2015年9月発表の“TV界のアカデミー賞”エミー賞でのノミネートに続き、先日のゴールデン・グローブ賞ではTVドラマ部門「主演女優賞」を見事獲得したタラジ・P・ヘンソン。彼女が出演する「Empire/エンパイア 成功の代償」といえば、いま海外ドラマファンの間で話題沸騰中だが、アメリカでは彼女が劇中に着用したド派手な衣装が完売になるほどの人気ぶり。今年注目のトレンドである“悪趣味ギリギリ”の“タッキー(Tacky)” ファッションをいち早く取り入れた、彼女が演じる“クッキー”役の衣装に注目した。本作は、音楽業界の裏側を舞台に、スラム街からのし上がった華麗なる一族の相続を巡る熾烈な争いをスキャンダラスに描く音楽ドラマ。余命宣告されたヒップホップ・レーベル「Empire」社長ルシウス・ライオン(テレンス・ハワード)の跡継ぎを、実の息子である三兄弟と刑務所帰りの元妻“クッキー”がそれぞれの思惑を胸に激しい権力争奪戦を繰り広げる。そのヤバすぎるストーリー展開と有名プロデューサー・ティンバランドが手がける音楽はもちろん、スーパーモデルのナオミ・キャンベルや『ドリーム・ガールズ』のジェニファー・ハドソンら豪華ゲスト出演なども相まって、全米TVドラマ史上稀にみる大ヒットを巻き起こし、いまや社会現象となっている。そんな本作でひと際注目を浴びているのが、タラジ・P・ヘンソンが演じる“クッキー”のファッション。柄on柄などド派手で奇抜なファッションのことを指す、2016年春夏大注目のトレンド “タッキー”を、彼女がいち早く取り入れていたのだ。基本的に、アニマル柄や毛皮のコート、大ぶりなゴールドのアクセサリーが大好きなクッキーのファッションは、実に“悪趣味ギリギリ”だが、いかにもセレブらしく、絶妙なおしゃれ加減を醸し出している。“タッキー”を取り入れたクッキーのファッションは、アメリカではすでにファッションアイコン的存在になっており、クッキーが着用した服は売り切れ続出となってしまうほど。独特の嗅覚とセンスを持ち、自分の意見は突き通しながらも、愛する息子たちを守るパワフルなクッキーは、自己主張の激しいファッションを身にまとうことで、常に自信たっぷりなキャラクターでいられるのかもしれない。「Empire/エンパイア 成功の代償」は4月2日(土)よりDVDリリース、3月9日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)
2016年01月25日英国アカデミー賞やエミー賞など数々の賞に輝く、ベネディクト・カンバーバッチ&マーティン・フリーマン出演の大人気ドラマの特別編『SHERLOCK/シャーロック忌まわしき花嫁』。このほど、待望のWEB用本予告編映像が解禁となった。2014年のシーズン3以降、世界中のファンが待ち望んでいた続編の舞台は、なんと1895年、ヴィクトリア時代のロンドン。蒸気機関車が走り、馬車が闊歩するベーカー街で、フロックコートに身を包んだ“世界一有名なコンサルタントとその親友”シャーロックとジョンが新たなる事件に挑む。240以上もの国と地域で熱狂的なファンを獲得し、世界的な大ヒット現象を巻き起こしている英国BBCの「SHERLOCK/シャーロック」シリーズ。2016年元旦に放送されたその特別編「Sherlock:The Abominable Bride」が、本編と約20分の特典映像とともに劇場公開されるのが本作だ。先に公開された中国、香港、韓国、台湾の4か国では、合計約6,000スクリーンで500万人以上の総動員数を記録。特に韓国では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を上回る成績を収め、公開日から11日までで約8億円(700万 USドル)の興収を上げ、同じく中国では約22億円(1,900万USドル)の大ヒットとなっている。今回の110秒におよぶ予告編では、「舞台は整った。幕が上がる。始めよう」と語るシャーロックの決意の表情からスタート。19世紀のロンドンの街並をバックに、事件が発生。「彼を守ると約束したはずよ」と謎の女性がシャーロックを責め立てる…。深まる謎とともに展開する映像、やがて何者かに銃を向けるシーンも登場し、「終わらせる」とつぶやくシャーロック。また、シリーズでもおなじみのレストレード警部とハドソン夫人らも“19世紀”の姿で登場。さらに、「シャーロック・ホームズといえば、帽子だろ」とジョンに言われるまま、帽子をかぶって颯爽と外へ飛び出していくシャーロック。2人の名コンビぶりは、特別編でも健在だ。『SHERLOCK/シャーロック忌まわしき花嫁』は2月19日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月22日Amazon.co.jpは21日、プライム会員向けに写真ストレージサービス「プライム・フォト」の提供を開始した。追加料金なしで利用できる。「プライム・フォト」は、容量無制限の写真ストレージサービス。同社が提供している無料アプリ「Cloud Drive」をスマートフォン、タブレット、PCのいずれかにインストールすることで利用できる。アプリの「設定」から「自動保存」に指定すれば撮影と同時に写真が保存される。「Cloud Drive」では、アルバムの作成や管理ができるほか、保存された写真をFacebookやTwitter、LINEといったSNSで共有することも可能となっている。Amazon.co.jpでは、プライム会員向けサービスの拡充を図っており、映画やTV番組といった動画が見放題の「プライム・ビデオ」や、100万曲以上の楽曲が聴き放題になる「Prime Music」、1時間以内に商品の配送を行う「Prime Now」などが提供されている。同社は、今後もサービスを強化していくとしている。
2016年01月21日Amazon.co.jpは1月21日、Amazonプライム会員向けの新特典として容量無制限の写真ストレージ「プライム・フォト」を提供開始した。同会員は追加料金なしで、カメラやスマートフォンなどで撮った写真をAmazon Cloud Driveに容量無制限で保存しておける。プライム・フォトは、写真を容量無制限で保存・管理できるAmazonプライム会員向けのサービス。JPEGやBMP、PNG、TIFFに加えて、各社のRAWデータ、DNGデータも容量無制限でアップロード可能だ。リサイズせず、オリジナル画像をそのまま保存できるのも特徴。写真以外の動画やドキュメントは5GBまで保存できる。無料の専用アプリ「Amazon Photos」をスマートフォンやタブレット、パソコンにインストールし、アプリの設定から「自動保存」を指定しておくと、撮影と同時にクラウドドライブへ自動で保存される(初期設定ではWi-Fi接続時のみ)。Amazon Photosアプリからアルバムを作成することもでき、FacebookやTwitter、LINEなどのSNS、メールで共有可能だ。Amazon.co.jpは2月14日まで「プライム・フォトを使ってカメラを当てよう」キャンペーンを実施する。今回のプライム・フォトのサービス開始を記念したもの。期間中にプライム・フォトを利用し、キャンペーンページから応募した人から抽選で40名にカメラを、150名にAmazon.co.jpのカメラストアで使える最大10万円分のクーポンをプレゼントする。1日1枚以上写真をアップロードすると1エントリーとなり、期間中毎日応募すれば最大25エントリーが可能だ。Amazonプライム会員の年会費は年3,900円(税込)。2016年1月21日時点では、今回のプライム・フォトのほか、動画見放題の「プライム・ビデオ」、100万曲以上の楽曲を楽しめる「Prime Music」、食品や日用品など低価格の商品を1点から買える「Amazon パントリー」などのサービスを利用できる。
2016年01月21日2015年9月に公開されたアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』が、第39回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞した。各部門の最優秀賞は、3月4日に発表される。本作は、長井龍雪監督、脚本の岡田麿里氏、キャラクターデザインの田中将賀氏が『とらドラ!』(08~09年)、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(以下『あの花』)シリーズに続いて、再びタッグを組んで製作されたオリジナルアニメ作品。『あの花』と同じく秩父を舞台に、幼少時のトラウマからうまく言葉が話せなくなった主人公・成瀬順(水瀬いのり)ら高校生を中心として心の傷や葛藤など、自分自身の姿に真正面から向き合いながら、人と人との絆などを描いた。昨年、全国142の劇場で公開されると、累計興行収入11億2,000万円、累計動員82万人を記録。第19回文化庁メディア芸術祭"アニメーション"部門に、審査委員会推薦作品としても選出された。TVシリーズ発ではない、完全オリジナル劇場用アニメ作品が興収10億円を超えるのは、スタジオジブリ作品(『千と千尋の神隠し』や『もののけ姫』など)、大友克洋監督作品の『スチームボーイ』、細田守監督作品(『サマーウォーズ』や『おおかみこどもの雨と雪』など)に次ぐ快挙となった。3月30日には、ブルーレイおよびDVDのリリースも決定。完全生産限定版(BDは8,500円/DVDは7,500円)と本編ディスクのみの通常版(BDは5,500円/DVDは4,500円)で発売され、限定版には、昨年放送された公開記念特番や初日舞台あいさつの模様を収録した特典ディスクや総作画監督修正集など掲載の特製ブックレット、劇場パンフレットの縮小版などが付属する(価格はいずれも、税別)。(C)KOKOSAKE PROJECT
2016年01月19日放送映画批評家協会賞が発表され、『スポットライト世紀のスクープ』が作品賞に選ばれた。その他の画像主演男優賞は『レヴェナント蘇りし者』のレオナルド・ディカプリオ、主演女優賞は『ルーム』のブリー・ラーソンが受賞した。主な受賞結果は、以下のとおり。作品賞:『スポットライト世紀のスクープ』主演男優賞:レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント』)主演女優賞:ブリー・ラーソン(『ルーム』)監督賞:ジョージ・ミラー(『マッドマックス怒りのデス・ロード』)コメディ作品賞:『マネー・ショート華麗なる大逆転』コメディ男優賞:クリスチャン・ベール(『マネー・ショート』)コメディ・女優賞:エイミー・シューマー(『Trainwreck』)助演男優賞:シルベスター・スタローン(『クリード/チャンプを継ぐ男』)助演女優賞:アリシア・ヴィキャンダル(『リリーのすべて』)脚本賞:『スポットライト』脚色賞:『マネー・ショート』アンサンブル演技賞:『スポットライト』アニメ映画賞:『インサイド・ヘッド』
2016年01月19日1月18日(月)、「第39回日本アカデミー賞」優秀賞が発表され、『海街diary』が作品賞をはじめ最多12部門を受賞。主演女優賞に綾瀬はるか、助演女優賞に長澤まさみと夏帆、新人俳優賞に広瀬すずとメインキャスト4人がみな受賞を果たしたことが分かった。そのほか作品賞を『海難1890』、『日本のいちばん長い日』、『母と暮せば』、『百円の恋』が受賞した。同賞は、2014年12月14日~2015年12月15日の間に、東京地区において有料で初公開された優秀な劇場用映画およびアニメーション作品を表彰したもの。授賞式の女性司会者は、前年の最優秀主演女優賞を獲得した女優が務めるのが恒例となっており、今年は昨年、『紙の月』で最優秀主演女優賞を受賞した宮沢りえが、西田敏行とともに司会を務める。今回も作品賞には昨年を代表する邦画5作品が選出。吉田秋生の人気漫画の実写化で、鎌倉に暮らす3姉妹の元に腹違いの妹がやってきて、一緒に暮らし始めての1年を描いた『海街diary』は、作品賞をはじめ12部門を受賞。メインキャストの4人がそれぞれ主演女優賞、助演女優賞、新人俳優賞に輝いており、是枝裕和監督が監督署と脚本賞を受賞。菅野よう子が音楽賞、そのほか撮影賞や照明賞などにも輝いた。役所広司、松坂桃李ら実力派俳優たちが勢揃いした『日本のいちばん長い日』。半藤一利氏のノンフィクションを映画化した歴史超大作で、戦争完遂か降伏かの決断を迫られる阿南惟幾陸軍大臣の苦悩を軸に、日本の未来を案じ、身をていした人々のドラマを通して、「終戦前夜、日本で何が起こったのか」に迫る。本作で役所さんは主演男優賞を受賞。昭和天皇の玉音放送を見事に再現した本木雅弘は助演男優賞を受賞した。また原田眞人監督は監督賞と脚本賞をW受賞している。二宮和也と吉永小百合の初共演で話題をよんだ『母と暮せば』。山田洋次監督通算83作品目にして初めてのファンタジー作品。敗戦から3年、長崎で助産婦をして暮らす伸子の元に原爆で亡くなった息子の浩二が亡霊となって現れ、2人の奇妙な暮らしを通じ、大切な人を失った遺族の悲しみ、戦争の傷から立ち直ろうとする人々の姿が描かれる。本作は作品賞とともに、二宮さん、吉永さんがそれぞれ主演男優・女優賞を受賞。昨年、最優秀主演男優賞に輝いた事務所の先輩・岡田准一のあとに、二宮さんが続くことになるのか注目が集まる。そして、安藤サクラ主演の『百円の恋』。自堕落に暮らしてきた主人公の一子が、勤め先の100円ショップの常連客である中年ボクサーとの出会いに触発され、自らもボクサーになることを決意し奮闘するさまが描き出される。安藤さんは主演女優賞を受賞。共演の新井浩文は助演男優賞に輝いている。日本トルコ合作映画として大きな注目を集めた『海難1890』。125年前に串本町樫野崎沖で遭難したトルコ軍艦の乗組員を現地の人々が救助、治療をし、彼らの命を救った「エルトゥールル号海難事故」と、その95年後に戦禍のテヘランで取り残された日本人たちをトルコ機が救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出劇」という二つの史実が題材となっている。主演の内野聖陽は、本作で主演男優賞を受賞した。各賞の最優秀賞の発表、授賞式は3月4日(金)16時よりグランドプリンスホテル新高輪にて開催。【第39回日本アカデミー賞優秀賞/受賞結果一覧】<優秀作品賞>■『海街diary』■『海難1890』■『日本のいちばん長い日』■『母と暮せば』■『百円の恋』<優秀主演男優賞>■内野聖陽:『海難1890』■大泉洋:『駆込み女と駆出し男』■佐藤浩市:『起終点駅ターミナル』■二宮和也:『母と暮せば』■役所広司:『日本のいちばん長い日』<優秀主演女優賞>■綾瀬はるか:『海街diary』■有村架純:『映画ビリギャル』■安藤サクラ:『百円の恋』■樹木希林:『あん』■吉永小百合:『母と暮せば』<優秀助演男優賞>■浅野忠信:『母と暮せば』■新井浩文:『百円の恋』■伊藤淳史:『映画ビリギャル』■染谷将太:『バクマン。』■本木雅弘:『天空の蜂』■本木雅弘:『日本のいちばん長い日』<優秀助演女優賞>■夏帆:『海街daily』■黒木華:『母と暮せば』■長澤まさみ:『海街daily』■満島ひかり:『駆込み女と駆出し男』■吉田羊:『映画ビリギャル』<優秀アニメーション作品賞>■『心が叫びたがってるんだ。』■『百日紅~MISS HOKUSAI~』■『ドラゴンボールZ復活の「F」』■『バケモノの子』■『ラブライブ!The School Idol Movie』<優秀監督賞>■大根仁:『バクマン。』■是枝裕和:『海街diary』■武正晴:『百円の恋』■田中光敏:『海難1890』■原田眞人:『日本のいちばん長い日』<優秀脚本賞>■足立紳:『百円の恋』■小松江里子:『海難1890』■是枝裕和:『海街daily』■原田眞人:『日本のいちばん長い日』■山田洋次/平松恵美子:『母と暮せば』<優秀外国作品賞>■『アメリカン・スナイパー』■『キングスマン』■『セッション』■『マッドマックス 怒りのデス・ロード』■『007スペクター』<新人俳優賞>■有村架純:『映画ビリギャル』■土屋太鳳:『orange-オレンジ-』■広瀬すず:『海街diary』■藤野涼子:『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』■藤原篤:『恋人たち』■野田洋次郎:『トイレのピエタ』■山崎賢人:『orange-オレンジ-』『ヒロイン失格』■山田涼介:『映画暗殺教室』<優秀音楽賞>■大島ミチル:『海難1890』■菅野よう子:『海街diary』■サカナクション:『バクマン。』■富貴晴美:『日本のいちばん長い日』■安川午朗:『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(text:cinemacafe.net)
2016年01月18日第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞と主演男優賞を受賞したマット・デイモン主演『オデッセイ』(2月5日公開)の特別映像が13日、公開された。リドリー・スコット監督とマット・デイモンが初めてタッグを組んだ『オデッセイ』は、NASAの全面協力のもと、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の運命を描いたサバイバル・アドベンチャー。全米2週連続1位のロケットスタートを記録し、公開4、5週目にも返り咲き1位を達成、先日発表されたゴールデン・グローブ賞で作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞(マット・デイモン/ミュージカル・コメディ部門)に輝いた。このたび公開された特別映像では、火星でひとり奮闘する主人公ワトニーだけでなく、3つのドラマが絡みあって繰り広げられるストーリーが明らかに。ワトニーのサバイバルと並行して、不眠不休であらゆる手段を尽くしてワトニー救出の可能性を探るNASA科学者たち、同僚の生存を知り無謀とも思える作戦に身を投じていく宇宙船ヘリウム号のクルーたちの物語が描かれている。ゴールデン・グローブ賞初受賞(俳優として)のデイモンは「リドリーは観客からもっと大きな感動を呼ぶものであれば、喜んでルールを破る。彼が使うキャンバスは、ほとんどの人たちよりも大きいから、それだけのスケールで演じるのはワクワクする経験だ」と監督の手腕を絶賛しつつ、感動のストーリーであることに言及。自身の演じたワトニーについても、「彼が象徴するのは1人の命以上のものだ。彼は、人間の開拓精神や将来への希望を体現している。この役を演じられて光栄に思うよ」と語った。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年01月13日フロリダ映画批評家協会賞が発表された。作品賞に輝いたのは『マッドマックス怒りのデスロード』。同作品は、監督賞、撮影賞、ビジュアルエフェクト賞も獲得している。その他の画像主演男優賞は『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』のポール・ダノ、主演女優賞は『Room』のブリー・ラーソン。助演男優賞は『Ex Machina』のオスカー・アイザック、助演女優賞は『アクトレス~女たちの舞台~』のクリステン・スチュワート。脚本賞には『スポットライト世紀のスクープ』、脚色賞には『マネー・ショート華麗なる大逆転』が選ばれた。また、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のデイジー・リドリーは、ブレイクアウト賞を獲得した。『マッドマックス怒りのデス・ロード』ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付)3D&2Dブルーレイセット(2枚組/デジタルコピー付)ブルーレイ スチールブック仕様(1枚組/デジタルコピー付)マッドマックス アンソロジー ブルーレイセット(5枚組/デジタルコピー付)発売中発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント文:猿渡由紀
2015年12月25日ヨーロピアン映画アカデミーがヨーロピアン映画賞を発表した。作品賞に輝いたのは、パオロ・ソレンティーノ監督の『Youth』。作品賞のほかソレンティーノは監督賞、マイケル・ケインは男優賞を受賞している。その他の情報女優賞は、『45 Years』のシャーロット・ランプリング。コメディ映画賞は、ロイ・アンダーソンの『さよなら、人類』。ドキュメンタリーには『Amy』、アニメには『Song of the Sea』が選ばれた。ヨーロピアン映画賞を受賞した作品は、オスカーの外国語映画賞を獲得することが多いが、『Youth』は英語であるため、外国語映画部門の資格がない。しかし、作品部門、主演男優部門での候補入りは可能性が十分ある。文:猿渡由紀
2015年12月14日プライム・ストラテジーは12月9日、WordPress実行環境「KUSANAGIに、PHP 7.0への対応を追加したバージョン7.7の提供を開始した。PHP 7.0では、前バージョンのPHP 5.6と比べて約2倍の処理性能向上、メモリ使用量の低減などが図られており、高負荷や高アクセスといった耐性が強化されているという。安定性、およびPHP 7.0に未対応のプラグインが必要となるケースも考慮し、「KUSANAGI」バージョン7.7では、PHP 5.6およびHHVMの利用も引き続き可能となっている。「KUSANAGI」の既存バージョンでも、コンソール上で「yum update」を実行することにより、自動的にPHP 7のインストールと新機能の追加が行われ、アップグレードしたバージョンを利用できる。
2015年12月10日『サヨナラの代わりに』でオスカー女優ヒラリー・スワンクと共演し、好演を見せたエミー・ロッサムと、『MR.タスク』で“セイウチ人間”を演じたジャスティン・ロングがパラレルワールドで紡がれる恋人たちを演じる『COMET/コメット』。12月12日(土)に迫った公開を前に、予想外の愛の告白が展開される本編映像の一部が到着した。本作は、ある恋人たちの6年間がパラレルに展開してくラブストーリー。本作が長編デビューとなった新鋭の映像作家サム・エスメイルは、ミシェル・ゴンドリー、スパイク・ジョーンズに継ぐ才能といわれるだけあり、叙情的な映像センスで独特の世界観を描き出す。エスメイルによる「時間」と「空間」を巧みに使った夢か現実か判断できない美しい世界にちりばめられた会話は、2人の結末を読み解くヒントとなるのか…?観る者誰もがこの恋人たちに翻弄される、“新感覚”ラブストーリーとなっている。今回、そんな本作から公開された本編映像は、ラブストーリーに欠かすことのできない“胸キュン”の告白シーン。ひょんなことから墓地でほろ酔いデートをしているキンバリー(エミー・ロッサム)と、彼女にひと目惚れをしたデル(ジャスティン・ロング)。ふと、デルが冗談で誰かに「カネ返せ」と言うのは楽しい、と言い始める。試しにまずキンバリーがデルに向かって「カネ返せ」と言い放つと、2人は次第にヒートアップ、ついにはキンバリーが彼に強烈ビンタを食らわせてしまう!それでも、ふざけてニコニコがとまらないキンバリー。一方、本気で叩かれ、一瞬、訳の分からないデルだが、そのあと発する予想外のひと言に、キンバリーは思わず胸キュン!2人の心の距離は急速に縮まり、墓地デートもよりロマンチックになっていく。なんと本作をきっかけに、キンバリー役のエミーとエスメイル監督は交際をスタートさせ、婚約まで発展したというから、監督のこの恋愛成就テクは必見!?今冬とっておきの幻想的なラブストーリーから、恋のヒントを見つけてみては?『COMET/コメット』は12月12日(土)よりヒューマントランストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月08日西島秀俊を主演に迎えたTBSとWOWOWの共同制作ドラマ「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」。現在シリーズ完結編といえる『劇場版 MOZU』が大ヒット公開中だが、この度、ノミネートされていた「第43回国際エミー賞」連続ドラマ部門のグランプリ受賞を惜しくも逃したことが明らかとなった。爆発事件で妻を失った公安のエース倉木(西島秀俊)、捜査一課の叩き上げ刑事・大杉(香川照之)、女性公安警官の美希(真木よう子)の3人が反目しつつも次第に信頼関係を築き、繁華街で起こった爆発事件の真相に迫っていく。そこで浮かび上がる殺し屋“百舌”の存在、警察内部で秘密裏に行われている策略や過去の秘密作戦に伴う悲劇、そして、次第に明らかになっていく真実…。逢坂剛のバードボイルド小説「百舌」シリーズを原作とした本作。国内では「ギャラクシー賞2014年7月度月間賞」や「東京ドラマアウォード2014」などの賞を受賞、海外では「バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル」にノミネートされるなど、国内外から高い評価を得ている作品だ。そして今回ノミネートされていた「国際エミー賞」は、北米テレビ番組に与えられる栄誉の世界最高峰といわれ、テレビ界のアカデミー賞と呼ばれる「エミー賞」の国際版。アメリカ以外の世界各国のテレビ作品や俳優が対象となり、過去の日本作品では、連続ドラマ部門では過去にNHKの「坂の上の雲」や「八重の桜」がノミネート、テレビ映画/ミニシリーズ部門では中部日本放送の「初秋」がノミネートされたが、この部門での日本ドラマのグランプリ受賞はまだない。圧倒的に欧米や南米の受賞が多く、アジア各国にとって受賞がとても難しいと言われている。TBS放送ドラマとしては初めて連続ドラマ部門にノミネートにされた本作。グランプリの受賞こそ逃したが、世界各国から集まった多くの作品の中から4作という数少ない最終選考作品のひとつに選ばれたことは、本作のクオリティーの高さや人気の高さを裏付けるのには十分。現在、シリーズ完結編『劇場版 MOZU』が全国323スクリーンで公開中。公開17日間で動員70万人を突破する成績を記録し、今後の記録更新にも期待が高まる。『劇場版MOZU』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年11月24日アマゾンジャパンは11月18日、Amazonプライム会員向けの新サービスとして、「プライムミュージック」の提供を開始した。Amazonプライムの会員であれば、追加料金なしで100万曲以上の楽曲が聴き放題になる。Amazonプライムの年会費は3,900円(税込)。プライムミュージックは「Amazon Music アプリ」やWebブラウザから利用可能。100万曲以上の楽曲やAmazonが作成した「プライムプレイリスト」を楽しめる。楽曲やプレイリストはiOS端末、Android端末、Fireタブレット、FireTVなどでオンライン再生できるほか、端末にダウンロードしてオフライン再生できる。Amazon Music アプリの対応OSはiOS 7.0以降、Android 4.0以降。プライムミュージックはこれまでアメリカ、イギリス、ドイツ、オーストリアで提供を開始しており、日本は5番目の提供国となる。
2015年11月18日アマゾン ジャパンは18日、100万曲以上が聴き放題の音楽配信サービス「Prime Music」の提供を開始した。Amazonプライムの会員であれば年会費(税込み3,900円)に追加料金なしで利用できる。「Prime Music」は、AKB48、AI、GReeeeN、HY、MACO、angela、テイラー・スウィフト、サム・スミス、アリアナ・グランデ、マルーン5、エリック・クラプトン、マイルス・デイヴィスといった、国内外のアーティストによる100万曲以上の楽曲が聴き放題になるサービス。音楽のプロが選曲したというプレイリストも利用することができる。また、同社が提供する「Amazonアプリ」を利用すれば、iOS/Androidの各種端末、Fireタブレット、オンラインで楽曲を楽しめるほか、端末へのダウンロードも可能。すでに、米国、英国、ドイツ、オーストリアではスタートしており、日本は5番目の提供国となる。Amazonプライム会員向けのサービスだが、非会員でも30日間無料でサービスを試用できる。
2015年11月18日14日(現地時間)、アカデミー賞名誉賞の授賞式がロサンゼルスのドルビー・ボールルームで行われ、ハリウッド・セレブたちが勢ぞろいした。この日はスパイク・リー(Spike Lee)監督と女優のジーナ・ローランズ(Gena Rowlands)が名誉賞を、女優のデビー・レイノルズ(Debbie Reynolds)がジーン・ハーショルト友愛賞を受賞、表彰された3人の功績を称えるために豪華な顔ぶれがそろった。出席者で注目の的だったのはアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)のドレスを着たルーニー・マーラ(Rooney Mara)。赤とゴールドのテーラード・スタイルのトップにスカート部分は透ける素材のティアードというユニークなデザインでひと際目立った。ジーナ・ローランズの賞のプレゼンターを務めたケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)はジョルジオ アルマーニ プリヴェ(Giorgio Armani Prive)の黒のトップスとパンツ。衿の部分のドレープがアクセントになっている。今年ママになったばかりのズーイー・デシャネル(Zooey Deschanel)やキャリー・マリガン(Carey Mulligan)もドレスアップして出席。ズーイーはカラーブロックのミニドレス、キャリーはスコットランド発ジョナサン サンダーズ(JONATHAN SAUNDERS)のペール・イエローのドレス。くるぶしの見える丈で、アクアズーラ(Aquazurra)のパンプスが映えた。
2015年11月16日ヒラリー・スワンクとの共演でも話題の『サヨナラの代わりに』のエミー・ロッサムが、『そんな彼なら捨てちゃえば?』『MR.タスク』のジャスティン・ロングと描く新感覚ラブストーリーを『COMET/コメット』。このほど、『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリーや『her/世界でひとつの彼女』のスパイク・ジョーンズのような幻想的な世界観を思わせる予告編映像が到着した。彗星の夜に運命的に出逢ったデル(ジャスティン・ロング)とキンバリー(エミー・ロッサム)。それはめまぐるしく変化するふたりの6年間の激しくも儚い恋のはじまりだった。出逢ったL.A.の公園、パリのホテル、再開の列車…別れと再会を繰り返していくうちに、2人の記憶の欠片が、現実とパラレルワールドの境界線を越えていく。二つの太陽が昇る朝、キンバリーが口にしたある告白にデルは衝撃を受けるーー。ある恋人たちの6年間がパラレルに展開していく新感覚ラブストーリー。本作で長編デビューとなった新鋭の映像作家サム・エスメイルが、終始交わされる恋人たちの会話を「時間」と「空間」を巧みに使い、叙情的な映像センスで独特の世界を作りだした。また、エスメイル監督が手掛けた海外ドラマ「ミスター・ロボット」(原題)は続編も決定し、いま、期待の“新星”に注目が集まっている。到着した予告編では、ジャスティン演じるデルとエミー演じるキンバリーの出会いからさまざまな時間が切り取られ、ランダムに展開していく様子が描かれている。“型破りな方法”“類まれな映像美”“独創的で創造的”と称される通り、夢なのか現実なのか判断できない美しい世界で2人の会話が繰り広げられる。そして予告編最後にキンバリーが放つ「もしくは、これも現実じゃなくて、夢の続きかもよ」という言葉の真意とは…?さらに今回は、その美声に翻弄される女性が続出中の声優・小西克幸がナレーションを担当。彗星が降る夜に始まった、恋人たちの甘くも切ない“大人の恋愛”と、幻想的な映像美を、まずはこちらから確かめてみて。『COMET/コメット』は12月12日(土)よりヒューマントランストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月02日“テレビ界のアカデミー賞”と言われる第43回国際エミー賞の連続ドラマ部門にノミネートされ、世界中から注目を集めるドラマをスクリーンに蘇らせた『劇場版 MOZU』。本作の完成を記念し、ドラマ初回の爆破シーンや空港シーンなどを大がかりなシーンを多数撮影し、「MOZU」の聖地とも言える北九州へ西島秀俊が凱旋。詰めかけた北九州市民1,500名が熱狂した。累計240万部を超える逢坂剛のハードボイルド小説「百舌」シリーズを原作とした本作。異例の平均視聴率11.0%、最高視聴率13.8%を記録し、国内では「ギャラクシー賞2014年7月度月間賞」や「東京ドラマアウォード2014」などの賞を受賞。海外でも「バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル」にノミネートされるなど、国内外で高い評価を得ている。この日、会場に選ばれたのは、ドラマの始まりの壮絶な爆破テロ事件のシーンを撮影し、劇場版でも重要なシーンを5月に撮影した小倉井筒屋クロスロード。そこに敷かれたレッドカーペットに西島さんと羽住英一郎監督が登場すると、会場に詰めかけた約1,500名の観客から割れんばかりの歓声が!熱気に包まれる中、2人は集まったファン一人ひとりに丁寧にサインや握手に応じ、60mのレッドカーペットを約20分かけて練り歩いた。西島さんは「ドラマから撮影をさせていただいていた北九州に戻ってくることができて嬉しい。こんなに温かく迎え入れて下さって本当に感激しています」「北九州の撮影でエキストラの方をはじめ、みなさんの熱意がこの劇場版のテンションを高めて下さったと思います」「こんなに高揚したくさんの方々と撮影できたのは初めてです」と、北九州の方々への感謝を伝え、羽住監督も「北九州で生まれた作品と言っても過言ではありません。ドラマを撮影した際、必ず北九州に帰ってくるという約束をしてそれを守ることができて嬉しいです」「北九州の一番の魅力は“人”。映画作りを楽しんで、そして真剣に参加してくれる」と北九州への想いを語った。また、梅本和秀北九州副市長が、本作の完成を祝い北九州市を“新都市・MOZU市”と命名し、“MOZU市だより”という号外チラシの発行や、西島さんと羽住監督の手形を展示するなど、街を挙げて映画を応援することを発表。この発表を受け、西島さんは「本当にいいんですか?」と半信半疑の様子をみせるも「今日から僕もみなさんと同じMOZU市民になります」とさっそく“MOZU市民宣言”してみせた。その後の舞台挨拶では、、公務を終えた北橋健治北九州市長も駆けつけ「MOZU市長の北橋です」と挨拶。西島さん、羽住監督に花束の贈り「『MOZU』は北九州のみなさんと作り上げた作品だと思っています。すべてが格段にスケールアップした作品が出来上がっています。劇場公開を楽しみにしていてください」と最後に北九州の人たちへメッセージを送った。羽住監督は「劇場版ではフィリピンでも撮影をしましたが、北九州で撮影をすると原点に戻ったような気がしました。また絶対に北九州で撮影をしたい」と語り、西島さんは作品への想いを「『MOZU』という作品に参加できたこと、密度の濃い撮影を約2年間やってきたことは本当に貴重な時間でした。人生の大きな節目となる作品になったと思っています。これからはこれを超える作品に参加することが目標です」と本シリーズへの愛と今後の意気込みを明かした。『劇場版MOZU』は11月7日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年10月16日西島秀俊を主演に迎えたTBSとWOWOWの共同制作ドラマ「MOZU」。11月には『劇場版MOZU』の公開も控えている本作が、この度、「第43回国際エミー賞」の連続ドラマ部門にノミネートされたことが明らかになった。爆発事件で妻を失った公安のエース倉木(西島秀俊)、捜査一課の叩き上げ刑事・大杉(香川照之)、女性公安警官の美希(真木よう子)の3人が反目しつつも次第に信頼関係を築き、繁華街で起こった爆発事件の真相に迫っていく。そこで浮かび上がる殺し屋“百舌”の存在、警察内部で秘密裏に行われている策略や過去の秘密作戦に伴う悲劇、そして、次第に明らかになっていく真実…。逢坂剛のバードボイルド小説「百舌」シリーズを原作とした本作。国内では「ギャラクシー賞2014年7月度月間賞」や「東京ドラマアウォード2014」などの賞を受賞し、海外でも「バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル」にノミネートされるなど、国内外で高い評価を得ている。今回ノミネートが決定した「第43回国際エミー賞」とは、北米テレビ番組に与えられる栄誉の世界最高峰といわれ、テレビ界のアカデミー賞と呼ばれる「エミー賞」の国際版で、アメリカ以外の世界各国のテレビ作品や俳優が対象とする賞。過去の日本作品では、『NHKスペシャル「奇跡の生還~スクープチリ鉱山事故の真実~」』が時事問題部門でグランプリを獲得するなどの受賞実績はあるが、圧倒的に欧米や南米の受賞が多く、アジア各国にとって受賞がとても難しいと言われている。この度ノミネートされた「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」と「MOZU Season2~幻の翼~」を再編集した「MOZU」レジェンド(前編・後編)の「前編」を本日7日(水)深夜23時58分から放送、14日(水)深夜23時58分から「後編」を放送することも分かっている。そして多くのファンの声援に応え、「MOZU」テレビシリーズと『劇場版MOZU』をつなぐスピンオフドラマ「大杉探偵事務所~美しき標的編」を11月2日(月)夜9時から放送することも決定。世界中から注目を集める「MOZU」を堪能できるのだ。『劇場版MOZU』は11月7日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年10月07日『MR.タスク』ジャスティン・ロングと『オペラ座の怪人』エミー・ロッサムが共演する、新感覚ロマンティック・ラブストーリー『COMET/コメット』が12月に公開することが決定。併せて、本作のポスタービジュアルが解禁された。本作は、ある恋人たちの6年間をランダムに切り取りながら展開されるラブストーリー。彗星が振る夜に運命的に出逢ったデルとキンバリー。その日から、2人の6年間の恋がパラレルに交差し描写されていく。舞台は出逢いの公園、再会の列車、パリのホテルと目まぐるしく移り変わるが、キンバリーの告白にデルは衝撃を受ける――。幻想的な夜にヒロイン・キンバリーに一目惚れしてしまう青年モデルを演じるのは、ジャスティン・ロング。『そんな彼なら捨てちゃえば?』『ダイ・ハード4.0』などに出演し、最近では『MR.タスク』で“セイウチ人間”を演じるなど多くのコメディ映画に出演。私生活ではハリウッドの有名女優にモテモテのようだ。そしてヒロインのキンバリーには『オペラ座の怪人』でゴールデン・グローブ賞ノミネート、『サヨナラの代わりに』ではオスカー女優ヒラリー・スワンクと共演も果たすエミー・ロッサムが好演する。今回解禁されたポスタービジュアルでは、ジャスティンとエミーが横になって見つめ合う。そこには“彗星の夜、愛の終わりがはじまった。”という文字が書かれ、どこか幻想的で叙情感を漂わせるビジュアルだ。また、本作で長編デビューとなった新鋭の映像作家サム・エスメイルが監督・脚本を担当。『エターナル・サンシャイン』ミシェル・ゴンドリー監督や『her/世界でひとつの彼女』スパイク・ジョーンズ監督のような作家性を感じさせ、終始交わされる恋人たちの会話を「時間」と「空間」を巧みに使い、新感覚のラブストーリーに仕上げた。さらに、エスメイル監督が手掛けた海外ドラマ「ミスター・ロボット」(原題)も話題となり、期待の“新星”に注目が集まっている。さらに、先日婚約を発表したエスメイル監督とロッサムは、本作をきっかけに交際を開始させたことでも話題に。6年間で移り変わる女性の様々な感情を見事に演じ切ったロッサムの演技にも注目したい。『COMET/コメット』は12月、ヒューマントランストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月02日前回に続き、エミー賞授賞式をふり返り。今回は、授賞式の感動ポイントをいくつかピックアップしていきます。ドラマシリーズ部門作品賞の受賞結果に大感激だったのは前回も触れましたが、この部門の発表時にはもう1つの感動が。昨年の6月に衝突事故に巻き込まれ、一時は生死の境をさまよったトレイシー・モーガンが同部門のプレゼンターとして登場しました。ティナ・フェイ製作&主演のコメディドラマ「30 ROCK/サーティー・ロック」でハチャメチャなスター俳優をパワフルに演じていたトレイシーですが、重体を脱した後はリハビリの日々だったそうです。そんな彼の登場に、会場はスタンディングオベーション。作品賞候補紹介前のスピーチも、彼らしいユーモアに溢れたものでした。この日はティナ・フェイも自身の新作「アンブレイカブル・キミー・シュミット」などを引っ提げて参加していましたが、何とティナにもトレイシーの登場は知らされていなかったそうです。そのティナがプレゼンターを務めたドラマシリーズ部門主演男優賞も、思わずウルッとさせられるものに。「MAD MEN マッドメン 」で主人公ドン・ドレイパーを演じてきたジョン・ハムが、最終シーズンにしてようやく悲願の受賞を果たしました。常に受賞の近くにいながら、強豪に阻まれてなかなか受賞できなかったジョンにとっては今回がラストチャンス。「ジョン・ハムは受賞できるのか?」が、授賞式前からの注目ポイントにもなっていました。そのことは本人も重々承知で、ティナが結果を発表するや壇上によじ登ってみせるパフォーマンス。「ここまで来るのは長かった!」と言わんばかりの姿を、微笑ましく見守った人も多いかと思います。そして、感極まってのことか、少々緊張した口調のスピーチもいじらしく、18年連れ添った末に破局したパートナー、ジェニファー・ウェストフェルトにもきちんと感謝の意を捧げているのが好感度大でした。また、主演男優賞に負けず劣らず、感動をもたらしたのがドラマシリーズ部門主演女優賞。「殺人を無罪にする方法」のヴィオラ・デイヴィスが受賞しました。「有色人種の女性と他者の違いは、機会(opportunity)があるかないか。役がなければ、賞にいただくこともできません」と語り、番組製作者たちに感謝を示したスピーチは胸を打つと同時に考えさせられるもの。そんな中、ヴィオラの受賞に対する敬意と喜びを体いっぱいに表現していたのが、「Empire成功の代償」のクッキー・ライオン役で同部門にノミネートされていたタラジ・P・ヘンソンでした。自身の受賞は逃したものの、同じ有色人種であるタラジの心に、ヴァイオラのスピーチは何よりも響いた様子。ちなみに、ヴィオラとタラジの2人は2009年、『ダウト~あるカトリックの学校で~』と『ベンジャミン・バトン数奇な人生』でそれぞれアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたこともある間柄。そう考えると、ヴィオラの受賞、そして盟友の受賞を喜ぶタラジの姿が一層感動的に思えてきます。(text:Hikaru Watanabe)
2015年10月01日ハーイ、みなさん!先日開催されたエミー賞を観ましたか?すごく盛り上がりましたよね。これまで何度もノミネートされながら無冠だったジョン・ハムが、ドラマシリーズ部門でついに悲願の最優秀主演男優賞に輝きました!そしてもう1つのハイライトは(特に「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンにとってはね)、「ゲーム・オブ・スローンズ」が、テレビシリーズでは史上最多となる12部門を制覇して、エミー賞に新たな歴史を刻んだことです。さて、テレビ界は最大の祭典を終えたので、そろそろ2016年のアワードシーズンの準備が始まります。ハリウッドの最大のイベントといえば、もちろんアカデミー賞です。いつもこのくらいの時期から、オスカーにかかわる作品が続々と映画館で上映され始めます。中には、すでにオスカー有力と噂になっている人や作品も。そこで今月は、助演女優賞と主演女優賞の候補をチェックしたいと思います!助演女優賞は…。今のところ、候補者はいろんなタイプの女優さんが選ばれそうですよ。ケイト・ウィンスレット『STEVE JOBS/スティーヴ・ジョブズ(原題)』ジェーン・フォンダ『YOUTH/ユース(原題)』ジェニファー・ジェイソン・リー『THE HATEFUL EIGHT/ザ・ヘイトフル・エイト(原題)』ジョアン・アレン『ROOM/ルーム(原題)』レイチェル・ワイズ『YOUTH/ユース(原題)』そして今の時点で最有力なのは、『CAROL/キャロル(原題)』のルーニー・マーラ。ルーニーは今年のカンヌ国際映画祭で、誰もがケイト・ウィンスレットが受賞すると思っていた最優秀女優賞を獲得したばかりなんです。助演女優賞でルーニーの最大のライバルになりそうだと言われているのが、『THE DANISH GIRL/ザ・デニッシュ・ガール(原題)』のアリシア・ヴィキャンデル。この映画はとても注目されているので、きっと複数の部門でノミネートされる気がします。だからこの映画に注目していてね。次は主演女優賞ね。こちらはビッグネームが多いです。ケイト・ブランシェット『CAROL/キャロル(原題)』ブライス・ダナー『I’LL SEE YOU IN MY DREAMS/アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス(原題)』シャーリーズ・セロン『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ジェニファー・ローレンス『JOY/ジョイ(原題)』ブリー・ラーソンとアリシア・ヴィキャンデルも、『ザ・デニッシュ・ガール』でノミネートされるかもしれません。アリシアを知らない人のために少し説明すると、彼女はスウェーデン出身の女優で、“マイケル・ファスベンダーの彼女”として有名でした。でも二人は最近、別れたみたい。アリシアは今最も忙しい女優の一人だから、いい時期だったかもしれませんね。これから公開予定の出演作は、なんと5本も控えています。人気急上昇中ね。批評家から絶賛された『EX MACHINA/エクス・マキナ(原題)』や『コードネームU.N.C.L.E.』で、彼女が気になった人も多いかも。オスカー有力の『THE DANISH GIRL/ザ・デニッシュ・ガール(原題)』は、アメリカでは11月に公開予定です。彼女が助演と主演のどちらにノミネートされるかは、オスカー会員が彼女の演技をどちらにカテゴライズするか次第です。とにかく彼女はこれから要チェックの女優さんよ!(text:Lisle Wilkerson)
2015年09月30日現地時間の9月20日、海外ドラマ界最大のイベントであるエミー賞の授賞式が今年も開催されました。今回は、その受賞結果を振り返りたいと思います。毎年、受賞結果に喜ばされることもあれば、首をひねらされることもあるエミー賞。ですが、今年は世界中の海外ドラマ視聴者が狂喜乱舞せずにいられない事態が発生!何と、大人気シリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」がドラマシリーズ部門の作品賞、監督賞、脚本賞、そして助演男優賞に輝きました。今回2度目の受賞を果たしたピーター・ディンクレイジがシリーズ開始の年に助演男優賞を受賞しているほか、これまでも技術部門では評価を受けてきた「ゲーム・オブ・スローンズ」ですが、作品賞など主要部門では常にノミネート止まり。今年も“最多ノミネート!”と謳われ、前評判も高いものの、正直なところ受賞が現実になるとは思っていませんでした。今年は何かが違う!と思わされ始めたのは、脚本賞が発表された時。クリエイターのデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスも、少々意外そうに賞を受け取っていました。その後、シーズン最終話を監督したデヴィッド・ナッターが監督賞を、ピーター・ディンクレイジが助演男優賞を次々と受賞し、いよいよ作品賞の発表に。この頃には、受賞を確信する方々も多かったと思います。冬の季節が続く劇中より一足先に、ようやく長い冬に終わりがやってきました。「ブレイキング・バッド」や「ザ・ソプラノズ」が有終の美を飾ってシリーズの幕を閉じたり、「HOMELAND/ホームランド」や「LOST」がシリーズ開始の年に歓迎を受けたり、「MAD MENマッドメン」や「ザ・ホワイトハウス」が4年にわたって圧倒的な強さを見せつけたり、作品賞の受賞傾向は様々ですが、強いて言うなら「ゲーム・オブ・スローンズ」の受賞は5シーズン目に悲願を果たした「24TWENTY FOUR」の受賞時と似ているかもしれません。奇しくも、どちらも5シーズン目にしての受賞なのが面白いところです。もちろん、「ゲーム・オブ・スローンズ第五章:竜との舞踏」が、過去最高のシーズンだという事実も忘れてはいけません。現在日本放送中のため詳しい内容に触れるのは控えますが、第五章はどこを取ってもシリーズ最高のクオリティ。最も衝撃的で、最も壮絶で、最も過酷な展開が待ち受ける中、魅力的過ぎるキャラクターたちが歯をくいしばり、涙を流し、苦痛にあえぎ、強さとたくましさを身につけながら深遠なドラマを織りなしていきます。そう考えると、このシーズンで作品賞をあげなくて、いつあげるの?と、むしろ主張したくもなるところ。評価されるべきものが評価された清々しさも、受賞の感動に拍車をかけているように思います。次回も引き続き、エミー賞を振り返っていきましょう!(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ](C) MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reservedゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ](C) 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2015年09月28日●オリジナル含む国内外の作品を配信Amazon.co.jpは24日、Amazonプライム会員向けの映像配信サービス「プライム・ビデオ」を日本国内で提供開始すると発表した。Amazonプライム会員(年会費税込み3,900円)であれば、国内外の人気ドラマや映画、テレビ番組が“追加料金なし”で視聴可能できる。都内で開催された記者説明会では、セットトップボックス「Amazon Fire TV」と連携させた楽しみ方が紹介された。本稿では説明会の模様をレポートする。○サービスの概要プライム・ビデオは国内外のドラマ、映画、テレビ番組、アニメなどを無料で配信するサービス。テレビ朝日やTBS、テレビ東京といったテレビ局と提携しているほか、Amazonオリジナル作品も用意する。来年には、新たに制作される約20本の日本オリジナル作品を含め、約40本のオリジナルシリーズや映画を提供する予定。直近では、AKB48グループの200本を超える人気コンサートシリーズ、映画「しまじろうとおおきなき」、全米でヒットしている「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」、海外ドラマ「MR.ROBOT」など、国内外の作品を配信する。記者説明会に登壇した、同社のジャスパー・チャン社長は「プライム会員数は世界中で急速に伸びている。日本国内においては、年間の伸び率が50%以上に達した」と報告。お急ぎ便、お届け日時指定便が利用者に好評だという。続いて登壇したAmazonビデオ国際部のティム・レスリー氏は「Amazonは、世界で最もお客様を大切にする会社。サービスを開始してからすでに15年が経つが、今では市場におけるユーザーのニーズを細かに把握できている」と同社の強みをアピールした。Amazonでは近年、コンテンツへの投資を増やし続けている。同氏によれば、2014年にコンテンツに費やした投資額は13億ドルにも達したという。プライム・ビデオは、同社が販売するFireタブレット、後述するAmazon Fire TVなどの端末や、iOS端末、PlayStation 4などに対応。Android、iOS端末向けの専用アプリではコンテンツのダウンロードが可能で、これによりインターネット環境のない場所でも視聴できる。●テレビに接続するアクセサリを用意○Amazon Fire TVと連携続いて、製品管理、事業開発のピーター・ラーセン氏が登壇。プライム・ビデオの配信開始に合わせ、同日より予約受付を開始するAmazon Fire TVを使った楽しみ方について説明した。同製品は、テレビと接続することにより豊富な動画コンテンツがテレビの大画面で視聴可能になるセットトップボックスだ。Amazon Fire TVは「高性能」「高画質」「簡単検索」「豊富な品揃え」が特徴。クアッドコアプロセッサ、専用GPU、2GBのRAMを搭載する。テレビとはHDMI端子により連携。サウンド面では、ドルビーデジタルプラスにより、映像コンテンツを豊かで高品位なサウンドで楽しむことができるとしている。インターネットには最新のWi-Fi規格である802.11acで接続。デュアルアンテナ、デュアルバンド、MIMOによりストリーミングが途切れる心配がないという。ピーター氏は「5点満点の評価をつけたユーザーが7万件以上に達している」とし、その評価の高さをアピールした。映像は4Kに対応。次世代の映像コーデックHEVCにより、4Kテレビを持っていなくても美しい1080pハイビジョン映像を楽しめる。また、音声検索に対応。映画のタイトル、テレビ番組名、俳優、監督、ジャンル名などを音声認識リモコンに話すだけで検索できる。このほか、利用者の好みを学習する「ASAP機能」を搭載。視聴履歴からコンテンツを予測し、見たい時にすぐ視聴できる。なおプライム・ビデオのほか、Amazonビデオ、Hulu、GYAO!、Netflixなどのサービスも利用可能。さらにゲームや、スマートフォンの写真をテレビに映して楽しむこともできる。このほかAmazonではFire TVシリーズとして、手のひらサイズの「Fire TV Stick」も用意する。音声認識リモコン付属版は6,480円、スタンダードリモコン付属版は4,980円。こちらも、プライム会員には期間限定ながら3,000円引きの特別価格で提供する。ピーター氏は「レンタルビデオの“延滞料金”という言葉は、過去のものになった。続きが見たいけれど来週まで待たないといけない、という我慢も必要なくなる。年間3,900円で、いつでもどこでも見たい映像コンテンツが見られる。多くの人にプライム・ビデオを楽しんでほしい」と語った。
2015年09月25日●独自コンテンツ満載の配信サービスアマゾンジャパンは24日、動画配信サービス「プライム・ビデオ」と、新型「Fire TV」に関して記者発表会を開催した。本稿では、発表会で明かされた新サービスの特徴と、製品デモンストレーションの様子をお届けする。○Amazonプライム会員専用サービス新サービス「プライム・ビデオ」は、Amazonプライム会員に向けた動画ストリーミングサービス。これまでプライム会員は、「当日お急ぎ便」「お届け日時指定便」など配送オプションのほか、「先行タイムセール」などを利用できたが、プライム・ビデオも会員専用サービスに追加されるかたちで提供される。プライム・ビデオを利用するための追加料金は不要で、Amazonプライムの年会費3,900円を支払うと、他の会員専用サービスと同様に利用できる。アマゾン ジャパン 代表取締役のジャスパー・チャン氏は「日本はプライム会員数の増加率が世界で最も高く、年間で50%以上伸びている」と話し、日本でのさらなる会員増加に期待を見せていた。○独自コンテンツ多数の「プライム・ビデオ」プライム・ビデオの配信映像は、日本のコンテンツが7割を占める。主なラインアップは日米の映画(新作含む)、テレビドラマのほかアニメや音楽ライブ、バラエティ番組などだ。音楽ライブ配信では、DVD化されていないアイドルのステージ映像を独占配信するなど、競合サービスにないコンテンツを持つ。コンテンツ確保のため、Amazonは2014年だけで13億ドル(約1500億円)を投資しており、さらにコンテンツを拡充させていく姿勢だ。また、発表会では独自の映像制作プロジェクトAmazon studiosによるオリジナルコンテンツ「モーツァルトイン・ザ・ジャングル」「タンブルリーフ」「BOSCH」「トランスペアレント」などを前面に押し出していた。アニメやドラマのほか、日本人俳優を起用したオリジナル作品なども随時追加していく。配信コンテンツはすべてオフライン再生に対応。事前にダウンロードしておくと、外出先でも通信環境に左右されることなくコンテンツを視聴できる。●「Fire TV」のデモンストレーション○動画をサクサク再生する「Fire TV」新モデルまた、プライム・ビデオにマッチする端末として、新型「Fire TV」を発表。同製品は米Amazon.comにおいて9月17日(現地時間)から予約を開始していたが、今回日本での発売がアナウンスされた。価格は12,980円となっているが、26日までに予約すると9,980円で購入できる(以下、価格はすべて税込)。Fire TVはテレビと有線接続し、Wi-Fiネットワークにつなぐだけで設置が完了する。4Kストリーミング映像の再生にも対応しているが、リモコンはボタンが少なく、Amazon.comのピーター・ラーセン氏は「できるだけシンプルで使い勝手のよいものを、という目的は達成された」とコメントした。デモンストレーションを見ていると、各コンテンツの選択から再生までの時間がかなり短いことに驚かされる。スムーズなコンテンツ再生に一役買っているのが標準搭載の「ASAP機能」だ。ASAPとは「学習予測による事前の再生準備」のことで、利用者の視聴履歴などを学習し、視聴する可能性が高いコンテンツは事前に再生準備を整えるという。また、音声認識機能を搭載したリモコンを提供。リモコンのマイクボタンを押し、検索ワードをアナウンスすると自動でコンテンツ検索を開始する。検索ワードは作品タイトル、ジャンルのほか、出演者名や登場するキャラクター名にも対応している。このほか、カスタマーサービスへの問い合わせ機能「Mayday」に対応。自身の操作画面をカスタマーサービスの担当者に共有し、操作方法を問い合わせることができる。動画コンテンツ視聴のほか、ゲームプレイも可能。ライブラリには各種ゲームがそろっており、それぞれダウンロードしてプレイ可能だ。また、スティック型ストリーミング端末「Fire TV Stick」も同時に発表。4K再生には対応せず、音声認識リモコン付きのモデル(6,480円)と音声認識機能なしのモデル(4,980円)を用意している。また、ゲームプレイ時の操作性を向上させるゲーム用コントローラも別売。こちらの価格は5,980円だ。
2015年09月24日●「プライム・ビデオ」がついに提供開始アマゾンジャパン24日、Amazonプライム会員向けの新サービス「プライム・ビデオ」の開始に加え、プライム・ビデオを含む、コンテンツ視聴用のストリーミング端末「Amazon Fire TV」シリーズの国内販売を発表した。「Amazon Fire TV」シリーズは本日より予約の受付を開始し、10月28日の出荷を予定する。これに合わせて都内で記者説明会を開催し、製品の概要を紹介した。○日本のプライム会員は高い成長率まず、アマゾンジャパン 代表取締役社長のジェスパー・チェン氏があいさつ。Amazon.co.jpは日本で15年間にわたり、製品とサービスを提供してきた。8年前から有料会員制度であるAmazonプライムを投入したが、ここ数年で会員数が大きく伸びているという。その理由として、お急ぎ便や日時指定便を無制限に利用できるといった「付加価値の提供」を挙げる。また、常にサービスの内容を拡充してきたとして、最近では「当日お急ぎ便」や「Amazonパントリー」「先行タイムセール」といったサービスに加え、プライム会員限定で新型Kidle Fireを割引価格で提供していることも紹介した。そして今回、プライム会員向けのサービスに「プライム・ビデオ」が新たに追加される。○プライム会員向け動画配信サービス「プライム・ビデオ」がついに開始続いてプライム・ビデオの詳細に関してAmazonビデオ国際部のTim Leslie氏が紹介した。Amazon.co.jpでは、日本で15年間にわたりコンテンツの販売を行ってきたが「ユーザーは新作映画を見たいという欲求がある」とLeslie氏は話す。従来はこうした欲求に対し、有料の動画レンタル・販売サービス「Amazonビデオ」というサービスを提供してきたが、プライム・ビデオによって日米の人気映画やTVドラマをプライムユーザーに提供する。また、プライム・ビデオの利用に当たっては、プライム会員の年会費(3,900円)以外の追加の費用は発生しないことも大きなポイントだ。Leslie氏は、目玉となるコンテンツとして、日本のAKB48のライブやしまじろう、あるいはアニメ版「シンドバッド」を紹介。これらはDVDなどのパッケージになる前にプライム・ビデオで先行配信される。このほか、テレビで放送された番組の見逃し視聴や、プライム・ビデオ独占のコンテンツ、Amazonオリジナルのドラマも配信するとしている。こうしたコンテンツは、PCはもちろん、スマートフォンやタブレット、コンソールゲーム機などで見ることができる。ストリーミングに加え、ダウンロードでの視聴も可能だ。ちなみに権利者の関係上、アメリカで視聴できても日本では視聴できないコンテンツもあるという。制限はIPアドレスでもかかるとのことで、つまり、日本のプライム会員がアメリカに旅行した際にコンテンツが視聴できないケースが発生する。ただ、この場合はストリーミングではなく、スマートフォンやタブレットにコンテンツをダウンロードして視聴すればよいとの説明があった。●Amazon Fire TVとAmazon Fire TV Stickを国内販売○ストリーミング配信をテレビで見るためのAmazon Fire TV/Amazon Fire TV Stick続いては、Amazon.com 製品管理 事業開発のPeter Larsen氏が登壇し、ストリーミング端末「Amazon Fire TV」シリーズを紹介した。Larsen氏は「ストリーミング動画を視聴するには、さまざまなデバイスがあるが、最も良いのはリビングのテレビで見ることだ」という。そしてそういった用途に最適なのが「Amazon Fire TV」だとアピールする。「Amazon Fire TV」は、HDMI端子を備えたテレビやディスプレイに接続することで、映画やテレビドラマといった動画をはじめとしたコンテンツを視聴可能なセットトップボックスで、アメリカではすでに販売中で、Amazon.comでは4.7の高い評価を得ている。これを日本市場に投入する。今回発売するのは、第2世代の「Amazon Fire TV」で、小型のボックス内に4コアCPUと専用のGPU、2GB RAMなどを搭載する。4K解像度での画面出力に対応し、4K TVでも利用できるほか、次世代映像コーデック「HEVC(High Efficiency Video Coding)」をサポートする。また、ネットワーク機能としてIEEE802.11ac対応無線LANを備える。ストリーミング動画を視聴する際に、表示されるまでのタイムラグが発生することが多いが、「Amazon Fire TV」では独自のASAP(Advanced Streeming And Prediction)機能を搭載し、ユーザーの好みに合わせて次に視聴しそうな動画をあらかじめ読み込むことで、タイムラグを軽減する。さらに、複数の端末で視聴しても最後に見た部分を覚えているウィスパーシンクにも対応している。付属品として音声検索対応のリモコンを同梱。マイクボタンを押しながら音声で動画のタイトルやジャンル、出演者などを言うことで検索が可能だ。Amazon Fire TVの価格は12,800円だが、2015年9月24日から26日までの3日間、プライム会員向けに3,000円引きの9,800円で提供するキャンペーンを行うという。また、小型なスティックタイプの端末「Amazon Fire TV Stick」も合わせて投入する。こちらはテレビやディスプレイのHDMI端子に直接差し込むタイプで、4K再生とゲームには対応しない。さらに音声検索に対応しないシンプルな「スタンダードリモコン」が付属するモデルと、音声検索対応リモコンが付属するモデルの2製品をそろえる。価格は前者が4,980円、後者は6,480円。こちらもプライム会員向けのキャンペーンを実施し、2015年9月24日から26日までの3日間は1,980円、3,480円で購入できる。発表会では特に明言していなかったものの、旅行先でもストリーミング配信を見るためのデバイスとしてとらえているようだ。
2015年09月24日Amazon.co.jpは24日、Amazonプライム会員向けの動画配信サービス「プライム・ビデオ」の提供を開始した。会員であれば、年会費(税込み3,900円)以外の追加料金なしで映像コンテンツが見放題となる。30日間の無料体験も用意されている。「プライム・ビデオ」は、Amazonのオリジナル作品を含め、テレビ朝日やTBS、テレビ東京といったテレビ局、映画制作会社が提供する何千という日米の映画、TV番組、アニメ、音楽ライブなどを視聴できる動画配信サービス。同社が販売するFireタブレット、Amazon Fire TV、Fire TV StickなどのAndroid端末や、iOS端末、PlayStation 4などに対応している。Android、iOS端末向けの専用アプリでは、コンテンツのダウンロードが可能で、インターネット環境のない場所でも視聴できる。今後は、ドラマ、アニメ、バラエティ番組などを含めた同社初の日本オリジナル作品も公開する予定だとしている。
2015年09月24日Amazon.co.jpの有料会員向け動画配信サービス「プライム・ビデオ」が、同社が展開する動画レンタル・販売サービス「Amazonビデオ」に登場した。「プライム・ビデオ」は、税込3,900円/年のAmazonプライムユーザー向けに提供される映像配信サービスで、年会費以外の追加料金は必要ない。Amazonでは、8月27日に「プライム・ビデオ」の9月下旬のローンチを案内していたが、具体的な提供開始日は不明だった。24日12時時点で正式な発表はなされていないが、今回、「Amazonビデオ」に"プライム対象"カテゴリが追加されていることが確認された。プライム対象作品は「プライム・ビデオ」として、プライム会員が追加料金なく視聴できるようになっており、「Amazonビデオ」のメニューから、「プライム対象」を検索条件として絞り込むことで、「プライム・ビデオ」のラインナップを確認できる。対応デバイスは「Amazonビデオ」に準じる。コンテンツの解像度はユーザー側の帯域幅により変化するが、HD画質の再生は視聴機材がコンテンツ保護技術HDCPに対応している必要があるとする。
2015年09月24日Amazon.co.jpは9月24日、Amazonプライム会員向けの動画見放題サービス「プライム・ビデオ」の提供を開始した。同会員は追加料金なしで日米の映画やテレビ番組、アニメ、ミュージックライブ、Amazonオリジナル作品などの映像コンテンツを楽しめる。プライム・ビデオのサービス概要は8月27日に発表済み。本稿執筆時点では、Amazon.co.jpのトップページやプライム・ビデオの説明ページでは「9月下旬スタート」と記されたままだが、Amazonビデオのカテゴリーにはプライム会員が無料で視聴できることがわかるよう、「プライム」と帯の付いたコンテンツが並んでいる。Amazonプライム会員の年会費は年3,900円(税込)。
2015年09月24日テレビ界のアカデミー賞とも言われ、全世界の放送業界において最も権威と歴史あるアワードであるエミー賞。9月20日(現地時間)、アメリカ ロサンゼルスにて「第67回エミー賞」受賞結果が発表された。1948年に設立され、1949年の第1回授賞式以来、世界の放送業界において顕著な実績のあった番組や俳優、プロデューサー、制作技術者に贈られているエミー賞。67回目を迎える今年は、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が最多24ノミネートされ注目を集めていた。今回、ドラマシリーズ部門作品賞を受賞したのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」。本作はほかにも脚本賞、監督賞、助演男優賞と、合計4部門を獲得。また、「Veep」(原題)がコメディシリーズ部門作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞を受賞。「Olive Kitteridge」(原題)がリミテッドシリーズ作品賞ほか、計6部門を受賞し、結果、ケーブル局HBOの作品が最多14部門を受賞し主要部門を総なめにした。そして、「MAD MEN マッドメン」のジョン・ハムが、8度目のノミネートにして、初のドラマシリーズ部門主演男優賞を受賞。授賞式では、念願の受賞を果たしたジョン・ハムが、会場中が彼を祝福しスタンディングオベーションが起きる中、階段を使わずにステージによじ登り、受賞の喜びをスピーチで語る一幕も。ドラマシリーズ部門の主演女優賞は、「殺人を無罪にする方法」のヴィオラ・デイヴィスが獲得し、エミー賞史上初めてアフリカ系アメリカ人女優の受賞者となった。同じくアフリカ系アメリカ人女優で、「Empire 成功の代償」のタラジ・P・ヘンソンもノミネートされていたが、ヴィオラ・デイヴィスが賞を勝ち取る形となった。「第67回エミー賞 授賞式」の模様は海外ドラマ専門チャンネル AXNにて9月27日(日)18時より字幕版が放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年09月22日