食べ物のおいしさは、しょっぱさや甘さだけではなく、『うま味』も非常に大きな要素です。さまざまな食材に含まれているうま味ですが、キノコもうま味をたっぷりと含んだ食材の1つです。キノコのうま味をより引き出す方法を、ホクト株式会社の運営するサイト『きのこらぼ』からご紹介します。2種の旨うま味を持つキノコ『うま味』には、大きく分けて2種のグループがあります。1つはアミノ酸系。グルタミン酸に由来するうま味がこちらのグループに入ります。もう1つは核酸系と呼ばれるもので、グアニル酸やイノシン酸などがこのグループのうま味にあたります。この2種のグループのうま味成分を組み合わせると『うま味の相乗効果』が起こり、より一層強いうま味を感じられます。例えば、グルタミン酸のうま味を持つ昆布やトマトを、イノシン酸由来のうま味を持つお肉やお魚と組み合わせた料理はとてもおいしく感じますよね。そのおいしさは、うま味の相乗効果によるものというわけです。本来は食材を複数組み合わせることで引き出す『うま味の相乗効果』ですが、キノコなら1種でもこの相乗効果を得ることができます。きのこには、グアニル酸とグルタミン酸という2つのうま味成分が含まれているため、きのこ自身の中で「うま味の相乗効果」が起こり、旨味を何倍にも強く感じることができます。きのこらぼーより引用昆布だしのうま味を1とすると、ブナシメジだしのうま味は6.4倍、マイタケのだしは20倍、そしてエリンギのだしは22倍ものうま味の強さなのだそう。グルタミン酸とグアニル酸の2種のうま味成分を持っていると、それほどに強いうま味が感じられるのです。キノコを数種類組み合わせることでさらにうま味をアップ1種でも強いうま味を感じられるキノコですが、さらにうま味をアップさせる方法があります。それは、キノコを数種類組み合わせて、料理に使うこと。きのこを1〜3種類入れた同じ塩分濃度のお吸い物を3つ(①きのこ1種類の出汁+しょう油、②きのこ2種類の出汁+しょう油、③きのこ3種類の出汁+しょう油)を用意し、官能検査を行ったところ、80%の方が複数のきのこからとった出汁のお吸い物の方がうま味を強く感じたという結果となりました。きのこらぼーより引用キノコは1種でも複数の食材を組み合わせたような強いうま味を感じる食材ですが、数種類のキノコを組み合わせると、さらに強いうま味を感じられるようになることが分かります。お吸い物などダイレクトにだしを味わうお料理以外でも、キノコを使う時には何種類かのキノコを組み合わせるようにするとワンランク上のおいしさを実現できそうです。[文・構成/grape編集部]
2024年04月05日塩や砂糖、しょうゆなどと同じように一般家庭で広く使われているうま味調味料。農産物を原料としたグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などのうま味成分を水に溶けやすくした調味料で、素材の味を引き立てる効果があるとされている。「うま味」とは甘味・酸味・塩味・苦味から成る5つの基本味の1つ。1908年に東京帝国大学の池田菊苗博士が、昆布だしの主成分がグルタミン酸であることを発見し「うま味」と名付けたという。しかし、いまだに“うま味調味料は体に悪い”と考える人もいるようで、ネット上では論争が巻き起こることもしばしば。最近では7月6日に“ホリエモン”こと実業家の堀江貴文氏(50)が、Twitterでうま味調味料を忌避するユーザーと応酬を交わし注目を集めていた。タイのバンコクを訪れた堀江氏は、現地のリーズナブルなレストランをTwitterで紹介。しかし、とあるユーザーから、《タイの食材で野菜は農薬たっぷりお店の料理は味の素たっぷり入ってるのでお気をつけください》との声が寄せられたのだ。堀江氏は《農薬はともかくとして、味の素入ってたらなんかまずいんですか?》と反論したが、別のユーザーからは《味の素なんてやばい物質の塊でしょうに。 堀江さん位の有識者ならそれくらいは当然のごとく知ってると思ってました》との声も寄せられていた。7日には料理研究家のリュウジ氏(37)も、レシピを参考にしているというユーザーから《味の素とレンジを使うやつは自然と代用してた。だって昔から毒だと有名だもん》《そういえばリュウジに前に質問したけど無視した?スポンサーなの? ひとごーろーし》と辛辣な声が。リュウジ氏は、《料理研究家、味の素を使っているだけで人殺し呼ばわりされてしまう味の素否定派の皆様は過激な方々が多い印象ですが、流石にやりすぎでは…》と嘆いていた。ちなみに「味の素」の公式サイトでは、原料や製法についてこう明記されている。《「味の素®」の主な原材料は、グルタミン酸ナトリウムです。グルタミン酸ナトリウムの原料は、日本ではさとうきびです。さとうきびの糖蜜に発酵菌を入れて、醤油や味噌などを作る方法と同じ発酵法でグルタミン酸ナトリウムを作ります》■うま味調味料がネガティブに捉えられた背景にある「中華料理店症候群」うま味調味料を批判する人が後を絶たない背景には、1960年代に起こった「中華料理店症候群(チャイニーズレストランシンドローム)」が大きく影響しているという。「当時、アメリカ人にとっては未知の成分であった『うま味=グルタミン酸ナトリウム(MSG)』が、中華料理店で食事をした人の健康被害の原因であると医学論文誌に発表されたことが発端です。これによって『うま味調味料は危険である』という間違った噂が一気に世界へ広まりました。その後、米食品医薬品局(FDA)などの研究により、チャイニーズレストランシンドロームとMSGの因果関係がないことは科学的に証明され、MSGの安全性に問題はないというのが定説となっています」こう解説するのは、フードジャーナリストの山路力也氏(以下、カッコ内は山路氏)。様々な医学研究によってうま味調味料の安全性が証明されているが、それでも悪いイメージが払拭できないのはネガティブなネーミングが広まったことも要因だという。1960年代半ばにNHKの料理番組で「味の素」が使用された際、一般名称として「化学調味料」と紹介されたため、「うま味調味料=化学調味料」の認識が広まったとされている。しかし、正しい表現ではないことから、「日本うま味調味料協会」では《1985年以降うま味調味料の名称に変更されています。行政資料でも1993年改定の計量法で名称がうま味調味料に変更され、現在では各種法令、行政統計資料、記者ハンドブック等でもうま味調味料に統一されています》との見解を示している。山路氏は「言葉のイメージによって振り回されている人は、少なからずいると思います」と前置きした上で、こう推察する。「個人個人がインプットしている情報や知識量の差というのは大きいでしょう。うま味調味料に対して批判的な人は、『体に悪い』と刷り込まれた知識を上書きすることがなかなか難しいのかもしれません。使わないという人の大半は、『よくわからないけど、うま味調味料を使ってない方がよさそう』くらいの理由ではないでしょうか。うま味調味料がどう作られているのかを理解しているのかは疑問です」「うま味調味料を使うメリット」とは、手軽に美味しい料理を作ることが挙げられるだろう。山路氏は“品質と価格のトレードオフ”を指摘する。「料理において人間が満足するうま味の量を調味料で満たすのか、それとも天然素材で満たすのか。調味料が嫌なのであれば、昆布などの天然素材を使うしかありませんが、原価は当然高くなりますし出汁を取る手間もかかります。一から手間ひまかけて作っても、その料理の価格が高ければ食べてもらえないかもしれません。『手作りの料理が食べたいけれど高いものは嫌』『無添加で安いものを食べたい』というのは現実的ではありません」人々の暮らしを手助けする企業努力。安易に批判をしないためにも知識のアップデートは必要だ。
2023年07月16日7月6日、“ホリエモン”こと実業家の堀江貴文氏(50)が自身のツイッターを更新。味の素など、うま味調味料を忌避する流れを痛烈に批判した。最近、タイのバンコクを訪れたという堀江氏は6日、現地の安くておいしいレストランを紹介するツイートを投稿。おいそうな料理の紹介に、“おいしそう”“ありがたい”といった返信が相次ぐなか、あるユーザーが《タイ旅行楽しそうですねただ、タイの食材で野菜は農薬たっぷりお店の料理は味の素たっぷり入ってるのでお気をつけくださいお金持ちのタイ人は家で無化調の料理か外食なら日本料理食べてるみたいですよ》と指摘した。すると、堀江氏はこの投稿を引用し《農薬はともかくとして、味の素入ってたらなんかまずいんですか?》と“味の素に問題がある”という考えに疑問を提示。さらに、この堀江氏コメントに対し《味の素なんてやばい物質の塊でしょうに。堀江さん位の有識者ならそれくらいは当然のごとく知ってると思ってました》と返信したユーザーに対しては、《じゃあ味の素の主成分であるグルタミン酸ナトリウムたっぷりの昆布もやばいんですね》と批判。また、“味の素という会社のセールスやマーケティング手法が好きではないため直感で味の素が苦手である”という趣旨のツイートに対しては《お前みたいな「なんとなく」で味の素を「直感」でイジメる奴らに過剰反応してるだけだよ。本当ひどい奴らだ。なんも悪いことしてないのにいじめられたら過剰に防衛するっしょ、、、クソが》と憤りをあらわに。《俺は別に味の素の株ももってないし直接の利害関係はないが、あの「美味しんぼ」をはじめとした根拠のないイジメは客観的にひどいと思ってるのでこういう無意識のカスみたいな意見には物凄く批判的》と畳みかけ、うま味調味料を忌避する流れについて持論を展開した。たしかに漫画『美味しんぼ』では、化学調味料の過剰使用を批判するような描写が登場する。堀江氏は’11年にも《タイ料理はタイで食べたほうがおいしい》というユーザーの投稿に対し《そかもね。味の素の使い方が本場は潔い》とツイート。タイ料理における味の素の使い方を肯定してきた。
2023年07月07日■シュウマイは「しいたけ」で10倍おいしくなる!!こんにちは!もあいかすみです!このシュウマイ、肉としいたけのうま味がダブルで凝縮されているから、一口食べたらほんっとうに止まらないんです(笑)私もあっという間にご飯と一緒にペロリと食べちゃいました。・包まない上に火も使わない!しかもこのシュウマイ、包まず火を使わずできるんです!手間を最大限省いた、最強においしいシュウマイ食べてみませんか?最近私はシュウマイを作るとき、この「しいたけシュウマイ」を作ることがめっきり増えました♪ぜひお試しください!■とじこめたうま味が爆発寸前!レンジで「皮で包まないしいたけシュウマイ」作業時間 15分レシピ制作 もあいかすみ<材料(2人分・8個)>豚ひき肉…150gしいたけ…8個冷凍エビ…4尾シュウマイの皮…8枚玉ねぎ…1/4個酒…大さじ1ポン酢…適量(お好みで)ラー油…(お好みで)青ネギ…(お好みで)<A> オイスターソース…大1/2 ごま油…小2 おろしにんにく…小1 片栗粉…大2<下準備>玉ねぎをみじん切りにする。しいたけは軸を落とし、軸はみじん切りにする。冷凍エビは流水にさらして解凍し水を切り、粗みじんにする。<作り方>1、袋にひき肉、玉ねぎ、しいたけの軸、エビ、<A>を入れて揉みこむ。2、耐熱容器にしいたけ裏返して置く。<1>の袋の端を切り、しいたけの上に絞る。※形はあとで整えるので、雑に乗せてOK!8等分になるように量を調整してください3、肉だねが丸くなるように形を整える。※手に水をつけるとくっつきにくいです!肉だねがしいたけから剥がれないように接地面はしっかりと4、シュウマイの皮を乗せて酒をふり、ふんわりラップをしてレンジで600Wで5分加熱する。お好みで青ネギをトッピングして完成!ポン酢やラー油など好きなもので召し上がってください♪■簡単おいしいを極めてしまったシュウマイとじこめたうま味が爆発寸前!レンジで「皮で包まないしいたけシュウマイ」はいかがでしたか?ここまで簡単で失敗なしなのに、肉としいたけのジューシーさとうま味が詰まっているから、高級中華料理屋で出てきても違和感なしなおいしさなんです!…なぜ特別な調味料を使ってないのに、そこまでおいしいの?と気になった方、鋭いです!・特別な調味料を使わないのに高級中華レベルの理由実はしいたけのうま味成分の「グアニル酸」は、肉やエビのうま味成分の「イノシン酸」と一緒に食べることで、相乗効果でうま味をより強く感じることができるんです。しかもしいたけは食物繊維も豊富なので、美容を意識する女性にはぴったりな食材なんですよ~!忙しいときにパパッと作れるのはもちろん、火を使わないのでお子さんと一緒に楽しみながら作ることもできるのも、このレシピのいいところです♪ぜひお試しください~!ではまた次回の連載でお会いしましょう! 【もあいかすみの一品で大満足「働楽ごはん」】バックナンバーはこちら>>
2022年10月17日おにぎりの具やお茶漬けなどに欠かすことができない「塩昆布」。なかなかそれ以外の使い道がなく、塩昆布を買っても、持て余してはいませんか?「塩昆布」は、食材と和えたり、炒めたり、煮たりして使うことで、昆布が持つうま味成分が溶け出して、失敗知らずの万能な調味料として使う事ができるんです。そこで今回は、隠れた万能食材、塩昆布をもっと身近に、そしてもっと上手に使うための「塩昆布」で作る、使える万能副菜レシピをご紹介したいと思います。■塩昆布で「和える」だけ!味付けの失敗がない簡単塩昆布レシピ・無限きゅうり味付けは塩昆布のみ。それだけなのにお箸が止まらない無限ループの副菜「無限きゅうり」。美味しさのポイントはキュウリを叩くこと。叩き割ることで味がよく絡みます。あと一品欲しい時の救世主的な存在の「無限キュウリ」は、副菜に悩みがちな餃子の副菜にオススメですよ。・塩昆布カプレーゼトマトとモッツァレラを大葉と塩昆布で和えた、とっても和風なカプレーゼ。ちょっぴり入れた砂糖がポイントです。あとからジワジワ塩昆布の塩味が広がる「塩昆布カプレーゼ」は、ワインにも日本酒にも合う一品です。・春菊の塩昆布和え今が旬の春菊を、塩昆布とごま油で和えただけのとっても簡単な副菜レシピ。春菊は「食べる風邪薬」と言われるほど栄養価が豊富です。旬の今だからこそ美味しく頂く事ができる春菊の塩昆布和え、食卓に是非登場させてくださいね。■塩昆布で「炒める」だけ!簡単便利な塩昆布レシピ・ピーマンの塩昆布炒め細切りにしたピーマンを塩昆布で炒めただけの簡単レシピ。炒めることでピーマンの甘味が増すので、あまりの美味しさにびっくりしますよ。ピーマンが苦手なお子さんでもパクパク頂く事ができちゃう驚きの簡単スピードレシピ。お弁当のおかずにもオススメです。・ちくわの塩昆布炒めそのまま食べても美味しいちくわ。塩昆布で炒めることで一味も二味も美味しくなります。お弁当にも、お酒のあてにももってこいの一品です。・豚肉とナメコの塩昆布炒めパパッと作れる「豚肉とナメコの塩昆布炒め」。最後に回しかけるのは醤油、みりん、酒は全て小さじ1の黄金比。ナメコの滑りが豚肉に味をしっかり絡めてくれますよ。・鶏肉と小松菜の塩昆布炒めメインになる「鶏肉と小松菜の塩昆布炒め」。味付けは塩昆布のみ。メインが簡単に作れるのは本当に嬉しいですよね。塩昆布の旨味が鶏肉にしっかり味がしみ込んでいます。カルシウム豊富な小松菜と合わせて栄養価も高く少ない材料で作れる便利な一品!・塩昆布バタースパゲティーなぜ今までこれを作らなかったのだろうと、思わず後悔してしまう美味しさなのが「塩昆布スパゲティ」です。味付けは塩昆布、バターに練りわさびのみ。昆布のうま味がバターに溶けだして…これはうなる美味しさですよ。茹でたパスタに和えるだけなのでとっても簡単!早速作ってみてくださいね。■塩昆布を乗せて「煮たり蒸したり」!手間なく使える塩昆布レシピ・白菜と塩昆布のレンジ蒸し白菜に塩昆布を乗せてレンジでチン。ポン酢をかけたら完成のスピードレシピは、副菜に迷いがちなお刺身や焼き魚にピッタリ。火を使わず作れちゃうのも嬉しいですよね。・カボチャの塩昆布煮栄養価の高いカボチャを塩昆布とみりん、砂糖で煮た「カボチャの塩昆布煮」は、シンプルながら、カボチャの甘みと塩昆布の塩味が見事にマッチング。塩昆布で作った優しいお味の煮物を召し上がれ。・大根の塩昆布蒸し大根、だし汁、塩昆布を耐熱皿に入れてレンジでチンして完成の簡単レシピ。混ぜご飯やちらし寿司などの箸休めにも良いですね。今までご飯のお供として活躍してくれていた塩昆布。調味料としても使えるのでストックしておくと本当に便利です。副菜もなるべく簡単スピーディーで栄養価が高いものがベストです。塩昆布の力を借りて楽して美味しいごはん作りに役立ててくださいね。
2021年11月30日世界の無形文化遺産に登録されている「和食」の食文化ですが、和食に欠かせないものと言えば「だしのうま味」。京都大学の伏木亨教授や英国のサセックス大学のマーティン・ユーマンズ教授(実験心理学)の研究によると、「うま味」は食事の満足感を高め、食欲を抑える効果があることが分かったそうです。(※)ダイエットにも活用できる「うま味」の効果と活用法を知っておきましょう。だしのうま味成分は、満腹感を感じやすく食欲を抑える研究では、27人の被験者を2つのグループに分け、同じ朝食をとってもらった後、昼食の45分前に一方には旨味成分であるグルタミン酸とイノシン酸が入っているスープを、もう片方のグループには両方とも入っていないスープを飲んでもらう実験を4日間行ったところ、旨味の入ったスープを飲んだ被験者は、満腹感を感じやすくなり、昼食の摂取量が減ったそうです。(※) だしのうま味成分で満足感を感じる理由その理由はうま味成分が「タンパク質(アミノ酸)」であることに由来します。糖質・脂質・タンパク質(アミノ酸)は、カラダを維持するのに必須な栄養素であるため、自然とカラダが欲しがるようにできています。また、口にするとβ-エンドルフィンなどの快楽物質が放出されるので満足感を感じ、病みつきになることも知られています。糖質+脂質のスイーツが無性に食べたくなるというのもこの理由からです。同じように、「うま味」もタンパク質(アミノ酸)として脳に認識されるため、脂質や糖質と同様の満足感がもたらされます。ダイエット中は、糖質や脂質が多いものは避けたいところ。代わりにヘルシーな「だしのうま味」をもっと利用していきましょう。 だしのうま味で食べ過ぎを防止するコツだしを効かせた汁物を最初に飲む普段の食事では、最初にうま味を効かせた汁物を食べると食べ過ぎ防止に繋がります。また、遅い時間の夕食として食べると、胃腸の負担が減るのでおすすめです。減塩効果でご飯の量を減らすだしは素材の味やおいしさを引き立てるため、調味料を減らしても美味しい料理ができます。味が濃い料理だとついついご飯の量が増えてしまいがち。味を薄くすることで、ご飯の量を減らすことができます。だしは手軽に作ることができ、保存も可能です。時間があるときに多めに作って作り置きしたり、いりこや昆布を水に浸したものを常備したりすると便利です。 だしのうま味成分を含む食材うま味物質として知られているものにグルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸などがあります。それぞれ多く含まれる食材があるので、料理の素材として利用してみましょう。グルタミン酸昆布・パルメザンチーズ・トマトなどイノシン酸カツオ節・煮干し・さばなどグアニル酸干ししいたけ・きのこ類など満足感や満腹感をもたらしてくれるうま味を活用すれば、心が癒されるだけでなくダイエットの成功も近づきますよ。 【参考・参照】(※)保健指導リソースガイド「うま味」には食欲を抑える作用がある海外で和食が注目される理由〈〉(最終閲覧日:2017/9/7) 【執筆者】コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2019年06月24日みなさんの晩ごはんの献立の参考になりそうなメニューをご紹介する「今日のごはん」。LIMIAグルメ部が選んだのは、だしのうま味たっぷりの「大根と鶏のスープ」です!お餅と一緒に食べてもおいしい一品ですよ♡あったか~いスープが染みわたる♡食べ過ぎ続きのお正月に、こんなヘルシーメニューはいかがですか?今日ご紹介するのは、mikaさん考案の「大根と鶏のスープ」です。使う材料は大根、鶏の手羽先、干しシイタケ、昆布、ショウガ。シンプルながらだしの利いたスープのうま味を味わえる一品ですよ♡▼詳しいレシピはこちら!寒〜い冬に嬉しい旨味たっぷり大根と鶏のスープの作り方お鍋に昆布を入れたら、だしが出る間に具材を下処理します。大根は厚めに皮を剥くのが、柔らかく煮るポイントなのだとか♪あとは塩を加えて1時間ほど煮るだけ!おうちでゆっくりと過ごす日にぜひ試してみてくださいね。器に盛り盛り付けたら、黒コショウを適量ふっていただきましょう。あったかいスープが体に染みわたります……!今日はだしのうま味を楽しむ「大根と鶏のスープ」をご紹介しました。煮込んだ大根の甘みに、ほろほろの鶏肉が相性◎。お吸い物代わりに、お餅と一緒に食べるのもおすすめですよ♡やさしい和食の味わいをぜひ感じてみてはいかがでしょうか♪明日も、晩ごはんにおすすめのレシピをご紹介します!
2019年01月02日こんにちは。料理研究家の越野美樹です。冬将軍到来!温かい汁物が恋しい季節になりましたね。今回は、お子さんと一緒にワイワイ作りたい、「具沢山すいとん汁」をご紹介します。すいとんというと戦後の食糧難の時代を思い出すかもしれませんが、すいとんは意外と子どもに人気のメニューなんです。すいとんを作る作業はお子さんも楽しんでできるので、きっと喜んでお手伝いもしてくれますよ。汁物が苦手なお子さんも多いと思うのですが、小麦粉のお団子を入れるだけで、大好物に早変わり! うどんを別ゆでにするのが面倒な時も、小麦粉を水でといて入れるだけだから、手軽に作れます。お子さんが苦手な野菜も、いつの間にかすいとんと一緒にお口に入ってしまうかも!? 子どもが好きな野菜をひとつ入れてあげるだけでも、ぐんと食べやすくなります。すいとんは水分が多くても少なくても作れますが、今回はお子さんが楽しんですいとんを作れるように、かための生地を作り、型抜きも楽しめるレシピに仕立てました。型がなくても、子どもは台所の芸術家ですから、恐竜やおうちなど、いろいろな形を作ってくれることと思います。すいとんに入れる野菜も型抜きすると、さらに喜んで食べてくれますよ。■具沢山すいとん汁調理時間 15分レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹<材料4人分>薄力粉 200g水 100gさつまいも 1本じゃがいも 1コにんじん 半分白菜 2枚ネギ 1本油揚げ 1枚昆布 20cm分(1lの水に浸けておく)しょうゆ 適量<作り方>1、さつまいもは輪切りに、じゃがいもは半月切りに、にんじんは型ぬき、白菜はざく切りに、ネギは斜め切りに、油揚げは短冊切りにする。2、鍋に昆布をつけた水を入れ、1を入れて中弱火にかける。昆布が柔らかくなったら千切りにして鍋に戻す。3、ボウルに薄力粉と水を入れ、手でよく混ぜてまとめる。2が沸騰したら3を一口大にちぎって鍋に入れる。まな板に打ち粉(分量外)をして、生地を綿棒でのばし、型ぬきしたものを鍋に入れても良い。4、すいとんが浮き上がってきたら、弱火にしてしょうゆを加える。粉末だしやコンソメなどを加えなくても、昆布の出汁と油揚げのコク、お芋の甘みでうまみがたっぷりのスープが完成します。 熱いうちにハフハフと食べたいですね。今回は生地の一部にヨモギの粉や紫芋パウダーを加えて、3色のすいとんが楽しめるよう仕立ててみました。人参やすいとんの形が楽しいので、お子さんの食欲もアップしそうですね。■「具沢山すいとん汁」のアレンジ例お子さんがさらに食べやすいように、「具沢山すいとん汁」に豆乳を加えてみました。●「豆乳のクリーミーすいとん」「具沢山すいとん汁」をたっぷり作って、小分けしてスープにカレー粉を加えたり、トマト缶を加えたり、ホワイトシチュー仕立てにしたりすれば、また新しい味が楽しめます。熱々のうちにハフハフ食べたい「具沢山すいとん汁」。お子さんが無理なく野菜をたっぷり食べられるメニューです。体の芯から温まりますよ。
2018年01月17日キユーピーが、国産カタクチイワシのうま味と風味が楽しめる「キユーピーアンチョビーソース」の販売を再開します。全国に出荷されるのは2月17日(金)からです。独特のうま味・風味今回販売が再開される「キユーピーアンチョビーソース」は、料理の隠し味に少量加えるだけで、独特のうま味・風味を味わえる調理用ソースです。原料となるアンチョビーは、鮮度の良い国産カタクチイワシのみを使用し、1年以上かけてじっくりと熟成させることで、独特のうま味・風味を引き出しています。仕上げに、機械で丁寧にすりつぶし、なめらかなソースに仕立てています。少量で味付けの幅が広がる「アンチョビーソース」はパスタやサラダ、おつまみメニューなどに少量加えるだけで、独特の風味・うま味・塩味を加えることができます。いつものメニューがぐっと味わい深く仕上がります。上の写真は、アンチョビーポテトの調理例です。アンチョビーソースができるまで原料には、鮮度の良い日本近海の良質な国産カタクチイワシを厳選して使用。イワシのうま味をギュッと凝縮させるため、岩塩で2度塩漬けします。その後、1年間以上15°前後で保管。塩蔵熟成させ、イワシのうま味をさらに深めます。仕上げに、機械で丁寧にすりつぶし、なめらかなソースに仕立てるのです。商品概要ブランド名:キユーピー商品名:アンチョビーソース内容量:340円(税抜)賞味期間:24ヵ月出荷日:2月17日(金)から全国に出荷
2017年01月23日例えば干し椎茸のように、野菜は干すとうま味 (旨味、うまみ) 成分が増すことが知られています。どこの家にもある大根やニンジン、ナスやカボチャなど、ちょっと買いすぎたかなと思う時は、干し野菜作りの絶好のチャンス。手軽に干して、料理のレパートリーを広げてみませんか?○通販でたまった段ボールを利用干し野菜を作るのに、ぜひ用意したいのが段ボール箱。段ボール=紙なので、水分を吸収します。これが、干す野菜を並べる台となります。カッターで切って適当な大きさに広げてください。食品をそのまま置くので、乾いた布巾でから拭きなどして汚れを取り、野菜を広げて日当たりのよい場所に置いておくだけです。この場合、ベランダなど外に出しても良いですが、干し上がるにつれて重量が軽くなるので、風に飛ばされないよう注意してください。家の中の日当たりのよい窓辺などでも大丈夫ですので、心配な人は、家の中で作りましょう。野菜の種類にもよりますが、夏期なら1~2日ぐらいで、見事にドライベジタブルができあがります。○調理の前に水で戻す干しあがった野菜は、水で戻して煮物、和え物、スープなど、いろいろ使えます。野菜の切れ端などが中途半端に残った時は、このように干し野菜にしておけば、冷蔵庫の奥で忘れ去られて、腐ってしまった! という事態を避けられます。つい多く買いすぎてしまった野菜も、干しておけば保存ができます。干す前との味や食感との違いをぜひ体験してみてください!執筆:山猫軒 (imago)東京都在住。独身。ドラマと読書と食べ飲みが大好き。晩酌は、まず飲みたい酒から肴を決め、1食でも疎かにしたくない食いしん坊です。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年09月24日力の源カンパニーは、5月19日~6月21日、「第3回ラーメン総選挙」で第1位となった「うま味海苔出汁(のりだし)そば」(税込880円)を販売する。販売場所は、全国の「博多一風堂」22店舗。札幌、熊本、平針、西北は6月2日より販売開始。ラーメン総選挙は、「力の源」グループの社内コンテストとして始まったもの。第3回では、日本全国のラーメン職人のほか、アメリカやアジアからもエントリーを受け付けた。優勝したのは、岐阜県にあるラーメン店「白神」の木村知史氏。エントリーした「うま味海苔出汁そば」の出汁には、羅臼昆布、片口イワシ、鶏節(とりぶし)を使用した。同レシピは、提供前に、青海苔と黒海苔の風味を出汁にうつすことをポイントとしている。審査員たちは、海苔を具材としてではなく出汁のもととして捉えた発想を、高く評価したという。中太の麺には、「北の麦味」という横山製粉と白神ラーメンが共同開発した地粉を使用。きんちゃくや海苔せんべい、昆布玉子など、トッピングの具材にもこだわって仕上げたという。きんちゃくの中身は、鶏ミンチ、筍(たけのこ)、しいたけを炒めて作ったあんで、そこへ「奥美濃古地鶏(おくみのこじどり)」の鶏脂と、しそのオイルを加えた。魚介系のスープに動物系の味が混ざることで、新たな味わいを楽しめるとのこと。パリッとした食感が特徴という海苔せんべいは、終盤でスープに浸せば、海苔のうまみが増すという。昆布玉子は、半熟玉子に羅臼昆布や出汁のうまみをしっかりと染みこませたとのこと。販売店舗は、九州エリア(薬院、山王、熊本)、中国、四国エリア(岡山、松山)、関西エリア(長堀、池田、京都五行、西北)、中部エリア(本町、平針)、関東エリア(銀座、高田馬場、駒沢公園、大宮、関内、恵比寿、本厚木、上野、南青山)、東北・北海道エリア(仙台青葉、札幌)の22店舗。
2015年05月14日はじめまして! 料理研究家の五十嵐豪です。冷蔵庫に●●しかないとき、それ単品でごはんを食べるレシピを提案する“しかない”料理や、大盛りなのにダイエット!? な“大盛りダイエット”レシピなど様々なレシピを紹介しております。今日は僕から皆さんにこっそりお伝えしたいことがありまして…。ちょっと耳を貸してもらえますか? それは…「簡単にあなたの料理がおいしくなる方法」です!(C) kazoka303030 - Fotolia.com今すぐ使えて料理が一流料理人並に美味しくなる、“うま味調味料”丸秘テクニックをみなさんにご紹介します。 ■うま味調味料ってなんだ? 7月25日は日本うま味調味料協会が定めた「うま味調味料の日」だそうです。とは言っても、いきなりうま味調味料の日って言われても全然ピンとこないですよね。“うま味”は料理のキモとも言えるもの。“料理のうま味を増す調味料=うま味調味料”を使いこなせばあなたの料理は今より何倍も何十倍も美味しくなるのです。では、そもそもうま味とは何でしょうか? それはお出汁を飲んだときに感じる、じんわり優しくて広がりがあって舌に残る味覚のこと。体験するには、ミニトマトを30回以上噛んで、飲みこんだ後に舌に残るじんわりした感覚が近く、熟成チーズを食べた後に舌に残る感覚も濃厚なうま味によるものと言われます。(C) kazoka303030 - Fotolia.com うま味調味料とは、サトウキビの糖蜜などからうま味を感じる成分であるグルタミン酸をつくりだし、その結晶を調味料として利用したものです。元々は大豆をしぼったタンパク質から作っていましたが、今や世界中で利用されるようになり、サトウキビの糖蜜を微生物が分解してグルタミン酸をつくっているそう。めんつゆなどの調味料やインスタント食品や缶詰など加工品にも入っています。僕は年間2,000レシピを制作しておりますが、このうま味を掴んだことでレシピの味決めにかかる時間がかなり減りました。料理に「何か足りない。」「もっと美味しくできるはずなのに…」と思う時はありませんか? その何か足りない、が“うま味”だったんですね。“うま味”を引き出す“うま味調味料”を使いこなしましょう!■家庭ではどうやって使うの?どうやって使うの? と言うことで、早速、6つのテクニックを紹介します。1:ゆでながら下味をつける野菜などのゆで汁にうま味調味料や塩を加えることで、アクや青臭さがキレイになると同時に、深みのある下味をつけることができます。2:合わせ調味料の隠し味にまろやかな味に調整スープや合わせ調味料の隠し味にうま味調味料を使うとうま味が増強するので、塩味が際立つのを抑えてまろやかで調和のとれた味わいになります。 3:浸すとうま味が均一になじむうま味調味料を加えた冷水に素材を浸すと、うま味が隅々まで浸透しやすいのです。4:素材本来のうま味を引き出す旬はじめの素材はフレッシュな反面、味がのりきれていないので、うま味調味料で少し補うと旬のおいしさに近づきます。魚介の冷凍品はうま味調味料を振って冷蔵庫で寝かすと本来の味を取り戻すのだそう。5:下味・素材のうま味を高める素材の下味にうま味調味料で下味をプラスすると、おいしさが向上するんです。6:もどす・うま味がゆっくりとしみ込む海藻をうま味調味料を加えた水で戻すと、特有の磯臭さが消えてうま味も増してオススメ。 7月25日のうま味調味料の日に向けて、簡単にあなたの料理が美味しくなる“うま味調味料”丸秘テクニックをご紹介しました。このテクニックをご家庭でも使いこなして、どんどん“うま味調味料”を活かした料理上手になって下さいね!“うま味調味料”で、笑顔があふれる食卓が増えていけば嬉しいですね。・味の素 公式サイト
2014年07月18日