ウィレム・デフォーが孤高の画家フィンセント・ファン・ゴッホを演じ、ヴェネチア国際映画祭男優賞に輝き、アカデミー賞に初ノミネートされた『永遠の門ゴッホの見た未来』。この度、マッツ・ミケルセンやオスカー・アイザックら豪華キャストも登場する本予告が解禁となった。『潜水服は蝶の夢を見る』(07)で話題を呼んだジュリアン・シュナーベル監督最新作となる本作。監督から「この役は、彼しか考えられなかった」と言わしめた主人公ゴッホを演じたウィレム・デフォーは、本作で第75回ヴェネチア国際映画祭で最優秀男優賞に輝き、さらにアカデミー賞主演男優賞に初ノミネートされて注目を集めた。解禁となった本予告では、いまでこそ作品が高額で取引されているゴッホが「あんたの絵など売れん、捨てろ!」「なんだこれ、変なの」と周囲から認められず孤立している様子から幕を開ける。そんな彼に「一緒に美術革命を起こそう」と言うのは、オスカー・アイザック演じるポール・ゴーギャン。その出会いの後は、晴れ晴れと穏やかな瞳で「僕は思いのまま描く。僕にしか見えないものを人々にも見てもらいたい」と語るゴッホがカンバスと自然にひたすら向き合う姿が切り取られ、あの名作「ひまわり」も登場。「兄さんは偉大な画家だよ」と弟のテオ(ルパート・フレンド)に励まされ、牧師(マッツ・ミケルセン)からは「なぜ画家の仕事を?」と投げかけられつつも、「描かずにいられない。美しい世界を永遠に残すんだ」というゴッホの信念が、どこまでも続く大地、風になびく麦の穂や、沈みゆく太陽とともに鮮やかに描き出され、その圧倒的な映像美が観る者を惹きつける。ゴッホを熱演したウィレム・デフォーは、アカデミー賞、ヴェネチア映画祭以外にも、サテライト賞最優秀主演男優賞(ドラマ部門)に輝き、第76回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)、放送批評家協会賞主演男優賞、フロリダ映画批評家協会賞主演男優賞ほか数々の賞にノミネートされ、世界で高い評価を獲得している。『永遠の門ゴッホの見た未来』は11月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:永遠の門ゴッホの見た未来 2019年11月8日より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開© Walk Home Productions LLC 2018
2019年07月18日ジョージ・クルーニーが「Deadline」に寄稿し、ブルネイ国王とブルネイ投資庁が所有する9つのホテルの利用を止めるよう呼びかけている。ブルネイでは4月3日に新刑法が施行され、同性愛者、同性間の性交渉、姦通(配偶者以外の異性との性行為)にはむち打ち刑、石打ち処刑が適応開始となる。これを受けて、ジョージが立ち上がった。9つのホテルとはアメリカ、イギリス、フランス、イタリアの有名高級ホテルであり、ロサンゼルスの「ホテル・ベルエア」や「ザ・ビバリー・ヒルズ・ホテル」など。ジョージによれば、数年前もブルネイの同性愛コミュニティに対する扱いが非人道的としてアメリカの2つのホテルの利用を控える動きがあったが、次第に客足が戻って“平常運転”になってしまったという。(数年前とは、ブルネイが今回の新刑法を発表し、多くの批判を受けて保留することになった2014年のことだと思われる)。ジョージは「ホテル自体は素晴らしく、スタッフも良い人たちばかり」であり、「私たちがボイコットしようと、法を変えるほどの影響力はほとんどないかもしれない」と言うが、「人権侵害の手助けをしたいとは思わないよね?」「無実の人々を死に至らしめるための資金源を与えたい?」と人々に訴えている。(Hiromi Kaku)
2019年03月29日アレクサンダー・スカルスガルドがハリウッド版『ゴジラ』シリーズ4作目となる『Gozzilla vs. Kong』(原題)の出演交渉に入っているという。「Variety」誌などが報じた。出演が決まれば、アレクサンダーは軍隊のリーダーを演じることになるようだ。ワーナー・ブラザース、レジェンダリー・ピクチャーズ、日本の東宝が提携し、2014年の『Gozzila ゴジラ』から始まった「モンスターバース」シリーズ。昨年には2作目となる『キングコング:髑髏島の巨神』が公開され、ミリー・ボビー・ブラウンが主演する3作目の『Gozzila: King of the Monsters』(原題)は、2019年5月31日の全米公開に向けてすでに撮影を完了。アレクサンダーが出演交渉中で、ゴジラとキングコングの戦いを描く4作目の『Gozzilla vs. Kong』は、2020年5月22日に全米公開を予定している。監督は3作目のマイケル・ドハティからハリウッド版『デス・ノート』のアダム・ウィンガードが引き継ぐとのこと。「ビッグ・リトル・ライズ」で今年ゴールデングローブ賞、昨年エミー賞を獲得し、今年・来年と例年以上に出演作が増えているアレクサンダー。待機作にはキーラ・ナイトレイとの共演作『The Aftermath』(原題)、シャーリーズ・セロンとの共演作『Flarsky』(原題)などがある。(Hiromi Kaku)
2018年10月26日火曜日夜、イギリスを訪問しているオランダのウィレム=アレクサンダー国王とマクシマ王妃をもてなすための晩餐会がバッキンガム宮殿で開かれ、ウィリアム王子&キャサリン妃夫妻が出席。キャサリン妃のエレガントなファッションに注目が集まった。お気に入りブランド「アレキサンダー・マックイーン」のライトブルーのロングドレスに身を包んだキャサリン妃。ヘッドアクセサリーには「ラバーズ・ノット・ティアラ」をセレクトした。「People」誌によれば、このティアラはエリザベス女王の祖母・メアリー王太后のために1914年頃に作られ、エリザベス女王、故・ダイアナ妃へと受け継がれたもの。ダイアナ妃はチャールズ皇太子と離婚した際、ティアラをエリザベス女王に返却したという。キャサリン妃が王室に嫁いでからは、このティアラをたびたび身につけている。パールのイヤリングもダイアナ妃が遺したもの。さらに、ネックレスは1863年にアレクサンドラ王妃に結婚祝いとして贈られたものと、この日キャサリン妃は王室に代々伝わる歴史あるアクセサリーでそろえた。義理の母のダイアナ妃だけでなく、義理の祖母であるエリザベス女王に敬意を払ったアクセサリーも見られた。左肩の下につけた「ファミリー・オーダー」と呼ばれるブローチだ。ブローチにはエリザベス女王の肖像画が描かれており、エリザベス女王が王室の女性メンバーに個人的に贈るものだといわれている。(Hiromi Kaku)
2018年10月24日1月30日、タレントのアレクサンダー(35)が自身のブログを更新。妻でAKB48出身のタレント兼アパレル会社社長の川崎希(30)から抜き打ち浮気チェックがあり、浮気メールがばれたと明かした。 アレクサンダーは、「浮気メールがばれた!!」と題したブログを更新。「のんちゃんの抜き打ちチェックで浮気メールがばれてしまった!!」と妻の川崎から浮気の抜き打ち検査があり、浮気メールが発見されたと告白。 また、ひろみという女性から「車内で待ってます」とメールが来ているスクリーンショットを掲載し、「ひろみってだれ?」「アレクまたやったな」と川崎が激怒していると明かした。さらに、みさきという女性からも「どしたのん??げんきなん!?至急返答してちょ」というメールが届いたという。 アレクサンダーは「いやいや、、、これは迷惑メールですから!!俺メアドなんて使った事ないからな」と釈明している。 翌日の31日にも「だからさ!ちがうんだよ」と題したブログを更新し、飼い猫たちからも自身の浮気を疑われ、怪しい目で見られている写真を掲載。アレクサンダーは罪の無実を訴えている。 アレクサンダーと川崎は、13年2月に結婚、仲良し夫婦として知られていたが、17年3月に写真週刊誌にアレクサンダーの浮気が報じられた。それ以後、川崎から抜き打ちで浮気チェックをこまめに受けていることをブログで報告しているが、昨年12月に、アレクサンダーは怪しい行動をとっており、妻の川崎からは常に疑われている状態だ。
2018年01月31日アイドルグループ・関ジャニ∞の横山裕が、コミック配信サービス「まんが王国」の新CMキャラクターとなったことが28日、わかった。新CM「マンガーレ国王、降臨」編は28日より東名阪エリアで放映される。CMでは横山が「まんが王国」の国王「ユウ・マンガーレ3世」となり、「みんな、まんがれ!」というメッセージのもと国歌を歌い、世の人々を「まんが王国」へと誘う。ユウ・マンガーレ3世の周りでは、「パンをくわえた女子高生」や、「眼鏡を外すと目が3になる男性」など、漫画の世界の"あるある"な光景が次々に現れる。さらに、年始の2018年1月1日~1月3日の期間は、「マンガーレ国王、正月」編が限定で放映される。CMは各シーンを撮影したのちにCGで組み合わされるため、事前にCMコンテと撮影済シーンの完成イメージを説明された横山は「すごい!」と感心。横山はブルーバックを背に、髪をなびかせるために巨大扇風機の前で1時間、カメラに熱い視線を送り続けた。途中、ライトのあまりの暑さに、横山が撮影の合間に外に出て真冬の10℃の冷気で身体を涼むひとコマも。「今までこんなに風を浴びた経験はない!」とこぼすほどの強風に目が乾き、カットの度に強く瞬きをしながら「くぅ~!」と声を出していた。また、監督から「ズボンのポケットに手を入れてポーズを取って!」というリクエストがあったが、衣装にポケットがないというハプニングが発生。しかし横山はプロ根性を発揮し「ポケットに手を入れてる……風! こんな感じでいいですか!?」と撮影に挑んだ。最後にOKがかかったが、完成版を想像しながらの撮影だったため「なんの手応えもないねん!!」とつっこんでいた。今回の起用について「漫画好きが報われたというか、公言していて良かったなと思いました」と笑顔を見せた横山。普段から移動中や撮影の合間にタブレットで漫画を読んでいると明かし、「歴史系や成り上がり系の漫画をよく読みます。主人公が強くて、弱い者を助けるとか…そういうベタなやつがとにかく大好きですね」と漫画愛を語った。CMでは"漫画あるある"が繰り広げられるが、横山自身は「『必殺技を出したい!』とは何回も思いましたよね」と振り返る。さらに「子供の頃、お風呂で必殺技を出す練習をめっちゃしました! 次の日、友達に『お風呂がちょっと凹んだ!』とか変な嘘をついたのを覚えています(笑)」とかわいらしいエピソードを披露。「公園のジャングルジムで空飛ぶ練習もめちゃくちゃしましたよ。今もその感覚とあまり変わらなくて、僕は未だに本気を出したら空を飛べるとちょっと思っていますからね」と少年の心を見せた。「まんが王国」では、1月15日まで「みんな、まんがれ! 1 億総まんが王国国民化計画」キャンペーンを実施。人気の漫画家が描いた「ユウ・マンガーレ3世」の似顔絵に、漫画家のサインを入れて、プレゼントする。さらに、ユウ・マンガーレ 3 世が選んだオススメ漫画 5 作品を「まんが王国」公式サイト上で紹介する。
2017年12月28日今月のシネマな旅先はノルウェーです。映画『ヒトラーに屈しなかった国王』は、1940年にナチス・ドイツ軍に首都オスロを侵攻され、次々と主要都市を占領され、降伏を迫られながらも抵抗し続けたノルウェーの国王ホーコン7世の運命の3日間を描いた映画です。この映画に興味を持ったのは、世界幸福度ランキング2017でノルウェーが1位だったこともひとつです。幸福度の高い国がどんな歴史を辿ってきたのか知りたくて。また、ホーコン7世はスウェーデンとの同君連合(※)を解消した独立後、初めて国民投票によって選ばれた国王、ノルウェー国家の礎を築いた国王です。彼の選択した決断があったからこそ、いま世界一の幸福を感じる国であるとしたら、この映画は観る価値がある、観るべき映画だと思ったわけです。※同君連合:複数の君主国の君主が同一人物である状態・体制のこと。1814年~1905年までノルウェーはスウェーデンと連合王国を形成。世界幸福度ランキングは、国際連合が定めた3月20日の国際幸福デーに、世界の155ヶ国を対象に発表されます。日本は残念ながら51位。上位は下記のとおりです。■世界幸福度ランキング20171位 ノルウェー2位 デンマーク3位 アイスランド4位 スイス5位 フィンランド6位 オランダ7位 カナダ8位 ニュージーランド9位 オーストラリア10位 スウェーデン日本も住みやすい国とされていますが、このランキングはGDP(国内総生産)など客観的な経済的指標だけではなく──“人生に幸せと不幸せを感じる度合いを、1人当たりの実質国内総生産(GDP)、社会的支援、健康寿命、信頼性、人生選択の自由度、寛容さ、腐敗認知の6つの指標を用いて相関分析したもの(※WORLD HAPPINESS REPORT 2017より)”によって出されているそうです。物語としては、ドイツ軍がノルウェーへの侵略を開始した1940年4月8日から4月10日までの3日間、降伏を抵抗し続けた運命の3日間を描いていきます。正直、地味な映画ですが、ホーコン7世のセリフや行動には、自分自身の心に留めておきたいと思うものがいくつもありました。たとえば、家族は何があっても一緒にいるべきであるという言葉や、議会に対して怒りをぶつける息子、皇太子オラフをなだめるシーン、何よりもノルウェーの人々にとってどんな選択をすることが幸せに繋がるのかを第一に考え、考え抜いたうえでの決断の瞬間は観ていて胸が熱くなりました。家族のため、国民のためを思って選択したその決断が現在の幸福度ランキングに繋がっているのだなぁと思い、もちろんノルウェーにも行ってみたくなりました。映画のメイン舞台となっているオスロの街を歩いてみたいですし、ノルウェーを代表する画家ムンクの「叫び」を展示しているオスロ国立美術館にも行ってみたい。そして、やっぱりオーロラを見てみたい! ので、オスロとセットで行きたいのは北極圏にある小さな島の町、トロムソでしょうか。短い滞在でもオーロラ出現率が高く北極圏の中でも比較的暖かいそうです。映画の感動が冷めやらないうちに、ノルウェーの旅に出たいと思います。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2017年12月20日映画『ヒトラーに屈しなかった国王』が2017年12月16日(土)に公開される。本作は1940年の第二次大戦中、ナチス・ドイツに最後まで抵抗し続けたノルウェー国王・ホーコン7世の実話を描いたドラマ。歴史に残る重大な決断を下すまでの“運命の3日間”にスポットライトを当てる。本国ノルウェーでは、国民の7人に1人が鑑賞するという社会現象的大ヒットを記録した作品。8月19日(土)に発表されたノルウェー・アマンダ賞では、作品賞・助演男優賞含む8部門を受賞した。実在した主人公のホーコン7世を演じきったのは、「007」シリーズのミスター・ホワイト役で知られるイェスパー・クリステンセン。彼は今回プロデューサーとしてもクレジットされている。また息子のオーラヴは「コン・ティキ」のアンドレス・バースモ・クリスティアンセン、ノルウェーに降伏を迫るドイツ公使は「ヒトラーの贋札」のカール・マルコヴィクスが演じる。メガホンを握るのは「おやすみなさいを言いたくて」のエリック・ポッペだ。■ストーリー1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻。ドイツ軍の攻撃に交戦するノルウェー軍だったが、圧倒的な軍事力によって、主要な都市は相次いで占領される。降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー政府はそれを拒否し、ノルウェー国王のホーコン7世は、政府閣僚とともにオスロを離れる。一方、ドイツ公使は再度の降伏要求のため、ノルウェー政府に国王との謁見の場を設けることをつきつける。翌日、ドイツ公使と対峙した国王は、ナチスに従うか、国を離れて抵抗を続けるか、家族のため、国民のため、国の運命を左右する究極の選択を迫られるー。【詳細】『ヒトラーに屈しなかった国王』公開日:2017年12月16日(土) シネスッチ銀座ほか全国順次公開出演:イェスパー・クリステンセン、アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、カール・マルコヴィクス監督:エリック・ポッペ製作:ピーター・ガーデン(C)2016 Paradox/Nordisk Film Production/Film Väst/Zentropa Sweden/Copenhagen Film Fund/Newgrange Pictures
2017年07月13日去る10月13日に崩御したタイのプミポン国王(ラマ9世)。現役君主としては世界最長の70年間にわたって国の発展に尽くし、社会安定の要として君臨しつづけてきた王の死に、タイ国内は深い悲しみに包まれています。その死を受けて、タイ国内のアーティストたちが次々と追悼曲を発表しています。今日はその中から特に聴かれているだろう曲を紹介します。 わずか4日後に緊急リリース。その歌声が心に沁みる名曲ポー・プミポン(父・プミポン) by エート・カラバオ数ある追悼曲の中でも特に良く耳にするのがこの曲。今年で活動35週年を迎えた国民的バンド・カラバオのリーダー・エートが崩御からわずか4日後にリリースした曲です。アコースティック・ギターとブルースハープによるシンプルな曲にエートの歌声が優しく響いて、心に沁みます。歌詞の意味は、父は国土の隅々まで、マングローブ林やジャングルの中まで歩いて回って国民の声を聞いて回ったタイの社会に希望をもたらすため、様々なアイデアを考え出しては実行していったそのおかげで国民は幸せで快適な生活を手に入れることができたが、10月13日、その体は天に召されてしまったタイにとって、国民にとっての父なる王、父なるプミポン国王私たちは父の足跡を辿って生きていきますというもの。英語版もリリースされています。 カラバオはプレーン・プアチーウィット(生きるための歌、タイのフォーク・ロック)というジャンルにおける大御所的存在で、政治問題や貧困、環境問題といった社会性の高い歌をリリースし続けてきました。2004年末のスマトラ沖地震による津波でタイ南部が大きな被害を受けた際も、発生当日に被災者を慰めるための歌「サップ・ナムター・アンダマン」(アンダマンの涙を拭う)という曲をリリース、チャリティーソングとして被災者の救済にも寄与しました。 新人から大御所まで、さまざまなルークトゥン歌手がカバーするラオ・スー・ラーン・ファン(孫子に言い伝える) by サラー・クンナウットルークトゥン(タイの歌謡曲)の作曲家として30年以上活動を続け、新人から大御所までさまざまな歌手に楽曲を提供してきた師匠、サラー・クンナウットが作詞・作曲した追悼曲です。歌詞の内容はというと、王様の写真の前でロウソクを灯し、泣き続けるお爺さんに対し、孫が「どうしてそんなに涙が止まらないの?」と尋ね、それに答える形でお爺さんが「タイ国民がいかに王様を愛してきたか」を説明する、というもの。最後は「父=王様を愛しているなら、私たちはこれから団結し、愛し合っていかなくては」と締めています。この曲はスラー氏の所属するルークトゥン専門レーベルGrammy Goldのさまざまな歌手によってカバーされ、全部で一体いくつのバージョンが存在するのかわからないほどになっています。 Grammy Goldの男性歌手複数によるカバー 同じく女性歌手複数によるカバー トップクラスの人気を誇る女性歌手、ターイ・オラタイによるアコースティック・バージョン 歴史の転換点を自覚させる流行語を歌にチャン・グート・ナイ・ラチャガーン・ティー・ガーウ(私はラマ9世の治世に生まれた) by セーク・ローソーロック部門の追悼曲なら、やはり国民的ロックスター、セーク・ローソーによるこの曲を真っ先に紹介したいところ。崩御の直後、タイ国内のSNSにはその死を悼み、嘆き悲しむメッセージがあふれましたが、それとほぼ同じく大量に流れたのが、曲名にもなっている「私はラマ9世時代に生まれた」という言葉。プミポン国王は現王朝・ラッタナーコーシン王朝の9代目、つまり「ラマ9世」となります。その治世は70年にも及ぶため、今生きているタイ人のほとんどがラマ9世時代に生まれているのですが、この言葉は「この時代に生まれてよかった」「国父・プミポン国王の子供で良かった」ということを誇らしげに掲げたもの。歌詞は、「私はラマ9世の治世に、タイの国土の上で生まれた。父の愛の下に生まれた。しかし10月13日、私の心は壊れてしまった。太陽は輝きを失い、暗闇に包まれてしまった。この曲はお父さんの曲です。ただお父さんに聴いてほしいたとえ流れる涙が国土を覆い尽くしたとしてもお父さんに届くまで歌い続けたいお父さんを愛しています、と」といった内容です。セーク・ローソーは90年代にロックバンド「ローソー(LOSO)」のリーダー&ボーカルとしてデビューし、バンド解散後もソロで活動を続けているロック歌手。かつて麻薬吸引写真が出回ったり、元奥さんに対するDV疑惑が流れるなど、悪い意味でもロックスター的なイメージの強い人なのですが、ここぞという時に聴く人のハートをがっちり掴む歌を作るところはさすがといえるでしょう。 今回は代表的な追悼曲を3曲紹介しましたが、タイ国内では今も有名・無名を問わずさまざまなアーティストが次々と追悼曲を発表しています。(Youtubeで上記3曲の関連動画を辿ると聴くことができます) 今タイは国内全体が追悼ムードに包まれています。外国人にとって、タイ人の心情は頭では理解できても、感覚で理解できない部分があるかと思います。そんな時、これらの追悼曲を聴けば、そこに込められたアーティストの思いや歌声からうかがい知ることができるかもしれません。 (text : fuku)タイエンタ!~音楽・映画でタイをもっと満喫~他の記事を読む>
2016年11月12日『ターザン:REBORN』で圧倒的イケメンぶり&美ボディを披露したアレクサンダー・スカルスガルドと『アントマン』で相棒役を務めたマイケル・ペーニャが、極悪警官コンビを演じるクライム・コメディ『War on Everyone』(原題)が『バッドガイズ!!』として、2017年2月、「未体験ゾーンの映画たち2017」にて上映されることになった。舞台は、ニューメキシコ州アルバカーキ。酒とカントリー音楽をこよなく愛する警官のテリーは、おしゃべりな相棒のボブと職務につとめていた。悪人を見つけては脅迫し、殴り、くすねたドラッグを嗜む…バッジを盾に、“独自の流儀”で仕事を行う彼らは、犯罪者顔負けのワル!あるとき、2人は怪しいストリップ・クラブの経営者をゆすりにかけるが、そのバックに裏社会を牛耳る謎の英国人がいたことで、事態は思わぬ方向に――!『ターザン:REBORN』で新時代のターザンを演じ、注目を集めたアレクサンダーと、『オデッセイ』『フューリー』などで妙演を見せるマイケルが、けんかっ早さと口の悪さがトレードマークの“悪人以上にワル”な警官コンビを演じる本作。なんと、アレクサンダーは中指を突き立て世界を挑発!ターザン以上にワイルドで(?)凶暴な、すぐ殴り、すぐ蹴る“Mr.脳みそ筋肉”というかつてない役柄をノリノリで演じており、これまでで一番クセになりそうな予感大。そして、『アントマン』での早口トークが大きな話題を呼んだマイケルは、過激なジョークを連発し、口の減らない“Mr.マシンガントーク”を好演。おしゃべりな役をやらせたら右に出る者はいないマイケルの真骨頂が発揮されている!性格も身長も凸凹だが、息はピッタリの最強バディの誕生だ。さらに、2人を窮地に陥れる謎の英国人には『ダイバージェント』シリーズのイケメン俳優テオ・ジェームズが扮し、その部下役に“シックボーイ俳優”代表のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。そして、キュート&セクシーなヒロインを『クリードチャンプを継ぐ男』で一躍注目を集めたテッサ・トンプソンが演じている。まるで『スナッチ』『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』を彷彿とさせるような本作を手がけたのは、ガイ・リッチーや、『キングスマン』マシュー・ヴォーンに続く、ブラック&スタイリッシュな英国スピリットを受け継ぐ第3の刺客、ジョン・マイケル・マクドナー。豪華キャストが織りなす、ワルなやつらの痛快クライム・コメディに、これからも注目していて。『バッドガイズ!!』は2017年2月、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田他で開催「未体験ゾーンの映画たち2017」にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月07日なぜ、いま“ターザン”を映画化するのか?その問いにアレクサンダー・スカルスガルドは「ターザンがスーパーヒーローの原点だから」と答える。強いだけではない。思いやりがあって、ハートで人々を惹きつけ、リーダーシップの取れるヒーロー。それがターザンであり、世界がいま求めているヒーローだ。「子どもの頃、僕がターザンのことが大好きだったのは、ミュータントでもない、武器やガジェットも使わない、空も飛ばない、使うのは己の頭と身体だけ──という生身の人間であることだった。ジャングルで生きるために、より強くより素早く、ターザンは超人になっていく。そんな大好きなターザンを自分が演じることになるなんて。オファーの電話をもらったときはものすごく嬉しかったけれど、後でドッキリだったと連絡が来るんじゃないかって疑ったほどだよ(笑)。信じられないほどこのオファーは嬉しかった」。憧れのキャラクターを演じることの嬉しさに加え、新しい解釈を加えていることもスカルスガルドが惹かれた理由のひとつでもある。物語はターザンがジェーン(マーゴット・ロビー)と結婚し、イギリスで生活しているところから始まる。「冒頭、ターザンは3ピースのスーツを着た英国紳士ジョン・クレイトンとして登場するんだ。彼は首相とお茶を飲むような洗練された貴族だ。これまでのターザンは野生児からだんだん人間的になっていくストーリーだったけれど、この『ターザン REBORN』はその逆。ある出来事をきっかけに、人間の世界から自分のルーツであるジャングルの世界へ戻っていく。心理的にも外観的にも面白い解釈だと思ったよ」と語る。そして、ターザンとして存在するために厳しいトレーニングを積み、彫刻のような圧倒的な美ボディを手にした。最先端のVFXでどんな映像も可能な時代に、リアルな肉体で勝負する。そこには俳優としてのこだわりがあった。「モーションキャプチャーのスーツを着て撮影すれば、CGで理想のターザンの肉体になれただろうね。でも、そうしなかったのは理由があるんだ。何か月もかけてターザンを演じるための肉体を作る、そういう準備があるからこそターザンの気持ちになれる。大変だったけれど、とてもエキサイティングだったよ。ただ、撮影を終えてから半年後に1シーンだけ撮り直したいと言われてね。撮影後は食べたいだけ食べて太ってしまっていたから、また3か月間、お酒を断ち、ダイエットをして、トレーニングをしたんだ。撮り直しのシーンはムボンガとの闘いのシーンのひとつ。さすがに“CGでなんとかならないのか!”って、トレーニング中のジムで叫んでいたよ(笑)」。ジャングルのセットは14週間かけてスタジオに作られた。今回、美術監督を務めるのはスチュアート・クレイグ。『ハリー・ポッター』シリーズを手掛け、デイビッド・イェーツ監督とも4作一緒に仕事をしている。そのセットの素晴らしさにスカルスガルドは感嘆する。「あまりにセットが素晴らしくて、信じられない光景ばかりで、これは現実なのか?ってほっぺたをつねったよ(笑)。子どもの頃からのターザンのファンにとっては夢のような世界、僕たちだけのために“ターザンパーク”を作ってくれたようなものだからね。毎日現場に行くのが楽しかった。ツタからツタへ飛び渡るシーンはターザンの目線になって、観客もまるで自分もスイングしているかのようなリアリティを味わえると思う。ただ、ターザンはそれを軽々やってしまうけれど、そこで重要になってくるのがサミュエル・L・ジャクソンのジョージのキャラクターだ。彼はターザンのようにジャングルを走り回れないけれど、苦労することで重み(リアリティ)が生まれる。その重みが観客をジャングルにいる感覚にさせてくれるんだ」。役者としての挑戦には、そこにいないCGで描かれる動物たちとの共演もあった。たとえば、ターザンがジャングルに戻って来て、自分を育ててくれたゴリラと再会するシーン。目を見つめ合うだけで気持ちが通じ合うエモーショナルなシーンだが「僕の目の前にいるのはゴリラではなく(位置を確認するための目印の)テニスボールだけだからね(笑)。ボール相手にどうやって感情を出すのかが大変だった」。また、アクション映画に見られがちだが、実は「ラブストーリーに満ちている」と、ターザンとジェーンの愛がベースになっていると熱く語る。「観ている人が2人の愛を感じなければ、この映画は成り立たないからね。彼が殺されようが、彼女が水の中に落ちようがどうでもいい相手だったら、この物語は成立しない。愛する妻を救うために、ターザンは再びジャングルへ向かうわけだから。ジェーンが自立した女性、強い女性であることも大きなポイントだと思う。ジェーンはターザンの助けを待っているだけの乙女ではないんだ。1800年代の物語ではあるけれど、ジェーンを通して描かれる女性像はとても現代的だと思うよ」。女性はきっと、ジェーンのような女性に憧れるだろう。もちろん、スカルスガルドが作り上げたターザンの男らしさにも惚れるだろう。『メランコリア』『バトルシップ』『メイジーの瞳』『ザ・イースト』…作品ごとに違う顔を見せてくれる俳優アレクサンダー・スカルスガルドにとって『ターザン REBORN』は間違いなく大きなステップとなったが、そこに留まらないのがスター。「ターザンの撮影が終わってすぐに、インディーズ系の映画『War on Everyone』に主演したんだ。その映画で演じたのはスーパーヒーローとは真逆のキャラクター。メキシコのアルバカーキにいる非常に腐敗した警察官で、アル中でコカインもやる、悪党のお金もいただく役。ヒーローを演じた反動なのかな(笑)。僕は、役にどっぷり浸かるタイプだから、ひとつの作品が終わるとそれとは全く違う役を演じたくなるんだよ」。悪党役のスカルスガルドも気になるけれど、まずは『ターザン REBORN』。強くて、優しくて、正義感があって、たくましく美しい──パーフェクトな理想の男、ターザンを見ないことには始まらない!(text:Rie Shintani)
2016年07月27日『ターザン:REBORN』に主演、来日したことで人気沸騰中のアレクサンダー・スカルスガルドが意外なところでヘンリー王子と友情を育んでいた。数年前、ヘンリー王子と戦争などで負傷した兵士ら12人とチームを組み、国際的なチャリティー・イベント「Walking With the Wounded」に参加したアレックス。マイナス45度の中、何週間もかけておよそ330キロを進み南極点到達を目指す過酷な体験だったため、数年経ったいまも記憶に鮮明に残っているようだ。先日ラジオ番組「Andey Cohen Live」で司会のアンディ・コーエンにこのときの経験を聞かれたアレックスは、「ヘンリー王子は本当にいい人だった」とふり返った。「ああいう状況だと、とにかくみんなが一つになってがんばらないと、やってられないんだ。誰が王子か、誰が海兵隊か、誰が俳優かなんてのは忘れてしまう」。過酷な状況下ではみんなが平等だったということだろう。「みんながヘンリー王子を普通の人として扱ってたし、彼もまさに普通だったよ」と王子が特別扱いを要求することもなく、チームに溶け込んでいた様子を絶賛した。就寝時はテントで2人から4人が一緒になって寝たそうだが、アレックスはヘンリーと同じテントで寝たこともあると明かした。アンディは興味津々で、王子と寝るとき、王子と頭を同じ方向に向けて寝たのか、それとも逆さまになって寝たのかという突っ込んだ質問まで投げかけたが、アレックスは「その時々だった」と答えた。(Hiromi Kaku)
2016年06月21日主演映画『ターザン:REBORN』のプロモーションでオーストラリアを訪れたアレクサンダー・スカルスガルドが、ターザンさながらのワイルドさを見せつけた。「People」誌によると、シドニーの動物園「Wild Life Sydney Zoo」で開催されたイベントに登場したアレクサンダーは、動物たちに挨拶することも忘れなかったようだ。大きな蛇を肩に巻き付けても動じることなく見つめ合い、笑顔でハリモグラに餌をやり、積極的にキスを求めてくるカンガルーの赤ちゃんにも目を細めて応じる姿は、まさにジャングルの王ターザンそのものだった。日本にはすでに先週来日し、プロモーション活動を行ったアレクサンダー。世界一のハンサムとしてたびたび名前が挙がる北欧のイケメン俳優と、生まれつきイケメンを自称する芸人の狩野英孝の「イケメン対決」が実現し、話題を呼んだ。非の打ちどころがないルックスの彼だが、ターザンになりきるためさらに肉体改造に取り組み、涙するほど厳しい食事制限とワークアウトに励んだという。アレクサンダーが全力投球でターザンを演じた『ターザン:REBORN』の日本公開は7月30日(土)から。日本語吹き替え版にはターザン役に、実写声優初挑戦となる俳優の桐谷健太さんが起用されている。(Hiromi Kaku)
2016年06月15日“世界で最もハンサムな顔”常連のスウェーデン人俳優アレクサンダー・スカルスガルドが6月9日(木)、主演作『ターザン:REBORN』の公開記念イベントに出席した。会場には多くの女性ファンが駆けつけ、身長194cmの北欧美男子が放つイケメンぶりに、黄色い悲鳴をあげた。『ハリー・ポッター』シリーズの監督&スタッフによって、誰もが知るターザン伝説を全く新しいアクション・エンターテインメントとして“REBORN”させた本作。その最大の魅力は「主人公の二面性」だと語るアレクサンダーは、「普段は英国の貴族として、スリーピースのスーツに身を包んで、首相とお茶するような高貴な男なんだ。でも、幼い頃にアフリカの密林で動物に育てられた過去を持っている。妻が誘拐されたことで、内に眠る野生――つまり、ターザンを解き放つんだよ」と新解釈のターザン像をアピールしていた。従来のイメージを覆す気品あふれる姿に加えて、彫刻のような“桁違い”の肉体美も大きな注目ポイント。肉体改造の際には「アスリートのような、しなやかな動きができる身体を目指した」そうで、「ボディビルダーに見えてしまうのは避けたかったから、ウエイトリフティングで身体を大きくしながら、ヨガやピラティスにも励んだ」とふり返った。来日は浅野忠信らと共演した『バトルシップ』(’12)のプロモーション以来、4年2か月ぶり3度目。「お昼に寿司を食べたんだ。最高だったよ!」と興奮気味に語り、しばらくはいかに自分が食べた寿司がおいしかったか熱弁。司会者から「そろそろ映画のお話をお願いしてもいいですか?」と制止されるほど、その味を気に入った様子だった。また、黒澤明の大ファンだとも語り、「僕のヒーローはミフネ(三船敏郎)」と親日ぶりを披露していた。ロンドンで裕福な暮らしを送る英国貴族のジョンは、ある陰謀によって、妻のジェーンをさらわれ、故郷のジャングルも侵略されてしまう。愛する妻と故郷を救うため、すべてを投げ打ち、長年封印したもう1つの顔である“ターザン”を解き放った男の運命は?イベントにはタレントの横澤夏子が駆けつけた。『ターザン:REBORN』は7月30日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて2D/3D公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月09日画『ターザン:REBORN』(7月30日公開)で主演を務める俳優アレクサンダー・スカルスガルドが、本作のPRのため6月9日・10日に来日することが25日、明らかになった。アレクサンダーは、「大好きな日本のみんなに、また会えるのが楽しみだよ!」と来日が待ち遠しい様子。「以前来日した時、日本のみんながとってもハートウォーミングに迎えてくれて、本当にうれしかった」と過去の来日を振り返り、「『ターザン: REBORN』、日本のみんなに楽しんでもらえるとうれしいな!」と呼びかけている。来日する2日間は、ファンとの交流イベントやテレビ番組収録などの取材を行う予定だ。スウェーデン出身、身長194cmのアレクサンダーは、アメリカの映画サイト「TC Candler」が選ぶ"世界で最もハンサムな顔"の常連。ハリウッドの旬なイケメンの一人として、注目されている。本作のほかにも、『バトルシップ』や『バトルシップ』に出演しており、海外の流行に敏感な女子の間では知名度を獲得してきている。チャーミングな性格でも知られるアレクサンダーは、体当たりのファンサービスでも話題だ。4月にMTV主催の映画授賞式「2016 MTV Movie Awards」にプレゼンターとして登壇した際は、上がタキシードに、下はパンツ一丁の姿で登場。白ブリーフにニーハイソックス、サスペンダーという、ちゃめっ気あふれるルックスに会場は笑いの渦に包まれ、「私、ターザン。ファンのみなさんにちょっとは肌をみせなくちゃね」と話すアレクサンダーの陽気な一面が世界に配信された。このパフォーマンスを受け、日本の取材クルーがシネマコンで直撃。とにかく明るい安村のネタ「安心してください!」がはやっていると教えられたアレクサンダーは、気さくに「(今度のターザンは) Don’t worry、ハイテマスヨ!」と応じ、ネット上で話題となった。映画『ターザン: REBORN』の舞台は、イギリス・ロンドン。主人公のターザン(アレクサンダー)は、愛するジェーン(マーゴット・ロビー)と結ばれ、全てを手に入れた英国貴族として裕福な暮らしを送っていたがある日、政府の命令で貿易使役として、故郷に戻ることになる。しかし、それは仕組まれたわな。捕らわれてしまったジェーンと侵略された故郷を救うため、野生性を解放してジャングルへ再び身を投じていく。(C)2016 EDGAR RICE BURROUGHS, INC., WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.
2016年05月27日今年7月にアメリカで公開される『The Legend of Tarzan』(原題)でターザンを演じるアレクサンダー・スカルスガルドが「ターザンボディ」を作り上げるつらさを「Eonline」に語った。「トレーナーと栄養士がついてくれて…とにかくこんなに追い込んで身体を作り上げるという経験が初めてだったからナーバスだったよ。トレーニングと食事制限によって身体がどんな反応を見せるかも分からなかったしね」。撮影の数か月前から鶏肉ばかりを食べ、腹筋運動をこなして身体づくりに勤しんだが、たった1日だけ何を食べてもいいとトレーナーからのお許しをもらったという。「ランチを食べに行こうって彼が誘ってくれて、イタリアンレストランに行ったんだ。『食べたいものを注文しなよ』って言われて泣いちゃった」と食事制限から一瞬解放されて涙したことを明かした。パスタを勧められパスタを頬張り、「まだお腹いっぱいにならない?」と聞かれ「うん」とアレクサンダーが答えると「じゃあピザも、あと、ティラミスもね」とトレーナーに言われて食べたその日の食事は「人生でイチバンだった」と目を細めた。泣くほどつらい努力が実って、アレクサンダーの身体は見事、筋骨隆々のターザンボディに。映画ではアレクサンダーの肉体美はもちろん、ターザンの妻ジェーン役に旬な女優マーゴット・ロビー、敵役にオスカー俳優クリストフ・ヴァルツなど豪華キャストも必見だ。(Hiromi Kaku)
2016年03月16日アレクサ・チャンと、「トゥルー・ブラッド」でバンパイアを演じた俳優アレクサンダー・スカルスガルドのゴールインが間近なようだ。「Grazia」誌によると、2人は現在、結婚式を挙げるためのラグジュアリーで荘厳な雰囲気の家を探しているらしい。関係者によると、アレクサは真剣な関係じゃない限り、誰かに家族と会わせることはまずないのだが、すでにアレクサンダーには会わせており、しかも父親のフィリップと気が合ったらしく、アレクサも喜んでいるという。アレクサは、バンド「アークティック・モンキーズ」のフロントマン、アレックス・ターナーと2011年まで4年間交際し、アレクサンダーは、女優のケイト・ボスワースと2009年から2011年まで付き合っていた。ケイトは映画監督のマイケル・ポーリッシュと2013年に結婚しており、幸せな結婚生活をインスタグラムに投稿している。一方、アレックスは、「アレクサ&アレックス」が復縁してほしいといまだに願っているファンが多いが、現在はモデルのテイラー・バグリーと交際中のようだ。モデルのアレクサは身長174cm、アレクサンダーは194cmと文字通りの“ビッグ”カップル。ファッショニスタとして名高いアレクサだから、結婚式はおしゃれで完璧なものを計画しているだろう。絵になる2人の晴れ姿を早く目にしたい。(Hiromi Kaku)
2016年01月19日12月5日はタイのプミポン国王生誕の日で父の日とされています。今年は、12月11日にプミポン国王の長寿を祈願し、自転車でバンコク中を駆け巡るという一大イベント「BIKE FOR DAD」が行われました。実はこの日は平日。なのにこのイベントのため、あらゆる主要道路が閉鎖され、多くの会社と学校がお休みになりました。しかも結構直前に……イベント前はいつも車で渋滞している道路も、ガラ~ン……それがイベントが始まると……なんと参加者は、総勢約16万人!!!みんな王様の為に、BIKE FOR DADのポロシャツを来て参加しました。ポロシャツの色は、王様が産まれた曜日の色である黄色。タイ人は12月はほとんど黄色のお洋服を着るのです。とにかく大迫力!さすが16万人!この大群衆が3時間程、走り続けました。夜になってもまだまだ。歩道からの応援は、「ทรงพระเจริญ(ソーンプラジャルーン)」とみんなが叫びます。Long Live The Kingという意味。これを叫ぶと、自転車のみんなも「(ソーンプラジャルーン)」と叫び返す。本当に国王様への愛が溢れたタイを体感できます。このイベントは世界70カ国でも行われているようで、日本でも葛西臨海公園で行われた模様。日本でも小規模だけど面白いので、来年体感してみてはいかがでしょうか?バンコクでも誰でも参加できるので、レンタルして参加するのもお薦めです!
2015年12月22日ニコラス・ケイジとウィリム・デフォーがスリラー映画『Dog Eat Dog』で共演することになった。その他の情報原作は、エディ・バンカーによる同名小説。舞台はロサンゼルス。犯罪歴をもつ3人の男が、雇われて誘拐を試みるが、計画は思うように運ばず、追われる身となるという物語だ。監督は『アメリカン・ジゴロ』のポール・シュレイダー。撮影は、すでにクリーブランドで始まっている。ケイジは、最近、シュレイダーの『ラスト・リベンジ』に出演し、最新作『コンテンダー』が間もなく公開になる。デフォーは、『グランド・ブダペスト・ホテル』『きっと、星のせいじゃない』『ジョン・ウィック』などに出演している。『コンテンダー』11月28日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
2015年10月30日12月5日はタイ国王様のお誕生日です。そして、父の日でもあります。プミポン国王陛下は今年の12月5日、87歳の御誕生日を迎えられました。タイの国民は、タイのこと、タイの国王様のことが大好きです。なので、この日は国王様への愛で満ち溢れます。これまでの国王陛下のご活動などの展示会や国王陛下とタイ国民をテーマにしたライト&サウンドショー、ステージパフォーマンスなど各種祝賀イベントが開催され、国民は黄色のお洋服を着たり、黄色のロウソクを飾ったり、それぞれの形でお祝いします。国王様のお生まれになったのが月曜日で、月曜の色というのが黄色なのです。お年寄りも若者もお金のある人もそうでない人も、みんな黄色でお祝いです。とっても一体感のある日なので、来年もしこの日にタイに来るときは黄色のお洋服を着て一緒に祝いましょう。もちろん私も黄色を着て、マンゴーも含め黄色に染まってみました。タイ国民のためにもどうか、長生きなさってください。おめでとうございます。
2014年12月07日ユニバーサル100周年記念作品の第1弾、SFアクション超大作『バトルシップ』の出演者のひとりアレクサンダー・スカルスガルドが初来日し、インタビューに応えた。日本ではヴァンパイアを描くTVシリーズ『トゥルーブラッド』ですでに多くのファンを獲得している。その他の写真『バトルシップ』でスカルスガルドが演じるのは、主人公テイラー・キッチュ扮するホッパーの兄ストーン。ちゃらんぽらんな人生をおくる弟を心配し、自分と同じ海軍への入隊を勧めるのだ。「僕にはたくさんの兄弟がいて、僕はその長兄なんだ。テイラーとの兄弟のケミストリーを演じるときは、そういう部分がとても役立ったと思うよ。まあ、僕はストーンほど面倒見のいい兄ではないかもしれないけどね(笑)」『トゥルーブラッド』で人気者になったものの、メジャー映画は今回が初めて。出番は少ないが、オーディションではなく、監督ピーター・バーグに乞われての出演だ。「ピーターは役者出身だから、演技や役者のことを理解してくれる。しかも、とても楽しいヤツなので、現場はいつも笑い声が絶えなかった。大バジェットの映画なら普通、スタジオの注文が激しいだろうが、そういうことはまったくなかった。ピーターのおかげだと思うよ」父親は『ドラゴン・タトゥーの女』などで知られるスウェーデン出身の名優ステラン・スカルスガルド。身長の高さにDNAは感じるが、ルックスもスタイルも息子のほうに軍配があがる。とりわけブロンドヘアと深いブルーの瞳が魅力的だ。「父とはいい友達という感じかな。誇りに思っているし尊敬している。子供の頃は一緒にいろんな映画を観ていて、お気に入りは黒澤明だった。『七人の侍』に『乱』、そして『用心棒』。特に『用心棒』は大好きで、何度も繰り返し観ている。三船(敏郎)も本当にかっこいいよ」どんな監督と組んでみたいか尋ねると「黒澤!」という答えが返ってきた。「同じような作品は選ばない。同じような役は演じないというのが僕のモットー。組むのなら、そういう希望をかなえてくれる人がいいね」映画での活躍はこれから。そのモットーなら未来は明るい。取材・文:渡辺麻紀
2012年04月11日演技派俳優ウィレム・デフォーが主演する映画『ハンター』が2月4日(土)から日本公開される前に、デフォーが電話インタビューに応じた。その他の写真映画『ハンター』の主人公は、デフォー演じるスゴ腕の傭兵にしてハンターのマーティン。彼はオーストラリアの南に位置するタスマニア島で絶滅したとされるタスマニアタイガーを見つけ出し、その生体サンプルを入手する依頼を受ける。映画は孤独なハンターの闘いと、その先に待ち受けるドラマをサスペンスタッチで描いていく。『プラトーン』『スパイダーマン』『ライフ・アクアティック』などジャンルを縦断しながら数々の作品の休むことなく出演し続けているデフォーだが、作品を選ぶことは“恋”に似ていると語る。「自分では予想もしていなかった相手と恋に落ちてしまったり、人は“よし、この人と恋に落ちよう”と思って落ちる人はいないと思うのですが、自然と自分では考えもしなかったのに、どうしても心が抑えきれなくて恋に落ちてしまう・・・そういった形で作品を次々選んでいる、と例えられます」。そんな彼が今回、“恋に落ちた”のが孤高のハンター、マーティン役だ。「世の中から断絶をして、人目を避けるかのように孤独に生きてきた男が、タスマニア島に来たことで自分を再生しようとする感情の旅路に惹かれました。また、本作は監督が10年近く心血注いで温めてきた企画で、その情熱に惹かれました。役者としては、監督が情熱を注いでいる作品は楽しいですし、やりがいがありますね」。そして本作でデフォーは、タスマニアの大自然を舞台に演じられたことで、これまでにない経験をしたそうだ。「タスマニアはすごくパワフルな手付かずの大自然で、今まで見たことのないような環境でした。天候の変化は予想以上で、地面も普通に歩くだけでも大変だったり、あらゆることが手におえないので“自然に任せる”という風になっていきました。でもそういう中に身を置くことで、自分の中の“新しい要素”が引き出されたし、作品にも活かされていると思います」。俳優として30年以上のキャリアを積みながら、止まることなく演じ続けるウィレム・デフォー。その確かな演技力で映画ファンから厚い信頼を集めている彼だが、新作『ハンター』ではファンも驚くような“俳優デフォーの新たな一面”が見られるのではないだろうか。『ハンター』2月4日(土)より丸の内ルーブルほか全国公開(C)2011 Porchlight Films Pty Limited, Screen Australia, Screen NSW, Tasmania Development and Resources and Nude Run Pty Limited.
2012年02月02日文豪ゲーテを一夜で有名にした傑作に秘められた、切なくも美しい恋の真実とは?『ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』で、ドイツが世界に誇る文豪ゲーテを演じた、アレクサンダー・フェーリングのインタビューをお届け。オファーがあったときはどう思いましたか?とても嬉しかったです。どうしてもこの作品に出演したかったし、ゲーテ役がもらえたのは本当に幸運なことでした。私自身、チャレンジすることが好きな人間なので、いまもなお語られるゲーテの若い頃の時代を演じられるなんて非常にエキサイティングだと思いました。演じるにあたって最も表現したかった点を教えてください。はい、私自身もこの映画のゲーテはとても表現豊かな人物だと捉えています。自らの気持ちを相手に伝えることの大切さや素晴らしさを改めて感じてもらえたら、という思いで演じました。感情を表現すること自体が素晴らしいことですが、映画を通してみれば、自分の思い通りにならない現実があるということを感じてもらうのも、また素晴らしいことだと思います。もうひとつ狙っていたのは、文豪として知られるゲーテに対して、今までと違ったアプローチを仕掛けたかったという思いがあります。多感で自由奔放、そして愛する人への大きな情熱を持ち、葛藤する若き日のゲーテを知ってもらいたいと考えていました。シャルロッテ役のミリアム・シュタインさんについての印象を聞かせてください。彼女とはシャルロッテ役のオーディション会場で会いました。会場にはドイツを代表する有名女優の顔ぶれもあったのですが、彼女はその中でも光っていました。感情豊かであるし、知性を持ち合わせていて、私とも相性がよかったのか、すぐに打ち解けることができました。少女のような笑顔をみせれば、一方では成熟した女性のような表情もみせる。非常に素晴らしい女性だと思います。ゲーテとシャルロッテは結局結ばれる運命ではありません。しかしこの映画の結末にはある種観客の全員が納得してしまう爽やかで感動的なラストになっていますね。この結末についてどう感じましたか?私はとてもよい結末だと思います。ロマンティックな作品であれば、多くの方々はハッピーエンドを望むと思いますが、この作品ではそうではありません。この作品には人生、愛、芸術が密接に結びついてきます。時代背景、登場人物が抱えるそれぞれの人生、そして葛藤の中で生まれた答えとして、最もふさわしい結末だったと思います。自立した大人として選んだ最もよい選択だと思いますし、それがより現実味を帯びていると思います。私は喜びに満ち溢れた結末だと感じました。初来日ですが、日本の印象はいかがですか?今回日本で購入予定のものはありますか?日本はとても素敵な国だと思います。私はベルリン出身で人の多さには慣れているつもりだったのですが、この東京にはとてもかないません。エキサイティングな都市だと思います。街中の標識も分からなければ、マッチ箱に書かれた文字も読めない、とても異境の地です。ですが、人々はとてもフレンドリーだし、親切ですね。昨夜馬刺しを食べました。初めて食べたのですが、とてもおいしかったです!日本で買いたいものですが、日本の伝統である箸を買いたいと思います。木製の箸がいいですね。本作を観たひとの感想で最も多かったのは「恋がしたくなりました。」というものでした。そんな日本の映画ファンへのメッセージをお願いします。まずこの作品を通じて日本に来られたことをとても光栄に思っています。私の希望としては、たくさんの方々にこの作品を観て頂きたいと思いますし、気に入って頂ければ尚嬉しいです。この作品を観て「恋がしたい」と思ってもらえたらすごくうれしいですね!また日本に来られることができたら最高です。みなさん、是非楽しんでください!作品情報『ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』監督:フィリップ・シュテルツェル出演:アレクサンダー・フェーリング/ミリアム・シュタイン/モーリッツ・ブライブトロイ配給:ギャガ2011年10月29日より TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開(C)2010 Senator Film Produktion GmbH / deutschfilm GmbH /Warner Bros. Entertainment GmbH / SevenPictures Film GmbH / Erfttal Film- und Fernsehproduktions GmbH & Co. KG / Goldkind Filmproduktion GmbH & Co. KG / herbX film Film- und Fernsehproduktion GmbH / Summerstorm Entertainment GmbH / magnolia Filmproduktion GmbH / CC Medienproduktions- und Verwaltungs GmbH
2011年10月28日ウィレム・デフォーと妻で女優・監督のジアダ・コラグランデが暮らすイタリア・ローマの自宅アパートに泥棒が入り、数千ドルの被害を受けたことが明らかになった。22日夜、泥棒一味はロープと登山用具を使って建物の屋根からデフォー夫妻の住む4階に降り、犯行に及んだらしく、ジアダの友人によると、不審者侵入を知らせる警報が鳴り、警察が現場に駆けつけたという。当局は被害額は4,200ドル相当と発表したが、デフォーの代理人は3,000ドル程度と下方修正している。「New York Post」紙によると、盗まれたのは貴金属や宝石だが、その他の被害についても確認中だとのこと。デフォーはローマとニューヨークに拠点を置いているが、現在はアメリカのニュー・メキシコで新作『Odd Thomas』(原題)を撮影中。被害の全容把握のため、当局は彼の帰国を待っているところだ。(text:Yuki Tominaga)© Globe Photos/AFLO■関連作品:ファンタスティックMr.FOX 2011年3月19日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010 Fox and its related entities. All Rights Reserved.■関連記事:G・クルーニー参戦『ファンタスティックMr.FOX』試写会に20組40名様ご招待G・クルーニーが悩めるキツネ役に!『ファンタスティックMr.FOX』予告編到着
2011年05月25日