2010年も残すところあとわずか。ということで、海外ドラマ的視点で2010年をふり返りつつ、2011年に思いを馳せていこうと思います。まず、今回は本コラムの担当編集者様から「2010年の<胸キュン賞>、<ハラハラ賞>、<ホロリ賞>を挙げよ!」なる指令をいただきましたので、お題に沿って話を進めることに。また、海外ドラマのDVDと共にお家でのんびり冬休みを過ごしたい…と考えていらっしゃる方々の参考になるよう、選出する作品はDVDに絞りたいと思います(DVD化されていない良作ドラマさんたち、すいません)。まず、<胸キュン賞>はシーズン1が11月からリリースされている「THE MENTALIST/メンタリスト」。学園ドラマやラブストーリーじゃないのか!とのツッコミが聞こえてきそうですが、「THE MENTALIST/メンタリスト」のイケメン犯罪捜査コンサルタント、パトリック・ジェーンのタレ目がちな笑顔と人を食ったようなお茶目キャラは、どんなハイスクールの恋愛模様よりも胸キュンもの。シリアスな犯罪捜査ドラマでありながら、こんなにもスウィートな気持ちになれるシリーズはなかなかないと思います。犯罪捜査ドラマの雄々しいヒーローたちにお腹いっぱいになってしまった人には、ぜひともパトリック・ジェーンをお試しいただきたいところ。来年も引き続き、演じるサイモン・ベイカー共々大プッシュでいきたいと思います。次に、犯罪捜査ドラマが<胸キュン賞>なら、<ハラハラ賞>は何なんだ?という中、<ハラハラ賞>は人間ドラマの「マッドメン」に!「マッドメン」はシーズン2が今年1月から、シーズン3が10月からリリースされました。とりわけオススメしたいのはシーズン3で、シーズンを重ねて魅力を増す「マッドメン」の中でも最高シーズン。敏腕広告マンのドン・ドレイパーと彼の美しい妻ベティ、さらには広告業界に生きる仲間たちのドラマが佳境を迎え、「えええー!?」な展開でシーズンの幕を閉じました。エミー賞受賞の栄光がピカピカと輝く一方、「エミー賞の常連だなんて、ちょっとお堅いドラマなのでは?」と敬遠される恐れもある「マッドメン」ですが、こんなにもハラハラできるスリル満点愉快痛快ドラマを私は知りません。「24TWENTY FOUR」的なハラハラとは種類が異なるものの、登場人物それぞれの心の動きが本当〜に細かな表情や仕草で示唆されていくものですから、彼らの心の動きについていくのに必死!それがときには感情の爆発となって修羅場を迎えることもあり、どんな犯罪捜査ドラマよりもスリリングなのです。ちなみに、これまで紹介の機会を逸してきましたが、ハラハラ系人間ドラマなら、「クラッシュ」もオススメ。シーズン1〜2が今年リリースされました。これはアカデミー賞受賞映画『クラッシュ』のTV版を謳ったシリーズですが、ロサンゼルスを舞台に様々な人々の人間模様が交錯する大枠のみ映画と一緒。登場人物などは全てTV版のオリジナルです。もちろん、今年亡くなったデニス・ホッパーの遺作としても知られるところで、映画版の監督ポール・ハギスらが製作総指揮を務めています。最後に、<ホロリ賞>ですが、反則してしまいますので、こちらはこっそりと小さくピックアップ。2010年、私が最も涙を流したエピソードは、大人気学園ドラマ「glee/グリー」のシーズン1最終話でした!シーズン1のリリースが来年から始まる作品を取り上げるのは反則にも程がありますが、最終話を観ながら流した涙量が半端なく、ほかの作品で泣いた記憶がふっ飛んでしまいまして…。お楽しみに!ということで、お許しください。CS放送のFOXを見られる方は、そちらでもぜひ。(text:Hikaru Watanabe)「THE MENTALIST/メンタリスト」<レンタル>Vol.1〜9レンタル中Vol.10〜1112月22日(水)レンタル開始<セル>「THE MENTALIST/メンタリスト<ファースト・シーズン> コレクターズ・ボックス1」[DVD]価格:各9,800円(税込)発売中「THE MENTALIST/メンタリスト<ファースト・シーズン> コレクターズ・ボックス」[ブルーレイ]価格:各9,800円(税込)発売中「THE MENTALIST/メンタリスト<ファースト・シーズン> コレクターズ・ボックス2」[DVD]価格:9,800円(税込)発売日:12月22日(水)販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ© 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.「マッドメン」<レンタル>シーズン3Vol.1〜6レンタル中<セル>「マッドメン シーズン3 DVD-BOX」価格:20,790円(税込)「クラッシュ」<レンタル>シーズン1・シーズン2各Vol.1〜6レンタル中<セル>「クラッシュ シーズン1 DVD-BOX」価格:12,600円(税込)「クラッシュ シーズン2 DVD-BOX2」価格:12,600円(税込)発売元:フジテレビジョン/ポニーキャニオン販売元:ポニーキャニオン発売中© MMIV Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved「glee/グリー踊る♪合唱部!?」<レンタル>vol.1〜31月7日(金)レンタル開始vol.4〜61月21日(金)レンタル開始vol.7〜102月4日(金)レンタル開始<セル>「glee/グリー踊る♪合唱部!?」vol.1発売日:1月7日(金)価格:各1,490円(税込)「glee/グリー」DVDコレクターズBOX発売日:2月4日(金)価格:各15,120円(税込)発売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.■関連作品:THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル [海外TVドラマ]マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved■関連記事:“イケメンタリスト”沢村一樹にとって加齢臭は“ダンディ・フレーバー”!オピニオン・リーダー沢村一樹来場「THE MENTALIST」試写会に20組40名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.169保存版!美女特集 第3回「マッドメン」女心を操る!沢村一樹“イケメンタリスト”就任で、米セクシー俳優とタメを張る?ジョージ・クルーニー、エミー賞でボブ・ホープ・ヒューマニタリアン賞受賞
2010年12月09日ついこないだ年が明けたばかり…と思っていたら、あれよあれよという間に2010年も折り返し地点。もはや恒例行事となった(?)首相の交代に、上海万博、スポーツ界ではバンクーバー五輪に開催中のFIFAワールドカップなどなど、いろんなことがありましたが、さて映画は?夫婦対決&初の女性監督のオスカー受賞にわいたアカデミー賞に、昨年末から続く『アバター』の歴代興行成績を塗り替える快進撃など、映画界は歴史的なニュースにわきました。日本国内では、昨年まで邦画の好調と洋画の低迷がしきりに叫ばれていましたが、先述の『アバター』をはじめとする3D映画時代の到来もあって、洋画が持ち直してきた感も…。もちろん、ハリウッドスターの人気はいつだって衰えることなし!ここでは、この半年間で来日を果たしたスターたちにスポットを当て、2010年上半期をふり返ります。1月は、惜しまれつつも亡くなった偉大なスターが出演する2つの作品に関連する来日イベントが人々を熱狂させました。故ヒース・レジャーの遺作となった『Dr.パルナサスの鏡』の公開に合わせて、テリー・ギリアム監督とヒロイン役のリリー・コールが来日。2人からの亡きヒースについての言葉に観客は大きな拍手を送っていました。そしてもうひとり、短期間での上映ながら大ヒットを記録した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの最後の雄姿を収めた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のブルーレイ&DVDの発売を記念して、この公演でリードギターを務める予定だった女性ギタリストのオリアンティが来日し、ギターの腕前を披露!イベントでは、ハリウッドのマダム・タッソー・ミュージアムから貸し出されたマイケルの人形と彼女が“競演”を果たすはずが、人形のあまりのリアルさに彼女がショックを受け、並んでの写真撮影が取りやめになるひと幕も。ほかには『ラブリーボーン』の天才少女、シアーシャ・ローナンも初来日を果たしました。現在16歳のこの恐るべき少女、今後の飛躍に期待大です!2月にはジュード・ロウが、パートナーのシエナ・ミラー、前妻との間の子供たちを伴って来日。さすが親日家のジュード、気温約5℃と冷え込む中でも、笑顔でファンの歓声に応える姿が印象的でした。オスカー決戦の3月、日本にも続々と大物俳優が来日。3月初旬の全く同じ時期に日本を訪れたのは“ラブコメの帝王”の異名をとり、日本でも人気のヒュー・グラントと、“トロ様”ことベニチオ・デル・トロ。『噂のモーガン夫妻』、『ウルフマン』とそれぞれの出演作品のタイプは全く異なりますが、共に“モテる男”のオーラがムンムン。余談ですが、来日中の2人のインタビュー取材が行われたのは偶然にも都内の同じホテル。同じ時間に同じ建物(の違うフロア)に、別々の作品を携えて来日した2人のモテ男が…。そしてレオナルド・ディカプリオも『シャッター アイランド』を携えて来日。記者会見の模様はUSTREAMでネット上で生中継され、こちらも大きな話題を呼びました。そして3月…というかこの上半期の来日で最も熱い注目を浴びた男はこの人、『アリス・イン・ワンダーランド』のジョニー・デップ。新作を撮影中のイタリアのヴェネチアから、日本のファンのために来日。都内で開かれた記者会見には、記者とTVクルー、カメラマン合わせて400人超が集まり、同日夜のジャパン・プレミアにはおよそ3,800人ものファンが詰めかけました。来日のたびにファンの目を楽しませてくれる、ジョニーの独特のファッションは健在でした!月が変わって4月の桜の時期には、ハリウッドの超新星、サム・ワーシントンが、昨年の秋に続いて再びの来日。立て続けにゴツイ男を演じているサムですが、素顔はとっても気さくで照れ屋さん。イベントにゲストとして来場した優木まおみの言葉に赤面する姿がとってもチャーミングでした。新星と言えばもうひとり、今年の賞レースおよびアカデミー賞をにぎわせた『プレシャス』のシンデレラガール、ガボレイ・シディベが初めて日本へ。新人女優とは思えない堂々たる姿、ユーモアを交えた受け答えにスターの風格アリ。つい先頃、リュック・ベッソンと共に、彼の“新ミューズ”としてフランスから来日したのが『アデル/ファラオと復活の秘薬』のルイーズ・ブルゴワン。9頭身のプロポーションに記者席からはため息が…。ナタリー・ポートマンにミラ・ジョヴォヴィッチなど、国際派女優を発掘してきたベッソンの折り紙つきの女優とあって、今後に期待です。そしてそして、ジョニーに負けずとも劣らぬ熱狂をもたらしたあの4人組をお忘れなく!『セックス・アンド・ザ・シティ2』の公開に先駆けて、サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソンが来日。4人揃っての来日は初めてとあって、彼女たちの姿をひと目見ようと、ジャパン・プレミアが開催された六本木ヒルズ周辺の沿道は着飾った女性たちで埋め尽くされていました。ジョニーやレオといった男性のスターの来日とはまた違った空気が…。この半年、あなたの胸を最も熱く焦がしたスターは誰でしたか?7月以降の下半期も多くのハリウッドの話題作が公開を控えており、次はいったい誰が来日するのか…乞うご期待!■関連作品:アデル/ファラオと復活の秘薬 2010年7月3日より全国にて公開© EUROPACORP - APIPOULAIPROD - TF1 FILMS PRODUCTIONプレシャス 2010年4月24日よりシネマライズほか全国にて公開© PUSH PICTURES, LLC タイタンの戦い 2010年4月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURESウルフマン 2010年4月23日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.噂のモーガン夫妻 2010年3月12日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved. マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開Dr.パルナサスの鏡 2010年1月23日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2009 Imaginarium Films, © 2009 Parnassus Productions Inc.シャッター アイランド 2010年4月9日より全国にて公開© 2009 BY PARAMOUNT PICTURESセックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc. アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:【シネマモード】お帽子ファッションに注目『アデル/ファラオと復活の秘薬』」【シネマモード】2010年 映画ファッションのいままでとこれからギリアムも「ブラボー!」『Dr.パルナサスの鏡』で爆笑問題・太田CM監督初挑戦W杯が気になる!ジョニー・デップがロケ・セットのあちこちにTVを設置シネマLIVE!にて来日レポート&メイキング映像もご紹介!『アデル』鑑賞券を5組10名様にプレゼント
2010年06月30日知らないことを「知らない」と言えず、ついつい知っているふりをしてしまう「知ったかぶり」。相手にバレないように、細心の注意を払いながら行う「知ったかぶり」だけれど、かえって知らないことがバレバレだったりする!?コブス世代のみなさんに「知ったかぶりを見破る方法」を聞いてみました!■ 最初の「あ~」(29歳/男性)「会社の採用試験で面接官をしていたことがあるのですが、おかげで知ったかぶりについては最初の『あ~』の一声と表情で見破れるようになりました。反応はいいのに、顔がどこか引きつっていたりするんですよね。もちろん、中には一度知っているような反応をしてから『すみません、実は勉強不足で』と切り出す正直な人もいましたよ」つまり、声と表情がちぐはぐになってしまう人が「知ったかぶり」をしている可能性大ということのよう。■ わざと間違いを加えて、反応を見る(29歳/女性)「少し意地悪な方法かもしれないのですが、怪しいと感じたらわざと間違えて言ってみます。知ったかぶりをしている人はたいてい間違いを指摘せず『あー、私もそれ好きー』などと合わせてくるので。でも、これをやると自分の性格が悪いような気がして、後味はあまりよくないんですよね」「後味が悪いうえに後の会話までギクシャクしてしまうので、あまりやりません」と彼女。それにしても、前出の方の話に登場した人といい、知ったかぶりをする人は第一声で「あー!」といってしまう法則でもあるのでしょうか。■ スタンダード?質問攻め(25歳/女性)「私自身、普段から疑問に思ったことは質問しないと気がすまないタイプということもあるのですが……。『それはなんで?』、『それはどういう意味なの?』と質問するうちに、相手の言葉に筋が通りにくくなり、さらにしどろもどろし始めたら、たいがいビンゴです」今回、もっとも多く見られた「質問攻め」。一歩踏み込んだ質問をされると、やっぱり弱い?とはいえ、本当にその質問に対して答えられなかっただけだったりして。■次に会ったとき、妙に詳しい……?(25歳/女性)「一度目にその内容について話していたときは『そうだよね~』、『~と思う』など、話を合わせたり相づちを打つ程度だった人が、二回目以降は妙にその話題に対して冗舌になっているとき。しかし『次に会うまでに勉強してきたんだなぁ』と、少しあたたかい(?)気分になる」次に会うときは知ったかぶりにならないよう、相手も頑張っていた?「知ったかぶりが分かったら指摘しますか?」とも質問してみたところ、ほとんどの人が「NO」と回答。理由は「人間関係が悪くなりそうで、なんだか言いにくい」、「自分にも身に覚えがあるから」。決していいものではないけれど、「相手がクライアントなど、話の流れを断ち切るわけにはいかないとき」などやむを得ず「知ったかぶり」をしなければならないときもあるようです。みなさんは、どんな「知ったかぶりをする方法」や「知ったかぶりを見破る方法」をお持ちですか?(吉住夏樹/プレスラボ)【関連リンク】知ったかぶりにさようなら!カフェラテとカフェモカの違い【男性編】よく分からないけど使っているビジネス用語ランキング入社したばかりですが、“ビジネスパーソンっぽい”言葉を使いたい!
2010年05月18日映画『ソラニン』のメインテーマとエンディングテーマを担当する4人組ロックバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATION(以下、アジカン)のボーカル、後藤正文と、同映画の音楽を“ent”という名義で担当する、ロックバンド「ストレイテナー」のボーカル、ホリエアツシが3月5日(金)、都内で行われた同作のトークイベント付き試写会で、自身らのブレイク前の青春時代をふり返った。プロのミュージシャンになる夢を抱え、フリーターとしてバンドを続ける若者・種田(高良健吾)とその彼女で自由を求めて会社を辞めた芽衣子(宮崎あおい)の姿を描く青春恋愛ストーリーで、原作は漫画家、浅野いにおの同名人気コミック。メインテーマ「ソラニン」は浅野さんが作詞を手掛け、後藤さんが曲を書き下ろしている。感想を求められたホリエさんは「劇中の(※高良さんが歌うバージョン)を聴いたとき、泣いちゃいましたね。いいんですよ」と絶賛。後藤さんは「作風としては前にさかのぼって自分たちの青春時代を投影したようなもの。青臭いものが出てきちゃったな、みたいな。みなさんが喜んでくれるのが複雑です」と照れくさそうにうつむき加減。一方、今回、映画の音楽に初挑戦となったホリエさんは「まず第一に(大切なのが)役者さんであり映像。自分が普段音楽を作るときとは全然違う作業だった」とふり返り「感情移入して泣きながら作っていましたね」とこちらも照れ気味。映画については、後藤さんが「大学に行って帰りに飲み屋でクダを巻いていた頃を思い出しますね、ああ、分かるなって」と登場人物らに共感しつつ「でも、こんなはずじゃなかったと思いながらも、やり続けていればなんとかなるって思っていたんですよね」。ホリエさんも「バンドやって鳴かず飛ばすの頃もあったけど、アホみたいに自信がありましたからね」としみじみ。後藤さんは「こんな風に、ちょっとしたネジが外れている人じゃないと音楽辞めちゃうんですよね。就職とかオヤジが怒っているとかで。僕らはちょっとおかしい」とプロミュージシャンを目指す若者の厳しい現実を伝えていた。『ソラニン』は4月3日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ソラニン 2010年4月3日より全国にて公開© 2010浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会/写真:太田好治■関連記事:ふたりの想いをつなぐ歌!『ソラニン』劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント高良健吾率いる劇中バンド熱唱のデモCD付き!『ソラニン』特別前売鑑賞券予約開始宮崎あおいが歌う!心揺さぶる青春映画『ソラニン』カップル限定試写会に25組50名様をご招待『ソラニン』メイキングDVD付き鑑賞券の受付開始早くもネット上で1位獲得!『ソラニン』×アジカンのメインテーマのCDジャケット初披露!
2010年03月05日2009年の映画界の動向を来日したハリウッドスターでふり返り!前編ではブランジェリーナに『トワイライト』一同、ザック・エフロン&ヴァネッサ・ハジェンスなどの来日の模様をふり返ったが、下半期も大物スターが続々。まず、7月に来日したのは『HACHI 約束の犬』のリチャード・ギア。自ら製作も手掛けているだけあって、都内での会見&イベントにとどまらず、仙台ではプロ野球の始球式にまで参加。リチャードの口から発せられる「HACHI…」が非常に印象深い。そして8月には、今年日本で公開された洋画興行成績No.1(※邦画、洋画を合わせると2位)に輝いた『ハリー・ポッターと謎のプリンス』から主人公・ハリーのライバル、ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンが初来日を果たした。『ハリー・ポッター』シリーズも残すところあと2作(※最終章は前後編2部作)。今後、主要キャスト陣が揃って来日することはあるのか?デンゼル・ワシントンは、ごく平凡な人生を歩んできたはずが突如テロリストと戦うハメになった鉄道マンを演じた『サブウェイ123激突』を携えて来日。都営大江戸線の一日運輸指令所長を務めるというパフォーマンスも。そして、春に続いて今年2度目の来日となったのは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のヒュー・ジャックマン。満員の観客の声援にウルヴァリンの決めポーズで応えてくれた。ハリウッド映画ではないが、『ココ・アヴァン・シャネル』でココ・シャネルを演じたオドレイ・トトゥも来日。また、人気シリーズの第3弾となった『ワイルドスピード MAX』のヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーも揃って来日し、コアなファンの熱烈な歓迎を受けた。10月にはこれぞハリウッド!とも言うべき“超”映像世界の2作品のキャスト陣が来日!ローランド・エメリッヒ監督によるディザスター・ムービー『2012』からはジョン・キューザック&キウェテル・イジョフォーが、そしてつい先頃、大ヒットスタートを切ったジェームズ・キャメロン監督作『アバター』からはサム・ワーシントンを始め、シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナらが来日。今年ハリウッドでブレイクしたサムにとっては、『ターミネーター4』では来日できなかったこともあり念願の、そしてシガニーにとっては久々の来日となった。同じく10月には、今年の下半期における“爆発的ヒット”と言うにふさわしい『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のジャパン・プレミアが開催。当然のことながら、“主役”のマイケルの姿はその場になかったわけだが、マイケルの盟友ライオネル・リッチーが来日し会場を沸かせた。11月から12月にかけては若手、ベテランの人気大物スターが続々と来日。早くも完成した『トワイライト』シリーズ第2弾『ニュームーン トワイライト/サーガ』を携えてロバート・パティンソンが今年2度目の来日。前回のプレミアをも超える熱狂的なファンが詰めかけ、“ロブ”コールでいまやハリウッド屈指の若手人気俳優となったロバートを迎えた。若手に負けじと(?)、ブラッド・ピットも11月に今年2度目となる来日。カンヌ国際映画祭にも出品された『イングロリアス・バスターズ』を引っさげ、クエンティン・タランティーノ監督らと共にプロモーションを行った。そしてもうひとり、ブラピと人気を二分するあの人気スター、そうジョニー・デップも来日。主演作『パブリック・エネミーズ』公開直前のタイミングでの急遽来日となったが、空港にファン1,000人超、ジャパン・プレミアにおよそ1,500人という数字はさすがジョニー。来年も『アリス・イン・ワンダーランド』などの出演作の公開が控えており、時を置かずに再び来日の可能性大?こうして1年をふり返ってみると、ブランジェリーナに、ジョニー、ロバート・パティンソンにザック・エフロンなど、ハリウッドのトップを走る人気俳優陣が主演作の日本公開に合わせてほぼ例外なく来日!ブラピにロブ、ザック、ヒュー・ジャックマンなどに至っては1年の間で二度にわたって来日するなどいつになく、来日スターに沸いた年だったと言えよう。来年もこれらスターの出演作は目白押し。さて、あなたが来年も見たい、もしくは来年こそは日本に来てほしいスターは?写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【前編】■関連作品:HACHI 約束の犬 2009年8月8日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© Hachiko,LLCハリー・ポッターと謎のプリンス 2009年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.サブウェイ123激突 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開ウルヴァリン:X-MEN ZERO 2009年9月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開X-Men Character Likenesses TM & © 2009 Marvel Characters, Inc. All rights reserved. TM and © 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月18日より全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinemaワイルド・スピード MAX 2009年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved2012 2009年11月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:『アバター』ヒロインが明かす“開放感”「5歳の子供のように心を開いて演じたわ」ファッション小噺vol.最終回2009年、映画界のベストドレッサーは?助演男優賞の瑛太に阿部サダヲ「いいな」、鶴瓶「この辱めを…」報知映画賞授賞式J・キャメロン、滝川クリステルとの対面に「ビューティフル!」『アバター』プレミア106か国で大ヒット『アバター』キャメロンが“新旧”ヒロインに込めた思惑とは…
2009年12月29日邦画の好調が伝えられる一方で、興行的に苦境に立っていると言われる洋画。とはいえ、もちろん、ハリウッドスターの人気が衰えたわけではなし!今年も数多くのハリウッドスターが来日。どこから情報を仕入れたのか?泊まり込み覚悟で成田空港に詰めかけるファンの姿も。もちろん、スターたちが参加するジャパン・プレミアにも大勢の熱狂的なファンが押し寄せた。大御所あり、若手スターあり…そんなわけで、今年来日したハリウッドスターの写真と共に2009年をふり返り。まずは前編、1月から6月までに来日したスターたちをご覧あれ。年明け早々、『マンマ・ミーア!』を引っさげて、12年ぶりとなる来日を果たしたのは、2度にわたってオスカーを受賞している名女優、メリル・ストリープ。ABBAの「ダンシング・クイーン」に合わせてダンスを踊りながら登場する姿はとても、今年で還暦には見えず!続いてそれぞれカップルで来日を果たしたのは若者に大人気の『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロン&ヴァネッサ・ハジェンズと、言わずと知れたハリウッド最強カップル、“ブランジェリーナ”ことブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー(と子供たち)。それぞれ、別々の作品を携えての来日とはいえ、ほぼ同じ時期の来日は少しもったいない気も…。『ベンジャミン・バトン数奇な人生』プレミアにはブランジェリーナが揃い踏みで二千人が熱狂した。ちなみにアンジーによると、東京で子供を連れて訪れたのは「キディランド」。2月には『トワイライト』シリーズの若きスター、ロバート・パティンソンが共演者で恋仲が噂されるクリステン・スチュワート、もう1人の共演者テイラー・ロートナーと共に来日。ひと目彼らを見ようと、成田には500人ものファンが!国内にとどまらず、台湾や香港からも熱狂的なファンが訪れたというから驚きのひと言。これまた全く時を同じくして“世界一セクシーな男”ヒュー・ジャックマンがニコール・キッドマンと共に『オーストラリア』のプロモーションで来日。ヒューはアカデミー賞授賞式の司会者という大役を終えたばかりでの来日。セクシー&クールなヒューとニコールのコンビにも『トワイライト』とはまた違ったファンの熱狂が浴びせられた。そのニコールの元夫であるトム・クルーズが現在の奥様ケイティ・ホームズを伴って来日したのが3月。まだまだ寒風が吹きすさぶ中、ケイティは肩を出したドレスで登場し、トムに至ってはたっぷり2時間にわたってファンサービス!前回の来日ではボートで東京湾を突っ切って登場し、今回はヘリで六本木に。さて、次回は何に乗って現れるのか…?今年はもう1人のトム…トム・ハンクスも人気シリーズの第2弾『天使と悪魔』を引っさげ来日。続いて、『スター・トレック』ご一行さまが来日。J・J・エイブラムスに次世代のスター候補、クリス・パイン、「HEROES」でもおなじみのザッカリー・クイント、エリック・バナなどなど豪華な顔ぶれがズラリ。続編にも期待!そして、数か月前に来日したばかりのザック・エフロンが別の主演作『セブンティーン・アゲイン』の公開に合わせて単独で緊急再来日。「ラーメンを食べるのが楽しみです」とは本人の弁だが、まさかそのために?ハリウッド大作ではないものの、『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』でジョシュ・ハートネットも久しぶりに日本へ。共演の木村拓哉、イ・ビョンホンらと共にプレミアに出席した。6月の上旬には、『ターミネーター4』を携えてクリスチャン・ベイル、ハリウッドで人気急上昇中のアントン・イェルチンらが来日し、元プロ野球選手の清原和博と対面するなどプロモーションに参加した。2009年上半期を締めくくったのは大ヒットを記録した『トランスフォーマー』の続編『トランスフォーマー/リベンジ』のキャスト陣。全世界に先駆けての日本での公開に合わせて、シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックスらが揃い踏み。何かと映画以外での“事件”がニュースをにぎわせるこの2人だが、ここ日本では熱狂と大歓声で迎えられた。というよりミーガンの美脚に観客・報道陣の目線は釘付け!ざっと6か月だけでもこれだけのスターが来日。もちろん9月から12月の下半期にも、ハリウッドを代表する人気俳優が大挙して来日しているので、続きは後編にて!■関連作品:マンマ・ミーア! 2009年1月30日より日劇1ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ベンジャミン・バトン数奇な人生 2009年2月7日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros. チェンジリング 2009年2月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー 2009年2月7日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc.トワイライト〜初恋〜 2009年4月4日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2008 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.オーストラリア 2009年2月28日より日比谷スカラ座ほか全国にて公開© 2008 TWENTIETH CENTURY FOXワルキューレ 2009年3月20日より日劇3ほか全国にて公開© 2008METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.ALL RIGHTS RESERVED天使と悪魔 2009年5月15日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開スター・トレック (2009) 2009年5月29日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Star Trek (2009) Directed by: J.J. Abrams Photo Credit: Industrial Light and MagicTM & Copyright ©2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.セブンティーン・アゲイン 2009年5月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2008 NEW LINE PRODUCTIONSトランスフォーマー/リベンジ 2009年6月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 2009年6月6日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© Lam Duc Hien, Photographer■関連記事:オスカー前哨戦のナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でG・クルーニー新作が4冠『ニュームーン』前作超えスタート!ネットで大注目のタイの美少女歌姫がメッセージ『ニュームーン』監督が、あるシーンに潜ませた黒澤明へのオマージュ!『ニュームーン』イメージソング歌う加藤ミリヤインタビュー三角関係にドキドキ!ザック・エフロン、最新作プレミア会場で新境地開拓に意欲を見せる
2009年12月28日