第90回アカデミー賞で最多13部門にノミネートされている『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督が1月30日(火)、都内で来日記者会見を行った。■『シェイプ・オブ・ウォーター』ってどんな映画?昨年のヴェネチア国際映画祭にて満場一致で金獅子賞に輝き、その後の映画賞レースを牽引している本作。第75回ゴールデングローブ賞でも2部門に輝き、来月の米アカデミー賞まで勢いは衰え知らずだ。米ソが冷戦を繰り広げていた1962年、政府の極秘研究機関で清掃員として働く女性イライザと、そこで出会った“不思議な生き物”が言葉を超えた運命の愛を織りなすファンタジックなラブストーリー。『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』のデル・トロ監督が監督・脚本・製作・原案を手がける。■実写版トトロ?「日本でお菓子食べ過ぎた…」とお茶目な素顔日本のカルチャーに造詣が深く、自ら“オタク”だと認めるデル・トロ監督は「私の太ったハート(fat heart)に、ここ日本はとても近しい場所なんだ。だから、自分らしい表現を貫いた自信作を持って、来日できて光栄だよ」と挨拶。ジャケットのボタンが閉める仕草をしつつ「日本に来て、お菓子を食べ過ぎちゃって…。それにしゃぶしゃぶもね。だから、ボタンが閉まらないよ」とおどける姿は、まるで実写版トトロ?■「いまの時代にこそ、必要な作品だと思う」と自信のコメント言葉を話せない女性と、半魚人のような“不思議な生き物”のピュアな恋愛ストーリーを描いた理由は、「自分とは異なる存在、価値観を恐れるいまの時代にこそ、他者を愛する気持ちの重要性を描く作品が必要だと思ったから」とデル・トロ監督。舞台は1962年だが「差別が消えていないという意味では、いまとまったく変わらない」と語り、「ファンタジーでしか表現できない、詩的なパワーを信じたんだ」と集大成にして新境地である本作に胸を張った。■菊地凛子と再会し『パシリム』思い出話!会見には『パシフィック・リム』に出演した菊地凛子が登場。うろこのように輝く、神秘的なグリーン色が印象的なドレス姿は、まるで“不思議な生き物”のようだった。久しぶりに再会したと言うデル・トロ監督に「昨日、映画を拝見したばかりで、いまも感動がさめていない。究極のラブストーリーであり、深い愛を見せてもらった」と『シェイプ・オブ・ウォーター』の感想を伝えていた。話題が『パシフィック・リム』撮影時の思い出話に及ぶと、菊地さんは「重いスーツを着て、波打ったプールに飛び込んだことも。最初は(飛び込むと)聞いていなかったが、監督に『できない』とは言えなかった。それくらい、やる気にさせてくれて、愛情に応えたくなる監督。現場のみんなが信頼していた」と回想。デル・トロ監督も「あのときは、僕もプールに飛び込んだよね」と懐かしそうに語っていた。■注目の第90回アカデミー賞は、3月4日(現地時間)発表第90回アカデミー賞で『シェイプ・オブ・ウォーター』が候補に挙がっているのは、以下の13部門。果たして、何部門で栄冠を勝ち取るのか、ぜひ注目したい。▽作品賞▽監督賞(ギレルモ・デル・トロ)▽主演女優賞(サリー・ホーキンス)▽助演男優賞(リチャード・ジェンキンス)▽助演女優賞(オクタヴィア・スペンサー)▽脚本賞▽美術賞▽撮影賞▽衣装デザイン賞▽編集賞▽音響編集賞▽録音賞▽作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)『シェイプ・オブ・ウォーター』は3月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月30日世界が熱狂したアクション大作待望の続編『パシフィック・リム:アップライジング』。2018年4月日本公開に向けて、ギレルモ・デル・トロも認める後継者といえる本作のスティーヴン・S・デナイト監督の緊急初来日が決定!「東京コミコン2017」に登壇する。あの戦いは終わりではなく、始まりだった。前作で描かれた人類(イェーガ―)とKAIJUの死闘から数年後が舞台となる本作は、平穏が戻っていた地球に、進化を遂げたKAIJUが再び姿を現し、世界を絶望の淵へと突き落とす。新世代のイェーガーに乗り込む、若きパイロットたちは、迫りくるKAIJUを撃ち滅ぼすことができるのか…!?前作で、日本のアニメや特撮への愛情を余すことなく注ぎ、とことんこだわり抜いた世界観で日本はじめ世界中から絶賛を集めたデル・トロ監督は、本作には製作として参加。『スター・ウォーズ』新3部作への大抜擢で一躍スターダムを駆け上ったジョン・ボイエガを主演に、KAIJUオタクのニュートン博士(チャーリー・デイ)や森マコ(菊地凛子)ら人気キャストが続投、新キャストとしてスコット・イーストウッド、新田真剣佑らも名を連ねている。そんな本作の完成が待たれる中、日本へのリスペクトを込めて真っ先に作品を熱く語りたいという想いから、デナイト監督の初来日が緊急決定!12月1日(金)より3日間開催される世界最大級のポップカルチャーイベント「東京コミコン2017」のゲストとして登壇する。10月にニューヨークで行われた「コミコン」では、続編となる本作のテーマなどを熱く語り、劇中でキャラクターが着用する軍服に身を包んで登場したデナイト監督は、「最新のテクノロジーでとても素晴らしく作り上げることが出来るし、戦闘シーンはほかのどんな映画にもない戦いだよ。小さいころから日本の巨大恐竜の作品を観ていてとても好きなんだ。ウルトラマン、マグマ大使、ゴジラとかね」と、日本が世界に誇る偉大なキャラクターたちへの大いなる愛を激白。日本の特撮・ロボットアニメへの多大なるリスペクト精神が人気を博した前作を引き継ぎながら、現在本編を絶賛制作中の合間をぬって、ほかでもない日本をまず訪れることを心待ちにしている様子だ。先日、本作の日本公開決定と共に初の予告映像が解禁されると、SNS上では「は~~~っ!!観に行くしかねぇ~~~っ!!!」「楽しみすぎて頭がおかしくなりそうです」「パシフィック・リムの予告編、100億点だ」「パシリム2の予告、笑いが出るくらいカッコいいな!? ロマン詰め込みましたっていうスタンス大好きよ」など大興奮の声が多く上がり、注目度の高さが伺えた本作。デル・トロ監督が認めた男は、愛する国・日本で何を語ってくれるのか、引き続き注目していて。『パシフィック・リム:アップライジング』は2018年4月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月27日比類なき世界観でヴェネチア国際映画祭を魅了し、最高賞・金獅子賞を満場一致で獲得したギレルモ・デル・トロ監督の最新作『The Shape of Water』が、邦題『シェイプ・オブ・ウォーター』として2018年3月1日(木)より全国公開されることが決定した。1962年、冷戦時代のアメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。アマゾンで神のように崇められていたという“彼”の魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで、“彼”に会いに行くように。子どものころのトラウマが原因で声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。“2人”の心が通い始めたとき、イライザは“彼”が間もなく実験の犠牲になると知る――。『パンズ・ラビリンス』や『パシフィック・リム』シリーズで知られるデル・トロが監督・脚本・製作を務めて新たに手がけたのは、切なくも愛おしい、誰も観たことがないファンタジー・ロマンス。早くも『ダンケルク』や『ダウンサイズ』などとともに、2018年の第90回アカデミー賞の有力候補として名乗りを上げている。ヒロイン、イライザを演じるのは、『パディントン2』のブラウン夫人やアカデミー賞ノミネート作『ブルージャスミン』で知られるサリー・ホーキンス。言葉なしであふれんばかりの感情を表現する渾身の演技は、本年度主演女優賞の大本命と目されている。助演陣として、イライザを温かく支える友人に『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサー、『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンス。さらに、イライザと“彼”を執拗かつ残忍に追い詰めるエリート軍人にマイケル・シャノンと、オスカー級の名優たちが脇を固め、謎の生きもの“彼”を『パンズ・ラビリンス』などデル・トロ作品常連でもあるダグ・ジョーンズが演じている。さらに、『グランド・ブダペスト・ホテル』でオスカーに輝くアレクサンドル・デスプラの優美で印象的な音楽が、ロマンティックで官能に満ちた世界に見るものを誘う本作。アンデルセンの「人魚姫」から『シザーハンズ』『美女と野獣』まで、いつの時代も愛されてきた種族を超えたラブストーリーが、奇才デル・トロの手によって現代に蘇り、サスペンスフルでユーモラス、そして官能的な究極のファンタジー・ロマンスとして登場する。なお、第90回アカデミー賞は現地時間2018年1月23日にノミネートが発表され、授賞式は同3月4日(現地時間)に開催される。『シェイプ・オブ・ウォーター』は2018年3月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月30日ギレルモ・デル・トロ最新作『シェイプ・オブ・ウォーター』が、2018年3月1日(木)より全国公開される。2017年度のヴェネツィア国際映画祭では、最高賞にあたる金獅子賞を受賞した作品だ。孤独な女性と不思議な生物の“愛”を描くファンタジー・ロマンス『シェイプ・オブ・ウォーター』は、過去のトラウマで声を出すことができない一人の孤独な女性と、水の中で生きる、それはまるで半魚人のような不思議な生物との言葉を超えた“愛”を描いたファンタジー・ロマンス作品だ。監督はギレルモ・デル・トロギレルモ・デル・トロはメキシコ出身の映画監督。特殊メイクから映画の世界に入った監督で、独特な世界観の作りこみに定評がある。代表作はスペイン内戦後を舞台に、悲しげな少女を描くダーク・ファンタジー『パンズ・ラビリンス』。菊地凛子が主演を務めた大作『パシフィック・リム』、アメコミ系の『ブレイド2』『ヘルボーイ』を手掛けていたり、最近の作品では、心霊屋敷が舞台にしたダークミステリー『クリムゾン・ピーク』を送り出した。『ホビット』シリーズでは脚本を担当している。彼が生み出してきた映像は美しくも独特であり、拘り抜いたもの。キャラクターはどこか憎めなく、そして魅力的。モンスターをはじめとする奇妙な物品を愛し、“荒涼館”と呼ばれる自宅に収集していることでも知られているギレルモ・デル・トロだが、『シェイプ・オブ・ウォーター』ではモンスター×人間のラブストーリーが題材。過去の多くの作品と同じで今とは違う時代、冷戦時代が舞台の世界が舞台だ。ギレルモ・デル・トロの作品の中でも珍しく今回はラブストーリーなのだ。さらに『パンズ・ラビリンス』を超えた?あるいは最高傑作ではないか?と言われている。主人公をサリー・ホーキンス極秘研究所に勤める主人公のイライザ。たまたま目撃した不思議な生物“彼”の魅惑的な姿に心を奪われていく。周囲の目を盗んで会いに行くようになる。子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった…。そうして不思議な生き物と心を通わせていく。演じたのはサリー・ホーキンス。言葉を使わずに溢れんばかりの感情を表現する、渾身の演技を見せた。本作ではその演技が認められアカデミー主演女優賞にノミネートされている。2008年の『ハッピー・ゴー・ラッキー』で、ベルリン国際映画祭女優賞にあたる銀熊賞、ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ主演女優賞を受賞。ウディ・アレン監督による『ブルージャスミン』でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、近年ますます注目が集まる女優だ。ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』でも主要キャラを演じている。水の中で生きる謎の生物アメリカ政府の極秘研究所へ秘かに運び込まれた不思議な生きもの…。それはアマゾンで神のように崇められていたという。水の中で生きる半魚人のようおな謎の生き物“彼”は間もなく実験の犠牲になるという状況だが…隣人役に名優リチャード・ジェンキンス優しい隣人役ににリチャード・ジェンキンス。70歳を超えて未だ現役・名脇役と呼ばれる俳優だ。2001年にはじまったテレビドラマ「シックス・フィート・アンダー」で知られ、2009年には『扉をたたく人』ではアカデミー主演男優賞にノミネート。そして『シェイプ・オブ・ウォーター』でも助演男優賞にノミネートを果たした。同僚ゼルダをオクタヴィア・スペンサーイライザを暖かく支える同僚ゼルダを『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサー。裁判映画『評決のとき』ではじめて映画に出演し、その後は地道に出演を続け、2011年、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』でブレイク。アカデミー助演女優賞を受賞した。最近は『ドリーム』『gifted/ギフテッド』への出演や『ズートピア』では声優として活躍している。その他、イライザと恋に落ちる生き物の声は『パンズ・ラビリンス』をはじめデル・トロ監督作の常連ダグ・ジョーンズ、冷徹な政府調査官は『マン・オブ・スティール』のマイケル・シャノンが担当する。ヴェネツィアに留まらずアカデミー賞では13部門ノミネートヴェネツィア国際映画祭の金獅子だけではなく、『シェイプ・オブ・ウォーター』は、賞レース前哨戦でも既に16受賞、80ノミネートを果たし、特にアカデミー賞との親和性も高い放送映画批評家協会賞では、ぶっちきり史上最多となる14部門でのノミネートを果たしている。第75回ゴールデン・グローブ賞は、作品賞(ドラマ)、監督&脚本賞(ギレルモ・デル・トロ)、ドラマ部門主演女優賞(サリー・ホーキンス)、助演男優賞(リチャード・ジェンキンス) 、助演女優賞(オクタヴィア・スペンサー)、作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)とノミネートされ、監督賞と作曲賞を受賞した。そしてアカデミー賞では、作品賞、監督賞(ギレルモ・デル・トロ)、主演女優賞(サリー・ホーキンス)、助演男優賞(リチャード・ジェンキンス)、助演女優賞(オクタヴィア・スペンサー)、脚本賞(ギレルモ・デル・トロ)、作曲賞、編集賞、衣裳デザイン賞、美術賞、撮影賞、音響編集賞、録音賞と、最多13部門のノミネートを果たした。『シェイプ・オブ・ウォーター』あらすじ舞台はアメリカとソビエトの冷戦時代の1962年。清掃員として政府の極秘研究所に勤務するイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。そんな彼女の生活だったが、ある出来事を機に永遠に変わってしまう。同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったのだ。人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか…。【作品詳細 】『シェイプ・オブ・ウォーター』原題:The Shape of Water公開日:2018年3月1日(木)より全国ロードショー監督・脚本・プロデューサー:ギレルモ・デル・トロ音楽:アレクサンドル・デスプラ衣装 : ルイス・セケイラ美術 : ポール・オースタベリー撮影:ダン・ローストセン出演:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス、オクタヴィア・スペンサー、ダグ・ジョーンズ、マイケル・スツールバーグ、ローレン・リー・スミス、ニック・サーシー、デヴィッド・ヒューレット配給:20世紀フォックス映画(C)2017 Twentieth Century Foxシェイプ・オブ・ウォーターのアートブックも発売なお、映画の公開前、2018年2月9日に、キャラクターや小道具のデザインから撮影に至るまでフィルムメイキングの過程を網羅するアートブックも発売される。『ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター混沌の時代に贈るおとぎ話ジーナ・マクインタイア[著]阿部清美[訳]発売:2018年2月9日A4変型(予定)/並製/ 168 頁オールカラー予価:本体3,800円+税発行元:DU BOOKS内容:・登場人物はこんな過去を抱えていた。デル・トロ監督による人物設定詳細資料・セットの一部には葛飾北斎の神奈川沖浪裏が隠れている。・クリーチャー制作のヒントとなった日本画。・特殊メイクへのとてつもないこだわり。・主要俳優陣やアレクサンドル・デスプラ(音楽)をはじめとする制作スタッフの貴重なコメント大公開。・超貴重、デル・トロの創作ノートより、一部公開。
2017年09月16日世界最高峰の写真家集団「マグナム・フォト」に在籍する写真家で、映画作家のレイモン・ドゥパルドンの人生を辿ったドキュメンタリー映画『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』。このほど、ヌーヴェルヴァーグの巨匠エリック・ロメールの映画撮影現場の様子を収めた本編映像が、シネマカフェに到着した。フランス写真界の巨匠にして、ドキュメンタリー映画監督のレイモン・ドゥパルドン。5月に開催された第70回カンヌ国際映画祭でも、最新作『12 jours』(’17)がスペシャル・スクリーニング部門で上映されるなど、現在も第一線で活躍し、多大な尊敬を集めている。本作は、ドゥパルドンが40年以上に渡って世界中を旅して撮りためたフィルムを、妻であり、映像作品の製作・録音を担当してきたクローディ―ヌ・ヌーガレとともに1本の映画として綴った共同監督作品。2012年にはカンヌ国際映画祭の後、東京国際映画祭でも上映された。まるでドゥパルドンの人生のハイライト集であると同時に、「旅」を通じて新しい自分と愛すべきものを発見するという、普遍的な「人生の旅」を描いたドキュメンタリー。アルジェリア戦争やプラハの春などの歴史的事件の映像や、ドゥパルドンの生い立ちからロマンス、またライフワークとして現在も撮り続けるフランスの日常風景は、まるでドゥパルドンによる“ガイドブックには載らない”世界旅行記ともいえる。また、その映像には、アラン・ドロンやジャン=リュック・ゴダール、ネルソン・マンデラの姿なども収められている。このたび到着した本編映像は、共同監督を務めたクローディーヌが、ヌーヴェルヴァーグの巨匠エリック・ロメールの元で働いていたころの貴重映像。クローディーヌは『緑の光線』(‘85)の撮影現場にて、ロメールが主演のマリー・リヴィエールやキャストらと仲良く戯れている姿を8mmカメラ「スーパー8」で撮影。その一方で、「毎晩“緑の光線”の撮影に挑んだ」というナレーションとともに、録音技師として働くクローディーヌの姿も映し出されている。そして映像は、ドゥパルドンが出会ったばかりのクローディーヌの姿へと移り、彼女を撮影し続けるドゥパルドンの姿にクローディーヌの笑みがあふれる様子も伺うことができる。公私にわたる伴侶・クローディーヌとの出会いについて、ドゥパルドンは「クローディーヌに出会うまで私は内向的な性格だった。しかし彼女と出会って性格も変わり、映画を喜びとして撮り続けることができるようになったんだ。彼女がいなければ、いまでもつまらない映画を撮っていたかもしれない」と語っている。言葉がなくても伝わってくる2人の愛に、観る者の心にも暖かい陽が差すような映像となっている。『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』はシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月10日ライアン・ジョンソン監督が『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でレイの両親が誰かが明らかになることを認めた。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で初登場したデイジー・リドリー演じるレイの素性についてはファンの間で様々な噂が飛び交ってきたものの、次回作を監督するジョンソンは新作でその答えが明かされると語っている。ジョンソン監督は、エンターテイメント・ウィークリー誌に「僕にとって(レイの正体は)、レイ本人にとってと同じくらい重要なことなんだ。この作品における彼女の位置付けという意味でもとても重要だね」と説明。そして、「このストーリーの中でレイを定義するものは何か? 彼女は前作で、その回答は過去ではなく、未来にあると言われたよね」「でも彼女が過去の英雄と話をするために、あの島に姿を現したわけさ。過去に答えはないかもしれないけど、『ここがお前のいるべき場所。ここが原点』とされる何かを彼女が見つける希望はあるよ」「彼女は自身の原点が、今後の自分を定義する助けとなるといまだに考えていると思うね」と語った。一方、この合同インタビューでデイジーは、その事実が今後のレイの「スター・ウォーズ」における旅路に影響を与えることはないとしている。「答えを見つけることはできるけど、それが今後の人生をそう簡単に変えるものとは限らないと思うの」「だって『そうか、私の両親が誰か分かったから、これで全て大丈夫ね』ってことにはならないでしょ。特に『スター・ウォーズ』の世界ではね」『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月25日公開予定。(C)BANG Media International
2017年08月16日オーストリアのワイングラスカンパニー「リーデル」を展開するRSNJapanから、4色のパステルカラーで人気の脚なしワインタンブラーセット『ハッピー・オー』の新たなカラーバリエーション『ハッピー・オーVol.2』が発売しました。ワインの楽しさ広がる!気軽に使えるワインタンブラーのセットとして人気の『ハッピー・オー』。これまでの4色(レッド、グリーン、ブルー、イエロー)に加え、新たにシナバーレッド、オレンジ、パープル、アジュールブルーが仲間入りしました。ふっくらとした卵型の形状は、ワインの香りを最大限に引き出すためのもの。冷茶などのソフトドリンクでもその機能を発揮します。水を入れるとグラス底部の色が反射し、食卓を彩るアクセントになります。倒れにくく持ち運びにも便利で、ピクニック、パーティー、旅行にと、どんな場面でも活躍。口当たりのよい薄い飲み口ながら、食器洗浄機が使用可能なのも嬉しいポイントです。商品概要発売日:2017年8月2日(水)シリーズ名:リーデル・オー<リーデル・オー>ハッピー・オーVol.2品番:5414/88サイズ:H96mm/320ml本体価格:10,000円(税込価格10,800円)クリスタルガラス製マシンメイドドイツ製「リーデル・オー シリーズ」商品ページ取扱い店舗リーデル直営店舗、リーデル公式オンラインショップ、および全国のお取扱い百貨店・専門店リーデル公式オンラインショップ※店頭に在庫がない場合もありますので、ご来店前に直接店舗へお問合せください。
2017年08月09日オーストリアのワイングラスカンパニー「リーデル」を展開するRSNJapanから、コニャックやウイスキーのボトルをモチーフにした3種のデカンタ『リーデル・エムコレクション』が8月2日(水)より発売しました。ワインを穏やかに空気と触れ合わせ、飲み頃の状態へと導く『リーデル・エムコレクション』のどこか懐かしさを感じるクラシカルなフォルムは、器としての価値も高く評価された100年前のコニャックやウイスキーのボトルに着想を得てデザインされました。優しい丸みを帯びたフォルムは、ワインを穏やかに空気と触れ合わせ飲み頃の状態へ導きます。長期熟成タイプの赤ワインや若い白ワインに、特におすすめです。ワインをしっかりと空気に触れ合わせることができるダブルデカンタ、ショックデカンタなど、ユニークな機能を併せ持つデカンタが人気となる一方で、シンプルで使いやすいデカンタを求める声も聞かれます。この『リーデル・エムコレクション』は、基本に立ち返り複雑な機能を排除したデカンタで、初心者にも安心して使えます。商品概要<デカンタ>マコン品番:2017/01サイズ:H210mm/1425ml本体価格:20,000円(税込価格21,600円)クリスタルガラス製ハンドメイドスロバキア製<デカンタ>マルヌ品番:2017/02サイズ:H200mm/1894ml本体価格:20,000円(税込価格21,600円)クリスタルガラス製ハンドメイドスロバキア製<デカンタ>マルゴー品番:2017/03サイズ:H153mm/1680ml本体価格:20,000円(税込価格21,600円)クリスタルガラス製ハンドメイドスロバキア製取扱い店舗リーデル直営店舗、リーデル公式オンラインショップ、および全国のお取扱い百貨店・専門店リーデル公式オンラインショップ※店頭に在庫がない場合もありますので、ご来店前に直接店舗へお問合せください。リーデル公式ブランドサイト
2017年08月08日フランスのアヌシーで開催された国際アニメーション映画祭で、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督が90分の特別講義を行った。観客との質疑応答のコーナーで、デル・トロ監督はいままでに監督を断った作品の中で、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を「唯一後悔している作品」と語った。2004年に製作された『ハリポタ』シリーズの3作目である同作は、前2作を監督したクリス・コロンバスが降板し、新たな監督を探すことに。そこへデル・トロ監督に白羽の矢が立ったのだが、当時は後に代表作と評されることになる『ヘルボーイ』に着手していたのと、前2作がデル・トロ監督から見て“ハッピー”で“明るすぎる”トーンでありすぎるため、興味を持てなかったということから、友人であるアルフォンソ・キュアロン監督が監督の座に就くことになったのだそうだ。しかし、同作は「『ハリポタ』シリーズの最高傑作」として挙げられるほどの人気と評価を得た。トーンも前2作とは打って変わってダークさが増し、デル・トロ監督が「これなら監督してみたかった!また声を掛けてくれたらぜひやりたい」とワーナーにラブコールを送ったほど。残念ながら再び声が掛かることはなかった。(Hiromi Kaku)
2017年06月28日ギレルモ・デル・トロ監督の蒐集物を紹介する展覧会の公式ガイドブックの邦訳版が、2017年7月7日(金)より限定3,000部で発売される。『パシフィック・リム』や『クリムゾン・ピーク』などの作品を手掛けた映画監督ギレルモ・デル・トロ。怪物やモンスターなど奇妙奇天烈な物品を“荒涼館”と呼ばれる自宅に蒐集していることでも知られ、その特殊な蒐集物を披露する展覧会「ギレルモ・デル・トロの怪物の館」がロサンゼルス・カウンティ美術館とミネアポリス美術館にて開催され、大きな話題を呼んだ。展覧会の公式ガイドブックを邦訳した本書には、荒涼館に飾られた物品の写真や、デル・トロ自ら選び抜いた各美術館所蔵の作品、デル・トロへのインタビュー、怪物論などの論考が収録されている。さらに、日本版オリジナルコンテンツとして、ホラー漫画家の伊藤潤二が描き下ろしたイラストとインタビュー、翻訳者による展示会レポも加わり、充実の内容となっている。なお、残念ながら日本での開催は未定だが、展覧会は2017年9月30日(水)から2018年1月7日(日)まで、カナダのオンタリオ美術館にて開催されることが決定している。今後も注目されること間違いなしのギレルモ・デル・トロの世界を本書で体感してみては。【詳細】「ギレルモ・デル・トロの怪物の館 映画・創作ノート・コレクションの内なる世界」発売日:2017年7月7日(金)価格:3,800円+税サイズ:A4 168ページ オールカラー発行元:DU BOOKS
2017年06月24日ふとんクリーナーメーカー「レイコップ」から、新製品「レイコップRX」が登場!こちら、なんと"史上最上位機種"だそうで、新機能が盛りだくさん。発表会に参加してきましたので、その様子をリポートしたいと思います!こんにちは、LIMIA公式ライターのLitcheeです。公式ライターになりたての私ですが、公開するアイデアもついに3つ目になります。ショコラティエの試食会、インテリアブランドの説明会、ときて、今回は…どん!ふとんクリーナーメーカー「レイコップ(raycop)」の新製品発表会リポートです。アイデアのバリエーションがどんどん豊かになっていきます(笑)実は製品発表会に足を運ぶのはこれが初めてだったのですが、がんばってリポートしたいと思います!"レイコップ史上最上位" な機種!「レイコップ RX」この製品発表会で発表されたのは「レイコップRX」。2月23日発売の最新商品です。「ダニやハウスダストに悩む人々を救いたい」という思いからふとんクリーナーを開発してきたレイコップですが、このレイコップRXは、これまでレイコップに寄せられてきた声、そしてレイコップが培ってきた知識・技術を集約し、開発されたそう。こちら、なんと、"レイコップ史上最上位の機種"とのこと。期待も高まります!製品発表会が始まり、まずはレイコップ・ジャパン株式会社の代表取締役を務める李誠晋(リソンジン)さんからのご挨拶が。「レイコップは、睡眠環境・寝室環境からアレルギーを予防することを出発点として、これからも人々の健康のために新しい価値のある製品をつくり続けます」との言葉とともに、発表されたレイコップRXをはじめ、2017〜18年も続けて新製品のリリースを計画しているとの発表がありました。李取締役からの挨拶の後に続いたのが、「レイコップRX」の新機能についての説明とデモンストレーション。ちなみに、レイコップRXに搭載された新機能は、①「まくらモード」直接肌に触れることが多いにも関わらず、家庭での丸洗いなどが難しい「まくら」。このまくらを清潔に使い続けるための機能です。OHラジカルという化合物とオゾンを独自に調整したレイコップ独自の技術「ホメスタイオン」と70℃の温風機能「ドライエアブロー」を組み合わせた、まくらの脱臭&除菌に特化されたモードになっています。これによって、99%除菌・90%脱臭を実現!②「自動モード」圧力センサーで寝具の通気性を自動検知し、それに合わせた最適なケアを選択してくれる機能。大切な寝具も、傷めずに効率よくお掃除できます。あわせて搭載された「アクティブパンチブラシ」と吸引機能によって、ハウスダスト除去率は3分で90%以上に。③「コードレス」デジタルモーターとリチウムイオンバッテリーの採用により、レイコップ初のコードレスも実現しました。コードの取り回しを気にする必要がなくなり、より手軽でスムーズな寝具ケアが可能になりました。1回の充電で最大40分間使用できます。の3種類。これだけの新機能があれば、史上最上位機種というのもうなずけますね…!デモンストレーションは、驚きの結果に…?デモンストレーションでは、レイコップRXを使用した「臭いの除去」が実演されました。まずは、臭い物質を染み込ませた布をまくらの上に置きます。わたしたちプレスが座っていた席まではさすがに届きませんでしたが、こちらは本物の"嫌な臭い"がする物質を使っていたそう。布をまくらに置いた後は、その上からレイコップでお掃除。写真が妙に躍動感あるものになっているのはご愛嬌…(笑)操作の様子まで、画面でしっかり見せていただきました。そして、レイコップで数分間お掃除した後には、布を取り出して臭い数値を測定。お掃除前/後の変化をみます。すると、臭い数値はなんと0(=無臭)に!お掃除前は205だったのですが、そこから考えると効果は歴然。しっかりとした脱臭技術ですね。ちなみに、今回レイコップが脱臭機能に力を入れたのは、「加齢臭(ノネナール)」に着目したからだそう。ダニは皮膚のかけらやアカの匂いに引き寄せられますが、レイコップの研究で加齢臭にも寄ってくることが判明。それがきっかけで脱臭機能の強化に力を入れたそうなんです。レイコップRXは、体臭ケアに関心の高い男性にもおすすめできる商品です!今までの定番機能もしっかり搭載!先ほど挙げた3つの新機能のほかにも、これまでの全レイコップ製品に搭載されてきた特許技術「光クリーンメカニズム」は引き続き搭載。紫外線を至近距離から照射する「UV除菌」でダニの動きを抑制し、「たたき」でダニを含むハウスダストをたたきだし、「吸引」するという3段階の機能です。そして「まくらモード」「自動モード」のほかにも「パワフルモード」「サイレントモード」の4つのモードを搭載。パワフルモードではたたき回数が45,000回/分、吸引力も最大となりパワフルにケアを行います。サイレントモードでは静かな音で運転を行うため、夜でも安心して使用できるんです。タッチ&トライで、"最上位" の機能性を体感!そして発表会終了後はレイコップRXのタッチ&トライのコーナーが。ばっちりタッチ&トライして(笑)、お話もうかがってきました。レイコップRX、女性が持つとこのようなサイズ感になります。片手でも持ち運びは十分にできますが、サイズが大きめで重量も軽めではないので、両手で扱うと安心かもしれません。ただ、「寝具を程よく押しつけることで、吸引の効率をよくしているんです」と担当の方。理由があっての、このサイズと重量なようです。続けて、操作の仕方も教えていただきました。このレイコップRX、なんといっても、片手で操作できるのがとっても便利なんです!電源のオン/オフやモードの切り替えは、すべて親指1本で済んでしまいます。実際にぽちぽちしてみます。しっかり本体を支えながら、親指1本で楽に操作できてしまいます。真ん中の丸いボタンを長押しで電源のオン/オフ、その上下にある矢印ボタンでモードを切り替えます。ボタンの上にある黒い円形ディスプレイにモード名などが表示され、常に見ることができるので、操作に迷うことはなさそうです!そして気になるのが本体のお手入れ方法。ふとんを簡単にお掃除したら、クリーナーそのものも簡単にお掃除したいもの!使うたびにお掃除することが推奨されているダストボックス&標準フィルターは本体中央にあって、上の写真のようにワンタッチで取り外せます。ダストボックスは、底の方から見るとこのような感じになっています。たしかに、いろいろ溜まっていますね…。ダストボックスの中にあるフィルターが標準フィルターです。このダストボックスには吸着したダニの死がいやふん、ハウスダストなどがたくさん詰まっているので、お掃除のときには、それらが飛散しないようにダストボックスごと水につけて洗います。水洗いの後は、しっかり乾かせばまた使用OK!ダストボックス以外のパーツも、もちろん簡単に取り外してお手入れ可能。こちらは、今回のレイコップRXに新搭載された「アクティブパンチブラシ」。写真のように、本体を裏返すと見えるパーツです。ここで少しだけ、このアクティブパンチブラシについてご紹介。いままでのレイコップ製品はふとんブラシとたたきが別々の機能でしたが、今回はそれをアクティブパンチブラシがひとつの機能としてまとめてくれました。可動式パンチが18個搭載されていて、ブラシが回転すると遠心力で可動します。これのおかげで、よりパワフルなケアが可能になったんです…!実はこの底面部分には、抗菌加工がほどこされています。肌に直接触れるふとんに使用するものだからこそ、クリーナー自体の清潔さも大切にしたいですよね。この加工で、毎日安心して使用できる清潔さが実現されています。ちなみにこの底面部分中央の長方形の部分からUVが照射されるのですが、こちら、センサーがついているので、このように裏返すと(=ふとんに当たっていないときは)照射を中止するように設計されています。安全設計なので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使うことができますね。そして、デモンストレーションふたたび…?臭い除去を体験できるコーナーがあったので、こちらも体験させていただきました。このコーナーでも、発表会内でのデモンストレーションと同様の実験をしました。布に臭い成分を含ませたうえでレイコップを使用し、臭いの変化をみます。デモンストレーションとひとつ決定的に違ったのは、布に含ませたのがジャスミンのいい香りだったということです(笑)「ジャスミンいい香り〜!」とレイコップでのお掃除前の臭い(匂い)を十分にチェックしたら、いざお掃除開始です。先ほど教えていただいた操作方法を実践しながら、お掃除を始めます。まくらの上にレイコップRX本体をのせてスイッチを押すと、そのまま自動的にお掃除が始まります。手で押さえておく必要もなく、ハンズフリーで手軽なのも特長です。スイッチさえ押してしまえば、あとは放っておいてOKなのです!寝具に吸い付かない絶妙な吸引力で、寝具を傷めることなくお掃除してくれます。お掃除時に排出される空気も、空気清浄機と変わらないほどのきれいなものだそう。数分後、お掃除が完了。布を取り出して臭いをかぎましたが、臭いはまったく残っていませんでした。本当に同じ布…?と疑ってしまうような脱臭ぶり(?)でした。「レイコップ RX」製品情報こちらのレイコップRXは、2月23日(木)より全国の家電量販店・レイコップ公式オンラインストアなどで販売されています!詳細な製品情報は以下の通りです。◆発売日:2017年2月23日(木)◆型番:RX-100JWH◆メーカー希望小売価格:¥64,500(税込¥69,660)◆サイズ:横353.5㎜×縦440.2㎜×高さ166.3㎜◆重さ:2.95kg(電源コードを除く)◆消費電力:充電台35W、本体350W「レイコップ RX」商品ページ「レイコップ」公式オンラインストア発売に伴い、お試しキャンペーンも実施中。期間中にレイコップRXを購入して満足できなかった場合は、返金してもらえるそう…!詳細はキャンペーンサイトを確認してみてくださいね。「レイコップ RX」お試しキャンペーン
2017年03月06日東京・渋谷のBunkamura Galleryにて3月8日から20日までの間、「レイモン・サヴィニャック展」が開催される。1907年にパリ15区のジャンヌ。アシェットに生まれたレイモン・サヴィニャック(Raymond Savignac)は、28歳まで独学でデザイン業界を歩み、41歳のときにモンサヴォン社の牛乳石鹸のポスターが大ヒットし、その日からパリの街はサヴィニャックの陽気な作品であふれ、街行く人々を笑顔にし続けた。市立ヴェラ・モンテベロ美術館には数百種類にもおよぶサヴィニャック作品が収蔵されている。同展ではたくさんの人々を笑顔にしてきた当時のポスターが一同に集まり、貴重な原画作品とともに展覧販売される。【展覧会情報】「レイモン・サヴィニャック展」会場:Bunkamura Gallery住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1階メインロビーフロア会期:3月8日~20日時間:10:00~19:30(20日は17:00まで)
2017年02月23日エムシーエム(MCM)と英ファッションデザイナーのクリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)とのコラボレーションコレクションを、12月26日から17年1月10日まで伊勢丹新宿店メンズ館 2階 インターナショナルクリエイターズで先行販売する。同コレクションのキーワードとなったのは、「シーズンレス」、「サスティナブル」、「ユニセックス」、「マルチファンクショナル」、「モバイル」の5つ。MCMのアイコニックなビセトスと、レイバーンのシグネチャーである“リメイド”の美学が、トレンチコートやジャケット、パーカーなどのアイテムに落とし込まれた。その他、カスタマイズ可能なバッグ「3-in-1」や、MCMの代表的なバックパックがウエアと融合して登場する。また、すべての素材はブルーサイン(R)の規格をクリアしたものを採用。カラーは、バーバリアンフラッグからインスピレーションを得たダブグレイやクリスプブルー、レモンイエローなどが使用された。なお、同コレクションは伊勢丹新宿店メンズ館での世界先行発売後、17年2月16日より各直営店にて展開される。
2016年12月25日2016年夏、大ヒットを記録した『ペット』のブルーレイ&DVDが12月21日(水)よりリリースされる。このほど、ブルーレイだけの特典映像となるモルモットのノーマンが大活躍するミニ・ムービーが初公開。声を務めた人気声優・梶裕貴からコメントが到着した。本作は、飼い主のケイティのことが大好きな犬のマックスが主人公となり、大都会ニューヨークを舞台にハラハラドキドキの冒険、仲間たちとの絆、困難を乗り越える勇気の物語が展開するアニメーション。『ミニオンズ』のスタッフが手がけ、今夏、全世界で大ヒット。続編の制作も決定している。そして今回、本作のブルーレイ&DVDリリースに先駆け、ブルーレイのみに収録されるミニ・ムービー「NTV:ノーマン・テレビジョン」を一部初公開!さらに、ノーマンの声を演じた梶さんが本作についてコメントを寄せた。ブルーレイ&DVDで楽しめる本作に、梶さんは「そのシーンの主役でない動物たちも、よく見るとそれぞれ個性を持って動き回っています。細部までこだわって作られている本作なので、ぜひお家でじっくりとご覧ください!一緒に住んでいるペットと観るのも楽しいかもしれません(笑)」とコメント。梶さん自身も「小さいころ、ハムスターを飼っていた」そうだが、「“彼”は小動物らしく常にせわしない子だったので、のんびり屋のノーマンとはだいぶキャラクターが違ったのかなと思います…(笑)。でも、げっ歯類特有の口元はイメージしながら演じさせていただきました」と明かす。もちろん、本作に登場するキャラクターで一番似ていると思うのは、「やはりノーマンだと思います。どこか眠そうな目もそうですし、僕にも頬袋があるので…(笑)」。この特典映像ミニ・ムービー「NTV:ノーマン・テレビジョン」は、そんなノーマンが主役。「もしかすると本編以上に喋っているかもしれません…!(笑)今回は小動物ならではの行動エリアで描かれているので、まさにノーマンの魅力のつまったミニ・ムービーになっていると思います!」と自信を覗かせる。最後に、「一度でもペットを飼われたことのある方は『あるある!』を沢山感じていただけると思いますし、飼ったことのない方も観終わるころには、思わず近くのペットショップを検索しているのではないでしょうか(笑)笑えて泣ける素敵な作品です。ぜひ何度もご覧ください」と本作をアピールした。『ペット』ブルーレイ&DVDは12月21日(水)より発売、同日レンタル開始。(text:cinemacafe.net)
2016年12月20日マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインを主役とした新作の脚本家が決定したようだ。『スーサイド・スクワッド』に続き、マーゴットが演じるセクシーでクレイジーな悪役ハーレイ・クインを主役にした新作に向けて、クリスティーナ・ホッドソンが脚本を執筆することになった。マーゴットがプロデューサーも兼任する同作については、ワーナー・ブラザース社から正式なコメントは出されていないものの、ザ・ラップはハーレイ・クインだけでなく数々の女性スーパーヒーローが登場する作品になると伝えている。しかし、登場するキャラクターやその位置付けについては分かっていない。今回その注目作で筆をとることが決定したホッドソンは、まだ製作のされていない脚本の人気投票であるブラック・リストにこれまで3作も選ばれ、その中の『逃亡者』のリバイバル版と『ジ・エデン・プロジェクト』はソニーとマテリアル・ピクチャーズがそれぞれ版権を獲得している注目の脚本家だ。最近では、ナオミ・ワッツが心理学者メアリー・ポートマンを演じる新作『シャット・イン』の脚本も手掛けている。ハーレイ・クインのスピンオフ作品については今年の9月、『スーサイド・スクワッド』でその役を演じたことをきっかけにすっかり虜になったと言われているマーゴットが、プロデューサーとしてワーナー・プラザースとファーストルック契約を交わしたことが報じられていた。新作でハーレイ・クインの危険な恋人ジョーカー、そしてそのペアを止めに来るのでおなじみのバットマンが登場するのかどうかについては分かっていないが、マーゴットは以前、またジョーカーとハーレイ・クインがタッグを組む姿を見たいと口にしていた。(C)BANG Media International
2016年11月16日ベルギーの北部に位置する都市アントワープ発のラグジュアリーなチョコレートブランド「デルレイ(DelReY)」が、2016年のクリスマスに贈るのは、クリームブリュレやビスキュイ、ヘーゼルナッツムースが層になった濃厚な味わいのクリスマスケーキ「ノエル デルレイ」だ。「デルレイ」と言えば、ダイヤモンドのフォルムを模した、まさに宝石のような華やかでフレーバー豊かなショコラがアイコニック。ダイヤモンド取引の中心地として栄え、またファッションの最先端を行く都市としても有名な発祥地のアントワープの文化を背景にしたブランドだ。デルレイのショコラを味わえるのは、アントワープ本店以外では、世界で日本だけ。ショコラは全て本店でひとつひとつ丁寧に作られている。スタイリッシュでシックなムードの「ノエル デルレイ」は、サクサクとした食感のヘーゼルナッツのフォンダンとダークチョコレートの絶妙なバランスが特徴的。チョコレートブランドならではの奥行きのあるチョコレートの味わいを堪能できる大人のクリスマスケーキに仕上がった。直径約12cm、価格は6,480円。11月14日(月)より、デルレイ直営店「デルレイ銀座ショコラトリー」にて、11月25日(金)からは、同日オープン予定の「デルレイ銀座 パティスリー」にて、来店または電話で予約開始となる。全国百貨店では予約受付中だ。(text:cinemacafe.net)
2016年11月15日『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督がドリームワークスとタッグを組み、自ら執筆した原作を基にアニメーション・シリーズに初挑戦した「トロールハンターズ」が、Netflixにて12月23日(金)より世界同時配信されることが決定。日本語版予告編とキービジュアルが解禁となった。小さな町に住む、ごく普通の高校生ジム。ある日、通学途中に不思議なお守りのバッジを拾ったことで彼の運命は急展開。学校生活を忙しくこなしながら、善良なトロールたちの文明と人類の平和を守る。人類初の“トロールハンター”として、何百年も続くトロール族の戦いに挑むことに――。『パシフィック・リム』『パンズ・ラビリンス』『クリムゾン・ピーク』など、数々のヒット作を監督し、近年『カンフー・パンダ3』をはじめアニメーション作品のプロデューサーとしても活躍するギレルモ・デル・トロ。幻想的な世界観と独特の映像美を得意とするヒットメーカーが、ドリームワークス・アニメーションとタッグを組み、自ら原作した小説を初めてアニメーションシリーズ化。デル・トロはエグゼクティブ・プロデューサーほか、共同監督・脚本も務め、壮大な冒険ファンタジーを描き出す。英語版で主人公ジム役の声を務めるのは、今年6月に急逝した『スター・トレック』シリーズのアントン・イェルチン。主人公を手助けする善良なトロールには、『トイ・ストーリー2』のケルシー・グラマー、敵対するトロールには、『パシフィック・リム』『ヘルボーイ』シリーズのデル・トロ監督作品の常連ロン・パーマーと豪華な布陣。このたび公開された日本語版の予告編では、人間世界とその地下に広がるトロール文明の2つの世界で、主人公ジムが戦う決意を固め、仲間たちと邪悪な敵に立ち向かう様子が描かれている。冒険、友情、初恋、親子愛、さまざまな要素が詰まった家族で楽しめるアニメを、この年末に楽しんでみては?Netflixオリジナルアニメ「トロールハンターズ」は12月23日(金)よりNetflixにて世界同時配信開始。(text:cinemacafe.net)
2016年10月17日2016年秋、オーストリアのワイングラスカンパニー「リーデル」を展開するRSN Japaから、テーブルにも掛けられる画期的な『アヤム』デカンタが発表されるという情報をキャッチ。秋の夜長を素敵に楽しめそうです。インドネシア原産の希少な鶏(アヤム・セマニ)に着想を得てデザイン『アヤム』デカンタは、インドネシア原産の希少な鶏(アヤム・セマニ)に着想を得てデザインされています。機能美を極めたワインツールとしてテーブルを個性的に演出。無色透明のクリスタルを使用した『アヤム』のほか、ブラッククリスタルをあしらった『アヤム ブラック』、ホワイトクリスタルをあしらった『アヤムホワイト』と共に計3種類のラインナップがあります。リーデルの熟練のガラス職人は、型を一切使わず、空中で形を整えるフリー・ブロウン(宙吹き)という技術で『アヤム』デカンタを成形しています。ボトルからデカンタへ、ワインの移し替えをしやすい幅のある注ぎ口は、さらに幅の広い底部へとつながり、ワインがデカンタを伝う間にも、ワインを十分に空気に触れさせることができます。先細で丸まった持ち手は、アヤムにもう一つの機能を加えています。この持ち手部分は、テーブルの端に掛けられる形状になっているのです。限られたスペースを有効に活用し、ワインを移すときとグラスに注ぐとき、共に効率的にデカンティングをすることもできる画期的なデザインは、「形状は機能に従う」というリーデルの理念を体現しています。「アヤムの開発では、リーデル創業260周年の記念になるような、これまでの概念を覆すデザインを目指しました」と、リーデル家11代目当主マキシミリアン・リーデルは語ります。画期的な機能と、ユニークなデザインを併せもつ『アヤム』デカンタは、ワンランク上のテーブルトップを実現する、究極のおもてなしツールとして活躍してくれます。リーデル公式オンラインショップ
2016年09月26日リブート版『プレデター』に、ベニチオ・デル・トロが主演することになりそうだ。デル・トロは現在、20世紀フォックスと話し合いを進めている段階。監督には『アイアンマン3』『キスキス,バンバン』のシェーン・ブラックが決まっている。ブラックは、87年のシュワルツェネッガーの『プレデター』に、俳優として出演している。その他の情報デル・トロの最新作は、昨年日本公開されたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』。その続編にあたる『Soldado』にも出演が決まっている。続編は、ヴィルヌーヴに代わり、ステファノ・ソリマが監督する。また最近、『スター・ウォーズ/エピソード8』を撮り終えたところだ。一方ヴィルヌーヴは、現在『ブレードランナー』を撮影中。彼の最新作『メッセージ』は、ヴェネツィア映画祭と現在開催中のトロント映画祭で上映された。文:猿渡由紀
2016年09月13日激しく足を打ち鳴らす音と手拍子、掛け声の余韻がいつまでも耳に残る…。そんなフラメンコの舞台『「フラメンコ・カフェ・デル・ガト』が大阪・サンケイホールブリーゼで幕を開けた。同作は、湖月わたる、水夏希、原田薫で結成された「BAD GIRLS」が、異国のダンスに挑戦する「ダンス・レジェンドシリーズ」の第3弾。今回は、スペイン人舞踊家でマリア・パヘス舞踊団第一舞踊手のホセ・バリオスが構成・演出・振付を手掛けた。「BAD GIRLS」のメンバーに、元宙組男役スター緒月遠麻、ダンサー大貫勇輔を迎え、皆、マドリッドで約1ヵ月間の稽古を積んだという。そのメンバーにスペインから招聘した女性ひとり、男性4人の若手実力派のフラメンコダンサーが加わった。「フラメンコ・カフェ・デル・ガト」チケット情報1幕目は、スペインの酒場「カフェ・デル・ガト」で、長女ローラ(湖月)、次女カルメン(緒月)、弟ルイス(大貫)ら兄妹がフラメンコを踊り始める。そこへ仲間を連れた闘牛士が登場。スペイン人を含めたキャスト全員が踊り、その迫力、華麗さに目は釘づけになった。日本人女性キャストは、踊りながらマントン(大型のショール)を回したり、アバニコ(扇)を振ったり、難しい小道具も使って美しく優雅に見せる。大貫はスピーディにステップを踏み体の切れも抜群だ。日本人キャストは皆、フラメンコ初挑戦だが、スペイン人キャストに引けを取らない。「ダンスのジャンルが違っていても『核』があれば踊りこなせる」と、大貫が取材で語った言葉を全員が体現している。ローラは闘牛士に心を奪われ、女たらしの彼と付き合うことを許さないルイスは怒り狂う。ルイスと闘牛士がバストン(杖)で地面を激しく叩き合って闘うシーンは、そのバストンの音、ダンサーが奏でる箱型の打楽器カホンのリズム、ダンサーが足で床を鳴らす音が、大雨のように舞台を打ち続け強烈な印象を残す。さらに、闘牛士を誘惑するマリア(原田)まで現れ、店の主人アナ(水)は混乱した状況を収めようとするが…。意外な結末は見てのお楽しみだ。第2幕は、アンダルシアを舞台に、キャストが各地を旅するようにフラメンコで表現するショーが展開。土地によって違う独特の音楽や踊りが堪能できる。日本人女性キャストが、アルメリアでパンツスーツを着てジャズダンスを踊る場面は、マニッシュで「BAD GIRLS」らしい魅力が満載だ。また、スペイン人キャストがセルビアで踊るシーンは、一秒ごとに振付けをしているかのような緻密で繊細な手と足さばきに圧倒される。息をするように踊り、大地を踏みしめて力強く生きることがフラメンコだと実感した。日本、スペインの両キャストが美しく調和しそれを伝えてくれた。この後、6月29日(水)から7月4日(月)まで東京芸術劇場 プレイハウスで上演される。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年06月27日『スター・ウォーズ』第8弾の内容が流失し、ルーク・スカイウォーカーがレイにライトセーバーの秘密を語るシーンがあることが分かった。ある人物から『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の内容を公開前に受け取っていたというユーチューバーのマイク・ゼロは、同一人物から再び第8弾の内容に関するEメールを受け取り、その中にはマーク・ハミル演じるルークがデイジー・リドリー演じるレイの目の前でライトセーバーを分解するシーンがあるという内容が記されていたのだという。そのEメールには「ルークは自身の手を出し、フォースを使ってレイから丁寧にライトセーバーを抜き取る。するとレイのライトセーバーは2人の間に浮かびながらゆっくりとルークの手元へと移動し、ルークはそのライトセーバーを握る」「次にルーク・スカイウォーカーはもう片方の自身の手を出し、自身のベルトからライトセーバー浮かび上がらせる。このとき、少しあげたルークの手元には左側は緑色、右側は青色に光る2本のライトセーバーがある」「ルークは目を閉じて両方のライトセーバーを分解する。すべての金属部分がひとつひとつの部品に分解され、両方のライトセーバーは2つのクリスタル部分を残してすべて小さな部品だけとなる。左手に緑色、右手に青色のクリスタルを1つずつ持ち、ルークはクリスタルの重要性をレイに説明する」とつづられている。以前にもレイの背景についての脚本が流失していた。この流失したシーンでは、ルークがレイにジェダイの起源について語っているものだった。両親と共にある惑星に暮らしていたある少女と少年が、2人は不思議な力を手に入れ少年が少女を殺そうとする。少年は姉妹を始末したと思い込み、ダークサイドへと身を寄せるが、実はこの少女は死んでおらずジェダイ・オーダーの創立者となるというものだった。(C)BANG Media International
2016年06月22日世界40カ国語以上で翻訳されている児童書を実写化した映画『パディントン』のブルーレイ&DVDが8月3日(水)に発売されることが決定し、豪華特典の内容が発表された。その他の画像本作の主人公は、ペルーのジャングルからイギリスの首都ロンドンにやってきた“紳士”なクマのパディントン。親切なブラウン夫人に救われたパディントンが、ブラウン一家にお世話になりながら大冒険を繰り広げる様が描かれる。ベン・ウィショー、ニコール・キッドマンら豪華キャストが出演しており、日本語吹替版ではパディントン役の松坂桃李をはじめ、木村佳乃、古田新太、斉藤由貴、三戸なつめらが声優を務めている。ブルーレイ&DVDには、特報や予告映像のほか、日本語吹替キャスト(松坂、木村、古田)によるアフレコ風景&インタビュー、松坂、三戸らが登壇した舞台挨拶の様子などを収めた特典映像が収録される。さらにスペシャルBOXには、赤い帽子に青のコートが印象的なパディントンのオリジナルマスコットや、オリジナルポーチ、ブックレットといった愛らしいグッズが封入され、ファンにはたまらない特典内容となっている。“キモい”が口癖のブラウン家の長女ジュディを演じた三戸は、「パディントンにキモいって言うのはすごく気が引けました(笑)。でもパディントンと暮らす中でだんだん心を開いていって成長するジュディがとても頼もしくてとても愛しく感じました。最初は皆さんもジュディの事をなんだこの子は!?って思うかもしれませんが、変わっていくジュディの心境も注目して観ていただけたら嬉しいです!」。さらに「なんと“クマ語”に挑戦しています!みなさんもDVDを観てぜひ“クマ語”を練習してくださね!」とコメントを寄せている。『パディントン』8月3日(水)発売ブルーレイ(初回限定スペシャルBOX、マスコット&ポーチ付):6700円+税ブルーレイ(通常版):4700+税DVD(初回限定スペシャルBOX、マスコット&ポーチ付):5800円+税DVD(通常版):3800+税発売元:キノフィルムズ販売元:ポニーキャニオン(C)2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear, Paddington AND PB are trademarks of Paddington and Company Limited www.paddington.com
2016年05月13日デルは4月5日、Microsoft Azureとのハイブリッドクラウド構築用アプライアンス「Dell Hybrid Cloud System for Microsoft」(DHCS)の国内提供を開始すると発表した。なお、DHCSは昨年のDell Worldで発表され、すでに米国やヨーロッパでは提供が開始されている。同システムは、Azureとのハイブリッドシステムを容易に構築できるオンプレミス用アプライアンスで、ラックマウントからOSインストールまでを工場で行って提供する。同社は設置から3時間でハイブリッドクラウド環境の構築が可能だとしている。国内で初めてマイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Cloud Platform System Standard」を採用し、ソフトウェアとして、System Center 2012 R2、Windows Server 2012 R2、Microsoft Storage Spaces、Windows Azure Packを搭載している。ハードウェアは、Intel Xeon プロセッサー E5 ファミリー搭載のDell PowerEdgeサーバのほか、Dell PowerVaultストレージ、Dell Networkingスイッチが42Uのラックに収められている。DHCSは、システム規模に合わせて、VM数100台程度までの「Sサイズ」、VM数200台程度までの「Mサイズ」、VM数400台程度までの「Lサイズ」の3モデルを用意。Sサイズの最小構成価格は3,200万円。組み込み型の正常性確認機能を搭載するほか、IT管理者が必要なアプリケーションやサービスを自由に追加できるサービスカタログを実現。運用面ではパッチの適用に関して、デルとマイクロソフトのものを統合し、検証済みパッチとして、年2回程度提供する予定だ。適用も、統合アップデートというツールで自動化できる。デル エンタープライズ・ソリューションズ事業本部 エンタープライズ ソリューション&アプライアンス 部長 馬場健太郎氏は、「Azureの優れた機能をオンプレミスで使えるようになったのが今回の製品だ。これまで、こういったことをするには大きな時間がかかっていたが、それが簡単にできるのが今回のシステムだ。デルのハードウェア監視ツールとマイクロソフトの管理ツールが統合され、Azureと同様のUIとなっている。今回の製品以外にも、Microsoft Cloud Platform System Premiumを3-4年前から提供しており、その経験は他社に対するアドバンテージだ」と述べた。また、本製品の提供に際し同社は、パートナープログラムも併せて開始し、共同マーケティングやプロモーション支援、デモ/POCユニットの特別価格提供、販売トレーニングの実施など、特別支援プログラムを提供していく。さらに支払い方法についても、導入時ではなくサービスインの時点からの支払い開始が可能な「プロビジョン&ペイ(Provision and Pay)」と、成長プランに基づき、支払金額を決定する「ペイ・アズ・ユー・グロウ(Pay As You Grow)」(分割払い)というファイナンスオプション2つを用意する。デル 執行役員 エンタープライズ・ソリューションズ統括本部長 町田栄作氏は、「デルのエンタープライズビジネスは日本円換算で2桁成長している。とくにストレージやネットワークが成長している。世の中はデジタル化の波がきており、クラウド、特にハイブリッドの世界で動きが出てきている。テクノロジーの進化によりコストが下がり、ハイブリッドを選択していかないといけない状況がきている。セキュリティ、モビリティ、ビッグデータに続く大きなインフラがハイブリッドクラウドだ」と述べた。また、日本マイクロソフト クラウド&エンタープライズビジネス本部 業務執行役員 本部長 佐藤久氏は「オンプレミスやクラウドといった場所の議論ではなく、Azure、プライベートクラウド、サードパーティのクラウド中で、ストレージ、ネットワーク、コンピューティングリソースが自由に配置できるというIntelligent Cloud Platformがマイクロソフトのつくっていきたい世界観だ。こういった世界を、今回の製品によって、よりリアルにお客様にお届けできる」と今回の製品を歓迎した。
2016年04月05日デルとメディアマートは3月15日、IBMの統計解析ソフトウェアである「IBM SPSS Statistics」をデルの検証されたハードウェアとの組み合わせで販売協業すると発表した。これまでメディアマートは、「IBM SPSS Statistics」の販売において実績を持っており、中でも医療機関に対して成果を上げてきたという。一方、デルは顧客に直接販売する「デルモデル」で拡大成長を続けており、現在パートナー制度を再整備し、パートナー経由での販売を強化している。直接販売を通してエンドユーザーのニーズに対応するデルのノウハウを活かし、今後はパートナーと協業して顧客に各種のハードウェアからソフトウェアまで、トータルでのソリューションを提供していく考えだ。エントリーモデルの推奨構成は、IBM SPSS Statistics Base、IBM SPSS Regression、IBM SPSS Advanced Statistics、Dell Latitude15 3000となり、価格は税別で30万2480円~。両社は2016年、デルのハードウェア製品に実装して動作確認を終えたデータ解析ソフトウェア「IBM SPSS Statistics」を、全国およそ150の医療機関に導入することを目標に掲げている。まずはコラボレーションモデルを推進しながら、デルが直販で培ったインサイドセールスにより案件の発掘を行い、メディアマートと共同でマーケティングおよび市場の開拓を開始する方針だ。
2016年03月16日デルは3月14日、クラウドクライアントコンピューティングポートフォリオにおいて「Dell Wyse ThinOS 8.2」と「Dell Appliance for Wyse - Citrix」の最新バージョンをリリースした。Dell Wyse ThinOS 8.2は、デスクトップ仮想化プロトコルを提供するシンクライアント・ソフトウェアの最新版。Microsoft Skype for Business、Lync 2010、Lync 2013をサポートするCitrix HDX RealTime Optimization Pack 1.8は、新しいThinOS 8.2とともに使用可能で、最適化されたアーキテクチャにおいて、クリアで高解像度の音声・ビデオ会議を実現するという。ユーザーは、ほかのLyncやSkype for Businessのユーザーに加え、異なる規格のビデオ・デスクトップや会議室のマルチポイント・コントロール・ユニット(MCU)システムとも、ビデオ会議および電話会議に参加できる。また、Wyse 5010/7010/5040 AIO with ThinOS、Wyse 5010、5040 AIO with PCoIPを含む既存のデルWyseシンクライアントにインストールが可能だ。加えて、音声・ビデオ処理はサーバからエンドユーザーのデバイスや端末にオフロードされ、サーバ、ネットワークの拡張性に影響を及ぼさずに音声・ビデオ画像の品質を最適化するとしている。一方、Dell Appliance for Wyse – Citrixは、ロバスト(堅牢)なデスクトップ仮想化アプライアンスに対し、新たに拡張性を加えている。このアプライアンスは5000ユーザー(検証済み)まで拡張可能で、小規模企業がCitrix XenDesktopを購入し、活用、拡大、管理する場合に容易な導入方法の1つだという。大企業では、CitrixベースのVDI環境を実証する(PoC)場合や、大規模導入に先駆けてパイロット環境を構築する場合に理想的なプラットフォームの選択肢となるとしている。VDIアプライアンスは、基本的なIT管理およびエンドユーザーサポートスキルを備える担当者が、短時間でのアプライアンス基本設定や、Citrix環境内でアプライアンスあたり2時間でのデスクトッププロビジョニングおよびインストールを完了することを可能にする「クイックスタート・ツール」を企業に提供。同ソリューションは企業や学校において小規模からスタートし、既存の情報システム部門のスタッフが管理を続けつつ、容易に拡張型インフラのインストールの実現を支援するという。
2016年03月15日名優ベニチオ・デル・トロが実在の麻薬王パブロ・エスコバルを演じた映画『エスコバル/楽園の掟』が明日から公開になる前に、デル・トロが作品について語ったインタビュー映像が公開になった。『エスコバル/楽園の掟』特別映像デル・トロは、スティーヴン・ソダーバーグ監督とタッグを組み、伝説の革命家チェ・ゲバラを演じ話題を集めたが、本作で演じたパブロ・エスコバルも“伝説”と称されることが多い人物だ。コロンビアのメデジンという都市に生まれたエスコバルは、青年時代から犯罪に手を染め、強盗、殺人、誘拐などを行い、コカインの取引で財をなし、“メデジン・カルテル”と呼ばれる巨大な組織を作り上げた。一方で彼は、世界有数の大富豪としてその名を知られ、貧困層のために住宅を建築したり、サッカーチームのオーナーや国会議員としても活動。“麻薬王”として知られながら、地元では英雄でもあった人物だ。ゲバラを演じる際には数年をかけてリサーチを重ねたデル・トロは、本作でも資料やドキュメンタリーをしっかりと確認したようで「事実を確認する上で審判の役割を務めてくれた。最後は事実に基づいて方向性を決める」と語る。映画は、エスコバルの姪マリアと恋に落ちたカナダ人青年ニック(ジョシュ・ハッチャーソン)が、エスコバルの王国に迎え入れられ、想像を絶する体験をしていく過程を描いており、デル・トロは、ハッチャーソンを“若いベテラン俳優”とその力量を高く評価する。監督を務めたアンドレア・ディ・ステファノは、マルコ・ベロッキオ、ダリオ・アルジェント、ジュリアン・シュナーベルなど名だたる映画作家と仕事をしてきた俳優。本作では監督だけでなく脚本も務めており、デル・トロからの信頼も厚かったようだ。「アンドレア監督の熱意は人々に伝染するんだ。自分の求めるものがはっきりとしている。彼と仕事をするのはとても楽しかったよ」また、デル・トロは「監督は映画に恋愛物語の要素を入れて、もちろん家族の物語もいろいろ含まれている。それ以外にも悪党たち対善良な人の物語としてドキドキするような追跡場面を繰り広げている」と語っており、実在の人物をモデルにしながら、深刻な伝記映画ではなく、クライムアクションとしても楽しめる映画になっているようだ。『エスコバル/楽園の掟』3月12日(土)よりシネマサンシャイン池袋ほか順次全国公開(C)2014 Chapter 2 - Orange Studio - Pathe Production - Norsean Plus S.L - Paradise Lost Film A.I.E - Nexus Factory - Umedia - Jouror Developpement
2016年03月11日●クラウド/Flash/ソフトウェア・ディファインドが変化の鍵エンドユーザー向けのストレージでは特に高い知名度を誇るデルだが、2015年10月にエンタープライズ分野に強いEMCを買収することを発表した。現在、統合を進めており、さらにストレージ分野での存在感を高めようとしているところだ。そうした中、ストレージ分野のVice President/General ManagerであるAlan Atkinson氏が来日。現在の世界的なストレージ市場におけるトレンドと、デルの対応について聞いた。--最近のストレージ市場動向には、どのような動きがあるでしょうか?Atkinson氏:現在、ストレージに留まらず、データセンター全体が大きく変わる原因となる3つの要素があります。1つはクラウドです。クラウドが浸透して行く中、それによってサーバも含めたストレージの買い方、使われ方が変化しています。さらに、そもそも誰がストレージを購入するのかということも変わってきているところです。2番目の要素にフラッシュがあります。現在GBあたりの単価がかなり下がってきていることでFlashの採用例が増えているのです。全てHDDで組んでパフォーマンスを出すのではなく、フラッシュを取り入れていくというトレンドが加速しています。2012年時点のGB単価は、2016年の45倍です。それだけコストが下がってきているのです。そして、もう1つの大きなトレンドはSoftware Defined(ソフトウェア・ディファインド)です。ストレージやデータセンターをソフトウェアで制御するこの仕組みにより、コンピュートセントリックな世界になってきています。--デルのストレージに関する業績はいかがでしょうか?Atkinson氏:全体としては堅調です。ストレージといっても外付けの専用装置のストレージと、サーバに格納されるストレージがありますが、マーケット全体の状況としては外付けストレージは横ばいから縮小傾向にあります。われわれは直近の4四半期で、外付けストレージ分野のシェア2位を獲得しています。サーバに格納される内蔵型ストレージについては価格での比較が難しいため、外付けストレージと合わせた容量ベースで考えると、われわれは一貫してナンバー1、またはナンバー2に位置しています。グローバル全体の容量ベースシェアでは安定した業績を維持しています。--3つの大きな変化があるということでしたが、ユーザーニーズも変化しているのでしょうか?Atkinson氏:変化してきていると思っています。もちろんデータベースやメールといった従来型のニーズもありますが、5年前には存在しなかったようなニーズも出てきています。具体的にはビッグデータ、IoT関連、監視カメラなどです。これらの用途が貪欲にストレージを必要にするということで、新たなニーズが出ていると思います。○EMCの買収でエンタープライズ分野を強化--現在EMCの買収が進められていますが、デルはこれまでにも多くのストレージベンダーを買収してきました。その結果、製品名が多く、分かりづらい部分があったと思いますが、整理されてきたのでしょうか?Atkinson氏:さまざまなブランドがあることでお客様にもパートナーにも分かりづらいということから、3年ほど前からDell Strageというブランドで統一する取り組みを行なってきています。1つのブランドの中で、大中小と提案できるようにしたのです。1ブランドで、ハイエンドのデータセンターから比較的小さな拠点のオフィスまで対応できるようにしました。例えば、SCシリーズの価格帯は1~数十万ドルの幅がありますが、フラッシュを搭載するのか、どういった構成なのか、パフォーマンスがどれだけ出るのかということで価格が違っており、ニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。--EMCの統合を進めていますが、この買収で何を得ようとしているのでしょうか?Atkinson氏:デルとEMCでは違った強みを持っています。EMCはエンタープライズ分野で圧倒的なブランド力を持っており、デルはEUCにおいて非常に知名度が高い。その2つが合わさる相乗効果は大きく、最強のコンビが誕生するでしょう。買収の発表以後、さまざまなお客様やパートナーと話す機会がありましたが、ポジティブに捉えている方が多く、よい反応が得られました。--具体的な姿が見えてくるのはいつ頃でしょうか?Atkinson氏:現在、両社から数百人単位で集まり、統合計画を策定しています。最終的な統合手続きが終わるのは6~10月頃の予定です。条件として各国の規制当局の承認が必要なのですが、すでにEUからの承認が取得できました。今後、各国での承認を得ることになります。またEMC側では株主投票を実施する必要がありますが、こちらも数カ月以内の開催が予定されており、すでに準備が整っています。●安くなればフラッシュを使いたいユーザーは多い!--現在、ストレージはハードウェアで差別化が難しい状況となっていますが、デルとしては他社との差別化はどこで行っていますか?Atkinson氏:ハードウェアの提供によりユーザーに価値を提供することは、ストレージに限らずIT全体で難しくなっています。いかにソリューションを提案して価値を出すかが求められている状況ですが、唯一の例外としてフラッシュがあると思っています。フラッシュ採用の壁となっていた価格面について投資を行い、知的財産やイノベーションを蓄積し、大幅なコストダウンを実現したことでハードウェアでの差別化もできたと考えています。さらに、従来からサーバを強みとしてきたベンダーとしてSoftware Definedの世界にアドバンテージがあると考えています。ここにおけるリーダーとしての地位を確実にしていくことが差別化につながるでしょう。また、ハイパーコンバージドの世界においてはNutanixと協業し、XCシリーズを出しています。こうした充実したパートナーエコシステムを持っていることも、われわれの価値だと思っています。われわれ自身の知的財産も含め、いろいろなパートナーの力を結集できるのも強みです。--2015年のDell Worldでは「Future Ready」がテーマでしたが、ストレージ分野における「Future Ready」とは何でしょうか?Atkinson氏:冒頭に申し上げた3つのトレンドは、今後IT資産を購入するうえで考慮していただく必要があると思います。将来を見越した取り組みとしては、データセンターにはHDDよりもフラッシュを導入していくことが有望でしょう。これからのデータセンターのあり方を考えると、より積極的にフラッシュを推進していきたいですね。そして、Software Definedも大切です。サーバとストレージの境界がなくなり、フレキシブルなあり方が想定される将来に向けて、われわれではXCシリーズを用意しています。また、そうした先進的な取り組みだけでなく、従来われわれが提供してきた価値も大きく見れば「Future Ready」につながります。データ移行をせずにコントローラだけを変更できるフォークリフトアップグレードや、1度購入したライセンスはずっと使い続けられる永続的ライセンスといったものは、お客様がすでに大きな投資を行なった既存のソリューションを最大限に活用していただけるためのものです。--フラッシュが業界全体で非常に推されていますが、HDDの方がよい分野もあるのではないでしょうか?Atkinson氏:5年先までに限定した場合、あまりアクセスされないコールドデータの格納先としてはコスト的にも容量的にもHDDのニーズがあると思います。われわれとしても、何でもフラッシュがよいとは思っておらず、ハイブリッド型のものも提案し、ニーズに合わせて選択していただけるようになっています。ただし、オールフラッシュも堅調に伸びています。われわれの第4四半期の出荷台数は、第3四半期と比べて90%も伸びています。--90%とは大きな伸びですが、なぜそれほど伸びたのでしょうか?Atkinson氏:実は第3四半期に、他社に先駆けてTLCのフラッシュを投入しました。主要ベンダーとしては初めてのことでしたので、価格面に優れているということで飛びついたお客様が多かったのです。これは、経済性に優れたフラッシュがあればお客様は受け入れると証明した状態だと思っています。--2016年のデルとしてのストレージ分野における注力分野はどこでしょう?Atkinson氏:たくさんありますが、まずはSoftware Definedについては引き続き注力したいですね。フラッシュにおけるイノベーションも推進していきたいと思います。今後、数カ月にわたり、さまざまなイノベーションを搭載していくので、順調な伸びが期待できると思っています。実際、すでに昨年からいろいろな取り組みを行ってきています。昨年はストレージ市場全体には厳しい1年となりましたが、そのおかげでSCシリーズは前年比18%の伸びがありました。この勢いを維持していきたいと思っています。○VDI分野などでXCシリーズが伸び!日本でもSDSの採用例は増えている日本市場については、デル ストレージ・ビジネス本部の本部長である小島由理夫氏が語ってくれた。--日本におけるユーザーニーズはどのあたりにあるのでしょうか?小島氏:日本でもビッグデータやIoTといった需要はありますが、VDIの需要も伸びていますね。コンベンショナルなストレージと、Software DefinedのXCシリーズがかなりVDIで使われています。--始業時に集中する負荷にフラッシュで対応するというような需要ですか?小島氏:それもありますが、XCシリーズは拡張していけるのがポイントです。ユーザーが増えた時や、負荷が大きくなった時にはノードを足すことで対応できます。コンバージドインフラストラクチャですので、CPUとストレージが同時に増えていくのです。そういう意味でVDIに向いていますね。SDS(ソフトウェア・ディファインド・ストレージ)については、日本では金融分野で特定のワークロード向けに採用がはじまりました。日本のお客様もアグレッシブにSDSを導入しています。また、ヘルスケア分野で利用データをアーカイブするというような需要もありますね。法律で10~15年の保存が義務づけられていますが、普通のストレージではハードウェアの保守期限があるので対応が難しいのです。SDSならソフトウェアが動いている状態ですから、ハードウェアを取り替えながら対応することができます。--日本ではあまり盛り上がっていなかったビッグデータでの利用も、最近増えてきているようですね?小島氏:IoTのおかげですね。データがどんどん発生してしまうので、それを貯めてアナリシスするというのが大きなニーズだと思います。たとえば大手製造業で、1000本の生産ラインにIoTの装置を入れてデータを取得し、歩留まり率や製造ラインの運行管理などを行おうとしている例があるのですが、そういうところでSCシリーズが採用されています。--IoTで伸びたということは、マーケティング分野はまだまだということでしょうか?小島氏:マーケティング分野の実例もかなりあります。たとえばインテージグループで採用していただいているのですが、データを分析して、その分析結果を販売するビジネスです。そこで必要となる高速ストレージとしてSCシリーズが選ばれました。--マイナンバーや2020年に向けた取り組みなど日本独自の流れはありますか?小島氏:2020年に向けてという意味では、サーベイランスの需要がありますね。オリンピックでさまざまな人が訪日する中、データを取得しておこうという時に、安価な格納先としてSDSというような案件は結構あります。マイナンバーについてはセキュリティが切り口になりますが、SDSを採用することでどんどん切り分けてセキュリティを担保しようというやり方がありますね。こちらは地方自治体からの案件で出てきています。
2016年03月09日デル・ソフトウェアは3月1日、大容量データ時代に対応し、スケーラビリティとパフォーマンスを向上した統合管理バックアップソフトの最新バージョン「NetVault Backup 11」と、重複除外バックアップ専用ストレージのDell DRシリーズの新製品3モデルを提供開始した。価格は各製品ともにオープン。「NetVault Backup」は、物理・仮想の両環境にあるデータとアプリケーションを、Webベースのユーザインタフェースから一元的に保護することができるデータ保護ソリューション。最新バージョンは、バックアップパフォーマンスを改善するとともに、導入および更新作業の迅速化とシンプル化、日々の運用管理を容易にするレポーティングの向上、さらには重複除外ストレージ連携機能によるRapidバックアップの強化などにより、効率的なデータ保護を実現するという。主な特長としてファイルシステムのバックアップジョブがマルチストリームに対応し、バックアップ性能が向上したほか、Web対応インタフェースを通したWindowsエージェントのプッシュインストールに対応することにより、数百台に及ぶWindowsクライアントに数クリックで保護機能のリモート導入が可能になった。また、日々の管理業務を効率化する新しいレポート(ジョブ、メディア、構成レポート)を追加し、Windows/Linuxに加え、SolarisクライアントでもDell DR Rapid Data Access(RDA)をサポート。さらに、Dell RDAおよびEMC DD Boostを対象とした最新版ライブラリアップデートを提供する。一方、Dell DRシリーズは非構造化データが増加傾向の状況下で欠かせない重複除外バックアップ専用ストレージとして、さまざまなバックアップソフトウェアと組み合わせて利用することで、バックアップの統合化やデータセンター全体の災害復旧対策など既設のバックアップシステムを進化させるソリューションを提供。新しい3モデルは、エントリーモデルのDR4300e、スタンダードモデルのDR4300、パフォーマンスモデルのDR6300となり、従来の機能を継承しながらデータの大容量化に対応し、パフォーマンス向上させている。主な特長はソースサイド重複除外を活用したマルチバックアップストリームによって、高速バックアップを実現し、より大容量のデータ保護のサポートが可能となった。最大スループットは DR4300eで21TB/h、DR4300で22TB/h、DR6300で29TB/h、最大ポストRAID容量はDR4300eで27TB、DR4300で108TB、DR6300で360TBとなる。
2016年03月01日優れたブルーレイ作品を表彰する第8回『DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞』授賞式が2月17日に開催され、『マッドマックス怒りのデス・ロード』がグランプリを受賞! アンバサダーを務める前田敦子がスペシャルゲストとして来場した。その他の写真映像コンテンツメーカー、映像機器メーカーが加盟し、次世代デジタルエンターテイメントを普及させるために活動する業界団体DEG ジャパン(デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン)によるアワード。高画質賞、高音質賞などの賞に分かれ、洋画、邦画などジャンルごとにも細分化され、各賞が表彰された。『マッドマックス』は高画質賞・映画部門(洋画)と最高賞のグランプリの2冠を獲得。発売元・販売元のワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社の担当者は本作について「男っぽくワイルドなアクションがワーナーのカルチャーでありカラー。そういう意味でディズニーと両極端にあり、ワーナーっぽい作品だと思います。“行って、帰る”というシンプルな物語なのに何度観ても面白いのが映画の醍醐味!」と迫力の映像、音響の力が本作に寄与した部分の大きさを強調した。審査委委員長を務めた評論家の麻倉怜士も本作を絶賛。すでにブルーレイで「100回は観た!」と明かし「いまや、画質がいいのは当たり前。コンセプトを画質に与えている。音響も素晴らしい!」と称賛を送った。女優としての活動を始めて以降、かなりの数の映画を観ていると有名な前田だが、ブルーレイに関して「かなり観ますし、持ってます」と語る。特に『マッドマックス』に関しては前田自身、ある専門誌で2015年のベスト1に選出した作品。「いろんな映画監督からお薦めされ、一緒に映画館に観に行った映画監督の方も『4回目』と仰ってました。こういう作品でこんなに興奮したのは初めて! シンプルだけど、感動するし興奮して、何度観ても楽しい作品です。ブルーレイでもすでに楽しませていただきました!」と熱く語った。『マッドマックス怒りのデス・ロード』ブルーレイ&DVDセット(2枚組/デジタルコピー付)3D&2Dブルーレイセット(2枚組/デジタルコピー付)ブルーレイ スチールブック仕様(1枚組/デジタルコピー付)マッドマックス アンソロジー ブルーレイセット(5枚組/デジタルコピー付)発売中発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016年02月17日デルはこのほど、Cylanceの人工知能を活用したセキュリティ技術を採用したエンドポイント向けマルウェア対策スイート「Dell Data Protection | Endpoint Security Suite Enterprise」と、法人向けPC用の「POST(Power On Self Test)ブート BIOS 検証ソリューション」を発表した。Cylanceは、人工知能を活用したセキュリティ技術を開発しており、APT攻撃やゼロデイ攻撃で使用されるマルウェア、スピアフィッシング、ランサムウェアに対する防御機能を持つ。同社の技術を採用したエンドポイント向けのセキュリティ・ソリューションは「Endpoint Security Suite Enterprise」が初めてだという。Cylanceの検証では、99%のマルウェアとAPT攻撃を組織できるとしている。同ソリューションでは、ウイルス定義ファイルの定期的な更新が不要であるほか、管理者が単一のコンソールですべてのコンポーネントを管理できるため、エンドポイントセキュリティの管理に必要となる時間やリソースが削減できるという。一方のPOST(Power On Self Test)ブート BIOS 検証ソリューションでは、クラウド環境下で、個別のBIOSイメージをデルのBIOSラボの公式基準値と比較検証し、ブートイメージに脅威が入り込んでいないかを検知できる。このBIOS検証機能は、デルが提供する第6世代インテル Core プロセッサーを搭載した法人向けPCで利用できる。
2016年02月09日