1月8日、シブリング(Sibling)がロンドンで2017-18年秋冬コレクションを発表した。遊び心たっぷりに、独自の世界観を創る同ブランドは今季、カタルーニャ出身の建築家アントニオ・ガウディの作品、特にバルセロナに位置するグエル公園にインスパイアされた。小さなタイルを敷き詰めたようなセーターやラッフルのフリルを何重にも重ね合わせたニットなど、曲線と曲面による斬新なデザインはガウディの建築物を彷彿とする。前半はオーバーサイズ気味のトップスに、ラメ糸を使用したタイトなサイクリングハーフパンツが大半を占めたが、中盤以降はボンバージャケットやジョガーパンツといった多彩なアイテムが登場。なかでも目を惹いたのは、地層をモチーフとしたイタリアのジャガード生地で仕上げたテーラードジャケット。イギリスが誇る高いテーラードの技術を引用したのは、シブリングがブリティッシュブランドを強調しているようだった。さらにウィメンズのルックでは、エリザベス二世やダイアナ元妃を想起させる、ファーマルなスーツや帽子がルックを飾った。それらは華やかなグラフィックプリントを施したシルク素材が多様されたが、奇抜すぎることはなく、シックな印象を与える。コスチューム的なアイテムの多いシブリングのこれまでのコレクションに比べると派手さには欠けるが、その分洗練されブラッシュアップされているようだった。新人デザイナーが多く輩出されるロンドンだが、シブリングをはじめとする中堅デザイナーも、確かに成長を続けていることが見てとれた。
2017年01月26日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)の2017年秋冬コレクションが、イギリス・ロンドンで発表された。ドイツの建築や音楽、アートなどから着想を受けた今シーズン。色やシルエット、ディテールに、ドイツのムードが漂う。ダブルブレストのコートやジャケットを効果的に用い、ボリュームにメリハリをもたらす。大きめに設定されたサイズ感ではあるが、きっちりとしたテーラードのルールを反映することで、退廃的な気配は一切見られない。1つのコーディネートに用いられるカラーは多くても3つ。しかしながら、1つの色を複数の素材で組み込むことで、立体感のあるスタイリングが完成している。例えば、キャップを被ったロングダッフルのルックでは、パンツとキャップにレザー調の光沢のあるアイテムを加えることで、ハードな印象をプラスしている。またアメリカのアーティスト、ナンシー・グロスマンらの作品群に影響を受けたアイテムも散見。ナンシーの作品に多く見られる木や革を使った作品を思わせるアクセサリーやバッグは、フォーマルで近未来的な面持ちのコレクションに、暗い一面を匂わせる役割を果たしていた。
2017年01月14日3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)の2017年プレフォールコレクションが発表された。80年代初期のロンドンクラブカルチャーのスピリットからインスピレーションを得た。今季のテーマは“The New Romantics”。大きなリボンが胸元で華やぐブラウスなどがフェミニンなムードをコレクションに漂わせる。ドットのワンピースや柔らかなシフォンスカートのような着飾らないテイストのアイテムも特徴的。それでは、デザイナーのフィリップ・リムがロマンティックな世界の中に生み出した新しさとはどこにあるのだろうか。生み出す音楽そのままのような個性的なファッションをしていたミュージシャン。彼らの姿がオーバーラップするようなスタイリングに正解はある。着崩したトレンチコートや、シャツの上から重ねたコルセットなど、デザイナーが若い頃の、個性こそが真の芸術の象徴であった世界を表現している。カラーパレットを見てみると、ネイビー、ホワイト、ブラックなどベーシックなウェアの中に、徐々にオレンジ、ピンクの刺激的なスパイスが加わっていく。光沢のある素材と合わさって、より強く鮮やかな印象のアイテムに。決して過度に煌びやかではないが、デイリーなアイテムに工夫を凝らし個性を共存させるスタイルには「着る人それぞれに真のセルフスタイリングを自由に楽しんでほしい。」というフィリップ・リムの思いが込められている。
2016年12月28日ステラ マッカートニー(Stella McCartney)が、初となるメンズウエアコレクションと17年ウィメンズスプリングコレクションを、ロンドン現地時間11月10日にアイコニックなアビー・ロード・スタジオで同時に発表した。デビューコレクションとなるメンズウエアでは、様々な時代の象徴的なアートやサブカルチャーが取り入れられた。フォーマルウエアとスポーツウエアを掛け合わせ、無理なく機能性とファッションの境界を広げるブリティッシュスタイルとなっている。予約オーダーは11月11日より開始し、17年1月より店頭でも展開予定だ。17年ウィメンズスプリングコレクションは、形状や質感を意外な形で組み合わせた、自由とエネルギーで作り出す生意気なスタイルが目立つ。編み込んだチェーンが特徴的なシグニチャーバッグを、構造的なハードケース型にアレンジした新作の「ファラベラボックス」の他、「エリス」、「ビンクス」、「オデット」などのシューズや、バイオ素材で作られた環境にやさしいアイウエアが展開される。なお、ウィメンズコレクションは、11月より店頭での展開を開始する。
2016年11月17日ロンドンのユニークなシューズブランド、イレギュラー チョイス(Irregular Choice)から、シンデレラ・コレクションが発売された。「どんな女の子もシンデレラの気分を味わうべき…」というイレギュラー チョイスのオーナー、ダン・サリバン(Dan Sullivan)の考えが形となって誕生したシンデレラコレクション。華やかなグリッターや大きなリボン、豪華な刺繍などによって飾り立てられたシューズの数々が展開される。ガラスの靴を思わせる「Sparkling Slipper」は、全面シルバーのグリッターが施され、1歩踏み出す度にキラキラと輝く様はまるで魔法のよう。ウェッジソールシューズの「Ballroom Beauty」と「Home Before 12」には、ヒールの透明な部分に、おとぎの国から飛び出した、ダンスをするシンデレラのフィギュアが閉じ込められている。その他にも、ディズニー映画『シンデレラ』に登場する愛すべきキャラクターが施されたシューズや、魅惑的なオーガンザ・リボンが大胆にあしらわれたシューズなどが展開される。なお、「Ballroom Beauty」、「Home Before 12」の2型は11月11日の発売予定。
2016年11月02日バーバリー(BURBERRY)が、16年セプテンバー・コレクションをロンドンで発表した。同コレクションは、メンズとウィメンズのコレクションを同時に発表し、ランウェイショー終了直後から店舗及びオンラインでの購入が可能となる初の試みとなるもの。コレクションは、永い歴史の中で様々な人の生活様式や文化、服飾の変遷を見てきた“家”をキーワードに製作され、ランウェイでは女性作家のヴァージニア・ウルフのオーランドやインテリア&ガーデニングデザイナーのナンシー・ランカスターの作風からインスパイヤされたルックの数々が登場した。当日は、イギリスを代表するモデルのカーラ・テルヴィーニュやジョーダン・ダン、アンバー・アンダーソン、エディ・キャンベル、女優のリリー・ジェームズやフェリシティ・ジョーンズの他、ファッションアイコンのアレクサ・チャンやオリヴィア・パレルモ、俳優のニコラス・ホルト、映画監督のスティーブ・マックイーン、フォトグラファーのマリオ・テスティーノなど。様々なジャンルで活躍するセレブリティが駆け付けた。なお、ランウェイは1920年代より文化サロン的な役割も果たしていた書店の跡地である「Maker’s House」を会場に開催された。同会場では9月27日まで、コレクションのインスピレーションや背景を体感できるインスタレーションやデモンストレーションも実際されている。また、コレクションの模様は公式サイトにて視聴が可能だ。
2016年09月25日グッチ(GUCCI)の2017年クルーズコレクションのビジュアルが公開。2016年11月より展開される。ビジュアルの舞台は、英国ロンドンの北方、ダービシャー州に位置する、デヴォンシャー公爵家の館「チャッツワース・ハウス(Chatsworth House)」。ブリティッシュカルチャーの神髄を賛美するものとなっている。撮影はグレン・ルッチフォード。個性的なスタイルの人々が鶏や犬に囲まれ、チャッツワースの庭園や邸内で過ごす様子をとらえている。印象的なシーンは、動物たちと容器に戯れるグランジムードな若者たちと荘厳な邸宅のコントラスト。パンク風のファッションを身にまとうのは若いモデルだけでなく、英国の名女優 ヴァネッサ・レッドグレイヴも登場する。
2016年09月24日マルベリー(MULBERRY)が2017年春夏コレクションを、日本時間の2016年9月18日(日)0:00にイギリス・ロンドンで発表。ショーの模様は、ファッションプレスでも生中継する。先シーズンより新たなクリエイティブ・ディレクター、ジョニー・コカを迎えたマルベリー。2016年秋冬コレクションでは、シェイクスピア作品からインスパイアされた鮮やかなローズプリントと、彼によって新たに解釈されたクラッシックな英国を象徴する生地やテーラリングが注目を浴びた。今季も彼の作り出すポエティックな世界観に期待が高まる。【詳細】マルベリー 2017年春夏コレクション日本時間:2016年9月18日(日)0:00 / 現地時間:2016年9月18日(日)16:00
2016年09月19日ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)より、ニューヨーク・ロンドン・パリ、3つのファッションウィークからインスピレーションを得た「シティ コレクション」が登場。2016年9月16日(金)より限定発売される。アイシャドウ&チークカラーがセットされた限定パレットは、各都市のスタイルを閉じ込めた3種類で展開。パレット上部のイラストは、ニューヨークのファッションイラストレーター、リチャード・へインズが、それぞれの都市に暮らす女性をイメージして描いた。ニューヨーク パレットのアイシャドウは、自然な陰影を作り出すシアーマットとメタリックカラーを組み合わせた。ロンドン パレットは、肌になじむヌードピーチとネイビーを含んだスタイリッシュなカラーセレクト。煌きを効かせたグレージュのシャドウとフレンチピンクのチークのパリ パレットは、シックなヌードメイクを叶える。ボビイの名品、ロングウェア ジェルアイライナーはクレストロゴが刻印されたゴールドの25周年仕様に。ニューヨークはブラウン、ロンドンはユニオンジャックを想起させるブルー、パリはガンメタルインクと、都市を表現した3つの限定カラーが登場し、それぞれのルックを完成させてくれる。【詳細】シティ コレクション発売日:2016年9月16日(金)アイテム:・ニューヨーク パレット、ロンドン パレット、パリ パレット 全3種 各8,800円+税<限定品>・ロングウェア ジェルアイライナー 全3色 各2,900円+税<限定色>・リュクス リップ カラー 37 4,200円+税<限定色> 【問い合わせ先】ボビイ ブラウンTEL:03-5251-3485
2016年09月15日トーガ プルラ(TOGA PULLA)は、2017年リゾートコレクションを発表した。2016年春夏シーズンより9年ぶりにロンドンでランウェイショーを行ったTOGA(トーガ)。今季は、このメインラインで使われる造形やムードをデイリーなスタイルに落とし込んだ。特徴的なのは大胆なフリル使い。定番のカウボーイシャツに始まり、Tシャツ、フルレングスパンツ、アクセサリーに至るまで、あらゆるところからこの‟ウェーブ”が顔を出す。春の始まりに纏いたいホワイトシャツは、アームラインに立体的な丸みをつけて、やわらかな印象に仕上げた。また、ワイドパンツや膝下丈のフレアスカートからは、意外性のあるフィッシュネットを覗かせ、ロング丈のプリントドレスにはシースルー素材を部分的にあしらって、センシュアルな刺激をプラスする。シーズンの主役となるのは、顔のモチーフ。ネイティブアメリカンのトーテムポールやハワイのTIKI、バリ島のバロンといった様々な国に伝わる偶像、神話に登場するキャラクターが、トーガ プルラらしいメタルパーツで描かれている。
2016年08月24日アンバー・ハード、マーゴット・ロビー、カーラ・デルヴィーニュが、ロンドンのクラブへの入場を拒否された伝えられている。先日ジョニー・デップとの離婚の合意が成立したアンバーは、9月に日本公開を控える『スーサイド・スクワッド』の出演組マーゴットとカーラと一緒にロンドンにいるところを目撃されたが、どうやら同市メリルボーン地区にあるストリップクラブ「ソフィスティキャッツ」から入場を拒まれていたようだ。ある関係者はメール・オンラインに「彼女たちは、警備と話をしていましたが、クラブには入って行きませんでした。カーラはイライラした様子で両手を上げていて、その後一行は(セレブ御用達ホテルとレストランの)チルターン・ファイヤーハウスに向かっていきました」と明かす。そんなアンバーは、ジョニーとの離婚合意で得る和解金を全額チャリティに寄付すると声明を出しており、離婚で得たお金は自分自身にとっては役にたたないものだが、他のことには役立てることができるとつづっていた。寄付を決めた1つの施設ザ・チルドレンズ・ホスピタル・オブ・ロサンゼルスで10年以上に渡ってボランティア活動を行っているというアンバーは、より良い医療器具と薬があればもっと多くの子供たちを助けることができると考えていたという。(C)BANG Media International
2016年08月23日ジョニー・デップとの離婚が成立したアンバー・ハードだが、ロサンゼルスを離れて渡英した。19日(現地時間)、アンバーはロンドンで『スーサイド・スクワッド』に出演するマーゴット・ロビー、カーラ・デルヴィーニュと合流し、ディナーに出かけた。マーゴットの恋人のトム・アッカリーも一緒に、一行はまずキングズ・ロードで開催されているローリングストーンズ展を見に行き、その後にハイストリート・ケンジントンにあるアイヴィー・ブラスリーで食事した。ブラスリーではさらに数人が合流して大人数の食事会になり、アンバーは終始上機嫌で笑顔を絶やさなかった。食事の後は人気のクラブ「チルターン・ファイアーハウス」にみんなで移動し、楽しんだ。ジョニーとの離婚合意で得た和解金700万ドル(約7億円)の全額を、家庭内暴力(DV)の被害者支援団体「ACLU」とロサンゼルス小児病院に寄付すると発表したアンバー、セレブの女友だちに祝福されて心機一転をはかることができそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年08月22日ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)は17SSシーズンからロンドンにコレクションの場所を移した。そして、6月17日にコレクションが発表された1週間後、イギリスEU離脱の国民投票が行われた。デザイナーである三原康裕がロンドンコレクションに発表の場を移したことと、イギリスのEU離脱を結びつけるのは、安易だろうか。今回のインタビューは、先日発表されたコレクションについて掘り下げるだけではない。彼はロンドンでは語ることができなかった心の内を、赤裸々に語ってくれた。そこからは、彼が見据えるファッションの未来を垣間見ることができるだろう。ーー今回はロンドンに場所を移されてから、初めてのコレクションでした。どのような思いや意図があったのでしょうか?具体的な話をする前に、コレクションやテーマ設定へのアプローチからお話しする必要があります。今回は「自分が今の時代に何を感じているか」という、自問から入りました。ここ最近は、政治でも経済でも、あらゆるものの考え方や価値観がビジネスライクになってしまったなと感じています。また、アジアであったり、ロシアも中国も資本主義的な傾向になっていく中、皆が絶対であろうと思った資本主義経済が破綻を起こすのではないかという危機感もありました。つまり、イギリスやヨーロッパだけではなく、世界中の政治経済や文化の“近代化からこれまで”を、線でなぞるようなコレクションにしてみたいと思いました。ーー前々回はダダやニューオブジェクティビティーなど、20世紀前半の芸術活動がテーマとしてありましたよね。特に戦前のアートムーブメントに焦点を当てました。カメラが誕生した1800年代後期、写真のように絵を描く人たちは窮地に追い込まれました。絵画が写真によって駆逐されていった時代ですね。しかし、その後アートは力強く変わっていくことになります。印象派であったり、ピカソのような天才を生み出したり、変革の時代を経験します。それから100年程の時を経た現在は、“アートの転換期”に近い過渡期にあるのかと感じています。テクノロジーの進化、インターネットの出現、そしてSNSの隆盛。僕らは今、渦中にいるから分かりづらいですが、いろんなアート、文化がこれによって変化を遂げつつあると感じています。先日、ロンドンコレクションで披露されたミハラヤスヒロ17SSファーストルックーー今回のコレクションは、ハンドペイントや切りっぱなしのデニム、馬蹄のネックレスなど、DIY的なハンドメイド感の残るアイテムも多く見られました。ショーの後、多くの人はアメリカのユースカルチャーがテーマだと思ったかもしれませんね。ですが実は、今回のコレクションは『Rebel Youth』という一冊の写真集からスタートしたんです。カールハインツ・ワインバーガー(Karlheinz Weinberger)という写真家による、1950年代のスイスやドイツの若者たちを追った写真集です。第2次世界大戦後のヨーロッパの若者たちが、エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)やジェームズ・ディーン(James Dean)らに影響されて、アメリカナイズされていく過程を切り取っています。興味深かったのが、その子たちは当時のアメリカをそのままコピーしたのではなくて、自分なりにそれを表現していたところです。それこそ、古びた看板や馬蹄、国旗などを再利用してDIY的に作っているんです。だからすごく“いびつ”なんですよね。ーーその“いびつさ”が意味するところとは何でしょう?僕が今回のコレクションで本当に表現したかったのは、“歪曲した不安さ”にあります。当時のアメリカナイズされたヨーロッパの文化であったり、若者ならではの反骨精神や、不完全な情動の美しさ、といったものです。要するに、これは日本でも起きた現象なんです。三島由紀夫が切腹したのは、アメリカの文化が入ってくる中で、日本特有の文化や価値観を失っていく世間や時代に警笛を鳴らしたとも言えます。ーーつまり、青年たちの反骨精神を湛えた“目線”で、今の世界を見つめ直したということでしょうか?若者は常に、何かしら世の中に反抗したいとい気持ちを持っているものです。世界情勢や経済の不安定さなど、なんとも思わずに生きていこうとしますから。僕はそういう姿勢に共感を覚えるとともに、それをコレクションで発表するということは一種の“アンチテーゼ”になり得ると思いました。コマーシャルになり過ぎてしまっている世の中やファッションに対して、疑問を呈すると言いますか。それを向こうのジャーナリストには言えなかったですけどね(笑)。アンチテーゼとは言わずに、代わりに写真家の名前だけ告げました。でも、勘のいい人は分かっていたでしょうね。ただ、コレクションルックを見て、こういうメッセージがあるからどうのこうのっていうより、もっと直感的に面白さを感じることが重要だと思っています。そこにはいろんな比喩が隠されているけど、もっとフィジカルに感じていいと思います。後半「三原康裕が描く、“ジェンダーレス”の先にある未来”」へ続く。
2016年08月03日故デヴィッド・ボウイのミュージカル『ラザルス』がロンドンで上演されることになった。昨年11月18日から今年の1月20日までニューヨーク・シアター・ワークショップで大ヒット上演された同作が、10月25日から来年1月22日までロンドンのキングス・クロス・シアターで上演されることが決まった。ウォルター・テヴィスの著作で1976年にはボウイ主演で同名映画化された『地球に落ちて来た男』の続編となるこの舞台作品は、ボウイとアイルランド出身の劇作家エンダ・ウォルシュによって共同執筆された。ボウイにとって最後のスタジオアルバムとなった『ブラックスター』にも同名曲が収録されている『ラザルス』は、地球に降り立った人間の姿をした異星人トーマス・ジェローム・ニュートンが死ぬこともできずに苦難する姿が描かれる。イヴォ・ヴァン・ホーヴェが監督を務める同作は、『デクスター 警察官は殺人鬼』でおなじみのマイケル・C・ホールを含めたニューヨーク公演のオリジナルキャストが出演することになっている。(C)BANG Media International
2016年07月27日ステラ マッカートニー(Stella McCartney)が6月16日、初のメンズコレクションの立ち上げを発表した。初のメンズコレクションは、シーズンレスなワードローブを提唱し、ファーやレザーを使用せずにアパレルやアクセサリーで構成。11月10日にロンドンにて、通常のランウェイショー形式ではなく17年ウィメンズスプリングコレクションとともに発表される。店頭での展開は12月初旬。取り扱いはステラ マッカートニーのブティックとオンラインストア、ならびに世界中の一部の百貨店やセレクトショップなど。なお、ステラ マッカートニー17年ウィメンズコレクションはこれまで通りにパリファッションウィーク中の10月3日に発表される予定。
2016年06月17日MCM(エムシーエム)は、英国デザイナーのクリストファー・レイバーンとコラボレーションし、2017年春夏コレクションをロンドンメンズコレクションにて発表する。日本時間で2016年6月11日(土)20:00(現地時間6月11日12:00)より、ファッションプレスもライブストリーミング配信を行う。ブランド初のランウェイショーとなる今シーズンは、プロジェクションマッピングなどを駆使して趣向を凝らしたショーを展開。アイコニックな「ビセトス柄」と、レイバーンのシグネチャーである“リメイド”の美学をユニークに融合させ、ユニセックスのアイテムを披露する予定だ。【詳細】MCM×クリストファー・レイバーン 2017年春夏コレクション開催日時:2016年6月11日(土)20:00(現地時間6月11日12:00)【問い合わせ先】MCM GINZA HAUS 2TEL:03-5159-6555
2016年06月13日グッチ(GUCCI)は、2017年リゾートコレクションをイギリス・ロンドンで発表した。会場は、ロンドンを代表する歴史的建造物・ウェストミンスター寺院の回廊。ファッションブランドが、この場所でショーを開催するのは、長い歴史の中で初めてのこと。聖歌隊のコーラスが厳かに響くなか、90体以上におよぶ(メンズモデルを含む)ピースがランウェイを飾り、見応えのあるショーを展開した。デビューコレクションより、動物や植物といった自然をモチーフにしている、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ。今季はよりそのアプローチを大胆に表現している。ファーストルックは、ネコが中央に鎮座するレインボーカラーのニット。合わせたチェック柄スカートには、燃える炎とイヌが添えられている。その後も、狛犬のように左右にイヌを飾ったファージャケット、花々で鳥や昆虫を描いたパジャマ風セットアップ、うねるヘビを刺繍したシースルードレスなどがつづく。アニマル&ボタニカルモチーフに負けじと、ベースカラーもビビットな色彩を選び、独自の世界観を構築する。また、クラシックとストリートの共存もポイントに。ラグジュアリーなファーコートの下にはロゴTシャツとジーンズを差し込み、ロングスカートにはビックサイズのパーカーとキャップをマッチさせた。チェック模様やユニオン・ジャックを多用して、イギリスカルチャーへ敬意を示しているのも、ミケーレらしいユーモアあふれるテクニックだ。
2016年06月07日グッチ(GUCCI)が6月2日、17年ウィメンズクルーズコレクションをロンドンで発表した。ショーが行われたのは、イギリスのロイヤルファミリーとの縁も深く、ロンドンで最も由緒ある歴史的建造物で世界文化遺産にも登録されているウェストミンスター寺院の回廊。ファッションブランドがウェストミンスター寺院でファッションショーを開催するのは、長い歴史の中で今回が初めてとなる。当日は初聖歌隊のコーラスが厳かに響く中、90以上のスタイルが披露された。
2016年06月05日イギリスを代表するブランド「バーバリー」のサマーメイクアップコレクション「LONDON WITH LOVE(ロンドン ウィズ ラブ)」が、東京・銀座三越、西武池袋本店、大阪・阪急うめだ本店の「バーバリービューティ ボックス」及びバーバリー公式サイトで、5月11日(水)より発売されている。コレクションの中心となるアイテムは、バーバリーのスカーフにあしらわれたプレイフルなハートモチーフを取り入れた2つの限定パレット。ピンクの「ハートブラッシュハイライター」(7,993円)と、ゴールドのハートの「イルミネイティングブロンザー」(7,993円)の2つのパウダーがナチュラルでエフォートレスなサマーメイクアップを叶える。さらに、夏らしいコーラル、ピンク、レッドの「バーバリー リップベルベット」(新3色、4,104円 )と「バーバリー ネイルポリッシュ」(新2色、2,700円)、リップ&チークもラインアップ。バーバリーらしいナチュラルメイクアップで、夏の旬顔を手に入れて。(text:Miwa Ogata)
2016年05月25日『X-MEN』シリーズ最新作『X-MEN:アポカリプス』のロンドンプレミアが現地時間9日、ロンドン最大のスクリーンを有するBFI IMAX Southbankにて行われ、豪華キャストが集結した。また、日本公開日が8月11日に決定した。『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『X-MEN:フューチャー&パスト』のストーリーを締めくくる3部作完結編となる本作のロンドンプレミアには、同シリーズの生みの親であるブライアン・シンガーをはじめ、プロフェッサーX役のジェームズ・マカヴォイ、アポカリプス役のオスカー・アイザックらが続々登場。本作でシリーズを卒業することが噂されているジェニファー・ローレンスは、胸元がセクシーなドレス姿でファンを魅了した。ブライアン・シンガー監督は「全く新しいストーリーで、今までにないタイプの悪役が登場し、今まで以上にスケールの大きいシーンが盛りだくさんだ。それゆえ、多くの挑戦があった。とにかく、これまでとは全く違うストーリーにしたかった」と本作への思いを告白。「今まで以上のすごいアクションが詰まっている。最新技術を駆使したよ。同時に、今作には多くの感情が行き交っていると思う。その点をとても気に入っている」と自信をのぞかせた。ジェームズ・マカヴォイは「キャラクターたちがようやく自分の存在を受け入れつつあるという状況で物語が始まる。ただし、レイヴン(ミスティーク)だけはまだ少し混乱している」と物語のスタートを解説し、演じたプロフェッサーXについて「特に落ち着いている。世界を救いたいという大げさな考えを持たず、一人ずつ助けていければいい、と思っている」と説明。「だけど、彼らを立ち上がらせる出来事が起きる。とにかく、その出来事は彼らの平和な生活を邪魔し、再び戦うことを強いる」と語った。また、オスカー・アイザックは、演じたアポカリプスについて「かなり大きな存在だよ。彼は世界的な大計画を企てている。世界を変えたいと思っているんだ。大きくて、青くて、乱暴者だよ」と紹介した上で、「X-MEN作品の決定版だね。一気に巨編へとレベルアップしている」と自信。ジェニファー・ローレンスは「ミスティークが本当に成長し始めている気がするわ。チャールズに反抗するだけではなくなってきているの」と話し、3部作完結編ということについて「今まで何度も別れては再会して、というのを繰り返してきているので、今回もお別れという気がしなかったわ」と心境を明かした。本作の舞台は1983年。文明の登場以前から"神"として君臨していたアポカリプス(オスカー・アイザック)が、数千年の眠りから目を覚ます。人間の文明が間違った方向に発展したと考えるアポカリプスは、新たな秩序をもたらそうと、マグニートー(マイケル・ファスベンダー)ら強力なミュータント"アポカリプスの四騎士"を従え、世界の破滅を計画。そのもくろみを阻止すべく、ミスティーク、プロフェッサーX、サイクロップス、ストームら若きX-MENたちが立ち上がる。(c) 2016 MARVEL & Subs. (c) 2016 Twentieth Century Fox
2016年05月12日ミサハラダ ロンドン(misaharada london)の2016-17年秋冬コレクションを紹介する。イギリス・ロンドンを活動拠点とする、デザイナー原田美砂。英国王室ご用達の帽子ブランドに勤務し、エリザベス女王在位50周年記念式典のパレードでは、彼女がデザインした帽子を女王が着用し、当時大きな話題となった。そんな彼女が手掛ける今季は、20世紀の抽象芸術からインスピレーションを受けている。テーマは「カレイドスコープ モダン(Kaleidoscope Modern)」。特に強く影響を受けたのは、彫刻家・現代美術家であるアレクサンダー・カルダーと画家のソニア・ドローネだ。アレクサンダーが発明・制作した彫刻、そして幾何学的な模様。ソニアが描いた鮮やかなテキスタイルと絵画が、デザイナー原田に光を宿している。レーザーカットで仕上げた羽飾りは天高くのび、リサイクルのメタリックスパンコールはキラキラと輝く。レースのアップリケ、顔を覆うベール、クリスタルのモチーフ。そんな装飾の数々は、気品と洗練さをもたらしてくれる。素材は、ファーベロアやウールフェルトを用いて。カラーもバーガンディやモスグリーン、ダークネイビーなど、重厚感のあるものを好んだ。男性の正礼装に用いられる「ホンブルグ帽」や、ツバの広い「ワイドブリム クロッシェ」は、今シーズンのムードをくんだアイコンアイテムといえる。原田が生む、大胆さと繊細さを併せ持つ帽子たちは、着想源となったエネルギーとバイタリティあふれる抽象芸術と深く共鳴し合い、現代的なエレガントを奏でている。
2016年05月09日ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)と英国アーティストのマーサ アーミテージがコラボレーションをしたホームコレクションが登場。2016年6月3日(金)から数量限定発売される。マーサ アーミテージは60年間、ロンドンを生活と創作活動の拠点にしているウォールペーパー デザイナー。今回のコラボレーションにあたって、インスピレーションをもたらしたのは、エレガントでシンプルなジョー マローン ロンドンの香りと、暖かく穏やかな英国の夏の午後。ホームコレクションからは、クローゼットや引き出しの下敷きに使いたいライナー、キャンドルやオイル、そしてバスソープが展開される。「グリーン トマト リーフ ホーム キャンドル」は、夏の午後の陽射しをたっぷり浴びた、青々とした葉の香り。ガラス容器には、熟したトマトの蔓が描かれた。「ネクタリン ブロッサム & ハニーバス オイル ガラス デカンタ」は夏の風のように、甘く楽しい遊び心に満ちている。また「バス ソープ コレクション」は4種類のソープの組み合わせ。豊かに茂るグリーンを感じさせるブラックベリー & ベイや、黄金色の輝きを思わせるイングリッシュ ペアー & フリージア、ぴりっとした刺激が心地よいライム バジル & マンダリン、そして深い謎を秘めているようなポメグラネート ノアールの香りがセットになっている。なお、ボックスとボトルの装飾には、マーサのハンドプリントによるサマー アフタヌーンのデザインが使われている。【商品詳細】サマー アフタヌーンマーサ アーミテージ リミテッド エディション ホーム コレクション<全国数量限定発売予定>発売日:2016年6月3日(金)※ジョー マローン ロンドン 表参道では、6月1日(水)から発売。アイテム例:・レッド ローズ センテッドドロワー ライナー 4枚入り 8,000円+税・グリーン トマト リーフ ホーム キャンドル 200g 9,000円+税・ネクタリン ブロッサム & ハニーバス オイル ガラス デカンタ 200mL 13,000円+税・バス ソープ コレクション 50g×4 6,000円+税【問い合わせ先】お客様相談室TEL:03-5251-3541
2016年05月01日ロンドン発のハンドバッグ&レザーグッズブランド「ラドリー ロンドン(RADLEY LONDON)」から、イギリス人ファッション デザイナー、ジョナサン・サンダースとのコラボレーションコレクション第2弾が登場。2016年4月下旬より、西武池袋本店、小田急百貨店新宿店、ラドリー公式オンラインストアで販売される。ハザードプリントを用いて、様々なサイズ・カラーの四角や三角のグラフィックをチェックボードのように連ねたパターンと、サンダースのコレクションでも用いられる、留め具や持ち手の意外なカラーの組み合わせが特徴のコラボコレクション。2015-16年秋冬シーズンに続く第2弾となる今回は、オックスブラッド、ネクタリン、ブルージェイド、コーラルと原色を基調にし、トートバッグ、ショルダーバッグ、ドローストリングバッグ、クラッチ、財布など全6型のアイテムがラインナップする。【概要】RADLEY LONDON×JONATHAN SAUNDERS発売時期:2016年4月下旬展開店舗:西武池袋本店、小田急百貨店新宿店、ラドリー公式オンラインストア展開アイテム:バッグ4型、財布2型価格:トートバッグ 57,000円+税ドローストリング 50,000円+税ショルダーバッグ 43,000円+税クロスボディバッグ 38,000円+税財布 15,000円+税、20,000円+税【問い合わせ先】ラドリーカスタマーデスクTEL:0120-115-175
2016年04月25日歌手のブリトニー・スピアーズが、ロンドンの舞台でシンデレラ役を演じるとみられている。今年のクリスマス期間にロンドン・パラディウムで5週間に渡って行われるミュージカル版シンデレラに向け、ブリトニーはタイトルロールを演じるのに50万ポンド(約7,600万円)の出演料をオファーされていると報じられている。ある関係者は「オリジナルのシンデレラの話に若干ひねりが加えられるだけのものになります。ブリトニーは1,2曲歌うかもしれませんが、あとは他のキャストが引き受けることになるでしょう。共演者たちにもかなりの有名どころが並ぶことでしょう」と話している。ブリトニー出演の可能性は濃厚とみられているものの、どうやらキム・カーダシアン・ウェストとカイリー・ミノーグが出演を断ったことからブリトニーへ白羽の矢が立てられることになったようだ。前述の関係者はザ・サンデー・ピープル紙に「ブリトニーは話を持ちかけられた数多くの大物の1人に過ぎないんです。あらゆる女性スターに声がかけられましたからね。でもほかのスターとは話がまとまらなかったことからブリトニーに決まったんです」と続けた。一番の候補ではなかったと言えど、製作側はブリトニーが多くの観衆を惹きつけてくれるだろうと自信を持っているようで、その関係者は「ブリトニーはいまだにイギリスのファンから愛されている人気者です。彼女を一目でも見たい人たちを呼び込んでくれることでしょう。彼女の出演料は安くありませんが、完売公演になればその価値はありますからね」「席が埋まることと話題性が全てですから、みんな楽しみにしています。『シンデレラ』は大作になりますよ。この冬ロンドンで欠かせないショーになることは間違いありません」と話した。(C)BANG Media International
2016年04月12日イギリス・ロンドン、クリエイティブで刺激的なショーディッチ地区で人気No.1のデリカフェ「FRANZÈ & EVANS LONDON (フランツ アンド エヴァンス ロンドン)」が、2016年1月22日に表参道にオープン。「F&E」の料理は、“クリエイティブである”ことがキーワード。イタリアや地中海料理をベースに新しさを加え、モダンブリティッシュとしてアレンジしたヘルシーな料理です。白いタイルと黒いマットな質感の壁、床の市松模様のピータイルが印象的な60席の店内、スタッフの黒のユニフォームも、クールでおしゃれ。外国人のスタッフ、お客様にも外国人が多いので、雰囲気はまるでロンドン。モロッコ製の器に盛り付けた、旬の野菜を使ったカラフルなデリミールは、見た目のバランスにも徹底的にこだわっています。現地の味を生かしながら日本人好みに仕上げた優しい味わいのデリは、すべて毎日店内で手作りしています。ランチは、デリ3種のサラダセットと1種とデリ2種が選べるセットの2種類。グルテンフリーや野菜をふんだんに取り入れたヘルシーなメニューが多数、ビーガンやベジタリアンの方にもオススメです。ビーツとヤギのチーズサラダ、アボカドとトマトサラダ、ビーガンサラダをチョイス。ホットディニッシュとは、アランチーニ(ライスコロッケ)、ラザニア、キッシュのこと。テラコッタに入っている丸い物が、アランチーニ、紫芋とチーズが入ったコシヒカリのライスボールです。脚付のケーキスタンドやタルトドームにスイーツを重ねてディスプレイするのがロンドンの流行、アート感覚でディスプレイされたスイーツはどれもおいしそう。焼き上げたメレンゲに生クリーム、真っ赤なイチゴをふんだんに使ったパブロヴァは、ロンドンの「F&E」でも大人気。見た目がキュートなレッドベルベットケーキ。深紅のケーキ生地の中にラズベリーをしのばせて焼き上げ、クリームチーズでアイシングした「F&E」おすすめのカップケーキ。紅茶はイギリスの人々に愛されるクラシカルなティーポット「LONDON POTTERY(ロンドン ポタリー)」で提供。丸くコロンとしたGLOBEラインは、やっぱりかわいい。日本1号店となる表参道店は、毎日行っても飽きない街の食堂でもあり、ショッピングの合間にほっと一息つけるカフェでもあり、料理とドリンクと共にゆっくりとした時間を過ごすレストランでもある、食・空間・時間など、五感で楽しめる感動的なスポットです。 FRANZÈ&EVANS LONDON 表参道店 tel.03-5413-3926東京都渋谷区神宮前4-9-1 1F月~金 9:00~21:00(LO 20:30)土 10:00~21:00(LO 20:30)日・祝 10:00~20:00(LO 19:30)
2016年02月21日マルベリー(MULBERRY)が2月21日、ロンドンファッションウィークにて新クリエイティブディレクターのジョニー・コカによるファーストコレクションを発表する。同コレクションに先駆け、ジョニー・コカを紹介する初のショートフィルムも公開。フィルムでジョニー・コカは、インスピレーションの源や新コレクションの焦点についての話の他、アーカイブから見つけた1970年代のロゴを復活させたことについても語っている。なお、今後はInstagramやスナップチャットチャンネルなどで、ジョニー・コカが撮影したショー準備の様子も閲覧することもできる。動画引用元: (マルベリーオフィシャルYouTube:
2016年02月20日くまのパディントンの名前の由来は、ロンドンのパディントン駅で一匹のクマがブランウン一家と出会ったことですが、そもそもパディントンが生まれたきっかけは、原作者のマイケル・ボンドさんがクリスマス・イブに妻へのプレゼントでクマのぬいぐるみを買ったことでした。そして、パディントン駅の近くに住んでいたことからそのぬいぐるみにパディントンと名づけ、お話が生まれたというわけです。パディントンが探している探検家を一緒に探してくれる優しいブラウン夫人、ちょっぴり心配性のブラウンさん、彼らの娘のジュディと息子のジョナサン、ブランウン家の家政婦役のバードさん、彼らと過ごす日々はごくふつうの日常ですが、ペルーからやって来たパディントンにとっては何もかもが新鮮!まるでパディントンと一緒にロンドンの街を観光している気分になります。パディントンが訪れるスポット、映画に登場するメインスポットは──まずはパディントンとブラウン一家が出会うパディントン駅。この駅が完成したのは1854年。ふつうなら建物が古くなると新しく建て替えたりするものですが、このパディントン駅の3連からなる半円形のガラス屋根は19世紀当時のままだそうです。駅構内にはもちろんパディントンの銅像があります!ほかには『ノッティングヒルの恋人』の舞台にもなっているポートベローマーケット、パディントンが雨宿りをするバッキンガム宮殿、ニコールキッドマンの演じるミリセントが勤めている自然史博物館など。また、ブラウン一家が住んでいるのはウィンザーガーデン32番地ですが、これは実在しない場所。撮影は高級住宅地プリムローズヒルのチャルコットクレセント通りで行われたそうです。パディントンゆかりの地をめぐるロンドンの旅は、もしかするとパディントンが歩いているかもしれない…と想像してしまう、リアルだけれどどこかファンタジックな旅になりそうです。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2016年01月19日バーバリー(BURBERRY)が1月11日、2016秋冬メンズコレクションショーをロンドンで開催した。「プローサム」「ロンドン」「ブリット」コレクション統合を発表後、初めてとなる今シーズンのショーは、英国人ミュージシャン、ベンジャミン・クレメンタイン(Benjamin Clementine)のライブパフォーマンスとともに行われた。アイテムは、トレンチコートやダッフルコート、ピーコートなど、英国発祥のアウターウェアや、ダブルブレストのトップコートやフライトジャケットなど、ミリタリー要素を感じるアウターが中心となっている。一部トレンチコートには、20世紀後半に展開していた「Burberrys」時代のヴィンテージトレンチを使用するなど、ブランドの根源にフィーチャーしたバーバリーらしいショーとなった。また、ウィメンズモデルには、デビッド・ボウイに哀悼の意を表し、デビッド・ボウイをトリビュートしたグリッターメイクが施された。動画引用元: (バーバリーオフィシャルYouTube:
2016年01月17日ロンドン映画批評家協会賞のノミネーションが発表された。7部門の最多ノミネーションを受けたのは、トッド・ヘインズ監督の『キャロル』。その他の情報トム・ハーディは、主演男優賞(『Legend』)、助演男優賞(『レヴェナント:蘇えりし者』)、英国男優賞(『レヴェナント~』『Legend』『マッドマックス怒りのデス・ロード』『London Roa』)の3部門でノミネートされている。また、『かぐや姫の物語』が外国語映画部門にノミネートされた。作品部門に候補入りした10本は、以下のとおり。『45 Years』『Amy』『キャロル』『インサイド・ヘッド』『ルック・オブ・サイレンス』『マッドマックス怒りのデス・ロード』『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』『ルーム(原題)』『スポットライト(原題)』『キャロル』2016年2月11日(木・祝)全国公開文:猿渡由紀(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2015年12月16日全世界300億円超えのスーパーヒットとなった愛すべき紳士なクマ・パディントンがロンドンの街で繰り広げる感動ストーリー『パディントン』。日本語吹き替え版では松坂桃李が主人公のパディントンを演じることでも話題の本作だが、この度そんなパディントンが暮らすことになったロンドンの現実とはちょっと違う“パディントンワールド”を映した場面写真がシネマカフェに到着した。舞台はイギリス・ロンドン。真っ赤な帽子を被った小さな紳士が、家を探しにはるばるペルーからやってきた。丁寧な言葉づかいで道行く人に話しかける彼だったが、なぜか誰からも相手にしてもらえない。それは…彼が“クマ”だから。やっと出会った親切なブラウンさん一家に“パディントン”と名づけられ、屋根裏に泊めてもらうことになる。そうして始まった初めての都会暮らしはドタバタの連続。果たしてパディントンは無事に家を見つけることができるのか――。原作は様々な言語で翻訳され、全世界3,500万部以上の売上を誇るロングセラー児童小説。本国イギリスでは『アナと雪の女王』のオープニング記録を抜き、全世界で321億円を超える大ヒットを記録している。本作には、19世紀そのままのパディントン駅、ロンドン屈指の高級住宅街プリムローズ・ヒルや華やかなポートベロー・マーケット、荘厳な自然史博物館などロンドンの名所や、赤い2階建てバスや黒いタクシー、地下鉄などのロンドンを象徴する様々なアイコンが登場している。この街に初めてやってきたパディントンの視点でロケ撮影が行われており、まるでロンドン観光をしているかのように感じることが出来る。そんなロンドンの魅力がギュッと詰まった本作だが、実際には劇中のロンドンは現実のものと少し違っていると、プロデューサーのデイヴィット・ハイマンは語る。「パディントンの外見はリアリティを重視したけど、やはり彼はしゃべるクマなんだ。完全にリアルなロンドンとはうまく合わないだろうと思った。だから彼を私たちの世界に引き入れるのと同時に、私たちの世界もパディントンの世界に近づけたんだ」。また、プロダクション・デザイナーのゲイリー・ウィリアムソンは「いままでのパディントンの映像化作品の切り絵のような世界じゃなく、しゃべるクマがいてもまったく不思議でない幻想上のリアルさを追求した」と語る。そのため、本編では、日常的な場所さえも、微妙に絵本のような質感になっていることが分かる。さらに、細部にまでこだわったインテリアや装飾品は、パディントンが迷い込む世界を表現するためオリジナルで制作、色とりどりの“パディントンワールド”を創り上げている。『パディントン』は2016年1月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年12月04日