フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は韓国ごはんの店『モゴ』のビビンパ定食です。経堂にかわいい食堂ができた。その名はモゴ。韓国語で「食べて」を意味する韓国ごはんのお店だ。店主の山口泰子さんは韓国の食はもちろん、韓国文化を10数年来愛してきた人。韓国へ通い、料理を身につけ、今年の3月、自身のお店を開くに至った。韓国料理といえば辛い!のイメージが先行するけれど……「実は辛くない、滋味深いすてきな料理がたくさんあるんです」と山口さん。おっしゃる通り、モゴのビビンパはそこまで辛くない。真っ赤な自家製コチュジャンは辛さというより香り高さと深みがあって、ピカピカのナムルや、肉の味わいがぎゅっと濃厚な塩豚そぼろ(山形・平田牧場から指名買い。甘辛く味つけてはもったいないので塩味で!)と混ざれば混ざるほど、おいしさが重層的に広がっていく。この味わいの充実感、それでいて食後感は軽やかで、ランチは毎日これがいい!と前のめりになる。「野菜とお米をたっぷり食べられる外ごはんがあればいいのに」と思い続けてきた山口さん。体に負担が少なくて、栄養も満点で、豆や野菜をもりもり食べられて、ご機嫌な気持ちでごちそうさまって言える店。モゴには山口さんの理想が詰まっている。あ、帰りには、山口さんお手製の韓国民芸モチーフクッキーも忘れずに買って帰らなきゃ(実は山口さん、お菓子の名店『foodmood』出身なのです)!昼メニューからビビンパ定食(¥1,100)。たっぷり野菜と塩豚そぼろと自家製コチュジャンに、数種のおかずとスープ(この日はもやし。もやし出汁のおいしさ侮るなかれ!)付き。モゴ東京都世田谷区経堂2‐31‐20TEL:03・6680・704311:30~14:30、18:00~21:00(日曜除く)水・木曜休詳細はインスタグラム(@mogo_pap)で。ひらの・さきこ1991年生まれ。フードエッセイスト。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)など。※『anan』2022年4月20日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2022年04月13日お酒をこよなく愛するアナウンサー・宇賀なつみさんの「宇賀なつみのほろ酔いおつまみ」。今回『アッシャゴ』のピザです。宇賀(以下U):今回は巣鴨のピザ屋です!この間、ラジオの収録後に放送作家の小山薫堂さんに連れていっていただいたのですが、美味しいし居心地もよくて最高でした。編集K(以下K):いわゆる流行りのNYピザって感じではなく、生地も薄くパクパクと食べられちゃいますね。まさにおつまみ…!U:そう!サイズも小ぶりでお一人様にちょうどいいし、種類も多いから、一人2枚はいけちゃう。私のおすすめは「ミックスB」(写真右)で、とっても具だくさん。一人でピザ1枚を食べながら、ビールが飲めるってなかなか味わえない幸せだと思うんです(笑)。K:あと、お店の雰囲気やマスターもチャーミングで素敵です。U:こんな紙ナプキン入れ、今じゃなかなか見られません。綺麗な今っぽいお店もいいけど、やっぱり昭和の薫りが残るお店は定期的に浸りに行きたくなりますね。マスターは、車と音楽が大好き。店内では井上陽水さんの曲がよく流れているし、他にも’70年代の洋楽も好きなんだとか。K:そういう親しみやすさも、昔ながらのお店の醍醐味!マスター:次は、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」でも聴くかい?なかなか聴けないロングバージョンを持ってんだ。U、K:ぜひ!音量大きめで!左・サラミ¥700右・ミックスB¥1,000。ミックスBにはオニオンやマッシュルーム、ピーマン、ベーコン、コーンがトッピングされている。キリンラガービール¥600。アッシャゴ東京都豊島区西巣鴨3‐18‐4TEL:03・3940・441918:00~翌2:00(現在は17:00~21:00)月曜休宇賀なつみお酒をこよなく愛するアナウンサー。MCを務める『土曜はナニする!?』(関西テレビ)が放送中。「2月は働いた~!」編集Kもうすぐ入社4年目。「三州屋で定食に付いてくる鳥豆腐を家で再現したい!」※『anan』2022年3月30日号より。写真・清水奈緒(by anan編集部)
2022年03月23日トゥー フェイスド(Too Faced)は、2022年春コスメ「トゥー フェム コレクション」を、2022年3月25日(金)に全国発売する。"まるで花畑”ドリーミーなアイシャドウパレット「トゥー フェム コレクション」は、華やかでドリーミーなムードに包まれた、春らしさ満点のメイクアップコレクションだ。注目は、バタフライ柄の美しいパッケージに包まれた全14色入りのアイシャドウパット。ふんわりピンク、優しいグリーン、爽やかなブルーなど、まるで春の花畑に迷い込んだかのような愛らしいシェードを詰め込んでいる。またアイシャドウには、繊細なシマー、濃厚なマット、濡れ感のあるメタリックなど、様々な質感も揃えているので、気分に合わせたアイメイクを楽しむことができそうだ。バタフライが舞う限定チークどんな肌トーンにも馴染むピーチピンクカラーの限定チーク「トゥー フェム ブラッシュ」には、ひらひらと舞うバタフライをパレットに描いた。ふんわりのせればナチュラルな仕上がりに、重ね付けすれば美しい高発色を叶えてくれるので、春にぴったりな華やかな表情を演出することができそうだ。また植物オイルを配合したなめらかなウェットパウダーは、自然なツヤをプラスしてくれるのもポイント。チークとしてだけでなく、ハイライターとしても使えるマルチな仕上がりとなっている。"ハートモチーフ入り”全6色のツヤリップそして「トゥー フェム コレクション」からは、新作"ツヤ”リップ「トゥー フェム ハート コア リップスティック」も登場。濡れたようなシアーカラーと、軽やかなテクスチャーが特徴で、唇に自然と溶け込むナチュラルな仕上がりを叶えてくれる。またリップスティックの中心にあしらった"ハートコア”には、特別なスキンケア成分も配合したことで、保湿ケアもばっちり。甘いイチゴの香りがふんわり広がる、全10色を展開する。【詳細】「トゥー フェム コレクション」先行発売日:2022年3月16日(水)三越伊勢丹・伊勢丹新宿本店先行発売全国発売日:2022年3月25日(金)※公式オンラインストアでは、2022年3月23日(水)に発売。・トゥー フェム アイシャドウ パレット 5,720円<数量限定>・トゥー フェム ブラッシュ 4,180円<数量限定>・トゥー フェム ハート コア リップスティック 全10色 各2,970円<新製品>【問い合わせ先】お客様相談室TEL:0570-003-770
2022年03月18日お酒をこよなく愛するアナウンサー・宇賀なつみさんの「宇賀なつみのほろ酔いおつまみ」。今回は『中村 玄』の麻辣香鍋(マーラーシャングォ)です。宇賀(以下U):寒い~!こんな日は、鍋を囲みたいところです。汁なし火鍋はどうかな?普通の鍋だとスープがお腹にたまっちゃってお酒が進みにくいけど、汁なし鍋はもう…“おつまみ鍋”ですから。編集K(以下K):気になります!U:麻辣香鍋っていう前回の北京五輪の時にブームになった料理なんだけど、中毒性があって定期的に食べたくなるんです。辛さも選べて、標準は2辛で私はいつも3辛!K:美味しい!ぐんぐん食べ進めたくなる辛さで、やみつきになります。U:赤いのは、朝天唐辛子。こんなに入ってますが、すごく辛いってわけじゃなくて旨味が引き立つ辛さで。野菜、お肉、魚介類がたくさんごろっと入っているのも魅力的。お酒はハイボールばっかり飲んでます。K:ズッキーニ、レンコン、オクラ、豚バラ、きのこ、ホタテ…。メニューから好きな具材を選んでカスタムできるのは嬉…。U:(かぶせ気味に)早く食べてください。〆をやらないと!K:すみません(汗)。U:麺もいいですけど、私のイチオシは「チャーハンおじや」。スパイスのスープを吸ったお米をちびちび食べながら、ここもハイボールです。K:山椒が強く効いてて、痺れが…。U:いい感じ!「すみませ~ん。ハイボールもう一杯ください!」麻辣香鍋 鍋底(基本具材:パプリカ、ズッキーニ、木耳など)1人前¥2,600(2人前より)。それに加える形で、鶏モモや豚バラ(各¥800)などを注文できる。辛さは1~6から選択可。ピリッとスパイスの効いた麻辣ハイボール(¥800)と一緒に。中村 玄東京都渋谷区恵比寿南1‐18‐11西田ビル201TEL:03・3711・589717:00~23:00(土・日・祝日16:00~22:00)月曜、第1・第3火曜休宇賀なつみお酒をこよなく愛するアナウンサー。仕事のため、毎週大阪と東京を行き来。「ふるさと納税で届いたもつ鍋がおいしい!」編集K新卒3年目。最近のブームは、豚肉を茹でて作る豚キムチ。もちろん酒のつまみ。※『anan』2022年3月2日号より。写真・清水奈緒(by anan編集部)
2022年02月24日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『nerisa』(ネリザ)のパプリカのリゾットです。学芸大学の人気イタリアン『リ・カーリカ』のシェフが独立して店を開くと、開店前から注目されていた西小山『nerisa』。早速出掛けて心を奪われたのは、燃えるようなオレンジに輝くリゾットだ。口に含めば焼きパプリカの濃密な甘みと香ばしさがぐわーっと襲ってくる。う、うまい……。「僕がピエモンテのレストランにいた時代に習得したレシピなんです」と、オーナーシェフの田中隆照さん。イタリア・ピエモンテではローストしたパプリカにアンチョビとパセリを合わせる前菜が定番で、それをアレンジしたものだ。シンプルながら、パプリカの鮮やかな風味といい、アンチョビやパセリのソースが混じり合うバランスといい、完璧の二文字が脳内に浮かび上がる。前菜にオーダーした牡蠣と春菊のスフォルマートにしても、田中さんの料理には総じて、ストレートな味わいの中にそっと秘めた一手間と、それゆえの気品が感じられる。じゃあ店もかしこまった雰囲気かといえばそうではなく、カウンターがメインのオープンキッチンには、リラックスした空気が流れる。二軒目に軽くパスタとワインなんてわがままも歓迎。店名の由来を聞けば「田中をイタリア語にするとnerisaです(笑)」との答え。肩の力の抜けた、しなやかさ。あーおいしいものが食べたい、と思う夜に浮かんでくるのはこんな店だ。パプリカのリゾット バーニャカウダソース(¥1,500)、牡蠣のクリーム煮と春菊のスフォルマート(¥1,600)、グラスワイン(¥800)。セラーにはイタリアの自然派ワインが揃い、カウンターには蒸留酒がずらり。メニューはコースもアラカルトも対応。nerisa東京都品川区小山6‐7‐6タクシティハイツ西小山103TEL:03・6770・634817:00~23:00不定休ひらの・さきこ1991年生まれ。フードエッセイスト。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。※『anan』2022年2月23日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2022年02月16日天井が高く開放感あふれる、オシャレな店内イタリア郷土料理のスピリッツを感じる、独創的な料理料理の食材もワインも、シェフのこだわりで厳選天井が高く開放感あふれる、オシャレな店内大切な商談や、家族の集いにオススメ。周りに気がねなく過ごせる完全個室店内は、青と白が基調の爽やかな雰囲気で、天井が高く、開放的。奥にある完全個室は、接待や商談はもちろん、記念日デートなど、大切な方とゆっくり食事を楽しみたいときにピッタリです。また、子どもといっしょのときも、周りを気にすることなく、本格派イタリア料理を思う存分楽しめます。おひとり様のときも、食事やお酒を気がねなく楽しめるバーカウンター入り口にあるスタイリッシュなバーカウンターは、仕事帰りやお買い物のあとに、ワインと料理を一皿楽しんで帰る、というカジュアルな利用もできて便利。また、デートで隣り合わせで会話を楽しみたいときや、ひとりでゆっくり食事をしたいけれど、ダイニングだと落ち着かない、というときにもオススメです。イタリア郷土料理のスピリッツを感じる、独創的な料理シェフがイタリアで学んだ郷土料理をベースに、日本の志高い生産者の食材を活かしてつくる、独創的な料理が人気です。本格派イタリアンの味はもちろん、丁寧なサービスも人気。おいしい料理が日常の疲れを忘れさせてくれます。オリジナリティあふれる多彩なメニューのなかから、オススメの3つをご紹介します。『トリュフのグラタン ピエモンテ風』食べると幸せな気分になる、絶品スペシャリテ『トリュフのグラタン ピエモンテ風』シェフ自慢のスペシャリテ『トリュフのグラタン ピエモンテ風』は、厳選された素材のおいしさを実感できる人気メニュー。卵とパルミジャーノレッジャーノ、ベシャメルを層にして焼き上げ、トリュフをたっぷり加えた贅沢な逸品。とろりと半熟になった卵黄とソースにチーズが溶け合い、トリュフの香りが広がります。『夏鹿のラグーナポレターナパッパルデッレ』ナポリの伝統料理をアレンジした爽やかな味『夏鹿のラグーナポレターナパッパルデッレ』ナポリの郷土料理「ラグー」はボロネーゼと違い、大きめの肉でつくるのがポイント。さっぱりとした壱岐の夏鹿を使用し、たっぷりのハーブで仕上げた爽やかな味わいです。パスタは歯応えがよい手打ちのパッパルデッレを使用。ワインとの相性もいいので、グラスを傾けて会話を楽しみながら、ゆっくり味わいたい料理です。『鹿児島産黒毛和牛の炭火焼きロメスコソース』炭火で焼き上げた贅沢な旨みを堪能『鹿児島産黒毛和牛の炭火焼きロメスコソース』15歳の黒毛和牛のランイチを、ガリッと炭火で焼き上げた逸品。周りをしっかり焼くことで、年齢を重ねた牛肉の旨み、熟成した香りがより際立っています。ロメスコソースと、甘みを引きだすように焼いた野菜がアクセント。炭火焼きならではのインパクトある味わいと、高級肉のとろけるようなやわらかさを満喫できます。料理の食材もワインも、シェフのこだわりで厳選肉や野菜などの食材は、信頼できる、顔の見える生産者から仕入れたものを使用シェフのモットーは、なるべく顔の見える生産者からの食材を料理に使うこと。理由はおいしさはもちろん、安心を提供できるからです。牛肉は滋賀の精肉店「サカエヤ」から8歳以上の黒毛和牛を仕入れています。どの料理も、厳選された新鮮な食材の味を活かしたおいしさを堪能できます。料理に合うイタリアワインが豊富。ハーフでオーダーできるのもうれしい魅力料理にはイタリアワインがオススメ。シェフのこだわりで厳選したおいしいワインが豊富にそろっています。グラスワインは700円から。ソアヴェやブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどのワインも、ハーフで頼めます。ソムリエにその日の料理に合わせるワインを相談して、はじめての銘柄にトライするのも楽しみの一つです。本格派イタリアンならではの奥深い味と、おもてなしの心が行き届いたサービスが魅力の【laBrianza(ラ・ブリアンツァ)】。デートや接待、家族のお祝いなど、さまざまなシーンで訪れたい一軒です。洗練された雰囲気の店内で、おいしい料理を味わうひとときは、大切な人との距離をより近づけてくれるはずです。料理人プロフィール:奥野義幸さん1972年、和歌山県生まれ。米国の大学で経営学を学び、卒業後2年間会社員を経て料理業界へ。都内のイタリア料理店に勤めたのち、渡伊。リグーリア州をはじめ、イタリア全州で学び帰国。2003年【リストランテ ラ・ブリアンツァ】をオープン。2016年六本木ヒルズに【ラ・ブリアンツァ】として移転。現在5店舗を経営。食品プロデュースや料理講師など活動は多岐にわたる。2021年末に米国でのレストラン運営も開始。laBrianza【エリア】六本木【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】9000円【アクセス】六本木駅 徒歩7分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2022年02月01日お酒をこよなく愛するアナウンサー・宇賀なつみさんの「宇賀なつみのほろ酔いおつまみ」。今回は、『オ山ノ活惚レ(おやまのかっぽれ)』の白子チーズリゾットです。編集K(以下K):東京でも雪が積もって、すっかり冬になりました~。宇賀(以下U):寒い日が続きますね。でも、冬は美味しいものばかりなので好きな季節。今回は、特にお気に入りの白子を選びました!K:白子が大きくてプリプリですね!U:このリゾットをちょびちょび食べながら、ワインを飲むのが定番。私、米とか麺と一緒に飲むのが好きなんですよね(笑)。K:(…僕はそれで太りました)U:白子やチーズの濃厚さに、追い打ちをかけるように卵黄を割り…。「今日だけだから~!」と心の中で叫びながら食べてます。2~3人で分けて、〆としてもぴったりです。K:白子は全く臭みがないし、美味しすぎて飲むように食べちゃいますね。U:このお店に見出しを立てるなら、「男のロマン、女子のキュンの全部詰め!」(笑)。料理もジャンル様々なのが魅力で、ワインのアテになるお洒落なものから、ハムカツや餃子、刺し身まであるんです。K:なんという名言!U:お酒だって、ワインだけではなくてサッポロの赤星も置いてるし、クラフトジンやこだわりのサワーもありますから。K:2軒目に行かずとも、ここで満足できますね!U:何軒も飲み歩くのはもちろんいいけど、たまには一軒でじっくりとね。白子のチーズリゾット¥2,200。オレンジワイングラス¥1,200~。白子はオーブンで火を通した後、バーナーで表面に焦げ目をプラス。ワインは赤、白、オレンジ、泡と幅広い品揃えに定評あり。オ山ノ活惚レ東京都渋谷区猿楽町9‐1宮田ビル2FTEL:03・6416・398517:00~翌1:00(日・祝日のみ16:00~24:00)不定休宇賀なつみお酒をこよなく愛するアナウンサー。仕事のため、毎週大阪と東京を行き来。「今年は年女なので、より一層頑張ります!」編集K新卒3年目。正月でしっかり2kg増。最近、飲酒時のお米を我慢できるように。※『anan』2022年2月2日号より。写真・清水奈緒(by anan編集部)
2022年01月26日2022年1月17日、カナダのオンタリオ州トロントで記録的な猛吹雪となりました。海外メディア『Global News』によると、トロントにあるカリブ料理レストラン『ナイシーズ・イータリー』のオーナーであるヴァレリーさんはこの日、従業員の安全を考慮して、臨時閉店することに決めたのだそう。そして翌日、店に出勤したヴァレリーさんは、レストランの入り口に足跡を見つけます。気になった彼女が防犯カメラの映像を確認すると、驚くべき光景が映っていたのです。 この投稿をInstagramで見る Nicey's Eatery(@niceys.eatery)がシェアした投稿 ヒザの上まで積もった雪の中を歩いて、レストランにやってきた男性。そして彼は、入り口に貼られた臨時休業のお知らせを見て、文字通り、ヒザから崩れ落ちたのです!音声は聞こえなくても、男性がまるで「ウソだろ?なんてこった!俺の食事はどうしたらいいんだ!」と叫び、激しく落胆している様子が伝わります。ヴァレリーさんは動画をInstagramで公開し、この男性に呼びかけました。私たちの大切なお客様。あなたがどなたか知りませんが、あなたを探しています。閉店していて、本当に申し訳ありません。私たちはあなたの失望を感じ、すぐにお会いできることを願っています。今日、あなたが注文されるお食事は、私たちがご馳走します。niceys.eateryーより引用(和訳)ヴァレリーさんは、あの吹雪の中を来店してくれた男性に感激し、「食事をご馳走したい」と申し出たのです。この動画は5万回再生され、地元のメディアでも紹介されましたが、2022年1月26日の時点でまだ男性は見つかっていないようです。 この投稿をInstagramで見る Nicey's Eatery(@niceys.eatery)がシェアした投稿 ヴァレリーさんは嬉しさのあまり、この動画を何度も繰り返して見たのだとか。「この厳しいご時世で、私たちのような小さな店が存続できるのは、この男性のようなお客さんのおかげ」と語っています。猛吹雪の中でも歩いて店に行くほど、男性は『ナイシーズ・イータリー』の料理が食べたかったのでしょう。早くこの男性が名乗り出て、ヴァレリーさんの作るおいしい料理を食べに来てくれるといいですね![文・構成/grape編集部]
2022年01月26日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『RoJean(ロジーン)』の朝ごはんです。その姉弟は去年の11月、店を開いた。朝食とブランチの店だ。メニューのレシピは彼らのおばあちゃんのもの、食器は彼らの大叔父さんのもの、壁の色はおばあちゃんの好きな澄んだブルー、ペンキは友達に手伝ってもらってみんなで塗った。ニットの上にはひまわりのエプロン。おばあちゃんの出身地がカンザスで、カンザスにはひまわりの花がたくさん咲くから。店名は「RoJean」。おばあちゃんの名前だ。姉の麗子クリスタルさんと弟のトーマス龍さんが二人で開いたその店には、心ないものが一つもない。店を成すすべてに愛情が通っているのがわかる。だから、店というより彼らの家を訪ねるような親密さがあって、特製のトマトスープと熱々のグリルドチーズサンドを頬張る頃にはもうすっかり心まで満たされてしまった。ミルキーで優しい味のサーモンピンクのトマトスープにチェダーチーズたっぷりのグリルドチーズサンドをディップして食べると、サンドイッチがイルミネーションを纏ったみたいにキラキラ輝いた。私が目を丸くすると「黄金のコンビ。口の中で化学反応が起きるよね」と、彼らは笑った。おばあちゃんが家族を笑顔にしたくて作った料理が、時を経て遠くの街で、また別の誰かを幸せにしていく。二人のファミリーアルバムに迷い込んだような、温かくて特別な時間がそこにあった。グリルドチーズとトマトスープ(¥1,320)、デザートにピーカンパイ(¥880)を食べ、熱い紅茶(¥440)を飲む。おばあちゃんから受け継いだ分厚いレシピ本のタイトルは「Food&Love」。「グランマは優しいけど芯があって、お世辞とかでおいしいって絶対言わない人。だからグランマが選んだレシピはどれも最高」と麗子さん。RoJean東京都世田谷区北沢1‐9‐2TEL:050・5526・71308:00~15:00水曜休(変更の可能性あり)予約不可詳細はインスタグラム(@caferojean)で。ひらの・さきこ1991年生まれ。フードエッセイスト。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。※『anan』2022年1月26日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2022年01月19日いろいろな利用客を想定している飲食店。店によっては、ペット同伴の可否について、窓など見やすい位置に貼っています。BJ(@BJ95587929)さんは、神奈川県横浜市にあるショッピングモール『横浜ベイクォーター』で貼り紙を発見。思わず「本当にこのイラストでいいのか」とツッコみたくなる1枚がこちらです。ええんやな?連れてくるぞ? pic.twitter.com/2qydMnX3Ko — B(ブラック)J(ジャック) (@BJ95587929) December 16, 2021 イラストが牛のシルエット…って、大きすぎます!ペット同伴に対して、ウェルカムな雰囲気すぎる貼り紙を見た人たちからは、「連れていきます!」「お店の床がベコベコになりそう」「北海道ならありえるのかな」などの反応が寄せられました。こちらの貼り紙があるのは、アメリカ料理レストラン『BUTTERMILK CHANNEL(バターミルク チャネル)』横浜店。店に貼り紙の件について取材をすると、「店名の『バターミルク』は牛のミルクから作られるものなので、当店と牛は密接な関係にあります。店名から連想する動物は『牛』ということで牛を使っています」とのこと。また、実際はどのサイズのペットまで同伴OKかを確認すると…。施設館内は、ペットを連れて歩けるので、よく犬連れの方がご利用になられます。店が入っている施設側で許可されている動物であれば、許可できます。以前、小さいブタを連れてこられた方もいらっしゃいました。牛はどうなるのか分かりません。横浜ベイクォーターからの『お願い』を見ると、施設内でエレベーターやエスカレーターを利用する際は、抱きかかえるか、キャリーバッグやペットカートを使用する必要があり、大きい動物は難しそうです。実際に大きな動物を連れていきたい人は、事前に問い合わせをしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年12月17日東京・御茶ノ水にある日本茶レストラン「レストラン 1899 お茶の水」で、イチゴのスイーツフェアが開催。2021年12月1日(水)から2月28日(月)までの期間で、2種類のスイーツと3種類の新作ドリンクを提供する。日本茶レストラン「レストラン 1899 お茶の水」イチゴのスイーツフェア8種のメニューを一度に楽しむアフタヌーンティープレート中でも特に注目したいのは、イチゴと日本茶を使った和洋のスイーツ&セイボリーを一皿に盛り付けた「1899 アフタヌーンティープレート」。イチゴを散りばめたゼリーとあずき入りの抹茶レアチーズを重ねた2層ケーキ「いちごと抹茶のテリーヌ風」、白あんでほんのりとした甘みを加えた「いちごの甘酒」、「いちごとほうじ茶のミニパフェ」など、全8種類のメニューを一度に味わえるプレートメニューだ。贅沢な大人の和パフェ一方の「いちごと抹茶の冬色パフェ」は、イチゴと抹茶をふんだんに使ったパフェ。イチゴのコンポートや「自家製 和紅茶と柚子ピールのジュレ」、ローストした「酒茶ケーキ 抹茶」、濃茶のアイス、白あん・抹茶・生クリームを合わせた抹茶クリームなど、イチゴや抹茶をはじめとする和素材16種を17層に重ねた、贅沢な大人の味わいが楽しめる。イチゴを合わせた新作ドリンクは全3種ドリンク類は、「レストラン 1899 お茶の水」の人気ドリンク「濃茶ラテ」に自家製のイチゴソースを加えた「いちご濃茶ラテ」、淹れたてのほうじ茶と和紅茶を使った「いちごほうじ茶ラテ」「いちご和紅茶ラテ」の3種類が用意されている。詳細「レストラン 1899 お茶の水」イチゴのスイーツフェア■スイーツ販売期間:2021年12月1日(水)〜2022年2月28日(月)提供時間:カフェタイム(14:00〜18:00)価格:・「1899 アフタヌーンティープレート」1,800円・「いちごと抹茶の冬色パフェ」1,700円■ドリンク販売期間:2021年12月1日(水)〜2022年2月28日(月)提供店舗・時間:・「レストラン 1899 お茶の水」[平日]11:00〜21:00、[土日祝]11:00〜18:00 ※カフェタイムの席の利用は90分まで。・「チャヤ 1899 東京」11:00〜17:00 ※日祝は休業。価格:・「いちご濃茶ラテ」(温・冷) 単品700円・「いちごほうじ茶ラテ」(温・冷) 単品700円・「いちご和紅茶ラテ」(温・冷) 単品700円
2021年11月07日普段はなかなか予約が取れない人気店や、星付きレストランの味が、テイクアウトやお取り寄せでも楽しめる時代に。グルメ通も思わず唸る、とっておきの“おいしい”手みやげを、フードライター・小石原はるかさんがピックアップ!1、焼肉ジャンボ白金「おうちで焼肉ジャンボ白金おすすめ」2人前¥13,998最高級の黒毛和牛のみを扱う白金の人気焼き肉店の味を。厳選された和牛のタン、ハラミ、ミスジ、ザブトンのほか、おすすめの部位3種がセットに。「美しく盛り込まれたお肉に気分が高まります。お店自慢のタレやキムチ、ナムルに加えて、紙エプロンや親切な手引き書まで付いて、とにかく至れり尽くせり。上質な黒毛和牛を扱うことで知られる『ヤザワミート』のお肉だけに、その味わいにももちろん太鼓判です。ご飯党なら、炊きたてご飯の用意をお忘れなく」。ヤザワミートオンラインショップ追加1人前につき¥6,999。2、ロッツォシチリア「シチリア屋台フリット盛り合わせ」2~3人前¥3,000ビールやスプマンテとつまみたい。スターターにぴったりの盛り合わせ。2011年のオープン時から愛され続ける、海の幸と山の幸に恵まれた南イタリア・シチリアの味を楽しめる名店。「種類豊富なテイクアウトメニューの中でも人気上昇中なのがこちら。イートインでも人気が高いパレルモ名物のパネッレ(ひよこ豆のフリット)や、旬の魚介類や野菜、チーズなど6品をカラッと揚げてもりもりと盛り合わせにした楽しいボックスです」。東京都港区白金1‐1‐12‐1FTEL:03・5447・1955テイクアウトの電話受付/12:30~20:00、受け渡し時間/17:30~20:00日・月曜休3、はしづめ「ごぼう・山椒 温麺セット」5食入り¥3,2401949年創業の老舗製麺店が作るプロ仕様の本格麺を家庭で再現。日本で初めてほうれん草を練り込んだ“翡翠麺”を作ったことで知られる、橋爪製麺の直営店『はしづめ』で使われている練り込み麺をお取り寄せ。「花椒独特の痺れ感が存在感ある味わいの山椒麺と、ごぼうの香りがしっかりと感じられるごぼう麺。細い中にもコシがあってなめらかな食感は、さすが中華料理店御用達のクオリティ。付属の和だしベースのクリアなスープとともに温麺としてはもちろん、胡麻だれなどと合わせるのもおすすめ」。はしづめネットショップ4、ノウラ「魯肉(魯肉のみの真空パック)」「タスマニアサーモンの自家製スモーク」「ホセ・ルー アンチョビ入り グリーンオリーブのマリネ」「魯肉(魯肉のみの真空パック)」2人前¥1,620、「タスマニアサーモンの自家製スモーク」¥1,296、「ホセ・ルー アンチョビ入り グリーンオリーブのマリネ」¥540浅草のビストロが手がける、魯肉飯が大人気!荒井昇シェフが台湾を旅した際にハマり、店内メニューの〆としてもおなじみの魯肉飯がテイクアウトでも。「豚の肩肉と豚足を大きめにカットし、五香粉などの香辛料や台湾醤油を効かせて煮込んだ魯肉は実に本格的な味わい。他にもビストロらしい自家製スモークサーモン、お店で使われているスペイン産オリーブなど、おうちでビストロ気分を味わえるラインアップも」。東京都台東区浅草4‐10‐6TEL:03・6458・1255テイクアウトの電話受付/10:00~18:00、受け渡し時間/11:30~18:00月・火曜休5、レストラン カンテサンス「ガトー オー コンテ」¥5,400三ツ星フレンチレストランから、待望のお取り寄せスイーツが登場!希少で高価な36か月熟成のコンテチーズなどを使用した至極のチーズケーキ。「岸田周三シェフが長い時間をかけて完成させたこのチーズケーキは、豊かな香り、香ばしい食感、濃厚さと爽やかさのバランスの良さが、さすがの一言。ベイクドチーズケーキとレアチーズケーキ、タルトの3層が織りなす正統派の味わいは、レストランでいただくデセールのクオリティ。いつもより丁寧にお茶を入れて一緒にいただきたい」。予約は抽選。毎月5日と15日に応募開始。6、LATURE(ラチュレ)「レーズンバターサンド」6個入り¥3,110何度も試作を繰り返して作り上げたシェフ渾身の大人のためのスイーツ。ジビエが美味しいフレンチレストラン。「室田拓人シェフが、自身が大好物だというレーズンバターサンドをアップデートしたのがこちら。お店の料理同様に素材を厳選。オーガニックの発酵バター、マルティニーク島の高級ラムに大粒のレーズンを漬け込んで熟成させた自家製ラムレーズンを使い、贅沢仕様で仕上げています。この濃厚な味わいはお酒にもぴったり」。東京都渋谷区渋谷2‐2‐2‐B1TEL:03・6450・529711:30~15:30、17:30~23:00日曜休Webで購入可。1日10箱限定。小石原はるかさん偏愛系フードライター。最新のレストラン事情に精通。雑誌ほかで活躍。毎年刊行される『東京最高のレストラン』(ぴあ)では採点者を務める。※『anan』2021年10月27日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・岡井美絹子撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2021年10月23日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『TOKi(トキ)』の奈良×東京×スペイン料理です。コロナ禍前まで「地方レストラン」は、おいしいもの好きを惹きつけ大人気。ところがコロナ禍に巻き込まれ苦戦。それでも、ようやく地方から都会に!という新しい動きが出てきた。それが8月、新橋に移転オープンした奈良まほろば館だ。1階は奈良の特産品販売や観光案内など情報発信の場。そして2階にレストラン&バル『TOKi』。なんと奈良を代表するレストラン『アコルドゥ』の川島宙シェフプロデュースのレストランだ。モダンスパニッシュと奈良素材の組み合わせ、さらに東京らしさを取り入れてというコンセプトで、昼も夜もお任せコースのみ。スペシャリテは奈良が誇る「大和牛」だ。その名は鎌倉時代末期の文献『国牛十図』にも見られ、現在も厳しく品質管理されている。そのイチボに低温で火を入れ、藁で香りをつける。するととろける柔らかさなのに、後味はスッキリ上品。「奈良の食材はインパクトは強くないけれど調和力があるのが特徴」とは東京で現場を仕切る長谷川豊シェフ。そうめん、奈良漬、大和野菜、柿をはじめとする果物など、興味深い素材にはこと欠かない。奈良産和紙、ヒノキなどを多用した空間も奈良の空気を感じる。ってことは、奈良に行かなくてもいい?いえいえ、ここは奈良の入り口。奈良にはより奥深い味が待っている。写真右・稲藁の香りの大和牛、ナス、姫サザエ。奈良県が誇る大和牛がスペシャリテ。コースのメインで楽しめる(平日の昼¥5,500コースは超リーズナブル)。左・三輪山本の手延パスタ麺 イチジクのTempura 生ハムのコンソメと若い八朔。そうめんの食感のパスタ。TOKi東京都港区新橋1‐8‐4SMBC新橋ビル2FTEL:03・6228・5665ランチ12:00~15:00(13:00LO)、ディナー17:30~20:00(18:30LO)日曜はランチのみ12:00~15:30(13:30LO)月・第2・4日曜休いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2021年9月29日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2021年09月22日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『winebar WEST(ワインバー ウェスト)』のナチュラルワインとビストロ料理です。西小山駅の商店街から少し離れたところにポツンと灯った店の明かり。いい予感に吸い寄せられて訪ねたのは『winebar WEST』。ビストロ『uguisu』や、レストラン『AELU』『the Blind Donkey』で経験を重ねた仲西正和さんが今年の7月に開いた店だ。ワインバーと言いながらも、ナチュラルワインにすっと寄り添うビストロ料理が充実し、空腹の人間にも優しい。豚耳とタンのゼリー寄せなどクラシカルな料理があれば、ズッキーニとフェンネルのサラダといった香り溢れる軽やかな一皿まで揃い、黒板にぎゅっと並んだメニューに目移りするのは幸せな時間(パンは、噛みしめるほどにうまい『パン屋塩見』のカンパーニュだ!)。壁には友人のアーティスト・小川洋平氏の作品が飾られ、アーチ状の天井はフランスのカーヴ(洞窟)をアイデアソースにするなど、何に触れてもいちいち素敵な物語が広がるが、ビールは赤星、レモンサワーは業務用のチューハイグラスで提供するなど、肩の力が抜けた大衆酒場然としたスタンスもあいまって、近所の酒場好きのおじいさんもふらっとやってくる。自分にとって胸の躍るもの、心地の良いものはなんであるのか。それらを丁寧に、枠にとらわれることなく選びとった集積としての店。それがきっと仲西さんにとっての『WEST』なのだろうし、私にはその場所が、誰しもに開かれたオアシスに思えた。左から時計回りに、焼き茄子の香ばしさとソーセージの調和が絶妙な、ソーセージと焼き茄子のピュレ¥1,400、『パン屋塩見』のカンパーニュ¥600、さりげない組み合わせにセンスが宿る、ズッキーニとフェンネルのサラダ¥1,100。グラスのナチュラルワインは¥900~。winebar WEST東京都品川区小山6‐9‐9コーポアキマル1FTEL:03・6426・899116:00~20:00日曜休、不定休※『anan』2021年9月22日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2021年09月15日東京・御茶ノ水の日本茶レストラン「レストラン1899お茶の水」は、秋スイーツ「栗とほうじ茶の秋色パフェ」と秋の新作「1899 アフタヌーンティープレート」を2021年9月1日(水)から11月30日(火)まで期間限定発売する。"日本茶テーマ"レストラン「秋のほうじ茶スイーツ」日本茶カフェ「チャヤ1899東京」の姉妹店「レストラン1899お茶の水」は、東京・御茶ノ水にある“日本茶”レストランだ。2021年秋は、新作として「ほうじ茶」にフォーカスして2種類のスイーツを限定展開する。目玉となるのは、秋の味覚を贅沢に詰め込んだ「栗とほうじ茶の秋色パフェ」。パフェのトップには、ほうじ茶を使った濃厚なモンブランクリームがデコレーションされているので、1口目から栗の甘みとほうじ茶のビターさのマリアージュを体感できる。グラスの中には、栗の甘露煮、マロンアイス、イチジク、巨峰など、秋に旬を迎える食材を重ねて、ほうじ茶プリンやほうじ茶ケーキ、ほうじ茶アイスで和テイストに仕上げた。おこしやあられ、クルミの飴煮なども加えられており、食べ進めるほどに食感の変化も楽しむことができる。一方、秋の新作「1899 アフタヌーンティープレート」は、8品を盛り付けた豪華なスイーツプレートだ。栗やカボチャ、さらにほうじ茶や抹茶を使い、和洋折衷のユニークな味わいに仕上げている。栗と日本茶のペアリングを楽しめる「ほうじ茶モンブラン」には、日本酒を使ったほうじ茶リキュールを忍ばせることで大人な味わいに。ザクザク食感のほうじ茶メレンゲにマスカルポーネを合わせた生クリームを重ねた「ほうじ茶ケーキ」、ほうじ茶プリンをベースにした「ほうじ茶ミニパフェ」などもラインナップする。スイーツだけでなく、抹茶ポテトサラダをそうめんで包み揚げた「抹茶ポテトのいがぐり」や、抹茶味噌と出汁巻き玉子を“抹茶パン”でサンドした「抹茶玉子サンド」など、和テイストのセイボリーも同時に味わうことができる。【詳細】レストラン 1899 お茶の水 秋の新作「お茶スイーツ」発売期間:2021年9月1日(水)~11月30日(火)場所:レストラン 1899 お茶の水住所:東京都千代田区神田駿河台3-4 ホテル龍名館お茶の水本店 1F提供時間:平日 14:00~16:30、土日祝日 14:00~18:00・栗とほうじ茶の秋色パフェ 1,700円・1899 アフタヌーンティープレート 1,800円セット内容:ほうじ茶モンブラン、ほうじ茶ミニパフェ、ほうじ茶アイス、抹茶タルト、栗入りかぼちゃきんとん、抹茶ポテトのいがぐり、季節の果物、抹茶玉子サンド
2021年08月29日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『Ji‐Cube(ジーキューブ)』の飲茶セットです。この数年、中国料理店の充実ぶりが目立つ西麻布。そんな一軒、6月21日にオープンした『Ji‐Cube』のランチに行ってみた。理由はランチでしか味わえない料理があるから。住宅街に佇む白いキューブ(立方体)は、築50年の一軒家を改装。夜なら隠れ家レストランの雰囲気満点だけど、昼の住宅街では逆に目立っている!?1階がカウンター席、2階は個室3室。目を引くのが真っ赤なテーブル。唐辛子を粉末にして吹き付けているとか。涼しくなったら外のテラス席もいい感じだ。料理は四川の老舗『四川飯店』とその系列店で修業を重ねた佐々友和シェフが仕切る。王道中華と日本ならではの季節の素材使いが面白い。でも「ランチでは飲茶セットを用意しています」。そこが今回の注目点だ。最近、点心を出す店が少なく寂しかったけれど、ここでは全7品のうち3~4皿目が点心。蒸し4種(エビ蒸し餃子、エビ焼売、フカヒレ餃子、トマト&鶏肉&バジル餃子)に揚げ2種(韮饅頭、大根餅)。蒸し点心には定番とオリジナルを組み合わせ、揚げ点心は表面カリッと、中はしっとりの新食感を表現。これも全て自家製だからできること。ちなみに締めには坦々麺を選びたい。豆乳を加えたマイルドなスープは病みつきになりそう!土・日・祝日の昼のみの飲茶セット¥4,400。左から反時計回りに、岩ガキの麻辣ジュレ、牛肉のガーリックソース、おすすめ揚げ点心、胡麻香るクリーミー坦々麺、点心4種盛り合わせ、紹興酒で作ったカラメルソースのプリン、本日の野菜料理(つるむらさきと花びらだけの炒め物)。Ji‐Cube東京都港区西麻布3‐18‐10TEL:03・6434・0076ランチ11:00~15:00(土・日・祝日)、ディナー18:00~22:00水曜休、不定休いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2021年9月1日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2021年08月25日博多【ザ マーケットエフ (THE MARKET F)グランドハイアット福岡】天神【グリル&ラウンジレッドフランマ】小倉【松柏園ホテルヴィラルーチェ】八幡【フランス料理ミル・エルブ/千草ホテル】博多【Crowne Café】博多【ザ マーケットエフ (THE MARKET F)グランドハイアット福岡】おどろきや感動が散りばめられた、大人の好奇心をくすぐるオールデイダイニングホテルならではのホスピタリティ溢れる接客で、心からの寛ぎを高級感のある優雅な雰囲気の中、ホテルならではの心地いいおもてなしと共に、新しいスタイルで食事を愉しめる【ザ マーケット エフ】。レストランの顔となるライブキッチンがダイニングの中央にあり、その臨場感溢れる雰囲気に、味わいもさらに高まります。テラス席はホテル中央のダイナミックな吹き抜けに面していて開放感もたっぷり。お好みのメインを選べるランチコース肉・魚・野菜と、九州ならではの食材をふんだんに取り入れたランチは、お好きなメインをお選びいただける『THE MARKETランチコース』のほか、肉と魚のダブルメインに前菜・スープ・デザートが付いたフルコースランチ、ホテルメイドのハンバーガーをお楽しみいただけるバーガーセットなど、お好みのメニューをお選びください。日常使いからデートや接待、お祝い等、大切な人と素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。ザ マーケットエフ (THE MARKET F)グランドハイアット福岡【エリア】住吉【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】博多駅 徒歩10分天神【グリル&ラウンジレッドフランマ】天神の景色を一望!ソラリア西鉄ホテル福岡最上階のNYスタイルグリル&ラウンジ天神の街並みを一望できるダイニング天神駅直結のソラリア西鉄ホテル福岡17階に位置するグリル&ラウンジ。ダイニングでは臨場感あるオープンキッチンから肉や魚、野菜を使ったこだわりのグリル料理を提供。コースまたはアラカルトでお楽しみください。またソファ席のラウンジでは、暖炉やランタンの炎に癒されながら、女子会やパーティを。シーンに合わせて利用できるレストランです。素材の個性をダイレクトに味わえるグリル料理が自慢九州・福岡は新鮮な魚介類も魅力!レッドフランマのお魚料理は、鮮魚の旨みをそのままにグリルや香草蒸し、パンシアードなどの調理法でご用意します。季節の逸品をお愉しみください。グリル&ラウンジレッドフランマ【エリア】天神【ジャンル】ステーキ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】西鉄福岡駅小倉【松柏園ホテルヴィラルーチェ】老舗ホテルの心地良いおもてなしと、評判の料理に癒やされる時間をリゾート感あるロマンティックなデートを楽しめます北九州で「料理が美味しいホテル」と評判の【松柏園ホテル】。創業71年の老舗ならではの、上質な味わいを堪能できます。2017年にオープンした新館【ヴィラルーチェ】は、リゾート感あふれる雰囲気が素敵。プールとテラスを望むレストランで、非日常の癒やしの時を過ごせます。じっくり煮込んだ和牛の『特製和牛のビーフシチュー』エスコフィエの称号を最年少で授与されたグランシェフ・戸川健氏が織りなす、彩り豊かな旬のフレンチは絶品。ホテルグレードのサービスはそのままに、リーズナブルに味わえるランチも大人気。肉バル系ディナーや贅沢なフルコースなど、普段使いも記念日にも利用しやすいレストランです。松柏園ホテルヴィラルーチェ【エリア】小倉【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】1500円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】小倉駅 徒歩30分八幡【フランス料理ミル・エルブ/千草ホテル】ホテルの中の「大人の隠れ家」、洗練された空間で味わう至高のフレンチゆっくり食事が楽しめる落ち着いた空間1985年創業の【フランス料理 ミル・エルブ】は、北九州のフランス料理店としては老舗。こだわりのデザイナーズファーニチャーと、世界的に有名な作家の現代アートも配された洗練された大人の空間で料理を味わうことができます。『佐賀・伊萬里牛ランイチ肉のロースト』素材は北九州近郊の安心・安全な野菜類、魚介類や海藻の宝庫として知られる玄界灘、周防灘や近海で水揚げされた新鮮な海産物、九州各地で特別な飼育方法で育てられた牛肉や豚、鶏など生産者直送にこだわる同店。クラシックなフレンチの伝統の技をベースに、現代の革新的な調理技術も取り入れて旬の食材の旨みを引き出します。ソースの一滴一滴まで手間を惜しまず作り上げる、こだわりのフランス料理をどうぞ。フランス料理ミル・エルブ/千草ホテル【エリア】八幡東区【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】八幡駅 徒歩8分博多【Crowne Café】洗練された寛ぎの空間で、料理長こだわりの逸品の数々を堪能できるホテルレストランライブ感を満喫。昼夜で表情が変わる洗練された空間店内は高級感が漂いつつも、木を基調とした寛ぎの空間になっています。昼は自然光が差し込み開放感に溢れ、夜はアンバーな光に包まれた温かな雰囲気。オープンキッチンではシェフのパフォーマンスを見ることができ、家族や友人、恋人と楽しい時間を満喫できます。女子会や記念日、大切な方との会食に重宝するはずです。ジューシーな味わいが口いっぱいに広がる『和牛ステーキ』料理長が試行錯誤の末に完成させたこだわりのピザ、旬の野菜や厳選素材が使用されたバリエーション豊富な洋食メニューを、アラカルトやビュッフェスタイルで気軽に味わえます。また、カクテルやワインなどのドリンクも充実。クオリティの高い料理と、ホテルならではのおもてなしで、身も心も満たしてくれることうけあいです。Crowne Café【エリア】博多駅周辺【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】2700円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】博多駅 徒歩5分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年08月19日神戸駅【鉄板焼然荘】元町駅【DININGBAR神戸倶楽部】三宮駅【神戸北野ホテルダイニングイグレック】みなと元町駅【鉄板焼心】アイランドセンター駅【鉄板焼潮路】神戸駅【鉄板焼然荘】上層階のホテルレストランで楽しむ、神戸の景色と鉄板焼き夜景が楽しめる至福の空間、時の流れを忘れてくつろげます神戸駅からすぐの「ホテルクラウンパレス神戸」最上階にある【鉄板焼然荘】。17階から神戸の街の美しい景色を眺めながら、旬にこだわった厳選食材を使用した鉄板焼を楽しめます。大切な方との時間を邪魔されない個室と、豪快な調理風景やシェフとの会話が楽しめるカウンター、どちらもデートにオススメです。乾杯スパークリング付き、国産A3和牛、魚介鉄板焼など全9品のコース厳選された旬の野菜や海鮮・最高級和牛を使ったコース料理のメニューは、毎月季節に合わせてテーマを変えてつくられているので、いつ行っても新鮮な感動があります。メニューに合わせたワインも豊富にそろっていて料理とのマリアージュが楽しめるのも魅力です。鉄板焼然荘【エリア】ハーバーランド【ジャンル】鉄板焼き【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】神戸駅 徒歩3分元町駅【DININGBAR神戸倶楽部】ロマンチックな夜景に包まれるホテルレストランで、本格派フレンチ神戸の夜景をひとりじめできるような大きな窓が印象的な店内元町駅からほど近い「神戸ポートタワーホテル」13階にある【DININGBAR神戸倶楽部】。夜景が一望できる絶好のロケーションが魅力のフレンチレストランです。厳選素材を使ったコース料理は、大切な人とのひとときを彩るにふさわしい逸品が勢ぞろい。誰かを喜ばせたいという想いに応えてくれるレストランです。ジューシーな味わいの『牛フィレ肉グリル』(コース料理より)コース料理は、前菜からメイン、最後のデザートまで、どの料理にも心ときめく工夫がされていて、はずむ会話に花を添えてくれます。なかでも『牛フィレ肉グリル』や『鮮魚のポワレ』は、素材の持つ旨みを堪能できる逸品。大切なパートナーや恋人との記念日から、気軽な女子会まで、シーンに合わせて選べるコースがそろっています。DININGBAR神戸倶楽部【エリア】メリケンパーク【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】8000円【アクセス】元町駅 徒歩8分三宮駅【神戸北野ホテルダイニングイグレック】世界一の朝食と称されたホテルレストランで、豪華なディナーを満喫ブラウンを基調とした落ち着いた店内、降りそそぐ太陽の光が特別な時間を演出します三宮駅から徒歩15分、「神戸北野ホテル」1階のダイニングレストラン【神戸北野ホテルダイニングイグレック】。世界一と称された朝食が有名ですが、ディナーも同じくレベルの高さを実感する料理が楽しめます。明るい太陽の光が降りそそぐ華やかな雰囲気が、訪れる人を非日常の世界に誘います。素材の旨みと食感が堪能できる『海老料理』料理は厳選食材を使った逸品が勢ぞろい。彩り豊かな前菜から、肉や魚介の新鮮さが際立つメイン料理、繊細なアレンジのデザートまで、どの料理もフレンチの奥深さが満喫できます。人気の『海老料理』は自家製のソースも魅力。兵庫県産の漬物入りのタルタルソースとマイルドなトマトソースが海老の旨みを引き立てています。神戸北野ホテルダイニングイグレック【エリア】新神戸/北野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4500円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】三宮駅 徒歩15分みなと元町駅【鉄板焼心】オーシャンビューのホテルレストランで、贅沢な鉄板焼クルーズ客船や遊覧船が行き交う神戸港のオーシャンビューが楽しめるカウンター席神戸ハーバーランド内の「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」2階にある鉄板焼レストラン。神戸牛をはじめ、但馬牛、淡路牛など厳選されたブランド牛を堪能できます。ソムリエによるお酒の提案など、洗練されたもてなしも高級ホテルならでは。ハーバーランドの雄大な景色を眺めながら贅沢なひとときが過ごせます。世界中のグルメを魅了する牛肉の芸術品『神戸ビーフ』神戸牛や四季折々の味覚を心ゆくまで楽しんでいただきたいという想いから「心」という店名に。その名の通り、すべての料理におもてなしの心が感じられます。ワインも200アイテム以上あり、ソムリエが料理に合うものを選んでくれるのも楽しみのひとつ。ゆっくりくつろぎながら料理とワインのマリアージュも満喫できます。鉄板焼心【エリア】メリケンパーク【ジャンル】鉄板焼き【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】みなと元町駅 徒歩4分アイランドセンター駅【鉄板焼潮路】最上階のホテルレストランで楽しむ、雄大な景色と和風鉄板焼夜はきらめく神戸の夜景が目の前に広がるカウンター席。ゆったり上質な時間を過ごせますアイランドセンター駅からすぐの「ホテルプラザ神戸」の最上階にある【鉄板焼潮路】。厳選した食材を鉄板焼で堪能できるお店です。絶妙な焼き加減の牛肉や魚介、旬を感じる野菜は素材の魅力を最大限に活かした逸品ばかり。大阪湾を一望できる美しい眺望も人気で記念日など特別な日のディナーにもオススメです。神戸牛フィレ・サーロイン食べ比べコース!『~大海-Wadatumi-~』27,500円神戸ビーフや海の幸、地産地消の野菜など、厳選素材の持ち味を活かし、シンプルかつ丁寧に仕上げることにこだわった鉄板焼が特長です。特にコースは前菜からメイン、デザートまでシェフのオリジナリティが光る料理が勢ぞろい。シェフとの会話を楽しみながら目の前で焼き上げられる臨場感を味わえるのも鉄板焼の醍醐味です。鉄板焼潮路【エリア】六甲アイランド【ジャンル】鉄板焼き【ランチ平均予算】3500円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】アイランドセンター駅 徒歩3分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2021年08月07日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『ETAPE(エタップ)』のパリのビストロ料理です。隅田川の川向こう、東駒形は今も下町らしさを残すエリアだ。そこにパリで8年修業した河村神賜シェフが今年3月『エタップ』をオープンした。勇んで出かけたのだが、珍しく道に迷ってしまった。たまたまおばあちゃん2人が立ち話をしていたのでダメモトで聞いてみた。「この辺りに最近フランス料理店ができたのをご存じですか?」。するとおばあちゃん、指をさして「あの角を右に曲がったとこ。おいしいわよ!」。なんとすでに彼女のお気に入りだったのだ。たどり着いた店はカウンター6席に4名テーブル一つのこぢんまりとした店。出迎えてくれたのは笑顔のキュートな奥様のジュリエットさん。日本語が堪能なので忙しい時だけ手伝っているそう。河村シェフの料理はちょっと変わっている。たとえば「ウニのパンペルデュ」。パンペルデュとは硬くなったパンを甘い卵液に浸してバターで焼いた家庭料理のこと。残り物活用メニューだ。それをワインに合う一皿に仕上げた。「ブイヤベースは魚のみで作ります。僕が習ったのはこのスタイル」。フランスでおなじみの料理たちが河村シェフの経験を織り込んで完成する。ちなみに常時3~5種類用意しているデザートは個性的で値段も良心的だ。下町に現れた小さな美食堂。コロナ収束後の新時代はこんな店で迎えたい。ビストロではおなじみのメニューも、河村シェフは素材の組み合わせに個性を発揮。手前から反時計回りに、内臓を除いてスズキを丸ごと使う特製ブイヤベース¥2,000、牛肉の煮込みとマッシュポテトのアッシュ・パルマンティエ¥2,400、ウニのパンペルデュ¥1,600、食後に爽やかなハーブアイスとクランブル¥660。一皿は2人前の量でこの価格。ETAPE東京都墨田区東駒形2‐21‐6TEL:03・5809・7452土・日曜12:00~14:00、月~金曜17:00~22:00水曜休※営業時間は変更の可能性があるため要確認。いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2021年7月28日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2021年07月26日カフェ 洋食【Peel off】洋食 ビュッフェ・バイキング【カフェトスカ】フレンチ 洋食 【restaurant Artisan(レストラン アルティザン)】和食 海鮮料理【潮騒料理哉介】カフェ パンケーキ【幸せのパンケーキ横浜中華街店】カフェ 洋食【Peel off】個室も完備されたヨーロピアンテイストの店内でゆっくりモーニングを完全個室あり、Wi-Fi完備、電源コードありと自由度の高い至れり尽くせりのお店天王町駅から3分ほど歩くと、カフェ【Peel off】が見つかります。店内16席ほどのこぢんまりとした店内には、レトロなヨーロピアンテイストのインテリアを配し、ほっとする空間に。看板メニューの『ローストビーフ丼』のほか、ガレットやドリアなど軽食をいただけます。朝7時30分からいただける『トースト(モーニングセット)』1,000円モーニングメニューでは『トースト』や『クレープガレット』などをいただけます。店主がこだわって仕入れたコーヒーと一緒にどうぞ。紅茶は香り高いバニラとキャラメルのフレーバーがおいしく、ほっと一息つきたいときにも最適です。電源コードも完備されているので、つい長居したくなってしまいそう。Peel off【エリア】保土ヶ谷/二俣川【ジャンル】カフェ【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】2500円【アクセス】天王町駅 徒歩3分洋食 ビュッフェ・バイキング【カフェトスカ】西洋料理を中心としたワールドワイドな料理が楽しめるビュッフェレストラン料理カウンターに飛沫防止パネルやケースを設置し、“新しい生活様式"に即したビュッフェみなとみらい駅より徒歩1分、クイーンズスクエア横浜に直結する横浜ベイホテル東急では、西洋料理を中心としたワールドワイドな料理をビュッフェスタイルで楽しめる【カフェトスカ】があります。パームツリーのエキゾチックなインテリアが目を引き、南国のリゾート地にいるかのような気分に。特別な朝を演出します。『朝食ブッフェ』は、朝7時~10時までシェフが目の前で料理を仕上げるアクションコーナーでは、できたてのオムレツをいただけます。ふわっふわトロトロのオムレツは格別。毎朝ホテル内の工房で長時間発酵させて焼き上げられたメゾンカイザーのパンも、香り高く絶品です。このパンはお土産用に店頭にて購入もできます。カフェトスカ【エリア】みなとみらい【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】4300円【ディナー平均予算】6900円【アクセス】みなとみらい駅 徒歩1分フレンチ 洋食【restaurant Artisan(レストラン アルティザン)】朝9時からエッグベネディクトを満喫。記憶に残る一皿を一日の始まりに「Artisan=熟練工」が織りなすフレンチの逸品が素敵な時間を演出「記憶に残る一皿」をモットーに掲げたフレンチ【restaurant Artisan(レストラン アルティザン)】は、日本大通り駅から1分ほど歩くと見つかります。ガラス張りの店内は開放的な雰囲気。都会的な街並みを眺めながら、清々しい気持ちでモーニングをいただけます。オープン時から改良を重ねた『45度で1時間焼いたサーモン「ニューヨークの朝食」』『45度で1時間焼いたサーモン「ニューヨークの朝食」』は、パンの代わりにパイ生地を使った、新しいスタイルのエッグベネディクトです。1時間、丁寧に焼き上げたレアな食感のサーモンと、パイ生地、濃厚なソースのマリアージュが口の中に広がります。メニューは、好きな一品を一緒に味わうシェアスタイルが好評で、カジュアルにフレンチを楽しめます。restaurant Artisan(レストラン アルティザン)【エリア】関内/馬車道【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】日本大通り駅 徒歩1分和食 海鮮料理【潮騒料理哉介】海を眺めながら新鮮な魚介メニューを堪能すれば優雅な気分に店内は席数は160席。船の往来が眺められる海側の窓際席が人気。海のすぐそばにある横浜・八景島シーパラダイス内、シーボート乗り場正面の2階にある海鮮レストランが【潮騒料理哉介】。大きな窓からは、海が広がりショートトリップしたかのような気分に。上質なマグロを始め、地元逗子の小坪漁港の漁師から直接仕入れるシラスなど、旬の海産物をとりそろえています。華やかな『あられ丼』はマグロをベースに、タコ、玉子などがご飯の上に散りばめられている上質なマグロを使った『釜揚げしらす・まぐろ切落し・まぐろたたき丼』が人気です。逗子にある小坪漁港から直接仕入れた新鮮なシラスが丼ものにたくさん入っているほか、シラスコロッケなど揚げ物で使われているのも、地元の海鮮レストランならではです。海を眺めながらサッパリした魚介メニューをいただくのもいいでしょう。潮騒料理哉介【エリア】金沢文庫/八景島【ジャンル】和食【ランチ平均予算】1400円【ディナー平均予算】1400円【アクセス】八景島駅 徒歩5分カフェ パンケーキ【幸せのパンケーキ横浜中華街店】ふわふわのパンケーキに感動!甘い香りで至福のひとときを約束店内にはハンモック席もありユニーク。店内からパンケーキをふっくら焼き上げる工程が覗ける元町・中華街駅から徒歩3分、できたての甘い香りと“ふわふわ”食感のパンケーキが堪能できるお店が【幸せのパンケーキ横浜中華街店】です。注文を受けてから生地をこね、一枚一枚丁寧に20分かけて“ふわふわ”に焼き上げるパンケーキからは、甘い香りが立ち上ってきて幸せな気分に包まれます。「おいしいものは人を笑顔にできる。」の想いを形にした『幸せのパンケーキ』契約養鶏所から直接取り寄せた新鮮な卵でつくるパンケーキは、濃厚でクリーミーな高級マヌカハニーと、北海道産の新鮮な生乳でつくられた発酵バターをブレンドしたホイップバターに絡めると絶品。プレーンの『幸せのパンケーキ』のほか、季節限定のフルーツを使ったパンケーキや、自家製グラノーラをかけたメニューなど充実したラインナップで迷ってしまいそう。幸せのパンケーキ横浜中華街店【エリア】横浜元町/山下公園【ジャンル】カフェ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】1200円【アクセス】元町・中華街駅 徒歩3分
2021年07月23日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは『すし光琳(こうりん)』の町寿司です。安くて自由に注文できる回転寿司から、つまみと握りをおまかせで楽しむ高級寿司まで。寿司は様々な工夫が凝らされながら進化を遂げてきた。しかし、いま求められているのはごくフツーの店、いわば「町寿司」ではないだろうか。4月1日、渋谷と代々木公園の間にひっそりとオープンした『すし光琳』に行ってそんな思いを確信させられた。ここは「町寿司」の魅力に溢れている。壁にはその日のおすすめ料理や握りの値段が張り出され、つまみの毛ガニは3000円を超えるけど(それでもその価値がわかる人には激安)、ほとんどが1000円前後。握りは一貫80円から680円(税抜き)。安心して好きに注文すればいいのだ。思う存分食べて飲んで1万円でお釣りがくる。この満足感には感謝の気持ちさえ湧いてくる。店主の新田真治さんが修業したのは、杉並の寿司店。40席あり、子供も大人も歓迎の町寿司。そこで5年基礎を身につけ、あとはフグ、日本料理など幅広く学んだという。そして2016年には28歳で最初の店『すし宗達』を初台にオープン。昔ながらの「お好み」スタイルにした。これがかえって新鮮で。あっという間に人気店になり、2年後に『寿司おでん 芦舟』、そして3店目がここと驚くほどの速さで店舗数が増えている。「目標は30店舗!」、令和の町寿司は、大きな志に満ちている!手前・握り。赤酢、白酢を混ぜたすし飯は色は濃いが味わいはスッキリ。どんなネタにも合う。左から、那智勝浦の大トロ¥638、江戸前のキスの昆布締め¥418、大分の赤貝¥528、静岡のシメサバ¥418、対馬の穴子¥418。奥右・タコの唐揚げ¥638。丁寧に吸盤をカットして衣をつけて唐揚げに。ビールに合うおつまみ。奥左・ニタリクジラの刺し身¥1,078。珍しいクジラの刺し身は、意外なほど癖がなくキレイな後味。すし光琳(こうりん)東京都渋谷区神山町11-10梅澤ビルB1TEL:03・6407・951617:00~24:00(23:00LO)無休※営業時間は変更の可能性があるため要確認。いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2021年6月30日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2021年06月23日北欧の家具メーカー『IKEA』(以下、イケア)。さまざまな種類の家具や、オシャレな雑貨を販売していますが、実はレストランがあるのを知っていますか。これまでイケアに行ったことがなかった筆者。イケアにレストランがあることを知って、家具を買うよりも先に…レストランに足を運んでみることにしました!イケアレストランでの注文方法は?今回訪れたのは、神奈川県横浜市にある『IKEA港北』です。2階にある、レストラン&カフェに早速向かいます。店内は、とても広々としていました。カウンター席もあり、1人で来店した人も気兼ねなくレストランを利用できそうです。イケアの家具をたくさん見て疲れた後に、ゆっくりカフェで休憩するのにもいいかもしれません!料理はカートに乗せて運ぶようです。なんだか、これだけでワクワクします。新型コロナウイルス感染症対策として、ビニール手袋が置いてありました。手に装着して、早速気になる料理をトレイに乗せていきますよ!イケアレストランのデザートやサラダなどは、ラップがかかった状態でこのように陳列されています。どれもおいしそうで、全部取りたくなってしまいますね。メインの料理は、マイクに向かってスタッフさんに注文する形です。料理を受け取ったらトレイの上に乗せていきます。食べたいものが多すぎて、乗せるところが…なんてことのないようにしてくださいね!すべてカートに乗せたら、そのまま会計です。レジでカートから料理を下ろさずに会計ができるのは、とても楽でした。イケアレストランは、料理を食べ終わった後、カートで返却口に向かい、そのままトレイごとベルトコンベヤーで流して返却します。イケアストランのメニューおすすめは?イケアの商品はすべて税込み表記。会計の計算も楽なのが嬉しいです!早速「食べたい」と思った料理を手に取っていきます。ミートボールスウェーデン風(12個)799円「イケアといえばミートボール」と思う人もいるかもしれません。もちろんレストランにもありますよ!ミートボールはスウェーデン料理の1つ。ベリーのジャムをつけて食べると、いつもとはちょっと違った風味を味わうことができます。また、マッシュポテトと食べるのもおすすめ!2種類の味わい方ができるメニューです。もちろんそのまま食べても、塩コショウが効いていておいしいですよ!8個入りのレギュラーサイズは599円。12個入りのラージサイズは799円。それぞれカロリーは、547キロカロリーと746キロカロリーです。サーモンマリネ399円イケアの人気商品『サーモンマリネ』。肉厚で脂も乗っている、サーモン好きにはたまらない一品!特製のソースにつけて食べるのがスウェーデン流だそうです。塩味が効いていますが、塩辛さはなくちょうどよい味付けになっています。フィレローストビーフ1090円『IKEA港北』では1番の売れ筋商品なのだとか!店員さんもおすすめ料理だといいます。分厚いのに歯切れがよく、ソースとの相性もバッチリ!ニュージーランドで育った放牧牛のフィレ肉を低温・真空調理して柔らかくしているそうです。店内にいる多くのお客さんが注文していました。西洋ワサビのソースと一緒に食べれば、さっぱりとした味わいを楽しめるでしょう。コストパフォーマンスがよく、人気の理由も分かる満足度の高い料理でした!スコーゲンとマッシュポテトのサラダ359円程よい塩味が効いているマッシュポテト。イケアレストランのほかの料理に添えられているマッシュポテトと同じです。サラダを食べたい健康志向な人にはいいかもしれません!小エビとゆで卵のサラダ249円こちらも、サラダを食べたい人におすすめの料理!小エビとゆで卵がたくさん入っていて、コストパフォーマンスが高い印象でした。シャキシャキな野菜をおいしく食べられ、バランスのいい食事をとれそうです。フライドポテト(L)290円スモールは140円、レギュラーは220円のポテト。複数人で行く場合は、シェアするために大きいサイズを買ってもいいかもしれません!ケチャップ、マスタードソースはセルフサービスです。さまざまな味わいを試せますよ。シナモンロール100円スウェーデンでは、コーヒーブレイクが1日の中でもとても大切な時間なのだとか。コーヒーと一緒に小さいケーキなどを食べるのが伝統的なスタイルだといいます。このシナモンロールは、そんなコーヒーブレイクにもピッタリ。ザラメがおいしいシナモンロールは、「甘いのが苦手…」という人でも食べやすい、程よい甘さでした!ベリーチーズケーキ399円クリームチーズにブルーベリーやラズベリー、そしてサクサクとしたクッキーのような食感のクランブルがトッピングされているチーズケーキ。ベリーの甘酸っぱさがチーズの風味に合います!果肉もしっかりと入っていました。アーモンドダイムケーキ359円チョコクランチのような食感のチョコレートケーキ。サクサクのアーモンドキャラメルをミルクチョコレートでコーティングしています。キャラメルはサクサク、アーモンドケーキはホロホロした食感が楽しめました。チョコレートでコーティングされてるため、パサパサ感はなくおいしくいただけます。ストロベリーオーツミルク100円オーツ麦からできた食物性ミルクで作った、いちごミルク。オーツミルクには、食物繊維がたっぷりつまっています。ドリンクバーもいいですが、食物繊維もとれるいちごミルクを飲んで食事をするのもおすすめですよ!イケアレストランの期間限定メニューを食べてみたイケアレストランには、季節限定のメニューや期間限定のメニューがあります。その時にしか味わえないものもあるので、情報をチェックしてから行ってみてくださいね!肉じゃない牛カレー799円なんと、肉を使っていないカレー。野菜や豆からできており、環境にも身体にも優しいそうです。こちらは、2021年7月11日までの限定メニューです。※シティショップ『IKEA原宿』、『IKEA渋谷』、『IKEA新宿』での販売はありません。辛い物が苦手な筆者でも、食べることができました。ニンジンやブロッコリーなど、野菜が大きくゴロゴロと入っているため、食感も楽しめます!カレーと混ぜて食べると、肉ではないという違和感はまったくありません。肉の代替品だけを食べると大豆の味が少ししました!気になった人はぜひ、この不思議な味わいを試してみてくださいね。オーツミルクのパンナコッタ399円こちらも、同年7月11日までの限定メニュー!※シティショップ『IKEA原宿』、『IKEA渋谷』、『IKEA新宿』での販売はありません。オーツミルクを使用したパンナコッタです。たっぷりのマンゴーソースがかかっていて、デザートにピッタリですよ。わらび餅249円こちらは、同年6月27日まで行っている抹茶スイーツフェアのメニュー。※『IKEA新宿』での実施はありません。しっかり抹茶の味がして、甘いホットドリンクや、渋めのお茶とも相性がよさそうでした!写真の通り、食感はもちもち。抹茶好きな人はぜひ食べてほしいメニューです。ドリンクバーが『IKEA Family』でお得に『IKEA Family』とは、イケアの無料のメンバーシップクラブ。登録や年会費は無料で、アプリを入れて登録をすればすぐに使えます!メンバーになると、イケアの商品を特別価格で購入できたり、クーポンがもらえたり、お得がたくさんあるサービス。『IKEA Family』はレストランでも、とてもお得になります。ドリンクバー100円(Family価格で無料)イケアレストランのドリンクバーは、100円(キッズは50円)で飲み放題という嬉しい価格。さらに、『IKEA Family』ならある一定の時間は無料でドリンクバーを利用できるのです!時間帯は各店舗によって異なりますが、『IKEA港北』の場合、イケアレストラン開店から1時間は無料でドリンクバーを利用できるとのこと。時間帯は必ず、利用する店舗のウェブサイトをご確認ください。ドリンクバーは、まず会計の前にカップを取ってから利用します。ドリンクの種類も豊富です。何種類かのドリンクを混ぜて、自分だけのオリジナルドリンクを作ることも推奨されていました。おかわり自由のドリンクはもちろん、コーヒーなどホッと落ち着けるような飲み物もあります。タイミングに合わせてさまざまなドリンクを味わえるのは嬉しいですね。ビヨーン君のランチ599円(Family価格で499円)こちらは、12歳以下の子供が対象のメニュー。今回は特別に、提供してもらいました。カレー、ミートボール、サーモン、ポテトがワンプレートになっており、ライスはクマの形になっています。さらに、おまけがついており、この日は4種類のぬいぐるみから1つ選ぶことができました。ランチの見た目もかわいく、おまけまでもらえるなんて…子供が喜ぶ姿が目に浮かびます!無料サービスがすごすぎるさらに、イケアには小さな子供を連れたファミリーにも嬉しいサービスが!まだ、『ビヨーン君のランチ』を食べられない小さな子供は、なんと無料でベビーフードがもらえます。店員に声をかけてみてください。2種類から選ぶことができ、皿やスプーン、エプロンまで用意してくれます。ほかにも、電子レンジが用意されていたり、ベビーチェアも貸し出されていたりと嬉しいことばかり。また、無料Wi-Fiも完備されていて、大人も子供も嬉しいサービスが充実しています。IKEAオンラインストアでも買えるイケアレストランで「おいしい」と思ったメニューは、そのまま買い物ができるのも嬉しいポイント!家でもイケアレストランの味を再現できますよ。シナモンロール550円サーモンマリネ799円ミートボール799円また、家に帰ってから「あの味を…」と思い出したら、IKEAオンラインストアでも購入することができます。お腹をいっぱいにした後に家具や雑貨を見るのもいいですし、歩いて疲れた後にお腹を空かせて料理を食べるのもいいでしょう。イケアレストランで、おいしい食を味わってみてはいかがですか。【お問合せ先】イケア・ジャパン カスタマーサポートセンター Tel 0570-01-3900IKEAオンラインストア【公式】[文・構成/grape編集部]
2021年06月14日両国【江戸蕎麦 ほそ川】/平均5,000円浅草【蕎亭 大黒屋】/平均6,000円神田【鮨 ひで】/平均7,000円初台【すし宗達】/平均7,000円江戸川橋【はし本】/平均5,000円白金台【うなぎ 藤田】/平均6,000円蕎麦【江戸蕎麦 ほそ川】/両国平均5,000円:ミシュラン一つ星の名店まるで土蔵のような、野趣あふれる漆喰壁の空間両国・北斎通りから一本入ったところにある、ミシュラン一つ星の名店。予算は夜でも、ひとり5,000円程度で、お父さん世代が好きな「蕎麦飲み」にもってこいのお店です。店内には、素朴で落ち着いた雰囲気が漂います。蕎麦の香りが鼻を抜け、瑞々しさがなんとも爽やかな『せいろ』人気の『かきそば』のほか、蕎麦飲みを楽しむならおすすめは『せいろ』。二枚目の蕎麦を注文すると、一枚目とは違う産地の蕎麦を提供する、粋な楽しませ方をしてくれます。合わせる日本酒も豊富に用意されているので、普段は照れ臭いお父さんとの会話も、お酒と一緒なら進むはず。江戸蕎麦ほそ川【エリア】両国/菊川【ジャンル】そば【ランチ平均予算】2500円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】両国駅 徒歩6分蕎麦【蕎亭 大黒屋】/浅草平均6,000円:力強い味わいと風味の十割蕎麦最高の蕎麦を提供するため、夜のみの完全予約制で営業浅草の繁華街から外れた住宅街にある、老舗の蕎麦処。店主は理想の蕎麦を探求し続ける生粋の職人で、最高の状態で蕎麦を味わってもらいたいと、お店は完全予約制。味にうるさいお父さんでも納得のお蕎麦が食べられます。在来種の力強い味わいと風味が楽しめる『おせいろ』『おせいろ』は、力強い味わいと風味のある十割蕎麦。石臼で挽き、旨みと風味を最大限に引き出した逸品です。合わせる日本酒は蕎麦との相性を考え、キレがよくて軽めの口当たりの日本酒を約20種用意。お父さんとしっぽり飲むのにぴったりのお店です。蕎亭大黒屋【エリア】浅草【ジャンル】そば【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】6000円【アクセス】浅草駅 徒歩15分寿司【鮨 ひで】/神田平均7,000円:大人のカウンター寿司をリーズナブルに落ち着いた色使いで統一されたカウンター席お父さん世代の「ご馳走」といえばやはりお寿司。ここ【鮨 ひで】では、ひとり当たり6,000円台から楽しめる『雅コース』の用意があり、大人の「カウンター寿司」をリーズナブルに味わえます。場所はJR神田駅からすぐ。表通りから一本入った日銀通りに面しており、街中の喧騒を感じさせない落ち着いた雰囲気です。鮮度が良く、コストパフォーマンスの高さが自慢魚は、市場で入念に選んで仕入れた旬の鮮魚を使用。寿司だけでなく、刺身や焼き物など、多彩な料理が味わえます。また、料理の味を引き立てる地酒も豊富に用意。メニュー表に乗っていない隠し酒も用意されているので、お父さんがお酒好きなら、きっと喜んでくれるはずです。鮨ひで【エリア】神田【ジャンル】和食【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】7000円【アクセス】神田駅 徒歩1分寿司【すし宗達】/初台平均7,000円:値段を上回る高品質なお寿司気負いしない居酒屋のような雰囲気の店内初台駅から徒歩7分ほどにある、カジュアルな居酒屋のような雰囲気の寿司屋。お値段もひとり7,000円程度なので、金額的にもエリア的にも、お父さんを気負いさせずにもてなすことができます。寿司の味に「透明感」があり、丁寧な仕事が伺える寿司は値段を上回るクオリティで、毎日市場に通って食材を仕入れていたり、マグロも大間のものを使っていたりと、つい、この料金でいいのか疑ってしまうほどリーズナブル。おいしいお寿司とお酒で、お父さんとの会話も弾むことでしょう。すし宗達【エリア】笹塚【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】6,001円~7,000円【アクセス】初台駅鰻【はし本】/江戸川橋平均5,000円:創業180年以上の老舗店内は、手前にテーブル席があり、その奥に小上がりを配置したつくり6代目の店主が老舗の味を守る、開業から180年以上も続く鰻の名店。老舗ながら飾らない庶民派の雰囲気で、気負いせずにゆっくりと食事ができます。お値段的に普段はなかなか食べることの少ない鰻も、せっかくの父の日にご馳走すれば、お父さんもきっと喜んでくれるはずです。炭の香り、鰻、タレが三位一体となった『鰻重 上』秘伝のタレに合うものを厳選した鰻は、他店では使うことが少ない1kg2.5本という大きめのもの。備長炭で焼かれた鰻と共に、店自慢の燗酒や冷酒を飲みながら、お父さんと一緒に老舗の味を堪能してみてください。はし本【エリア】護国寺【ジャンル】和食【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】江戸川橋駅 徒歩3分6.鰻【うなぎ 藤田】/白金台平均6,000円:「浜松流」の鰻を東京で味わえる名店焼きの様子が見える、ガラス張りのカウンター本店を浜松に構える、【うなぎ 藤田】の東京唯一の直営店。鰻はまず素焼きし、深く蒸し上げた後、50余年注ぎ足してきたタレに潜らせ、3回ほど焼きを入れるのだそう。この過程を目の前で楽しめるカウンター席は、職人の技を堪能できる特等席です。備長炭で香ばしく焼き上げた『うな重(山)』浜名湖産を主に仕入れる鰻は炭火でしっかりと焼き、香りも豊かに仕上げる「浜松流」。店頭分のほかにお取り寄せ用の鰻も仕入れているため、肝料理も充実。きも吸いのほか、天麩羅なども楽しめます。おいしい料理とともに、日ごろの感謝をお父さんに伝えてみてはいかがでしょうか。うなぎ 藤田白金台店【エリア】白金/白金台【ジャンル】和食【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】白金台駅 徒歩5分
2021年06月01日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは『ars(アルス)』のモダンフレンチです。4月5日、人形町にオープンした『アルス』はなぜかほとんど情報がない謎めいた店だった。ようやくわかったのがオーナーシェフの高木和也シェフは新橋のフレンチ『レストラン ラ フィネス』の杉本敬三シェフの下で修業したこと。そこで杉本シェフに聞いてみた。「彼はオーナーシェフになってこそ実力を発揮するタイプ。頑張ってほしい」と公認&応援のお言葉。杉本シェフの愛弟子であれば間違いない。さっそく出かけてみて、高木シェフの熱い想いに圧倒された。「この店は、実は2つの店で成り立っているんです」。フロアの半分ほど、テーブル4卓8席はビストロ。前菜盛り合わせ、前菜、魚、肉、デザート、飲み物で5500円というリーズナブルなコースと、アラカルトも楽しめる。そしてキッチンに面したカウンター4席は10皿前後の1万1000円のおまかせコースのみを提供するレストラン。「杉本シェフから学んだのは、古典料理をきちんと理解した上で、モダンな表現を取り入れること」。その上で高木シェフは日本人としての自分のフィルターを通して、独自の料理を提案したいという。その象徴的な料理がフォアグラのテリーヌ。何度も余計な脂を取り除き、口溶けをすっきりさせた、胃にもたれないひと皿に仕上げている。「ビストロもレストランもどちらもいいところがある。両方を知ってもらうための店」。気鋭のシェフの欲張りな挑戦に拍手!¥5,500コースの内容は、その日のオススメの組み合わせ。アラカルトでも楽しめる。右から時計回りに、本日の魚料理・イサキのポワレ(単品¥2,600~)、スパイスの効いたフォアグラの冷製仕立て(単品¥1,650)、前菜盛り合わせ(単品¥1,650)は右からタラのベニエ(衣揚げ)、豆乳のブランマンジュ、レンコンのバリグール。ars(アルス)東京都中央区日本橋蛎殼町1-11-9マガザン人形町1FTEL:03・6810・9610ランチ11:00~15:00(14:00LO、火~木曜のみ)、ディナー18:00~23:30(フード21:00LO、ドリンク22:00LO)日・祝日休※営業時間変更の可能性があるため店舗に要確認。いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2021年6月2日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2021年05月26日日本コンテンツの再発見と深堀り海外旅行ができなくなっているいま、国内のいいものを再発見したり深堀りしたりする傾向が多くみられます。それは3月末に発表になった「アジアのベストレストラン」の結果にも現れていました。今回発表になった100位のなかに、和歌山のアイーダや京都のチェンチがランクインしていたことからも、多くの方々が日本の地方の素晴らしいレストランに積極的に訪れていたことが伺えます。「アジアのベストレストラン」発表会場でお会いしたチェンチの坂本健シェフも、地方再発見の喜びを語っていました。ほどなく京都でランチをとる機会があったので、迷わずチェンチを訪問することにしました。お店は平安神宮のすぐ脇にあって、神宮の赤い大鳥居が春の青空に映えていました。古民家を改造したというお店は、スタッフの手作りになる煉瓦などをうまくインテリアに取り込み、伝統を現代に生かす京都の魅力を感じさせる空間です。地下に下るような作りになっているのですが、地下を掘ることで天井を高くし、圧迫感を感じないようになっています。席に案内され、カモミールベースのハーブティーをいただきながら、ティーペアリングでランチをいただくことにしました。スパークリング・ティーからのスタートです。渋みの少ないかぶせ茶を炭酸で割ったものですが、爽やかでシャンパーニュをいただく気分になれます。美しいペルシュウから熊のがんもどきまで最初はペルシュウがきれいに並んだお皿でした。日本で唯一のパルマハム職人といわれる多田昌豊さんの24か月熟成もの。脇に自家製のブッラータにこしあぶら入りのジャガイモのピューレが添えられています。透きとおるほどに薄くスライスされたペルシュウは口の中で儚く溶け、薫り高い余韻を残します。それにこしあぶらの苦みが春の淡い感じをうまく出しています。フォカッチャをオリーブオイルに浸して一つまみすると、イタリアの春の味の輪郭が現れてきました。ホタルイカが来ました。山菜とホタルイカのサラダ上に棒状の春巻きが乗っかっています。春巻きのなかにもホタルイカが行者ニンニクやエゴマなどと入っています。サラダのドレッシングは発酵米とペルシュウ、米麹からつくられているもので、春の海を感じるホタルイカにほどよい酸味を与え、これも爽やかな一皿です。熱湯で入れてからキンと冷やしたキンモクセイ香る凍頂烏龍茶が添えられます。次のお皿はグジです。京都や大阪ではアマダイのことをそう呼びます。若狭湾で獲れるそれは高級魚として珍重されてきたもので、ほのかな甘みがあります。そのグジを焚き上げ、熟成キャベツの発酵ソースでいただきます。仕上げにテーブルでかけられたのはグジのスープにホエーが入ったもので、これもじつに爽やかに上品なグジの甘みを引き立ててくれます。合わせたのはジャスミンティー。水出しのもので、このお茶の華やかさが、グジの繊細かつ深い味わいにうまく寄り添ってくれます。がんもどきが出てきました。珍しいなと思っていただくと、深い味わいのミンチが入っています。熊のミンチだそうで、それとタケノコをがんもどき風に仕立てたとか。このころの京都のタケノコといえば大枝塚原産の風味豊かなものが有名ですが、チェンチもそれを使い、塩と水でシンプルに炊き上げているそうです。がんもどきの上には糠漬けにしたタケノコも乗っかっていて、それが食感の面白さと味に深みを与えています。タケノコスープに木の芽のか香りがすばらしい。京料理の趣のなかに現れる野趣溢れる熊肉のミンチ。ペアリングは岩茶でした。岩山の隙間に生えるといわれるもので、青茶(烏龍茶)の中でもひときわ深みのあるものです。うまみもしっかりあって、タケノコの甘みを引き立ててくれます。京都というテロワールそしてコーヒーが出てきました。京都をベースにしているKURASUのエチオピアを浅めに焙煎したもので、これも華やかな香りと落ち着いた風味があって、和みます。そんななか出てきたのは今帰仁(なきじんそん)アグー。アグーとは沖縄の在来豚のことですが、この今帰仁村のアグーは中でも最も純度の高い生粋の黒豚と言われています。力強いが繊細で味わい深い豚肉です。優しく焼かれた豚肉とその香り高い脂が、カルダモンやウコンや島唐辛子といたやんばる感満載のスパイスを纏い、島胡椒フレーバーが全体を覆っています。それを自家製デュカの乗ったアスパラとともにいただきます。最後になって京都からいきなり沖縄にトリップする感じが面白く、でも通底する味は京都の春を感じる酸っぱさ、若々しさ。これがコーヒーによく合うのです。最後にタケノコのリングイネが出てきました。タケノコとアサリ、三つ葉のシンプルなパスタと、優しいやぶきた茶の組み合わせで、京都に戻って整う感じ。デザートのお茶はと訊かれたので、抹茶をお願いしました。デザートは、アーモンド風味のケーキの上にクリームチーズ、黄金柑を乗せたもの。もう一つはイチゴのクレープのジェラート乗せ。抹茶に添えられた菓子は、チェンチという名前の揚げ菓子で、イタリアの祭りで見つけたものだとか。チェンチとはフィレンツェの方言で「素朴な」とか「古き良きもの」と言った意味だそうで、食事の最後にちょっと添えられるメッセージにもなっているようでした。食材の魅力を引き出すために、水と塩だけで炊くといった日本料理のシンプルな技が結構重要と言う坂本シェフ。チェンチは京都というテロワールに忠実なイタリアンだと思いました。坂本シェフがかつて料理長を務めていた「イルギオットーネ」は、京都のイタリアンを代表するお店ですが、イルギオットーネの笹島オーナーシェフは「イタリアに京都という州があれば」というコンセプトで一世を風靡しました。そのころの話を笹島シェフからお聞きしたことがありますが、食材の魅力を最大限引き出す方法として京料理、日本料理の技法を生かし、日本の食材でいかにイタリアを表現するかを苦心されたとか。チェンチの料理をいただきながら、そんな話が思い出されました。cenci【エリア】岡崎/平安神宮/南禅寺【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】8000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】神宮丸太町駅 徒歩12分
2021年05月20日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は都市型農園レストラ『PLANT』の旬野菜料理です。今日食べたものはどこから来たんだろう。その問いに正確に答えるって難しい。でも、板橋区・蓮根の『PLANT』で登場する食材の出自は明確だ。なんせ店から歩いて数分の「THE HASUNEFARM」の有機農法で育てた野菜たちがテーブルにのぼるから。「うちは江戸時代から農家の家系ですが、5年前に父が他界したとき農園の存続も危ぶまれて。でも私は都市農業に魅力を感じて、続ける決意をしたんです」と、オーナーの川口真由美さん。パートナーの冨永悠さんと共に3年前から農園を運営してきた。「直売や収穫体験を行ううち、畑から生まれるコミュニティの面白さに気づいて」。もっと地域に畑の価値を還元したい。そんな思いの先に浮かんだのがレストランだった。今年4月にオープンした『PLANT』は、農と食の実験の場。フリーランスのシェフが週替わりでキッチンに立ち、毎日畑と相談しながらメニューを作る。採れたて野菜のおいしさは格別だ。「畑直結なので市場に出回らない花や根っこも使えるし、生ごみは裏で堆肥にします」。余すことなく食材を使い、循環型の社会をミニマムな単位で実践する。「子どもの頃はうちに畑があるのが恥ずかしかったんです。でも今は……誇らしいかな」と川口さん。生産と消費を結び直し、農と食の循環を実感できる場所。これ以上地球に負荷をかけられない時代にあって、彼女たちの取り組みは可能性の種そのものだ。「自分で収穫することで調理法も新鮮にイメージできる。畑から発想が生まれます」と、この日の料理を担当する白石貴之シェフ。おまかせコース(平日ランチ¥3,300、土・日・祝日ランチ、ディナー¥11,000)は、たとえば甘くて瑞々しいサラダラティーナに自家製のリコッタに蕪の葉のオイル、ルッコラの花を添えて(写真左)。春の輝き。PLANT東京都板橋区蓮根1-14-22ランチ11:30~/13:30~の2回制(土・日・祝日12:00~の1回制)、ディナー18:00~の1回制月曜休、不定休完全予約制ひらの・さきこ1991年生まれ。フードエッセイスト。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。※『anan』2021年5月26日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2021年05月19日東京都杉並区の西荻窪に店を構える、イタリア食堂『shimaneko』(@shimane90624493)。「やってみたい」「できるようになりたい」「すごすぎる!」と、見た人の好奇心をそそる動画をTwitterに投稿しました。見ているだけでお腹が空いてくる調理風景をご覧ください。全SNS共通で使える動画編集ソフトってないんですかねー動画はほうれん草とソーセージの巻きオムレツこのオムレツは大体なんでも巻けます pic.twitter.com/KhMM9i4qcv — 西荻窪イタリアン イタリア食堂 shimaneko5月31日まで休業中 (@shimane90624493) May 11, 2021 ほうれん草とソーセージをフライパンの中央に置き、卵を流し入れます。そこからクルクルと巻いていくだけ!動画で見ると簡単そうですが、実際にはコツが必要なのでしょう。クルクルと巻くオムレツは、さまざまな料理に汎用できるといいます。ちなみにパスタも巻けますただ茹でたてだとばらけやすいので二時間くらい寝かせてから使うとかたまってよいですよ いろいろアレンジしてみてください。結構前からこのオムレツの動画出してたんですけど突然拡散されておどろいてます。ソーセージがよかったのかな? #巻きオムレツ pic.twitter.com/T6deI8Kvug — 西荻窪イタリアン イタリア食堂 shimaneko5月31日まで休業中 (@shimane90624493) May 13, 2021 特別なフライパンを使用しているのかと思いきや、動画で使用しているフライパンは、西友で1500円ほどで購入した、153 のテフロンパンなのだとか。また、卵はLサイズのものを3個、塩をひとつまみ入れているとのことです。気になった人は自宅で挑戦してみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2021年05月14日伝統を崩すことなく、進化し続けるリストランテ“イタメシブーム”ー。この言葉を耳にしたことがおありだろうか。往年の食通なら、懐かしいと思う方も多いかもしれない。1980年後半。バブルが絶頂期に達していたちょうどその頃、それまで隆盛を誇っていたフレンチに代わって、徐々に頭角を表し始めたイタリアンの潮流。そうした(主に東京での)イタリア料理界の一連の動きを称してそう呼んでいたのである。その先駆的存在としてブームの一翼を担ったのが、他でもない、ここ【リストランテ山﨑】だ。オープンは1986年。折しもその前年、神宮前に誕生したN.Y.スタイルの劇場型レストラン【バスタ・パスタ】が、そのセンセーショナルなスタイルで話題を呼び、本国イタリアでは、イタリア料理界に新風を吹き込むべく、グアルティエーロ・マルケージがヌォーバ・クッチーナ・イタリアーナを提唱。時代の波がイタリアンに向き始めていた、まさにその只中にあって産声をあげたのが同店。当時、日本ではまだ数少なかった本格派リストランテの誕生だった。それは、一重にシニョーラである山﨑順子さんの強い信念と熱意の賜物だろう。乃木坂駅から徒歩2分、緑生い茂る南欧風の建物にある【リストランテ山﨑】自らが理想とするリストランテを創りあげるべく、空間はもとより、カトラリーからサービスに至るまで一貫して一流を求めた山﨑シニョーラ。そんな彼女のお眼鏡に叶った料理人が初代シェフの寺島豊氏。この時なんと弱冠24歳。【グアルティエーロ・マルケージ】でパスタを任されていたところをシニョーラの山﨑さんに見出され、スカウトされたのである。オープン当初、地下にあった店内は、仄暗くスノッブな雰囲気に包まれた大人の空間だった。その中で、まるでスポットライトに当たっているかの如く、白いテーブルクロスの上で輝くマルケージ仕込みの料理は繊細で美しく、その洗練されたおいしさに人々はたちまち虜になった。多くの美食家らの舌を魅了し、瞬く間に世間の耳目を集めた。木漏れ日が心地よい個室今も続くスペシャリテの一つ『冷たいキャビアのスパゲッティ』を始め、コースを彩った料理の数々はそれまでのイタリアンのイメージを一新。経験したことのない新しいテイストは、その後の東京イタリアンに大きな影響を与えたと言ってもいいだろう。寺島シェフに続く2代目シェフに日髙良実氏、3代目には濱﨑龍一氏が就任と、歴代に名料理人がシェフを務めてきた同店。名シェフを次々と輩出してきたその功績もまた見逃せない。現店舗は2008年に改装。地下から2階へと移転。以前とは打って変わって、昼時には窓から木漏れ日が降り注ぐ明るいリストランテへと生まれ変わった。そして、現在、6代目シェフを務めるのは、矢島直樹氏40歳だ。一度はシステムエンジニアの道に進むも、小さい頃からの料理好きが高じ、23歳の時に料理人へと転身。奇しくも【リストランテ山﨑】のシェフを務めた濱﨑龍一シェフの下で6年間修業を積む。その後イタリアはミラノを中心に研鑽を積み帰国。同店のシェフに就任して7年目を迎える。開放感のある、居心地の良い店内「伝統を崩すことなく、新しいものを取り入れていく。ミラノの修業先【アイモ・エ・ナディア】で学んだその精神と技術をここでは、僕なりに表現していきたい。」とは、矢島シェフ。その思いは、同店きっての名物『冷たいキャビアのスパゲッティ』への姿勢にも現れている。歴代のシェフに受け継がれてきたこの伝統の一品を、レシピ自体は変えることなく、矢島シェフは少しだけ手を加えた。まず、キャビア。それまで使っていたオシェトラを、ロンバルディアのフレッシュタイプのセヴルーガに変更。塩分が少なく、小粒ながら一粒一粒がしっかりとしたそれはパスタにも絡みやすい。麺との一体感がより増幅されると考えての抜擢なのだが、更にパスタの巻き加減にもひと工夫。名物『冷たいキャビアのスパゲッティ』矢島シェフ曰く「キャビアとパスタだけのシンプルなこの一皿は、ある意味鮨と同じだと思うんです。言わば、パスタは鮨飯。口中でホロリと解ける握りのように、パスタも少し空気を含ませたふわっとした巻き方にしている。」そうで、キャビアの優しい塩加減と共に、よりソフトでエレガントな味わいを楽しませてくれる。前菜『サクラマスのひと皿』続いて登場したサクラマスの前菜は、まるで皿の上に咲いた花園のように愛らしい一皿。一晩塩でマリネしたサクラマスの上には、細かく刻んだキウィやピスタチオ、グリーンオリーブとピスタチオのペーストをトッピング。香草や香草の花々をちらしている。口にすれば、ねっとりとしたサクラマスの官能的な食感にフルーツの柔らかな酸が心地よく広がる。舌に残る軽やかな余韻には、冷えたシャンパンが合いそうだ。プリモピアット『タリアテッレ 鰯と発酵トマト、アーモンドペースト』さて、プリモピアットは『鰯と発酵トマトのタリアテッレ』。小田原から届いたヒコ鰯とトマトソース、アーモンドにケッパーの組み合わせは、シチリアはパレルモ名物の“鰯とトマトのスパゲティ”を思わせる。とはいえそこはリストランテ。矢島流にアレンジし、品格のある一皿に昇華させている。盛り付けにしても、タリアテッレをタンバル状にまとめ、上にはヒコ鰯とドライトマトを飾ってお菓子のような愛らしいルックスに仕立てる一方で、味わいもより繊細に。中華の友人から教わったという発酵トマトをソースに用いることで、より旨味を濃密にすると共に、発酵ならではの深みのある酸がドライトマトのあまみと相まって重層的な味の奥行きを醸し出している。原型が南のパスタゆえ、手打ち麺ではなく、パスタの街と言われるカンパーニャ州グラニャーノの「ジェラルド ディ ノーラ」の乾麺をあえて使うところに矢島シェフのこだわりが伺えよう。メイン『シストロン産仔羊のロースト クミン香るニンジンのピューレ』どちらかといえば、技巧的な前菜やパスタに対し、メインの『シストロン産仔羊のロースト』はグッとベーシックだ。ロゼ色に焼きあげられた仔羊にナイフを入れれば、肉質はしっとりとソフト。フランス産の仔羊ならではの上品な草の香り、滋味深さは、これまでの繊細な皿の余韻を崩すことなく舌を締めくくる。柔らかさは求めつつも、低温調理は用いず、200℃のオーブンに出し入れし、肉を休ませながら余熱で焼きあげるのは、仔羊本来の肉らしい風味を引き立てたいと考えてのこと。クミン風味の黄色い人参ソースやパセリオイルが彩りと味の抑揚を演出している。6代目シェフ、矢島直樹氏イマドキのパフォーマンスを追い求めるのではなく、食材の真のおいしさと真摯に向き合った上でのアレンジには無理がなく、どこか品格さえ漂わせている。その背景には、35年に亘る【リストランテ山﨑】の伝統があり、また、少しずつ進化を遂げてきたリストランテとしての矜持がある。そして、それらを引き継ぎ、今の“山﨑”を表現することが、矢島シェフに託された使命であり、また本懐とも言えるだろう。流行に流されることなく、時流を見つめてきた老舗の古くて新しい味を満喫したい。リストランテ山﨑【エリア】外苑前/青山一丁目【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】10000円【ディナー平均予算】25000円【アクセス】乃木坂駅 徒歩2分
2021年04月30日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『canade(カナデ)』のイタリア料理です。昨年12月、本郷の商店街にオープンした小さなイタリアンレストラン。笑顔の爽やかな夫婦が実はなかなかの実力派だと評判。池田光寿シェフは東京・広尾『アロマフレスカ』で個性的な野菜使いに接し、イタリアで郷土料理の奥深さを学んだ。奥様の美穂さんはイタリアワインを学び、イタリアのソムリエ資格を取得。紆余曲折を経て「東京に店を出す」という夢を叶えた。それだけに想いがたくさん詰まっている。それはメニューを見ればわかる。季節の魚介類や野菜がずらりと並ぶ。特に野菜は山菜から西洋野菜まで30種類ほど。料理が出てくると一気にテーブルの上が華やぐ。ピンクのボタンエビと赤みを帯びたタロッコオレンジをサラダ仕立てにした前菜の色鮮やかなこと!「菜園風スパゲティ 春」は緑色の野菜だけで春を表現。その時期に美味しい10種類前後の緑野菜を使う。思い切った野菜使いは『アロマフレスカ』を思い出させる。「そう言われるのはとても嬉しい。僕が上京した約20年前、東京で一番話題の店が『アロマフレスカ』でした」。3年間、原田慎次シェフの横に張り付いて得たものは大きい。そして私が今とっても気になるのはリゾット。「米料理の奥深さを知ってほしい」というシェフの超おすすめも食べなくちゃ!手前左・菜園風スパゲティ 春¥1,980。毎日使う野菜が違うので、一期一会の味。コロナ禍だからこそ生まれた野菜たっぷりのメニュー。手前右・ういきょうとタロッコオレンジとボタンエビのインサラータ¥1,870。奥・ホワイトアスパラガスのオーブン焼き フォンティーナ カルボナーラ仕立て¥2,750。グラスワインは¥990~。アラカルトは1皿2人分あるので、取り分けての提供も可能。canade東京都文京区本郷2‐31‐3二木ビル1FTEL:070・3843・839317:30~23:00LO日曜休いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2021年4月28日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2021年04月21日アンダーズ 東京は、“花畑をイメージ”した「フラワー&ハニーアフタヌーンティー」を2021年6月1日(火)から7月31日(土)まで、アンダーズ 東京 51階・ザ タヴァン グリル&ラウンジにて開催する。“花畑”モチーフのアフタヌーンティーアンダーズ 東京の新作は、色鮮やかな花々から着想した“花畑”モチーフのアフタヌーンティー。スイーツやセイボリーには、夏に見頃を迎える向日葵や、芳醇な香りが特徴のダマスクローズなどのエッセンスを取り込み、見て食べて楽しいこだわりのメニューを展開する。薔薇の中でも甘い香りを放つダマスクローズはジュレに仕立てて、ラベンダー香るパンナコッタと組み合わせたデザートに。口に入れると、花々の香りが優雅に広がり、爽やかな気分にさせてくれる。すみれエクレアやライチローズムースなど、フラワーカラーのスイーツも展開。また、セイボリーには、向日葵をイメージしたケークサレや、ラベンダー風味のチョリソーメニューなどを、ドリンクには、バラの香りの「ローズブレンド」と色鮮やかなブルーカラーの「エレガンスブレンド」の2種類のフラワーティーを揃えた。アフタヌーンティー定番のスコーンは、柑橘系のフレッシュな香りが楽しめる「オレンジ&レーズン」と、ハイビスカスを採り入れた「ハイビスカス&ラズベリー」の2フレーバーを用意する。【詳細】「フラワー&ハニーアフタヌーンティー」4,950円(税込)、土・日・祝日 5,390円(税込)※別途15%サービス料開催期間:2021年6月1日(火)~7月31日(土)会場:ザ タヴァン グリル&ラウンジ住所:東京都港区虎ノ門 1-23-4 虎ノ門ヒルズ 森タワー アンダーズ 東京 51F営業時間:13:00〜15:00・15:30〜17:30 ※L.O. 30分前 。席は2部制TEL:03-6830-7739<メニュー例>■セイボリー鴨フォアグラと竹炭ブレッドのミルフィーユ エルダーフラワーの香り、チョリソーとメロンチャツネのヴォローヴァン ラベンダー風味、夏野菜のヴェリーヌ仕立て スモークサーモン トマトの蜂蜜マリネ バジル、ひまわりの種と桜エビのケークサレ サワークリーム、蜂蜜と生姜のチキンブロシェット 生姜のコンポート 花穂紫蘇■スイーツダマスクローズジュレとラベンダーパンナコッタのヴェリーヌ、エルダーフラワータルトレット、ライチローズムース、レーズンバターのフラワーサブレ、ベルガモットクリームコーン、すみれエクレア■スコーンハイビスカス&ラズベリー、オレンジ&レーズン
2021年04月19日