前作『シェイプ・オブ・ウォーター』に続き、再びサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んだ最新作『Nightmare Alley』が邦題『ナイトメア・アリー』として、2022年2月25日(金)に日本公開決定。併せて、場面写真とティザー予告が解禁された。デル・トロ監督が映画化に挑むのは、1946年に出版された伝説的傑作といわれるノアール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」。1947年にはエドマンド・グールディング監督によって『悪魔の往く町』というタイトルで映画化されるなど、いまも名作として語り継がれる題材を、前作『シェイプ・オブ・ウォーター』で極めたデル・トロ監督ならではの唯一無二の世界観と豪華極まりない映像で観るものを誘う、全世界待望のサスペンス・スリラー大作となっている。解禁されたティザー予告は、ショービジネスでの成功を目指す、野心溢れる青年スタンがバスから降り立つ様子から始まる。たどり着いたのは、人間とも獣ともつかない生き物を出し物にする、華やかさと怪しさに満ちたカーニバルの世界。スタンは読心術を身につけ、ショービジネスの世界をその才能と魅力と共に駆け上がっていくが、その先には予想もつかない栄光と闇が待ち受けていた。華やかなファンタジーと、奇妙で不穏な空気に包まれたデル・トロ監督でしか創造できない映像世界が展開されていくことがうかがえる。野心溢れるスタンを演じるのは俳優として4度のアカデミー賞ノミネートを誇る、ブラッドリー・クーパー。スタンの前に現れる謎めいた女性精神科医を演じる2度のオスカーに輝くケイト・ブランシェットをはじめ、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、ルーニー・マーラ、デヴィッド・ストラザーンといったオスカー常連の名優に加え、デル・トロ作品に欠かせないリチャード・ジェンキンス、ロン・パールマンといった超豪華な顔ぶれが集結している。デル・トロ監督渾身の作品、監督、脚本、さらに最高に豪華極まりないキャスト陣はもちろんのこと、撮影、音楽、衣装、美術など、数多くの部門ですでにアカデミー賞最有力との呼び声も高く、デル・トロとサーチライト・ピクチャーズの再タッグに期待がかかる。『ナイトメア・アリー』は2022年2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイトメア・アリー 2022年2月25日より全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2021年09月23日レオナルド・バーンスタインの伝記映画『Maestro』に、キャリー・マリガンの出演が決まった。監督と主演はブラッドリー・クーパーで、マリガンの役はバーンスタインの妻フェリシア。映画はバーンスタインの人生を30年にわたって語るもので、ふたりの恋愛は大きな軸になる。バーンスタインの子供たちは、マリガンが自分たちの母を演じると聞いて大喜びしたそうだ。撮影は来年春、スタートの予定。Netflixが世界配信をする。クーパーは『アリー/スター誕生』で監督デビュー。今作は2本目の監督作となる。マリガンの最近作は、今年のサンダンス映画祭で上映された犯罪コメディ『A Promising Young Woman』。文=猿渡由紀
2020年09月23日ブラッドリー・クーパーが『アリー/スター誕生』から初めてとなる監督・主演作『Maestro』(原題)で、キャリー・マリガンがヒロインを務めることになったという。「The Wrap」が報じた。『Maestro』は、1990年に亡くなった作曲家・指揮者・ピアニストのレナード・バーンスタインの伝記映画。ブラッドリーはレナードを演じ、キャリーはレナードの妻でチリ出身の女優・ピアニストのフェリシア・モンテアレグレを演じる。バーンスタイン夫妻は1946年のパーティーで出会い、1951年に結婚。3人の子どもをもうけたが、波瀾万丈で複雑な結婚生活を送った。今作では、夫妻の結婚生活が主に描かれる模様。2人の長女ジェイミーは「『Maestro』で、キャリー・マリガンが私たちの母親を演じてくれるのが楽しみで仕方ありません。キャリーはフェリシア(母)のユニークなウィット、温かさ、エレガントな美しさ、深い感情をとらえて演じてくれることでしょう。私たちはキャリーが醸し出すおとぎ話のような、ヨーロッパらしい優雅さも大好きなんです。母にもそういうところがあったので」と語り、キャリーに太鼓判を押す。ブラッドリーも「何年も前に舞台でキャリーを見て、とても惹きつけられました。それ以来、一度だって彼女の芝居を見逃したことはありません」とキャリーのファンだったことを明かし、ともに働けることを喜んでいる。共同執筆、プロデューサーも担当するブラッドリーは、『アリー/スター誕生』の製作後3年以上に渡ってバーンスタインの3人の子どもたちに話を聞くなどして今作の準備を進めてきた。撮影は来春開始予定。(Hiromi Kaku)
2020年09月23日ブラッドリー・クーパーが監督と主演を兼任するレオナルド・バーンスタインについての映画を、Netflixが世界配信することになった。当初はパラマウントが配給する予定だった。プロデューサーには、『アイリッシュマン』でNetflixと組んだばかりのマーティン・スコセッシも名を連ねる。映画は、バーンスタインと妻の関係に焦点を当てるものらしい。脚本はクーパーと、『スポットライト 世紀のスクープ』のジョシュ・シンガーが共同執筆した。撮影は来年開始の予定。今作は『アリー/スター誕生』に続く、クーパーの監督作第二弾。『アリー』は8部門でオスカーにノミネートされた。文=猿渡由紀
2020年01月22日ブラッド・ピットが、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)賞で助演男優賞(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』)を獲得。授賞式でブラッドの名前を読み上げたプレゼンターのブラッドリー・クーパーと、笑顔でハグを交わした。ブラッドは受賞スピーチでブラッドリーを「スウィートハート」と呼び、「今日は娘さんを寝かしつけた後に駆け付けてくれたんだ」とブラッドリーのよきパパぶりを称え、「ありがとう、ブラッドリー。きみのおかげでぼくは断酒ができた」と述べた。「断酒ができたことで、毎日がよりハッピーになった。大好きだよ。ほんとにありがとう」とうれしそうに語った。以前のブラッドは、アルコール依存症のせいでアンジェリーナ・ジョリーと離婚に至ったと報じられるほど、酒におぼれていたという。アンジーと破局後、ブラッドは「AA(匿名アルコール依存症の会)」に1年間通い、断酒に成功。そこにブラッドリーのサポートがあったというのは、初めて明かしたことだった。ブラッドリー自身も、かつてはアルコール依存症に苦しんだ。2013年、「GQ」誌に「29歳で断酒した。あのまま飲み続けていたら、人生を破壊していたと思う」と語ったことがある。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定
2020年01月10日クリスチャン・カリーノと婚約を解消してから約半年。レディー・ガガがついに新しい相手とデートを始めたという。「People」誌などが報じた。お相手は何度も熱愛がうわさされた『アリー/スター誕生』のブラッドリー・クーパーではなく、音響エンジニアのダン・ホートン(37)。昨年11月から、ガガのモニター・エンジニアとして仕事で関わりのある人物だ。テイラー・スウィフト、カミラ・カベロ、ブルーノ・マーズ、ジャスティン・ティンバーレイクの音響チームとしても活躍。恋愛歴については、2013年3月にブロードウェイ女優のオータム・ガザーディと結婚するも、5年後の2018年5月に離婚している。日曜日、ガガとダンはロサンゼルスのレストランでブランチデートしている姿が目撃された。人目につくテーブル席だったにもかかわらず、2人は熱いキスを交わし、見られることを全く気にしていない様子。そのキスも軽いものではなく、座っているダンに歩み寄ったガガが、上から覆いかぶさるようにして口づけするという情熱的なものだった。関係者によると、「ガガは間違いなく、交際していますね。仕事上の付き合いだったのが、最近恋愛に発展したんです。彼女は、1人の男性と交際関係にあるという状態が好きですし、それが彼女の求めていることですから」とのこと。(Hiromi Kaku)
2019年07月31日ブラッドリー・クーパーとイリーナ・シェイクが破局したという。「People」誌が伝えた。2人は2015年春から交際を始め、2017年3月には長女のリアちゃんが誕生。別々の道を行くことになったものの友好的な別れとのことで、今後、親権をどんな形でシェアするかを決めているところだそう。昨年は監督を務め出演もした『アリー/スター誕生』が大ヒットとなり、多忙だったブラッドリー。今年は家族との生活を大切にしたいと考えていたようで、先月関係者が「ブラッドリーは毎日家族と一緒に過ごしています。2人はリアを連れてよく外に出ています。ただビーチをのんびり歩いたりして。関係はとてもよさそうです」と語ったばかりだった。破局報道の記事のコメント欄には「ただ一言……ガガ」、「レディー・ガガというソウルメイトを見つけたのね。がんばって!」、「レディー・ガガ、どこにいるの?」、とレディー・ガガの名前があふれかえっている。今年のオスカーで『アリー/スター誕生』のカップルとして見せたガガとブラッドリーのパフォーマンスが、あまりにも情熱的すぎるとして話題になった。2人がスクリーンの外でも愛し合っているのではといううわさが勃発し、ガガが完全否定する事態に。ガガはオスカーの前に婚約者のクリスチャン・カリーノと破局しており、いまやブラッドリーもシングル。ファンたちは2人がくっつくことに期待しているようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2019年06月07日