家や車のカギなど、いつも使うけど引き出しにしまうのは面倒な小物を置ける小物棚があると便利ですね。ちょっとオシャレ感ただよう小物入れを、簡単に作ってみませんか。100均のすのこ、そして雑貨や小物をあわせれば、インテリアにもマッチする棚を簡単につくることができます。○材料・すのこ40cm×25cm1枚、40cm×20cm1枚・100均の木箱3つ・100均の飾り (キーホルダー ガーデニングミニフェンス リースなど)・グルーガンやボンド完成品がこれです。ナチュラルな雰囲気をかもしだしながら、しかも安く木材を加工するなら、やはりすのこが最適です。この材料で棚2体を作ります。すべて100円ショップセリアで購入しました。2カ所に小物入れを置きたかったため、今回は少し形の違うものを2体制作し紹介します。すのことセットで愛用したいグルーガンは、高温に熱した接着剤を狙った所に塗布できるすぐれものです。このグルーガンもセリアで購入しました。接着芯もいっしょに購入しておくと、いつでも簡単に素早くいろんなものをくっつけることができます。ただ、とても高温になるためやけどに注意が必要です。1つ目の小物入れを作ります。使うのは45cm×20cmのすのこを1枚、そして木箱を1つです。まず、すのこを縦向きにし、一番下の板をつなげている木の部分に、グルーガンで接着剤を塗ります。しっかりとくっつけるために、同じく背面になる部分にも接着剤をつけます。手早く木箱を押しつけます。すのこの土台となる木に、木箱を乗せるようにして安定させてから、すのこ板に押し付けると、ずれることなくしっかりとくっつきます。これで小物棚が1体完成です。カギをすぐにポンとしまえて、取り出しやすい玄関用のオシャレ棚ができました。土台の木の部分に、セリアで購入したキーホルダーをひっかけるだけで、さらにカギをわかりやすく置いておくことができます。オーナメントを変えてみました。ガーデニング用ミニフェンスを、接ぎ木の間にはめ込むと、なんとピッタリはまりました。雰囲気も少し変わりますね。二つ目の小物入れを作ります。使うのは40cm×25cmの、少し幅広のすのこと、木箱2つです。すのこ板とあわせる箱のほうにグルーガンでグルーを塗ります。ピッタリとくっつけるために、すのこと合わさる部分に多めにグルーを塗っています。グルーが少しはみでても、すぐに固まりべたつくことはありません。ここは裏面となって隠れるので、大胆に塗布しても問題ありません。しっかりとすのこに木箱を押しつけます。ピタッとくっつけるために、押しつけたら動かさず、上からまんべんなく押しましょう。これで2体目も完成です。1体目と同じく、ひっかけるタイプのインテリア雑貨やオーナメントを飾ると、雰囲気も一気にかわります。すのこと同じデザインの木箱を使って作った2体がそろいました。家にあったグリーンのリースをかざってみました。なかなかオシャレに作れたと満足しています。すのこを使うと、木材を加工する手間が省けて、しかも形に統一感が出ます。縦と横の向きによって使い方もいろいろですし、すきまを利用して飾り付けも楽にできます。なによりグルーガンひとつでアイテムを手軽につけられるのが、すのこのよさでしょう。レイアウトを変えて、また色を塗るなど、工夫次第でできあがりの雰囲気が変わります。手軽に使えてしかも安い。すのこを使った棚作りをお試しください。執筆: 竹林みか (ベル・エキップ)猫と小銭稼ぎをこよなく愛す主婦ライターです。
2015年09月29日最近では様々なアイデアを取り入れた実例も多くなってきた「すのこ (スノコ) 棚」。SNSなどで完成した写真を見かけて、DIY女子でなくてもトライしてみたくなった人は多いことでしょう。そこで、自他共に認める不器用な主婦が、本当に簡単に作ることができるのかを検証します。最近では様々なアイデアを取り入れた実例も多くなってきた「すのこ棚」。なかなかの出来映えに、我ながら満足です!○材料・桐すのこ2枚・ベニヤ板2枚・接着用のグルーガン様々な工作に使えると話題のグルーガンですが、このようなものが100円ショップで購入できるというのはうれしいですね。すのこを用いた棚作りは、「手軽に入手できる材料で作れる」というのが人気の理由の1つなので、使用する材料はすべて100均で調達すること、制作時間は10分以内におさめることを目標としました。ここでは、実際の制作過程を紹介します。まずは、すのこの幅板をつなげている細板部分に、グルーガンで接着剤をたっぷり付けます。すのこと板の寸法をうまく合わせられるかが、不器用主婦としては最も心配だった部分なのですが、そこはまったく問題ありません。今回用意したすのこの大きさは 横45cm×縦20cm (既製品)。あと、店頭で売られていた縦20cmに裁断されたベニヤ板を2枚購入しました。これで、ベニヤ板がすのこからはみ出す心配はなくなり、切ったり貼ったりと、幅を合わせるわずらわしさもありませんでした (これはうれしい誤算でした!)。1段目の段は、まだ木片を合わせただけの状態で安定しないので、片方がくっついたのを確認して、もう片方を接着するとよさそうです。ここまでにかかった時間は、グルーガンの接着剤を温める時間を含めて5分。驚きの早さです。2段目で注意したいのは、「1段目を付けて自立はするが、片方ずつ接着することはできない」ということ。なので、接着剤が乾いて固まってしまわないうちに、すばやく板をはめ込んでくっつけなければなりません。でも、固まった接着剤を簡単に取り除いて、ベタつかせずに再スタートができるのがグルーガンの素晴らしいところです。気を取り直して素早く両端を接着。ギュッと押しつけたら成功しました。一度失敗した時間も含めて、全工程を7分で済ませることができました。材料費は400円。しかも10分もかからずに作れるんだったら、もっと早くトライすればよかったです。制作中に感じた注意点は、グルーガンの接着剤が思いのほか早く固まってしまうこと。そして、ベニヤ板は商品や季節によって木独特の反りが生じることあるということ。板が反っていると両端を接着する時にうまくくっついてくれませんので、制作に取りかかる前に、1日ほど重石を置くなどして反りを戻しておくといいでしょう。執筆: 竹林みか (ベル・エキップ)猫と小銭稼ぎをこよなく愛す主婦ライターです。
2015年09月19日片付けるだけでなくインテリアの役割にもなる棚。始めはこだわりをもって飾ろうとするものの、いつのまにかただの荷物置きでぐちゃぐちゃに……ということはありませんか?少しでもおしゃれに活用する方法について、インテリアブランド「イデー」販売本部の原田陽子さんに、お話しを伺いました。■よく使うアイテムは目線からそらした場所にまとめて置く――片付けが苦手な人でもできそうな収納の方法はありますか。原田さん:まず全ての持ち物に「しまう場所」を決めましょう。基本は、使う頻度の高いものは目線の高さに、あまり出し入れしないものは高い場所や低い場所など、姿勢を変えなければならない位置に置いて無駄のないように収めることです。ですが、よく使うアイテムを常備する場所は、ディスプレイが乱れがちです。「片付けられない、でもすっきり見せたい!」という方は、これらのアイテムをあえて目線の高さからそらした場所にまとめて置くことで、視界の乱れを最小限に抑えることができるでしょう。どうしても目に入ってしまう場合は、棚のサイズに合った紙製や木製のシンプルなボックス、植物かワイヤーなどのバスケットを複数揃えてモノを収納する方法もお勧めです。色柄ともにデザインの揃った箱で統一するのが、スペースをすっきり見せるポイントです。――使い勝手が悪く、荷物置きになってしまった棚をおしゃれに見せる方法はありますか。原田さん:テレビキャビネットやサイドボードのような区切りのある棚の場合は、例えばいつの間にか別の場所にありがちなCDや小物を、「一つの区切りの中で収める」と決めて整理します。その際、ひとつの区切りの中を、本なら本、CDならCD、とジャンルを統一するようにしましょう。縦横の向きと高さを揃える、手前は低く、奥は高く置くこともきれいに見せる基本です。できれば色も揃えるとかなりすっきりするでしょう。目に入る範囲が大きく、長いお付き合いになるチェストやキャビネットは、機能と同じくらいデザインにも気を配りたいアイテムです。その家具があるだけでおしゃれ感がアップします。低めのチェストなら、棚の上のディスプレイを楽しむこともできます。単なる荷物置きにならないよう、積極的に飾って楽しみましょう。――では、どのようなモノをディスプレイすればいいでしょうか。選ぶコツはありますか。原田さん:例えば玄関は、外出時や来客時に始めに目に付く場所ですから、お気に入りの花器で季節の花を生けるなどして「季節感を演出する」という方法があります。グリーンがあるだけで部屋が生き生きとします。「花や観葉植物は枯れてしまわないか心配」という方は、サボテンや多肉植物のミニ盆栽はどうでしょう。水の量が少なくてすむので比較的扱いやすいでしょう。リビングルームなどの住空間では、ルームフレグランス(ディフューザー)を置くことをお勧めします。おしゃれなボトルは空間のアクセントになります。それに、部屋全体をお気に入りの香りで満たす、その日の気分や体調にあわせて香りを選ぶというのも空間を楽しむ方法の一つです。――ありがとうございました。大切なアイテムから必需品までをどうディスプレイするのか、あるいは隠すのか、また、インテリアの高さと目線による印象との関係性が分かりました。棚を収納家具としてではなくインテリアの一部と考えることで、おしゃれ部屋に見せる活用法ができそうです。監修:原田陽子氏株式会社イデー販売本部。同社は、東京・自由が丘店、ミッドタウン店をはじめ東京都内7店舗およびオンラインショップを運営。オリジナル家具を中心に国内外からセレクトしたデザイングッズ、ステーショナリー、書籍などを扱うほか、カフェやグリーンショップを手がける。自由が丘店TEL03-5701-7555、ミッドタウン店TEL03-5413-3455(岩田なつき/ユンブル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日片付けるだけでなくインテリアの役割にもなる棚。始めはこだわりをもって飾ろうとするものの、いつのまにかただの荷物置きでぐちゃぐちゃに……ということはありませんか?少しでもおしゃれに活用する方法について、インテリアブランド「イデー」販売本部の原田陽子さんに、お話しを伺いました。■よく使うアイテムは目線からそらした場所にまとめて置く――片付けが苦手な人でもできそうな収納の方法はありますか。原田さん:まず全ての持ち物に「しまう場所」を決めましょう。基本は、使う頻度の高いものは目線の高さに、あまり出し入れしないものは高い場所や低い場所など、姿勢を変えなければならない位置に置いて無駄のないように収めることです。ですが、よく使うアイテムを常備する場所は、ディスプレイが乱れがちです。「片付けられない、でもすっきり見せたい!」という方は、これらのアイテムをあえて目線の高さからそらした場所にまとめて置くことで、視界の乱れを最小限に抑えることができるでしょう。どうしても目に入ってしまう場合は、棚のサイズに合った紙製や木製のシンプルなボックス、植物かワイヤーなどのバスケットを複数揃えてモノを収納する方法もお勧めです。色柄ともにデザインの揃った箱で統一するのが、スペースをすっきり見せるポイントです。――使い勝手が悪く、荷物置きになってしまった棚をおしゃれに見せる方法はありますか。原田さん:テレビキャビネットやサイドボードのような区切りのある棚の場合は、例えばいつの間にか別の場所にありがちなCDや小物を、「一つの区切りの中で収める」と決めて整理します。その際、ひとつの区切りの中を、本なら本、CDならCD、とジャンルを統一するようにしましょう。縦横の向きと高さを揃える、手前は低く、奥は高く置くこともきれいに見せる基本です。できれば色も揃えるとかなりすっきりするでしょう。目に入る範囲が大きく、長いお付き合いになるチェストやキャビネットは、機能と同じくらいデザインにも気を配りたいアイテムです。その家具があるだけでおしゃれ感がアップします。低めのチェストなら、棚の上のディスプレイを楽しむこともできます。単なる荷物置きにならないよう、積極的に飾って楽しみましょう。――では、どのようなモノをディスプレイすればいいでしょうか。選ぶコツはありますか。原田さん:例えば玄関は、外出時や来客時に始めに目に付く場所ですから、お気に入りの花器で季節の花を生けるなどして「季節感を演出する」という方法があります。グリーンがあるだけで部屋が生き生きとします。「花や観葉植物は枯れてしまわないか心配」という方は、サボテンや多肉植物のミニ盆栽はどうでしょう。水の量が少なくてすむので比較的扱いやすいでしょう。リビングルームなどの住空間では、ルームフレグランス(ディフューザー)を置くことをお勧めします。おしゃれなボトルは空間のアクセントになります。それに、部屋全体をお気に入りの香りで満たす、その日の気分や体調にあわせて香りを選ぶというのも空間を楽しむ方法の一つです。――ありがとうございました。大切なアイテムから必需品までをどうディスプレイするのか、あるいは隠すのか、また、インテリアの高さと目線による印象との関係性が分かりました。棚を収納家具としてではなくインテリアの一部と考えることで、おしゃれ部屋に見せる活用法ができそうです。監修:原田陽子氏株式会社イデー販売本部。同社は、東京・自由が丘店、ミッドタウン店をはじめ東京都内7店舗およびオンラインショップを運営。オリジナル家具を中心に国内外からセレクトしたデザイングッズ、ステーショナリー、書籍などを扱うほか、カフェやグリーンショップを手がける。自由が丘店TEL03-5701-7555、ミッドタウン店TEL03-5413-3455(岩田なつき/ユンブル)
2012年12月07日