テレビ朝日系ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(毎週水曜深0:15)が24日にスタートする。その初回放送直前、リニューアルを迎える東映太秦映画村の新・時代劇オープンセットで記者会見が開催され、W主演を務める鎌切大作役・前田拳太郎、深草丘十郎役・奥智哉をはじめ、松永新之丞役・杢代和人、南無之介役・羽谷勝太、原田左之助役・柊太朗、斎藤一役・庄司浩平、沖田総司役・藤岡真威人、土方歳三役・阪本奨悟、山南敬助役・永田崇人ら新選組隊士を演じるキャスト9人が登壇した。『君とゆきて咲く~新選組青春録~』は、手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化し、2クール連続で放送する一大プロジェクト。歴史上の人物も多数登場するが、メインとなるのはオリジナルキャラクターとして描かれる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)。2人は熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる。2人のたどる過酷な運命を『美しい彼』シリーズで知られる気鋭の脚本家・坪田文氏と、『未来への10カウント』(テレビ朝日)でメガホンを取った河合勇人氏が美しくも鮮烈に描写。また、斬新な殺陣パフォーマンスや従来の時代劇にはない流麗な“剣舞”を織り交ぜ、幕末を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春をいまだかつてない視点とスタイルでエモーショナルにつづっていく。会見当日の京都は、雲ひとつない快晴。青空の下、揃いの羽織姿でセットに現れたキャストたちはオープニングアクトとして華麗な剣舞を披露。詰めかけた100名の観客と記者たちを圧倒し、開幕から大盛り上がりとなりました。剣舞を終えた前田は「すごく緊張もしていたのですが、僕たちの本気が伝わったんじゃないかな」と息を切らしながら挨拶。奥もまた、「今までいちばんベストなパフォーマンスが見せられたのではないかと思います!」と達成感に満ちた表情で語り、会見をスタートしました。演技はもちろん殺陣や剣舞で日々、切磋琢磨しているキャストたちの間には固い絆が生まれているそうで、会見では誰かがボケると誰かがツッコミを入れるなど、終始わちゃわちゃ。特に杢代には「ツッコミがキレキレ」という言葉が飛んでいた。主演2人は現場の雰囲気を「部活みたい」と口をそろえて話すと杢代は「今、新選組内でジムブームが来ていて、みんなしっかり体を鍛えているので、全員いい身体していますよ!」と現場の流行を紹介。撮影が休みの日には「(庄司)浩平くんとUSJに行きました」(奥)、「羽谷勝太くんと一緒に美術館デートに行きました」(杢代)というように、メンバー同士それぞれ思い思いの場所に繰り出しているというプライベートも明らかになった。■コメント【阪本奨悟】――撮影がはじまって2ヶ月、現場の雰囲気は?ダンスや歌ってなかなか時代劇でやることがないと思うのですが、その練習も一緒にしているので部活みたいな感じですね。みなさんと楽しく撮影させてもらっています。――衣装の推しポイントは?僕が演じる土方歳三の衣装はぜんぶ青でまとめられているんですが、ここにグラデーションがあるんですよ!(…と袖を羽織の下から出して見せてポーズを取って)パワー(笑)!――オープニング、エンディングの撮影はどうだった?オープニングテーマ「炎」のキーが高いので、女性がカラオケで歌いやすいと思います。よかったら歌ってみてください!本当にカッコいい曲に仕上がったので、放送が楽しみです。――自身の“青春”は?僕は14歳のときにミュージカル『テニスの王子様』に初めて出演させていただいたのですが、以来2年近く、その舞台に参加していたんです。当時は学校よりも舞台にスケジュールをさいていたし、青春を描いた作品でもあったので、僕にとってあの時期は本当に青春だったなって思います。――演じる役のキャラクターをひと言で。僕が演じる土方は、やはり“鬼”。このドラマでは彼が“鬼の副長”とよばれるようになった理由や背景をきちんと描いていただいています。なぜ自ら鬼になって隊を引っ張っていくのか、ドラマを見て感じ取っていただけたらうれしいです。
2024年04月24日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原隆家を演じる竜星涼の声を紹介する。――藤原隆家を演じていろんな本とか史実ではなかなか荒くれ者だったりとか、平安の貴族の家柄の人間ですけれど、その系統にはなかなかいないような自分で何かを成し遂げていくっていう意外とこの僕ら兄弟とか家族の中では、ちょっと異端な感じなんじゃないかなという、そこがいいコントラストになって見せることができたらいいのかななんて思いながら、すごいでも僕は結構そういうさがな者は、嫌いじゃないといいますか好きなのでどちらかというと。とはいってもやはり貴族としての雅感はね、そういう教養だったりとかっていうのはやっぱり自然と受けてきていると思うので、そういう細かいところはやっぱり優雅に、だけれどそこをどの程度どこまで崩したり、偉い人がいる場所で帝がいる前でそんなことはしないよとか、ちょっとその崩した部分というのを限界ギリギリのラインまでで、みなさんと相談しながらやっているっていうのが今の楽しい部分かなと思っていますね。――兄・伊周についてやっぱり兄貴は兄貴で自信満々で、どちらかというと独り善がりですごく前に前にいきますけれど、でもそんな兄を見ているからこそ、力が抜けるなっていうのはすごく思ったんですよね。「兄貴がこうやっている」。それを後ろから見て、どちらかというと兄貴がいるところではちょっと一歩引いて見ている、俯瞰している「すごく頭がいいな隆家」って思ってしまうんですよね。でもそこでもやっぱり母親は長男の兄貴に対してすごく親身になり、そこは同じ兄弟でも兄貴贔屓じゃないけれど、愛みたいなのがちょっと強いのかなって、そんなつもりは母親はなくてもそういうふうに見える。「隆家はあっけらかんとしているし大丈夫だろう」って思うからなのかもしれないですけど、「どうせ俺のところにはそんなこないだろ」っていう「でも兄貴より俺のほうが一枚も二枚もうわてなんだけどな」っていう、その野心みたいなものはきっとあるんだろうなと。そこはすごく面白かったですね。
2024年04月21日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、一条天皇を演じる塩野瑛久の声を紹介する。――一条天皇について幼いころから天皇に即位して、自分の中でも自覚は芽生えつつもまだ若いというところで、至らないところだったりもあると自覚はしているものの民に寄り添い、本当にこの国をよくしようと一生懸命、動こうとしているっていう描写はいくつかあってですね。関白の言いなりになるのではなく、自分の頭で考え自分で行動し、よき政を行っていこうという意志はすごく感じ取れるので、すごく聡明な愛情深い天皇なんじゃないかなと思っております。――藤原道隆について自分とは少し異なる考え方だなという風に思っているんじゃないかなと感じていますね。道隆なりの気持ちもわかると一条天皇は思ってはいるんじゃないかなと思いまして。というのもやはり一条天皇は、政としてきっちり自分が意志を持っていろんなことを決めていかなければならない中でも情にも厚いというか、すごくそばにいる人を信頼したいって思うような人だと思うので、道隆もその中の一人ではあると思うので無下にはできないなと思いながらも、ちょっと乱暴だなと思ったりする一面もあるんじゃないかなと思っています。――定子についてとてもとてもいとおしくて、なくてはならない存在。心安らげる居場所みたいなふうに思っているんじゃないかなと思ってはいるんですけれども、一条天皇も自分で政治を動かしていかなければならないという使命があって、やはりその情というものが邪魔してしまうことも時にはあるんじゃないのかなと思っていて、その中のやはり一番大きい核というものが定子の存在なんじゃないかなと思っておりますね。それがいい方向に働くときもあれば、自分の中でちょっと突っかかってしまうことに働いてしまうこともあるんじゃないかなと感じています。
2024年04月21日大河ドラマ「光る君へ」より、ファーストサマーウイカ、財前直見、益岡徹の君かたりが公式サイトにて公開された。吉高由里子が紫式部を演じる本作。今回公開された映像では、ききょう(清少納言)役のファーストサマーウイカさんは、藤原定子(高畑充希)について、「『推し』の感覚にすごく近いんじゃないかな。娘でもなく、恋人でもなく、けど命を懸けてお守りしたいとか、最大の雇い主ではあるけれども」とし、“清少納言”という名について「すべてを背負った名前で宮中に入るっていうのがぐっとくるというか。『あなたの今までの人生を背負って学んだものとかをすべて持ってきて、宮中で私の力になってね』って言われたような気がして」と女房になるシーンをふり返っている。財前さんが演じているのは、兼家(段田安則)の妾である藤原寧子。和歌に長け、兼家との日々を「蜻蛉日記」として残した彼女。この「蜻蛉日記」は、まひろ(紫式部)も幼いころから読み込んでおり、そのことを知り、「まひろが歌を詠んでいく人になるきっかけみたいなことになるので、すごく重要な役割をいただいたなと思っていて」「先輩なんだけど、ちょっとお母さんの面影を見るみたいなシーンなのかな」とコメント。倫子(黒木華)の父・源雅信役の益岡さんは、雅信の最期について「婿殿(道長)に対して皮肉なことを言うんですけれども、あれも本当はそうしたかったけど、その出発点は娘かわいさの発想」「家族を大事に思った人間なんだなっていうのをすごく感じました」と語っている。第15回あらすじ道隆(井浦新)は、強引に定子(高畑充希)を中宮にし、詮子(吉田羊)を内裏の外へと追いやった。2年後、一条天皇(塩野瑛久)は麗しく成長。道隆の独裁には拍車がかかっていた。伊周(三浦翔平)らに身内びいきの人事を行い、定子のために公費を投じ始める。道長(柄本佑)は兄のやり方に納得がいかない。一方のまひろ(吉高由里子)は、さわ(野村麻純)と近江の石山寺へと出かける。そこで思いもよらない人物との出会いが…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月14日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、ききょう(清少納言)を演じるファーストサマーウイカの声を紹介する。――藤原定子の女房になるシーンこれは私個人の解釈なんですけど、ききょうはすごくハツラツとして、気も強ければ思ったことをスパッと言うタイプなので「いや、もう別れてるんですよ」とか、違うことは違いますってハッキリ言えるような性格っていうところのコントラスト。「ちょっと変わってんなぁ」っていう一面も見えつつ、ききょうとしては家を捨ててきたわけですよ。旦那さんと息子までおっつけてきちゃったけど、もらった名前が亡くなった父と旦那の少納言。旦那が少納言ではなかったんだけれども、そのすべてを背負った名前で宮中に入るっていうのがグッとくるというか。まったく新しい名前にしてすべての人生をそれこそ本当にゼロにしてリスタートしますじゃなくて「あなたの今までの人生を背負って学んだものとかをすべて持ってきて、宮中で私の力になってね」って言われたような気がして、「あぁ清少納言…いいっすね!」って。「なんで元夫のやつ入れなきゃいけないんだよ」とか「おやじの名前かよ」みたいなことじゃなくて、全部を認めてくれたような器みたいなものを名前から感じて、「いい名前だな」と思っていたんじゃないかなって。短いシーンで誰がそこに感じるかわからないですけど、私はそう思って受け入れたんじゃないかなと。欲を言えば息子の名前も入れてほしかったくらいの感じかもしれないですけど(笑)、というふうに感じましたね。――定子について清少納言にとってきっと定子様っていうのは、史実で読んでいても「推し」。神とか宗教的な心酔するというよりは「推し」の感覚にすごく近いんじゃないかな。「尊い」「一挙手一投足がいとおしい」「愛くるしい」。娘でもなく、恋人でもなく、けど命を懸けてお守りしたいとか、最大の雇い主ではあるけれども「推し」の感情に近いんだろうなというのは思いますね。
2024年04月14日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原寧子を演じる財前直見の声を紹介する。――藤原寧子について一人息子(道綱)に甘い親(笑)。ひとことで言えば、やっぱり自分の負い目としては妾でいるっていうことがあるので、やっぱり正妻さんの子とはまた違うので、バカにされちゃいけないなっていうのは心のどこかにあると思うんですけど、でもああいう歌を書く人ですから、そんなに重く感じてはいないと思うんですよ。逆になんていうの…利用しているじゃないけど、こういう環境の自分を表現するっていうプロデューサー的な目もあったんじゃないかなとは思います。――まひろが『蜻蛉日記』を読んでいたと知って幼い子にはやっぱり難しいんじゃないかなと思うんですけど、この『光る君へ』の中でいうと、これから先まひろが歌を詠んでいく人になるきっかけみたいなことになるので、すごく重要な役割をいただいたなと思っていて、しかも母親がいないじゃないですか。「娘がいたらきっとそう言ったでしょう」という言葉がちょっとお母さんっていうふうに先輩なんだけど、ちょっとお母さんの面影をみるみたいな、シーンなのかなっていうことが、すごく大事ないいシーンだなというふうに思っていました。――藤原兼家について基本的に亭主元気で留守がいいじゃないかな(笑)。息子を独り占めできたし、やっぱりある意味歌のために必要な人だったっていうこと。さっきプロデューサー目線って言ったことは、歌を書くことで兼家さんという存在が必要だった。嫌いじゃないし、来てくれたらとてもうれしいし、わりと近い存在で必ず膝を触っていたりとか肩をもんだりとかっていう、そういう普段兼家さんが見せないことをたぶん寧子の前ではしていたんだろうし、そういうちょっと安らげる場所が見ている人もちょっとフフってほほえましくなるっていうシーンになったらいいなと思って演じていました。
2024年04月14日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、源雅信を演じる益岡徹の声を紹介する。――源雅信を演じて源氏として平安中期から末期、ずいぶん貴族階級が没落したりとか武士階級が起こったり、藤原氏には大きく水をあけられたんだけれども、そのすぐあとに連想するのが、『平家物語』の祇園精舎の…っていうね。そういうのをすごく連想してね。しかもそれが現代の社会にも転換できるといいますかね。それがおもしろいなってつくづくやっぱり思いまして、役として少し出し抜かれる源氏のでも位は高いんですけど、その役をやっただけでそれを感じられたっていうのは、すごい収穫だったと思います。――雅信の最期最期、婿殿(道長)に対して見方によっては皮肉なことを言うんですけれども、あれも本当はそうしたかったけど、その出発点は娘かわいさの発想ですしね。そのことを思ったときに「俺はお前のことは反対だったんだ」っていうことをせめて伝えるっていうのが、かえって2人にとって結果よかったんじゃないかなっていうね。だからその辺の書かれ方も見事だなっていうね。多少錯乱しているっていうふうな解釈ももちろんできるんですけれども、家族を大事に思った人間なんだなっていうのをすごくい感じました。ですからその言葉と裏腹に最期、手をぐっと握れたっていうのがすごくよかったと思うし、いろいろそういう意味で勉強になりましたね。生き方の問題として、あの死に方はどう考えても幸せですしね。みんなに見てもらって。――雅信の家族について表の顔と家族でも顔っていう分け方をしたとしたら全然違う表れ方をしているっていうのがね、面白いですよね。奥さんを大事にして、娘に弱くてっていうね。それがとても現代的につながるものがあるんだなっていうふうに本当にやりがいのある家族の一員になれたという、なんというかな…、「こうあったらいいだろう」と、どんな時代でもこういうふうに夫婦関係と親子関係があればいいんじゃないかって。問題は起こるんだけど、それをなんとか解決していくみたいなそういうことはね、できることはすごくいいなと思いました。
2024年04月14日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、まひろを演じる吉高由里子の声を紹介する。――まひろの成長まひろが大人に刃向かっていくとか、戦うとかいうよりも子どもに教えたりとか、自分がやるべき使命みたいなものをちゃんと見据えて動いているような感じがして、私も年齢的にも下の子が増えていったりとか話す機会が増えていったりとかして、教えるっていうことが増えたし、人に教えることによって自分も改めて学んでいるんだなっていう実感もあったりとかして、こういう気持ちでやっているのかなっていうふうな想像につながったりはします。――ききょうについてすごく刺激を受ける人だと思います。影響はどうかわからないですけど、彼女の存在がまひろにとっての刺激になって、自分では思いもしない発想に感化されたりとかもしたり、それが仕事を探すとかいう切り替えにもなっていくんだと思いますし、何か行動しなきゃとか、足踏みしている自分にやっと気づいたっていう感じで、またさわさんとは違う関係性で必要な方なんじゃないかなっていうふうに思います。――ききょうの生き方口が裂けても言えないような言葉をききょうさんは、サクッとサラッと言って、また猛進していく姿を後ろ姿を背中を見つめるしかできないまひろは歯がゆいというか、悔しいというか、ふがいないというかっていう気持ちが自分に湧き出てきたんじゃないかなというふうに思うんですけど、目標があるというか、目的があるというかっていう自分をちゃんと見つけられたききょうが、羨ましいんじゃないかなという感じもありましたし。
2024年04月07日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原道隆を演じる井浦新の声を紹介する。――兼家の後継者に指名されて道隆は、兼家父上の息子たち娘の中で僕の勝手の解釈だと、一番父上に影響を受けている人物だろうなというふうに思っています。だから道兼とはまた違う父上の影響を受けていて、家督として温室の中で大事に大事に育てられてきたからこそ、本当に疑いもなく父上のやってきていることは本当にすべて学びながら参考にしながら、という意味で一番影響を受けてきている人物でもあると思うので、家督は道隆にするっていう言葉がきたときは、いよいよ自分の時代が訪れるんだっていうそういう思いに火が付く瞬間でしょうね、野心的な。それを野心という言葉一言で表現するのは僕は乱暴だなと思っているんですけど、自分の中で道隆は父上が大事に大事に実践してきた思想、自分の家の中で権力をつなげて回していくという、この思想を道隆なりにこれからやっていく、それの準備が入内させる定子、嫡男とそれを支えていく弟っていうすべてができているのでいよいよ自分なりの政を始められるんだっていう日がつけられるところ、狼煙が上がるところというか、だろうなとは思いました。――道兼が人殺しと知って知らなかったことに対して驚きはあったと思うんですが、僕の中では道隆もずるさとか弟が全部そういうところを背負っているのはもちろん知っていて、そこは見ないふりして全部任せていたっていうこともあっただろうなって。だから驚きとともにやっぱりそれが確信にも変わったりとかして、申し訳無さとか、そこはお前に任せたよっていう思いだったりとか、一つ二つの感情だけじゃないなとは思いました、あのシーンは。道兼に対しては。
2024年04月07日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、いとを演じる信川清順の声を紹介する。――いとを演じて台本を読んで、いとってちょっと空気が読めなかったり、家族じゃないから言っちゃったり、逆に言えなかったりっていうことがあると思うので、だからそういう部分は明るくするというよりはちょっと引っ掻き回すじゃないですけど、いいも悪いも家族にぐぐっと詰め寄ったり、見守ったりができたらいいなと思っております。――推規について高杉真宙さんがもうすでにかわいいんですけど、為時さんとまひろさんがやっぱりちょっと真面目な部分が多いじゃないですか、特にまひろちゃんってズバズバ意見も言うし、いろんな勉強もしたいところをちょっと2人の小難しいところをつつく役割をしていて、とってもかわいらしい性格とかわいらしいお顔でいとは溺愛しております。――いとまを申し出るシーン為時さんへのセリフでもあったんですけど、ここにしか本当に居場所がないだけじゃなく、本当にいとにとって大切な家族の人たちの場、でも自分は家族じゃないからって殿様にお伝えするっていうのですごい絶対出ていきたくない、本当は。絶対こんなこと言いたくないけど、本当に少しでも食いぶちを減らさなければ、私がいたら見るだけであつかろうみたいな感じだったと思うんですけど、それはすごくつらくて、しかも殿様のことめちゃめちゃ好きなので(笑)。殿の顔を見るなりね「言えん」とは思ったんですけど、気丈に振る舞っていとは伝えますけど、そのへんはやっぱりあの時代ならではというか、それがなんかもう生死、生き死にみたいな感じで関わっているのが、やっぱり平安時代すごいなっていう。いともやっぱりそういう乳母で入って、まひろも推規さんもみんな時代に振り回されているじゃないですけど、もっといろんな今だったら生き方もできるけど、そこに生きて、そこでしかない、でもそこのご家族が本当にいとにとって素晴らしい、かけがえのないものっていうところで殿様に引き止めてもらえてよかったです。ありがとう殿~!
2024年04月07日大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原定子を演じる高畑充希の声を紹介する。――藤原定子についてお花っぽいイメージです、といってもヒマワリみたいな子。夏にパァっていう花というよりは、華やかなんだけど影も少しあるようなお花みたいなイメージの人です。今は楽しく明るく小さい一条くん(一条天皇)と一緒のシーンもまだ多いので、純粋に楽しんでやろうと思っているんですけど、ここからいろんなことが起こっていく人なので、その過程でどんどんいろんな影響を受けていったり、まぁでも芯はある人かなと思うから、影響を受けない部分もあったり。ちょっと探り探り演じていければなと思っています。――定子の入内について今とはたぶん全然感覚が違うだろうから、政治的に利用されているみたいなネガティブなイメージというよりは、まぁそういうものだっていう育ち方をしているのかなと思っているんですけど、彼女がすごくよかったなと思うのは、その相手を好きになれたっていうことかなって思っていて、だからこそどんどん悲劇に巻き込まれてはいくんですけど、ただ自分がヘマをすると父親の行き先というか、これからに関わるっていうのをわかっているようでわかっていなかったりしたのを、きょうちょっとたしなめられるシーンがあったりとかして、なので…そうですね。でも全部をやらされているっていう感覚で受け取らない人なのかなと想像しています、今は。――一条天皇との関係性なんか今やっていて感じるのは、ものすごくいい意味で一条くんが定子に懐いているというか、ちょっと依存している感じもあってだから「自分がこの人を守らなきゃ」みたいな気持ちもちょっとはあったのかなって、なんとなく感じていて「この人のよりどころになれるのは自分だな」って思っているうちに彼も成長して、自分のよりどころにもなっていったのかなっていう、そういう変化を数年のうちに遂げたのかなと思っています。
2024年04月01日コーチもチームメイトも良い人で本人も楽しく通っている。親としてクラブには特に不満はない。だけど、「本人が行きたいといった」と高熱でも試合に参加させたり、学校行事よりサッカーを優先させる周りの保護者とのやり取りに悩んでいる、というご相談。【サッカー>学校行事】を「本気でやっていくなら当たり前」と周囲は言うそうですが、みなさんはどう感じますか?スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの取材で得た知見をもとに、子どもをサッカー漬けにする4つのリスクについてお伝えします。(文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<サッカーやっている息子は自分の理想と正反対、と息子のサッカーを嫌う妻を何とかしたい問題<サッカーパパからの相談>現在小学1年生(4月から2年生)の息子がいます。今息子が入っているクラブチームでの保護者同士のやりとりに悩んでいます。小学校に入学する前に幼稚園のサッカー教室で1年間程サッカーを習っていましたが、小学校入学の際に別のクラブチームに入りました。幾つかのクラブチームやスポーツ少年団に体験に行ったのですが、息子が行きたいと言った今のクラブチームに入ることを決め、息子は楽しく通っています。コーチもチームメイトも良い方ばかりで、親としてチームに何も不満はありません。ただ、周りの保護者がとても熱心で、たまに不安になることがあります。例えば、試合の日に子どもが高熱を出しているのに「本人が行きたいと言ったから」と参加していたり、学校行事よりも試合を優先させるのが当たり前など......。「サッカーを本気でやっていくなら当然。みんなそうしてるよ」と言われるのですが、私はどうしても理解ができずにいます。小学校1年生でも、そのようにする必要があるのでしょうか?とても熱心な保護者さんと話していると、うちもそうしなきゃいけないんじゃないか、息子にさせることができていない私はダメなのかな......。と思ってしまいます。私は息子が体調不良の時は休ませています。学校行事や月に1度しかない夫の土日休みは試合を休んで旅行に行くこともあります。それも毎月ではないですし、練習試合が月に3回程度あるので、1回休んだとしても他にも出ることができます。私が息子を甘やかしているのでしょうか。これでは息子のサッカーは上達しないでしょうか。教えてください。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。いやはや、驚きました。高熱でも試合に行かせるなんて正気の沙汰ではありません。学校行事より試合を優先させるということは、例えば遠足などを休ませて試合に行かせるということでしょうか。しかもまだ小学1年生で、そこまで親御さんが過熱するとは。もちろん高学年であったとしても、熱があるのに試合に出してはダメだし学校行事を優先させるべきです。■学生の本分は勉強子どもに試合を優先したいとせがまれても毅然とした態度を見せて小学生の本分は勉強です。学校で仲間と一緒に学ぶことが彼らの軸です。例えば学校の少年団ではなくいくつかの小学校から子どもが集まるクラブでは、全員の予定に合わせられません。そこで子どもが学校を休んでサッカーの試合に行きたいとせがんだとしても「小学生は学校を最優先にしなくてはいけない。それはわが家の方針です」と毅然とした態度を見せてください。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■チームの保護者はクラブのありようを映す鏡それにしても、このように親御さんの暴走を許しているということは、クラブ自体やコーチが、何よりもサッカーを優先せよという姿勢なのかも知れません。以前取材で訪れた少年サッカーの大会会場で、コーチの方が祖父母の法事で練習を休んだ子どもを「サッカーは大事ではないのか」となじっていました。そのコーチをとがめる大人がいない事実が何より残念でした。子どもをサッカー漬けにしたいコーチよりも、そうでないコーチのいるチームを選んでください。そこに集う親の姿は、そのクラブのありようを映す鏡だと私は思います。試合で、ベンチが静かでポジティブなかけ声が多いチームの親御さんは、また同じように穏やかに見守っています。逆にベンチが怒鳴ったり指示の多いチームは、親御さんもまた同じように感情的になっています。■あなたの感覚は間違っていない、このままでいて結論から言うと、お母さんはそのままでOKです。どうか、今お持ちになっている教育観をブレずに持ち続けてください。体調不良の時は休ませてください。学校行事や月に一度しかないお父さんの土日休みは、サッカーの試合を休ませて旅行に行きましょう。小学生時代の家族の思い出がサッカーしかない。音楽、科学、他のスポーツなどサッカー以外のことに触れる機会がないといった環境は、子どもの健やかな成長を促せません。■子どもをサッカー漬けにすることで懸念される4つのリスク(リスク1~3)そのようにサッカー漬けにすることは、4つのリスクがあると私は考えます。1つめがスポーツ障害です。まだ骨の発達が伴わない小児期にスポーツをやり過ぎてしまうと、疲労骨折や膝や足首にスポーツ障害を抱えることになりかねません。過度な活動がたたって、ドクターストップがかかったり、手術をした小学生もいます。2つめはバーンアウト。精神疲労です。お腹いっぱいになるまでサッカーをやり過ぎて「もうサッカーはいいや」と燃え尽きてしまった子も複数知っています。3つめが重要です。小学生からスポーツをやり過ぎてしまうと、脳の成長が阻まれます。私はこのことを『高学歴親という病』(講談社α新書)という書籍を企画構成したことで知りました。脳科学者で小児科医の著者、成田奈緒子先生が同書で詳しく説明しています。まず小学校低学年くらいまでに育てなければいけないのは「からだの脳」です。別名「原始人の脳」ともいいます。睡眠、食欲、呼吸など生命の維持、心身の成長に欠かせない部分を育てなくてはいけません。姿勢の維持も、「重力に逆らって立つ」「椅子にきちんと座る」といった、もっとも基本的な身体の力です。自律神経は、血液の運搬や体温調整、心臓や内臓の働きなどの体内活動を司ります。これらにかかわる脳を育てるには、早寝早起き朝ごはん。生活リズムが重要です。その次に、より高度な機能を司る「おりこうさんの脳」を育てます。計算したり、文章を読解したり、言語を理解する知能、五感をつかって自分の周囲を認知する知覚もここに含まれます。いずれも大切な能力ではありますが、さまざまな研究で、人間の基本的な動きを支える「からだの脳」が育っていなければ、おりこうさんの脳もうまく育たないことがわかっています。そして3番目、最後に育てるのが「こころの脳」です。コミュニケーション能力や社会性をつけていきます。脳は「からだの脳」→「おりこうさんの脳」→「こころの脳」の順番に育てなくてはいけません。平日遅くまで練習して食事も睡眠も遅くなっていけば生活リズムが乱れます。■家庭崩壊にもつながりかねない4つ目のリスク(写真は少年サッカーのイメージご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)リスクの4つめは、親子関係性が悪化する懸念です。親が子どものサッカーに入れ込みすぎる家庭では、子どもに過大な期待をかける傾向があります。レギュラーで活躍している時は楽しいでしょう。そこには悦びがあります。ところが、親が思うとおりにいかないこともあります。すると、子どもに対し嫌悪を抱く親御さんは少なくありません。そうなると、子どもは追い詰められます。自著で申し訳ないのですが、それについては『スポーツ毒親』(文藝春秋)に詳しいです。家庭は、子どもにとって安全基地です。他人の言動に振り回されることなく、どうか安心して子育てを楽しんでください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキルビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
2024年03月27日小学生になり新しく友だちもできて、よく昼休みに外で遊んでいた長男。ある日、私の職場に学校から電話がかかってきて、長男がけがをしたため「すぐ学校に来てください!」とのこと。診てもらうと、まさかの骨折! 転んだだけだと言う長男に、詳しく話を聞いてみると……。 お迎え要請の連絡小学校に入って同じ保育園からの友だちは1人もいませんでしたが、新しく友だちができ安心していました。「昼休みにはみんなで外で遊んでるんだよ」と話してくれていたある日、私の職場に学校から「長男くんが転んでけがをしたのですぐ来てください」と連絡があったのです。私は転んだだけで呼び出されることに驚きつつ、心配になって急いで小学校へ向かいました。 保健室に着くと、長男が足をけがして歩けない状態でした。「お友だちと鬼ごっこをしていて、花壇のところで転んだようです」と改めて先生からの説明がありました。長男の足はみるみるうちに腫れていったので、急いで病院に連れていきました。 衝撃の診察結果、そして本当の原因は…診察してもらったところ、レントゲンを撮るとなんと骨折していることが判明。ギプスで固定され、しばらく松葉杖で生活することに。 病院の帰りに長男にどうやって転んだか聞いてみると、「鬼ごっこをしていて、Aくんが鬼で、逃げていたらちょうど花壇のところで押されちゃったの……」と言いました。Aくんに悪気があったわけではないことを知っていた長男は、先生には自分で転んだと言っていたのです。私はモヤモヤしてしまいましたが、長男は自分がけがをしたことで大事にしたくなかった様子でした。 初めてのギプス生活。通学は送迎し、お風呂はギプスが濡れないようにビニールで巻いてなどギプスがとれるまでは大変な毎日でした。ただ、学校で不便なところは友だちが助けてくれていたようで、長男を押した子もよく荷物を持ってくれたりと助けてくれました。それを見て、大事にしたくなかった長男の気持ちがわかったような気がしたのです。 小学校生活ではけがをすることもあった長男でしたが、その後もその友だちとは良い付き合いをしているようです。友だちとの関係性をいつの間にか自分で築けるようになったんだと感心した出来事でした。 イラスト/はたこ著者:松田みさと監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月23日吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」の公式サイトでは、ユースケ・サンタマリアと上地雄輔、2名の「君かたり」が公開されている。大河ドラマ第63作目として現在放送中の本作は、「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く物語。出演者の撮影現場からのコメントが聞けるこの「君かたり」。陰陽師・安倍晴明を演じているユースケ・サンタマリアさんは、これまで多くの作品に登場してきた安倍晴明とは、また異なると説明し、「ビジネスマン安倍晴明みたいなところを今回やりたいということで。要は生きていくために、世渡り上手にやっていくみたいな」「見ていて不思議な感じになると思います」と説明。関わりの多い藤原家については「内心は嫌いになれない」「ただ単にビジネスとして利用しようとしているってだけでもなく、ある種の感情っていうか、愛情に近い何かを持っていて」と語っている。また、才に恵まれず、兼家から軽く扱われている道長の異腹の兄・藤原道綱役の上地さんは、道綱について“天然素材”と表現。「見ている方がホッとするようなかわいらしさもあり、人間らしさもあり、視聴者目線であるような感情をしっかり道綱という役の中で、ぬくもりというか温度を出せたらいいな」とコメントしている。第11回「まどう心」兼家(段田安則)の計画により花山天皇(本郷奏多)が退位。為時(岸谷五朗)は再び官職を失うこととなった。まひろ(吉高由里子)は左大臣家の娘・倫子(黒木華)に父が復職できるよう口添えを頼むが、摂政となった兼家(段田安則)の決定を覆すことはできないと断られる。諦めきれないまひろは兼家に直訴する。一方、東三条殿では道隆(井浦新)の嫡男・伊周(三浦翔平)らも招いて宴が催され、栄華を極めようとしていた――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月17日南野ななみさんは、3人の男の子を育てるママ。長男・ひかる君が小学校へ入学てすぐのころ、1人で登下校することが心配でたまらない南野さん。ある日、下校時間を過ぎてもひかる君がなかなか帰ってきません。ようやく帰宅したひかる君ですが、南野さんはいつもと様子が違うことに気づきます。いつもと様子が違うひかる君を気にしつつ、みんなでおやつを食べていたときのこと……。 衝撃の発言が 「おかあさん、おれ、今日…」と神妙な面持ちで口を開き、ひかる君は帰り道に何が起こったのか話し始めます。 下校途中で1人になってしまったと言いうひかる君。その瞬間に知らないおじさんに声をかけられたというのです。恐怖のあまり逃げ出したひかる君でしたが、おじさんに手を掴まれてしまいます。しかし、必死の思いで防犯ブザーを鳴らしおじさんを撃退するのでした。 ひかる君の話を聞いた南野さんは「よかった」では済まされないことだと、怒りが込み上げるのでした。 ◇◇◇ パニックにならず、しっかりとブザーを鳴らすことができたひかる君はとてもしっかり者ですね。そして、どんなときに防犯ブザーが必要なのか小学1年生の子にもわかりやすく説明し、重要さを理解するまで伝えていた南野さんも素晴らしいですね。みなさんはトラブルが起こってしまった時を考え、何か対策をしていることはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 南野ななみ
2024年03月13日大河ドラマ「光る君へ」より、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイトにて公開された。吉高由里子が紫式部に扮する本作。今回公開された「君かたり」には、まひろ(紫式部)ののんびりとした弟・藤原惟規役の高杉真宙、まひろとは特別な絆がある藤原道長役の柄本佑、町辻で風刺劇を披露する散楽の一員である直秀役の毎熊克哉が登場。それぞれ、演じる役柄やまひろについてなどを語っている本映像。高杉さんは、「助けたくなる姉」「なくてはならない存在」と姉・まひろや乳母・いと(信川清順)について語る。柄本さんは、直秀について「同じにおいを感じる」「自由さみたいなものに対する、憧れみたいなのも意外に道長の中にはちょっとあるんじゃないかな」と考えを述べた。そんな直秀を演じた毎熊さんは、「若いときに失ったこととかが、むしろ何か得るタイミングだったりする気がしていて、それを忘れないでほしい」「若いときに味わった気持ちを汚さずにというか、やっぱり人生いつまで生きるかわからないですけど、大事なものっていうのはそんなに何個もないはずなので、そういうのを持っていてほしいなと思いますね」とまひろと道長への思いを明かしている。第10回あらすじ兼家(段田安則)は道長(柄本佑)たち一族を巻き込んで、秘密裏に花山天皇(本郷奏多)を退位させ、孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立する計画を進め始める。その頃まひろ(吉高由里子)は、家に帰ってこない為時(岸谷五朗)を案じ、妾の家を訪ねてみる。そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。まひろは道長への文をしたため始めるが――。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月04日心身が疲れた時に、息抜きや休息は必要不可欠。休日である程度は回復することができますが、疲れ具合によっては、その日まで心身がもたない時もあるかもしれません。あなたも、発熱など明確な病気の兆候がなくとも「今日はなんだかつらいから、休みたいな」と思った経験が、一度はあるのではないでしょうか。学校を休み、『スタバ』に行ったら店員が?5児を育てる母親の、みー(@3mama37)さんは、コーヒーチェーン店『スターバックス(以下、スタバ)』でのエピソードをX(Twitter)で紹介しています。その日、親子で『スタバ』を訪れると、学校を休んでいた娘さんは、店員にこう告げました。「学校に行きたくないから、ケーキを食べに『スタバ』に来た!」人によっては、出かける元気があるにもかかわらず学校を休むのは、『サボり』としてマイナスの印象を抱くかもしれません。しかし、店員の反応は…。「私も不登校児だったから、気持ちが分かるよー!」※写真はイメージ娘さんの話を受け入れ、気持ちに共感してくれたのです!この反応に、娘さんは久しぶりに笑顔を見せました。また「これを許してくれるお母さんって、本当にありがたいんですよ」といわれたみーさんも救われた気持ちになり、「『スタバ』のお姉さん、大好き」と思ったとのこと。親子両方に満点の対応をした店員について、ネット上で称賛の声が続出しました。・さすが『スタバ』。理解力と寄り添う力が高くて、感動する。・登校拒否した子供と『スタバ』に行った日のことを思い出しました。正解だったようでよかった。・お出かけして「世界は学校だけじゃない」と知るのは大切。・心が疲れた時、カフェやファミリーレストランに連れて行ってくれた親には、今も感謝しています。・あってもいいのに、学校にはなんで有休がないんだろうね。店員側も、リフレッシュ先として『スタバ』が選ばれたのは、嬉しかったことでしょう。心身を癒すのに必要な時間や方法は、人それぞれ。自身の心身の調子を確認して、大事に至る前に回復するのが一番なのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2024年02月24日小学校が大好きで毎日楽しそうに通っていた息子。しかし小学3年生の冬休み後、急に「学校へ行きたくない」と言いだします。はじめは休み明けで気がのらないだけだと思っていた私ですが、ある日ずる休みをするまでに……。心配した私は夫に相談。夫が息子に話を聞くと、学校に行きたくない理由が明らかになったのです。 息子が学校に行きたがらない理由 小学3年生の息子は学校が大好き。毎日下校後に学校であったことを楽しそうに話してくれます。 しかし3年生の冬休み後、急に「学校に行きたくない」と言い出しました。休み感覚が抜けていないだけだと思った私は「なまけないで、ちゃんと行きなさい」と無理矢理送り出すことに。 このやりとりが数日続いたある日の朝、とうとう「絶対行かない!」と学校をずる休み。学校で何かあったのではと心配になった私は、仕事から帰宅した夫にこのことを相談。夫は「俺からちょっと聞いてみるよ」と言い、息子と2人でお風呂に入っていきました。お風呂からあがった夫に話を聞いてみると、保育園時代からずっと仲良しのAくんとケンカをしてしまい、まだ仲直りができていないとのこと。息子は謝り方がわからないと言っていたそうです。夫が「ごめんねって、ひと言伝えるだけでも良いんだよ」と教えると、謝る勇気が湧いて学校へ行く気になったようでした。 次の日、学校から帰宅した息子が「ちゃんと謝れた! 昼休みにAくんと一緒にサッカーして遊んだ!」と、とてもうれしそうに話してくれました。それ以降、息子はまた楽しそうに学校へ通っています。私は、「学校に行きたくない」と最初に言っていたときに、きちんと話を聞いてあげればよかったと後悔。学校のことに限らず、もっと息子と向き合い、寄り添うべきだと学んだ出来事でした。 作画/mosu著者:杉本加奈
2024年02月08日元タレントで現在はクリエーターとして活動するおかもとまりが15日に自身のアメブロを更新。息子が学校に行きたくない理由を明かした。この日、おかもとは息子について「朝ごはん食べながら、初めて、『学校行きたくない・・・』と言いました」と告白。「聞いたら、つまらないからとのこと」と息子が学校に行きたくない理由を説明し「『前の学校みたいに友達もまだ少ないし、寂しいよね』って話を聞きました」とつづった。続けて「休み時間、楽しそうに遊んでいる子たちに頑張って、一緒に遊ぼうって声掛けてみようか!」と提案したことを明かしつつ「出来ない」と返答があったといい「学校は休みたくないから頑張って行く、とは言っていたので、帰宅したらマリカとスイカゲーム対決しようねって約束しました」と報告した。また「まだ転入して2週目だからね」と述べ「パパもママも味方だし、家族だから、辛い時は恥ずかしいと思わず、辛いって言ってね、と話しました」と説明。最後に「放課後どうかな・・・」と心配そうにつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「心配ですね」「不安ですよね」「楽しい学校生活を送れますように」などのコメントが寄せられている。
2024年01月16日私には小学5年生の息子がいます。ある日突然学校に行かなくなり、どうやら嫌がらせをされていることがわかったのですが……。息子の担任は私の幼なじみです。理由も言わず、学校に行かなくなった息子を心配して、私は彼にそれとなく事情を聞くことに……。状況を把握するためしばらく様子を見てみると言う幼なじみの言葉に、私はすこし安心しました。しかしその後、信じられない現実と向き合うことになったのです。 不登校の原因は幼なじみの担任!?結論から言うと、息子を孤立させていたのは私の幼なじみである担任でした。問い詰めると、そんなことをする教師はいないと反論してきました。しかし私には心当たりがあり……。 じつは彼、10年以上前に私にプロポーズしてきたんです。でも私はその申し出を断り、今の夫と結婚。もう昔のことなので、子どもの担任として再会したときにも気にしていませんでした。 ですが、彼のほうは断られたことを根に持っており、久しぶりに会ったことで怒りや恨みが再燃。私ではなく息子に矛先が向いたようです。息子に私のことを悪く言ったり、クラスメイトに圧力をかけて息子との会話を禁止したりしたようです。 人としてどうなのかと詰め寄ると、薄笑いを浮かべて「子どもの言うことを信用するのか」 と詰め寄ってきて……。「証拠はあるのか」 とも言ってきましたが、私が息子を信じることに証拠の有無は関係ありません。 それを知った彼は安心したらしく、とんでもないことを言い出したのです。「俺の叔父、教育委員会にいるからな!」「もみ消してくれんだよw」私は彼の言葉に呆れてしまい……。でも彼は肝心なことを知りませんでした。「偶然ね、私の義父もいるのよ」 証拠が見つかり、幼なじみの彼は…義父は教育委員会でも偉い立場です。その事実を知ったとき、彼は焦り始めました。そして、私が彼の暴言を録音したデータを持っていると伝えると、また鼻で笑いました。 携帯電話や録音機器は校則で禁止されているため、そんなことはありえないと言うのです。しかしそれは実在しました。怒られるかもしれないとわかっていても、息子を助けたいと必死に録音してくれた子がいたのです。 悪事が明るみに出たことで、担任である幼なじみは処分されることになりました。最後になって、自分と人生をやり直さないかと言い出したときにはもう何と返したらいいか……。なにせ私、彼とはお付き合いをしたことがないのです。すべては彼の妄想のなかにあるようです。 周りの人たちの協力に感謝!私が担任を怪しみ始めたのは、休んでいる息子の様子を見に来たときでした。あのとき息子の情緒が急に不安定になったのです。しかもそのすぐ後に、同じクラスのお母さんから担任の嫌がらせを聞き、主犯が彼だと確信しました。 その後、私はクラスのお友だちや親御さんに協力してもらい、証拠集めに奔走しましたが、なかなか証拠を手にできませんでした。ですが、ひとりの女の子が担任の悪事の証拠を音声で録ってくれたのです。おかげで私は学校と教育委員会に報告ができ、幼なじみは処分されることになりました。 この一件が落ち着いた後、息子はまた学校に通い出しました。幼なじみの逆恨みを心配しましたが、今のところ問題なく登校しています。送迎は欠かせませんが、お友だちやその親御さん、学校の先生方の協力があり、ここまでやってこられました。とても感謝しています。 ◇ ◇ ◇ ほとんどの先生は生徒のことを第一に考えていると思いますが、担任の卑劣な行為は許せませんね。親のほうは子どものSOSに気づけるよう、ふだんから心がけを大切にしたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月28日赤城乳業は12月12日、 「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」を全国発売します。■ぜひ一度食べて、「これはソフト君だ!」と体感してみて!「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」は、北海道産生クリームやアッサム茶葉を使用した、アイスクリームグレードで濃厚なミルクティーの風味が楽しめる商品。「ガリガリ君リッチロイヤルミルクティー」発売(2009年)から14年ぶりに、ミルクティー味のガリガリ君シリーズが新商品で誕生します。内側のミルクティーアイスは、細かな氷と濃厚なミルクティーアイスクリームを混合し、ソフトな食感にこだわっています。同社では、「ぜひ一度食べて、ガリガリ君との違いを感じ、『これはソフト君だ!』と言っていただきたいと思います」とコメントしています。■商品概要「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」希望小売価格:216円種類別:アイスクリーム容量:95mlエネルギー:204kcal発売日:2023年12月12日発売エリア:全国(エボル)
2023年12月12日赤城乳業「ガリガリ君」シリーズの新作アイスキャンディー「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」が、2023年12月12日(火)より全国で発売される。ガリガリ君から“ソフト食感”の濃厚ミルクティーアイス「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」は、北海道産生クリームやアッサム茶葉を使った濃厚ミルクティー風味の新作アイスキャンディー。なおミルクティー味のガリガリ君シリーズは、2009年の「ガリガリ君リッチロイヤルミルクティー」以来14年ぶりの発売となる。文字通り「ソフト君」なだけあり、内側に配したミルクティーアイスは細かな氷とミルクティーアイスクリームを組み合わせてソフトな食感に仕上げている。【詳細】「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」発売日:2023年12月12日(火)価格:216円発売エリア:全国【問い合わせ先】赤城乳業株式会社 お客様相談室TEL:0120-571-591(9:00〜17:00 日曜日、年末年始を除く)
2023年12月10日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。小さなころから常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。悩みを解決する糸口が見つかればいいなと期待していたねこじまさんは、悶々としてしまいます。結局あまり登校できないまま1学期が終了。あっという間に夏休みが終わり、2学期が始まりました。2学期が始まると、まっちくんの登校しぶりはますますひどくなってしまいます。そんな中、予約していた大学病院の心理発達科を再び受診し、医師に悩みを相談したところ、「お母さんじゃなくて、本人の困りごとは?」「慣れたらまた変わってくるでしょう」と言われてしまいました。 診断名もつかず、言われることはいつも同じ……。受診する意味がわからなくなってしまい、つらい気持ちになったねこじまさんは、もうこの病院へ訪れることをやめる決断するのでした。 そして、10月ごろのある朝……。 どうしてこんな日に限って…! その日は、下の子のための保健センターの1歳児教室の日でした。保健士さんに個別相談ができる日だったので、どうしても参加したかったそう。 前日からまっちくんには説明していたものの、当日、結局登校しぶりになってしまい、まったく予定通りに事が運ばず、ねこじまさんは焦ってしまうのでした。 子育ては予測不可能な事態の連続。時間がないときに限って予想外なことが重なり、うまくいかないことってありますよね。いつもなら待てることでも、日頃の「勘弁してよ……」という思いが積み重なり、思わず涙が出そうになってしまうことも。ねこじまさんの言動に共感できる方も多いのではないでしょうか。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年11月10日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。小さなころから常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。悩みを解決する糸口が見つかればいいなと期待していたねこじまさんは、悶々としてしまいます。結局あまり登校できないまま1学期が終了。あっという間に夏休みが終わり、2学期が始まりました。2学期が始まると、まっちくんの登校しぶりはますますひどくなってしまいます。そんな中、予約していた大学病院の心理発達科を再び受診することに。 事前に先生に聞きたいことをメモして、診察に臨んだねこじまさん。しかし、ねこじまさんがまっちくんへの対応に困っていることを話し始めると、医師から「お母さんじゃなくて、本人の困りごとは?」と遮られてしまいました。 まっちくん自身、「困っていることはない」という返答だったので、今回も医師に「慣れたらまた変わってくるでしょう」と、サラッと言われてしまったのでした。 その後、この診察に意味はあるのだろうかと疑問を抱いてしまったねこじまさんは……。 相談したいだけなのに、間違ってた? 診断名もつかず、言われることはいつも同じ……。受診する意味がわからなくなってしまい、つらい気持ちになったねこじまさんは、もうこの病院へ訪れるのをやめることにしました。 これまでの医師の言葉や態度によって、「私の悩みはたいしたことないのだろうか」「私が大げさにしてしまっているのだろうか」「でも、それで片付けていいのだろうか」と悩んでしまったと振り返ります。 SNSのコメント欄には、「医師にとっては大勢いる患者のひとりかもしれないけど、受診する人はみんな、大切なわが子を思って来ているのだから、もう少し言葉を選んで寄り添ってほしい」 「一時期、長男を発達センターに連れていったとき、『他の子と比べてどうか、周りに迷惑をかけてないかよりも、お母さんが困っていなければいいんですよ』と言われて、気持ちが救われました」 「たしかに本人の困りごとをどうするかは大事だけど、その子を見守る親だって相談したいことがあると思います。子育てのいろいろな場面で、もう少し保護者への支援があってもいいのに。保護者の心に余裕がないと、結果的に子どももしんどい思いをしてしまう気がします」 など、病院・親・子の関係性について、多くの意見が寄せられました。 人にはそれぞれ悩みがあります。すがるような思いで受診したときに、機械的に判断されるだけでは悲しくなってしまいますね。悩みに寄り添ってくれて、自分や子どもと相性が良いと思える医師に出会うために、病院を変えてみることも一手です。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年11月09日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。小さなころから常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。悩みを解決する糸口が見つかればいいなと期待していたねこじまさんは、悶々としてしまいます。結局あまり登校できないまま夏休みに突入し、2学期が近づいたある日。「なんで学校って行かなきゃいけないの?」と、本質を突くような質問をしてきたまっちくん。ねこじまさんは「学校はいろいろなことを体験し、自分の可能性を広げたり見つけたりする場所」と前向きに話しました。 2学期が始まると、まっちくんの登校しぶりはますますひどくなってしまいます。そんな中、予約していた大学病院の心理発達科を再び受診することになり……。 「お母さんじゃなくて、本人の…」 事前に先生に聞きたいことをメモして、診察に臨んだねこじまさん。ねこじまさんがまっちくんへの対応に困っていることを話し始めると、医師から「お母さんじゃなくて、本人の困りごとは?」と遮られてしまいました。 このときのことを振り返り、「なんか私、ここに来ちゃいけない感じなのかな」「この時間に意味はあるのかな」という疑問が頭に浮かんだとのこと。まっちくん自身、「困っていることはない」という返答だったので、今回も医師に「慣れたらまた変わってくるでしょう」と、サラッと言われてしまったのでした。 医師と受診者という関係上、なかなか聞きにくいこともありますよね。ねこじまさんは簡潔に伝えるためにメモにまとめて準備していきましたが、今回もまた、親の悩みには寄り添ってもらえないと感じてしまいました。 育児の問題が一瞬で解決するような必殺技はありません。しかし、子どもに関する悩みを抱えて病院を訪れている以上、その背景にある親の困りごとについてもフォローしてほしいところ。ねこじまさんが心から信頼できる医師や専門家に出会い、まっちくんとの関わり方のヒントを得られることを願うばかりです。 小児神経専門医の松井先生によると、不登校のお子さんは、主に2つのパターンがあるとのこと。それは、「学校に行きたくないタイプ」と「行きたいが体がつらくていけないタイプ」。前者の場合は、発達の問題の可能性があるかもしれません。本人は学校に行かなくても、家では普段と同じように生活ができます。後者の場合は、午前中は体調が悪く、朝起きることができないということも。小学校高学年以降に多く、学校がある時間帯は外に出たがらず、夕方になると調子が良くなっていくパターンです。 発達の問題に限らず、家族が困っているときは、まず近所の小児科や役所の保健師さんに相談すると良いそう。必要があれば適切な相談・支援先や専門機関などを紹介してくれるでしょう。 そして、「学校になかなか行けないときは、学校と相談し、1限だけ学校に行くことをおすすめします」とのこと。別室で短時間の勉強をするのも良いそうです。 その場合は、下記の対応が望ましいと言います。・給食は潔く食べないようにする・学校行事はストレス度が高いので休む・調子の良いときも悪いときも1時間だけ行く・時間帯は本人や学校と相談する 1限だけでも行けると、基本的には出席扱いとしてもらえることが多いでしょう。もちろん本人の希望があれば、行事への参加や、逆に学校をお休みするのもOKです。調子が良くなったら、本人と相談して2限目まで行くなど、学校での滞在時間を少し伸ばしてみましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年11月08日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。小さなころから常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。悩みを解決する糸口が見つかればいいなと期待していたねこじまさんは、悶々としてしまいます。そんな中おこなわれた夏休み前の個人懇談で、先生に登校しぶりについて相談すると、「無理なく、ゆっくりやっていきましょう」と言ってくれました。 そして、次の席替えでまっちくんの席を、先生がサポートしやすく、声も聞き取りやすい一番前の席にすることを提案してくれたのでした。 結局あまり登校できないまま夏休みに突入し、「しばらく毎朝の戦いをしなくていいと思うと、気がラクだ」とホッとするねこじまさん。 そして、あっという間に夏休みも残り2日となった日のこと……。 学校へ行くのは、何のため? 2学期が近づくある日、「なんで学校って行かなきゃいけないの?」と、本質を突くような質問をしてきたまっちくん。ねこじまさんは、「学校はいろいろなことを体験し、自分の可能性を広げたり見つけたりする場所」と前向きに話しました。 まっちくんには笑顔で答えつつも、内心「『好きなことなんて学校じゃなくても見つけられる』と言ってしまうと、本当に学校へ行かなくなってしまうのではないか」と感じていたようです。 SNSのコメント欄には、「子どもがつらそうにしていると、『じゃあ行くのやめちゃおっか〜』と言ってあげたくなってしまうけれど、行くことで広がる可能性について考えると、そんな簡単に発していい言葉でもないだろうし……と悩みます」 「私は『将来の選択肢と視野を広げるために学校に行くんだよ』と話しているかな。絶対の正解がない難しい問題だと思う」 「私は『行くのやめようか』と言われると、逆に『行かなきゃ行かなきゃ』となってしまうタイプの人でした」 など、いろいろな意見が集まりました。 何のために、学校へ行くのか……、という正解のない難しい問題。たとえ今は完全に理解できなくても、信頼できる存在である家族が、自分のことを心から思ってくれていることは、きっと伝わっているはずです。皆さんがもしこの質問をされたら、どのように答えますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年11月07日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。小さなころから常同行動や強いこだわりなどがあり、集団の中で順番や列を覚えるのが苦手だったまっちくん。発達検査を受けたものの、診断名はつかず、「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。悩みを解決する糸口が見つかればいいなと期待していたねこじまさんは、悶々としてしまいます。そんな中おこなわれた、夏休み前の個人懇談。 ねこじまさんが、まっちくんの登校しぶりについて毎日葛藤していることを先生に相談すると、親身に聞いてくれ、「無理なく、ゆっくりやっていきましょう」と言ってくれました。 そして、次の席替えでまっちくんの席を、先生がサポートしやすく、声も聞き取りやすい一番前の席にすることを提案してくれたのでした。 結局あまり登校できないまま、1年生の夏休みがやってきて……。 大丈夫。あなたなら大丈夫。 ※訂正:(誤)聞いて見たい→(正)聞いてみたい 少人数の幼稚園に通っていたころ、まっちくんは「みんなを笑わせてくれるムードメーカー」なのだと先生がよく教えてくれたそうです。 家でもいつもおもしろいことを言って家族を笑わせてくれるまっちくん。いつか小学校でもそんな良いところが出せるといいな、とねこじまさんは幼稚園のころを振り返って思いました。 SNSのコメント欄には、 「学校の評価では表せない良いところがたくさんたくさんあるんですよね」 「周りを笑顔にするって、まっちくんの才能ですよ」 など、まっちくんの良いところを見つけてくれる読者の方々も。 毎日子どもの近くにいて、必死に子育てをしていく中で、その子自身の良さが当たり前のように感じてしまい、見えづらくなってくることも。時には肩の力を抜いて、子どもの良いところを発見したら、本人に直接伝えてあげることが大切かもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年10月21日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。まっちくんが教えてくれた理由の中には、慣れていけば解決しそうな問題だけでなく、音に関する問題もありました。普段の様子からも、まっちくんは音に少し敏感なところがあると、ねこじまさんは感じていたそうです。登校しぶりが続く中、クラスでのまっちくんの様子を見に行ったお姉ちゃんによると、いつもひとりで過ごしているとのこと。気になったねこじまさんが、さりげなくまっちくんに学校生活について聞いてみると、「友だちが欲しいけれど、どうしたらできるかわからない」とひとり悩んでいるようでした。その後、まっちくんは発達検査を受けたものの、診断名はつかず、常同行動(※)やこだわりなどに関しては「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのこと。悩みを解決する糸口が見つかればいいなと期待していたねこじまさんは、悶々としてしまいます。 (※)常同行動:一見すると目的もなく、一定の行動(動作)を繰り返すこと そんな中おこなわれた、夏休み前の個人懇談。学校生活についての生徒向けアンケートで、新しくできたお友達の名前を書く欄があり、まっちくんは白紙で提出していたものの、まっちくんの名前を書いている子が何人かいたとのこと。 先生は「まっちくんはなかなか『友だち』とは思えないかもしれないけれど、相手の子が『友だち』と思える受け答えができているんだと思います」と話してくれました。 ねこじまさんは、思わず涙して……。 見えない部分こそ、信じてあげなきゃ… ねこじまさんは「親は他の子との関わりまで見ることはあまりできません。だから余計に不要な心配をしてしまいがちに。だけどやっぱり見えていない部分こそ、信じてあげることが大切なんだと思いました」と振り返ります。 「結局、毎日葛藤です」というねこじまさんの言葉に共感する方も多いのではないでしょうか。子どもへの対応は、どれくらい甘くしてもいいのか、あえて厳しくしたほうがいいのか……など、日々悩むことだらけですよね。 担任の先生が言うように、「お母さんがわかってくれていること」がとても大切なのかもしれません。つらいことや悩みがあったとき、自分のことを理解してくれている人が近くにいるだけで、心が強くなれることも。しかし学校にいる間は、物理的に家族と離れて過ごすため、不安な気持ちが大きくなってしまいがち。離れていても家族はいつでも味方であること、学校で困ったときには、家族はもちろん先生に相談していいということを子どもに伝えることで、学校にいる間の寂しさや不安感が少し解消されるかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年10月20日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。まっちくんが教えてくれた理由の中には、慣れていけば解決しそうな問題だけでなく、音に関する問題もありました。普段の様子からも、まっちくんは音に少し敏感なところがあると、ねこじまさんは感じていたそうです。登校しぶりが続く中、クラスでのまっちくんの様子を見に行ったお姉ちゃんによると、いつもひとりで過ごしているとのこと。気になったねこじまさんが、さりげなくまっちくんに学校生活について聞いてみると、「友だちが欲しいけれど、どうしたらできるかわからない」とひとり悩んでいるようでした。その後、小学校への入学前から予約していた発達検査を受けたものの、診断名はつかず、常同行動(※)やこだわりなどに関しては「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのことでした。 (※)常同行動:一見すると目的もなく、一定の行動(動作)を繰り返すこと とはいえ、実際にいろいろなことが原因で登校しぶりが起きているため、今現在、どう対応すれば良いのかが知りたかったねこじまさんは、悶々とした気持ちを抱えることに。 そんな中おこなわれた、夏休み前の個人懇談。学校生活についての生徒向けアンケートで、まっちくんは「学校生活は楽しい」にマルをつけていたとのこと。他の質問もねこじまさんがまっちくんから聞いていた話とは真逆の回答だったことに、戸惑いを隠せません。 そして、アンケートの裏面には新しくできたお友だちの名前を書く欄があり……。 息子に友だちはいないと思っていた… まっちくんは白紙で提出していたものの、まっちくんの名前を書いている子が何人かいたとのこと。先生は「まっちくんはなかなか『友だち』とは思えないかもしれないけれど、相手の子が『友だち』と思える受け答えができているんだと思います」と話してくれました。 ねこじまさんは「友だちの定義はそれぞれ。深く考える子もいれば、気軽に付き合える子もいて、まっちは悶々とした日々を送っていると思います。しかし、まっちを友だちと思ってくれる子がいて、私は素直にうれしかったです」と振り返ります。まっちくんなりに考えて過ごしているのだろうなぁと思い、胸がいっぱいになったそうですよ。まっちくんが考える友だち像とは少し違うかもしれないけれど、周囲の子は友だちだと思ってくれていることは、親としてもうれしいですよね。 心やさしいまっちくん。学校ではまっちくんなりに、いろいろ考えながら頑張っているのでしょうね。普段、子どもたちは子どもならではの小さな社会の中で、精いっぱい歩んでいます。普段の自宅での様子や、親への発言だけでは子どもの本心がわからないことも。学校での様子を教えてもらうことで、初めて新しい一面が見えてくるのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年10月19日ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。まっちくんが教えてくれた理由の中には、慣れていけば解決しそうな問題だけでなく、音に関する問題もありました。普段の様子からも、まっちくんは音に少し敏感なところがあると、ねこじまさんは感じていたそうです。登校しぶりが続く中、まっちくんのことを気にして休み時間に様子を見に行ってくれたお姉ちゃんは、まっちくんが机の周りをぐるぐる歩き続けるなど、「いつもひとりで謎の動きをしている」と教えてくれました。その後、小学校への入学前から予約していた発達検査を受けたものの、診断名はつかず、常同行動(※)やこだわりなどに関しては「年齢とともに緩和してくることもあるので、様子を見ましょう」とのことでした。 (※)常同行動:一見すると目的もなく、一定の行動(動作)を繰り返すこと とはいえ、実際にいろいろなことが原因で登校しぶりが起きているため、今現在、どう対応すれば良いのかが知りたかったねこじまさんは、悶々とした気持ちを抱えることに。 登校しぶりが悪化していくまっちくんに対して、心の余裕もなくなり、感情的になってしまうことも増えていきました。 そして、夏休み前の懇談で……。 息子の本心がわからない…! 学校生活についてのアンケートで、まっちくんは「学校生活は楽しい」にマルをつけていたとのこと。他の質問も、ねこじまさんがまっちくんから聞いていた話とは真逆の回答でした。 「いろいろ聞かれたり言われたりするのが面倒くさいのか、まっちは妙に真面目なので、『楽しくない』にマルをつけてはいけないと思ったのか。真相は本人しかわかりません」と、ねこじまさんも戸惑います。 SNSのコメント欄には、「子どももいろいろ考えて、本音とは違うこと言ったり、空気を読んだりしますよね。そのぶん、おうちではさらけ出しているのかな」 「大人にいろいろ聞かれたり、気を使われたりするの恥ずかしいのかも」 「大人からの反応を予測して、本音と裏腹の回答をしていたとしたらすごい!」 など、「大人の反応を予想して答えているのでは?」といったコメントが寄せられました。 きっとまっちくんは、周りのことをよく観察しているからこそ、繊細で心やさしいのでしょう。子どもは大人が思っている以上に、周囲の状況を把握しているのかもしれませんね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年10月18日