●人工知能のIQは1万!?ソフトバンクグループ代表の孫正義氏は、そのプレゼンを「Singularity」(シンギュラリティ)というテーマで切り出した。同代表によれば、人工知能が人間の脳の限界を越える日も近いという。そのとき、人類には何がもたらされるのだろうか。本稿では、都内で22日に行われた「ソフトバンクアカデミア特別講義」で孫正義代表が語った内容の一部を紹介したい。○人工知能のIQは人間の100倍に?孫正義代表は「人間のIQの平均値は100で、200もあれば天才とされる。ところがコンピューターの人工知能は、今後30年ほどでIQが1万に達する。40億年とも言われる地球の歴史上で初めて、人類の知能を越える存在が出現する」と説明した。同氏によれば、コンピューターに組み込めるトランジスタの数は、2018年に人間の脳細胞の数(300億個)に到達。さらに、その後30年かけて人類の脳細胞の100万倍にまで増加し続けるという。コンピューターは人間に勝てるはずがない――。従来はそう考えられてきた。人間は見て、聞いて、触ってという経験を通じて自己学習(ディープラーニング)し、それに基づいて考え、予測し、創造する。一方でコンピューターは、人間がプログラミングして動かす。だからコンピューターは人間に勝てるはずがない、という理屈だ。しかしそれは、コンピューターを数少ないトランジスタで動かしていた時代の常識。孫代表は「有り余るほどのトランジスタをもってすれば、コンピューターにもディープラーニングさせることが可能になる」と分析する。つまり“コンピューターが勝手にどんどん賢くなっていく”、そんな時代がやって来るという。西暦2040年前後には、ロボットの数も地球上の総人口を上回ると予測。孫代表は「ロボットと言っても身近なIoTから、自動操縦できる乗用車、Pepperのようなスマートロボットまで色々あるが、人間の知能を遥かに越えたスマートロボットがウジャウジャしている、そんな時代が来る」と語った。●ロボットが溢れる世界は素晴らしいのか○ロボットと人間の関係性はどうなる?そうなると気になるのが、ロボットと人間の関係性だ。Singularityは、人類にとって良いことなのか悪いことなのか、進化なのか破滅なのか。孫代表は「私は楽観的に考えている。人類にとって、きっと素晴らしいものになると信じている。人類の知能を越えたコンピューターだから、この地球を破滅に導くようなことは避けるだろう。人類は知的ロボットと共存し、より良い社会をつくっていくだろう」と話した。ここで舞台には、ソフトバンクグループの代表取締役副社長であるニケシュ・アローラ氏が招かれた。孫代表は「情報革命は人をより幸せにしてくれる」とし、Singularityの訪れも楽観的に捉えている。これに対して、ニケシュ・アローラ副社長は慎重派。「IQが1万に到達したコンピューターを誰がコントロールするのか」「コンピューターが人にやかましくアドバイスするようになったら」と懸念材料を並べた。孫代表は「コンピューターは、コンピューター自身がコントロールする」「人はコンピューターに依存するようになる。すると、人間が行う知的作業の生産性を高められる」と回答。ニケシュ・アローラ副社長が「人類はコンピューターに支配されてしまうのではないか」と質問すれば、孫代表は「いや、共存できると思っている」。好対照なこの2人だが、ニケシュ・アローラ副社長も最後には折れて「孫社長は楽観的ですね。それで2人でバランスがとれている」と楽しそうに笑った。●Pepperは「良い」ロボット○悪いロボットも必要?情報革命が人を幸せにする例として、孫代表は「医師が行うアドバイスは今後、DNAや血液情報などをもとに、コンピューターが行えるようになる」と説明。ニケシュ・アローラ副社長が未来の交通事情について尋ねると、孫代表は「今後も四輪車は残る。でも人間がコントロールしない方が安全。コンピューターと一緒にドライブを楽しむ、というシチュエーションになるのではないか」と持論を展開した。IQの点では、人類より頭の良いスマートロボットが開発される。だからこそ、孫代表はロボットに「心」を持たせることにこだわっている。「IT業界で叫ばれているような、生産性向上の一辺倒には陥りたくない。だからこそ、私たちは優しい心を持ったPepperを開発した」と孫代表。ここでニケシュ・アローラ副社長が「人間でも冷たい人はいる。そうすると、悪い感情を持ったロボットも必要になるのでは」と問うと、孫代表は「人間と同じで、バランスは必要」。この回答に、ニケシュ・アローラ副社長は「では良いPepperはソフトバンクが開発して、悪いPepperはほかの会社に任せましょう」と応じて、会場の笑いを誘った。「Pepperを迎えた家族が、ハッピーになれるようにしたいんです」と孫代表。未来のロボットについて話題は尽きないようで、「会社を300年存続させるには」「リーダーシップとは」といった別のテーマに移った後も、度々、Singularity後のロボットについて熱く語り合う2人の姿があった。
2015年10月23日タロットカードは神秘的な絵柄の描かれた78枚のカードです。中でも強いエネルギーを持つと言われるのは「大アルカナ」という22枚のカード。今回は、その中から『正義』のシンボルのカードで、恋愛に役立つメッセージを読み解きましょう。■1,『正義』のカードとは「ウエイト版」と呼ばれるタロットカードの『正義』は、22枚中11番目にあたります。そのカードの絵柄には、左手に天秤、右手に剣を持って、二本の柱の間に座っている女性の姿が描かれています。女性らしさを感じさせず、厳しい雰囲気を出しています。そのため『正義』のカードは「正しさ」「平等」「法律」などの意味合いがあります。逆位置の場合では「不正」「偏見」「優柔不断」などがあります。『正義』を引いたら・・・何かを決定しなければならない状況になるという暗示。感情を交えず、冷静に判断することで信頼を勝ち取るでしょう。偏見や誤解のない考え方が、ポイントになりそうです。逆位置の場合では、あなたの甘さやズルさが出て、判断を誤ってしまう暗示が。良心に従って考え直す必要があるでしょう。あせりを感じても、動く時期を見極めることが大事です。■2,今のあなたはどんな相手と相性がいいか?・正義感の強い男性(優等生タイプ)考え方に筋が通っていてまっすぐな人。品が良く知的な人など。・自分に厳しいクールな男性(一匹狼タイプ)お互いのプライバシーを大切にする人。この人!と決めた相手には誠実な人など。■3.恋愛でみてみると彼はあなたと、真面目な交際を望んでいるようです。仕事と恋愛、両方バランス良く安定した状況になれそう。フリーの人は、気になる男性が二人現れる暗示。どちらの男性とお付き合いするか悩むことになるかもしれません。片思い中の人は、友人知人の関係から抜け出せない暗示。今はロマンチックな展開にはならないかも・・・。■4.恋愛で気をつけること逆位置の場合でみると、彼との関係に迷いが多く、今の恋に集中できない状況になるかも。彼の他に、気になる男性が現れる暗示も・・・。フリーの人は、出会いが多くても、どの男性も中途半端な縁になりやすい暗示が。感情が変わりやすい状態なので、まだ本命を決める時期ではないようです。片思い中の人は、相手の男性は他にも気になる女性がいるようです。今は、恋愛に集中しない方が賢明でしょう。■おわりに私たちはつい、自分に都合のいいように考えたり、思い込みで判断してしまうことがあります。本当に誠実な考え方や行動なのかを、良心に従って見直しましょう。悩んだり困ったときは、正しいと思った行動を!『正義』のカードは私たちの心の善悪を映し出しているのかもしれませんね。(脇田尚揮/ライター)
2015年10月12日ソフトバンクグループは19日、孫正義代表の後継者となるニケシュ・アローラ副社長が、約600億円相当分の同社普通株式を個人として買い付けると発表した。今後6カ月に渡り、東京証券取引所での市場取引による買付けを行う。ニケシュ・アローラ副社長は、ソフトバンクグループの将来に個人的に賭けており、そのために個人として株式を買い付けることにしたという。買付けにあたり、同社の取締役に報告済みで、全面的な支持を取り付けており、また、買付け期間については、日米の市場取引に関する規制を遵守するものになるとしている。今回の発表にあたり、同氏は次のようにコメントしている。「ソフトバンクグループでの過去一年間は非常にやりがいのあるものでした。私のこれからのコミットメントを示すものとして、個人としてもソフトバンクグループの将来性に賭け、創業者でもある代表取締役社長の孫正義と共にビジョンの方向性を確かなものにするために決断しました。本買付けは私にとっては大きな取引でもあり、かつ自分の人生に再度大きなリスクを背負うことになりますが、当社の将来とわれわれが掲げた長期的事業目標については非常に大きな自信を持っています。今後も、当社のビジョンの実現に向けて、孫氏と緊密に連携していきたいと思います」ニケシュ・アローラ氏はもともと、米Googleの経営陣の一人として活躍してきた人物。2014年10月に現在のソフトバンクグループ(旧ソフトバンク)に参画し、バイスチェアマン、米国で設立されたSoftBank Internet and Media,Inc(以下、SIMI)のCEOとして活動してきた。2015年3月期決算発表会では、孫正義代表の口から同氏の後継者であることが対外的に公表された。
2015年08月19日ソフトバンクグループが6日に開催した2016年3月期の第1四半期決算会見で、同社の孫正義代表は、自身の後継者に対する考え方を改めて示した。2015年3月期決算発表会の席で、自身の後継者をニケシュ・アローラ氏とすることを公言した孫代表だが、今回の決算会見の質疑応答で、孫代表はかねてから60代で後継者にバトンを渡すと公言してきたが、それはいつかと問われると、同氏は次のようにコメントした。「まだわからないですね。でも、60代でバトンを渡すのは10代の頃に決めていましたから、60歳から69歳までのどこかでということになるでしょう」。続けて同氏は「前回ニケシュ・アローラが後継者の筆頭候補であると話しましたが、彼がこの一年で投資した会社の評価益だけで500億円を超える。ニケシュをM&Aしたと思えば、もうリターンがきた」と話した。この発言は、ニケシュ氏の役員報酬は半年で165億円とされ、投資した会社の評価益と、報酬の差額を考えてもソフトバンクグループにとっては、プラスであることを意味すると思われる。さらに「彼はGoogleで実質ナンバー2として経営していた立場の人。ファイナンス、テクノロジー、投資のすべてにおいて才覚がありますし、年齢も私より10歳若いく、彼の正義感、人柄も抜群であると思っています」とニケシュ氏の能力、性格についても高く評価した。最後に、同氏は後継者問題を400メートルリレーにたとえ、400メートルリレーでバトンを渡すときに、次走者がバトンを待っているのは下手なやり方だとし、「スムーズなバトンの渡し方というものがある」と主張した。8月に58歳になる孫代表。少なくともあと2年強は後進に道を譲る考えはないようだが、同氏が述べたニケシュ氏への評価を聞けば、人柄、能力、ソフトバンクグループでの実績も十分。バトンを渡せる準備はすでに整っているようだ。
2015年08月06日●ソフトバンクのこれまでの成長戦略7月30日、ソフトバンクの法人向けイベント『SoftBank World 2015』において、ソフトバンクグループ代表取締役社長 孫正義氏が初日の基調講演を行った。「情報革命で、今日、次の世界へ」と題し、同社がその鍵と考える三つの分野とそれらの展望について語った。○企業の成長には「情報武装」と「成長戦略」孫氏はまず、過去20年間において製造業の時価総額は約20倍に成長したが、インターネット産業は約720倍であることを示した。この成長をけん引するのは「情報革命」であり、それを作るのは「情報武装」と「成長戦略」であるというのが孫氏の考えだ。情報武装とは、スマートフォン・タブレット・クラウドという"三種の神器"を使いこなすこと。成長戦略とは、20年後30年後の未来を読み、それに対して戦略的な準備をすることだ。成長戦略を描くことについては、孫氏がボーダフォンを買収し携帯電話事業に参入することを決める2週間前に、当時AppleのCEOであったスティーブ・ジョブズ氏を訪問したエピソードが披露された。まだiPhoneがApple社内でもほんの数人だけが知る極秘プロジェクトだった頃、孫氏は「携帯電話会社買収のために新しい武器が必要。あなたしかいない。ぜひ組んでくれないか」と、当時のiPodに電話機能をつけることを構想した手書きの絵を見せ、こういうものを作って欲しいと話したそうだ。孫 「勝てる手段も戦略もなく参入するのは無謀な戦い。これからの時代、携帯端末が最も重要なインターネットの中心的危機になるということを先読みし、成長戦略を描きました。」その後、過去に他の誰もが手にしたことのなかった情報の武器を日本国内で独占販売し、同社の大きな発展に寄与するものとなった。●キーワードはIoT、AI、スマートロボット○ソフトバンクグループが注力する3つの成長分野今後成長が期待される様々な分野の中で、孫氏はその中心になるものとして「IoT」「AI」、そして「スマートロボット」の三つを挙げた。IoT (Internet of Things=モノのインターネット)については、現在1人平均2つのデバイスをインターネットに接続しているが、今後30年でそれが1人平均1000個にまで拡大すると予測。世界の人口を越える数のデバイスがあらゆる情報をクラウドに持ち込むことになる。しかし、ただデータが集まるだけでは意味がない。孫氏は、これらを分析し、データマイニングして新しいビジネスモデルを構築する「IoTエコシステム」がキーワードになると述べた。孫 「IoTが本当に広まるのかと疑問に思う人もいるでしょう。しかし、iPhone発売当時『日本独自の携帯文化に適合しないから日本では売れない』と言われた頃からまだ10年経っていません。スマホが人々のライフスタイルを変えたように、これからはIoTがあらゆる分野で爆発的に人々のライフスタイルを変えていくでしょう。」AIについては、今年2月よりソフトバンクテレコムと日本IBM共同によるIBM Watsonの日本における展開を開始。また、この10月からはWatsonを活用したアプリケーションやサービスの開発・提供を行うためのエコシステムパートナーの正式募集を開始することが発表された。孫氏の計算によると、人間の脳細胞にあるニューロンの数を、1チップ上のトランジスタ数が上回るのは、2018年になるという。これが逆転することはなく、差はさらに開いていく。これを相手に知能・知識で戦って人間が勝てるのか。人間が当たり前のように行っている作業の多くは、良い悪いは別にして、人工知能に置き換えられていく時代がやってくる。しかし悲しむ必要はないと孫氏は語る。孫 「単純労働はコンピュータにどんどん置き換え、AIの活用が競争力強化になる。我々は IBM Watsonとの提携により、人々の質問疑問、生活、生産性のアシストをし得る、様々なサービスを提供していきたい。」スマートロボットはこのAIとの組み合わせにより発展する分野だ。機会的な作業のためのロボットではなく、IT企業として、支援・知能・知識を強化する角度からスマートロボットに取り組みたいという孫氏。その一歩目として、この6月にPepperが「感情を持つ」ロボットへと進化したことが発表された。孫氏はこれをPepper発表の時から夢見ていたという。孫 「人間で想像してみてください。頭は切れるけれど心がない人よりも、励まし、慰めてくれる人と関わりたいと思いますよね。人工知能が人間を超える時代を避けて通れないなら、単に知能が優れるだけでなく、人を慮ってくれるロボットと一緒にいたいと、私は思います。」ステージにはPepperも登場し、Watsonと検索機能の組み合わせにより自ら学習するディープラーニング機能や、法人向けモデル「Pepper for Biz」を10月より提供することも発表された。●孫正義が描く情報革命の未来とは?○情報革命は人々を幸せにするものここまでの話を振り返り、孫氏は「情報武装した会社が成長する。そういう会社は戦略的に手を打っていくことが大事」と述べる一方で、「情報革命は単に企業の成長のためだけではない」と強調した。コンピュータの知能が人類を超える日があと数年で到来する。それを我々は、どのように迎えればいいのだろうか。孫 「私は、情報革命は人々を幸せにするものだと確信しています。だからこそ、"彼ら"に人を思う心を与えてあげたい。」そう考えたきっかけは孫氏が6歳の時。テレビで見た『鉄腕アトム』が、100万馬力のヒーローでありながら、たったひとつ欠けていたものがハートだった。人の涙の意味がわからない。喜びや幸せがわからない。幼心にそれはかわいそうだと、自分が大人になったらアトムにハートをプレゼントしたいと思ったそうだ。情報革命は単に生産性のためだけではない、と孫氏は繰り返し強調する。「情報革命で人々を幸せに」という同社の理念が変わることなく継続していることを述べ、講演を締めくくった。
2015年07月31日ヤフーは5月21日、ニケシュ・アローラ氏を取締役会長とする役員人事を発表した。現在、同職を務める孫正義氏は取締役として引き続きヤフーに携わる。ニケシュ・アローラ氏は、米Googleで最高事業責任者を務め、昨年7月にソフトバンクのバイスチェアマンと米SoftBank Internet and Media(SIMI)のCEOに就任することを発表。その後、ゴジラなど制作の米レジェンダリー・エンターテインメントへの出資や東南アジア諸国のスタートアップ企業への出資・買収を手がけるなど、ソフトバンクでの実績を積み重ねてきた。そして5月11日に行われた2014年度の決算会見で、ソフトバンク創業者 孫正義氏がニケシュ・アローラ氏を後継者に指名した。決算会見では、ネット事業の海外投資を進める"第2のソフトバンク"の牽引役としても、元Googleの人脈や知見から大きな期待を孫氏が語っていた。なお、一時ヤフー株の売却が報道されていたYahoo! Inc.からは新たにロナルド・ベル氏を社外取締役として招へい。「Yahoo! Inc.とはネット上のサービスや技術など、今後さらに連携を高めていきたい」としている。なお、この人事は6月の株主総会で正式決定となる。
2015年05月22日ヤフーは21日、ソフトバンクのバイスチェアマンを務めるニケシュ・アローラ氏を新取締役会長とする役員人事を発表した。現取締役会長の孫正義氏は取締役に退く。ニケシュ・アローラ氏はソフトバンクの孫正義代表の後継者として、孫代表に指名された人物。もともとは米Googleの経営陣の一人として活躍し、2014年にソフトバンクに参画、ソフトバンクのバイスチェアマン、米国で設立されたSoftBank Internet and Media,Inc(以下、SIMI)のCEOとして活動してきた。ソフトバンクでは7月11日に、グローバル企業への変革を進めるために「ソフトバンクグループ株式会社」に称号変更し、新会社のなかで同氏は孫氏につぐナンバー2の位置につく。そして、ヤフーのなかでも要職を務めることになる。今回の新人事の狙いについて、同社では、「ニケシュ・アローラはグローバルな広い知見とともに、インターネット事業への深い知識を有しております。インターネット企業としての企業価値最大化のために招聘いたします」としている。なお、今回発表の人事は、6月18日開催予定の定時株主総会で承認されることを前提としたものとなる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月21日ソフトバンクが11日に開催した2015年3月期決算説明会で、記者団から寄せられたSIMロック解除の方針、直近の純増数、電力事業への参入、などについての質問に孫正義代表が回答した。○SIMロック解除による急変はないと予測総務省の指導のもと、5月から開始されたスマートフォンおよび携帯電話のSIMロック解除の義務化。NTTドコモとKDDIでは対応を発表済みだが、ソフトバンクではどのように対応していく予定なのだろうか。そうした質問に対して、孫氏は「2社とも、総務省の方針通りに行うと発表している。我々も、ガイドラインに従う予定でいる」と回答した。詳細については明らかにされていない。直近の契約者の純増数、SIMロック解除による影響などについて聞かれると「日本の国内市場は、ほとんどゼロサムゲーム。今後しばらくの間、急激な変動がやってくることはないと考えている」と回答した。国内における携帯電話の契約者数は、飽和状態に近付いている。このため、今後しばらくの間は”何か”をきっかけに契約者数が急変することはない、との見方だ。その上で、孫氏は「現在は、いまあるものをしっかりと、効率的にマネージメントする時期。ぴかぴかに磨いていくことが、いまやるべきことだと考えている。(3社が均衡している状況なので)一瞬たりとも、手を抜くわけにはいかない」と付け加えた。○電力事業はチャンスこのほか、電力事業への参入について聞かれると「世の中が平穏無事なときは、革新のチャンスはない。でも世の中の前提が大きく切り替わるときには、新しい切り口からビジネスチャンスが生まれる。これまで地域ごとに独占されていた電力供給が60数年ぶりに自由化され、競争状況に入る。これは決定的なパラダイムシフト。そこにソフトバンクのチャンスがある」(同氏)と回答。そして「一般家庭では、通信費と電気代を毎月支払っている。これは生活に欠かせない、2大インフラの固定費用。ソフトバンクでは、現在、4,000万人の利用者から通信費をいただいている。これを電気代とセットにすれば、ひとつの窓口で支払いが済むようになる」と説明。支払いのパッケージ化が、利用者の利便性向上につながると解説した。加えて、電力事業の将来性について「電気の分野では今後20~40年の間に、スマートグリッド、再生可能エネルギーなどの技術革新が生まれる可能性がある」と言及。「これらもソフトバンクにとってビジネスチャンスになり得る。したがって、電気事業への参入はとても挑戦し甲斐がある」と結論付けた。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月12日これまでは日本のソフトバンクが海外に投資をしてということだったが、"第2のソフトバンク"では、世界のソフトバンクが日本にも大きく事業を提供しているという立場になりたい――。2014年度決算会見で、ソフトバンクの創業者で代表取締役社長でCEOの孫正義が冒頭に語った言葉だ。孫氏は直後に、Googleで最高事業責任者を務め、昨年7月にバイスチェアマンに就任したニケシュ・アローラ氏を"後継者"として指名した。具体的には、代表取締役副社長となり、現在、代表取締役副社長で孫正義氏の片腕として知られる宮内 謙氏は代表取締役から外れる。孫氏は、アローラ氏を後継者に指名する前、現在のソフトバンクを取り巻く状況として、経営が安定軌道に乗った通信事業と、これからも拡大を続けるインターネット事業の2つの領域を挙げ「(旧ボーダフォンを買収後の)この10年は、通信のインフラ整備に頭の殆どを向けていた。90数%をインフラに考えてきた。ネットに対しては、2、3%しか考えず、ほとんど趣味のように続けてきた。ただ、第2のソフトバンクとしては、ネットに集中的な投資を行い、本格的に世界のソフトバンク、ネットのソフトバンクになれるよう、もう一度加速していきたい」と語る。ただ、2、3%しかインターネット事業に対して考えなかった割には、あしもとの子会社群は非常に好調だ。中国のeコマース企業・アリババは、米ウォルマートの米国内取扱高を抜き、純利益で6700億円を稼ぐ。また、この1年で矢継ぎ早に投資を行ったアジア系ベンチャー企業も目まぐるしいスピードで成長している。国内に目を向けても、Yahoo! JAPANが18期連続の増収増益を記録し、「更に成長させる戦略を練っている」(孫氏)ところだという。こうしたインターネット事業の後押しをするための人材、それが元Googleのニケシュ・アローラ氏というわけだ。孫氏は、日本の会見場に初めて現れたニケシュ・アローラ氏をまるで我が子、兄弟、果ては恋人のように記者やネット中継の視聴者に紹介した。「彼とは5年前に知り合い、ソフトバンクで9カ月仕事をしている。私より10歳若く、ソフトバンク創業以来、代表取締役社長 兼 CEOとしてやってきたが、ニケシュに代表取締役副社長になってもらいたい。Googleの経営を取り仕切ってきたニケシュは、私以上の人脈を持ち、その知見や交流から、ソフトバンクを世界のソフトバンクにするパートナーを得たと考えた。私はまだ引退しないし、これまで通り経営を継続する。時期や形については言わないが、ニケシュに何か起こらない限り、将来もっとも重要な後継者としてやってもらいたい。彼は、世界最大のネット起業を切り盛りしていた経験もあり、私をはるかに上回る才覚を持っている。ディスカッションをする上で、意思決定が深まる経験をしてきたし、それを通して、尊敬に値する人だと見えてきた。楽しくなきゃ仕事はやっていけないが、彼とは楽しくやってこられたと思う。この9カ月、1カ月のうち1週間はシリコンバレーにいたし、ニケシュは逆に、1週間は日本に来て対話を重ねた。インドや中国へは、一緒に出張もしている。毎日電話でやりとりしないといけないことがあり、夜寝る前に電話するのはニケシュだし、起きたらすぐに電話するのもニケシュだ(笑)」(孫氏)たった9カ月でどこまで分かり合えるかは、当人たちの感覚だろうが、恋人以上のコミュニケーションを通して"後継者"に指名しても問題ないという感触を得た孫氏。ただ、2015年度の業績予想は非開示で、記者からの質問に対して「迅速な投資意思の決定」ができなくなると、やや口を濁した。大きなM&A案件が控えているのかもしれないが、この日で唯一歯切れが悪かったシーンとも見えた。米携帯電話事業者のSprintも、決して絶好調とはいえない中で、「マルセロ体制になり大きく変わった。(減損損失を計上した)3カ月前と今日の私では、Sprintに対するコメントの表情が違うのではないか」と話すなど、比較的明るい表情が目立った今回の決算。2010年にスタートした、孫氏の後継者を育てるとするソフトバンクアカデミアでまだ見つけられていない後継者候補に足る人材が、喜びの表情に繋がったことには違いないだろう。
2015年05月12日●今後はインターネットに注力"大企業"に成り下がりたくはない――。ソフトバンクの孫正義代表は、2015年3月期決算説明会で、こんな刺激的な言葉を使い今後の経営ビジョンを語った。○今後は「インターネット」事業に注力孫氏は冒頭、「現在、ソフトバンクは第2のステージに向かう大事な転換期を迎えている」と説明。これまでは、国内および米国における「通信」インフラを整えることに注力してきた同社だが、今後はグローバル規模で展開する「インターネット」事業に注力していく方針だという。具体的には「グローバルで展開するインターネット企業の筆頭株主となり、事業をマネージすることで、戦略的なグループを結成していく」(同氏)。この中心を担う企業として期待を寄せるのが、昨年、米ニューヨーク証券取引所へ上場したことでも大きな話題となった、中国のネット通販最大手「アリババグループ」である。ソフトバンクが約3割を出資するアリババの、2015年3月期 純利益は6,767億円に達する見込み。これは、ウォルマート(世界)の取扱金額に匹敵する規模だ。孫氏は、アリババについて「Eコマース市場で、いまや世界最大の企業となった。しかも、まだ様々な角度で成長できる要素が残されている。いまは燃え盛る炎に薪を足している状況。今後の10年間を、非常に楽しみにしている」と賛辞を惜しまない。日本国内のEコマース市場に目を転じれば、Yahoo! JAPANが順調に成長している。一方、スマートフォン向けのゲーム市場では、ソフトバンクグループ傘下のガンホー・オンライン・エンターテイメントおよびスーパーセルの提供するゲームタイトルが、グローバルランキングで常に上位を維持。このほかソフトバンクが出資する、インド最大のEコマースを運営するsnapdeal.comも、取扱高が前期比301%増と好調に推移。タクシーアプリを提供するOlaも、インドのマーケットシェア80%を獲得するなど堅調に伸びている。決算発表会の場では、インドネシアのtokopedia、アジアのGRABTAXIなども紹介された。●企業が衰退するポイントは3つ○大企業に成り下がりたくない次に、孫氏は「30年 ライフサイクル問題」という言葉を紹介。「どんなに成功した大企業も、30年でピークが来る。業界トップブランドのIT企業も、実質的な成長は30年で止まる」と説明した。これは「テクノロジーが古くなる、創業者が歳をとる、ビジネスモデルが古くなる」といった要因で生じるとのことだ。孫氏は「ソフトバンクは、こうした“大企業”に成り下がりたくはない。それは最大の屈辱、最大の失敗を意味する。我々は、今後とも"最大のベンチャー企業"であり続けたい。これからも輝き、伸び続けていきたい」と言葉に力を込める。そうした「30年 ライフサイクル問題」を解決するべく、ソフトバンクでは“革新的な起業家集団”であり続けることを目指すという。孫氏は「ソフトバンクでは、グローバルの様々な企業の筆頭株主になることで、世界の起業家とともに、パートナーとして一緒に経営を拡大し、ビジネスモデルを革新し、お互いにシナジーを出し合っていく」と説明。こうした経営方針は、世界でも珍しいモデルになるだろう、と語った。しかし、経営者が歳をとることだけは避けられない。そこで孫氏は、米Googleの経営陣の一人として活躍してきたニケシュ・アローラ氏を、自身の後継者に指名している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月12日ソフトバンクは2月10日、2014年度第3四半期の決算説明会を都内で開催。代表取締役社長 孫 正義氏が登壇し、同日にソフトバンクテレコムが発表した日本IBMとの「IBM Watson」の日本における共同展開について言及した。(関連記事:みずほフィナンシャルグループ、ソフトバンクからiPadを2万台導入)同日の決算は、売上高が前年同期の4兆5617億円と比較して41%増となる6兆4312億円、純利益は15%増の5794億円となった。営業利益は7880億円と前年同期比で16%減となったものの、昨年はガンホーとウィルコムの子会社化にともなう一時益が含まれていたため、一時益を除くと14%増の堅調な成長を示した。日本IBMと共同展開するWatsonは、コグニティブ・コンピューティングと呼ばれる人工知能の大規模商用システムで、自然言語処理技術を通して、複雑な人間の質問を解釈、根拠に基づいた回答ができる。「人工知能の領域についても業務を広げていく。IBMが先進的な開発を行っているが、このWatsonはアメリカのテレビ番組で人間と対決し、勝ったケースも出ています。とりわけ先進的な事例を組み合わせていますが、Pepperとも連動するといったことも発表している」(孫氏)Pepperとの組み合わせは、実際にPepperの開発者イベントで正式ではない形のコラボレーションが披露されており、あくまで存在を知ってもらうための"見せ物"の要素が強い。その一方で、同日の共同リリースでは、日本語特有の課題克服やエンタープライズからコンシューマー領域まで幅広い活用、開発者やその他企業を含めたエコシステムの構築など、多岐に渡るWatsonの青写真を描いており、アプリケーションも続々と提供していく。ソリューションとしてコグニティブ・コンピューティングを開発しながら提供して日本で物を作っていこうという一歩となる予定だ。なお、ここで言及のあったPepperだが、その後の質疑応答で2月の発売予定が開発者向けに限定されることを明らかにした。「後に正式に言おうと思ったが、2月は開発者に限定販売します」(孫氏)これには理由があり、開発者イベントを行った際に、開発者の予約応募数が想像以上に多く、多くの希望者にPepperが届かない事態に陥っているという。アプリ開発者にPepperを届けることは、一般ユーザーが手にする時、より多くのアプリケーションが用意されることに繋がるため、このような判断に繋がった。「最終確定ではないが、一般向けには台数が積み上がった6月~8月になると思う。最終的にいつ販売するかは、検討中」(孫氏)
2015年02月10日従来型の携帯電話、いわゆる「ガラケー」の出荷台数が盛り返したとする調査結果を受け、ソフトバンクの孫正義代表が10日、ガラケーの今後の取扱いスタンスについて明かした。MM総研が今月3日に発表した2014年の国内携帯電話出荷台数によると、ガラケーの出荷台数は1058万台で前年比5.7%増となった。スマートフォンが年間100万台規模で出荷され始めた2008年以降、前年を上回ったのは初となる。これを受けて、ガラケー人気の根強さを指摘する報道が見受けられたが、ソフトバンクでは今後どのようにガラケーを取扱っていくのか。10日に開催されたソフトバンクの2015年3月期の第3四半期決算説明会で、孫正義代表は「(ガラケーの盛り返しは)一時的なものではないか。機能はスマホのほうが上。スマホのほうがもっともっと増えていく」としつつ、「それでもスマホを欲しくないというお客さんもいる。そういう人たちを今後も大切にしていきたい」とした。ガラケーユーザーをないがしろにはしない、とフォローしつつも、トレンドはあくまでスマホという認識は変わらないようだ。
2015年02月10日写真家・鋤田正義によるデヴィッド・ボウイ写真展”TIME―David Bowie by Masayoshi Sukita“が東京・南青山のスパイラルガーデン1階で開催される。会期は12月4日から9日まで。40年以上にわたってデヴィッド・ボウイを撮り続けてきた鋤田は、『"HEROES”』『TIN MACHINE』のジャケットを手掛けたことでも知られる巨匠。2013年に10年ぶりに発表されたアルバム『THE NEXT DAY』でも、『"HEROES”』のジャケット写真が素材として使われ話題になった。また、イギリス・ヴィクトリア&アルバート美術館で開催された、デヴィッド・ボウイの回顧展「David Bowie ls」にて鋤田の作品も大きく展開された。この展覧会は現在はシカゴで開催中。今後、パリとメルボルンへと巡回することになっている。今回、スパイラルガーデンでは未発表作品も披露。誰も見たことがない、鋤田とボウイの時間が刻まれている。40年間という長い歳月の中であらゆるものが変化した一方、視線を変えれば「何も変化していない」現実が、それぞれの作品にどのように落としこまれているのかが見ものだ。会場構成を担当するのは、世界的にも高く評価されているアートディレクターの中島英樹。ドイツで写真の最前線を走るベッヒャー派とも対応するアクリル素材によって、鋤田の作品に新たな息吹きをもたらすという。会期中、鋤田とスペシャルゲストによるトークショーも予定。【イベント情報】”TIME―David Bowie by Masayoshi Sukita“会場:スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山5-6-23会期:12月4日から9日まで時間:11:00から20:00(5日は18:00まで)入場無料
2014年11月08日求人情報サイトを運営するディップは、子供や孫の写真を家族や親しい仲間と共有するSNS「まごラブ」において、10月21日の「孫の日」にちなんだアンケート調査を実施。その結果、アクティブなシニアの姿が浮き彫りとなった。対象は60歳から75歳のシニア層300名、調査期間は10月16日から10月17日。「『孫の日』を知っていますか?」と尋ねたところ、「孫の日」のシニア層での認知度は13.7%と、極めて低いということがわかった。「孫の日」とは、「敬老の日」のお返しと、”お孫さんとおじいちゃん、おばあちゃんがコミュニケーションを深める”という目的で日本の記念日に制定されている。「仕事以外で街へ出掛ける際はどんな目的ですか?」と聞いたところ、「ショッピング(88.7%)」や「人と会う(61.7%)」が上位を占めた。その他にも「習い事(11.7%)」や「パチンコ(6.3%)」、「カラオケ(4.3%)」という意見もあり、シニア層のアクティブさが浮き彫りとなっている。「スマートフォンを使うならどの機種がよいですか?」(スマートフォンを利用中の人は機種を回答)という質問では、大手通信事業者が「シニア向けスマートフォン」を発売しているにも関わらず、スマートフォンにするなら「iPhone(22.0%)」と回答したシニアが一番多い結果となり、情報感度やITリテラシーの高いシニア像が伺えた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月22日今週末の3月30日(土)に公開を控える、『ドライヴ』と『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』という全く毛色の異なる作品で、これまでに見せたことのない男気あふれる存在感を放つライアン・ゴズリング。その魅力に迫る3連続インタビュー、第2弾はジョージ・クルーニーと初競演を果たした『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』について語る彼の動画インタビューをお届け!全く過去を明かさないドライバーを演じた『ドライヴ』とは対照的に、本作でライアンが演じるのは、正義感に満ち満ちた若き広報官・スティーヴン。4年に一度のアメリカ大統領選挙の前に多くの州で同時開催される“スーパー・チューズデー”と呼ばれる予備選に向けて、その卓越したリーダーシップと頭脳を用いて、民主党の有力候補マイク・モリス(ジョージ・クルーニー)の選挙キャンペーンを率いていく彼だが、敵陣のブレインから持ちかけられた話をきっかけに、選挙戦の裏で渦巻く陰謀に巻き込まれていくことに――。いまハリウッドで、映画監督から最も出演を熱望されている俳優と言っても過言ではないライアン。その中でインディペンデント作品への出演を選んできた彼だが、これまでの作品とは一線を画す本作への出演は「ジョージ・クルーニーと一緒に仕事がしたかったから」と明かす。ジョージの監督第4作目にして、初共演を果たした監督ジョージ・クルーニーについてこう語る。「彼はおもしろいんだ。演出するときの彼は畳み込むように、たくさんしゃべる。打楽器みたいにね。ビートを刻んでいるみたいに話すんだ、シーンのリズムを保つみたいにね。会話にもはっきりしたリズムがある。とても音楽的なんだ」。選挙戦を軸に、そこに関わる人間の野心と思惑が絡み合う駆け引きがスリリングで、片時も目が離せない本作。フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド、ジェフリー・ライトと、ジョージ・クルーニーの元に集まった本格派の面々が織り成すアンサンブルは見事だ。その渦巻きの中心に飛び込むのは、どんな気分なのか?「マリサ・トメイは大好きな女優なんだ。悪かったことがないし、いつも素晴らしい。ポールもそうだし、この映画の全員がそうだ。いろいろなタイプの俳優たちが揃っていた。僕には本当に大きなチャンスだった。でも同時に緊張したよ。まだ新参者だからね。実力を証明してきた俳優たちの中に入って共演するのは緊張するよ」。錚々たる顔ぶれの中で揉まれながら、そこに興奮を覚えている様子のライアン。「みんな、仕事のスタイルは違うよ。全然違う。だからいつも気をつけていないとね。誰もが同じものを求めているんだけど、そこに到達する方法が全員違うんだ」。そう語る彼の表情には、若きスティーヴンの野心と重なり合うものを感じずにはいられない。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1:『ドライヴ』で魅せる“謎”の男■関連作品:ドライヴ 2012年3月31日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 Drive Film Holdings, LLC. All rights reserved.スーパー・チューズデー~正義を売った日~ 2012年3月31日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Ides Film Holdings, LLC■関連記事:ジョージ・クルーニー、スーダン大使館前のデモ参加中に一時身柄を拘束される俳優ライアン・ゴズリングに迫る!vol.1『ドライヴ』で魅せる“謎”の男ジョージ・クルーニー、ブラピらが出演の朗読劇、200万ドル以上をチャリティに寄付シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第24回)理想の“尽くす男”俳優は?スーツ男子1位は藤木直人!向井理、G・クルーニーら色気と知性を備えた俳優たちも
2012年03月28日いじめにも屈しない雑草パワーで不正を暴いて!!正義を貫き、不正を暴くジャーナリストは現代社会に欠かせない存在です。マンガの中には、悪事を許さず報道できるジャーナリスト向きのキャラが多数登場します。そこで女性547名に「ジャーナリストになってほしい!!正義感が強いキャラ」を聞いてみました。>>男性編も見るQ.ジャーナリストになってほしい!!正義感が強いキャラは?(複数回答)1位牧野つくし『花より男子』31.3%2位工藤新一『名探偵コナン』20.8%3位毛利蘭『名探偵コナン』19.6%4位天道あかね『らんま1/2』7.3%5位金田一一『金田一少年の事件簿』6.8%■牧野つくしは正義感が強い!!・「いじめにも果敢に挑んでいったところから、危険なことにも自分を曲げずに挑みそう」(23歳/情報・IT/技術職)・「悪を許せないから、なんでも体当たり取材しそう」(23歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「庶民の意見を代弁してくれそう」(29歳/生保・損保/事務系専門職)・「妨害に負けず、不正を暴いてくれそう」(28歳/その他/事務系専門職)・「曲がったことが嫌いだから、ズバッと言ってくれそう」(30歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)■工藤新一は正義感が強い!!・「推理力が抜群で、ユーモアもあり、正義感も強いので、書く記事を読んでみたい」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「探偵ならではの好奇心と正義感がぴったり。生中継で推理ショーを見たい」(29歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「正義のためなら自分を犠牲にしてもいい、という覚悟を感じるから」(22歳/医療・福祉/専門職)・「こんなかっこいいジャーナリストがいたら、すぐ有名になりそう」(23歳/金融・証券/営業職)■毛利蘭は正義感が強い!!・「警視庁とのコネもあるし、お父さんと彼氏は探偵。そっち系の道に進んでみては?」(28歳/機械・精密機器/営業職)・「正義感が強いのはもちろん、いろいろな事件で培った経験と度胸、タフさが備わっているから」(24歳/学校・教育関連/専門職)・「大変なことや、怖いことにでも首を突っ込みそうだし、その真実をきちんと伝えてくれそう」(29歳/電機/技術職)■天道あかねは正義感が強い!!・「意見をズバズバ言ってくれそうだから」(29歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「どこまでも必死に真実を追い求めていきそうだから」(29歳/小売店/事務系専門職)・「事件を調べて調べて調べつくすと思います」(25歳/情報・IT/事務系専門職)■金田一一は正義感が強い!!・「巧みな話術でうまく相手の話を引き出しそうだから」(25歳/学校・教育関連/その他)・「ちょっと面白い表現を交えて、トークしそう!」(30歳/情報・IT/クリエイティブ職)・「事件のその先にある真実を見抜きそうだから」(39歳/生保・損保/事務系専門職)■番外編:このキャラは正義感が強い!!・矢島金太郎『サラリーマン金太郎』:「どうしても間違ったことは許せなくて、一本気に前に向かって進もうとするところがジャーナリストに合っていると思う」(23歳/金融・証券/事務系専門職)・涼宮ハルヒ『涼宮ハルヒの憂鬱』:「何に対しても真っすぐで、疑問は解決しないと気が済まないような感じがジャーナリストに向いていそう」(30歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・木暮公延『SLAM DUNK』:「正義感が強いけど、感情だけに流されない記事が書けそう」(27歳/食品・飲料/秘書・アシスタント職)・鏑木・T・虎徹『TIGER & BUNNY』:「戦場ジャーナリストが似合いそうだから」(29歳/医薬品・化粧品/営業職)・アンパンマン『それいけ!アンパンマン』:「自己犠牲の精神が身に付いている」(27歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)総評雑草パワーで何事にも屈しない牧野つくしが1位に。学校でのいじめ、貧乏、彼氏の親からの悪質な嫌がらせにも耐え、真っすぐ自分の道を突き進んでいく姿が「正しさ」を感じさせるキャラクターです。学校の王様と化していた道明寺を殴り飛ばした勢いで、不正を暴いてくれそうですよね。弁護士を目指していたつくしなら、弱者の味方のジャーナリストも似合うはず。2位に工藤新一、5位に金田一一と高校生探偵2人がそろってランクイン。共に洞察力に優れ、真実を暴く力を持っているため、ジャーナリスト向きといえそうです。新一には「イケメンジャーナリストとしてメディアに登場してほしい」という意見も出ていました。「いろいろな事件で培った経験と度胸、タフさ」というジャーナリストに不可欠な要素を備えた毛利蘭は3位。空手が強いので、暴漢に襲われても心配なしです。蘭と同じく格闘技ができる天道あかねは4位。たびたび人質として捕らわれているので、多少の危険は気にしなさそう。同性のせいか女子キャラへの支持が高く、3人もランクイン。悪に屈しない強い心、自分を曲げない意志の強さなど、彼女たちにはジャーナリストに必要な要素は十分。ただ守られるだけの女なんてごめん!社会の裏事情も、彼の真実もタフに暴ける女性になりたいですね。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2012年1月27日~2月1日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:女性547名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】恋人の浮気を探り、解決してほしいアニメのキャラ【ランキング女性編】自分の町を守ってほしいマンガの警察官・刑事キャラ【ランキング女性編】「総理大臣になってほしい」と思うアニメの知的キャラ完全版(画像などあり)を見る
2012年03月19日ギタリストの高中正義にライブで演奏してほしい曲ベスト10が発表された、これは、今年デビュー40周年を迎えた高中正義のアニバーサリーイベントの一環として、10月まで公式サイトで投票を受けつけていたもの。高中正義の公演情報応募総数は約27000通。複数投票も可能なので組織票も充分ありえるが、マニアックなファンを多く持つ高中らしい結果に。いわゆる名曲と呼ばれる『BLUE LAGOON』や『READY TO FLY』『ALONE』といった一般の音楽ファンにも知られる楽曲を押さえて1位になったのは『SPACE WAGON』。「何それっ?」という程馴染みの薄いこの楽曲は、1980年に発表された45回転仕様の4曲入り12インチEP『FINGER DANCIN’』の収録曲。当時、流行していたテクノやダンスサウンドを取り入れた異色作で、同EPは現在CDが廃盤で入手不可の貴重音源だ。ファン投票で選ばれた曲すべてが反映されるかは定かではないが、12月16日(金)の東京:NHKホールと、12月31日(土)の大阪:森ノ宮ピロティホールで開催されるデビュー40周年記念公演で演奏される予定。東京公演には、あのサディスティックスのラストライブに参加していた後藤次利と、村上“PONTA”秀一がゲスト出演するので、ファンの方はお見逃しなく。【高中正義ファン投票リクエストランキング/()内は初出収録アルバム】1位:SPACE WAGON(FINGER DANCIN’・1980年)2位:YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE(虹伝説/THE RAINBOW GOBLINS・1981年)3位:渚・モデラート(TRUMATIC 極東探偵団・1985年)4位:The Moon Rose (虹伝説/THE RAINBOW GOBLINS・1981年)5位:BLUE LAGOON(JOLLY JIVE・1979年)6位:READY TO FLY(TAKANAKA・1977年)7位:空ド白ソ(T-WAVE・1980年)8位:メドレー(OCEAN BREEZE・1982年/ライブアルバム)9位:Breakin’Loose(SAUDADE・1982年)10位:TROPIC BIRDS(SEYCHELLES・1976年)
2011年12月05日