ロックバンドのエアロスミスは解散しないと、メンバーのジョー・ペリーが主張した。今月リリースとなるソロアルバム『サムバディ・フロム・サムウェア』の制作に集中していたフロントマンのスティーヴン・タイラーが、エアロスミスのツアーは次回で最後になるとの発言をしていたが、ここにきてギターのジョーがそれを否定した。ジョーはローリング・ストーン誌に「俺らの人生とキャリアは今、『そうだな、この時代に終わりだ。新たな時代の兆しが見える』って感じだと言えると思う。だから、『ファイナル・ツアー』と言って、大げさにするのには抵抗があるね」と話す。とはいえ、同じくギターを担当するブラッド・ウィットフォードは、「フェアウェル・ツアー(さよならツアー)」と呼べるようなツアーについてバンドが話したとしたうえで、「おそらく、ただ俺らの年のせいだよ。何かは起こるだろうね。誰かがこれ以上できなくなるのは避けられないことだね。だから、ちゃんとありがとうを言えたら、優雅な感じでひと段落できたらいいかもね」とタイラーよりの発言を続けた。それに対しジョーは、「そんなことがもし起こるとしたら、俺らのこのめちゃくちゃなキャリアの中で1番それに近い時期かもしれないな。一つの選択だよな。最後かもしれないし、でも、ごめんだけど、自分にとっては最後の演奏になるなんて、想像するのは難しいな」と応じている。(C)BANG Media International
2016年07月06日ウィル・スミスの愛娘、ウィロー・スミスが父と2人で、パリで「シャネル(CHANEL)」のオートクチュール16年秋コレクション鑑賞に出かけた。ウィル&ジェイダ・ピンケット・スミス夫妻の娘で15歳のウィローは先日、シャネルの16ー17年秋冬のアイウエアコレクションのキャンペーン・モデルに抜擢されたばかり。ターコイズブルーのパンツルックに黒の革手袋、白とワインカラーのサドルシューズという出で立ちで、ウィルと一緒に会場のグランパレに姿を見せたウィローは、写真撮影タイムにはシャネルのサングラスを取り出してかけるなど、父親譲りのプロ意識の高さを見せた。ウィル&ウィロー父娘のほかにジェシカ・チャステインも姿を見せ、会場内ではウィルたちと席が隣同士になり、写真撮影では一緒にポーズをとって楽しそうに過ごしていた。(text:Yuki Tominaga)
2016年07月06日ダニエル・クレイグが『Kings』への主演を交渉している。1992年のL.A.暴動を扱う映画で、監督は『裸足の季節』のデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン。ハル・ベリーも出演する。その他の情報クレイグが演じる主人公は、L.A.のサウスセントラルに住む。黒人の多いこのエリアで、唯一の白人だ。L.A.暴動が起こった時、彼は仲良くなっていた近所の女性(ベリー)を助け、子供たちを探そうとする。L.A.暴動はロドニー・キング事件に関して、白人警官に無罪判決が出たことをきっかけに、1992年4月29日に勃発した。収まったのは6日後で、53人の死者を出している。L.A.暴動についての映画は、別のところでも進んでいる。脚本家ジョン・リドリー(『それでも夜は明ける』)が書き下ろしたもので、一時はジャスティン・リンが監督をする予定だったが、リンが『スター・トレック BEYOND』の監督を受けたため、リドリーが監督も兼任することになった。プロデューサーはブライアン・グレイザー。この2作品のどちらが先に公開されることになるかは明らかでない。文:猿渡由紀
2016年06月30日結成から40年以上活躍してきた伝説のロックバンド「エアロスミス」がついに解散することになった。ボーカルのスティーヴン・タイラーがラジオ番組「The Howard Stern Show」で認めた。スティーヴンによればバンドへの愛は持ち続けているものの、まさにいまが解散のときだと感じているようだ。ギタリストのジョー・ペリーも了承済みとのこと。来年は「さよならツアー」を行うと宣言したスティーヴンに司会のハワード・スターンが「それってつまり、バンドが解散ということだよね?」と念を押すと「そうだよ」とはっきり認めた。ところが「People」誌にスティーヴンのマネージャーが語るところによると、「『さよならツアー』がバンドの完全な解散を示しているわけではない」という。7月15日(現地時間)にソロアルバム「We’re All Somebody From Somewhere」を発売し、まもなくラスベガスでソロツアーを始めるスティーヴンはいま、燃えに燃えている状態で、制御不能のエネルギーにあふれているそうだ。そのエネルギーをソロツアーにだけでなく、9月から始まるエアロスミスのツアーでも爆発させるだろうし、スティーヴンもとても楽しみにしているとマネージャーは語る。「2017年に関して彼が(実際に)何をすることになるかというのは注目して待っていてほしい」と解散を認めていない様子のマネージャー。スティーヴンは以前「Rolling Stone」誌でも解散を匂わせていたから、やはり解散と見るべきか。(Hiromi Kaku)
2016年06月27日ポール・スミス(Paul Smith)は、ボタンのカスタムオーダーができるカーディガンを路面店のみで発売。2016年7月1日(金)から7月31日(日)までの期間限定で受注でき、受け渡しは9月中旬を予定している。肌触りの良い上質なウール100%のクルーネックカーディガンには、2016年秋冬ウィメンズコレクションのキーカラーからセレクトされた、ピンク、ブルー、チョコレート、メランジグレー、ブラックの5色が揃う。そこに合わせるボタンのモチーフは、どれも遊び心溢れるポップなもの。カラフルなマッシュルーム、真っ赤なリップ、そして笑顔を振り撒くゴーストといった6種類の中から、自分の好きな組み合わせを選んで、特別な1枚を完成させて。【詳細】PAUL SMITH WOMEN A/W16 Customised Cardigan受注期間:2016年7月1日(金)~7月31日(日)受け渡し:9月中旬~場所:ポール・スミス六本木店、丸の内店、ポール・スミス スペース価格:26,000円+税
2016年06月26日俳優のウィル・スミスは21日、フランスのカンヌで行われたコールドプレイのクリス・マーティンとの即興ギグで『メン・イン・ブラック』の歌詞を思い出せなかったようだ。1997年公開の同名主演映画のテーマ曲も担当していたウィルは、オテル・デュ・キャップ・エデン・ロックで開かれたメディアリンクとアイ・ハート・ラジオ主催のイベントでクリスと共に突如ステージに登場して観客を驚かせたが、クリスのアコースティック・ギターに合わせてビートボックスを繰り広げる中、「歌詞を全部覚えてないからただラップを続けるよ」「この曲はずいぶん歌ってないから、ただ韻だけ踏んで、それがうまくいくことを願うとするよ」と言っている姿が、ネットに掲載されている動画から見て取れる。一方でクリスは、プリンスの「ラズベリー・ベレー」とデヴィッド・ボウイの「ライフ・オン・マーズ」のカバーを披露したほか、観客席から前妻グウィネス・パルトロウが見守る中、2人の離婚をネタにジョークを飛ばしていたとニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄は報じている。現在家族でヨーロッパに滞在中のウィルは、26日にイギリスで行われるグラストンベリー・フェスティバルのコールドプレイのステージにも特別ゲストとして登場するのではないかと言われている。(C)BANG Media International
2016年06月24日アイウェアブランド・オリバー ゴールドスミス(OLIVER GOLDSMITH)の「オージー・バイ・オリバー・ゴールドスミス(OG×OLIVERGOLDSMITH)」から新コレクションが登場。2016年6月11日(土)より、コンティニュエ、ブリンク、グローブスペックス渋谷などで発売される。「オージー・バイ・オリバー・ゴールドスミス」は、100周年に向けて2014年に立ち上がった新ラインであり、本コレクションはこれで5回目となる。「職業と実際に従事するの顔と眼鏡を徹底的にリサーチし、ブランドの世界観の中で眼鏡の形状や素材を決めていく」というデザインプロセスのもとで製造している。本コレクションは6つのモデルで展開される。ドライバー(運転手)、イノベーター(革新者)、ベーカー(パン屋)、キュレーター(学芸員)の4モデルは、アセテート製のフロント上部にスライスを入れ、その部分にフロントとノーズが一体化したチタンをドッキング。フロント強度が増すとともに、立体的で豊かな表情を演出する。この4つに加え、ファーマー(農家)とガーデナー(庭師)を合わせた6モデル全てが、鼻パッド部分にオリジナル開発のものを採用。チタンによる絶妙なフィットを体感できる。製造は全て日本製にこだわることで、高品質かつ高級感あふれるフレームを実現。カラーリングはイギリスのビンテージカーをモチーフにした。掛け心地の良さ、日英の連携部による造形美とディテールを楽しめるアイウェアコレクション、是非手にとってみてはいかがだろうか。【商品詳細】オージー・バイ・オリバー・ゴールドスミス発売日:2016年6月11日(土)取り扱い店舗:コンティニュエ、ブリンク、グローブスペックス渋谷アイテム:・ドライバー、イノベーター、ベーカー、キュレーター価格:42,000円+税カラー:ネイビー、ダークグリーン、ネイビー(マット)、ダークグリーン(マット)、ダークブラウン、アイス・ファーマー、ガーデナー価格:34,000円+税カラー:シャーリンググレー、シャーリングゴールド、シャイニーシルバー、ブラック、シャーリングゴールド/ピンク※ファーマーとガーデナーは2016年5月14日(土)一部店舗にて先行発売。【問い合わせ先】サラディストリビューション東京TEL:03-6427-7239
2016年06月11日世界的デザイナー、ポール・スミスの展覧会『ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH』が京都を皮切りに、東京、名古屋の3都市で開催される。開幕前日の6月3日、京都国立近代美術館でポール・スミス、ロンドンのデザイン・ミュージアム館長デヤン・スジック、スペシャルアンバサダーの松田翔太を迎え、記者発表と開会式が行われた。ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITHのチケット情報同展は、2013年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムで開幕し、ヨーロッパ各地を巡回して大好評を得た展覧会。ポール・スミスの第1号店となったショップやオフィスの再現、写真や手紙のコレクション、ポール自身の頭の中を表現した映像インスタレーションなど、約2800点の展示品を通じて、ユニークな世界観と多彩なクリエイションの軌跡に迫っている。日本では1982年以来、ビジネスを展開してきたポール。本展開催にあたり「私は日本の皆さまが大好きですし、美しい京都の街にお邪魔することができて心からうれしく思います」と喜びを語る。そして「ファッション関連の展覧会は、マネキンが整然と並んでいて服を展示することが多いと思いますが、今回の私の展覧会はそれとは全く趣が異なります。これまでの軌跡を振り返ることはもちろん、日頃私がどんな姿勢で仕事に取り組んでいるかを全面に出した企画で、正直に全てをさらけ出している展覧会です。お客様がもう会場を出たくないと思うものになっていると思います」と自信をのぞかせた。また本展の企画者であるデザイン・ミュージアム館長デヤン・スジックは「ポールさんはファッションという表現のもとに何があるのかを示すことができる人。そしてたくさんの人の心を引きつけてくれるだろうと思い、本展を企画しました」と企画のきっかけを語り、「個人的に気に入っているのは、デザインスタジオのひとつを再現したスペース。さまざまな壁紙、布地のサンプル、ボタンなどが置いてあり、ポールさんのクリエイティブがどのように起こるのかを知っていただける場所になっています」と見どころを語った。さらに、スペシャルアンバサダーで会場の音声ガイドも務める松田翔太は「僕は本当にポール・スミスさんの世界観が大好きな俳優のひとり。展覧会を拝見して、心が優しくなるような気持ちになりました」とコメントした。『ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH』は、7月18日(月・祝)まで京都国立近代美術館、7月27日(水)~8月23日(火)東京・上野の森美術館、9月11日(日)~10月16日(日)名古屋・松坂屋美術館にて開催。取材・文:黒石悦子
2016年06月07日誰もが知るイギリス生まれのファッションデザイナー、ポール・スミスのクリエーションの源に迫る展覧会が4日、京都国立近代美術館ではじまった。彼の頭の中を覗いてみたかのようなデジタルインスタレーションも。展覧会レポート1/2はこちら。■ ポールの頭の中には何が映る?今回の展示では、映像インスタレーションも用意されている。ポールの脳内を表現したブースだ。ここでは数々のイメージがデジタルビジョンに次々と映し出され、テキスタイルの柄や色彩のインスピレーションになっただろう、ポールが目にとめた様々なシーンがまるでコラージュのように伝わってくる。ポールの頭の中をデジタルインスタレーションで表現■ ポールのオフィスとデザインスタジオをそっくり再現「本展覧会には、いわゆるファッションの展覧会のようにマネキンが並ぶような展示はない。もっと根源的なファッションがどうやって生まれてくるのかを、つまびらかに伝える展示になったと思う」と語るのは本展を企画したデザインミュージアム館長のデヤン・スジック。続けて「もし僕が18歳の学生だったら、刺激的なこの展示会場から1日出てこられないくらいわくわくすると思うよ」とにこやかにコメントするポール。デザインスタジオを再現したブース型紙からスワッチまで、そっくりそのまま再現したデザインスタジオからは「クリエーションがどんな環境の中から生まれるのか」をまっすぐに伝えたいという意図が汲み取れる。ここに展示されるパソコンには次々と映像が映し出され、テーブルに置かれたラジオからは音楽が流れてくる。まさに、このスタジオでスタッフとポールたちが動き出しそうな程にリアルに再現されたスタジオ。この雰囲気の中からポール・スミスのクリエーションが生まれてきたのだという思いに駆られるブースで、前述のデヤン館長もお気に入りのブースだという。■ 世界に広がるポールのクリエーション展覧会も終盤に近づいてくると、ポールの頭の中から紡ぎ出された具体的なシェイプを持った展示へと遷っていく。「一つとして同じ店舗はない」という、世界各都市のポール・スミスのショップの外観や内観、またショップデザインにおいて大事な役割を果たす、床材やモチーフなども合わせて展示されている。そして、最後のブースにはファッションデザイナーであるポール・スミスの手腕を余すことなく詰め込んだ洋服が展示される。かつて礼服を仕立てるテーラーで学んだポールが大切にする仕立ての技術が伝わるアイテムもあれば、ポールが大切にしている「シンプルな中に特別な何か」を添えるために考え出した裏地やステッチをポップにするというアイデアに触れられる洋服もある。最後のブースではじめて洋服が登場するそして、出口へ向かうと、壁に貼られた大きなポストイットに書かれた「EVERY DAY IS A NEW BEGINNIGS(毎日が新しいはじまり)」というポールの言葉で閉じられた本展覧会。(ここで撮影した写真にハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、会場内でプリントアウトしてくれるサービスも)「EVERY DAY IS A NEW BEGINNIGS」というポールからのメッセージこの展覧会を通じて感じたことは、ポールがいつだって、新しい何かに「HELLO」といえる眼差しを持ってクリエーションと向き合い続けているということだ。「いつも新しい目で世の中を見続けること」「何でもないことから、何かを見つける目を持つこと」-- この“目を凝らす”ことを長きに渡り繰り返してきたからこそ、ポール・スミスはポール・スミスであり続けるのだろう。世界70ヶ国で自身のブランドを展開しようと、名だたるブランドやクリエーターとのコラボレーションにおいても、いつも彼は自分の心に問いかけ、「YES」「NO」を判断できる眼差しを持ち続けていることを、この展覧会に集った2,800点余の作品を通じて教えてもらった。【展覧会情報】ポール・スミス展HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH■ 京都会場会期:2016年6月4日から7月18日会場:京都国立近代美術館■ 東京会場会期:7月27日から8月23日会場:上野の森美術館■ 名古屋会場会期:9月11日から10月16日会場:松坂屋美術館
2016年06月05日ポール・スミスと聞いて何を思い浮かべるだろうか?カラフルな色使いにウィットに富んだモチーフ…。ロンドンのカルチャーを映し出し、トラディショナルでありながら革新的。誰もが知るイギリス生まれのファッションデザイナー、ポール・スミスが、ポール・スミスたる所以を解き明かす展覧会が4日、京都国立近代美術館ではじまった。■ ポールのクリエーションをかきたてるものとは?初夏の京都、緑の木々に映える明るいピンクで「HELLO KYOTO」描かれたエントランスから展示はスタートする。今回ビジュアルでメインカラーになっているピンクは、日本の人たちに明るく前向きな気持ちを感じてもらえたらというポール自身の願いからだそう。展覧会の音声ガイドの声は、ポール・スミスを愛する俳優の松田翔太最初のブースでは、ポールのコレクションの中から数々の絵画や写真が壁一面に展示されている。このコレクションにはアンディ・ウォーホールのような著名なアーティストの作品もあれば、友人や家族、時にポールのファンから送られてきたものも。この展示を通じて、「何でもないものからも、価値を見いだしていくこと」というポール・スミスのクリエーションの根源に流れるメッセージが伝わってくるようだ。■ ポールのキャリアの「はじまりの場所」続いては、ポール自身も「この展覧会では、自分のすべてを正直にさらけ出した」と語るように、彼のキャリアがどのようにスタートしたのかを回顧するブースが用意されている。手を大きく伸ばせば反対の壁に触れてしまいそうな3m四方のホワイトキューブ。このサイズこそが、ポール・スミスが1970年にノッティンガムにオープンした1号館のサイズなのだ。来場者はこのキューブに入ることで、ここからポールの物語が広がっていったのだと、フィジカルに体感することが出来るだろう。そのキューブの奥には、ポール・スミスの最初のプレスルームが再現されている。といっても、このプレスルームはパリのホテルの一室。ベッドの上に黒い布を引き、シャツ6枚とニット2枚が置かれ、スーツ2着がクローゼットにかけられている。そう、いまや世界70ヶ国で販売されるポール・スミスも、たった10着のコレクションからはじまったのだ。ポール・スミスの初めてのショールームはパリのホテルの一室。用意されたのは10着の洋服だった■ ポールのクリエーションを支える人彼のルーツを語る上で欠かせない人物がいる。一人は11歳のポールに写真の楽しさを教えてくれたアマチュアカメラマンだった父。会場には、父からポールが譲り受けたカメラと共に、デビッド・ベイリーやマリオ・マスティーノなど著名なカメラマンが手掛けた広告キャンペーンビジュアルが並ぶ。そして、ポールに服づくりを教えてくれた妻のポーリーン。ポール自身「彼女がいなければ、何も実現できなかったでしょう」と語る。彼女が与えてくれたファッションにおける大切な要素を、過去のビジュアルやスケッチと共に披露している。ポールと妻ポーリーンとのエピソードが伝わる展示も続いて、ポールのクリエーションの源へと、視覚的に導いてくれるゾーンへと足を進めてみよう。
2016年06月05日俳優のダニエル・クレイグが、新作『ローガン・ラッキー』出演に向けて最終交渉を行っているようだ。先日にはダニエルが『007』シリーズの新たな2作品に対する6,800万ポンド(約109億円)での出演オファーを断ったのではないかと報じられていただけに、さらにジェームズ・ボンド役を引退する可能性が高まってきた。スティーヴン・ソバーバーグ監督がメガホンを取る『ローガン・ラッキー』はアメリカのモータースポーツを統括する団体NASCARをテーマにした作品。キャサリン・ハイグルも最終出演交渉に入っているという同作品はノースカロライナ州シャーロットでNASCARレースが開催されている最中、犯罪を企てる兄弟を追ったストーリーになるとデッドラインが報じている。今週から制作準備段階に入る同作品の撮影は今年秋からスタートすることが決定しており、ダニエルが同作品に出演するとするならば『007』シリーズへの出演は難しくなることは間違いなさそうだ。今までシリーズ4作品にジェームズ・ボンド役で登場しているダニエルは収益の分配や広告出演料、プロデューサーとしての役割も含まれていると思われるその巨額オファーをMGMスタジオから提案されたものの、「もうやりきった」ことを理由に受諾しなかったといわれている。ここ数カ月は次期ボンド役についての噂が飛び交っており、先週には英俳優トム・ヒドルストンがサム・メンデス監督やプロデューサーのバーバラ・ブロッコリとロンドンでミーティングをしているところが目撃されたことでトムがボンド役を務めるという噂に拍車がかかっている。(C)BANG Media International
2016年05月29日ダニエル・クレイグが、スティーブン・ソダーバーグ監督の次回作『Logan Lucky』に出演することになった。その他の情報NASCARレース最中の犯罪をたくらむ兄弟を主人公にした物語で、チャニング・テイタム、アダム・ドライバー、キャサリン・ハイグルも出演する。撮影は、この秋スタートの予定。このほかに、クレイグは、20話構成のTVミニシリーズ『Purity』への出演も決まっている。プロデューサーはスコット・ルーディン、原作はジョナサン・フランゼン。クレイグは『スペクター』でジェームズ・ボンドを卒業かと推測されているが、このふたつのプロジェクトを立て続けに入れたことで、次のボンド映画は新しい俳優で作られる可能性が、より濃厚になった。『007』のプロデューサーは、次について何の発表もしておらず、次はどこのスタジオが配給するのかの交渉も始まっていない。ソニーの配給契約は『スペクター』で終了している。文:猿渡由紀
2016年05月27日俳優のダニエル・クレイグが、『007』シリーズの新たな2作品に対する6,800万ポンド(約109億円)での出演オファーを断ったようだ。今までシリーズ4作品にジェームズ・ボンド役で登場しているダニエルは、利益の分配や広告出演料、プロデューサーとしての役割も含めていると思われるこの巨額をMGMスタジオから提案されたものの、「もうやりきった」ことを理由に受諾しなかったというのだ。映画関係者の1人はデイリー・メール紙に対し「ダニエルはもうやり切ったというだけの話です。『スペクター』のあとに彼はMGMの幹部らにもそう伝えていましたからね。スタジオ側は高額な出演料をダニエルに提案しましたが、ダニエルはそれに魅力を感じなかったようです」「『スペクター』撮影後に、これが最後の作品になるとダニエルは周りに話していましたからね。それでもMGMはお金の条件さえ良ければ『スペクター』の後もダニエルが出演してくれるかもしれないと思っていたようですが」と話している。ここ数カ月は次期ボンド役についての噂が飛び交っており、先週には英俳優トム・ヒドルストンがサム・メンデス監督やプロデューサーのバーバラ・ブロッコリとロンドンでミーティングをしているところが目撃されたことでトムがボンド役を務めるという噂に拍車がかかっており、目撃者の1人は「最初はバーバラとトム、そして他の見た目の良い若い男性がいました。それからサム・メンデスが23時頃に加わって、夜中1時頃まで話をしていましたよ。みんなで笑いあったりして、楽しい時間を過ごしているようでしたね」と当時の状況を明かしている。しかし噂の中心のなっているトムは今月初め、ボンド役のオファーを受けていないと話しており、その当時にはダニエルが続投の話を断ったという話はまだ知らないといった様子であった。「ポイントは僕が知っている限りではその役って別に空きポジションではないってことさ。誰もそんなことを僕には言ってきていないよ」「僕が『ザ・ナイト・マネージャー』でスパイを演じたからみんな噂し始めたんだろ」昨年にダニエルは「ボンド役を続投するくらいなら手首を切ったほうがましだ」という発言で波紋を呼んだが、その後「お金のために」再びボンド役を演じるかもしれないと発言していた。そして、ダニエルが20エピソード構成の米TVシリーズ『ピュリティ』への出演契約を結んだことから、ボンド役を続投する可能性がさらに低くなったとも言われていた。(C)BANG Media International
2016年05月20日ダニエル・クレイグが約108億円(6,800万ポンド)の出演料を提示されるも、『007』シリーズ続投を断ったようだ。ダニエルはこれまで4回『007』シリーズの主人公ジェームズ・ボンドを演じてきたが、昨年公開の『007 スペクター』のプロモーション活動中も、ボンド役からの引退をほのめかす発言をすることもあった。ロサンゼルスの映画関係者は「Daily Mail」紙に「ダニエルは単純に、もうやりきったんです。(製作会社の)MGMの上層部とも『スペクター』の後に話したそうです。会社側は巨額のギャラを提示しましたが、彼はそんなものを望んではいませんでした」と話した。関係者によると、「『スペクター』撮影後、ダニエルは多くの人に『これが最後になるだろう』と話していたが、会社側はギャラの金額次第で彼は戻ってくると踏んでいたようだ」という。だが、ダニエルは20エピソードあるTVシリーズ「Purity」(原題)への出演が決まっていることからも、ボンド続投の可能性は低そうだ。ハリウッドでは次にボンドを演じるのは誰になるのか、数か月前から様々な俳優の名前が上がっている。先週は『アベンジャーズ』シリーズのロキ役で知られるトム・ヒドルストンが、『007』シリーズの近作2本を撮ったサム・メンデス監督とプロデューサーのバーバラ・ブロッコリとロンドンで会っているのを目撃されたばかり。トム本人は今月初め、『007』シリーズへの出演オファーは来ていないと話していたが、メンデス監督たちとのミーティングは夜遅くまで続いたという。(text:Yuki Tominaga)
2016年05月20日ポール・スミス(Paul Smith)のクリエイションの秘密に迫る「ポール・スミス展」が、6月から10月まで京都、東京、名古屋の3都市で開催される。同展は、13年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムで開幕した展覧会「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」の巡回展となるもの。ファッションだけではなく、趣味やアイディアの源など様々な角度からポール・スミスを紹介し、そのクリエーションの秘密に迫っていく。会場では、ポール・スミスの第1号店となったショップやオフィス、初めてショーを行ったホテルのベッドルーム、デザインスタジオなどを再現する他、掲載された雑誌やパネルなどを通じて広告キャンペーンのために撮影した写真を紹介。ロンドンのオフィスの壁に飾られているものや地下に保管してあるものなど、これまでに集めてきた絵画や写真のコレクション、さらにはポール自身の頭の中を表現した映像インスタレーションなど約2,800点の膨大な資料を展示する。アーカイブコレクションから最新の16SSコレクションまでのアイテムや、ローバー社のミニをはじめとしたこれまでに行ってきたコラボレーション作品も展示される。なお、同展は6月4日から7月18日まで京都の京都国立近代美術館にて、7月27日から8月23日まで東京の上野の森美術館にて、9月11日から10月16日まで名古屋の松坂屋美術館にて開催される。【イベント情報】「ポール・スミス展」会場:京都国立近代美術館住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町 京都国立近代美術館会期:6月4日~7月18日会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2会期:7月27日~8月23日会場:松坂屋美術館住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1会期:9月11日~10月16日1
2016年05月11日ポール・スミス(Paul Smith)の世界最大級となるフラッグシップショップが六本木に4月29日オープンした。東京ミッドタウンの向かい、秋にオープンするバーニーズ ニューヨークの並びで、外苑東通りに面した新店舗はワンフロア150坪でメンズ、ウィメンズのフルラインを展開。国内では表参道のポール・スミス スペース(3層170坪)、丸の内店(2層140坪)に次いで3店舗のフルラインナップの店舗となり、ワンフロアの展開としては国内最大となる。店内中央のフロアには3×3と呼ばれるスチールで囲われたキューブ型スペースが設置され、シーズンに応じてポップアップイベントが行われる。オープニング時は六本木店限定のRロゴのTシャツなど限定アイテムを展開。このキューブはポール・スミスが1970年に英国ノッティンガムに最初の店舗を持ったときの大きさで、これまでロンドンのドーバーストリートマーケットでのポップアップとして展開されていたが、ポール・スミスの店舗に設けられたのは初めて。店内には旗艦店最大となる23メートルのアートウォールが設けられ、ポール・スミス自身が選んだ絵やポスター、レコード、ポストカードなど272点の額が掛けられ、ポール自身が制作したのではと思われる自転車のタイヤチューブをアーカイブしたアッサンブラージュも展示されている。店内の什器はポール・スミス本人が収集したミッドセンチュリーモダンの椅子などが置かれ、一枚板のテーブル什器はロンドンのアルバマールストリートの店舗とこの六本木店だけ。店内奥のメンズテーラードゾーンの壁面のカラーブロックは英国の壁紙をカットして貼られており、エントランスの床にはオランダのイザベル・スミーツ(Isabelle Smeets)のコラージュタイルの作品が埋め込まれるなど、ポール自身が提唱するハンドメイドタッチが随所にあしらわれている。Text:野田達哉
2016年04月29日俳優のウィル・スミスは、人気歌手プリンスさんの死の前夜に話をしていたばかりだったという。21日午前にプリンスさんがペイズリー・パーク自宅内のエレベーターで遺体で発見されたことを受け、前日に話をしたばかりだったというウィルがフェイスブックに「とにかく驚いているし、悲しみに打ちひしがれているよ」「昨晩に彼とは話をしたばかりだったんだ。今日ジェイダと僕は、美しい詩人であり、真のインスピレーションであり、この地球上に存在した最も素晴らしいアーティストの1人を失った喪に服しているよ」と心境を明かした。また、ウィルの妻ジェイダ・ピンケット=スミスも自身のフェイスブックで、追悼メッセージを投稿。「プリンスはこの業界に私を入れてくれた最初のアーティストの1人だった」「彼は天才的アーティストというだけでなく、親切で面白く、美しい意味で奇抜で、探求心が強く、創造力に富み、魅惑的で、スピリチュアルで反抗的、そしてとても知的な人だった。そして他人のルールではなく、自分なりのルールで自分の人生を生きるという力を私に早くから教えてくれた人だった」「今日私たちが失った存在を言葉で表すことなんて本当にできない」「私の友人パレスの言葉を借りれば『音楽はその心音を亡くしてしまった』。美しいあなた、安らかにお眠り下さい」とつづった。(C)BANG Media International
2016年04月25日2013年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムで開幕、好評を博し会期も延長された展覧会、「ポール・スミス展 HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」が今年、京都、東京、名古屋の3都市で開催される。ポール・スミス展 チケット情報4月8日(金)サントリーホール ブルーローズにて記者発表会が開かれ、京都展が6月4日(土)~7月18日(月・祝)京都国立近代美術館、東京展が7月27日(水)~8月23日(火)上野の森美術館、名古屋展が9月11日(日)~10月16日(日)松坂屋美術館で開催されることが発表された。記者発表会に登壇したポール・スミス氏は、本展について「私の人となりを知っていただけるようにとても親しみやすい展覧会を目指した」と話した。本展では、ポール・スミスの第1号店となったショップやオフィスの再現、写真や手紙のコレクション、ポール自身の頭の中を表現した映像インスタレーションなど、約2,800点の膨大な展示品を通じて、アート、ファッションなど多角的な視点から楽しめる構成になっている。京都展および東京展の前売券はチケットぴあにて販売中。
2016年04月12日ロックバンドのエアロスミスが、2017年に解散ツアーを敢行する可能性があるようだ。現在68歳のスティーヴン・タイラーが、ローリングストーン誌に「僕は5月から8月までソロの30公演をやるんだ。それから2017年はエアロスミスとしてツアーをするよ。たぶんさよならツアーだね」と告白。「まだオリジナルメンバーでやっているのは僕らと(ザ・ローリング)ストーンズだけだよ。それに感謝しているよ。お別れツアーをやるにしても、スタジオ入りして新作アルバムを作るにしても、僕は楽しみにしているよ」と語った。またブラッド・ウィットフォードも、最後に盛大なツアーをやることは良いアイデアだと考えているようで、「実際に話し合いをしているんだ。『お別れツアー』って言うような幕を閉じるようなツアーを考えているところなんだ」「たぶん僕らの年齢を考えてだけど。何か起こってしまうだろ。誰かがこれ以上できなくなるようなことがさ。だからゆっくりおじぎをしてありがとうと言うのが良いと思うんだ。優雅に終わりを告げるっていうね」と以前に話していた。エアロスミスは現在、スティーヴンのソロ活動専念のため、活動休止中だ。(C)BANG Media International
2016年04月08日サム・メンデス監督は、『007 スペクター』の最後のシーンの撮影の際、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役に別れを告げている気分がしたそうだ。前2作の監督を務めたメンデスは、4作でのボンド役を経て降板がささやかれるダニエルがシリーズへ別れを告げているように感じ取り、その日が来るのも近いのではないかと思っているそうだ。メンデス監督は「最後にダニエルがボンドに別れを告げているようには確かに感じたね」「でも彼が戻ってくる可能性はいくらでもあるよ。だってボンドは死んでいないんだからね! だからダニエル次第さ」と話す。メンデス監督自身はダニエルに5度目のボンドを演じてもらいたいそうだが、もちろんダニエルがその役を演じる気になっていることが条件だとエンパイア誌に続ける。「戻って来るには100パーセントやる気がないとね。それは彼も分かっていると思うよ」「彼はまず休みを取って、他の役を演じてから、その後にどう感じるかだよ。僕だって君たちと同じくらい興味深くその様子を見守っているよ」ダニエルが降板した場合に備えてトム・ヒドルストン、イドリス・エルバ、トム・ハーディなど数々の俳優名が候補に挙がっており、先日には『風の勇士 ポルダーク』のエイダン・ターナーがプロデューサー陣と話し合いを行ったと報じられていた。当時ある関係者は「エイダンは『007』プロデューサー陣とまだ正式な形ではありませんが、話をしたようです。ロサンゼルスにいる方が、今後この役についてもっと話し合いをするチャンスが彼に与えられるかもしれません」と話していた。(C)BANG Media International
2016年03月29日ヘアスタイリングブランド・ミスタースミス(MR.SMITH)が日本初上陸。3月29日まで、伊勢丹新宿店メンズ館1階コスメティックにてオープンしているポップアップショップにて、全国に先駆けて先行販売を行っている。ミスタースミスはオーストラリアにて14年に創設された、ヴィーガン処方のヘアケアアイテムを展開するブランド。今回オープンしているポップアップショップでは日本上陸を記念して3月26日、27日の2日間限定でコンサルティングイベントを開催する。ブランド創設者であるDavid Justinと、デヴィッドの母であり世界的なヘアスタイリストのFreda Rossidisが来日し、商品の紹介やスタイリング提案などを行う。先行販売される商品は、髪質に合わせた4種類のシャンプーコンディショナー(すべての髪質用、乾燥等のダメージが気になる人用、カラーヘア・ウェービーヘアの人用、スカルプケア用)に加え、トリートメント(オイルタイプとミルクタイプ)、スタイリングアイテム(スプレータイプ2種類とクリームタイプ2種類)となっている。【イベント情報】「David JustinとFreda Rossidisによるコンサルティングイベント」会場:伊勢丹新宿店メンズ館1階コスメティック会期:3月26日、27日(各日午後2時から午後6時まで)
2016年03月25日俳優ウィル・スミスの娘ウィロー(15)が、シャネルのアンバサダーに就任した。パリ・コレクションでシャネルの2016年秋のショーを母親のジェイダ・ピンケット=スミスと共にフロントロウから鑑賞していたウィローが、カール・ラガーフェルドによって同ブランドの顔に抜擢された。ウィローはインスタグラムに「カール・ラガーフェルド、そしてシャネルの全チームの皆さん、『美』の見識を広げるために私をシャネルの新アンバサダーに起用してくださって、ありがとうございます。光栄です」と喜びをつづっている。シャネルは以前にジョニー・デップの娘リリー・ローズ・デップを起用したことがあるほか、ブレイク・ライブリーやクリステン・スチュワートもその役を担ったことがある。そんな中、ウィローの兄ジェイデンもファッション界でデビューを飾っており、ルイ・ヴィトンの2016年春のレディースコレクションの広告に登場していた。その際、ウィローはインスタグラムで兄に向けてメッセージ。「生まれたときに、男性と女性はこうあるべきという型にそれぞれはめられるもの。でも成長するにつれて、私たち自身やその人生の精神的で感情的な認識に対してそういう期待が与えるダメージがあることに気がつきはじめるの。私たちはみんな同じであり、同時に全く異なるものだと理解すればするほど、周りからの期待を気にしなくなり始めるし、地球の本質を高め続けるために自由に生き続けていけるのよ」とコメントしていた。(C)BANG Media International
2016年03月11日ロックバンド・エアロスミスのスティーヴン・タイラー(67)が、28歳のアシスタントと交際していることを発表した。39歳の年の差となるエイミー・アン・プレストンとの噂は長らく浮上していたが、エルトン・ジョン・エイズ・ファウンデーション主催のアカデミー賞鑑賞パーティーに手をつないで登場したことでその噂を認めたかたちとなった。目撃者がE!に話したところによれば、2人はスター満載のそのパーティーで人目も気にせず親しげにしていたという。女優のリヴ・テイラー(38)をはじめ4人の子供を持つスティーヴンは、2014年からエイミーとのロマンスがささやかれており、これまでに水着姿でカヤックを一緒に楽しんでいる姿などが写真に撮られていたこともある。スティーヴンは2002年に脳腫瘍で他界したシリンダ・フォクシーと1978年から1987年まで結婚していたほか、1988年から2006年まではテレサ・バリックと結婚生活を送っていた。その後、2011年に5年間交際していた25歳年下のエリン・ブレイディと婚約したが、2013年に破局している。(C)BANG Media International
2016年03月09日第88回アカデミー賞の授賞式が29日(現地時間28日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、サム・スミスが歌う『007 スペクター』の主題歌「ライティングズ・オン・ザ・ウォール」が歌曲賞に輝いた。授賞式では、歌曲賞にノミネートされたサム・スミス、レディ・ガガらがステージで楽曲を披露。圧巻のパフォーマンスで拍手喝采を浴びた。ノミネート5曲の中で歌曲賞に輝いたのは、サム・スミスが歌う『007 スペクター』の主題歌「ライティングズ・オン・ザ・ウォール」。スミスは、共に作詞作曲を手掛けたジミー・ネイプス氏と抱き合った喜んだ。そして、スミスは「呼吸さえできないんです」と初のオスカーに感激。「ほかの候補者のみなさんも素晴らしいです。レディー・ガガもすばらしい」と栄冠を争った候補者たちに向けて称賛の言葉も述べた。さらに、同性愛者であることを公言しているスミスは、「これは、世界中のLGBTのみなさんにささげたい。私は同性愛者として誇りを持っています。そして台頭に立つことを願っています」と熱く語った。WOWOWでは、2月29日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月5日にはダイジェスト版も放送する。SPECTRE(C)2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved
2016年02月29日海洋研究開発機構(JAMSTEC)は2月24日、2013年に行われた有人潜水調査船「しんかい6500」世界周航研究航海において、大西洋の深海海底で鯨骨生物群集を発見したことを発表した。これまでに発見されている鯨骨生物群集のなかでは世界最深となる。同成果は、JAMSTEC 東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム 北里洋 プロジェクト長および海洋生物多様性研究分野 藤原義弘 分野長代理、サンパウロ大学 海洋研究所、バレ・ド・イタジャイ大学、日本大学 生物資源科学部、フルミネンセ連邦大学の研究者らの研究グループによるもので、2月24日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。海の生態系には、太陽エネルギーによる光合成を通じて生産される有機物に依存して暮らす「光合成生態系」と、硫化水素やメタン、水素など、地球内部から噴出する化学物質をエネルギー源として有機物をつくる化学合成微生物が生産者として働く「化学合成生態系」が存在する。化学合成生態系は、光の届かない深海の熱水域や湧水域に形成されており、そこに生息する多くの動物は、化学合成細菌を体の中や外に共生させ、細菌が生産した有機物を利用している。化学合成生態系と同様な生態系として、クジラ、イルカなどの大型海生哺乳類の遺骸に形成される「鯨骨生物群集」が知られている。クジラなどの海生哺乳類は、死後に深海に沈降した遺骸が分解されることで硫化水素を発生するようになるため、硫化水素を餌とする化学合成生態系を構成する生物が好んで住み付くようになるというわけだ。同研究グループは2013年4月24日、ブラジル沖サンパウロ海嶺で行われた「しんかい6500」の潜航調査において、世界最深となる水深4204mの海底から鯨骨生物群集を発見した。自然死による鯨骨生物群集としては世界で8例目となる。北里氏および藤原氏によると、今回の発見は「まったくの偶然」であるという。同生物群集を分析した結果、発見された鯨骨は死後5~10年ほど経過したクロミンククジラのものであることが確認されており、その骨からは、大型底生生物であるゴカイの仲間28種、コシオリエビ数種、ルビスピラ属など巻貝2種、ホネクイハナムシの1種など、多様な生物が少なくとも41種発見されている。形態レベルの検討ではこれらのほとんどが新種である可能性が高く、これらのうち巻貝のルビスピラ属やホネクイハナムシなどいくつかのグループについては、遺伝子レベルの検討の結果においても新種であることが判明している。一方で、これらの構成種を属レベルで見ると、北東太平洋カリフォルニア沖でこれまでに見つかっている鯨骨生物群集や熱水/湧水生物群集の構成種と類似しており、同じ系統群に所属していることがわかった。これは1989年にハワイ大学 クレイグ・スミス博士が提唱した、鯨骨生物群集が熱水噴出孔/湧水生物群集の間をつなぐ飛び石の役割を果たしているという「飛び石仮説」が全球的な広がりを持つことを支持する結果となっている。同研究グループでは今後、実験的にクジラの遺骸をさまざまな海域に設置し、クジラの遺骸が深海で分解されて化学合成生物群集の飛び石となるまでの成立過程とその過程で存在する生物の全球的な類似性の検討を行っていくとしている。
2016年02月25日俳優のダニエル・クレイグが、米新ドラマ『ピュリティ』出演のために、『007』シリーズのジェームズ・ボンド役を降板したと伝えられている。10年近くに渡ってイギリスのスパイ・007を演じてきているダニエルだが、同ドラマへの出演に向けて契約を終了する方向だと見られているという。人気作家ジョナサン・フランゼンの小説のドラマ化となる同作は複数シーズンの放送が見込まれており、ダニエルがボンド役を演じる時間はなくなる模様だとザ・サン紙は報じている。しかしダニエルは、前作『007 スペクター』が昨年公開された際には、もうボンド役を演じるのはこりごりだと発言していたため、今回の話の流れは当然と言えば当然のこととも言えそうだ。当時ダニエルは、また『007』の主役を演じたいかという質問に対して「そんなのやるくらいならこのコップを割って手首を切ったほうがマシだね。今は全くやりたくないよ。今はこりごりなんだ。もう終わったから、今はとにかく前に進みたいんだよ」と答えていた。その一方で、2012年作『007 スカイフォール』で得たとされる1,070万ドル(約12億円)のギャラでボンド史上最高額の俳優となったとされているダニエルは、シリーズ出演の契約があと1本残っていると先日明かしていたところでもある。(C)BANG Media International
2016年02月16日身長188cmで大柄なサム・スミス。昨年3月に2週間で6kgほどの減量に成功、それ以降も徐々に痩せていく様子が彼のインスタグラムの写真を見ても明らかだったのだが、先日投稿したボーダー柄の半袖ニットを着た姿のサムが、あまりにも以前と違い、ファンのみならずセレブも反応するほどの激ヤセぶりだ。「サムの減量は伝説級。ダイエット本を書くべき」とテイラー・スウィフトの彼氏カルヴィン・ハリスも思わずツイートしたくらい劇的な変化を遂げたサム。ダイエットへのやる気を奮い立たせたものは何だったのだろうか。昨年、オーストラリアのテレビ番組「60 minutes」(原題)のインタビューに応じたサムは、「僕はゲイだし、ゲイである自分を受け入れ誇りにも思っている。だからゲイと呼ばれても特に問題はない。でも、デブって言われると…太っているのは変えられることだから、変わりたいって思うよね」と発言。結果、約20kg痩せて身体も顔もシャープになった。そもそも食べ物が大好きで、食べることでストレスを発散していたというサムが痩せたきっかけは、「Eat. Nourish. Glow.」という本に出会ったこと。「自分と食べ物との関係が完全に変化した」と著者のアメリア・フリーアに感謝しているサムは、ファンにも「ぜひ本をチェックして健康的な生活を始めて!」と勧めている。(Hiromi Kaku)
2016年02月15日ウィル・スミスが、妻のジェイダ・ピンケット・スミスとともに2月28日(現地時間)開催の第88回アカデミー賞授賞式をボイコットすることを表明した。昨年に続いて今年のアカデミー賞も俳優部門の候補が白人のみだったが、14日のノミネーション発表直後にジェイダはFacebookに動画を投稿、「有色人種の人々は、どれほどのパワーや影響力を培ってきたかに気づくときがきました。私たちはもう、どこに行くにも、招かれるようお願いする必要はないのでは?」と訴えた。ウィルは主演作『コンカッション』(原題)で第73回ゴールデン・グローブ賞男優賞候補だったが、アカデミー賞では主演男優賞にノミネートされなかった。ジェイダはこのこともあって、ボイコットという行動を選んだようだが、ウィル自身もABCのニュースで授賞式に出席するかと聞かれて「ノー。妻が行かないからね」と答えた。夫婦で話し合ったというウィルは「僕たちはこのコミュニティ(映画業界)の一員だ。でも、いまこの時期にあの場に立って『これでOKだ』と気持ちよく言うことはできない」と語った。今年の授賞式には『マルコムX』などのスパイク・リー監督も同様に、授賞式に出席しないと宣言しているが、音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズも出席するなら条件つきだと話している。プレゼンターを務める予定のジョーンズは、ノミネーションが多様性に欠けていることについて5分間スピーチできるならば出席するとアカデミー側に伝える意向だ。『スポットライト世紀のスクープ』で助演男優賞候補になったマーク・ラファロは、同作の宣伝で滞在中のロンドンで、ボイコットという行動を取ることについては「理解できるし、支持する」としながらも、「僕は、彼らとはまた別の被害者たちの代表として出席することになると思う」と語った。『スポットライト世紀のスクープ』は、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた児童への性的虐待を報じた「ボストン・グローブ」紙の報道チームの実話を映画化した作品。同作で記者を演じたマークは「声を上げられずにいる性的虐待の被害者は数知れない」「彼らのために、この作品でオスカーに出席したい」と話している。(text:Yuki Tominaga)
2016年01月22日英国を代表する女優のひとり、マギー・スミスが本日81回目の誕生日をむかえた。年齢を重ねていくたびに魅力的になり、演技に深みが増していく彼女を敬愛する観客、映画人は多く。出演作『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』では実生活でも親友のジュディ・デンチと再共演を果たしている。その他の写真マギー・スミスは、1934年に英国で生まれ、1956年に映画界に入った。その後は映画だけでなく、舞台の世界でも活動し、『ミス・ブロディの青春』でアカデミー主演女優賞を、『カリフォルニア・スイート』でアカデミー助演女優賞に輝いたのをはじめ、数々の映画賞を受賞。大英帝国勲章爵士“デイム”の称号をもち、近年では『ハリー・ポッター』シリーズのミネルバ・マクゴナガル役や、ドラマ『ダウントン・アビー』のバイオレット伯爵未亡人役などでも人気を博している。そんなスミスの新作『マリーゴールド・ホテル…』は、インドのホテルに集った英国人たちのドラマを描いた作品だが、実生活でも親友のジュディ・デンチと共演している。劇中ではふたりが「私の方が年上よ」「19日早いだけよ」と掛け合うシーンが存在するが、実際にふたりは“19日差”でデンチの誕生日はスミスより19日だけ早い12月9日だ。魅力的で、圧倒的な演技力を誇るふたりは、観客だけでなく、映画の作り手たちからも絶賛を集めており、本作を手がけたジョン・マッデン監督は「この作品に関わった全員が特別な喜びを感じたのは彼女たちと働けたことだ。(ふたりは)長年に渡り経験と演技スキルを積み重ねてきた。そんなふたりの演技には本当に心を奪われるよ」と語っている。『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』2016年3月4日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年12月28日現代音楽家のフィリップ・グラスとパンクの女王パティ・スミスによる来日公演「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」が2016年6月に開催されることがこのたび決定。当日朗読されるギンズバーグの詩の翻訳を、村上春樹と柴田元幸が務めることが明らかとなった。現代音楽最高の巨匠であり、ミニマル・ミュージックの旗手として知られるフィリップ・グラス。これまで、ミック・ジャガーやデヴィッド・ボウイ、「クラフトワーク」に至るまでの数多くのアーティストがグラスの楽曲を演奏し、BECKやコーネリアスらがリミックス・アルバムを製作するなど、若い世代にも熱狂的なファンを持つ比類なき音楽家としての地位を確立している。『めぐりあう時間たち』『ウディ・アレンの夢と犯罪』などの映画音楽を手がけるほか、近年は高松宮殿下記念世界文化賞(’12)や、「芸術のノーベル賞」と言われるグレン・グールド賞(’15)の受賞をはじめ、79歳を迎え、その活動は円熟の極みに達している。今回決定した来日は、2005年以来の11年ぶりとなり、「ニューヨーク・パンクの女王」とも称されるパティ・スミスとの共演を果たす。音楽家、詩人、小説家、画家など様々な顔を持つパティは、ポエトリー・リーディングからアーティストとしてのキャリアをスタートし、1975年、アルバム「ホーセス」で衝撃的なデビューを飾った。2011年の来日時には、「Fuji-san」と名付けられた楽曲を演奏し、ツアーを通じて集めた義援金を東北へ寄付するなど、被災地の復興支援に尽力した姿も記憶に新しい。今回決定した二人の共演による来日公演「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」は、世界三大演劇祭のひとつエジンバラ・インターナショナル・フェスティバルなど、各国の有名フェスティバルや劇場で、限られた機会にのみ上演されてきた希少な公演。二人の共通点である、ビート文学を代表する詩人にして、カウンター・カルチャーの強力なアイコン、アレン・ギンズバーグの詩作品が、フィリップ・グラスの代表曲にのせてパティによって朗読される。さらに、このほど公演が決定した2016年はギンズバーグの生誕90周年であり、日本公演での特別コラボレーションとして、ギンズバーグの詩の翻訳を村上春樹と柴田元幸が手がけることが決定。本公演のために完全新訳され、ステージ上の大スクリーンに翻訳が投射される。尚、パティは村上氏の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」英語版刊行の際にニューヨーク・タイムズに書評を寄稿し、ギターケースに彼の小説を入れて持ち歩くほどのファンとしても知られる。ボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオなどから敬愛され、『キル・ユア・ダーリン』で『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが演じたことでも話題を集めたアレン・ギンズバーグの詩が、国籍を超えたコラボレーションによってどのように生まれ変わるのか、大いに期待したい。「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」は、2016年6月4日(土)すみだトリフォニーホールにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日