映画「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」シリーズでグラフィックデザインや公式グッズを手掛ける「ミナリマ」が日本上陸。グラフィックデザインギャラリー「ハウス・オブ・ミナリマ」として、2019年4月12日(金)から1年間限定で大阪・南堀江にオープンする。2018年には大阪・阪急うめだ本店の「英国フェア」にも出店し好評を博した「ミナリマ」が大阪のショッピングエリアである南堀江・オレンジストリート地区に期間限定で登場。ミラフォラ・ミナとエドゥアルド・リマによって設立されたグラフィック・デザイン・スタジオ「ミナリマ」は、映画「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」シリーズの劇中に登場する「忍びの地図」や「日刊預言者新聞」など“魔法ワールド”を象徴するグラフィックを制作。物語を象徴するデザインとして世界中のファンから親しまれている。店内では、映画のためにデザインされた独自の世界観を見せる他、限定版アートプリント、映画モチーフのはがき、小物、ノートなど文具類といったアイテムを展示販売する。その他、「ミナリマ」が表紙・挿絵など全てをデザインした「ピーターパン」「美女と野獣」といったおとぎ話の本『クラシック・シリーズ』や、英語の魅力にあふれた『Collective Nouns(集合名詞)シリーズ』の限定プリント、文具も販売。「ミナリマ」ならではのファンタジーな世界観のグラフィックを堪能することができる。【詳細】ハウス・オブ・ミナリマオープン日:2019年4月12日(金) ※1年間限定住所:大阪府大阪市西区南堀江1-10-11 西谷ビル 2号館1階営業時間:12:00~19:00(予定)/年中無休(臨時休業あり)
2019年04月13日21_21 DESIGN SIGHT企画展「写真都市展 -ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち-」が2月23日から6月10日まで、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2で開催されている。前日の22日にはプレスプレビューが行われ、内容が公開された。写真、映像、デザイン、ファッションのジャンルを超えた表現と、ニューヨーク、ローマ、モスクワ、東京、パリなどの世界の都市を捉えた作品で、現代の視覚文化に影響を与えたウィリアム・クライン(William Klein)。今回の展覧会は20世紀を代表する写真家ウィリアム・クラインの都市ヴィジョンとともに、日本やアジアの写真家たちを紹介するもの。20世紀から21世紀へ至る都市ヴィジョンの変貌をかつてないダイナミックな写真の見せ方で提示する展覧会となっている。会場に入って最初に登場する地下ロビーではクラインの写真と映画、グラフィック、コンタクトプリント、写真集、巨大な写真などの多種多彩なイメージ、使用したカメラなどを一同に集めて展示。ジャンルを横断したクラインの活動を凝縮して紹介した展覧会のイントロダクションとなっている。続く、ギャラリー1ではクラインとTAKCOMのコラボレーションによる「ウィリアム・クライン+TAKCOM,2018」を紹介。ギャラリー1の空間全体を使い、200点あまりの過去の写真作品やタイポグラフィーとアブストラクト、映画のスティル写真も組み合わせ、クラインが捉えた各都市を映像作家TAKCOMが万華鏡や空飛ぶ絨毯のように表現する約10分のマルチ・プロジェクションを行っている。また、ギャラリー2を中心に、「チャプター2.22世紀を生きる写真家たち」として安田佐智種、多和田有希、沈昭良、西野壮平、勝又公仁彦、須藤絢乃、石川直樹+森永泰弘、水島貴大、朴ミナの作品を紹介するほか、藤原聡志の作品をは屋外でのインスタレーションとして展示。写真や映像のインスピレーションとして大きな影響を与えてきたクラインとともに新しい写真家たちの作品を紹介することで新しい写真の世界を体感できるようになっている。22日に行われたQ&Aセッションにはクライン自身も出席。1961年以来の来日というクラインは「六本木の大通りを歩いたが、東京は巨大なおもちゃやゲームのよう。その姿を撮りたいと思った」などと語った。また、展覧会ディレクターの伊藤俊治は「写真と都市の関係性と共に写真の可能性を感じて欲しい」と話している。【イベント情報】写真都市展 −ウィリアム・クラインと 22 世紀を生きる写真家たち−会期:2018年2月23日〜6月10日会場:東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1、2住所:東京都港区赤坂 9-7-6時間:10:00〜19:00料金:一般1,100 円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料休館日:火曜日(5月1日は開館)
2018年02月23日「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」が、東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデンの21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2にて開催される。会期は、2018年2月23日(金)から6月10日(日)まで。ウィリアム・クラインとは20世紀を代表する写真家ウィリアム・クラインは、1956年に写真集『ニューヨーク』で衝撃的なデビューを果たし、ローマ、モスクワ、東京、パリなどの世界の都市を巡りながら、写真、映画、デザイン、ファッションといったジャンルを跨いだ表現で、現代の視覚文化に大きな影響を与えた。クラインの多彩な作品が集結企画展「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」は、展覧会ディレクターに写真評論家で美術史家の伊藤俊治を迎えた。クラインが写す"都市ヴィジョン"と、斬新な視点で21世紀の都市と人間を切り取る日本やアジアの若手写真家たちの作品の対比を楽しむことができる構成となっている。展示の流れは、クラインの写真を出発点に、20世紀から21世紀へ至る都市ヴィジョンの変貌を、ダイナミックな写真の見せ方で提示していくというもの。まずはじめにクラインの写真と映画、グラフィック、コンタクトプリント、写真集、巨大写真などの幅広い作品を紹介。ジャンルを超えた自由奔放な都市と人間のイメージを展開する彼の視点に迫る。気鋭の若手アーティストの作品と対比続いて、日本やアジアの若手アーティストたちの作品を展示する。石川直樹+森永泰弘は、写真作品とフィールドレコーディングの音像で、地球を一つの惑星とみなすようなアジアの各都市の騒めきを表現。朴ミナは、都市の巨大水族館に集まる人々を写したカラー大判写真と、呼吸音や水の音を使用したサウンドインスタレーションを行う。その他にも勝又公仁彦、沈昭良、須藤絢乃、TAKCOM、多和田有希、西野壮平、藤原聡志、水島貴大、安田佐智種など、独自の想像力と創造性に溢れる作品を目にすることができる。【詳細】写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−会期:2018年2月23日(金)~6月10日(日)休館日:火曜日 ※5月1日(火)は開館。時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)入館料:一般 1,100円、大学生 800円、高校生500円、中学生以下無料会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデンTEL:03-3475-2121
2018年02月08日アトリエシムラによる着物と、ミナ ペルホネン(minä perhonen)の帯の組み合わせを多彩に楽しめるイベント「シムラの着物ミナの帯」が、12月8日から17日まで南青山のTOBICHI2にて開催される。TOBICHI2は、ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)が運営する催しもの場所。今回のふたつのブランドのコラボレーションは、約2年前の11月にほぼ日のTOBICHIで実現されていて、今回も“「あたらしい」と、あう。”というテーマは変わらず、より深いコラボレーションを展開する。アトリエシムラは、新作を含む着物約10反を展示、販売を行い、そのなかから3点くらいずつ、変化をつけながら順番に展示。ミナ ペルホネンの皆川明は、本イベントのためにデザインした新作「風の種 カゼノタネ」と「rosette」の2種類を含む、5柄の帯(10万円より)を展示、受注販売を行う。前回のイベントで好評だった、「forest dot」と「grapes」も糸や色を変えてふたたび登場。今回の帯はすべてオリジナルで、帯の緯糸(よこいと)にアトリエシムラが草木で染めた糸がアクセントとして入っている。そして、会場では常時、アトリエシムラのスタッフが着物と帯の説明を始め、組み合わせなどを一緒に考える「お見立て」も実施。お見立ては、事前に申し込みが必要で当選者のみ受けられる。申込受付期間は11月29日から12月5日の午前11時まで。日時や申込方法など詳細は、イベントページ()にて。さらに、イベント開催初日の12月8日には、これからの「物づくり」をテーマに皆川明、アトリエシムラ代表の志村昌司、糸井重里による、約1時間のトークショーを19時より実施する。参加希望者は、当日の午前11時から発行される整理券が必要。他にも、16日の18時より着物トークイベント「シムラの着物ミナの帯をまとう人たち。」や、「ミナの帯」と同じ柄でつくった数寄屋袋、名刺入れをはじめ、アトリエシムラのストール、小裂(こぎれ)の額装などを取り扱う「ショップ in TOBICHI」も開催される。「いつか自分の着物がほしい」と考えている人も、「着物には縁がないなぁ」と思っている人も、新しい価値・新しい自分とあえる会場に、ぜひ足を運んでみては。【イベント情報】シムラの着物ミナの帯会期:12月8日〜12月17日会場:TOBICHI2住所:東京都港区南青山4-28-26時間:12月8日/11:00〜17:30、9日〜10日/〜18:00、11日〜15日/〜19:00、16日/〜17:00、17日/〜19:00入場無料
2017年12月04日声優の朴ロ美(ロは王に路)が14日、都内で行われたパペットアニメーション映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』(12月2日公開)のジャパンプレミアに登場した。フィンランドの作家トーベ・ヤンソンによるムーミンの物語の映画最新作となる同作。冬のムーミン谷を舞台に、ムーミンたちが初めてクリスマスを迎えるまでを描く。ムーミンママやリトルミイなど13役を担当した朴は、役の数を聞いて「おったまげた」と言い、「どの役なんだろうなと。1キャラしか想像しませんよね? 台本開いたら"朴ロ美"の嵐で、間違えだと思いますよね? でも間違えじゃなかったんですよね」と苦笑。「緊張感でいっぱいだったんですけど、すっ飛びました。なので、収録は何も考えないことにして」と打ち明けた。また、「すごく深い作品。ぜひ始まり方にご注目していただきたい。台本を開いて間違えじゃないかなと思う瞬間があると思います」とメッセージ。「なかったらすいません」と前置きしつつ、「私はあれ?って思った。そこからがムーミンの世界へのスタートだった」と話し、「哲学がすごく詰まっている作品で、普遍的な作品に関われたことはとても光栄だなと思っています」と喜びを語った。ジャパンプレミアには、主役のムーミントロールの声を演じた宮沢りえ、ムーミンパパやスナフキンなど5役を演じた森川智之、主題歌「ウィンターワンダーランド」を担当したサラ・オレイン、さらにムーミン、スナフキン、リトルミイも登場した。
2017年11月14日山田涼介が主演を務める、世界待望のファンタジー・アクション超大作『鋼の錬金術師』。このたび、アニメ版“ハガレン”で声優を務めた朴ロ美と釘宮理恵、そして本作でウィンリィ役を務めた本田翼との鼎談が実現!映画公式HPでの全文掲載を前に、3ショット写真が到着した。朴さんはアニメ版“ハガレン”で兄・エド、釘宮さんは弟・アルの声を担当していることでもお馴染み。実写版の本作でウィンリィ役を務める本田さんは、もともと大の“ハガレン”ファン。ハガレンの魅力は数えきれないぐらいたくさんある、と語る本田さんは、7月12日に行われたファンイベントで朴さんが好きなシーンとして挙げていた「一は全、全は一」というセリフも、その1つだと語る。「初めて漫画で読んだとき、まだ子どもだったからよくわからなかったんです。でも大人になって、今回この実写映画をやる前に、原作を読み返したら、やっとその言葉の意味に気づけたというか。『ハガレン』って子どもはもちろん、大人になってからまた楽しめる作品なんだなって、改めて思いましたね。兄弟愛も素敵だし、敵キャラクターも含め、みんな魅力的なところも大好きなところです」と、時を経ることによって気づくことができること、そして個性豊かなキャラクターも魅力だとコメント。また、アニメ版でエドの声を務めた朴さんは、「実写化と聞いたときにすごくうれしかったんです。『実写化するんだ、どの監督さんがどういうふうに作るんだろう』って思ってたら、曽利文彦監督だって聞いて、驚いて。曽利さんとは昔お仕事を一緒にさせていただいたことがあるんです」と告白。「でも、これを実写化するのってすごく大変だろうなとも思ったんだけど、トレイラー第1弾を見せていただいたとき、『めっちゃくちゃいいじゃん!もうこのまま行っちゃいなよこの世界観で!』って思いました」と、本作の予告映像を見た率直な感想をふり返った。一方、アルのアニメ版の声優を担当した釘宮さんは、「私も実写化と聞いてどうなるんだろうと思っていたんですけど、映像を見たら本当にリアルで。撮影が大変だっただろうなって思ったし、愛情や労力のかけ方がひしひしと伝わってくる映像になっていたので、ありがたいなぁと思いました」と壮大なロケやVFXを駆使した撮影に言及、「懐かしい気にもなりますし、汽車のシーンから始まって、緑がバーっと広がっていくシーンはそのままでしたよね」と、太鼓判を押している。実写とアニメのキャストだからこその視点で語られた、確かな手ごたえと完成への期待。映画公式HPにて本日9月11日(月)18時にアップされる、鼎談の全文にも注目してみて。『鋼の錬金術師』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月11日累計発行部数2,700万部を誇る池波正太郎の超人気シリーズ「鬼平犯科帳」の初のアニメ化作品「鬼平」。この度、堀内賢雄、浪川大輔、朴ロ美ら人気声優陣の出演が決定。併せて放送日が2017年1月であることが明らかとなった。「鬼平犯科帳」は、江戸を舞台に、「火付盗賊改方」という現代の特別警察ともいえる、罪人を取り締まる役職についた長谷川平蔵が悪党たちを裁いていく姿を描いた超人気時代小説。1967年に文藝春秋「オール讀物」に第1作目を発表して以降、1990年まで全135作(+番外編1作)を発表。これまでに漫画、実写ドラマ、映画、舞台とさまざまな形で展開されてきた。そして来年、誕生50周年を迎えることを記念して放たれるのが今回のTVアニメ。このほど、本作のキャラクターに声を吹き込む声優陣たちが発表!主人公の“鬼平”こと長谷川平蔵役には、大人気海外ドラマ「フルハウス」のジェシー役や、ブラッド・ピット、チャーリー・シーン、ベン・スティラーなど数多くの海外人気俳優の吹き替えでお馴染みの堀内さん。平蔵を慕う女密偵・おまさ役には「鋼の錬金術師」の主人公 エドワード・エルリック役や「進撃の巨人」「NANA」などに出演する朴さん。平蔵の息子・辰蔵役には、「ルパン三世」シリーズの石川五ェ門役や「ダイヤのA」「ハイキュー!!」「DAYS」など人気作に出演し、若手声優をリードする浪川さんがキャスティング。本格時代劇アニメの名にふさわしい、豪華実力派声優たちが勢揃いした。堀内さんは「誰からも愛される、鬼の平蔵を演じられるなんて夢のよう」と喜び、「たくさんの人に『鬼平犯科帳』の魅力を感じていただけるように、心を込めて魂を吹き込みます」と意気込む。朴さんはこの役柄を演じることについて「興奮しております」と一言。また「女という生き物として、あの時代の閉塞感の内に蠢く人間の業や闇を現代に甦らせたい」とコメントした。そして、浪川さんは長い間、たくさんの人々に愛されてきた作品で演じることについて、「責任を感じております」と話し、「最高の作品になるよう努力します!何卒よろしくお願い致します!!」とメッセージを寄せた。なお、鬼平の第2弾ビジュアルが解禁!描かれているのは、火付盗賊改方の正装である出張り装束に身を包んだ鬼平。非道を決して許さぬ眼力と、みなぎる迫力が伝わってくるビジュアルとなっている。「鬼平」は2017年1月放送予定。(cinemacafe.net)
2016年10月21日ミナ ペルホネン(mina perhonen)とアトリエシムラの着物のコラボレーションによる展示会「シムラの着物ミナの帯」が、11月20日から23日まで東京・南青山のTOBICHIにて開催される。同展では、人間国宝である染織家の志村ふくみと、その長女である志村洋子の監修による6点の着物を出展。今回の着物は、工房で染められた糸で織られたものとなっている。合わせて、ミナ ペルホネンのデザイナーである皆川 明が用意した多数のテキスタイルデザインの中からアトリエシムラが厳選した5点のテキスタイルで仕立てた帯も展示販売される。なお、価格は、着物が45万円から、帯が10万円から。その他、メイン会場の3軒隣にあるTOBICHIの常設ショップ内では11月20日の15時から17時、及び11月21日から23日の11時から12時、16時から17時まで、アトリエシムラによる「仮仕立てライブ」を開催。糸が染められ裂(きれ)になり、着物のかたちになっていく様をじっくりと観覧することが出来る。また、アトリエシムラのコーナーも設けられ、手織りストールや小裂(こぎれ)の額装、書籍、ポストカードなどが販売される。なお、11月20日の12時から13時、21日の10時から11時、18時から19時、22日の10時から11時、18時から19時に実施されるアトリエのスタッフによる着物の見立てサービスと、20日18時の、志村ふくみ、志村洋子、糸井重里によるトークショー、23日19時の糸井重里と皆川明によるトークショーは満員につき申込受付は終了している。【イベント情報】「シムラの着物ミナの帯」会場:TOBICHI 2住所:東京都港区南青山4-28-26会期:11月20日~23日時間:11:00~18:00(20日は13:00~17:00)
2015年11月18日ミッドセンチュリーデザインの名作チェア「セブンチェア」が、「ミナ・ペルホネン(mina perhonen)」の新素材ファブリック「dop」とのコラボアイテムを先行発売する。期間は4月15日から5月10日までで、場所は伊勢丹新宿店本館5階のリビングデコール。スタッキングが可能なセブンチェアは、北欧のシンプルデザインの先駆者ともいえるアルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)がデザインしたもの。そのヤコブセンが所属する「フリッツ・ハンセン(Fritz Hansen)」が手掛けた家具は、ニューヨークのMoMA、石川県・金沢市の21世紀美術館、東京・六本木の国立美術館などでも使われている。一方、ミナ・ペルホネンの「dop」は肌触りが滑らかな両面モールスキン。表裏が異なる配色となっており、使い込むことにより表の糸が擦り減ると、裏の色が現れるというユーモアなデザインが特徴だ。繊細に起毛されたなめらかな触感で、スツールやソファなどの張り地、クッション、バッグなどのファブリックとして適している。今回のコラボ作品「セブンチェア in dop」では、dopをフルパディング、フロントパディングの2パターンに加工。裏面も含み9色のdopをパッチワークしたフルパディングモデル(16万5,000円)では、シートシェルの背面に特別にデザインしたボタンがあしらわれた。一方、ミナ ペルホネンを代表する“choucho”や“tambourine”などの刺繍を施したフロントパディングモデル(12万円から15万円)は、それぞれの生地にマッチしたウッドシェルを使用。シートシェルには今回のためにデザインしたプレートを配置した。カラーパレットはヤコブセンがセブンチェアのために選んだ8色の中から、ミナ ペルホネンのデザイナーの皆川明が選んだ6色の展開となっている。
2015年04月03日エイベックスが3年半の開発期間を経て開発した大麻布「麻世妙 majotae(まよたえ)」を使ったアイテムが3月25日から伊勢丹新宿店本館・メンズ館各階で展開される。「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」「マメ(mame)」「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」「ケイタマルヤマ(KEITA MARUYAMA)」らが、日本古来の布の魅力を活かした限定アイテムで表現する。ヨウジヤマモトは、女性らしいシルエットのロング丈ブラウス(5万6,000円)のパターンを新たに引いた。同アイテムはフロントタックに麻世妙を使用し、その素材感を際立たせている。メンズアイテムとしては、1987年のコレクションで好評を得たパネルデザインのモノトーンジャケット(12万円)を、麻世妙でリバイバルさせた。同ジャケットに数シーズン前から人気の高いサルエルパンツ(6万円)をスタイリングすることで、麻世妙を軸に過去と未来を繋げるルックに仕上げている。デザイナーの山本耀司も「伝統を未来に繋げる」という麻世妙のコンセプトに共感し、今回の限定品製作に至ったという。マメは、麻ならではの透け感を活かしたチュニック(7万1,000円)、トップス(3万8,000円)、ワンピース(7万5,000円)の3アイテムを製作。ワンピースの前面には、14-15AWコレクションにも採用されたスズランモチーフの刺繍が施されている。デザイナーの黒河内真衣子は、日本各地の伝統的な技法にインスピレーションを受けたコレクションを発表しており、今回のコラボレーションが実現した。ケイタマルヤマは、麻世妙でドレス2型(8万5,000円から)とスカーフ1型(3万3,000円)を製作。デザイナーの丸山敬太は「麻は保温性もある一方、涼感も与えてくれる素材。環境に寄り添う素材を活かすため、着る人の肌に近いアイテムを作りたいと思い、着るごとに肌になじむようなシルエットのシャツワンピースをデザインした」と同店の公式動画内でコメントする。ミナ ペルホネンは、麻世妙を使った新生児のためのおくるみ(2万円)と帽子(1万5,000円)をデザイン。ミナ ペルホネンを代表する鳥や草花のモチーフが連なる「forest parade」のレースが施されている。いずれも肌触りのよい麻世妙を赤ちゃんの肌に触れる内布に、外布にはオーガニックコットンを採用している。また、同モチーフのレディスアイテムとして、ドレス(6万5,000円)とブラウス(3万8,000円)の2型も製作した。4月1日から6日には、同店本館7階催物場で「麻世妙~日本人が忘れていた布」が開催される。同展示では、麻世妙が持つ魅力と未来への可能性について、貴重な自然布コレクションやファッションアイテム、インスタレーションアート作品などを通じて伝えていく。
2015年03月25日バンダイが展開する完成品トイ「METAL BUILD」シリーズより、2015年6月に発売される『METAL BUILD ガンダムアストレイゴールドフレーム天ミナ -天空の宣言-』の予約受付が、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどでスタートしている。価格は23,760円(税込)。「METAL BUILD」は、「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE」シリーズで培われた開発ノウハウを惜しみなく投入し、作品のデザイン性や世代に応じた商品デザインアレンジで立体化した、最高のクオリティのロボット完成品トイ。ロボットの魅力を、質感に至るまで追求し再現したシリーズで、関節部を中心に強度と重量感を生み出すために金属素材を採用し、その他全身にわたり硬質プラスチックで構成することで、シャープでソリッドなメカの質感・密度を表現している。これまでに「ダブルオーガンダムセブンソード」「ダブルオーライザー」「フリーダムガンダム」「デスティニーガンダム」「ガンダムエクシア」「レーバテイン」といったロボットが立体化されている。「ガンダムアストレイゴールドフレーム天ミナ」は、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の外伝作品『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズに登場するモビルスーツ(MS)。「アストレイ レッドフレーム」らとの戦闘で損傷した「ゴールドフレーム天」を、オーブ管轄の宇宙ステーション「アメノミハシラ」にて改造した機体。改修された機体は、前出の改造前の"天"と区別する意味もあり、搭乗者であるロンド・ミナ・サハクの名からそう呼称されている。『METAL BUILD ガンダムアストレイゴールドフレーム天ミナ -天空の宣言-』では、オリジナルデザイナー阿久津潤一氏(株式会社アストレイズ)が新たに描き起こした「METAL BUILD」用の造形でアレンジ。金色のダイキャストには電解メッキを採用し、通常のプラメッキとは異なる金属の輝きを再現している。また、特徴的な漆黒の装甲は、「METAL BUILD」では初採用素材のポリカーボネートにより光沢ある質感に仕上がっている。造形・可動は、阿久津氏による「METAL BUILD」オリジナルアレンジにより、シャープな造形と可動を両立。さまざまな武装が付属し、初の商品化となる「オキツノカガミ」も標準装備され、強烈なアレンジが加えられているという。セット内容は本体に加え、マガノイクタチ(バックパック)、交換用左手首2種、交換用右手首3種、オキツノカガミ(槍)、ツムハノタチ(爪)、トリケロス改(右腕武器)、トツカノツルギ(腰剣)×2、マガノシラホコ用ワイヤーユニット×2、専用台座一式。なお「魂ウェブ」では、本商品のスペシャルページも公開されている。(C)創通・サンライズ
2015年02月14日東北復興支援として、デザイナー・芦田多恵が南三陸の縫製技術者とコラボレーションして生み出すアイテム「ミナ・タン チャーム(MINA-TAN CHARM)」にバレンタイン、ホワイトデーに最適な新作「メッセージベア」が加わった。メッセージベアはテディベアタイプ。デニムに刺繍が施されたエレガントな男の子とヘッドアクセサリーと首飾りがアクセントの女の子の2 種類が登場。いずれもハート型のポケットにメッセージカードが入る。価格は1万6,000円。ブティック アシダ 代官山本店、ブティック アシダ 銀座、ブティック アシダ 御堂筋、三越日本橋本店タエ アシダコーナーにて販売中。3月12日から18日まで東急百貨店渋谷本店3階にポップアップショップがオープンする。ミナ・タン チャームは被災地の手作り品ではなく、イタリア製テキスタイルや付属品を用いた被災地からの“高品質な商品”を追求。売り上げから販売経費を除いた金額が製作に携わった人達に支払われる。
2015年02月11日研ぎ澄まされたテクニックと抒情性で、若くしてクラシック・ギター界の最高峰に上り詰めた朴葵姫(パク キュヒ)。日本でも人気が高く、パフォーマンスの質の高さでは若手随一の実力派だ。新作『SAUDADE-ブラジルギター作品集-』も高い評価を得ている彼女が、よみうり大手町ホールでリサイタルを行う。「朴葵姫東京ソロコンサート」の公演情報「イタリア、スペイン、ドイツなど世界中のコンサートホールを訪れましたが、日本のホールは音響が素晴らしく、700人規模でも生音で演奏できるのがすごいです。でも、ギターは音の小さな楽器で親密な表現を行うので、小さめのホールのほうがお客さんに届きやすい。よみうり大手町ホールは500人と聞いているので、とても楽しみなんです」バッハの「シャコンヌ」はピアノやヴァイオリンのソロとして有名な曲。超絶技巧のテクニックを求められる「演奏家泣かせ」の曲としても有名だ。「ギター編曲版も結構難しいんですよ。この曲を日本の皆さんに披露するのは初めてなので、最近は毎日練習しています。トレモロで表現する箇所もありますし、ドラマティックな内容の曲ですね」2012年アルハンブラ国際コンクールの優勝者である朴。ギタリストとして最高の栄誉だが、それは他でもない彼女のストイックな日々の努力の賜物だった。「全部で16くらいのコンクールを受けてきましたが、22、3歳の頃は特に頻繁に挑戦していたので、一日13時間練習していたんです。料理を作る時間もないので、食事はバナナとチョコだけで…(笑)。それでもすぐに結果が出たわけではなく、2、3年後に急にミスが少なくなった。そのときに鍛えた基礎が、時間をかけて身に着いたのだと思います」ふんわりとした可愛いルックスとは裏腹に、音楽に賭ける情熱は熾烈で妥協がない。プログラムにはバッハの他、ロドリーゴ、ソル、リョベート、ヴィラ=ロボス、バリオス、ヒナステラといったバロックから近現代の作曲家の名曲が並ぶ。「前半ではかっちりした古典的な曲を、後半では中南米の作曲家の寛いだ音楽を楽しんでいただきたいです。日本のお客さんはとても集中して聴いてくださって、反応はシャイですが深く音楽を受け止めておられるのが分かります。サイン会で感想を伝えてくださる方もいて、独特の熱心さがありますね」磨きこまれた究極のギターの音を、親密な空間で楽しみたい。取材・文:小田島 久恵◆クラシックギター界のニューヒロイン朴葵姫東京ソロコンサート2015年2月1日(日)13:30開演(13:00開場) よみうり大手町ホール
2015年01月30日デザイナー・芦田多恵は、宮城県南三陸町の復興支援の一環として、南三陸の仮設住宅に入居する縫製技術者とコラボレーションし、マスコット付きキーホルダー「ミナ・タン チャーム(MINA-TAN CHARM)」を12月10日から、伊勢丹新宿店と日本橋三越本店で販売する。今回で2度目の販売となるミナ・タン チャームは、ウマのキーラ(1万5,000円)、ペガサスのリア(1万8,000円)、ネコのミナ(1万5,000円)、キリンのサン(1万3,000円)、イヌのリック(1万4,000円)に加え、初登場のヒツジのエリザベス(1万5,000円)、ジョージ(マフラー付き/1万4,000円)、セーラ(1万2,000円)の合計6種類が全てハンドメイドで販売される。伊勢丹新宿では、伊勢丹のタータン柄(マクミランイセタン)のオリジナルのパッケージに入り販売される。このチャーム販売を通じた復興プロジェクトは、2013年7月、南三陸町の長期的な復興支援を目的として、株式会社ジュン アシダが“Support Tohoku Eternal Project(S.T.E.P)”を発足。同社は芦田多恵によるデザイン及び技術指導、商品を制作する工程で生まれる高級輸入生地の残布や半端なパーツを提供し、プロジェクトをサポートする。チャームの売上金額から販売経費を除く金額が、工賃として縫製技術者に支払われるという。ミナ・タン チャーム(MINA-TAN CHARM)の“MINA”は南三陸、“TAN”は「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」ブランドの「TA」に由来するほか、千利休の孫である「宗旦(そうたん)」の“TAN”でもあるという。この宗旦には逸話が残されている。ある寺の住職が庭に咲いた一輪の白玉椿を宗旦に見せようと思い小僧に届けさせるが、小僧は途中で転び、せっかくの花びらは飛び散ってしまった。しかし、宗旦は花を失った枝や花びらを生かし、花のない枝を茶室の床の間に生け、花びらを巻き散らすことで、茶室には宗旦特有の風情が生み出されたという。このように、同復興プロジェクトには、「いっときは美しく栄えていたものが価値を失ってしまっても、人のまごころを吹き込むことでふたたび輝きを取り戻させ、かかわるすべてのものを生かすことができる」という想いがある。洋服の生地やパーツとして価値のあったものが、洋服を制作した結果として残布や半端なパーツになってしまっても、今ふたたび“ミナ・タン チャーム”として生まれ変わってほしいという願いが込められているという。このミナ・タン チャームは、伊勢丹新宿店では本館4階「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」ショップ横(12月25日まで)、日本橋三越では本館3階ライトウェル(12月16日まで)で販売される。
2014年12月09日数々の国際コンクールを制覇している若手実力派ギタリストの朴葵姫(パクキュヒ)が、6月にスペイン・バレンシアで行われたアルハンブラ国際ギターコンクールで優勝の栄冠に輝いた。「朴葵姫」の公演情報1985年韓国・仁川に生まれ、3歳の時に横浜でギターを始めた朴葵姫は、2004年に東京音楽大学に入学、2006年9月よりオーストリア・ウィーン国立音楽大学に留学中。その才能は、師である日本ギター界の第一人者・福田進一も絶賛する。これまでに2005年韓国ギター音楽コンクール優勝、2007年ドイツ・ハインツベルグ国際ギターコンクール第1位および聴衆賞受賞、2008年ドイツ・コブレンツ国際ギターコンクール第2位(1位該当者なし)、ベルギー“ギターの春2008”コンクール第1位(コンクール史上アジア人初および女性初の優勝)、リヒテンシュタイン国際ギター・コンクール第1位、2009年イタリア・アレッサンドリア国際ギターコンクール第2位および特別賞、スペイン・ルイス・ミラン国際ギターコンクール第1位など、世界の主要コンクールでの入賞が続いている。今年8月22日(水)に日本コロムビアから待望のメジャーデビューも控えるほか、10月にはカーネギーホール(ワイルホール)でのリサイタルでアメリカデビューも決定するなど、今後さらなる飛躍が期待される朴葵姫。日本への凱旋公演は、7月1日(日)の焼津公演を皮切りに、10月6日(土)の東京公演ほか全国各地を巡る予定。
2012年06月20日毎年恒例のデザインイベント『DESIGNTIDE TOKYO 2011』(デザインタイド トーキョー)が11月2日からスタートする。今回のテーマは「LOVE COMMUNICATION(ラブコミュニケイション)」。伊勢丹新宿店では今年もスペシャルなプロダクト販売や、見逃せないイベントが目白押しだ。なかでも、「リチャード ジノリ」と「ミナ ペルホネン」のコラボ企画は必見。photo:Satoshi YamaguchiStyling:Fumiko Sakuhara今年は、昨年のパオラ・ナヴォーネ氏によるCIAO CIAOコレクションに共感した「ミナ ペルホネン」とのコラボレーション企画が実現した。今回のコラボレイションでパオラ・ナヴォーネがイメージしたのは「あらたな出会い」の創造。6つのシリーズからなる本コレクションは、最初にミナ ペルホネンが「LOVE COMMUNICATION」をテーマに沸き上がったインスピレーションを、パオラ・ナヴォーネ氏にリレーし、そのアイデアを彼女が作品に落とし込んだ。こうして生み出されたスペシャルエディションは伊勢丹新宿店でしか手に入らない限定商品だ。RICHARD GINORILOVE COMMUNICATION paola navone & minä perhonen会期:2011年11月2日~11月8日会場:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージその他、10月26日~11月8日の期間、伊勢丹新宿店 本館5階ではさまざまなプロダクトが展示・販売される。編集部おすすめのプロダクトやフェアをご紹介しよう。LOVE CHAIR COLLECTION with HARAMEKI Design×Finland クリエイターとのコラボレーションで作り上げられる伊勢丹オリジナルコレクション。今回は家族や恋人、仲間同士が語らうために欠かせないリビングツールとして椅子をクローズアップ。Le cadeau(ル・カドゥ) –PASS THE BATON×ISETAN LIVING 「人と人を結びつけるもの。贈ることで伝える想い」をテーマに「Le cadeau(ル・ガドゥ)=贈り物」と題してプレゼントにぴったりのギフトを提案する。LOVE! FINLAND Lapuan Kankurit Fair ~フィンランドの冬支度~「LOVE CHAIR COLLECTION with HARAMEKI」と連動して、フィンランドのテキスタイルブランド「Lapuan Kankurit(ラプアン・カンクリ)」とコラボレーションし、リビングやベッドルームでくつろげる暖かいアイテムが揃う。Candle JUNE presents CANDLE NIGHT GIFT STATIONCandle JUNE プロデュースにより伊勢丹リビングフロアに『キャンドルナイトギフトステーション』が登場。大小さまざまな色のハンドメイドキャンドルから自分の好みの2つを選び、詰め合わせるパッケージギフト「CANDLE BAR」など会場限定のスペシャルアイテムをご紹介。日本の食生活にぴったりな器 min 小泉誠とつくるテーブルウェア デザイナー小泉誠と老舗食器メーカー、ニッコー株式会社そして伊勢丹の3者が今の日本の食卓について真剣に考え、本当に役立つ器をテーマにオリジナルのテーブルウェアシリーズを開発。オーブン、レンジ、食器洗浄機にも使用できる日本の食生活にぴったりの器が豊富に揃う。宮崎椅子製作所のものづくり LOVEプロダクト&ユース 作り手と使い手のコミュニケーション6色の木材と6色の貼生地を組み合わせた伊勢丹オリジナルや、グッドデザイン賞受賞の椅子を一同に展示販売する。デザインだけではなく、使い勝手、使い心地にこだわったプロダクトが数多く集まるこのイベント、是非一度足を運んでみてはいかがだろうか。ISETAN LIVING DESIGNTIDE TOKYO 2011 LOVE COMMUNICATION会期:10月26日~11月8日会場:伊勢丹新宿店 期間限定! 「パオラ・ナヴォーネ×ミナ ペルフォネン」待ち受け画像 プレゼント中!≫ (iPhone、Android用もあり) お問い合わせ: 伊勢丹新宿店 取材/おうちスタイル編集部
2011年10月24日現在ベルリンを拠点に、ファッションブランド『ミナ ペルホネン』でデザイナー/プレスとして活動する長江 青(ながえ・あおい)さんが、初めて手がけた絵本『ぐるぐるちゃん』を上梓。この秋、福音館書店から刊行される。子りすのぐるぐるちゃんを主人公に、やさしくのびやかなタッチで綴られる本書は、紙に絵の具でモチーフを描いてからちぎり絵にするという独特の手法で描かれている。これはもともと、長江さんが『ミナ ペルホネン』でスカーフの図案を起こす時に慣れ親しんでいた“自作色紙”での貼り絵から発展したもの。色むらや刷毛あとから成る微妙な色合いの変化が、絵に大胆で活き活きとした表情や手触り感のある温もりを生んでいる。 「絵本のための絵を描くことが、とても楽しかった」と語る長江さん。文章は極力短くシンプルにすることで、子どもが理解しやすい展開を心がけたという。「短く、わかりやすく」絵と文章を構成する作業は、絵本づくりにおいて要となる部分であると同時に、想像以上の労力が必要とされる。編集者と、構成を担当したアートディレクターの菊地敦己(きくち・あつき)さんと何度も話しあい推敲を重ねたという本書は、実に5年以上もの年月をかけて完成した。2010年に自身も長男を出産。子どもの反応や成長はクリエイションの過程で、随所に影響しているという。「1歳2歳のごくごく小さな子どもの心を想像しながらつくりました。子どもが絵本を見た時に、楽しい、わくわく、嬉しい、というような気持ちになって安心して楽しんでくれたらなによりです」(長江さん)。愛らしいりすのぐるぐるちゃんとお母さんりすの穏やかな日常を描いたストーリーは、のびのびと描かれた絵とともに、子どもたちの澄んだ感性にやさしく語りかける。そして、大人である私たちにおいてはどこか懐かしく、幼い頃の純粋で清らかな心象風景を思い起こしているかのような、そんな不思議な感覚に浸らせてくれる。本書は、2011年9月10日(土)に全国書店にて刊行予定。発売に合わせて、9月8日(木)〜 原画を中心としたエキシビションが青山のブックショップ『ユトレヒト』内のギャラリー『NOW IDeA』で開催される。『ぐるぐるちゃん』(福音館書店 刊/あかちゃんの絵本シリーズ)文・絵:長江 青構成:菊地敦己発売日:9月10日サイズ:19×19cm 24ページ 価格:¥800(税抜き)対象年齢:10ヶ月から『ぐるぐるちゃん』エキシビション会期:2011年9月8日(木)~9月19日(月) 12:00~20:00会場: NOW IDeA(ブックショップ・ユトレヒト内) 東京都港区南青山5-3-8 パレスミユキ 2F取材/松浦明
2011年09月05日韓国人女優、シン・ミナが2月21日(火)、東京・スペースFS汐留で行われた「真!韓国映画祭」に出品されている主演映画『今、このままがいい』試写会で舞台挨拶に立ち、韓国インディペンデント映画を熱烈PRした。同作は対照的な性格の異父姉妹が、妹(ミナ)の父親を探す旅を通じ心を通わせていく姿を描くロードムービー。女流監督プ・ジヨンが長編デビューを飾っている。同日朝、来日したミナは「韓国映画と言えば、予算の大きい派手な大作か韓流スターが主演の作品ばかり紹介されることが多く残念です。日本もそうだと思いますが、小さい作品にもいいものがたくさんあり、今回のように紹介されることになって良かった!関心を持ってもらいたいです。この作品は韓国ではあまりたくさんの人に観られていませんが、観た方はきっと深い感動を覚える作品です」と熱のこもったメッセージ。身長1メートル68、体重46キロの抜群のプロポーションを誇り、モデルとして現在Calvin Klein Jeansの広報キャラクターも務めるミナはこの日、舞台挨拶で淡い緑の膝上20センチほどのワンピース、囲み取材時には真っ赤なショートジャケットに黒のショートパンツ姿と2変化。いずれも個性的なデザインのハイヒール靴を履きこなしたスーパー美脚で観客と取材陣を悩殺。ファッションについては「今日の靴はミュウミュウです。服はいつもシンプルなものをと心がけています」と明かした。2001年にファッション雑誌の専属モデルとしてデビューし、女優業にも進出。『火山高』などで日本を始め、国境を越えた人気を獲得してきたキャリアを築き現在、26歳。「若い頃にデビューしましたが、最近やっと認められてきたと思う。これから女優としての欲求がもっと広がっていくと思うので、新しい私をお見せしていきたい」と抱負を語った。一方、同日発表された第60回ベルリン国際映画祭の受賞結果でコンペティション部門出品作『CATERPILLAR キャタピラー』(若松孝二監督)の主演女優、寺島しのぶが最優秀女優賞を受賞したが、取材陣から寺島さんを知っている?と聞かれ「ごめんなさい、わかりません」と恐縮しきりで答える一幕もあった。同映画祭は、ローバジェットながら斬新で作家性豊かな良作を多数輩出する韓国映画の新潮流を紹介する狙いで今年からスタート。韓国の映画会社キノアイ、名古屋のミニシアター、シネマスコーレ、名古屋発の映画祭シネマコリアが配給委員会を結成し主催している。ミナの同作は出品作全4作のうちの1本。「真!韓国映画祭」は2月27日(土)よりポレポレ東中野ほか全国にて順次開催。(photo/text:Yoko Saito)「真!韓国映画祭」公式サイト■関連作品:今、このままがいいCATERPILLARキャタピラー© 若松プロダクション
2010年02月21日