G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)が2016-17年秋冬コレクションを発表。前回のコレクションで、ロシアアバンギャルドとジャポニズムの融合をテーマとしたG.V.G.V.。そのジャポニズムにフォーカスした今季は、形、色彩、それら組み合わせのバランスとして“日本”を表現し、デザイナーMUGらしい世界を創り上げる。“日本を連想するカラー”、MUGにとってそれは紫と緑で、大胆に綾なす色彩は力強く、鮮やか。梅の花や紋章のようなジャカードは、屏風のような輝きを放っている。リバティとのコラボレーションから生まれたテキスタイルは今季も健在で、小花柄が隠れたパープルグラデーションのペイズリーが渦巻くように放たれた。着物風のカシュクールワンピースやパンツ、シャツといったトータルアイテムが揃い、組み合わせには小刻みなプリーツを施したドットを。シルエットは、帯から派生したウエストベルトや、着物の重なりを表現したトップス、振袖を意識した手元、ボリュームある袴パンツといった伝統的なもの。それだけでなく、モダンな日本文化、ヤンキーや女学生といったルーズなスタイルも主張している。象徴的なアイテムは、「JAPAN」や「TOKYO」を漢字風にデフォルメしてあしらったスカジャンだろう。両面に異なる刺繍が丁寧に施され、リバーシブルで楽しめるという秀逸さ。メンズライクなサイズによる適度な落ち感に、シルクによる淡い光沢が相反する上品さを添えている。アウターは豊作で、定番となったレースアップディテールのMA-1には新型が登場。フェイクファーやニューカラーを投入した。コレクションの中でも一際存在感を放っていたのは、毛足の長い模造のファーを贅沢に用いたガウンコート。ラフなプルオーバーを合わせて、ラグジュアリーとストリートが絡み合う斬新なスタイルを築きあげた。
2016年04月07日日本マクドナルドは4月6日、「ビッグマック」を巨大化させた「グランド ビッグマック」と「ギガ ビッグマック」を発売。実際に食べてみたが、「ビッグマック」の味わいはそのままに、「ビッグマック」が子どもに見えてしまう程のボリュームで充実感を大いに堪能できるものだった。ならばこの充実感をもっと味わえないものか……。よし、作ってみよう!今回の実験で使用するのは、「ビッグマック」と「グランド ビッグマック」「ギガ ビッグマック」の3つ。土台には、マクドナルド史上最大の重量を誇る「ギガ ビッグマック」を採用した。まずは「ギガ ビッグマック」の上のバンズをはがし、「グランド ビッグマック」を乗せる。これで「ギガ グランド ビッグマック」(マイナビニュース編集部命名)の完成だ。仕上げに今回のシンボルとなる「ビッグマック」を乗せる。「グランド ビッグマック」同様、上空からUFOのように着陸させ、最後にトップのバンズでふたをしたら、「ギガ グランド ビッグ ビッグマック」(マイナビニュース編集部命名)の完成だ!重さ808g、カロリーはおよそ2,328kcalの「ギガ グランド ビッグ ビッグマック」。ビーフパティは8枚詰まれており、持ってみると非常に重い。6段あるバーガーは、口を全開にしても下の3段くらいしか収まらなかった。マクドナルド特製の「オリジナルビッグマックソース」がたっぷりと挟まっているので、ずっと満足度が高い商品だ。「ギガ グランド ビッグ ビッグマック」の制作費は税込1,630円(ビッグマックが税込370円、グランド ビッグマックが税込520円、ギガ ビッグマックが税込740円)。結局筆者は1人で食べきれず、編集部内でシェアしてしまったのだが、みんなで夢のタワーバーガー完食に挑戦するのもまた一興だ。
2016年04月07日米Intelは31日(現地時間)、Broadwell-EPことIntel Xeon E5 2600 v4ファミリを発表した。ここでは、Xeon E5 2600 v3ファミリ(Haswell-EP)との比較を行いながらBroadwell-EPの新機能を解説する。現在のIntel製プロセッサは、デスクトップ/モバイル向けプロセッサのマイクロアーテキクチャが先、サーバー向けプロセッサであるXeonがあとから発表される。以前はこの順番が逆で、先にサーバー向けプロセッサを開発して、それをデスクトップやモバイルに適合させることもあったが、モバイル系が大半を占める現在では、消費電力などを考慮して先にモバイル、デスクトップ向けのプロセッサが作られる。なお、基本となるマイクロアーキテクチャの設計時には、サーバー向けも考慮しているようで、2015年のIDFにあったSkylakeのセッションでは、Skylakeの開発では当初の予定では、TDPの幅が3倍程度だったものが、最終的には20倍となり、PCだけでなくタブレット向けのI/Oを搭載する計画になったことを明かしている。さて、Broadwell-EPは、基本的にクライアント向けのBroadwellをベースとして、サーバ向けにメモリコントローラやキャッシュといった性能強化と、各種のRAS機能や仮想マシン支援機能などの機能強化が行われている。ここでは、前世代のHaswell-EPとの比較を中心にBroadwell-EPの機能強化点を解説する。なお、記事量の関係もありクライアント向けのBroadwellに搭載されている機能については省略していることを予めお断りしておく。○ハードウェア強化点まずは、ハードウェア、外部仕様的な部分での違いを見ていくことにしよう。ご存じのようにBroadwellマイクロアーテキクチャは、Haswellマイクロアーキテクチャを14ナノメートルプロセスで製造できるように設計したマイクロアーテキクチャで、細かい改良はあるものの、基本的には「同種」のプロセッサになる。このため、ハードウェアスペック面での違いもあまり大きくない。ハードウェア的な部分では次のような違いがある。マイクロアーテキクチャ(製造プロセス)最大コア数/最大スレッド数LLC合計サイズメモリコントローラーの強化なお、Broadwell-EPは、Haswell-EPとソケット互換となっているため、製造メーカーは現行製品を容易にBroadwell-EPに対応させることが可能だという。Broadwell-EPは、Haswell-EPと同様に3種類のダイを用意するが、コア数は10/15/24コアとそれぞれ増えている。ただし、製品として投入されるのは最大22コアとなる。これについてIntelは、Broadwell-EPのダイは24コアとして設計しており、最大コアを持つSKUは実際には24コアが搭載されていると説明する。つまり、24コアのうち2コアを無効化していると考えられる。これが冗長性(製造後、問題のないコアを22個選択する)のためなのか、24コアではTPDなどが想定内にならなかったのか、あるいは今後24コアの製品が登場するのかは不明だが、このような構成になっていることを考えると、コア数の少ないSKUでもダイは同じで単にコアが動作しないようになっているものもあるかもしれない。内部構造的には、Haswell-EP/EXと同じく、リングバスでコアとLLCモジュールを接続し、2つのリングバス間をバッファースイッチで接続するという構成だ。なお、10コア以下の場合には、リングバスは1つのみになるようだ。LLC(Last Level Cache)に関してはコアあたりのキャッシュサイズは2.5メガバイトと変わらないが、コア数が増えたことにより、合計サイズが変わっている。メモリコントローラーにも改良があり、最大メモリスピードがDDR4-2400までとなった(Haswell-EPでは2133まで)。また、従来のRDIMM(Registered buffer DIMM)、LRDIMM(Load reduced DIMM)にくわえ、3DS LRDIMMが利用できるようになった。ただし、3DS LRDIMM自体の採用に関して、Intelは市場動向によるとしている。3DS LRDIMMは、メモリダイを縦に積み上げた3次元構造を持つDRAMデバイスを使うLRDIMMだ。また、メモリ関連のRAS機能では、DDR4 Write CRCへの対応がある。DDR4 Write CRCは、DDR4メモリの書き込み動作の1つで、CRCを付けた書き込みコマンドを使う。メモリ側では、CRCを受け取り、後続する書き込みデータが正しいかどうかを検証する。○機能面での拡張/強化ポイントBroadwell-EPでの機能強化のうち、サーバ向けとしての目玉は「Intel RDT」と「VM機能強化」になる。Intel RDT(Resource Director Technology)は、キャッシュやメモリバンド幅などの「システムリソース」をソフトウェアで制御するための機構だ。これを使うことで、ソフトウェアによるリソースの自動配分や制御が可能になる。RDTは「CAT:Cache Allocation Technology」、「CDP:Code and Data Prioritization」、「MBM:Memory Bandwidth Monitering」、「CMT:Enchanced Chache Moniring Technology」の4つの機能からなる。このうち「CMT」は、Haswell-EPにも搭載されていたChache Moniring Technologyの強化版にあたる。Broadwell-EPでは、キャッシュやメモリ帯域の状態取得機能や制御機能をRDTというテクノロジーとしてまとめた。RDTでは、スレッド、アプリケーション、仮想マシンを対象にすることができる。RMID(Resource Monitoring ID)を割り当てることで、キャッシュの利用量やメモリ帯域の占有量を追跡できるようになる。また、キャッシュなどの割り当てを示すCLOS(Class Of Service)という値を定義する。CLOSは複数定義でき、それぞれがキャッシュ割り当てパターンに対応する。RMIDに対応するスレッド、アプリ、仮想マシンに、CLOS番号を割り当てることで、動作時のキャッシュなどの配分が決まる。たとえば、「優先度の高いタスクのクラス(グループ)」に割り当てるCLOS番号では多くのキャッシュが使えるようにしておくなどの設定ができる。○仮想マシン関連の強化点Broadwell-EPのもう1つの強化点が、仮想マシン関連の機能強化だ。これには、「Posted Interrupts」、「Page Modification Logging」などがある。「Posted Interrupts」は、VMで直接割り込みを受け、VMMの介在を排除するもの。Haswell-EPまでは、VM内から割り込みコントローラーを制御するための支援ハードウェア「APIC-V」(PCアーテキクチャで割り込みを制御する周辺回路であるAPIC:Advanced Programmable Interrupt Controllerを仮想化したもの)があり、割り込みをどのように受けるかを制御することはできた。しかし、外部からの割り込みは、VMMで受け、どのVMに対するものかを判断し、VMに引き渡す処理などでVMとVMM間を何回か遷移する必要があった。Posted Interruptsは、割り込みをVMに対して直接「投函」する機能だ。仮想マシン向けに外部割り込みを受ける支援ハードウェアが用意され、VMMは、初期設定などを行うだけで済み、割り込みを受ける場合にVMMの支援が不要になり、VMとVMM間の遷移を排除することができる。VMとVMM間の遷移には、仮想マシンのコンテキストセーブ、ロードなどの処理が必要で、レイテンシーが大きい。このため、Haswell-EPなど従来のプロセッサでは、割り込みの処理効率が高くなかった。しかし、最近ではNVFやSDIなど、ネットワークやインフラの仮想化が行われはじめており、仮想マシンでも割り込みを使って高速な処理を行う必要がでてきた。Posted Interruptsは、こうした要求に応じるための機能だ。「Page Modification Logging」は、仮想記憶のメモリページへのアクセスや書き込みを記録する機能。Haswell-EPでは、EPT Access/Dirtyビットがサポートされており、メモリページがアクセスされたか、書き込みされたかを判別することはできた。「Page Modification Logging」は、これを進めて、仮想マシンが使うメモリページのチェックポイント(ある時点のメモリ状態を記録したもの。スナップショットなどともいう)を容易に作成するためのものだ。仮想マシンが使っているメモリページがアクセスされたのか(キャッシュされている可能性がある)、書き込みされたのかが簡単にわかるようになるため、前回のチェックポイントに対して、必要な部分を簡単に区別できるようになる。この機能は、仮想マシンのライブマイグレーションやフォールトトレラントのときに利用する。この場合、片方のVMは実行中であり、VMイメージのコピーには時間がかかり、その間にメモリが更新される可能性が高い。このため、スナップショットを作り、ある時点のVMイメージをコピーし、コピー終了後に必要な部分のみをコピーする必要がある。Page Modification Loggingは、この作業を簡略化でき、より短時間でマイグレーションが可能になる。フォールトトレラントで仮想マシンを使う場合、別のマシンへ一定時間ごとにVMイメージを差分コピーしていく。Page Modification Loggingは、この差分コピー作業を簡略化し、短時間で処理を終わらせることができるため、コピー間隔を短くすることが可能で、VM切り替えに伴い失われる情報をより小さくすることが可能になる。○Xeon E5 2600 V4の性能Intel自身が行ったベンチマークによれば、Xeon E5 2600 v4ファミリ(Broadwell-EP)は、前世代のXeon E5 2600 v3(Haswell-EP)と比較して、ざっくりと1.27倍の性能があるという。ただし、最大コア数はXeon E5 2699 v4が上回る(22コアと18コア)ものの、クロック周波数はXeon E5 2699 v3が上回る(2.2GHzと2.3GHz)ため、単体コアの性能ではXeon E5 2699 v3のほうが高くなっている。AVX2命令を使ったSMP LINPACKベンチマーク(マルチプロセッシングでのLINPACKベンチマーク)では、16~23%の性能向上がある。これは、マルチプロセッシングなのでコア数の違いがでやすい。これに対してSTREAM Memory Benchmarkでは、性能向上が8~9%程度とあまり差が出ていない。この差は、メモリ速度の差やAVX2命令の強化点(BroadwellはHaswellに比べてキャッシュからAVX実行ユニットへのデータ転送速度を向上させている。ただしこれはすべてのBroadwellが持つ機能でBroadwell-EP固有の拡張点ではない)などによるものと思われる。
2016年04月01日日本でもヒットを記録した人気作の続編『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』が9月に公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。華麗なイリュージョンで汚れた金を奪う正義の犯罪集団“フォー・ホースメン”のトリックを見破る宿敵を『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが演じている。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』予告編映像“フォー・ホースメン”はド派手なイリュージョンで人を欺き、汚れた金だけを奪う正義の犯罪集団で、FBIの追跡をかわし、大金をせしめては世の中に還元してきた。このほど公開された予告編でも、かけられた手錠を瞬時に相手の腕に移動させ、雨粒を上空に舞い上がらせるなど驚異的なトリックが次々に披露される。しかし、彼らのトリックを見破る天才エンジニアのウォルターが出現する。映像の最後に登場するウォルターはカードマジックは苦手な男だが、相当なキレ者で、フォー・ホースメンを苦しめるようだ。前作に続いて、ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、マーク・ラファロ、マイケル・ケイン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンらが出演。次々に登場する華麗なトリックと、作品全体に仕掛けられた壮大な罠が魅力の作品だけに、予告編の映像の中にも観客を欺く“罠”が潜んでいる可能性がありそうだ。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』9月 全国ロードショー
2016年03月25日ヤマハは24日、HDR映像の伝送に対応した5.1ch AVレシーバー「RX-V381」を発表した。発売は4月上旬で、希望小売価格は48,000円(税別)。RX-V381は、定格出力70WのAVレシーバー。最大出力は135Wで、5基のパワーアンプを内蔵している。映像入力端子としてHDMI×4基を搭載し、著作権保護技術HDCP2.2やUltra HD Blu-ray規格のHDR映像伝送に新対応。また、BT.2020や4K/60pの伝送など、4K映像信号への対応を強化している。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、コーデックはSBCをサポート。圧縮音声を補正して出力する「ミュージックエンハンサー」機能もBluetooth対応となっている。独自の音場創生技術「シネマDSP」のほか、室内の音響特性を付属のマイクで自動計測し、補正する視聴環境最適化システム「YPAO」を採用。さらに、サラウンドスピーカーとメインスピーカーを並べて前方に設置した状態で5.1chサラウンド再生が楽しめる「バーチャル・シネマフロント」や、セリフなどを聴き取りやすくする「ダイアログレベル調整」などを新搭載している。音声出力端子は、アナログがフロントL/R、センター、サラウンドL/Rの5ch出力と、プリアウト(サブウーファー専用)×1、ヘッドホン×1、光デジタル×1、同軸デジタル×2。音声入力端子は、ステレオRCA×2、ステレオミニ×1。映像出力端子はHDMI×1、コンポジットビデオ×1。映像入力端子はHDMI×4、コンポジットビデオ×3。本体サイズはW435×D315×H151mm、重量は7.4kg。
2016年03月24日日立オートモティブシステムズは2月9日、茨城県ひたちなか市の常陸那珂有料道路でクラリオンと共同開発した自動走行システムの走行実証試験を実施すると発表した。実施期間は2月22日~26日で、走行車両の周囲360度を検知する「センサーフュージョン」という技術と高精度地図から得られる地物情報を組み合わせ、実験車両が周辺車両や車線を認識しながら先導車や車線を追従する自動での単一車線走行と車線変更を行う。また、天候や時刻、日照状況などの複数の異なる条件下で実証試験データを収集する予定。日立オートモティブシステムズの自動走行システムは、センサーやアクチュエーター、電子コントロールユニットをはじめとする車内ネットワーク、ヒューマンマシンインターフェース、高精度地図情報など、基幹要素をグループの製品・技術のみで構成していることが特徴で、これにより最適な統合制御を可能とし、自動走行における安全性能の向上に加え、環境にやさしく、スムーズで快適な車両制御を実現するとしている。
2016年02月09日東芝は2月9日、液晶テレビ「REGZA」の新モデルとして、「V30シリーズ」を発表した。発売は2月下旬で、価格はオープン。推定市場価格(税別)は、40V型の「40V30」が90,000円前後、32V型の「32V30」が65,000円前後。V30シリーズは、スピーカーを前面に配置し、明瞭で迫力ある音を再生する液晶テレビ。チューナーは地上/BS/110度CSデジタルを3基ずつ搭載し、番組を視聴しながら別の2番組を同時録画できる。映像エンジンは「NEWレグザエンジンCEVO」を採用。テクスチャー部分と文字の輪郭部分で異なる画像処理を行う「マスターリファイン」により、くっきりとした鮮明な映像を実現する。室内の明るさや再生するコンテンツに合わせて画質を自動調整する「おまかせオートピクチャー」に対応。画像処理の遅延時間は約0.05フレームで、ゲーム画面の表示にも向いている。インターネット機能では、ユーザーが選択した人物や番組ジャンルなどに関連した動画をリストアップする「みるコレ」を採用。Netflix、YouTube、DMM.com、TSUTAYA TV、U-NEXTなど動画サービスにも対応している。インタフェースは、HDMI×2、ビデオ入力×1(アナログ音声入力兼用)、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン×1、USB×1(録画用)、有線LAN×1。40V30の液晶パネルは1,920×1,080ドットのVA方式で、LEDバックライトを採用している。本体サイズはW904×H578×D165mm、重量は11.5kg(スタンド含む)。32V30の液晶パネルは1,366×768ドットのIPS方式(直下型LEDバックライト)。本体サイズはW735×H507×D158mmで、重量は5.5kg。
2016年02月09日ラピスセミコンダクタ(ラピス)は2月2日、シリアルバス搭載64Kビット強誘電体メモリ(FeRAM)「MR44V064B/MR45V064B」を開発したと発表した。同社は2011年よりFeRAMシリーズを展開してきたが、同製品は、ロームのローパワー対応の強誘電体搭載プロセス技術と、低電圧下でのメモリ選択トランジスタのゲート電位を確保することにより、最低動作電圧1.8Vを実現しており、ニッケル水素充電池2個でもFeRAMを使用できる。たとえば、単4の充電池2個で1秒ごとに1回64Kビットのデータを書き換え続けても約11年動作が可能。また、データを記憶させる強誘電体キャパシタの選択時のセレクタの負荷を軽減することで超高速アクセスを実現。I2Cでは、動作周波数3.4MHzのHs-modeをサポート。SPIでも最大動作周波数40MHzに対応し、FeRAMの長所である高速データ書き換えの特徴を強化した。これにより、64Kビットのデータ書き換時間を1.64m秒で実行できる。同製品は2016年1月より量産出荷が開始されており、サンプル価格は1個あたり500円(税別)。生産拠点は、前工程が京都市のローム本社工場、後工程がフィリピンのROHM Electronics Philippinesとなっている。
2016年02月03日マスタードシードは22日、ASRock製マザーボードの新モデルとして、Intel Xeon E3-1200 v5シリーズに対応したマザーボード「E3V5 WS」を発表した。29日に発売し、店頭予想価格は税別18,500円前後。「E3V5 WS」はサーバ向けチップセットIntel C232を搭載したATXマザーボード。ソケットはLGA1151で、Skylake世代のIntel Xeon E3-1200 v5シリーズに加え、第6世代Intel Coreプロセッサなどの搭載に対応するほか、DDR4 ECC DIMMをサポートする。ASRock独自のSuper Alloy Technologyに基づいた設計により安定性と信頼性を高めた。また、サーバグレードのIntel製LANコントローラや、低ノイズの7.1ch HDオーディオといった機能を備える。
2016年01月22日三菱自動車はこのほど、幕張メッセで15日~17日の期間に開催される世界最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン2016」に、「アウトランダーPHEV」と「デリカD:5」のカスタムカー各2台、「アウトランダーPHEV」のラリーカー(レプリカ)1台の合計5台を出品すると発表した。アウトランダーPHEVとデリカD:5のカスタムカーは、それぞれに「OUTDOOR GEAR Concept」と「ACTIVE CAMPER Concept」という2種類を用意。「OUTDOOR GEAR Concept」には、SUVらしさをいっそう強調し、アウトドア用品のギア感(道具感)を表現したアウトドアレジャーシーンに映えるカスタマイズを施している。「ACTIVE CAMPER Concept」には、SUVの遊び心を内外感で表現するとともに、それぞれの特長を活かしてオートキャンプにおける快適性と利便性を高めるカスタマイズが行われた。アウトランダーPHEVのラリーカーは、2015年10月22日~24日にポルトガル東部の古都ポルタレグレを基点として開催された、クロスカントリーラリー「バハ・ポルタレグレ500」に参戦した車両のレプリカ。PHEVシステムの主要部品は量産品を採用しているが、ラリーの特性に合わせて制御を変更することで、前後モーターの高出力化、エンジンの高回転化、ジェネレーターの発電量アップによって高性能化を果たしている。
2016年01月08日パナソニックは1月8日、液晶テレビ「VIERA D300」シリーズを発表した。49V型の「TH-49D300」、43V型の「TH-43D300」、32V型の「TH-32D300」、24V型の「TH-24D300」をラインナップする。発売は1月22日で、価格はオープン。推定市場価格(税別)はTH-49D300が130,000円前後、TH-43D300が95,000円前後、TH-32D300が58,000円前後、TH-24D300が45,000円前後。D300シリーズは、地上/BS/110度CSデジタルチューナー×1基を搭載したシングルチューナータイプの液晶テレビ。TH-49D300とTH-43D300は1,920×1,080画素のフルハイビジョンパネル、TH-32D300とTH-24D300は1,366×768画素のハイビジョンパネルを採用している。TH-24D300を除く3製品は、視野角の広いIPSパネルだ。「お部屋ジャンプリンク」のクライアント機能を搭載。別の部屋にあるレコーダーやテレビに接続したUSB HDD内の番組をホームネットワーク(LAN)経由で視聴できる(お部屋ジャンプリンクのサーバー機能を持ったDIGAやVIERAが必要)。D300シリーズはUSB HDDへの録画にも対応。接続できるHDDは1台のみだが、登録は8台まで可能だ。入力端子としてHDMI×2、D4×1(24V型は除く)、ビデオ×1を装備。HDMI端子のうち1基は、ARC(オーディオリターンチャンネル)に対応しており、ホームシアターシステムなどとケーブル1本で接続できる。そのほか、ヘッドホン/イヤホン端子×1、LAN端子(10BASE-T/100BASE-TX)×1、USB端子×1を装備。サイズと重量は以下のとおり。
2016年01月08日1989年にブロードウェイで初演され、1017回上演された大ヒットミュージカル『グランドホテル』。1920年代、大都市ベルリンにある華やかな「グランドホテル」を舞台に、品のある振る舞いに誰もが大金持ちだと信じて疑わない苦悩の男爵、自らの死期を感じ、有り金をはたいて投宿する会計士、盛りを過ぎ自信を失った哀れなバレリーナと彼女を支え、密かに慕うマネージャー、会社倒産を救うために奮闘する実業家、みじめな今の暮らしから脱出しようと懸命な若いタイピスト、第一次世界大戦ですべてを失い隠遁生活を送りながらグランドホテルを見つめる老医師など、人間のありとあらゆる側面を浮き彫りにした人気演目だ。ミュージカル「グランドホテル」チケット情報1990年度トニー賞では、助演男優賞、演出賞、振付賞、衣装デザイン賞、照明デザイン賞の5部門を受賞し、1993年に日本初上陸。演出・振付にトミー・チューンを迎え、宝塚歌劇月組公演で上演された。当時の月組トップスターは、妖精のようなキャラクターで人気を博していた涼風真世。自身の退団公演でこの重厚な人間ドラマに挑戦し、大評判となった。そして2016年春、ロンドンの気鋭演出家トム・サザーランドによる日本での上演が決定。本公演では、グリーンとレッドというふたつのパターンに分かれて上演。物語のキーマンとなる重い病を患ったユダヤ人の会計士、オットー・クリンゲライン役に中川晃教と成河、若く美しく、しかし貧しいフェリックス・ヴォン・ガイゲン男爵役には、ヴォーカルグループLE VELVETSとしても活動し、ミュージカル初出演となる宮原浩暢(LE VELVETS)と伊礼彼方、ロシア人のバレリーナ、エリザベータ・グルシンツカヤ役には安寿ミラと草刈民代が、それぞれWキャストで挑む。他に、これ 以上ないというほど個性豊かなキャストが集結し、ホテルに集う人々の人間ドラマを流麗な音楽に乗せて描き出す。『タイタニック』の群像劇を心に深く残る演出で人々に大きな感動を与えたトム・サザーランドが、愛と狂騒の1920年代に起こる「グランドホテル」の様々な人間模様をどう描くのか、幕開けが待ち遠しい。公演は、4月9日(土)から24日(日)まで東京・赤坂ACTシアター、4月27日(水)・28日(木)愛知・愛知県芸術劇場大ホール、5月5日(木・祝)から8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。東京・大阪公演のチケットは2月6日(土)10:00より、愛知公演は2月13日(土)10:00よりそれぞれ発売開始。なお一般発売に先駆け、東京・大阪公演は12月26日(土)10:00より先行先着「座席選択プリセール」の受付を実施する。
2015年12月25日スズキは25日、幕張メッセで1月15日~17日の期間に開催される「東京オートサロン2016」の出品概要を発表した。今回の同社ブースでは、新型「アルト ワークス」をベースとした「アルト ワークス GP」を出品。同車は、二輪の「FIMロードレース世界選手権(MotoGP)」に参戦する「チームスズキ エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)」のワークスマシンをイメージし、MotoGPのカラーリングにカーボン製のボンネットを採用するなど、レーシーなイメージにまとめたカスタマイズモデル。MotoGP車両と合わせて展示される。また、「第44回東京モーターショー2015」に参考出品した小型乗用車「イグニス」をベースに、カヌーなど水辺のアクティビティーを好むユーザーを想定した「イグニス ウォーターアクティビティーコンセプト」や、ロッククライミングなどのアクティブな活動をイメージした「ハスラー ラフロードスタイル」を出品。その他にも、小型乗用車では「ソリオ バンディット(新型)」「エスクード(新型)」「イグニス」、軽乗用車では「ハスラー」「スペーシア」「アルト ワークス(新型)」が展示される予定。
2015年12月25日本田技研工業(ホンダ)は18日、幕張メッセで1月15日~17日の期間に開催される「東京オートサロン2016」において、さまざまなカスタマイズの可能性を提案する四輪車や二輪車に加え、汎用製品、モータースポーツ競技車両を出展すると発表した。四輪車は、純正カスタマイズブランド「Modulo(モデューロ)」の考え方に基づき、上質で快適な乗り心地はもちろん、スタイリングをより先鋭化させた「ステップワゴン」のコンセプトモデル「ステップワゴン Modulo Concept」を出展。また、さまざまな専用装備を持ちModuloの価値を一台のクルマに詰め込んだコンプリートカー「Modulo X(モデューロ エックス)」シリーズとして、「N-ONE Modulo X」「N-BOX Modulo X」を展示する。さらに、「S660」に一泊二日旅行の荷物を積載することを可能としたルーフキャリアや、クリアなサウンドで音楽を楽しめる専用スピーカーを装着した「Modulo S660 Study Model」を参考出品し、S660に新たな世界観を演出する。二輪車は、「伝統・先進・空冷」をキーワードに「CB1100」を深化させたコンセプトモデル「Concept CB」、オンロードとオフロードの双方で高い走行性能を発揮する「CRF1000 Africa Twin」をはじめ、MotoGPクラスの競技専用マシンをベースに一般公道での走行を可能とした「RC213V-S」などの市販モデルを展示。モータースポーツ競技車両は、ホンダとして通算700勝を達成したFIMロードレース世界選手権シリーズに参戦するMotoGPマシン「RC213V」をはじめ、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権に参戦する「マクラーレン・ホンダ MP4-30」、SUPER GTシリーズGT500クラス参戦マシン「NSX CONCEPT-GT」などを展示する。
2015年12月18日マツダはこのほど、2016年1月15日~17日にかけて幕張メッセで開催される『東京オートサロン2016』において、コンセプトカー「RX-VISION」と、ドライビングシミュレーターソフト「グランツーリスモ」シリーズ用にデザインされた「LM55 ビジョン グランツーリスモ」フルスケールモデルを出展すると発表した。今回の同社出展テーマは、「Be a driver.~人とクルマの関係は、『走る歓び』でもっともっと深くなる~」。展示ブースでは、市販車に専用デザインのエアロパーツなどを装着した「CX-3」「ロードスター」「アテンザ」のカスタマイズモデルを参考出品するほか、2016年より世界の複数の地域で開催予定の「Global MX-5 Cup」レース仕様のロードスターも出展する。また、2015年の6月に行われた世界最大級のヒストリック・モータースポーツイベント『2015年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(2015 Goodwood Festival of Speed)』を知ることができるコーナーを設け、世界の自動車文化やマツダの参加型モータースポーツなどを紹介する。さらに、デザイナーによるプレゼンテーションをはじめ、プレイステーション専用ソフトウェア『グランツーリスモ6』上で、コンセプトカー「LM55 ビジョン グランツーリスモ」のドライブを体験できるコーナーを設ける予定。
2015年12月15日トヨタ自動車は3日、幕張メッセで2016年1月15日~17日の期間に開催予定のカスタムカーイベント「東京オートサロン2016」に、「S-FR」のレーシング仕様車「S-FR Racing Concept」や、"G’s"のコンセプトカー「ヴォクシー G’s Concept」「ノア G’s Concept」などを、TOYOTA GAZOO Racingとして出展すると発表した。S-FR Racing Conceptは、「第44回東京モーターショー2015」に出展したコンセプトカー「S-FR」のレーシング仕様車。大きく張り出したオーバーフェンダーや大胆なエアアウトレット(空気排出口)を備えたエンジンフードに加え、フロントアンダースポイラー、カナード、リヤスポイラーなどCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic : 炭素繊維強化樹脂)の大型エアロパーツを採用。S-FRの愛着の湧くシンプルなスタイルをベースにしながらも、よりスポーティなスタイルを実現することで、S-FRの新たな世界観を提案する。ヴォクシーとノアのG’s Conceptは、"新スポーティミニバンの提案"として、"G’s"が持つ「走りの味」「クルマの楽しさ」を付与したコンセプトカー。ミニバンを意識させない、「走りの楽しさ」「操る喜び」を追求した走りと上質な乗り心地を両立し、スポーティかつ個性的な外観や、走る気持ちを高揚させる室内空間を演出している。その他、2007年から参戦を続けているニュルブルクリンク24時間耐久レースの歴代参戦車両や、2015年にFIA世界耐久選手権(WEC)や全日本ラリー選手権で活躍した車両なども展示する。
2015年12月04日オートデスクは11月30日、ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)アプリケーション「Autodesk Revit 2016」に新機能を追加した「Autodesk Revit 2016 R2」を発表した。今回提供開始となる「Autodesk Revit 2016 R2」では意匠、構造、設備などの分野で、これまでユーザーから要望のあった項目について、性能向上や機能強化、業務生産性向上が図られている。プラットフォーム機能では、コンピュータの並行プロセスを使用することで、ファイルに書き出す際のスピードを向上。また、画面に表示するモデルの要素だけを描画させることでコンピュータの負荷を軽減し、表示スピードも向上した。さらに、新機能「グローバルパラメータ」を採用し隣接していない要素の寸法調整が可能となったほか、共同作業を行う「リンク ファイル」で不要なファイルとのリンクを解除できるようになるなど、作業効率向上に寄与するような機能強化が図られている。意匠設計向けとしては、レンダリング機能が強化され仕上げの品質を4段階で設定可能になったほか、手すりタイプを作成/定義する前にプレビューで計上を確認し、変更を加えてから配置することができるようになった。設備設計向けとしては、部屋やスペースを色で区別する「塗りつぶし」をコンピュータのバックグラウンドで処理するようにすることでダクトと配管を大規模モデルに追加する際の処理速度が向上。また、ダクト配管のモデリング機能も強化され、設計中のある時点で挿入可能なパーツとその用途を表示することなどが可能となったほか、電気設計機能では回路の定路を定義することができるようになった。「Autodesk Revit 2016 R2」はMaintenance SubscriptionまたはDesktop Subscription契約者への無料提供が開始されており、対象者はAutodesk Subscriptionセンターからダウンロードすることが可能となっている。
2015年11月30日日産自動車は18日、「2015年ロサンゼルスオートショー」(会期 : 11月20日~29日)と「広州国際モーターショー」(会期 : 11月23日~29日)にて、インフィニティブランドからプレミアムアクティブクロスオーバー「QX30」を初公開すると発表した。QX30は、コンセプトカー「QX30コンセプト」において表現された力強くエレガントなデザインランゲージを忠実に継承。デザインに重点をおいた商品開発は、彫刻的なエクステリアデザイン、ユニークなクロスオーバーのスタンス、さらには非対称のインテリアデザインを実現している。また、同車は高いドライバーシートポジション、優れたハンドリング、インテリジェントな4輪駆動システムを採用することにより、街中や郊外路など、いかなる運転シーンにも適した車となっている。QX30の発売は、2016年半ばを予定。
2015年11月18日この冬、気になるカラーの一つ「キャメル」で作るG.V.G.V.のコーディネート。比翼仕立てのチェスターコート(5万5,000円)に、毛足の長いファー使いのシューズを合わせれば今シーズン旬のスタイルに挑戦できそう。マニッシュなスタイリングにあえて、フェミニンなパールチョーカーをあわせてみるのもオススメ。
2015年11月11日オートデスクは10月23日より、東京・表参道にて「The Future of Making Things」をテーマとしたイベント「Autodesk Gallery Pop-Up Tokyo」を開催している。「Autodesk Gallery Pop-Up Tokyo」ではプロダクトデザインからファッションまで、幅広い分野から最新のテクノロジーを取り入れた展示とさまざまなゲストによるトークイベントが行われる。また、デザインソフトウェアや3Dプリンタ、レーザーカッターを使ったワークショップも開催され、アーティストやプロダクトデザイナーと交流する場が設けられている。同イベントは米オートデスクのサンフランシスコ本社に常設されているギャラリーがコンセプトのベースとなっており、こうした催しが行われるのは昨年パリで行われたものに続いて2回目だという。開催期間は同日から11月8日までで、正午から午後6時まで一般公開する(土日祝日は11時オープン)。また、午後7時から事前登録制のイブニングイベントが開催される。入場料/イベント参加料は無料。
2015年10月23日Microsoftは10月20日(米国時間)、「Microsoft Loves Linux Deep Dive #5: FreeBSD on Hyper-V - Microsoft Server and Cloud Platform Blog - Site Home - TechNet Blogs」において、Hyper-VでFreeBSDをサポートすることになった主な理由や、主にどういったサービスを提供しているかを伝えた。Microsoftはこの数年、Hyper-Vで動作するFreeBSDのパフォーマンスの改善に取り組んでおり、具体的にどのパフォーマンスが向上したのかについて説明している。掲載されている主な改善点は次のとおり。ドライバおよびデーモンにおけるキー・バリューペアの実装VMBusの利用と性能向上のための機能実装(複数のチャンネルを通じた高速通信の実現、複数回実行していたI/Oを単一のI/Oにまとめることで仮想マシンとホスト間のI/Oを高速化し、ストレージ性能やネットワーク性能を向上)ストレージで高いレベルのIOPsを実現するための各種最適化(VMBusにおいて複数のチャンネルを経由した高速通信の実現、スキャッター/ギャザーリストサポートによる優先度の高いI/O処理の改善)ホストが10GbE NICを使っていた場合にゲストのFreeBSDもほぼホストと同じレベルの高速通信を実施できるためのネットワーク機能の実装(マルチチャンネルによる高速通信の実現、TCPセグメントオフロードの活用、CARPによる高い信頼性の実現)ゼロダウンタイムで動作するライブ仮想マシンバックアック機能の実現ゼロダウンタイムでSCSIディスクの追加および削除を実現する機能の提供Microsoftは説明の中で、FreeBSDはデータセンターで利用されているストレージやネットワーク、セキュリティアプライアンスのベースオペレーティングシステムとして活用されていると指摘。こうしたアプライアンスは仮想環境でも利用されることが増えており、オンプレミスでもAzureでも同じようにFreeBSDベースのアプライアンスが動作する必要があると説明している。Hyper-VでFreeBSDをサポートすることになったと主な目的はこうした利用を行っているアプライアンスベンダをサポートするためだとしている。Hyper-Vで適切に動作するにはIntegration Services(ドライバと関連するデーモン)を提供する必要があるが、多くのディストリビューションが存在するLinuxと異なり、FreeBSDではFreeBSDコミュニティに直接ソースコードを提供し、そのままカーネルに取り込んでもらえたという。ディストリビューションごとに対応する必要があったLinux版と比べて対応が簡単だったことにも触れている(FreeBSD 10.0からIntegration Servicesの機能は組み込まれている)。
2015年10月22日ローランドは、ステージで使用するデジタル・グランドピアノの理想のデザインを追求する「ローランド・デジタル・ピアノ・デザイン・アワーズ(Roland Digital Piano Design Awards)」を開催する。応募期間は11月10日~12月21日。大賞(1点)には50万円、優秀賞(1点)には20万円、奨励賞(1点)には10万円が贈られる。「ローランド・デジタル・ピアノ・デザイン・アワーズ」は、"未来のステージ用デジタル・グランドピアノ"を題材にデザインを公募するもの。音楽文化への貢献と次世代クリエイターと共にデジタルピアノの未来を考えることを目的としている。同社の狙いとしては、革新性、独自性、造形美、存在感、デジタルならではの利点を活かした、理想的なデジタル・グランドピアノのデザインを全世界から募集し、伝統的な音や形の制約を超えた理想のピアノのあり方を追求したいということだ。応募資格は、現在国内外で活動中のデザイナー、クリエイター、およびそれを目指している大学や専門学校の学生が対象となる。企業、団体あるいは個人やグループ、年齢、性別、職業、国籍は不問。募集条件および応募方法等の詳細は、11月10日から同アワーズ公式サイト内に開設するエントリーページに記載される。また、審査基準は「革新性、独自性があるもの」、「造形美を感じられるもの」、「テーマと適合しているもの」、「ステージで使用するコンサート用グランドピアノに相応しい気品と存在感を感じられるもの」、「デジタルならではのアドバンテージを活かしているもの」となっており、審査はローランド社内の専門家や識者で構成する選考委員会にて行われる。また、結果発表は2016年1月21日にアメリカで開催される楽器業界のトレードショー「Winter NAMM Show 2016」の会場と、同アワーズ公式サイトにて受賞者名と受賞作品が発表されるということだ。
2015年10月21日オートデスクは19日、ベクター描画とイラストレーション向けアプリ「Autodesk Graphic」のMac版およびiOS版のダウンロード販売を開始した。英語版のみの提供で、Mac App StoreおよびApp Storeにて購入できる。価格はMac版が3,000円、iPad版が1,080円、iPhone版が360円。「Autodesk Graphic」は、高精細なイラストレーションからアート作品まで、さまざまな制作作業に必要なツールをすべて備えたMacおよびiOS向けアプリ。これまでMacやiPad用アプリとして知られていた「iDraw」技術を同社が買収し、これをベースに開発したものだ。また、従来のMacとiPadに加えて新たにiPhoneにも対応し、異なるデバイス間で簡単にデザインを共有、編集することが可能となっている。Mac版は、筆圧や太さが異なるブラシに対応し、WacomタブレットやForce Touchトラックパッドを利用することで筆圧を生かした描画が可能となっている。また、カリグラフィー用ブラシストロークのスタイルの作成・保存・再利用が行えるほか、選択したオブジェクト群の編集やパスの配置、ベクター素材やアートワーク全体の色の再調整、編集可能な素材のドラッグ&ドロップでの取り込みにも対応している。一方、iPhone、iPad版はiOS9での利用に最適化されており、さらにiPad版ではiOS 9の新機能であるマルチタスク機能「Slide Over」や画面分割機能「Split View」にも対応している。
2015年10月19日オートデスクの年次イベント Autodesk University Japan 2015が10月9日、都内で開催された。2回目の開催となった同イベントの基調講演では米国オートデスク 最高マーケティング責任者のクリス・ブラッドショー氏が登壇。「The Future of Making Things―創造の未来」と銘打ち、ものづくりの現場において起こっている変化と、同社の最新情報を発表した。同氏によればものづくりの現場では「製造」「製品」「需要」という3つの側面で"心配になるくらい"変化が起こっているという。例えば、「製造」で起こっている変化について同氏は「情報のやり取りの仕方が変わった。デザインのアイデアや進捗を世界中で共有することができるようになった。また、クラウド上で大きな演算能力を使用できるようになった。」と説明。また、変化は消費者が手に取ることのできる製品だけでなく、建築業界にも波及しており、ロボットの導入、予め部材を製造し建設現場で組み立てるプレファブリケーション手法、3Dプリンタの登場などによりこれまでにない建築物が生み出されているとした。「製品」における変化としてブラッドショー氏が提示したのは製品の"スマート化"だ。IoTの普及により、多くの製品がネットワークに接続し、新しいかたちのサービスがすでに提供されている。同氏は「自動運転が今後普及すれば、私の孫達は運転をすることがないだろう」と予測した。「需要」の変化では"カスタマイズ"がキーワードとなる。「例えばNIKEは、消費者がただ棚に並んでいる靴ではなく、『他の人とちょっとだけ違うものが欲しい』と思っていることに気づき、色を自分の好きなように変えたり、名前を印字できるサービスを提供している。」(同氏)。ブラッドショー氏が語った「製造」「製品」「需要」における変化を体現しているのがレース技術を取り入れた車を開発・製造する英国のBriggs Automotive Corporationだ。同社の車は運転席がドライバーの好みにカスタマイズされているのが特徴で、解析技術などのテクノロジーを利用して開発期間の短縮を図っているほか、プレゼンテーションに3DCGを積極的に使用するなど、最新の技術を大いに活用している。また同氏はクラウドがもたらす変化についても言及した。前述の通り、インターネット上で大きな演算能力を使用できるようになったことで、Generative Designという手法が生まれている。これは、コンピューターに設計仕様を入力すると、コンピューターがその条件を満たした設計案を作成するというもの。この手法のメリットは、人間では考えつかないような斬新かつ機能的なデザインが生まれる可能性があることだ。製造が難しいデザインが提案される場合もあるが、3Dプリンタを利用すれば複雑なデザインにも対応できる。ただし、コンピューターには美的感覚が無いため、複数のデザイン案の中から環境や目的に応じた適切なデザイン案を選択するのは人間の役割だという。○「Fusion 360」が日本語に対応ブラッドショー氏はオーデスクの製品についてもいくつかの発表を行った。まず、クラウドベースの3D CAD/CAM/CAE ツール 「Autodesk Fusion 360」が日本語に対応した。オートデスクの発表によれば、線形静解析と固有値解析が新たに実装されたほか、PC上の作業スペースを他のユーザーのディスプレイに表示してチャットしながらデザイン検討ができる「ライブビュー」機能が追加された。また、ユーザー同士が情報交換できる「フォーラム」が日本語で開設されるなど、エンジニア同士のコラボレーションを強化された。なお、同氏は「Fusion 360」をはじめとするオートデスク製品について「教育機関やスタートアップ企業には無料で提供しているので、ぜひ活用して欲しい」と付け加えた。「Fusion 360」のほかには複数のデバイス間で作業進捗を共有することができる「Autodesk A360」も日本語に対応。同サービスでは100種類以上の2D/3D ファイルや書類を、ダウンロードやプラグインなしでブラウザ上に表示、検索できる。また、複雑なアセンブリ、設計モデル、データアーカイブ、およびプロジェクト進捗情報などの検索、フィルタリングが可能。iOS、Androidのモバイル端末からの利用も可能で、常に最新の状態で作業することが可能となる。「Fusion 360」の新機能および「A360」は"コラボレーションを強化する"という点にスポットが当てられているわけだが、「コラボレーションの強化」は多くのCAD/CAE/PLMベンダーが注力している分野だ。ブラッドショー氏の講演前半で述べられたような製造・製品・需要におけるドラスティックな変化に対応するためには、さまざまな分野の専門家が力を合わせなければならない。また、Generative Designのように人間とコンピューターのコラボレーションが今までにない製品の誕生につながる可能性がある。そういった意味でブラッドショー氏の講演は「『The Future of Making Things』のカギは『コラボレーション』にある」という重要なメッセージを示唆していたと言える。
2015年10月14日10月5日、2015/16 V・プレミアリーグ女子 シーズン開幕記者会見が行われた。今季も8チームによる3回戦総当り方式のV・レギュラーラウンドを行い、上位6チームがファイナル6に進み、下位2チームはV・チャレンジリーグⅠとの入れ替え戦に回る。1回戦総当りのファイナル6の1位はファイナルへ進み、2位と3位が戦うファイナル3の勝者と対峙するのだ。V・プレミアリーグ チケット情報10年ぶりに女王の座に就いたNECの連覇はあるのか、レギュラーラウンド、ファイナル6でトップを走りながらファイナルで涙を呑んだ久光製薬の逆襲はあるのか。V・プレミアリーグ昇格1年目にして3位と快進撃を見せた上尾や、まさかの6位に沈んだ東レはどんなシーズンを送るのか。監督、キャプテンの意気込みは以下の通り。「創部以来2連覇がない。今のメンバーで歴史を作りたい」(NEC・山田晃豊監督)「一人ひとりが軸である自覚を持って、V2へ向けてスタートダッシュしたい」(同・島村春世主将)「去年の悔しさを経験に変え、優勝したい」(久光製薬・中田久美監督)「10月17日(土)にすべてを出し尽くしたい」(同・座安琴希主将)「まだ我々は新入幕の若造、赤ちゃん。攻撃力を伸ばしていきたい」(上尾・吉田敏明監督)「今年も勢いを持って戦っていきたい」(同・土田望未主将)「大砲がいない我々は結束力を生かして戦いたい」(岡山・河本昭義監督)「若手も成長し、結束した力で戦いたい」(同・山口舞主将)「まずチーム内で負けない。相手チームにも負けないよう戦っていきたい」(日立・松田明彦監督)「決して負けないという合言葉で一戦一戦臨みたい」(同・佐藤あり紗主将)「若手とベテランが融合していけば、面白いチームができると思う」(東レ・福田康弘監督)「優勝へ向けて全員で目の前の1点を取りにいく」(同・峯村沙紀主将)「昨季はデンソーらしいバレーができなかった。勝利への執念を持ちたい」(デンソー・山口祐之監督)「勝利への執念を持って一戦一戦戦いたい」(同・石田瑞穂主将)「チームとして、個人として、何事にも挑戦していく」(トヨタ車体・泉川正幸監督)「一戦一戦100%以上の力で臨んでいきたい」(同・竹田沙希主将)また、『ワールドカップバレー』で躍動した全日本の次世代エースも意気込みを語った。久光製薬・長岡望悠が「毎日レベルアップするために積み重ねていきたい」と言えば、NEC・古賀紗理那も「全日本でたくさん経験させてもらったので、その経験をチームで生かしたい」と誓った。最後に昨季のMVP・近江あかり(NEC)が「キャッチフレーズ通りの躍動感のある試合をします」と誓った。V・プレミアリーグは10月17日(土)・久光製薬×上尾、岡山×デンソー、18日(日)・NEC×トヨタ車体、日立×東レのカードで東京体育館にて熱戦の火蓋を切る。チケット発売中。
2015年10月05日グランビスタ ホテル&リゾートの基幹施設「銀座グランドホテル」はこのほど、レストラン「NORTHERN TERRACE DINER TOKYO」1階で「ノーザンテラスダイナー トウキョウ カフェランチ」全4品を発売した。24日から、同店地下1階にて「野菜たっぷり食べたい派ランチ」を提供する。○落ち着いた雰囲気でのお食事「ノーザンテラスダイナー トウキョウ カフェランチ」は、「サーモンマリネとアボカドのラップサンド サルサソース添え」や、フランス・オペラ座近くのカフェで作られたトースト「胚芽ブレッドのクロックムッシュ」、フランス・ブルターニュ地方の伝統料理「そば粉のガレット」、カニの旨みが凝縮した「ノーザンテラスダイナー トウキョウ クラブカレー」の4品となる。提供時間は、平日が11時30分から14時まで。メニューにはすべてサラダとコーヒーまたは紅茶が付く。価格は、「そば粉のガレット」が1,000円、「サーモンマリネとアボカドのラップサンド サルサソース添え」、「胚芽ブレッドのクロックムッシュ」と「ノーザンテラスダイナー トウキョウ クラブカレー」は各1,200円となる。○オープンキッチンで香りや音も一緒に「野菜たっぷり食べたい派ランチ」は、本日のメインディッシュ(魚料理またはお肉料理)と旬の野菜が並ぶサラダコーナーを用意。好みの野菜を組み合わせて、オリジナルのサラダボウルを作ることができる。また、パンとコーヒーまたは紅茶が付く。同商品を注文すると、1日先着5名に、自社農園「GRANVISTA FARM SAPPORO」で採れた野菜を進呈する。提供時間は、平日が11時30分から14時、土日祝は15時まで。価格は1,800円となる。また、平日はプラス300円で「本日のプチデザート」を、土日祝はプラス1,200円で「本日のデザート」利用することができる。※価格はすべてサービス料込み・税別。
2015年09月08日クリプトン・フューチャー・メディアは、VOCALOID4エンジン対応歌声ライブラリとなる、バーチャルシンガー・ソフトウェア「初音ミク V4X」および「鏡音リン・レン V4X」のティザーページを公開した。「初音ミク V4X」は2016年上半期、「鏡音リン・レン V4X」は2015年12月リリース予定。「初音ミク V4X」では、今までにないハッキリとした滑舌ときれいな音響バランスにより、より生き生きとした聴きやすい歌声を実現。ノイズの削減によって発音の明瞭さとスピード、音抜けが向上しており、歌声を拡張するために設計された「E.V.E.C.機能」が、音の張りやパワー感の変化と語尾、息をも再現可能としている。「初音ミクAppend」よりリファインした音声ライブラリーを収録し、2016年上半期にリリース予定で、「初音ミク V3」と「巡音ルカ V4X」の両方を所有するユーザーに対して、先行BETAバージョンを9月中旬に無償配布予定とのことだ。一方、「鏡音リン・レン V4X」では、それぞれメインとなる日本語音声ライブラリーは「ACT1」をリファインし、声のきらびやかさを活かしながら発音の明瞭さとスピード、音抜けを実現する。さらに、「E.V.E.C.機能」が搭載された日本語音声ライブラリーでは、音のパワー感をダイナミックに変化させたり、吐息を表現したりできるため、歌の表現力が大きく向上。2015年12月リリース予定で、「VOCALOID2 鏡音リン・レン」ユーザーには優待販売が予定されている。なお、いずれの製品にも、グロウルやクロスシンセシスなどVOCALOID4エンジン対応した「Piapro Studio」、200種類以上の楽器を収録した音楽制作ソフト「Studio One Artist Piapro Edition」などが同梱される。
2015年09月03日ダイハツ工業のインドネシアの子会社であるアストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は、同国ジャカルタにて20日から開催された『ガイキンド インドネシア国際オートショー2015(GIIAS 2015)』に、世界初公開となる2台のコンセプトカーや、8月20日にマイナーチェンジし発売した7人乗り多目的乗用車「セニア」などを出展したと発表した。世界初公開となったコンセプトカーは、クロスオーバー車「FX Concept」と、本格的SUVを目指した「FT Concept」の2モデル。FX Conceptは、ダイハツのコンパクトカー技術を活かしたFFベースのクロスオーバーモデルで、オフロードもこなせるタフさと、先進的でダイナミックなデザインを表現している。FT Conceptは、ADMラインナップの最上級モデルをイメージした本格FR-SUVで、7人が十分に乗車できる広い室内と、ダイナミックで高品質な洗練されたデザインを表現した。このほか、日本で販売している軽自動車4モデルや、マイナーチェンジしたセニアなどを出展。セニアは車両だけでなく、新型エンジンを搭載した新開発プラットフォームについても展示を行うことで、燃費性能や基本性能の進化をアピールする。
2015年08月21日オートデスクは8月19日より、3Dゲーム開発向け新ゲームエンジン「Autodesk Stingray」を月額5,000円(メーカー希望小売価格、税別)で発売する。Autodesk Stingrayは、同社が2014年に買収したBitsquidエンジンの高性能かつデータ駆動型のアーキテクチャをベースに開発した新しいプラットフォームのゲームエンジン。さまざまな業界標準のゲーム開発ワークフローに対応しており、習熟度の異なるゲーム開発者がより簡単にゲームを制作できるよう、視覚的なノードベースのスクリプトやLuaスクリプトなどさまざまな開発ツール が搭載されている。また、開発者の要望に応じてC++ソースコードも追加で購入できるという。対応プラットフォームは、Apple iOS、Google Android、Microsoft Windows 7/8、Oculus Rift DevKit 2、Sony PlayStation 4、Microsoft XboxOneなど。
2015年08月17日オートデスクと日本設計は8月5日、昨年9月にパートナーシップを結び推進してきた、次世代BIM(Building Information Modeling)の実現を目指した取り組みについて進捗を発表した。今回の取り組みでは"3Dモデル"と"情報"を融合させた「Integrated BIM」を確立するため、オートデスクのBIM専用ソフト「Autodesk Revit」を共通プラットフォームとして整備し、設計の"情報"を全社で標準化したという。「Integrated BIM」のポイントは、「Revit」上に情報を統合することで、さまざまな用途に応じて情報を「Revit」からアウトプットできるようにしたことだ。これによって、より見やすい図面の作成が可能となる新たな作図方法が可能となったほか、BIMの情報と概算システムを連携させることで概算の迅速化を実現した。また、従来はシミュレーションを実施するには元のデータを変換しなければならなかったが、プラットフォームを整備したことで、シミュレーションソフトにBIMからデータを直接持ち込むことが可能となり、効率の向上につながったという。さらに、同手法は建築・構造だけでなく設備の領域もカバーしており、スペースの室諸元情報や機器仕様を設計・FMに活用することが可能となっている。こうした成果について、日本設計の取締役 専務執行役員である福田卓司氏は「当初の目標を(達成した)という意味では100点。設備の連携も含めれば100点を超えている」と自信を見せる。実際、同手法を導入したプロジェクトがすでに数件進行しているとのことで、施工者から見やすくなった図面について好評を得るなど、外部の業者との連携という意味でも一定の手応えを感じている。今後は、「Revit」のアドインとして利用できるパラメトリック設計ツール「Dynamo for Autodesk Revit」を使用し、シミュレーターとパラメトリックデータを連携させることで、ライフサイクルコストを自動で計算できるようにするなど、"3D"と"情報"の融合をさらに進めていくほか、「Integrated BIM」の普及を社内外で図っていくとしている。
2015年08月06日