人間の女子高生ベラと美貌のヴァンパイア、エドワードの禁断の恋を描き、世界中の女性たちの胸をときめかせた『トワイライト〜初恋〜』。その続編にして、全4部から成る“トワイライト・サーガ”の第2部にあたる『ニュームーン/トワイライト・サーガ』が早くも登場!今年4月に公開された『トワイライト〜初恋〜』の興奮も冷めやらぬ中、同作をきっかけに大ブレイクし、世界のセクシーアイコンとなったエドワード役、ロバート・パティンソンが『ニュームーン/トワイライト・サーガ』を携えての来日を果たした。あまりの人気に家族もびっくり!インタビュー当日は分刻みのスケジュールで、数ある媒体の取材に対応していたロバート。いまやビッグスターとなった彼だけに、注目度も尋常ではない。そんな中、ロバートは前作で来日したときと同じ笑顔を見せながら、穏やかでゆったりした雰囲気を終始キープ。周囲の状況が激変しても、彼自身は変わらない。「名声を得た人は大勢いるけど、僕ほどの変化を経験した人はなかなかいない。驚くほど短い間に、特にアメリカでの僕の状況は劇的に変わったからね。正直に言って、周りの人間も僕に何をどうアドバイスしていいのか分からないのが事実。1日ずつ自分自身で折り合っていくしかないし、僕にとっては、それがひとつのチャレンジでもあるんだ。もちろん、アドバイスは大歓迎だし、人の意見には常に耳を傾けるようにしているけどね」。そんな彼の現状を、地元ロンドンに暮らす家族はどう捉えているのだろうか。「まだ信じられないみたいだよ。幼い頃は“役者になりたい!”なんて一言も言ったことがなかったし、俳優になってからも、最初の数年間は家族の誰も観ないような作品にしか出ていなかったから(笑)。それに、イギリスでは『トワイライト〜初恋〜』もアメリカほどヒットしたわけじゃないからね。アメリカに遊びに来たとき、いろいろな雑誌に出ている僕を見て、母が『何これ?すごいわ!クレイジーね!!』と言うくらいかな」。ベラとエドワードが互いの愛を確かめ合うまでが描かれた『トワイライト〜初恋〜』。続く『ニュームーン/トワイライト・サーガ』では、ベラとエドワードの別れ、さらにはベラと親友ジェイコブの友情が展開する。図らずも迎えた三角関係を前に、エドワードは複雑な感情を見せ始めたりもするのだが…。「エドワードのささやかな敵意と言うか、複雑な内面を表現するのはすごくやりがいがあった。と言っても、僕の場合、エドワードの家族であるカレン一家やベラとのシーンがほとんどだから、ジェイコブに限らず、彼ら以外の登場人物と一緒になるシーンでは自然と不思議な感覚が芽生えるし、複雑な感情が生まれたりもするんだ。違和感みたいなものかな。第3部の『エクリプス(原題)』では、それがより顕著になっていくしね」。ベラの身を守るため、彼女の前から姿を消したエドワード。その別離に傷つき、ボロボロになったベラを支えるのがジェイコブなのだが、ベラとジェイコブの関係をズバリどう思う?「僕の目から見ると、ベラとジェイコブの関係はエドワードとベラの関係よりもいろいろな意味で健康的に思える。一緒にいて居心地がいいのだろうし、同じ時間を共有したいから一緒にいるだけのシンプルな二人なんだよね。だから、友達以上の関係になりそうな雰囲気もあるし、僕自身も彼らの関係を理解することはできる。ただし、ベラはジェイコブに対して、エドワードに抱くような燃え上がるものを感じられない。だから、ジェイコブはエドワードの代わりにはなれないんだ(笑)」。体を鍛えて臨んだ“あの”シーン最後の一言はエドワード役の余裕から?「『ニュームーン』のストーリーからは、感じるべきものを全て感じられたし、演じるにあたって必要なものも全て持っていると思えた。だから、自分の中に新たな引き出しを作ったり、撮影にあたって何か特別な準備をすることはなかったんだ」とも語るロバート。ただし、ひとつだけ準備をしたことがあるのだそう。エドワードが再び登場する後半、その美しい姿を目にしたベラは彼への愛を再確認することになる。予告編でも話題をさらったハイライト・シーンに、ロバートは体を鍛えて臨んだ。「そのシーンの撮影を思うと脅えすら感じたし、だからこそ鍛えざるを得なかった(笑)。(ジェイコブを演じるために鍛えた)テイラー・ロートナーに比べれば、僕の努力なんて半分以下だけどね。ジムに行くこと自体、ちょっと苦手なんだ。撮影を終えた後は、すぐに行かなくなったよ」。また、エドワードと言えば、ミステリアスな瞳もトレードマーク。ゴールドの瞳の自分にはもう慣れた?「実は『エクリプス』を撮り終えたばかりなんだけど、その撮影中はゴールドの目になったときの方が自然に感じられたくらいだった。『トワイライト〜初恋〜』の頃はコンタクトレンズを入れるのに何分もかかっていたのにね。“ついに僕もここまで来たな”って感じ。ゴールドの目になると、“よし仕事をするぞ!”と思えるんだ」。話に上った『エクリプス』は、来年6月の全米公開を控えている状態。以前は「原作小説は第3部まで読んでいる」と言っていたが、第4部“Breaking dawn”もそろそろ読まないと…。「自分でも理由が全く分からないんだけど…、まだ読んでいないんだ(笑)。来年の終わりには第4部の映画化に取り掛かる話も出ているのにね。結末が気にならないのかって?もちろん、気になるよ!!撮影までには読み終えている自分を想像できるから、いまは読んでいないのかな…」。最後に少々言い訳(?)の入ったロバートだが、多忙な現状を思えば無理もないこと。いや、もしくは単にのんびり屋さんだけなのかも…。名声について冷静に語り、エドワードの想いと真摯に向き合う姿から、あくまでも自分のペースで日々を歩もうとする彼の実像が見てとれた。(text:Hikaru Watanabe/photo:Shinya Namiki)特集 トワイライトな恋がしたい■関連作品:ニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:5日前からの泊り組も! 『トワイライト』新作L.Aプレミアでロブ&クリステンに熱狂【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『トワイライト』イラストの投稿募集中!「エヴァ」のキャラデザイナー貞本義行が審査『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のイベントに主役2人がツーショットで登場!秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント
2009年11月18日『ターミネーター2』で少年時代のジョン・コナーを演じたエドワード・ファーロングが、妻で女優のレイチェル・ベラと破局、レイチェルが6日、ロサンゼルス地裁に離婚を申請したことが明らかになった。2人はインディーズ映画『Jimmy and Judy』(原題)の撮影で出会い、2006年4月に結婚。2歳半の息子、イーサン・ペイジをもうけた。レイチェルが提出した書類によれば、離婚申請の理由は和解しがたい不和。配偶者扶養費と子供の共同親権も求めている。影のある表情が印象的な美少年だったエドワードは13歳のときのデビュー作『ターミネーター2』で一躍スターの座につき、特に人気の高かった日本ではCM出演や歌手デビューも果たした。若手俳優としても『アメリカン・ハート』、『リトル・オデッサ』などの悲劇から、『デトロイト・ロック・シティ』のようなコメディまで幅広く活躍したが、ドラッグやアルコールの問題を抱え、20代以降のキャリアは低迷している。年齢的には、現在公開中の『ターミネーター4』のジョン・コナー役にちょうど相応しいが、実際に演じているのはクリスチャン・ベイル。クリスチャンも13歳のときにスピルバーグ監督の『太陽の帝国』に出演し、脚光を浴びる経験をしている。同じような道を歩んでいたはずの2人だが、いつどこで道が分かれてしまったのだろうか。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ターミネーター4 2009年6月6日、7日先行公開、6月13日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 SONY PICTURES DIGITAL INC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:『ターミネーター4』10億超スタート!梅雨真っ只中の興行戦線やいかに?ブライス・ダラス・ハワード&ムーン・ブラッドグッド強く、美しき女たちの戦い!「ドラえもん」にターミネーター乱入猫型ロボットvs不死身のアンドロイドが実現!帰ってきたぜ!『ターミネーター4』シュワちゃん出演シーン含むTVスポットが到着“人類を救う男”クリスチャン・ベイルと“球界のターミネーター”清原が対面!
2009年07月10日