東野圭吾の人気シリーズをTVドラマに続いて映画化した『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』(仮題)に殺人事件の被害者役として中井貴一、その息子役で松坂桃李が出演することが決定。ほかに三浦貴大、菅田将暉、劇団ひとり、竹富聖花ら豪華俳優陣の参戦も明らかになった。刑事・加賀恭一郎を主人公とした東野圭吾の人気シリーズの実写版で、TBSで放送された連続ドラマ「新参者」およびスペシャルドラマ「赤い指」の続編にあたる本作。東京・日本橋にそびえる翼のある麒麟の像の前で、刃物で刺された男性の遺体が発見される。この事件にまつわる様々な謎を、阿部寛扮する加賀恭一郎が解き明かしていく。中井さんが演じるのはまさにこの刺殺される被害者・青柳武明。大手企業の本部長でありごく一般的な家庭の良き父親でもあった彼が、なぜ殺されなければならなかったのか?実は彼の存在こそが「現代社会において希薄になりつつある“人間の絆”とは何か?」という本作品のテーマを担う重要な人物となるのだ。そんな父との確執に悩む高校生の息子・青柳悠人を演じるのは人気急上昇中の若手俳優・松坂桃李。さらにその後輩で、行方が分からなくなっている吉永を菅田将暉が演じる。ちなみに、オリコンの2011年上半期“最もブレイクした”と思う若手俳優ランキングで、松坂さんは4位、菅田さんは5位にランクイン。1位はTVドラマで重要な役どころを演じた向井理で、3位はTVドラマ版に続いて刑事役で本作にも出演する溝端淳平。いかに本作に、注目の若手俳優陣が多く顔を揃えているかがうかがえる。若手俳優ではほかに悠人の友人で山崎賢人、聖也も出演している。また、すでに新垣結衣が今回の劇場版に出演していることは明らかになっているが、その恋人であり、事件の容疑者である八島を演じるのは三浦貴大。新垣さん演じる中原香織は、彼の無罪を信じて奔走する。ほかに悠人の中学時代の恩師に劇団ひとり、さらにモデルとして絶大な人気を誇り、最近では女優としても注目を集める16歳の竹富聖花が報道被害に混乱する青柳家の長女・青柳遥香を演じる。中井さんは「いま、家族の絆とその方向性が日本では違う方へ進んでいるのではないかと思うことが多々あります。教育することと教養を身につけることの意味合いがずれてきているような。教養を磨くのは学校で、教育は家庭で行うのが大切だと僕自身は認識していますが、今回の映画では、父と子の教育や関係性が主軸にあり、父の威厳がとても希薄になっている昨今、伝えるべき題材であるし、父が子にどう立ち向かえばいいのか、子は父をどう思えばいいのかを上手く表現できたらいいなと思ってこの役を受けさせて頂きました。たかが映画、されど映画。僕たち俳優が伝えていけることは、“人が人を想うことの大切さ”や、死ぬ間際になって初めて分かる“伝えるべき言葉”、またそのときまで気づけない“人間の儚さ”といったものくらい。こういうものを永続的に伝えていくというのが使命なのかなと思います。僕たちが演じることはそれ自体がお客様へのメッセージであり、みなさまに何を感じてもらえるかが大事だと思っています。自由に感じてもらい、それぞれがどういうふうに心に残るかを楽しんでいただけたらと願っています」と映画が伝えようとするメッセージに共感を寄せる。映画では、良き父親に見えた武明の、家族すら知らない秘密が明らかに!胸を刺されたにもかかわらず助けも呼ばず、麒麟像の前まで歩き続けて、絶命に至った本当の理由とは何なのか…?邦画を代表する名優が若い世代にメッセージを投げかける。『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』(仮題)は2012年1月、全国東宝系にて公開。■関連作品:麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 (仮題) 2012年1月、全国東宝系にて公開© 2012映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)」製作委員会■関連記事:新垣結衣、東野圭吾『麒麟の翼』で阿部寛と「ドラゴン桜」以来6年ぶり共演!原作・東野圭吾×主演・阿部寛「新参者」が映画に! 加賀シリーズ最高傑作に挑む
2011年07月21日映画『プリンセス・トヨトミ』が5月28日(土)に公開を迎え、主演の堤真一をはじめ、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、森永悠希、中井貴一に鈴木雅之監督が舞台挨拶に登壇した。万城目学の同名小説を原作に、豊臣家の末裔を密かに守り続けてきた“大阪国”と、その存在を認めようとしない会計検査院の調査官たちの戦いが描かれる。舞台挨拶の前には来日中のアイルランド出身の女性ユニット「ケルティック・ウーマン」がスペシャルゲストとして来場し、エンディングテーマを歌い上げ、観客は荘厳なその歌声に酔いしれた。この日は、物語にちなんで父親との思い出を一同に質問。堤さんは、20歳のときに死別したお父さんとの思い出として「オヤジが酒屋の立ち飲みに、休みの日に行くのを一緒についていって、オヤジが飲んでいる横で立っていたのを覚えています。つまみのウィンナーをじっと見ていたら、気づいたオヤジが買ってくれて…」と懐かしそうな表情を浮かべた。劇中で、予期せぬ“奇跡”を次々と巻き起こし“ミラクル”の異名を取る鳥居を演じた綾瀬さんは「お父さんの足にお腹を乗せて飛行機遊びをしてもらったことが」とごく普通の微笑ましい思い出を明かしたかと思いきや、「あと、うちはお父さんが仕事に行くのを家族で見送る習慣があったんですが、『いってらっしゃい』って見送った後で、(父親の運転する)車に足をひかれたことがあります。なぜか痛くはなかったんですが…」と劇中そのままのミラクルエピソードを披露。ツボにはまった中井さんは観客に背を向けて爆笑する一幕も。その中井さんの父親は昭和の名優・佐田啓二。中井さんは2歳の頃に死別しているためにほとんど思い出がないとのことだが、綾瀬さんの爆笑エピソードに触発されたのか「姉と一緒に車のトランクに入って遊んでいたら、父がそれを忘れて車を発進させたことがありましたね」と、車に関する災難エピソードを披露してくれた。また劇中に登場する、中井さんが総理を務める“大阪国”に合わせて、もし自分が独立国の総理になったら?というお題では、堤さんが「映画のスタジオとブロードウェイのような劇場街を作りたい」と俳優らしい夢を語った。綾瀬さんは「農家の方を増やして桃農園とぶどう農園を作って…あと劇場も作りたい」とここでも不思議発言で会場をわかせた。綾瀬さんのボケっぷりにばかり注目が集まるが、堤さんによると、綾瀬さんと岡田さんが“Wボケ”なのだとか。それを聞いた岡田さんは「おれ?ボケですか?綾瀬さんにはかなり突っ込んでましたけど」と綾瀬さんと同格扱いに心外そうな表情を見せていた。ボケ揃いの“先輩たち”に若い沢木さんと森永さんは困惑気味?緊張した表情を見せつつも、地元の関西を舞台にした作品とあって「光栄です」と喜びを語った。『プリンセス トヨトミ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:プリンセス トヨトミ 2011年5月28日より全国東宝系にて公開© 2011 フジテレビジョン 関西テレビ放送 東宝■関連記事:堤×綾瀬×岡田が大阪に攻め込む!『プリンセス トヨトミ』試写会に10組20名様ご招待綾瀬はるか、やっぱり天然?大阪城は「お寺、じゃなくて神社」“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗『プリンセス トヨトミ』大阪府庁で快調に撮影!堤、綾瀬、岡田がそれぞれの印象を…
2011年05月30日初めての国内生保会社のインドネシア生保事業参入明治安田生命はインドネシアの生命保険会社アブリスト社に5%の資本参加を行い、戦略的な業務提携を行うことを発表した。日本の生命保険会社によりインドネシアの生命保険会社へ出資が行われるのは今回が初めてである。成長を続けるインドネシア生命保険市場アブリスト社はインドネシア国内で100万人以上の顧客を抱えるインドネシア主要保険会社の一つであり、世界第4位の人口を抱えるインドネシアでは生命保険市場が成長を続けているという。役員・人材派遣や協働で業容拡大に取り組む今回の提携により、明治安田生命はアブリスト社への役員および人材の派遣や、協働で団体保険市場などの開拓に取り組むなど、事業内容の拡大をはかっている。今後の持続的成長を実現するための戦略的パートナーとしての提携であり、市場の動向や業容拡大に応じ今後更に出資することも考えているという。
2010年11月11日明治安田生命保険が、遠隔地の保険引き受け手続きにテレビ会議システムを介して行う仕組みを導入するという。日刊工業新聞が、これを報じている。この背景には、”生命保険面接士”と呼ばれる資格者の減少がある。通常これまでは、保険の引き受けリスクを抑えるため、委託を受けた資格者が顧客の自宅を訪れ、健康状態の確認作業や告知書の記入説明などを行っている。TV会議活用し、都内の契約審査部門が一元遠隔作業でしかし同社の場合、04年には約850人いた委託者が減少、直近では500人強までになっており、今も毎年40人程度減り続けているという。このため同社では、全国的な引受体制を維持するため、各営業拠点にある職員の教育用TV会議システムを転用、保険引受時に必要な顧客の健康状態の確認作業を、都内の契約審査部門が遠隔作業により一元的に行うとしている。これを当面1年程度試行し、成果の確認ができ次第、来秋にも全面採用する見通しとのことだ。
2010年10月31日明治安田生命保険は、東京海上日動火災保険と損害保険の販売で提携し、2011年度中にも全国の営業職員が東京海上日動の保険を販売、将来は明治安田が東京海上日動に生保商品を供給することも視野に検討を進めるという。 朝日新聞などが報じている。販売提携は、両社ともにメリットが明治安田は、東京海上日動の自動車保険、火災保険、傷害保険を扱う予定といい、生保商品と一緒に損保商品も販売することになり、品揃え増加での生保契約者増につなげる期待がある。これまで同社は、日本興亜の損保商品を販売してきており、今後も続けるとのことだが、その日本興亜が4月に経営統合した損保ジャパンが競合相手の第一生命とも提携していることから、今回の調達見直しとなったようで、販売のメインは東京海上日動に移ると見られている。東京海上日動にとっても、4月の損保再編で長年の首位から3位に後退した経緯があり、今後の明治安田からの商品調達と提携による販売網強化の持つ意味は大きそうだ。
2010年09月26日映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の完成報告会見が4月12日(月)、東京會舘で行われ、主演の中井貴一、本作で俳優デビューする、三浦友和と元歌手・百恵さんの次男・三浦貴大(たかひろ)らが出席した。島根県を舞台に、一流企業に勤め家庭を省みることのない50歳を目前にした主人公・筒井肇(中井さん)が母の病をきっかけに人生を見つめ直し、夢だった電車の運転士を目指す物語。ヒットシリーズ『ALWAYS 三丁目の夕日』を手掛けたROBOTの代表取締役社長・阿部秀司氏が製作総指揮を務めている。三浦さんは、ケガのためプロ野球選手になる夢をあきらめた青年役。中井さんは開口一番「貴大、ファイト!」と三浦さんの出演CM「リポビタンD」のキャッチフレーズを前振り。三浦さんが「一発」と照れながら応じると「がんばれ」と、また声をかけ“後輩”の緊張をほぐす気遣い。初の映画撮影をふり返り、三浦さんは「一番多かったのは中井さんと同じシーン。いろいろ教えていただきましたが、『自分の思った通りにやるのがいい』と言っていただいたのが一番印象に残っています。これからも大事にしていきたい言葉です」と感銘を受けた様子。自身の夢については「高校生の頃は体育教師になりたかったけどそれほどでもなかった。大学生になり、俳優になりたいと思うようになった」と話した。昨年7、8月に1か月強、島根県でロケを敢行。同県出身の錦織良成監督とキャストのひとり、佐野史郎はロケ中に続き、この日も同県の良さをPR。中井さんは「最初は正直、監督の島根話にドン引きしました。聞いていると日本の偉人のほとんどは島根から出ている。そんな訳ないだろ!と」と笑わせつつ「でも、食べ物は美味しいし、人が温かくてとてもいいところでした」。共演の高島礼子も「私が一番自由時間が多くて、中井さんから『神話の国、出雲について調べてきて』と指令を受け、神社とかところどころ回りました。島根のファンになりました」とそろって島根を満喫した様子だった。一方、電車への興味を聞く質問に、中井さんは「ないです」。高島さんも「興味なかったです」とキッパリ。会場の笑いを誘っていた。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は5月29日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 2010年5月29日より全国にて公開© 2010「RAILWAYS」製作委員会■関連記事:舞台挨拶付き『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』完成披露試写会に25組50名様ご招待ユーミン、49歳で電車の運転士になった男を描く映画の主題歌を書き下ろし
2010年04月12日