『ファミリー・ツリー』でジョージ・クルーニーの愛娘役として出演し、一躍脚光を集めているシャイリーン・ウッドリーが、米インディペンデント映画界で活躍するグレッグ・アラキ監督の最新作『White Bird』(原題)で主演を務めることが決定した。母親が謎の失踪を遂げた、シャイリーン扮する女の子の身に降りかかる数々の出来事を描くという本作。シャイリーンを主演に抜擢したアラキ監督は今後、失踪するヒロインの母親や父親、さらに事件を捜査する刑事などのキャスティングを進める意向だという。本作以外にも、インディーズ作品の『The Spectacular Now』(原題)にも出演する模様のシャイリーンは今後の活躍に期待したい一人。なお、本作のクランクイン予定はまだ分かっていない。■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox
2012年07月02日ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、イギリスで開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて、Fタイプの開発プロトタイプを一般向けに初公開すると発表した。有名なグッドウッド・ヒルを、ジャガーのビークル・インテグリティ責任者、マイク・クロス氏の運転で駆け上がるという。Fタイプはまったく新しく開発されたスポーツカーで、コンセプトモデルとして発表されたC-X16の市販モデル。今年4月のニューヨーク・オートショーで正式に発売が発表された。2012年中に発表した後、2013年に発売するとしている。同車は2シーターのコンバーチブルで、アルミボディを採用し、軽量であることが特徴。C-X16は全長4,445mm、全幅2,048mmと堂々たるサイズで、380馬力を発生するスーパ―チャージャー付きの3.0リットルV型6気筒エンジンを搭載すると発表されている。こうしたスペックがそのままFタイプに採用されるかは不明。これまで発表されたFタイプの写真はカモフラージュが施されたもので、そのエクステリアさえ明らかにされていない。今回のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの発表で、Fタイプは初めてそのベールを脱ぐといえる。スペックなどがどの程度発表されるかは不明だが、実際にヒルクライムにチャレンジすると発表されていることから、大まかな動力性能は判明するものとみられる。同イベントはヒルクライムを中心としたモータースポーツイベントで、世界中からスポーツカーファンが集まることで知られている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月26日JAF(日本自動車連盟)は大型連休を前に、タイヤのチェックを呼びかけている。とくに高速道路では空気圧不足がパンクに直結する原因となり危険だ。昨年のゴールデンウィーク中の高速道路のロードサービスでは、タイヤのパンクが最も多いトラブルだったという。JAFはロードサービス救援現場で応急処置を行った後、二次事故や故障を防ぐために故障箇所以外も無料で点検する「ワンポイントアドバイス」を実施している。2011年度は約175万件実施し、応急処置や修理が必要だったケースは27万6,000件にものぼる。そのうち、最も多かったのがタイヤ関連で、空気圧の不足、摩耗、ひび割れなどの不具合が約12万件もあった。ゴールデンウィークとなると高速道路を利用する機会も増えるが、昨年のデータによれば、JAFのゴールデンウィーク中のロードサービスは1日平均476件と、普段の1.6倍に。その中で最も多いのがタイヤのパンクで、全体の28%を占めるという。ちなみに、2番目に多いのは燃料切れだが、その割合は12%で、パンクの半分以下となっている。こうしたことから、JAFではドライブ前のタイヤの点検を呼びかけている。空気圧のチェック、限度を超えた摩耗や偏磨耗を確認するだけで、危険なパンクなどのトラブルを未然に防ぐことができるという。なお、JAFでは渋滞末尾での追突事故や、思わぬ渋滞による燃料切れ、強い日差しによる子供の脱水症状にも注意を呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日夏恒例の野外パンクイベント「PUNKAFOOLIC! BAYSIDE CRASH 2012」の最終出演アーティスト発表が行われた。「PUNKAFOOLIC! BAYSIDE CRASH 2012」開催情報今回発表されたのは、FOR A REASON、FOUR GET ME A NOTS、HARDCORE FANCLUB、Mr.JiNGLES、TNXの計5組。先に発表になった、A.O.W.、BASSUI、BUZZ THE BEARS、THE CHERRY COKE$、COUNTRY YARD、DRADNATS、ELECTRIC SUMMER、F.I.B.、FIGHT IT OUT、HAKAIHAYABUSA、MATTER、MEANING、SECRET 7 LINE、S.M.N.、THE SENSATIONS、SHANK、SKALLHEADZ、St.ELMO’S FIRE、VELOCITYと合わせて全24バンドとなった。「PUNKAFOOLIC! BAYSIDE CRASH 2012」は7月15日(日)、東京晴海客船ターミナル特設ステージにて開催。チケットの一般発売は4月28日(土)10:00より。■PUNKAFOOLIC! BAYSIDE CRASH 2012日時:7月15日(日) open 11:00 / start 12:00会場:東京晴海客船ターミナル特設ステージ
2012年04月25日Punk Rock Confidential Japan主催、夏恒例の野外パンクイベント「PUNKAFOOLIC! BAYSIDE CRASH 2012」の開催が決定、第1弾出演アーティストが発表された。出演アーティストは以下のとおり。A.O.W. / BASSUI / BUZZ THE BEARS / THE CHERRY COKE$ / COUNTRY YARD / DRADNATS / ELECTRIC SUMMER / F.I.B. / FIGHT IT OUT / HAKAIHAYABUSA / MATTER / MEANING / SECRET 7 LINE / S.M.N. / THE SENSATIONS / SHANK / SKALLHEADZ / St.ELMO’S FIRE / VELOCITY今後も随時追加発表が行われる予定だ。「PUNKAFOOLIC! BAYSIDE CRASH 2012」は夏恒例のパンクイベント。昨年は震災の影響で開催されなかったため、今回2年ぶりの開催。前回の2010年は24バンドが参加し、2000人の観客が熱狂に包まれた。今回も前回と同じく東京晴海客船ターミナル特設ステージにて、7月15日(日)に開催される。また、前日の7月14日(土)には同じ会場で新たなロックフェス「MURO FESTIVAL 2012」が開催されることも決定。アルカラ、グッドモーニングアメリカ、AJISAI、UPLIFT SPICE、FLiP、THE UNIQUE STARの出演が発表されている。チケットの一般発売は、ともに4月28日(土)10:00より。 一般発売に先がけて、オフィシャル先行も受付中。「PUNKAFOOLIC! BAYSIDE CRASH 2012」は4月5日(木)昼12:00、「MURO FESTIVAL 2012」は4月22日(日)23:59まで受付。■MURO FESTIVAL 2012日時:7月14日(土) open 11:00 / start 12:00会場:東京晴海客船ターミナル特設ステージ■PUNKAFOOLIC! BAYSIDE CRASH 2012日時:7月15日(日) open 11:00 / start 12:00会場:東京晴海客船ターミナル特設ステージ
2012年03月26日応募者殺到でサーバーパンク!1月末日よりアメリカを始め世界各国で開始した、バレンタインデーに世界同時開催される『タイタニック』バレンタインデー3Dプレビューの申し込み。開始すると公開を待ち切れないファンがサイトに殺到、インターネットサーバーがパンクするという事態に発展し、サイトオープンからわずかな時間で用意されていたすべての席が満席となった。キャメロン監督自ら最新技術を駆使し全編にわたり3D化に携わった『タイタニック』3Dを世界中で誰よりも早く観たいと映画ファンの中で大きな盛り上がりを見せている。アカデミー賞11部門を受賞し、日本でも1年という超ロングラン上映を達成。初公開から15年の月日が経った今でもあらゆる世代の映画ファンの心に深く刻まれた20世紀を代表する不朽の名作が、タイタニック就航100周年という今年、再び世界中を愛で包みこむことになる。この超プレミア試写会は日本でもバレンタインデーの同日に開催され、時差の関係で事実上世界最速試写会となる予定だ。当ウーマンエキサイトでも先週いっぱいこちらの募集をしており、皆様から熱い応募をいただいたばかり。より激しく、より切なく、観る者を陶酔の境地へ誘う、人気絶頂期のレオナルド・ディカプリオの情熱、ケイト・ウィンスレットのみずみずしさが眩くほとばしるラブ・ストーリー。スペクタクルとエモーションが空前のレベルで融合した3D超大作『タイタニック』、そこには“永遠なる感動”が待っていることだろう。作品情報『タイタニック』監督・脚本:ジェームズ・キャメロン出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット他配給:20世紀FOX映画4月7日(土)より全国ロードショー
2012年02月06日ロックバンド・LOSTAGEの五味岳久が、自作の似顔絵アイコンを集めたイラスト集『五味アイコンBOOK#oshare in DICTIONARY』を発売。12月10日(土)には東京・LIQUIDROOMにて発売記念イベントを開催する。五味が描く似顔絵アイコンの展示とともに、イラストに描かれたアーティストたちがライブを行うというもの。さらには、本イベントの第2部もこのほど決定、アーティストによるDJ&アコースティックライブを同日深夜に開催する。第1部(ライブイベント)のチケットを購入した方は追加1000円で入場できる。#oshare in DICTIONARYの発売記念イベント【LOSTAGE&SPACE SHOWER TV present ♯oshare in LIQUIDROOM(第1部)】日時:12月10日(土)17:00開演会場:LIQUIDROOMライブ出演:ASPARAGUS、IdolPunch、LOSTAGE、三浦康嗣×村田シゲfeat.□□□、8ottoDJ:DAWA (FLAKE RECORDS)FOOD:RACCOS BURGER※未就学児童入場不可。【LOSTAGE & SPACE SHOWER TV present #oshare in LIQUIDLOFT(第2部)】日時:12月10日(土)23:00開場予定(当日の状況により変更の可能性あり)会場:恵比寿LIQUIDLOFT (LIQUIDROOM2F)DJ:DJ苦笑爆笑(五味岳久+TORA)、TGMX(FRONTIER BACKYARD)、JxJx(YOUR SONG IS GOOD)、NICO(Sawagi) and more…LIVE:Ropes、KC(ex.Riddim Saunter)Ticket:「#oshare in LIQUIDROOM」のチケット持参で1000円にて入場可能※18歳未満の入場不可。2部のみのチケットの発売なし。
2011年11月17日ヴィヴィアン・ウエストウッドと、ブレンデッドスコッチウイスキー「シーバスリーガル」がコラボレートした限定デザインボトル、『CHIVAS REGAL 18 Year Old by Vivienne Westwood』が、2011年12月1日(木)より、日本国内18本限定で発売する。本商品は、2011年12月1日から表参道ヒルズで開催される、ヴィヴィアン・ウエストウッドの軌跡をたどる靴の回顧展【Vivienne Westwood Shoes, An Exhibition 1973-2012】の、会場内限定販売となる。2ブランドを象徴するこの限定ボトルは、世界で2,500本しか生産されない。日本はその内の18本を限定で発売するということで、何としてでも手に入れたい人は、12月1日表参道ヒルズへ急いで。CHIVAS REGAL 18 Year Old by Vivienne Westwood販売場所:ヴィヴィアン・ウエストウッド 1973年からの軌跡をたどる靴の回顧展【Vivienne Westwood Shoes, An Exhibition 1973-2012】の会場内にて限定発売。会場:表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー発売日:2011年12日1日(木)※数がなくなり次第、販売終了。※展覧会の会期中(2011年12月1日~2012年1月9日)は、販売終了後も商品を展示しています。価格:¥52,500お問い合わせ:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 tel.03-5802-2671
2011年11月17日『レスラー』、『人生万歳!』に出演し、マリリン・マンソンの元婚約者でもあったエヴァン・レイチェル・ウッドがバイセクシャルであることを告白した。23歳のレイチェルは「エスクワイア」誌のインタビューで、女性とデートすることは?という質問に「イエス」と答えた。その場合は、男性役を買って出るという。「女の子とデートするときは男性のように振る舞う傾向があるわ。私がリードして、ドアを開けてあげたり、ディナーをおごったり。ロマンティックなのよ」と語る。「子供のときからデヴィッド・ボウイに憧れながら育ったの。だから両性具有的なものが好き」と言うレイチェルは昨年1月、一度破局した19歳年上のマリリン・マンソンとよりを戻して婚約したが、8月にまた破局した。『レスラー』のミッキー・ロークと恋のうわさを立てられたり、ジェイミー・ベルと交際していたこともある彼女は、デートの相手は男女を問わないと主張。「素敵な男性に出会うのも、素敵な女性に出会うのも、どちらでもOKよ」。(text:Yuki Tominaga)写真は最新出演作『The Conspirator』(原題)のプレミアに参加したときのエヴァン・レイチェル・ウッド。© Splash/AFLO■関連作品:人生万歳! 2010年12月11日より恵比寿ガーデンシネマほか全国順次公開© 2009 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.■関連記事:恵比寿ガーデンシネマがW・アレン新作で17年の歴史に幕歴代No.1ヒット作は?ウディ・アレン インタビュー「ニューヨークを舞台にあと50本は作ることができるよ」ウディ・アレン×エヴァン・レイチェル・ウッド『人生万歳!』試写会に10組20名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】ウディ・アレンがぼやき節!マイケル遺児は学校へ?
2011年04月20日17日(金)に日本公開される映画『トロン:レガシー』のサウンドトラックを手がけるフランスのエレクトロデュオ、ダフト・パンクの最新トラック“ディレイズド”のミュージック・ビデオが公開された。その他の写真『トロン:レガシー』は、主人公サムが20年前に突如として姿を消した父であり、エンコム社のCEOであるケヴィン・フリンの消息を追って、父が創造した新世界へと足を踏み入れる物語。1982年公開の映画『トロン』をオリジンとしながらも、独立した1本の作品として製作された。本トラックは以前、映画のフッテージを使用した“MOVIEヴァージョン”が製作されたが、このほど公開されたのは、ザ・ストロークスやアリーヤなどの作品を手がけているウォーレン・フー監督が製作したもの。『トロン:レガシー』に登場する“フリンの店”を訪れたダフト・パンクのふたりがコインを投入しゲームを始めると、カメラはグリッドで仕切られたコンピュータの中の世界へ。映画では謎に包まれた美女クオラを演じた女優オリヴィア・ワイルドが、新作撮影を中断して本ビデオに参加している。冒頭の映像や、メカデザインなど随所に1982年版の『トロン』へのオマージュを感じさせる内容になっており、“トロン”ファンにはたまらない、思わずボリュームをあげて爆音で楽しみたくなる映像に仕上がっている。本トラックも収録した彼らの最新アルバム『トロン:レガシーオリジナル・サウンドトラック』は15日(水)にリリースされる。『トロン:レガシー』12月17日(金)全世界同時公開『トロン:レガシーオリジナル・サウンドトラック』MUSIC BY DAFT PUNK全22曲収録12月15日(水)発売2600円(税込)WALT DISNEY RECORDS
2010年12月13日12月に全世界同時公開される映画『トロン:レガシー』の音楽を手がけるフランスのエレクトロ・デュオ、ダフト・パンクが手がけた劇中トラック『Derezzed』のミュージック・ビデオがこのほど公開された。その他の写真特殊なマスクとスーツに身を包み、近未来的なエレクトロサウンドと、松本零士やミシェル・ゴンドリーら世界のクリエイターとコラボレーションした映像で世界各地のファンを魅了してきたダフト・パンクの最新作は、ディズニーが3D映像の極限に挑む映画『トロン:レガシー』のオリジナル・サウンドトラックだ。おなじみのエレクトロ・チューンはもちろん、100人超のオーケストラをフィーチャーしたトラックも製作。彼らの新しい一面が堪能できる仕上がりとなっている。そこで、最新アルバム『トロン:レガシーオリジナル・サウンドトラック』が12月15日(水)にリリースされる前に、『Derezzed』のミュージック・ビデオが公開された。本映像は“MOVIEヴァージョン”と題され、映画『トロン:レガシー』の映像と、“トロンスーツ”を着用したふたりが劇中で DJとして出演しているシーンが使用されている。『トロン:レガシー』は、主人公サムが20年前に突如として姿を消した父であり、エンコム社のCEOであるケヴィン・フリンの消息を追って、父が創造した新世界へと足を踏み入れる物語。『トロン:レガシー』12月17日(金)全世界同時公開『トロン:レガシーオリジナル・サウンドトラック』MUSIC BY DAFT PUNK全22曲収録12月15日(水)発売2600円(税込)WALT DISNEY RECORDS
2010年11月22日12月17日(金)に公開となるディズニーのSF大作『トロン:レガシー』の音楽を手がけている「ダフト・パンク」の2人が、DJ役として映画に出演していることが明らかになった。映画は、20年前に失踪した父親が創造した、異次元の世界に足を踏み入れた青年・サムが、人類を救うべくその世界に君臨する独裁者と戦う姿を描いたSFエンターテイメント。映画とダフト・パンクのコラボレーション――“映像革命”を謳う近未来的な映像とクラブシーンの最先端を走るエレクトロ・デュオの組み合わせは大きな話題を呼びそう。すでに、本作の完成前の一部映像が東京国際映画祭などで上映されているが、これを観た人々からも映像の美しさに加え、各シーンで力強く響きわたるサウンドのパワーを称賛する声が上がっている。なお、ダフト・パンクの2人が本作にDJ役で出演していることも明らかに。さらに今回、映画の世界を背景に、おなじみのフルフェイスマスクはそのまま、劇中でサムたちが着用している衣裳“トロン・スーツ”を身にまとった2人の写真も公開された。映画のオリジナル・サウンドトラック(2,600円/税込)は12月15日(水)に発売。彼らにとっては2005年の「Human After All〜原点回帰」以来の新音源となり、サントラの枠を超えたエレクトロ・オーケストラ・アルバムとして注目を集めそうだ。『トロン:レガシー』は12月17日(金)より全国にて公開。特集『トロン:レガシー』公開記念「トロン・ボーイ コンテスト」開催■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:公開前の上映はこの1回のみ!『トロン:レガシー』ジャパン・プレミア試写会に2組4名様ご招待『トロン』近未来スーツを着こなせ「トロン・ボーイ コンテスト」応募開始!ゲスト来場!『トロン:レガシー』ブルーカーペットイベントに20組40名様ご招待『ハリー・ポッター』本編上映前に『トロン:レガシー』8分間の特別映像上映ディズニーの本格3D映画『トロン:レガシー』山田優に続編オファー?
2010年11月19日宮藤官九郎が黒澤明を語る――。一見、意外なシチュエーションに見えるが、宮藤さんに言わせると黒澤作品は「ある意味、かなりパンク」であり、自身の手による舞台やドラマ作品において、多大なる影響を受けたという。特に、宮藤さんが愛してやまない作品が、黒澤監督が還暦を迎えた1970年に公開された、黒澤監督にとって初のカラー作品『どですかでん』。山本周五郎の「季節のない街」(新潮文庫刊)を原作に、とある町のはずれに暮らす人々の姿を、知的障害を持つ“六ちゃん”を中心に描き出す。日本映画専門チャンネルでは、「メモリーズ 我が心の黒澤明」と題して、生誕100周年を迎えた黒澤明について、ゲストがその思いを語る特別番組を放送中。7月は宮藤さんが先述の『どですかでん』をテーマに黒澤明の“凄まじさ”を語る。放送を前に、宮藤さんに話を聞いた。まずは単刀直入に、映画人・黒澤明の魅力とは?宮藤さんは「いびつでどこか壊れてる感じ」とまさに“パンク”な要素を挙げる。「『用心棒』から『椿三十郎』、比較的新しい作品で言うと『影武者』とか王道の娯楽映画を撮ってて、ああいうのはすごく“男子”の合戦願望とか、戦いたい欲望みたいなものを満たしてくれる部分があって、それはそれで好きです。でも、それとはまた違うタイプの作品、例えば『どん底』とか『羅生門』とか…すごく好きですね。どこか歪んでる…例えば『用心棒』の出だしの(居酒屋の親父役の)東野英治郎さんのセリフの聞き取れなさとか。説明してるセリフなのに聞き取れないってすごいなぁって。何となくは分かる。『この人、すごく怒ってる』ってことは分かるんだけど、とか。そういう部分での、『いいや、聞こえなくて』みたいな感じがすごく好きです。それは、黒澤さんの中でわりと最後まで一貫してそうだったのかな。『まあだだよ』もある意味、壊れてる映画ですからね。結局、猫が居なくなって、帰ってきたという話かって(笑)。そういうところもすごい好きですね。なんか、冷めてるのか、客観性がないのか、計り知れないんですよ」。続いて話題は黒澤映画の影響を受けた上での宮藤さんの創作について。黒澤作品に限らず、過去の様々な作品から多大なる影響を受けてきたという宮藤さん。これまで手がけてきた舞台、ドラマや映画においても“オマージュ”と見受けられる部分も多々あるが、宮藤さんは、他人の技術や手法をどのように自らの作品に取り込んでいくのか?「僕は結構、すぐやっちゃいます(笑)。見えるところ、見えないところ含めて。いま、自分が好きなもの、世の中でどうのっていう以前に、自分の中で勝手に気になっているものを入れることもあるし、それこそ『どですかでん』のようにずっと好きなものを入れちゃうときもあるし。正直、周囲が知ってるか知らないかも関係ない。少しでも周囲を気にすると、大抵は失敗するんです。演出のときも、『どですかでん』のあの感じでお願いします、っていうのはわりとすぐ言っちゃうんですよ。あと、多いのは『爆裂都市 BURST CITY』。そこで『ゴッドファーザー』みたいに、とか言えればいいんですけどね(苦笑)。最近、怖いのは自分で気づかずに自分の作品をマネしてることがあるとき。それ『マンハッタンラブストーリー』のあれだよね?とか、それって『キャッツアイ』のあれだねとか言われて『あぁ、それもうやってたね。どうりで面白いと思った』って(笑)」。余談だが、宮藤さんの脚本・演出による刑事ドラマ「うぬぼれ刑事」がまもなくスタートするが、これまで、いろんなメディアでビートたけし主演の刑事ドラマ「刑事ヨロシク」への愛を訴えてきた宮藤さん。もしかしたら随所にオマージュも…?オマージュという言葉が出てきたところでもう一問。監督としてであれ、脚本家としてであれ、もしも好きな黒澤作品を自身の解釈でもう一度作り直せるとしたら?「リメイクは相当、難しいですよね、そのまま作るにしろ、思い切り変えるにしろ。『隠し砦の三悪人』を『スター・ウォーズ』に変換したというのがすごいし(※『スター・ウォーズ』はこの作品を元に着想されており、アンドロイドのC-3POとR2-D2のコンビも本作の人物をモチーフにしている)、『用心棒』に自分の解釈を入れて西部劇にした(※セルジオ・レオーネ監督『荒野の用心棒』)っていうのが凄まじいことですよね。自分でやるなら、全く違うエピソードで『どですかでん』作ってみるのとかはいいかも。(オリジナル同様に)“どですかでん”って言ってる登場人物はいるけど、全く別の話とかね。やっぱり黒澤映画は好きな人が多いだけに難しい。僕にとってはせいぜい飲み屋の話題で“いま、『七人の侍』やるなら誰で作るか”とかで…(笑)」。1998年に黒澤監督が亡くなったとき、宮藤さんは「もう、芝居の仕事はしてましたね」という。さらに「亡くなられたってことも驚きましたが、88歳という年齢にもびっくりしたのを覚えています」とも。黒澤監督をはじめ、この世代の“巨匠”たちのバイタリティに改めて感服したようにこう続ける。「新藤兼人さんとかもすごいですよね。僕、新人監督として“新藤兼人賞”いただいて、授賞式でお会いしたんですが、そのときで90歳は超えてらして、挨拶で『映画の95%は脚本です!』っておっしゃってました。(一昨年、亡くなった)市川崑監督も、すごい量のタバコ吸ってて、でも九十幾つまで映画撮り続けて。すごいですよね」。映画の話が続くうちに、“監督”としての本性、映画を撮りたいという願望がどうにも隠せずにニョッキリと顔を出してきたようだが…。「いや、やりたいとは言ってるんですけどね。もちろん、それだけじゃやらしてもらえない。『じゃあ書いてください』と。当然ですね(笑)。まぁ多分、自分で書くんだと思いますが」。飄々というか、ノラリクラリと言うべきか…。とは言え、最近観たというある映画を引き合いにこんな言葉も。「韓国の『息もできない』っていう映画がすごい面白くて。元々、監督ではなく役者さんが、どうしてもやりたいっていうことで始めて、途中でお金がなくなって、家を売ったりして作ったと。そういう話は観た後に聞いたんですけど、やっぱり強い思いによって撮られた映画っていうのはそれだけすごいパワーがあるんだなと思った。だからって家は売らないですけど(笑)。そういう人がドーンってああいう傑作を作っちゃうわけで、僕みたいに『次どうする?』ってを考えてること自体が不純なのかな、とも思って。『あ、これ映画になるんじゃないか?』っていう感じが早く来ないかな、と思って待ってます。なかなかそれが来ないんですが(笑)」。(photo:Ryusuke Suzuki)「メモリーズ 我が心の黒澤明」は日本映画専門チャンネルにて放送。※初回放送は7月3日(土)15:40〜日本映画専門チャンネル公式サイト■関連作品:少年メリケンサック 2009年2月14日より全国にて公開© 2009「少年メリケンサック」製作委員会■関連記事:国内賞レースも本格化『ヴィヨンの妻』『沈まぬ太陽』など日本アカデミー賞最多受賞DVD発売記念クドカン&「少年メリケンサック」メンバーから特別メッセージ到着!ユースケ、宮崎あおいの「胸の感触が忘れられない」主役を差し置きまたも独壇場宮藤官九郎の衝動!「子供以下のおっさん見て、若い人がどう思うか興味ありますね」クドカン、宮崎あおいからのチョコにほのかな期待「もらえなかったら悲しい…」
2010年07月02日