最近、スーパーなどでもよく見かけるようになった甘酒。実は、甘酒にも種類があります。“酒粕でつくるモノ”と“米麹でつくるモノ”の2種類。どちらも栄養価は高いのですが、酒粕で作る甘酒は、お砂糖を入れます。米麹で作る「飲む点滴」と言われる甘酒は、ノンシュガー。ということで今回は、ノンシュガーの“米麹でつくる甘酒”をご紹介します。元気の源、甘酒のチカラ甘酒の素、米麹はコウジ菌の働きによって、エネルギーと栄養素が豊富に含まれています。ビタミンB1、B2、B6、B12などは糖質、脂質、タンパク質などの代謝をアップさせるので、自分ではなかなかコントロールできない基礎代謝が上がります。だるさなどを軽減し、エネルギー源となるブドウ糖や必須アミノ酸も豊富に含まれていいて、飲む点滴と言われるくらい甘酒は身体にいいんですよ!甘酒で内面から美しくなるビタミンB2は不足すると肌荒れやニキビなどの原因につながりますが、甘酒にはビタミンB2も含まれていて、お肌のターンオーバーを整え、美肌に導いてくれます。そして、含まれている必須アミノ酸は保湿効果が高く、コウジ菌が生産するコウジ酸、アルブチン、フェルラ酸には抗酸化作用があり、メラニンを抑制してくれます。さらに、お腹の調子を整えてくれるオリゴ糖や腸内環境を向上させる食物繊維がとれるのでお通じもよくなります。美肌・美白・腸内環境の改善!甘酒をいただくことで、内側から美しくなれますよ。1杯の甘酒でストレス解消さらに精神的な面でも効果が。甘酒には、善玉コレステロールを増やし、ストレス軽減の作用にもつながるパントテン酸や、GABAというアミノ酸の一種が含まれていて、パニック障害などの神経性疾患などに効果があります。日々のストレスを軽減し、高ぶった神経を落ち着かせ、疲れを癒すリラックス効果もあると言われています。心身ともに疲弊した時や、眠れない夜などには、自然の甘みを感じる温かい甘酒を飲んで、心と身体と脳みそに栄養を与えてあげましょう。妊活中のアラフォーには葉酸が大事それから妊活中や妊娠中に必要な栄養素として、必要と言われる葉酸。最近では病院でもサプリメントで葉酸を摂取するように、と勧めている所が多いですよね。甘酒にはその葉酸も含まれています。さらに女性の排卵が阻害されて卵巣内に多数の卵胞がたまり、月経異常や不妊を起すと言われる、不妊疾患にも効果があると話題のイノシトールも含まれています。本当に女性にうれしい飲み物ですね。このように、さまざまな効能がある甘酒。できれば簡単に手に入れたいものです。でもちょっと待って、市販品の場合、砂糖や醸造アルコールなど添加されている場合がありますよ。できれば手作りで、安心安全な甘酒をいただきましょう。作り方【1】の材料をまぜた状態炊飯器でできる、安心甘酒の作り方材料:米麹 200gご飯(炊いてあるもの) 200g前後(お茶碗1膳分)65℃のお湯 400ml作り方:【1】炊飯器に米麹をほぐしいれ、ご飯とお湯を入れて全体をよくかき混ぜます。【2】清潔なふきんやタオルなどを炊飯器の上にかぶせ、保温スイッチを押します。表面が乾燥しやすいので、乾燥してきたら清潔なスプーンなどでよくかきまぜます。8時間くらい保温すると甘みが出てきますので、だいたい11時間までを目安に、好みの甘さを見て、麹がやわらかくなれば出来上がりです。発酵しすぎると酸っぱくなってしまうので、ご注意を。【3】できあがった甘酒は冷ましてそのままの状態でもおいしくいただけますが、ミキサーやブレンダーでなめらかにして、冷蔵庫に保存するか、小分けにして冷凍して保存することで長持ちします。冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1ヶ月ほどを目安に使い切りましょう。作り方【3】の出来上がりの状態手作り甘酒活用法いろいろできた甘酒はもったりとしたジャムの様で、お好みの甘さで割れば、温めても、冷たくてもおいしい!豆乳で割ればイソフラボンも摂取できていいですね。また、おろし生姜などを入れると身体がぽかぽかあたたまりますよ。バナナやフルーツ、野菜などを入れてミキサーにかけてもよいでしょう。また、ドリンクだけではなく、料理にも使う事ができます。味噌と1:1で合わせ、お魚やお肉を漬け込んで焼いたり、角煮などの煮物等にも使うことができますよ。
2014年04月11日そろそろお花見の季節ですね。飲んで食べて楽しい時間を過ごすお花見のお供に、是非おススメしたい飲み物が「甘酒」です。「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価の高い甘酒は、美容成分のいっぱい詰まった「飲む美容液」でもあるのですよ。そこで今回は、甘酒の美容効果をご紹介したいと思います。■おススメは米麹の甘酒甘酒と聞くと、酒粕からできた甘酒を思い出す方も多いかも知しれませんね。酒粕も栄養価が高く美肌食材なのですが、今回おススメしたいのは米麹を使った甘酒です。甘麹とも呼ばれます。酒粕と砂糖を使って作る甘酒とちがい、米麹を使った甘酒には砂糖が使われていません。米麹から作られた甘酒は、麹が発酵する過程で産まれたブドウ糖の甘み。ダイエット中にも安心して飲めますね!では、甘酒の美肌効果をご紹介いたします。■1.お肌しっとりなんと、甘酒には9種類の必須アミノ酸が全て入っていて、乾燥肌対策にもとても効果的。私たちのお肌の表面「角質層」には、天然保湿因子(NMF)がありお肌の潤いを保っています。この天然保湿因子は、約40%がアミノ酸で作られているのです。■2.お肌のハリをUP甘酒に含まれるパントテン酸は、ビタミンCの働きを助ける役割をしています。ビタミンCは、コラーゲンを作る際に必要なビタミン。このビタミンCの働きを助けることで、コラーゲンの生成が促されるだけでなく、紫外線ダメージからお肌を守ってくれます。また、甘酒にはアミノ酸がコラーゲンなどのタンパク質を作るのを助けるビオチンも含まれていて、健康的なハリのあるお肌作りに役立ちます。■3.ターンオーバーを整えるビタミンCと並んで美容に欠かせないビタミンと言われているビタミンB2。甘酒にはそのビタミンB2も含まれています。ビタミンB2は、タンパク質の合成に関わっていて、細胞の再生に欠かせないビタミンです。ビタミンB2が不足すると、細胞が再生するスピードが遅くなりお肌のターンオーバーが乱れ、ニキビや肌荒れの原因に!お肌だけでなく、髪や爪の成長にも関わる大切なビタミンです。■4.代謝UP糖質の代謝を助けるビタミンB1、脂肪を燃焼させてエネルギー代謝を促進するビタミンB2、タンパク質の代謝を助けるビタミンB6、など代謝UPに欠かせないビタミンB群が豊富に含まれる甘酒は、余分なものを溜めこまない、代謝の良い身体作りにも◎。■5.腸内美化に甘酒は、麹菌によって作られる発酵食品の仲間です。甘酒には、植物性乳酸菌や酵母などの有用菌が存在し、腸内環境美化にも効果的です。また、食物繊維やオリゴ糖も含まれているので、腸内で善玉菌のエサとなってさらなる腸内美化効果が期待できます。■食べ過ぎ防止にも甘酒甘酒には、血糖値を上げるブドウ糖が多く含まれているので、食前に一口食べれば適度に血糖値が上がり空腹感が和らぎ、食べ過ぎの予防にも。ただし、飲み過ぎは血糖値を急上昇させ逆効果ですから、食前に「ひと口」を守って下さいね!■終わりに甘酒がこんなにも魅力的な飲み物だったとは、驚きですね。最近はペットボトル入りの甘酒も見かけるようになりました。酒粕から作られた甘酒と違って、米麹から作った甘酒は冷たくても美味しく頂けます。ぜひ、今年のお花見は甘酒をお供に、身も心もキレイになりましょう!(岩田麻奈未/ハウコレ)
2014年03月17日点滴とほぼ同じ成分が入っていることから、「飲む点滴」といわれている甘酒。美肌効果だけではなく、栄養も満点。健康に気を遣う美女が大注目している甘酒には、どんな魅力があるのでしょうか。■話題の甘酒って酒粕を溶かして砂糖を加えたものも甘酒と呼ばれていますが、今世間で話題になっている甘酒とは、アルコールの入ったお酒のことではありません。炊いたお米と米麹からつくるノンアルコールのもので、昔から日本人に親しまれてきた発酵食品です。米麹の中に含まれるアミラーゼという酵素がご飯のでんぷんを分解してブドウ糖を生成するため、とっても甘く仕上がるのです。江戸時代には夏バテ防止として飲まれていた甘酒は、実は俳句の世界では夏の季語にもなっているほどの定番ドリンクだったそう。江戸時代にはクーラーもないため、夏の暑さと栄養不足が死因のケースが多かったのです。でも甘酒を飲むことで、糖分もしっかり摂取でき、さらにはビタミンやアミノ酸も豊富。栄養満点な甘酒は健康の代名詞のような存在だったのです。■甘酒がもつ美パワー甘酒は、炊いたお米に米麹を入れ、発酵させて作ります。その発酵によって栄養価は飛躍的にアップします。その中で美肌効果をもたらす栄養素の一つが、麹に含まれているコウジ酸。コウジ酸には、しみやそばかすなどの原因となるメラニン色素を作り出す細胞、メラノサイトの働きを抑制する働きがあります。また、抗酸化作用や消炎作用もあります。今はコウジ酸を利用した美肌化粧品も多くでていますよね。また、甘酒は必須アミノ酸全種、吸収率の高いビタミン群なども豊富に含み、疲労回復、活性酸素の除去、脳の活性化などにも効果が期待できます。まさにキレイと元気をどちらも手に入れられる万能な飲み物。栄養を十分にとれなかった昔の人が重宝していた理由がわかりますね。■自宅で簡単「甘酒」レシピ炊飯ジャーがあれば、簡単に作れます。ポイントはジャーの蓋を少し開けておいて温度を一定に保つことです。初めてトライする場合は、温度計で測ってみると間違いなく美味し甘酒が仕上がります。材料米:1合 (玄米でも白米でもOK)米麹:2合水:700ml程度作り方1. お米1合を少しだけやわらかめに炊きます。2. 炊けたお米が完全に冷めたらそこに水700mlを足しよく混ぜます。3. 米麹を2合入れてよく混ぜます。4. 炊飯ジャーに入れて、少しだけ蓋をあけた状態(適温は55~60度です)で保温ボタンを押し、8~10時間くらいの間、そのまま放置します。1時間~2時間に1度はよく混ぜて下さい。5. 味見をしてみて甘くなっていたら完成です。甘さが足りない時はもう少しそのまま発酵させて様子をみましょう。)6. 完成後は冷蔵庫で保管し、火入れをしない場合は1週間ほどで使い切りましょう。甘酒はそのまま飲むだけではなく、漬け床として食材を漬け込むのもおすすめです。米麹の中の酵素によってタンパク質がアミノ酸に分解され、うま味が増します。また、甘酒に漬けた食材は消化しやすい状態になることも嬉しいですね。とっても簡単に作れますので、作ったことのない方は、是非一度、手作りにトライしてみませんか。
2014年03月08日森永製菓は缶タイプ甘酒飲料「森永甘酒」の発売40周年を記念して、1月19日と20日に東京スカイツリータウン1階にあるソラマチひろばで、「森永甘酒」のサンプリングイベントを開催する。○CMキャラクターの石塚英彦さん登場缶入りタイプの「森永甘酒」は1974年の発売から、今年で40周年を迎える。同社は、日本の伝統的な飲み物である甘酒が大寒の頃にもっとも飲まれていることから、大寒を「甘酒の日」に制定(2009年7月23日に日本記念日協会で認定)しており、このほど同日に合わせてPRイベントを実施する。会場には甘酒40周年を記念した「甘酒足湯」を設置し、来場者は無料で足湯を楽しめる。足湯を体験した人には、缶タイプの甘酒飲料「森永甘酒」をプレゼントする。1月20日の13:00~13:30には、「森永甘酒」のCMキャラクターで、タレントの石塚英彦さん(ホンジャマカ)も登場し、同商品の発売40周年を盛り上げる。同イベントは、1月19日・20日の10:00~17:00に開催。会場は東京スカイツリータウン ソラマチひろば。雨天決行・荒天中止。なお、設置する足湯の中には甘酒は含まれていない。甘酒にちなんだ足湯のため、「甘酒足湯」と命名しているとのこと。サンプリングの甘酒は予定配布数を超える場合は、配布を中止する場合もある。
2014年01月17日森永製菓は、缶タイプ甘酒飲料のブランドである「森永甘酒」から、サクラの花をイメージしてデザインした「春の甘酒」を12月25日より2月末まで、全国コンビニエンスストアを除く、全チャンネル(販売経路)で販売する。価格は120円(内容量190グラム)。酒かすを使わずに仕上げた同商品は、アルコールが0.00%のため、受験生や、子ども、妊婦、運転者、アルコールが苦手な人など、さまざま人が甘酒を楽しむことができる。受験勉強のエネルギー補給のほか、車の運転中や、身体を温めたいとき、甘いものが欲しいとき、疲れたとき、小腹がすいたときなどに適しているとのこと。詳細は、同社公式ホームページで見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日酒蔵の知恵から生まれた、体の内側からぽかぽか温まる、温活メニューをご紹介。今回は、冬至に食べると風邪をひかないと言われる緑黄色野菜の王様・かぼちゃと、飲む点滴と呼ばれるノンアルコール甘酒のお汁粉。材料 1人前・酒蔵仕込み 純米甘酒:1袋・かぼちゃ:50~100g・白玉粉:30g・水:大さじ2~3作り方1.白玉粉に水を加えて耳たぶの固さに練り、一口大に丸めます。2.1を茹で、浮き上がったら冷水にさらし、水気を切ります。3.皮をむいたかぼちゃを小さく切り、電子レンジで2分ほど加熱します。4.甘酒1袋と3をミキサーにかけます。5.電子レンジで4を1分ほど温め、2を浮かべます。※蒸したかぼちゃをよくほぐし、甘酒と混ぜて鍋で温めてもOK。寒い季節にうれしいおやつ。かぼちゃはミキサーにかけてトロトロにするので、少しくらい温め過ぎくらいがちょうどいい。・今回使った甘酒: 酒蔵仕込み 純米甘酒 ・レシピを詳しく見る: 「甘酒かぼちゃしるこ」
2011年11月07日