今回は、OpenCVに実装されているカメラキャリブレーションの概要についてご紹介します。カメラキャリブレーションは、レンズ焦点距離などの内部パラメータ、カメラの位置・姿勢を表す外部パラメータ、レンズの歪収差係数を求め、画像を補正する処理です(図1)。Zhangの手法が有名で、OpenCVに実装されていることもあり、世界で最も用いられています。ライブラリ化されているため誰でも簡単に利用することができますが、その反面キャリブレーションの処理について知らなくても実装できてしまいます。本記事では、そのOpenCVに実装されているZhangの手法の理解を深めていただければと思います。内部パラメータ(Intrinsic parameters)、外部パラメータ(Extrinsic parameters)、歪収差係数(distortion coefficients)については、ここでは説明を割愛しますので、Wikipedia「Camera resectioning」「Distortion(optics)」などを参考にしてください。○カメラキャリブレーションの概要まず、カメラキャリブレーション処理のフローを示します。ステップ1:既知の平面パターン(OpenCVの場合、スクエアグリッド、サークルグリッド)を最低2方向から撮影します(図1)。ステップ2:次に、撮影した画像から特徴点(直線の交点、または円の重心)を検出し、画像座標系での特徴点の座標を求めます。ステップ3:ステップ2で検出した特徴点の座標を用いて、カメラの内部パラメータの初期値を求めます。この時点では、レンズの歪収差係数はゼロです。ステップ4:バンドル調整と呼ばれている非線形最適化処理で、カメラの内部パラメータ、外部パラメータ、歪収差係数を求めます。ステップ5:求めた内部パラメータ、歪収差係数を用いて、歪みのない画像に補正します。ステップ2の処理は、cv::findChessboardCorners()とcv::cornerSubPix()、あるいはcv::findCirclesGrid()です。ステップ3、4は、cv::calibrateCamera()で、魚眼レンズの場合はcv::fisheye::calibrate()です。ステップ5は、cv::undistort()、あるいはcv::initUndistortRectifyMap()とcv::remap()の組み合わせで処理できます。魚眼レンズの場合は、cv::fisheye::undistortImage()、またはcv::fisheye::initUndistortRectifyMap()とcv::remap()です。コーディングについては、OpenCVのカメラキャリブレーションのサンプルコードが公開されているので、そちらを参考にしてください。ステップ3で求める初期値は、かなり大雑把にしか求まりません。カメラの設計値がわかっている場合は、calibrateCamera( )のフラグCV_CALIB_USE_INTRINSIC_GUESSをセットして、内部パラメータの初期値に設計値を与えるとよいでしょう。外部パラメータも求めることができます。このキャリブレーションで求まる外部パラメータは、平面パターン上の3次元座標系とカメラ座標系間の外部パラメータです。○平面パターンの撮像例異なる視点から撮像した画像が最低2枚必要と書きましたが、図2のとおり、正面、左斜め、右斜め、上斜め、下斜めから見た5枚があるとベターです。さらに異なる距離で各方向から撮像した5枚を加えた計10枚を用いるとさらによいと思います。似たような視点の映像ばかりが多数含まれないようにしましょう。○スクエアグリッドとサークルグリッドどっちを使うべき?結論から言うとサークルグリッドを使った方がよいです。理由は単純で、ステップ2の特徴点の座標の算出精度がサークルグリッドの方が高いからです。楕円(円を含む)は、斜めから見ても楕円という特性があるため、重心を特徴点とすることで特徴点の座標を精度良く求めることができます。一方、スクエアグリッドの場合は、直線と直線の交点を特徴点とします。斜めから見ると正方形の形状が歪んでしまい、安定して座標を求めることができません。スクエアグリッドとサークルグリッドの性能を比較した結果が図4です。各パラメータ、特徴点の座標の真値が既知の合成画像(図3)を用いて比較した結果です。fx、fy、u0、v0が内部パラメータ、k1、k2、p1、p2が歪収差係数、RMSE(Root Mean Squared Error)はステップ4のバンドル調整時の誤差、一番右は特徴点の座標の算出誤差です(赤色の縦の点線は真値)。平面パターンを撮像する視点を変えてカメラキャリブレーションを15回試行した結果です。特徴点の座標の算出精度がサークルグリッドの方が高い(誤差が小さい)ため、すべてのパラメータを安定に制度良く求めることができます。カメラキャリブレーションについて、理解は深まったでしょうか? OpenCVのカメラキャリブレーションを用いる場合は、サークルグリッドの平面パターンを利用しましょう! また、魚眼レンズの場合は、魚眼レンズ用の関数を用いるようにしましょう。著者プロフィール樋口未来(ひぐち・みらい)日立製作所 日立研究所に入社後、自動車向けステレオカメラ、監視カメラの研究開発に従事。2011年から1年間、米国カーネギーメロン大学にて客員研究員としてカメラキャリブレーション技術の研究に携わる。現在は、日立製作所を退職し、東京大学大学院博士課程に在学中。一人称視点映像(First-person vision, Egocentric vision)の解析に関する研究を行っている。具体的には、頭部に装着したカメラで撮影した一人称視点映像を用いて、人と人のインタラクション時の非言語コミュニケーション(うなずき等)を観測し、機械学習の枠組みでカメラ装着者がどのような人物かを推定する技術の研究に取り組んでいる。また、大学院での研究の傍ら、フリーランスとしてコンピュータビジョン技術の研究開発に従事している。専門:コンピュータビジョン、機械学習
2015年12月15日inter-waveは、トイカメラブランドであるHolga(ホルガ)初のデジタルカメラ「Holga Digital」を2016年1月に発売する。画素数は約800万画素で、希望小売価格は9,800円(税別)。Holga Digitalは、クラウドファンディングによる資金提供を受けて製品化されたデジタルカメラ。ホットシューを備えており、Holga純正のクリップオンストロボが使えるほか、純正の交換用レンズも利用できる。記録メディアはSDメモリーカード。そのほか、micro USBポートを装備。アスペクト比は4:3と1:1から選べる。絞りはF2.8またはF8.0。デジタル化してもトイカメラ特有のボケやゆがみ、ケラレがある写真を撮影できるのが特徴だ。本体サイズはW56×D92×H73mm、重量は約100g。電源は単4形乾電池×2本(別売)。本体カラーはホワイト、ピンク、ミックス、ブラックの4色。
2015年12月03日総務省は26日、携帯電話料金について議論する「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」の第4回の会合を開催した。さまざまな検討課題と課題を解決するための論点が示されたが、「販売奨励金」を規制する点については、独占禁止法との関係などが議論され、今後の議論の行方にも大きく影響しそうだ。今回のタスクフォースは、安倍晋三首相が9月11日の経済財政諮問会議で、携帯電話料金引き下げ策の検討を高市早苗総務大臣に指示したことが立ち上げのきっかけとなったもの。第1回会合は10月19日に開かれ、「ユーザー間の行き過ぎた不公平性の是正」などが指摘された。第3回会合は非公開ヒアリングとなり、一般社団法人 全国携帯電話販売代理店協会、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、インターネットイニシアティブ、日本通信からヒアリングが実施された。第4回会合は、高市大臣、タスクフォース主査で明治大学法学部教授の新美育文氏、中央大学総合政策学部教授の平野晋氏、野村総合研究所上席コンサルタントの北俊一氏、立教大学名誉教授の舟田正之氏、弁護士の森亮二氏、全国地域婦人団体連絡協議会 事務局長の長田三紀氏、東京大学大学院工学系研究科教授の相田仁氏らが参加。これまでの議論やヒアリングを踏まえ、「『携帯電話の料金その他の提供条件』に関する論点」として、タスクフォース事務局から、検討課題とそれぞれの現状と論点が示された。以下にそれを記載する。○検討課題(1) - 利用者のニーズや利用実態を踏まえた料金体系現状大手携帯電話事業者のスマートフォンのデータ通信については、2014年6月以降、多段階のプランが新たに導入され、各社2GBからの設定となっている契約データ量は7GBの利用者が最も多い一方、実際のデータ通信量が1GB未満の利用者も多く存在。ただし、利用者のデータ通信量は全体としては増加傾向にあり、月々のデータ通信量にも変動がある大手携帯電話事業者は、今年9月にスマートフォン向けに基本料金が1,700円のプランを新たに発表したが、データ通信量が2GB等が選択できず、最も低廉な場合でも6,200円(税抜き)からとなっている(ワイモバイル除く)大手携帯電話事業者は、スマートフォン向けの少ないデータ容量プランとして、5,000円以下の料金プランを提供しているが、年齢層や対象機種が限定されているスマートフォンの音声及びデータの組合せプランの国際比較では、諸外国のSIMプランについて、少ないデータ容量については日本のほうが高くなっている日本のスマートフォン個人保有率は概ね50%であり、7割を超える諸外国と比べて低くなっている。また、世帯保有率の伸びが鈍化している論点大手携帯電話事業者の現在のスマートフォン向けの料金は、ライトユーザーにとって割高なものとなっていないかスマートフォンのライトユーザー向けプランは年齢層や対象機種が限定されているが、スマートフォンのライトユーザー向けの料金プランのあり方について、どう考えるかIoT時代に向けた国民の生活インフラとしてスマートフォンを普及させるため、どのような料金プランが必要か○検討課題(2) - 端末価格からサービス・料金を中心とした競争への転換現状端末を購入する利用者に対し、大手携帯電話事業者は通信料金の割引、端末購入代金の補助、販売奨励金等を原資とした端末価格の値引きやキャッシュバック(端末購入補助)を行っている。特にMNPによる契約者に対する端末購入補助は高額なものとなっており、端末価格を上回っている場合もある大手携帯電話事業者は、長期利用者に対しては契約期間に応じて割引を提供しているが、端末購入補助と比較すると、少ないものとなっている端末販売台数に占めるSIMロックフリー端末の割合が1割以上となっており、今年11月からは対象端末のSIMロック解除が開始され、今後、大手携帯電話事業者と通信サービス契約をする際に携帯電話端末を購入をしない人の増加が見込まれるMVNOからは、大手携帯電話事業者の過度の販売奨励金等がMVNOの市場参入を困難なものにするとの指摘がある諸外国では、日本のような端末価格を上回る端末購入補助は、見当たらない端末価格と通信料金の具体的な負担額や、通信サービス契約を解除した場合に端末に関して解除料などの負担が発生することが、十分に認識されていないケースが生じている論点端末を購入した人が、端末を購入しない人よりも低い負担となる場合もある端末購入補助の現状は、日本独自のものであり、端末を買い換えない長期利用者や、端末を購入せずに通信サービス契約だけを行う利用者にとって、著しく不公平なものとなっているのではないか端末購入補助について、大手携帯電話事業者において行き過ぎは是正すべきとの認識が共有されている。一方、事業者間の競争がある中、その適正化を実現するため、事業者団体による取組、行政からの働きかけによる取組について、どう考えるか。また、その際に、価格カルテルや再販売価格の拘束との関係について、どう考えるか端末購入補助の行き過ぎの是正により、MNPによる顧客獲得競争が弱まるおそれがあることについて、どう考えるか発売から期間が経過した「型落ち端末」に対する端末購入補助について、どう考えるか端末の価格や通信サービス契約を解約した際の負担について、利用者が理解して契約できるような方策について、どう考えるか○検討課題(3) - MVNOサービスの低廉化・多様化を通じた競争促進現状MVNOサービスの契約数は増加傾向にあるものの、普及はいまだ一部の利用者層にとどまっているMVNOは、接続料の低廉化を背景に、月1,000円台からの割安な料金を設定しており、認知度は大幅に上昇している。一方、MVNOを利用しない理由として、通信品質・サポート体制への不安を挙げる人が増加傾向にあるMVNOが独自にSIMを発行したり、音声サービスに係るコストを低廉化することを可能とする加入者管理機能の開放について、事業者間で協議が行われているものの、協議が長期化しているMVNOと携帯電話事業者の顧客システムのオンライン連携によるサービスの利便性向上が期待されている論点MVNOの費用の相当部分を占める接続量のあり方について、どう考えるかMVNOのさまざまなサービスの多様化を可能とする加入者管理機能の開放について、どう考えるか新規加入・MNP等の受付処理をワンストップで実行可能とする、MVNOと携帯電話事業者の顧客システムのオンライン連携について、早期の実現を促すべきではないか以上の検討課題の現状と論点が示された後、自由討議となった。野村総研の北氏は、「MNPによる顧客獲得競争は本当に意味のあるMNP、つまり今のキャリアに不満だからとか、他のキャリアのサービスがよさそうだからとか、そういうもともとの趣旨にあったMNPなのか、そういうユーザーは少ないのではないか。現状では、MNPしたほうが機種変更するよりも金銭面で有利だとかそういう理由だからではないか。真のMNPに戻り、付加価値や通信料金のよさで競争するMNPとなるべきではないか」と述べた。また、「そもそもキャリアがOEMで端末を大量に一括して調達する仕組みが問題の根本にあるのではないか。それを販売代理店が買い在庫ができると、叩き売りになってしまい、『0円携帯』が出てきてしまう。そのためにキャリアは販売奨励金を出し、そうしたどんぶり勘定の慣行が、スマホ時代にも引き継がれている。ここにメスを入れないといけない」と指摘した。全国地域婦人団体連絡協議会の長田氏は、「そもそも今回のタスクフォースは、携帯料金を下げることを目的としたもの。キャッシュバックの仕組みを変えるにしろ、とにかくライトユーザーの使用量に見合った料金プランを作らないことには意味がないのでは」と強調。これに対し、主査で明治大学の新美氏は、「その通りだが、そのためにある程度ステップを踏んでいかないと」と話した。一方、立教大学の舟田氏は、「過度の販売奨励金と行き過ぎた販売方法が問題となっているが、販売奨励金そのものに規制をかけるのは、技術的には難しいし、実効性があるかも疑問だ」と、独占禁止法との関係において問題があるのではないかと問題提起。これに対し、中央大学の平野氏は、「微妙なところだと思うが、たとえば強制力はないガイドラインみたいなものの場合はどうか」と質問。舟田氏は、「事業者団体によるそうした取組は問題があるが、事業者が行政からの働きかけに応じて自主的に対応するのであれば、独禁法上問題はないのでは」との見解を述べた。また、MVNOについて、東京大学の相田氏は、「MVNOは都会ではかなり普及してきたが、地方では知名度がまだ低いので、販売店の拡充などが必要ではないか。すでにあるスーパーやコンビニと連携して、販売体制やサポート体制を拡充すべきではないか」と話した。最後に高市大臣は、「公正取引委員会との関係も含めて、踏み込んだ議論をしてもらって感謝している。私からは、MVNOサービスの低廉化につながるように、加入者管理機能の開放についての事業者間協議のさらなる促進を図るということで、パブリックコメントを行いたい」との方針を示した。
2015年11月26日グラントンは、電球型ネットワークカメラ「GD885WM」を11月27日に発売する。価格はオープン。GD885WMは、LED電球にネットワークカメラ機能を内蔵した製品。見た目が電球なので、店舗などで使用しても、監視カメラの存在を意識させにくい。LED電球部分は0.2WのLEDを25個使用しており、ソケットはE26型。光色はホワイトと電球色の2タイプを用意している。カメラには100万画素の1/4インチCMOSセンサーを採用。画角は120度で、最大720pの動画を撮影できる。データの記録にはmicroSDカードを使用し(最大32GBまで対応)、最長で約12日間の映像を録画できる。Wi-Fi機能を内蔵しており、スマートフォンなどから操作や映像の確認が可能だ。本体サイズはW72×D72×H110mmで、質量は125g。
2015年11月26日●分離合体・防水防塵「FR」が進化したカシオ計算機は19日、カメラ部とコントローラー(液晶モニタ)部を切り離せるデジタルカメラ「Outdoor Recorder EX-FR100」(以下、FR100)を発表した。12月11日から発売し、推定市場価格は60,000円前後(税込)の見込み。FR100は、2015年9月に発売されたEX-FR10の上位に当たり、超広角16mmレンズを採用したほか、様々な機能向上が図られている。ここでは製品体験イベントの模様をお伝えしよう。○新しい市場を創出する体験会の冒頭、カシオ計算機 執行役員 QV事業部の中山仁氏が簡単にスピーチした。高画質なカメラを搭載したスマートフォンの普及により、デジタルカメラの市場規模は縮小傾向が続く。そこでカシオでは、新しい需要を掘り起こす製品の開発に取り組んでいる。「デジタルカメラの需要は落ちているが、スマートフォンで撮影する機会が増えたことで、画像、映像に接する機会は拡大している。新しいものを提供すれば、従来のデジタルカメラとは違う市場が築けるのではないか」(中山氏)。事業部の名前として現在も残る「QV」とは、1995年に発売した液晶付きデジタルカメラ「QV-10」を継承するもの。当時の「カメラにとらわれず自由な発想で新しいコミュニケーションツールを開発していく」というコンセプトは、現在も事業部に受け継がれているという。現行モデルのEX-FR10(以下、FR110)も、その好例といえそうだ。「FR10は反響が大きかった。市場は、こうしたまったく新しいカメラを期待していたのではないか」と中山氏。そこで新製品のFR100では、FR10で好評だったセパレートスタイルはそのままに、基本性能を向上させた(詳細は後述)。さらにはOutdoor Recorderと銘打ち、アウトドアでの利用を強く印象づけている。中山氏は「FR100は、現行モデルから中身を大幅に一新している。撮ることを意識させないカメラで、多くの人にアウトドア・アクティビティの楽しさを記録していただければ」と期待を寄せた。●進化のポイント、現行モデル「FR10」との棲み分け○レンズ、液晶、搭載機能が進化続いて、カシオ計算機 QV戦略部 企画室 室長の仁井田隆氏が登壇して、製品の詳細を解説した。FR100は、超広角の16mm F2.8という単焦点レンズを搭載する。仁井田氏によれば、隅々まで歪みなくきれいに映すことが可能だという。液晶部には3.0インチ(92万画素)のタッチパネル液晶を搭載。現行モデルのFR10は2.0インチ(23万画素)なので、より大きく鮮明になったことで視認性も操作性も向上している。また、画像処理エンジン「EXILIM Engine HS Ver.3」とセンシング技術により、これまで以上に失敗が少ない写真を撮れるようになった。例えば、動きの検出時にはパンフォーカスに切り替えることでピンぼけを防止する。インターバル撮影では、手ブレの少ないタイミングでシャッターが下りる仕組みを採用した。前後のデータを読み取って滑らかに自動補正することで、手ブレを防止する。このほか現行モデルにも搭載されている「ハイライトムービー」では、風景と人物をバランス良く織り交ぜることで、1日の感動体験を凝縮したような臨場感あふれるダイジェストムービーを自動作成できる。仁井田氏は「FR100は、新しいカメラの使い方を提案する製品。ぜひお手に取って、これまで撮れなかったような写真を撮影していただけたらと思います」とアピールした。○販路は? 実勢価格は?プレゼンの終了後、会場では仁井田氏が質疑応答に対応した。防水機能について聞かれると、「IPX8に対応しているので、水の中でもシャッターを切れる。水深1.5mの水中で60分間の連続使用ができるので、マルチアングルスティックの先に取り付けて水中を撮影することもできる」と回答した。販路については「できるだけ多くの方に提案したいので、家電量販店などのほか、アウトドアショップ、スポーツショップなどでも取り扱っていきたい」と回答。冒頭の通り、実勢価格は60,000円前後(税込)の見込みだ。現行のFR10では、カメラ部とコントローラー部を別々に充電しなければならない。これについて改善はされたのか、という問いに仁井田氏は「充電に関しては、現時点では従来通り別々に充電していただく必要がある。ゆくゆくは、非接触充電への対応など、一度に両方を充電できる仕組みを採用していけたら」と述べた。また、現行モデルとの棲み分けについて聞かれると「FR100は液晶を大きくきれいにしたぶん、FR10より少しだけ大きい。スポーツを楽しむにあたって、より小さいほうが良いという方は、FR10を選んでいただければ」とした。FR10とFR100は併売される。このあと会場では、エッセイストの小林夕里子さんらが招かれトークセッションを行った。小林さんは「FR100なら、振動の激しい単気筒エンジンのバイクを運転しながら撮影しても、手ブレをおさえた動画が撮影できる」と紹介した。●FR100とアクティビティで遊ぶ○使用感は? 実際に使ってみたここからは、FR100のファーストインプレッションをお伝えしていきたい。製品体験イベントが開催されたのは、東京都・昭島市「モリパーク アウトドアヴィレッジ」という施設。ボルダリング、リードクライミングなどが気軽に楽しめる複合施設だ。実際にFR100を使いながら、いくつかのアトラクションが楽しめるという趣向だった。なんといってもアクティビティの最中にハンズフリーで撮影できる点が、FR100の魅力だ。大自然を散策しながら、スポーツに打ち込みながら、見知らぬ土地を旅行しながらと、目の前に広がる光景をときに自撮りも織り込みつつ、高画質な写真・映像に残すことができる。FR100用のアタッチメントも豊富に用意され、頭や腕、足、ジャケット、リュック、自転車のハンドルなど、好みの場所に取り付けて撮影を楽しめる。FR100と一般的なカメラとの大きな違いは、アクティビティに集中できるかどうか、にあるだろう。軽量小型のFR100は「撮影する」ことを意識せずに済む。構えて、構図を決めて、シャッターを押すという「当たり前」が必要なくなるのだ。遊んでいたらいつの間にか美しい写真が撮れていた、という感覚に近い。ではEX-FR100は、現行モデルと比べてどこが進化したのだろうか。まず16mmの超広角レンズを採用している点。FR10(21mmレンズ)よりワイドに、それでいて隅々まで歪んでいない写真を撮れる。液晶も大きく鮮明になり、晴天下の屋外でも視認性に問題ない印象だった。機能面ではハイライトムービーが強化され、FR10にも搭載されていた機能だが、より本格的なムービーが作成できるようになっている。ハイライトムービーとは、記録した静止画・動画の中から良いものをピックアップして、ムービーを自動作成する機能。従来は、人物の写真が多く選択されるように設定されていた。このアルゴリズムを調整し、山や海など象徴的な静止画、動画も選択されるようになった。プロのテクニックを取り入れたというフレコミなので、FR100を手に入れたらぜひとも試してみたい。
2015年11月24日ライカカメラジャパンは11月20日、レンジファインダー式のデジタルカメラ「ライカM (Typ262)」を発表した。有効2,400万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載する。価格は税込853,200円。12月の発売を予定している。ライカM (Typ262)は、動画撮影機能やライブビュー撮影機能を省き、レンジファインダーカメラ本来の楽しさを追求したモデルだ。現行のライカM (Typ 240)と同様に、有効2,400万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーと画像処理エンジン「LEICA MAESTRO」を搭載する。トップカバーをアルミニウム素材とすることで、Typ 240に比べ100gの軽量化を達成。トップカバー前面のロゴをライカ M9と同じ大きさのものにするなど、デザイン面でも軽快さをイメージさせる。シャッター音もTyp 240に比べ、非常に小さくなっているという。サイズはW138.6×H80mm×D42mm、重量は約600g (バッテリー含む)。レンズは焦点距離16~135mmのライカMレンズ。レンズマウントはライカMバヨネットマウント方式。ファインダー倍率は0.68倍。露出モードは絞り優先AEとマニュアルの2種類のみ。背面にホワイトバランス調整用のボタンを備えている。
2015年11月20日カシオ計算機は11月12日、デジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」の新モデルとして、訪日外国人向けのコンパクトデジタルカメラ「EX-ZR62」を発表した。発売は11月19日。価格はオープンで、推定市場価格は税別32,000円前後だ。EX-ZR62は、海外から日本へ訪れたツーリスト向けのモデル。14言語に対応し、カラーは鮮やかなレッドを採用している。パッケージには「JAPAN LIMITED」を表記。ベースとなるのは、カメラ側のシャッターを切るだけで、撮影した画像を自動でスマートフォンに転送する「エクシリム オートトランスファー」機能を持った「EX-ZR60」だ。エクシリム オートトランスファー機能では、専用アプリ「EXILIM Connect」をインストールしたスマートフォンと常時Bluetooth接続することによって、スマートフォンとカメラのWi-Fi接続をコントロールする。これにより、EX-ZR62のシャッターを切ると、撮影した画像を自動でスマートフォンに転送・保存できる。写真共有アプリ「Scene」(リプレックス開発・提供)と連携すると、EX-ZR62で撮影した画像をクラウドアルバムで自動共有可能だ。上180度にチルトする3型92万ドットの背面モニター、ボディ前面のフロントシャッター、カメラに向かって手を振るとシャッターが切れる「モーションシャッター」、肌の色となめらかさを調整できる「メイクアップモード」など自分撮りやみんな撮りに役立つ多彩な機能を持つ。そのほか主な仕様は、撮像素子が裏面照射型の1/2.3型高速CMOSセンサー、有効画素数が1,610万画素。レンズ構成が非球面レンズを含む9群10枚。焦点距離は約4.5~45mm(35mm判換算で25~250mmの画角に相当)、開放絞りが広角端でF3.5、望遠端でF6.5。光学ズームは10倍(プレミアムズーム併用時:20倍)、デジタルズームは4倍。約48.9MBの内蔵メモリーのほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードを使用できる。本体サイズはW99.6×D25×H59.5mm、重量は約202g(電池およびメモリーカードを含む)。
2015年11月12日ケンコー・トキナーは11月4日、ミラーレス一眼カメラ向けのカメラバッグ「aosta アッティーヴォ DESH04」を発表した。発売は11月5日。価格はオープンで、推定市場価格は税別3,000円前後だ。aosta アッティーヴォは、ショルダーパッド付きのベルトを備えたコンパクトなカメラバッグ。可動式の仕切り2枚を備えており、ミラーレス一眼カメラのボディに加え、交換レンズを収納可能だ。そのほか、フィルターや携帯電話、小さな手帳などが入るポケット3つを持つ。なお、アッティーヴォ(attivo)は、イタリア語で「活動的」という意味だ。主な仕様は、外形寸法が約W260×D155×H195mm、内形寸法が約W225×D105×H165mm、重量が約300g。本体には耐久性にすぐれたポリエステルを採用し、カラーはブラック、ブルーの2種類だ。
2015年11月04日ロモジャパンは、ロモグラフィーのフィルムカメラ新モデルとして、「Lomo’Instant Reykjavik(ロモインスタント レイキャヴィーク)」「Diana F+ Cortina(ダイアナ エフプラス コルティーナ)」「Diana MINI Monte Rosa(ダイアナ ミニ モンテローザ)」を発売した。○Lomo’Instant ReykjavikLomo’Instantは、2014年にクラウドファンディングによる資金提供を受け製品化されたインスタントカメラ。長時間露光機能や多重露光機能を備える。今回の「Lomo’Instant Reykjavik」は、アイスランドの首都レイキャヴィークをモチーフとした特別モデルで、ネイビー基調のシンプルな配色やレザー素材が特徴だ。公式オンラインショップと直営店Lomography+限定で販売する。標準搭載のワイドアングルレンズのほか、3種類のレンズアタッチメント(魚眼、ポートレイト、クローズアップ)と4種類のフラッシュ用カラーフィルター(レッド、ブルー、パープル、イエロー)が付属する。主な仕様は、電源が単4形アルカリ乾電池×4、使用フィルムがFUJIFILM Instax mini フィルム、シャッタースピードが1/125秒およびB(バルブ)、絞りがf/8、f/11、f/16、f/22、f/32。価格は税別19,907円。○Diana F+ CortinaDiana F+ Cortinaは、ホリデーシーズンにスキー客でにぎわうコルティーナをモチーフとした中判カメラ。ヴィネット効果の効いた写真を撮れる。120フィルムに対応。価格は税別9,074円。○Diana MINI Monte RosaDiana MINI Monte Rosaは、イタリアのスキーリゾートをモチーフにした特別モデル。35mmフィルムでスクエア、ハーフフレームの写真を撮影できる。価格は税別10,952円。
2015年11月02日富士通は29日、同社のPC事業と携帯電話事業をそれぞれ分社化すると発表した。PC事業、携帯電話事業それぞれにおいて、100%出資の子会社を新たに設立し、コンシューマ向け・ビジネス向けを問わず移管。各製品の企画や開発、製造などを行う。同社は「新会社は連結子会社となるため、富士通からPC、携帯電話事業がなくなるというわけではない」としている。他方、グループ内に分散しているIoTに関する技術や企画、開発、製造、営業などのリソースは、全社IoT部門に集約し、中核事業として強化する。今回の措置は、ユビキタスビジネス事業の体質強化を目的に、PC事業・携帯電話事業の体制刷新を図るもの。その背景として、市場のコモディティ化が進み製品の差別化が困難となる中で、グローバルベンダとの競争が激化していることを挙げている。同社は、今回の体質強化により、従来以上に競争力ある商品をタイムリーに市場に提供していくとする。
2015年10月29日総務省は19日、携帯電話料金について議論する「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」の第1回の会合を開催した。参加した委員からは、「携帯電話料金全体の値下げという話ではなく、ユーザー間の行き過ぎた不公平性の是正がポイント」などの意見が出た。○総務大臣補佐官の太田直樹氏「透明性と公平性のある仕組みづくりを」携帯電話料金を巡っては、安倍晋三首相が9月11日の経済財政諮問会議で、携帯電話料金引き下げ策の検討を高市早苗総務大臣に指示。今回のタスクフォース立ち上げにつながった。タスクフォースには、明治大学法学部教授の新美育文氏が主査となり、中央大学総合政策学部教授の平野晋氏、野村総合研究所上席コンサルタントの北俊一氏、立教大学名誉教授の舟田正之氏、弁護士の森亮二氏、全国地域婦人団体連絡協議会 事務局長の長田三紀氏らが参加した。初会合に先立ち、総務大臣補佐官の太田直樹氏があいさつ。太田氏は、「先月の安倍総理の指示があって検討ということになったが、この10年間に通信料金が家計に占める割合が2割ぐらい上がったというのは事実。ただ、通信費が高くなったから安くするという単純な話ではなく、高くても価値があるものであれば、当然出費というものは上がっていくが、特に検討してもらいたいのは、利用者の目から見てどうなのかということ」と言及。「検討のポイントは2つあると思う。一つは透明性。私も携帯ショップに行って思うが、最初に端末を選び、その後料金プラン、その後各種サービスという一連の流れが結構複雑で、かつ送られてくる請求書を見ても20行ぐらいあり、何にいくら払っているのかよく分からないところがある。結果として自分が使っている以上の料金パッケージになっていて、透明性のないものになっているという思いがある。利用者から見てちゃんと納得して選んで、どれだけの対価を払っているのか簡単に分かる仕組みをなんとか業界として作っていけないか。その(仕組みをつくれていない)背景の一つとして、端末とサービスが一体になっていて、その二つの関係というのがあるのではないか」と指摘した。また、2つ目のポイントして、「よく言われることだが、頻繁に通信事業者や端末を変える人に莫大なマーケティングコストが費やされていて、それは誰が肩代わりしているかというと、おそらくは長期的に同じ端末・サービスを利用しているユーザーではないか。ここは公平性ということがポイントになる」と指摘。「やはり利用者から見た時に透明性と公平性がきちんと保障された仕組みづくりをぜひご検討いただきたいと思っている」と要請した。その後、タスクフォース事務局の総務省職員から『「携帯電話の料金とその他の提供条件」に関する現状と課題』について説明があった。○「データ通信のライトユーザーに対応した料金プランとなっているか」事務局からは、携帯電話市場の状況、携帯電話に関する制度の現状、これまでの「携帯電話の料金とその他の提供条件」に関する取組、携帯電話の料金負担の現状、大手携帯電話事業者の料金プランの現状、携帯電話端末の販売・流通の現状、MVNOの現状についての説明があり、検討課題が示された。検討課題としては、第一に「データ通信のライトユーザーや通話の『かけ放題』が不要な人などのニーズに対応した料金プランとなっているか」が挙げられた。第二に、「携帯電話端末の販売と通信契約が一体化し、通信料金割引と端末購入割引を通じた端末価格を中心とした競争になっているところ、利用者にとって端末価格と通信料金との関係が分かりにくいものとなっていないか」、「MNPを頻繁に行う利用者や端末を買い替える利用者にさまざまな形での優遇がある中、端末を買い替えない長期契約者、さらにはSIMロックフリー端末を自分で購入して契約する利用者等との間の公平性についてどのように考えるか」の2点が挙げられた。第三に、「MVNOサービスのさらなる低廉化・多様化を図っていくため、どのような方策が必要か」についても検討課題とした。○北氏「料金全体の値下げではなく、行き過ぎた不公平性の是正がポイント」この後、野村総研の北氏が「我が国の携帯電話料金の課題と解決の方向性」と題して、プレゼンテーションを行った。北氏によると、家計支出に占める携帯電話関連支出は増加する仕組みになっている。その理由として、家庭内におけるシニアからキッズまでの保有者の増加、一人複数保有、フィーチャーフォンからスマホへの移行に伴うデータトラフィックの爆発的増加、スマホでの多様なサービスの利用増、(実質的に)端末料金が通信料金で回収されている、ことなどがある。携帯電話の料金・販売の現状に関しては、キャリアの同質化(土管化)に伴い、過度な安売り競争が進展していると指摘。さらに、ARPU低下、端末高額化にもかかわらず端末販売奨励金が増加していると指摘し、新発売のiPhone6s(16GB)でも、MNPや新規であれば、ほぼ実質負担金ゼロ円で入手可能であることや、奨励金が端末を買い替えないユーザーを含む、全ユーザーの通信料金から広く回収されており、2007年の「分離プラン」は実質的に機能していないと述べた。また、キャッシュバックの状況について、2014年4月以降、一旦沈静化したように見えたが、一部のキャリアショップや、量販店・併売店では、手を変え品を変え、ゲリラ的にキャッシュバックが行われていると指摘した(「キャッシュバック」→「ポイント/Wallet/商品券還元」「最大○円還元!」「最大○円オトク!」)。さらに、抱き合わせ販売が横行し、キャリアオリジナルのオプションサービスや、代理店独自のアプリなどが、端末価格の値引きの条件として販売されており、その多くは、一定期間無料で使えるが、その後何もしないと有料になると指摘した。これに対し、英国では端末初期費用に応じて料金プランがパッケージされている例や、米国で端末と回線の分離が進行し、シンプルな仕組みに移行しつつある点などが紹介された。北氏は、日本の携帯電話料金の課題と解決の方向性について、「携帯電話料金全体の値下げという話ではなく、ユーザー間の行き過ぎた不公平性の是正がポイント」と述べ、不公平になっている点として、「音声のライトユーザーとヘビーユーザー」、「データ通信のライトユーザーとヘビーユーザー」(2GB以下のユーザーからの利益をヘビーユーザーに補填する構造)を挙げた。多額の端末販売奨励金がMVNO普及の阻害要因にもなっていると指摘した。その上で、「我々はどちらを選択するのか?」とし、「端末と回線を再度分離し、端末価格は上がるが、通信料金は安くなる世界。MVNO普及促進」VS「端末と回線を一体的に扱い、通信料金はある程度高いが、端末を安く買える世界。MVNO普及に壁」とし、「解はイチゼロではなく、これらの間にあるはずだが、規制を入れるとイチゼロになりがち」とした。○「透明性と公平性を柱にした枠組みを示すことが一つの方向性」北氏のプレゼンテーションの後、各参加者による討議が行われた。弁護士の森氏が北氏に対し、「論理を逆転し、MVNOの普及が進めば、販売奨励金が減るのではないか」と質問したのに対し、「やはり販売奨励金がMVNO普及が進まない隘路となっている。MVNOが市民権を得るためには、ワンストップで安心して買える環境の整備が必要」とした。また、全国地域婦人団体連絡協議会の長田氏は、「MVNOを選ぶべきライトユーザーがMVNOを選べない状況になっている。地方の人も含めて、MVNOに出会う機会が少ないのでは」と発言した。立教大学の舟田氏は、「携帯ショップに行くと説明が30分くらいかかるが、最後のほうは頭がボーっとなっている。もっとシンプルなプランがあっていいと思うが、どういうふうにシンプルにしていけばいいのか、現状では非常に難しい面がある。私の推測だが、アメリカと日本の違いは販売奨励金にあるのではないか。1990年代に入り、日本はリベートが各業界で少なくなっていったのに、この業界(通信業界)ではリベートが増えている」と指摘した。議論の最後に主査の新美氏は、「規制というと手足を縛るようなイメージがあるが、我々がなすべきこととして、透明性と公平性を柱にした枠組みを示すことが一つの方向性になるのではないか」と述べ、議論を締めくくった。次回以降は、大手キャリアなど事業者のヒアリングなどが行われる予定となっている。
2015年10月19日山陽トランスポートは10月2日、カメラを固定できるクリップマウントタイプのカメラホルダー「EYS-CAM04C」を発売した。直販サイト「イーサプライ」での価格は931円(税込)。固定方法がクリップ式なので、三脚を立てられない場所でもカメラを固定。クリップ部は、机や車のサンバイザーなど、厚さ50mmまでのものを挟むことが可能。幅約78mmの大型クリップで強く固定する。カメラやビデオカメラなどは、標準1/4インチタイプのカメラネジでEYS-CAM04Cに装着する。カメラ固定部は360度回転できるため、カメラの角度調整も行える。別売りのスマホホルダーを装着すれば、スマートフォンの固定にも対応する。サイズは約W78×D110×H90mmで、重さは約179g。一般的なカメラ用三脚よりも軽量コンパクトなので持ち運びもしやすい。
2015年10月02日通話履歴やメールなど、携帯電話に残された多くの履歴。携帯電話を見れば恋人の行動も一発で把握できる。しかし実際にチェックしているのだろうか。その実態をマイナビニュースの男性会員204人に聞いた。Q.恋人の携帯、見ますか?1位 一切見ない 84.8%2位 ロック中にTOPに出るメッセージだけはチェックしてしまう 7.8%3位 本人に断って全部見る 2.9%4位 本人に内緒で全部見る 2.0%Q.上記で選んだ選択肢について、具体的な経験やなぜ見るかなどを教えてください1位 一切見ない派・「最低限のプライバシーはあると思う」(31歳/金融・証券/専門職)・「恋人どうしでも互いに聖域はあろう」(26歳/その他)・「勝手に見るのは犯罪では? 」(33歳/情報・IT/技術職)・「自分が見られていい気はしないから」(28歳/小売店/販売職・サービス系)・「信頼関係を壊すから」(30歳/機械・精密機器/技術職)・「相手を信用しないと自分も信用してもらえないと思うから見ない」(35歳/情報・IT/技術職)・「見てイヤなことがあったら落ち込むので見ない」(44歳/その他)・「見知らないほうが幸せなことがある」(35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「見たのがバレたら修羅場になるのがわかるから」(26歳/農林・水産/技術職)・「気にならないから」(31歳/食品・飲料/技術職)・「相手がパスワードロックしているから」(35歳/情報・IT/技術職)2位 ロック中にTOPに出るメッセージだけはチェックしてしまう派・「なんとなく目がいくから」(32歳/機械・精密機器/技術職)・「目に入るから」(30歳/サービス/事務系専門職)・「チェックというか、見ようとはしてなくても見えちゃう時はある」(22歳/食品・飲料/事務系専門職)・「誰とやり取りしてるか気になる」(25歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「わざわざロックを解除してまで見たいと思わない」(27歳/医療・福祉/専門職)3位 本人に断って全部見る派・「礼儀は必要」(33歳/機械・精密機器/技術職)・「見ていいと言われているから見る」(27歳/医薬品・化粧品/技術職)・「内緒で見た場合、むしろその後がもっと面倒になるが、断って見る場合、やましいことがあればどうしても拒否しようとするし、自分の場合は『見せて』と言われたらふつうに見せる」(21歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)4位 本人に内緒で全部見る派・「見られるなら見たい」(31歳/電機/技術職)■総評男性回答者のうち「一切見ない」と答えた人は84.8%。「ロック中にTOPに出るメッセージだけはチェックしてしまう」が7.8%、「本人に断って全部見る」が2.9%、「本人に内緒で全部見る」が2.0%となり、女性会員へのアンケート結果に比べると、条件付きであれ、総じて男性のほうが"見ない"傾向にあるようだ。その理由についての回答では、"一切見ない派"の多くが「最低限のプライバシーはある」「恋人どうしでも互いに聖域はある」「勝手に見るのは犯罪」など、個人のプライバシーやマナーを尊重する意見。また、「自分が見られていい気はしない」、「信頼関係を壊す」「相手を信用しないと自分も信用してもらえないと思うから」といった、相手とのフェアな関係を維持したいという考えも多かった。他方、「見てイヤなことがあったら落ち込む」、「見知らないほうが幸せなことがある」など、予期せぬ結果により後悔したり、トラブルを引き起こしたりするのを避ける"知らぬが仏"的なスタンスの人も意外に多い。そもそも「気にならない」「パスワードがかかっている」など身もふたもない姿勢の人も。これに対し、"TOPに出るメッセージだけはチェックしてしまう派"の多くは、「なんとなく目がいく」「目に入る」「見ようとしてなくても見えてしまう」など、意志とは無関係に見えてしまった際にはあえて視線を外すことはないといった人が大多数。"本人に断って全部見る派"は、相手が許可すれば問題なく見るという人がほとんどだが、中には「やましいことがなければ断ってからなら見せるはず」と策略的な手段としている賢者も。今回のアンケート結果からは、女性の方が男性よりも「見てしまいがち」な傾向が見られた。特に男性は、自分自身が詮索されることを嫌い、相手のプライバシーを尊重するというスタンスの人が多いように感じられる。とはいえ、感覚や相手との関係性はそれぞれ。一線を越えてしまう時にも最低限の礼儀と節度は持つべなのかもしれない。※画像は本文と関係ありません調査時期:2015年8月15日~2015年8月26日調査対象:マイナビニュース会員男性限定調査数:男性204名調査方法:インターネットログイン式アンケート
2015年09月24日サイバーリンクは15日、アクションカメラ撮影に最適な編集ツール「アクションカメラセンター」などを搭載した、動画編集ソフトウェア最新版 「PowerDirector 14」シリーズを発表した。ダウンロード版は同日から、パッケージ版は10月9日から発売。価格はダウンロード版が税別7,852円から、パッケージ版が税別4,850円から。PowerDirectorは、タイムラインを用いたノンリニア動画編集ソフトウェア。最新版「PowerDirector 14」では、新たにアクションカメラで撮影したビデオの編集に最適な機能を集めた「アクションカメラセンター」を搭載する。具体的には、広角レンズ補正、手ぶれ補正、ストップモーション、イーズイン&アウト機能などが利用できる。また、手軽にビデオ作品が制作できるテンプレート集「クイックプロジェクト」、映像内のオブジェクトを指定し、その動きをトラッキングする「オブジェクトトラッキング」といった新機能も搭載する。このほか、全エディションで64bitシステムへ最適化しており、第6世代Intel CoreやNVIDIA製APUによるH.265ハードウェアエンコード機能や、OpenCLに対応。また、2つのVGAカードをビデオ編集に利用できるマルチGPGPUにも対応する。ダウンロード版は15日から順次販売。価格は製品によって異なるが、Standard版で税別7,852円、カラーグレーディングソフト「ColorDirector 4」および音響編集ソフト「AudioDirector 6」を同梱した「PowerDirector 14 Ultimate Suite」で税別19,426円。これに写真編集ソフト「PhotoDirector 7」も加えた「Director Suite 4」で税別24,981円。クラウドサービスを利用できる「PowerDirector 14 Ultimate」が税別14,796円。通常版からテンプレートなどを増やした「PowerDirector 14 Ultra」が税別12,019円。パッケージ版は10月9日発売。ラインナップと価格は、「PowerDirector 14 Ultimate Suite」が税別19,500円、「PowerDirector 14 Ultra」が税別14,500円、「PowerDirector 14 Standard」が税別4,850円。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 /10。対応動画ファイルは下記の通り。
2015年09月15日Amazon.co.jpは9日、携帯電話番号とパスワードの組み合わせでログインが可能になる新機能「携帯番号アカウント」の提供を開始した。携帯番号アカウントの提供により、携帯番号またはEメールアドレスとパスワードの入力でAmazon.co.jpにログインできるようになる。同機能を利用するには、ログイン後に、アカウントサービスのアカウント設定から携帯電話の番号を追加する必要がある。また、Amazonアプリを利用して、アカウントの新規登録利用時でも携帯番号での登録が行えるようになった。
2015年09月09日Amazon.co.jpは9日、携帯電話番号の入力で、オンラインショッピング「Amazon」にサインインできる新機能「携帯番号アカウント」を開始した。同機能により、携帯番号またはメールアドレスのいずれかと、Amazonのパスワードを入力することで、Amazonへのサインインが可能となる。モバイル向けアプリ「Amazonアプリ」でも、携帯番号による新規アカウントが作成できるようになった。なお、携帯電話番号の登録には認証コードの確認が必要となる。携帯電話番号の登録は、アカウント設定画面から行う。すでにAmazonアカウントを取得済みのユーザーは、Amazonにサインイン後、アカウントサービス内のアカウント設定から携帯電話番号を追加すると、次回以降のサインインでは従来のメールアドレスのほか、携帯電話とパスワードによるサインインが行えるようになる。「Amazonアプリ」で新規アカウントを作成する場合は、同アプリの「サインイン」から「アカウント作成」を選択。「携帯電話でアカウント作成」でアカウントを作成すると、次回以降携帯電話とパスワードによるサインインが行えるようになる。
2015年09月09日ユニットコムは26日、防犯カメラ製品「スマートネットカメラ」2製品と「AHD カメラ」3製品をセキュリティカメラのラインナップに追加した。価格は税別14,980円から。○スマートネットカメラ製品「スマートネットカメラ」は、設定が簡単な100万画素のネットワークカメラ。屋内用の「MH-K13」と、屋外用の「MH-K14」を用意。価格(税別)は屋内用が37,980円、屋外用が39,980円。MH-K13屋内用の「MH-K13」は最大1,280×800ドットで撮影でき、IEEE802.11b/g/n無線LANを搭載。約5分で初期設定が完了するなど、導入が簡素化されている。動体検知機能も搭載。画面上に動きがあればメールで通知することもできる。主な仕様は、イメージセンサーが1/4インチCMOSセンサー×2基、有効画素数が102万画素、ビデオ圧縮方式がH.264。有線インタフェースは100BASE-TX対応有線LAN×1基。本体サイズはW91×D100×H124mm、重量は350g。MH-K14屋外用の「MH-K14」は本体の形状が屋内用と異なっており、IP66の防水等級に対応する。ネットワークカメラとしての仕様は屋内用とほぼ共通で、本体サイズはW58×D230×H52mm、重量は368g。○AHD カメラ「AHD カメラ」は、新しい映像伝送方式であるAHDに対応したモデル。屋外用ズームモデル「JO-C206」、屋内用単焦点モデル「JO-C203」、4CHデジタルレコーダー「JO-R205」の3製品を用意。価格(税別)は、屋外用ズームモデルが42,980円、屋内用単焦点モデルが14,980円、4CHデジタルレコーダーが69,980円。JO-C206屋外用ズームモデル「JO-C206」はIP66の防水等級に対応。最大500mの長距離配線が可能となっている。AHD / CVBS切替により従来のアナログレコーダーへの出力も可能。アナログカメラと互換性があるので、配線をそのままにカメラを入れ替えられる。AHD対応レコーダーを使用することで、HD画質での録画 / 再生が可能となっている。主な仕様は、イメージセンサーが1/3インチのソニー製CMOSセンサー、有効画素数が130万画素、解像度は1,280×720ドット。撮影範囲は水平約28.8~99.8度、上下約21.6~71.1度。逆光補正とフリッカレス機能を搭載し、本体サイズはW90×D102×H270mm、重量は1,066g。O-C203屋内用単焦点モデル「JO-C203」は、広い範囲を撮影できるモデル。撮影範囲は水平約85度、上下約59度。カメラとしての機能は屋外ズームモデルとほぼ同じ仕様。本体サイズはW115×H57mm、重量は約290g。JO-R205AHD対応 4chデジタルレコーダー「JO-R205」は、アナログカメラも出力可能なハイブリッドシステム。アナログカメラとAHD 130万画素カメラの同時出力が可能で、設置済みのアナログカメラと配線をそのまま流用可能。同軸ケーブルで長距離配線が行えるなど、遠隔監視にも対応する。内蔵HDD容量は2TBで、録画画質は5段階で設定可能。最大解像度はは1,920×1,080ドット で記録方式はH.264。録画速度はAHD 1080p時で最大1,920×1,080ドット / 60fps、AHD 720p時で最大1,280×720ドット / 120fps、アナログ時で最大960×480ドット / 120fps。映像入出力インタフェースは入力がBNC×4、出力がHDMI×1、D-Sub×1、コンポジットビデオ×1。音声入出力インタフェースは入力がRCA×4、出力がRCA×1。本体サイズはW380×D340×H72mm、重量は2.7kg。
2015年08月28日米Appleは、iPhone 6 Plusの一部機種を対象に、iSight(背面)カメラの無償交換プログラムを開始した。iSightカメラの部品が故障し、撮影した写真がぼやけて見える不具合が発生したため。無償交換の対象となるのは、2014年9月から2015年1月までに製造され、シリアルが特定の範囲内にあるiPhone 6 Plus。iPhone 6 Plusのユーザーは、iPhone 6 Plus iSight カメラ交換プログラムのページでシリアル番号を入力すると、使用中の端末が無償交換の対象であるかを確認できる。無償交換プログラムの適用期限は、iPhone 6 Plus本体の最初の小売販売日から3年間。交換手続きは、Appleの正規サービスプロバイダ、Apple Store直営店、Appleテクニカルサポートなどで受け付けている。
2015年08月24日米Appleが「iPhone 6 Plus iSightカメラ交換プログラム」を発表した。一部のiPhone 6 PlusのiSightカメラ(背面カメラ)のパーツが故障し、撮影した写真がぼやける不具合が判明したためだ。影響が確認されている範囲の端末を対象に、iSightカメラを無償で交換する。iSightカメラの故障は、主に2014年9月から2015年1月の間に販売されたiPhone 6 Plusで起こっている。iSightカメラ交換プログラムは日本を含むグローバル規模のプログラムになっており、iPhone 6 Plus利用者は同プログラムのページでシリアル番号を入力することで、所有する端末が交換プログラムの対象であるか確認できる。対象端末を所有する人が交換を受けられる期間は最初の小売販売日から3年間だ。交換手続きは、Appleの正規サービスプロバイダ、Apple Store直営店、Appleテクニカルサポートなどで受け付けている。
2015年08月24日MMD研究所は8月10日、「子どもの携帯電話に関する調査」の結果を発表した。調査は7月30日~8月4日、20歳~49歳の母親9,352人を対象にインターネット上で行われた。20歳~49歳の母親のうち、小学生以上の子どもに携帯電話端末を持たせている母親に、子どもと携帯電話でコミュニケーションを取る際に利用するツールについて聞いたところ、「よく利用する」という回答が最も多かったのは、「LINE」(36.3%)だった。その次に「通話」(27.9%)、「メール」(25.6%)が続いていた。母親の年代別に見てみると、20代~30代の母親が最も「よく利用する」ツールは「通話」(20代で60.7%、30代で36.2%)。また、20代母親の「LINE以外の無料通話・チャットアプリ」や「SNS」を利用する割合は、他の年代に比べて高かった。40代で最もよく使われていたのは「LINE」(38.4%)で、全ての世代の中で最も利用者が多い。高校生以上の子どもに携帯電話端末を持たせている母親を対象に、誰がその利用料金を負担しているかを聞いたところ、「親」が66.4%で「本人」が32.8%だった。「母親が子どもに携帯電話端末を買い与えるのに妥当だと思う時期」について質問すると、最多は「高校1年生」で29.6%。次に「中学1年生」が22.0%、「分からない」が13.2%となっている。母親の年代別に見ると、20代の母親は「中学1年生」(28.1%)と回答した割合が最も高かったのに対し、30~40代の母親は「高校1年生」と回答した割合(30代が23.9%、40代が37.6%)が最も高かった。
2015年08月11日シュッピンは1日から、同社が運営するカメラ専門店「Map Camera」のレビュー投稿ページ「コミュレビ」にて、投稿者にデジタルカメラをプレゼントするキャンペーンを実施している。実施期間は8月31日まで。今回実施されている「コミュレビ大賞」は、Map Cameraの創業21周年を記念したキャンペーン。レビュー投稿サービス「コミュレビ」にレビューを投稿したユーザーの中から、抽選で1名にデジタルカメラをプレゼントする。キャンペーンは8月1日~8月10日、8月11日~8月20日、8月21日~8月31日の3回に分けて実施される。第1回のプレゼントは、2015年7月に発売された超広角コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp0 Quattro」だ。SIGMA dp0 Quattroは、Quattroセンサーに最適化された専用設計の14mm(35mm判換算約21mm)F4レンズを搭載するモデル。有効画素数は約2,900万画素で、本体サイズは約W161.4×D126×H67mm、重量は500gとなっている。なお、第2回、第3回のプレゼント内容は追って発表される。キャンペーンの詳細は同社のWebサイトを参照いただきたい。
2015年08月05日ソニーモバイルコミュニケーションズは3日(英国時間)、メインカメラ/インカメラともに1,300万画素の「Exmor RS for Mobile」センサーを搭載し、オートフォーカスにも対応した6インチAndroidスマートフォン「Xperia C5 Ultra」を発表した。8月中旬より新興国市場で発売される。価格や日本での発売は未定。「Xperia C5 Ultra」は、背面と前面に1,300万画素の「Exmor RS for Mobile」センサーを搭載した6インチサイズのAndroidスマートフォン。インカメラには22ミリの広角レンズやフラッシュなど自分撮り向けの機能を搭載する。デザイン面では、6インチという大きさながら、狭額縁デザインを採用し持ちやすさに配慮されている。また、片手で操作できるモードも用意している。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。CPUはMediaTek MTK6752(オクタコア、1.7GHz)。内蔵メモリは2GB。ストレージは16GB。外部ストレージはmicroSD(200GB)。サイズ/重量は、高さ約164.2mm×幅約79.6mm×厚さ約8.2mm/約187g。ディスプレイは6インチIPS液晶ディスプレイ。解像度は1,920×1,080ピクセル。バッテリー容量は2,930mAh。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、ソフトミントの3色。通信面では、LTE(Cat4)、UMTS/HSPA、GSMをサポート。そのほか、GPS、Bluetooth 4.1、NFC、IEEE802.11a/b/g/nに準拠したWi-Fiに対応する。
2015年08月04日「携帯電話が睡眠の質を下げる」という話を聞いたことはないでしょうか?実は、携帯電話と睡眠については、さまざまな機関で研究が行われていて、携帯電話が睡眠の質を下げるという説も、下げないという説もあるのです。それぞれの内容をご紹介します。携帯電話の電波は睡眠の質とは関係ない?携帯電話の普及が急激に進み、1人1台持っているのが当たり前の時代となりました。実際に、総務省が2014年に発表した「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成25年度第四四半期(3月末))」によると、携帯電話の普及率は112.5%にもなるそうです。そんななか睡眠不足に悩む人が増加し、「携帯電話の電波が睡眠の質を下げる」という説が浮上しました。そこで、その真相を解明するために、福島県立医科大学神経内科の宇川義一教授を中心にしたグループが調査研究を行いました。その結果、携帯電話の電波が睡眠不足を招くわけではないことが明らかになったのです。これは、携帯電話の電波に焦点を当てた研究なので一概には言えませんが、携帯電話が睡眠の質を下げるという説は一部否定されたことになります。それでもやっぱり睡眠の質低下の原因に?総務省が携帯電話の普及率を発表した同年、厚生労働省は、寝る前の携帯電話の利用に対し、注意喚起を促しました。つまりここでは、携帯電話が睡眠の質を低下させると考えられているのです。実際にアメリカのレンセラー工科大学は「就寝前にバックライトディスプレイを見続けると睡眠の質に支障をきたす」と発表をしています。これは、画面から発せられる光によって、「メラトニン」という生体リズムをコントロールするホルモンが抑制されてしまうからだそう。先ほどご紹介した研究で、携帯の電波には問題がないと分かったものの、後者の研究結果では、就寝前の利用はできるだけ控えたほうがよいということになったのです。携帯電話の利用そのものには問題ない!?携帯電話の電波が睡眠に影響しないと明らかになった一方で、就寝前の利用は睡眠の質を低下させるという報告もあり、どちらを信じればよいのか混乱する人は多いかもしれません。ただ、結論から言えばどちらも真実です。実は、携帯の電波の研究で行われた被験者アンケートでは、「携帯電話の使用時間が長いほど睡眠の質が低下する傾向がある」との結果も示されているのです。つまり、利用時間の長さや時間帯によって睡眠の質は低下する可能性があり、携帯電話の利用そのものが睡眠に影響を及ぼしているわけではないということ。気を付けるべきなのは、長時間利用しないようにすることなのです。あまり気に病んでしまうとストレスがかかり、かえって不眠になる可能性もあるので、使うのをやめるのではなく、できるだけ短時間の利用に抑え、快適な睡眠ライフを送るようにしましょう。photo by pixabay
2015年07月09日ネットギアジャパンは、バッテリー駆動のWi-Fiネットワークカメラ 『ARLO(アーロ)』を、7 月下旬より販売開始すると発表した。ベースステーションとカメラが2台セットで、価格は49,800円。すでに先行販売する米国では、月に数千台が売れるヒット商品になっているという。ARLOは、ケーブルレスで利用できるネットワークカメラ。撮影した映像はWi-Fi(IEEE802.11n)でベースステーションに送られ、無料のクラウド(容量1GB)に保存される。録画データは1分2MB程度で、クラウドには7日間保存される。ARLOは設置手順が簡単なのが特徴で、ベースステーションをインターネット接続し、スマートフォン用のARLOアプリをダウンロード(iPhone / Android)。そして、カメラ本体とベースステーションのSYNCボタンをプッシュして無線接続という3ステップで利用できる。電源はリチウム電池CRC123×4で、防水設計(IP65)のため、Wi-Fi の電波が届く場所なら屋外でも設置することができる。視野角は110度で、撮影動画は720p。ARLOは、ナイトビジョンに対応しており、夜間、部屋を暗くしていても撮影することができ、モーション駆動により、動きを検知したときのみ録画し、動きがないときはスタンバイモードとなり、消費電力を抑える。ベースステーションでカメラを最大5台まで管理でき、追加カメラは1台17,800円。同社によれば、家屋、自動車などの監視、家族やペットの見守りなど、コンシューマ用途を想定していたが、事務所の監視など、法人のニーズも高いという。なお、Arlo は、北米から中南米にかけて生息するHummingbird(ハチドリ)の一種で、非常に体の小さな鳥だが、毎秒55 回、最高で80回の高速で羽ばたため、「小さいけれども力強い」という、Arlo カメラシステムとハチドリに共通する特徴を掛け合わせているという。
2015年07月07日アイ・オー・データ機器は1日、24時間連続録画対応外付HDD「AVHD-URシリーズ」や、リモートアクセス機能搭載付のLAN接続型HDD(NAS)「HDL-ARTシリーズ」など5シリーズ21製品の値下げを行なった。値下げ対象のモデルと新価格は下表のとおり。価格はすべて税別。○DTCP-IP対応NAS「HDL-ARTシリーズ」○RAID 6対応で「WD Red」搭載のNAS「HDL-XRW/TMシリーズ」
2015年07月01日パパやママが一眼レフカメラを買って、一番に撮りたいのは「子ども」のはず。どうすれば、子どもの自然な姿をカメラに収めることができるのでしょう? 今回は、初めての一眼レフカメラで子どもを撮影する時に心がけておきたい、ちょっとしたポイントをご紹介します。■子供を自然に撮るためのポイント(1)フラッシュは使わないプロ以外の人が室内でフラッシュを使って写真を撮ると、不自然な写真になることが多いもの。そのため、なるべく自然光で撮影するのがおすすめです。室内であれば窓際でカーテンを開けて、サイドから光が入るように撮りましょう。自然光は一番子どもの肌をきれいに写してくれます。 屋外ならば木陰での撮影がおすすめ。夜の場合は、露出を明るめにして撮るときれいに写ります。 ■子供を自然に撮るためのポイント(2)子供と同じ目線、もしくは低いところから撮る(ローアングル+広角のマジック)立ったまま子どもを撮影すると、子どもを見下ろしている構図の写真ばかりになってしまいます。それでは背景が地面ばかりになり、立体感も臨場感も薄くなりがち。そんな時はまず、子どもと同じ目の高さから撮ってみてください。しかも、子どもの正面や斜め前から。 歩き始め頃のよちよち歩きの写真や、しゃがんでいる子どもを撮る場合は、子どもの目線よりも低く、足元に近いところから撮ってみるのもよいでしょう。ポイントはカメラのレンズ設定を広角にセットして、ズームを使うのではなく、子どもに実際に近づいて撮影すること。そうすることで、小さな赤ちゃんを写真の中では大きく生き生きとした表情で写せたり、子どもがカメラを覗き込む時の笑顔や思わぬ表情を捉えられたりできます。また、下から撮ると、被写体である子どもの背景が青空になることも多く、その結果、写真全体が明るくなる効果もあります。たまにはこんな風に、子どもの目線で写真を撮ってみるのも、バリエーションが増えて楽しいでしょう。 ■子供を自然に撮るためのポイント(3)ポイントになるアイテムや周囲の風景も忘れずに撮っておこう子どもの写真を撮影していると、つい子どもばかりを追いかけがちですが、バースデーケーキやクリスマスツリーといった、その日のポイントとなるアイテムや風景も必ずカメラに収めておきましょう。そうした写真があると、後で振り返った時に「これは何の時の写真か」というのがわかりやすいですし、フォトブックやアルバムにまとめる時にも、意外と重要な役割を果たしてくれるものです。あえて泣き顔も撮ったり、お友だちも一緒に撮ったりしておくと、「あの時は2人ともこーんなに小さかったんだねー」と思い出話も弾みますよ。 ■子供を自然に撮るためのポイント(4)スポーツモードと連写で、躍動感のある写真を走り回る子どもたちの撮影は、スポーツモードで連写するのがおすすめです。「スポーツモード」とは、シャッタースピードを高速にしてくれるモードのこと。これにより、風や水しぶきまで感じられそうな、躍動感ある写真を撮ることができます。この時、ファインダーに写る数値をチェックしておくと、「この数値だと、これくらいの明るさに写る」「シャッタースピードがこれくらいだと、こんな感じに撮れる」という勉強にもなります。 ■子供を自然に撮るためポイント(5)データ整理はその日のうちに撮った写真は、できるだけその日のうちに整理しましょう。 たとえば連写した写真すべてを残すのは容量が多くなり過ぎますし、後で見返そうと思っても、面倒に感じられて、嫌になってしまうものです。「これ!」と思うもの以外をその日のうちに削除しておくだけで、後々とても写真整理がラクです。写真整理と同時に振り返りもできるので、どんな風に撮るとうまく撮れるかという、撮影手法に関する記憶も残りやすくなりますよ。子どもの写真を撮ったり見たりするのは、周りの大人にとっての楽しみだけでなく、子ども自身の楽しみにもつながります。「あなたがいてくれてうれしい」と見つめられ、愛されていると感じている子どもの笑顔は、何より自然でかわいらしいもの。子どもが大きくなってから、そうした写真やアルバムを眺めた時、「私はこんなに愛されて育ったんだな」と背中を押されるような気持ちになり、自分を信じる柱のひとつになるかもしれません。 写真には、「親が子どもを見つめる目」が現れています。その時その場にある子どもへの愛を丸ごと写すつもりで撮るのが一番です。
2015年06月17日カシオ計算機は5月29日、カメラ部分と液晶モニタ(コントローラ)が分離・合体するフリースタイルカメラ「EXILIM EX-FR10」専用のマルチアングルスティックを発表した。カメラ部をスティックの先端に、液晶モニタ(コントローラ)を手もとに装着できる。発売は6月5日で、希望小売価格は税別8,000円だ。マルチアングルスティックは、EX-FR10専用の撮影補助ツール。スティックの先端部にカメラ部、手もとに液晶モニタ(コントローラ)を固定できるため、構図をチェックしながら撮影できる。スティックの長さは最短330mmから最長1,045mmまで伸縮可能なため、自撮り棒としても利用できるほか、ハイアングルやローアングルでの撮影も手軽にできる。カシオ計算機の民生用デジタルカメラ1号機である「QV-10」をイメージしたシルバーのカラーリングが施された特別モデルのEX-FR10と、マルチアングルスティックをセットにした「EX-FR10GYSET」も2,000台限定ですでに発売されている。EX-FR10は、2014年8月に発表されたデジタルカメラ。カメラ部と液晶モニタ(コントローラ)を分離可能なのが特徴だ。離れた場所にカメラ部を置いても、手もとの液晶モニタ(コントローラ)で構図を確認しながらシャッターを切れる。防塵・防水性能を持ち、高さ2mからの落下にも耐えられる。
2015年05月29日ライカカメラジャパンは、モノクロ撮影専用のレンズ交換式カメラ「ライカM モノクローム(Typ246)」と、Mシステム用の交換レンズ「ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH. ブラッククローム」「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククローム」を5月29日に発売する。2015年4月に発表されたライカM モノクローム(Typ246)は、モノクロ撮影専用35mmフルサイズセンサー搭載のレンズ交換式カメラ。発表当初、5月下旬とされていた発売時期がこのたび正式に決定した。ボディのみの価格は税込1,134,000円だ。ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH. ブラッククロームと、ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククロームは、各500本限定で販売される、ブラッククローム仕上げの特別限定レンズ。発表当初は4月以降に発売するとされていた。価格はズミクロンM f2/35mm ASPH. ブラッククロームが669,600円、ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククロームが507,600円(いずれも税込)。
2015年05月22日カメラ記者クラブは5月20日、「カメラグランプリ2015」の選考結果を発表した。カメラグランプリは国内の写真・カメラ専門誌の担当記者で構成するカメラ記者クラブが主催し、1年間に発売されたカメラの中から優れた製品を選ぶアワード。今回はキヤノンの製品が大賞を含む3つの賞を受賞した。カメラグランプリ2015の「大賞」に選ばれたのは、キヤノンの「EOS 7D Mark II」。オールクロス65点AFセンサー、10コマ/秒の高速連写性能など最上位モデル「EOS-1D X」クラスの技術を投入したことなどが高く評価された。「EOS 7D Mark II」は「あなたが選ぶベストカメラ賞」にも選出され、ダブル受賞となった。「レンズ賞」に輝いたのは、キヤノンの「EF11-24mm F4L USM」。選考理由には、11mmという世界最広角を、魚眼レンズのような歪みを伴うことなく実現したことなどが挙げられた。「カメラ記者クラブ賞」は、オリンパスの「OM-D E-M5 Mark II」、パナソニックの「LUMIX DMC-CM1」、ライトロの「LYTRO ILLUM」の3製品が受賞した。
2015年05月21日ユニットコムは14日、法人向けに「防犯・監視カメラ・映像ソリューションのご提案特設サイト」を開設した。セキュリティや防犯カメラ、監視カメラシステム導入についての相談受付・導入提案を行うサイト。マンションや飲食店・店舗、倉庫・工場、戸建て住宅など、環境や用途に合わせ防犯カメラの提案、設置を行う。遠隔監視モニタリングシステムにも標準対応する。実際の設置完了までの流れは、問い合わせ、相談・提案、現地訪問、見積もり、成約、施行、運用説明、定期点検保守といった経緯で行われる。ユニットコム運営店舗では、実際に製品を触ることも可能だ。
2015年05月15日