市井の人々にまなざしを向けたふたりの写真家を紹介する『本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語』展が、6月16日(金)〜9月24日(日)、東京都写真美術館で開かれる。本橋成一は1940年東京生まれの写真家、映画監督。60年代から上野駅や築地魚河岸などに通いながら人々の営みを撮影。90年代にはチェルノブイリ原発事故の被災地を訪れ、そこに暮らし続ける人々と美しい風景を撮影した写真集とドキュメンタリー映画『ナージャの村』『アレクセイと泉』で、国内外で高い評価を受けている。一方、ロベール・ドアノーは1912年パリ生まれの写真家。自動車会社ルノー社のカメラマンなどを経て1939年からフリーで活動。以後、パリの街を歩き回り、庶民たちの日常を撮影した。そこには各界著名人のポートレートとも分け隔てない視線が感じられる。国際的な評価を受け、1994年82歳で没した。時代や地域の異なるふたりだが、炭鉱、サーカス、市場などのテーマで優れたルポルタージュを残しているところに共通点が見られる。また、本橋は幼少期に空襲に遭い、ドアノーは従軍するも結核で除隊し、以後レジスタンスに参加するなど、第二次世界大戦の混乱期を経験している。ふたりとも、そのような苦境の中でつつましくも懸命に生きる人々にたくましさや真の豊かさを見出し、失われゆく風景とともに写真に収めてきた。本橋は「写真や映像は、相手に対する想いとイマジネーションだ」と語り、ドアノーは「相手をこよなく愛してこそ、写真を撮ることが許されるのだ」という言葉を残している。これまで、このふたりの作家を並べて語ることはほとんどなかったのではないだろうか。しかし、世界各地で争いが絶えない現在、愛や優しさ、ユーモアを持って現実や社会と関わり続けてきたふたりの作品を通じて、人間にとって大切なこととは何か、改めて思い起こさせてくれるだろう。<開催情報>『本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語』会期:2023年6月16日(金)~9月24日(日)会場:東京都写真美術館2階展示室時間:10:00~18:00、木金は20:00まで(入館は閉館時間の30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合は開館翌平日休)料金:一般800円、大学640円、高中・65歳以上400円公式サイト:
2023年06月14日日本有数の美術品専門オークション会社 株式会社マレットジャパンは、「マレットジャパンオークション」を2023年3月2日、東京都千代田区にて開催いたします。今回は通常のオークションに加え、新たなライブ配信オークション《M-Live Auction》との2セール同日開催となります。M-Live Auctionはオンライン同時入札限定のオークションです。オークショニアが競りを行う様子をリアルタイムの映像配信でご覧いただきながらパソコンやスマートフォンを通してご入札いただきます。事前入札の機能もあり、当日の参加が難しい場合にも安心です。カタログ掲載や下見会はございませんが、ホームページ内のコンディションレポートにて全作品詳細をご覧いただけます。成長著しいコンテンポラリーアートの市場拡大の一翼を担うべく、作品のラインナップはコンテンポラリーを中心に構成いたしました。ロッカクアヤコ・KYNE・村上隆などコンテンポラリー作品を中心として約100点が出品予定です。2セールあわせた261点の中から、注目作品を紹介します。オークションカタログ【オークションカタログ】本セールカタログ表紙を飾るのはLOT123 ルイス・フェイトによる「Base-226」です。ルイス・フェイトは1950年スペインの芸術家協会“エルパソ”を設立し革新的な表現芸術の擁護に尽力した後、1956年パリに渡ります。オートマティズムや抽象芸術からインスピレーションを得て、黒・白・黄土色の絵具に砂を混ぜ、少ない色数と激しいマチエールで構成された力強い表現に辿り着きます。その後、より色数を絞り緊張感に満ちた画面構成へと作風を変化させていきましたが、本作は作家が生涯大切にした「赤」と「黒」の関係性を作品に取り入れ始めた1960年初頭の貴重な作品です。下見会【下見会】続いてはアンディ・デンツラーによるLOT021 「Waterfall Crossing」です。スイス、チューリッヒ生まれの画家で人物画を多く描いており、一度写実的に描いた絵具の表面をパレットナイフで歪ませて動的な雰囲気を生み出しています。古びた写真やVHSの一時停止を思い起こす作品です。M-Live Auction【M-Live Auction】オンラインカタログはHPのトップページよりどなたでもご覧いただけます。URL: ご入札に際して下見会ならびにWEB上のコンディションレポートにおいて作品の状態確認をしていただきますよう、宜しくお願いいたします。マレットジャパンでは自社開発のシステム、オンライン同時入札(ONLINE LIVE BIDDING)を導入しております。PC/スマートフォンを通じて外出先でも気軽にオークションに参加することが出来ます。オンライン会員への登録後、オークション毎に参加申請が必要となり、各セール前日の18時まで承っております。今回新たに、事前入札も可能となりました。より便利になったオンライン同時入札を是非ご利用下さい。オークション開催は2023年3月2日(木)。事前入札・電話入札の申し込み(オンライン事前入札を除く)は3月1日(水)18時まで受け付け可能。オークション参加に際して無料会員登録はマレットジャパンHPから随時受付中。マレットジャパンのSNSアカウント(Instagram/Twitter/Facebook/LINE)では最新情報を随時更新中。Instagram: Twitter : Facebook : LINE : ●オークション詳細オークション開催日2023年3月2日(木)M-Live Auction 11時開催予定マレットオークション近現代アートセール#230302 15時開催予定下見会日時:2023年2月27日(月)10:00~18:002023年2月28日(火)10:00~18:002023年3月1日(水)10:00~15:00会場 :マレットジャパンオークションハウス所在地 :東京都千代田区麹町1-3-1 ニッセイ半蔵門ビル1F※2022年6月より新オフィスへ移転しております、下見会・オークション当日お越しの際にはお間違えないようご確認ください。会社HP : お問い合わせ: info@mallet.co.jp 感染症拡大防止の為、可能な限り書面及び電話入札でのご参加をお願いいたします。自社開発のオンライン同時入札(WEB会員登録必須、セール毎の事前申請受付)もご検討ください。体調のすぐれない方はご来場をお控え下さい。また会場にお越しの際はマスクの着用・咳エチケットの徹底をお願いいたします。ご来場に際し検温にご協力いただく場合がございますのでご了承下さい。皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。マレットジャパン【マレットジャパン】●会社概要マレットジャパンは日本有数の美術品専門オークション会社です。近代から現代の美術品を中心に扱い、東京の自社会場で年間5-6回のオークションを開催しています。2005年創業時から国内でいち早く海外マーケットの拡大を実現し、国内はもちろん欧米からアジアまで世界各国でお客様と大切な絆を築き上げてきました。今後も当社は「公正かつ誠実」という経営理念のもと、誇りを持って「確かなもの」をお届けしてまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月17日日本有数の美術品専門オークション会社 株式会社マレットジャパンは、「マレットジャパン モダン&コンテンポラリーアートオークション」を2022年12月1日14時より東京都千代田区にて開催します。全227点出品作品の中から、注目作品を紹介します。オークションカタログ本セールカタログ表紙を飾るのはLOT222 ウィリアム・スコット(1913-1989)による「<梨の園> I」です。ウィリアムスコットは1913年にスコットランドに生まれ、10代の頃は美術学校で学びました。1950年代にアメリカへ渡り、ジャクソン・ポロックやマーク・ロスコらと交流し抽象表現主義に触れつつも独自の絵画表現を深めていきます。本作品を描いた1975年頃にはひとつの様式を確立させるように、大胆な余白とシンプルな色形、そして配置が緊密な構成により具象と抽象を一作品に落とし込んでいます。2009年にアイルランドで開催された個展にはエリザベス女王が訪れるなど特にイギリスで愛される画家となりました。出品作品次にご紹介するのは印象派を代表するフランスの画家、クロード・モネ(1840-1926)によるユニーク作品です。青年期に港町に住んでいた為、河口や船のモチーフを多く描いており、LOT226「船」は1857年頃、モネが10代の時期に描いた船のデッサンです。小さな作品ながら船の細部まで描かれており、早熟な技術の高さがうかがえます。モネのデッサンが日本国内のオークションに出品されることは大変貴重な機会です。マレットジャパン続いて日本のオークション初出品インドネシア出身の作家、Ryol(1993-)によるLOT147「LOVE FIGHTERS」です。奈良美智から大いに影響を受けたと作家本人が明言するように、日本のアニメ文化を吸収したポップな作風ですが、消費主義やジェンダーなど、現代社会に対する問題提起があります。薄汚れた壁に無造作なハートを描く少年は、無垢なる弱者への態度を見る者に問うているかのようです。下見会風景古今東西のイメージや身近なモチーフを用いて仮想世界を構築する画風で今年に入って注目度の高い今津景(1980-)によるキャンバス作品が4点出品されます。全て2008-2009年のうちに制作されており、表現を確立する前の黎明期にあたる作品といえます。近年インドネシアへ拠点を移し更に国際的な活躍の場を広げています。その他にも、反復される筆致によって記号化されたキャラクターを基に実験的な絵画表現を行う橋本ユタカや、1cm四方の紙を用いた極小の折り鶴を用いて造形を制作する小野川直樹ら数作家がマレットジャパン初出品となります。オンラインカタログはHPのトップページよりどなたでもご覧いただけます。 ご入札に際して下見会ならびにWEB上のコンディションレポートにおいて状態確認をしていただきますよう、宜しくお願い致します。マレットジャパンでは自社開発のオンライン同時入札(ONLINE LIVE BIDDING)を導入しております。PC/スマートフォンを通じて外出先でも気軽にオークションに参加することが出来ます。参加時はWEB会員登録が必須となり、オークション毎の事前申請はセール日前日の18時まで承っておりますので、是非この機会にご利用ください。オンライン同時入札オークション開催は2022年12月1日(木)14時~。事前入札・電話入札の申し込みは11月30日(水)18時まで受け付け可能。オークション参加に際して無料会員登録はマレットジャパンHPから随時受付中。マレットジャパンのSNSアカウント(Instagram/Twitter/Facebook/LINE)では最新情報を随時更新中。Instagram: Twitter: Facebook: LINE: ●オークション詳細オークション開催日: 2022年12月1日(木)14:00~下見会日時 : 2022年11月28日(月)10:00~18:002022年11月29日(火)10:00~18:002022年11月30日(水)10:00~15:00会場 : マレットジャパンオークションハウス所在地 : 東京都千代田区麹町1-3-1 ニッセイ半蔵門ビル1F※2022年6月より新オフィスへ移転しております、下見会・オークション当日お越しの際にはお間違えないようご確認ください。会社HP : お問い合わせ : info@mallet.co.jp 感染症拡大防止の為、可能な限り書面及び電話入札でのご参加をお願い致します。自社開発のオンライン同時入札(WEB会員登録必須、セール毎の事前申請受付)もご検討ください。体調のすぐれない方はご来場をお控え下さい。また会場にお越しの際はマスクの着用・咳エチケットの徹底をお願い致します。ご来場に際し検温にご協力頂く場合がございますのでご了承下さい。皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。マレットジャパン●会社概要マレットジャパンは日本有数の美術品専門オークション会社です。近代から現代の美術品を中心に扱い、東京の自社会場で年間5-6回のオークションを開催しています。2005年創業時から国内でいち早く海外マーケットの拡大を実現し、国内はもちろん欧米からアジアまで世界各国でお客様と大切な絆を築き上げてきました。今後も当社は「公正かつ誠実」という経営理念のもと、誇りを持って「確かなもの」をお届けしてまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月14日マレットジャパン モダン&コンテンポラリーアートオークションが2022年3月3日14時より東京都江東区にて開催されます。出品作品全233点の中から、注目作品を紹介します。詳細URL: マレットジャパン最初に注目したい作品は今オークションカタログの表紙ともなっている、LOT78草間彌生によるキャンバス作品「Nets 50」です。シルクスクリーンが出品の際には、国内外から多くの入札が集まる草間彌生ですが今回は貴重なキャンバス作品が出品されます。3号のキャンバスに張り巡らされた網の目は、水玉と並んで代表的なモチーフのひとつです。1957年のアメリカで開催された個展に際して発表された網目模様のペインティングは無限の宇宙を表しているといわれます。そして近年人気の流れが止むことのない、ロッカクアヤコのユニーク作品が複数点出品されます。2006年の「GEISAI」にて注目を集めて以降、アムステルダムを拠点に活動を開始しベルリンやヨーロッパを中心に作品を発表してきました。2020年10月には出身地でもある千葉県で大規模個展を行い国内でも不動の人気を誇っています。筆を用いず、指で段ボールに直接描かれた少女のモチーフは今や国内オークションハイライト作品の常連となりました。今回は段ボールに描かれた初期作3点(LOT174、175、188)と、キャンバスを使用した1点(LOT187)、計4点が出品されます。どの作品もただ可愛らしい少女ではなく、どこか物憂げであったり、意志の掴めない独特な表情をしていて視線を惹きつけます。更に今回は村上隆とヴァージル・アブローのコラボレーション作品も出品されます。日本の現代美術を代表すると言っても過言ではない、村上隆。多くの版画作品を世に送り続けていますが、彼のユニーク作品がオークションに出品されることは大変貴重な機会となります。対してヴァージル・アブローは1980年米国生まれ。ミュージシャンのカニエ・ウェストとの出会いからルイ・ヴィトンのアフリカ系アメリカ人初のディレクターにまで上り詰めました。2013年にはストリートファッションブランド「OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH」を設立し、カテゴリーの定義に常に異を唱え境界線の無い自由なスタイルを提案してきました。惜しくも2021年癌によりこの世を去ったアブローに、世界中から悼む声が寄せられました。LOT189「Flower Belt」と題された本作品では村上隆を代表するお花のアイコンが一面にプリントされたキャンバスに、OFF-WHITEのベルトが大胆にあしらわれており、先鋭アーティスト同士による視覚言語の融合が明確に感じ取れます。また、今回は立体の大型作品も出品されます。LOT60「未来と過去のイヴ 15」四谷シモンによる球体関節人形の作品です。四谷シモンは1944年東京都出まれで、小学生の頃から人形制作を始めます。1965年に雑誌「新婦人」に掲載された澁澤龍彦紹介によるハンス・ベルメールの作品に衝撃を受け、以降それまでの制作方法を捨て球体関節人形の制作を開始しました。そして一方で、女形を演じる役者として活動していました。1973年に作品と同名の展覧会を開催し球体関節人形を発表しますが、開催を願い出てからわずか半年で等身大の女性像を12体制作しました。後年このシリーズ作品について「芝居をしていた時間からすぐに作品制作に移行したため、役者のイメージで作りました。状況劇場時代の自画像ともいえます」と述べています。160cmほどの人形は実際に女性用下着を身に着けており、細部にまでこだわりが感じられる完成度の高い作品です。これに加えて、ブラックジョークに風刺を利かせた作風が人気のホアン・コルネラ、江口寿史、Himeら次世代を担うアーティスト作品がマレットジャパン初出品となります。オンラインカタログはHPのトップページよりどなたでもご覧いただけます。下見会オークション開催は2022年3月3日(木)14時~。事前入札・電話入札の申し込みは3月2日(水)18時まで受け付け可能。オークション参加に際して無料会員登録はマレットジャパンHPから随時受付中。マレットジャパンのSNSアカウント(Instagram/Twitter/Facebook/LINE)では最新情報を随時更新中。●オークション詳細オークション開催日: 2022年3月3日(木)14:00~下見会日時 : 2022年2月28日(月)10:00~18:002022年3月1日(火)10:00~18:002022年3月2日(水)10:00~15:00会場 : マレットジャパンオークションハウス住所 : 東京都江東区東陽3-22-6 東陽町AXISビル1階会社HP : お問い合わせ : info@mallet.co.jp 感染症拡大防止の為、可能な限り書面及び電話入札でのご参加をお願いいたします。外部サイトInvaluable(英語のみ・追加手数料5%)でのオンラインライブ入札もご検討ください。体調のすぐれない方はご来場をお控え下さい。また会場にお越しの際はマスクの着用・咳エチケットの徹底をお願いいたします。ご来場に際し検温にご協力いただく場合がございますのでご了承下さい。皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。●会社概要マレットジャパンは日本有数の美術品専門オークション会社です。近代から現代の美術品を中心に扱い、オークションの企画、運営を行う他、東京の自社会場で年間5-6回のオークションを開催しています。2005年創業時から国内でいち早く海外マーケットの拡大を実現し、国内はもちろん欧米からアジアまで世界各国でお客様と大切な絆を築き上げてきました。今後も当社は「公正かつ誠実」という経営理念のもと、誇りを持って「確かなもの」をお届けしてまいります。オークション会場 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月18日マレットジャパン モダン&コンテンポラリーアートオークションが2021年12月9日14時より東京都江東区にて開催されます。出品作品全243点の中から、注目作品を紹介します。カタログ今セールではデイヴィッド・ホックニー、サム・フランシスら1960-90年代のアメリカにおける版画市場の拡大に貢献した作家による名品が注目されます。日本やヨーロッパに比べて版画の歴史が浅いアメリカで、絵画の二次的なメディアとされていた版画でしたが、工房の技術発展と優秀な版画技術者の輩出により作家と共同で数多くの作品が生み出されていきました。この動向は「プリント・リバイバル(版画復興)」と呼ばれ、版画の概念が様変わりした一時代になります。その中活躍した作家のひとりがデイヴィッド・ホックニー。10代から継続的に版画制作を続けるホックニーは、群を抜いたヴァリエーションと表現の多彩さを持ちます。12月のセールではその中でも年代や技法も様々な優品4品が出品となります。大判の手漉き紙2枚を接いだパノラマのようなスケール感のLot012「ホテル・アカトラン」は刷り師タイラーグラフィックスとのメキシコ旅行時の大作。180センチ以上にも及ぶ版面からは鮮やかな赤が印象的で、滞在中のホテルの中庭を臨む構図にはホックニーの動的視点が活き活きと感じられます。詳細URL: 1971年の日本旅行の後、日本美術に触発され手掛けたシリーズの1点Lot011「霧;ウェザーシリーズより」は、ジェミナイ工房のスタッフと 協力しながら制作されました。詳細URL: そしてピカソの刷り師であったクロムランクから手ほどきを受けて完成した作品集、Lot 013「ブルー・ギター」。詳細URL: Lot 014「リトグラフの水」はタイラー・グラフィックスが手掛けた連作で、同じ図版を使い移り変わる光線の変化を表現しています。透明感があり、かつ鮮明な色合いが印象的です。詳細URL: 研究熱心なホックニーにとって「工房」や「刷り師」は良き理解者であり、イメージを具現化するのに欠かせない重要なパートナーでした。下見会 1発表する原画作品は即日完売、儚さと可愛らしさを持ち合わせた人物画で知られる天野タケルのキャンバスもハイライト作品です。伝統的な西洋絵画にインスピレーションを得た、「Leda and the Swan #1」はシンプルな線とドットだけで表現されていますが存在感のある1点です。その他にもシルクスクリーンによるエディション作品や、スプレーペイントが施されたものも出品されます。詳細URL: 次は動物のはく製にガラスの球体をあしらったPixCellシリーズなどで国内外での人気が高い名和晃平の作品です。自身の作品150点以上を収録した最新作品集「METAMORPHOSIS」に限定エディションの立体作品が特典として付随した特装版COLLECTOR'S EDITION。全10種類各10体限定で名和作品を忠実に再現したマルチプルがセットとなっており、「Velvet」と呼ばれる、表面に苔や菌糸のような絨毛を付着させた彫刻シリーズです。詳細URL: 下見会 2国内のオークションではなかなか出会えない名品が、Lot059ヴィック・ムニーズの「ソフィア・ローレン」です。ムニーズはブラジル出身のアーティストで食品や日用品を用いて撮影された写真表現により評価を集めています。今作は500カラット以上のダイアモンドを使用してハリウッド女優のポートレートを撮影したシリーズ「Diamond Divas」のうちソフィア・ローレンをモデルにしたチバクロームプリントです。チバクロームとはイギリスの写真メーカー、イルフォード社が1960年代に商品化した印画紙のことで、鮮やかな発色と耐久性が当時大人気の製品でした。漆黒の背景から浮かび上がるようなダイアモンド一粒一粒が、変わることのない煌めきを放つ作品です。詳細URL: 初出品される若手作家による作品で注目したいのは、Lot179松井えり菜の「ウーパートーテム オム」です。内側をくりぬかれた発砲スチロールに着色が施されており、作家自身の分身とも言えるウーパールーパーが描かれています。デビュー当時から自画像作品を数多く制作しており、大きなサイズで描かれた顔面は鑑賞者に強烈なインパクトを与えます。詳細URL: これに加えてJUN OSON、古塔つみ、横山真理、谷口小夏ら次世代を担うアーティストの作品がマレットジャパン初出品となります。オンラインカタログはHPのトップページよりどなたでもご覧いただけます。マレットジャパンオークション開催は2021年12月9日(木)14時~。事前入札・電話入札の申し込みは12月8日(水)18時まで受け付け可能。オークション参加に際して無料会員登録はマレットジャパンHPから随時受付中。マレットジャパンのSNSアカウント(Instagram/Twitter/Facebook/LINE)では最新情報を更新中。査定依頼も受け付けております、詳しくはマレットジャパンHPをご覧ください。●オークション詳細オークション開催日2021年12月9日(木)14:00~下見会日時 : 2021年12月6日(月)10:00~18:002021年12月7日(火)10:00~18:002021年12月8日(水)10:00~15:00会場 : マレットジャパンオークションハウス所在地 : 東京都江東区東陽3-22-6 東陽町AXISビル1階会社HP : お問い合わせ: info@mallet.co.jp 感染症拡大防止の為、可能な限り書面及び電話入札でのご参加をお願いいたします。外部サイトInvaluable(英語のみ・追加手数料5%)でのオンラインライブ入札もご検討ください。体調のすぐれない方はご来場をお控え下さい。また会場にお越しの際はマスクの着用・咳エチケットの徹底をお願いいたします。ご来場に際し検温にご協力いただく場合がございますのでご了承下さい。皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。●会社概要マレットジャパンは日本有数の美術品専門オークション会社です。近代から現代の美術品を中心に扱い、オークションの企画、運営を行う他、東京の自社会場で年間5-6回のオークションを開催しています。2005年創業時から国内でいち早く海外マーケットの拡大を実現し、国内はもちろん欧米からアジアまで世界各国でお客様と大切な絆を築き上げてきました。今後も当社は「公正かつ誠実」という経営理念のもと、誇りを持って「確かなもの」をお届けしてまいります。マレットジャパン 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月19日代表作《パリ市庁舎前のキス》で世界的に有名となった写真家ロベール・ドアノー。ありふれた日常から愛すべき瞬間を切り取ってきた彼は「イメージの釣り人」と呼ばれ、没後25年以上が経った今も人々を魅了し続けている。「写真家ドアノー/音楽/パリ」は、パリを舞台に多くの傑作を生み出したドアノーの作品の中でも、音楽シーンを題材に構成した初の試み。1930年代から’90年代にかけて撮影された、日本初公開作品を含む約200点の作品群はまさに必見だ。展覧会は、彼の孫で映画監督でもあるクレモンティーヌ・ドルディルの監修により、8章で展開される。第1章では“街角”がテーマに。ある時、下町のビストロや酒場でシャンソンを歌ったり演奏したりする流しの女性に出会い、すっかり魅了されたドアノー。数日間、店から店へと移動し、彼女に密着・撮影した。彼が生活の雑踏へ足を踏み入れたことで残された音楽家の写真からは、その楽しげな音色が聞こえてきそう。また、夜のパリ左岸でワルツを踊るカップルや、バレエ『カルメン』の衣装合わせの様子から窺えるのは、彼が音楽にまつわる様々な場所に足を運んでいたということ。そうして出会い、多大な影響を受けてきたアーティストたちの、素の魅力溢れるポートレートにも注目したい。海外旅行もままならない、そんな今だからこそ、ドアノーの写真を通してパリの街角へ旅に出かけてみるのはいかが。Who’s Robert Doisneau?ルノーのカメラマンを経てフリーに。1994年に亡くなるまで、ファッションはもちろん、若い世代のジャケット撮影なども積極的に手がけた。ロベール・ドアノー《パリ祭のラストワルツ》パリ 1949年7月14日 ゼラチン・シルバー・プリント ©Atelier Robert Doisneau/Contactロベール・ドアノー《流しのピエレット・ドリオン》パリ 1953年2月 ゼラチン・シルバー・プリント ©Atelier Robert Doisneau/Contactロベール・ドアノー《ロベール・ドアノーのセルフポートレート》ヴィルジュイフ 1949年 ゼラチン・シルバー・プリント ©Atelier Robert Doisneau/Contact「写真家ドアノー/音楽/パリ」Bunkamura ザ・ミュージアム東京都渋谷区道玄坂2-24-12月5日(金)~3月31日(水)10時~18時(金・土曜~21時予定、変更の場合あり。入館は閉館30分前まで)会期中無休一般1500円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年2月3日号より。(by anan編集部)
2021年02月02日巨匠ロベール・ブレッソン監督の映画『少女ムシェット』が、4Kリストア・デジタルリマスター版で復活。2020年10月30日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開される。一人の少女の悲運な運命を描いた名作『少女ムシェット』は、一人の少女の悲運な運命をまざまざと描いた作品。厳格なフレーミング、俳優たちの演技を最小限に抑制することで、冷酷さを隠し持つ現実世界を表現した。中でも鮮烈な印象を残すラストシーンは、多くの観客や監督たちを魅了し、映画史に残る名場面として今もなお語り継がれている。絶望の淵にたちながらも反抗心を秘めた少女ムシェットは、この映画のために抜擢されたナディーヌ・ノルティエが演じている。ストーリー重病に苦しむ母と、酒に溺れ暴力を振るう父。自分が面倒を見るしかない赤ん坊を抱え、14歳のムシェットは、貧しい生活のなか、ひたすら孤独な日々を過ごしていた。家でも学校でも居場所のないムシェットは、森の中に逃げ込むが、突然の嵐で道に迷ってしまう。やがて森をうろつく密猟者のアルセーヌと遭遇したムシェットは、その夜、彼に強姦される。翌朝帰宅した少女は、母親の死去という悲劇に見舞われる。いつものように牛乳をもらいに出かけたムシェットは、ただ一人、村はずれの池に向かう…。ロベール・ブレッソン監督作『バルタザールどこへ行く』も同時公開なお公開同日より、ロベール・ブレッソンが遺した名作映画『バルタザールどこへ行く』も全国公開。4Kリストアのデジタルリマスター版で、スクリーンに蘇る。【詳細】『少女ムシェット』公開日:2020年10月30日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開※一部の劇場を除き、上映は 4K リストア・デジタルリマスター版から変換された2K上映となる。監督:ロベール・ブレッソン脚本:ロベール・ブレッソン出演:ナディーヌ・ノルティエ、ジャン=クロード・ギルベール、マリー・カルディナル、ポール・エベール、ジャン・ヴィムネ、マリー・ジュジーニ原作:ジョルジュ・ベルナノス「新ムシェット物語」配給:コピアポア・フィルム+lesfugitives
2020年09月14日巨匠ロベール・ブレッソン監督の映画『バルタザールどこへ行く』が、4Kリストア・デジタルリマスター版で復活。2020年10月30日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開される。映画史に残る最高傑作がスクリーンに復活1966年公開の『バルタザールどこへ行く』は、フランス映画界の巨匠ロベール・ブレッソン監督の代表作として映画史に輝く最高傑作だ。ロベール・ブレッソンが長年映画化を望んだ本作は、聖なるロバ“バルタザール”をめぐる現代の寓話。ドストエフスキーの長編小説「白痴」の挿話から着想し、一匹のロバ“バルタザール”と少女マリーの数奇な運命を繊細に描いている。純粋さから悪の道へと堕ちていく少女マリーを演じたのは、当時17歳のアンヌ・ヴィアゼムスキー。初の映画出演作となった本作を皮切りに、『中国女』など、ゴダール作品への出演を重ねていくこととなる。ストーリー小さな農村で、農園主のジャックと幼なじみのマリーは、生まれたばかりのロバに「バルタザール」と名づけ可愛がる。だが年月が経ち、「バルタザール」は別の飼い主のもとへ。やがて逃げ出した「バルタザール」は、美しく成長したマリーと再会し、まるで愛し合う恋人のように慰め合う。だが運命は、「バルタザール」にもマリーにもあまりにも過酷な試練を与えていく。マリーの両親は誇り高さゆえに没落し、マリーは不良少年ジェラールに拐かされ悪徳の道に落ちていく。「バルタザール」もまたマリーの元を引き離され、次々と人手に渡っていく…。ロベール・ブレッソン監督作『少女ムシェット』も同時公開なお、公開同日より、一人の少女の悲運な運命をまざまざと描いた映画『少女ムシェット』も全国公開。ロベール・ブレッソンが遺した名作が、4Kリストアのデジタルリマスター版でスクリーンに蘇る。【詳細】『バルタザールどこへ行く』公開日:2020年10月30日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開※一部の劇場を除き、上映は 4K リストア・デジタルリマスター版から変換された2K上映となる。監督:ロベール・ブレッソン脚本:ロベール・ブレッソン出演:アンヌ・ヴィアゼムスキー、フランソワ・ラファルジュ、フィリップ・アスラン、ナタリー・ジョワイヨー、ヴァルター・グリーン、ジャン=クロード・ギルベール、ピエール・クロソフスキー、ロバのバルタザール配給:コピアポア・フィルム+lesfugitives
2020年09月14日20世紀を代表する写真家、ロベール・ドアノーの作品約75点を紹介する『何必館コレクションロベール・ドアノー展パリからのまなざし』が、2月1日よりスタート。3月15日(日)までそごう美術館にて開催されている。時代を超えて愛され続ける写真家、ロベール・ドアノー(1912〜1994)。パリの雑踏の中の恋人たちをとらえた《市役所前のキス》は、誰でも一度は目にしたことがあるはず。パリ郊外の町に生まれたドアノーは、石版画を学んだのち、18歳の頃より本格的に写真を開始。雑誌『ヴォーグ』や『ライフ』などの仕事を行う一方、パリの街をくまなく歩き回り、その日常をユーモアと愛情を持って写し出した。その卓越した観察眼により、パリとパリの人々の撮影に生涯を捧げたという。同展は、機械(カメラ)ではなく、あくまで人間を感じさせるドアノーの作品を「恋人」「街路」「子供達」「酒場」「芸術家」といった5つのセクションにわけ、オリジナルプリント約75点で展観するもの。会場では「アトリエ・ロベール・ドアノー」を訪ね、撮影した写真や娘たちへのインタビュー映像が紹介されるほか、毎土曜の午後3時からは、ドキュメンタリー映画『パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー 永遠の3秒』の上映も行われる。ドアノーの世界を多角的に探る同展で、改めて彼の作品とパリの魅力を感じてみてはいかがだろうか。【開催情報】『何必館コレクションロベール・ドアノー展パリからのまなざし』 2月1日〜3月15日(日)そごう美術館にて開催【関連リンク】 そごう美術館()《パピヨンの子供》1945年何必館・京都現代美術館蔵《ピカソのパン》1952年何必館・京都現代美術館蔵
2020年02月02日「鼓童×ロベール・ルパージュ」製作記者発表会太鼓芸能集団・鼓童が パフォーマンスを行い、ロベール・ルパージュが演出を手掛けるNEW BEAT VISION PROJECT「鼓童×ロベール・ルパージュ<NOVA>」の世界初演・全国巡演が2020年5月にスタートする。その製作発表会見が行われた。【チケット情報はこちら】本プロジェクトは、1981年にベルリン芸術祭でデビューし50か国6500回以上の公演を行う太鼓芸能集団・鼓童と、シルク・ドゥ・ソレイユ「トーテム」などを手掛け“映像の魔術師”と呼ばれるロベール・ルパージュがコラボレーションし、日本文化と最先端ビジュアルテクノロジーが融合する、これまでにない“視聴体感芸術”を生み出すというもの。会見では、まず鼓童の母体である北前船の代表・青木孝夫が本作について「鼓童の音、映像、お客様の想像力、その三位一体でつくりあげる、今までに観たことのない、感じたことのないような視聴体感芸術をお届けできると確信しています」と挨拶。演出のロベール・ルパージュと、音楽を担当する住吉佑太(鼓童)によるクロストークでは、住吉が「本作に限らず、私たち鼓童が舞台で表現したいものは“人の本能に訴えかける何か”です。今回はそこにロベールさんによるテクノロジーを使った演出を掛け合わせ、作品をつくっています。そのふたつは真逆の存在のようですが、テクノロジーが入ることで逆に生身の人間が浮き彫りになっていく、より強くお客様に伝わっていくものを作りたいと思っています」、ロベールは「かねてから私は鼓童の作品づくりに感心していました。厳しさと規律の中に身を置きながら鍛錬されている。鼓童のステージは、音だけでなく動きや身体、そしてそこから発するエネルギーまでもが表現されています。今回は“音”と“イメージ”のインタラクティブな作品ですが、それだけでなく、その“動き”も取り入れています」と語った。その後、「音を見る(サイマティクス)」をテーマにしたライブパフォーマンスを初お披露目。住吉が「サイマティクスという事象をただ再現するのではなく、自然の中から生まれる音、文明の中から聞こえてくる音、自分たちの鼓動の音、魂の音、そういったものがすべて可視化できるかどうかが鍵になってくるのではないかと思っています」と語った通り、映像と音をただ掛け合わせるのとは違う、鼓童の太鼓、そしてその奥にある本質的な魅力が、テクノロジーによって可視化されるような、これまでにない表現が印象的。“音を見る”面白さを体験できるパフォーマンスとなっていた。鼓童×ロベール・ルパージュ<NOVA>は2020年5月23日(土)から31日(日)まで東京・東京建物 Brillia HALLにて上演。12月15日(日)の一般発売に先駆け、12月2日(月)11:00まで先行抽選申込受付中。取材・文・撮影:中川實穗
2019年11月14日韓国コスメのセレクトショップ銀座に登場上質かつリーズナブルな韓国コスメをセレクトしたショップ「CREE` MARE by DHOLIC(クリマレ バイ ディーホリック)」が有楽町マルイに登場。2019年4月3日(水)から4月24日(水)までの期間限定でオープンする。「CREE`MARE by DHOLIC」とは美容大国韓国のコスメは、日本でも幅広い年代から支持されている。「CREE`MARE by DHOLIC」では、定番のシートマスクはもちろん、今話題の新商品など1,000種類を超えるアイテムを扱っている。今回銀座エリアに初出店となる「CREE`MARE by DHOLIC 有楽町マルイ店」は、大人の女性をターゲットに落ち着いた雰囲気の店内に。オン・オフ問わず使えるアイテムが取り揃えられた。豊富な取扱商品取扱商品の一例をご紹介。「DHOLIC」のオリジナルコスメ「VAVI MELLO」の「バレンタインボックス3ローズモーメント」(税込2,700円)は、捨て色が無いと話題の12色がセットになったアイパレット。上品な輝きのグリッターが、ツヤと輝きに満ちた目元を叶えてくれる。コストパフォーマンスの良さに驚きなのが「CLIO」の「プリズムエアシャドウ」(税込1,749円)。鮮やかな発色とパール感で、美しくきらめく目元を演出する。他にも定番、話題の韓国コスメが勢揃い。気になるコスメを実際に手に取れるチャンスをお見逃し無く。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社DHOLIC FBLのプレスリリース※「CREE`MARE by DHOLIC」
2019年03月31日20世紀を象徴するフランスの国民的写真家ロベール・ドアノーの人生と創作に迫る、初のドキュメンタリー映画『パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー<永遠の3秒>』が、2017年4月22日(土)より東京都写真美術館ホールとユーロスペースにて公開。順次、全国でも上映される。ロベール・ドアノー、その名は知らなくとも「パリ市庁舎前のキス」という写真を目にしたことのある人は少なくないだろう。1950年にアメリカの雑誌「LIFE」の依頼で撮影され、1980年代にポスターとして発売されると世界中に広まった。この写真が撮られた当時のパリでは、恋人たちが街中でキスすることなど珍しい時代であったという。ドアノーの演出によって生まれたこの一枚は、誰もが憧れる恋人たちの都・パリのイメージを創り上げていった。生涯を通してドアノーは、“パリの日常”をとらえた数々の名作をのこしていくこととなる。街角に潜む“瞬間のドラマ”を職人技で釣り上げ、ときには演出によって“人生の真実”をより深く表現した。しかし、彼の独自の写真哲学による撮影現場はあまり知られてこなかった。本作は、撮影風景やインタビューなどの当時の貴重な資料映像や、親交のあった著名人による証言により、写真家ロベール・ドアノーのすべてに迫る、初のドキュメンタリー映画。今では世界でもっとも有名な写真のひとつとなった「パリ市庁舎前のキス」の知られざる撮影秘話も明かされる。さらに、ピカソ、フランソワーズ・サガン、ロマン・ポランスキー、サビーヌ・アゼマ、イザベル・ユペールなど、ドアノーが撮った同時代を代表する著名人のポートフォリオ作品も楽しめる。監督は、ドアノーの孫娘であるクレモンティーヌ・ドルディル。家族だからこその視点で、優しさにあふれた祖父、撮影にこだわりぬく写真家の両面を描き出し、愛とユーモアに溢れたドアノーの写真家人生を浮き彫りにする。【概要】映画『パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー<永遠の3秒>』公開日:2017年4月22日(土)劇場:東京都写真美術館ホール、ユーロスペースほか全国順次公開監督:クレモンティーヌ・ドルディル出演:ロベール・ドアノー/ダニエル・ペナック/サビーヌ・アゼマ/ジャン・クロード・カリエール/堀江敏幸制作:2016 年/フランス/フランス語/アメリカンビスタ/80分原題:ROBERT DOISNEAU: THROUGH THE LENS字幕翻訳:星加久実/字幕監修:佐藤正子/配給:ブロードメディア・スタジオ©2016/Day For Productions/ARTE France/INA ©Atelier Robert Doisneau
2017年01月16日フランスのシューズメゾン、ロベール クレジュリー(Robert Clergerie)の期間限定ストアが伊勢丹新宿店にオープン。期間は2016年9月14日(水)から20日(火)まで。フランス国内で作られるロベール クレジュリーのシューズは、高品質な素材のみを使用。存在感あふれるデザインは、時代に左右されない美しさを放っている。またシューズひとつひとつには、女性の名前が付けられ、これまで数々の“ミューズ”が誕生してきた。今回の期間限定ストアでは、同ブランド創立35周年を記念して発表された「ロエル コレクション」が展開される。世界で一般初公開となる11足を販売。アバンギャルドなデザインや異素材ミックス、鮮やかなカラーパレットが魅力のコレクションとなっている。ほかにも店内では、2016年秋コレクションの新作シューズや特別なカプセルコレクションが登場。コレクションの予約者には、イニシャルを施す刻印サービスも提供される。【詳細】ロベール クレジュリー 期間限定ストア期間:2016年9月14日(水)〜20日(火)場所:伊勢丹新宿店本館 2階=婦人靴/プロモーション住所:東京都新宿区新宿3-14-1TEL:03-3352-1111
2016年09月09日フランスの国民的写真家・ロベール・ドアノーの写真展「ロベール・ドアノーと時代の肖像 -喜びは永遠に残る」が、9月15日から17年1月17日まで静岡県のベルナール・ビュフェ美術館にて開催される。ロベール・ドアノーは、日常の小さなドラマを絶妙に捉え、“イメージの釣り人”と評されるフランスの国民的写真家。パリの恋人たちや子どもたちの豊かな表情、ユーモアや風刺の効いた街頭の一場面など、人間に対する無限の愛情と好奇心に満ちた写真作品の数々を生み出している。また、ロベール・ドアノーを語る上で欠かせないのがポートレート。鋭い洞察力と観察眼に裏打ちされた芸術家のポートレート群は、ロベール・ドアノー自身の見る喜びを見事に体現した作品となっている。同展では、アルベルト・ジャコメッティ、ピカソといった画家や彫刻家をはじめ、イヴ・サン=ローランなどのデザイナーや作家、思想家、舞踊家、美術批評家など、あらゆる分野の“時代の肖像”約70点を展示。未公開作品を含むこれらのポートレートを通して、当時の文化的背景を探ると同時に、ロベール・ドアノーによる写真表現の真髄を紹介する。また、遺族が設立したアトリエ・ロベール・ドアノーで管理されている膨大な作品の中から精選した代表作30点も展示される他、ロベール・ドアノーの憧憬する小説家、ジャン・ジオノへのオマージュとも言える作品「ある羊飼いの物語」も登場する。【展覧会情報】「ロベール・ドアノーと時代の肖像 -喜びは永遠に残る」会場:ベルナール・ビュフェ美術館住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57会期:9月15日~17年1月17日時間:10:00~17:00(11月~1月は16:30まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,000円、高大生500円、中学生以下無料休館日:水曜日(祝日の場合は翌日休)、12月26日~17年1月6日
2016年08月03日画家・ロベール・クートラス(Robert Coutelas)の画業を集成した2冊組の大型作品集『Robert Coutelas 1930-1985 ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』の出版を記念した展示会「小部屋のクートラス」が、東京・恵比寿にあるナディッフ ギャラリー(NADiff Gallery)でスタートした。ロベール・クートラスは、1930年にパリに生まれ1985年に急逝したフランス人画家。厚めのボール紙にゼラチンで下地を作り、お尻を突き出した子供や炎の中の聖母子、ギロチン場で断罪される人、股間からのぞく顔など奇怪でユーモラスな図像を描いた、“カルト”とも呼ばれる小作品群「僕の夜 “Mes Nuits”」をはじめ、頭部や動物を象ったテラコッタの彫刻、グァッシュで描かれた多くの肖像画作品「僕のご先祖さま “Mes Ancetres”」などの作品を発表している。3月12日に発売された作品集『Robert Coutelas 1930-1985 ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』では、カルト、グァッシュの他、ロベールが生前売ることも散逸させることも望まなかった油彩の“リザーブ”と呼ばれる作品群をすべて収録。膨大に残されたデッサンやドローイングなども網羅した他、1999年にジャンヌ・マトション財団に寄贈された作品など主要な作品がほぼ全て詰め込まれた。今回開催される展示会では、同作品集の紹介をするとともに、パリのヴォージラールの小部屋から生まれ出たカルト作品や、グァッシュ、テラコッタ作品の一部などを展示。また、ロベール・クートラスの作品を長きにわたり撮影してきた写真家の平地勲氏による写真も併せて展示される。期間は5月8日まで。【展覧会情報】ロベール・クートラス展「小部屋のクートラス」―『ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』刊行記念展―会場:NADiff Gallery 住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T B1F会期:4月1日~5月8日時間:12:00~20:00休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)※5月2日は営業入場無料【書籍情報】『Robert Coutelas 1930-1985 ロベール・クートラス作品集 ある画家の仕事』寄稿:小川洋子発刊:ECRIT上製・函入・二冊組/600ページ/303×215mm発売日:2016年3月12日価格:3万円
2016年04月01日バリー(BALLY)が16年3月31日、東急プラザ銀座1階及び2階に新たな旗艦店をオープンする。これまで、ル・コルビジェ、アンドレ・プットマン、ロベール・マレ=ステヴァン、カール・モーザーなど世界的に著名な建築家とコラボレーションを行ってきた歴史を持つバリー。今回設計を担当したのは、ロンドンのニューボンドストリート店も手掛けたデイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツ(DCA)で、店舗面積は約800平方メートルとバリーにおける世界最大の面積を誇る。1階では、メンズ、ウィメンズのシューズやバッグ、レディ・トゥ・ウェアなどをフルラインアップで展開。シューズのメイド・トゥ・オーダーサービスや、シューシャインサービスなども実施する。2階はVIPルームとなる予定だ。
2015年12月14日1851年にスイスに創業したファッションブランド「バリー(Bally)」が、10月22日、ロンドンの高級ショッピングストリートのニュー・ボンド・ストリートに新旗艦店をオープンした。オープニングに際して開かれたカクテルパーティには、本年度のアカデミー助演女優賞を獲得した新星ルピタ・ニョンゴや、日本での人気急上昇中のベネディクト・カンバーバッチ、現在公開中の映画『ドラキュラ ZERO』に主演のルーク・エヴァンズ、モデルのアリゾナ・ミューズなどが出席し、オープンを祝福した。このロンドン旗艦店は、時代を超越した機能性とモダニティというバリーの哲学を具現化するショップとして誕生。店舗面積は、約400平方メートル。地下1階はメンズウェア、1階にウィメンズウェア、そして地上2階にはメイド・トゥ・オーダー、メイド・トゥ・カラー、シューケアのサービスを展開する。バリーはこれまでも、ロベール・マレ=ステヴァン、アンドレ・プットマン、ル・コンビュジェ、カール・モーザーといった世界最高峰の建築家と数々のコラボレーションを行ってきた。今回の新旗艦店の設計は、建築家のデイヴィッド・チッパーフィールド氏によるもので、店舗デザインは、モダニズム建築家で家具デザイナーのマルセル・ブロイヤー設計による1920年代のバリーのスイス店内を写した写真からインスピレーションを得たという。(text:Miwa Ogata)
2014年11月05日「バリー(BALLY)」が10月22日、ロンドンを代表する高級ショッピングストリート、ニュー・ボンド・ストリートにロンドンの旗艦店をオープンした。ブランドのアイデンティーを発信する場となる旗艦店は、面積約400平方メートル。地下1階から地上2階まであり、地下1階はメンズウエア、1階はウィメンズウエアを展開。2階では、メイド・トゥ・オーダー、メイド・トゥ・カラー、シューケアなどのスペシャリストによるサービスを提供する。これまで、ロベール・マレ=ステヴァンやル・コルビュジェなど著名建築家と多くのコラボレーションをおこなってきたバリー。同ブランドとして数十年ぶりとなる今回の旗艦店は、デイヴィッド・チッパーフィールドが担当。マルセル・ブロイヤーが設計した1920年代のバリーのスイス店内を写した写真からインスピレーションを得てデザインしたという。オープンを記念したカクテルパーティーには、女優のルピタ・ニョンゴや俳優のベネディクト・カンバーバッチ、ルーク・エヴァンズ、モデルのアリゾナ・ミューズなどが出席。オープンを祝した。
2014年10月28日