日本唯一の金銀箔専門カフェ&土産店「箔匠 きんとぎん」が銀閣寺参道にオープンする。「箔匠 きんとぎん」は、京都に縁の深い本物の金箔・銀箔を、手軽価格で観て・触れて・食せる店。古くから金銀箔に縁が深い街・京都だから成せる「本物の金銀箔にふれる贅沢な体験」が堪能できる。金と銀をお手頃に食す贅沢「金閣・銀閣そふと」「箔匠 きんとぎん」の名物は、金箔・銀箔をそのまま一枚のせた贅沢なソフトクリーム「金閣・銀閣そふと」。一般的なサイズに比べて直径で1.5倍もある大きなコーンを使用して提供する小豆と白玉をのせたソフトクリームは、まるでパフェのような食べ応えだ。カフェでは、そんなこだわりがつまったソフトクリームに目の前で金箔をのせる。なお、スリーブには日本独自の工芸品である和紙を使用。深い色合いを出すために特別生産した高級和紙「玄竜」に金銀箔をあしらい、ロゴを箔押。職人技が感じられるスリーブで、さらに高級感をまとわせる。“ぜんざい”や“かすてら”にも金箔を名物ソフトクリーム以外にも金箔・銀箔を使用した贅沢なメニューが揃う。金閣・銀閣ぜんざい、金箔かすてら、金箔抹茶ケーキに加えてドリンクまで。エスプレッソや抹茶ラテなどには金箔を浮かばせて提供する。金と銀をお土産に数ある京都土産の中でもひと際、高級感を感じられるのが「箔匠 きんとぎん」のアイテム。食品から化粧品・工芸品まで多数揃えており、ほかにはないインパクトと贅沢を大切な人に贈ることができる。【詳細】箔匠 きんとぎんオープン日:2017年11月17日(金)住所:京都府京都市左京区銀閣寺前町15-6(銀閣寺参道)営業時間:10:00~17:00(冬期12月~2月は16:30)姉妹店舗:金閣そふと(金閣寺徒歩1分)■カフェメニュー金閣そふと(金箔) 950円銀閣そふと(銀箔) 800円金閣ぜんざい(金箔) 950円銀閣ぜんざい(銀箔) 800円珈琲和金箔 350円エスプレッソ 和金箔 350円抹茶ラテ 和金箔 350円焙じ茶ラテ 和金箔 350円
2017年11月27日「金閣寺|銀閣寺茶箱展」が、2016年10月12日(水)から11月1日(火)まで、東京・銀座三越で開催される。昨年の千利休の茶室「待庵」茶箱展に引き続き実施される本展では、金閣寺と銀閣寺の古材を使って、多数のアーティストや作り手が現代の新しい茶箱を提案。注目は、日本のファッションブランドまとふ(matohu)が手掛ける作品だ。デザイナー堀畑と関口は、この展示のために「夕映えの茶箱」を制作。江戸時代初期の茶人、金森宗和作の茶室「夕佳亭(せっかてい)」から見える夕暮れ時の金閣寺をイメージして、古清水焼の鳳凰文様の茶碗を中心に、古作と現代の作家たちに特注した道具を組み合わせた。また、すべての道具は、まとふオリジナルテキスタイルの仕覆で包まれていて、すべての茶箱は購入することが可能だ。さらに、デザイナー堀畑と関口は、詩人で翻訳家のピーター・ジェイ・マクミランと茶箱をめぐるトークイベントを10月22日(土)に行う。なお会場には、ピーター・ジェイ・マクミランの作品、さらには塗師の赤木明登、金工の長谷川竹次郎、画家の小松美羽などが手掛けるピースも展示される予定だ。【イベント詳細】金閣寺|銀閣寺茶箱展期間:2016年10月12日(水)~11月1日(火)会場:銀座三越 7階 グローバルメッセージ住所:東京都中央区銀座4丁目6−16■トークイベント matohu 堀畑裕之 関口真希子 ×ピーター・ジェイ・マクミラン開催日時:2015年10月22日(土) 15:00 会場:銀座三越 会場内
2016年10月14日私は中学校の修学旅行で金閣寺と銀閣寺の両方を訪れて以来、長いこと銀閣寺の方が好きだった。だから大学時代の4年間は銀閣寺の近くに住んだ。金閣寺の"バブリー"(という言葉がありました)な感じがキライだった。何もキンキラキンにしなくても……。○世の中がキンキラキンになってもいいところが、先だって次男と共に15年ぶりくらいに金閣寺を訪れた。すると私が歳をとったせいか、金閣寺もそれなりに良いなと思った。学生時代から一周回って味わいを感じるようになったのだ。足利義満があえて金箔を張ったのも、往年の秀吉がキンキラ金を愛したのも、「儚い夢」といいますか……ワビサビというよりはセツナとでも呼ぶのだろうか。ところが40年ほど歳の離れたうちの次男は、金閣寺にはあまり興味を示さなかった。むしろ子供ウケしなさそうな詩仙堂のコケに興味を示したので驚いた。コケですよコケ……。私は子ども時代には恐らくコケには全く興味を示さなかったと思う。普通にキンキラキンの金閣寺を面白がって興味を示しただろう。何が言いたいかというと……。私は1970年生まれだ。正直なところ私よりも上の世代の、バブル世代的な「元気いっぱい夢いっぱいみんな仲良く頑張ろう!」(かなりデフォルメ)のノリは好きではなかった。ところが、最近、自分より下の世代の方々の相対的人数が増えてくるにつれ、そうしたキンキラキンなノリに対して、ある種の刹那的な魅力を感じてきたのだ。私よりも若い世代があまりにワビサビやコケ好きだったりすると、もう少し世の中がキンキラでも良いのかなと。一周回ってそんな風に思うように。そんな単純な話でもないが……こういうのは単純に話した方が面白い。金閣寺と銀閣寺とでは、どちらが好きですか?<著者プロフィール<片岡英彦1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサー等を経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。企業のマーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。2015年4月より東北芸術工科大学にて教鞭をとる。
2015年06月18日