パラマウント・ピクチャーズが製作準備を進めているコメディ映画『裸の銃(ガン)を持つ男』のリブート版に、パメラ・アンダーソンが出演することがわかった。主演はリーアム・ニーソン。監督は『俺たちポップスター』のアキヴァ・シェイファー。2025年7月の北米公開が予定されている。オリジナルの『裸の銃(ガン)を持つ男』は1988年に公開。レスリー・ニールセン、ジョージ・ケネディ、先日亡くなったO・J・シンプソンらが出演した。1991年と1994年に続編が作られている。テレビドラマ『ベイウォッチ』でセックスシンボルになったアンダーソンは、ドウェイン・ジョンソン、ザック・エフロン出演で映画化した2017年の『ベイウォッチ』にも出演。昨年はNetflixがドキュメンタリー『パメラ・アンダーソン、ラブ・ストーリー』を配信した。文=猿渡由紀
2024年04月17日JW アンダーソン(JW Anderson)の2024年-25年秋冬ウィメンズコレクションが、2024年2月18日(日)にロンドンにて発表された。レトロな“グランマルック”を主軸におばあちゃんのクローゼットから引っ張り出してきたような、ちょっぴりレトロで古典的な服。1970年当時の普段着を思わせるそれらを、誇張し、新たなプロポーションでキャッチーに再解釈したのが今季のJW アンダーソンだ。何人かのモデルは、グレーのカーリーヘアのウィッグを被り、深紅のルージュを引いた“グランマルック”でランウェイに登場した。“奇妙さ”を演出する極端な拡大ファーストルックでお披露目されたのは、“極太の編み目”がひときわ目を引くイエローのニットのセットアップ。親しみ深いチャンキーニットが、過剰な拡大によってユニークなショーピースへと姿を変えた。ニットが鎧のように分厚く身体を覆っているのがなんとも新鮮で、グロテスクな雰囲気さえ醸し出している。英国の伝統的なヘリンボーンのコートも、極端なオーバーサイズに。肩をずるっとドロップさせ、袖は折り返してもなお指先が隠れてしまうほど長く仕立てている。秋冬らしい厚手の素材感とオーバーサイズのフィットも、ざっくりと胸元を開くことでいささか軽やかな佇まいに。インテリアを洋服に昇華“おばあちゃんルック”のほかに、インテリアからアイデアを得たピースも視線を集めた。たとえばタッセル付きの編み込みストラップを配した赤のシアードレスは、しなやかなカーテンを彷彿とさせる1着。裾はたくしあげられ、ツイストされて、歩みとともに優雅なドレープを描いている。“ロゼット”着想のスカートで祝福ムードをコレクションに華やかな装飾を加えていたのが、風にゆらめくフリンジスカートだ。よく見るとこれは、ヨーロッパで名誉や役職を示す勲章である“ロゼット”を繋ぎ合わせたもの。花々が咲き誇るウエストから、艶やかなサテンリボンやシュリンクさせたリボンが広がり、コレクションを祝福するように空気を受けてひらひらと舞っている。
2024年04月05日「ザ・ボーイズ」のスピンオフドラマ「ジェン・ブイ」でアンドレ・アンダーソン役を演じていたチャンス・パードモが、バイク事故で亡くなったことが明らかになった。27歳だった。チャンスの代理人は「彼の芸術への情熱と人生への飽くなき好奇心は、彼を知るすべてのみなさんが感じたことでしょう。また、彼の優しさは彼が愛した人々の中に受け継がれていくはずです。最愛の息子であり、兄弟であった彼の喪に服したいという家族のプライバシーに配慮していただけますと幸いです」と声明を発表した。「ジェン・ブイ」のXアカウントは、製作会社のAmazon MGMスタジオやプロデューサーたちによる追悼メッセージを掲載。「私たちはどうしてもこの件に対して理解できないでいます。チャンスを知る人ならだれでも知っていることですが、彼はいつも魅力的で笑顔を絶やさず、生まれながらの熱意にあふれた人で、類まれな才能を持つ演技者であり、そして何よりとても優しく素晴らしい人でした。このように過去形で書いていても、やはり理解が追いつきません」とチャンスを称えながらも死を受け入れられない様子がつづられている。共演者のパトリック・シュワルツェネッガーは、「心が痛む。本当に。才能豊かな俳優で最高の友人だった。あまりにも早すぎるよ。『ジェン・ブイ』で彼と働けて楽しかった。どうか安らかにお眠りください」とXで追悼した。(賀来比呂美)
2024年04月01日『リコリス・ピザ』のポール・トーマス・アンダーソン監督がメガホンを取る新作映画に、レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、レジーナ・ホールが出演することが分かった。まもなくカリフォルニア州で撮影開始とのこと。「Variety」誌が報じた。新作映画の脚本はアンダーソン監督が手掛け、『リコリス・ピザ』でプロデューサーを務めたサラ・マーフィー、アダム・ソムナーと共に製作も行う。製作スタジオはワーナー・ブラザース。タイトルは未定で内容に関しても明らかになっていないが、関係者によれば予算は約1億ドルで、アンダーソン監督作としてはかなりの額だという。アンダーソン監督は、これまで手掛けた『ブギーナイツ』『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『インヒアレント・ヴァイス』『ファントム・スレッド』『リコリス・ピザ』でアカデミー賞にノミネートまたは受賞歴がある同賞の常連。映画ファンは「キャスト3人の組み合わせがすごくおもしろい。絶対に観る!」とキャスティングに興味を示し、期待の声を寄せている。また、「レジーナがオスカーを獲ることになるの?泣きそう」「レジーナにもちゃんとふさわしいギャラを払ってね!」「ついにレジーナが日の目を見ることになった。うれしい」とレジーナ推しのファンの喜びの声も殺到。レジーナは『最終絶叫計画』シリーズのブレンダ役で知名度を上げた俳優だ。(賀来比呂美)
2024年01月11日スウェーデン在住のガラス作家・山野アンダーソン陽子の発案で2018年に始まった「Glass Tableware in Still Life プロジェクト」は、山野がつくったガラスの器を18 人の画家が静物画に描くというもの。そのガラスの器と静物画、そして画家のアトリエで写真家の三部正博が撮り下ろした写真で構成される展覧会が、新宿・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで、2024年1月17日(水)から3月24日(日)まで開催される。日本の大学を卒業後、北欧最古のガラス工場であるコースタ附属の学校で、17世紀から続く工場制手工業の吹きガラス手法を学んだ山野は、ストックホルムを拠点に、クリアーガラスの探求を続けている作家だ。手技ゆえに一つひとつが微妙に異なる彼女の作品は、そのわずかな歪みや使い心地の違いといった個性が、使い手との間に微妙な関係性を生み出している。今回のプロジェクトのきっかけは、その山野が「ガラス作品を本にしてはどうか」と提案されたことだったという。書籍化のプロセスはユニークだ。画家たちが描いてみたいガラス食器を言葉で山野に伝え、山野がその言葉を解釈してガラスを吹くと、そのできあがったガラス作品を見て画家たちが絵画を描く。古くから身近な素材であるガラスを媒介に、山野と画家たちが、言葉と想像力を通じた対話によって作品を制作しているのだ。その後、三部正博が画家たちのアトリエを訪れて写真を撮り、デザイナーの須山悠里がデザインして本が完成した。同展は、そうして生まれたガラス食器と絵画、写真のオリジナル作品を実際に目にできる貴重な機会となる。宙吹きならではのわずかな歪みが美しいクリアーガラスの食器、スウェーデンと日本の画家たちが多様な表現で描き出した親密な絵画、アトリエを舞台とした浮遊感をたたえたモノクロームの写真。その3ジャンルの作品同士の関係性に思いをはせながら、空間全体でアーティストたちの対話を体感できるのが、同展の大きな魅力だ。なお、同展は、広島市現代美術館から東京会場を経て、熊本市現代美術館に巡回するが、会場ごとで異なる展示構成と空間演出が行われるという。個性豊かな画家たちと山野の対話に特に光をあてる東京会場ならではの空間構成も楽しみたい。参加作家:山野アンダーソン陽子、アンナ・ビヤルゲル、アンナ・カムネー、イルヴァ・カールグレン、イェンス・フェンゲ、カール・ハムウド、CM・ルンドベリ、ニクラス・ホルムグレン、マリア・ノルディン、レベッカ・トレンス、石田淳一、伊庭靖子、小笠原美環、木村彩子、クサナギシンペイ、小林且典、三部正博、田幡浩一、八重樫ゆいほか<開催概要>『ガラスの器と静物画山野アンダーソン陽子と18人の画家』会期:2024年1月17日(水)~3月24日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:月曜(祝日の場合翌日)、2月11日(日)料金:一般1,400円、大高800円公式サイト:
2023年12月27日トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ジェイソン・シュワルツマンら豪華共演の『アステロイド・シティ』のブルーレイ、DVDが11月22日(水)に発売されることが決定した。2023年カンヌ国際映画祭においてプレミア上映され、6分間のスタンディング・オベーションで讃えられた本作。ウェス・アンダーソン作品の常連で本作で主演を務めるジェイソン・シュワルツマンを筆頭に、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、マーゴット・ロビーなどハリウッドスターが集結。そのほかにも、『ファイト・クラブ』のエドワード・ノートン、『戦場のピアニスト』のエイドリアン・ブロディ、『プラトーン』のウィレム・デフォー、『007』シリーズのジェフリー・ライト、『アウトサイダー』のマット・ディロンなど主役級のスターが出演し、ファンが待望していたウェス・アンダーソン独自の視点で描き出す映像世界とともに、豪華出演陣も大きな話題となった。この度発売となるブルーレイ、DVDともに、キャラクターカードと、映画スチール写真を封入。メイキングなどの映像特典も満載で、ウェス・アンダーソンの作り出す世界観が楽しめるスペシャル仕様となっている。『アステロイド・シティ』Blu-ray&DVDは11月22日(水)発売。11月8日(水)ダウンロード先行販売。▼『アステロイド・シティ』《DVD、Blu-rayリリース情報》11月22日(水)発売予定、11月8日(水)ダウンロード先行販売アステロイド・シティ Blu-ray ジュニア・スターゲイザー・パック価格:6,600円(税抜6,000円)アステロイド・シティ DVD ジュニア・スターゲイザー・パック価格:5,500円(税抜5,000円)<映像特典>■メイキング・砂漠の町(人口 87人)・破滅のカーニバル ・モンタナと仲間たち ・役者たち<封入特典>アウターケース仕様&豪華特典封入!●キャラクターカード×8枚セット●映画スチール写真×5枚セット(両面プリント 全10シーン)(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年10月30日A.P.C.(アー・ペー・セー)とJW アンダーソン(JW Anderson)がコラボレーション。2023年10月12日(木)よりウェアやアクセサリーをA.P.C.の店舗やJW アンダーソン渋谷店にて発売する。A.P.C.×JW アンダーソンコラボレーションコレクションの着想源となったのは、ドイツ人アーティストのヨーゼフ・ボイスが1974年5月に発表したパフォーマンス『私はアメリカが好き、アメリカも私が好き(I Love America and America Loves Me)』。ボイスが、アメリカン先住民たちから崇められているコヨーテと一緒にニューヨークのギャラリーで数日過ごすにあたり、アメリカの景色が視界に入らないようにドイツとアメリカの間を往復したものだ。そんなパフォーマンスから着想を得た本コレクションでは、作品にまつわるものを落とし込んだウェアやアクセサリーを中心に展開する。救急車やギャラリーの住所をプリントしたTシャツ中でも注目したいのは、ブルー、オレンジ、グリーンと鮮やかなカラーが揃うTシャツ。フロントに、ボイスが移動手段として使った救急車やギャラリーの住所である「409 West Broadway」がプリントされている。フェルトの毛布の質感を表現したダッフルコートトグルのロープと一体化したホイッスルが印象的なダッフルコートは、若干粗いウール素材を使用することで、ボイスがギャラリーで過ごす際に使ったフェルトの毛布の質感を表現。カラーは、カーキとブラックのベーシックな2色が揃う。ロゴ刺繡入りジーンズA.P.C.で人気を博すデニムウェアは、「JWA.P.C.」のロゴ刺繍が入ったジーンズやコーデュロイの衿や裁ちっぱなしの裾がアクセントになったジャケットなどを用意。カラフルなセーターさらに、コラボレーションロゴを大胆に配したTシャツや、カラフルなセーターなども展開される。【詳細】A.P.C.×JW アンダーソン発売日:2023年10月12日(木)取扱店舗:A.P.C.代官山FEMME、代官山HOMME、伊勢丹メンズ、原宿、青山、吉祥寺、名古屋、京都、なんば、阪急メンズ大阪、神戸、金沢、福岡、広島、札幌、大分、鹿児島、JW アンダーソン渋谷店、A.P.C.公式オンラインストア※JW アンダーソン渋谷店は2023年10月13日(金)にオープン。アイテム例:・Tシャツ 25,300円・ダッフルコート 148,500円・ジーンズ 48,400円・セーター 77,000円【問い合わせ先】アー・ペー・セー カスタマーサービスTEL: 0120-500-990
2023年10月15日最新作『アステロイド・シティ』の大ヒットを受け、ウェス・アンダーソン監督作長編10作目である映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の舞台裏を紹介するアートブック邦訳版が、今冬発売されることが決定した。このアートブックは、公開から1年以上の時を経て、ウェスの愛書家の一面が反映された豪華装丁の上製アート本の邦訳版。『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、名門「ニューヨーカー」編集部をモデルとした映画なだけに、こだわりぬいた傑作メイキング本。『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソンのトレードマークであるスタイル、綿密な構成、厳格なプロダクション・デザインの秘密が詳述。ティモシー・シャラメをはじめ、ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、ビル・マーレイ、 オーウェン・ウィルソン、クリストフ・ヴァルツなど、豪華キャスト陣の貴重な撮影中の写真も収録される。「ウェス・アンダーソンの世界フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」は2024年2月9日(金)より発売。予価:本体4,600円+税『アステロイド・シティ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 2022年1月28日より全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年10月01日ウェス・アンダーソン監督とベネディクト・カンバーバッチが初タッグを組んだ『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』より日本版予告とキービジュアルが解禁された。『アステロイド・シティ』も絶賛公開中のウェス・アンダーソン監督が手掛けた本作。『ファンタスティック Mr. FOX』(09)に続き、ロアルド・ダールの短編小説「奇才ヘンリー・シュガーの物語」を映像化した。解禁された予告編では、ウェス監督らしい世界観が炸裂した美しい映像世界が映し出されている。主人公は、大金持ちで独身、これまで働いたことのない、ギャンブルが大好きな男ヘンリー・シュガー。ある時、“目を使わずにモノを見る”ことができるという導師の存在を本で知った彼は、その力をギャンブルでイカサマをするために利用しようと計画する。すったもんだがありながらも透視の力を身に付けたヘンリーは、「今や容易に稼げる、世界中の誰よりも」と舞い上がり、あらゆるカジノでボロ儲けをしていく。しかしなぜか、考え込むような表情を見せたり、大量の札束を投げ捨てる姿も…。予告編のラストで語られる言葉は、「彼が世界のため 何をしたか知るべきだ」。果たして、ヘンテコな男ヘンリーはこのチート能力を使って、何を起こすのか?彼に待ち受ける運命は?本作は第80回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、米映画批評サイトRotten Tomatoesでも批評家スコアが95%(9/20時点)を記録するほどの大絶賛を集めている。Netflix映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』は9月27日(水)よりNetflixにて独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年09月22日9月1日より公開され、初週の週末3日間でウェス・アンダーソン監督史上最高の館アベレージを記録した大ヒット最新作『アステロイド・シティ』。この度、俳優たちのスペシャルインタビュー映像が解禁となった。先日存在が明かされた本作の2重構造。舞台“アステロイド・シティ”のキャラクター、ミッジ・キャンベルを演じるスカーレット・ヨハンソンとギブソン陸軍元帥を演じるジェフリー・ライトが「役を演じる役者」を演じた本作での裏話を語るインタビュー映像が解禁された。スカーレットが演じるミッジ・キャンベルは、『アステロイド・シティ』の中でも女優だったこともあり、スカーレットは、女優メルセデス・フォード(舞台にあがる女優)、ミッジ・キャンベル(舞台“アステロイド・シティ”での女優としての役名)、ミッジが演じる女優、と3人を演じ分ける必要があった。「監督とはミッジが演じる役の人物像も話し合う必要があった。たくさん聞くことがあって、話し合った」とこの役ならではの苦労を語った。一方、ジェフリーは、“アステロイド・デイ”の開幕式でのスピーチの撮影で、演技っぽいスピーチを要求されたことを明かす。ワンテイクで撮影されたという圧巻のシーン。パフォーマンス然とした姿に圧倒されること間違いなしだ。ブライアン・クランストン&エイドリアン・ブロディ、“モノクロ”世界のモチーフとなった偉人を明かすさらに、“モノクロ”世界に登場するブライアン・クランストンとエイドリアン・ブロディのインタビュー映像も初解禁。“モノクロ”のTV番組に登場する2人。エイドリアンは『アステロイド・シティ』の演出家(シューベルト・グリーン)という役どころだが、50年代に活躍した演出家のエリア・カザンがモチーフになっていると語る。過去『ブロンド』でアーサー・ミラーをモチーフにした劇作家を演じたことがあるエイドリアンは、「面白いことに、彼らは同じ時代に活躍した友人だったそう」と明かしてくれた。ブライアンは『アステロイド・シティ』の制作過程を放送するTV番組の司会役。固有名詞が多くて覚えるのが大変だったそうだが、かつての経験を活かして名キャスターであるテッド・コッペルをオマージュして演じたと語っている。『アステロイド・シティ』はTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイト シネクイントほかにて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年09月17日Netflixより、ウェス・アンダーソン監督の短編映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』の予告編が公開された。原作はロアルド・ダールの1977年の短編集「The Wonderful Story of Henry Sugar and Six More」で、日本では「ヘンリー・シュガーのわくわくする話」「奇才ヘンリー・シュガーの物語」として出版されている。タイトルロールのヘンリー・シュガーを演じるのは、ベネディクト・カンバーバッチ。冒頭で「41歳、独身で金持ち」と自身のナレーションで紹介する。ヘンリーは「目を使わずに見る男」のレポートを読んでそのスキルを学び、透視が可能に。ギャンブルでイカサマを働くのもお手の物。「世界中の誰よりも容易に稼げる」ようになる。キャストはベネディクト・カンバーバッチ、ベン・キングズレー、デヴ・パテル、リチャード・アイオアディのほか、アンダーソン監督作『グランド・ブダペスト・ホテル』のレイフ・ファインズが再び起用されている。映画ファンは予告編を観て「ベネディクトはアンダーソン監督の美学にハマる!今まで彼の作品に出演したことがないのが驚きだ」「パーフェクトな人選」とベネディクトに期待を寄せている模様。アンダーソン監督は2009年にもダールの作品「父さんギツネバンザイ」を『ファンタスティック Mr.FOX』として映画化したことがある。『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』は9月27日Netflixで配信開始。(賀来比呂美)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年09月15日ウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』より、モノクロスチールが解禁された。この度解禁されたのは、ポスターでも話題となっていた“モノクロ”のブライアン・クランストン、エイドリアン・ブロディ、エドワード・ノートンの3名をとらえたスチール。1955年アメリカ南西部に位置する砂漠の街“アステロイド・シティ”にジュニア宇宙科学者の受賞者とその家族が集結、“アステロイド・デイ”での授賞式の最中、まさかの宇宙人が到来!街は封鎖され、軍は宇宙人の事実を隠蔽しようとし、ジュニア宇宙科学者の子どもたちは外部に伝えようと企てる…というストーリーは、実はアメリカで上演される新作劇「アステロイド・シティ」の内容。舞台「アステロイド・シティ」の制作過程がTV番組で紹介されるという設定で、舞台のストーリーと、制作過程を同時進行で見ていくのが、本作である。大勢が列をなして座っているカラーのスチールは、舞台「アステロイド・シティ」のリハーサルでのワンシーンをとらえたもの。ここに映るのは、舞台「アステロイド・シティ」に出演する役者たち。主人公、オーギー・スティーンベックを演じるのは、ジョーンズ・ホールという俳優で、ミッジ・キャンベルを演じるのは、メルセデス・フォードという女優…というように、本作には「役を演じる役者」たちが登場するのだ。ポスターにいたモノクロの3名の正体は、舞台「アステロイド・シティ」の制作過程を取り上げるTV番組に出演する人物だ。まずは、エドワード・ノートン演じる、舞台「アステロイド・シティ」の作者で、劇作家のコンラッド・アープ。このキャラクターについて、ウェス監督は「ウィリアム・インジやアーサー・ミラーなど、この時代の何名かの脚本家たちを融合させているんだ」と語っている。2人目は、エイドリアン・ブロディ演じる、舞台「アステロイド・シティ」の演出家、シューベルト・グリーン。エイドリアンは、「とても楽しい役だった」「50年代は大きな転換期で、マーロン・ブランドやジェームズ・ディーンのような役者や、エリア・カザンのような監督が出現するなど、演技や演出の手法が大きく変わった時代でもありました。そういう時代へのオマージュができたのは良かったと思う。ウェスもそういうところを大事にしているに違いない」と話す。そして、ブライアン・クランストン演じるTV番組の司会者。TV番組では、司会者がガイドとして制作過程について説明していく。ブライアンは、「いろいろな固有名詞が出てくるので覚えるのが大変だった」と司会者という役どころならではの苦労を吐露。舞台「アステロイド・シティ」を取り上げるTV番組をフィーチャーするという構成については、「きっとウェスのパフォーマンス・アートへのラブレターなのだと思います。3つのメディアを使ってパフォーマンス・アートを祝福しているのではないかな」と語っている。入れ子構造は一見難解ではあるが、SNSでは「役者にフォーカスされていて、役に重なっていくところが良い」「ちょっと複雑な劇中劇構造を、めいっぱい楽しむ作品」「ウェス節が半端ない」「ウェスの世界を堪能した至高の時間」と絶賛の声があふれている。『アステロイド・シティ』はTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年09月08日ウェス・アンダーソン監督最高傑作との呼び声も高い『アステロイド・シティ』より、スカーレット・ヨハンソン演じる映画スター、ミッジ・キャンベルのモチーフとなった2人の女優について、ウェス監督とスカーレットが語るコメントがシネマカフェに到着した。ウェス・アンダーソン監督が明かす、“ミッジ・キャンベル”の正体本作の主人公オーギー・スティーンベック(ジェイソン・シュワルツマン)と“アステロイド・シティ”で出会う映画スター、ミッジ・キャンベル。先日解禁された本編映像<YouDidn’tAskPermission>では、“アステロイド・シティ”のダイナーでパンケーキをほおばるミッジを思わず写真に収めてしまうオーギーの姿があった。マリリン・モンローは、スターの地位に上り詰めてもなお、アクターズ・スタジオの門をたたき、トレーニングを続けていたという。メソッド演技法の確立者であり、アクターズ・スタジオの芸術監督や運営責任者を歴任したリー・ストラスバーグが「何百人もの役者を育ててきたけど、特別だったのはマーロン・ブランドとマリリン・モンローだけ」と語るほど、彼女は才能と情熱にあふれていた。大きなサングラスでも隠せないオーラや存在感があるミッジ。脚本を書いたウェス監督は、“マリリン・モンロー”をモチーフにミッジをつくりあげていた。「彼女は映画スターでありながら、優れた舞台俳優のようになることをめざしていた。モンローのアクターズ・スタジオとの関係は、アクターズ・スタジオを象徴する一部となった」と語る。スカレーット演じるミッジは、コメディ女優としての才能があふれている一方で、自身は役者として薬物に溺れて死ぬような、真逆の役を演じたいと思っていた。その願いに向かって、モーテルで台本を片手に練習する姿が本編でよく登場する。スターダムを駆け上がってもなおさらなる高みを目指す姿勢はマリリン・モンローとも重なる。さらにウェス監督は、マリリン・モンローの最後の出演作『荒馬と女』について、「彼女が演じた役は観る者を西部へと連れ出してくれる。ニューヨーク市とのつながりや、グラマシー・パークの部屋もそうだけれど、同時に野生の馬の群れも想起させる」と称賛。マリリン・モンローをモチーフとしたミッジは、1950年代アメリカの“アステロイド・シティ”に連れ出してくれるだろう。スカーレット・ヨハンソンが“映画スター”を演じるうえでモチーフにした女優一方、ミッジ・キャンベルを演じたスカーレット。ウェス監督作品初出演となる彼女は、役作りをするうえで、ウェス監督と話し合いを重ねた。「監督とは往年のハリウッドスターについてあれこれ話し合いました。彼女がどんな人物で、どんなキャリアを歩んできたのか、アクターズ・スタジオ出身なのか、どんな声のする女優かなどとあれこれ考察したんです」と明かす。ウェス監督がマリリン・モンローをモチーフに書いたミッジだが、スカーレットは自身も好きな女優であるベティ・デイヴィスを参考に演じたという。「ベティ・デイヴィスはとてもいいキャリアを歩んできた女優だし、自分を肯定しているその存在感がとても良い。声も環太平洋アクセントなのが良い。そういうさまざまな要素を参考にしました」とスカーレット。このコメントに対して、ウェス監督はスカーレットの言及した「存在感」について、「ベティ・デイヴィスが意識的に確立したもの」だと話す。「ミッジは劇中でさまざまな顔を見せます。電車に乗っているときのミッジはその他のシーンのミッジと全然違う。ホテルのシーンでは、女優と彼女の演じる役の両方の顔を見せる。少しずつ表情を変えていくんです」と言及。スカーレットはミッジ・キャンベルという映画スターを「他人に見られているということについて常に自覚的で、自らを演出しているところがある」と分析している。これはウェス監督の語る、ベティ・デイヴィスの意識的に確立する存在感という分析とも通ずる。マリリン・モンロー、そしてベティ・デイヴィス。2人の女優をモチーフに練られたミッジ・キャンベルという映画スターを演じる、スカーレット・ヨハンソン。“女優”による“女優”の演技がウェス・アンダーソンの世界でどのように光るのか、注目だ。『アステロイド・シティ』はTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年09月02日ウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』よりキャストのインタビュー映像が到着した。1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街“アステロイド・シティ”で繰り広げられるUFO騒動が描かれる本作。公開を前に解禁されたインタビュー映像では、主演のジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、ジェイク・ライアンが自身の演じたキャラクターや役作りについて語っている。本作で主人公オーギー・スティーンベックを演じたジェイソン・シュワルツマン。ウェス監督は本作をジェイソンのために作ったと語り、脚本が完成していない構想段階からジェイソンのスケジュールを押さえるという本気ぶりだった。そんなジェイソンはオーギーの役作りにおいて、「作品の内容もわからない頃から『とにかくキューブリックをイメージして』と言われた」という。スタンリー・キューブリックは写真雑誌のカメラマンとして働いたのち『2001年宇宙の旅』(68)、『時計じかけのオレンジ』(71)、『シャイニング』(80)などの作品を監督・製作した。「僕は何を言われているのかさっぱりわからなかったし、作品もキューブリックに関連する要素は何もないのだけど、後になって自分の演じているキャラクターの喋り方がキューブリックっぽいと納得がいった」と話すジェイソン。その特徴的な喋り方は妻がクリアリングマスクをしていた様子からヒントを得たと明かす。顔が動かないよう、麻酔をしてもいいかもと話したというエピソードからは役作りへの情熱もうかがえる。オーギーの息子、ウッドロウを演じたジェイク・ライアンは、ウェス監督とジェイソンと話し合いを重ねて役を作っていった。「オーギーとウッドロウはリスペクトしあっているような関係。ウッドロウは僕が到底及ばないような天才で、『役作りの参考に』とジェイソンがレイ・カーツワイルの『シンギュラリティは近い』を勧めてくれた」と、信頼関係が垣間見えるようなエピソードも。実際に読んで、フューチャリストの考えを身に着けたというジェイクのプロ意識と努力によって、スクリーンに現れたウッドロウ少年と、信頼するジェイソン演じる父・オーギーが本編でどのような関係を築いているのかも気になるところ。本作でウェス監督作品初出演となるスカーレット・ヨハンソンは、自身の演じた映画スター/ミッジ・キャンベルについて、「ミッジは他人に見られているということについて常に自覚的で、自らを演出しているところがある。映画の中でもそのようなことを言う。心情的に理解できなくはない」と女優という職業ならではの感覚を役柄と共有していたことを明かす。撮影現場について聞かれると、豪華なキャスト陣に興奮するおちゃめな姿も見せる。今後どのような仕事をしたいか尋ねられると、「常に新しい領域に挑戦したい。何か面白いもの、既視感のないものを提供できるような状態でいたい」と高いプロ意識に溢れた様子で仕事への情熱を語った。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年08月31日ウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』より本編映像が解禁された。渋谷PARCOにてPOP UP CAFÉ&EXHIBITIONが開催されるなど、公開へ向けてますます注目を集めている本作。この度解禁されたのは、本作の世界観が垣間見える本編映像。映像には、“アステロイド・シティ”の天体観測所で、アメリカ陸軍元帥であるギブソン元帥と、ジュニア宇宙科学者のひとり、リッキーが対峙するシーンがとらえられている。リッキーは、軍が隠蔽しようとした宇宙人の存在をジュニア宇宙科学者4人と団結し、“とある方法”で外部に伝える。その結果、世界中の新聞で“アステロイド・シティ”の宇宙人が取り上げられてしまうことに!それに対して激怒する大統領とギブソン元帥。反逆罪の可能性もあると伝えるが、リッキーは最高裁まで闘うと強気の姿勢。ジュニア宇宙科学者とアメリカ政府、対立の結末は…?そして、完全に外部との接触を禁止され、軍に監視されるなかで若き科学者たちはどのように情報を伝えたのか。本編で描かれる、天才的な子どもたちによる大作戦の一部始終にも注目してほしい。ちなみに本作には様々な名作の要素が組み込まれている。例えば、街の外観は『日本人の勲章』(55)がインスピレーションとなっている。そして、デビルスタワーに似た岩の構造、人生が変わるような宇宙人との遭遇、“アステロイド・シティ”の住民を隔離し続けるため軍隊がでっち上げた隠蔽記事といった要素は、スティーヴン・スピルバーグ監督の『未知との遭遇』(77)から意図的に取り入れられている。今回解禁となった本編映像に含まれる、宇宙人との遭遇を世界に知らせるために、子どもたち(ジュニア宇宙科学者)がアメリカ軍を出し抜く、という展開も、スティーヴン・スピルバーグ監督作品のテイストを強く感じさせるものだ。ほかにも、スカーレット・ヨハンソン演じるミッジ・キャンベルは50年代に活躍した女優、マリリン・モンローをモチーフに脚本が作られていたりと、キャラクターにも実在した人物の要素が組み込まれており、ストーリー、構図、衣装、セット、音楽など、様々な注目ポイントにあふれている。どんな作品・人物が隠されているのかも気に留めながら鑑賞すると、本作の新たな魅力に気がつけるはずだ。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年08月29日ウェス・アンダーソン監督・脚本最新作『アステロイド・シティ』のPOP UP CAFE&EXHIBITIONが渋谷PARCOにて本日8月25日(金)より開催。これを記念して、EXHIBITION展示衣装を含む5着の衣装を解説する映像「Dressed」が解禁された。「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY EXHIBITION”」では、小道具やメイキング資料、本作でキャストが着用した衣装が展示される。この開催を記念して、Focus Features作品の衣装を解説するYouTube「Dressed」シリーズより『アステロイド・シティ』編の映像が公開されている。映像では、ジェフリー・ライト演じるアメリカ陸軍・ギブソン元帥と、その右腕となるトニー・レヴォロリ演じる副官それぞれの軍服、ホープ・デイヴィス演じるジュニア宇宙科学者の娘を持つ母・サンディの衣装。さらにジェイソン・シュワルツマン演じるオーギー・スティーンベックの衣装と、スカーレット・ヨハンソン演じるミッジ・キャンベルのワンピースの5着を解説。“アステロイド・シティ”という1950年代アメリカの砂漠の街にふさわしい色調で揃えたり、戦場カメラマンであるオーギーの衣装には戦場での奮闘を想起させるエイジング加工を施し、ミッジの纏うワンピースには砂漠のロケ地にインスパイアされたサボテンの花が手描きであしらわれているなど、衣装にこめられたウェス監督・制作陣の数々のこだわりが紹介されている。本映像で衣装が紹介されているホープ・デイヴィスは、その衣装への細やかな配慮を裏づけるように、「衣装が全てだった」と話す。「今回はミレーナ・カノネロが衣装を手がけているのだけど、それで役に関する全てが決定づけられた感じがする。あとは着て歩くだけ。すると、おのずと洗濯機を新調することで頭がいっぱいな50年代主婦像が浮かび上がってくる。洗濯機を新調することが、彼女の人生において最もエキサイティングな出来事なのです」とホープ。着るだけでキャラクターが憑依するほど計算されつくした衣装は圧巻の仕上がり。なお、本映像でも取り上げられているオーギー、ミッジ、ギブソン元帥、副官の衣装は「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY EXHIBITION”」でも展示予定。本映像で解説されているポイントにも注目だ。ディテールまで作品の世界観に寄り添って制作された衣装を、スカーレット・ヨハンソンも「大画面で見ると、没入感を味わえ、美しさに圧倒される」と絶賛。EXHIBITIONは、そんな衣装を肉眼で確かめることができる貴重な機会となっている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY EXHIBITION”」は8月25日(金)~9月4日(月)渋谷PARCO B1F GALLERY X BY PARCOにて開催。※入場料500円「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY POP UP CAFE”」は8月25日(金)~9月10日(日)渋谷PARCO1F特設会場にて開催。※食イベントは9月1日(金)18時~21時/9月2日(土)11時~21時(この時間帯、通常のコラボドリンクの提供はございません)(シネマカフェ編集部)■関連作品:アステロイド・シティ 9月1日TOHO シネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開©2023 FOCUS FEATURES, LLC./©2022 Pop. 87 Productions LLC
2023年08月25日ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作『アステロイド・シティ』の公開を記念して、POP UP CAFEとEXHIBITION(展覧会)が渋谷PARCOにて開催されることが決定した。1F特設会場に登場するPOP UP CAFEでは、本作も含めたアンダーソン作品からインスパイアされたスペシャルドリンク「アステロイド・シティ アイスカップ」を販売。作品の色に注目した夏にぴったりのウェス・アンダーソンすぎるかき氷風ドリンクを、オリジナルカップにて提供する。スペシャルコラボドリンクメニューアステロイド・シティ アイスカップ(全3種)各990円(税込)・ASTEROID CITY(スカイブルー×サンドベージュ)アステロイドシティの景色をイメージしたブルーカラーのミルクソースのかき氷とベージュカラーのスパイスミルクティー・Adults and Children(ポップイエロー×ホットピンク)登場人物たちをイメージしたイエローカラーのトロピカルパインソースのかき氷とピンクカラーのピーチドリンク・The Alien(ストレンジレッド×スペーシーグリーン)一波乱を起こした宇宙人の視点をイメージしたレッドカラーのウォーターメロンソースのかき氷とグリーンカラーのモヒートソーダまた、渋谷の和菓子屋「かんたんなゆめ」や、池尻の喫茶店「drip」との食イベントも開催される。一方、B1F・GALLERY X BY PARCOでは、キャストが着用した衣装、小道具やメイキング資料など、本作のビジュアルの細部を存分に堪能できる展覧会を開催。フォトスポットを設置し、オリジナルグッズの販売も予定している。なお、「ASTEROID CITY POP UPCAFE&EXHIBITION」会場内で6,600円(税込)以上購入すると、先着300人に特大ワッペン(非売品)がプレゼントされる(※無くなり次第終了)。「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY POP UP CAFE”」は8月25日(金)~9月10日(日)渋谷PARCO1F特設会場にて開催。※食イベントは9月1日(金)18時~21時/9月2日(土)11時~21時(この時間帯、通常のコラボドリンクの提供はございません)「ウェス・アンダーソン映画公開記念・“ASTEROID CITY EXHIBITION”」は8月25日(金)~9月4日(月)渋谷PARCO B1F GALLERY X BY PARCOにて開催。※入場料500円『アステロイド・シティ』は9月1日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月22日ウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』より、ルパート・フレンドとマヤ・ホークのインタビュー映像が解禁された。本作でウェス・アンダーソン監督初出演となるマヤ・ホークとルパート・フレンド。先日解禁となったメイキング映像では、完全アドリブにもかかわらず、息の合ったダンスを披露する姿がとらえられていたが、役作りについては正反対であることが語られている。ルパートは、50年代ごろに活躍した俳優ケーリー・グラントが、クラーク・ゲーブル風にカウボーイを演じたらどうなるかイメージしながら撮影に臨んだという。一方のマヤは、「アイコン的な女優を意識してしまうとプレッシャーになるので、身近な人をイメージして演じるほう」だと話す。8歳の10人クラスを率いる先生を演じるうえで、自身が小学生のときにお世話になった“アイカー先生”をイメージしたという。「とても優しく聡明で、快活な楽観主義で、子どもも朗らかになるような先生」をイメージして作り上げたジューンというキャラクターには親近感があり、宇宙人にはしゃぐ子どもたちに振り回され困惑する姿を見ると、つい応援したくなってしまう。マヤはウェス監督について、「本当に素晴らしい脚本家」と絶賛。「仮に登場時間がたったの10秒というキャラクターだったとしても、どの人物もしっかりと書きこまれているから、(キャラクターのことが)手に取るようにわかる」とその緻密さをアピール。ルパートも「イメージが湧いてくる脚本」だとマヤに同意し、「モンタナというキャラクターがまるで生き別れになった愛しい兄弟のように感じられた」と役への愛情を語ってくれた。ウェス・アンダーソンの細やかな脚本とルパート・フレンド、マヤ・ホークそれぞれによる演技プランによって生み出された、モンタナとジューン。その魅力的なキャラクターにもぜひ注目してほしい。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月21日ウェス・アンダーソン監督の最新作『アステロイド・シティ』が、9月1日(金)より公開。この度、英国発のナチュラルコスメブランド「LUSH」(ラッシュ)にて、本作とコラボした商品が、ラッシュ公式オンラインストア・公式アプリ限定で8月25日(金)より発売されることが分かった。今回、数量限定で展開するアイテムは、映画の重要なシーンやモチーフから着想を得たバスボムとソープ、シャワージェル、シャワージェリー(ジェル状ボディウォッシュ)の4種類。人気の「スペースガール」と同系統の香りがアーカイブからカムバックし、「アステロイド」バスボムと「アステロイド・シティ」シャワージェルの2商品に使われている。アステロイド(バスボム)¥980(税込)/個アステロイドと呼ばれる衛星が数量限定のバスボムになって登場。グレープフルーツとベルガモットのエッセンシャルオイルをブレンドした、懐かしくも陽気な香りは、ラッシュでかつて販売していた「スペースガール」と同系統。アステロイド・シティ(シャワージェル)¥2,600(税込)/290gポップカルチャーが全盛し、アメリカが輝いていた時代「黄金の50年」へ誘う同商品。パステルブルーの美しいカラーは、映画に登場する果てしなく広大な砂漠の空をイメージ。こちらも「スペースガール」と同系統だ。ドゥームズ・デイ(ソープ)¥980(税込)/100gスクラブ入りの数量限定ソープ。乾燥した砂漠が広がる映画にちなんで、本物の砂を配合し、古い角質を除去して汚れを落とすサポートをしながら、肌触りを柔らかくなめらかにする。ブラックカラントの甘くフルーティーな香りの石鹸を泡立てていると、シトラスノートやウッディノートもふんわりと漂う。ユーフォー シャワージェリー(シャワージェリー)¥1,200(税込)/100gUFOの形をした数量限定シャワージェリーは、爽やかな柑橘の香りで空間を満たす。アロエベラとカラギーナンのみずみずしい潤いが爽快感をもたらし、肌を柔らかくする。ライムの明るいシトラスノートとネロリの華やいだフローラルノートをブレンドした香りは、エネルギッシュな印象を与える。「LUSH x アステロイド・シティ」は8月25日(金)発売。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月20日ウェス・アンダーソン監督史上最高の初週週末成績をたたき出した最新作『アステロイド・シティ』より、ルパート・フレンドとマヤ・ホークによるダンスシーンのメイキング映像が解禁となった。今年のカンヌ国際映画祭で、BGMに合わせてダンスを披露する姿が話題となっていたルパート・フレンドとマヤ・ホーク。マヤが演じるのは、8歳の子どもたち10人クラスを率いるジューンという先生。一方、ルパートはバンドとともに旅をする詩人で、カウボーイのモンタナを演じている。“アステロイド・シティ”で出会う2人は、モンタナが子どもたちから懐かれることで親交を深めていく。そんな2人と8歳クラスの子どもたちによる、キュートで陽気なダンスシーンのメイキング映像が到着。“アステロイド・シティ”に出現した宇宙人に夢中になった子どもたちが、モンタナやバンドとともに宇宙人を称賛する楽曲を作成。その披露の場が、今回のダンスシーン。軽快なテンポのなかで、「片足で跳んで踊ろう」という歌詞の通り、跳ねる動きが印象的なダンスが画面上のいたるところで繰り広げられる。手をつないで踊るルパートとマヤの動きも息がぴったりなのだが、なんとこのダンスシーンは全てアドリブだったそう。「脚本には『みんな踊る』としか書いていなかった」とルパートはふり返る。「それでみんなで『振付師はいつやってくるのだろう? リハーサルはいつ?』などと疑問に思ったのだけど、そういうものは一切なかった。とにかくやってみるしかなかった。でも高揚感がすごかったのを覚えています」という。さらに、「私はたまたま帽子を投げ上げたのだけど、カメラの後ろのほうで、たまたまセットを訪れていたビル・マーレイが落ちてくる帽子をキャッチしてくれたんです。完璧でした」と、撮影待機用のトレーラーがなく、役者が常に撮影を見守るウェス監督現場ならではの出来事も語ってくれた。マヤ・ホーク&ルパート・フレンドカンヌ映画祭にて音楽はウェス・アンダーソンとジャーヴィス・コッカーの共同制作、カウボーイバンドによる演奏を生録音ダンスシーンで使用されている「Dear Alien(Who Art In Heaven)」は、ウェス監督と、カウボーイバンドのひとりを演じるジャービス・コッカーによる共同制作。ジャービスは『ファンタスティックMr.FOX』で声の出演、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』でサウンドトラックに協力するなど、これまでもウェス監督作品で活躍している。テネシー・アーニー・フォードの心に響くバリトンの哀歌や、ロイ・ロジャースの合唱のようなセレナーデといった20世紀中盤のカントリーウェスタンのサウンドにインスピレーションを受けてつくられたという「Dear Alien(Who Art In Heaven)」。音源は劇中のカウボーイバンドのメンバーであるジャービス、セウ・ジョルジ、ペレ・マレン、ジャン=イヴ・ロザックと、モンタナ役のルパートによる演奏を生録音している。ルパートはウェス監督からセッションの依頼をされたとき、「ごくりと固唾をのんだ」と明かす。「ずっと昔から憧れていたミュージシャンたちだったんです。何せ彼らはプロだし、僕は蚊帳の外でしたね」と言い、「監督の挑戦状に果敢に挑むことができるから充実感がありました」と語る。この楽曲のためにスチールギターの習得をして臨んだルパートの勇姿にも注目。メイキング映像には、スタッフまでも音楽に合わせて体を揺らす瞬間もとらえられている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月14日ウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』よりメイキング映像が解禁された。ウェス・アンダーソン監督といえば、CGを極力使用せず、実際にセットを建てて撮影するアナログな手法が特徴的だ。計算しつくされたセットに夢中になるファンも多い。本作についてウェス監督は、「ポスプロでいろいろいじることもしようと思えばできたけれど、あえてスペインのセットで撮影しています。これが役者におおいに影響を及ぼします。スカーレット(・ヨハンソン)が『まるで舞台劇みたいだった』と言っていたけれど、まさにそういう狙いなんです」と語っている。舞台となる砂漠の街“アステロイド・シティ”は、建物のみならず、岩や山、サボテンまでもが人の手で造られたセットだ。ほぼグリーンバックなしで撮ったとは信じられないような出来栄えだが…、それを証明するメイキング映像が到着。砂漠のセットを作るために、広大な平地を探し求めてスペイン・チンチョンにたどり着いたと語るウェス監督。メイキング映像では、広大な平地にセットが建てられる様子が映し出されており、岩のセットではまずミニチュアを作って配置を調整するといった徹底した仕事ぶりがとらえられている。さらに、1955年という時代を彷彿とさせる仕上がりの建物や、途切れた高速道路へのオンランプのようなセットへのこだわりなど、“アステロイド・シティ”に込められた魅力をウェス監督が語っている。“アステロイド・シティ”の誕生は、プロダクションデザインのアダム・ストックハウゼンの存在なしには語れない。『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞を授賞した彼は『ダージリン急行』『ムーンライズ・キングダム』など、数々のウェス監督作品を手掛けてきた。“アステロイド・シティ”の建設でも辣腕を振るったアダムは、コロナ禍での作業となった本作での作業状況を「稀な状況だった」と語る。「私たちは、現場にいる人たちとつながりながら、遠隔で仕事をしていたんだ。その後、ごく少人数のスタッフが現場に出向いて確認したが、私自身は自分にこう言い聞かせていた。『きっとうまくいく。あらゆる状況が私にうまくいくと言っているぞ』とね。でもそれは、目の前にあるものに自信をもつことで起こる、ある種の魔法に頼っているだけなんだ。数字として証明できるものではないよ」そんな試行錯誤の上で完成したセットに、スタイリストの北村道子氏からは「ウエス・アンダーソンの脳内映像をアダム・ストックハウゼンが完璧にビジュアルで変換させた逸品である!」と熱い称賛の声が届いた。セットだけをとっても数多のこだわりが詰め込まれ、目が足りないほど見どころにあふれた本作。砂漠の街の風景に大いに期待が高まるメイキング映像となっている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日ウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』より本編映像が解禁された。USでの週末成績がウェス・アンダーソン監督作品史上最高記録を達成し、ウェス監督最高傑作との呼び声も高い本作。ウェス監督作品ではお馴染みのジェイソン・シュワルツマンが主演を務め、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルなど豪華俳優陣が共演し、日本でも公開前から注目を集めている。この度解禁となったのは、主人公のオーギー・スティーンベック(ジェイソン・シュワルツマン)と、ミッジ・キャンベル(スカーレット・ヨハンソン)が砂漠の街“アステロイド・シティ”で出会うシーン。カウンター席がならぶダイナーでワッフルを食べるミッジを見つけたオーギーは、おもむろに彼女にカメラを向けて写真を撮る。シャッター音に気づいたミッジが「断りもなく」と咎めるが、戦場カメラマンのオーギーは動揺した様子もなく淡々と「いつも断らない」と話す。戦場カメラマンと女優の2人の風変わりな出会いが果たされた“アステロイド・シティ”で、このあとどんな事件が巻き起こるのだろうか?さらに注目したいのは、オーギー、ミッジの後ろで視線を合わせる子どもたち。ミッジの娘ダイナ(グレイス・エドワーズ)の意味深な微笑に動揺するオーギーの息子、ウッドロウ(ジェイク・ライアン)。どぎまぎとした様子で視線をそらしストローをすするウッドロウの横顔がかわいらしい。ダイナーの美術や映像の雰囲気からもウェス節を感じられる本編映像となっており、公開へ向けてますます期待が高まる。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイト シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月28日『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』のウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』よりキャラクターポスター3種が解禁された。日本版予告編の再生回数が公開から1週間で180万回を突破し、先日解禁となったスチールは、ウェス・アンダーソン特有のシンメトリーな構図に話題沸騰。SNSでは期待の声が相次ぎ、情報解禁のたびにファンの熱量が増していく本作。この度解禁となったのは、ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスのキャラクターポスター。ヴィンテージ風のざらっとした質感とフィルムで撮ったようなくすんだ色合いがレトロ感をいっそう引き立てている。ジェイソン演じるオーギー・スティーンベックは寡黙な戦場カメラマン。彼の“相棒”である首にかかったフィルムカメラによって、物語が大きく動くことになる。そして、片手に携えるのはマッカーサーやアインシュタインなど、この時代の偉人たちも愛用していたパイプ煙草。ちょっとした小物にも、1950年代アメリカの空気を感じることができる。スカーレットが演じるのは、ミッジ・キャンベルという女優。真っ白なトップスにグリーンのタイトなスカートを合わせたさわやかなカラーと、ウエストをベルトでキュッと絞ったスタイルも1950年代風だ。トップスの形はアメリカを代表する大女優のひとり、マリリン・モンローのホルターネックドレスを思わせる。トムはオーギーの義父で、退役軍人のスタンリーを演じる。いまも戦場に向かうオーギーがアースカラー1色でまとめているのに対し、黄色のシャツに淡いブルーのボトムスを身につけたスタンリーからは、退役後ののどかな生活がうかがえる一方で、腰には銃が…。この時代の多くの男性たちと同様に、戦場で身につけた習慣が続いていることが示唆されている。ちょっとした小物にも、こだわりがふんだんに詰まっており、ウェス・アンダーソン監督ならではの精巧な世界観が垣間見える。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月18日ウェス・アンダーソン監督最高傑作と名高い『アステロイド・シティ』より、独特の世界観が捉えられたスチール写真が解禁された。ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作となる本作は、アメリカ南西部に位置する砂漠の街を舞台に、子どもたちとその家族のユニークな物語が繰り広げられる。先日公開となった日本版予告編は、公開から24時間を待たずにSNSでの再生回数が1万回を突破、期待値の高さがうかがえる結果となった。そんな本作より、監督のこだわりがぎゅっと詰まったスチールが解禁、まさに「ウェス・アンダーソンすぎる」本作の世界観が垣間見える。1枚目は、ティルダ・スウィントン演じるヒッケンルーパー博士の天体観測所の内部をとらえたもの。研究員たちが座る椅子は神経質なまでに整然と並べられ、窓の配置も完璧なシンメトリー。ウェス監督らしい構図のスチールには、白衣を着た研究員に加え、ジュニア宇宙科学大会で科学賞の栄誉に輝いた5人の子どもたちとその家族たちの姿も見られる。そしてもう1枚は、ジェイソン・シュワルツマン演じるオーギー・スティーンベックと、スカーレット・ヨハンソン演じるミッジ・キャンベルがモーテルの窓際で見つめ合う1枚。向かい合わせに建つモーテルの壁や窓の上にかかるサンシェードが、奥にそびえたつ山を中心にシンメトリーに配置されている。このモーテルや山のセットにもウェス監督のこだわりが。アステロイド・シティに登場するダイナーやガレージ、そしてこのモーテルは本物の建物として建てられ、セット自体が小さな街として機能するように造られた。そして、街を包囲するように砂漠のセットが続く。山も巨石も小さな岩々も全て造られたもの。あまりに壮大なスケールで広範囲にわたり、説得力のある出来栄えだ。これが本当の風景でないということも、CG用のグリーンスクリーンがほぼ使われていないということもにわかには信じられない、ウェス・アンダーソン作品ならではの風景美が堪能できる。ウェス監督は「キャストのためにどのようなセットを用意できるかが一つの決定的な要素となる」と語る。「本物の空間を作るのは手が掛かりますが、やる価値はあります。『グリーンスクリーンをバックに撮影すれば良かった』と思ったことはないし、そもそもその選択肢が頭をよぎらないです。フィルムで撮っているし、撮影手法は現代よりも1930年代のそれに近いのかもしれません」とこだわりの撮影方法について明かしている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月10日映画『アステロイド・シティ』のスチール写真が公開された。『アステロイド・シティ』は、『グランド・ブダペスト・ホテル』『犬ヶ島』などで知られるウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作。キャストには、ウェス監督作品ではおなじみのジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルなどが名を連ねている。このたび公開されたのは、“ウェス・アンダーソンすぎる”こだわりがぎゅっと詰まったスチール写真。1枚目は、ティルダ演じるヒッケンルーパー博士の天体観測所の内部をとらえたもの。研究員たちが座る椅子は神経質なまでに整然と並べられ、窓の配置も完璧なシンメトリー。ウェス監督らしい構図のスチールには、白衣を着た研究員に加え、ジュニア宇宙科学大会で科学賞の栄誉に輝いた5人の子どもたちとその家族たちの姿も見られる。(C)2022 Pop. 87 Productions LLCそしてもう1枚は、ジェイソン演じるオーギー・スティーンベックと、スカーレット演じるミッジ・キャンベルがモーテルの窓際で見つめ合う1枚。向かい合わせに建つモーテルの壁や窓の上にかかるサンシェードが、奥にそびえたつ山を中心にシンメトリーに配置されている。このモーテルや山のセットにもウェス監督のこだわりが詰まっている。アステロイド・シティに登場するダイナーやガレージ、そしてこのモーテルは本物の建物として建てられ、セット自体が小さな街として機能するように造られた。そして街を包囲するように砂漠のセットが続く。山も巨石も小さな岩々もすべて造られたもので、CG用のグリーンスクリーンがほぼ使われていないという。(C)2022 Pop. 87 Productions LLCウェス監督は「キャストのためにどのようなセットを用意できるかがひとつの決定的な要素となる」と語る。「本物の空間を作るのは手が掛かりますが、やる価値はあります。“グリーンスクリーンをバックに撮影すれば良かった”と思ったことはないし、そもそもその選択肢が頭をよぎらないです。フィルムで撮っているし、撮影手法は現代よりも1930年代のそれに近いのかもしれません」とコメントしている。<作品情報>映画『アステロイド・シティ』9月1日(金) 公開映画『アステロイド・シティ』ポスタービジュアル (C)2023 FOCUS FEATURES, LLC.関連リンク公式サイト:::
2023年07月10日9月1日(金) より日本公開される『アステロイド・シティ』の日本版予告編が公開された。本作は、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14) でアカデミー賞4部門を受賞し、『犬ヶ島』(18) でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したウェス・アンダーソン監督の最新作。原案はウェス監督と盟友ロマン・コッポラの共作。脚本はウェス監督が単独で務め、彼特有の世界観に満ちたファン必見の一作となっている。キャストには、ウェス監督作品ではおなじみのジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルなど豪華キャストたちが共演する。予告編は、ジェイソン・シュワルツマン演じる主人公オーギー・スティーンベックと、トム・ハンクス演じるオーギーの義父(妻の父)スタンリー・ザックの電話シーンで幕を開ける。車が爆発したオーギーと子供たちは、砂漠の街“アステロイド・シティ”で開催される「ジュニア宇宙科学大会」のためにアステロイド・シティに滞在することに。オーギーの息子・ウッドロウをはじめとする科学賞の栄誉に輝いた5人の子供たちとその家族が続々と集まり、祭典が始まるが、突如緑色の光に包まれ、まさかの宇宙人が到来!?軍によって街は封鎖、宇宙人を目撃した人々は隔離されてしまう!閉じ込められた人々の運命はどうなってしまうのか、続きが気になる予告編となっている。『アステロイド・シティ』本予告<作品情報>『アステロイド・シティ』9月1日(金) 公開2023年/アメリカ/カラー・モノクロ/スコープサイズ/104分/原題:Asteroid City■4連ポストカードセット付きムビチケ前売券価格:1,600円(税込)販売場所:全国の上映劇場 メイジャー公式サイト購入特典:4枚綴りオリジナルポストカード(数量限定)販売期間:~8月31日(木)『アステロイド・シティ』 公式サイト:公式Twitter:公式Instagram: Pop. 87 Productions LLC & Focus Features LLC. All Rights Reserved
2023年07月04日ウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』より日本版予告編が解禁された。US公開の週末成績でウェス・アンダーソン監督史上最高記録を樹立し、日本でも公開前から大きな注目を集めている本作。ウェス監督作品ではお馴染みの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルなど、ハリウッドを代表する名優が集結することでも話題だ。予告編は、ジェイソン・シュワルツマン演じる主人公、オーギー・スティーンベックと、トム・ハンクス演じるオーギーの義父(妻の父)スタンリー・ザックの電話シーンで幕を開ける。車が爆発したオーギーと子どもたちは、砂漠の街“アステロイド・シティ”で開催される“ジュニア宇宙科学大会”のためにアステロイド・シティに滞在することに。オーギーの息子・ウッドロウをはじめとする科学賞の栄誉に輝いた5人の子どもたちとその家族が続々と集まり、祭典が始まるが、突如緑色の光に包まれ、まさかの宇宙人が到来!?軍によって街は封鎖、宇宙人を目撃した人々は隔離されてしまう!小さな街で起きた、国を揺るがす大事件の行方は…?© 2023 Pop. 87 Productions LLC & Focus Features LLC. All Rights Reserved本作の豪華キャストのなかでも注目なのは、ウェス監督作品初出演となるトム・ハンクスとスカーレット・ヨハンソンだ。トム演じるスタンリーはオーギーの妻である娘を亡くした父親である。腰にさしこんでいるピストルが印象的な退役軍人。戦場カメラマンである主人公・オーギーとどのような関係を築いているのだろうか?一方、スカーレットが演じるミッジ・キャンベルは、映画スターのシングルマザー。その魅惑的な佇まいはマリリン・モンローも彷彿とさせるが、妻を亡くしたオーギーと彼女はやがて心を通わせていく。アステロイド・シティで出会った2人をつなぐ感情とは?ウェス監督の代名詞とも言える独特の構図やこだわりの色調と小道具、ユーモア溢れる間の取り方など、監督のセンスが随所に感じられ、「ウェス監督最高傑作」とのコメントにますます期待が高まる予告編となっている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月04日ウェス・アンダーソン監督・脚本の最新作『アステロイド・シティ』より、日本版ポスタービジュアルが公開された。アメリカでの予告編公開直後、「Filmarks」でトレンド1位を獲得し、すでに日本でも注目が集まっている本作。公開されたポスターは、ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、ティルダ・スウィントンら、その顔ぶれの豪華さに改めて驚かされる、青い空が映える一枚。そんなアンダーソン監督らしいカラーのキャラクターに混ざり、なぜかモノクロの3人が…。さらには、「1955年、忘れられないあの夏の7日間。」というコピーもあり、切なさを感じさせるような仕上がりだ。そして、7月7日(金)より本作のムビチケ前売券(カード)の販売も決定。ムビチケカード券は、本国版ポスタービジュアルデザインで、購入特典として<4枚綴りオリジナルポストカード>が数量限定配布。ジェイソン&トム、スカーレット、ジェフ・ゴールドブラムをとらえた3枚のスチールと、タイトルロゴがデザインされた1枚がセットになっている。購入特典『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月30日ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスほか豪華共演のウェス・アンダーソン監督最新作『アステロイド・シティ』よりコメントとメイキング写真が解禁された。日本より一足先に公開され、公開3日間1劇場当たり13.2万ドルという『ラ・ラ・ランド』以来の最高を記録している本作。原案はウェス監督と盟友ロマン・コッポラの共作で、脚本はウェス監督が単独で務めており、独特の世界観に満ちたファン必見の一作となっている。主演は、『天才マックスの世界』(98)以降、数々のウェス・アンダーソン監督作品に出演し、ウェス作品にとって欠かせない俳優のひとりとなっているジェイソン・シュワルツマン。『ダージリン急行』(07)でウェス監督、ロマン・コッポラとともに脚本にも携わるなど、ウェス作品の重要人物だ。本作では主人公であるオーギー・スティーンベックを演じている。ウェス監督は「この映画はジェイソンのためにつくられた」「私たちが知っているジェイソンの性格や能力を活かしながら、彼が演じたことのない役をつくり、その役を中心に映画全体を構築していったんだ」と語る。ジェイソンが演じるオーギー・スティーンベックは戦争カメラマンで、ジュニア宇宙科学大会に招待されるほど優秀な息子と、三つ子のかわいらしい娘を持つ父親だ。しかし、数週間前に妻を亡くし、子どもたちにそれを伝えられずにいる。オーギーを演じるにあたって、ジェイソンは口を一文字にした状態でのしゃべり口調をつかむために、カメラマンとしての経歴を持ち、『2001年宇宙の旅』(68)、『シャイニング』(80)などの作品を手掛けた映画監督、スタンリー・キューブリックの音声を聞き、自宅に暗室を購入し、徹底的な役作りを経て撮影に臨んだ。ウェス監督はジェイソンへのオファーの際、「アイデアがあるのだけれど、ロマンと一緒に取り組みたい。というのは、君に出演してもらいたいからなんだ。ロマンとふたりで脚本を書いて仕上げ、それをひとつの作品として君に読んでもらうのが最善だと思っているんだ」と語ったという。それに対してジェイソンは「新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、いつにも増して不安と混乱が渦巻く混沌とした時期だった。だから、ウェスと一緒につくることになりそうな話がきたことは、混沌とした霧のなかで灯台を見つけたようなものだった。その当時、どんな作品なのかもまだ知らなかったけれど、それでも灯台のような存在だったよ。それだけは分かっていた。オファーをもらって本当に助かったんだ。心から感謝しているよ」と、本作への参加に強い思いがあったことを明かした。さらに、ウェス監督はジェイソンと出会った当初に思いを馳せながら、「ジェイソンは私の初期の作品で主役を演じてくれていて、ほぼ全シーンに登場しているのですが、ジェイソンの素の部分をおおいにキャラクターに活かしました。準備期間も長く、お互いを頼りにしながら進めていったのを覚えています。あれから26年経ったわけだけれど、それでもジェイソンとの緊密な連携は変わりません。今回も、出番でなくても、衣装を着たまま現場に張り付いてくれたりしていたから」と2人の信頼関係について語っている。そんなウェス監督とジェイソンの現場での様子をキャッチしたメイキング写真が到着。オーギーの義父であるスタンリー・ザックを演じるトム・ハンクスも交え、真剣な表情で向き合う姿が捉えられている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月27日6月16日よりUSにて先行公開がスタートした『アステロイド・シティ』がヒットを記録している。ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスほか豪華キャストが集結し、ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作が9月1日(金)より公開される。すでに日本でも注目が集まっている本作が、先行公開されたUSで、2016年の『ラ・ラ・ランド』以来の最高記録、ウェス・アンダーソン監督作品史上第2位となる、3日間で1劇場あたり13.2万ドル(およそ1,872万円:1ドル=141円換算)の大記録を打ち立てた。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品、6分間のスタンディング・オベーションを浴びて注目を集めた本作。獲得した3日間の1劇場当たり平均13.2万ドルという数字は、ウェス監督作品では、2014年に『グランド・ブダペスト・ホテル』での史上最高記録20.2万ドルに次ぐ記録。劇場公開された作品全体で見ても、2016年の『ラ・ラ・ランド』以来の最高記録となった。先行公開にあたって、SNSでは本作への熱い感想が続々と到着。「ウェス・アンダーソンの魔法を『アステロイド・シティ』で目の当たりにした。ただの娯楽ではなく、映画の傑作だ!」「『グランド・ブダペスト・ホテル』以来のウェス・アンダーソンの最高傑作は間違いなく『アステロイド・シティ』だ」「『アステロイド・シティ』は面白くて、知的で、洗練されていて、信じられないほどスタイリッシュな映画であるだけでなく、彼の最高傑作の1つでもある」といった声が溢れている。『アステロイド・シティ』は9月1日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイト シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月20日