中井貴一主演映画『グッドモーニングショー』が、カナダのモントリオールで開催される「第40回モントリオール世界映画祭」のメイン・コンペティション部門である“ワールド・コンペティション部門”に正式出品されることが決定した。本作は、「踊る大捜査線」シリーズ脚本を手掛け、放送作家・脚本家としてテレビを知り尽くした君塚良一監督が、朝の情報番組である「ワイドショー」を題材に描く。報道、スポーツ、芸能、さらにファッションのトレンドやグルメ情報や人気動画まで、視聴者が興味を持つものなら何でもネタにするワイドショー。そのワイドショーの顔であるキャスター澄田真吾が本作の主人公。澄田は生放送中にアシスタントの美人アナウンサーから2人の交際関係をバラすと脅され、プロデューサーから番組打ち切りの危機を告げられ、さらに突然起こった立てこもり事件に巻き込まれて犯人との直接交渉をする羽目になってしまう。本作は、そんなキャスター澄田の災難だらけの1日の模様を描くコメディ・エンターテインメント映画だ。キャストには、主人公・澄田真吾役の中井さんを始め、長澤まさみ、志田未来、時任三郎、吉田羊、濱田岳、松重豊、池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介とバラエティに富んだ豪華俳優陣が勢揃いしている。今回正式出品が決定した「モントリオール世界映画祭」は、1977年に設立されたカナダ最古の国際映画祭の1つ。毎年8月にケベック州のモントリオールで開催され、40回目を迎える今年は、現地時間の8月25日(木)~9月5日(月)の期間で行われる。日本からはこれまでに、奥田瑛二監督の『長い散歩』(最優秀作品賞)、滝田洋二郎監督の『おくりびと』(最優秀作品賞)などが賞を受賞し、日本作品が高い評価を受けている。なお、君塚監督は『誰も守ってくれない』で最優秀脚本賞を受賞、『遺体 明日への十日間』のワールドグレイツ部門(非コンペ)の招待に続き、今回で3度目の出品になる。主演の中井さんは「エンターテインメント色の濃い本作が海外の映画祭に招待を頂けるのは画期的で、光栄だと思っています」と喜び、「出演した映画が海外の映画祭に招待されることはあったのですが、スケジュールの都合で参加出来ていませんでした。そういう意味では、初めて海外の映画祭に参加することになりますが、君塚監督、そして長澤さん志田さんら女性陣と一緒に楽しめたらと思います」と初参加となる海外映画祭に期待を抱いた。さらに、「日本を代表して行くので、リオではなくてモント“リオ”ールで金メダル(グランプリ)を獲って来られたらと思っています」と意気込んでいた。また君塚監督も、「ワイドショーの狂騒を描いたこの映画を世界の人々に見てもらえることになり、喜んでいます。朝のワイドショーは世界中で放送されている番組なので、きっと楽しんでくれるでしょう」とコメントした。本映画祭の公式上映にて初めて海外お披露目となる本作。映画祭には中井さんほか、長澤さん、志田さん、そして君塚監督が出席予定とのこと。『おくりびと』以来のコンペ部門でのグランプリ栄冠に期待がかかる。『グッドモーニングショー』 は10月8日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月28日M·A·C(メイクアップ アート コスメティックス)から、新作コレクション「M·A·C グッド ラック トロールズ」が登場。2016年8月18日(木)から数量限定発売される。今回のコレクションは、北欧の妖精"トロール"からインスピレーションを受け、カラフルな髪を持つトロール人形のように可愛らしく鮮やかなメイクを提案する。アイテムは、リップスティック、スモールアイシャドウ、グリッターなどの華やかな限定色が揃う。よれにくく、肌にきれいになじむパウダー「ピグメント」は爽やかなグリーン。透明感のあるカラーメイクを楽しめそうだ。他にもシアーライムイエローのリップスティック「キャント ビー テイムド」などヴィヴィッドなアイテムで、遊び心のあるメイクアップを楽しんでみては。【商品詳細】M·A·C「M·A·C グッド ラック トロールズ」コレクション発売日:2016年8月18日(木)※M・A・C 公式オンラインショップのみ8月16日(火)先行発売。アイテム:・リップスティック 限定4色 各3,200円+税・リップガラス 限定4色 各2,500円+税・スモールアイシャドウ 限定5色 各2,600円+税・ピグメント 限定1色 3,600円+税・グリッター 限定1色 3,600円+税・リフレクツ グリッター 限定2色 各3,600円+税・ビューティ パウダー 限定2色 各4,200円+税・クロマ クレイズ ヘア カラー スプレー 限定1色 3,800円+税・#187 スティプリング ブラシ 限定品 7,500円+税
2016年07月17日竹野内豊がテレビ朝日の連続ドラマで10年ぶりに主演、“ビジネスロイヤー”と呼ばれる企業法務を扱う弁護士をテーマにしたドラマ「グッドパートナー 無敵の弁護士」も6月16日(木)今夜の放送で最終回。神宮寺法律事務所の面々の最後の活躍が描かれる。刑事事件を扱った“法廷モノ”や詐欺、離婚などといった民事事件がテーマになることが多かったこれまでのドラマや映画と違い、ビジネス上の契約や交渉の支援やコンプライアンス関連など“企業法務”専門の弁護士たちの活躍を描いてきた本作。竹野内さんが「神宮寺法律事務所」の敏腕パートナー弁護士・咲坂健人を演じ、その元妻で同じく“ビジネスロイヤー”の夏目佳恵役に松雪泰子。そのほかに賀来賢人、國村隼、杉本哲太、山崎育三郎、「アジアン」の馬場園梓、大倉孝二らが出演している。咲坂が顧問を務めるレストランチェーン・ナギダイニングの社長夫人・名木裕子(戸田菜穂)が神宮寺法律事務所を訪ねてくる。ナギダイニングを辞め新しくフラワーアレンジメントの会社を設立したことや、ナギダイニング社長で夫の名木登志夫(橋本さとし)と離婚するつもりであることを聞かされ、咲坂も佳恵も驚がくする。裕子はもともと起業したいという意志があったのだが、ナギダイニングが軌道に乗っていたため登志夫から独立を反対されていたといい、「妻である自分のことも従業員だとしか思っていない」と感じて登志夫に内緒で新会社・花凛を設立、離婚届を送りつけたのだという。咲坂たちに離婚協議の代理人になってもらい新会社の顧問弁護士も引き受けて欲しいと頼む裕子だが、咲坂たちはナギダイニングの顧問を務めている立場上それは無理だと断る。しかし佳恵は「少し考えさせてほしい」と返事を留保。実は佳恵はヴィーナス法律事務所の代表弁護士・美山亜希子(峯村リエ)から「ウチの事務所に来ない?」と誘いを受けていた。神宮寺法律事務所を辞めヴィーナスに移れば裕子の代理人としてサポートできると考えた佳恵。離婚した元夫婦の弁護士が挑む離婚協議の結末やいかに…というのが最終回のストーリー。先日揃ってクランクアップを迎えた竹野内さんと松雪さん。本作の3か月に及ぶ撮影をふり返り「撮影中、何度か心が折れそうになった場面もありましたが、そんなときにも常に自分の前には、苦しい顔を一切見せず僕たちのために準備をしてくれるスタッフさんがいました。なかなかこういうまとまりのあるいい雰囲気の現場は少ない。まさに『グッドパートナー』でした」(竹野内さん)、「温かいスタッフさんの中でとても安心してやることができました。久しぶりに楽しい作品だったのでそれもすごく新鮮で、とにかく咲坂先生と楽しくやらせていただきました」(松雪さん)とそれぞれスタッフに労をねぎらった。また「ずっと『グッドパートナー』を応援してくださって本当にありがとうございました。最終回直前ですが、本日無事、クランクアップを迎えることができました。本当に面白いものになっていますので、最終回是非ご覧ください!」と視聴者へメッセージを送った。ドラマのタイトル通りキャスト、スタッフが“グッドパートナー”として共に作り上げた無敵の弁護士たちの物語。その最後の戦いを目に焼き付けて。「グッドパートナー無敵の弁護士」最終回は6月16日(木)21:00~テレビ朝日系にて放送。(笠緒)
2016年06月16日俳優の竹野内豊と、女優の松雪泰子がこのほど、テレビ朝日系ドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』(毎週木曜21:00~21:54)のクランクアップを迎え、互いの健闘をたたえ合った。きょう16日に最終回を迎える。同作は、企業から持ち込まれる案件を解決する弁護士軍団"ビジネスロイヤー"たちが理不尽な悪に立ち向かっていく姿を描くストーリー。竹野内と松雪は、離婚した元夫婦ながら同僚という弁護士役を演じていた。最後のカットがかかり、花束を受け取った松雪は「久しぶりに楽しい作品だったので、それもすごく新鮮で、とにかく咲坂先生(竹野内)と楽しくやらせていただきました」と充実の表情。竹野内は、撮影中に何度か心が折れそうになった場面もあったというが、「素晴らしいスタッフ、共演者、みんなに支えられてこれだけの素晴らしい作品を作ることができたと感じています」と感謝の言葉を述べた。さらに竹野内は「これまでたくさんの連続ドラマをやらせていただきましたが、なかなかこういうまとまりのあるいい雰囲気の現場は少ない。まさに『グッドパートナー』でした」と手応えを語り、「みなさんの気持ちとキャストの個性が伝わるいいドラマになったと思います!」と太鼓判を押した。今夜放送の最終回では、レストランチェーンの社長夫人・名木裕子(戸田菜穂)が、夫との離婚協議の代理人と、起業する新会社の顧問弁護士を引き受けてほしいと依頼。咲坂たちは、レストランチェーンの顧問を務めている立場上から断るが、別の法律事務所から引き抜きの誘いを受けていた夏目(松雪)は、自分が移籍すれば代理人としてサポートできるのではと考える。竹野内と松雪は「本当に面白いものになっていますので、最終回ぜひご覧ください!」とメッセージを寄せている。
2016年06月16日世界の国際映画祭で絶賛された映画『君がくれたグッドライフ』が5月21日(土)より公開される。本作は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した主人公が仲間と最期の自転車旅行に出る姿を描いた感動作で、このほど本編映像の一部が公開になった。本編映像の一部主人公ハンネスは年に1度、妻と仲間たちとともに自転車旅行をしているが、筋肉の萎縮と筋力低下をきたす難病のひとつ、ALSを発症する。余命を宣告された彼は、今年の旅行先をベルギーに決める。その理由は、ベルギーが尊厳死を許されている国だからだ。ハンネスはこれを人生最期の旅にしようと決意し、妻と仲間とともにドイツからベルギーを目指す。映像は、ハンネスの病気を知り動揺を隠せない仲間の様子と、「先のことは考えられない」と本音を打ち明ける妻キキの姿から始まる。声を詰まらせながら胸の内を話すキキの切ない表情が印象的だ。一転して、キキが苦手なスカイダイビングに挑戦する様が描かれる。実はこれは、彼らが旅の間にクリアしなければならない“課題”を出し合う恒例のゲームで、キキはハンネスが出題したこの課題をなんとか乗り越えようとする。後にその臆病っぷりが仲間たちから散々イジられるなど、笑いがあふれる旅行の一幕も映し出される。本編映像の後には予告編が収録されているが、「最後の日まで仲間と幸せに過ごしたい」と話すハンネス、彼の思いを尊重しようとするもこみ上げる悲しみを抑えきれないキキ、ふたりを支え笑顔を絶やさない仲間たちなど、こちらも愛する人のために互いを思いやる姿が胸を打つ内容になっている。『君がくれたグッドライフ』5月21日(土)公開
2016年05月18日ドイツからベルギーを目指す、ある夫婦と仲間たちの自転車旅を描く『君がくれたグッドライフ』。 “尊厳死”をテーマにした作品にもかかわらず、仲間たちの美しい旅と夫婦の愛には、涙とともに笑い声があふれ、「どのように死ぬかではなく、どう生きるかを描いた映画だ」と絶賛を受けている本作から、夫婦愛にスポットを当てた場面写真が到着。そのほかにも、5月の映画館には、さまざまな夫婦の形を描いた映画が続々と公開される。まず、そんな『君がくれたグッドライフ』で印象的なのが、気の置けない仲間たちとベルギーへの旅を選んだ、主人公ハンネスと妻キキの揺るぎない夫婦愛だ。ハンネスはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症しており、旅の中で、日に日に症状も悪化していく。キキは、そんな彼の決断を受け入れ、悲しみをこらえながら最期のときまで全力で支えようとする。長年彼と暮らし、その体調の変化や苦悩を痛いほど知るからこそ、愛する人のために悲しみをこらえ、精いっぱいの愛をぶつけていく。もちろんハンネスも、キキを愛するからこそ負担になりたくないという思いを持っている。彼らと共にベルギーへと向かう仲間にはもう一組の夫婦もいるが、彼らもまた、旅を通じてお互いの価値観と向かい合い、それを乗り越えていくことに。今回到着した場面写真では、笑顔や思い詰めた様子の表情まで、2人のさまざまな姿を捉えているが、スキンシップがとても多いのが特徴的。草食系カップルは、参考にしたいところかもしれない。さらに5月には、シェイクスピアの4大悲劇の1つを映画化した『マクベス』(5月13日公開)もある。中世スコットランドを舞台に、欲望と野心に取り憑かれたマクベス(マイケル・ファスベンダー)と夫を破滅へと向かわせてしまう妻(マリオン・コティヤール)の狂気の愛と、2人の激動の人生を壮大なロケで描く。また、鬼才・園子温監督が20代のときに書き留めていた物語をついに映画化した『ひそひそ星』(5月14日公開)は、妻で女優の神楽坂恵を主演に迎え、彼女はプロデューサーとしても参加。まさに夫婦二人三脚で作り上げた珠玉の作品となっている。そのほか、仕事ばかりで妻(ユン・ウネ)を顧みずにいた元パイロット(パク・シフ)が、彼女を亡くして初めてその想いに気づき、かけがえのないものの大切さについて描く韓中合作映画『きみの声を探して アフター・ラブ』(5月14日公開)、山口県の電気も水道もない山奥で暮らすある夫婦と彼らを支える家族の姿を足かけ25年にわたり追いかけたドキュメンタリー番組の映画化『ふたりの桃源郷』(5月14日公開)なども注目。ジャンルや製作国もバラエティに富んでいることも魅力だが、愛、信頼、共闘、友情など、とてもひと言では語り尽くせない夫婦の形。ぜひ映画館で確かめてみて。『君がくれたグッドライフ』は5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とディアンドデパートメントプロジェクトが運営する「グッド デザイン ショップ(GOOD DESIGN SHOP)」の期間限定ストアが、2016年5月18日(水)から5月24日(火)まで、阪急うめだ本店1階・コトコトステージ11にオープンする。コム デ ギャルソンからは、川久保玲デザインのチャイナジャケットやポンチョなどのタイムレスなアイテムに加え人気のコーチ ジャケットや、復刻「CDG Tシャツ」の特別カラーなど、本ストア限定のアイテムも販売される予定。一方のディアンドデパートメントからは、時代を超えて続いていく普遍的デザインを持つ日用品などの定番商品より、本イベント限定カラーが登場。また、日本各地の織物産地の生地見本を再利用し、その個性を伝えるプロジェクト「FROM LIFESTOCK」シリーズより、バッグや靴箱などが店頭に並ぶ。【店舗情報】グッド デザイン ショップ 阪急うめだ本店 期間限定ストアオープン期間:2016年5月18日(水)〜5月24日(火)会場:阪急うめだ本店1階・コトコトステージ11住所大阪府大阪市北区角田町8-7
2016年05月05日「りぼん」(集英社)で人気を博した同居ラブコメの金字塔「グッド・モーニングコール」が、動画配信プラットフォーム「FOD(フジテレビオンデマンド)」と、世界最大級のオンラインストリーミングサービス「Netflix」にて同時配信されることが決定。そしてこの度、主演に福原遥、白石隼也を迎え、さらに桜田通、荒井萌、健太郎ら若手俳優が出演することも明らかとなった。両親の都合で、一人暮らしをすることになった女子高生の吉川菜緒。ところが、引っ越しの当日、同じ部屋に別の男の子も引っ越してきたから大変!しかも彼は、菜緒が通う高校でイケメン「御三家」として有名な上原久志だった。 2人はやむを得ず、同居することに――!?原作は、1997年から2002年まで「りぼん」で連載された高須賀由枝の同名コミック。全11巻のコミックは、累計発行部数500万部を突破し人気を博し、2006年からは「Cookie」(集英社)にて大学生から社会人となった菜緒たちを描く続編「グッドモーニング・キス」が連載している。そして今回ドラマでW主演に抜擢されたのは、素直で天然な性格の主人公・吉川菜緒役に「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」の“まいんちゃん”として人気を集めた福原さん、思わぬトラブルで菜緒と同居することになるイケメンで秀才の上原久志役には、連続テレビ小説「花子とアン」ほか、映画やドラマなど多方面で活躍する 白石さんが決定。現在はモデルや女優としてマルチに活躍している福原さんは、本作について「明るくて元気な菜緒役をやらせて頂けてすごい嬉しいです。連続ドラマ初主演なので、緊張と不安もあり、毎日ドキドキワクワクしていますが、身を引き締めて頑張りたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします」と喜びを語り、また白石さんは「上原君は非の打ち所のないスーパーなキャラクターなので、僕で大丈夫なのかと不安な部分もありますが、皆さんが無理矢理にでもそう信じてくれれば何とかなるんじゃないかと(笑)。そう思って頑張ります」と正直な感想をコメントした。そのほか、菜緒の親友まりな役に新井さん、ラーメン屋のいっちゃん役に健太郎さん、阿部順役に長澤航也など、菜緒や久志の個性豊かな友達にもフレッシュな顔ぶれが勢揃い。さらにドラマオリジナルのキャラクターとして菜緒の幼馴染みにして上原久志とライバルとなる篠崎大地役に桜田通が抜擢された。原作者の高須賀氏は「連載が終了してから10年以上経っての、まさかの映像化に、胸がいっぱいです」と心境を語り、「キャストの方々はどなたもイメージにぴったりで、制作スタッフの方々も原作を大事に思って作ってくださっていて。(ドラマの中で)動く菜緒や上原くんやみんなを見られるのがとても楽しみです」と原作者も絶賛するキャスティングとコメントしている。フレッシュなキャストたちが繰り広げる同居ラブコメ。公式サイトにて公開されている予告編には同居ルールやあのキスシーンまで名場面が忠実に再現!原作ファンも興奮の作品となりそうだ。「グッドモーニング・コール」は2月12日(金)より「FOD」また「Netflix」にて配信開始。(cinemacafe.net)
2016年01月21日公益財団法人日本デザイン振興会は4日、2015年度グッドデザイン賞1,258件の中から選出する「グッドデザイン大賞」(内閣総理大臣賞)が、パーソナルモビリティ「WHILL Model A」(WHILL株式会社)に決定したと発表した。グッドデザイン賞は、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨機構。大賞は、その年に受賞したすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、最も優れたデザインと認められるものに贈られる内閣総理大臣賞で、その年のデザインおよび社会の傾向を象徴する役割を担っている。「WHILL Model A」は、身体障がい者に限定せず、個人規模の移動手段として生み出された「パーソナルモビリティ」。製品を生み出したストーリーやユーザに対する共感や姿勢、乗り物としての機能や魅力が総合評価され、新しい価値基準を生み出していることが評価された。(全得票数9167票中2875票獲得/2位「電動義手」2080票/3位「和食給食推進事業」969票)会見に出席したWHILL株式会社 代表取締役社長杉江理(すぎえ さとし)氏は、「すべての人の移動を楽しくしたい、という思いで会社を設立し、開発、販売まで3年半かかった。たくさんの方が関わってくれての受賞だと感じているので、本日の喜びを皆と分かち合いたい」とコメント。また審査委員長の永井一史氏は、「毎年、デザインの評価尺度の難しさを感じつつ3658件のエントリーの中から絞り込んで決定、評価させていただいた。今年はどれが大賞になってもおかしくなかったが、蓋を開けてみたら「パーソナルモビリティ」が群を抜いて一位という結果になった。一方向だけではなく、たくさんの側面から「デザイン」をとらえてほしいというのがあり、「パーソナルモビリティ」は足の不自由な人にこうしてあげたい、という気持ちから事業を立ち上げ、量産、販売するというところまでトータルで事業を「デザイン」しているという点が大変素晴らしかったと思う」とコメントした。○「グッドデザイン大賞候補」となっていたそのほかの7件上記7点(大賞を含めると8点)は、「グッドデザイン・ベスト100」の100点から、永井一史審査委員長と柴田文江審査副委員長および審査ユニットリーダー、フォーカス・イシュー・ディレクターが、人とものごととの新しい関わり方や、社会における新たな仕組みづくりに挑んだ先駆性などの点をふまえて選出したもの。
2015年11月04日台湾を代表する航空会社チャイナ エアラインは10月30日、ボーイング777-300ERのキャビンインテリアが2015年度「グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。グッドデザイン賞とは「くらしを、社会を、豊かにしうるのか」という視点、つまり、デザインの効果・ 効用という視点から評価・選定する。形の美しさだけではなく、品質や使いやすさ、商品として のバランスの良さ、さらには機能性や先進性、グローバル性などあらゆる角度から審査される。宋代の文人をメインコンセプトに機内をデザインし、客室の設計は宋代の文人の暮らしの場面をテーマに、ビジネスクラスは書斎をイメージして夜の明かりで本を読むようなデザインとなっている。エコノミークラスは文人の市井をイメージしている。食事で使う用具は、宋代の調度品からインスピレーションを得ており、ビジネスクラスのスカイラウンジには、長距離を移動する旅人のために書物や茶、コーヒーの香りのする憩いの場を提供している。こうしたデザインに対し、審査委員からは「同時に静かな文人の生活や食の嗜好を表現、飛行機という厳しい制約を受ける中で、素晴らしいデザインを実現、高い評価に値する」として評価されたという。現在、777型機は台北(桃園)からサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、フランクフルト線等長距離路線で運航されている。なお、10月30日~11月4日に京ミッドタウンで開催中の受賞展「グッドデザイン エキシビション2015(G展)」でも、2015度受賞デザインとして紹介されている(パネル展示)。
2015年11月01日●「グッドデザイン金賞」などが決定公益財団法人日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」の2015年度特別賞と大賞候補が10月30日、発表された。ここでは、同日に行われた記者発表会、および同日から開幕した「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」の展示の様子をお届けする。○そもそも、グッドデザイン賞とは? 概要をおさらいグッドデザイン賞は、1957年に当時の通商産業省(現・経済産業省)が創設した「グッドデザイン商品選定制度」が母体のデザインの推奨制度。日用雑貨から家電などの工業製品や建築物といった製品は構造物だけでなく、ソフトウェアやサービス、取り組みなどあらゆる物事を対象とし、これまでに受賞総数4万件を超える、世界でも有数の規模と歴史を持つデザイン賞だ。受賞したデザインには"Gマーク"を付けられることでも知られている。審査は、毎年春の応募から書類による一次審査、現物による二次審査を経て、まずは「グッドデザイン・ベスト100」が選出され、さらにその中から特別賞が選ばれる仕組み。審査員には日本のデザイン界を代表するデザイナーや建築家など約80人で構成される審査委員会で行われる。○今年の「グッドデザイン・ベスト100」一例今年の応募総数は3,658点。9月28日に、その中からまずは1,337点が2015年度グッドデザイン賞として選出され、このほど審査委員会の協議により、5つの部門の特別賞が計50点決定し、発表された。まずは「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」は19点が選出。時代的課題をより高度に解決した質の高いデザインに送られる賞で、身近なところではパイロットコーポレーションのボールペン「フリクション」やパンをスチームで焼き上げるバルミューダの「ザ・トースター」、4月8日に開港した成田国際空港第3ターミナルのプロジェクトなどが受賞した。○「グッドデザイン金賞」一例その他には、中小企業の浴的な取り組みを顕彰する「ものづくりデザイン賞」(9点)、地域活性化をめざす総合的な取り組みに授与される「地域づくりデザイン賞」(4点)、来るべき社会の礎を築くデザインに与えられる「未来づくりデザイン賞」(17点)、震災復興に寄与するデザインを表彰する「復興デザイン賞」(1点)の各特別賞が発表された。○「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」一例また、グッドデザイン賞の最高の栄誉にあたる「グッドデザイン大賞」の候補8点も合わせて公表された。同賞は、審査員、グッドデザイン賞受賞者、および11月4日まで開催される「グッドデザイン賞の展示会場内で受け付ける来場者の投票(投票受付は11月3日まで。4日に結果発表)により決定する。●「グッドデザイン大賞」の候補を公開○審査員の総評10月30日に行われた「グッドデザイン賞特別賞発表会」に登壇した、日本デザイン振興会理事長の大井篤氏は「近年、社会の中でデザインの役割がますます大きくなっている。こうした時代環境を踏まえて、審査の過程においては、新たな試みとして社会やわれわれ一人ひとりが解決しなければならない問題・課題について、12の"フォーカス・イシュー"という形にまとめて、それらにデザインがどのように働きかけるかに目を向けることで、デザインの本質的な役割はもとより、これからの暮らしや社会を形づくる上で種になりうるもの見いだすことに努めた」と説明した。フォーカス・イシューとして掲げられたのは、「地域社会・ローカリティ」、「社会基盤・モビリティ」、「地球環境・エネルギー」、「防災・減災・震災復興」、「医療・福祉」など、社会が抱える12項目の課題だ。また、審査委員長を務めた永井一史氏も「グッドデザイン100の中から、暮らしを豊かにしていく審美性に加えて、フォーカス・イシューの視点を導入することで、より広い観点から評価したものが特別賞として選ばれている。デザインが社会の中で毛細血管のようにあらゆる場所や地域に流れはじめている今、特別賞の中にあるデザインの多様な領域や外見だけでなく、その中にあるプロセスやそれがもたらす価値やそういう観点でデザインを注目していただければありがたい」と語り、今年度の審査における新しい試みへの理解を求めた。同じく今年度から審査副委員長に就任した柴田文江氏は「これまでデザインというのはプロジェクトや問題に対して対面して物をつくってきた傾向にあったと思うが、今年は問題の内側に入って当事者が抱える問題を丁寧にひもといたものが今回ベスト100の中に多く見られたと感じる」と総評した。○グッドデザインを一覧できる「G展」2015年度のグッドデザイン賞受賞デザインやロングライフデザイン賞などを集めた「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」は、東京・六本木の東京ミッドタウンで11月4日まで開催。開場時間は11時から20時まで(最終日は17時30分まで)。入場料(6日間共通)は大人1,000円、中学生以下は無料。展示の他に、グッドデザイン・ベスト100に選ばれたデザイナーによるプレゼンテーションやトークイベントなども予定されている。ちなみに、参加することで同展のチケットが無料で入手できる参加型コンテンツ「MEETinG」も実施中。気になる人はぜひ参加してから、会場に足をはこんでみては。
2015年10月30日メモリアルアートの大野屋はこのほど、同社が開発したミニ骨壺タイプの手元供養商品「ソウル プチポット 彩(さい)」が、「2015年度グッドデザイン賞」を受賞したことを明らかにした。「ソウル プチポット」は、故人の遺骨や遺灰の一部を納められるミニ骨壷。部屋に安置して身近に供養できることから、いつでも故人との絆を身近に感じたい人や、お墓が遠方にあって墓参りが頻繁にできない人などを中心に支持されているという。グッドデザイン賞を受賞した「彩(さい)」は、ガラス工芸作家・後藤あんな氏とコラボレーションして開発。ブランド初のガラス素材製で、透明感がありながら、すりガラスの柔らかな色合いが特徴となっている。一つひとつ吹きガラスの技法を用いて作る丸みのあるフォルムで、あたたかみを感じさせるだけでなく、遺骨を納めるのにふさわしい安定感も備えている。表面の模様は、色ガラス粒を本体ガラスに溶かして、ガラスの吹き具合や間合いを調整することで作り出す世界に一つだけの模様であるという。グッドデザイン賞の審査委員会は、「骨壺を暮らしの中に取り込むに際し、外から遺骨が見えない配慮は大事になるだろう。『彩』では、ガラス部に施されたブラスト加工と色面によって、外からは内部の遺骨が見えないようにシールドされる容器デザインに仕上げられており、ユーザーの気持ちに寄り添うものとなっている」と評している。カラーは新緑、花ガスミ、サクラ、ラベンダー、ソラ。価格は各3万8,000円(税別)。なお、同商品は10月30日~11月4日まで東京ミッドタウンで開催する受賞作品展「グッドデザインエキシビジョン2015」にて展示される。
2015年10月01日イワタは、同社の開発したフォント「イワタミンゴ」が2015年グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。この受賞に際して、10月1日よりフォントのディスカウントキャンペーンを実施する。イワタミンゴは、明朝体のシャープさ・可読性と、ゴシック体の強さ・整斉さを兼ね備えたフォント。開発背景には、従来の印刷媒体向けフォントが電子機器上で長文を読むのには向かないといわれていることがあり、ディスプレイ上での可読性の高さを目的としてデザインされている。また、この受賞に際しての同賞の審査員(廣村正彰氏、齋藤精一氏、中谷日出氏、レイ・イナモト氏)からは、「『イワタミンゴ』は、明朝体とゴシック体の良いところを併せ持ち、デジタルメディアでも読みやすい。汎用性が高く、UDフォントとしての活用も期待できる。これからの時代のスタンダードとなりえる書体のひとつとして評価した」とのコメントが寄せられている。なお、グッドデザイン賞を受賞したことを記念して、「イワタミンゴ」の特別セールが10月1日~11月30日まで実施される。「イワタミンゴM/D/B/E」(OpenType Pro版)1書体は、定価1万8,000円より30%OFFの1万2,500円(税別)。「イワタミンゴNP-M/D」(OpenType U-PRESS版 TrueType U-PRESS版)、「S-イワタミンゴNP-B/E」(OpenType U-PRESS版 TrueType U-PRESS版)は、1書体あたり3万8,000円(定価)から30%オフとなり、2万6,500円(税別)で提供される。
2015年09月30日日本デザイン振興会は29日、「2015年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。このたびグッドデザイン賞を受賞したのは、審査対象となった3,658件のデザインから選ばれた1,337件(受賞企業は909社)。これらの中には、「グッドデザイン大賞」をはじめとする特別賞各賞の候補となる100件である「グッドデザイン・ベスト100」が含まれるほか、同会が東日本大震災からの復興促進を目的に2011年から実施されている特例措置枠での受賞が60件、海外事業連携の一環となるタイ、インド、シンガポールからの受賞51件が含まれる。また、10年以上の長きにわたり生産と販売が続けられ、ユーザーから親しまれてる製品などに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」には、ニコンの「Nikon F6」やニベア花王の「ニベアクリーム」など33件が受賞した。すべての受賞対象は、グッドデザイン賞の公式Webサイトで確認できる。今回の審査について、2015年度グッドデザイン賞の審査委員長・永井一史氏は公式Webサイト上で、「今回のグッドデザイン賞では、デザインがいま向き合うべき重要な領域を「フォーカス・イシュー」として定め、さまざまな社会課題とデザインとの関わりに評価のポイントを置くととともに、応募されたデザインの意義や価値をこれまでにも増して深く読み解くことを心がけました。」とコメントしている。なお、グッドデザイン賞およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞の受賞対象は、10月30日~11月4日に東京都・六本木の東京ミッドタウンにて開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2015」(G展)に出展され、10月30日に「グッドデザイン特別賞各賞」および「グッドデザイン大賞候補」が、11月4日には「グッドデザイン大賞」が決定、発表される予定となっている。
2015年09月30日グッドデザイン賞を主催する日本デザイン振興会は29日、「2015年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。2015年度は、ここ10年来最多となる3,658件の審査対象の中から1,337件がグッドデザイン賞を受賞している。自動車関連では、マツダの新型「ロードスター」、トヨタ自動車の燃料電池自動車(FCV)「ミライ」、スバル(富士重工業)の運転支援システム「アイサイト」が、審査委員会により特に高い評価を得た100件「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、グッドデザイン金賞等特別賞の候補となっている。マツダ「ロードスター」は、ウィンドスクリーンを従来より後方に移動させて伝統的なプロポーションを強調しながら、車体前後を大胆に絞り込むことでモダンな表情を与えることにも成功。アルミ製フロントフェンダーは限界まで絞り込みを行い、灯火類は限られた面に収めるべくLED化されるなど、妥協を廃したものづくりなどが審査委員に評価された。トヨタ自動車「ミライ」は、水素タンク、燃料電池スタック、モーター、バッテリーなど、多くの機器を車体に搭載しなければならない燃料電池自動車をセダンタイプにまとめた工夫などが評価されている。スバル「アイサイト」は、世界に先駆けて実用化された独自開発の運転支援システムであり、衝突回避のみでなく、追従走行、車線維持など、来るべき自動運転のクルマ社会に必須となる先進的な機能を、いち早く実用化してきた貢献は非常に大きいとの評価を得た。その他に、オートバイでは、スズキ「レッツ/レッツG」、ホンダ「タクト」、ヤマハ発動機「YZF-R1」が、自動車では、スズキ「アルト」「アルト ラパン」「エブリイ/エブリイ ワゴン」「ソリオ/ソリオ バンディット」「SX4 S-CROSS」、ダイハツ工業「ムーヴ」、マツダ「CX-3」、スバル「レガシィ B4」「レガシィ アウトバック」、トヨタ自動車「アルフォード/ヴェルファイア」、いすゞ自動車「エルガシリーズ」などがグッドデザイン賞を受賞している。
2015年09月30日日本デザイン振興会は、グッドデザイン賞の受賞展示イベント「GOOD DESIGN EXHIBITION 2015 (G展)」を開催する。会期は2015年10月30日~11月4日。会場は東京・六本木の東京ミッドタウン。入場料は一般1,000円。本展は、2015年度グッドデザイン賞の受賞デザインを中心に、これまでの受賞デザイン約1,000件以上を展示するイベント。今回は「MEETinG(ミーティング)」をテーマに据え、人々が新しいグッドデザインと出会い、その価値を共有できるような新プログラムを多数展開する。その1つとして、同賞初となる参加型スペシャルサイトが9月に公開される。ユーザーがグッドデザイン賞の中からお気に入りを選び、シェアできる機能を持ったサイトとなる予定で、参加するともれなくG展に招待されるほか、同賞の審査委員らが選ぶ「私の選んだGマーク」ページや、みんなの人気ランキングといったコンテンツも企画されている。さらに、同賞で特に高い評価を得た「グッドデザイン特別賞」や「グッドデザイン・ベスト100」、社会の課題にアプローチする「フォーカス・イシュー」など、キーとなる要素を活かしたゾーニングやディスプレイを展開。あわせて、審査委員によるデザイン解説や、「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれたデザイナー100名が登場するプレゼンテーションも実施されるという。このほか、長く親しまれているデザインに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」の受賞作品展示や、受賞アイテムが買える期間限定のショップもオープン。さらに、2015年度にもっとも多くのグッドデザイン賞を獲得した企業の受賞デザインをトータルに紹介する特別展示「グッドデザイン・スーペリアカンパニー2015」や、さまざまな切り口の解説付きで会場を巡る「グッドデザイン・ガイドツアー」も実施予定となっている。
2015年07月10日キューバの米海軍基地で起こった殺人事件をきっかけに、軍隊の正義と悪がむき出しになる法廷劇、『ア・フュー・グッドメン』。アーロン・ソーキンが脚本を手がけ、ブロードウェイでロングランを果たした今作は、トム・クルーズ主演の映画によってより広く知られるようになった。この作品が再び舞台に戻ってくる。しかも今回は、たった7人の出演者によって演じられることに。鈴木勝秀が演出を手がけ、ドラマ『ファーストクラス』や『昼顔平日午後3時の恋人たち』などで最近頭角を現している淵上泰史が初舞台にして初主演を飾る。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報公開ゲネプロの前に行われた取材で、「何の心配もない」と余裕の表情を見せる鈴木とは対照的に、「とにかく緊張しています」と淵上。淵上演じるキャフィ中尉とともに被告の弁護を務めるギャロウェイ少佐役の瀬奈じゅんは、「法廷シーンでは高揚感があります」と笑顔。事件の秘密を握るジェセップ大佐を演じる田口トモロヲは「ここまで大きな権力を持った役は初めて。『俺もとうとう(映画でこの役を演じた)ジャック・ニコルソンまできたか』と思いました」と報道陣を笑わせた。ゲネプロが始まると、ステージの空間は鉄条網が張られた高いフェンスによって囲まれ、他には小さな台がふたつ置かれているだけ。この究極にまで削ぎ落とされたセットが、ときにはキューバ基地の内側に、そしてときにはワシントンの法廷になる。鈴木が「想像をかきたてることこそ演劇の醍醐味」と語っていたとおり、セットが全く変わらないのに、キャストの振る舞いによって場面の変化がきちんと伝わってくる面白さがある。淵上演じるキャフィ中尉の、軽くてちょっと適当な感じが口のきき方や佇まいから伝わってくる。ところが彼は様々な真実を知るうち、初めて本気で正義のために戦う決意をする……。時間が経つほどに真剣な面持ちになってゆくキャフィだが、圧巻はやはりクライマックスの、法廷でジェセップ大佐と対決するシーンだ。音楽も入らず、照明も変わらず、これまで以上にストイックな空間のなか、ふたりが対峙する。若く必死なキャフィに、落ち着き払った大佐。ところが途中から、キャフィの言動に序盤の軽みが戻って来る。そこからの数分間は役の上での対峙にベテランの田口に若さで食らいつく淵上という構図が重なり、観る側も緊張と興奮がぐんぐん高まっていく。「若さ、体力、鮮度どれをとっても淵上くんにはかなわない。そのぶん、芝居でコテンパンにできたら」と冗談まじりの田口に、「思いっきりぶつかりたい」と淵上。ふたりの対決をぜひ目に焼き付けてほしい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文/釣木文恵
2015年06月19日2014年に行われた自動車レース「SUPER GT 2014」GT300クラスでシリーズチャンピオンを獲得したレーシングカー「グッドスマイル 初音ミク BMW」がミニカーとして商品化され、2015年10月に発売されることが決定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受付中で、価格は8,148円(税別)。"7年目の正直"をスローガンに挑んだ2014年、片山右京監督をはじめとした「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」は、日本最高峰の自動車レース「SUPER GT」にレーシングミクをデザインした「BMW Z4 GT3」で参戦。11月15日~16日に開催された最終戦の「ツインリンクもてぎ」で3位でゴールし、「SUPER GT 2014」シリーズ2度目のドライバーズチャンピオンを獲得、悲願の王座奪還を果たした。今回は、記念すべき「グッドスマイル 初音ミク BMW」が、1/32スケールのミニカーとして登場する。『グッドスマイル 初音ミク BMW 2014 シリーズ優勝Ver.』は、スピード感あふれるカラーリングはもちろん、スポンサーロゴにいたるまでシリーズ最終戦時のデザインを緻密に再現。ボディの材質にABS樹脂を採用し、抑揚のついたグラマラスなボディを見事に表現している。全長は約140mm。商品価格は8,148円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約受付は、2015年7月1日21:00。商品の発売および発送は、2015年10月を予定している。(C)おぐち / Crypton Future Media, INC. www.piapro.netcostume designed by コヤマシゲトThe BMW logo and the BMW wordmark are trademarks of BMW AG and are used under License.
2015年06月10日1992年公開の同名映画で知られる『ア・フュー・グッドメン』が、鈴木勝秀演出により日本オリジナル版で上演される。米海兵隊基地で起きた殺人事件をめぐるサスペンス法廷劇。演出の鈴木は「改めて観ると、今の時代に非常にマッチした題材。キューバとの国交正常化が動いていたり、米軍内の他の問題や、今後の日本の話含め、よりリアルに感じられるのでは」と語る。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報キャストには注目の俳優たちが顔を揃えた。映画版ではトム・クルーズが演じた主役のキャフィ中佐は、今作が初主演舞台となる淵上泰史。「最初お話をいただいて鈴木さんとお話するまで、どの役をするか聞いてなかったんです。鈴木さんのお話を聞く中で、『あれ?トム・クルーズの役……って事は・・・・・・?』と。とりあえず、一度部屋の窓から外を見ました、落ち着くために(笑)」(淵上)。思わぬ大役に動揺したものの、「断る理由は何ひとつないですし俳優として勝負しなければ、という気持ち」から快諾。鈴木はそんな淵上に「僕が演劇において重要視しているのが声。お会いして声を聞いて、大丈夫だと直感した」と太鼓判を押す。キャフィと対峙することになるジェセップ大佐役は、鈴木が全幅の信頼を寄せる田口トモロヲ。映画版ではジャック・ニコルソンが演じた役だ。「映画を昔観た時、ジャック・ニコルソンがやりたい放題やっていて突出していた印象が強かった。役者として勝負、じゃないですけど(笑)あんなに印象的な先代がいるのに、なおかつこれをどう料理するか……それは大変なことで。でもスズカツだったらなにか勝算というか面白さを見出して僕をチョイスしてくれたんだろうなと。ジェセップは権力の象徴とも言える役なので、今だからこそできるものを演じたい」(田口)鈴木が感じるこの作品の魅力は、時代との親和性だけではない。「人間の歴史の中で常に存在する対立概念、正義と悪、戦争と平和。でもそれは結局、人間の存在そのものが、その矛盾する概念を内包している、ということなんですよね。だから、普遍的なテーマとしてあらゆる作家が取り上げる。今回の作品を観た人にどういう回答を出して欲しいか、というのは少なくとも僕にはない。でもこういう出来事があり、これを演劇や映画にした人が居る。その事実は面白いと思うんです。人間の矛盾した部分を観るのは嫌なことでもあるけど、同時に面白さでもある。そこを感じていただけたら」(鈴木)公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:川口有紀
2015年05月22日4月17日(金)より劇場公開されるリース・ウィザースプーン主演『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』。『ゴーン・ガール』など作品のプロデュース業や、女優としても本年度アカデミー賞「主演女優賞」にノミネートされるなど、ますます活躍の幅を広げているリースから、本作への出演について語ったコメントがシネマカフェに到着した。1983年、アフリカ大陸のスーダンでは内戦が始まり、数万人の子どもたちが両親の命と住む家を奪われた。13年後、アメリカとスーダンが協力し、難民キャンプで育った3,600人の若者たちが全米各地に移住することに。突然、自由の国への切符を手渡された若者たちと、彼らを受け入れたアメリカ人たちとの間には、“やさしい嘘”から生まれたドラマがあった――。実話をベースにした物語を、『ビューティフル・マインド』でアカデミー「作品賞」と「監督賞」に輝いたロン・ハワードが製作、『ぼくたちのムッシュ・ラザール』でアカデミー「外国語映画賞」にノミネートされたフィリップ・ファラルドーが監督した本作。3児の母として、プロデューサーとして、女優として、多忙を極めるリースは、「私のホテルの部屋を見るべきだわ。今日の朝は、パンケーキがあって、ミルクがあって、10代の子どもたちがいて、とにかくカオスだったから」と和やかに語る。本作で難民の兄弟に職業を紹介する女性キャリーを演じたことについて、母親であることは演じ方に影響していたようで、「それは、絶対そうね。母親としては、子どもに関係する役は何でも、より強烈に共感するものだから」と明かした。それだけ多忙を極める彼女が、本作を選んだのは、マーガレット・ネイグルによる脚本が優れていたからだという。「彼女がどれだけのリサーチをしたのかよく分かるの。というのも、私は役を演じるにあたり、ドキュメンタリーを見たんだけど、すべて本当に完璧に正確に描かれていたから。だから、私はこの映画がやりたいと思った。実際、マーガレットに会って、フィリップ(・ファラルドー監督)に会って、本当に素晴らしいと思ったわ」とふり返って語る。「自分の人生に感謝する瞬間ってこれまでにもたくさんあったけど、こうやってほかの人の視点から自分たちの持つ特権や、どれだけの機会に恵まれているのかを知らされることって珍しいから。それが教育であれ、医療であれ、食べ物であれ、飲料水であれね。それからこの作品には、家族に対する素晴らしいメッセージがあると思ったの。自分たちの子どもを連れて観ることができる、素晴らしい作品だとも思ったわ。もちろん私の子どもも連れて行くつもりよ」と話してくれた。タイトルの『グッド・ライ』とは、自分ではなく誰かのためを思ってつく“よいウソ”のこと。リースもそうした嘘をつくことがあるのかといえば、「もちろん。だって、俳優って仕事自体が、ウソをつくのがすごく上手いってことだと思うから(笑)。でしょ?」と、笑顔を見せるリース。劇中で彼らがどんな“ウソ”をつき、物語が変わっていくのか。その行く末は劇場で確かめてみて。『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グッド・ライ~いちばん優しい嘘~ 2015年4月17日よりTOHOシネマズシャンテほか全国(C) 2014 Black Label Media, LLC. All Rights Reserved.
2015年04月13日『ラッシュ/プライドと友情』のロン・ハワードが製作を、リース・ウィザースプーンが主演を務めた感動作『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』の漫画ポスターが映画館に掲出される。映画のストーリーをコミックのようにまとめた5種類のポスターだ。その他の写真映画は、内戦によって孤児になり、危険な状況を何とか生き抜いて成長し、米国各地に難民として移住してきた“ロストボーイズ”と呼ばれるスーダンの若者たちと、彼らに職業を紹介するウィザースプーン演じる女性キャリーの交流を描いた作品。ポスターは全5種類で、ロストボーイズたちがアメリカに行くまでを描いた“スーダン編”にはじまり、キャリーに出会う“出発編”、アメリカでの生活に圧倒される“新生活編”、就職活動の顛末を描いた“就活編”、巨大スーパーで働く“初めてのお仕事編”が登場した。いずれもストーリーの流れに沿って劇中の画像を使いながら物語やキャラクターをコミカルに紹介。右も左もわからない場所で迷いながら懸命に生き、家族を愛するロストボーイズたちの姿や背景がひと目でわかるようになっている。ポスターを制作した宣伝プロデューサーは「スーダンからきたロストボーイズ達と、彼らを受け入れるリース・ウィザースプーンが演じるキャリーのカルチャーギャップを、楽しくわかりやすく伝えたい、という気持ちで作りました。難民というと日本人にあまり接点がなくピンとこない方が多いと思いますが、同じ人間同士驚いたり笑ったりしながら紡がれる彼らのドラマを知ってもらうきっかけになれば」とコメント。ポスターが現在、東京のTOHOシネマズみゆき座に掲出されており、今後、掲出劇場は広がる予定。多くの映画ファンがロビーなどでロストボーイズたちの奮闘ぶりを目にすることになりそうだ。『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』4月17日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年03月25日トーシンパートナーズはこのほど、2014年にグッドデザイン賞を受賞したマンションシリーズ「ZOOM」の最新物件「ZOOM目黒」の販売を開始した。○専有部は開放感のある空間に「ZOOM」は、「Safety」「Sense」「Practical」をコンセプトにしたマンションシリーズ。「ZOOM池尻大橋」は2014年にグッドデザイン賞を受賞している。物件の所在地は、「2015年版 みんなが選んだ住みたい街ランキング 関東版」(リクルート住まいカンパニー)で、11位から4位に躍進した目黒。同エリアは、再開発による大規模マンションや超高層オフィスビルの建設が進んでいる他、個性的な店舗、カフェ、レストランなど飲食店も充実しており、注目が集まっているという。専有部は、多くの光と風が入るように窓を大きく設計。ロフト付の住戸では、洋室の天井高が3.5m以上と開放感のある空間を演出している。ナチュラルでスタイリッシュなエントランスや、コンクリート打ちっぱなしの外観は、周囲の環境にマッチするデザインを意識したもの。場所は東京都目黒区下目黒3-284-6。専有面積は25.790~57.242平方メートル。
2015年03月07日『ラッシュ/プライドと友情』のロン・ハワードが製作を、リース・ウィザースプーンが主演を務めた感動作『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』の予告編映像が公開になった。本作は、内戦によって家族を失い、故郷を追われてアメリカにやってきたスーダンの若者たちと、職業紹介所の女性の交流を、実話を基に描いたさわやかな感動作だ。予告編映像このほど公開された映像に登場するのは“ロストボーイズ”と呼ばれるスーダンの若者たち。彼らは内戦によって孤児になり、危険な状況を何とか生き抜いて成長し、米国各地に難民として移住してきた。彼らは当然のようにアメリカに知り合いはおらず、職もないが、それどころか彼らは電話を見ることすら初めてだ。そんな彼らに職業を紹介するのがウィザースプーン演じる女性キャリーだ。彼女は当初、ロストボーイズたちの存在を面倒に感じていたが、右も左もわからない場所で迷いながら懸命に生き、家族を愛する彼らと行動を共にする中で変化を遂げていく。予告編には初めてアメリカにやってきた彼らが、様々な“初めて”に出会い、右往左往する姿がコミカルに描かれる一方で、難民である彼らの真のさみしさに気づいてキャリーが変化していくさまも描かれる。ちなみにタイトルの“グッド・ライ”とは、物事をよくするために、自分ではなく誰かのことを想ってつく“よいウソ”のこと。劇中で彼らがどんな“よいウソ”をつき、人々が前向きになるのかも気になるところだ。『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』4月17日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年02月13日フル・マインド』のロン・ハワードが製作を、リース・ウィザースプーンが主演を務めた感動作『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』が4月17日(土)から日本公開されることが決まり、ポスター画像が公開になった。その他の写真本作でウィザースプーン演じるキャリーは、カンザスシティーの職業紹介所の女性。彼女は内戦によって両親をなくし、住む家を奪われ、難民としてアメリカにやってきたスーダンの若者たちの面倒を見ることになる。しかし、彼らは電話を見るのも初めてで、自動車に乗れば一瞬で酔ってしまうなど、次々にトラブルを起こしてしまう。映画は、彼ら“ロストボーイズ”の成長と、その過程でキャリーが変化を遂げていく過程を描く。監督を務めるのは『ぼくたちのムッシュ・ラザール』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされたフィリップ・ファラルドーで、実話を基にして本作を作り上げた。ウィザースプーンは「私が演じたキャリーは都会によくいる独りで生きてきたタイプの人間なの。それが突然、ロストボーイズたちの面倒を見ることになる。当然最初は彼らを理解できないんだけど、次第に彼らの人生に引き込まれ、彼女の心は開かれていくの。これはふたつの異なる世界が出会う話なのよ。とれも豊かで実りのある経験になったわ」と撮影を振り返っている。『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』4月17日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年01月30日トーシンパートナーズは11月末より、「ZOOM新宿南」を発売開始した。○グッドデザイン賞受賞「ZOOM」シリーズの10番目のマンション同社は、「SAFETY」「SENSE」「PRACTICAL」をコンセプトに、「ZOOM」マンションシリーズを展開。今年度は、「ZOOM池尻大橋」がグッドデザイン賞を受賞している。これまで販売された物件の賃貸も好調で、住まいとしてのマンションのみならず、投資物件としても高い評価を得ているという。同シリーズでは、女性が1人でも心から安心して住めること。一時期の流行を追うのではなく、普遍的な美しさが感じられるセンスのある住居であること。そして、「ほかのマンションにもあるから」といった理由ではなく、使いやすさを追求した機能美のある部屋を提供している。同物件は、2014年グッドデザイン賞を受賞した「ZOOM」シリーズの10番目となるマンション。1日360万人以上が利用する新宿駅が徒歩圏となる、都庁を中心とした副都心の高層ビル街と隣接したエリアに立地。都内のどこに出るにも利便性が高く、デパート・ブランドショップ・量販店などの旗艦店の数々が歩いて行ける距離となる。さらに、都会のオアシスとして名高い新宿御苑が眼前に広がるプレミアムな物件となっている。全国の不動産投資家、都心のシングル・コンパクトマンションの購入を検討する人に向けに、ステューディオから1LDKの間取りを用意した。また優れた立地条件だけでなく、吹き抜けのエントランスや、洋服をまとったようなファッション性の高い外観で、指名での賃貸申し込みも多く得ているという。所在地は、東京都渋谷区千駄ヶ谷5-31-2(ZOOM新宿南First)および5-30-1(ZOOM新宿南Second)。構造・規模は、鉄筋コンクリート造 地上13階建。建物竣工は11月25日(検査済証取得日)で、入居予定は、平成26年12月下旬。間取りは、ステューディオ・1LDK。価格帯は3,320万円(2戸)~6,060万円(1戸)で、最多価格帯は3,400万円台(27戸)となる。
2014年12月16日旧万世橋駅の鉄道遺構をリノベーションし、2013年9月にオープンした商業施設「マーチエキュート神田万世橋」が、2014年度グッドデザイン特別賞の「グッドデザイン・未来づくりデザイン賞」を受賞した。日本デザイン振興会が11月4日に発表した。旧万世橋駅は1912(明治45)年に中央線のターミナル駅として開業。中央線が東京駅まで延伸した後、1943年に営業を休止したが、その後も赤レンガ高架橋や旧ホーム部、階段は残されたままとなっていた。「マーチエキュート神田万世橋」はこの遺構をできる限り残し、必要最低限の補修を加えるのみで駅開業当時の姿を再現。新たに設置する素材もシンプルで力強いものを使用し、全体の景観を損なわないように配慮したという。空調をはじめ、通常は天井に配置する設備も床置きとし、既存のアーチ曲線を引き立たせた空間としている。神田川に沿った北側の壁は全面ガラスサッシに替え、外部にデッキを設けることで、川との一体感を創出している。今回の受賞にあたり、グッドデザイン賞の担当審査員は、「長らく使われることなく放置されていた旧万世橋駅が、単なる改築にとどまることなく魅力的な商業施設として再生され、『サロン』が正に生み出されている点が素晴らしい。市民からも好感を持って受け入れられている点も高く評価したい」とのコメントを発表している。
2014年11月07日日本デザイン振興会が11月4日に発表した2014年度グッドデザイン特別賞にて、ゆりかもめの新型車両7300系が「グッドデザイン・未来づくりデザイン賞」を受賞した。同賞は、「来るべき社会の礎を築くデザイン」と認められたものに特別に授与される賞。ゆりかもめ新型車両7300系は、1995年の開業当時から活躍する7000系車両の代替車両として新造され、今年1月から営業運転を開始した。開発にあたり、鉄道などの大型輸送交通システムより下位に見られがちな新交通システムのチープなイメージを払拭し、東京オリンピックを見据えて国内外に向けて日本型新交通システムの地位牽引を果たしてほしいとの思いを込めたという。快適性の向上や輸送力増強、バリアフリーへの配慮などにも工夫を凝らし、シート形状改善による乗り心地の向上、新型台車の採用による車内幅の拡大、優先席と車いすスペースの拡張などを実施。先頭前面ガラスも大型化し、観光客向けに眺望性も高めた。こうした取組みについて、グッドデザイン賞の担当審査員は、「従前のゆりかもめのデザイン水準を大幅に引き上げる革新的な工夫がこらされている。オリンピック・パラリンピックを迎える東京臨海部の顔としての公共交通をリノベーションさせた素晴らしいデザインといえよう」と評価している。
2014年11月06日2014年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)の特別賞が4日に発表され、マツダ「デミオ」とダイハツ「コペン」がグッドデザイン金賞を受賞した。グッドデザイン賞は1957年に創設された日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度。2014年度の特別賞は、「グッドデザイン・ベスト100」の中からグッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)をはじめ、グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)、グッドデザイン・未来づくりデザイン賞(経済産業省商務情報政策局長賞)などが贈られた。マツダ「デミオ」は、新世代技術「SKYACTIV技術」と新デザインテーマ「魂動 - Soul of Motion」を全面的に採用した新世代商品の第4弾。国産コンパクトカーの常識を打ち破るデザインとテクノロジーをリーズナブルな価格で実現したことが評価され、「2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞した。グッドデザイン金賞の受賞に際し、「疾走する猛獣を思わせる緊張感あふれる面の張り、スピード感あふれる線の動きは、5ナンバー枠内で構築したとは思えぬほど躍動的」「インテリアはクラスの水準を抜く質感の高さもさることながら、前輪の位置を従来より前に出すことで、サイズを忘れさせる自然な運転姿勢を実現。自動車の根源的な喜びを五感で堪能できる」と、審査委員も「デミオ」を評価している。今年6月に発表されたダイハツ「コペン」は、新骨格構造「D-Frame」や、内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」の採用により、「感動の走行性能」を提供し、「自分らしさを表現できるクルマ」に。「スポーツカーにふさわしい走行性能の高さと彫りの深い大胆な造形を両立。外板は着せ替え可能となり、ユーザーが自分好みのボディを選択することで個性を表現するという、新しい自動車との付き合い方を提案している」と審査委員から評価された。ダイハツは昨年度の「タント」に続き、2年連続のグッドデザイン金賞受賞となった。
2014年11月05日日本デザイン振興会は4日、2014年度グッドデザイン賞1,258件の中から選出する「グッドデザイン大賞」(内閣総理大臣賞)が、デンソー+デンソーウェーブの産業用ロボット「医療医薬用ロボット VS050 SII」に決定したと発表した。「医療医薬用ロボット VS050 SII」は、はクリーンルームなど滅菌環境下での作業を想定した、主に食品や医薬品、半導体などの製造工場で使用される産業用垂直多関節ロボット。 滅菌洗浄に耐性のある表面処理を施したことで、これまでは人間の手による作業が必要だった滅菌環境下での工程を一部代替可能で、生産工場の自動化・省力化に貢献するという。会見に出席したデンソーウェーブ・柵木充彦代表取締役社長は、「なめらかな表面の仕上げなど、このデザインを具体的な製品として仕上げるにはハードルがあったが、デンソーとデンソーウェーブで議論をしながら開発を進めて実現することができた」とコメント。また、デンソー・伊藤義人デザイン部長は、「ビス穴はコスト上露出させざるを得ないことが多い部分だが、穴には菌が溜まるため、それを隠すようデザインを行った。難しいテーマにチャレンジし、"本来のデザイン"を追求した結果で大賞をいただけたというのは本当に光栄です」と語った。そのほか、大賞の発表と共に、いわば「優秀賞」的な立ち位置の「グッドデザイン金賞」をはじめ、「グッドデザイン・未来づくりデザイン賞」、「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」、「グッドデザイン・地域づくりデザイン賞」といった特別賞の受賞内容も発表された。
2014年11月04日●「デザインの庭」がコンセプトの会場構成日本デザイン振興会主催による「グッドデザイン賞」の最新の受賞作品すべてが展示される「グッドデザインエキシビション 2014」(G展)が、東京都・東京ミッドタウンにて11月4日まで開催されている。ここでは、同展の会場の様子をレポートする。グッドデザイン賞は、1957年に通商産業省(現・経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」。50年以上の長きにわたり、デザインが優れた作品に送られている、日本で唯一の総合的デザイン評価・ 推奨の仕組みだ。「グッドデザインエキシビション 2014」(G展)では、当年度のグッドデザイン賞を受賞した1,258件すべてが展示されると共に一般投票が実施されている。この後、審査委員によって審査が行われたのち、11月4日に「グッドデザイン大賞」ほか特別賞各賞が選出・発表される流れとなっている。審査委員は、深澤直人、佐藤 卓、廣田尚子、渡辺弘明、山本秀夫、柴田文江、櫛勝彦、橋田規子、安次富隆、朝倉重徳、山田晃三、古谷誠章、安田幸一、永井一史、暦本純一、南雲勝志など、デザイナーのみならず建築家や学者、ジャーナリスト、企業経営者など、多様な分野の最前線で活躍する71名が務める。○「大賞候補」と「ベスト100」が勢ぞろいG展のメイン会場となる第1会場(東京ミッドタウン・ホール/ミッドタウン・イーストB1F)には、10月1日に発表された今年度グッドデザイン賞の中で、あらゆるジャンルを通じて審査委員から特に高い評価を得た100点である「グッドデザイン・ベスト100」を展示。軽乗用車「コペン」(ダイハツ)や普通乗用車「デミオ」(マツダ)といった自動車をはじめ、グランドピアノ「CX シリーズ」(ヤマハ)や無印良品のキッチン家電やミシン「OEKAKI 50」(アイシン精機)、電子体温計「MC-682」(オムロン)などが展示されているほか、映像作品「Sound of Honda - Ayrton Senna 1989」(本田技研)やデジタルものづくりサービス「rinkak(リンカク)」などの紹介がなされている。同会場内でひときわ注目を浴びていたのが、「グッドデザイン大賞」候補である9作品だ。デジタルカメラ「dp Quattroシリーズ」は、dp1 Quattroとdp2 Quattroに加えて、未発売の dp3 Quattroの実機が展示されるなど、来場者が実際に手にとって試すことが可能だ(ただし、展示機で撮影したデータの持ち帰りは不可)。また、「産業用ロボット/ 医療医薬用ロボット VS050 SII」(デンソーウェーブ)が実際に稼働する様子に、思わず足を止めた来場者も多かった。○"デザインの庭"を散策するように展示作品を鑑賞今年の「グッドデザインエキシビション 2014」(G展)の会場アートディレクションは谷川じゅんじ(JTQ)が手がけたもので、その空間コンセプトは"デザインの庭"。今回から新たに採用したオリジナルの展示什器と照明により会場全体を構成し、来場者はまるでデザインの庭を散策するように、展示作品を鑑賞できるようになっている。オリジナルの展示什器には、素材に環境負荷が少ない強化段ボールを採用。これは、宮城県・石巻市の加工業者が、東日本大震災での経験もふまえ、仮設物としての加工のしやすさや耐久性、リサイクル性を考慮して制作されているということだ。また、この会場はホールAとホールBの2つのホールが使用され、その間のスペースに本年度、全受賞デザイン1,258点がまとめて紹介されている。さらに、同会場のエントランスにある総合受付の裏手には、来場者によるグッドデザイン大賞投票コーナーを設置。ホールに展示されている9つの大賞候補から支持するデザインに投票できる(期間中1回のみ)。その横には、受賞年鑑と赤いロゴが美しい大賞トロフィーも展示されている。グッドデザイン大賞が手にするトロフィーがどんなものなのか、興味のある人は投票コーナーに左側にある透明ケースの中に注目しよう。●家電からインタフェースまで、多様な「グッドデザイン」が集結○受賞対象のデザインを領域別に展示第2会場(東京ミッドタウン・カンファレンス/ミッドタウン・タワー4F)と第3会場(東京ミッドタウン・デザインハブ/ミッドタウン・タワー5F)は、受賞対象のデザインを領域別に展示するエリア。第2会場では日用品やキッチン用品、育児・介護用品、などの生活関連アイテムをはじめ、家電、音響機器、インテリア、住宅設備、活動といった生活のデザイン、個人・家庭向けの情報機器やメディアなどのデザイン、オフィスや流通、販売、教育、研究といった産業・公共のデザインが展示されている。デザインの美しいものはもちろんのこと、工夫やアイデアの詰まった製品が並ぶ。一方、第3会場ではサービスやシステム、インタフェースのデザインや、生活・産業・公共の空間や建築、土木、設備などのサービスやシステムなどを紹介するパネルがズラリと並ぶほか、2008年から始まったタイ王国商務省 貿易振興局主催による「デザインエクセレンスアワード2014」の紹介コーナーも設けられている。○企画展示PRブース「デザインコミュニケーション」第4会場(アトリウム/ガレリアB1F)と第5会場(キャノピースクエア/プラザ1F)は、デザインに力を入れた取り組みを展開する企業やデザイン系の大学、地域による展示PRエリア。来場者と出展者とが、直接コミュニケーションを図ることができる。第4会場では、フィリップスエレクトロニクスジャパンによる「フィリップス hue(ヒュー)とスマートフォンで簡単に部屋を模様替えしよう」や、大阪芸術大学の「デザイン+デザインプロデュースの実践」、三菱電機の「デザインの行き先は、人」など、出展者ごとにテーマを設けたブースを展開。第5会場では、ダイハツが2台の新型コペン(オープンカー)を、ヤマハとヤマハ発動機はオートマチックコミューター「トリシティ」、電子ピアノ「P-255」や「クラビノーバ CLP-500シリーズ」、電子オルガン「エレクトーン STAGEAバイタライズユニット」を展示し、生演奏も楽しめる。○特設会場では、優れたデザインの家具を展示また、特設会場(ガレリア3F、サントリー美術館横・渡り廊下)では、本年度のグッドデザイン賞からスタートした「日本の家具」を国内外にプロモーションするプロジェクトである「グッドデザイン・ジャパニーズファニチャーセレクション2014」として、日本の家具メーカーまたは日本人デザイナーがデザインした家具で、グッドデザイン賞審査委員が優れているとして選出したデザインの家具15点が展示されている。なお、会場では館内10カ所に置かれたスタンプを押してエコバッグの柄を完成させるスタンプラリー企画も展開。台紙となるエコバッグはB1F プラザインフォメーションにて11:00~19:00に配布されている(1日先着300名、なくなり次第終了)。会期は残りわずかとなったが、ぜひ自身の目で今、国内で認められた「よいデザイン」の物事に触れてみてほしい。
2014年11月03日