前作「鬼、登場」篇で松田翔太が扮する桃太郎に退治され、いまは友達となった菅田将暉の“チョー軽い”鬼ちゃんが再び登場するau“三太郎”シリーズの新TVCMが完成。さらに、有村架純が演じる桃太郎の妻・かぐや姫も、なんと“鬼嫁”として登場していることが分かった。実は友達だったことが判明した、鬼ちゃんと桃太郎こと桃ちゃん。今回は、金ちゃんこと金太郎(濱田岳)と浦ちゃんこと浦島太郎(桐谷健太)とともに桃ちゃんの自宅を訪れ、妻・かぐや姫に紹介されることに。なんと、鬼ちゃんは結婚しており、5人の子の父親(!)だということが分かり家族トークで盛り上がるが、桃ちゃんのある不用意な発言がかぐや姫の逆鱗に触れ、かぐや姫が鬼嫁に豹変してしまう、という衝撃のストーリー。「ういっす。どうもっす~」と、いつものチョー軽いノリでかぐや姫に挨拶。そんな鬼にもかぐや姫は「いつもお世話になってます~」と良妻らしく笑顔で返すと、鬼ちゃんは「かわいい奥さんじゃないっすか~」と、調子よくかぐや姫を褒めます。「そんなことないよ~」と謙遜する桃ちゃんの発言を横で聞いたかぐや姫は、「オイ!」と一喝。この豹変ぶりに浦ちゃん、金ちゃんも慌てふためき、鬼も驚いた様子で、一瞬、その場が凍りつく。焦った桃ちゃんが「えっと、鬼ちゃんちは、どう?」と話題を振ると、鬼は「うち、5人目生まれたんすよ」と予想外の近況を報告。「え、子どもいんの?」、「結婚してたんだ!!」と浦ちゃん、金ちゃんは驚くが、鬼は余裕の表情で「家族一人一人を養う的な?」とどこかで聞いたような言葉で返答。「え、どんな奥さん?」と浦ちゃんが尋ねると、鬼は「あ、鬼嫁です」と告白。これを聞いた桃ちゃんはうっかり「あ、一緒~」。すると、かぐや姫は、さっきよりもさらに強い口調で「オイ!!」。浦ちゃんと金ちゃんは怯え上がり、桃ちゃんはやってしまったと言わんばかりの表情。しかし、同じ鬼嫁を持つ鬼ちゃんにはこの様子が可笑しく、桃ちゃんを指差してほくそ笑むことに…。また、話題は変わり、金ちゃんに「てか育児とかしてんの?」と聞かれた鬼は、「自分、イクメンっすよ」と、またも予想外の告白。浦ちゃんに「いまっぽーい」と褒められると、したり顔でピースサイン。予想外のかぐや姫の鬼嫁への豹変っぷりを目の当たりにしても、鬼ちゃんのチョー軽いノリは相変わらずなのだった。今回のCM撮影では、ついに“三太郎”、かぐや姫、鬼をそれぞれ演じた松田さん、濱田さん、桐谷さん、有村さん、菅田さんという5人の人気俳優が初めて勢ぞろい。最初こそ、5人での初めての演技にそれぞれタイミングを計っていた様子だったが、それぞれがキャラクターや台詞にこだわり、徐々にアドリブの応酬に。特に、有村さんの“鬼嫁”への豹変っぷりは、普段のキュートさとのギャップで現場でも笑いが起こってしまうほど。さらに、鬼役の菅田さんと5人のカワイイ子鬼たちもキチンと並んでフレームに収まり、撮影はスムーズに進んでいたという。au「三太郎シリーズ」新CM「鬼と鬼嫁」篇は10月23日(金)よりOA。(text:cinemacafe.net)
2015年10月23日この秋から新たな展開を見せるauのCM「三太郎」シリーズに、菅田将暉が参戦することが判明。なんと、最新作となる「鬼、登場」篇で、濱田岳、松田翔太、桐谷健太演じる三太郎の“鬼退治”の相手となる鬼、しかも「チョー軽い」キャラに扮していることが分かった。先日放送が始まった前作「もうひとつの鬼退治」篇で、熱い友情で結ばれ、鬼退治に出かけることになった金太郎(濱田さん)、桃太郎(松田さん)、浦島太郎(桐谷さん)。霧のかすむ岩山を歩いていくと、行く手に、頭に角が生え、金棒を振り回す鬼(菅田さん)を発見する!「あっ、あいつだ…!」と緊張が走る金太郎と浦太郎。構える2人を尻目に、桃太郎は驚いた様子で、「鬼ちゃん!?」と声をかける。すると、「あ、桃ちゃん久しぶりっす~!」と桃太郎に笑顔で手を振る鬼。「お~」、「ういっす!ういっすー!」と親しげに挨拶を交わす2人。そして、「俺が退治した鬼ちゃん」と戸惑う金太郎と浦島太郎に紹介。実は金太郎が退治しようとしていた鬼は、かつて桃太郎が退治した鬼だった!鬼は「ケンカの後はもう友達っすよね~」と、軽い口調でふり返るが、金太郎と浦島太郎はますます困惑し…。しかも、この鬼は、とにかく明るく軽い、お調子者キャラ。金太郎にも「鬼退治とかマジ勘弁っすよ~」と馴れ馴れしく近づいていく。「なんだよ!」と警戒する金太郎にも「わっ、これ格好いいっすね~」となぜか斧を褒める。これには「本当に?」と思わず金太郎も口元が緩んでしまい、さらに「オッシャレー」と畳みかけられてすっかり心を許してしまう。そんな2人の様子を見守る浦島太郎と桃太郎は、「チョー軽いね」「チョー軽いのよ」。ついには、鬼は自ら「鬼退治、終了ー!」と宣言。金太郎も「おう!」と応え、最後は完全に打ち解ける、というまさかの展開に。新キャラクター、鬼役で初登場となった菅田さん。あいにくの雨模様の中、雨の合間を狙って撮影は進められた。おなじみの三太郎との出会いのシーンも、菅田さんは見事に3人との掛け合いをこなし、時折みせるアドリブの演技は、思わず監督もカットをかけずに見入ってしまうような抜群の面白さ。鬼ちゃん独特の軽いノリも相まって、4人がずっと一緒にいたかのような親密さを醸し出していた。『ピース オブ ケイク』でも、ちょっぴり軽薄なヒロインの同僚を好演している菅田さん。16年には早くも、『ピンクとグレー』『二重生活』『ディストラクション・ベイビーズ』『星ガ丘ワンダーランド』『暗殺教室 卒業編』『セトウツミ』と、続々と出演作が決まっているだけに、この人気CMでもさらなる話題を振りまいてくれそうだ。au「三太郎シリーズ」新CM「鬼、登場」篇は9月18日(金)よりOA。(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日松田翔太、桐谷健太、濱田岳が共演するauの人気CM 「三太郎」シリーズから、最新作「もうひとつの鬼退治」篇が9月11日(金)より全国で放映される。今度は、濱田さん演じる“金ちゃん”こと金太郎が、なぜか鬼退治に向かうことが分かった。今回「友と、ともに。」をテーマに、桃太郎(松田さん)、浦島太郎(桐谷さん)、金太郎(濱田さん)の3人が、ついに鬼退治に出かける“友情”ストーリーを描くという新CM。森の中の一本道。マサカリをかついで1人出かけようとする金太郎。その背後には小熊がいる。もしかして、“お馬の稽古”をしたのはこの小さな熊?と疑問を感じる間もなく、「本当に行くの?」とかわいらしい声で問いかけてくる小熊。「うん」と返事をする金太郎は、「桃ちゃんには、いまは守んなきゃいけない人がいるから」と桃太郎には妻・かぐや姫(有村架純)がいることを心配し、「浦ちゃんは普通の漁師だし…。ああ見えて、けんかとか嫌いだから…」と、1人で鬼退治に行くというのだ。すると、目の前から「どこ行くんだよ」との声。金太郎が顔を上げると、桃太郎と浦島太郎が見つめている。「漁師なめんなよ」と、鬼退治の経験どころか、これといった武器や武勇伝もないにもかかわらず、なぜか自信がありそうな浦島太郎。「鬼退治なら俺でしょ」と桃太郎も言う。そして、「友達だろ」との言葉に感動し、涙目でうなずく金太郎。浦島太郎の「よっしゃ行こうー!!」のかけ声とともに、森の中の道を進む3人。こうして、3人はついに鬼退治へと出かけていく――。3人の熱い友情に、思わず目頭がアツくなりそうな本CM。8月上旬、心配されていた雨もなく、関東近郊で撮影はスタートした。荒れた山道にも関わらず、高下駄を慣れた様子で履きこなす濱田さん。松田さん、桐谷さんとの息もぴったりで、3人で肩を組んで語りながら歩くラストのシーンでは、予定していたカットの撮影が終わった後も、しばらくの間、3人で肩を組んだまま談笑するなど盛り上がり、終始、和やかな雰囲気で撮影は行われた。また、今回のCMに登場する小熊は、なんと本物。スタッフも初めてのことで緊張の瞬間だったが、想像以上に小さい熊に、現場からは「可愛い!」という声も。森での撮影が熊も嬉しかったのか、元気に動き回り、濱田さんとのタイミングもばっちり。そんな小熊と今回の主役“金ちゃん”とのかわいいやり取りにも、注目してみて。au「三太郎シリーズ」新CM「もうひとつの鬼退治」篇は9月11日(金)よりOA中。(text:cinemacafe.net)
2015年09月11日トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜の3人が7月11日(土)、都内で行われた『リアル鬼ごっこ』の初日舞台挨拶に出席し、“鬼”かわら割りに挑戦!それぞれ8枚のかわらを見事に割り、園子温監督を「ちょっと怖くなっちゃった」と戦々恐々とさせた。かわら割りを成功させたトリンドルさんは、「痛かったです!」と素直な感想。一方、篠田さんは「8枚割ったのは初めてです。痛み?大丈夫です」とクールに答え、真野さんは「気持ち良かったです」と豪快な笑顔を見せていた。全国の「佐藤さん」が鬼に殺されるという設定で一大ブームを巻き起こしたベストセラー小説を、“鬼才”園監督が新解釈で映画化した本作。鬼たちの標的を全国のJK(女子高生)に変更し、目的も正体も不明な鬼と、不条理な死のゲームに巻き込まれた女子高生が壮絶なバトルを繰り広げる。トリンドルさんにとっては、映画初主演で「うれしいですね。ウルウルしちゃいました」と感激しきり。現場で園監督から「もっとパッションを!と言われた」そうで、園監督も「少しオドオドしていたから」とふり返った。また、篠田さんが「いつもは“篠田さん”なのに、急に“マリちゃん”を呼んでくださる日があって。ドキッとして一日中忘れられなかったです」と園監督のエピソードを明かすと、真野さんも「衣装合わせのときに、いろんな髪型を試していたんですけど、監督が『ポニーテール真野ちゃん、いいね』とおっしゃって即決でした」と話していた。三者三様の“JK”ヒロインが鬼と戦う本作について、園監督は「不思議なキャスティングですが、いいバランスで良かったと思います」と手応えを示していた。映画『リアル鬼ごっこ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リアル鬼ごっこ 2015年7月11日(土)より全国にて公開(C) 2015「リアル鬼ごっこ」学級委員会
2015年07月11日幕末を舞台に新撰組隊士たちと鬼の仲間の女の子の悲恋ストーリーを描いた恋愛アドベンチャーゲーム「薄桜鬼」のスピンオフとして人気を博す「薄桜鬼SSL~sweet school life~」。このほど、「仮面ライダー電王」の中村優一や、ミュージカル「テニスの王子様2nd」に出演した染谷俊之、木村敦、石渡真修、稲垣成弥、そして井深克彦ら若手実力派俳優を迎え、今秋テレビドラマ化&今冬舞台化されることが明らかとなった。「薄桜鬼SSL~sweet school life~」(以下「薄桜鬼SSL」)は、「薄桜鬼」で活躍する土方歳三や斎藤一などのキャラクターはそのままに、舞台を現代の学園に移し“ラブコメディ”として描かれたゲームコンテンツ。「こんな時代だからこそ誇り高き武士であれ」という時代遅れの教育方針を掲げる私立薄桜学園を舞台に、学内唯一の女生徒である主人公・雪村千鶴の慌しくもほんのり甘い学生生活が描かれ、世の女性たちから絶大な人気を誇っている。本作の魅力のひとつといえば、幕末の隊士が教師や生徒になるパロディ設定であるが、本作でも人気の高いキャラクター・土方歳三は教頭という設定に。演じるのは、元「D-BOYS」として活動し、体調不良による休養を経て昨年より俳優活動を再開させた中村さん。「仮面ライダー電王」桜井侑斗役で人気を博し、「KAT-TUN」亀梨和也らが出演したTVドラマ「ごくせん 第2シリーズ」や映画『風が強く吹いている』など幅広く活躍した経歴を持つ実力派俳優だ。風紀委員で生真面目な性格・斎藤一(2年2組生徒)役を務めるのは、ミュージカル「テニスの王子様2nd」をはじめ、舞台「弱虫ペダルインターハイ篇 The Second Order」(石垣光太郎役)など数多くのステージで活躍する舞台俳優の染谷さん。同じくミュージカル「テニスの王子様2nd」に出演した木村さんは、人をからかうことが好きな剣道部、沖田総司(2年1組生徒)役を担当する。ミュージカル「八犬伝―東方八犬異聞―」の公演が今夏に控える石渡さんは、主人公の幼馴染・藤堂平助(2年1組生徒)役を、TVドラマ「タンブリング」や「荒川アンダーザブリッジ」にも出演した稲垣さんは、主人公の担任である原田左之助役を、それぞれ演じる。そして、第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストファイナリストに選ばれ、2010年に俳優デビューして以来、2011年から2014年まで年に10作以上の舞台に出演、現在も舞台「龍狼伝」に出演中で、夏には舞台「DIABOLIK LOVERS」の出演も決定している本格派舞台俳優・井深さんが、主人公を「嫁」と呼ぶ風間千景役を務める。さらに主人公を、紅一点の若手女優・大野未来が演じ、TV・舞台などで活躍中の若手実力派キャストたちが豪華競演を果たす本作。ファン待望の実写化に加え、2015年秋にテレビドラマが放送、そして冬には舞台化という贅沢な展開にも注目しながら、テレビドラマならでは躍動感、舞台の臨場感をぜひ続けて楽しみたい。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日2月1日、真冬の寒空の下、オシャレな鬼たちが渋谷109前に登場した。○「オシャレ鬼」からの挑戦状!?同企画は、「ソイジョイ」「ソイカラ」といった大豆製品を展開する大塚製薬のプロモーションの一環で企画されたもの。節分といえば、日本古来から行なわれている厄払いの伝統行事。豆で鬼を追い払い福を呼ぶ「豆まき」を行なう日としておなじみだ。今回のキャンペーン「スマート節分」は、この従来の文化をよりスタイリッシュに進化させ、幅広い世代に節分を楽しんでもらうことを目的に行なわれている。「オシャレ鬼」たちは、厳しいトレーニングと「ソイジョイ」や「ソイカラ」を摂取することによって、従来の太った醜い姿から新しい姿を手に入れたという。「スマート」に変貌を遂げたオシャレ鬼には、もはや従来の大豆など華麗に避けられてしまうのだ。そんなオシャレ鬼の活躍をもまとめた動画がYoutube上にもアップされている。イベントでもオシャレ鬼は大人気で、そのスマートな姿に人間たちはメロメロ。鬼たちと一緒に写真が撮れるとあって、子どもから大人までたくさんの人がその姿に足を止め、笑顔でポーズを決めていた。また、この日のイベントでは、大豆粉だけを生地に使用したシリアルバータイプの製品「ソイジョイ」と大豆をまるごと主原料として使われており、1袋で大豆50粒分も使用されているという「ソイカラ」が配布された。○なぜオシャレ鬼?仕掛け人が明かす企画意図今回、現場にいる“オシャレ鬼”を実施した大塚製薬の担当者である、同社Soylutionプロジェクトの田中拓野氏に、企画意図などを聞いてみた。――今回、節分の日にこの企画を実施した理由は?日本人にとっては、この日が1年でもっとも大豆に注目が集まるタイミングだというのが理由ですね。昔から健康にいいとされながらも、意外と大豆を食べている人が少ないというのが背景にあります。しかし、今は手軽で簡単に大豆を摂取することができるようになっています。そこで、新しいスタイルでの大豆を食べる習慣を楽しいかたちで表現したいと思ったのです。――当日、渋谷の街には3組の鬼が登場しました。一番こだわった部分を教えて下さい。スマートでおしゃれであるというのが第一ですね。通常、鬼というとメタボ体型な醜いイメージでしたが、現代の鬼はそれに反してスマートというのが設定です。ソイジョイやソイカラを食べているから鬼もスマートなんだということで、カッコよく見えることにこだわりました。それから、男女どちらにも伝えたいということで、女性の赤鬼と男性の青鬼を登場させました。――いわゆる一般的な鬼ではなくて、スマートでオシャレな鬼に設定したのは、若者に訴求したいという意図があったのでしょうか?“スマート”という言葉には、オシャレでかっこいいという意味のほか、スリムでかっこいいという体型的な意味も含まれていると考えたんです。大豆を簡単に楽しく食べてもらいたいというのが弊社からの提案。スマートなスタイルで手軽に大豆の栄養を摂取し、健康的に体型もスマートになってほしい、本来は大豆が苦手なはずの鬼が「ソイジョイ」や「ソイカラ」といった先進的な食べ方でスマートに大豆を摂っているから体型もスマートなんだというメッセージを込めています。そういう意味では、若者層だけでなく、中高年や男女問わず、幅広い層にPRしたいと考えています。――ありがとうございました。健康に良いことがわかっていても、大豆をなかなか普段の食生活にそのままとりいれるのは難しいところ。イベントで配られた「ソイジョイ」や「ソイカラ」などの大豆を使った製品でスマートに大豆を摂取して、「オシャレ鬼」に負けないスマートなボディを、ぜひ我々人間も目指していきたい。
2015年02月02日一緒に乗務するクルーって毎回フライトのたびに変わるんだけど、その日のチーフパーサーはおかまで有名なメルちゃん。まつ毛が長くて端正な顔だち、話すときになぜか小指を立てるからしなやかさを感じるやさしい男性チーフパーサーよ。その日は福岡に向かうフライトで、お客様のほとんどが日本人。外国人のお客様に比べて日本人のお客さまはお行儀が良く(連載第7回「桃事件」のようなキレるお客さまはほんのひとにぎり)、ドリンク・ミールサービス共にとても穏やかに終わったわ。やがて機体は着陸態勢へ。お客様のテーブルやフットレスト、シートベルトや座席が元の位置に戻っているかなど客室を確認し、私たちもCA席に座って、着陸を待つだけの態勢をとってたときよ。通常だとそのまま何事もなくスムーズにランディング、のはずが、席を立っているお客さまがいるとの情報が入ってきたのね。日本人男性のお客様が通路に立って、自分の座席の上にある棚から荷物をとりだそうとしているとのこと。もう着陸間際なので、気の早いお客さまが着離前に荷物を取り出そうとしていたのかしら。それともなにか大事なものを取り出そうとしていたの??保安要員としての責務もある私たち。すぐさまメルちゃんチーフが「お客さま、危ないですから、シートベルトをしてお座りください」とアナウンスをしたのよ。だけどそのお客さまには全然耳をかさず……というか英語のアナウンスだったんでその日本人のお客さまには全然通じてない様子。私たちの席にはマイクがなくて、日本語のアナウンスができないまま心配しながら見守るしかない状態。何度もアナウンスで座るよういっても聞かないお客さま。とうとうメルちゃんチーフは突然立ちあがって、そのお客に向かって走っていったじゃない! 普段の穏やかさとは一変、鬼の形相で「座れ」とジェスチャーしながら通路を走ってくるメルちゃんをみて、ようやくお客さまも座ってくれて一安心。着陸寸前だったから、メルちゃんもジェットコースターに立って臨むような感じよね、自分の身の安全も顧みず、そのお客さまの安全を案じ、果敢に席を立ってお客さまを座らせたメルちゃん……。普段のおかまちゃんとしての様子とは一変して頼もしかったわ。クルーの間で一気におかま、いえいえ男の株をあげたメルちゃんでした。pこ今から、ん年前、外資系某エアラインに客室乗務員として入社し、5年間国際線勤務。月のうち2/3はフライトのために海外へ。ロングステイのフライトでは、観光やグルメ、ショッピングにいそしむ日々。ファーストフライトとラストフライトで、コックピットのジャンプシート(補助席)からみた着陸の光景は忘れられませぬ。イラスト: 伊東ぢゅん子【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月10日