エリザベス・バンクスやシガニ―・ウィーバーといったキャスト陣と共に、女性たちを強く描いた『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』。1960年代に実在した「ジェーン」たちと、それを影で支えた者たちのキャラクター写真が一挙に解禁された。1968年、アメリカのシカゴで裕福な家庭の主婦として暮らす、ジョイ(エリザベス・バンクス)。弁護士の夫と高校生の娘とともに、何不自由ない暮らしを送るある日、妊娠によって心臓の病気が悪化。唯一の治療法である中絶手術を受けるため、違法ながらも安全に中絶手術を提供する団体「ジェーン」にたどり着いたジョイは、無事に手術を受け、命を救われる。ジョイ(エリザベス・バンクス)その後、リーダーであるバージニアに誘われたのをきっかけに、自身と同じ立場の女性を救うため、「ジェーン」の一員として支援活動に没頭していく。ジョイを演じたエリザベスは、「妊娠が彼女の生命を脅かすものだと知ったとき、ひどく悩むことになります。それと同時に、死なずに子どもを産むことを探る姿に感銘を受け、寄り添いました。そのような状況下で、真面目で堅実な彼女が、ルールを破ることになるのです」と語る。さらに出演の大きな決め手となったのは、「シガニー・ウィーバーです。俳優としてずっと憧れの存在だった。本当に最高の人物で、俳優としても女性としても理想的なお手本です」と語る。そのシガニ―・ウィーバーが演じるのが、「ジェーン」のリーダーであり、創設メンバーでもあるバージニア。「ジェーン」に助けを求めてきたジョイに対して、手術後も体調を気遣う姿を見せる一方、自身の危険を顧みず、マフィアや政治家や警察にも恐れず立ち向かう強さもあわせ持つ。バージニア(シガニ―・ウィーバー)「彼女は苦悩もしているし、自分の体についての決定権が女性にはないという不公平に耐えられない。(活動に対して)法を犯しているという感覚はないと思う。バージニアはそれがいかに偏ったひどいものかを知っているし、ルールを作る人たちがいかに偽善的かも知っている」と、自身が演じた役を通じ「ジェーン」たちの活動について尊敬の意を表した。撮影現場の様子については、「みんなでジェーンになった気分。キャストも製作陣もフィリスの元で団結し、最大限のエネルギーと献身的でひたむきな姿勢で、この語られるべき物語を紡いだ」と、フィリス・ナジー監督への信頼と共に、本編で描かれている「ジェーン」さながらのチームワークだったと当時をふり返った。ジョイの夫であり、弁護士として働くウィル(クリス・メッシーナ)は妻と娘のシャーロットに深い愛情を持つ。家族へ美術講座に通っていると嘘をつきながら「ジェーン」の活動に従事するジョイの様子に、次第に不信感を募らせるウィル。ウィル(クリス・メッシーナ)「ジョイを支えたいが、そうすることによって、彼がこれまで築いてきたすべてが危険にさらされる」と話すように、夫としてジョイを助けたいと思う一方、弁護士としてあるべき自分との間で葛藤する難しい役どころを演じている。「ジェーン」の一員であるグウェン(ウンミ・モサク)は、「ジェーン」に助けを求めてきた女性を安全に保護する役を担う。黒人女性として差別によって支援が妨害されないよう、誰よりも平等な視点で支援活動に取り組み、ときにはリーダーであるバージニアに意見することも恐れない。グウェン(ウンミ・モサク)「グウェンを動かすのは、“選択”と“自由”です。黒人女性として、白人至上主義、男女不平等、資本主義の人種差別的側面に縛られた不公平を理解しているからこそ、懸命に支援しているのです」と、彼女は語る。ジョイの家の隣に住むラナ(ケイト・マーラ)は、夫を若くして亡くし、娘を1人で育てている。ジョイと自宅のベランダで談笑しながら過ごしたり、支援活動で多忙になるジョイに代わり家事を手伝うなど、ジョイとラナは深い絆で結ばれている。ラナ(ケイト・マーラ)ケイトは本作について「この映画にはシスターフッドが溢れている。彼女たちは肉体的にも、感情的にも、精神的にも試練にさらされていたので、お互いに支え合うしかなかった。ジョイは彼女にとって家族であり、互いを批判することはない。それが故、彼女はジョイが日に日に遠ざかっていることに対し、説明がないことにも傷ついている」とジョイとラナの関係について話す。「ジェーン」の活動を通して変化する2人の友情にも注目だ。活動当初、助けを求めてきた女性たちに手術を施すのは、ディーン(コリー・マイケル・スミス)ただひとりだった。次第に活動が多忙になり、ジョイはディーンの助手として手術を手伝うようになる。「ジェーン」の活動を陰で支える彼らの姿にも注目だ。ディーン(コリー・マイケル・スミス)本作について主演のエリザベスは、「ドキュメンタリーのように堅苦しくはない。楽しめる作品にしたい」と明かす。「女性たちのリアルな苦悩と困難に打ち勝つために団結する姿を描いた本作で温かい気持ちになってほしい。中絶がテーマというより、これは女性たちの団結の物語なんです」と熱い想いを口にした。さらに、特別版ビジュアルも解禁。「あなたは一人じゃない」「理不尽な時代を戦い抜いた、すべての女性たちを讃える」という言葉からは、選択できない女性を救うために立ち上がった“名もなきヒロイン”、「ジェーン」たちのパワフルな姿を想像させる。『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は3月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー 2024年3月22日より全国にて公開©2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年02月23日エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバーらを迎えた映画『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』から、1960年代、中絶が法律的に許されていない時代のアメリカで活動していたアンダーグラウンド・ネットワーク「ジェーン」の様子を切り取った場面写真が一挙解禁。また、ショート予告も到着した。中絶の手助けによって推定12,000人の女性を救い、“自身の身体について守る権利=女性の選択の自由”を得るため、活動した団体「ジェーン」の実話を描いた本作。今回解禁となったのは、本作のヒロインたち「ジェーン」の活動を映した場面写真。主人公・ジョイ(エリザベス・バンクス)は隣に住む親友のラナ(ケイト・マーラ)の家のベランダで2人、談笑しながら幸せに過ごしている。裕福な家庭の主婦の姿から一転。緊張した面持ちで電話をかけるジョイ。第二子の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまったジョイは、唯一の治療法となる中絶を受けるため、担当医に相談するも拒否されてしまい、電話の相手、違法ながら安全に中絶手術を提供する団体「ジェーン」に辿り着く。手術当日、目隠しをしたジョイが「ジェーン」のメンバーであるグウェン(ウンミ・モサク)に手を引かれ車から降り、ある建物に連れて行かれる様子からも、当時違法とされていた中絶を必要とする女性たちを救うため、秘密裏に行われていた「ジェーン」の活動のリスクの高さが伺える。そして、無事に「ジェーン」によって命を救われたジョイが、自らも「ジェーン」の一員となっていく様子も映し出される。「ジェーン」のリーダーであるバージニア(シガニー・ウィーバー)と共に、助けを求めてきた少女に対し、真剣な表情で話すジョイ。さらには活動が多忙になるにつれ、人手不足を補うため、医者のディーン(コリー・マイケル・スミス)の助手として手術台の前に立つことも…。また、ジョイとバージニアが笑顔で向き合う姿からは、危険な状況の中でも強い意志をもって前向きに立ち向かっていった「ジェーン」たちの強さと優しさを感じさせる。ショート予告編でも、「これは、女性たちが自分の人生を生きるための戦い」というナレーションと共に、ジェーンたちの活動の一部を垣間見ることができる。『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』は3月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー 2024年3月22日より全国にて公開©2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.
2024年02月09日世界歴代興行収入第1位を誇り、3Dによる“映像革命”を巻き起こしたジェームズ・キャメロン監督の『アバター』の続編となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。12月16日(金)の公開を前に、プロデューサーのジョン・ランドーが来日。本邦初公開となる特別映像を交えたプレゼンテーションを行った。前作では、神秘の星パンドラの資源を求める人間が「アバター計画」を展開。人間のジェイクが先住民のナヴィと人間を合わせた肉体である“アバター”に意識をリンクさせることで、ナヴィの女性戦士・ネイティリと心を通わせ、パンドラを守るために戦うさまが描かれた。今回の続編は前作の10年後の物語で、ジェイクとネイティリに加え、彼らの子どもたちのドラマが描かれる。ランドー氏は今回の続編のテーマが「家族」であると語り「人生において、常に良い時ばかりではない中で、どういう犠牲を払いながら生きていくのか?両親(ジェイク&ネイティリ)の視点だけでなく、ティーンエイジャーの子どもたちが自分たちのアイデンティティを探すさまも描いている」と語る。ランドー氏はこのプレゼンテーションの中で、幾度となく本作は「映画館で見るべき作品である」と強調。先述のように、前作の主人公2人に加えて、若いキャラクターを登場させたのも、若い層に映画館に足を運んでほしいという思いからだと語る。プロデューサーのジョン・ランドー「ジム(=キャメロン監督)は映画館に行くという体験がユニークで特別なことだと考えています。それはiPhoneやAndroidのデバイスで見るのとは違います。(劇場で)みんなと一緒に経験するということが重要です。『1』にはいなかったティーンのキャラクターを登場させたのは、まさに若いオーディエンスに声をかけるためであり、共感し、インスピレーションを感じていただけると思います」と語った。また、今回の続編には、前作でグレイス・オーガスティン博士を演じたシガニー・ウィーバーも出演している。オーガスティン博士は前作で戦いのさなかに絶命したが、シガニーは本作では博士とは別のキャラクター、ジェイクとネイティリの一家の一員であり、物語のカギを握るキリを演じている。シガニー・ウィーバー-(C)Getty Imagesランドー氏はキリの年齢設定が14歳であることを明かし、今年73歳を迎えるシガニーが「14歳の心を自分の中に見つけて、演じています」と称賛。シガニーが水中でのパフォーマンスキャプチャーの撮影のために訓練を受け、6分もの間、水中で自然な演技を見せていたということにも触れつつ「ほかの作品ではできない、素晴らしい機会となりました」と語っていた。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アバター (2011) 2011年4月30日よりシアターN渋谷ほか全国にて公開© 2010 山田悠介/角川書店/「アバター」製作委員会アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 2022年12月より全国にて公開© 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2022年10月04日マーガレット・クアリー、シガニー・ウィーバー共演の『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』より、同じくN.Y.を舞台にした映画『ティファニーで朝食を』の劇中歌「ムーン・リバー」が流れる本編映像が解禁された。本作は、作家を夢見てニューヨークへやってきた主人公ジョアンナ(マーガレット・クアリー)が、老舗出版エージェンシーで働きながら人生を切り開いていく姿を描く“大人の”自分探しムービー。シガニー・ウィーバーが厳しくも優しく彼女の成長を見守るジョアンナの上司役として出演している。今回解禁された本編映像は、主人公ジョアンナが“特別な日”に父親に連れられてきたと語る、マンハッタンの高級ホテル「ウォルドーフ・アストリア・ニューヨーク」での一場面。ジョアンナがチーズケーキを食べながら周りを見渡すと、一生懸命書き物をしている年配の女性、ワインを飲みながら文芸雑誌「ザ・ニューヨーカー」を読む男性の姿が目に入る。何気ないシーンだが、いつか作家となり、憧れの「ザ・ニューヨーカー」で作品を発表することに夢を抱きながらも思い悩むジョアンナの表情が印象的だ。その後、ホテルの廊下に「ライ麦畑でつかまえて」の初版本が展示されているのを見つけ、じっくりと眺めるジョアンナ。J.D.サリンジャーの名前を一躍世界に広めた名作、その貴重な初版本を前に彼女は何を想うのだろうか。この一連のシーンでバックに流れている音楽は、映画『ティファニーで朝食を』(1961)の中でオードリー・ヘプバーンがギターを弾きながら歌う名曲「ムーン・リバー」だ。実はマーガレット・クアリーとオードリー・ヘプバーンは2人ともバレリーナ出身で、ニューヨークで幸せを探すヒロインを演じているという点でも重なる。不朽の名作にオマージュを捧げつつ、女優として着実にキャリアを積み重ねているハリウッドの新星マーガレット・クアリーの今後の活躍を期待させるシーンとなっている。またクアリーは本作で華麗なダンスを披露しており、バレエやダンスで身に着けた彼女のしなやかな身体表現にも注目して欲しい。さらに、本作と同日には長編ドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』が公開される(Bunkamuraル・シネマほか)。併せて観てみれば、“ヒロイン”たちの様々な生き方に思いを馳せることができるはず。ニューヨークという街で、時代を超えて輝く新たなヒロイン像に注目したい。『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』は5月6日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ニューヨーク・ダイアリー 2022年5月6日より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 All rights reserved.
2022年05月05日マーガレット・クアリー、シガニー・ウィーバー共演、第70回ベルリン国際映画祭オープニング作品『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』より、90秒予告が解禁となった。本作は、90年代のニューヨークを舞台に、作家志望の主人公ジョアンナ(マーガレット・クアリー)が大作家サリンジャーに宛てた読者からのファンレターをきっかけに、人生を切り開いていく姿を描いた“大人の”自分探しムービー。夢を抱くジョアンナを時に厳しく、時に優しく見守る上司、マーガレット役をシガニー・ウィーバーが演じている。今回解禁された90秒予告は、スーツケースと身ひとつでニューヨークにやってきたジョアンナが、この街で作家を目指すことを決意するシーンから始まる。老舗出版エージェンシーでアシスタントとして働き始めた彼女の日課は、サリンジャー宛の大量のファンレターに定型文を返信すること。「ライ麦畑」を3回読んだという10代の少年、作家志望の娘を亡くしたという母親…。彼らの情熱に溢れた手紙に心を打たれたジョアンナは、「きちんと返事をすべき」と上司マーガレットに意見をするも、一蹴されてしまう。そんな雑務に追われる毎日で夢を見失いそうになったときに、電話を受け取った相手はあのサリンジャーだった!彼は電話口で「作家になりたいなら毎日書くんだ」とジョアンナにアドバイスをしてくれて…。さらに後半では、「サリンジャー本人に手紙を渡してよ」と迫る女子学生も登場。思い悩んだジョアンナがとったある驚きの行動とは?そして、失敗を繰り返しながらも、日々成長していくジョアンナの姿をそっと見守る上司マーガレットが、最後に「あなたには夢があるのね?」と問いかけるその言葉の真意とは?社会に踏み出した女性が様々な出会いと経験を通して自分自身を見つめなおし成長していく姿が胸を打つ予告編となっている。本作の原作は、ジョアンナ・ラコフの自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」(柏書房)。サリンジャーといえば一般的に「孤高の天才」、「偏屈」、「人嫌い」のイメージを持たれる作家だが、原作では、気取ることなく、作家志望の著者の夢を後押ししてくれる人物として好意的に描かれている。本作でのサリンジャー像にも注目だ。『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』は5月6日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ニューヨーク・ダイアリー 2022年5月6日より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 All rights reserved.
2022年03月16日マーガレット・クアリー、シガニー・ウィーバー共演の『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』より30秒予告が解禁された。ジョアンナ・ラコフの自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」を映画化した本作。劇中でモデルになっている出版エージェンシーは、1929年に設立された「ハロルド・オーバー・アソシエイツ」。サリンジャーをはじめ、アガサ・クリスティ、ウィリアム・フォークナー、F・スコット・フィッツジェラルドなど数々の文豪の作品の契約・著作権の管理などを行ってきた。今回解禁された30秒予告は、作家を夢見てニューヨークにやってきたジョアンナ(マーガレット・クアリー)が老舗出版エージェンシーで働き始める場面から始まる。エレガントな白のロングコートを身にまとったベテランエージェントのマーガレット(シガニー・ウィーバー)が、タバコを片手に颯爽と出社し、新人アシスタントのジョアンナに厳しいダメ出しをしていく。ジョアンナの日課はサリンジャー宛の大量のファンレターに定型文を返信すること。しかし、彼らの情熱に溢れた手紙に心を揺さぶられ、「きちんと返事をすべき」とマーガレットに意見する。ニューヨークの街で「何者か」になりたいと願いながらも、雑務に明け暮れる日々を送るジョアンナ。そんな彼女を変えた、世界中から届くサリンジャーへのファンレター。その手紙を通して自分自身を見つめ直した彼女が、最後に下したある選択とは…?部下のジョアンナをそっと見守るマーガレットの姿やふたりが抱き合うシーンが映し出され、「文芸版『プラダを着た悪魔』!」というレビューからも、上司と部下が信頼関係を築いていく感動のドラマを想起させる予告編となっている。孤高の天才作家を支えた出版エージェンシーでの<知られざる実話>にも期待が高まる本作。本が生まれる現場での様子が垣間見える内容は、映画ファンのみならず文学ファンも必見だ。『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』は5月6日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ニューヨーク・ダイアリー 2022年5月6日より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 All rights reserved.
2022年02月20日マーガレット・クアリー主演、シガニー・ウィーバー共演の『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』より、本ビジュアルと場面写真が解禁となった。本作は、作家志望の女性がニューヨークの出版エージェンシーで働きながら、夢と現実そして自分自身を見つめ直していく“大人の”自分探しムービー。主人公ジョアンナを『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のマーガレット・クアリー、『アバター』『エイリアン』などのシガニー・ウィーバーが、ジョアンナの就職先である“J.D.サリンジャー”の出版エージェンシーの上司マーガレットを演じる。ジョアンナ・ラコフの自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」を映画化した理由について、人間ドラマの名手フィリップ・ファラルドー監督は「たまたま書店で原作を手に取ったのですが、ささいな表現が感動的で面白さに溢れていて、彼女の作家性に惹かれました。主人公のジョアンナは、自分の人生で何をするのかを決めなくてはならない。しかし、自分にはたくさんの可能性があることにまだ気付いていない。そんな不確かな時期に共感を覚え、映画化に踏み切りました」と語っている。今回新たに解禁した場面写真は、ジョアンナが勤める老舗出版エージェンシーのクラシカルな趣を感じさせる社内の様子や、ファンレターを読みふけるジョアンナの姿、新人アシスタントを見守る上司マーガレットの姿、ジョアンナの作家志望の彼氏ドンなど、全11枚。本が生まれる現場での様子や上司と部下のドラマの一端が垣間見えるものとなっている。また、併せて解禁された本ビジュアルは、主人公ジョアンナとそれを見守る様子の上司マーガレットの姿が組み合わされたもの。通勤中に大好きな本を読みふける彼女の写真の横には「この街で、わたしは「特別」な、何かになりたかった――」というコピーが添えられている。「何者か」になりたいと奔走する女性を描いた『レディ・バード』『フランシス・ハ』などの作品に連なる傑作を予感させる本作。都会の片隅で、理想と現実の間で揺れ動くジョアンナの姿に、きっと誰もが共感するはずだ。『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』は5月6日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ニューヨーク・ダイアリー 2022年5月6日より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 All rights reserved.
2022年02月03日シガニー・ウィーバーとジョエル・エガートンが『Master Gardener』で共演することになった。犯罪スリラーで、監督、脚本はポール・シュレーダー。エガートンが演じるのは、暗い過去を隠している庭師。ウィーバーの役は、彼を雇っている裕福な女性。ある日、その女性が親戚の女の子を彼の見習いにしてほしいと願い出たことから、物事は予想もしなかった方向に展開していく。撮影は来年開始の予定。シュレーダーの最新作は、ヴェネツィア映画祭でお披露目される『The Card Counter』。出演はオスカー・アイザック、ウィレム・デフォー、ティファニー・ハディッシュら。文=猿渡由紀
2021年09月02日中央がオスカー(写真:Album/アフロ) 『ゴーストバスターズ2』(1989)で、シガニー・ウィーバー演じるデイナの息子オスカー役を務めたヘンリー・“ハンク”・デュッセンドルフが6月14日に自殺していたことがわかった。 「オスカー」にピンと来なくとも、大魔王ヴィーゴを復活させるための依り代として誘拐されてしまう赤ちゃん、と聞けば思い出す人も多いのではないだろうか。劇中では幼児の長時間撮影を避けるため、ヘンリーとウィリアムの双子が交互に登場していた。 28歳で兄弟を失ったウィリアムによると、ヘンリーは2008年から双極性障害と統合失調症を併発した統合失調感情障害を患っていたという。幻覚、抑うつ、躁状態に日々苦しみながらも、双子で格闘技スクールを経営していた。当局は死因を自殺と断定している。
2017年06月22日『アバター』の続編が年内にも撮影を開始する予定であることを、女優のシガニー・ウィーバーが明かした。ジェームズ・キャメロン監督による2009年公開の『アバター』から出演しているシガニーが、待望の続編の製作が着々と進んでいることを明かした。「私たちは始めているわよ!トレーニングも始めてるし、あとは・・・でも何も言えないわ。秋には撮影を始める予定よ」世界で27億ドル(約3,000億円)の興行収入を上げた前作は、批評家たちからも好評を得ていたが、シガニーは続編が長らく待ちわびているファンの期待を裏切ることのない仕上がりになるとザ・ハリウッド・レポーターに話した。「脚本はすごいのよ。(ファンをがっかりさせる)心配なんて全然していないわ」「どうやって映像化するかのほうが心配なの。だってすごく野心的なんだもの。すごく価値があるけどね。待つ価値はあるわ。できるだけ早く作るつもりよ」一方で、シリーズ計4作を製作するとしているキャメロン監督は以前、当初の予定より公開が大幅に遅れるとしながらも、心配はしていないと発言。「僕にとって大事なことはリリースのパターンのリズムなんだ」「僕はできるだけ近い期間で全てをリリースしたいんだよ。もし毎年クリスマスの時期に公開するというなら、その約束をちゃんと果たすことができるようにしたいんだよ」と話していた。(C)BANG Media International
2017年04月04日リーアム・ニーソン、フェリシティ・ジョーンズ、シガニー・ウィーバーらが集い、英文学の傑作を『パンズ・ラビリンス』の製作スタッフが映画化する『A Monster Calls』(原題)が、『怪物はささやく』として6月9日(金)より日本公開されることが決定。その息を飲むほどに美しいビジュアルとショート予告が解禁となった。13歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と2人で暮らしていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て「いまから、私はお前に3つの“真実の物語”を話す。4つ目の物語は、お前が話せ」と告げる。しかも、怪物はコナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。しかし、コナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ、“物語”の幕が上がるのだが――。スペインのアカデミー賞として名高い「ゴヤ賞」にて、本年度最多の9部門受賞を果たした本作。英国史上初の快挙となる最高峰の文学賞カーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞のW受賞を果たし、世界でベストセラーを記録した同名小説を原作に、この物語に魅せられた『パンズ・ラビリンス』のプロデューサーが、再び妖しくも美しいダークファンタジーを完成させた。監督を務めるのは、デビュー作『永遠のこどもたち』が高い評価を受け、“新スパイダーマン”トム・ホランドが注目された『インポッシブル』や、2018年公開予定の『ジュラシック・ワールド』シリーズ最新作にも抜擢されたJ.A.バヨナ監督。主人公の少年コナーには、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』のニブス役で注目を集めた新星ルイス・マクドゥーガル。病いを抱えた母親役には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズ、祖母役には『エイリアン』シリーズのシガニー・ウィーバー、さらに、怪物の声を『沈黙-サイレンス-』の名優リーアム・ニーソンが演じ、モーションキャプチャーにも挑戦している。今回届いたショート予告では、本作の見どころの1つである“圧倒的な映像美”を垣間見ることができる。リーアムがモーションキャプチャーに挑み、CGで見事に再現された怪物の姿をはじめ、ストーリーの鍵となる“3つの物語”を描くダークなアニメーションは美しく幻想的な雰囲気。凄みのある声色で怪物になりきった、リーアムの声の演技にも注目だ。また、併せて解禁となったビジュアルは、妖しげで巨大な怪物の手と、主人公コナーの怯えてはいるものの、その手の主をしっかりと見上げる表情が描かれ、2人の関係を想像させるデザインとなっている。2006年に世界中で大ヒットを果たしたダークファンタジー映画の傑作『パンズ・ラビリンス』を思い起こさせる、現実とファンタジーの狭間に揺れる少年の心の闇に焦点を当てた物語は、大人も思わず夢中になってしまうほど魅力的。幾度も描かれてきた、これまでの“怪物と子どもの友情物語”とは一線を画す、全く新しい怪物と少年の繋がりを予感させている。『怪物はささやく』は6月9日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月30日ジェームズ・キャメロンが、『アバター』の続編3部作を同時進行で撮影するようだ。グレース・オーガスティン博士役で復活する予定のシガニー・ウィーバーが続編に出演することになり、キャメロン監督は『アバター』の続編となる3本の映画を監督する見込みだ。「Showbiz 411」のインタビューで、シガニーは、キャメロン監督がどうやって続編3作全部を一緒に作っていくのか?さらにどのくらい時間がかかるのかも全く分からないと語り、「私はただ現場に行くだけよ」と付け加えたという。シガニーの発言に先立ってキャメロン監督は、自身の残りのキャリアを『アバター』の続編制作にだけ傾けると語っていた。「僕は『アバター』の仕事に打ち込む。それで終わり。そこまでだ。今後は『アバター2』、『アバター3』と、多分『アバター4』を作って、持込み企画のものは作らないつもりなんだ。他人の脚本を映画化することにもう興味が無いんだ…。『アバター』の風景の中で、世界の状況や、それに対して人間がすべきだと思うことに関して、語られなければならない全てを表現することができると考えているんだよ。そして娯楽作としてそれをやるわけさ」。■関連作品:アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved
2012年06月27日昨夜、30分弱の完成前の特別映像が世界で初めて上映された『アバター』。一夜明けた10月18日(日)、サム・ワーシントン、シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナという3人の来日キャスト陣とプロデューサーのジョン・ランドが出席して記者会見が開かれた。いまだ多くが謎に包まれた本作について、当事者たちが口を開いた。現在もジェームズ・キャメロン監督の指揮の下、完成に向けて製作が続けられている本作。プロデューサーに対し、12月18日(金)の劇場公開に間に合うのか?という質問が出たが、「現在、編集の最終段階にあります。もちろん間に合いますよ!早く世界中の方々に観てもらいたくて、ワクワクしています」と自信たっぷりの答えが返ってきた。シガニーは、本作についてキャメロン監督の言葉を引用し「彼自身『この映画を14歳のときに観たかった』と言ってたわ。それから、『SFとは人間であることがどういうことかを認識させるメディア』ともね。この映画は“経験させる”映画よ」と笑顔で語った。サムは、12年前の東京国際映画祭での上映を皮切りに、歴史的な大ヒットを記録した『タイタニック』を生み出した偉大な監督の作品への出演にプレッシャーは?という問いにも「ないよ」とあっさり。「自分は役者として言われた通りのことをやってるだけ。僕は、ジム(=キャメロン)が作った世界の一部であることに誇りを持ってるんだ。だからプレッシャーなんてないよ」と力強く語った。ゾーイは、撮影の様子について「監督が指をパチンパチンと鳴らすときは、何かに刺激を受けたっていうサインなの。それを見たら、彼のスイッチが『ON』になって、興奮しているんだな、このまま続ければいいんだなって認識していたわ」と明かしてくれた。本作で監督が新たに導入した技術として注目を集めているのが、従来のモーションキャプチャ(体にセンサーをつけて俳優が動き、それを映像として取り込む技術)以上にさらに細かい感情の動きまでも感知するという“エモーション・キャプチャ”という手法。この技術を使っての撮影についてサムもゾーイも「開放的な感覚を味わった」と証言。「自分と相手しかいない状況で、演技の本質に戻ることができたんだ。あるシーンでは、バンジーに乗ろうとしてゴムのチキンみたいになってたんだ。これで金がもらえるなんて、ほとんど犯罪だと思ったよ」(サム)、「子供が持っている無限の想像力で作っていくという感覚だったわ」(ゾーイ)。また、ジャングルという舞台設定を考慮して、実際の熱帯雨林でリハーサルが行われたそうだが、そのときの様子についてサムは「ほぼ裸の状態で、耳と尻尾をつけて走り回ったんだ。何も知らない人に『何をしてるのか?』って尋ねられて『ジェームズ・キャメロンの新作映画だよ』って説明したんだけど『堕ちたもんだね…』って言われてしまったよ(苦笑)」と明かし、会場は笑いに包まれた。公開までおよそ2か月。いったい、どのような映像世界が届けられるのか?完成が待たれる『アバター』は12月18日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:【TIFFレポート】『アバター』シガニー・ウィーバー、久々の来日に日本語で喜び【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!
2009年10月18日華やかに幕を開けた第22回東京国際映画祭(TIFF)。オープニング・イベント後には、『タイタニック』を手がけたジェームズ・キャメロンによる話題の最新3Dムービー、『アバター』のフッテージ特別上映会が開催され、グリーンカーペット・イベントに続いて鳩山由紀夫首相も出席。上映前には主演のサム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバーによる舞台挨拶も行われた。この日の上映は、完成作ではなく30分ほどの特別映像の上映となるが、完成前のフッテージ映像がTIFFで上映されるのは史上初めてのこと。12年前の1997年の東京国際映画祭で、これまた過去に例のない試みとして、本国アメリカよりも早いタイミングで、世界で初めてあの『タイタニック』が上映され、その後、歴史的な大ヒットを記録したとあって、今回の『アバター』上映会に対しても、本国の関係者たちも熱い視線を送っている模様。まず場内に3D映像で、現在、ロサンゼルスで本作の完成に向けて作業中で、今回は来日できなかったキャメロン監督のビデオメッセージが上映され、観客は3Dメガネを掛けてメッセージを受け取った。曰く「97年に『タイタニック』を上映したときの感動は忘れません!」。そして『アバター』については「冒険と魂の旅が待ち受けています!」と期待を煽った。続いて、キャスト陣が登場。ゾーイは覚えたての日本語で「ドウモ、アリガトウゴザイマス」とかわいく挨拶。サムは「オーストラリアなら、ひと言『グッダイ!』で決めるところですね(笑)。ご招待いただきありがとうございます」と笑顔で語った。そしてシガニーも日本語で「マタ、戻ッテ来レテ、Happyデス!」と挨拶。さらに、ここにはいないキャメロン監督について「ジェームズは、この素晴らしい物語を書き上げ、それを映像化するための技術までも作り上げました。この映画の全ての登場人物、生き物、植物のを彼が生み出したのです。この映画を作る過程でのジェームズは、日本語で言うところの“お菓子屋さんの中の子供”のようでした」と日本語を交えながら語り、惜しみない称賛を贈った。鳩山首相の目に、果たしてこの日の特別映像はどのように映ったのか、気になるところ…。珠玉のキャストと最新の映像を駆使し、現在も完成に向けた作業が進む『アバター』。公開は12月18日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催アバター 2009年12月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:【TIFFレポート】公開に間に合う?ドキドキ『アバター』キャスト陣が“説明”会見【TIFFレポート】写真でチェック!グリーンカーペットのファッションを一挙公開【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕辻仁成が自らの思いを映した父の愛にホロリTIFFコンペ注目作!『ACACIA』平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!
2009年10月18日