世界初となる「ドラゴンボール」のテーマパークが、サウジアラビアで建設することが発表された。東映アニメーション株式会社は、公的投資基金の全額出資子会社であるQiddiya Investment Company(QIC)とサウジアラビアのギガプロジェクトのひとつであるQiddiya(キディヤ)に関する調印式が本日実施された。ドラゴンボールテーマパークは、500,000平方メートルを超える広さを誇り、7つのエリアで構成された敷地には、「カメハウス」「カプセルコーポレーション」「ビルスの星」など作品を象徴する建物を再現。TVシリーズ「ドラゴンボール」から「ドラゴンボール超」に至るまで、作品内で描かれた数々の世界に入り込み、登場キャラクターになったかのような気分で孫悟空たちと共に冒険を楽しむことができるという。テーマパーク イメージスケッチまた、アトラクションは5つの画期的なライドを含め、合計30以上にもおよぶラインナップに。ランドマークとしてパーク中央に据えられる全高約70mの「神龍」(シェンロン)には、その内部を通り抜ける大型ジェットコースターが設置予定。さらに、パーク内にはホテルやレストランも完備予定となっている。パークが建設される「Qiddiya City」は、キディヤが最初に開発する都市として、首都・リヤドから車で約40分に位置する地区で開発が進められており、遊びに特化した都市として、エンターテインメント、スポーツ、文化の中心地となることが期待されている。なお、「ドラゴンボール」の世界が現実にあったらという夢を形にすべく、今後、様々な取り組みを行っていくために、QICと東映アニメーションは戦略的パートナーシップに関する契約を締結。調印式では、互いにサインを記して握手をした。テーマパーク イメージスケッチ(C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション(シネマカフェ編集部)
2024年03月23日サウジアラビア政府観光局(略称、STA)は、2023年5月25日、サウジアラビアから来日した地域観光局や旅行会社、ホテル経営者など、STAを含めた15社が出席し、東京で開催した日本での最新の「サウジアラビア・ロードショー」を成功裡に終了いたしました。ジェッダの歴史的な旧市街地域である「アル・バラド」でのショッピングイメージ■ポイント● 東京で対面では二回目となるロードショーを開催し、一連のイベントを通して、両国の主要な旅行業界関係者が協力の機会を探り、既存の関係を強化しました。● このロードショーには、100名を超える日本の主要パートナーである旅行業界関係者やメディアが参加し、サウジアラビアの魅力的な観光素材や充実したサービスなどが紹介されました。日本の主要パートナー約100名以上が参加した今回のロードショーでは、既存の戦略的パートナーシップを支援し、サウジアラビアの観光成長過程における重要なマイルストーンを祝うために、一連のミーティングやセミナー、商談会、ネットワーキングイベントが開催され、サウジアラビアで日本の旅行者が体験できる様々な旅行情報を提供するとともに、サウジアラビアが世界で最もエキサイティングな観光デスティネーションの一つであり、アラビアへのゲートウェイであるという重要性をアピールしました。未だ知られていない土地や文化、歴史を体験できるサウジアラビアへの旅行体験日本はサウジアラビアにとって重要な注力市場であり、サウジアラビアは2023年に32,000人の日本人観光客を誘致することを目標としています。また、現在サウジアラビアは、航空会社と緊密に連携し、日本との直行便就航実現に向けて取り組んでおり、E-ビザ、アライバルビザで日本人観光客を受け入れています。STAは今回、待望のロードショーの一環として、旅行会社など主要な日本の旅行業界パートナーとの商談会を設定し、レジャーデスティネーションとしてサウジアラビアの魅力をアピールするとともに、日本におけるパッケージツアーの新しいトレンドに関する意見交換を行いました。サウジアラビアの日本におけるプレゼンスは、サウジアラビアにとって日本マーケットは戦略的にとても重要であること、そして今後の日本からの送客数に大きな期待をもっていることを示しています。パンデミック後の成功事例として評価されているサウジアラビアは、観光業の回復においてG20諸国を上回り、2022年には9,350万人の訪問者を迎え、総観光消費額は2021年比で93%増加の1,850億サウジアラビア・リヤル(約6兆8,300億円)となりました。サウジアラビアは今後10年間で観光に1兆ドル(約138兆4,780億円)を費やす予定であるとされ、世界で最もエキサイティングで成長著しいレジャーデスティネーションとしての地位を確固たるものにしています。サウジアラビアでの冒険アクティビティ イメージサウジアラビア政府観光局アジアパシフィック担当プレジデントのアルハサン・アルダッバグは、「今回のサウジアラビア・ロードショーの開催は、サウジアラビア政府観光局が観光業の発展を促進するために既存の戦略的なつながりを強化するにあたり、日本市場および日本の旅行業界パートナーの皆様に対して成さねばならなかった重要な取り組みです。この取り組みは、サウジアラビアが野心的ともいえる目標を達成するために、そして、成長を促進し、日本にサウジアラビアの美しさとその多くの観光資源を紹介するために不可欠なものなのです。」と述べています。日本人旅行者の皆様には、消費者インサイトに基づいて特別にカスタマイズされた、冒険から文化、遺跡や自然まで、多様で比類のない様々な旅行体験を楽しんでいただけるでしょう。これらの旅行パッケージは、サウジアラビアの最新の開発と最も魅力的な目的地に焦点を当てたもので、以下のような内容が含まれています。ジェッダの世界遺産であるアル・バラド旧市街首都リヤド近郊に位置し、第一次サウード王国宮殿跡でありサウジアラビア王国誕生の地といえる「ディルイーヤ」20万年の歴史を持つ古墳、砂岩の露頭、 歴史的な住居などが保存されている「アルウラ」の星空のもとで眺める「ザ・アーチ」<文化・遺跡>アラビア発祥の地であるサウジアラビアには、何千年も前から続く豊かな文化と様々な遺跡があります。6つのユネスコ世界遺産と、未開拓でいまだ発見されることを待っている10,000以上の遺跡です。これらには、近年、再生プロジェクトが進められているジェッダの世界遺産であるアル・バラド旧市街【上写真】や、18世紀の泥レンガの街でアル・サウード家の先祖伝来の地であるディルイーヤ【中写真】、そして、世界最大のオアシスで250万本のナツメヤシを誇るアハサー・オアシスなどが含まれます。その歴史と遺跡を守りながら、300年の歴史を持つ街であるディルイーヤは、506億ドル(約6兆9,000億)のマスタープランによって、世界で最もエキサイティングな文化・レジャースポットに生まれ変わろうとしています。伝統的な泥レンガの建築物には博物館やギャラリーが隠されていて、歩行者天国の迷路のような曲がりくねった路地には伝統的な生活を垣間見ることができるカフェやクラフトショップがあります。また、新しいブジャイリ・テラスは、4軒の星付きレストランを含む20軒のグローバルブランドを擁する世界有数のダイニング・デスティネーションでもあります。アルウラ【下写真】は、20万年の歴史を持つ古墳、砂岩の露頭、歴史的な住居などが保存されている、土地そのものがまさに世界最大級の博物館であるようなデスティネーションです。アルウラには、新しいラグジュアリーリゾートやエコリゾート、文化的アトラクションがあり、「Winter at Tantora」などの定期開催フェスティバルやギネスブックに認定された世界最大の鏡張りの建物であるマラヤ・ホールでのコンサートなどが開催されます。また、2024年には「芸術の谷」という意味をもつ「ワディ・アルファン」もオープンする予定です。<自然>サウジアラビアの紅海には、世界有数の鮮やかな手つかずのままの珊瑚礁があります。ジェッダの沖合では、ボートをチャーターして深海釣りをしたり、クルーズでリラックスしたり、一年中スキューバダイビングやシュノーケリングを楽しめます。その他にも各地の手つかずの自然が残るビーチで思いつく限りのウォータースポーツを楽しむことができます。また、世界的なホテルブランドが集められ、王国のビーチ&アイランドツーリズムの新たな幕開けとなる「紅海プロジェクト」は2023年に第1フェーズが始動します。そして、巨大スマートシティ計画「NEOM」の一部で、ボート所有者やヨット愛好家にとって他に類を見ないラグジュアリーアイランドとなる「シンダーラ」もオープンする予定です。ジェッダのサンゴ礁サウジアラビアの紅海でのダイビングイメージ<エンターテインメント>サウジアラビアは、ディルイーヤで開催される世界初の完全電気自動車による国際的なシングルシーター・ストリートレースシリーズであるThe ABB FIA フォーミュラE チャンピオンシップ「Diriyah E-Prix」やジェッダでのF1など、大規模なスポーツイベントや世界的なフェスティバルを開催しており、主要なエンターテインメントハブとして台頭しています。中東最大のロックフェスティバルである「MDLBEAST」や、初週に100万人以上の来場者を集めたメガフェスティバル「リヤド・シーズン」は毎年注目のイベントです。<ショッピングエリア>にぎやかなカフェや伝統的なマーケットを誇るコスモポリタンであるジェッダやダンマームから、芸術的なコミュニティやボヘミアンアートセンター、国内最古の伝統な市場のひとつであるホフーフのアル・カイサリヤ・スークまで、サウジアラビアには多くの個性豊かなショッピングエリアがあります。ジェッダの庶民的な市場で楽しむ陶器やアラビア書道、アラビア美術などのショッピングや、タイバ・マーケットやアル・シャティ・マーケットで色とりどりのファッショナブルな「アバヤ」を探す“アバヤ・ショッピング”などが人気です。「アバヤ」は、現地の女性が外出の際に着ている全身を覆う衣装です。数年前に女性の服装の規制が事実上撤廃されて以降、従来のアバヤに比べてカラフルでデザイン性に富んだアバヤも作られており、また、観光客にとっても現地の気候において日除けにもなる実用性を兼ね備えているため、人気のショッピングアイテムです。日本人旅行者のためのサウジアラビアでの様々なアクティビティや体験については、公式ウェブサイト「Visit Saudi」をご覧ください。ジェッダの歴史的な旧市街地域である「アル・バラド」でのショッピングイメージ■公式ウェブサイト:Visit Saudi 歴史的遺産「リジャール・アルマー」■サウジアラビア政府観光局についてサウジアラビア政府観光局(STA)は2020年6月に発足。世界のアウトバウンド市場に対してサウジアラビアの観光促進を担う組織です。国のユニークな観光素材や観光地の開発、旅行業界向けのイベントへの参加や主催、サウジアラビアの観光ブランドを国内外にプロモーションするために活動をしています。サウジアラビア政府観光局には16の海外支局があり、世界38カ国で活動をしています。日本支局は2021年9月に発足しました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月26日決めるか、決められないか。『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選の天王山・サウジアラビア戦のポイントはシンプルだ。ポジティブな条件が揃う。日本代表はこの大一番を最終予選初となるホーム2連戦の2戦目で迎えられる。1月27日の中国戦は2-0で勝利したものの、相手の出来から見てもっと点を取れたという不満も残ったが、これまでも最終予選2連戦の初戦はどうしても低調なパフォーマンスに終わっている。初戦より2戦目と時間の経過とともに、日本代表はプレーの質を上げてきたのだ。そして、今回は移動がない。腰を据えて、サウジアラビア戦へ備えてきた。一方のサウジアラビア代表は冬でも20℃を超える暖かいジッダから寒さ厳しい日本へやって来た。日本代表への追い風は、サウジアラビア代表にとって向かい風となっている。懸念された吉田麻也&冨安健洋のCBコンビの不在も、中国戦で谷口彰悟&板倉滉が安定したプレーを見せたことで不安は解消されつつある。もちろんグループA首位を走るサウジと5位に甘んじる中国では明確な力差はあるが、「水も漏らさないような対応をしないと次の相手は一瞬で決め切る力がある」(谷口)、「中国戦とは別のゲームになる。速さ強さうまさが変わってくる」(板倉)と当人たちも織り込み済み。CBふたりにとってサウジ戦を前に最終予選を肌で感じてられたのは大きい。ここまで7勝1分と完璧なリザルトを残すサウジアラビアだが、必要以上に恐れることはない。前戦のホームでのオマーン戦は1-0。後半早々に右SBスルタン・アブドゥラ・アルガンナムのシュートのこぼれ球をFWフィラス・アルビラカンが押し込んだが、22分や35分のオマーンのカウンター、試合終了間際のコーナーキックなど、ヒヤリとさせられた。勝敗を分けたのは好機を逃さなかったサウジアラビアと逃し続けたオマーンの決定力の差だった。そもそも昨年10月のアウェイゲームも同じである。敵地でのアジア最終予選第3戦は29分のカウンターか、36分のクロス、どちらかのチャンスを大迫勇也が決めていれば、ゲームはまったく別の展開になっただろう。71分に柴崎岳のパスミスをアルビラカンに決められて0-1で敗れたが、日本は終了間際も立て続けに好機を作った。結局、決め切ったサウジと決められなかった日本の決定力が勝敗を分けた。確かに最終予選7試合で7得点しか挙げていない日本代表が急にゴールラッシュを見せるとは思えない。ただ無得点は3試合あるが、システムを4-3-3に変更後は少なくともゴールを奪っている。サウジ戦後のオーストラリア戦と前回の中国戦では複数得点をマークしている。つまり4-3-3に変更後のホームゲームはいずれも複数得点を記録している。そして今の日本代表には3試合連続ゴールの伊東純也がいる。両SBが高い位置を取るサウジアラビアは伊東にとって格好の相手と言える。1月31日のメディア対応で伊東は次のように意気込みを語った。「今までの相手よりもボールを握られる時間帯が多くなると思うので、攻守の切り替えで裏のスペースを突ければいいかなと思っている。前の試合も攻守の切り替えで何回か裏を取れていたので、そこを狙っていきたい。攻守の切り替えを大事にして、相手にボールを持たれても常に相手の背後を狙っていければと思っている」相手が強ければ強いほど生きてくるタイプだと自己分析する。「相手が強いが、相手が強い方が自分は生きる方なので。緊張はしないことはないが、緊張しないように心掛けている。常に自分のパフォーマンスを出せるようにやっていて、そこまで硬くならずにできている」中国戦のゴールは狙い通りだと伊東は振り返った。「逆サイドのクロスに入っていこうと意識していた。DFの前に入ろうと思っていたので、そしたら(中山)雄太からいいクロスが入ったので、ふかさないようにだけ気を付けた。雄太の時だけではなく、佑都くんの時でも逆サイドからクロスにはサコ(大迫勇也)くん、(前田)大然だけではなく、中へ入っていこうと思っている」連続ゴールに特別な意識はないが、チームの勝利のためのために4試合連続ゴールが取れればと伊東は語る。「勝つためにゴールに絡めればいい。でも次勝つためにゴールを決められたら。2連続、3連続と決めた時も意識していなかったが、(原口)元気くんが4連続で決めているので次4試合連続で決められればとは思っている」とにかく勝利するだけだと伊東は誓った。「サウジに勝てば、サウジも全然わからない状況になるので、勝つことしか考えていない。ホームで『W杯』出場を決められるのは腹が立つので、それだけは絶対にやらせない。勝たないと『W杯』につながらないので、勝ちにいくだけ」もっと明確にゴールへの渇望を口にしたのは同じ日にメディア対応をした前田だ。中国戦で58分に出場し、攻撃のスイッチを入れた前田に満足した様子はない。「ゴールを取れなかったので、次と切り替えてやっている。前からスイッチを入れるとか、自分が中へ入ったことで純也くんも点を取れたと思うので、それはよかった。まあ次。僕はゴールを取らないと」サウジ戦でも前線からプレッシャーをかけ続けるつもりだ。「今までやってきた相手よりも強度が高いと思うが、まずそういうところで負けない。守備に関してはスイッチを入れて取れればチャンスだし、取れなくても相手はロングボールを蹴ってくればセカンドボールを奪えるチャンスになるので、取れても取れなくてもどちらでも。自分なりにこうすればいけると手応えはある」前田は強烈なプレスとともに相手の背後、そしてゴールを狙い続けるとキッパリ。「どんどん背後を狙っているので、スタートから出ても途中から出てもそこは変わらない。前で出ているのでゴールは求められていると思うし、ゴールを取ってチームに貢献したいという思いがある。途中からでもゴールに絡むのが一番。(救世主になるつもりという質問に)僕だけではなく、みんなが思っていないと勝てない。それで僕がなれたら最高だが、チーム全員がそういう気持ちで勝てればと思う」伊東、前田だけではない。ほかのアタッカー陣もサウジアラビア戦の勝点3のみを睨む。1月28日に取材対応した久保建英、29日にメディア対応した浅野拓磨、南野拓実、堂安律は次のようにコメントした。久保「一回負けているし、向こうは首位だし、勝点差は4。日本を相手に引いて引き分け狙いにはこないだろうし、勝ちにくるだろうと選手たちで話した。今回の試合で順位がひっくり返るわけではないが、自分たちもしっかり勝ちにいって勝点を縮めるのが大事だと思う」浅野「前回のサウジ戦とは比べられない状況。前回は気候、環境面で戦術どうこうという前に力を発揮できる状況になかった。相手の能力に変わりはないが、全く違った試合になると思う。相手はサイドハーフ、サイドバックががんがん上がってくるので、そのスペースを攻撃陣のひとりとして狙っていきたい」南野「個人的な感覚ではミドルでゴールが決まっているイメージが少ないので、ミドルレンジからシュートを狙うことでチャンスは広がると思うし、意識していきたい。セットプレーの重要性というのはみんな代表の中でも共有しているし、セットプレーで試合が決まるというのは個人的にも経験してきたので、そういうチャンスでチームの幅を広げていければと思う」堂安「違いを作ること、それしかない。毎試合ゴールを狙いにいっているので、ゴールへの意欲が感じられなかったら、サッカーをやめようと思っている。それぐらいのギラギラは今後も出していきたい」1月31日の公式記者会見には森保一監督が登壇。サウジアラビア戦の勝利のポイントは気持ちだと口にした。「戦術やメンタルなどポイントはいくつかあるかと思うが、我々が『W杯』出場へ向けて明日のゲーム、サウジアラビアを気持ちで上回ることが大事だと思う。サウジアラビアは強敵だが、日本代表にはいい選手が揃っている。一人ひとりが能力を100%発揮し、チームとして戦えば、我々の方が強いと選手たちに伝えた」目の前で相手に『W杯』出場を決めさすわけにはいかないという思いはあるかとの質問に対して、指揮官はあくまで自分たちにフォーカスを当てた。「アウェイでサウジアラビアに負けているのでアジアで同じ相手に負けられない、サウジアラビアが日本で『W杯』を決める状況になれば私も悔しいとか、いろんな思いはある。でも一番強く思っているのはサウジアラビアがどうかではなく、サウジに負けたから取り返すではなく、私たちが『W杯』へつなげるために明日勝たないといけないということ。2敗した時点で我々は勝ち続けることで『W杯』へつなぐことができると一戦一戦全力で戦ってきた。私たちの夢、目標に向かうことを最優先したい」メンバー構成について問われるとこのように明かした。「最終的には今日の練習を見て決めるが、基本的に大きく変える必要はないと思う。勝っていても変えるべきだと思えば変えていくが、基本的には中国戦のメンバーをベースに考えていきたい」日本代表メンバーは以下の通り。【GK】1川島永嗣(ストラスブール/フランス)、12権田修一(清水)、23シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)【DF】5長友佑都(FC東京)、19酒井宏樹(浦和)、3谷口彰悟(川崎F)、22山根視来(川崎F)、2植田直通(ニーム/フランス)、16中谷進之介(名古屋)、4板倉滉(シャルケ/ドイツ)、20中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF】15大迫勇也(神戸)、8原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、17柴崎岳(レガネス/スペイン)、6遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、14伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、10南野拓実(リバプール/イングランド)、13守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、9前田大然(セルティック/スコットランド)、21堂安律(PSV/オランダ)、17田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、11久保建英(マジョルカ/スペイン)『W杯』アジア最終予選・日本代表×サウジアラビア代表は2月1日(火)・埼玉スタジアム2002で開催。試合の模様はテレビ朝日系列、DAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年02月01日マーベル映画『エターナルズ』が、サウジアラビア、カタール、クウェートでは上映されないことが明らかになった。「The Hollywood Reporter」が報じた。同3か国の検閲により一部のシーンに編集&カットの要請が出されたが、ディズニー側が受け入れなかったという。同3か国を含む湾岸諸国での公開日は11月11日を予定している。一体どのシーンに編集&カットの要請があったのか。関係者によると、ファストス(ブライアン・タイリー・ヘンリー)とベン(ハーズ・スレイマン)の同性カップルの情熱的なキスシーンが検閲に引っかかったのだという。ファストスはMCU初の同性愛者ヒーロー。『エターナルズ』のクロエ・ジャオ監督は、このような事態が起こることを予期し、世界で公開される際に「変更やカットされることがないように、祈っているんです」と先月「Indiewire」に語っていた。湾岸諸国では同性愛は違法とされており、映画にLGBTQの要素が少しでも含まれると公開されないことが多々ある。昨年は、ピクサーの『2分の1の魔法』に登場人物がレズビアンであることを示唆するセリフがあるというだけで、同3か国に加えオマーンで公開されなかった。今回の件について、映画ファンたちは「興行収入は少し減るかもしれないが、ディズニーが編集やカットを拒否してくれてよかった」とディズニーの決断を支持するコメントを寄せている。(Hiromi Kaku)■関連作品:エターナルズ 2021年11月5日より全国にて公開
2021年11月05日ミュウミュウ(MIU MIU)は、サウジアラビア初の女性監督ハイファ・アル=マンスールが手がけた新ショートフィルム「The Wedding Singer’s Daughter」を公開。2011年よりスタートした、ミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」では、これまでクロエ・セヴィニー(Chloë Sevigny)やダコタ・ファニング(Dakota Fanning)など、世界的に活躍する女性たちを監督として招き、様々なストーリーを綴ってきた。「女性たちの物語」の新作は、サウジアラビア初の女性監督としてスクリーンデビューを果たした、ハイファ・アル=マンスール監督が担当する。サウジアラビアで生まれ育った彼女ならではの視点で描かれた処女作『少女は自転車にのって』で、国内初のアカデミー外国語映画賞候補に輝いた実力派監督が、80年代のサウジアラビアを舞台に、新しい物語を描き出す。作品は、サウジアラビアのリヤドで行われた結婚式をテーマにスタート。厳しい男女分離の戒律があるサウジアラビアでは、華やかな衣装に身を包んだ女性の姿が、男性の前で披露されることはない。上から伝統衣装の黒いアバヤを羽織り結婚式場へと歩を進める女性たち。しかし、会場に着くと一転。女性たちだけで始まった宴では、アバヤを脱ぎすて、煌びやかなドレス、グラマラスなヒールでドレスアップした彼女たちの姿が映される。会場に流れるウェディングシンガーによるミュージック。のびやかな歌声が会場を包み込むなか、突然停電が起こり、予想外かつドラマティックなストーリーが展開されるのだ。登場する女優、モデルたち、そしてメッセージ性の高いストーリーと並んで、作品に色を添えるのは、ミュウミュウのファッションアイテム。マトラッセのレザーバッグやビジューで飾られたレザーグッズ、襟付きの上品なドレスといったピースが、時にはストーリーを強調し、時には対立性を示すことで、物語に奥行をもたらしていく。なお、新フィルムはヴェネツィア国際映画祭で発表され、現在ミュウミュウ公式サイトでインタビューとともに紹介されている。【問い合わせ先】ミュウミュウ クライアントサービスTEL:0120-451-993
2018年09月08日世界で映画館を展開する「AMCシアターズ」が、サウジアラビアに「性別による分離」のない映画館をオープンすることがわかった。イスラム教国家の同国では、レストランなどの入り口やテーブルは男性用と家族用に分けられており、家族ではない男女が同席することは基本的にタブーとされているという。「AMCシアターズ」のCEOアダム・アーロン氏は、「男性向けまたはファミリー向けの上映会もあるかもしれない。しかし、私たちは性別間の分離がない(映画館という)アプローチをしていきたい」と「The Wrap」に語っている。サウジアラビアに映画館をオープンすることは、現在同国を先導しているムハンマド皇太子の希望でもあったそうだ。「彼は社会の変化を望んでいる」、「これは皇太子のビジョンであり、私たちはその一部に参加できて大変うれしく思う」とアーロン氏。ムハンマド皇太子は、今年6月から女性に運転免許を解禁し、サウジアラビアで大改革を起こしている人物だ。サウジアラビアではこの35年間映画上映が禁じられ、映画館が存在しなかった。ムハンマド皇太子の改革と働きかけにより、「AMCシアターズ」は4月18日(現地時間)に首都リヤドにまず1つの映画館をオープン。今後5年で40館、2030年までに2,000億円以上を投資して100館の開業を目指す。(Hiromi Kaku)
2018年04月05日「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」が上野・東京国立博物館 表慶館にて開催される。会期は2018年1月23日(火)から3月18日(日)まで。展覧会の見どころ「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」は400点以上の貴重な文化財を通して、アラビア半島の知られざる歴史に迫る展覧会。サウジアラビア王国の至宝が、日本初公開となる。古代より交易が盛んに行われ、人々と諸文明が往来したアラビア半島。その半島の大部分をサウード家が支配下に置き、王国を築いた。サウジアラビア王国は、イスラームの2大聖地を擁するイスラーム世界の中心的存在でもある。今回の展覧会は「道」をテーマにした5つの章で構成され、アラビア半島の躍動的な歴史と文化を示す出土品や初代国王の遺品などを、時代順に紹介する。アジア最古級の石器第1章「人類、アジアへの道」は、先史時代を紹介。100万年以上前にさかのぼるアジア最古級の石器「礫器」を含む旧石器群は、アフリカで進化を遂げ、ユーラシア大陸へ歩みを進めた初期人類の軌跡を示している。また新石器時代の、マカルで見つかった馬を模った石彫なども展示。5000年前に砂漠に立てられた人形石柱は、当時の人々の活動とユニークな文化を象徴している。メソポタミア美術の特徴を持つ石像第2章「文明に出会う道」は、起源前2500年頃からメソポタミア文明とインダス文明をつなぐ海上交易で賑わったアラビア湾(ペルシャ湾)沿岸地域の出土品で構成。メソポタミア美術の特徴が見て取れる石像や、精緻な文様が刻まれた石製容器に注目だ。古代王の石像や黄金のマスク続く第3章「香料の道」では、前1000年以降に香料交易で繁栄したオアシス都市の出土物を紹介。文明が発達していくアラビア半島の歴史を伝えるバビロニア王の石碑、交易による富を元に王国を築いたリフヤーン人の巨像などが並ぶ。カルヤト・アルファーウで出土したイエメンから持ち込まれた香炉などの出土品は、ヘレニズム・ローマ時代(前3~後3世紀頃)もアラビア半島が交易の中心拠点であったことを物語る。さらに1~2世紀に交易で富を築いた人々の存在を感じさせる、黄金の「葬送用マスク」や装身具も登場する。聖地マッカの神殿の扉やクルアーン写本7世紀前半以降、イスラーム教が各地に広まる。マッカ(メッカ)、マディーナという2大聖地を有するアラビア半島への巡礼をテーマにしたのが第4章「巡礼の道」。巡礼路とともに発展した新たな交易拠点ラバザの出土品などから、当時のイスラーム教徒たちの新しい文化と信仰を紐解く。17世紀に聖地マッカのカァバ神殿で実際に使われていた扉や、16世紀の美しいクルアーン(コーラン)写本などからイスラーム美術の真髄に触れることができる。サウジアラビア王国初代国王の遺品18世紀に誕生したサウード家による王国に端を発し、アラビア半島の支配をめぐってオスマン帝国やエジプト、周辺部族と争う苦難が続いたアラビア王国。第5章「王国への道」では当時使われていた日用品や武器など、イスラーム美術の装飾が施された工芸品を紹介。サウジアラビア王国初代国王アブドゥルアジーズ王の遺品である刀などから、近現代のイスラーム工芸の魅力を感じることができる。【概要】「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」会期:2018年1月23日(火)~3月18日(日)休館日:毎週月曜日 ※2月12日(月・休)は開館、2月13日(火)は休館。会場:東京国立博物館 表慶館(東京・上野公園)住所:東京都台東区上野公園13-9開館時間:9:30~17:00 ※金・土曜は21:00まで。入館は閉館の30分前まで。観覧料:一般 620円(520円)、大学生 410円(310円)※( )内は20名以上の団体券料金。※総合文化展(平常展)料金で閲覧可。※特別展「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」は別途観覧料要。※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の人は無料。(入館時に年齢のわかるものを提示。)※子ども(高校生以下および満18歳未満)と一緒に来館した入館者(子ども1名につき同伴者2名まで)は100円割引。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2018年01月13日社会の変化によって美の追求が重要にサウジアラビアで美容形成手術を受ける女性が増えている。4月3日、Arab News は、最近の美容形成に対する社会の反応を伝えた。サウジアラビアで美容形成手術がトレンドになりつつある。国際美容形成外科協会(ISAPS)の調査によると、イスラム教圏の国で美容形成が行われているのはサウジアラビアとトルコだけで、2011年の施術数は104,767件だった。大きな原因として、マスメディアによって美しさの基準に変化が起きたことが挙げられている。女性たちはファッションを宗教と切り離して考え、以前よりも強く美を追求するようになったということだ。しかし、美容形成となると話は別だ。イスラムアカデミーのメンバーが形成手術をめぐり、先天的な欠点を修復するための美容外科手術がイスラム教典を冒涜することにならないか、との議論が交わしている。また、美容目的だけで表面的な処置をすることは罪深いことという考えも根深く残っている。宗教的タブーも時代の流れによって変化このような考え方に対してサウジアラビアの美容形成コンサルタント Dr. Nizar Fageeh氏は、美容外科は宗教的にも健康的にもタブーだった。しかし、最新の技術は安全でリスクも少なくなっている。現代に生活している上で、美を求めて手術を受けることは社会的にも理解されるようになってきている。と、時代の流れに沿った柔軟な考えを示している。最も需要が多いのは16~40歳の鼻の形成手術で、彼の元にはシリア、レバノン、エジプト、トルコ、アジア諸国からの患者もあるという。女性は自分の外見を良くし、自信を持つために手術を受けようとする。しかし、手術の前には外科医との十分な話し合いが必要だ。Dr. Nizar Fageeh氏は語っている。元の記事を読む
2013年04月04日