「ROOKIES」の演出・平川雄一朗と脚本・いずみ吉紘が再びタッグを組み、寺尾聰を主演で“奇跡の実話”を基にしたドラマ「仰げば尊し」。注目の第2話が24日(日)今夜放送となる。1980年代に神奈川県の野庭高等学校を全国有数の吹奏楽の強豪校に育てた、実在する中澤忠雄先生の実体験をモチーフにしたオリジナルドラマとなる本作。事故の後遺症で音楽から背を向けていた元サックス奏者・樋熊迎一(寺尾さん)は、荒廃した高校の吹奏楽部にて再び夢を見いだし、真っ正面から生徒と向き合い、満身創痍で指導に励むことで、最初はその姿に戸惑っていた生徒たちも、その情熱に報いようと渾身のカで吹奏楽に向き合い、問題児だった彼らが全国の頂点“音楽の甲子園”を目指していく。寺尾さんのほか、寺尾さん演じる樋熊の娘を多部未華子が演じ、樋熊の生徒たちを真剣佑、村上虹郎、「DISH//」北村匠海、「E-girls」石井杏奈、太賀、佐野岳、矢本悠馬、健太郎、水上京香、岡崎紗絵ら熱演。さらに問題児たちと対立する上級生役に高畑裕太。樋熊の高校の校長役として石坂浩二。樋熊と反目する教師に尾美としのり。教頭役には升毅と若手の注目株からベテランまで幅広いキャストが物語に厚みを持たせる。今夜放送の第2話では、生徒の発案で“音楽の甲子園”である「オールジャパン・コンペテイション・全国吹奏楽部コンクール」を目指そうと盛り上がる樋熊と美崎高校吹奏楽部だが、青島(村上さん)ら5人が音楽室で暴れたことを教師の新井(尾美さん)と鮫島(升毅さん)が問題視。「今度問題を起こしたら退学にする」と言い出す彼らに樋熊は責任を持って吹奏楽部で面倒を見ると諦めない。そんな折、かつて青島らのライブをメチャメチャにし、青島の手に深い傷を負わせた卒業生・陣内剛史(高畑さん)と横須賀の街角で偶然にも再会してしまう5人。一触即発の状態となり陣内は大勢の仲間を引き連れて美崎高校へと乱入。再び対立する青島たちとの間に樋熊は割って入るが、陣内たちの暴走は止まらない。構内で乱闘騒ぎになれば青島たちは退学となってしまう。陣内との乱闘に向かう青島たちを抑えて、吹奏楽部として全国の頂点を目指し続けることができるのか…というストーリーが展開する。「仰げば尊し」第2話は7月24日(日)21時~TBSにて15分拡大での放送。(笠緒)
2016年07月24日高校の弱小吹奏楽部が、ひとりの教師の指導により全国大会の頂点を極めた“奇跡の実話”を基にしたオリジナルドラマ「仰げば尊し」がついにスタート。第1話が7月17日(日)今夜21時よりTBS系で放送される。神奈川県立野庭高校(1980年代当時)の吹奏楽部に起こった奇跡を描いた「ブラバンキッズ・ラプソディー」「ブラバンキッズ・オデッセイ」(石川高子・著/三五館・刊)に脚色を加えオリジナルドラマ化した本作。美崎高校・校長の小田桐は定年まで最後の1年、問題の多い美崎高校の生徒と向き合い、よい形で高校生活を送らせてあげたいと切に願っていた。横須賀埠頭近くの公園で少年少女らに「やさしく、丁寧に…」と声をかけながら、それでいて情熱的に指導する樋熊を興味深く見つめる小田桐は樋熊のような人間を学校に迎え、一から指導を見直そうと決意。美崎高校へ来て欲しいと頼み込む。話を聞いた樋熊の娘、奈津紀は反対する。小田桐の熱意に押された樋熊が美崎高校を訪ねると不良グループたちに出会う。彼らを諭そうとする樋熊だがまったく相手にされない。完全に大人をなめ切った態度の彼らに触れた樋熊は、ここ美崎高校で生徒たちと向き合うことを決心。全校生徒の前で元プロのサックス奏者だったと紹介された樋熊は「もっと今という時間を大切にして夢中で生きてみませんか?」と呼びかける。樋熊の言葉に心を動かされた吹奏楽部の部長、有馬は吹奏楽部の顧問になってほしいと頭を下げ、樋熊の指導による部活が始まる…という物語。事故の後遺症で音楽から背を向けていた元サックス奏者の樋熊を演じるのは寺尾聰。樋熊の娘役には多部未華子、そして樋熊の生徒たちには真剣佑、村上虹郎、「DISH//」の北村匠海をはじめ、「E-girls」石井杏奈、太賀、佐野岳、矢本悠馬、健太郎、水上京香、岡崎紗絵など。樋熊の高校の校長役に石坂浩二。樋熊と反目する教師・新井宗一役に尾美としのり。教頭・鮫島照之役に升毅。また上級生・陣内剛史役に高畑裕太と豪華なメンバーが顔を揃えた。監督には「ROOKIES」「JIN-仁-」「天皇の料理番」などヒット作品を数多く手掛ける平川雄一朗。脚本は「ROOKIES」ドラマ「デスノート」などのいずみ吉紘。また人気バンド「BUMP OF CHICKEN」が主題歌を担当し、作品を彩っている。日曜劇場「仰げば尊し」は7月17日(日)21時~TBS系で放送スタート。(笠緒)
2016年07月17日ドラマ「仰げば尊し」舞台挨拶が13日(水)に都内で行われ、主演の寺尾聰、共演の多部未華子、真剣佑、村上虹郎、石井杏奈(E-girls)、北村匠海(DISH//)、太賀、佐野岳が出席した。高校の弱小吹奏楽部が、ひとりの教師の指導により全国大会の頂点を極めた“奇跡の実話”を基にしたオリジナルドラマ。元プロミュージシャンと不良学生たちの音楽を通して生まれる心の交流を描く。元サックス奏者の教師・樋熊迎一役を演じる寺尾さんは、若手キャストとの共演を喜んでおり、「みんな感受性豊かで毎日会うたびに変わるので、負けちゃいられないと刺激を受けて楽しんでいます」と明かすと、「次のスーパースターがたくさん出ているので楽しんでください」とアピール。大ベテランの寺尾さんに「スーパースター」とまで言わせた若手陣も、本作に手ごたえを感じており、不良の木藤良蓮役の真剣佑は、「1話のダイジェスト版を見て、ウルウルしてきたのを我慢するくらい、胸が打たれました」としみじみ。また、「アメリカに住んでいた頃から学園モノに憧れを抱いていて、いつか出たいと思っていた」そうで、「僕が見ていた青春ドラマとは一味も二味も違うような、感動できる作品になっています」と自信を込めた。一方、不良グループのリーダー・青島裕人役の村上さんは、凄みを利かせた演技について、「さっき、真剣佑から良かったと言われて安心しました」と安堵の表情を見せる。そんな中、本ドラマの魅力を尋ねられた村上さんは、「このドラマは、見ていただければわかると思いますが、『ROOKIES』ではありません!」とぶっちゃけ。同局で2008年に放送された、佐藤隆太、市原隼人、城田優らが出演した『ROOKIES』は、高校野球を通して熱血教師の活躍と問題児たちの成長を描いた学園ドラマで、両作品とも平川雄一朗監督作。さらに、次世代スターが総出演していた点も同じところから出た発言だが、まったくの別物を感じている村上さんは、「僕はこの作品が好きだなと単純に思いました。それを皆さんに広めていただけたら嬉しいなと思います」と観客にメッセージを送った。日曜劇場「仰げば尊し」は7月17日夜9時よりTBS系で放送スタート(text:cinemacafe.net)
2016年07月13日今週17日(日)より放送スタートする、寺尾聰主演新ドラマ「仰げば尊し」の主題歌に、「BUMP OF CHICKEN」の新曲「アリア」が起用されることが決定した。本作は、神奈川県立野庭高校の弱小吹奏楽部に起こった奇跡の実話を書いた著書「ブラバンキッズ・ラプソディー」「ブラバンキッズ・オデッセイ」に、脚色を加えたオリジナルドラマ。「ROOKIES」を手掛けた演出・平川雄一朗と脚本・いずみ吉紘が再びタッグを組み、吹奏楽部の顧問と、はみだしもの扱いされている生徒たちが起こす「奇跡の物語」。キャストには、主人公である元サックス奏者のプロミュージシャン・樋熊迎一役の寺尾さんを始め、その娘・奈津紀役に多部未華子、そしていま注目の若手俳優・真剣佑、村上虹郎、石井杏奈(E-girls)、北村匠海(DISH//)、太賀、佐野岳らを生徒役に迎え、熱い演技でぶつかりあっていく。1996年の結成から20周年を迎えたバンド「BUMP OF CHICKEN」。今回主題歌に決定した「アリア」は、軽やかかつ疾走感溢れるリズムの上で、跳ねるように響くベル、流れるように歌うギターリフが特徴的。また、美しさと儚さが内在するメロディが胸を打つ楽曲に仕上がっている。今回の決定にバンドメンバーは「このようなオファーをいただき大変光栄でした。いつも通り自分たちのベストを尽くして、やらせていただこうと思いました」と喜びを語り、「僕たちにも友人や周りの人たちに支えられた学生時代があったので、このドラマがどのようなストーリーで展開されていくのか、とても楽しみにしています」とドラマについても期待を寄せた。また、プロデューサーは「繊細な歌声に乗る切なくも力強いメロディに、いつも心動かされてきた憧れの『BUMP OF CHICKEN』に主題歌をお願いできることになり、スタッフ、キャストともに非常に喜びました。爽やかなのに青春時代の甘酸っぱさも感じる素敵な主題歌ができあがったと思います」と想いを述べていた。「BUMP OF CHICKEN」にとって、2012年9月リリースのシングル「firefly」以来のドラマ主題歌となる「アリア」。どのようにドラマを彩るのか見逃さないで。「仰げば尊し」は7月17日(日)21時~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年07月13日アイドルグループ・TOKIOのメンバーで俳優の長瀬智也と、俳優の神木隆之介が25日、都内で行われた主演映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(6月25日公開)初日舞台挨拶に、共演の尾野真千子、森川葵、桐谷健太、清野菜名、古館寛治、皆川猿時、宮藤官九郎監督とともに登場した。同作は、不慮の事故によって地獄に送られてしまった普通の高校生・大助(神木)が、地獄農業高校軽音部顧問で、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる赤鬼のキラーK(長瀬)に導かれ、現世に転生するチャンスを狙って地獄めぐりをするというコメディ。宮藤が監督・脚本を務めた。映画にちなんだ「誰が一番鬼か?」という質問に、桐谷と長瀬は神木を指さした。桐谷が「リュウ(神木)はカレーのごはんに対して、ルーをティースプーン1杯しかかけない」というエピソードを披露し、「変態鬼」と命名すると、神木は「ごはんに染み込んでいるルーが好きで」と弁解。長瀬は、神木が地獄で拷問を受けて吊るされるシーンでスタッフに気遣われるも「『いや大丈夫です~』ってすごい爽やかな笑顔で言う」と神木の様子を語り、「最後の方は快感を覚えていたんじゃないかと」と疑惑を話した。相次ぐ"変態"疑惑に、長瀬と桐谷は「みんなからキャーキャー言われるかわいい変態の鬼」(桐谷)「そんなリュウも好きだから」(長瀬)「神木ルーのすけ」(桐谷)と、”神木いじり”が止まらなくなった様子。神木は「鬼ってつけ足しただけでしょう!」「カレー屋さんじゃないし!」と全ての球を打ち返し「ツッコミの鬼」と呼ばれた。また、神木が話し出すと長瀬が急に「お前かわいい顔してるなあ。みんなかわいいって言ってるぞ」と言い出し、客席からも「かわいい!!」と悲鳴が上がる一幕も。2001年に放送されたフジテレビ系ドラマ『ムコ殿』以来の共演となる神木に、長瀬は「本当久しぶりだったので、大人になったな、なんて思いもありましたね。僕も人間じゃなくなって鬼になっちゃったんで。あの頃はまだ人間で一緒にお風呂に入るシーンもあったんですけど」と、しみじみと振り返っていた。
2016年06月25日山田孝之主演「闇金ウシジマくん」が、7月にドラマ「闇金ウシジマくん Season3」として放送、秋には『闇金ウシジマくん Part3』&『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』という映画版3作連続公開で復活することを先日発表し世間を騒がせたが、この度新作ドラマの2分間の特別映像が到着した。雑誌社に勤める上原まゆみ(光宗薫)は、優柔不断で結婚する気もお金も無さそうな彼氏に失望し、いつしか心の拠りどころは占いだけになっていた。ある日、神堂(中村倫也)と名乗る不思議な男と偶然出会った彼女は、心酔する占い師から「運命の出会い」だと言われ、なんとなくその気に。しかし、彼女の人生が動きはじめたその果てには、ウシジマとの皮肉な巡り合わせが待っていた。一方、ネットカフェで暮らす家出少女の美奈(佐々木心音)は金に困り、パチンコ三昧の母・恵美子(倖田李梨)に母娘セットで7万円というウリの話を持ちかける。働く気のない小瀬(本多力)はガスも電気も止められ、生活保護の申請に赴くも、取り合ってもらえない。なんとか裏技を使って大好物の牛丼をゲットして食べていると、ウシジマらカウカウファイナンスのメンバーがやってきて…。クズはクズなり、三者三様。運命の歯車が狂い出す時、彼らの前に立ちはだかるウシジマはどのような鉄槌を下し、その人生をどう変えてゆくのか?今回ドラマ化するのは原作史上最も“ヤバイ”と言われる「洗脳くん編」。実写化を発表するや否や、「ドラマ楽しみだけど、洗脳くん編てやっても大丈夫なのw」「洗脳くん中村倫也がやるの!?ヤベーそれはヤベーよどんくらいやばいかっていうとそれはもうヤバイ」などと騒然となっていた。キャストには、社長のウシジマこと丑嶋馨役の 山田さんを筆頭に、お馴染みのメンバーが登場。ウシジマの幼なじみにして情報屋の戌亥役の綾野剛、カウカウファイナンスの社員・高田役の崎本大海、柄崎役のやべきょうすけ、ウシジマの宿敵、女闇金・犀原茜役の高橋メアリージュン、犀原の右腕・村井役のマキタスポーツらがレギュラーメンバーに仲間入りして登場する。そのほか、光宗薫、中村倫也らが新しく参加している。このほど解禁されたのは、約2分間にも及ぶ映像の中に30名を超えるキャラクタ―が登場する特別映像。山田さん演じるウシジマが 「いちばんタチが悪いのは、自分で手を下さないヤツだ」と綾野さん演じる戌亥に語る通り、 洗脳という“見えない”敵との戦いを予見し、本当の敵は誰なのか、一瞬たりとも 油断できないスリルある世界観が見て取れる。 ウシジマの借金を踏み倒そうとする強面のヤクザにはじまり、転落する女性編集者・ まゆみ(光宗さん)の苦悶の表情と、婚約者・神堂(中村さん)の怪しい笑顔、はたまた母娘セットでウリをするはめになった家出少女・美奈(佐々木さん)のあられもない姿、 さらにはウシジマの宿敵・女闇金の犀原と部下・村井のえげつない取立てを予感させるシーンなど、 すでにテレビの限界を超えた映像の連続となっている。もちろん、ウシジマらしさも健在。柄崎(やべさん)、高田(崎本さん)のレギュラーメンバーに新たな受付嬢役・エリカ(久松郁実)が加わり、ドSっぷり全開で シリーズ名物の“可愛いものしりとり”に興じる姿や、引きこもりのニート・小瀬(本多力)が 股間をモゾモゾさせながら下着美女の髪を洗う姿など、笑いもエロも期待を裏切らない!さらに今回、本ドラマが動画配信サービスの「dTV」「UULA」「ビデオパス」「ゲオチャンネル」の4サービスで同時に配信されることも決定。放送中の連続ドラマがこの4サービスで同時配信されるのは史上初のこと。動画配信4サービス「ドラマ Season3 見逃し配信」は7月21日(木)0時一斉スタート(※毎週木曜日0時更新予定)ドラマ「闇金ウシジマくん Season3」は7月19日(火)1時28分~TBSにて放送予定。映画『闇金ウシジマくん Part3』、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年06月17日7月よりスタートする寺尾聰主演ドラマ「仰げば尊し」。真剣佑、村上虹郎らが出演することでも話題だが、この度新たに「E-girls」石井杏奈、高畑裕太、健太郎、矢本悠馬らも出演していることが明らかとなった。物語は、事故の後遺症で音楽から背を向けていた元サックス奏者・樋熊迎一(寺尾聰)と、夢を失い荒廃した高校ではみだした問題児たち、プロミュージシャンが教育現場へ足を踏み入れることに反対する教師や父兄が、決して楽ではない道程の数々を歩んでいく。再び夢を見いだし、真っ正面から生徒と向き合い、満身創痍で吹奏楽指導に励む樋熊の姿を描きながら、ひとりでは決して叶えることのできない“感謝”と“深い絆”、そしてなによりも“音楽は心で奏でるものだ”という大切な想いを届ける。本作は、神奈川県立野庭高等学校の弱小吹奏楽部に起こった奇跡の実話「ブラバンキッズ・ラプソディー」「ブラバンキッズ・オデッセイ」に脚色を加え、オリジナルドラマとして“奇跡の物語”を描く感動作だ。キャストには、主演の寺尾さんのほか、生徒役として村上さん、真剣佑さん、北村匠海、太賀、佐野岳らフレッシュな俳優陣が集結。そして、この度新たに出演が決定した石井さんが演じるのは、着任した樋熊に期待を抱く吹奏楽部員・クラリネット担当の有馬渚役。さらに、ホルン担当・古庄芳喜役に現在公開中の『ちはやふる』にも出演している矢本さん、サックス担当・井川宏達役に「トランジットガールズ」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」などに出演する健太郎さん、トロンボーン担当・向井美和役に「学校のカイダン」の水上京香、パーカッション担当・草刈涼子役に雑誌「Ray」の専属モデル・岡崎紗絵ら、またフレッシュな顔ぶれが揃った。今回出演が決定した石井さんは、ドラマのレギュラー出演は2回目。少し緊張もあると話す石井さんは「2016年の夏を、自分の人生の中で一番熱い夏にしたいと気合いも入っています! この作品の想いや情熱を、映像を通してたくさんの方に伝え、その方々の背中を押せるようなそんな作品にできるよう、有馬渚として一生懸命、全力で取り組みたいと思います」と意気込みを語った。そのほか、樋熊に反目する教師・新井宗一役に尾美としのり、癖のある教頭・鮫島照之役を升毅が。また、真剣佑さん、村上さんらの問題児たちと対立する上級生・陣内剛史役としていまバラエティ番組でも大活躍している高畑さんが出演する。「仰げば尊し」は7月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年06月13日神木隆之介と門脇麦の主演映画<a href="">『太陽』</a>の公開直前トークショーが4月2日(土)、東京・ヴィレッジヴァンガード下北沢店にて開催され、入江悠監督と原作・脚本の前川知大が登壇し、映画の制作秘話を語った。『太陽』は、2011年に前川さんが主宰する劇団イキウメによって上演された同名舞台に強く惹かれた気鋭の入江監督による実写化映画。人類が、夜にしか生きられない進化した新人類・ノクスと、太陽の下で貧しく暮らす旧人類・キュリオに分かれた近未来で、己の未来を探そうとする若者たちを描く。イベントは、映画化の経緯や、舞台と映画の違い、2人が影響を受けた作品などをテーマにして始まった。入江監督は舞台「太陽」を観劇した際、「ディズトピアに至るちょっと手前の世界かなと思ったところが面白かったんですよね」とふり返った。前川さんに、「『太陽』を観て俳優陣はどう映った?」との質問が向けられた一幕があった。前川さんは「主演の2人はすごくいいなと思いました」と神木さんと門脇さんの演技を絶賛し、「自分で演劇をやったときの俳優さんの顔を思い出すわけでもなく」と語った。前川さんは続けて、神木さんと門脇さんの顔は別作品などで知っていたが、『太陽』を観ているときは、「(知っていたその顔を)思い出すわけでもないというのがありました」と言い、2人の演技に引き込まれたことを明かした。入江監督も、映画化の実現には「神木君の出演が決まったことが大きかったです」と製作秘話を披露。神木さんのキャスティングについて、入江監督は、「彼の明るさといいますか、ポジティブさが映画版の方ではかなり大事だったんですよね」とも。「色々としがらみとか、難しいこともあるかもしれないけど、神木君のような次世代の人であったら突破してくれるかもしれないという思いがありました」と神木さんに期待していたエピソードを語った。前川さんが手がける舞台「太陽」も、5月と6月に東京と大阪で再演される。前川さんは2月に小説版「太陽」(KADOKAWA)も上梓した。イベントではQ&Aコーナーもあり、会場に詰め掛けたファンから、映画『太陽』と舞台「太陽」のどちらを先に観たらよいのかとの質問が出た。前川さんは「ネタバレで面白さを損なうタイプの作品ではないので、どちらでもよいのでは」と回答。入江監督は、「小説から入ったらよいのでは?」と、「太陽」の楽しみ方をファンに“逆提案”していた。『太陽』は、4月23日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(竹内みちまろ)
2016年04月03日羽海野チカの人気コミックを実写化する映画『3月のライオン』で、神木隆之介が主演を、大友啓史が監督を務めることが発表になった。映画は前後編の2部作で、2017年に公開される。その他の情報『3月のライオン』は、中学生で将棋のプロとしてデビューした桐山零が、将棋の世界を通じて様々な人々に出会い、自身の居場所や家族、夢を獲得していく様を描いた作品。「元々大好きな原作なので、お話を頂いた時は本当に嬉しかった」という神木は「大人気の原作なので、大きなプレッシャーはありますが、原作の中にある温かさを出せたらいいなと思っています」とコメント。『るろうに剣心』でも神木とタッグを組んだ大友監督は「ずっしり重い孤独を背負いながら人生と真正面から向き合い、自分の足で立とうとする主人公・桐山零の姿は、僕の中でいつの間にか、俳優・神木隆之介君と重なっていました。『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』以来、彼の成長ぶりに触れるのがとても楽しみです」と意気込みを寄せている。また、原作者の羽海野も「棋士である主人公の“身の内にライオンが棲む男の子”を神木隆之介さんに演じていただける事が本当に嬉しくて、待ち遠しい気持ちでいっぱいです」とコメント。実写化が発表になった際には、ネットで神木が主演予想に挙がることが多く、ファンも原作者も監督も期待を寄せるキャスティングになったようだ。映画は今月末から撮影を開始する。『3月のライオン』2017年 前編、後編2部作 全国ロードショー
2016年03月16日劇場アニメーション『君の名は。』の制作発表会見が12月10日(木)、東京・有楽町の東宝で行われた。会見には、新海誠監督をはじめ、本作で声の出演を務める俳優・神木隆之介、女優・上白石萌音らが出席した。山深い田舎町に暮らす女子高生・宮水三葉(上白さん)と、東京に暮らす男子高校生・立花瀧(神木さん)。夢でお互いと出会い、世界の違う二人の隔たりと繋がりから生まれる、恋と奇跡の物語が描かれている。『言の葉の庭』以来、新海監督の3年ぶりの新作となる本作。キャラクターデザインを務めるのは、『心が叫びたがってるんだ。』のアニメーター、田中将賀。作画監督には『千と千尋の神隠し』や『思い出のマーニー』を手掛けた安藤雅司を迎えた。新海監督は、「今まで憧れていた方たちと一緒に創らせてもらっているので、隣の席から聞こえてくる鉛筆の音、紙の音を聞くだけで泣けてくるほど嬉しい」と感無量の様子だった。『ほしのこえ』以来、述べ14年間ラブコールを送り続けていた、という東宝株式会社・川村元気プロデューサーは、「深海誠のビュジュアルセンスと、田中さん、安藤さんの力がかけ合わさり、今までの日本アニメーションの集大成になるのではないか」と期待を寄せた。立花瀧の声を担当した神木さんは、「深海監督の作品は別の世界へ連れて行ってくれそうな空の色が好きなんです。携われることはとても嬉しいですが、大好きだからこそ、プレッシャーがとてもあります」と話し、『言の葉の庭』を観て以来、舞台である新宿御苑に通い詰めていたことも明かした。オーディションで役を射止めた上白石さんについて深海監督は、「三葉がいる!って思ったんですよね。最初から何のズレもなくハマっていました」と話し、上白石さんは恐縮しながらも、「気が早いですが、もう公開が待ち遠しいです」とにっこり笑顔を見せた。新海監督と二人三脚で制作を続けていたコミックス・ウェーブ・フィルム株式会社・川口典孝プロデューサーは、「新海史上、最高傑作になる」と話し、新海監督も、「分不相応な大きな舞台でプレッシャーもありますが、2010年代の日本を代表するアニメーションになるんだ、と自分たちが確信を持って作っています」と力強く語った。『君の名は。』は2016年8月、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月10日神木さんが各界の第一線で活躍する達人を訪れて、その世界観に触れながらさまざまなトークを繰り広げてきた人気連載「Master’s Cafe」が待望の書籍化となった。「2年前20歳になってやっと、大人1年生になれた気がしました。打ち上げでジュースではなくビールで乾杯できるようになって、周囲の大人たちと対等に話せるようになったと感じたんです。20歳の境目って大きいなぁ、と実感していたところにこの連載のお話をいただき、それまで知らなかった世界を見ることができた。この2年で経験できたことは僕にとって大きな意味があったし、それだけに思い入れの深い一冊です」手にしていた本には、角を折り込んで印をつけたページがたくさん!「今でも、それぞれの達人たちとのやり取りが鮮明に思い出されます。現場で話すのとはまた違い、文字を追うことで達人の言葉が『なるほどなぁ』と改めて心に染みたり、何気ないひと言が刺さったり……印象に残るページに印をつけながら何度も読み返しました(笑)」とくに印象に残った達人や、言葉を尋ねると、さっそくひとつめの印を開いた神木さん。「作家・辻村深月さんには、どうやって物語を動かしていくのか、というテーマでお話を聞いたのですが、『ラストを決めずに書き進める』というやり方は衝撃的でした。『書いているうちに登場人物たちが教えてくれる』ともおっしゃっていましたが、確かに僕も、そのシーンの中で僕らしく役をどう生きて全うしようかといつも考えながら演じています。そういう意味では、辻村さんとつながりを感じました。宇宙飛行士・野口聡一さんは、宇宙での仕事を普通に話してくださっただけなのに、僕の想像を遥かに超えていて、あんなに不思議な感覚になったのは初めてでした。『重力から解き放たれた瞬間に胃がせり上がり、すべてのものが宙に浮く』と言われても、未知すぎて受け止めきれなかった(笑)。それだけにインパクトがありました」書籍化にあたり、俳優の中井貴一さんとの特別対談も掲載された。「ドラマ『風のガーデン』で約半年間、北海道ロケをしていたこともあり、それ以来中井さんはお父さん的存在。中井さんほどのベテランでも『今でも撮影初日などは不安』と聞いた時は意外でした。でも、不安があるからこそ次はがんばろうって思えるし、過去の自分を超えて成長するためには、不安があって当然なんだと新たに勇気をもらいました」達人たちから学んだこと、またこの本の教えは何でしょうか?「自分の道を終わりなく追求し続ける達人たちに共通するのは、僕のような素人の意見にも聞く耳を持つ、柔軟な人柄でした。だから哲学者に天文学者、文化庁長官なんて肩書を聞くと難しそうだと構えがちですが、わかりやすく丁寧に説明していますし、誰にでも必ずひっかかる言葉があると思う。まずはサラッと読んで気になる場所に印をしておき、読み返してみると面白いです。悩みを解決する糸口や、目標達成のヒントが隠されているはずです」◇かみき・りゅうのすけ1993年生まれ。俳優。6歳でドラマ『グッドニュース』でデビューして以来、映画『桐島、部活やめるってよ』『るろうに剣心』『バクマン。』などの話題作に出演。ユニセックス コート¥48,000 オーダー販売(TATEGAMI/tategami.tokyoTEL:03・6324・2100 )ニット¥19,000(BLUE BLUETEL:03・3715・0281)パンツ¥18,000(HOLLYWOOD RANCHMAKETTEL:03・3463・5668)モンクストラップシューズ¥23,000(CEBO/JOURNEYTEL:03・3461・8506)ソックスはスタイリスト私物。◇神木さんが各界の第一線で活躍する達人を訪れて、その世界観に触れながらさまざまなトークを繰り広げてきた連載から、選りすぐりの達人14名と中井貴一さんとの特別対談を掲載。マガジンハウスより発売中!1300円。※『anan』2015年11月4日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・若山あや
2015年10月28日佐藤健と神木隆之介が、「anan」1972号の表紙に登場。「彼と一緒に東京観光。」と題した特集で、2人と揃って東京デートをしているかのような豪華シチュエーションが実現していることが分かった。さらに本誌には野村周平、中川大志、高杉真宙、志尊淳、葉山奨之ら最旬若手俳優たちも“デートシチュエーション”で登場しており話題を呼んでいる。今回、表紙を飾る佐藤さんと神木さんは、共にアミューズ所属の俳優。プライベートでも交流があるという2人は、過去に佐藤さん主演『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』で対峙するキャラクターとして競演。10月3日(土)より公開される『バクマン。』ではW主演を果たし、その最強タッグに注目が集まっている。本誌の巻頭ページでは、豪華にも佐藤さんと神木さんが2人揃って登場!東京駅から日本橋、人形町を2人がリアルに歩き、街の風景や買い食いなどを楽しむ様子を激写。「2人と待ち合わせして、3人でデートした」気分を味わえること請け合いだ。さらに本誌内では、若手俳優たちと東京の様々な場所でデートをしている気分が堪能できる「彼と東京」特集を掲載。月9ドラマ「恋仲」で、福士蒼汰と本田翼との三角関係を見事に演じ、『ライチ 光クラブ』『ちはやふる』と話題作の公開が待たれる野村さんとは、下町散歩デート。東京のレトロな喫茶店を満喫したのは、ドラマ「南くんの恋人~my little lover~」や「監獄学園-プリズンスクール-」、主演映画『通学シリーズ 通学途中』など今後出演作目白押しの中川さんと、ドラマ「表参道高校合唱部!」出演の高杉さん、そして「烈車戦隊トッキュウジャー」や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」出演で話題の志尊さんに。連続テレビ小説「まれ」出演で注目を浴び「サマー・ストーカーズ・ブルース」で主演を果たす葉山さんだ。ほかにも、10月期ドラマ「おかしの家」出演の勝地涼、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』が公開中の三浦貴大、『星ガ丘ワンダーランド』主演の中村倫也らが登場する。いまをトキメク俳優たちと東京デートを妄想体験できる本誌は、ファン必携の一冊となりそうだ。「anan」1972号は現在発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年09月29日大人気コミックを実写映画化した『バクマン。』の完成報告イベントが9月8日(火)、都内で行われ、高校生漫画家コンビを演じた佐藤健と神木隆之介が出席。神木さんの“珍行動”に、佐藤さんが「おれは絶対やらない!」と突き放した。イベントには佐藤さん&神木さんに加えて、共演する染谷将太、小松菜奈、桐谷健太、新井浩文、皆川猿時、宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキー、大根仁監督、主題歌を手がける人気バンド「サカナクション」の山口一郎、岩寺基晴、草刈愛美、岡崎英美、江島啓一が勢ぞろい。秋雨が降りしきるなか、約600人の当選ファンが駆けつけ、会場となった東京・六本木ヒルズアリーナは大盛り上がりだった。撮影現場をふり返るトークで、山田さんが神木さんにユニークな筋トレを伝授したエピソードが披露されると、大根監督は「この場でやって見せたら?」とムチャぶり。神木さんは「いま、どんな画(え)になってます?」と照れくさそうに、“山田式筋トレ”を実践したが、これに対し佐藤さんは「えっ?おれも?おれは絶対やらない!」と突き放した。原作は「デスノート」の大場つぐみ×小畑健コンビが、2008年より「週刊少年ジャンプ」で連載が始め、累計発行部数1,500万部を超える大人気コミック。高い絵の才能を持つ真城最高(佐藤さん)と、巧みな物語を書く高木秋人(神木さん)の高校生漫画家コンビが、日本一の発行部数を誇る週刊少年ジャンプ誌上で、若き天才漫画家・新妻エイジ(染谷さん)らライバルとしのぎを削る青春ストーリーだ。「すごく王道の青春映画に仕上がった。それに大根監督の手によって、最先端の映像技術も使われていて、とてもスタイリッシュでハイセンスな作品」と佐藤さん。漫画家同士のバトルをダイナミックに描いたアクションシーンについては、「まさか、『バクマン。』の映画化でワイヤーに吊るされるとは」(佐藤さん)、「白いスタジオで撮影し、どんな映像になるか想像もつかなかった。完成した映像を見て、感激しました」(神木さん)。大根監督は、染谷さんもまじえた撮影風景を「るろ剣vs.寄生獣」だと盛り上がった』と話していた。『バクマン。』は10月3日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月08日「佐藤と神木、逆じゃない?」人気漫画「バクマン。」の映画化および主人公のサイコーを佐藤健が、シュージンを神木隆之介が演じることが発表された際の、大多数の反応である。いや、ファンだけではない。当の佐藤さんも「最初に僕がサイコーで、シュージンを神木隆之介でと言われた時はびっくりした」というし、神木さんも「僕がメガネの方?『逆じゃないんですか?』と聞いた」という。人気漫画の実写化に関してその是非が問われるのは宿命であるし、人気キャラを誰が演じるのか?というキャスト論争ももはや日常茶飯事。だがメインキャスト2人が「逆じゃない?」というツッコミを受けつつ船出する作品もあまりない…。だが、佐藤さんも神木さんも、今では…いや、撮影の段階でこのキャスティングで間違いはないと自信と手応えを感じていた。改めて、佐藤健&神木隆之介が『バクマン。』キャスト論争について答えると共に、作品の魅力について語った!原作はあの「DEATH NOTE」の大場つぐみ×小畑健のコンビによる人気漫画で、まさに己の経験を元に自分たちの戦いの場である「週刊少年ジャンプ」を舞台にした本作。No.1の漫画家を目指すサイコー(作画担当)とシュージン(原作担当)が恋やライバルたちとの切磋琢磨の中で成長していくさまを描く。撮影開始前からの異例のキャスト論争に加え、佐藤さんは「まず、リュウ(=神木さん)とは5つも年が違うのに同級生ができるのか?いや、そもそも学生やれるのか?という不安もあった」という。それでも、原作、および映画の中での2人の関係性、そしてサイコーの内面について考えた時、最初に感じていた“違和感”はなくなっていた。「(逆という声は)ビジュアル的な部分なんですよね。でも、原作でも2人の関係性って、最初にシュージンがサイコーをマンガの世界に引き込むけど、サイコーに火がついた後は、どちらかというとサイコーが突っ走って、シュージンが後から追いかけていくという感じ。そういわれると、普段の僕とリュウの関係としてしっくりくるものがあったんです。(神木さんは)弟のように慕ってくれるところがすごくある。それから現場に入って、リュウのシュージンを見たら漫画そのまんまで、僕にはシュージンはできないなって思いました」。何より佐藤さん自身「本質的なところで、自分はサイコーだなと思った」という。「基本的にサイコーの気持ちが全て、自分と重ね合わせながら理解できましたね。だから、その気持ちに従って『作った』というよりも、自分が素直に感じたまんまでした。なかなか、サイコーたちのような状況に陥ることってないけど(笑)、もしそうなったら、僕もサイコーと同じ気持ちになると思う。好きな女の子から夢に向かって『頑張って』と言われたら燃えるし、自分がプライドを持って打ち込んでいることがあって、ライバル(=同年代の漫画家・新妻エイジ/染谷将太)がいて、そいつに『ヘタクソ』と言われたら、ものすごく悔しいだろうと思うでしょうから」。元々、原作の大ファンだったという神木さんも「台本を読んでみたら、ピッタリだなと感じました。僕そっくりというか、そのままのテンションで役作りをすることなしに演じられました」とうなずく。神木さんは、映画の中の原作と重なるシーンに関しては「いい意味で忠実に再現したいと思い、原作のページをコピーし台本に貼っていた」という。特に神木さんにとって「原作の中でもグッとくる大好きなシーン」であり、サイコーとシュージンの関係性や心情を表しているという点で、大切に演じたというのが、過労で倒れてしまったサイコーを見舞ったシュージンが病室を出て、涙を流すシーン。「シュージンは最初、自分は絵が描けないからと深く考えずに原作担当になったところもあったけど、いつしかサイコーの存在が支えになっていたと思うんです。まさに健くんが言ったように、最初に漫画家を目指すきっかけはシュージンが作ったけど、サイコーがどんどん前に出て、それを追いかけるようになって『よっしゃ、やるぞ!』となっていた矢先に、自分の先を走っていたサイコーが絵を描けなくなってしまったという悔しさ――。そこでサイコーのために泣けるくらい、大きい存在になっていた。2人で一つなんだと感じてもらえるシーンだと思います。初めてシュージンの心が折れた瞬間でもあるし、サイコーのために泣いているんだと感じてもらえたらと力を入れたシーンでもあります」。涙といえば、サイコーも劇中、あるシーンで涙を流す。実は台本上ではここでは涙を流すことにはなっておらず、演じる中で思いがけず、佐藤さんの目から涙がこぼれたという。大根監督はもう一度、涙を流さないバージョンを撮ったものの、編集の段階で結局、最初の“涙アリ”の方を使用することにしたという。佐藤さんは「あれはまあ、たまたま出ただけ(苦笑)。涙が出る、出ないはどっちでもいいんですけど…」と照れくさそうに語りつつ、のちにプロデューサーから聞かされたというこんなエピソードを明かしてくれた。「実は映画の“ピーク”を当初は別のシーンを想定していて、あのシーンをピークにする予定ではなかったそうです。でもああいう形になったので、結果的に後半のシーンの構成を最初の予定から変えたらしいです」。まさに、監督の頭の中の想像を超えた瞬間、いや漫画という二次元の世界で既に表現された物語を、生身の人間が演じることで新たなシーンとして塗り替えた瞬間といえるかもしれない。俳優の演技だけではない。「週刊少年ジャンプ」の歴史を紹介するオープニングでの映像や、本作ならではのエンドロール、2人が原稿を執筆するシーンでのプロジェクション・マッピングを映画に取り入れるという新たな試みが詰め込まれている。改めて佐藤さんは言う。「初めてこの映画のお話をうかがった時、大根さんが監督を務めるというのもそうですが『新しい映画を作りたい!』という気持ちがすごく強く見えたんです。台本にYouTubeのURLが書いてあったり、エンドロールの部分も台本上に『いままで見たことのないエンドロール』とあったり。誰もやったことないものを作りたいんだなっていうが伝わってきて、そういうところが一筋縄でいかないキャスティングにも表れていると思うし、すごく惹かれて『ぜひ出たい』って思いました。そういう精神は「バクマン。」という原作とものすごく相性がいいと思うんです。(同じ大場×小畑コンビの)『DEATH NOTE』もそうですが、それまでの『ジャンプ』になかった。革命的な作品だったと思うし、そういう精神をキャスト・スタッフ全員が持っていたし、完成した映画を見ても、すごく新しく魅力的な作品になっていると感じました」。(photo / text:Naoki Kurozu)
2015年08月31日俳優の佐藤健と神木隆之介が主演する映画『バクマン。』(10月3日公開)の特報映像が21日、公開された。公開された約30秒の映像は、神木演じる高木秋人(たかぎあきと)が、佐藤演じる真城最高(ましろもりたか)に「俺と組んで漫画家になってくれ」と持ちかけるところから始まる。さらに、最高が思い余ってヒロイン・亜豆(小松菜奈)にプロポーズするシーンなど、ファンにとっても印象深い場面を紹介。注目の創作シーンは、CGとアクションを使い大迫力で表現されており、東宝宣伝部も「今まで見たことがない」と自信をもつ。ナレーションは、『ONE PIECE』のルフィ役、『ドラゴンボール』のクリリン役など数多くのジャンプアニメに出演する声優の田中真弓がナレーションを務めている。本作は、『デスノート』の大場つぐみ×小畑健コンビによる同名コミックが原作。2008年より週刊少年ジャンプに連載され、連載開始と同時に一般読者から業界関係者まで幅広い層から支持を受け、全20巻で累計発行部数1,500万部超の大ヒットを記録した。高い画力がある最高とクラスメートの秀才で漫画原作家志望・秋人の高校生コンビが、漫画家を目指していく奮闘劇を描く。2人と『ジャンプ』連載をめぐり白熱の戦いを繰り広げる最強のライバルにして天才マンガ家・新妻エイジ役に染谷将太、2人とよき友となる漫画家・福田真太役に桐谷健太、異色系漫画家・平丸一也役に新井浩文、遅咲き漫画家・中井巧朗役を皆川猿時。2人の才能を見抜くジャンプ編集部・服部哲役に山田孝之、そんな2人を陰で見守るジャンプ編集部編集長・佐々木役にリリー・フランキー、主人公・最高の叔父で漫画家の川口たろう役に宮藤官九郎といった実力派が脇を固め、『モテキ』(2011年)の大根仁監督がメガホンをとった。(C)2015 映画「バクマン。」製作委員会
2015年05月21日神木隆之介の脳裏を予感めいた思いがよぎった。「この2人、姉弟なんじゃないか――?」それはドラマ「SPEC」の第3話で神木さん演じる“一(ニノマエ)”が「当麻!」と叫ぶシーンでのこと。「この時点で、過去に何があったのか?ニノマエと当麻がどういう関係なのか?といったことは僕自身も全く知らされてなくて、そうだったらすごいなという程度の思いだったんですが…」。だがドラマが最終盤に差し掛かった頃、神木さんは、そのときの予感が正しかったことを知る。「よし、来たか。やはりそうか!という感じでした(笑)」。“時を止める”という最強の能力に飽きたらずこの男、予知能力まで身に着けていたとは…。神木隆之介がこれまでとは全く異なる“悪”と“狂気”の一面を見せ、文字通り新境地を開いた「SPEC」が、公開中の『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』と『爻(コウ)ノ篇』で3年にわたるシリーズの幕を閉じる。神木さんにとってこの3年はどのような歳月だったのか?そして今年、20歳を迎えてその先に見据えるものとは――?『SPEC』最終章の公開を記念してロングインタビューを敢行!まずは約3年前、ドラマ「SPEC」のオファーを受け、ニノマエという役を演じることになったときの率直な心境、そしてどのように役を作り上げていったのかを聞いた。「びっくりしましたね。作品やスペック(=選ばれし人物たちが持つ様々な特殊能力)についての説明があったのですが、まず悪役であるということ。さらにニノマエは『時を止める能力を持つ』と。それまでそういう超人的な役を演じたことはなかったですし、悪役ということでどんな風に見える役にすればいいか?かなり悩みましたね」。“無垢なる悪”ともいうべき、従来の悪役像を一変するようなニノマエのキャラクターは、役者に自由を与え、可能性を引き出していく堤幸彦監督の下で神木さん自身が作り上げていったものだ。「口の片方を上げてニヤリと笑って『キサマら』と言う、いかにもって感じの悪役は嫌で、この子は味方になるのか?ずっと敵なのか?それともどちらでもないのか?という曖昧さを持った役にしたかったんです。一見、悪いヤツに見えないくらい無邪気で、逆にそれが狂気を孕んでいて怖い――特にドラマの第1話、2話あたりは笑顔ひとつ、動きひとつにも細心の注意を払っていました」。もしも彼が先述のような「いかにもな感じの悪役」を演じたとしても、それはそれでこれまでにない神木隆之介として強い印象を与えたことだろう。だが、彼がすごいのは単に極端な方向へと舵を切るのではなく、自身の容姿や従来のイメージまでも踏まえた上で、どうしたらこの作品の中で最も恐ろしい形で存在感を放ち、見る者にインパクトを与えられるかまで考えて、ニノマエというキャラクターの“スイッチ”を調整していることだ。「身近にいる友達や家族にまで『怖い』とか『何考えてるのか分からない』って言われました(笑)。ただ、ニノマエを演じるのは気持ちいいです。テンションの急な上げ下げもあり、人をおちょくるような態度を取ったり、極端な切り返しもあって…。どうしてもこれまで、感情を抑えるような役が多かったのですが、初めてエネルギーを外へ外へと発していく役で快感でしたね(笑)」。一方で、ニノマエ絡みのシーンの撮影はシリーズを通じてスタッフ、キャストのとっては最も苦労の多いシーンとも言われている。ニノマエが能力を発動し“時を止める”シーンでは、最新の撮影設備が用意され「準備だけでも2時間くらいかかることもあった」という状況で、ニノマエ以外の共演陣は実際に、同じ姿勢で止まったままいないといけない。神木さんだけがその場を悠々自適に微笑みを浮かべて動き回ることになる。「現場に行くとみなさんから『来たよ…』って言われてましたからね(苦笑)。こっちも(頭を下げつつ)『どうも、お邪魔します』という感じで(笑)。僕以上に周りのみなさんは本当に大変だったと思います。戸田さんや加瀬さんの目がだんだん、充血していくのが見えましたからね。ニノマエのような役を演じることはそうそうない事だと思いますので、そういう意味でも本当に貴重な体験をさせて頂きました」。オリジナル(?)のニノマエはドラマの最終話で死を遂げているが、その後のスペシャルドラマや劇場版でも、ニノマエは“死んだスペックホルダーを呼び戻す”という当麻の能力やクローンという形で登場。そして最終章となる『爻ノ篇』にも神木さんの名はしっかりとクレジットされている。どのような形での出演となるのかは観てのお楽しみだが、改めて、『爻ノ篇』の撮影で3年におよんだ「SPEC」に別れを告げた瞬間の気持ちは?「正直、まだ終わってないような気持ちですね。終わったの?ホントに?いやいや、まだあるでしょ!という感じで(笑)。これまでがまさにそうでしたからね。連続ドラマが終わって死んだはずなのにスペシャルドラマに呼ばれ、『おつかれさま』と言われたはずが映画にも呼ばれ…まだそのパターンが続いているような気がします。撮影を終えてしばらく経って『終わったんだな』と思っているのですが、心のどこかでまだ終わっていないような…それくらい、この3年は長く特別でしたね」。「SPEC」に携わった約3年の間、もちろん、神木さんはそれ以外の作品にも携わってきた。いや、“以外”などという言葉では片づけられない、俳優人生における大きな転機となる出会いもあり「役と一緒に成長してきた3年だった」とふり返る。ドラマでは宮藤官九郎脚本の「11人もいる!」で主演を務め、映画『桐島、部活やめるってよ』ではニノマエとはまた180度異なるスクールカーストの“底辺”に位置する主人公の高校生を好演。改めて俳優・神木隆之介の幅の広さ、ポテンシャルの高さを見せつけた3年だった。「特にこの2年ほど、高校を卒業して『桐島』のプロモーションが始まって、おこがましい言い方だけど“座長”としてしっかりしなくちゃという意識、責任感を強く感じていました。卒業して、運転免許もとったし(笑)、変化だらけですね。自分の中で成長を感じてもいますし、それを見せていけたらという気持ちはより一層、強くなりました」。神木さんの口からはたびたび「社会人」という言葉が口をついて出る。俳優にインタビューをしていて「大人」や「プロ」という言葉が出てくることはよくあるが、「社会人」という言葉を聞くことはめったにない。なるべく仕事と切り離して過ごしていたという学生時代が神木さんにとっていかに大きかったか、そして、どんなに芸歴が長くとも、世の中との繋がりを常に意識し、しっかりと地に足をつけて歩みを進めていこうとする思いが垣間見える。「高校を出たことで、この仕事で食っていかないといけないという覚悟は確実に芽生えましたね。正直、高校生の頃は『まだ学生』という気持ちがあったんだなということを、いまになって改めて実感しています。頑張らなきゃって気持ちと同じように不安もあるし、新鮮だけど、確実に“重さ”を感じています。まだそこまで年月が経ってないのに高校時代が懐かしくなりますね(笑)。この先に関して…元も子もない言い方ですが(笑)、何があるか分からないから全力で死ぬ気でやっていきたい。いまは、スーツを着て会社勤めをする役がやりたいです。上司や部下や同期の仲間がいて、ほかの部署の女の人と社内恋愛したりとか(笑)」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ぜん)ノ篇 2013年11月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会劇場版 SPEC~結(クローズ)~爻(こう)ノ篇 2013年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会
2013年11月29日朝井リョウのベストセラーを映画化した『桐島、部活やめるってよ』のメガホンを握った吉田大八監督と主演の神木隆之介がインタビューに応じた。その他の写真バレー部のキャプテン・桐島の突然の退部を巡り、その親友や恋人から全く関係のないはずの生徒まで、学内の人間関係が少しずつ変化していくさまを描いた本作。原作の持つ瑞々しい感覚を最大限に活かしつつ、映画はより鋭くそして、残酷に学校という世界の一面を切り取る。監督は「僕の方が朝井さんより少し意地悪なのかもしれない」と笑いつつ、「僕が一番に感動したのは、小説の最後に出てくる映画部の前田(神木)と桐島の親友の宏樹(東出昌大)のやりとり。ここにたどり着くために物語を作り上げていった」と語る。「ジっとこちらを見つめる視線に心の奥底までのぞかれてしまうような気がした」とは神木が監督に抱いた第一印象。若いキャスト陣と倍以上も年の離れた監督は、この冷静な眼で彼らを見つめ、映画の肝とも言える人物たちの“距離感”を探っていった。「俳優たちが自分の生理にウソをつかずにセリフを言ったり動いたりできるようにしたくて、撮影前にリハーサルだけでなく、ただ一緒に過ごす時間も取ってもらったんです。それを少し離れたところから見て、どうやって彼らにコミットすればこの微妙な関係性を壊さずにカメラに収められるかという間合いを測りました」と慎重な積み重ねの上に作り上げた空気感について語る。前田は“下”のグループに属する一見サエない学生だが、神木は「何を言われても『これがやりたい』と言える芯の強さに共感した」と明かす。さらに「前田は監督自身なんじゃないかと思うんです」とも。それは吉田監督に演技指導を受けながら抱いた感覚だった。「前田という男の子が監督を通してスッと僕の中に入ってくる不思議な感覚でした。これまでのどの監督の指導とも違って、吉田監督からはそのまま人物を渡されたような感じだったんです」。そんな神木の言葉に吉田監督は「最初は『勘違いだよ』と言ってたんですが、あちこちで神木くんがそう言うのを聞く内に、自分でもそんな気になってきて混乱してます」と苦笑を浮かべるが、称賛を込めて「やはり前田は誰よりも神木くん自身」と言い切る。「日常をやり過ごしながらも大事なものを守る強さを神木くんも持ってると思います。前田はカメラを通じて世界と“対決”するわけだけど、そこに神木くんが自分の中から引き出してきた説得力をしっかりと感じましたね」。『桐島、部活やめるってよ』8月11日(土)より、新宿バルト9ほかにて全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2012年08月09日11月26日(土)より全国公開する『映画 怪物くん』とJALがコラボレーションした“怪物くんJET”が就航することを記念して、怪物くんのキャラクターを特別塗装した飛行機のお披露目式が10月30日(日)に行われた。その他の写真『映画 怪物くん』は、藤子不二雄A氏の人気コミックを原作とした実写版。2010年に放映されたドラマ版同様、本作でも大野智が怪物くんに扮し、映画版オリジナルの舞台となるカレー王国で、世界の危機に立ち向かう。イベント当日は、JALマーケティング部長の二宮氏が「東日本大震災の復興に向けて、日本航空では“旅の力”で日本を元気にしたい」というメッセージを発表。「(この想いは、)日本の子供たちに夢と希望を与えていく『映画 怪物くん』に通じるものがあり、色々な困難を乗り越えていく怪物くんたちに共感を得た」と、今回のコラボレートに至るまでの経緯も語った。また、大野演じる怪物くんもサプライズで登場。機体に描かれた縦5.7メートル、横17メートルにも及ぶ、デカールと呼ばれる怪物くんが描かれたデザインの大きさに驚きの表情を見せていた。イベントに参加した小学生30名から「新幹線より速いの?」と質問が飛ぶと、「速いぞ。象よりも新幹線よりも全然速いぞ」と即答。はじめは大野の突然の登場に驚いた子供たちも、次第に慣れてきた様子を見せ、会場は笑顔あふれる温かい雰囲気に包まれていた。最後に大野は、「信じていれば夢は叶う。信じ続けることが大切」と、ドラマ・映画ともに共通するテーマを、子供たちへ伝えた。“怪物くんJET”で使用される機体は、ボーイング777-200型機。11月1日(火)~2012年2月上旬まで就航予定で、主に羽田と札幌、福岡、大阪伊丹を結ぶ路線で予定されている。『映画 怪物くん』11月26日(土)全国公開
2011年10月31日