チャイコフスキーの音楽による『くるみ割り人形』は、クリスマスの夜の夢の物語を描いた古典バレエの傑作。クリスマスが近づくと、世界各地の劇場でさまざまなヴァージョンが上演されるが、新国立劇場が2017年より上演しているウエイン・イーグリング振付の舞台は、大掛かりで立体的な舞台装置、質の高い踊りの連続、説得力あるストーリー展開などで多くの観客の人気を得ている。この舞台に主演する新国立劇場バレエ団プリンシパルの木村優里、渡邊峻郁に、『くるみ割り人形』、またイーグリング版でしか味わうことのできない魅力について、話を聞いた。ひとりの少女が成長していく姿がしっかり描かれているところも魅力──2017年のバレエ団初演以来ずっと、木村さんは主人公のクララ/こんぺい糖の精を、また渡邊さんはドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子役を演じてこられました。毎年おふたりで一緒に舞台を重ねてきたことで、取り組み方に変化を感じたり、新たに気づいたりしたことはありますか。木村踊れば踊るほど、イーグリング版『くるみ割り人形』の見どころや奥深さを、より色濃く表現できるようになってきたのではないかと思っています。初めて取り組んだときは本当に驚くほどハードで、いや、もちろんいまもハードですが(笑)、回を重ねるごとにたくさんの気づきがあり、少しずつ進化していると感じています。Photo by Yumiko Inoue渡邊踊り手にとってハードだからこそ見応えある踊りになるのかなと思いますし、男性の主役がここまで踊る『くるみ割り人形』のヴァージョンは珍しいと思います。クララだけでなく、王子もしっかりフォーカスされている。やりがいがあります。Photo by Yumiko Inoue木村聞いたことのある曲がたくさんあると思いますので、初めてバレエを観るという方にもぜひおすすめしたい作品です。とくにイーグリング版は、一つひとつの踊りの質の高さももちろんですが、ひとつのストーリーとして、ひとりの少女が大人への憧れを抱き、成長していくという姿がしっかりと描かれているということも大きな魅力です。クリスマスのパーティーで出会った年上の男性に一目惚れするも、やっぱり年の差があって、「かわいいね」としか見てもらえない。そんな彼と、理想の女性になった自分がふたりで踊るのですから、甘酸っぱいですよね。「そういう時代が自分にもあったな」と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんし、どの世代の方にも、共感していただけるのではないかなと思います。──誰もが耳にしたことがあるであろうチャイコフスキーの音楽も本当に素晴らしいですが、とくに印象に残る、お気に入りの曲はありますか。木村私がとくに好きなのは、序曲ですね。踊るための音楽ではないのですが、クリスマスのワクワク、ドキドキする雰囲気がすごくよく表現されていると思うんです。しんしんと雪が降っている様子とか、街中のお店がライトアップされてプレゼントが並んでいる光景とか──子供の頃を思い出します。撮影:瀬戸秀美渡邊僕は、第1幕の雪のパ・ド・ドゥの音楽が一番好きです。音楽が盛り上がっていくにつれてリフトもさらに難しくなってきて、それが滑らかに繋がっていく。どんどん上がっていく感情は、まるでジェットコースターのよう! 憧れの男性が目の前に現れたときのクララの気持ちの高まり、それが爆発する場面だと思うので、大事にしたいなと思っています。木村このパ・ド・ドゥには、まるで氷の上を滑るアイススケートのような振りがあるんです。まさにイーグリングさんならではの振付だといえます。渡邊後半に登場する、スペイン、アラビア、中国などの各国のダンサーたちも、ひとつずつの踊りの質がしっかり確立されていて、それぞれに特徴的。こういった場面もすごく見応えがあります。1年の終わり、そして始まりにも『くるみ割り人形を』──大掛かりで立体的な美術も圧巻ですね。木村たとえば巨大な気球が出てきたりダイナミックな舞台転換があったりして独特です。演出の部分でも、くるみ割り人形と対決するねずみの王様も、ちゃんとパーソナリティが確立されているのが面白いんです。茶目っ気があって、でもちょっと怖くて気持ち悪い(笑)。そこがとても好きですね。またコール・ド・バレエ(群舞)も、見応えがあると思います。撮影:瀬戸秀美撮影:瀬戸秀美渡邊とくに終盤に登場する「花のワルツ」はすごいですよ。まさに花が咲き乱れる感じです。木村列を揃えてポーズをして、というだけでなく、皆がソリストと同じように複雑な振付を踊りつつ、かつ揃っているのがすごいんです。渡邊女性を支えている男性のサポートも難易度が高い! 大勢いる中の一組だけに注目して見ると、かなり難しいことをしているのがわかります。しかも舞台裏では皆、走っています(笑)。一度舞台から引っこんでも、また次の場所に急いで向かわなければいけない。僕らはその後に大きな出番が控えているので、舞台袖でウォーミングアップしながら、『これから始まるな』と思って見ているんです。撮影:瀬戸秀美──それに続くのが、こんぺい糖の精になったクララと王子によるグラン・パ・ド・ドゥと呼ばれる踊りですね。主役ふたりの踊りに、それぞれのヴァリエーション(ソロ)を含む、古典バレエならではの華やかな場面ですが、その見どころ、魅力を教えてください。渡邊「花のワルツ」で完全に盛り上がったところから、急に静かになり、荘厳な雰囲気で始まるんです。これは主役が出てくるな、という感じになると思います(笑)。ただし、僕らダンサーにとっては大変な踊りで、それまでに踊られるパ・ド・ドゥとの差をしっかりと見せて踊っていく必要があります。というのも、第1幕、第2幕冒頭に登場するパ・ド・ドゥとでは、踊りの質が全く違い、まさにクラシックの王道の踊りなのです。木村アカデミックな踊りということですね。より制約が多い踊りだからこそ、美しさがあるのではないかと思います。渡邊派手なテクニックではないけれど、ちょっとした身体のひねりとか、脚を上げるにしても目一杯高くではなく、ちょっと抑えた高さで上げるからこその美しさ、ですね。そこにクラシックならではのエッセンスというか、薫ってくるものがあると感じています。これぞ“ザ・クラシック”、ですね。木村しかもイーグリング版は、他のヴァージョンの振りと比べてさらに多くの振りが詰め込まれていますよね。撮影:瀬戸秀美撮影:瀬戸秀美渡邊イーグリングさんの要素が色濃く反映されたステップで攻めつつも、常にアカデミックなものに戻っていく。このヴァージョンはその両方を一度に味わえる、つまり“一度で二度美味しい”作品といえます。そういう意味では、現代の観客の方々にぴったりのヴァージョンなのではないでしょうか。木村それまでにもたくさんのハードな場面を踊って、疲れきった状況でグラン・パ・ド・ドゥにのぞむので、ダンサーにとってはまるでトライアスロンのよう(笑)。1年の終わりの、同時に1年の始まりの、大きな力試しになるとも感じます。撮影:瀬戸秀美──確かに、「1年の始まりも」、ですね。多くのバレエ団がクリスマス・シーズンに、あるいは年末までに上演することが多い『くるみ割り人形』ですが、新国立劇場では新年にも上演されますね。木村年明けの『くるみ割り人形』も、本当に多くの方々が観に来てくださって、驚きました。ロンドンの英国ロイヤル・バレエ団でも『くるみ割り人形』は新年まで上演していますよね。クリスマスの後にお正月、というのは日本の文化だけれど、欧米ではクリスマス自体がとても大きなイベントだということだと思うんです。渡邊初詣もいいけれど、新しい文化として「明けまして『くるみ割り人形』」という習慣を広めたいですね!──また、おふたりが主演される「ぴあスペシャルデー」の公演(12月29日)では、開演前や幕間にホワイエで生演奏が行われると聞いています。渡邊それは僕もホワイエに行きたいくらいです! 以前から、日本の劇場でも海外のクリスマス・マーケットみたいに楽しい空間を実現できたらもっといいよねって言っていたんです。撮影:瀬戸秀美木村クリスマスはやはり家族と一緒に過ごすイベントですから、ぜひ、家族連れで観に来ていただきたいですね。もちろん、デートでもいいし、おひとりでも! 多くの方々にこの舞台を楽しんでいただきたいと思っています。取材・文:加藤智子<公演情報>新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』振付:ウエイン・イーグリング音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー美術:川口直次衣裳:前田文子照明:沢田祐二出演:新国立劇場バレエ団指揮:冨田実里 ほか管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団合唱:東京少年少女合唱隊2023年12月22日(金)~2024年1月8日(月・祝)会場:新国立劇場 オペラパレス★ぴあスペシャルデー(貸切公演)開催!・2023年12月24日(日)13:00開演柴山紗帆(クララ/こんぺい糖の精)/速水渉悟(ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子)・2023年12月29日(金)13:00開演木村優里(クララ/こんぺい糖の精)/渡邊峻郁(ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子)当日はホワイエでのミニライブやメルマガ登録で抽選会参加など、さまざまなイベントを予定しております!チケット情報:公式サイト:
2023年11月10日株式会社柿沼人形は、同社の節句人形「itowa(いとわ)」の新シリーズとしてフランス、イタリアメイドのテキスタイルや、ヨーロッパをイメージさせるテキスタイルを用いた「旅するitowa」を発表いたしました。2024年の「旅するitowa」では、雛人形3商品、五月人形(兜)2商品を新作として限定数にて販売いたします。「旅するitowa」スペシャルページ: オンラインショップ: Instagram : X(旧Twitter) : Facebook : YouTube : 親王飾 柚々(ゆゆ)と生地柿沼利光がパリの街で出逢ったドレス用生地を人形の衣裳に使用。ドレス生地はチューリップの花畑をイメージさせるデザインになっています。パリの店にディスプレイされていた生地■旅するitowaのコンセプト(思い)itowaのプロデューサーである伝統工芸士・柿沼利光が、フランス、イタリア、ドイツなど欧州を旅するなかで、ふと目にした空、街に咲く花、そして赤ちゃんをくるむ一枚の布。それは日本で見るものとは違う色や形ではありましたが、その土地の人々の心を癒す自然の色であり、小さな子どもへの深い愛情を感じる布の色でした。節句人形は日本の文化ですが、わが子の健やかな成長を願う心は、世界共通。欧州を旅した時に心を動かされた空や花の色、一枚の布の色に思いを馳せ、世界中の子どもたちの健やかな成長を願って、新たにitowaに加えたのが“旅するitowa”シリーズです。旅するitowa ロゴ■これまでのitowa商品との主な違い・これまでは日本の伝統的な生地を生産する京都・西陣の生地を主として使用。・「旅するitowa」シリーズではフランス、イタリアメイドの生地やヨーロッパをイメージさせる生地を使用。・これまでよりも、より可愛らしさを演出するため、人形の目の比率をひと回り大きく変更。■商品概要親王飾 湖々(ここ)商品名:湖々(ここ)価格 :101,200円(税込)型番 :ha0512h017生地 :レッドとブルーのバラがプリントされた、イタリア製ジャージ生地サイズ:30×20×19センチその他:屏風は変わり二曲屏風(大小の丸は赤銅色の箔押し)親王飾 瑠々(るる)商品名:瑠々(るる)価格 :102,300円(税込)型番 :ha0512h016生地 :美しい数種類の糸が交差するイタリア製ツイード生地サイズ:30×20×16.5センチその他:天然木で作られた衝立には桜模様で春の訪れを表現親王飾 柚々(ゆゆ)商品名:柚々(ゆゆ)価格 :115,500円(税込)型番 :ha0512s018生地 :プロデューサー・柿沼利光がパリの街で出逢った、フランス製のドレス用生地金糸でチューリップのシルエットが縁取りされた優雅なデザインサイズ:30×20×33.5センチその他:飾り台が収納箱を兼ねた「収納飾り」屏風は二曲屏風で藍色のベースに桜と唐草の金彩を施した兜飾り 陽光(ようこう)商品名:陽光(ようこう)色 :紫価格 :68,200円(税込)型番 :ga05k1h004生地 :西陣の生地をヨーロッパを感じさせる配色にサイズ:30×20×22センチ特長 :飾り台はマーブル柄の紀州塗、屏風は二曲の金屏風兜飾り 光騎(こうき)商品名:光騎(こうき)色 :青価格 :113,300円(税込)型番 :ga05k1h011生地 :紋章をイメージさせる柄の西陣織の生地サイズ:30×25×31センチ特長 :兜の鍬形は天然木製、兜の緒は伝統工芸品の東京組紐エンジ色の屏風は二曲屏風のオリエンタルな模様は手描き杢目を際立たせた矢立には、宝来鈴を添えた【木目込人形とは】木目込とは、衣裳のひだや布切れの境となる部分に細い溝を彫り込み、そこに布を「きめこむ」ことからそう呼ばれています。発祥は、約270年前の元文年間(1736~41)の京都。通説によると、当時の上加茂神社の雑掌の高橋忠重という人が、余技で、神社の祭礼用の道具を作った余りで木彫りの人形を作り、それに神社の衣裳の残り裂を木目込んだのがはじまりといわれています。この人形は当時、加茂人形・加茂川人形・柳人形と呼ばれ、のちに木目込人形と呼ばれるようになります。木目込人形は江戸の発展と共に、京都から江戸に移り住んだ人形師により、「江戸風」に発達していきました。現代では、「江戸木目込人形」として経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定され、おもに東京・埼玉でつくられています。【柿沼利光】itowaの雛人形・五月人形の作者は江戸木目込人形の伝統工芸士、柿沼利光。25歳より人形師・芹沢英子、2代目・柿沼東光に師事し、技と感性を磨いてきた柿沼利光が、現代的な可愛らしさと本物志向の品格を追い求めてプロデュースしたのが、itowa~いとわ~です。衣裳の柄や色合わせはもちろんのこと、お人形のふっくらとしたお顔のシルエットを「優しさ」「愛しみ」「見守り」「包容」といったコンセプトに合わせて決定。またお人形の「眼」も、それぞれのコンセプトに合った表現とするなど、こだわり抜いたプロデュースを行なっています。【会社概要】商号 : 株式会社柿沼人形事業内容: 節句人形や木目込製品の製造・販売 所在地 : 東京都荒川区西尾久2-13-2(本社) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月01日マテル社が、実写映画『バービー』でライアン・ゴズリングが演じたケンをモデルとしたケン人形を発売することが分かった。同社がSNSで発表した。ライアン版ケン人形は、劇中でライアンが着ていた「I’m Kenough(ケン+イナフ…バービーのお飾りじゃない、自分自身の個性を発見したケンの意)」と刺繍されたタイダイ柄のパーカーを着用。頭に巻いているバンダナなど、ほかのアイテムも再現度が高い。顔については「ライアン・ゴズリングに似せて作った」という。価格は50ドル(約7500円)。配送日については「2024年10月31日またはその前に」とのこと。商品については「実写映画『バービー』で、自己発見をするケンを演じてくれたライアン・ゴズリングに感謝します。あの瞬間は、世界中の何百万人もの人にインスピレーションを与え、たちまち象徴的なものになりました」と説明されている。なお、タイダイ柄のパーカーは成人用の商品も販売されており、「今年のマストハブ」としてマテル社がケン人形と共にオススメしている。価格は60ドル(約9000円)。ライアン版ケン人形は、現在マテルのオンラインショップでプレオーダーを受け付けている。締め切りは現地時間11月14日。(賀来比呂美)
2023年10月31日アナ スイ(ANNA SUI)から、ティム・バートン原案の映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をモチーフにした新作アクセサリーが登場。アナ スイ×『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』新作アクセサリーアナ スイのアクセサリーから、ティム・バートンの世界観を凝縮した映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をテーマにした新作がお目見え。ちょっぴりホラーでロックな雰囲気のネックレスやチョーカー、ブレスレットなどが展開される。注目は、“スノードーム”をイメージしたトップの中に、主人公「ジャック」と彼の住むハロウィン・タウンを細やかに表現したネックレス。キャラクターの立体感や表情はもちろん、薔薇や蝶といったアナ スイらしいモチーフをデザインに組み込み、ゴシックな世界観を演出しているのもポイントだ。デコラティブなモノトーンリボンを使用したチョーカーも要チェック。中央には、「ジャック」の顔と薔薇、蜘蛛の巣のモチーフをあしらっている。そのほか、「ジャック」のモチーフがくるくると回るネックレスや、着脱しやすいゴムのブレスレット、「ジャック」のコミカルな表情が印象的なリングなどがラインナップ。いずれも、“棺桶型”のジュエリーボックスに入れて販売する。【詳細】アナ スイ『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』発売時期:2023年10月価格例:・ネックレス 29,700円・チョーカー 17,600円・ブレスレット 16,500円※オリジナルボックス付き【問い合わせ先】ヴァンドームヤマダTEL:03-3470-4061
2023年10月23日アナ スイ(ANNA SUI)は、赤いバラをモチーフにした新作アクセサリーを全国百貨店アナ スイアクセサリー売場などで2023年10月中旬より発売。“赤いバラ”モチーフのアクセサリーアナ スイの新作は、赤いバラをエポキシカラーとビジューで表現したアクセサリー。ボリューミーで色鮮やかなアクセサリーは、デイリーコーディネートのワンポイントやオケージョンシーンにおすすめだ。ラインナップするのは、さりげないアシンメトリーデザインのイヤリングやピアス、花々が咲き誇るネックレス、赤いベルベットリボンを合わせたチョーカー、薔薇のツタをイメージしたアームがクラシカルなムードを演出するリングなど。また、ドレスやストールなどにアクセントをプラスしてくれるブローチも取り揃える。【詳細】アナ スイ 薔薇モチーフのアクセサリー発売時期:2023年10月中旬取扱店舗:全国百貨店アナ スイアクセサリー売場、公式オンラインストアアイテム:・ピアス(イヤリング) 16,500円・リング 14,300円・ネックレス 15,400円・ブローチ 16,500円【問い合わせ先】ヴァンドームヤマダTEL:03-3470-4061
2023年10月14日アメリカで3週連続チャート首位を獲得した『死霊館のシスター 呪いの秘密』がついに本日から日本での公開をスタートさせた。製作を務めたのは、本シリーズの生みの親でもある才人ジェームズ・ワン。これまでの数々のヒット作を生み出してきた彼はこう語る。「ホラー映画で重要なのは……」マレーシアで生まれたジェームズ・ワンは、幼少期にオーストラリアに移住し、大学時代に知り合ったリー・ワネルとコンビを組んで、長編映画『ソウ』を企画し、実現させる。少ない予算を逆手にとり、限定された空間で観客を“ジグソウの計画”に巻き込むストーリーがウケて映画は大ヒット。一躍、注目を集めた彼は次作で「より古典的な物語をつくりたいと思った」と振り返る。「古典的なお化け屋敷の話が大好きなので『インシディアス』をつくったんだ。その後も1960年代や70年代に僕らが観ていた“古典的なお化け屋敷の幽霊の物語”というスタイルを継続したいと考えた。それから、次の映画では実話をベースにしたものにすべきだと感じたんだ」そこでワンは、悪霊退治業界を営むウォーレン夫妻の物語を思い出す。霊能力者のロレインと、その夫で悪魔研究家のエドのウォーレン夫妻が、怪現象に立ち向かうホラー作品『死霊館』の誕生だ。本作は全世界で3億ドルを超える興行収入を記録し、ここから続編と、『アナベル』『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』『死霊館のシスター』などのシリーズ作が生まれた。本シリーズでは、単に恐怖をエスカレートさせるのではなく、ワンが得意とするストーリーテリングの工夫(彼は物語に緩急をつけることに長けている)、新鮮さを感じさせる舞台設定、そしてキャラクターの魅力に磨きをかけてきた。「ホラー映画で重要なのは、観る人が気にかける登場人物だ。人々が気にかける登場人物は、あらゆるタイプの恐ろしい状況に起用可能だ。誰しもお気に入りの登場人物に危害が及んで欲しいとは思わないから、そのホラーな状況が反響を呼ぶ。みんな怖いもの見たさで『死霊館』を観に行くけれど、リピーターになるのは(ウォーレン夫妻を演じた)パトリック・ウィルソンとベラ・ファーミガを観たいからだ、と常々言っている。みんなあのふたりを観たくて、続編を観に戻って来るんだよ。第1作でリリ・テイラーやロン・リビングストンなどが演じ、その後登場していない脇役たちでさえも、人々に愛されている。登場人物や家族の関係性に何か惹きつけられるものがあるということが、この映画がこれほどの反響を呼んだ理由だと思う」“死霊館”シリーズの登場人物はみなシリアスなだけでなく、どこか面白みがあったり、愛らしさがあったり、不思議な個性を発揮している。さらにワンがすべてを監督するのではなく、若い才能を呼び込むことで、少しずつ“新たな要素”を加えていることも、シリーズが長続きしている秘訣だろう。「すべてを僕が監督することは不可能だということは分かっていた。だから“死霊館”の世界を理解してくれる映画制作者が必要になったんだ。僕と一緒に作品に携わったことがあり、僕がつくり上げた世界観を心から理解して敬意をもっている映画制作者を引き込むことで、彼らがこの物語を伝えていけるようにしていったんだ」最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』を手がけたマイケル・チャベス監督もそのひとりだ。「マイケルはとても才能があり、この種の映画をつくるために必要なことを理解していると思う。なにより、私たちがつくり上げたこの世界をとても尊重してくれている。彼はこの世界の大ファンだから、作風を壊したりしない。制作に参加し、自分の痕跡を残しながらも、作品に対しての愛と情熱をもって、この映画のレベルを高めたいと思っているんだ。私は彼の初監督作品から一緒に仕事をしてきた。彼は映画を撮るたびに成長している。僕は、こういう若い監督たちを誇らしく思う父親のような気分なんだ(笑)」劇場での映画体験は、ほかの場所では再現できない本作の舞台は、フランスの寄宿学校。特殊な能力を持つ主人公のシスター、アイリーンは、教会の要請を受けて、ある事件の調査に乗り出す。2018年公開の『死霊館のシスター』の続編で、アイリーンはまたもや悪の元凶シスター ヴァラクと向き合うことになるようだ。「カトリック学校を経験した人なら誰でも、シスターは恐ろしい、もしくは恐ろしそうだと言うと思う。前作で彼らは悪魔を追い払った。そして、悪魔のシスター ヴァラクを倒したと思い込んでしまう。しかし、この悪魔がフレンチに取り憑いているかもしれないことが示唆される。だから本作の冒頭でフレンチがメインに出てくるとき、倒したと思っていた悪魔は彼のなかにゆっくりと浸透している。そして彼は自分がこの悪魔に取り憑かれていることに気づく。だからアイリーンは、無意識かもしれないけど、友人のために戻ってくる。そこが僕の大好きなところだ。ふたりのキャラクターは本当に仲が良く、強い友情で結ばれているところが好きなんだ。それはプラトニックな友情で、彼女は彼のことをとても大切に思っていて、全力を尽くしてこの悪魔と再び戦う。そして彼女は、彼女の信仰への挑戦というこれまでの人生で最も困難なことに挑まなければならないんだ」本作もワンの言う“観る人が気にかける主人公”アイリーンの物語だ。そして、彼女が本作で対峙するヴァラクは、ホラー映画史上最強にして最凶のキャラクターだ。観客は映画館で思わず悲鳴をあげることになるかもしれないが、ワンはそれこそが「ホラーが映画館で上映される理由」だと語る。「劇場で体験を分かち合えるからこそ、僕は大スクリーンで上映されるホラー映画の大ファンなんだ。いつもファンにはこういう映画を暗い劇場の大きなスクリーンで、大勢とともに観ることを勧めている。大勢で観ると、楽しい体験ができて、それが人々に広がりやすいんだ。誰かひとりが叫ぶと、全員が叫ぶ。そして自分たちが叫んでしまったことが面白くて、全員が笑い出す。ホラー映画が劇場で上映される理由はここにあると思っている。劇場での映画体験は、ほかの場所では再現できない。家で作品を観て、物語を追うことはできるけど、まったく異なる体験になってしまうよ」『死霊館のシスター呪いの秘密』公開中(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2023年10月13日電話面談システム「bellFace(ベルフェイス)」の開発・販売事業を行う、ベルフェイス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中島 一明、以下「ベルフェイス」)は、健康保険組合連合会東京連合会に「健康企業宣言」を行い、健康経営に向けた職場の健康づくり及び環境整備などの積極的な取組みが評価され、2023年9月22日、健康優良企業の証として「銀の認定」(健康優良企業認定番号 協銀第819号)を受けたことをお知らせします。「銀の認定」取得のお知らせ当社の健康診断受診率・健診結果の活用・健康づくり環境・食・運動・禁煙・心の健康に関する取組みが評価され、認定にいたりました。当社では、重視すべき価値観として6つのValesを定めており、その中で「For Friends」を掲げております。会社として、そして従業員同士の繋がりや助け合いの精神として、同Valesを掲げておりますので、従業員の健康促進と職場環境の継続的な向上は当社における会社経営上における重要項目と捉えております。また、このような取組みを通じて従業員の満足度の向上を行うことが、最終的には顧客に提供する価値の向上へと繋がるものと考えております。今後は更に「社員主体の健康経営」を目指し、取組みを継続してまいります。■健康優良企業認定制度とは健康優良企業認定とは、健康優良企業を目指して、企業全体で取り組むことを宣言し、一定の成果を上げた企業を「健康優良企業」として認定する制度です。審査基準を満たした企業に、健康保険組合連合会東京連合会が発行する「健康優良企業 銀の認定証」が交付されます。▼詳細はこちら ■bellFace(ベルフェイス)とは電話面談システム「bellFace」は、アプリインストールやURL発行などの事前準備が不要で、電話とPC・スマートフォンを使って、簡単に資料や画面の共有ができるオンライン営業システムです。ネットが苦手なお客様にも快適にご利用いただけるため、特にリテール営業でのご利用に適しています。セキュリティ国際規格ISO27001(ISMS)およびISO27017(CLS)認証を取得し、厳格なセキュリティ基準に則って運用をおこなっているため、大手企業や行政、金融機関等の導入実績も多数ある、安全なシステムです。サービスサイト: ベルフェイスは「テクノロジーとデータで営業の未来を創造する」というミッションを実現すべく、今後も企業の営業活動を支援してまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月12日最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』公開を記念して、過去シリーズ3作品をScreenXで鑑賞できるオールナイト上映が、「109シネマズプレミアム新宿」にて実施される。ScreenXは、最新のマルチプロジェクション映画上映システム。正面のスクリーンに加え、左右の壁面にも映像が投影され、270度の視界全てで映画を鑑賞することができ、映画の世界に自分の感覚が没入していくような臨場感を体験することができる。実際に起きた超常現象の事件を題材にしたホラー映画を中心とした、『死霊館』ユニバースの8作品目となる『死霊館のシスター 呪いの秘密』。公開当日の10月13日(金)よりオールナイト上映されるのは、『死霊館のシスター』『死霊館のシスター 呪いの秘密』『アナベル 死霊博物館』の計3作品。『死霊館のシスター』はシリーズ全ての恐怖の始まりが描かれ、『アナベル 死霊博物館』はアメリカの超常現象研究家・ウォーレン夫妻が遭遇したエピソードを映画化した『死霊館』シリーズの中で、特に印象的なアナベル人形に焦点を当てたスピンオフシリーズの第3弾。そして最新作は、全ての呪いとポルターガイストの元凶となった最凶の存在“シスター ヴァラク”の真相に迫る。また、上映会来場者特典として、限定お守りステッカーがプレゼントされる。▼「『死霊館のシスター』シリーズ3作品ScreenXオールナイト上映」実施概要・日時10月13日(金)23:00~10月14日(土)4:40頃・上映作品『死霊館のシスター』『死霊館のシスター 呪いの秘密』『アナベル 死霊博物館』・料金CLASS S:14,300円均一CLASS A:11,000円均一・オンラインチケット販売109シネマズプレミアム新宿公式サイトにて※1時間前からメインラウンジ利用可能※1作品終了ごとに約15分間の休憩があります※休憩時間もWELCOME CONCESSIONで自由にポップコーンとドリンクをご利用いただけます※OVERTUREサービス対象外です『死霊館のシスター 呪いの秘密』は10月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:死霊館のシスター 2018年9月21日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.アナベル 死霊博物館 2019年9月20日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2023年10月08日「死霊館」「アナベル」シリーズ最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』より特別映像が解禁された。全世界興行収入3000億円超えの大ヒットシリーズ最新作となる本作には、“シスター ヴァラク”の秘密を暴く2人のシスターが登場する。前作『死霊館のシスター』に引き続きタイッサ・ファーミガが演じる、最恐の“シスター ヴァラク”と対峙する主人公のシスター、アイリーン。そして、本作からヴァラクとの死闘に参戦することになる、ストーム・リードが演じるシスター・デブラだ。この度解禁となった映像では、シスターを演じる2人が最恐“シスター ヴァラク”の想像を超える秘密を解き明かす壮絶な恐怖の旅路を解説。さらに映像内では、過酷な恐怖体験へと身を投じるアイリーンと道中に出会い手助けすることになる見習いシスター・デブラが、“シスター ヴァラク”による超常現象に次々と襲われる恐怖のシーンが収められている。デブラを演じるストームは「次に何が起こるかわからない物語は痛快」と本作の魅力を語る。本作で新たに登場する見習いシスター・デブラは、主人公のシスター・アイリーンとはまったく異なる視点を持っており、“シスター ヴァラク”の秘密を解き明かす旅へ向かったアイリーンを追いかけて同行することになる。デブラはこの世界での自分の立ち位置が分からず、迷子になった気持ちを抱えている若いシスターだが、アイリーンとの冒険を通して自分の殻を破り、恐怖心を乗り越えていく姿が描かれていく。ストームは「デブラの故郷や南部での経験は良いことばかりではなく、苦難に立ち向かわざるをえなかった。そうして得た強さを活かして、彼女は悪魔退治に乗り出します」とバックグラウンドから得た彼女の芯の強さを明かす。そして、アイリーン演じるタイッサは「2人の女性が築く美しい協力関係と友情が描かれているのがとても気に入っています。脚本ではこの2人が深く掘り下げられていたから、現実味のあるキャラクターとして演じられた。早い段階から協力し合い、個性的で多面的なキャラクターにすることができたと思います」と共演をふり返る。果たして、最恐“シスター ヴァラク”の秘密を解き明かすことはできるのか?“シスターズ”の恐怖の旅路が待ち受ける結末とは…。主人公のアイリーンと見習いのデブラ2人の“シスターズ”がどのような旅路を経て、呪いの元凶“シスター ヴァラク”と対峙するのか、期待が高まる特別映像となっている。『死霊館のシスター 呪いの秘密』は10月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月04日アナ スイ(ANNA SUI)は、ハロウィンをイメージしたアクセサリーを全国百貨店アナ スイアクセサリー売場ほかにて発売。「ハロウィン」モチーフのアクセサリーアナ スイの新作は、ハロウィンをイメージし、ゴシックな世界観をデザインに落とし込んだアクセサリー。ハロウィンシーズンの装いにもぴったりな、ちょっぴりダークなデザインが揃う。“天秤”や“魔女の帽子”などのネックレス&ブローチなどラインナップするのは、“天秤”をモチーフとしたネックレスや、“魔女の帽子”の先から蜘蛛のチャームが垂れ下がるブローチ、透かしで表現した“コウモリ”のピアスなど。いずれのアイテムも、ブランドカラーであるブラックとパープルを用いて、ミステリアスな雰囲気を醸し出している。【詳細】アナ スイ「ハロウィン」モチーフのアクセサリー発売時期:2023年9月中旬取扱店舗:全国百貨店アナ スイアクセサリー売場、アナ スイ公式オンラインストア 他アイテム例:・ブレスレット 11,000円・ネックレス 17,600円・ブローチ 14,300円・リング 12,100円【問い合わせ先】ヴァンドームヤマダTEL:03-3470-4061
2023年10月02日「死霊館」「アナベル」シリーズ最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』より本編映像が解禁された。2013年に、実際にあった心霊現象を映画化した『死霊館』。その後シリーズ化され、全世界興行収入3000億円超えの大ヒットを記録した。本作は、主人公のシスター、アイリーン(タイッサ・ファーミガ)と因縁を持つ“シスター ヴァラク”の恐怖を描く最新作。この度解禁となったのは、まさかの登場の仕方で現れるシスターヴァラクに思わず絶叫が飛び出す本編映像。夜の街を彷徨っていたアイリーンは、不気味な街灯に照らされた路地裏の雑誌ラックの前へと辿り着く。すると風が吹いているわけでもないのに、ひとりでに次々と雑誌のページがめくられていく…。不可思議な現象に呆気にとられ、ただただ茫然とその様子を伺うことしかできないアイリーン。無造作にめくられているだけかと思いきや、徐々に浮かび上がってきたのはなんとシスター ヴァラクのシルエットであった。因縁の相手の思わぬ登場に張り詰めた空気が漂い、直後何かの気配を感じ背後を確認するがそこには誰もいない…。恐る恐るもう一度正面に振り返り、引き寄せられるかのようにおぞましいシルエットへと近づいていくと、突如現れたシスター ヴァラクに首を鷲掴みにされる!アイリーンは悲鳴にならない驚愕の表情を浮かべるのだった…。果たしてアイリーンは想像を超える秘密に辿り着き、元凶を暴くことができるのか?衝撃の行方に目が離せない本編映像となっている。『死霊館のシスター 呪いの秘密』は10月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月01日アナ スイ(ANNA SUI)の2024年春夏コレクションが、アメリカ・ニューヨークにて発表された。広大な海にインスパイア2024春夏のアナ スイが表現するのは、広大な海とそこに存在する生命の美しさへの賛美。デザイナーであるアナ・スイが人生で最もゴージャスだと感じた、オーストラリア・ゴールドコーストの珊瑚礁と生き物たちに着想を得たコレクションを展開する。虹色の煌めきを纏って今季を象徴するのは、真珠や貝殻の煌めきを纏ったかのような光沢感のあるルックたち。ピンクのフラワー柄ジャケットやケープコート、メタリックパープルのジャケット、メタリックブルーのショートパンツなどが、ルックの中で一際存在感を放っていた。メタリックカラーは、ブルーとパープル、シルバーを合わせることで、見る角度によって印象が変わるというギミックを効かせている。また、南国の楽園を思わせる素材使いも特徴的だ。テラー織りのジャケットとスコートをはじめ、クロシェ編みのビキニ、スパンコール付きのギンガムチェックシャツなどが散見された。タイダイ柄に煌めきをのせたロングワンピースや、魚座のジャカード織ドレス、スパンコールを全面にあしらったセットアップなどは、纏う人にキラキラとした輝きをもたらしている。鮮やかなカラーパレットカラーパレットは、海のいきいきとした魚や珊瑚礁を表すようなグリーンやピンク、パープル、イエローといった鮮やかな色味がメイン。差し色として、レッドやホワイトが時折折り込まれていたのもポイントだ。さらにボタニカル柄のカラフルなヘッドアクセサリーや、大きめのグラスのアイウェアがワードローブにアクセントを加えていた。
2023年09月28日映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』の本編映像が公開された。『死霊館のシスター 呪いの秘密』は、実際にあった心霊現象を映画化した『死霊館』『アナベル』シリーズの最新作。シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンが製作を手がけ、すべての呪いとポルターガイストの元凶となった“シスター ヴァラク”と対峙する主人公のシスター、アイリーンを『死霊館のシスター』に引き続きタイッサ・ファーミガが演じる。このたび公開されたのは、アイリーンがまさかの登場の仕方で現れた因縁のシスター ヴァラクと相まみえ、絶体絶命な状況に陥る本編映像。夜の街を彷徨っていたアイリーンは、不気味な街灯に照らされた路地裏の雑誌ラックの前へと辿り着く。すると風が吹いているわけでもないのに、ひとりでに次々と雑誌のページがめくられていくという不可思議な現象が。呆気にとられ、ただただ茫然とその様子を伺うことしかできないアイリーン。無造作にめくられているだけかと思いきや、徐々に浮かび上がってきたのはなんとシスター ヴァラクのシルエットであった。思わぬ箇所から因縁の相手が登場したことで恐怖心が張り詰める彼女は、直後何かの気配を感じ背後を確認するがそこには誰もいない。恐る恐るもう一度正面に振り返り、引き寄せられるかのようにおぞましいシルエットへと近づいていくと、突如現れたシスター ヴァラクに首を鷲掴みにされ、悲鳴にもならない絶叫の表情を浮かべている。映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』本編映像<作品情報>映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』10月13日(金) 公開公式サイト: Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2023年09月28日9月22日から24日にかけての週末、北米のボックスオフィスでは、先週末に続き『死霊館のシスター呪いの秘密』が首位に輝いた。ただし、2位の『Expendables 4』との差はごくわずか。シリーズ4作目『Expendables 4』の売り上げは予測を大きく下回る830万ドルで、シリーズ最低のデビューとなった。3位はケネス・ブラナーが主演と監督を兼任する『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』。4位は『イコライザー THE FINAL』、5位は『バービー』だった。次の週末は、ジョン・デビッド・ワシントン、渡辺謙らが出演するSF映画『ザ・クリエイター創造者』、ホラー映画『Saw X』、アニメーション映画『パウ・パトロールザ・マイティ・ムービー』が北米公開される。『死霊館のシスター呪いの秘密』10月13日(金)公開(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved文=猿渡由紀
2023年09月25日9月15日から17日にかけての週末、北米のボックスオフィスでは、先週末に続いて『死霊館のシスター』が首位を獲得した。しかし、2位の新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』との差はわずかで、一時はタイかと思われた。3位は『イコライザーTHE FINAL』。4位は『My Big Fat Greek Wedding 3』、5位は『バービー』だった。次の週末は『エクスペンダブルズ』シリーズ4作目『Expend4bles』が北米公開される。一方、クリストファー・ノーランの『オッペンハイマー』の全世界興収は9億1,200万ドルに達し、『ボヘミアン・ラプソディ』(9億1,000万ドル)を抜いて、史上最高の伝記映画となった。『死霊館のシスター呪いの秘密』10月13日(金)公開(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved文=猿渡由紀
2023年09月19日やっと雨が降ったなーと思ったら、土砂崩れ情報が出るくらいの大雨でビビりました。みなさまこんにちは、かわベーコンです。夏休みが終わり、息子の髪の毛を切ってもらいに美容室に行きましたが、おしゃべりな息子が美容師さんに延々とゲームの話などをしていて楽しそうでした。彼の話に付き合ってくれてありがとうございました、美容師さん…。さて今回は、最近、よく見かけるようになった「ある人形」の話です。みなさんはご存知でしょうか。私もついこの前、見つけました。■変幻自在な人形なぜか子どもは洋服を脱がすことが多いですね…。好奇心が強いから、気になるのかもしれません。この人形はスクイーズなのかな? にぎにぎしたり、伸ばしたりできて、変幻自在なんですよね。そして、この人形の遊び方が動画で紹介されていて…。 ■なぜ赤ちゃんの形をしているのか!?叩きつけるのもそうだけど、握り潰すのも同じだよなぁ!? なぜ赤子の形をしているのか。ちょっと作り手のサイコみを感じてしまいます。ところで、私はまだ夏休みの体内時計が戻っておらず、なかなか昼間に元気が出ません。夏休み明けのパパやママは、みんな同じなはず。大丈夫! みんな私より頑張ってるからァ! 体大事にして! と、伝えたい母なのでした。
2023年09月15日9月8日から10日にかけての週末、北米のボックスオフィスで首位を獲得したのは、この週末にデビューしたホラー映画『死霊館のシスター呪いの秘密』だった。“死霊館ユニバース”の最新作で、2018年の映画『死霊館のシスター』の続編。2位は先週の首位『イコライザー THE FINAL』。3位は『My Big Fat Greek Wedding 3』。4位はインドのアクション映画『Jawan』、5位は『バービー』だった。次の週末はケネス・ブラナーが監督と主演を兼任する『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が公開される。『死霊館のシスター呪いの秘密』10月13日(金)公開(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved文=猿渡由紀
2023年09月11日アナ スイ(ANNA SUI)から、2023年8月25日(金)、新ブランド「アナスイ エヌワイシー(ANNA SUI NYC)」がデビュー。8月26日(土)と8月27日(日)には東京・原宿で、9月6日(水)から9月12日(火)には愛知・名古屋にて限定ストアもオープンする。“もっとカジュアルに楽しめる”「アナスイ エヌワイシー」デビュー「アナスイ エヌワイシー」は、アナ スイが提案するファッションをよりデイリーかつカジュアルに楽しめる新ブランド。「ニューヨークでショッピングするようなワクワク感」をテーマに掲げ、身に着ける人の心を刺激するようなデザインやアイテムを展開する。従来のアパレルにとどまらない、自由なスピリッツに満ちたファッションにも注目だ。ファンタジックなデザインのデビューシーズンデビューシーズンとなる2023年秋冬コレクションでは、「少女はベッドルームで未来を夢見る(BEDROOM DREAMER)」をテーマに、ファンタジーな世界観が宿ったアイテムをラインナップ。今回のローンチでは、主にレディースを取り揃えるが、ユニセックスで着用できるアイテムも多数展開されるため、友人同士やカップルでのコーディネートも楽しめそうだ。“ベッドルームの壁紙”着想、花柄のフーディーたとえば、壁紙を思わせるアナ・スイのオリジナルの花柄を配したフーディーに注目。花柄の上には、蛍光ピンクで“BEDROOM DREAMER”の文字とエイリアンをプリントし、「2023年のNYにタイムトラベルした15歳のアナ・スイが、宇宙の夢をみる」というストーリーを反映させている。ユニセックスとしても着用できるオーバーサイズのアイテムに仕上げた。レトロかわいいニットトップスVネックのニットトップスにも注目。レトロな配色を組み合わせており、ボーイッシュな印象に仕上げた。お腹がチラ見えするショート丈で、身体にぴったりとフィットするシルエットとなっている。ボリューミーなショート丈MA-1SNS映えばっちりなジャケットを手に入れたいなら、「シャカ2シャーリングショートMA-1」は要チェック。脚長効果が期待できるショート丈と、袖に配したボリューミーなシャーリングがポイントだ。フードはやや大きめなのがグッド。シャーリングは、一昔前のアメリカの宇宙飛行士の宇宙服を想起させるデザインに仕上げている。シャカシャカ素材のカーゴパンツやスカートトップスに合わせて楽しみたいのが、シャカシャカ素材のカーゴパンツ。ワイドパンツとしても、裾のスナップの位置を変えて裾を絞ったシルエットとしても着用できるのが嬉しい。また、同様の素材で、全体にシャーリングを施したロングスカートも展開。コーディネートのアクセントにもなるスタイリッシュなアイテムだ。このほか、デニムジャケットやニット、スウェットパンツなどが多彩にラインナップする。収納力抜群なバッグも盛り沢山また、バッグや小物類も充実。ブルーやシルバーのメタリックが目を惹く「マルチポケットチビバッグ」は、外面に配したマルチポケットとバッグの中にたっぷりと収納できる万能バッグだ。ハンドルと、太めの肩掛けショルダーの2WAYで使用できる。また、ふわふわのファー素材のバッグや、キルティングの巾着風バッグも用意される。中心価格帯はアウターで16,500円、トップスで8,800円、ボトムスで11,000円となっており、アナ スイの本ラインより抑え目。より幅広い人がアナ スイのファッションを楽しめるようになりそうだ。【詳細】アナスイ エヌワイシー発売日:2023年8月25日(金)取扱店舗:アトモス、ベイクルーズ ジョイントワークス■アイテム価格例シャカ2 シャーリングショートMA 1 16,500円シャカ2 ビッグポケットショートスカート 7,700円スペースニット・ボディースーツ 9,900円ちびフーディ 8,800円スウェットフーディー 13,200円レトロボーダ・Vネックニットプルオーバー 8,800円スウェットパンツ 13,200円<限定ストア詳細>■東京会場開催期間:2023年8月26日(土)〜8月27日(日)開催場所:atmos pink flag ship Harajyuku 内住所:東京都渋谷区神宮前6-5-3 イベリアビル1F営業時間:11:00~20:00■名古屋会場開催期間:2023年9月6日(水)〜9月12日(火)開催場所:名古屋高島屋ゲートタワーモール4F住所:名古屋市中村区名駅1-1-3営業時間:10:00〜21:00
2023年08月27日アナ スイ(ANNA SUI)は、アイコン“蝶”モチーフの新作アクセサリーを2023年8月18日(金)に全国百貨店アナ スイ アクセサリー売場などにて発売する。アイコン“蝶”モチーフの新作アクセサリーアナ スイの定番モチーフである蝶を、透明感のあるパープルのグラデーションで表現。ブラックのガンメタルメッキときらめくカットガラスを組み合わせ、シックさを添えたネックレスやブローチ、リングが新登場する。カットワークで蝶を表現したチョーカーもまた、カットワークの蝶がアイキャッチなレザーのチョーカーもラインナップ。パープルに輝くカットガラスをあしらい、さりげなく華やかさをプラスしている。【詳細】アナ スイ 新作アクセサリー発売日:2023年8月18日(金)展開店舗:全国百貨店アナ スイ アクセサリー売場、アナ スイ 公式オンラインストア 他・ネックレス 18,700円・ブローチ 13,200円・リング 11,000円・チョーカー 14,300円【問い合わせ先】ヴァンドームヤマダTEL:03-3470-4061
2023年08月21日イザベル・ユペール主演『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』より予告編と場面カットが解禁された。本作は、イザベル・ユペールが、仏総合原子力企業アレバ(現オラノ)社のCFDT(フランス民主労働組合連盟)代表モーリーン・カーニーを演じる社会派サスペンス。第79回ヴェネチア国際映画祭で、労働・環境人材育成財団賞を受賞した話題作だ。この度解禁された予告編では、5万人の従業員を守る労働組合代表のモーリーン・カーニーを演じるイザベル・ユペールが、真っ赤なルージュで身支度をしている最中に、何者かに襲撃されるシーンから始まる。大企業として有名な原子力企業アレバ(現オレノ)の社長や、フランス政府の閣僚にさえ毅然とした態度で立ち向かうモーリーン。しかし被害者であるはずの彼女は警察からは容疑者の目を向けられ、姿を見せない多くの敵が生活を脅かす。社会や組織における女性、政治と経済の権力構造、労働組合、裁判、原子力発電、中国問題など、モーリーンを取り巻く様々な問題が、あぶり出されていくサスペンスフルな展開が息を飲む。併せて解禁された場面カットも、モーリーンを演じたイザベル・ユペールが、大勢の従業員を守るため強い信念と正義感で、裁判や企業のトップに挑む姿を捉えている。映画界を代表する名女優が、権力の内部にいる女性がいまも直面する困難な状況を体当たりで演じている。『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』は10月20日(金)よりBunkamura ル・シネマ渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月17日2013年に実際にあった心霊現象を映画化、その世界観がシリーズ化され全世界興行収入3000億円超えの大ヒットとなった「死霊館」&「アナベル」シリーズの最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』。この度、世界でもっとも有名な恐怖のシスター ヴァラクの姿に震える日本版ポスタービジュアルと場面写真が解禁となった。日本版ポスタービジュアルには、主人公のシスターであるアイリーン(タイッサ・ファーミガ)が懺悔室で十字架を握り締め祈りを捧げる背後で、邪悪な目を光らせながら睨みを利かせる“シスター ヴァラク”の恐ろしい姿が…。“シスター ヴァラク”こそが、「死霊館」「アナベル」シリーズで描かれる全ての呪いとポルターガイストの元凶であり、世界でもっとも有名な最恐のシスター。果たしてアイリーンの祈りは神に通じるのか…「震えに、来い。」と添えられたキャッチコピーが表す通り、これから始まる想像も絶する恐怖を予感させるビジュアルとなっている。また、場面写真には、アイリーンが鬼気迫る表情で“何か“に向けロザリオを掲げるカットのほか、陳列された本、そして古びた壁に“シスター ヴァラク”の姿が浮かび上がっている様子を映し出した恐怖のシーンが切り取られたもの。なお、前シリーズから引き続き、ラージフォーマット<IMAX(R)/4D/Dolby Cinema(R)/ScreenX>での上映も決定。通常のスクリーンでは味わえない臨場感とジェットコースター級の絶叫体験が加わり、恐怖を最大化させる。『死霊館のシスター 呪いの秘密』は10月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月05日アナ スイ(ANNA SUI)から、“チェリー”をモチーフにした新作アクセサリーが登場。2023年8月上旬より、全国百貨店アナ スイアクセサリー売場ほかで発売される。レトロポップな“チェリー”モチーフのアクセサリーアナ スイのアクセサリーから、可愛らしいチェリーモチーフにどこか懐かしい“レトロポップ”なテイストを加えた新作アクセサリーがラインナップ。ジュエリーにはチェリーのぷっくりとした艶やかな実や揺れる葉っぱを、樹脂やカットグラスで立体的に表現。蛇や蝶のモチーフなどと組み合わせることで、キュートなルックスの中にクールでロックなテイストを感じさせる、アナ スイらしいデザインに仕上げている。立体的なモチーフをあしらったネックレスラインナップするのは、艶やかなチェリーが目を引くネックレスや、ブレスレット、イヤーカフ、ブローチといったバリエーション豊かなアクセサリー。中でも注目は、ゴールドカラーのチェーンにインパクトのあるボリューム感のチェリーの実や蝶のモチーフを組み合わせた「チェリーモチーフ ネックレス」。コーディネートで目を引く存在感と、ヴィンテージのジュエリーを感じさせる繊細な質感が魅力のアイテムだ。表情豊かなビーズを組み合わせたゴムブレスレットなどブレスレットは、カットガラスやパールなど、様々なビーズを組み合わせたクラフト感が手元にさりげない個性を演出。ゴムタイプなので、着脱しやすいのも嬉しいポイントだ。ポップでエネルギッシュな色合いのレッドカラーに加え、大人の遊び心を感じさせるパープルカラーを用意する。このほか、チェリーと実の下に隠れている蝶のシルエットを組み合わせたリングや、“蝶と蛇”にフォーカスした煌めくイヤーカフ、コーディネートのポイントに取り入れやすいボリューム感のブローチなどが展開される。銀座三越店では限定ストア、ノベルティもなお、銀座三越店では8月2日(水)から8月15日(火)までの間、期間限定ストアを開催。豊富な新作のラインナップに加え、22,000円以上の購入で数量限定のオリジナルポーチを配布する。詳細【詳細】アナ スイ 新作アクセサリー発売時期:2023年8月上旬販売店舗:全国百貨店アナ スイ アクセサリー売場、アナ スイ公式オンラインストアほかアイテム例:・チェリーモチーフ ロングネックレス 22,000円・チェリーモチーフ ネックレス 37,400円・チェリーモチーフ ピアス 18,700円・チェリーモチーフ ブローチ 16,500円・チェリーモチーフ リング 14,300円・蝶と蛇モチーフ イヤーカフ2点セット 14,300円■限定ストア開催期間:8月2日(水)~8月15日(火)会場:銀座三越店 1Fアクセサリー売場住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越※22,000円以上の購入でオリジナルポーチをプレゼント。(数量限定)【問い合わせ先】ヴァンドームヤマダTEL:03-3470-4061
2023年08月04日渋谷区立松濤美術館で、「私たちは何者?ボーダレス・ドールズ」が開かれています。本展では、平安時代から現代までの日本のさまざまな人形を紹介。なじみのあるお雛さまやマネキン、リアルな生人形、さらに性を扱う人形など多彩な造形物が展示されています。会場の様子や学芸員さんのお話など、詳しくレポートします!ボーダーラインを飛び越えた人形が集結!「私たちは何者?ボーダレス・ドールズ」会場入り口【女子的アートナビ】vol. 304「私たちは何者?ボーダレス・ドールズ」では、民俗や考古、玩具、芸術など各ジャンルのボーダーラインを飛び越えた日本のさまざまな人形を展示。多様性をもつ人形をとおして、日本の立体造形表現の変遷を知ることができる展覧会です。本展を担当された松濤美術館学芸員の野城今日子さんは、本展の趣旨について次のように解説。野城さん人形にはさまざまな分野があり、表現方法も役割もすべて違います。ふだん、美術や芸術という枠組みで私たちは考えていますが、美術館に人形を並べてみると、「何が芸術なのか」と概念が揺さぶられるのではないでしょうか。人形の造形表現をとおして、カテゴライズできないところにも日本のモノづくり精神が宿るということをお伝えできればと思います。衝撃的な呪詛人形からスタート!《人形代[男・女]》平安京跡出土平安時代前期京都市指定文化財京都市蔵本展は10章構成。いくつか見どころをピックアップして、ご紹介していきます。第1会場(2階展示室)にある第1章では、考古や民俗資料としての人形を中心に展示。平安時代につくられた《人形代(ひとかたしろ)[男・女]》は、京都で出土したもので、人を呪い殺すためにつくられた人形です。本展のポスターにも使われています。野城さん人形代は、薄い木に顔を描いたシンプルなものが京都などでたくさんつくられ、儀式などで使われていました。約10年前に平安京跡の井戸から出土した人形代は、立体的で肉感もあり、精巧につくられ体に名前も書かれています。リアルにつくることにより、より強く呪いをかけられると当時の人は思っていたようです。大きなお雛さま!末吉石舟《古今雛》文政10(1827)年東京国立博物館蔵続く第2章では、おなじみの雛人形や五月人形を展示。雛人形は、貴族や公家社会の行事で、子どもの健康を願うため、また社会の規範を子どもに教えるためにも使われました。野城さんお雛さまは、小さなものや、子どもの健康を願うものなど、いろいろな種類があります。例えば、「古式立雛」は、今のドールハウスのように、子どもたちがお雛さまで遊んでいたルーツもあるようです。「古今雛」のような大きなお雛さまなどのバリエーションもあり、サイズや表現を変化させながら人々の生活に根づいていきました。彫刻と人形の違いは…小島与一 《三人舞妓》 1924年アトリエ一隻眼蔵前章は江戸時代までの人形でしたが、第3章からは明治に入り、西洋化を推し進める日本でつくられた人形が展示されています。野城さん江戸時代まで、彫刻的なものであった人形は、近代に西洋から彫刻の概念が入ると変化が生じていきます。例えば、展示されている博多人形はどこから見ても破綻のない形で、彩色も美しく、彫刻といっても人形といってもいい存在です。彫刻と人形の差はどう区別するのか、と感じていただきたいです。ギョッとする生人形「私たちは何者?ボーダレス・ドールズ」展示風景第2会場(地下1階展示室)に入ると、生人形(いきにんぎょう)が登場。生人形とは、幕末から明治にかけて流行したリアルな人形で、ギョッとするほど精巧につくられています。野城さん生人形は、見世物として架空の物語や歴史の物語のひとつの場面を表したりしているエンタメのひとつでした。お祭りなどのためにつくられた生人形もあれば、地域伝承に使われるものもあります。例えば、《生人形松江の処刑》は、松山市三津浜地区に伝わるものです。松江さんという女性が地域の乱暴な男に襲われそうになり、男性を殺めてしまいます。それで自分も処刑してほしいと父親に頼み、首を切られる場面を生人形で表しています。松江さんのお墓の横にこの人形を置き、供養のためにみなで踊ったりしていました。マネキンや現代アートも!「私たちは何者?ボーダレス・ドールズ」展示風景第8章では、商業で活躍した「人形」としてマネキンを紹介。さらに、最後の10章では、現代美術家、村上隆さんのアート作品とフィギュアが展示されています。野城さん初期の洋装マネキンは、実は彫刻家がつくっていました。向井良吉は彫刻家で、七彩というマネキンをつくる会社の創業者でもあります。会場では、彼のつくったマネキンと彫刻を並べて展示しています。また、最後の章では、村上隆さんのアート作品とフィギュアを展示。人形に対する思いは、いろいろな分野に分散しながら日本の根底に流れていき、今は現代アートとして世界に発信されています。大人の展示コーナー「私たちは何者?ボーダレス・ドールズ」展示風景第9章は、1階の特別エリアに作品が展示され、大人だけが入場できます。この展示室では、多くの人の心身に寄り添ってきたラブドールなど、性愛を対象にした人形が紹介されています。(18歳未満の方は、ご覧になれません)野城さんラブドールは、性行為をする相手としてつくられた人形で、生きているような血色、肉感がわかり、どこかリアルな感じがあります。生人形から流れている「人をつくりたい」という気持ちが現代にも受け継がれています。役割も表現の仕方も分野もすべて違いますが、人形は私たちと近い距離にあります。美術や芸術という枠組みでカテゴライズできないところにも造形精神が宿る、というのをこの展覧会で感じていただければうれしいです。展覧会は8月27日まで!本展は、前期と後期にわかれ、一部展示替えがあります。また、担当学芸員さんによるトークイベントなども予定されています。ぜひ、多様な人形の世界を楽しんでみてください。Information会期:~8月27日(日) ※前期:7月1日(土)~7月30日(日)後期:8月1日(火)~8月27日(日)※会期中、一部展示替えがあります休館日:月曜日[7/17は開館]、7/18(火)会場:渋谷区立松濤美術館時間:10:00~18:00(金曜日~20:00) *入館は閉館30分前まで観覧料:一般¥1,000大学生¥800高校生・60歳以上¥500※土・日曜日、祝休日及び夏休み期間は小中学生無料※毎週金曜日は渋谷区民無料
2023年07月23日「死霊館」「アナベル」シリーズ最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』の公開日が10月13日の金曜日に決定。最恐の“シスター ヴァラク”と対峙するアイリーンの新ビジュアルも解禁された。先日、日本公開が決定した際は「やっぱりヴァラク様のビジュ最高」「ヴァラク様にまた会える!!!」とホラーファンに神格化された“シスター ヴァラク”の登場を喜ぶ声のほか、「ついにヴァラクの秘密が…」など恐怖のルーツが暴かれることを楽しみにする声がSNS上に溢れた本作。今年は「死霊館」ユニバースの誕生10周年という記念すべき年。このたび、公開日とともに解禁された新ビジュアルでは、薄ら灯かりに怪しく照らされた夜の街中で、主人公のアイリーンが顔のない複数のシスターたちに囲まれているという、ゾッとするカットが切り取られた場面写真となっている。“シスター ヴァラク”こそが、「死霊館」「アナベル」シリーズで描かれる数々の心霊現象の元凶であり、世界でもっとも有名な最恐のシスター。果たして、アイリーンの祈りは神に通じるのか!?そして、本シリーズのすべての呪いとポルターガイストの元凶となった“シスター ヴァラク”の最恐の秘密にも迫っていく。『死霊館のシスター 呪いの秘密』は10月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月22日令和5(2023)年11月1日(水)に開館5周年を迎える港区立郷土歴史館では、《歴史館5周年アニバーサリー企画》として「歴史館SNSフォトコンテスト #とっておきの歴史館2023」を開催中で、3月20日(月)~9月20日(水)の期間で作品を募集しています。港区立郷土歴史館 建物外観港区立郷土歴史館は、自然・歴史・文化をとおして港区を知り、探求し、交流する拠点となる施設として、平成30(2018)年に開館しました。建物は、東京大学安田講堂等で知られる内田祥三(よしかず)が設計し、昭和13(1938)年に建設された「旧公衆衛生院」を、保存・改修して活用しています。外観は、連続アーチやスクラッチタイルで覆われたゴシック調の特徴的なデザインで「内田ゴシック」と呼ばれており、また内部にも、中央ホール、旧講堂、旧院長室・次長室等、建設当初の姿がよく保存されている空間が残されています。港区指定文化財である築85年の歴史的建造物そのものを展示物として公開し、自由に見学でき、撮影をしていただけます。(一部展示室等は撮影禁止です)また、8月19日(土)開催の夏の恒例イベント「夏の行灯(あんどん)ナイト2023」や、9月開催の「歴史館コンサート ~ワールドミュージックナイト~」等、前庭や館内で行われる多彩なイベントも見どころです。第2回となる今回のSNSフォトコンテストでは、「港区立郷土歴史館の魅力を伝える写真」をテーマに、皆様が見つけた“とっておきの歴史館”の魅力をSNSに発信いただいております。なお、令和3(2021)年3月20日(土・祝)~6月30日(水)の期間で開催した第1回のSNSフォトコンテストでは、計509件のご応募をいただきました。第1回SNSフォトコンテストの入賞作品はこちら: ■開催概要●開催期間 : 令和5(2023)年3月20日(月)~9月20日(水)●テーマ・内容: 港区立郷土歴史館の魅力を伝える写真●応募方法 : TwitterまたはInstagramにて応募(1)港区立郷土歴史館公式Twitter/Instagramをフォロー(2)ハッシュタグ「#とっておきの歴史館2023」をつけて写真を投稿●入賞作品 : 最優秀賞 [10,000円相当の副賞] はじめ数点主催者スタッフとゲスト審査員2名により選出11月にホームページにて発表し館内でも展示●主催 : 港区立郷土歴史館●公式サイト : ※応募方法詳細および注意事項等は公式サイトにてご確認ください。■ゲスト審査員●巖谷國士 いわやくにお東京・港区高輪生まれ。明治学院大学名誉教授。仏文学者。写真家。評論家。エッセイスト。シュルレアリスム研究の第一人者。活動領域は幅広く、写真、メルヘン創作、講演、展覧会監修にもおよぶ。旅行写真家として世界・日本各地の作品を書物や雑誌に発表。個展も開催。・著書『シュルレアリスムとは何か』『ヨーロッパの不思議な町』『日本の不思議な宿』『オリエント夢幻紀行』『森と芸術』『旅と芸術』『マン・レイと女性たち』ほか●佐藤仁重 さとうよしえ東京・港区六本木生まれ。写真家。ニコンカレッジ講師。日本写真家協会会員。全日本写真連盟関東本部委員。人物・街スナップから風景まで「光と影」をテーマに幅広く撮影。アマチュア写真家育成活動として丸の内写真教室で多数の写真クラブを指導。毎月撮影会を開催。個展多数。・写真集『紐育の休日』『THE BIG APPLE』ほか 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月21日シュタイフ(Steiff)の日本限定シリーズ「リトルサンタ」の新作「リトルサンタ2023“ベル(Bell)”」を、取扱店舗にて順次発売。発売に先駆け、2023年7月10日(月)より予約受付を開始する。シュタイフ日本限定シリーズ「リトルサンタ」新作シュタイフの「リトルサンタ」は、1997年以降毎年日本限定のクリスマスモデルとして発売されているテディベア。毎年モチーフを変えて登場しており、2022年はラテン語で“誕生”を意味する「ノエル(Noel)」をテーマに、あどけない表情が印象的なテディベアを展開した。2023年は、イエス・キリストの“誕生”の喜びを知らせる「ベル」をコンセプトとした、「リトルサンタ2023“ベル”」が1,500体限定で登場する。“ベル”着想の「リトルサンタ」「リトルサンタ2023“ベル”」は、ダークブラウンの少し長めなカーリーヘアと、刈り込まれたマズルが特徴の見た目に。大人っぽくクラシックな雰囲気が漂う見た目に仕上げた。アクセントとして、名前の由来であるベルをチョーカーにセット。バックサイドにはフランス製のキャンディケーン色のリボンで華やかさをプラスした。キャンディケーンには、“導き”という意味があり、ベルには魔除けの効果があると言われているため、お守り的存在のテディベアとなっている。【詳細】シュタイフ「リトルサンタ2023“ベル”」※限定1,500体発売日:2023年10月より順次出荷予定取り扱い店舗:シュタイフ取扱店舗、シュタイフ公式オンラインショップ先行予約開始日:7月10日(月)予約場所:シュタイフクラブ先行、一部店舗、シュタイフ公式オンラインショップ※一部店舗およびシュタイフ公式オンラインショップでは、7月18日(火)~価格:41,800円サイズ:25cm素材:モヘア
2023年07月13日ホラー映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』が2023年10月13日(金)に公開される。ホラー映画「死霊館」「アナベル」シリーズ新作2013年に公開された『死霊館』は、実際にあった心霊現象を映画化した作品。全世界で460億円以上の興行収入のヒットを記録し、その後『アナベル 死霊館の人形』をはじめ、その世界観はシリーズ化された。近年では『アナベル 死霊博物館』や『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』などを公開。累計3000億円を超える人気ホラーシリーズとなっている。“シスター ヴァラク”の最恐の真相に迫るそんな『死霊館』に登場する、すべての呪いとポルターガイストの元凶となった“シスター ヴァラク”の真相に迫る映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』が公開へ。主演のアイリーン役は『死霊館のシスター』に続きタイッサ・ファーミガが担当。製作は『死霊館』の生みの親であるジェームズ・ワン、監督は『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』など数々のホラー作品を手掛けてきたマイケル・チャベスが務める。主人公アイリーン…タイッサ・ファーミガ“シスター ヴァラク”と対峙するシスター。「この学校、何か嫌な感じがする」と語り、邪悪な存在を感じ取って怯える少女ソフィに「何を見た?」と問いかける。IMAXやドルビーシネマなどでも上映尚、映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』は、前シリーズから引き続き、IMAX、4D、ドルビーシネマ、スクリーンXといったラージフォーマットでも上映される。ハイクオリティな映像や音響によって、味わう恐怖も最大化。臨場感あふれる鑑賞体験を楽しめる。映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』あらすじ舞台はフランスの寄宿学校。子供たちが楽しそうに走り回る中、少女ソフィは「この学校、何か嫌な感じがする」と言う。その視線の先で、突如悶え苦しみ始めるフレンチ。ソフィはアイリーンに怯えながら「シスター」を見たという。アイリーンは再び“シスター ヴァラク”の邪悪な呪いを感じ始め、その元凶を突き止めるため、行動に出る。「あの悪魔はかつて天使だった」「神に拒まれ力を失った」と語られ、徐々にその正体に近づくアイリーン。その最恐の真相とはいったい…!?【作品詳細】映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』公開日:2023年10月13日(金)監督:マイケル・チャベス製作:ジェームズ・ワン出演:タイッサ・ファーミガ配給:ワーナー・ブラザース映画
2023年07月10日ジェームズ・ワンが贈る「死霊館」「アナベル」シリーズ最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』が今秋公開されることが決定。US版予告編が解禁された。実際の心霊現象を映画化した『死霊館』は全世界で460億円以上の興行収入の大ヒットを記録。以降もその世界観はシリーズ化され『アナベル 死霊館の人形』をはじめ、『アナベル 死霊博物館』や『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』など、累計3000億円を超える大ヒットホラーシリーズとなっている。この度公開される最新作では、全ての呪いとポルターガイストの元凶となった最凶の存在“シスター ヴァラク”の真相に迫るという。主演のアイリーンを『死霊館のシスター』に続きタイッサ・ファーミガが演じ、製作は『死霊館』の生みの親ジェームズ・ワン、監督は『ラ・ヨローナ ~泣く女~』、『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』など数々のホラー作品を世に送り出してきたマイケル・チャベスが務める。そして、本情報解禁とともに最恐のUS版予告映像が公開。フランスの寄宿学校で子どもたちが走り回るなか「この学校、何か嫌な感じがする」と語る少女ソフィの視線の先に、突如悶え苦しみ始めるフレンチーの姿が。邪悪な存在を感じ取り、怯えるソフィに「何を見た?」とアイリーンが問いかけると、その答えは「シスター」だった。その答えにより、再びあの“シスター ヴァラク”の邪悪な呪いを感じ始めたアイリーンは、その元凶を突き止めるため行動に出る。「あの悪魔はかつて天使だった」、「神に拒まれ力を失った」と語られ、徐々にその正体に近づくアイリーンだが…!?予想を超えた恐怖と呪いの秘密の一端を味わえる最恐の予告映像となっている。さらなる恐怖の続報に期待したい。『死霊館のシスター 呪いの秘密』は2023年秋、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月07日イザベル・ユペール主演の社会派サスペンス『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』(原題:LA SYNDICALIST)が、10月20日(金)より公開されることが決定した。本作は、会社とその未来、そして従業員の雇用を守るため、中国とのハイリスクな技術移転契約の内部告発者となったモーリーンが、自宅で襲われるという肉体的暴力と、それを自作自演だと自白を強要する権力側からの精神的暴力に対し、屈することなく6年間闘い続け、無罪を勝ち取るまでを描いた、驚愕の実話の映画化。今年3月にフランス本国で公開され大ヒットした。モーリーンは、中国とのハイリスクな極秘取引を知り、内部告発者となってそれを明るみに出した。その取引が5万人以上の雇用を脅かすものだったからだ。彼女は政府の閣僚や企業のトップに捨て身で立ち向かう。社会や組織における女性、政治と経済の権力構造、労働組合、裁判、原子力発電、中国問題、夫婦の関係など、いまの日本にも共通する問題が、モーリーンを軸にサスペンスフルな展開で浮かび上がってくる。イザベル・ユペール-(C)Getty Images世界最大の仏原子力会社の労働組合代表だったモーリーン・カーニーを演じるのは、フランスを代表する女優のイザベル・ユペール。監督は、イザベル・ユペール主演作品『ゴッドマザー』(2021)を手掛けたジャン=ポール・サロメ。脚本は『ローズメイカー 奇跡のバラ』(2021)のファデット・ドゥルアール、撮影は『1640日の家族』(2022)のジュリアン・ハーシュ、音楽は『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』(2016)のブリュノ・クーレが担当。この度解禁されたポスタービジュアルでは、イザベル・ユペール演じるモーリーンが、大勢の従業員を背に、壮絶な戦いに身を投じていく瞬間が切り取られ、彼女の強い信念と正義感を感じさせるデザインとなっている。『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』は10月20日(金)よりBunkamura ル・シネマ渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月05日Kroi(クロイ)初の武道館ワンマンライブ「Kroi Live at 日本武道館」が、2024年1月20日(土)に開催される。Kroi初の武道館ワンマンライブが開催決定全国のライブハウスとホールで計約1万7000人を動員したライブツアー「"Magnetic" Tour BLUE / RED」。そのファイナル公演となった東京・NHKホールにて、2024年の年明け早々にバンド初となる武道館ライブを開催することが発表された。チケットは7月2日(日)までの期間、ファンクラブ限定で先行受付。その後、翌7月3日(月)より、チケットぴあにてオフィシャル最速抽選先行が順次スタートする。開催概要「Kroi Live at 日本武道館」開催日:2024年1月20日(土) 17:00開場/18:00開演チケット料金:全席指定 7,800円<チケット申し込み>・FC抽選先行(ぴあ)受付期間:6月23(金) 21:00〜7月2日(日)23:59・オフィシャル最速抽選先行(ぴあ)受付期間:7月3日(月) 18:00〜7月17日(月・祝)23:59・オフィシャル最速先着先行(ぴあ)受付期間:7月21日(金)10:00〜7月30日(日)23:59
2023年06月29日