正覚寺住職で、作家、ジャーナリストとして活躍する鵜飼秀徳氏が究極の自然葬である「コンポスト葬(堆肥葬)」の是非についてSurfvoteで意見を募集し、投票結果を公表!SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「コンポスト葬はアリか?」というイシュー(課題)について11月30日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。イシュー発行の背景米国で究極の自然葬であるコンポスト葬(堆肥葬)のサービスが始まり、話題を呼んでいます。開発したのは、ワシントン州にあるベンチャー企業。米国では毎年およそ270万人が死亡し、そのほとんどが火葬されたり土葬されたりしています。火葬は二酸化炭素を大量に排出し、土葬も棺や副葬品などは土に完全に孵らないことから、遺体を完全に堆肥にかえす葬送「コンポスト葬」に注目が集まっています。米国ではこれに対応して堆肥化の法整備が進んでおり、今後も利用者の急増が見込まれています。これを日本に導入する場合、法律の問題などがありますが、そもそもコンポスト葬自体をみんなはどのように考えるのか?意見を聞くために、鵜飼氏はイシューを作りました。投票の詳細イシュー(課題):コンポスト葬はアリか? 調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票投票期間:2023年10月17日〜11月30日有効票数:54票投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)日本でのコンポスト葬はアリだと思う 69.2%法律はひとまず置いといて、本人、遺族が望むのであればいいと思います。考え方はいろいろあると思うが骨になって置いておくよりは自然に返してあげるのはいいんじゃないかなと思います。日本でのコンポスト葬はナシだと思う 23.1%日本は衛生環境がとても整っていると思います。日本でコンポスト葬を行うと、腐敗が原因で起こる感染症や地下水への悪影響などの衛生面への問題が大きく起こると思います。なので日本でのコンポスト葬は環境的に不向きかなと思います。その他 1.9%わからない 5.8%このイシューを執筆したオーサー 鵜飼秀徳氏作家、ジャーナリスト/正覚寺住職京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。新聞記者、雑誌編集者を経て独立。主に、宗教と社会の関係性について取材と発信を続ける。ニュースコメンテーターとしてテレビ・ラジオ出演も多い。著書に『寺院消滅』(日経BP)『ビジネスに活かす教養としての仏教』(PHP)『仏教抹殺なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』『仏教の大東亜戦争』(いずれも文春新書)など多数。大正大学招聘教授、東京農業大学・佛教大学非常勤講師。全日本仏教会広報委員(有識者)など。あなたの意見・投票を社会のために活用しますPolimill社は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。社会におけるさまざまな課題や困りごとをSurfvoteにイシューとして掲載し、イシューは週におよそ3~5件発行されています。どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。Surfvoteで集めたみんなの意見や結果は、適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月01日エコ思想や死後の自然回帰への願望、コロナ禍での死への意識の高まりから、米国では究極の自然葬「コンポスト葬(堆肥葬)」のサービスが開始し話題に。日本「上陸」はいつになるのか?SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は社会デザインプラットフォーム『Surfvote』を開発・運営しているICTスタートアップ企業です。Surfvoteでは社会におけるさまざまな課題を抽出し、イシューとして掲載しています。イシューは週におよそ3〜5件発行されており、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票しコメントを書くことができます。結果は適宜提言書などに取り纏め、関係省庁や政治家、関連団体に提出しています。このたび、正覚寺住職で作家・ジャーナリストとしても活躍する鵜飼秀徳氏が執筆、課題提起したイシュー「コンポスト葬はアリか?」について、10月17日に掲載、投票を開始しましたのでお知らせします。本イシューは11月30日まで投票を受け付けています。 問題提起いただいたオーサー 鵜飼秀徳氏作家、ジャーナリスト/正覚寺住職 京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。新聞記者、雑誌編集者を経て独立。主に、宗教と社会の関係性について取材と発信を続ける。ニュースコメンテーターとしてテレビ・ラジオ出演も多い。 著書に『寺院消滅』(日経BP)『ビジネスに活かす教養としての仏教』(PHP)『仏教抹殺なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』『仏教の大東亜戦争』(いずれも文春新書)など多数。 大正大学招聘教授、東京農業大学・佛教大学非常勤講師。全日本仏教会広報委員(有識者)など。鵜飼秀徳氏鵜飼秀徳氏の「墓」や「葬儀」について提起したイシュー「おひとりさま」女性の墓をどうするか? - Surfvote : 「オンライン葬儀」はアリか? - Surfvote : Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月17日夏が近づくにつれてキッチンで気になるのが、生ゴミ臭。私も以前は生ゴミが臭わないようビニール袋に入れて口をしっかり縛り、燃やせるゴミの日を待って捨てていました。ビニール袋は燃やせるゴミじゃないんだけどなぁ…と後ろめたい気持ちを抱きながら。それが2年前、コンポスト生活を始めてからノンストレスに! 今回は我が家のコンポスト作り体験談と、私の3人のコンポスト仲間の様子をお伝えします。【ご紹介するコンポスト】・筆者のコンポスト(設置式:庭)・Aさん宅のコンポスト(バッグ型:ベランダ)・Bさん宅のコンポスト(密閉型:キッチン)・Cさん宅のコンポスト(電動型:キッチン)■「コンポスト」って何? どうやって始めるの?コンポストとは、生ゴミや落ち葉などを微生物の力で分解させて作る堆肥のこと。栄養豊富なので家庭菜園や花の栽培などに使えます。コンポストを作るにはコンポスター(容器)が必要です。庭やベランダに設置するタイプや地中に埋めて使うもの、室内でも使用できる密閉式や電動式、ダンボールを活用したものなど、さまざまな種類から選べます。我が家は庭に置きたかったので写真のような設置式をセレクト。これは住んでいる自治体推奨のもので、8割も助成があったので3,000円で購入できました。さらに、主人が役所のごみ減量推進課へコンポスターを注文しに行った際には丁寧に使い方の説明をしてもらえ、生ゴミと混ぜる腐葉土も無料でもらって帰ってきました。生ゴミの減量化・資源化はどの地域も抱えている課題だけあって、積極的にサポートしてもらえるようです。まずはお住まいの自治体のHPなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。後日、届いたコンポスターに腐葉土を入れ、生ゴミの分解が進みやすいよう日当たりと風通しのいい場所に設置して、ちょうど2年前、我が家のコンポスト生活はスタートしました。■毎日生ゴミを入れて、スコップで混ぜるだけ季節を感じる美しい生ゴミたち。新鮮なままコンポスターにコンポスターに入れるのはキッチンで出る生ゴミです。大きめの野菜クズや果物の皮などは分解されにくいため、小さくちぎったり切ったりしてから入れています。肉や魚の骨、貝殻、カニやエビの殻、玉ねぎやニンニクの皮、とうもろこしの芯などは分解処理に時間がかかるようなので、我が家では避けています。また、家庭用精米機を使っているのですが、精米すると出る「米ぬか」は発酵促進剤になるので捨てずにとっておき、1週間に1度くらいの頻度で投入しています。これまでは米ぬかも、ぬか床に使うぶん以外は使い道がなくて捨てていたので、いろいろと無駄がなくて助かっています。腐葉土を入れたコンポスターに生ゴミや米ぬかを入れた後は、分解がスムーズに進むようスコップで底までよく混ぜて空気を入れます。この作業を毎日ただひたすら繰り返すのですが、色鮮やかだった生ゴミがだんだんと茶色くなり、知らない間に土っぽく変化している様子は不思議というか、なんとも興味深いものがあります。■発酵・分解のスピードは季節によって変わる写真上は1月末、写真下は4月末の様子季節によってコンポスター内の様子は変化します。寒い時期は発酵・分解の進みは遅く、梅雨時は水っぽくベタベタした感じに。2年前の冬場はいつまで経っても生ゴミが原型を留めたままだったので、生ゴミを入れるのをしばらくやめて分解を待ったりもしました。一方、暖かくなってくると微生物の動きも活発になり、混ぜていると土がホカホカと温もりをもっているのを感じるほどに。これは発酵によって熱が出ているからなんだそうです。コンポスター内の容量が6分目程度にまで増えたら、コンポスターに付属していた不織布製の熟成袋に移し替えて保管。夏場は1~2カ月、冬場は3カ月ほどじっくり熟成させて、堆肥のできあがりです。■やっぱり気になる「虫」のこと、「臭い」のこと…庭に設置して避けて通れなかったのは、やはり虫。もれなく我が家にもやってきました(涙)。初めての夏はコバエが発生したので慌てて写真の緑の防虫カバーを購入してコンポスターを覆い、こまめに追い払っているうちになんとか収束。ホッとしていたのも束の間、秋にはアメリカミズアブの幼虫が! ただ、この幼虫のほとんどは成虫にならないままコンポスト内に留まっていました。混ぜるたびにゴロゴロと幼虫が出てきてちょっぴりホラーでしたが(そのうち慣れましたが)、よく見ていると分解のスピードがいつもよりも格段に早いのです。調べてみると、この幼虫はバクテリアよりも数倍から数十倍の分解能力があるとのこと。虫はすべて害虫というわけではないんですね。【※苦手な方はパスしてくださいね】白っぽいものがアメリカミズアブの幼虫です…我が家の場合、虫はわいたもののコンポスター周りをブンブン飛び回って困るというようなことは一度もありませんでしたし、通気性のあるコンポスターなので腐敗臭を感じることもありません。■いつも清潔で気持ちのいいキッチンに変わったこのように、生ゴミを入れて混ぜればコンポストは作れます。毎日スコップで混ぜていると土の様子や変化が分かりますし、不安なことがあったらネットで検索すればヒントとなる情報はほぼ得られますので、導入に慎重になりすぎなくても大丈夫です。どんなコンポスターをどのような場所や環境で使うのかによって、堆肥化するまでの過程は千差万別。住環境や生活スタイルに合ったコンポスター選びから始めましょう。熟成後に袋を開けると、分解しきれなかった何かの種から芽が伸びていました。堆肥は庭の植物栽培に使います私がコンポスト生活で気づいたのは、燃やせるゴミというのはほぼ生ゴミだったということです。おかげでゴミの量は驚くほど減りましたし、夏場の生ゴミ臭ともお別れできました。野菜クズなどは新鮮なままコンポスター行きなので、キッチンはいつも清潔。結果として栄養のある堆肥ができ、庭の土は肥え、地球にやさしいサスティナブルな暮らしができている。こんな気持ちのいいことはないなぁと感じています。次ページでは\コンポスト仲間の体験談をご紹介!/1)ベランダに置ける「トートバッグ型」2)キッチンに置ける「密閉式」3)キッチンに置ける「電動生ゴミ処理機」 \コンポスト仲間の体験談をご紹介!/1)ベランダに置ける「トートバッグ型」2)キッチンに置ける「密閉式」3)キッチンに置ける「電動生ゴミ処理機」1)友人Aさん気軽に始められる「LFCコンポストセット」をチョイス写真のおしゃれなトートバッグ型のコンポスター、見たことがある人も多いのではないでしょうか。この「LFCコンポストセット」を使っていた友人宅におじゃまして、話を聞いてきました。使っていた期間は約1年半。これならベランダで手軽にできそうと思って始めたそうです。基本的には有料の定期便となり、初回は内袋つきの専用バッグとコンポストの中身(「基材」と呼ばれる、生ゴミと混ぜ合わせる原料)、取扱説明書などが届き、2回目からは基材のみ届くシステム。お届けサイクルは選べるそうです。使い方は、バッグ内に付属の内袋をセットして基材を入れ、生ゴミを投入してスコップでよく混ぜます。その後、内袋の口を折ってバッグ内に収め、ファスナーを閉じて終了。これを毎日繰り返します。■堆肥が増えてしまい、今は一時停止中保管する時は写真のような風通しのいい台の上に置くといいそうです。熟成もこのバッグのままできますが、その場合は生ゴミ処理を続けるためのトートバッグがもう1つ必要になります。熟成後の堆肥(コンポスト)は用土と混ぜてガーデニングに使っていましたが、堆肥がどんどん増えて残ってしまうようになったので、今は基材のお届けを停止中だそうです。ファスナーつきは水や虫も入らないので安心で、臭うこともなかったとか。これってカビ!? 水気が多すぎる?といった疑問が出てきても、LINEで問い合わせればすぐに返事がもらえることも心強かったという友人。コンポスト生活で、野菜を無駄なく使おう、生ゴミを減らそう! という意識が芽生えたそうです。・ トートバッグ型「LFCコンポスト」 2)友人Bさんキッチンに置きたかったから「密閉式」をチョイス密閉式コンポスターを使っている友人の家を訪ねると、玄関先で土を天日干ししている最中でした。この土はコンポスターでできたコンポスト(堆肥)と用土を混ぜ、白い土嚢袋に入れて3週間程度熟成させたものなんだとか。ブルーシートに広げられた土をよく見ると、分解されなかった卵の殻がちらほら見られるものの、食べ物らしき残骸はまったくありません。そしてシート脇のプランターではスープセロリがフサフサと育っていました。やはり自家製堆肥を使い始めてからのほうが、以前よりも生育具合がいいそうです。使っているのはネットで2,500円前後で購入した密閉式コンポスターで、キッチンの流し台脇が定位置。寒い冬や蚊が多い夏にわざわざ外に出て生ゴミを捨てるのは面倒だろうなぁと思い、室内に置けるタイプを選んだのだとか。密閉式コンポスターには発酵促進剤となる「ぼかし」も必要なのですが、こちらもネットで数百円で購入できるそうです。■発酵促進剤を入れるので、混ぜなくてもいい密閉式は空気に触れるのがNG。このため生ゴミを入れた上から、赤い缶に移し替えた「ぼかし」を振りかけ、ラップで表面を覆ってからきっちりフタをする。この作業の繰り返しだそうです。つまり、混ぜなくてもいいのです。これはラクだなぁと思いました。フタを開けると発酵臭がするよ! と友人に言われましたが、思ったよりもイヤな臭いではありませんでしたし、フタをしている時は何も臭いませんでした。また、密閉しているので虫が発生することもないそうです。発酵が進むと容器の底に茶色い発酵液が溜まり、ツマミを回すと流れ出てきます。この液体も水で2000倍ほどに薄めると肥料として使えるそうです。容器がいっぱいになってきたら用土と混ぜて熟成後、野菜の栽培に使用。始めて1年半という友人ですが、プランターの数を増やして美味しい野菜を増産中です。・ 密閉式コンポスト 一覧 3)友人Cさん分解ではなく乾燥させる「電動生ゴミ処理機」をチョイス12年前に電動生ゴミ処理機を購入した友人、当時は自治体の購入費補助制度を利用して5万円の補助金が出たそうです。5年以上経つと買い換える際にも制度が適用されると知り、7年経過した5年前に同じものを新調。この時は金額が変更となっていて、補助は3万円だったとか。生ゴミ処理機は細長いシルエットなので、冷蔵庫脇に設置。マンション暮らしでベランダも狭く、ガーデニングもあまりしないとのことで、使用目的はもっぱら生ゴミ臭回避とゴミ減量。生ゴミは分解ではなく乾燥させるので、肉や魚の骨から玉ねぎの皮まで何でも投入しているそうです。■乾燥物は自治体が回収し、堆肥にしてくれる!この日はしおれてきた花なども生ゴミとともに投入。スイッチを押せば3時間くらいで乾燥終了です。中を覗くと生ゴミがカラカラに乾いて容量も驚くほど少なくなっていました。電気代は月に1,000円くらいのようです。友人の住む自治体では生ゴミの乾燥物の無料戸別回収を行っているらしく、友人も週に1度、乾燥物を専用容器に入れて玄関前へ。自治体は回収した乾燥物を使って堆肥を作り、希望する市民や農家に配布してくれるそうです。これはとても親切な制度ですね。電動生ゴミ処理機から生ゴミ臭がしたり、虫が発生することは1度もなかったそうです。乾燥させた生ゴミをちゃんと生かし、循環させてくれる制度があって、気持ちよく暮らせている様子でした。・ 家庭用生ごみ処理機(電動) いかがでしたか? 各家庭によってコンポスターの選び方、堆肥の作り方もさまざまで面白いですね。いよいよ夏本番。すでに生ゴミ臭や三角コーナーのヌメり、生ゴミに寄ってくるコバエなどに悩まされている方もいるかと思います。このタイミングで、コンポスト生活を始めてみてはいかがでしょう。キッチンが清潔になるのはもちろん、これまでネガティブに捉えていた「生ゴミ」への意識も変わり、軽やかな気分で暮らせるようになりますよ。※体験感想はあくまでも個人の意見となります。また、ご紹介した自治体制度はエリアによって異なります。お住まいの各自治体にお問い合わせください
2022年07月13日株式会社オレンジページ(本社:東京都港区、代表取締役社長:一木典子)が取り組む「コンポストで始まる循環の生活実装デザイン」が、このたび2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。生ごみを捨てず、堆肥にし、野菜やハーブを育て、またおいしく味わう……。そんな循環を、誰もが無理なく暮らしに取り入れ、実践できる。それを後押しするのが「コンポストで始まる循環の生活実装デザイン」です。「コンポストで始まる循環の生活実装デザイン」が 「2021年度グッドデザイン賞」を受賞本取り組みは、株式会社オレンジページのブランドパーパス〈「食」を起点に暮らしをつくり、生活者、コミュニティ、地球のよりウェルビーイングな未来をつくる〉に基づき、「バッグ型コンポスト」を開発・販売するローカルフードサイクリング株式会社(福岡県福岡市)、オレンジページ本社がある港区において、まちのコミュニティと地域の未来を考える「みなとーく」(東京都港区)と連携し、「都市で生ごみを捨てないコンポストのある暮らし」を生活実装させる、現在進行形、未完のデザインです。2021年10月には新虎通りエリアプラットフォーム協議会と連携し、公園にコミュニティコンポストを設置する社会実験も始まりました。グッドデザイン賞審査委員による評価コメント関心は持ちながらも、維持管理するのが大変な印象から始めるハードルが高い印象があったコンポストに対して、コンポストそのもののデザインや情報設計、コミュニティづくりによって手軽さと安心感を与えることに成功しています。実際に周囲にもユーザーが複数人いて、楽しく続けられているようです。今後予定されているコミュニティコンポストの導入や行政との連携により、地域コミュニティや教育機関など、より公共的な動きにもつながっていくことを期待しています。なぜ「生ごみ」?なぜ「コンポスト」?●生ごみを減らすことで、気候変動の抑制に繋がります近年、大きな問題になっている気候変動。その原因のひとつが、大気中のCO2(二酸化炭素)の増加です。じつは生ごみも、CO2増加の要因であることはご存じでしょうか?その80%が水分と言われる生ごみは、焼却時にたくさんのエネルギーを使いCO2を排出します。生ごみを減らすことはCO2の削減につながり、また、ごみの輸送や焼却にかかるコストの削減にもなります。特に、人口が多い都市部での生ごみを減らすことが大切です。●暮らしの中で取り組める生ごみ削減のアクションが「コンポスト」コンポストとは、生ごみを、微生物の力で分解して堆肥にすること、または、できた堆肥や、堆肥をつくるための容器のことです。堆肥はガーデニングや家庭菜園で活用するのはもちろん、自治体や地域コミュニティなどで回収され活用している例もあります。しかし、一般的なコンポストは大がかりな設備のものが多く、特に都会暮らしではハードルが高いのも事実。そこで、オレンジページは生活に取り入れやすい形態のバッグ型コンポストに着目しました。オレンジページでは、誌面などで新たに提案するレシピの試作を自社キッチンで行っています。そこで出る生ごみを使って「コンポスト」を社内で実践、バッグ型コンポストの利便性、堆肥化する際に生じる疑問やその対処法をコミュニティサイトでタイムリーに発信していきました。また、生活情報誌『オレンジページ』での紹介をはじめ、読者との対話型セミナーの開催、さらには自社通販での取り扱いをスタートさせるなど、多面的なアプローチで「コンポスト」導入への生活者の敷居を下げ、生ごみを循環させる暮らし方への生活実装をデザインしました。「コンポストで始まる循環の生活実装デザイン」4つのポイント1.事前調査と社内での実践で、導入への「壁」を把握し敷居を下げる情報を発信・アンケートにより「やってみたいけど、ここが不安……」の声を調査・まずはオレンジページ社員が実践。導入への不安を解消するコンテンツをWEBや誌面で発信・「やってみたい」を後押しするオンラインセミナーを実施「オレンジページサロンWEB」『オレンジページ2021年5月2日号』2.「バッグ型コンポスト」で、誰でも気軽に始められるLFCコンポスト〈バッグ型コンポスト「LFCコンポスト」の特長〉・キッチンやベランダに置いて使える都市型コンポスト・初心者でも始めやすいコンパクトなサイズ、スタイリッシュなデザイン・分解を速め悪臭を抑える独自の配合基材つきだから、安心・水や虫の侵入を防ぐ特注ファスナーつきで、においも気にならない・不安やお悩みはLINEですぐに解決!※オレンジページの発信を通して興味・関心を持ったかたがすぐに買えるよう、「オレンジページ通販」でも販売 オレンジページ通販3.自治体と連携したコミュニティづくりで「堆肥の出口」と「人とのつながり」を創出近隣の公園花壇で堆肥を活用・近隣の公園花壇で堆肥を活用・新虎通りエリアプラットフォーム協議会(港区芝地区総合支所と一般社団法人新虎通りエリアマネジメントからなる官民連携組織)と連携し、公園にコミュニティコンポストを設置。自宅で使わない堆肥は地域に還元・コミュニティコンポストを通じて、地域や人とのつながりが生まれる4.「続けられる、続けたくなる」情報を継続的にお届け・みんなの体験をコミュニティサイト「オレンジページサロンWEB」で共有・オレンジページ社員の実践の様子も継続して発信・コミュニティサイトに投稿されたリアルな声が疑問や不安の解消につながる オレンジページサロンWEB2021年グッドデザイン賞受賞「コンポストで始まる循環の生活実装デザイン」・プロデューサー/一木典子(株式会社オレンジページ 代表取締役社長)私たちは、地球温暖化を逆転する方策を示した名著『DRAWDOWN』で第60位に入る「生ごみの堆肥化」に「生活実装デザイン(※)」を施すことで生ごみゼロの実現を願い活動しています。ローカルフードサイクリングのたいらさんが、プロダクト単体で十分グッドデザイン賞に値するプロダクトを、敢えて「生活実装デザイン」として一緒に応募してくださったのは、本気でソーシャルインパクトにつなげたいから。みなとーくの中さん・横尾さんが、進むべき道を切り拓いてくださるのも、市民からまちを豊かにしたいから。「妄想」だったコミュニティコンポストの試行も始まります。私たちは、他のコミュニティを含む、より大きな「私たち」というエコシステムを信頼し、「生ごみの堆肥化」の「生活実装デザイン」に取り組み続けます。・ディレクター/たいら由以子(ローカルフードサイクリング株式会社 代表取締役社長)便利になった都市生活は、土とわたしたちの健康に貢献してくれる微生物との接点も遠ざけてしまいました。多様なメニューで見捨てられる食材をご馳走に変え、出た生ごみをおいしい野菜に変えるしくみをつくる。オレンジページと私たちの共有項は「たのしい」。大都会の有機的なつながりは、健康的かつ持続可能なまちの可能性を引き出し、強靭化していきます。食卓が真ん中にある、たのしい食カルチャーを都市部から広げていきます。都会のオフィスの自社キッチンで、社員自らコンポストをかき混ぜ、チャレンジに奮闘を始めたオレンジページや、港区のメンバーとご一緒できること、新たな可能性にワクワクしています。・ディレクター/中裕樹(みなとーく 代表)「みなとーく」は港区に関わる多様な方々とともに、”港区をよくするために、自分自身ができること・こうなってほしい”アイディアを考え、具現化していく取り組みです。コンポストをテーマとしたワークショップを通じて、個人での取り組みが地域とつながることで、持続可能な循環が生まれる可能性を感じました。生活者、企業、店舗が集まる都市ならではの魅力を活かし、行政のご協力も得ながらモデルケースができたらと思います。・ディレクター/横尾俊成(みなとーく・港区議会議員)都市では近年、狭い土地に多くの人が集められ、マンションと職場を往復する毎日で職場以外の交流、近隣同士の交流は省かれてきました。経済を産みづらい食物は郊外で生産され、都市生活者はそれを消費するのみでした。一方、私たちのコンポストは、彼らを簡単に生産者にします。多様な人と企業、NPO、エリアマネジメント団体、行政、それに農地をつなげ、循環を生んでいます。ここで生産されるのは、花壇や農地の土のみならず、人々の関係性です。・デザイナー/高谷朋子(株式会社オレンジページ)都市でも、初めてでも取り入れやすいイノベーティブでファッショナブルなバック型コンポストのプロダクトデザインが起点となって、自分たちのワクワク!ドキドキ♪や、社会や地球にちょっといいワケをわかりやすく伝え「やってみたい」と敷居を下げるコミュニケーションデザイン、「やってみたい」と思ったときに手に届きポジティブな経験に導く体験デザイン、意志ある個人として繋がり、楽しみ、知恵を寄せ合い進化するワイガヤコミュニティデザインを「コンポストで始まる循環の生活実装デザイン」としました。「私たち」の輪が広がり、それぞれの場所で新たな循環が生まれ育つ、このデザインに完成形はありません。グッドデザイン賞とは1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。 グッドデザイン賞■株式会社オレンジページ雑誌『オレンジページ』他雑誌・書籍の出版をはじめ、マーケティングによる情報提供サービス、生活雑貨を中心とした通販、「食」と「暮らし」を中心としたイベント・講座の運営など、生活を軸に多方面で事業を展開。2020年8月にブランドパーパスを〈「食」を起点に暮らしをつくり、 生活者、コミュニティ、地球の、よりウェルビーイングな未来をつくる〉と設定しSDGs 達成にむけた取り組みを強化。2021 年 6 月に「生活実装する会社」をタグラインに掲げ、コーポレートロゴを新設。企業・団体との新たな協業に取り組んでいる。※オレンジページ社が掲げる「生活実装」とは……・生活者の〈本当にほしい〉をくみ取る傾聴力・どんな情報も丁寧に咀嚼し、〈リアルな生活シーン〉を描く編集力・〈誰もが実践できる〉を実現する徹底した検証主義ブランドパーパスに基づく取り組みとして、2021年9月24日、新WEBメディア「ウェルビーイング100」をオープン。 【この取り組みに関するお問い合わせ】株式会社オレンジページくらしデザイン部担当:高谷(たかや) kurashi@orangepage.co.jp TEL:03-3436-8418【取材についてのお問い合わせ】株式会社オレンジページ総務部広報担当:遠藤 press@orangepage.co.jp TEL:03-3436-842120211020orangepage_gooddesign.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月20日