今年2月、Disney+で『スター・ウォーズ』ドラマを手掛けるようだといううわさが立ったジョン・ワッツ監督(『スパイダーマン』シリーズ)。先日、「Vanity Fair」誌によってそれが事実であることが確認された。ワッツ監督といえば、先月、新『ファンタスティック・フォー』から「スーパーヒーロー映画の製作から距離を置きたい」という理由で降板したことが報じられていた。ワッツ監督が手掛ける『スター・ウォーズ』ドラマの舞台は、「マンダロリアン」と同じく帝国崩壊後の『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』後の復興期だというが、詳しい内容については明らかになっていない。ワッツ監督は、『スパイダーマン:ホームカミング』で脚本を共に執筆したクリストファー・フォードとクリエイター&総指揮を務めるという。キャスティングは、11歳から12歳の子役4人を現在募集中。ルーカスフィルムの内部では、今作について「80年代のアンブリン(・エンターテインメント)の青春冒険モノの銀河版」と表現されているそうだ。(「80年代のアンブリンの青春冒険モノ」に相当する作品は、『E.T』や『グーニーズ』などを指すと思われる)。(Hiromi Kaku)
2022年05月18日トム・ホランド主演の『スパイダーマン』三部作のメガホンを取ったジョン・ワッツ監督が、リブート版『ファンタスティック・フォー』から降板したことが明らかになった。「Variety」誌によると、理由は「スーパーヒーロー映画の製作から離れたいから」だという。ワッツ監督は「3本の『スパイダーマン』映画を作ったことは、信じがたいほど最高で、私にとって人生を変えるような経験になりました。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に7年間も関わることができたことに、永遠に感謝します。また一緒に働けるといいですね。『ファンタスティック・フォー』の素晴らしいヴィジョンが形になるのを見るのが待ち遠しいです」とマーベルに謝意を表した。Photo by Kevin Winter/Getty Imagesまた、マーベルのケヴィン・ファイギ社長は「『スパイダーマン』映画でのジョンとのコラボレーションは、本当に楽しいものでした。MCU作品となる『ファンタスティック・フォー』で、引き続き彼とコラボするのを楽しみにしていましたが、彼が退く理由を理解し、サポートします。今後、またいつか一緒に仕事をする機会があると思っています」というコメントを発表。ワッツ監督は今後、ジョージ・クルーニー&ブラッド・ピットがライバル関係にあるフィクサーを演じるApple Studiosの映画で監督・脚本を務めることが決まっている。また、『ファイナル・デスティネーション』シリーズの最新作もプロデュース予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・フォー 2015年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2015 MARVEL & Subs. © 2015 Twentieth Century Fox
2022年05月02日マルチバースの扉が開き、歴代スパイダーマンとヴィランが集結した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。そのブルーレイ&DVDの発売に合わせ、本編の冒頭10分もの映像が特別公開された。本作は、トム・ホランドが主演を務める映画『スパイダーマン』の『ホーム』シリーズ第3弾。世界中に正体を知られてしまったピーター・パーカー/スパイダーマンの依頼を受けたドクター・ストレンジが、危険な呪文を唱えたことでマルチバースの扉が開き、過去シリーズに登場したヴィランたちが別次元から集結してピーターに襲い掛かるストーリーが描かれた。さらに、『スパイダーマンTM』からトビー・マグワイア、『アメイジング・スパイダーマンTM』からアンドリュー・ガーフィールドも登場し、歴代の3人のスパイダーマンによる奇跡の共闘も実現し、圧巻のストーリーが展開する。なお、本作をみんなで一緒に楽しむ同時視聴企画「マルチバース・ウォッチパーティー」が5月2日(火)19時より開催決定。美川憲一や狩野英孝、VTuberグループ「にじさんじ」所属のメンバーなど豪華ゲストが参加。本作の公式Twitterでの実況をはじめ、ゲスト陣のYouTubeチャンネルで一斉に同時開催される。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はデジタルセル&レンタル配信中。ブルーレイ&DVDは発売中、5月3日(火・祝)にレンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年04月27日アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)の続編となる『Spider-Man:Across the Spider-Verse』(原題/スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース)』の全米公開日が2023年6月2日に延期、それに伴い、日本公開も2023年になることが発表された。『スパイダーマン:スパイダーバース』のフィル・ロード&クリストファー・ミラーコンビが再び脚本を手がける本作。今回、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが全米公開日を2022年10月7日から2023年6月2日に変更。日本の公開も2023年となり、公開日は決定次第、発表されることになった。また、その続編となる『Spider-Man:Across the Spider-Verse Part II』(原題/スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース パート2)の全米公開日は、2024年3月29日となっている。『Spider-Man:Across the Spider-Verse』は2023年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月21日トム・ホランドがスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じるシリーズの第3弾『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のデジタルレンタル配信が本日4月13日(水)よりスタート。さらに、4月27日(水)のブルーレイ&DVD発売に先駆け、ブルーレイに収録される特典映像「NGシーン」の一部が公開された。本作は、トムが主演を務める映画『スパイダーマン』の『ホーム』シリーズ第3弾。ドクター・ストレンジによってマルチバースの扉が開かれ、過去シリーズに登場したヴィランたちが別次元から集結してピーターに襲い掛かるストーリーが描かれる。さらに、『スパイダーマン』からトビー・マグワイア、『アメイジング・スパイダーマン』からアンドリュー・ガーフィールドも登場し、歴代の3人のスパイダーマン/ピーター・パーカーによる奇跡の共闘も実現した。今回公開された映像では、トムやゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジェイコブ・バタロンはもちろん、トビー、アンドリューらのNGシーンが収められており、シリーズ3作目だけにいっそう和気あいあいとした撮影現場の雰囲気が見て取れ、トムが逆さ吊りになっているキャストにキスをしようとするなど、サム・ライミ監督版のオマージュと思われるようなシーンも。また、ドクター・ストレンジ役のベネディクトが雪の上に舞い降りようとして、何度も着地に失敗したり、アンドリューに背後から抱きしめられるトビーが状況に堪えきれず笑ってしまう場面など、クスっと笑えるシーンも満載だ。今回公開された映像のほかにもブルーレイ&DVDには、本編に隠された小ネタを紹介する「イースター・エッグ紹介」や、歴代スパイダーマンを演じたトム、トビー、アンドリューの3人の貴重なインタビュー、メイキング映像など、見どころ満載の特典映像が盛り沢山となっている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はデジタルレンタル配信中。ブルーレイ&DVDは4月27日(水)発売、5月3日(火・祝)にレンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年04月13日全米累計興行収入歴代3位、全世界累計興行収入歴代6位を記録、20年続くスパイダーマン映画シリーズをリスペクトする作品となった『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。この度、本作のデジタル配信とBlu-ray&DVDリリース決定にあわせ、3人のピーター・パーカー/スパイダーマンを演じたトム・ホランド、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドの貴重なメイキング&インタビュー映像が公開。さらに、3人のスパイダーマンの共闘シーンも描かれた初出しの新予告映像も解禁された。この度公開されたのは、本作のBlu-ray&DVDに収録される特典映像「スパイダーマンたちの対談」の一部。本作で初めて共闘が実現した3人のピーター・パーカー/スパイダーマンを演じたトム・ホランド、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドの貴重なメイキングとインタビューが収められている。本作は、トムが主演を務める映画『スパイダーマン』の『ホーム』シリーズの第3弾。世界中に正体を知られてしまったピーター・パーカー/スパイダーマンの依頼によって、ドクター・ストレンジが危険な呪文を唱えたことでマルチバースの扉が開き、過去シリーズに登場したヴィランたちが集結、ピーター・パーカーに襲い掛かるストーリーが描かれる。さらに、『スパイダーマン(TM)』のトビー、『アメイジング・スパイダーマン(TM)』のアンドリューが演じるスパイダーマンも登場し、3人のスパイダーマンが共闘するというマルチバースの誕生による新たな物語が展開する。映像では、3人揃って行った写真撮影について「スーツ姿で踊った。抱き合った」と語るアンドリュー。一方でトムは、「スパイダースーツの2人との写真撮影は最高だった」と、スパイダーマンを演じた先輩にあたるトビーとアンドリューの2人との共演に喜びをにじませる。さらに、「全身スーツに身を包むのがつらいと感じる時もある。でもスーツに慣れてくると楽しいものだよ。ヒーローの実感が湧いて体のキレがよくなる。今回はまだ慣れないな」と話すトビーに対し、「ウソだ」「すぐに慣れてたくせに」と息ピッタリにツッコミを入れる2人。それを受けたトビーが、「そうかもね。うまく説明できないけど本能だね。何かが解放された」と笑いながら話すと、アンドリューも笑いを堪えられず大爆笑するひと場面も。本作で夢の共演を果たした3人が、写真撮影の現場で踊り、ふざけ合う姿など、ファンが待ち望んでいた映像を見ることができる。さらに、その3人のスパイダーマンが共闘する初出しシーンが収められた新予告映像には、3人のスパイダーマンが自由の女神像の上に集結して敵に立ち向かうシーンや、窮地に立たされた3人の笑いを誘う掛け合いなど、必見のシーンが収められている。【日本限定プレミアム・スチールブック・エディション】が完全数量限定で発売決定この豪華版商品は、マルチバースの中にスパイダーマンが浮き上がるような臨場感を感じるデザインの日本限定スチールブックに、好きなポストカードに入れ替えることも可能なマルチバースデザインの特製ポストカードケース、オリジナル・トレーディングカード全8種など豪華特典を封入。さらに、スパイダーマンスーツ型の特製BOXアウターケースに、限定デザインの本編ディスク(2種)、50ページのボリュームを誇るブックレットを格納。ブックレットは、本作の見どころを語る製作陣のプロダクションノートや、日本屈指のアメコミ映画ライターである杉山すぴ豊氏による独占コラム、ワールドプレミアの模様や過去作スパイダーマンの振り返りなど、スパイダーマン映画の20年の歴史も感じることができる見応え十分もの。ここでしか手に入らない超豪華仕様商品となっている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は3月23日(水)よりデジタル配信開始、4月27日(水)Blu-ray&DVD発売、5月3日(火・祝)よりBlu-ray&DVDレンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年03月18日『アメイジング・スパイダーマン』『(500)日のサマー』のマーク・ウェブが、『Day Drinker』を監督することになった。『トゥモロー・ウォー』の脚本家ザック・ディーンが書き下ろしたオリジナルストーリーで、スーパーナチュラルスリラー。主人公は恋人を失った女性バーテンダーと、見知らぬ男性。物語の舞台は、フランス、スペイン、ポルトガルの海沿いとのことだ。ウェブの最近の監督作には『gifted/ギフテッド』『さよなら、僕のマンハッタン』などがある。文=猿渡由紀
2022年03月17日『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の北米興行収入が、2月14日に7億6,100万ドルに達した。これをもって、7億6,000万ドルの『アバター』を抜き、今作は北米興収において歴代3位に君臨することになった。1位は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、2位は『アベンジャーズ/エンドゲーム』。ただし、世界興収では、『アバター』が1位。2位は『アベンジャーズ/エンドゲーム』。昨年12月に北米公開された『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、現在もチャートの4位に君臨している。来月のオスカーでは視覚効果部門にノミネートされた。文=猿渡由紀『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開中
2022年02月16日トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、日本における2月7日(月)までの累計興行収入が36億7620万360円となり、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を抜いてコロナ禍におけるハリウッド映画の興行収入No.1を達成(※コロナ禍=2020年1月からとする)。累計動員は242万1,177人となった。なお、2月6日(日)までの全米では累計興行収入7億4885万8932ドル(約861億円)となり、全米累計興行収入の歴代4位に。全米以外の海外では、累計興行収入が10億2700万ドル(約1181億円)、全米および海外の成績を合計した全世界累計興行収入は17億7585万8932ドル(約2042億円)となり、全世界累計興行収入の歴代6位まで上昇している。(※2月8日付Box Office Mojo調べ、1ドル=115円換算、2月8日現在)。これまでも公開されるたびに社会現象を巻き起こしてきた「スパイダーマン」シリーズ。ついに3部作<最終章>となる本作にはリピーターも数多く訪れている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年02月08日トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ3部作の最終章『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。公開から1月22日~23日の週末までで、累計動員は202万9,613人となり200万人を突破、累計興行収入は30億8644万3,080円となり30億円を突破した。SNSやネット上では、「マーベル映画史上最高傑作!」「映画館で拍手が起きた!」「神映画!」と、熱いコメントが続々と書き込まれ、2回目、3回目、それ以上とリピーターからのコメントも続出している。米レビューサイトの「ロッテン・トマト(Rotten Tomatoes)」では、「2021年に最も高くレビューされた映画」に選ばれ、ゴールデン・トマト・アワードを受賞している。全米では、公開6週目となる週末(1月21日~23日)に再び週末興行成績No.1となった。全米における累計興行収入は1月23日までで7億2101万0988ドル(約822億円)となり、『ブラックパンサー』を抜いて全米累計興行収入の歴代4位にまで浮上。さらに、1月23日までの全米以外の海外では、累計興行収入が9億7010万ドル(約1106億円)となり、全米および海外の成績を合計した全世界累計興行収入は16億9111万0988ドル(約1928億円)と『ジュラシック・ワールド』を抜いて歴代6位にまで上り詰めている。全米におけるオープニング3日間の興行成績が『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を抜いて歴代2位でスタートした本作は、映画界の歴史に残る驚異的な快進撃を続けている(※1月24日付Box Office Mojo調べ、1ドル=114円換算、1月24日現在)。なお、1月29日(土)からの入場者プレゼント第3弾として、<オリジナル・アートカード>(B5サイズ/数量限定)が配布されることも決定している。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月24日1月21日から23日にかけての週末、北米のボックスオフィスでは、先週末2位に転落した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、首位に返り咲いた。現在までの北米興行収入トータルは7億2,100万ドル。史上4位の成績で、3位の『アバター』(7億6,000万ドル)を抜くかどうかが注目される。今週末の2位は、先週、首位デビューを飾った『Scream』。3位は『SING/シング:ネクストステージ』、4位はD.J.・カルーソ監督の『Redeeming Love』、5位は『キングスマン/ファースト・エージェント』だった。文=猿渡由紀『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開中
2022年01月24日『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でピーター・パーカー/スパイダーマンを演じているトム・ホランドは全米公開初日、本作を観るときには「ティッシュを忘れずに!」とSNSに投稿した。ところが!いざ日本公開されてみたらティッシュどころの騒ぎじゃない、「涙を拭くのが追いつかない」「マスクの替えが必要」「次はハンカチタオル持ってく」といった声が相次いでいる。「スパイダーマン」シリーズの入り口はそれぞれ違っても、この“親愛なる隣人”の物語を愛し、親しんできた者にとっては涙なしには見られない、それが『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』なのだ。そこで今回は、本作で観るたびに胸高まり、心震える瞬間をまとめてみた。以下、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレがあります。ご注意ください●ニュースサイトのキャスターはJ・K・シモンズ!サム・ライム版『スパイダーマン』編集長と同じ前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)のラストで、ミステリオが遺した映像を(なぜか)手に入れ、「スパイダーマンの正体はピーター・パーカー」「社会最大の敵」と全世界に向け配信したニュースサイト「デイリー・ビューグル・ネット」のJ・ジョナ・ジェイムソンを演じるのはJ・K・シモンズ。そう、トビー・マグワイア主演、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』3部作(02、04、07)での「デイリー・ビューグル」紙の編集長と同じ。時代の流れか今作ではネットでニュース配信を行っているが、スパイダーマンを目の敵にしている点は同じだ。●ピーターの弁護士役でデアデビル/マット・マードックが登場J・ジョナ・ジェイムソンの配信により、“ミステリオ殺害”やロンドンでの大騒動の件で当局に拘束され、取り調べを受けることになったピーター・パーカーとMJ(ゼンデイヤ)、ネッド(ジェイコブ・バタロン)、メイおばさん(マリサ・トメイ)。彼らの弁護を買って出たのは、なんとNetflixシリーズ「Marvel デアデビル」のデアデビル/マット・マードック(チャーリー・コックス)だ。デアデビルはニューヨークのヘルズ・キッチンで活躍する盲目のスーパーヒーローであり、腕利きの弁護士。以前、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが「今後のMCU作品にデアデビルが登場することがあれば、演じるのはチャーリー・コックス」と語ったとおりに今作で登場した。暴漢が投げつけたレンガをスパイダーマンであるピーターよりも早く反応して素手でキャッチ、その片鱗を見せつけた。ハッピー・ホーガン(ジョン・ファヴロー)に助言していたように、今後、スターク・インダストリーズを巡る裁判にも関わっていくのかも!?●過去のヴィラン大集結!でも元の世界には返さない!?マルチバースの扉が開いたことで、「スパイダーマンの正体はピーター・パーカー」と知っている過去シリーズのヴィランたちがこのユニバースに大集結してしまう。だが、彼らをこのまま元の世界に戻せば、そのユニバースのスパイダーマンに倒され、結局死を迎えることになる(『スパイダーマン3』のサンドマン以外)。トム・ホランド(以下、トムホ)が演じてきたピーター/スパイダーマンは、バルチャーやミステリオにどんな酷いことをされても殺めようとはしなかった。ミステリオの死は彼自身が策略的に選択したことだ。本作でも“元の世界に戻すだけでなく、助ける”ことを決意したピーターは、トニー・スタークが遺した装置で彼らがヴィランとなった原因(心と体の問題)を取り除こうとする。そうすれば、元の世界に戻って新たな別の人生を送れるからだ。例えば、『スパイダーマン2』のヴィラン、ドック・オク(アルフレッド・モリーナ)は暴走したICチップを取り替えることで良心を持ったオットー・オクタヴィア博士に再び戻ることができた。●ドクター・ストレンジもびっくり!ネッドが魔術を使った!?本作でドクター・ストレンジと初めて対面したピーターの親友ネッド。「うちは魔術師の家系で時々手がムズムズする」とか何とか話していたが、その後、行方知れずになったピーターを探すため、「ピーター・パーカーに会いたい」と念じながらストレンジのように魔法の指輪スリング・リングをはめた手を回してみると、なんと魔法円ができ異空間が出現する!そこから姿を現したのは…?以下、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』および「ホークアイ」の重大なネタバレがあります。ご注意ください●アンドリュー・ガーフィールドとトビー・マグワイアが登場!ネッドが「ピーター・パーカーに会いたい」と念じながら作った魔法円の向こう側にいたのは、紛れもなくスパイダーマン。だが、マスクを脱ぐと、そのピーターはマーク・ウェブ監督『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ(12、14)のアンドリュー・ガーフィールドが演じたピーターだ!その事実が信じられないMJとネッドの目の前で、おばあちゃんに「蜘蛛の巣をはらって」と頼まれた“アンドリュー”ピーターが天井を這っていくシーンは笑いを誘う。さらにもう一度、ネッドが魔法円を描くと、今度はごく普通の青年が姿を現した。それは『スパイダーマン』3部作でトビー・マグワイアが演じたピーター!初対面の“トビー”ピーターと“アンドリュー”ピーターはお互い蜘蛛の糸を出して牽制し合うが、すぐに別世界のスパイダーマンだと納得した。●「大いなる力には、大いなる責任が伴う」の継承原作コミックとすべての「スパイダーマン」シリーズを通じて象徴となってきた「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というセリフ。そういえば、トムホ版前2作では登場してこなかったこのセリフをついに口にするのは、ほかならぬメイおばさんだった。グリーンのマスクを壊し、本来の気弱なノーマン・オズボーンになったかのように振る舞っていたグリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)が、やがて本性を現したとき、『スパイダーマン』では自身が犠牲になったグライダーを呼び出してメイおばさんに激突させる。さらにパンプキンボムを投げつけるグリーン・ゴブリン。予告編にも登場していた“トムホ”ピーターが必死にボムを防ごうとするスローモーションの場面は、『スパイダーマン3』でブラックスパイダーマンになった“トビー”ピーターとハリー・オズボーンの1シーンを思い起こさせる。エレクトロ(ジェイミー・フォックス)もまた自分のパワーが奪われることを拒み、サンドマンやリザードも逃げ出してしまった。自分がしたことは間違っていたのか、激しい後悔を見せる“トムホ”ピーターに満身創痍のメイおばさんが「大いなる力には、大いなる責任が伴う」と伝え、息絶えるのだ…。●3人のピーター、それぞれの喪失メイおばさんを亡くした“トムホ”ピーターは姿を消した。“トビー”ピーターと“アンドリュー”ピーターは「クライスラービル」や「エンパイヤステートビル」など、どこか1人になれる場所に心当たりがないかという。2人にとっては、ニューヨークの街を見下ろしながら心を静めるための大切な場所だ。“トムホ”ピーターにとってはMJと過ごした学校の屋上だった。2人のピーター・パーカーを紹介された“トムホ”ピーターは、大切な存在を失った気持ちは「誰にも分からない」と言うが、ベンおじさんを殺された“トビー”ピーターは「犯人を殺しても、心は元に戻らない」と話し、恋人グウェンの死に責任を感じる“アンドリュー”ピーターは「自暴自棄になった」と涙ながらに打ち明ける。そして「大いなる力には…」と“トムホ”ピーターが言いかけると、“トビー”ピーターは「大いなる責任を伴う。ベンおじさんの言葉だ」と続けた。●3人のピーター/スパイダーマンの違いを浮き彫りにする会話その後、ピーターの学校の研究室で、手分けしてそれぞれのヴィランの“解毒剤”を作り始める3人のピーターとネッドとMJ。“トビー”スパイダーマンだけが蜘蛛の糸を手首から出せることを知り、ウェブシューターを装着して自分で糸を作る苦労や糸切れに悩まされてきた“アンドリュー”ピーターと“トムホ”ピーターは羨ましそう。でも、『スパイダーマン2』では“トビー”ピーターもヒーローとしてのプレッシャーやMJとの関係に悩み、糸が出せなくなったことがあった。ネッドが「ピーター」と呼びかけると3人が一斉に振り向くシーンも微笑ましいが、“トビー”ピーターの親友ハリーが「僕の腕の中で死んだ」と答えるとネッドは顔面蒼白に。「僕はヴィランに変身して襲ったりはしないよ」と“トムホ”ピーターに話すが、実は原作コミックでのネッドはスパイダーマンのヴィラン、ホブゴブリンとなる人物だ。大いなる責任ゆえに愛する存在を失い、すっかり年を重ねた“トビー”ピーターと“アンドリュー”ピーターの会話も興味深い。“トビー”ピーターはMJと過ごしているようだが、“アンドリュー”ピーターは恋人を作る気にもなれない様子。そのやさぐれ具合は、アニメーション作品『スパイダーバース:スパイダー・バース』(19)に登場したピーター・B・パーカーを何となく彷彿とさせる。再びスパイダーマンを演じることに前向きというアンドリューが、人生の苦みを知った大人のピーター・パーカーを演じる世界線もあるのかも?●激闘の最中でもスパイダートークは止まらない!?巨大なキャプテン・アメリカの盾を持たせるべく改装中の自由の女神像に、3人のスパイダーマンと過去のヴィランが集結するクライマックスの闘い。その真っ最中でもスパイダートークは止まらない!?「ずっとピーター2と呼んでいたのに」「2は君だろ」などと言い合いする中、アベンジャーズとしてチーム戦の経験がある“トムホ”ピーターが指揮をとることに。宇宙に行ってサノスと戦ったことを話すと、“トビー”ピーターも黒い地球外生命体(ヴェノム)と戦ったことがあるという。「僕なんかサイの格好をしたロシア人で…」とそのスケールの違いにいじけ出す“アンドリュー”ピーターに、「君は“アメイジング”だよ」と何度も繰り返す“トビー”ピーター。その一方で、背中が痛むという“トビー”ピーターを“アンドリュー”ピーターが伸ばしてやる場面も。果てには、“アンドリュー”ピーターが2人の肩を抱き寄せ「愛してる(I love you,guys)」と告白。米Varietyによれば、これはアンドリューがスパイダーマンとしての2人を“本当に愛している”からこそ出たアドリブだったらしい。緊迫した中でも、こうした軽妙なやりとりは笑いとともに感慨を生む。●過去シリーズのトラウマの見事な回収感慨深いといえば、『アメイジング・スパイダーマン2』で恋人グウェンを救えなかった“アンドリュー”ピーター。本作では同じ構図で落下していくMJ(ゼンデイヤ)を助けようとした“トムホ”ピーターがグリーン・ゴブリンに邪魔され、絶体絶命かと思われたときに“アンドリュー”ピーターが駆けつける。MJを抱えて地上に降ろしたときの“アンドリュー”ピーターの安堵とわずかな悲しみが入り交じった複雑な表情は胸に迫る。このシーンが一番グッときたという「アメスパ」ファンは多いはずだ。また、グリーン・ゴブリンに復讐の念を燃やす“トムホ”ピーターは、これまでに見せたことのないような憤怒の表情で、崩れ落ちた巨大な盾の上でグリーン・ゴブリンにグライダーを突き刺そうとする。まるで『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の決定的な別離の瞬間、キャップがアイアンマンのリアクターに盾を突き立てたときのようだ。だが、そんな“トムホ”ピーターを身を挺して制し、グリーン・ゴブリンに刺されてしまうのは復讐の虚しさを誰よりも知る“トビー”ピーターだった。●どこかの世界に黒人のスパイダーマンもいる?オットー・オクタヴィア博士の変化を見て自分が得たパワーを失いたくなかったエレクトロも、やがては“アンドリュー”ピーターによって元の体に戻ることに。久々に対峙した2人。クイーンズ生まれの労働者階級で、隣人のために尽くすスパイダーマンを「黒人だと思っていた」とエレクトロは言う。そして「どこかにいるかもな」とも。黒人のスパイダーマンといえば、続編公開が控える『スパイダーバース:スパイダー・バース』の主人公マイルズ・モラレスだ。そういえば、『スパイダーマン:ホームカミング』(17/未公開シーン)でバルチャーの一味から武器を買おうとしていたアーロン・デイヴィス(ドナルド・グローヴァー)は“トムホ”ピーターとの会話の中で甥マイルズがクイーンズに住んでいると話していた。●本当にすべての人がピーターの記憶をなくしてしまったのか?マルチバースの扉を閉じるため、“トムホ”ピーターはMJやネッド、ハッピーをはじめ、すべての人々からピーター・パーカーの記憶をなくす選択をする。だが、本当に“すべての人”が彼がスパイダーマンであることを忘れてしまったのだろうか?例えば、ニック・フューリーは遙か彼方の宇宙にいるはずだが…。●もしかして「ホークアイ」の世界線と繋がっていく?記憶をなくしてたMJやネッドの平穏な姿を見て、自分の正体は明かさず姿を消すことにした“トムホ”ピーター。少ない荷物で新しいアパートに越してきた彼は、これまで愛用してきたスターク社製の最先端スーツではない自作スーツに身を包み、親愛なる隣人としてニューヨークの街に“帰っていく”。最後にスイングしていく場所は、なんとDisney+オリジナルシリーズ「ホークアイ」の最終決戦の舞台となったロックフェラー・センター広場。クリスマスの風物詩である巨大なツリーも飾られている。「ホークアイ」には『スパイダーバース:スパイダー・バース』、そして「Marvel デアデビル」にも登場したヴィラン、キングピンが現れていた。演じたのは「Marvel デアデビル」と同じヴィンセント・ドノフリオだ。もしかしたら、新しく製作されるというスパイダーマン3部作には彼が関わってくるのか?●あの“俺たち”コンビがサノスとヒーローの話に興味津々そして、ミッドクレジットに登場したのは、トム・ハーディ演じるエディ・ブロック!『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(21)のエンドクレジットで描かれたように、やはりMCUの世界に来ていたエディ&ヴェノムはバーテンダーが話すサノスの“指パッチン”やアベンジャーズについて興味津々。その直後、“俺たち”は再び別のユニバースに移動してしまったようだが、地球外生命体シンビオートの黒い断片がこのユニバースに残された。ついにヴェノムvsスパイダーマンが実現する可能性も出てきたということなのか。このほかにも、観れば観るほど「スパイダーマン」シリーズ、そしてMCUへの愛が詰まったパロディやオマージュに気づくことができそうだ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:スパイダーマン3 2007年5月1日より日劇1、みゆき座ほか全国にて公開SPIDER-MAN CHARACTER TM ©2006 MARVEL CHARACTERS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.アメイジング・スパイダーマン2 2014年4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2013 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月17日ソニー(Sony)から、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』とのコラボレーションによる限定デザインのヘッドフォンやウォークマンが登場。全ての製品は受注生産で、2022年1月11日(火)より全国のソニー直営店などで予約を受け付ける。『スパイダーマン』最新作の公開を記念したコラボレーショントム・ホランド主演による『スパイダーマン』シリーズ待望の最新作として、2022年1月7日(金)に封切られたばかりの映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。今回は同作の公開を記念して、スパイダーマンのモチーフを落とし込んだヘッドフォン・イヤホン・ウォークマンの3アイテムが展開される。ヘッドホン「WH-1000XM4」最初に紹介するヘッドホンは「WH-1000XM4」をベースモデルに採用。完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能、AI技術によって高音質化とリスニング環境の最適化を行うスマート機能を搭載した、ソニーを代表する人気モデルだ。今回の限定モデルでは、本体のスライダー部分に映画の作品ロゴを、ハウジング部分にスパイダーマンの顔と蜘蛛をモチーフにした2種類のグラフィックを刻印。本体カラーはブラックとプラチナシルバー2種類で、好みのハウジング刻印とカラーを組み合わせて全4パターンが選べる。イヤホン「WF-1000XM4」「WH-1000XM4」同様に、完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を誇るワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」からも限定モデルがラインナップ。こちらは充電ケースに映画の作品ロゴを、本体の左右に選べる2種類のグラフィックを刻印。カラーはブラックとプラチナシルバーの2色展開だ。ウォークマン「NW-A105」最後に紹介するウォークマンは、Apple MusicやSpotify、YouTubeなどのストリーミングサービスをハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)相当の高音質で楽しめる「NW-A105」。ヘッドフォンとイヤホンにも使用されている2種類の刻印と、ブルー・ブラック・レッドの3種類の本体カラーを組み合わせた、全6パターンの組み合わせが用意されている。商品情報『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』コレクション注文受付期間:2022年1月11日(火)10:00〜2022年3月31日(木)10:00注文受付店舗:ソニーの直営店「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」、ソニーのインターネット直販サイト「ソニーストア」、全国のe-ソニーショップ※「ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神」ではサンプルを展示。商品価格:・「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM4」45,500円・「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000XM4」34,500円・「ウォークマン NW-A105」36,700円©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月14日トム・ホランドがスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じるシリーズ最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が待望の日本公開を迎え、週末土日2日間(1月8日~9日)で動員58万3,916人、興行収入9億503万6,630円となり、動員・興収ともにコロナ禍(※)における洋画邦画含む実写映画として圧倒的No.1の大ヒットスタートに。トムからインタビュー映像が到着した(※2020年1月~現在まで)。公開初日1月7日(金)から連休となった1月10日(祝・月)までの4日間の累計成績では、動員111万5,937人、興収16億9168万1,940円となり、早くも動員100万人を突破。公開日深夜0時から本編上映が始まる<最速上映>では各地で完売が続出、映画館に詰め掛けた多くのファンからは「ただ一つだけ言えるとすれば、本作はもう今までのスパイディの映画のなかで最高傑作でした」「映画館でこんなに泣いたのは久しぶり」「素晴らし過ぎて夢見てるんじゃないかと思うくらい最高だった!」など、公開初日より熱いコメントがSNSに続々と書き込まれ、Twitterでは深夜から1日中「スパイダーマン」がトレンド入り。また、全米では公開4週目となった今週末(1月7日~9日)もNo.1を継続。全米における累計興行収入は6億6835万6116ドル(約769億円)となり、『タイタニック』を抜いて全米累計興行収入の歴代6位に。さらに、1月9日(日)までの全米を除いた累計興行収入は8億6750万ドル(約998億円)となり、全世界累計興行収入は15億3585万6116ドル(約1766億円)を達成、『アベンジャーズ』(12)を抜いて全世界累計興行収入の歴代8位に浮上した。全世界で熱狂を巻き起こしている本作について、スパイダーマン/ピーター・パーカーを演じたトム・ホランドのインタビュー映像も到着!ドクター・ストレンジの危険な呪文によってマルチバースの扉を開かれてしまった本作は、呼び寄せられた歴代ヴィランたちとの行方が注目されている。トムは「シリーズを通じて着実に成長しているんだ」と、ヒーローとして、また1人の人間としてのピーターの成長が描かれていることも本作の魅力だと語る。その成長物語が日本でも多くの観客の心を打つとともに、二重三重と幾重にも張り巡らされている重厚なストーリーや、過去のシリーズへのリスペクトも満載のノスタルジックさなどから、“すべての映画への賛歌”とまでいわれる本作。トム自身も「僕は出演しているし、2回見たけどまだ観足りてない」と語るほど、何度観ても新たな発見をすることができそうだ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月11日1月8日、9日の全国映画動員ランキングは、トム・ホランドが主演を務めるシリーズ第3弾『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が初登場で首位スタートをきった。シリーズ第3弾は、正体が明かされ生活が一変してしまったピーターが、ドクター・ストレンジと手を組み、マルチバースや未知の敵に立ち向かう姿を描く。監督はジョン・ワッツ。共演は、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイら。先週トップの『劇場版 呪術廻戦 0』は公開3週目は2位にダウン。12月24日〜1月3日までの11日間の興行成績は、観客動員567万1,950人、興行収入77億1,408万4,650円を記録する好調ぶり。続いて、公開2週目の『99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE』が3位に入った。公開4週目の『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』、公開5週目の『あなたの番です 劇場版』、公開7週目の『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』はそれぞれ順位を上げている。そのほか、日本放送開始55年を記念して特別版を劇場で上映する『日本語劇場版 サンダーバード55/GOGO』が初登場9位に入った。1965年にイギリスで、翌年66年には日本でも放送が開始され、特撮人形劇の最高峰として今なお人気の高い『サンダーバード』。その中でも、放送当時には音声ドラマとして書かれた脚本を基に、イギリスでクラウドファンディングで製作された3つのエピソードを日本用に独自に編集した特別版を上映する。日本版の構成を担当したのは、樋口真嗣。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』次週は『アイム・ユア・マン恋人はアンドロイド』『クライ・マッチョ』『コンフィデンスマンJP英雄編』『シチリアを征服したクマ王国の物語』『スティルウォーター』『ハウス・オブ・グッチ』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』2位『劇場版 呪術廻戦 0』3位『99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE』4位『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』5位『あなたの番です 劇場版』6位『キングスマン:ファースト・エージェント』7位『マトリックス レザレクションズ』8位『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』9位『日本語劇場版 サンダーバード55/GOGO』10位『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
2022年01月11日1月7日から9日にかけての週末、北米のボックスオフィスで首位に輝いたのは、またもや『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』だった。4週連続の1位で、今週末の数字も業界が予測したよりも上と、あいかわらずの人気だ。北米興行収入トータルは6億6,800万ドルに達し、『タイタニック』を抜いて史上6番目となった。2位は、公開3週目となる『SING/シング:ネクストステージ』。3位は今週末デビューした『355』。ジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルスなど人気女優が勢揃いするが、売り上げは400万ドルと、期待はずれだった。4位は『キングスマン/ファースト・エージェント』、5位は『American Underdog』だった。文=猿渡由紀
2022年01月11日各国で興行記録を塗り替えている話題作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の公開記念イベントが1月8日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、人気アイドルグループSixTONES(ジェシー、京本大我、松村北斗、高地優吾、森本慎太郎、田中樹)がサプライズ登壇。日本語吹替版主題歌に起用された新曲「Rosy」を歌唱した。トム・ホランドが主演を務める『スパイダーマン』シリーズ第3弾。2019年に公開された前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で、世界中にその正体が明かされてしまった主人公スパイダーマン/ピーター・パーカーが、ヒーローとしての宿命と向き合いながら、グリーン・ゴブリンやドック・オク、エレクトロなど、過去のシリーズ作品から時空を超えて登場する悪役たちとの戦いに身を投じる。田中は「映画の余韻に浸っている中、突然お邪魔して申し訳ない」と恐縮しながらも、「おこがましいですが、僕たちのパフォーマンスを通して『スパイダーマン』の世界観を感じていただけたらと思い、全力でやらせていただいた」と充実の表情を浮かべていた。ハリウッド映画への楽曲提供は初めてとなり、「重圧に押しつぶされそうになりましたし、ドキドキが大きかったですね」(高地)、「誰もが知る『スパイダーマン』の世界にお邪魔させていただくので、尊敬の念がさらに強くなった」(松村)とメンバーからは感激の声があがった。すでにメンバー揃って本編を鑑賞したといい、森本は「そう来るのかって思う瞬間もありましたし、度肝を抜かれましたね!」と興奮しきり。マーベル作品の大ファンだという京本は「大満足のひと言に尽きます。マーベルの歴史を振り返っても、伝説的な瞬間がたくさん刻まれている」とアピールに余念がなかった。舞台挨拶では、メンバー6人が「スパイダーマン」で“あいうえお作文”にも挑戦し、「すみずみまで詰まったこだわり」(田中)、「パーフェクトボディーのトム・ホランドさん」(高地)、「糸がギャンギャン、ビュンビュン出ます」(ジェシー)、「誰にとっても親愛なる隣人」(京本)、「(ん)ー。言葉を失うほどの衝撃に」(松村)、「マンジで感動!スパイダーマン、スパイダーマぁぁぁン」(森本)と、映画の魅力を熱弁。最後にジェシーが「多くの皆さんに作品を愛していただけたら、うれしいです。僕たちもスパイダーマンのように6人の糸が切れないよう、日本中、世界中を飛び回りたい」と決意を示した。取材・文:内田涼<作品情報>『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開中『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ポスター監督:ジョン・ワッツ脚本:クリス・マッケナ / エリック・ソマーズ製作:ケヴィン・ファイギ / エイミー・パスカル出演:トム・ホランド / ゼンデイヤ / ベネディクト・カンバーバッチ / ジョン・ファヴロー / ジェイコブ・バタロン / マリサ・トメイ / アルフレッド・モリーナ / ウィレム・デフォー / ジェイミー・フォックス・日本語吹替版声優:榎木淳弥 / 銀河万丈 / 山路和弘 / 中村獅童 / 三上哲(C) 2021 CTMG.(C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月08日アイドルグループ・SixTONESが8日、都内で行われた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開記念スペシャル舞台挨拶にサプライズ登壇。日本語吹替版主題歌「Rosy」を映画館で初めて生パフォーマンスした。パフォーマンス後、メンバーは「緊張しました」と声をそろえ、田中は「映画を見に来られている方々の前で、しかも突然ということで、映画の世界を壊してしまわないかというのもあったので緊張しました」とコメント。マーベル作品の大ファンだという京本は「いまだに信じられない。僕たちも吹き替え版を見させてもらったんですけど、僕たちの楽曲が流れた瞬間に、これは現実なのかって戸惑ってしまうくらい本当にうれしかったです」と語った。主題歌決定が発表された際に「自分も本物のスパイダーマンになりたいと思い、蜘蛛に噛まれたいと思っていた時期もあります!」とスパイダーマンが大好きだと語っていたジェシーは、「どうも、(ヒロインの)MJ役をやらせていただきましたジェシーです」と挨拶でふざけ、メンバーから「やってない!」と即ツッコミが。その後もジェシーは「トム・ホランドかっこいいですね。裏でも優しくて」などと話し、高地は「なりすましがすごいのよ」と笑っていた。主題歌に抜てきされたときの心境を聞かれると、高地は「重圧に押しつぶされそうになりました。世界規模で有名な作品で、エンドロールでSixTONESが出るのかと思うとドキドキのほうが大きかったです」と振り返り、松村は「『スパイダーマン』の世界にお邪魔させていただくという気持ちで、尊敬の念がさらに強くなりました」と告白。続く森本は「右に同じです」と言い、松村から「略すな」とツッコまれると、「好きな映画に関われることは本当にうれしかった。エンドロールでSixTONESの文字が出たときはおー! となりました」と今度はしっかりと語った。また、田中は「最高峰のプロの方々に歌を作っていただきました。おこがましいですけど、僕たちのパフォーマンスを見る機会があったときに、少しでも『スパイダーマン』の世界観を感じていただけたらと思って僕たちも全力でやらせていただきました」と本作に込めた思いを説明。高地が、振り付けにあるジャンプはスパイダーマンのジャンプを意識していることを明かすと、ジェシーは「これです」とその場で何回もジャンプを見せた。最後にジェシーは「まさかこのタイミングで僕たちSixTONESが関わると思わなかったので光栄ですし、一人でも多く作品を愛していただけたらうれしいです。僕たちもスパイダーマンのように6人の糸が切れないように日本中、世界中、飛び回りたいと思います」と力を込め、「スパイダーマンとSixTONESの応援よろしくお願いします」と呼びかけた。フォトセッションではスパイダーマンも登場し、バク転を華麗に決めるとメンバーは「おー!」「すごい!」「かっこいい!」と大興奮。高地は刺激されたようで「ジャニーズらしいことしないでください(笑)」と話し、メンバーが「ジャニーズより全然すごい」「スパイダーマンが先なのよ」とツッコミ。田中は「実は僕たちも会えたのうれしすぎて、さっきめちゃくちゃ写真を撮ってもらいました」と明かした。7日に公開を迎えた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、世界中にスパイダーマンであることが知られてしまったピーター・パーカー(トム・ホランド)が、人々からその記憶を消してほしいとドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に依頼。ところが、ドクター・ストレンジが唱えた呪文によって、マルチバースの扉が開かれ、過去シリーズのヴィランたちが出現し、ピーターは「僕の責任だ。全員は救えない」という台詞の果てに、ある決断を下す。
2022年01月08日アイドルグループ・SixTONESが8日、都内で行われた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開記念スペシャル舞台挨拶にサプライズ登壇。日本語吹替版主題歌「Rosy」を映画館で初めて生パフォーマンスした。本作のために書き下ろされた「Rosy」は、主人公ピーター・パーカーの運命への葛藤を払拭するような強い意志を表現した、激しく疾走感あふれるRockチューン。SixTONESがハリウッド作品の日本語吹替版主題歌に起用されるのは今回が初めて。パフォーマンス後、メンバーは「緊張しました」と声をそろえ、田中は「映画を見に来られている方々の前で、しかも突然ということで、映画の世界を壊してしまわないかというのもあったので緊張しました」とコメント。マーベル作品の大ファンだという京本は「いまだに信じられない。僕たちも吹き替え版を見させてもらったんですけど、僕たちの楽曲が流れた瞬間に、これは現実なのかって戸惑ってしまうくらい本当にうれしかったです」と語った。主題歌決定が発表された際に「自分も本物のスパイダーマンになりたいと思い、蜘蛛に噛まれたいと思っていた時期もあります!」とスパイダーマンが大好きだと語っていたジェシーは、「どうも、MJ役をやらせていただきましたジェシーです」と挨拶でふざけ、メンバーから「やってない!」と即ツッコミが。その後もジェシーは「トム・ホランドかっこいいですね。裏でも優しくて」などと話し、高地は「なりすましがすごいのよ」と笑っていた。7日に公開を迎えた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、世界中にスパイダーマンであることが知られてしまったピーター・パーカー(トム・ホランド)が、人々からその記憶を消してほしいとドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に依頼。ところが、ドクター・ストレンジが唱えた呪文によって、マルチバースの扉が開かれ、過去シリーズのヴィランたちが出現し、ピーターは「僕の責任だ。全員は救えない」という台詞の果てに、ある決断を下す。
2022年01月08日待望のトム・ホランド主演『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』がついに本日1月7日(金)に公開。『アベンジャーズ/エンドゲーム』で共闘したはずのスパイダーマンとドクター・ストレンジが、まさかの迫力の対決を繰り広げる本編映像が解禁された。全米累計興行収入歴代TOP10入り、全世界累計興行収入でも『ブラックパンサー』を超えて歴代12位に浮上する記録的ヒットとなっている本作。ドクター・ストレンジが唱えた危険な呪文により、マルチバースの扉が開いてしまい、このユニバースにドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロ、サンドマン、リザードといった過去シリーズに登場した強敵たちを呼び寄せてしまった。今回解禁された本編映像では、そのマルチバースのカギを握る謎の箱をめぐって、2人のヒーローによるバトルが繰り広げられる!ドクター・ストレンジから箱を奪ったスパイダーマンだが、ドクター・ストレンジが支配する仮想次元であるミラー・ディメンションに閉じ込められてしまう。ビルは歪み、電車は宙を走り、デパートは幾何学模様に…。まさにハリウッドの最新技術を駆使した驚異の超次元バトルが展開。敵であるはずの歴代ヴィランたちを「送り返したら死ぬ」とスパイダーマンが訴える意味とは…!?ついにマルチバースの扉が開いたことにより、“彼らの存在がこのユニバースを危うくする”として、ストレンジがヴィランたちを元のユニバースに戻すべくピーター、彼女のMJ、親友のネッドの3人に危険を訴えるが、その後さらなる混乱が引き起こされていく。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月07日1月7日より全国公開される映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の前夜祭スペシャルイベントが6日、東京・六本木ヒルズで行われ、榎木淳弥、中村獅童、小野賢章、宮野真守、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が登場した。全世界待望のトム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ最新作で最終章となる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。全米では公開週末3日間で興行収入2億6,013万ドル(約297億円)という驚異的な記録でNo.1となり、全米のオープニング興行成績として歴代2位に。さらには全世界オープニング累計興行収入は早くも6億93万ドル(約685億円)を突破し、全世界オープニング興行成績でも歴代3位という映画史に残る大ヒットスタートを記録している。日本での公開を前日に控えたこの日は、東京23区内に大雪警報が発表された中、"前夜祭"と称したレッドカーペットイベントが実施。日本語吹替版で主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン役の榎木淳弥は冒頭から「寒いですね。とにかく寒いんですけど皆さんが温まるトークをしたいです」と寒さを吹き飛ばそうと意気込み、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)に登場して今回はユニバースを超えてスパイダーマンと再び戦うことになる敵・エレクトロの声優を7年ぶりに務めた中村獅童も「もう本当に寒いです。しかしながら映画は熱くて楽しい作品になっていると思いますよ」とアピールした。続いて小野賢章と宮野真守があいさつをした後に、スペシャルゲストの新庄剛志監督がスパイダーマンのスーツとサングラスを掛けて登場し、「僕は小さい頃から仮面ライダーとキングコング、スパイダーマンに憧れていました。今日この衣装を着れて本当に幸せです。夢が叶えられました。このサングラスも1カ月前から作って、3回やり直しましたから。採寸も2回して完璧に1cmも間違わすセッティングしてもらいました」と上機嫌。すると横にいた中村が「新庄監督がこれだったら俺も着てくれば良かった。誰かが家に誕生日パーティーに来た時に誰かが持って帰っちゃった。本当に羨ましいわ。負けた」と羨望の眼差しを向けていた。すでに本作を鑑賞したという榎木は「これはもう正直最高傑作なんじゃないかと。もうこれ以上のものは出来ないんじゃないかというぐらい素晴らしい出来でした」と絶賛すれば、新庄監督も「プロ野球でいうオールスターが集まったぐらい素晴らしい映画です。スパイダーマンが蜘蛛の糸を出した時に僕がメジャーの時に住んでいた家が写りました。興奮しましたよ」とまさかの出来事も。また、大好きだという『スパイダーマン』の魅力について新庄監督は「ちょっとだらしなさそうな感じなんだけどヒーローになるというところが僕は小さい頃から大好きでしたね」と話すと、中村が「もう終わりにしませんか? 監督の格好が一番寒いらしい。野球に支障が出る」と心配する場面も。中村のコメントに思わず苦笑いを浮かべた新庄監督も「もうすぐ新人の練習を見に行かなければいけないんですよ。風邪引いちゃう(笑)」と本音を漏らしてイベントを終えた。映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、1月7日より全国公開。
2022年01月07日今回、ご紹介するのは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。2017年からスタートした、『ホーム』シリーズ3部作の集大成を描く最終章です。スパイダーマン/ピーター・パーカーの日本語吹替版声優を担当した榎木淳弥さんにお話をうかがいました。【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 98「スパイダーマン映画の魅力を詰め込んだ作品です」全世界で社会現象を巻き起こした、トム・ホランド主演の映画『スパイダーマン』シリーズ。2017年『スパイダーマン:ホームカミング』、2019年『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続く、待望の最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』がついに日本上陸を果たします。12月17日(金)に全米で公開された本作は、コロナ禍における最大オープニング記録はもちろんのこと、全米における全スパイダーマン映画のオープニング興行成績の歴代1位という映画史に残る大記録を残しました。物語は、スパイダーマン/ピーター・パーカーが、世界中に正体を知られるシーンで幕を開けます。平穏な生活が一変し、大切な人たちを危険にさらす現状に心を痛めた彼は、ドクター・ストレンジの力を借りに行きます。ところが、ドクターの呪文によってマルチバースが出現!グリーン・ゴブリン、ドック・オク、サンドマン、エレクトロ、リザードといった、『スパイダーマン』シリーズの過去作に登場したヴィランたちが大集結し、全ユニバースを賭けた戦いが繰り広げられることに。ドック・オク役のアルフレッド・モリーナ、グリーン・ゴブリン役のウィレム・デフォー、エレクトロ役のジェイミー・フォックスなど、ヴィランたちを当時の俳優たちが再演。壮大な世界観を盛り上げています。スパイダーマン/ピーター・パーカーの日本語吹替版声優を担当するのは、榎木淳弥さん。『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁役、『機動戦士ガンダムNT』のヨナ・バシュタ役、『鬼滅の刃』の煉獄千寿郎役など、国民的人気を誇る作品で大活躍する実力派が、スーパーヒーローとしての宿命と向き合うピーターの決断を情感たっぷりに演じています。ーーかつてスパイダーマンの日本語吹替は、トビー・マグワイア版を猪野学さん、アンドリュー・ガーフィールド版を前野智昭さんが担当されていました。榎木さんがスパイダーマンを演じると決まった後、おふたりから何か声を掛けられたことは?榎木さん猪野学さんとはお会いしたことがないのですが、前野さんとはお仕事でよくご一緒させていただいています。その際、“榎木くんはいま、コレ(榎木さんが両手を前に出して、スパイダーマンが蜘蛛の糸を出すポーズをする)をやっているもんね”といじられたことがありました。ーーおふたりがスパイダーマンのポーズで通じ合うところが素敵です。愛あるいじりですね。榎木さんかわいがっていただいています。ーー本作には、いくつもの大きなサプライズがあります。榎木さんいろいろなウワサは耳に入っていましたので、実際に本編を観たとき、“こういうふうになるんだ”と、答え合わせをするような楽しみがありました。本作に対して、皆さんの期待が高まっていると知り、嬉しく思っています。ーー本作は、歴代ヴィランたちの豪華共演が話題となっています。純粋な少年役がハマる、好感度抜群な榎木さんですが、ヴィランな心をのぞかせてしまう瞬間は?榎木さん雨の日にビニール傘を持ってスタジオに入り、仕事を終えて帰ろうとすると、傘がなくなっていることがよくあるんです。そのとき、一瞬だけ、傘立てに残っているビニール傘を持って帰りたい気持ちになるのですが、“誰かが不幸になるかもしれない”と思うと持って帰れなくて。そういうときは、新しい傘を買って帰るようにしています。ーー“スパイダーマンの日本語吹替を担当されているんですよね”と、いろいろな方から声を掛けられるとか。最近、お仕事で尾上松也さんと対面されたそうですが、印象に残っているエピソードを教えてください。榎木さん尾上松也さんはスパイダーマンだけでなく、アクション・アドベンチャーゲーム『アンチャーテッド』もお好きだそうで。トム・ホランド主演の実写映画版『アンチャーテッド』では、僕が日本語吹替を担当させていただくことになっているため、尾上松也さんから“楽しみにしています”と言っていただきました。ーー嬉しいですね。いまや、榎木さんはトム・ホランド担当といっても過言ではありませんし。榎木さんたくさんの作品でトムを演じることができ、光栄です。ーー最近、トムとお話する機会はありましたか?榎木さん先日、リモートでインタビューさせていただきました(※)。久しぶりにとても緊張しました。彼から“日本語吹替を演じてみて”とリクエストされたので、“スパイダーマンだ!”というようなセリフを言うと、すごく喜んでいただきました。※インタビュー映像は、1/7(金)に榎木さんのTwitterとソニー・ピクチャーズ映画公式SNSで公開予定。ーースパイダーマンを演じたことで、榎木さんの人生にどのような影響がありましたか?榎木さん『機動戦士ガンダムNT』のプロデューサーの方は、常にガンダムの主役を演じることのできる声優を探していて。ある日、僕が演じたスパイダーマンの声を聞いて、“ガンダムの主役をやれる声だ”と思ったそうなんです。ーーそれはすごい。運命を感じます。榎木さんスパイダーマンをきっかけとしてお仕事をいただく機会が増え、ありがたいと思っています。ーー榎木さんが考える、トム・ホランド版スパイダーマンの魅力とは?榎木さん高校生の子どもならではの優しさと脆さです。敵を過度に傷つけないところも好きです。ーー最後に、本作の見どころをお願いします。榎木さんスパイダーマン映画の魅力を詰め込んだ作品です。なるべく、事前に情報を頭に入れず、まっさらな状態で劇場に行ったほうが楽しめると思います。そして、すべてのエンドロールが終わるまで、決して席を立たないでください。インタビューのこぼれ話榎木さんに、“スパイダーマンの能力で欲しいものは?”と聞くと、想定外の答えが!「危機回避能力です。先日、引っ越しをしたのですが、ガスの契約を忘れていて。水で頭を洗いました。とても寒くてきつかったです」。Information『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』2022年1月7日より、日本公開出演:トム・ホランド、ベネディクト・カンバーバッチ、ゼンデイヤほか日本語吹替版:榎木淳弥(スパイダーマン/ピーター・パーカー役)ほか©2021 CTMG. © & 2021 MARVEL. All Rights Reserved.撮影・山本嵩文・田嶋真理 スタイリスト・久芳俊夫ヘアメイク・fringe撮影・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・久芳俊夫 ヘアメイク・fringe
2022年01月06日トム・ホランドが主演を務める映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が明日から公開になる。スパイダーマンはこれまで様々なかたちで映像化されてきたが、本シリーズの最大の特徴は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にスパイダーマンが参入したことだろう。製作を務めたケヴィン・ファイギとエイミー・パスカルは長い時間をかけて、これまでにないスパイダーマン映画を作り上げてきた。サム・ライミ監督が三部作を発表し、その後にマーク・ウェブ監督が2作品を公開した後、スパイダーマンはアイアンマンやキャプテン・アメリカらが活躍するMCUに参入することになった。2015年にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとマーベル・スタジオがパートナーシップを結ぶことが発表になると大きな話題になったが、マーベル・スタジオを束ねるケヴィン・ファイギはその際に“ふたつのアイデア”を提案したと振り返る。「ひとつはスパイダーマンの年齢をもっと若くして、高校生活に入ったばかりで、パワーを持っていることに対処しながら高校生活を楽しんでいる物語を描くこと。もうひとつは、より広いマーベル・ユニバースを舞台にすることで、そこに他のヒーローがいることでした」新生スパイダーマンは、ヒーロー集団アベンジャーズに分裂の危機が訪れた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に登場し、2017年に『スパイダーマン: ホームカミング』で主演デビュー。製作陣は新鋭のジョン・ワッツ監督を抜擢し、これまでにないスパイダーマン映画を目指した。「ジョンが参加した時、彼はジョン・ヒューズの映画のようにやりたいと言ったの」とエイミー・パスカルは説明する。ジョン・ヒューズは『ブレックファスト・クラブ』や『フェリスはある朝突然に』など数々の青春コメディを手がけた監督だ。「それが最初から一貫したアイデアだった。ジョンは地に足のついた感性をもたらしてくれる。私たちがセットを検討していると、彼はいつも“だめだよ、もっと落として”って言うの。それは大きすぎる。贅沢すぎる。それはピーターの世界ではない。もし君がピーター・パーカーだとしたら、そんな風ではないだろう、と。彼は常に世界が地に足の着いたものであることを確認しているの。映画の舞台をMCUの周辺に設定するというのは、すべてジョンの感性によるものよ」これまでも主人公ピーター・パーカーは良き隣人だったが、本シリーズになってさらに身近な存在になった。彼はスパイダーマンとして活動しているのに、クラスに好きな子がいると集中できなくなるし、親友に正体が早々にバレるし、ついにはスパイダーマンであることを放棄して旅行に出掛けてしまったりもする。しかし、2本の映画が公開され、その結末ではピーター・パーカーがスパイダーマンであることが全世界に知れ渡ってしまう。シリーズ最大のピンチだ。「脚本家のエリック・ソマーズ、クリス・マッケナ、監督のジョン・ワッツ、そしてエイミー・パスカルと一緒に座って、ブレインストーミングを始めた。次に何が起こるのか? 『ファー・フロム・ホーム』で彼の正体が明らかになったという事実から逃げたくないと思っていたし、それが常に出発点だった。ピーターはMCUの中でこの問題をなかったことにするために何ができるのか? そこで僕らは、彼がドクター・ストレンジのことを知っていると気がついた。ドクター・ストレンジに頼めば、魔法のようにすべてを解決してくれたり、時間を戻してくれたり、呪文を唱えて人生が元通りになるようなことをしてくれるかもしれない。ドクター・ストレンジは確かに忘却の魔術を持っているが、ピーターは全員には忘れて欲しくはないのだと言う。メイおばさんにも、ハッピーにも、MJにも、ネッドにも知っていてもらいたい。我々のユニバースでは、ピーターはひとりではない。彼には心強い仲間がいて、それを失いたくはないんだ」(ファイギ)ピーターが迷う中、あるトラブルが発生し、多次元(マルチバース)の扉が開かれ、みんながピーターことを忘れるどころか、逆に様々な世界からスパイダーマンを知る悪役たちが出現してしまう。「みんながスパイダーマンの正体を知ってしまった時に見せる反応は、アイアンマンの時とは正反対なのよ」とパスカルは言う。「正体がわかったら、みんながもっと自分のことを愛してくれるだろうと思い描いていた夢は、ピーターにとっては正反対になってしまう。ピーターの場合、すべてがうまくいかなくなる。つまり、彼はいつもそうであるように、世界で最も悪い運を持っているのよ。そして、彼の立場は逆転してしまう。この映画は、最悪の悪夢が起こってしまったことに対して、必死に持ち堪えようとする彼の姿を描いているの」この状況にピーターがどう立ち向かうのかは観てのお楽しみだが、本作はアクションやサプライズをたっぷりと描きながら、同時に誰もが経験する人生の岐路や、観客の胸をうつ感動のドラマも描かれる。ファイギは「ピーターが本当に望んでいるのは、高校生最後の年になって普通の子のような経験をすること。それがヒーローであることと普通の子であることの葛藤になるんだ」と言い、パスカルは「この映画で見られるのは、スパイダーマンのすべてに対するセレブレーションとなるもので、ある意味で私にとって信じられないほど感動的なものになると思う。観客のみなさんもきっと同じように感じてくれると思うわ」と語る。劇中では様々なことが起こるが、今回の騒動は、ファイギ曰く「ピーターはひとりではない。彼には心強い仲間がいて、それを失いたくはない」ことから発生する。これまでのスパイダーマンの映画やアニメーションでは多くの場合、スパイダーマンは単独で行動していた。誰もその正体を知らなかった。しかし、本作では彼には仲間がいる。その正体を全世界が知っている。だからこそピーターは、正体を知られたことで起こった騒動と、仲間を失いたくない気持ちの間で引き裂かれてしまう。シリーズ最大の、最難の問題にピーター・パーカーはどんな決断を下すのか? 衝撃的で、感動必至のドラマが明日、ついに解禁になる。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』1月7日(金)公開
2022年01月06日“親愛なる隣人”スパイダーマンが、スタン・リーとスティーヴ・ディッコによって1962年にコミックで生み出されてから60年。また、2000年に初めてハリウッドで実写映画化されてからも、20年以上にわたって愛されてきた。そのスパイダーマン映画の最新作であり、2017年『スパイダーマン:ホームカミング』、2019年『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』と、トム・ホランド主演でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の一部として描かれてきた3部作の最終章『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』がついに公開を迎える。トムは全米公開日に「人生が大きく変わった」「この映画は愛情が詰まっていて3世代の映画を祝ったもの」とSNSを更新、「P.S.ティッシュを忘れずに!」と綴っていたが、本作で大きな鍵となるのは“マルチバース”。ということで、いまのうちに整理しておきたい事実と、『ノー・ウェイ・ホーム』の予習におすすめの作品をまとめてみた。以下、『ノー・ウェイ・ホーム』以前の作品のネタバレを含む表現があります。ご注意ください『ノー・ウェイ・ホーム』は前作のラストから始まる物語…前作『ファー・フロム・ホーム』では、ホームのニューヨークから遠く離れたヨーロッパを舞台にミステリオ/クエンティン・ベックとの激闘が描かれた。だが、エンドクレジットに登場したベックの遺した映像によって、本作では“ヒーロー・ミステリオ”の殺害容疑がかけられ、「スパイダーマンの正体はピーター・パーカー、17歳の高校生」であることが全世界に知れ渡ってしまう。『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』当初は「別の地球で戦っていた」と語っていたミステリオ。ピーターたちの世界は「アース616」と呼ばれ、彼自身は「アース833」から来たと語ると、「マルチバース!やっぱり存在するんだ」と瞳を輝かせていたピーターの姿が印象深い。だが、ミステリオの正体はトニー・スタークに解雇されたことに恨みを持つ、“ペテン師”のホログラム技術者だ。すべてが作り話だったわけだが、いくつものパラレルワールドが存在する“マルチバース”(多元宇宙、多元世界)は、今回の『ノー・ウェイ・ホーム』で重要な要素となり、続くMCU作品『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でもタイトルになっている。『ファー・フロム・ホーム』のあるシーンで、ミステリオが投影ドローンによってつくり出した何人ものスパイダーマンの幻影は何かを示唆していたのかもしれない。そもそもマルチバースって、何?ドクター・ストレンジが初登場した『ドクター・ストレンジ』には、ストレンジの師であるエンシェント・ワンがマルチバースについて語るシーンがある。宇宙は無数に存在しており、いまストレンジたちがいる宇宙はその中のたった1つ(ユニバース)にすぎないという。宇宙が多数(マルチ)存在するから、マルチバース=多元宇宙と呼ばれる。スパイダーマン最大の危機にドクター・ストレンジが手を差し伸べる「ピーター・パーカーがスパイダーマンであること」が、全世界に知れ渡ってしまう『ノー・ウェイ・ホーム』。これは歴代のスパイダーマン映画からみても初めてのこと。ピーターは自分だけでなく、秘密を共有していたMJやネッド、メイおばさんたちにも危険が及ぶことを案じ、世界中の人々からピーターがスパイダーマンであるという記憶をなくそうと、共にサノスを倒すために闘ったドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に助けを求める。『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』ストレンジはピーターの師であるトニー・スターク/アイアンマンの死に責任を感じていたのか、その頼みを受け入れるが、ピーターの“注文”の多さもあってミスをしてしまい、別のユニバースから次々とヴィランを引き寄せてしまうことにーー。『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』ファンを沸かせた歴代ヴィランが登場!『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』予告公開時から話題を呼んでいたのが、マルチバースの扉が開かれたことで、グリーン・ゴブリン、ドック・オク、サンドマン、リザード、エレクトロといったサム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズ3作品、マーク・ウェブ監督の『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ2作品に登場したヴィランたちが姿を現したことだ。彼ら全員とトム・ホランド演じるスパイダーマンは対決することになるのか?何より、彼らを元のユニバースに帰すことができるのかは大きな見どころとなる。『ノー・ウェイ・ホーム』をより楽しむために押さえておきたい作品高校生のヒーロー・スパイダーマンことピーター・パーカーが、かつてない困難に直面することになる本作、そしてドクター・ストレンジの最新作をより楽しむためにも、押さえておきたい作品と要チェック度を考えてみた。『スパイダーマン』(2000)★★★内気で穏やかな性格のピーター・パーカー(トビー・マグワイア)が、ある日、クモに噛まれたことでスパイダーマンの能力を手に入れる。親友ハリーの父、ノーマン・オズボーン(ウィレム・デフォー)がグリーン・ゴブリンとなって立ちはだかった。『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』より『スパイダーマン2』(2004)★★★スパイダーマンとして忙しい日々を送るピーターは、優秀な科学者であるDr.オクタビウスと知り会う。だが、彼は実験中の事故により凶暴なドック・オク(アルフレッド・モリーナ)に変身してしまう…。『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』より『スパイダーマン3』(2007)★★★最愛のMJとようやく結ばれるも、謎の黒い生命体に取り憑かれるピーター。ヴィランとしてサンドマンのほか、ヴェノムが登場した。『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』より『アメイジング・スパイダーマン』(2012)★★★父の失踪の謎を追うピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、父の研究パートナーだったコナーズ博士(リス・エバンス)と出会うが、やがて彼はリザードに変身。ピーターはグウェン・ステイシーと恋に落ちる。『アメイジング・スパイダーマン2』(2017)★★★オズコープ社で鬱屈した日々を送る電気技師マックス・ディロン(ジェイミー・フォックス)が、事故によってエレクトロに。大ファンだったスパイダーマンに対し、憎悪を深めていく。『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』より【ポイント】アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』も重要作黒人の少年マイルス・モラレス/スパイダーマンのもとに、マルチバースから様々なスパイダーマンが集結した2019年のアニメーション映画。ちょっと冴えないスパイダーマン/ピーター・B・パーカーや、グウェン・ステイシーが扮するスパイダー・グウェン、日本の学生服を着たペニー・パーカー、カートゥーン的なスパイダー・ハム、全身黒づくめのスパイダーマン・ノワールがそれぞれの世界からやってきた。スパイダーマン映画として初めてアカデミー賞を受賞した作品だ。『SPIDER-MAN:ACROSS THE SPIDER-VERSE(PART ONE)』2022年には、その続編となる2部作のうち『SPIDER-MAN:ACROSS THE SPIDER-VERSE(PART ONE)』<スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース (パート1)>が公開される予定。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)★トム・ホランドのピーター・パーカー/スパイダーマン初登場作。トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)にスカウトされ、アベンジャーズ内紛時にアイアンマン側として活躍。その初々しさや根性は、ほかのヒーローたちから一目置かれた。『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)★★アベンジャーズ加入を夢見て、“親愛なる隣人”スパイダーマンとしての日々に奮闘するピーター。ヴァルチャー(マイケル・キートン)と激闘を繰り広げた。MV界出身のジョン・ワッツが監督に抜擢された。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)★★★ピーターとトニーは、タイムストーンを狙うサノスの部下たちに捕らわれたストレンジ、さらにピーター・クイルらガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と共闘することに。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)★★★サノスの“指パッチン”の後、世界を元に戻すためにアベンジャーズがタイムトラベル。さらに団結し史上最大の戦いに挑むが、アイアンマンを失ってしまうーー。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2020)★★★“指パッチン”の後、帰ってきたピーターは夏休みの欧州旅行に現れたミステリオに騙されることに。トニー/アイアンマンとの絆に胸が熱くなる場面も。ジョン・ワッツが監督を続投。【ポイント】ドクター・ストレンジとの再タッグが意味することは?マルチバースの扉が開く『ノー・ウェイ・ホーム』は5月公開『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に直結する物語でもあり、『ドクター・ストレンジ』エピソード1.5のような役割も担っている。“マルチバース”は、MCUの新章フェーズ4全体のテーマでもあるのだ。『ドクター・ストレンジ』(2016)★★★両手に再起不能の大ケガを負った天才外科医が、人智を超えた“魔術”の力へとたどり着く。兄弟子モルド(キウェテル・イジョフォー)と修行に励む中、闇の魔術を操るカエシリウス(マッツ・ミケルセン)と対峙する。ドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」(2021)★★MCUフェーズ4の始まりとなるディズニープラスオリジナルドラマシリーズ。『インフィニティ・ウォー』での心の傷はワンダ(エリザベス・オルセン)の力をより強大にすることに…。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』にはワンダことスカーレット・ウィッチが登場する。ドラマシリーズ「ロキ」(2021)★★★2012年の『アベンジャーズ』から枝分かれした、“もう1つの”ロキの物語。ロキ(トム・ヒドルストン)は“時間を監視する”組織TVAに捕まるが、やがてそこに隠された陰謀に気づく。シルヴィをはじめ、様々なロキが登場。最終話は必見。アニメシリーズ「ホワット・イフ…?」(2021)★★★「もしもあの時、ヒーローたちに別の運命が待っていたとしたら…?」というテーマで描かれるマルチバース。特に第4話は「もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら」を描いた。別のユニバースのドクター・ストレンジが登場する。【ポイント】スパイダーマンとヴェノム、モービウスとの関わりは!?トム版スパイダーマンと同じ製作陣による『ヴェノム』シリーズや、2022年公開『モービウス』との関わりも気になるところ。現に『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のエンドクレジットには『ファー・フロム・ホーム』のラストシーンが登場し、『モービウス』の予告編にはヴァルチャーらしき人物や「ヴェノム」の名前が登場しており、引き続き注目が必要だろう。今回の『ノー・ウェイ・ホーム』で、トムが演じるピーター・パーカー/スパイダーマンの3部作はひと区切り。『ホームカミング』でアイアンマンに認めてもらいたかった少年は“親愛なる隣人”ヒーローになることを選び、アイアンマン亡き後の『ファー・フロム・ホーム』ではヒーローとしての自覚を胸に強敵に立ち向かった。そして『ノー・ウェイ・ホーム』では世界中の人に正体がバレてしまい、最も大切な人たちにも危険が及ぶ。トム版『スパイダーマン』では、コミック、そして過去のシリーズを通じて言われ続けてきた「大いなる力には大いなる責任が伴う」を、1作ごとに学び、体得していく過程を描いてきたといえるかもしれない。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は1月7日(金)より全国にて公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:スパイダーマン3 2007年5月1日より日劇1、みゆき座ほか全国にて公開SPIDER-MAN CHARACTER TM ©2006 MARVEL CHARACTERS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.アメイジング・スパイダーマン2 2014年4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2013 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開© Marvel Studios 2016. © 2016 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年夏、全国にて公開予定スパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 2022年5月、全国にて公開©Marvel Studios 2021
2022年01月05日全世界で驚異的なヒットを記録している映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が7日(金)から公開になる。可能な限り内容を知らずに映画館に駆けつけたい人も多いため、本稿でも多くは明かせないが、すでに公開になっている予告編では過去のスパイダーマン映画に登場した悪役たちが出現しており、前2作とは異なる展開になりそうだ。なお、トム・ホランド主演のスパイダーマン映画をすべて監督してきたジョン・ワッツは、本作は“セカンドチャンス”を描く作品だという。どこにでもいる平凡な高校生ピーター・パーカーはある日、驚異的な能力を持つようになり、その正体を誰にも知られることなくご近所のトラブルや事件を解決するようになった。しかし、覆面をしたピーター=スパイダーマンの存在は世界中に認知されるようになり、アベンジャーズの仲間と共に世界の危機にも立ち向かうように。やがて、ある事件が起こり、世界中にスパイダーマンの正体がピーター・パーカーだとバラされてしまう。これが前作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までの物語だ。この後、ピーターはどうなるのか? 新作はどこへ転がっていくのか? ワッツ監督はこれまで通りの方法で脚本家チームとアイデアを練ったと振り返る。「輪になって座り、ストーリーを話し合い、一緒になってそれを考え出しながらニュアンスを探す感じだ。コンピューターの前に座って、ページを印刷して、さあこうしよう、というのではなくね。その場にいる全員にとってすごく大切なことなので、彼らと一緒に見つけ出したいと思っていたんだ。その結果すごくクールな、いや、夢のようなという言葉を繰り返してしまうけど、共同作業のプロセスになった」そこでチームが思い付いたのが、時間や空間を自在に操ることのできるドクター・ストレンジを登場させることだった。劇中で彼が何を行うのかは不明だが、予告編を見る限りでは彼が何らかの魔術を使った結果、多次元世界(マルチバース)の扉が開いてしまい、過去のスパイダーマンの映画に登場した悪役たちが出現してしまう。「アルフレッド・モリーナを再び見ることができたら、ウィレム・デフォーをマスクなしで見ることができたら、ジェイミーが出てくれたら、どんなに素晴らしいだろう、とね」サム・ライミが監督したスパイダーマン映画で、アルフレッド・モリーナとウィレム・デフォーはドクター・オクトパスとグリーンゴブリンに扮した。マーク・ウェブ監督が手がけたスパイダーマン映画ではジェイミー・フォックスが悪役エレクトロを演じた。本作では彼らが次元を超越して登場することになる。「これまで多くの素晴らしい俳優が出演しており、彼らを一堂に集め、それぞれのストーリーを別の形で終わらせる方法を見つけることができたと思う。彼らはある意味、事故やテクノロジーのミスの犠牲者のようなものだ。自信過剰からくるものだったり、純粋に偶然によるものだったり。ジェイミー・フォックスが電気ウナギの水槽に落ちたのも単なる事故だったが、そういうことをきっかけとして、セカンドチャンスというストーリーを伝えることができたんだ」人は失敗してしまうものだ。それでも人はセカンドチャンスを得てやり直すことができる。これはスパイダーマンにも言えることだろう。本作の主人公ピーター・パーカーは神でも偉人でもない平凡な高校生で、スパイダーマンとして活動している時に何度も失敗してきたし、何度も誤った選択をしてきた。しかし、私もあなたもピーター・パーカーもやり直すことができる。セカンドチャンスがある。かつてワッツ監督はこう語っていた。「僕が若い人に言いたいのは、“失敗したっていいんだよ”ってことかな。失敗は大人になるための大事なステップだしね。スパイダーマンだって、桁ハズレに大きなミスをするんだから(笑)、少々のことには落ち込まずに頑張れよって言いたいよ」ワッツ監督も本シリーズを手がけた当初は大規模な予算の映画を手がけた経験がなく、撮影前に動画コンテを何度も作り直して事前に失敗を重ねながら準備を積んだという。映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、失敗を繰り返してきたスパイダーマンと、失敗や不幸な偶然から悪の道に走ってしまった悪役たちの”セカンドチャンス”が描かれることになりそうだ。時には“二度と回復できない”失敗だってあるだろう。時間は戻せない。運命は変えられない。それでもこの世界の住人たちは再度、挑戦する。やり直すことを諦めない。本作はおそらく観客の予想外の出来事が次々に起こる作品になりそうだが、その根底にはスパイダーマン映画がこれまで描き続けてきた“失敗しながら前に進む人々の物語”がしっかりと置かれているようだ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』1月7日(金)公開
2022年01月05日驚異的な記録で全米No.1大ヒットしている『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』より、2人のプロデューサーがスパイダーマンの魅力について語るコメントが解禁された。最新作が公開されるたびに全世界に大きな熱狂を巻き起こすマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。いまなお多くのヒーローたちが生み出されている中で、60年前の1962年にスタン・リーとスティーヴ・ディッコの2人により生み出され、全世界で愛されているのが、高校生のヒーロー・スパイダーマンだ。それまでのヒーローと言えばキャプテン・アメリカのように自ら志願して超人的な能力を得て国のために正義を信じて戦う戦士だったり、アイアンマンのように億万長者の起業家でありながらその天才的な頭脳を駆使して戦うセレブヒーローだったりと、いわゆる“大人”なヒーロー像だった。しかし、新たに生み出されたスパイダーマンは、高校生でありながら偶然クモに噛まれたことにより超人的な能力を手に入れる。しかも、その能力は多くの人々のためではなく、あくまで高校生活を送りながら自分が助けられる範囲で周囲の人々を守るために使われており、その姿は“親愛なる隣人”として親しまれた。スパイダーマンとして活躍しながらも、高校生のピーター・パーカーは学校生活や恋愛、進路など多くのティーンらしい悩みも抱えており、その姿は多くの人の共感を呼んだ。これまでスパイダーマンシリーズを手掛けてきた本作のプロデューサーであるエイミー・パスカルはそんな愛されるスパイダーマンの魅力を「スパイダーマンは、お金はないけど頭が良くて、恋をしていて、私たちみんなと同じだと思う。自分の正体がバレると、ヒーローとしての活動ができなくなるという問題も抱えている。それでも、スパイダーマンであるということは非常に素晴らしいことなので、自分が誰であるかを人々に知ってもらいたいという願望も抱えている。でも、誰かが真実を知る度に、何かひどいことが起こる。それはティーンの成長過程を描いたクラシックな物語だと思う。この世界で善良な市民であり、親切であり、大人であるために行われなければならない犠牲についてのストーリー。そんなとても人間的な話だから、人々はスパイダーマンと共感できると思う」と語る。また、マーベルの社長としてこれまで多くのマーベル作品を手掛け、本作でもエイミーと共にプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギも「スパイダーマンは完璧ではないけど、欠陥があり、共感できるマーベルヒーローの完璧な原型なんだ。スパイダーマンの場合、ピーターの人生はクモに噛まれることによってひっくり返され、困難だけど正しいことをする方を選択する。それが60年後、120年後の世界に、400年後にも響く教訓になることを願っているよ」と明かすように、まさに誕生から60年がたったいまでも、世界中から愛される理由を明かす。そんなスパイダーマンの活躍を描いた最新作では、ついにスパイダーマンの正体が明らかに。平穏な高校生活が一変し、大事な人たちを危険に巻き込んでしまったことで、ピーターは自分がスパイダーマンであるという記憶を世界中からなくそうとする。しかし、その結果、世界中が大変なことに…。その高校生らしい選択や行動も時代に合わせてアップデートされており、現代に生きるティーンたちからも共感を呼ぶピーターの活躍に注目してほしい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月02日2022年、スパイダーマン誕生から60周年となる「スパイダーマンイヤー」が幕開け。新年のスタートと共に、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』主演のトム・ホランドが60秒でシリーズを振り返るチャレンジ動画が到着した。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場したトム・ホランドのスパイダーマン/ピーター・パーカー。単独シリーズとしても『スパイダーマン:ホームカミング』、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続いて3作目となる本作の公開を前に、これまでスパイダーマンを見ていない人のためにトムと恋人・MJを演じたゼンデイヤ、親友・ネッドを演じたジェイコブ・バタロンがシリーズ前2作を60秒でおさらいする早口解説に挑戦!ゼンデイヤからこのチャレンジに対して「誰がやる?」と聞かれたトムは、「僕がやる!」と真っ先に自ら挙手!アントマンが巨大化したりキャプテン・アメリカの盾を奪ったりと初登場ながら大きな活躍を残した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後から描かれるスパイダーマン/ピーター・パーカーのこれまでの戦いを一気に振り返っていく。果たして、スパイダーマンの活躍は60秒で最後まで説明できるのか…!?さらに、本作では息の合った様子を見せる3人だが、チャレンジを終えたトムに対して、2人からは大事な要素が欠けているというツッコミも!?これまでスパイダーマンを見たことがない人もこれまでの活躍を一気に振り返ることができる、トムの早口解説を見て全世界で話題を席巻している本作の公開に備えてほしい。世界中に正体が明かされてしまったピーター・パーカー。ピーターがスパイダーマンだという記憶を人々から消すために、危険な呪文を唱えたドクター・ストレンジ。その結果、マルチバースの扉が開かれ、過去シリーズのヴィランたちがスパイダーマンに襲い掛かる!最大の危機に晒されたピーターの「僕の責任だ。全員は救えない」という台詞の果てに、彼が下す選択とは――?本作の全世界累計興行収入は、12月26日(日)までで早くも10億ドルを突破。2021年における全世界興行収入No.1映画、さらには、コロナ禍において全世界累計興行収入が10億ドルを突破した初の映画となっている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月01日トム・ホランド主演、ホームシリーズ完結作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、公開初日となる1月7日(金)の0時より最速上映されることが決定した。全米では、現地時間12月17日に公開がスタートし、週末3日間で興行収入2億6013万ドル(約297億円)という驚異的な記録でNo.1となり、12月26日までで全世界累計興行収入は10億5443万1855ドル(約1202億円)と、早くも10億ドルを突破し大きな賑わいを見せている本作(※12/27付Box Office MojoおよびDeadlineおよびVariety調べ、1ドル=114円換算、12/27現在)。いよいよ日本公開を間近に控えた今回、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国53館の映画館にて、公開日当日の0時より、最速上映が行われる。なお、当日の上映スケジュール、上映バージョン、座席指定券販売に関しては、実施劇場の公式サイトでチェックして欲しい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月28日トム・ホランド主演のシリーズ最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、まもなく日本公開。最新作が公開されるたびに全世界に大きな熱狂を巻き起こすマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を作り上げた1人が、アメコミ界の巨匠スタン・リーだ。本日12月28日、2018年に亡くなったスタン・リーの誕生日を偲び、本作の製作を務めたプロデューサー、エイミー・パスカル&ケヴィン・ファイギが彼の“カメオ出演”について語るインタビュー映像が到着した。スパイダーマンに限らず多くのヒーローを生み出し、これまで多くのマーベル作品にカメオ出演してきたスタン・リー。最新作が公開されるたびに全世界に大きな熱狂を巻き起こすマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を作り上げた1人であり、アメコミ界の巨匠として知られる。『スパイダーマン:ホームカミング』よりインタビュー映像では、「もしスタン・リーにこの作品のカメオ出演をお願いするなら、どのシーンですか?」と問われ、これまで全ての「スパイダーマン」シリーズに携わってきたエイミー・パスカルは「まだお見せしていないラストシーンに出てほしかった」と即答。『アメイジング・スパイダーマン2』より一方で、マーベルの社長でもあるケヴィン・ファイギはこの質問は想定していなかったと言い、「スタンが亡くなったことは今も信じられない。どの場面でもいいからカメオ出演してほしかった」と話す。そして「ある意味スタンは、全シーンに存在している」と語り、エイミーも大きくうなずく。『アメイジング・スパイダーマン』メイキングよりスタン・リーと共にスパイダーマンを生み出し、同じく2018年に亡くなったスティーヴ・ディッコのスピリットもこの作品の全てのコマに入っている、と2人はリスペクトを表明。長年マーベル作品に関わってきた2人のプロデューサーだからこその愛溢れる回答となった。60年前にスタン・リーとスティーヴ・ディッコの2人により生み出され、いまなお全世界で愛されるスパイダーマンが本作でどのようなシリーズ最終章を迎えるのか。エイミーが語るラストのシーンも、スタン・リーの存在を感じながら注目してほしい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.アメイジング・スパイダーマン2 2014年4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2013 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開© Marvel Studios 2016. © 2016 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月28日『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、早くも世界興行収入10億ドルを突破した。わずか12日間での大台突破だ。これは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の5日、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の11日に次ぎ、歴代3番目の記録。10億ドル突破の映画が登場するのは、パンデミック開始以来、初めてのことでもある。今作はまた、2021年のナンバーワン映画。ソニー・ピクチャーの歴史でも『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の11億ドルに次ぐ2位だが、日本、中国の公開がこれからであることを考えても、近々『ファー・フロム・ホーム』を抜くのはほぼ確実。どこまで伸びるかに注目が集まる。文=猿渡由紀『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』日本公開日:2022年1月7日(金)
2021年12月27日