ジェーンマープル(Jane Marple)より、60年代のイギリスをイメージした「スウィンギング・ロンドン」をテーマに、「ビッググレンチェック(Big glencheck)」シリーズが登場。ジェーンマープルのアイコンでもあるチェックを、大きめの柄で表現。トラッドなパターンのジャケットやスカートが、アイボリーやピンクなどのブライトカラーによってフェミニンな雰囲気を纏う。ブラウンのチェックはクラシカルなスタイルをより凛とした表情に。セットアップでスタイリングすれば、正統派な着こなしが実現する。コートやケープジャケットの襟には、ふわふわとしたファー素材を施し、エレガントで可愛らしく仕上げている。サイドにプリーツを寄せたスウィンギングドレスは、ミニ丈で明るく躍動的な印象。まさに“スウィング”しているかのように、ファッションを楽しめる。【詳細】ジェーンマープル ビッググレンチェック発売時期:2017年9月30日(土)※シリーズの一部は発売中取扱店舗:ジェーンマープル取り扱い直営店、その他取扱店舗■アイテム詳細・ビッググレンチェックのジャケット 43,800円・ビッググレンチェックのスカート 25,800円・ビッググレンチェックのスウィンギングドレス 37,800円・ビッググレンチェックのケープジャケット 49,800円・ビッググレンチェックのスウィンギングコート 59,800円【問い合わせ先】St Mary Mead co.,ltd.TEL:03-3468-0232
2017年09月30日みなさんは、既に秋物の流行アイテムをチェックしましたか? さまざまなアイテムがトレンド入りしているなかで、比較的取り入れやすいのが「グレンチェック」のアイテム! グレンチェックは通常のチェックよりも、細い線で作られた格子柄がたくさんに集合したチェック柄。メンズライクでカッコいい印象を持たせることができます。今回は、そんなトレンドのグレンチェックを活用した大人の女性におすすめのコーデをご紹介します。カッコいい派はワイドパンツで【デキるOLマナー&コーデ術】vol. 50普段、スカートよりパンツ派の方はトレンドの柄物も、ぜひパンツで取り入れてみましょう。オススメはグレンチェック柄の「ワイドパンツ」。ビジネス向けなら細身のスラックスパンツも良いですが、シルエットが細いとキャリア感が出てしまいます。オンオフ兼ねて、コーディネートの幅を効かせるなら今季はワイドパンツを選ぶのが正解! トップスは女っぽさを意識したフレアスリーブやVネックトップスで、ほどよくフェミニンに。バッグはファー付きのものを選ぶと秋らしい厚みとバランスの取れたコーディネートになります。上品派はロングのペンシルスカートで一転して、スカート派はグレンチェックの「ロング丈ペンシルスカート」がおすすめ! ハイウエストのロング丈スカートは足長効果を見せてくれるので、体型カバーにもぴったりなアイテムなのです。身長が155cm以上の方は、足元はフラットシューズでヒールなしのほうが抜け感があって良いです。155cm未満の身長低めさんは3cm~5cmヒールパンプスがあると身長とのバランスが良い感じに。下半身に重心がいきやすいので、ロングヘアの方は髪をまとめるとオシャレな雰囲気に仕上がります。一部で取り入れるならビスチェがオススメ他の人とはかぶらないスタイルでグレンチェック柄を取り入れたい方は、「ビスチェ」を取り入れてみましょう。ビスチェもまたグレンチェック同様に今年のトレンドアイテムです。昨年はキャミソールを重ねたレイヤードスタイルが主流でしたが、今年はビスチェを重ねるコーディネートが注目されています。細身のストレートデニムと合わせたり、スカートと合わせてフェミニンに着こなしたり……思い思いの取り入れ方で他の人との差をつけたオシャレコーデに挑戦してみては?トレンド柄で、いつもの服をクラスアップ!トレンドは一過性ですが、そのトレンドを楽しむ余裕を持つ大人の女性って素敵ですよね。全身が流行りモノというワケでなく、手持ちのベーシック服にプラスαで取り入れている方を見ると思わず「素敵…♡」と呟いてしまうものです。グレンチェックは他のチェック柄よりもフォーマルな印象を持つので、まさに大人の女性にピッタリのトレンド柄なのです。ぜひ、みなさんもコーデのワンポイントとしてグレンチェックを上手に取り入れてみてくださいね。
2017年09月22日今季のトレンド柄のひとつが、ザ・クラシックなグレンチェック。差し色や幅の違いなど多様に揃ったラインナップを、今っぽいアイテムとのコーディネートで、さらにアップデート!品の良さとインパクト、ダブルで叶える。大きなバラ柄にチェックという、本来ならインパクトが強くなりがちな柄ミックスも、落ち着いたグレーの色合いと厚みのあるウール素材のセットアップで、上品な印象に仕上がる。随所に入ったタックが、絶妙なシルエットを作り出す一着。トップス¥28,000スカート¥44,000(共にディサヤ/H3Oファッションビュロー TEL:03・6712・6180)シューズ¥38,000(エフ・トゥループ/アメリカンラグ シー 新宿フラッグス店 TEL:03・5366・5425)ソックスはスタイリスト私物秋のレイヤードはビスチエからスタート。コーディネートをグッと今っぽくしてくれるビスチエ。モノトーンに潜む、黄色のラインが嬉しいアクセントに。バックはカシュクールになっていて、後ろ姿を違う表情に見せてくれる。¥19,000ニット¥18,000(共にデ・プレ/デ・プレ 丸の内店 TEL:0120・983・533)特大サイズのリボンがとびきりキュート!シックな足元には大ぶりのリボンで甘さを足して。コーディネートのポイントになる印象的な一足は、シンプルなボトムスと好相性。シューズ¥41,000(ポリー プルム/ジャーナル スタンダード 表参道)ソックスはスタイリスト私物シンプルなトップスに旬をウエストマーク。グレンチェック×太ベルトとトレンド最前線なアイテムが登場。バックはゴム、サイドにファスナーと着脱のしやすさも重要なポイント。¥2,990(AG バイ アクアガール TEL:03・6324・2642)※『anan』2017年9月6日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・草場妙子モデル・モトーラ世理奈(by anan編集部)
2017年09月02日◼︎今秋のコーデには、グレンチェックを取り入れると旬にバレンシアガにロエベ、ステラ マカットニー、そしてシャネル。秋冬ファッションでは、どのブランドも「チェック柄」がキーワードです。なかでもグレンチェックを取り入れているブランドが多いです。今年3月のパリコレクション発表の頃から楽しみにしていた柄のひとつです。グレンチェックというと、少しレトロな印象がありませんか。今年の秋冬ファッションは70年代リバイバル、レトロ感をコーディネートにプラスすると、旬コーデに早変わりします。◼︎Uniqlo UクルーネックTシャツボルドー×グレンチェックパンツのコーデトップスに選んだのは以前コラムでご紹介した、Uniqlo UのクルーネックTシャツ。ボルドーカラーが秋らしさを引き立ててくれていますが、ベーシックな白や黒でも素敵に仕上がりますよ。トップスのTシャツをグレンチェックのパンツにインして、ウエスト位置をきちんと作ることを意識しました。◼︎UNIQLOドレープブラウス×グレンチェックパンツのコーデこちらのトップスもUNIQLOです(790円と大変お買い得でした)!マスタードイエローも秋らしさが楽しめる色なので、引き続きこの秋に重宝しそうです。この着こなしでは、ブラウスの前側だけはグレンチェックのパンツにイン、後ろ側はインせず着ています。全部インしてしまうと、とろみ感が損なわれてしまうことと、ブラウスがパンツのなかでもたついてしまうことから、この着方にしました。トップスの裾は、ウエストのバランスで決めると良いです。◼︎今秋はどこか懐かしいグレンチェックのコーデを楽しんでグレンチェックは、千鳥格子とヘアラインチェック(髪の毛の細さのようなチェック)など、細かい格子を組み合わせた柄。グレー系、ブラウン系など、色合いはさまざま。わたしは昔、母のクローゼットを眺めていた頃、このグレンチェックの洋服がとても素敵で、大人びたアイテムだなぁと感じ、憧れていたのを思い出します。わたしが生まれたのが70年代後半なので、まさに親世代のファッションアイテム。そんな懐かしいレトロアイテムを今年っぽくコーディネートしてはいかがでしょうか?コーディネートのポイントは「色を3色に絞ること」。上のコーディネートはボルドー、黒、グレーの3色コーデ、下のコーディネートはマスタードイエロー、黒、ブラウンの3色コーデにまとめています。そして、パンツの着丈の長さも、大事にしたいですね。UNIQLOのアンクルパンツは、身長159センチのわたしには長いため、必ず丈詰めをしています。裾にたるみが出る方は、丈詰めを必ずしてくださいね。今年の秋冬ファッションは、コーディネートのどこかにグレンチェックが入っていると、簡単に旬コーデの完成です。柄を取り入れるのが苦手な方にもおすすめですよ。
2017年08月29日大人気ドラマ「ウォーキング・デッド」で長年に渡ってグレン役を演じたスティーヴン・ユァンが、長年交際してきたジョアナ・パクさんと3日(現地時間)に結婚した。結婚式には現在放送中の「ウォーキング・デッド」のシーズン7のキャストから、過去出演していたキャストまでが勢ぞろい。主演のアンドリュー・リンカーン(リック役)はもちろんのこと、ノーマン・リーダス(ダリル役)、メリッサ・マクブライド(キャロル役)、チャンドラー・リッグス(カール役)らレギュラーメンバーに加え、初期に出演していたエイミー役のエマ・ベルやリックの妻・ローリを演じていたサラ・ウェイン・キャリーズらの懐かしい顔ぶれも。式では、主演のアンドリューの妻であるゲイル・アンダーソンと、ドラマの中でアンドリュー演じるリックの妻を演じていたサラの“妻2人”の貴重なツーショットも実現。サラがインスタグラムに写真を載せている。ダリル役のノーマンは、式への出席だけでなく、自身のインスタグラムでもスティーヴン夫妻の結婚を祝福。2人の写真を投稿し、「最高の週末だったよ。愛してる」とハートマークとシャンパンの絵文字で祝福した。(Hiromi Kaku)
2016年12月05日dTVで配信中の大人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」。このほど、最新のシーズン7・第1話で衝撃的な最期を遂げた人気キャラクター“グレン”への追悼の意を込めた映像「【ありがとう。】GOODBYE GLENN」が公開された。“ウォーカー”と呼ばれるゾンビがはびこる荒廃したアメリカを舞台に、リック(アンドリュー・リンカーン)、ダリル(ノーマン・リーダス)ら生存者たちが、安住の地を求めて恐怖に立ち向かう姿を描く本作。だが、待望のシーズン7・第1話が配信された10月24日は、「ウォーキング・デッド」ファンにとって忘れられない日となってしまった。シーズン1から主要キャラクターとして人気を博してきた男気イケメン、グレンが命を落とすという衝撃的な展開が待っていたのだ。そのあまりの非道さは、新たに登場した対立グループのリーダー、ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)の極悪ぶりをも強烈に印象づけることになった。韓国系俳優スティーヴン・ユァンが演じていたグレンは、シーズン1から登場。ピザの配達員だった彼が、リックの命を救い、数々の試練を乗り越えていくうちにたくましく成長していく姿や、仲間思いの男気あふれる姿が多くの共感を呼び、ノーマンたちとの仲良しオフショットなども話題に。配信終了するや否や、グレンの死を嘆く声や、彼のこれまでの功績を称える声が多数あがり、1か月たったいまでもその声はとどまることを知らない。dTVでは、そんなファンたちの気持ちを代表し、「さようなら…ありがとう!」の思いを込めてグレンの軌跡をふり返る映像を制作。仲間との絆、マギー(ローレン・コーハン)との愛の軌跡など、シーズン1から6までの出演シーン、キャラクターとしての成長をまとめた映像になっており、「ウォーキング・デッド」を長年愛してきたファンたちはもちろん、観はじめたばかりのファンも、最も愛されたキャラクターの1人、グレンについて理解が深まる内容となっている。「ウォーキング・デッド」シーズン1~6はdTVにて全話を配信中。シーズン7は毎週月曜21時~FOXチャンネルにてリアルタイム配信中(最新話は初回配信4日後から35日間見逃し配信)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウォーキング・デッド [海外TVドラマ](C) 2010 American Movie Classic Company,LLC. All Rights Reserved.
2016年11月27日米ロックバンド・イーグルスの創立メンバーでギタリストのグレン・フライさんが、67歳で死去した。急性潰瘍性大腸炎、急性肺炎、リウマチ性関節炎などを患っており、さまざまな疾患が重なったことで死に至ったという。同バンドの公式ウェブサイトには、「われわれの悲しみ、彼が僕らに与えてくれたもの全てに対する私たちの愛と尊敬を言葉では表すことはできません」と家族とバンドメンバーたちからの言葉が記載されている。さらにTMZ.comは、グレンさんが11月に手術を受けた後、経過は順調だったにもかかわらず、最近になって症状が急変していたと伝えている。イーグルスは『ホテル・カリフォルニア』『ならず者』『テイク・イット・イージー』『テキーラ・サンライズ』などでヒットを飛ばして人気を博し、グレンも多くの代表曲の曲作りに参加。6回のグラミー賞受賞も果たしたイーグルスは1980年に解散したが、グレンはその後もソロシンガーとしての活動を続けて『ヒート・イズ・オン』『ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティ』などのヒット曲を世に生み出した。先月にはイーグルスの復活パフォーマンスがケネディ・センター名誉賞の席で行われる予定だったが、グレンさんの体調不良により中止となっていた。(C)BANG Media International
2016年01月20日2013年に公開された映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』。この映画のヒロインはオーディションで決定したのですが、5,000人という応募者の中から、審査員が満場一致で選んだのが大原櫻子さんです。この映画の中のバンドでもあるMUSH&Co.のヴォーカリストとしてCDデビュー。女優として、そしてアーティストとしての道を歩み始めました。そして2014年には日本映画批評家大賞新人賞、日本レコード大賞新人賞という2つの新人賞を受賞、そのポテンシャルの高さが認められる形となりました。その大原さんの4枚目のシングルが『キミを忘れないよ』。大原櫻子名義では初となるラブバラードは、切ないメロディを抒情的に歌い上げるヴォーカルラインが印象的な1曲。ポップな曲だけでなく、バラードのような“聴かせる”楽曲でも存在感のある歌声を披露しています。ちなみにこの『キミを忘れないよ』は、12月末公開の『映画ちびまる子ちゃん』の挿入歌にも決定しています。リリース情報:『キミを忘れないよ/大原櫻子』(2015.11.4発売/¥1200(tax out)/VICL37123)※初回限定盤A(¥1500(tax out)/VIZL907/DVD付)、初回限定盤B(¥1500(tax out)/VIZL908/DVD付)も同時発売
2015年11月10日「天使すぎる歌声」と話題沸騰、ヴォーカルのNANAEさんを中心とする男女混成4人組ロックバンド・7!!(セブンウップス)の最新シングルは感動的なバラード。この『センチメートル』が完成したのは結成当時の10年前。これまで寝かせてきた理由は、「この楽曲の持つ力に自分たちの実力が追いついていなかった」と感じていたため。そして満を持してこのタイミングでリリースされることになりました。共感性の高い歌詞とメロディの切なさが絶妙に絡み合い、そしてそこに透明感あふれる歌声が乗ることで、7!!らしいバラードが完成しています。カップリングの『君だけのストーリー』は明るいカントリー調、『オレンジ feat.NAOTO(Classic ver.)』ではヴァイオリニスト・NAOTOさんが参加したちょっと変化球な弾き語りを聴かせるなどさまざまな表情を見せてくれる1枚です。この作品を引っ提げての全国ツアーも決定、「天使すぎる歌声」が日本中で響き渡ることでしょう。リリース情報:『センチメートル/7!!』(2015.10.21発売/¥1111(tax out)/ESCL4537)※初回限定盤(¥1667(tax out)/ESCL4535-6/DVD付)も同時発売※ツアー情報/7!!のうぷぷなツアー2015~でーじ、ごぶさーたーあんだぎー!!~2015年10月31日~2015年11月29日(12公演)
2015年10月14日今夏に公開が予定されている映画『ラブ&ピース』の主題歌に、忌野清志郎率いるロックバンド・RCサクセションの1976年に発表した楽曲「スローバラード」が起用されることが决定した。映画『愛のむきだし』(2009年)や『ヒミズ』(2012年)などで知られる園子温監督の最新作『ラブ&ピース』は、園監督が初の特撮を用いた演出に挑む作品。一人の冴えないサラリーマンを主人公に、崩壊する東京の街に巨大化した"LOVE"=愛の怪獣が東京の街に現れるという驚愕の超展開。「血が出ない」「誰も死なない」「エロくない」とこれまでの"園子温ワールド"のイメージと一線を画しながらも、愛と希望と夢で綴られた極上エンターテインメントに仕上がっているという。園監督が本作の脚本を書いたのは20年余前となる1990年頃で、若き日の園監督は主役の鈴木良一役を自身がファンだった忌野清志郎に演じてほしいと考えていたという。実際に忌野清志郎に出演をオファーするために所属事務所に赴いたが、「俳優業はやっていない」という理由で出演を断られた過去があり、今回映画化に伴い主題歌に「スローバラード」が起用されるに至った。また『ラブ&ピース』と2月10日に全国公開される映画『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM ~#1(ナンバーワン) 入門編~』のコラボレーションも実現。『ラブ&ピース』の本編映像に合わせて、2007年に札幌市民会館で行われた忌野清志郎のライブを1カメで収めた未公開映像の「スローバラード」が挿し込まれたミュージックビデオが公開されている。映像は、映画『忌野清志郎~』の監督を務めた太田旬氏が編集し、監修を園監督が担当した。(C)「ラブ&ピース」製作委員会(C)忌野清志郎ロックン・ロール・ショーThe FILM ~#1入門編~製作委員会
2015年02月04日園子温監督の新作映画『ラブ&ピース』の主題歌が、RCサクセションの『スローバラード』に決定し、2月10日(火)から公開になる映画『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショーThe FILM ~#1 入門編~』とのコラボレーション映像が公開になった。コラボレーション映像『ラブ&ピース』は、園監督が特撮を初導入し、劇中に怪獣が登場するエンターテインメント作品。主人公の鈴木良一はかつてはロックミュージシャンを目指していたが現在はうだつのあがらないサラリーマンで、同僚の寺島裕子に恋をしているが、まともに話すこともできないでいる。しかしある日、鈴木はデパートの屋上で一匹のミドリガメと運命的な出会いを果たし、想像もしなかった展開に巻き込まれていく。園監督が本作の脚本を執筆したのは約20年前で、鈴木良一役を忌野清志郎に演じてほしいと考え、出演をオファーしたが、俳優業はやっていないという理由で断られたという。それから20余年が経ち、監督は当時の脚本に手を加えて撮影に入ったが、主題歌をRCサクセションの『スローバラード』に決定したという。このほど公開された映像は、間もなく公開になる映画『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショーThe FILM…』を手がけた太田旬が編集し、園監督が監修したもので、本作の映像や2007年に札幌市民会館の最後の日に行われた忌野清志郎のライブの未公開映像などが登場する。『ラブ&ピース』初夏、全国ロードショー
2015年02月02日大女優がグレン・クローズ製作・脚本・主演を務める1月18日公開の映画「アルバート氏の人生」。本年度(第84回)のアカデミー賞にも3部門にノミネートされる注目作だ。彼女が女優人生を賭けて実現させたかったこの映画の魅力、舞台裏についてグレン・クローズ本人にインタビューを行った。(C)Kaori Suzuki■脚本にも参加されていますが、舞台版と映画版との一番の違いは? もし大きな相違点があれば、そうするに到った動機や経緯なども具体的にお聞かせ下さい。舞台はとても質素なの。ホテルの回転ドアとアルバートの仕事場であるちょっとしたプラットフォームがあるだけだったわ。それと多分ベッド、ノミの(シーンのための)ベッドね。だから想像力にかなり頼らないといけなかったのよ。観客はホテルがどういうところかとか、すべてを想像力で埋めないといけないの。舞台では、虚構の世界だと知りながらも、本物だと信じ込んでしまう。すべてを(想像力で)埋めてね。でも映画は本当にそのままでしょ。舞台で想像力を働かせて埋めていたものを、本物として作らないといけない。だから、(舞台から映画への)移行は、とても難しいんだと思うわ。私は、舞台に戻ることはしなかった。舞台(の脚本)は使わないことにしたの。原作を使って、そこから脚色していったのよ。■あなたがこの作品で一番魅力に感じる部分はどこですか? (C)Kaori Suzuki私は彼女にとても感動させられたの。彼女はとても感動的なキャラクターだと思ったわ。基本的に、ものごとを知らず、自分を哀れんだりせず、夢を持っているキャラクターには、どこかとてもパワフルなものがあるわ。自分を不憫に思ったりせず、生き続けるための夢を持っているの。たとえ自分が成し遂げたいことをやるのに、ほんの少ししか手段を持っていなくてもね。そういうことにはどこかとても感動的なものがあるわ。そういった信念は、人々にとってとても感動的だと思うの。それとアルバートのようなストーリーには、きっと何かが起きる、というのが感じられる。それが何かは分からないけど、驚きのあるストーリーなの。常にこういうふうになるだろうと思うような展開にならない。それは、この題材のもう一つの素晴らしい点だと思うわ。■おっしゃるように、どういうふうに話が進むのか分かりませんでした。アルバート・ノッブスを演じた上で30年という時間の経過があなたに与えた影響は何でしょう? 30年間、自分の(演技の)技術を学んできたの。本当にそうよ。なぜなら、とても難しい役でしょ。クローズアップがいかにパワフルかということを30年間学んできた。30年間、映画において、いかに思考や沈黙や動きがパワフルかを学んだわ。私にとって、このキャラクターを演じるのにパーフェクトな時だったと思うの。私は、複雑なところにもっと気づくようになったわ。なぜなら年を取ってから彼女を演じたことで、もっと時間が経ち、彼女は、あのマスクにもっと深く隠れている。そして、そこから出てくることは、彼女にとってもっと難しいのよ。そういったことすべてがストーリーにさらなるパワーをもたらすことになったと思うわ。■リサーチのために、女性が男装している写真をナショナル・ジオグラフィック誌でご覧になったんですね。そうなの。アルバニアの一部に、、なんて呼ばれていたかしら…彼らがなんと呼んでいたか忘れてしまったけど、もし家族に男性の跡取りがいなければ、彼らは女性をノミネートし、その女性は男性として人生を送るの。これがそういった生き方をした女性の顔なのよ。驚くべきことよね。そういった人生が、彼女の顔にもたらしたものはね。■メイクをすることは、このキャラクターになる手助けをしてくれましたか? ええ、助けてくれたわ。私の鼻を変えるだけだったの。そんなにたくさんパンケーキを使ったメイクはしなかった。彼らは、私自身の肌の色にうまく合わせることが出来たの。目のメイクはまったく何もしなかった。眉毛も何もしなかったわ。ここにちょっとだけしたけど(歯を差しながら)。■歯にですか? 歯の上に被せるの。それと私の耳はとても小さいから、もう少し大きなものにしたわ。そして少し外に飛び出しているようにしたの。それはとても印象的なのよ。耳が飛び出しているというふうにすることは、とても重要だった。■念願の作品の映画化を実現できたわけですが、その道のりを振り返っていかがですか? (C)Kaori Suzukiとてもいい気分よ(笑)…5年前だったと思うけど、私の家にいた時のことを思い出すわ。私がボニー・カーティス(プロデューサー)に会った時、物事が変わったのよ。私たちは一緒に「The Chumscrubber」をやったの。それは、ボニーが初めて一人でプロデュースした作品だった。彼女にはどこか私がすぐに大好きになったところがあったの。それで、脚本を彼女に渡して、「死ぬ前にこの役を演じたいの」と言ったわ。彼女は素晴らしいコラボレーターなの。どこからお金を引っ張ってくるかということに関して、型にはまらない発想が出来るのよ。なぜって、私はそれまでにすべてのインディペンデント映画の会社に当っていたからよ。すべての人のところに話をしに行ったわ。最終的に製作費を集めることが出来たのは、ボニーの独創性と、時々のちょっとしたひらめきのおかげなのよ。私たちは素晴らしいチームだった。それからロドリゴ(・ガルシア監督)のプロデューサーのジュリー・リンが加わったわ。彼女はとても才能があるの。彼女たちは素晴らしいチームだった。私たち3人は素晴らしいチームで、エネルギーを持っていたわ。結局、製作費はハリウッドからはまったく出ていないのよ。私たちがやっていることに興味を持つ人たちがもっともっと出て来ていると思うわ。映画ビジネスをやってみたいという人たちからもっと資金を集められるようになっている。製作費を集めようとしている人たちにとってそれはいいことよ。でも、本当に難しいの。私は決してあきらめないと決心したのよ…まず、女優であることは、信じられないくらい難しいの。すごくたくさん拒絶されるの。いつも自分がやりたいと思うことをやれるわけじゃないわ。でも、私は、この題材を決して諦めない、というところまで来たのよ。今から2年経って、「ああ、あの映画が出来ていたら、ナイスだったでしょうね。とても素敵な映画になっていたでしょうに」なんて言いたくなかった。そんなことを言わずにすんでよかったわ。なぜなら、この映画を作ることは本当にすごく楽しかったからよ。一緒に仕事をした人々やチーム、クリエイティビティ、すべてがこうあって欲しいと願うものだったわ。すべてが私にとって最高だったのよ。■撮影中で一番チャレンジングだった事、また面白いエピソードがあれば具体的にお願いします。私たちにとって最大のチャレンジは、すごく短い時間でやらないといけなかったことよ。こういうことがあったわ。私たちはアート・ディレクターと彼女のチームを集めてプロダクション・ミーティングをしないといけなかった。「ダイニングルームの家具をクリスマス休暇の間、借り続けておくお金も予算もない」って。それで、私たちが撮影することになっていた部屋にある(別の?)家具を、撮影前にあきらめないといけなくなったの。それで、私は言ったわ。「オッケー、じゃあ、そのシーンをどこで撮れるかしら」って。そういうシーンの一つは、パーティーの後、医者がいるところにマリアがやって来て、彼が彼女のスカートをつかむところだったの。あれは、もともとダイニングルームで撮影する予定じゃなかったんだけど、その方が結果的にはより良くなったのよ。そういうのはとても楽しいわ。それに、この作品にはもっとマジック・リアリズムがあったわ。アルバートが心の中で見ているものが大事だったのよ。彼女が、ヒューバートとキャサリーンのベッドルームがどういうものかを考えてみるシークエンスがあったの。最初、二つのベッドがあるところが出てきて、それから、彼女たちが一つの大きなベッドにいるところが出てくるの。彼女が心の中で考えていることがわかるようにね。でも、そういうことをすべてやるお金がなかったわ。それが出来れば素晴らしかったと思うけど、出来なかったの。それから、彼女が小さなお店を覗き込んで、想像するシーンがあったわ。あそこにはチョコレートとかいろんなものが置いてあるはずだったの。そして、コンピューターで動くクレーンを使うはずだったけど、それをやるのに8万ポンド(約1000万円)もかかるから、出来なかったのよ。それで、ミーティングで私は言ったわ。「私の顔(の表情で)で見せるわ」って(笑)。実際、それは…古い壁紙を見て、彼女が想像しているというシーンになったの。そういう問題の解決法は大好きよ。多くの場合…たくさんの人たちがそう言うんだけど、潤沢なお金がない時、もっとクリエイティブになれるって。問題を解決しないといけなくて、多くの場合、より良いものになるのよ。■アイルランドで撮影中、30年振りの大雪だったそうですね。すべてが凍っていたけど、雪かきというものがなかったの。だから雪や氷が道に残っていたわ。人々は転んで、お尻や足を骨折したりしていた。本当にひどかったのよ。カベンティリー・ハウスに行く時に、人々が道の端に車を置き去りにしているのを見たけど、そこに1週間も置きっぱなしだったわ。信じられなかった。すごく寒かったのよ。■ミア・ワシコウスカやアーロン・ジョンソンら若手実力派の役者との共演はいかがでしたか?私たちは一緒にリハーサルしたんだけど、彼らを見るのは素晴らしかったわ。最初、ミアには内気なところがあったの。そして、アーロンは、もっと積極的だった。それで、彼は彼女をつかんで、キスしたわ。ミアはちょっと…。それから、彼らたちはお互いにレスリングすることになったの。彼らは素晴らしい関係を持てるようになったのよ。あのリハーサル期間は、とても、とても役立ったわ。なぜなら、私たちは同時に脚本の手直しをしていたからよ。彼らにはとても感心したわ。理想的な世界では、こういった難しい役を見事に演じることが出来るすごくいい役者で、まさにこれからビッグになるという二人の若い役者をキャストしたいものよ。でも、それはとても難しいの。なぜなら、普通、そういった立場にいる若い役者のエージェントは、「アルバート氏の人生」みたいな映画はやらせたくないものだからよ。彼らは、大抵、たくさんお金を払ってくれる映画をやらせたがるものなの。でも、ミアはロドリゴが大好きなのよ。ロドリゴが彼女を発掘したからよ。アーロンは、ただいい役者になりたいだけなの。彼は頭がいいわ。彼は、(この映画をやれば)どういう人たちと一緒に仕事をすることになるか知っていたの。すべての役者が、最高の役者たちだったのよ。彼らは二人ともこの映画をやるために、大作を断ったの。それは稀なことよ。でも、それは、彼らがどれほど演技力を磨くことに真剣かということを示しているわ。だから、私は彼らに対してとても尊敬の念を持っているし、彼らが仕事をしているのを見るのが大好きだった。素晴らしかったわ。彼らは素晴らしかった。■あなた自身が歌詞を書いたわけですが、曲についてはどのように思いましたか?大好きよ。本当に大好きなの。私は子守唄が大好き。子供の頃、子守唄が大好きだったわ。だから、子守唄にするのは、論理的なことに思えたの。映画の最後のイメージだし。アルバートはとても子供っぽいしね。それはほとんど、ヒューバートがアルバートに歌っているみたいね。それか、アルバートはヘレンに歌ってあげたかったでしょうし、ヘレンが彼女の赤ちゃんに歌うことも出来る。または、ヒューバートが、ヘレンと小さな赤ちゃんのアルバートに歌うことも出来るわ。だから、映画の最後にうまく合うのよ。それから、私はミュージカルをやることで、たくさん学んだわ。史上最高の作詞家のひとりはオスカー・ハマースタインよ。そして、歌うことも学んだわ。私はオスカーの曲を全部知っている。彼らは、母音をどこに置けば歌いやすくなるか知っているのよ。美しいメロディや素晴らしい歌詞を書くだけじゃなくて、技術的に音を出さないといけないの。ある声域で歌うのがとても難しい母音があるの。どこに母音を置くべきか、というのが重要なのよ。私は、シニード・オコナーがすごく気に入ってくれた時、本当にうれしかったわ。彼女は、それをずっと言い続けてくれているの。あの歌は歌いやすいの。それは、歌手がエモーションを自由に表現出来るようにしてくれるの。(曲の音程が)声域の変なところにあって、その音が出るか心配する必要がないのよ。言っていることわかるかしら?ある母音や子音を使うことでね。そういうことにも気をつけたのよ。■今後、女優、映画人としての新たな目標をお聞かせ下さい。自分が面白いと思う役といいストーリーを見つけ続けたいわ。そして何度も言い続けているけど、自分で書きたいの。もし本当に書きたければ、書くしかないわ(笑)。私はいつも「パーフェクトな瞬間を待たないといけない」って言っているの。でも、きっとやるわ。必ずね。でも演技の話がきたら、書くよりも演技をしてしまうのよ。■書くというのは、脚本のことですか? そうなの。自分で書きたい脚本があるのよ。■それはどんなものなんですか?小説を基にしたものですか?それは私が子供の時に聞いたストーリーを基にしたものなの。私の母は、おばあさんの書斎にあるとても古い本をよく私たちに読んで聞かせてくれたのよ。■特に日本の女性の観客へ向けてメッセージがあればお聞かせ下さい。これは女性と社会での彼らの立場についてのかなり意味深い映画だと思う。女性がなんの権利も持っていない時代を舞台にした作品なの。彼女たちは、夫か、彼女たちが仕えている家主の持ち物と考えられていた。(この映画は)生き残るためにどこまで人々がやるか、ということを描いているの。だから私は、ある意味、社会学的な考察のようなものだと考えている。なぜなら女性が男性として装うといったことについての本がいくつもあるし。当時は私たちが知っている以上にもっと多くの女性たちが、きっとそうしていたに違いないわ。そういったことは納得がいく。それが自分たちの自由を得るための、そして、なにか自分たちに期待されている以外のことをするための唯一の方法だったのよ。だから日本のすべての女性が「アルバート氏の人生」を見に行ってくれることを願っているわ(笑)。自分たちの夫を一緒に連れ出してね。作品情報『アルバート氏の人生』監督:ロドリゴ・ガルシア出演: グレン・クローズ / ミア・ワシコウスカ / アーロン・ジョンソン / ジャネット・マクティア ほか配給:トランスフォーマー2013年1月18日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー(C)Morrison Films
2013年01月17日