俳優の堺雅人が、人気キャラクター「くまのプーさん」初の実写映画『プーと大人になった僕』(9月14日公開)で、ユアン・マクレガー演じる主人公クリストファー・ロビンの吹替声優を務めることが6日、明らかになった。同作は、プーと大親友の少年クリストファー・ロビンが「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わした心に残る別れの後、大人になりロンドンで暮らすクリストファー・ロビンとプーの奇跡の再会からはじまる感動の物語。このたび、“プーさんの大親友”クリストファー・ロビンの吹替声優を堺雅人が務めることが決定。堺が実写映画の吹替を担当するのは今作が初めてとなる。オファーを受けたことについて、堺は「実写の吹替は今回がはじめてですが、いつか挑戦してみたいと思っていたので、オファーをいただき、とてもうれしかったです。ユアン・マクレガーさんという、素晴らしい俳優の声を担当できて光栄でした。撮影の日をドキドキしながら待っていました」とコメント。収録は「ユアンさんのお芝居に導かれるような感じで、とても楽しい作業でした。アニメーションの声優は何度か経験があるのですが、実写だと、英語のお芝居にあわせるので、思ったまま演じると平板になってしまうと(吹替版の演出家の)監督から指摘をうけました。そこがなかなか難しかったですね」と語る。そして、プーさんについて「いろんなことを考えさせられます。『今日が一番大事』とか『今日が一番好き』とか、お坊さんのありがたい話を聞いてるみたい。プーさんはあなどれません。演じていて、考えされられるセリフが、 いくつもありました」と話し、物語のきっかけとなる「再会」について聞かれると「子供の相手をしていると、自分が小さい頃何をして遊んでいたのか思い出すことが多くて、こういうおもちゃ好きだったなとか、 粘土遊び好きだったなとか。そのようなことを思い出すと、自分の小さい頃と再会しているような不思議な気持ちになります」と打ち明けた。さらに、家族をもってから仕事との向き合い方に変化はあったかという問いに、「自分が変わったと思うことはないんですが、今回、この作品の台本に子供がクレヨンでものすごい落書きをしてしまったんです。 いつもだと怒ってしまうと思うんですが、今回むしろうれしかった。ちょっと変わったのかもしれません」とコメントしている。また、日本語吹替版では、プーさん役をかぬか光明、ティガー役を玄田哲章、イーヨー役を石塚勇、ピグレット役を小形満が務める。(C)2018 Disney Enterprises, Inc.
2018年08月07日鏡を見るたびキレイに近づく株式会社ディノス・セシールは3月9日、デバイス型ビューティーミラー『HiMirror プラス』(税別39,800円)を発売した。高精度カメラ機能とアプリケーションを搭載しているハイスペックなミラー『HiMirror プラス』は、3倍までズームできる充実したミラー・・・というだけではない。鏡に自分の顔を映すことで高精度のカメラが肌状態を数値化し、シワ、小ジワ、肌色、クマ、シミ、ニキビ跡、肌あれ、毛穴などの肌の状態を分析し、日々のデータを蓄積していく。継続してチェックしていくことで、化粧品の効果なども数字で確認することができ、まるで自分専属の美容カウンセラーが自宅にいるかのように美を高めていけるのだ。情報や光で美をサポートスマートフォンと同期すれば、美容と健康に関するアドバイスをいつでも確認できるほか、UV指数や天気などのタイムリーな情報をチェックすることもできる。本体に設置されたLEDライトは、5パターンのライティングを再現することが可能。オフィスや夕暮れ、天気の良い屋外などを想定したライティングで、環境に合ったメイクをサポートしてくれる。今回の発売は、設置用スタンドがついた特別セット。取り扱いは美容健康カタログ『d-BEAUTY』及びディノスオンラインショップとなる。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース※HiMirror プラス
2018年03月13日「ミラーリング」という心理テクニックをご存知でしょうか?有名なテクニックなので、なんとなく耳にしたことがある方も多いかもしれません。ミラーリングはビジネスの場でもよく用いられる手法なのですが、恋愛にも応用が可能なのです。ミラーリングの正しい使い方と活用法をご紹介しましょう。ミラーリングとはまずはミラーリングについてご説明します。使い方はとても簡単で、相手の仕草や言動を鏡のように真似をするだけです。そうすると相手が無意識のうちに好感を抱きやすくなるのです。人は自分と似た相手を好きになることが心理学の研究でわかっています。つまり、相手の仕草や言動を真似することで類似性のアピールとなり、好感を抱いてもらいやすくなるというわけです。ミラーリングの活用法といっても、これだけの説明では実際に使うところがイメージしにくいと思うので、具体例を出して解説していきますね。たとえば、ファミレスにいるときに相手が右手で水を飲んだら、あなたは左手で水を飲んでください。相手が鏡に写った自分を見ているように仕草を真似していくことがポイントです。ほかには、相手がスパゲッティといっていたらあなたもスパゲッティと、相手がパスタといっていたらあなたもパスタという表現を使ってください。このように言葉の表現を合わせることでミラーリングになります。「最近筋トレ始めたんだ」と相手がいったらあなたは「筋トレ始めたんだ!どんな筋トレしてるの?」といったように、相手がいった言葉を繰り返しそこに質問をひとつ加えることで、ミラーリングを使用しながら自然な会話をすることができます。ミラーリングを使うときの注意点このようにかんたんな技術ですが、注意点が1つあります。それは「あまりに露骨に真似しすぎないこと」です。相手が水を飲んだらすぐに自分も水を飲むのではなく、1,2秒ほどずらして飲んでください。相手が話した内容を一言一句真似するのではなく、ある程度自分なりの言葉で置き換えて繰り返してください。真似をしているのがバレると逆効果となってしまいますので、あくまで自然にミラーリングをしましょう。
2018年03月10日ポール & ジョー シスター(PAUL & JOE SISTER)から、2018年3月上旬より全国の百貨店などで、新作のミラー&タオルハンカチーフセットが発売される。2018春夏は、ポール & ジョー シスターでは初となるミラー&タオルハンカチーフセットが登場する。パッケージやセットのハンカチーフには、ブランドのアイコニックモチーフ、クリザンテームの花が施されている。ミラーは、クリア素材の蓋に、クリザンテーム柄がプリントされている。ブランドを象徴するデザインと、ピンク色で統一されたフェミニンなカラーリングが印象的なセットは、大切な人へのプチギフトとしてもおすすめの一品だ。【詳細】ポール & ジョー シスター ミラー&タオルハンカチーフセット発売日:2018年3月上旬取扱店舗:全国百貨店、ポール&ジョー公式オンラインストアなど価格:2,500円+税
2018年03月01日バーバリー(BURBERRY)が2月17日、2018 February コレクションをロンドン西部のディムコ・ビルディングで発表した。今シーズンが、17年間バーバリーを牽引してきたクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)による最後のファイナルショーである。ショーは、アジョワ・アボワー(Adwoa Aboah)のキャットウォークで幕を開け、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)によって締めくくらた。そのほかにも、今までバーバリーでキャンペーンモデルを務めてきた歴代モデルが多数登場。またゲストとしてもケイト・モス(Kate Moss)、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、アイリス・ロウ(Iris Law)、ダンサーの菅原小春など1,300人以上の来場者が世界各国から駆けつけた。コレクションのテーマは、“過去を振り返り、現在に喜びを見出し、そして未来へ向かう”意味を込めた「Time」。バーバリーの様々な時代を象徴するロゴ、柄、素材やテクニックを再解釈し、80年代や90年代のアーカイブに記録されていたアイテムが刷新された。また、「LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークィア)+コミュニティー」へのサポートを表し、レインボーカラーもコレクションの様々なアイテムに落とし込まれている。バーバリーのアイコニックなチェック柄にレインボーを組み合わせた「ヴィンテージ レインボーチェック」も初登場。英国発のアーティスト集団ユナイテッド・ビジュアル・アーティスツ(United Visual Artists)の「Our Time」という時間の経過を表現した音と照明のショー演出で、フィナーレは全員がレーザーライトによるレインボーのスペクトラムの中を歩いた。2月21日から、伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージでは初となるバーバリーのポップアップストア「BURBERRY SPRING 2018 COLLECTION POP-UP STORE」がオープンする。「ヴィンテージ レインボーチェック」を用いたアイテムなどランウェイにも登場した「February カプセルコレクション」が、伊勢丹新宿店先行発売アイテムなどを含め豊富なラインアップで登場。さらに、60年代から90年代を中心に製造されたバーバリーのヴィンテージコートをイングランドで修復した、一点ものの「リストア ヴィンテージ」限定65着も伊勢丹新宿店限定として発売される。会期は27日まで。
2018年02月20日あなたは「ミラーリング効果」という言葉を聞いたことはありませんか?ミラーリング効果とは、自分と似た言動の人を無意識に味方だと認識する心理のことです。その心理を利用して、意識的に相手と同じ行動をとることで、相手に好感を持たせやすくなります。このミラーリング効果を使ったテクニックは様々なメリットがあります。今回はデートのときにミラーリングを意識した方が良い理由を解説していきたいと思います。1.相手に合わせることで心に余裕ができる気になっている彼とのデートの場合、緊張してしまう人も多いはずです。彼に気に入られたくて気の利いたことを話そうとしても、なかなか難しいですよね。ミラーリングを使ったテクニックは基本的に相手に合わせた言動をとるので、自分から話を振ったりする必要があまりありません。そのためデートで緊張しやすい人や頑張りすぎて空回りしやすい人にもおすすめです。2.見えない減点を回避できる相手の情報をあまり持っていない状態だと、知らないうちに相手にとって好ましくない話を振ってしまうことがあります。そのまま気づかずに話し続けてしまうのは、大切なデートの時には避けたいですよね。デート中は相手も気を使ってくれているので、一見楽しそうに話していたとしても、内心はあなたへの評価がどんどん下がっているかもしれません。ミラーリングを使うことで、このような見えない減点を防ぐこともできます。3.次のデートにつながりやすいチャンスを広げるためには、どうやって次のデートの約束をするかという問題がありますが、ミラーリングを意識することで、実は次のデートにつながりやすくなります。ミラーリングを意識すると自然と相手の情報を引き出しやすくなり、その中で自分と共通するものや興味のあるものは積極的に伝えることもできます。上手く情報を引き出せたら「私もすごい興味があるんで、良かったらまた詳しく教えてください!」と言ってみましょう。自分の趣味に対して、そのように言われて嫌な男性はいません。その一言で、相手から次の予定を聞いてきてくれるかもしれません。ミラーリングにはデートを成功させる秘訣がいっぱいデートで相手に気に入られようとすると、ついつい空回りしてしまいがちです。普段デートで上手くいかないと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
2018年02月10日基本無料のミラーアプリ「トレミラ」化粧品や医薬部外品の製造、販売などを行っている明治18年創業の桃谷順天館グループは1月19日、ミラーアプリ「トレミラ(Tracing Mirror)」をリリースすると発表した。AppStoreより既にダウンロードが可能になっている。このアプリは透過して表示した写真を見本に化粧ができるアプリで、iPhoneやiPadなど、iOS10.0以上の端末に対応。無料でダウンロード、基本機能が利用できるが、月額280円でクラウドを活用したセルフメモ機能、コミュニケーション機能も利用できる。美容学校や美容室での活用もこれまでもスマートフォンなどで利用できるミラーアプリは多数リリースされてきたが、この「トレミラ」は見本の画像をトレーシングペーパーのように透かして表示。自分自身の写真を撮影し、見比べてメイクプランを立て、必要があれば目印やコメントを書き込みつつメイクできるというものである。独自に開発された「トレミラ」は美容学校での運用試験を重ねており、現在、特許出願中である。クラウドが利用できる有料サービスでは、ミラー画面の設定の保存や、気付いたことのメモ機能を活用することで、気に入った仕上がりのメイクを再現することができる。また、ユーザー同士でミラー画面の共有も可能。アドバイス付きで送信することもできる。同グループはこのアプリをメイク教室や美容室などで、メイクのイメージを共有、伝えるためにも活用して欲しいとしている。(画像はプレスリリースより)【参考】※新発想!なりたい顔を重ねてなぞるミラーアプリ「トレミラ(Tracing Mirror)」1月23日リリース!
2018年01月25日石川県・金沢市にある金沢21世紀美術館では、ジャネット・カーディフ(Janet Cardiff)とジョージ・ビュレス・ミラー(George Bures Miller)のアジア初となる大規模個展「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」が2018年3月10日まで開催中。Portrait Cardiff & Miller | 2012 Photographed in Grindrod, BC, Canada Photo: Zev Tiefenbach本展では、近作の大型作品を始めとする新作を含む、いずれも日本初公開作品となる8点のインスタレーションで構成。金沢21世紀美術館の一つひとつが独立した展示空間に合わせて、いくつもの物語が共鳴するように展開する。高度な音響・映像技術と独創的な造形が駆使された彼らの作品は、「聞く」「見る」といった複合的な知覚経験を伴い、鑑賞者はまるで魔法にかけられるかのように、彼らが創りあげた独特の作品世界へと引き込まれえる。これまで日本国内では、メゾンエルメスで展示された「40声のモテット」の他、ヨコハマトリエンナーレや越後妻有アートトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭といった芸術祭にも参加し、いくつかの作品を発表してきた。現代美術シーンで高い評価を受け続けている彼らの作品世界を余すこと無く体験する絶好の機会。《The Marionette Maker》2014「The Marionette Maker」(2014年)は、トレーラー内で眠っている女性の夢の世界をその夢の住民が書き記し、さらにその夢を再現しているという入れ子の作品。1台の古いキャンピングトレーラーの中に広がるマリオネットたちの小さな世界、音楽を奏でそれに合わせて踊りだすマリオネットや動物たち。見る人がまた彼女の夢の中で世界をふかんしているかのような不思議な雰囲気に包まれる。《The Carnie》2010 Photo: Larry Lamay 「The Carnie」(2010年)は、悪夢や狂気の世界に引きずり込まれるような不気味なカーニバルの光景が広がる作品。1940年代に製造され、各地のカーニバルに巡業したであろうアンティークのメリーゴーランドの馬やキリン、鹿といったさまざまな木製の動物たちがまぶしい光を浴びながら回転する。動物の口に取り付けられたスピーカーからは奇妙な音が流れ、天蓋につるされている古いマネキンは、天使のように宙を舞う。《Conversation with Antonello》2015 Collection of the Vancouver Art Gallery, Gift of the Artists 「Conversation with Antonello」(2015年)は、ロンドンのナショナルギャラリーで2015年に開催された展覧会「サウンドスケープ」において、同館所蔵のヴェネチア・ルネッサンスの画家、アントネロ・ダ・メッシーナによる絵画「書斎の聖ヒエロニムス」(1475年)をもとに制作発表された。フランドル派から影響を受けた細密描写が用いられた精緻な二次元の空間表現を三次元の建築模型にして、のぞき込むとさまざまな角度から立体的に体感できる。All works: Courtesy of the artists, Gallery Koyanagi, Tokyo and Luhring Augustine, New York 【展覧会情報】ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー会期:11月25日~2018年3月11日会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1時間:10:00~18:00(金、土曜日は20:00まで、1月2日と3日は17:00まで)料金:一般1,000円 大学生800円 小中高生400円 65歳以上800円休館日:毎週月曜日(1月8日と2月12日は開場、12月29日~1月1日、1月9日、2月13日)
2017年12月10日エズラ・ミラーとレイ・フィッシャー。DCコミックスのヒーローたちがチームを組み、巨悪に立ち向かう『ジャスティス・リーグ』の中で、2人の演じるフラッシュとサイボーグはいわば新人ヒーローだ。先輩ヒーローのバットマンやワンダーウーマンらと共に戦う彼らは、フレッシュでパワフル。そのエネルギーは、エズラとレイ自身からも感じられる。「だって、この仕事を始めた頃はスーパーヒーローになる自分なんて想像もしていなかったから」と、まずはレイ。舞台俳優として活躍してきた彼にとって、『ジャスティス・リーグ』は本格的デビュー映画となる。「もちろん夢ではあったけど、リアルに想像すると、実現しなかったときに失望するから(笑)。その点、夢は手の届かない所にあるものだから、抱く分には問題ないよね。でも、オーディションに参加し、スクリーンテストをし…、夢が近づいてきたのを感じた。その後、監督のザック(・スナイダー)から『君がサイボークだ!』と連絡をもらったときは信じられなかったよ。いまだに信じられないけどね」。一方のエズラは『少年は残酷な弓を射る』『ウォールフラワー』から『ファンタスティック・ビースト』シリーズまで、様々な映画に出演。それでも、フラッシュ役は彼にとって特別な意味を持つようだ。「レイと僕は2人ともオタクで、スーパーヒーローのいる世界に大人になってからも浸るタイプ(笑)。演じられて本当に嬉しいんだ。この記事を読む人に伝わればいいなと思うのは、いろいろな可能性や自分の心の中にある世界は強いエネルギーになるということ。だからこそ、それを決して失わないでほしい。人からどう言われようとね。情熱は持ち続けるべきだし、心の声には耳を傾けて従うべきだ」。夢を現実に引き寄せた2人が演じているからか、超高速で動くフラッシュも、肉体の半分が機械のサイボーグも、現実世界に根づいたヒーローになっている。未知の危機に立ち向かうだけでなく、日常でも戦っているのが彼らの魅力だ。「ビクター(サイボーグ)の葛藤は大勢が抱えているものでもある」とレイが言う。「彼の父親は優秀な科学者で、IQ170の息子にも自分と同じ道を歩ませたがったけど、ビクターはスポーツの道を選んだ。親が望むものと、子ども自身が望むものがずれているんだ。そのせいで、2人の気持ちには距離ができた。そんなビクターを演じる上で大事だったのは、僕自身の葛藤とも向き合うこと。役者は役と自分の共通点を探し、演じるものだから。今回に関して言えば、僕自身の父の不在がビクターを演じる手がかりになった。自分の人生の瞬間を使って役に入ったんだ」。「ちょっと奇妙なことに…」とエズラが続く。「バリー(フラッシュ)はライトなキャラクターだと思われがち。でも、光輝く存在には大きな闇がつきまとうもので、僕にとってバリーは孤独で悲しい人なんだ。幼い頃に母親を失い、父親を無実の罪で刑務所に送られた彼は、ずっと1人で過ごしてきた。そんな彼が他者とつながりたい気持ちに僕は共感させられたし、ピエロの涙みたいなものを感じた。人生で何かを失った人、誰かを亡くした人、葛藤している人ほど、明るく振る舞おうとするからね。僕の役目は、孤独を抱えてきたバリーが仲間に受け入れられた喜びを表現することだった。僕の人生にもある喜びをね。僕自身、家族や仲間に救われてきたから。この人生に残れるよう、人生がより美しくなるよう、彼らが僕を助けてくれたんだ」。「素敵なコメント!」と隣で感激するレイに対し、照れ隠しもあってか(?)「味が濃くなっちゃうから…」と、入れっぱなしになっていた緑茶のティーバッグをレイのカップから出してあげるエズラ。何てキュートな2人。「これぞ、友情の証だよね」と微笑むレイとエズラが意気投合したのは、エズラの友人がブルックリンで開いたパーティーでのことだそうだ。「クールなアーティストたちのパーティーがあって、誘ってみたらレイが顔を出してくれたんだ」とエズラが明かす。「役に決まってから顔を合わせてはいたけど、お互いをよく知ったのはそのとき。彼の知性にすっかり魅了されちゃったよ。役者としての真摯な姿勢にもね。すごく心を打たれた」。共に撮影を駆け抜けたいまも、一緒に過ごす時間を心から楽しんでいる様子。ちなみに、俳優エズラ・ミラーにとってのヒーローは「どんな役でも演じられるし、深い思いやりを内面に注ぎ込むことで役に共感力をもたらす。自らの血肉を、芸を通して観客と分かち合うんだ。それが本当に大変なことだと僕も役者として自覚しているから、尊敬の念しかない」という理由でフィリップ・シーモア・ホフマン。そして、この後にレイの口から出た名前は何と、「エズラ・ミラーかな」。回答を聞いたエズラが「何だよ!だったら僕も答えを変えるよ!故人ではフィリップ・シーモア・ホフマン、存命の俳優ではレイってことで(笑)」と慌てて訂正したのは言うまでもない。お世辞ではなく、俳優レイ・フィッシャーにとってのヒーローはエズラなのだそうだ。レイが説明する。「真面目な話、自分の技を大切にしながら、コラボレーションも大事にするエズラを尊敬しているんだ。そもそも、共演者ほど敬意を抱かずにはいられない俳優はいないと思う。共同作業をし、彼らに学ばされる。哲学とアプローチを目の当たりにできるからね」。「プロモーションが終わって会えなくなるのが寂しい。離れ離れでいる期間が長くならなければいいけど」と、最後に頭と頭をコツンとするエズラ&レイ。大丈夫。DCエクステンデッド・ユニバースはまだまだ続くのだから。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年11月23日DCヒーローが集結するアクション超大作『ジャスティス・リーグ』のジャパンプレミアが11月20(月)、都内で行われ、フラッシュ役のエズラ・ミラー、サイボーグ役のレイ・フィッシャーが登壇。ファン1,200人の熱烈歓迎に「アリガトウ!」と感謝を示した。昨年、世界中で大ヒットした『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でのクリーデンス役で注目を浴び、本作では“超速”のパワーをもつフラッシュを演じるエズラは、ここ日本でも大人気!レッドカーペットに登場した瞬間から、若い女性を中心に黄色い歓声を集めていた。「みんな、本当に輝いているのね。君たちこそがスーパーヒーローさ!」とファンの声援に応え、共演したベン・アフレック、ガル・ガドットらについて「彼らも日本に来たがっていた。でも、スーパーヒーローだから、世界中をパトロールしないとね(笑)。きっと“精神”はここにいるよ」と“仲間”たちの気持ちを代弁していた。一方、全身デジタルデバイスのサイボーグを演じたレイも、サインや写真撮影に気さくに応じ、日本のファンとの交流をエンジョイ。「この日を待っていたよ!やっと、この作品を分かち合えるのがうれしい」と喜びを爆発させ、「撮影が始まって、すぐにメンバーの間で絆が生まれたよ。映画を通して、僕らの愛を感じてほしい」とアピールした。11月17日に全米公開され、19日までの3日間で96,000,000ドル(約107億円)を上げ、全米初登場1位を飾ったばかり。日本での成功を願い、エズラが「千客万来」、レイが「大ヒット祈願」と日本語で書いたお札を、新宿花園神社酉の市の縁起熊手に託した。ジャパンプレミアにはエズラ&レイ、プロデューサーのチャールズ・ローブンに加えて、ワンダーウーマン、バットマン、アクアマンに扮したお笑いトリオ「パンサー」の向井慧、尾形貴弘、菅良太郎が駆けつけた。『ジャスティス・リーグ』は、11月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年11月20日映画『ジャスティス・リーグ』(11月23日公開)で"世界最速の男"フラッシュを演じた俳優のエズラ・ミラーが20日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた同作のジャパンプレミアに出席。日本の漫画・アニメ好きな一面を見せた。今年のコミコンでは、人気コミック『鋼の錬金術師』のコスプレを披露して注目を集めたエズラ。「『鋼の錬金術師』の映画が近々公開される聞きました。ものすごい興奮しています!」と実写映画公開が待ちきれない様子で、「みなさんも興奮していますか!?」と問いかけると会場は大盛り上がり。そのほかに好きな作品を聞かれると、スタジオジブリの名作『もののけ姫』を挙げた。また、日本で行きたいところを聞かれると、「あとでゲームセンター行きます」と宣言。隣にいたサイボーグ役のレイ・フィッシャーに近寄り、「レイと2人で『ストリートファイター』の対決をする予定です」と笑顔で話した。ジャパンプレミアには、エズラ、レイのほか、プロデューサーのチャールズ・ローブン、また、日本人ゲストとしてお笑いトリオのパンサー、米大リーグのドジャースに所属する前田健太投手も登壇。さらに、レッドカーペットには、バットマンの吹き替え声優を務める小原雅人をはじめ、叶姉妹、ぺえ、JOY、菅谷哲也ら多くのゲストが駆けつけた。同作は、スーパーヒーローたちで結成された最強の超人チーム"ジャスティス・リーグ"の物語。スーパーマンの亡き後、バットマンのスカウト作戦により集まった超人たちが、地球崩壊の危機に立ち向かう。
2017年11月20日『ジャスティス・リーグ』の日本でのプロモーションに合わせ、新人ヒーロー“フラッシュ”を演じたエズラ・ミラーが来日!待ちわびた約300人のファンに、長旅の疲れも見せず約20分間もファンサービスを行う親日家ぶりに成田空港が沸いた。完全無欠のヒーロー“スーパーマン”亡き後の世界。バットマンは世界滅亡の危機をいち早く察知、1人じゃ世界は救えないと、超人スカウト作戦を開始。ワンダーウーマン、フラッシュなど、オンリーワンな能力を持った超人たちが集結する。日本に先駆けて世界各国で公開され、すでに46の国と地域で初登場No.1となるヒットスタートを切っている本作。名だたるアメリカのメディアも「DC映画の新たな幕開け!」「とにかく明るい!」「とにかく楽しい!」と絶賛の声を上げているが、この熱を受けるかように本日11月18日(土)、20日(月)夜に行われるジャパンプレミアを前に、“ジャスティス・リーグ”の中で戦闘経験のない新人ヒーローで、超速の“フラッシュ”/バリー・アレンを演じたエズラが成田空港へ降り立った。襟の赤がワンポイントの黒いロングコートに、黒いズボンとブーツといういで立ちで現れたエズラ。なんとコートの中からチラリと見えるTシャツには、ジャスティス・リーグのリーダー、バットマンが!そんなエズラがロビーに姿をみせると、総勢約300人の熱烈なファンから一斉に歓声が上がり、エズラはファンに向けて手を振り、満面の笑みを見せた。色紙を手に歓声を上げるファン1人1人に丁寧にサインを書き、スマホの自撮り棒に一緒に写るエズラの姿に、ロビーは一時騒然。限られた時間の中にも関わらず、ファンのカメラの手振れを気にして自ら再撮影に応じたり、向けられたカメラに向かって笑顔でメッセージを吹き込んだりするところも見られた。その間約20分、到着直後にも関わらず疲れた様子も見せずにファンサービスするエズラの姿に、改めて港内からは感嘆の声が漏れていた。そして来日の感想を問われたエズラ。「とにかく日本に来られてうれしい。ここは僕が好きな街の1つだからね。少しだけ眠いけど、グリーンティーをのんで目を覚ますようにするよ!」と笑顔で答え、「日本ではラーメンとか、しゃぶしゃぶを食べたいし、特に僕はお寺や神社が好きで、参拝することがすごい好きなんだ!街をぶらぶらしてファンに会ったりするのも楽しみだね!特に日本にはマンガの文化があって親しみを感じるから、僕にとってはとても共感できるんだよ!」と心からの日本愛を語った。最後には「アリガトウゴザイマス!東京に呼んでくれてありがとう!いま、スーパーハッピーだよ!ファンの皆に会えることを楽しみにしてるよ!」とファンへの熱い思いを告げ、笑顔で空港を後にしたエズラ。20日に行われるジャパンプレミアには、“ジャスティス・リーグ”のメンバーで、全身デジタルデバイスのサイボーグを演じたレイ・フィッシャーも登壇。オンリーワンの能力を持った2人のヒーロー共演、そして日本へのメッセージに注目していて。『ジャスティス・リーグ』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年11月18日『少年は残酷な弓を射る』、『ウォールフラワー』などで存在感を発揮し、じわじわと人気が出始めた2012年、エズラ・ミラーは自身のセクシャリティが「クィア」であるとカミングアウトした。エズラが自分をゲイではなくクィアと定義している理由は、「たくさんの女性とも付き合ったことがあるし、男性にもキスする」とのことで、恋する相手を性別によって分ける必要性を感じていないからのようだ。カミングアウトから5年が経ち、先日エズラは「Shortlist」誌との対談で当時をふり返った。「(カミングアウトは)『間違いだ』と言われたよ。特定の名前は言わないけど、業界の内外の話したこともないような人たちからね。ハリウッドで多くのゲイやセクシャルマイノリティの人たちが自分のセクシャリティを隠しておくのは、イメージを大切にしているからなんだって」。さらには、「なんてバカなんだ。将来、主演俳優になる道を自分で閉ざしたな」とも言われ、ショックを受けたことを明かした。自分をオープンに語ることは「悪いことだとは少しも思わなかった」が、ここまでひどいことを言われてしまうとさすがに将来が不安になったという。ところがそれは杞憂に過ぎなかった。エズラはいまや『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や『ジャスティス・リーグ』などの大作に出演する売れっ子俳優として活躍している。(Hiromi Kaku)
2017年11月09日本日9月30日は、映画『ジャスティス・リーグ』で新人ヒーロー・フラッシュ役を務めるエズラ・ミラーの25回目の誕生日!これを記念して、キャスティングの秘話をサンディエゴ・コミコンにて語る特別映像が到着した。本作で、超人最強チーム“ジャスティス・リーグ”の最年少にして、新人ヒーローのフラッシュ役に抜擢されたエズラ。本日の誕生日を記念して、この役のオファーを受けたときの様子を、“ハガレン”のコスプレのままハイテンションで明かす動画がシネマカフェにて公開となった。フラッシュ役のオファーを受けたとき、南米コスタリカの小さな町にいたというエズラ。「美味しいシーフードを食べていたんだ」と語る。そこに1本の電話がかかってきたようで、「超興奮したエージェントから電話がかかってきて、『(ザック・スナイダー)監督が君と話したいって言っている!!』と言ってきたんだよ」と激白。「僕は監督に、『君の大ファンだ。凄くクレイジーなアイディアを思いついたんだけど…君にフラッシュを演じて欲しいんだ!』と言われたんだ!僕はそれを聞いたときに体中に衝撃が走ったんだ!!」と嬉々とした表情で語り、オファー時の歓喜の瞬間を明かしてくれた。エズラが本作で演じるフラッシュは、ジャスティス・リーグの最年少。目にもとまらぬスピードを持つが、ヒーローとしての経験は浅く、敵と戦ったことがない。初々しさとちょっと頼りない新人らしい雰囲気が、マーベルでいうならスパイダーマンを彷彿とさせる、DCの中でも特に人気の高いヒーローだ。そんなフラッシュの魅力は何といっても、その無邪気さ。伝説のヒーロー・バットマンに対しても、「いったい、あなたの能力は何?」と恐れ多くも尋ねてみたり、敵との戦いの最中に「僕は皆と違って戦ったことがない!逃げ足が速いだけなんだ!」と超弱気な発言をしてみたりと、ヒーローらしからぬ姿が話題を呼んでいる。果たして、フラッシュはその世界最速の能力を使って、どのように地球の平和を守るのか?いずれはバットマンからも一目おかれるヒーローに成長できるのか?ジャスティス・リーグの“マスコット的キャラクター”フラッシュに、大きな注目が集まっている。『ジャスティス・リーグ』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年09月30日クリストファー・ノーラン監督は、『ダンケルク』の撮影中に合成撮影をするためのグリーンバックを使用しなかったそうだ。第二次世界大戦を描いた同作だが、ノーランは同作を「リアル」に作りたかったためCGIは使わず、本物の船や爆発、飛行機などを使用したと、10日に開催されたトロント国際映画祭で話した。「あの兵士たちがまさにあの浜辺にいる時に爆発は起こるんだ。本物だよ」「グリーンバックなんかないんだ。実際にやっているんだよ」『インセプション』などCGIを駆使した作品で知られるノーランだが、「その時代の完璧な船をCGで再現することもできるけど、リアルには感じられないんだ。このような第二次世界大戦の画像には、合成やコンピューターグラフィックスの持つ緑っぽい色は合わないんだよ」と続けている。以前ノーランは、1940年にナチスの攻撃から33万人の同盟軍兵士を助け出したダンケルク大撤退を描くため、実写の映像を見たり、記録を読んだりしてリサーチを行ったと明かしていた。日本で今月9日に公開されたばかりの同作には、ケネス・ブラナーやマーク・ライランスなどのベテランに加えて、以前にもノーランの作品に出演しているキリアン・マーフィー、トム・ハーディ、さらに若手のフィオン・ホワイトヘッドやワン・ダイレクションのハリー・スタイルズなど豪華キャストがそろっている。(C)BANG Media International
2017年09月19日クロックス(crocs)が、クリストファー ケイン(Christopher Kane)とのコラボレーションモデル「タイガー クロッグ」を発売。2017年9月15日(金)より、一部のクロックス直営店、クロックス取扱店にて数量限定で販売される。天然石やファーのモードな装飾を施した前回のコラボレーションに続き、本アイテムでもクロックスを”ハイファッション”に昇華した。今回は、定番の「クラシック クロッグ」にタイガーも模様をプリント。前回よりもリーズナブルな価格帯で提供される。「タイガー クロッグ」オークル 7,000円+税カラーは「アボカド」「ハニー」「オークル」「ブラック/ホワイト」の4色で展開。クロックスの穴の部分には、オーストリッチのファーや、花をモチーフにしたアクセサリー、デザイナー・ケインのイニシャルを模った「K」の文字を配した。カラフルなタイガー柄やファーと、クロックス特有の丸み帯びたシルエットが呼応し、ユニークな世界観を生み出している。【詳細】クリストファー ケイン x クロックス「タイガー クロッグ」発売日:2017年9月15日(金)販売店舗:1部のクロックス直営店、クロックス取扱店、公式オンラインショップ価格:7,000円+税サイズ:メンズ M4 / ウィメンズ W6(22cm)〜M8/W10(26cm)【問い合わせ先】クロックス カスタマーサポートTEL:0120-55-9694(9:00-18:00 土日祝日を除く)
2017年09月16日戦争映画というシンプルなカテゴリーでは到底語り尽くせないクリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』(9月9日公開)。『インセプション』(10)や『インターステラー』(14)に続く革新的な映像体験はもとより、多層的に描かれた人間ドラマにもうならされる。来日したノーラン監督に単独インタビューし、その舞台裏に迫った。今回ノーラン監督は初めて実話の映画化に臨んだが、イギリス人である監督にとって「ダンケルク」という題材には、特別な思い入れがあった。本作で描かれるのは、第二次世界大戦中にフランスの港町ダンケルクで起きた史上最大の救出劇だ。ドイツ軍に追い詰められたイギリスとフランスの連合軍兵士40万人を救出しようと、イギリスから軍艦だけではなく約900隻の民間船が自らの意思でダンケルクに向かった。この不屈の精神と決意は、イギリス人の誇り“ダンケルク・スピリット”として、後世に語り継がれている。ノーラン監督に言わせると「体に染み込んでいる」そうだ。陸の防波堤での1週間、海峡を渡る船での1日、空中戦での1時間と、それぞれの異なる時間軸を編み込んだ緊迫感溢れる106分間。映像への没入感はハンパなく、怖くて思わず目を背け、弾を避けようとしてピクリと体が動く瞬間もあった。まさに「一切緩急をつけず、お客さんを休ませないという容赦ない映画にしたかった」と言うノーラン監督の狙い通りだ。戦場の対局を見せる上で監督がこだわったのは、ダンケルクから外へとカットバックしないことだった。「軍の上層部や政治家たちが何かをしゃべっているといったありがちなシーンに飛ばすことを一切禁じた。ひたすら戦場を映すことで、そこでのドラマが深くなり、サスペンスで引っ張っていくことができると考えたんだ」。空から援護射撃をするイギリス軍パイロット・ファリア役のトム・ハーディとは、『インセプション』、『ダークナイト ライジング』(12)に続いて3度目のタッグとなった。奇遇にもトムの祖父が当時ダンケルクの戦地にいて、彼が少年の頃、退役軍人の祖父からその話を聞いていたそうだ。「トムのおじいさんの件はオファーの際には全く知らなかった。まあ、第二次大戦で祖父母を亡くしたイギリス人は大勢いるからね。僕の祖父も第二次世界大戦に趣き、ダンケルクにはいなかったけど、空軍でパイロットをしていて亡くなっている」。トム・ハーディのキャスティングの決め手は前2作で認めた演技力にあった。「パイロットは操縦席に乗り込んだ後、マスクを付けっぱなしになるので、目で感情とストーリーを語れる俳優が欲しかった。彼は『ダークナイト ライジング』の時も、マスクをつけた役柄(ベイン)を演じていたが、目だけでも見事な演技を見せていたから」。ノーラン監督の名を日本で最初に知らしめたのは監督2作目の『メメント』(00)だろう。映画デビュー作『フォロウィング』(99)と同様に、時系列をシャッフルするという脚本の新たな方程式を見せ、映画ファンを驚嘆させた。脚本家としても超一流のノーラン監督だが、今回は史実をリスペクトし、一切キャラクターの背景を盛らず、敢えて台詞を極力抑えた。「兵士たちの口から、自分はどこから来たのか、どういう人なのか、といったことを説明させないようにした。あくまでもその兵士がその場で立たされた現状に、お客さんが引き込まれていく映画にしたかった。途中でテンションを緩ませたくなかったんだ」お手本にしたのは、アルフレッド・ヒッチコックやアンリ・ジョルジュ・クルーゾなどサスペンスの巨匠の作品だ。「彼らは台詞ではなくビジュアルでテンションを挙げ、ストーリーを語っている。そういったアプローチは脚本段階からこだわり、脚本自体も76ページという非常に簡潔なものとなった」。登場するのは架空の人物だが、彼らはノーラン監督がリサーチした当時の資料や、実際にダンケルクで生き延びた退役軍人たちから聞いた体験談を反映させたリアルなキャクラターたちだ。ダンケルクで多くの兵士たちが次から次へと命を落としていく中、ある民間人の少年の死も描かれていく。そこにはノーラン監督の戦争における死生観が投影されていた。「このエピソードも、戦時中のいろんな実体験をベースにしたものだが、実は彼のキャラクターには非常に重要な役割がある。僕があの少年の死を通して訴えたかったことは、戦場の死というのは非常にランダムなもので、生きるか死ぬかの境目が決まるのは“たまたま偶然”に過ぎないという点だ」。ノーラン監督は「戦地においての栄光の死というもの描きたくなかった」と語気を強める。確かに兵士ではない少年を死に至らしめたのは、不運な出来事だったというしかない。「死んだ兵士に対して生き残った者が、『君は英雄だ』とか『立派な自己犠牲を払った』とかいろんな後付けの解釈を加えることがよくある。でも、僕はそう思わない。実際、彼らが死んだのはたまたまだったんだ」。その少年は戦地の状況について何も理解していないまま救出作戦に参加し、悲劇に見舞われる。「彼は非常にナイーブで良い少年で、兵士たちを助けようとする。そんな彼が死んでしまうことはとても不条理なことだ。でも、実際に戦場の男たちの運命というのはそういうものなんだと僕は思う。つまり戦地では勧善懲悪の原理なんて一切働かない。モラルがある人だからといって、生きながらえるわけではないんだ」。身内を戦争で亡くしているノーラン監督の口から出た言葉だからこそ、より一層重みが感じられる。折しも不安定な世界情勢となり、日本もきな臭い状況にある今、『ダンケルク』が公開されることはとても意義深い。多くの戦争映画の場合、ベクトルは“死”へ向かうのだが、本作では救出劇という“生”に向けられている気がするからだ。まあ、いろんな講釈はさておき、一番声を大にして言いたいことは「この映画史上に残るエポックメイキングな映画は、絶対にでかいスクリーンで体感すべきだ!」ということ。これに尽きる!(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年09月09日7年ぶり4度目の来日を果たしたクリストファー・ノーラン監督が8月24日(木)、都内で最新作『ダンケルク』の記者会見を実施。ノーラン監督の大ファンだという「EXILE」/「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典が駆けつけ、「すごく光栄です」と感激していた。『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』といった数々の傑作で映画の歴史を塗り替えているノーラン監督が、初めて実話の映画化に取り組んだ本作。1940年、フランスの港町ダンケルクで、英仏連合軍40万人が繰り広げた史上最大の救出劇を、圧倒的なスケール感とリアリティで描き出す。岩田さんは「これまでの作品とは、いい意味でテイストが違う」とファン目線で分析。「映画が始まって5秒で、戦場に連れていかれた感覚。あたかも戦場にいるような“VR体験”を味わった。細部へのこだわりはノーラン監督節ですし、音楽も印象的」とすっかり作品に惚れ込んでいた。サプライズでノーラン監督から、『ダンケルク』のサイン入りオリジナル台本をプレゼントされると「めちゃめちゃうれしい!」と少年のまなざし。喜びのあまり、ノーラン監督とハグし合う場面もあった。そんな岩田さんから「ぜひ、頭の中を見てみたい!撮影中はどんなことを考えているんですか?」と問われたノーラン監督は、「監督業とは、何か1つのことに秀でている必要はありません。自分の描きたいことがあれば、それを目指して、才能ある人を集めて、彼らの視点や才能を束ねればいいんです。カメラでいえば、レンズの役割。焦点を定めることが大切なんです」とその“極意”を語った。現在、アカデミー賞最有力の声もあがる本作については「描いているのは戦闘ではなく、タイムリミットが迫った撤退劇。戦争映画ではなく、サスペンススリラーを目指した」といい、「個人が尊重される時代ですが、この映画は名もなき人々が団結し、偉業を成し遂げる姿を描きたかった。きっと文化や世代を問わず、共感してもらえるはず」とアピールしていた。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年08月24日『ダークナイト』『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督がオスカー最有力とも言われる最新作『ダンケルク』を携え来日。8月23日(水)にジャパンプレミアが開催され、ゲストとして『永遠の0』の山崎貴監督も来場し、ノーランを質問攻めにした。第2次世界大戦の史実をもとに英仏軍40万人の退却戦の模様を描いた本作。CGを使うことなく描いたリアルな戦場の描写が大きな話題を呼んでいる。既に世界各国で大ヒットを記録しているが、ノーラン監督は「ダンケルクの戦いは英国人にとって、子どもの頃からずっと聞かされてきた歴史であり、重要な文化的要素といえますが、この映画を作りにあたり、世界中の人たちに観てもらいたいという思いがありました。シンプルかつ根源的な物語であり、普遍性を持っていると思います。越えられない壁を乗り越える、窮地で勝利をつかむという、ヒューマンストーリーであり、世界中に訴えかけられる話だと思っています」と語る。山崎監督は、CGを使うことなく、その場にいるかのように感じさせる臨場感を味わえることがノーラン作品の魅力だと語り、前作の宇宙を舞台にした『インターステラー』について「宇宙に行って撮ってきたかのような感覚を受けました」と語る。戦場を舞台にした本作については「戦場に放り込まれ、緊張を強いられるような時間でした。“時間”もノーラン監督の作品の充当なテーマですが、『もうちょっとで間に合う…』『間に合わない…』とずっとドキドキしていました。映画というよりも“体験”だと思いました」と興奮気味に語った。ノーラン監督は、CGを使わずに描くという点に触れ「古い映画のテクニックを参考にしています。兵隊が並んでいるペイントを背景に置いて人数を多く見せたり、トラックが何台もあるかのように見せているんです」と意外にアナログな技法を使用していることを明かす。また、山崎監督が全編を貫く緊張感について尋ねると「緊張感をどうやって維持させるかということは脚本段階から考えていました。ヒッチコックらのサスペンススリラー技法を使用し、緊張感を保たせる骨組みを作ったんです。映画は陸海空の3つの物語が交錯しますが、それぞれのストーリーラインでテンションが上がっていくのをずらすことで、全体として盛り下がることなく、常にテンションが上がっていく構造にしています。私の映画にしては尺が短いのも、お客さんを休ませないからこそです」と古き良き映画を参考にした独特の技法について語る。これには山崎監督も興味津々。邦画の場合、海外の大作に比べて予算が潤沢といえず、そのためにCGを多用しなくてはいけない側面もあり、CGに頼らず“本物”を使って撮影ができるノーラン監督が「うらやましい(笑)」とも語っていたが、予算をかけない独自のアイディアを駆使していることを知り「勉強になります。勇気をいただきました!」と感激していた。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年08月23日「EXILE」/「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典が、実際に起きた史上最大の救出作戦を描く映画『ダンケルク』を引っさげ来日するクリストファー・ノーラン監督と対面を果たすことがこのほど決定。また、ノーラン監督の熱烈なファンの一人として、TVCMにも出演することが分かった。ノーラン監督が初めて挑んだ実話を描く『ダンケルク』は、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語。舞台は1940年、フランスの海の町ダンケルク。陸海空から迫りくるドイツ敵軍80万人。その総攻撃はいつ始まるか分からない。絶体絶命の窮地に、英仏連合軍40万人に史上最大の救出作戦が決断される。命からがらダンケルクの浜辺に辿りついた若き兵士・トミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、生き抜くことができるのか――?そして今回、2010年の『インセプション』以来7年ぶり4度目を果たすノーラン監督と岩田さんが初対面を果たすことが決定。日本でもヒットした『インセプション』『インターステラー』を観て、完全にノーラン監督作の虜になったと言う岩田さん。ファンになったポイントについては、「『どうやって撮ったんだろう』と思うところです。シナリオが緻密に組まれているので、『この人の頭の中を見てみたいな』って思うナンバーワンな人です(笑)。本当に才能が溢れているというか、人ができないことをやっている監督なんじゃないのかなと思います」とコメント。また本作については、「最初の10分から本当に圧巻でした。普通の映画だったらあれがクライマックスですよ、あれが2時間ずっと続く映画って無いです。ずっと緊迫した中でストーリーが進んでいく話なので、その掴みとして、冒頭の緊張感が…。特に、今回主演のフィオン・ホワイトヘッドは大抜擢じゃないですか。スクリーンに映ったときに、日本人はみんな顔が分からないわけですから、画力という意味でいうと、その人が来てワクワクするとかいうことは無いわけで。そんな中で、10分間で、一気にあの主人公の心情に引き込まれるというのは、映像手腕でしかなくてすごいなと思いました」と大興奮。また、岩田さんが本作の魅力を語るTVCMも公開。作品に対するその熱量を、ノーラン監督自らが認め制作された世界で唯一の日本オリジナルの映像ということで、岩田さんは「いやもう、嬉しいという感情しか無いです!僕は作品に出演しているわけでも何でも無いのですが、いちファンとして、つまり、映画ファンとしてクリストファー・ノーランファンとして、最新作の日本でのPRを担当させてもらえるというのは、シンプルに嬉しい」「余計な感情を一切抜きにして、僕は自分の言葉で感動を伝えられるという自信があるので、すごく光栄です」と喜びを露わにし、監督との対面については「楽しみ過ぎます。映画に出してくれなんて懇願しちゃおうかな、なんて思ってますけど(笑)」と言いつつも、まず最初に会ったら「次何撮りますか、とかですかね(笑)」と聞きたいことについてコメントした。ノーラン監督について、『ダンケルク』について熱く語った岩田さん。ノーラン監督との初対面では一体何が語られるのだろうか?『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月15日全米をはじめ世界47か国でオープニング初登場NO.1を獲得、早くも来年のアカデミー賞最有力との声も聞かれる『ダンケルク』。このほど、本作を引っさげクリストファー・ノーラン監督の7年ぶりの来日が決定!監督のコメント付き予告が公開された。舞台は1940年、海の町ダンケルク。迫りくるドイツ敵軍80万人。浜辺の兵士たちの背後には敵軍が迫り、目前の海中にはUボート、空からは爆撃機が容赦なく襲いかかる。敵軍の総攻撃はいつ始まるか分からないという絶体絶命の窮地に、英仏軍40万人の史上最大の救出作戦が決断される。民間船までもが救助に乗り出し、エアフォースが空からの援護に駆る。陸・海・空、3つの時間。走るか、潜むか。前か、後ろか。1秒ごとに神経が研ぎ澄まされていく。果たして、若き兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、この窮地を生き抜くことができるのか!?『ダークナイト』『インセプション』など、新作ごとに圧倒的な映像表現と斬新な世界観で、観る者を驚愕させてきた監督が、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィーら豪華アンサンブルキャストと共に、史上最大の救出作戦の実話を描く本作。究極の臨場感にして、究極のタイムサスペンス、究極の映像体験。息もつかせない99分間、観客はスクリーンに釘付けになる。先週末より日本に先駆けて公開された本作は、公開3日間で世界興行収入1億ドルを超え、世界47か国でオープニング成績初登場NO.1を獲得。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」のファーストレビューでは、『ダークナイト』の94%を超える批評家評価98%の満足度を叩き出し(※7月18日時点)、「オスカー候補となるべき今年No.1の映画」(Variety)、「ノーラン最高傑作」(The Guardian)など、早くも2018年のアカデミー賞最有力候補の大本命として各海外メディアが一斉に報じ、映画業界を席巻中だ。その本作で監督・脚本・製作を務めたノーランの来日が決定。妻として、そして長編デビュー作からプロデューサーとして長年パートナーを組んでいるエマ・トーマスと共に、8月23日(水)~25日(金)と3日間に渡って本作のプロモーションに当たる予定という。今回の来日についてノーラン監督は、「映画『ダンケルク』は、史実を知らない人にとっては、強烈な体験になるはずです。この並外れた物語を、究極のタイムサスペンスとして描きました。観客たちを戦場に引きずり込み、息もつけない緊迫の状況に追い込む、最高の映像体験になると思います」と日本のファンに向けてコメント。さらに、「最新新作での来日が実現して嬉しく思っています。数年ぶりなので、とても楽しみにしています。時間があれば、列車で京都にも行きたいです」と親日家ぶりもアピールする。来日は2010年の『インセプション』以来、7年振り4度目。キャンペーン中は、ノーラン自身がこだわるフィルム上映によるジャパンプレミア試写会、ノーラン最高傑作の評価を受けた本作を語る記者会見や、ノーラン・ファンイベントの開催も予定されている。ノーラン監督がキャリア史上初めて挑んだ実話は、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語。本作の大半をIMAXの超高解像度2Dフィルム搭載カメラで撮影。このカメラが、より素晴らしい領域と息をのむ映像クオリティで本作の世界観を構築する。デジタルもCGも極力使わず、本物の戦闘機を飛ばすなど、徹底してリアルにこだわった本作。陸海空の3視点が同時進行し、時を刻む音が秒単位の緊迫感を高めるこのタイムサスペンスは、ノーラン最高傑作を彩るアンサンブルキャストたちと共に、観客をダンケルクの戦場に引きずりこむ。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年07月27日若きハン・ソロを主役とした『スター・ウォーズ』の新作スピンオフ映画から、監督のフィル・ロードとクリス・ミラーが降板した。撮影は今年2月から始まっており、監督たちとキャストの仲睦まじい集合写真がSNSに掲載されていただけに、驚きの展開だ。「The Hollywood Reporter」によると、撮影期間はまだ数週間残っており、夏の終わりには再撮影も予定されているというが、公開予定日の2018年5月25日(現地時間)に変更はないという。ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは「フィル・ロードとクリス・ミラーは才能豊かなフィルムメーカーで、素晴らしいキャストとスタッフを集めてくれました。しかし、この映画におけるクリエイティブ面での見解が私たちとは異なることが明らかになり、別々の道へと進むことになりました。新しい監督はまもなく発表します」と声明を出した。フィル&クリスも、降板を「残念だ」とし、「僕らは通常、『クリエイティブ面での相違』というフレーズは好きではないんだけど、今回に限っては的を射た表現だね。キャストやスタッフの世界レベルの最高な仕事ぶりにはとても誇りに思っている」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月21日クリストファー・ノーラン監督が、自身初となる“実話”に挑んだ最新作『ダンケルク』。この度、本作の日本公開日が9月9日(土)に決定したことが分かった(全米は7月21日公開)。『ダークナイト』シリーズや『インセプション』、『インターステラー』など、斬新なアイデアや驚異的ビジュアルと圧倒的なリアリティで、常に観客の度肝を抜く映画を放ち続けている天才・ノーラン監督。世界で最も次回作が待たれるノーラン監督は、今回第二次世界大戦中の1940年、860隻の船舶でイギリス軍、フランス軍の兵士約40万人もの命を救った、史上最大の救出作戦「ダイナモ作戦」の実話の映画化に挑む。キャストには、『ダークナイト ライジング』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント 蘇えりし者』のトム・ハーディがパイロットを演じるほか、ダンケルクに向かう市民役に『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランス、将校役で名優ケネス・ブラナー、若き兵士役に本作で映画デビューを飾る元「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズ、そしてノーラン組の常連キリアン・マーフィーも兵士役に扮している。本作の全貌はというと、未だ秘密のベールに包まれたまま。しかし今回、ノーラン監督が本作について語った貴重なコメントが到着!ノーラン監督は、1940年5月24日から6月4日の間に起こった劇的な撤退作戦に、子どもの頃から強い興味を抱いてきたそう。「ダンケルクとその伝説は、イギリス人なら誰もが耳にして育つ話。私たち(イギリス人)のDNAに組み込まれている。映画化は長年心に思い描いていたことですが、自分にその準備が整っているとは思えなかった」「出来る限り露わになる方法でこの物語を伝え、観客をダンケルクの砂浜へ連れて行きたかった」と語る。さらに、全編IMAX35ミリカメラによるフィルム撮影に挑んだ本作。「IMAXの効果を全活用して撮影するのは今回が初めてでした。ストーリーのサスペンスに満ちた状況に皆さんをお連れし、その場にいる気分に浸ってもらうには、劇場公開こそそれを実現する唯一の方法でした」と明かしでおり、本作は観客の五感をゆさぶる、“究極の映画体験”が出来そうだ。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年04月28日リーバイス(Levi’s)が、世界初のジーンズ「501」の構造やディテールを全て反転させた「LVC 1976 501 ミラー・ジーンズ(Mirror Jean)」(3万7,000円)を世界501本限定で発売を開始した。伝統的に右綾織りの生地を使用していることで知られるリーバイス。今回発表した「LVC 1976 501 ミラー・ジーンズ」は、コーンミルズ社製左綾織りの70年代デットストック生地からインスピレーションを受けて誕生した。パッチ・コインポケット・レッドタブの位置、ボタンフライのかぶせ、ボタンフライ・リ ベットの刻印、パッチのプリント、そしてフラッシャー、ギャランティーチケットといった細部に至るまで反転させた同モデルは、その名の通り鏡に映し出すと1976年の「501」そのものが映し出される。展開店舗は、リーバイス ストア原宿、リーバイス ストア新宿、リーバイス ストア渋谷、リーバイス ストア神戸、リーバイス ストア阪急メンズ大阪の5店舗限定展開に加え、リーバイス オンラインストアにて販売中。無くなり次第販売終了となる。
2017年03月17日サイモン ミラー(SIMON MILLER)の2017年春夏コレクションより、新色の「ボンサイバッグ」が登場。2017年3月3日(金)より発売される。アメリカ生まれのデニムブランドであるサイモン ミラーは、美しいシルエットのデニムのほか、ミニマルなデザインのバッグを展開している。 中でも、人気を博している「ボンサイバッグ」はバケツ型にリングの取っ手をつけたデザイン。スエードやレザーに映える、シルバーやゴールドリングがコーディネートのポイントに最適だ。女優のエマ・ワトソンやケイト・ボスワースなども愛用者に名を連ねている。今シーズンは、山形県の美しい山岳風景をインスピレーションにした新色を展開。繊細な緑の“グラデーション”を表現し、マスタードイエローやテラコッタオレンジ、オリーブグリーン、モスグリーンといった鮮やかなカラーのほか、アイボリー、ブラックといった定番色からなるバッグコレクションを完成させた。素材はヌバックやゴートスキンを使用。全てのレザーアイテムはフランス産のナチュラルレザーが用いられており、ニューヨークの工場でデザインと生産が行われている。また、荷物が多い人におすすめしたいのは「バーチバッグ」だ。スクウェアシェイプで、容量が大きいため実用性抜群のモデルとなっている。こちらも自然をイメージした、目の覚めるような色合いで展開される。春のデニムスタイルにサイモン ミラーのバッグを合わせてみてはいかがだろう。【詳細】サイモン ミラー 17年春夏新作バッグ発売日:2017年3月3日(金)価格:・BONSAI 15 50,000円・BONSAI 20 76,000円・BIRCH 115,000円・MINI BIRCH 58,000円【問い合わせ先】EDSTROM OFFICETEL: 03-6427-5901
2017年03月04日クロックス(crocs)から、クリストファー ケイン(Christopher Kane)とのコラボレーションシューズが登場。2017年の春夏コレクションのランウェイに登場したコラボモデルには、クロックスのアイコンである「クラシック・クロッグ」を採用。おなじみのラバー地のシューズに、天然石を配し、モードに昇華させた。そして、ボデイ部分には、大理石を思わせるような模様をプリントした。日常的でラフなクロックスに、一見ミスマッチな重厚感のあるディテールを大胆に組み合わせ、現代的でユニークなデザインに仕上げた。カラーは、深いブラウンや、ネイビーなど、渋みのあるシックな色味を7種類展開。あえてラグジュアリーなドレスや、パンツと組み合わせることで、一気に今らしいモードなスタイルが完成する。さらに、2017年秋冬コレクションでは、新たなコラボレーションシューズが登場。新モデルは、同じく「クラシック・クロッグ」にミンクの毛皮のトリムを配し、天然石のモデルと同様に、モードとカジュアルを融合した。一方で、リッチなファーが秋冬シーズンらしさを演出している。【詳細】クリストファー ケイン SS17 ストーン エンベリッシュト クロックス クロッグ価格:40,086円(税込)サイズ:36~40 (イタリアサイズ)※クリストファー ケイン公式オンラインショップで2017年2月中旬より展開中【問い合わせ先】クロックス カスタマーサポートTEL: 0120-55-9694(9:00-18:00 土日祝日を除く)
2017年03月04日サイモン ミラー(SIMON MILLER)が3月3日から、“IT BAG”である「BONSAI」と「BIRCH」の新色を発売する。クリエイティブディレクターであるダニエル・コリガンとチェルシー・ハンスフォードは、2017年春夏シーズンのコレクションリサーチで山形県を訪れ、美しい緑の“グラデーション”に覆われた山岳風景に出会った。そこから着想を得たコレクションテーマが、繊細な色で表現する“グラデーション”。マスターズイエロー、テラコッタオレンジ、オリーブクリーンなどの鮮やかな色味や、アイヴォリー、ブラックといった淡い色味からなるコレクションを完成させた。サイモン ミラーが提案するライフスタイルを語る上でイット バッグ(IT BAG)となった「BONSAI」が今シーズンよりシリーズカラーにちなんだモスグリーンのヌバックと、マスタードイエローのゴートスキンで展開される。
2017年03月04日2月20日クリストファー・ケイン(Christopher Kane)が2017-18年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。会場には国立美術館テート・ブリテンを選んだ。コレクションは時の流れを表しているかのように、トラディショナルなアイテムからフューチャリスティックへ、最後は地球を飛び出し宇宙へまで連れて行ってくれた。序盤はダマスク織りのボディコンシャスなドレスが続く。折り紙のようにシャープな折り込みを入れ独特のフォルムに仕上げた。時空は徐々に現在へと変化し、レースのチュニックとスカート、スリーブにポケットを並べて段々シルエットが描かれたカーディガン。これまでのコレクションに見られた“修復して繕う”手法は今季も健在し、シャツやアウターはボタンの代わりにマジックテープを用いた。ホログラム効果でキラキラと光るメタリックな素材はドレスやスカートに取り入れ、近未来へと進んだ。2年前に亡くなったアメリカ人アーティストのイオネル・タルパザンが描くUFOの絵をプリントしたドレスで、色彩豊かに宇宙への旅へと出かける。昨シーズン登場したクロックスはファーを取り付け秋冬仕様に。チープなスポンジをスリングバックシューズに挟みむといった遊び心も見られた。終盤は、スパンコールで製作された3Dの花のアップリケがドレスの上で繚乱し、過去か未来か現在へと捧げられた。これまで全面に押し出していたリサイクルやDIYの要素は影を薄め、より洗練されエレガントな印象だった。先シーズンで10周年を迎えたクリストファー・ケインはデビュー当初から変わらぬハイテク素材を継続しながらも、次のステージへと昇るべくブランドの新たな側面を模索したようなコレクションとなった。
2017年02月28日英国のフレグランスブランド、ミラー ハリス(Miller Harris)から、エディションラインの人気の香り3種類をセレクトしたミニボトルセット「ヴォヤージュ コレクション プール エル(エディションライン)」(1万2,000円)が数量限定で登場。2月15日に、伊勢丹新宿本館1階の化粧品/フレグランス及び、岩田屋本店 新館1=フレグランスで発売された。また岩田屋本店では、九州地区で最初の店舗として同日よりミラーハリスの展開が開始となった。“ボタニカル”から構成された、肌と一体化するような香りが特徴のエディションライン。今回3種類に選ばれたフラグランスのうち「ルミエール ドーレ オーデパルファム」は、ベルガモットとオレンジフラワーの清々しい光のシャワーと、ネロリとジャスミンのノートで元気を与えてくれる。「ティー トニック オーデパルファム」は、イタリアンベルガモットとスモーキー バーチ タールの香りが印象的なフラグランス。幾層にも重なり合う香り高い紅茶のようなテイストを想起させる。「ローズ サイレンス オーデパルファム」では、かすかなフレッシュローズと控えめなサンダルウッド、パチョリが心をときめかせてくれる。同セットは、3月1日より銀座三越地下1階のギンザコスメワールド フレグランスコーナーでも販売される。
2017年02月17日バットマンをはじめとする、アメコミ界の“元祖”スーパーヒーローチームを描く『ジャスティス・リーグ』。このほど、本作でメンバー入りを果たすエズラ・ミラー演じる“フラッシュ”も加わった初画像が解禁となった。全世界で大ヒットした『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』において、映画史上最も激しいスーパーヒーローの戦いが描かれ、スーパーマンの無私無欲な行動と彼の死により地球の安全は守られた。だが、ヒーローの死に悲しみで包まれるなか、再び地球に壊滅的な危機が迫る…。孤独に悪と戦ってきたバットマンと、たった1人で生きてきたワンダーウーマン。スーパーマンと共に戦った2人は“最強の男の死”により、地球を守るためには“特別なチカラ”を持ったヒーローを探し“究極のチーム”を結成する必要があることを悟る――。本作の原作コミックは1960年に発表されて以降、現在も愛され続けており、描かれるのは、あの「アベンジャーズ」よりも歴史のある究極のスーパーヒーローによるチーム。今回解禁となった待望の初画像では、“ジャスティス・リーグ”の主要メンバー3人が登場。街を守るため人を欺きながら、孤独に悪と戦ってきたバットマン(ベン・アフレック)、人類に失望し、その身を隠しながらたった1 人で生きてきたワンダーウーマン(ガル・ガドット)、そして、友達が少ないことを気にしている地上最速のフラッシュ(エズラ・ミラー)だ。一見バラバラな3人だが、本作の監督ザック・スナイダーは「ヒーローたちの相性がすごく良くて本当に大満足しているんだ!」とこのメンバーたちのケミストリーに自信を覗かせている。また、これまで『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』にちらりと登場していたが、本作で正式に初登場となるフラッシュ/バリー・アレンを演じるエズラは、「僕が演じているフラッシュは、ちょっと天然で大人たちを少しイラッとさせるんだ(笑)。ビートルズでいえばリンゴ・スターって感じのキャラクターだね」とひと言。役柄同様に素顔もお茶目で知られる彼らしい、エンターテインメント業界の大先輩をイジった独特のコメントで表現している。さらに、ベン演じるバットマン/ブルース・ウェインと、ガル演じるワンダーウーマン/ダイアナ・プリンスについては、まるでフラッシュ本人であるかのように「バットマンってのは“無愛想で不機嫌”なんだよ。ワンダーウーマンは“思いやりがあって優しい”人だね」と言う。「友達が欲しいから」という理由で早々に参加を決意したフラッシュと、「バットマンなみに不機嫌」(エズラ談)という怪力で無愛想な海の王者アクアマン/アーサー・カリー(ジェイソン・モモア)や、謎の男サイボーグも勧誘することになるバットマンとワンダーウーマン。彼らは、それぞれ孤独に生きてきたヒーローたちを団結させ、地球を壊滅的な危機から救うことはできるのだろうか?解禁となった写真から見て取れるように、荒廃した建物の中、少し驚いた表情で見上げる3人のDCのスーパーヒーローたちの視線の先にはいったい何が!?とにかくエズラが演じる、不機嫌で孤独な大人ヒーローに囲まれる愛すべきキャラクター、地上最速の好青年“フラッシュ”が、本作では中心的な役割を果たすことになりそうだ。『ジャスティス・リーグ』は2017年冬、全国にて公開(全米公開:11月17日)。(text:cinemacafe.net)
2017年01月19日