映像を見れば、すぐにそうと分かるウェス・アンダーソンの世界。その記念すべき10作目となる長編映画『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』もまた、石造りの建物が並ぶ20世紀フランスの架空の街や、クセの強い記者たちの仕事部屋を備えた「フレンチ・ディスパッチ」編集部のビルなどにワクワクがたっぷりつまった、見るも楽しい“1冊の雑誌”となっている。スクリーンではカラフルな世界からモノクロへ、画角もワイドからスタンダードへ、描かれるストーリー(記事)に合わせて変幻自在に移り変わる独特の世界観を見事に形づくったのは、アダム・ストックハウゼン。2007年のウェス監督4作目『ダージリン急行』以来、コンビを組んでいるプロダクション・デザイナーのインタビューがシネマカフェに到着した。印象深いのは『グランド・ブダペスト・ホテル』「大変でしたが最高の週末でした」「私は(『ダージリン急行』の美術)マーク・フィリードバーグの依頼でその映画の美術を担当していました。その映画で最初にしたことは列車のシーンの準備でした」とストックハウゼンはふり返る。「何度も同じチームで働けることはすばらしいことです。お互いの理解が深まり、阿吽(あうん)の呼吸が生まれますからね」。ウェスとの創作の中ですぐに心に浮かぶのは、『グランド・ブダペスト・ホテル』だと言う。「ロビーを重層的に造りました。1960年代のロビーを1930年代のロビーの中に造ったのです。ですから、全体としてどのように見えてくるのか、完成するまで分かりませんでした―。他のシーンから頭をひねって想像するしかなかったのです」と話し、「週末に大急ぎでセット替えをすることもありました。60年代調を引っ剥がして30年代風に仕立てるのです。大変な作業でしたが最高の週末でした。今は良い思い出となっています」と回顧する。『グランド・ブダペスト・ホテル』よりそのほかにも、ウェス監督作品の美術を手掛けていて、ふと“思い出してしまうような”楽しい瞬間はあったか尋ねてみると、「たくさん楽しい思い出がありますよ!必ずしも大がかりなセットとは限りません。『ムーンライズ・キングダム』で、ボーイスカウトがカヌーで上陸するときのボブ・バラバンの浜辺のシーンでは、私たちは草むらにロープを持って入り、そのロープでカヌーを引っ張り上げました。こんな場面の撮影にはそう簡単には出会えません」と、確かに楽しそうにふり返る。「脚本を読んでいてめまいが…」膨大なセットの数とはいえ、本作に関しては「脚本を読んでいてめまいがしました!」とストックハウゼンは打ち明ける。「サゼラック(演:オーウェン・ウィルソン)の話で、この街をどう捉えるかが最初の難関でした。調査から取り掛かり、美術の取り組み方を下書きしてゆくことで、他の話も進展しだしました」。複数の短編からなり、複数のセットを要する本作。その数は約130にも及んだという。「この映画の美術の罠はおびただしい数の、細心の注意を要する、幅広いことがらがあったことです。それを切り抜けることができたのは、信じられないほど優秀なチームがあったからです」と話し、「エリカ・ドーンは次々と雪崩のように押し寄せる画像の要求にこたえました。ステファヌ・クレッサン(美術監修)とイラストレーターとアートディレクターから成る先鋭チームは監督の要望を1つずつかなえました。リナ・ディアンジェロ(装飾)は懸命に各セットを彩りました」とスタッフ陣をねぎらった。「すすけた感じがあってこそ美しい」古いフランスの街並舞台となる架空の街“アンニュイ=シュール=プラゼ”は、全てフランス西部のアングレームで行われた。フランスで最も古いバンド・デシネ(漫画)の祭典「アングレーム国際漫画際」が行われる地としても知られる。その町でのストックハウゼンの狙いは「バランス感」だったという。「私たちがよく写真や古い映画で見る美しいフランスはいつもすすけています。そのすすけた感じがあってこそその美しさが成り立っています。その均衡がとれることでフランスの美はさらに増します」と明かし、「実際の街とのバランスを取るように常に気を遣いました。建物に水を撒く場合もありました。小穴がとても多い石でできた建物が多く、濡れると色が濃くなるのです」と教えてくれた。そういった細部へのこだわりを発見するのも、観客の楽しみとなる本作。1回見ただけでは気がつかないような場面はあるか尋ねてみると、「なんと言っても<ビフォー/アフター>の画ですね。肉市場とそれがその後、地下鉄の入り口に変わった姿を隣り合う画で対比させるセクションです。これをどう見せるかを考えるのはとても楽しかったです」とストックハウゼン。「静物画を描く部分もとても気にいっています。<ビフォー/アフター>はとても難しかったですが、とても楽しかったです。その後、監獄の余暇室での争いの場面の美術を手掛けました。オペラの天井画を描く素晴らしい画家のチームが背景画を描いてくれました」と、ベニチオ・デル・トロが監獄の中の天才画家モーゼス・ローゼンターラーを演じるシークエンスも付け加えた。カギとなったのは伝説的名作『赤い風船』さらに、編集長のビル・マーレイをはじめ、ティルダ・スウィントンやフランシス・マクドーマンド、オーウェン・ウィルソン、ジェフリー・ライトら、錚々たる顔ぶれが集う「フレンチ・ディスパッチ」編集部のセットでは、それぞれの記者の個性が映し出される部屋も必見ポイントだ。ストックハウゼンは「それぞれの記者の執筆スペースに関しては、トルーマン・カポーティ、ゴア・ヴィダル、ベン・ヘクト、リュック・サンテ、エミリー・ディッキンソンほかの多くの実在の作家の書斎を参考にし、イメージのテーマにしました」と語り、「編集部全体のイメージには、どの新聞からか思い出せないのですが、参考となる素晴らしい写真がありました。広々としていて、再利用により記者の作業スペースとなった打って付けの佇まいでした」とヒントになった写真があったことを明かす。この編集部のように、すすけた街の雰囲気とは極めて対照的な黄や赤、青が効いた色調も見どころとなる。「(先ほどの)美しさとすすけた感じのバランスという話に通じます。これを実現するために私たちは具体的な方法をとりました」とストックハウゼン。「映画『赤い風船』を参考のカギとしました」と、パリの路地裏に色鮮やかな赤い風船が映えるアルベール・ラモリス監督の1956年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品を挙げる。「『赤い風船』では当時の街のほこりっぽさが背景にあることで、色彩のポップさが鮮やかに浮き上がっていることが分かります。もちろん映画に出てくる風船の色もそうですが、車の色も、お店の店先の色も効いています。最も重要なことは<古いすすけた建物を背景にした明るい対象物>というバランスを保っていることです」と、本作にもつながる色彩のマジックを打ち明ける。現在、「残念ですが、まだあまりお話できない」というウェス監督の次回作をスペインで撮影中というストックハウゼン。次はどんなウェス・アンダーソンの世界を魅せてくれるのか、まずは彼らが創りだした20世紀フランスの街を堪能してみてほしい。『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 2022年1月28日より全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2022年01月21日ウェス・アンダーソン監督作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』より、キャラクターたちやこだわりのオマージュ等を解説する特別映像が解禁された。20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部を舞台に、一癖も二癖もある才能豊かな記者たちの活躍を描く本作。『ダージリン急行』、『ファンタスティック Mr.FOX』、『グランド・ブダペスト・ホテル』、『犬ヶ島』といった名作の数々を生み出したウェス・アンダーソン監督の記念すべき長編第10作目となる。この度解禁となった特別映像(Table setter編)では、ウェス・アンダーソン監督が「本作のキーワードは3つ。“アンソロジー”、“「ザ・ニューヨーカー」”、そして“フランス映画”」と本作について意気揚々と説明する様子から始まる。その言葉の通り、異なる編集者が手掛けた想い出の記事が紡がれていく“アンソロジー”、ウェスがオマージュを捧げた敬愛する有名週刊誌“「ザ・ニューヨーカー」”、そして劇中の舞台でもある“フランス映画”といった要素が詰めこまれている。特別映像ではその3つのキーワードを軸に、映画の魅力に迫っていく。物語の舞台はフランスの架空の街にあるアメリカの地方紙の編集部。ビル・マーレイ演じる情に厚い編集長のハウイッツアーは「ザ・ニューヨーカー」の創始者がモデル。ウェスは「各記事のヒーローは編集者だ」とも明かしており、「ザ・ニューヨーカー」や活字文化へのリスペクトを込めて本作を製作したことが窺える。続いて映像には第1話「確固たる名作」、第2話「宣言書の改訂」、第3話「警察署長の食事室」と本編シーンが展開し、ティルダ・スウィントンやベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトといった豪華キャスト陣が、各話のユニークなキャラクターたちやストーリー、フランスにちなんだ物語の舞台背景について思い思いに語る姿が映し出される。第2話に登場するフランシス・マクドーマンド演じる記者のクレメンツは、メイヴィス・ギャラントという実在する「ザ・ニューヨーカー」常連の女性作家がモデルとなっており、ウェスが「この記事は彼女へのオマージュになっている」と貴重な脚本の裏話を明かしている。映像には本編シーンのほかにも監督がフランシスやティモシー、ジェフリーらに熱心に演出をつける姿や、全編の撮影をフランスの小さな街で敢行したという本作の大掛かりな屋外セットの様子を映し出すメイキング映像も収められており、製作の舞台裏を垣間見ることができる。先ごろ発表された第79回ゴールデングローブ賞において作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)にもノミネートされ、ますます注目が集まる本作。監督が長年描きたかったテーマが随所に散りばめられた渾身の1作だ。『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 2022年1月28日より全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2022年01月18日ガールズ バイ ピーチ・ジョン(GiRLS by PEACH JOHN)から人気アニメ作品『機動戦士ガンダム00』とのコラボレーションコレクションが登場。ピーチ・ジョン渋谷店、新宿三丁目店、大阪店ほかにて2022年1月15日(土)より発売される。ガールズ バイ ピーチ・ジョン×『機動戦士ガンダム00』『機動戦士ガンダム00』とのコラボレーションコレクションでは、作品のキャラクターやモチーフをさりげなく散りばめたランジェリー2型、ルームウエア1型、エコバッグ1型の全4型を展開。エンブレム柄ノンワイヤーブラトップガールズ バイ ピーチ・ジョンで人気のノンワイヤーブラトップ「ピージィ(Peasy)001」には、メインキャラクターが所属する私設武装組織「ソレスタルビーイング」のエンブレムをメンバーのイメージカラーでプリント。さらに作品ロゴもあしらい、遊び心溢れるデザインに仕上げた。エンブレムカラーのブラセットノンワイヤーながらバストをソフトに持ち上げて自然な丸み&高さに整えてくれる「りらこれ」シリーズも『機動戦士ガンダム00』とコラボレーション。「ソレスタルビーイング」のエンブレムをイメージした“ブルー×イエロー”の華やかなブラセットに、人気キャラクター「ハロ」が隠れた水玉柄を落とし込んだ。メンバーカラーのもこもこパジャマもこもこのモールニットパジャマは、メンバーのイメージカラーをパステルトーンでアレンジした4色を用意。刹那・F・セイエイのブルー、ロックオン・ストラトスのグリーン、アレルヤ・ハプティズムのオレンジ、ティエリア・アーデのラベンダーが揃う。愛されキャラ「ハロ」のエコバッグA3も入る大容量サイズのエコバッグには、愛されキャラクター「ハロ」と作品のロゴをプリント。付属の収納ポーチは、コインケースや小物入れとしても使用できる。【詳細】ガールズ バイ ピーチ・ジョン×『機動戦士ガンダム00』発売日:2022年1月15日(土)取扱店舗:ピーチ・ジョン渋谷店、新宿三丁目店、大阪店、公式通販サイト※店舗によってオープン時間が異なる。事前に要確認。※公式通販サイトは10:00~、店舗はオープン時間~販売スタート。アイテム:・「Peasy001」2,508円サイズ:S、M、Lカラー:ソレスタルビーイング(全1色)・「Peasyショーツ」1,078円サイズ:S、M、Lカラー:ソレスタルビーイング(全1色)・ 「りらこれ機動戦士ガンダム00ノンワイヤーブラセット」4,378円サイズ:BC~DEカップ、UB70/75カラー:ブルー(全1色)・「推しカラービッグサイズパジャマ」5,478円サイズ:S/M、M/Lカラー:ブルー、グリーン、オレンジ、ラベンダー(全4色)・「ハロのエコバッグ」1,628円サイズ:ワンサイズカラー:オレンジ(全1色)【問い合わせ先】ピーチ・ジョンTEL:0120-066-107©創通・サンライズ
2022年01月17日完璧なシンメトリーの構図。独特のカラー・パレット。ミニチュアのように作り込まれた世界観。ウェス・アンダーソンの映画の魅力は様々だが、彼の美意識と映画世界の根底にある要素として、ここでは彼の文学的なセンスを取り上げたい。絵画や写真、そして膨大な数の過去の映画作品をイメージの参照にしているウェス・アンダーソンだが、物語の面で彼が大きな影響を受けているのがJ・D・サリンジャーの小説だ。特に青春映画の要素が強い初期作品のオリジンは彼自身が愛読書として挙げる「キャッチャー・イン・ザ・ライ」にある。テキサス大学オースティン校の脚本執筆クラスでオーウェン・ウィルソンに会ったことが、アンダーソンの映画作りの始まりだった。2人はやがてアンダーソンの長編デビュー作『アンソニーのハッピー・モーテル』(1996)の基となる脚本を書き始めるが、私立のプレップ・スクールを追い出され、次々と学校を退学になった後、士官学校に転校せざるを得なくなったオーウェン・ウィルソンはまさしく「キャッチャー・イン・ザ・ライ」のホールデン・コールフィールドそのもの。『アンソニーのハッピー・モーテル』(C) APOLLO映画嫌いのサリンジャーが断固として自分の作品の映像化を許そうとしなかった結果、逆にニューシネマ以降次々と「キャッチャー・イン・ザ・ライ」的な青春映画が作られることになるが、オーウェン・ウィルソンが共同で脚本を書き、かつ出演したアンダーソンの初期の作品もその系譜に組み込まれている。2人のサリンジャー作品への愛は「フラニーとゾーイー」などの「グラス・サーガ」作品群からインスパイアされた『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』へと結実していく。しかしアンダーソン世界の主人公であるオーウェン・ウィルソンは『ダージリン急行』(2007)での包帯だらけの姿と連動するかのように、「バナナフィッシュにうってつけの日」のシーモアを思わせるような痛ましい事件をプライヴェートで起こし、一旦アンダーソンの世界で後方に退いてしまう。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(C) APOLLOアメリカ青春文学的な要素の代わりに、アンダーソンの作風に現れ出したのはヨーロッパ趣味だ。架空の東欧の国を舞台にした『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)は、オーストリアの作家シュテファン・ツヴァイクに捧げられている。ツヴァイクの作品の世界観だけでなく、人々が語るストーリーを第三者が聞き、その語られたストーリーの中にも別の話をする人物がいるというツヴァイクの「昨日の世界」の構造自体がウェス・アンダーソンの脚本に大きな影響を与えている。『グランド・ブタペスト・ホテル』(C) APOLLO最新作の『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021)は、近年のヨーロッパ志向とかつてのアメリカ文学趣味の融合だ。1920年代から60年代にかけての「ニューヨーカー」誌にオマージュを捧げた作品だが、舞台となる編集部があるのはニューヨークではなくパリ。ヨーロッパに派遣されたスタッフ・ライターや、フランス在住で「ニューヨーカー」誌に寄稿していた作家たちの記事を基にした物語が、それこそ雑誌的な構成によって語られている。若い頃は故郷テキサスで「ニューヨーカー」のバックナンバーを集めていたというウェス・アンダーソンらしいアイデアで、同誌のファンならずとも、彼の雑誌愛に胸が熱くなるような映画だ。しかしどうしてウェス・アンダーソンは、豪華キャストが勢揃いするこの映画にウォーレス・ショーンをキャスティングしなかったのだろう。ニューヨークを舞台にした映画やドラマに必ずと言っていいほど出てくるこの俳優は『フレンチ・ディスパッチ』でビル・マーレイが演じる編集長のモデルとなった「ニューヨーカー」二代目編集長のウィリアム・ショーンの息子。顔もそっくりなのだ。あまりに距離が近くて、声をかけづらかったのかもしれないが、アンダーソン作品にハマりそうな人なので、いつか出演して欲しい。(text:山崎まどか)■関連作品:グランド・ブダペスト・ホテル 2014年6月6日よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国にて公開© 2013 Twentieth Century Foxフレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 2022年1月28日より全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2022年01月14日ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作、映画『リコリス・ピザ』が、2022年7月1日(金)公開。本作は第94回アカデミー賞にて作品賞、監督賞、脚本賞の3部門にノミネートされた。映画『リコリス・ピザ』名匠ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『ブギーナイツ』『マグノリア』『インヒアレント・ヴァイス』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ファントム・スレッド』など、数々の名作映画を生み出してきた監督ポール・トーマス・アンダーソン。カンヌ国際映画祭の監督賞、ベルリン国際映画祭の銀熊賞、ヴェネツィア国際映画祭の銀獅子賞を獲得し、3大映画祭の監督賞を全て受賞した、稀有な経歴を持つ名匠だ。そんなポール・トーマス・アンダーソン監督が手掛ける映画『リコリス・ピザ』は、2021年11月下旬より全米公開すると、2021年年末にかけての全米の映画賞を席巻。第79回ゴールデングローブ賞では作品賞、脚本賞にノミネート、第94回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞の3部門にノミネートされた。70年代アメリカを舞台にした恋愛物語映画『リコリス・ピザ』の舞台となるのは、1970年代のアメリカ、サンフェルナンド・バレー。実在の俳優やプロデューサー、実際の出来事を背景に、男子高校生・ゲイリーと10歳年上の女性・アラナの初恋模様を描く。ゲイリーとアラナ役の主演は『リコリス・ピザ』で映画デビュー■ゲイリー...クーパー・ホフマン男子高校生。ポール・トーマス・アンダーソン監督の盟友であり俳優フィリップ・シーモア・ホフマンの息子、クーパー・ホフマンが、映画デビュー。ゴールデングローブ主演男優賞にノミネートされた。■アラナ....アラナ・ハイムゲイリーと恋をする10歳年上の女性。三人姉妹バンドHAIMのメンバーであるアラナ・ハイムも、『リコリス・ピザ』で映画デビュー。ゴールデングローブ主演女優賞にノミネートされた。■ジャック・ホール...ショーン・ペンアラナが受けたオーディションで出会い、意気投合する俳優。『麗しのサブリナ』『ワイルドバンチ』など、ハリウッドを代表する名優、ウィリアム・ホールデンがモデルとなっている。髪をオールバックにぴっちりと撫でつけ、低い声で囁く伝説の二枚目スター。■レックス・ブラウ...トム・ウェイツ映画監督。モデルは、ウィリアム・ホールデン主演の『トコリの橋』を監督したマーク・ロブソンが有力だが、その破天荒さはサム・ペキンパー、ジョン・ヒューストンからもインスピレーションを得ているようだ。演じるのは、ミュージシャンとしてロックの殿堂入りを果たし俳優としても活躍するトム・ウェイツ。■ジョン・ピーターズ…ブラッドリー・クーパーブラッドリー・クーパーが演じるジョン・ピーターズは、1970年代の実在する映画プロデューサー。女優のバーブラ・ストライサンドとの交際で有名になり、彼女の主演映画『スター誕生』をプロデュースした他『アリー/スター誕生』の製作にも関わっている“超大物”で“クレイジー”なハリウッドプロデューサーだ。主人公ゲイリーのモデルであるゲイリー・ゴーツマンが実際にウォーターベッドを販売していた店「ファットバーニーズ」にて、“ウォーターベッドを売っていた知人がジョン・ピーターズの家にベッドを届けた”という話から着想を得たキャラクターだ。■アラナの家族...ハイム一家。アラナの家族を演じるのは、なんと主演アラナ・ハイムの“実の家族”。バンドHAIMの姉エスティ、ダニエルに加え、ポール・トーマス・アンダーソン監督の小学校時代の美術教師だったという母ドナ・ハイム、父モチ・ハイムまで、ハイム一家が家族総出演している。ファッションやヘアスタイルなど70年代を再現セット、⼩道具、ファッション、ヘアスタイル、音楽など、1970年代を再現したノスタルジックな世界観にも注目だ。高校生のゲイリーとアラナの出会いのシーンでは、あえて撮影用のメイクを一切行わず“不完全で複雑な”佇まいを映し出すことで、人間的な輝きを際立たせた。また、レトロなファッションの若者たちや廃れた街に輝くネオン、オレンジ色のフォードのトラックなども登場。「あの頃の気持ち」を呼び起こすかのような演出が随所に散りばめられている。音楽はレディオ・ヘッドのジョニー・グリーンウッド音楽を手がけたのはレディオ・ヘッドのジョニー・グリーンウッド。ゲイリー、アラナの感情に寄り添う音楽が、物語を彩る。ジョニー・グリーンウッドと監督のポール・トーマス・アンダーソンによるタッグは、『リコリス・パイ』で5作品目となる。【詳細】映画『リコリス・ピザ』公開日:2022年7月1日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー監督・脚本・撮影:ポール・トーマス・アンダーソン出演:アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディ原題: Licorice Pizza配給︓ビターズ・エンド、パルコ
2022年01月09日ベルリン国際映画祭の金熊賞(『マグノリア』)、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界三大映画祭全てで監督賞を受賞した名匠ポール・トーマス・アンダーソンの最新作が『リコリス・ピザ』の邦題で2022年に日本公開されることが決定した。本作は、1970年代のアメリカ、サンフェルナンド・バレーを舞台に、アラナ(アラナ・ハイム)とゲイリー(クーパー・ホフマン)の恋模様を描くヒューマンコメディ。主演は三人姉妹バンド「HAIM」のメンバーであるアラナ・ハイムとポール・トーマス・アンダーソン監督の盟友フィリップ・シーモア・ホフマンの息子であるクーパー・ホフマン。ともに本作で鮮烈な映画デビューを飾っている。公開前から期待と前評判の高かった本作だが、11月26日の全米公開から年末にかけて全米の映画賞を席巻、オスカー最有力との呼び声も高い。ゴールデングローブ作品賞、脚本賞、主演女優賞、主演男優賞ノミネート(ミュージカル・コメディ部門)のほか、ナショナル・ボード・オブ・レビュー作品賞、監督賞、ブレイクスルー賞(アラナ・ハイム&クーパー・オフマン)など、注目の映画賞で高い評価を得ている。映画ファンが待ち望んだ天才監督の最新作。続報を待ちたい。『リコリス・ピザ』は2022年、日本公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リコリス・ピザ 2022年、全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2022年01月06日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)のアーカイブスセールが、2021年12月25日(土)から27日(月)の3日間、京都・藤井大丸内のジョン ローレンス サリバン 京都にて開催される。今回のアーカイブスセールでは、過去に発表されたジョン ローレンス サリバンのコレクションより厳選されたアイテムをラインナップ。通常のセールとは異なる、特別な価格で販売される。3日間限定となるまたとないチャンスをお見逃しなく。【詳細】ジョン ローレンス サリバン アーカイブスセール期間:2021年12月25日(土)~27日(月)場所:ジョン ローレンス サリバン 京都住所:京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町605番地 藤井大丸7FTEL:075-212-0345※混雑状況により入場制限を設ける場合あり。【問い合わせ先】ジョン ローレンス サリバン 京都TEL:075-212-0345
2021年12月23日SF・ホラー作品でカルト的な人気を誇る《ホラー映画の帝王》ジョン・カーペンター監督の特集上映「ジョン・カーペンターレトロスペクティブ2022」。“スクリーム・クイーン”ジェイミー・リー・カーティスが出演したあの名作も上映が決定している。“スクリーム・クイーン”とは直訳すれば“絶叫女王”、すなわち、ホラー映画において悲鳴や叫び声といった恐怖演出を得意とする女優のこと。元祖スクリーム・クイーンは、『キング・コング』(33)のヒロイン、フェイ・レイや『サイコ』(60)のジャネット・リーなどが挙げられる。全身全霊で大きな口を開け絶叫する彼女たちの悲鳴は一際異彩を放ち、作品内で強い印象を残す。そんな彼女たちに次いで“スクリーム・クイーン”と呼ばれるのは、『サイコ』のジャネット・リーの実娘、ジェイミー・リー・カーティス。アメリカ・ロサンゼルス出身で、「刑事コロンボ」(71~03)などいくつかのTVドラマで端役を演じ、『大逆転』(83)で英国アカデミー賞最優秀助演女優賞、『トゥルーライズ』(94)でゴールデン・グローブ賞最優秀女優賞を受賞。その後も、『ハロウィン』シリーズや『フォーチュン・クッキー』(03)、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(19)に出演するなどコミカルな役からシリアスな役まで幅広くこなす女優だ。また、児童書の著者として、ニューヨークタイムズでベストセラーを生むなど活躍。小児AIDS向け財団の広報担当者でもあり、ピッツバーグにある子ども病院の資金調達の支援なども行っている。『ザ・フォッグ』そんなジェイミー・リー・カーティスの記念すべき長編映画出演第一作目は、ジョン・カーペンター監督作『ハロウィン』(78)である。殺人鬼ブギーマンから逃げ惑うローリー(ジェイミー)の耳に残る叫び声は、多くの観客を魅了した。そして、長編映画2作目となるのが今回上映される、カーペンターの『ザ・フォッグ』。本作ではヒッチハイクでアントニオ・ベイにやってきて、街での奇怪な現象に巻き込まれるエリザベス・ソリーを熱演している。死んだ船員が倒れてくるシーンや死体が蘇り襲ってくるシーンでは、恐れ慄いた表情で悲鳴をあげる彼女の姿も相まって、怖さが倍増。さらに本作では、街の女性議長キャシーを演じたジャネット・リーと親子共演を果たし話題となった。これについてジェイミーは、「今まで、母親と共演すると必ず親子の役。もう耐えられない。だから私この『ザ・フォッグ』が好き」(日本公開当時『ザ・フォッグ』のプレスより)と親子役ではない喜びを語ったことも。最近では、ハリウッドで開催された『ハロウィン KILLS』のプレミアで亡き母ジャネット・リーが『サイコ』で演じたマリオン・クレインに扮して登場するなど、母の功績に敬意を表している。『ザ・フォッグ』2022年以降も『Borderlands(原題)』や『Halloween Ends(原題)』といった作品に出演が決まっており、カーペンター監督作で“スクリーム・クイーン”の座を不動のものにしたジェイミー・リー・カーティス。今回の特集上映では、カーペンター監督作品の軌跡を堪能できるとともに、“スクリーム・クイーン”ジェイミー・リー・カーティスの“悲鳴”の名演技にも触れられる絶好の機会となりそうだ。「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ 2022」は、2022年1月7日(金)~1月27日(木)3週間限定でヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺にて開催。(text:cinemacafe.net)
2021年12月15日『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞4部門を受賞したウェス・アンダーソン監督の記念すべき長編10作目『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が、2022年1月28日(金)より公開。この度、あげるとキリがないほどの超豪華キャストとウェス・アンダーソン監督がフレンチ・ディスパッチ誌のイラストになったストーリーポスター4点と、シネマポスター2点の計6点のポスターが一挙解禁となった。突如急死した編集長(ビル・マーレイ)の追悼号のため、個性豊かな記者たちによる選りすぐりのストーリーが描かれる本作。今回到着したストーリーポスターは、劇中で描かれる4つのストーリーをフィーチャー。「自転車レポーター」では、記者のサゼラック(オーウェン・ウィルソン)が編集長の愛した街アンニュイ・シュール・ブラゼを自転車で一巡しながら紹介する様子を。「確固たる名作」では記者ベレンセン(ティルダ・スウィントン)が超個性的な画家で囚人のモーゼス(ベニチオ・デル・トロ)と彼のミューズで看守のシモーヌ(レア・セドゥ)との驚くべき関係を記事にしたためる姿。「宣言書の改定」では記者ルシンダ(フランシス・マクドーマンド)が、“若き理想主義者運動”を立ち上げたリーダーのゼフィレッリ(ティモシー・シャラメ)と会計士ジュリエット(リナ・クードリ)が関わる学生運動、その青春の激しさと甘さを間近で捉える。「警察所長の食事室」では記者ローバック(ジェフリー・ライト)が警察署長(マチュー・アマルリック)お抱えの天才シェフのネスカフィエ(スティーヴン・パーク)お手製の絶品料理を優雅に堪能する姿が切り取られている。もちろん、どの物語もポスターに描かれた内容に留まるわけもなく、ウェス・アンダーソンらしいユーモアとエスプリが絶妙に混ざった、想像を遥かに超えた展開が巻き起こっていく。一方、シネマポスターは本作のアンダーソン監督が営む架空の映画館へ。劇中の登場人物たちが足を運び、『フレンチ・ディスパッチ』を一緒に鑑賞する様子を愉快に描いたデザイン。本作で長編10作品目を迎えたウェスの映画、映画館に対する愛がこめられ、本作の映画館での鑑賞に最高に心躍る仕上がりとなっている。いずれも劇中に登場する「フレンチ・ディスパッチ誌」の表紙イラストのデザイナー、ジャヴィ・アズナレツ(@javi_aznarez)が手掛けたもので、ストーリーポスターは表紙のデザインを模したものとなっており、遊び心満載。さらに11月12日(金)正午からは先行発売としてムビチケオンライン、12月3日(金)には劇場で販売のムビチケカード第一弾、12月24日(金)には別ビジュアルのムビチケカード第二弾が、随時発売開始、それぞれオリジナル購入特典が付くことも決定。詳細は以下とサーチライト・ピクチャーズ公式サイト、公式SNSの情報にて更新される。『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 2022年1月28日より全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2021年11月12日ジョンマスターオーガニック(john masters organics)とアンダーソン アンダーソン(UNDERSON UNDERSON)が初のコラボレーション。2021年11月18日(木)より「マスク&エア リフレッシュナー」をジョンマスターオーガニック直営店ほかで発売する。“まるで森林浴”和ハッカやヒノキの香りジョンマスターオーガニックは、「和紙がつくる健やかな肌。」をコンセプトに“和紙でできた”アンダーウェアを展開するアンダーソン アンダーソンと初めてのコラボレーションを実現。アンダーソン アンダーソンの肌着に使用している和紙の原料が“針葉樹”であることに着目し、針葉樹=ヒノキをアクセントに効かせた香りアイテムを作り出した。和ハッカやティーツリーなど、和を思わせる香りに、温かみのあるヒノキ、シャープなアオモジやユーカリなどを合わせることで、“まるで森林浴をしているような”リラックスできる香りをデザイン。「マスク&エア リフレッシュナー」は、空間にシュッとスプレーすると、気分を心地よくリフレッシュ。布製品にも使用できるので、外出先での気分転換にもぴったりだ。パッケージは、スリムなカードタイプで持ち運びにも便利。仕事中や外出時など、いつでもスマートに使用することができる。【詳細】ジョンマスターオーガニック×アンダーソン アンダーソン「マスク&エア リフレッシュナー」 15mL 1,375円発売日:2021年11月18日(木)数量限定発売取り扱い店舗:ジョンマスターオーガニック直営店、オンラインストアなど【問い合わせ先】ジョンマスターオーガニックTEL:0120-207-217
2021年10月31日ウェス・アンダーソン監督の記念すべき第10作目となる、雑誌の編集部を舞台にした物語『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』。本作が10月22日より北米でついに公開がスタートし、『ブラック・ウィドウ』『ヴェノム』最新作を凌ぐ、圧倒的な館アベレージ記録で大ヒットを記録しているという。日本では来年とまだ少し先の公開となる本作。今回、北米の14都市52劇場で一足早く公開を迎えた本作は、週末の3日間で興行収入1,348,840ドルと、9位にランクイン。オープニング週末の館アベレージで25,939ドルを叩き出し(※boxoffice mojo調べ)、『ブラック・ウィドウ』(週末館アベ19,400ドル)、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(週末館アベ21,300ドル)を凌ぐ、コロナ禍以降過去18か月で初の圧倒的な新記録を樹立した。また、期間限定の本作特設カフェを設置したN.Y.では、3ブロックにもまたがる長蛇の列ができ、大盛況っぷりを見せているという。そして日本でも、プレミア上映となる東京国際映画祭のチケット抽選は応募が殺到、完売しており、多くの注目を集めていることが伺える。『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 2022年、全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2021年10月26日ウェス・アンダーソンの次回作のタイトルが「Asteroid City」であることがわかった。ロンドン映画祭に出席したビル・マーレイが明かしたもの。ただ、これはまだ仮題で、今後変わる可能性もあるようだ。映画は現在スペインにて撮影中で、マーレイもスペインからロンドン入りした。彼以外の出演者は、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、スカーレット・ヨハンソン、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、ジェフリー・ライト、ホープ・デイヴィス、ジェイソン・シュワルツマン、リーヴ・シュライバーら。ストーリーや設定はわからない。アンダーソンの最近作『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は、今年のカンヌ映画祭でお披露目された。日本公開は1月28日。文=猿渡由紀
2021年10月12日ウェス・アンダーソン監督待望の最新作『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の日本公開日が、ついに2022年1月28日(金)に決定し、予告映像が到着。さらに10月30日(土)~11月8日(月)の10日間で開催される第34回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に出品されることも決定した。『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞4部門を受賞したウェス・アンダーソン監督の記念すべき第10作目を飾る最新作の舞台は、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部。ひと癖もふた癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得している。ところが、編集長が仕事中に急死、遺言によって廃刊が決まってしまう。果たして、何が飛び出すか分からない追悼号にして最終号の、思いがけないほどおかしく、泣ける、その全貌とは――?解禁された予告映像は、ナレーターの「始まりは休日だった」という言葉に始まり、“フレンチ・ディスパッチ誌”がどのようにして誕生したのかが説明される場面からスタート。ビル・マーレイ演じるアーサー・ハウイッツァー・Jrが編集長を務める「フレンチ・ディスパッチ」誌は、オーウェン・ウィルソン演じる向こうみずな自転車レポーターのサゼラック、ティルダ・スウィントン演じる批評家であり編年史家のベレンセン、フランシス・マクドーマンド演じる孤高のエッセイストのクレメンツ、ジェフリー・ライト演じる博識家のローバック・ライトといった、アーサーが誇る当代一の海外ジャーナリストたちが勢揃い。そんな彼らがアーサーの不幸をきっかけに、「自転車レポーター」「確固たる名作」「宣言書の改定」「警察所長の食事室」と名付けられた思い出のスクープの数々をふり返っていく。各ストーリーではベニチオ・デル・トロ、レア・セドゥ、ティモシー・シャラメ、シアーシャ・ローナンといった豪華キャスト陣がユーモアに溢れた個性的なキャラクターに扮する姿も確認でき、観る者をワクワクさせる。まったく趣向の異なる4本の物語と錚々たるキャスト陣を、アンダーソン監督がどのようにまとめ上げるのか期待が膨らむ予告編となっている。『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 2022年、全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2021年09月28日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)は2022年春夏コレクションを発表した。“MAD MUD”狂気的な人間美ジョン ローレンス サリバンの2022年春夏コレクションのテーマは“MAD MUD”。映画『アメリカン・サイコ』に登場するサイコキラーが纏うスーツスタイル、コンゴ出身のアーティストであるオリヴィエ・デ・サガザンのパフォーマンスアートに登場する“スーツと泥の融合”などから着想を得たピースを展開する。個性へと昇華する狂気コレクション内には“狂気”から昇華したようなユニークなディテールがあらゆる部分に散りばめられた。例えば、ブランドを象徴するテーラードピースからは、ウエスト以下を切り落としたようなクロップドジャケットや、両サイドを抉り取ったようなコートなどが登場。大胆奇抜な構築が、トラディショナルなテーラードスタイルを斬新な印象へと変化させる。サイドポケットが中央に移動し、前身頃全体が横にスライドしてしまったかのようなジャケットやバイカージャケットもアイコニックなピース。武骨で形式的なアイテムにある種の“狂気”を反映させた、今季を代表するアイテムの例だ。また、目を惹くのが直線的なラインと平面的なシルエットで構築されたベストやコート。それらのアイテムのサイドにはジップを配置しており、風を孕むとまるで聳え立つ壁の様に無機質で真っ直ぐなフォルムがダイナミックにたなびく。更なるアクセントはカラーとグラフィックで大胆なディテールと共にコレクションにアクセントを加えるのが、レッドカラーを取り入れたコートたち。光沢感のある生地感と鮮烈なレッドを組み合わせることでインパクトのあるルックスを生み出した比翼仕立てのコートはランウェイにおいて一際強い存在感を放った。ジョン ローレンス サリバンと長年コラボレートを続けるデザインデュオ“Ahonen&Lamberg”が手掛けた総柄グラフィックでもレッドの差し色が効いている。シーズンテーマの“MAD MUD”を抽象的に表現したというグラフィックはイリューシヴで不思議な魅力を生み出している。ランウェイショーでは特殊なヘッドピースも注目の的にまた、今季のランウェイショーにおいて服たちと合わせて注目を浴びたのが、混沌とした人間性を表現したヘアメイクやヘッドピース。泥まみれになったような質感のヘア、毛細血管のような物質が絡まり合った複雑なヘッドピースが今季の世界観をより鮮明に表現する重要な要素となっていた。なお、本ヘアメイク&ヘッドピースは、ウィッグメーカーとしても活躍するTomihiro KonoとメイクアップアーティストのYuui Visionが担当した。
2021年09月24日ジョンマスターオーガニック(john masters organics)とグリーンレーベルリラクシング(green label relaxing)による、コラボレーションルームスプレー「ルームミスト ナイティナイト」が登場。2021年10月7日(木)より、ジョンマスターオーガニック直営店舗にて数量限定発売される。“心ほぐれる”ルームスプレージョンマスターオーガニック×グリーンレーベルリラクシングから、リラクシングなベッドタイムを演出するルームスプレーが登場。5種類の精油をブレンドした「ルームミスト ナイティナイト」は、フレッシュなオレンジやラベンダーに、奥深いウッディをプラスしたフルーティーウッディな香り。透明感のある柔らかな香りの中で、深い呼吸をくりかえすことで、心も身体もほぐれるリラクシングなベッドタイムを過ごすことができる。ナイトウェアのセットもまた同日には、そんなルームスプレーに、ナイトウェアを合わせたコラボレーションキットも、ジョンマスターオーガニック青山店にて限定発売。オーガニックコットンのパイル素材を使用したシャツ&パンツは、ゆったりとした身幅や、ウエストゴム仕様で、心地良く身体にフィット。また落ち着いたキナリカラーを採用しているのも特徴で、シャツの裾には、両ブランドのロゴ入り刺繍があしらわれている。【詳細】ジョンマスターオーガニック×グリーンレーベルリラクシング「ルームミスト ナイティナイト」2,970円発売日:2021年10月7日(木)数量限定発売展開店舗:ジョンマスターオーガニック直営店、公式オンラインストア■ルームミスト&ナイトウェアキット 11,880円展開店舗:ジョンマスターオーガニック青山店及び公式オンラインストアなど内容:・ルームミスト ナイティナイト・オーガニックコットンパイル ナイトウェア(サイズ:フリーサイズ/ナイトウェア素材:オーガニックコットン75%、ポリエステル25%)【問い合わせ先】ジョンマスターオーガニックTEL:0120-207-217
2021年09月18日ジョン・マルコヴィッチがホラー映画に出演することになった。タイトルは『Cockoo』。ほかにジェマ・チャン、ソフィア・ブテラ、ハンター・シェイファーらが出演する。監督、脚本はティルマン・シンガー。シンガーは2018年のホラー映画『Luz』でデビューしたドイツ人監督。今作は長編監督2作目となる。製作、配給は、『パラサイト 半地下の家族』を北米配給したネオン。撮影は来年春にスタートする予定。文=猿渡由紀
2021年09月01日ジョンマスターオーガニック(john masters organics)は、“バニラとオレンジ”の香りの「O&Vボディウォッシュ」「O&Vボディミルク」を2021年10月14日(木)よりジョンマスターオーガニック直営店ほかで発売する。“バニラとオレンジ”の香りの新ボディケアジョンマスターオーガニックの新作は、甘みのあるバニラとオレンジのやわらかな香りが楽しめる2つのボディケア。「O&Vボディウォッシュ」は、ふわふわの“マシュマロ泡”でボディを優しく包み込み洗い上げるボディウォッシュだ。自然由来の保湿成分により潤いを保ち、後肌はすべすべでなめらかな仕上がりに。紫外線などの影響で、乾燥しがちな肌もしっとりと落ち着かせて、健やかな状態へと導いてくれる。一方、「O&Vボディミルク」は、つけた瞬間すっと肌になじんで、みずみずしい肌に仕上げてくれるボディミルク。マカデミア種子油、ホホバ種子油、シア脂と3種の保湿オイルを配合しているので、肌に潤いを与え、乾燥などでゆらぐデリケートな肌もすこやかな状態へと引き上げてくれる。テクスチャーはしっとりとしているのに、肌になじんだ後はべたつかないので、朝ケアにもおすすめだ。【詳細】ジョンマスターオーガニック新ボディケア発売日:2021年10月14日(木)取り扱い店舗:ジョンマスターオーガニック直営店、公式オンラインストアほか・O&Vボディウォッシュ 236mL 3,190円・O&Vボディミルク 236mL 3,630円【問い合わせ先】ジョンマスターオーガニックTEL:0120-207-217
2021年08月30日ジョンマスターオーガニック(john masters organics)からベビーケア製品が新登場。2021年11月1日(月)よりジョンマスターオーガニック直営店ほかで発売される。ジョンマスターオーガニックのベビーケア製品ジョンマスターオーガニックから、赤ちゃんの敏感な肌はもちろん、大人も一緒に使用できるベビーケア製品が誕生。やさしく心地よい使用感を叶えるため、刺激となりやすいアルコールなどは配合していない。ケアタイムが楽しくなる豊かな香りは、製品ごとに最適に処方された精油で香りづけ。製品との相性を考えて処方された香りは、赤ちゃんはもちろん、妊娠中でも心地よく使用できる。ラインナップは、柔らかな泡でやさしく洗う全身洗浄料をはじめ、後肌はさらっとしながらも保湿力の高い乳液、デリケートな肌を守る保湿クリーム、体温でとろけて肌にピタッと密着する保湿バームなど。持ち歩きに便利なスティック状保湿バームや、女性のための全身用保湿オイルなど、忙しいママに向けた商品も展開される。ベビーケア製品の共通成分として、肌を引き締めるキイチゴ果実エキスや、なめらかな肌に整えるエーデルワイス花/葉エキス、キメを整えるタチジャコウソウ花/葉エキスを配合。同時発売となるベビーヘアブラシは、名入れサービスも対応しており、大切な人への贈り物にも最適だ。【詳細】ジョンマスターオーガニック ベビーケア製品発売日:2021年11月1日(月)取り扱い店舗:ジョンマスターオーガニック直営店、公式オンラインストア・B&Cべビーヘア&ボディウォッシュ 236mL3,190円・B&Cべビーローション 236mL 3,740円・M&Cベビークリーム 125g 3,190円・L&Cベビーバーム 60g3,300円<冬季限定販売>・L&Cベビーバームスティック 17g 2,420円・ベビーヘアブラシ 3,520円※公式オンラインストア限定で名入れ可能・N&CママSTMオイル 120mL5,390円【問い合わせ先】ジョンマスターオーガニックTEL:0120-207-217
2021年08月29日ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)から2021年秋の新作ルームウェアが登場。ピーチ・ジョン2021年秋の新作ルームウェア「グッドスリーピィ」シリーズピーチ・ジョンから秋の新作として、着心地にこだわったシックなデザインのルームウェアが多数ラインナップ。上下異なる色柄・素材を組み合わせた人気パジャマシリーズ「グッドスリーピィ」の新作は、トップスには肌触りなめらかなコットン混天竺を、ワイドシルエットのボトムには薄手のレーヨン素材を採用。ボトムのデザインは落ち着いた印象のストライプ柄と淡いピンクのフェザー柄からセレクトできる。また、「グッドスリーピィ」シリーズでは、ベルト付きのワンピースも用意。ボタンあきのデザインなので、ローブのように羽織って楽しむこともできる。“フォックス&花柄”のサーマルHARAマキパジャマ冷え対策にもおすすめな腹巻付きのルームウェア「サーマルHARAマキパジャマ」からは、チャーミングなフォックス柄と可憐な花柄が登場。フォックス柄はゴムの部分に淡いブルーを採用してメリハリのあるデザインに、花柄は全体をチャコールグレーで統一することでシンプルな印象に仕上げた。“ふんわり柔らか”ダブルガーゼパジャマ「ダブルガーゼ」は、コットン100%のガーゼを2枚重ねることで、ふんわり柔らかな肌触りを実現させた人気シリーズ。新作は、表裏に異なる色柄を採用することで、袖口をまくり上げた際に別色がアクセントになるユニークなデザインで展開。チェック柄とストライプ柄がラインナップし、いずれもパジャマタイプとシャツワンピースタイプが揃う。リブニットのルームウェアその他、サテンリボンやパフスリーブがキュートなムードを演出するスウェットのセットアップや、ちょっとした外出もできそうなリブニットのルームウェアも展開する。【詳細】ピーチ・ジョン2021年秋新作ルームウェア発売日:2021年8月18日(水)アイテム例:・グッドスリーピィパジャマ 4,378円サイズ:S/M、M/Lカラー:ストライプ、フェザー (全2色)・グッドスリーピィロングワンピ 4,928円サイズ:S/M、M/Lカラー:ストライプ、フェザー(全2色)・サーマルHARAマキパジャマ 4,378円サイズ:S/M、M/Lカラー:フォックス、フラワーチャコール(全2色)・ダブルガーゼボタン パジャマ 6,578円サイズ:S/M、M/Lカラー:ストライプ、チェック(全2色)・2WAYコットン混リブカーデセットアップ 6,578円サイズ:S/M、M/Lカラー:ネイビー、ピンク(全2色)【問い合わせ先】ピーチ・ジョンTEL:0120-066-107
2021年08月22日『ファントム・スレッド』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ザ・マスター』などで知られる異才、ポール・トーマス・アンダーソン監督の全作品を網羅した唯一無二のコンプリートブックが発売。名場面スチールや、映画ポスターなど豊富なビジュアル300点などが収められている。次回作『Soggy Bottom』(原題)が今冬、全米公開を控える映画監督ポール・トーマス・アンダーソン。「ポール・トーマス・アンダーソンザ・マスターワークス(仮)」は、日本劇場未公開の監督デビュー作『ハードエイト』から、ポルノ映画産業の内幕を描き、その名を一躍スター監督の座に押し上げたヒット作『ブギーナイツ』。『ブキーナイツ』のページ“21世紀の『市民ケーン』”とも称される『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、トマス・ピンチョン原作の『インヒアレント・ヴァイス』、そして名優ダニエル・デイ=ルイスを再び主演に迎えた最新作『ファントム・スレッド』まで完全網羅。『マグノリア』のページ名場面スチール、描き下ろしイラスト、映画ポスターなど豊富なビジュアル300点や、撮影監督や編集技師、衣装デザイナーほか、アンダーソンの共同制作者たちのインタビューも収めた豪華決定版。序文は、ロバート・パティンソン主演『グッド・タイム』やアダム・サンドラー主演『アンカット・ダイヤモンド』など、米インディペンデント映画界で大注目の監督ジョシュ&ベニー・サフディ兄弟が捧げた。また、「レディオヘッド」や「ハイム」ほか、アンダーソンが監督したミュージック・ビデオも紹介されている。「ポール・トーマス・アンダーソンザ・マスターワークス(仮)」は9月17日(金)発売予定。予価:4,500円+税発行元:DU BOOKS発売元:ディスクユニオン(text:cinemacafe.net)
2021年08月22日コスメもウーバーする時代株式会社ジョンマスターオーガニックグループが2021年8月5日(木)、Uber Eats Japan株式会社と提携しジョンマスターオーガニック青山店から製品を配達するサービスをスタートした。このサービスは新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化していることが背景にあり、自宅でショッピングを楽しむ人が増えたことがある。対象製品はヘアケア、スキンケア、ボディケア等で、配達エリア内であればオーダーから平均30分以内に注文した製品を手にすることができる。青山店限定精油もjohn masters organicsは「地球に敬意をーone earthー」をスローガンに掲げ、創業以来、環境に負荷を与えないものづくりを進めている。一方、Uberは2040年までに完全電化のゼロエミッションプラットフォームの実現を目標に、気候変動の課題に積極的に取り組み、環境に優しいオプションを提案するなど双方がサステナブルな取り組みを行う企業だ。青山店では限定精油を取り扱っており、ブランドのフィロソフィーを表現した3種のエッセンシャルオイルをデリバリーで注文することもできる。(画像はプレスリリースより)【参考】※john masters organics ブランドサイト
2021年08月19日ジョンマスターオーガニック(john masters organics)は、ダイスケリチャードとのコラボレーションヘアケアキットが2021年9月2日(木)よりジョンマスターオーガニック直営店ほかで数量限定で発売される。ダイスケリチャードとコラボヘアケアキットジョンマスターオーガニックのネクストコラボレーションは、デザイナー兼イラストレーターとして活躍する日本人アーティストのダイスケリチャードと実施。日常をヒントに描かれるダイスケリチャードの作品は、どこか切なく、だけど力強いユニークなムードが印象的だ。今回のコラボレーションでは、ヘアケアから着想を得て、ダイスケリチャードが“長い髪”の女の子のモチーフを描いた。水の中で長い髪を揺らめかせる女の子をホワイトカラーのポーチにあしらい、若い世代にも興味を引くデザインに仕上げた。このポーチは、耐久性に優れたウォッシャブルペーパー素材を使用しており、小物入れなどに活用できる。また、キットの中には、ミニサイズのパドルブラシと、「G&Cリーブインコンディショニングミスト N」をイン。「G&Cリーブインコンディショニングミスト N」は、ミストタイプの洗い流さないヘアトリートメントで、シルクのようなサラサラな髪に導いてくれる。【詳細】「GREEN BEAUTY COMMUNITY COLLABORATION ダイスケリチャード」6,930円発売日:2021年9月2日(木)数量限定発売取り扱い店舗:ジョンマスターオーガニック直営店及び公式オンラインストアセット内容:G&Cリーブインコンディショニングミスト N125mL、コンボパドルブラシ ミニ、thank you always 〈L〉×ダイスケリチャード【問い合わせ先】ジョンマスターオーガニックTEL:0120-207-217
2021年08月13日ウェス・アンダーソン監督の映画世界を感じさせる、世界中の実際の風景を集めた「ウェス・アンダーソンの風景」が発売中、巣ごもり期間中に注目を集め重版出来となった。最新作『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』がカンヌ国際映画祭で絶賛を集め、2022年に日本公開が決定しているウェス・アンダーソン監督。書籍「ウェス・アンダーソンの風景」の著者ワリー・コーヴァルは、インスタグラムで153万人以上のファンを擁するコミュニティー、Accidentally Wes Andersonの設立者。世界の現実の風景からウェス・アンダーソン映画世界の美学をセレクトし、ウェス・アンダーソンによる序文と、各スポットの詳細なガイドを掲載した永久保存版となっている。巣ごもり中にもあれこれと想像を巡らせて旅に行った気分になれる、旅行ガイドともなりそうだ。「ウェス・アンダーソンの風景」は定価:本体3,500円+税にて発売中。ウェス・アンダーソン[序文]ワリー・コーヴァル[編]樋口武志[訳]B5/並製/オールカラー368ページ発行元 : DU BOOKS 発売元 : 株式会社ディスクユニオン(text:cinemacafe.net)
2021年08月13日『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のマーゴット・ロビーが、ウェス・アンダーソン監督の次回作(タイトル未定)への出演が決まったという。「The Hollywood Reporter」誌が報じた。本作には、アンダーソン監督作の“常連”のティルダ・スウィントンが主演すると先月報じられたばかり。その際、ティルダ本人が出演を認めており「9月にスペインで撮影する」と話していたが、同誌によれば撮影は今月下旬からスタートする模様。ビル・マーレイ、ウェス・アンダーソン、エイドリアン・ブロディキャストは他にティルダと同じくアンダーソン監督作の常連のビル・マーレイ、エイドリアン・ブロディの出演が決まっている。マーゴットとともに今作で新たにトム・ハンクスもアンダーソン・ファミリーに加入する。マーゴットは2013年の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のナオミ役で注目を集めて以来、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『スキャンダル』などの話題作に出演し、アカデミー主演女優賞・助演女優賞にノミネートされるまでの女優に上り詰めた。成功していることで抱えている不安も大きいといい、「正直に言って、こういうことを考えて夜眠れなくなることがあります。『ここからすべてが下り坂かも。いまがピークで、これ以上よくなることはないんじゃないか』って思うんです」と率直な思いを「Fox News」のインタビューで語っている。しかし、今後マーゴットはアンダーソン監督作だけでなく、デヴィッド・O・ラッセル監督作(タイトル未定)、デイミアン・チャゼル監督の『Babylone』(原題)、グレタ・ガーウィグ監督の実写版『バービー』など、多数の出演作を抱えており、「下り坂」とは縁遠い活躍ぶりだ。(Hiromi Kaku)
2021年08月11日ジョンマスターオーガニック(john masters organics)が、人気イラストレーターChocomooとコラボレーション。特別なボックス入りのヘアケアセットを、2021年7月21日(水)よりジョンマスターオーガニック直営店舗にて数量限定で発売する。Chocomoo×ジョンマスターオーガニックの特別ボックスセットモノトーンでポップなイラストを描く、京都出身のクリエイターChocomooと、ジョンマスターオーガニックが、コラボレーションボックスを販売。Chocomooが特別にデザインしたボックスの中に、ジョンマスターオーガニックの“しなやかな髪に導く”ローズ香るヘアミルクと、艶髪に仕上げる“猪毛×イオン毛混合”のミニブラシを詰め込んでいるのが特徴だ。優しいグリーンをベースにまた気になるChocomooによるデザインボックスは、ジョンマスターオーガニックをイメージしたという、優しいグリーンをベースに採用。そこに自宅でくつろぐ女性と、地球に暮らす動物や植物を、モノトーンで表現した楽し気なデザインに仕上げている。小物入れにもぴったり!なおボックスは引き出しタイプのため、小物入れとして自宅でリユースできるのも嬉しいポイント。またボックスの素材には、環境を配慮した古紙素材が使用されている。【詳細】green beauty community collaboration Chocomoo発売日:2021年7月21日(水)価格:7,480円展開店舗:ジョンマスターオーガニック直営店舗、公式オンラインストアなどセット内容:・R&Aヘアミルク N 118mL・コンボパドルブラシミニ・Chocomoo限定ギフトボックス【問い合わせ先】ジョンマスターオーガニックTEL:0120-207-217
2021年07月19日ウェス・アンダーソン監督が近未来の日本を舞台に描き、渡辺謙、夏木マリ、山田孝之、池田エライザなど日本から豪華なキャストが参加したストップモーション・アニメーション映画『犬ヶ島』が、ディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)にて7月16日(金)より配信開始されることになった。本作は、『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞4部門を受賞し、最新作『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が第74回カンヌ国際映画祭で上映されたばかりのウェス・アンダーソン監督が、日本を舞台にドッグ病の感染拡大を恐れ、犬ヶ島に追放されてしまった愛犬を探す少年と島に暮らす犬たちとの絆を描いたストップモーション・アニメ。第68回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(監督賞)を受賞した。声優には、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、ブライアン・クランストン、フランシス・マクドーマンド、スカーレット・ヨハンソン、オノ・ヨーコら多彩な才能を持ったハリウッドスターやアーティストが集結。日本からも渡辺謙、夏木マリ、野村訓市、野田洋次郎、山田孝之、池田エライザほか豪華絢爛な俳優陣がオリジナルキャストとして名を連ねている。全米公開の際には、黒澤明作品や宮崎駿作品をはじめとする日本映画へのオマージュに満ちた本作を絶賛するレビュアーが多数出現し、大きな話題となった本作。近未来ながら、どこかノスタルジックな独特の世界観で描かれた少年と犬たちの冒険物語には驚きの展開が待っている。『犬ヶ島』は7月16日(金)よりディズニープラスにて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2021年07月13日ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)の“上下選べる”人気パジャマ「ピック&ミックス(PICK&MIX)」シリーズに、2021年夏の新作が仲間入り。ピーチ・ジョン全国店舗にて発売される。「ピック&ミックス」とは?「ピック&ミックス」は、“上下を自由にコーディネート”できるピーチ・ジョンの人気ルームウェア。半袖Tシャツやキャミソール、ショートパンツ、ロングパンツなどを揃えるラインナップは、豊富なカラー&絵柄も取り揃えているため、自分好みの組み合わせで“パジャマコーデ”を楽しむことができる。2021年夏には、そんな「ピック&ミックス」に、バリエーション豊富な新作が仲間入り。汗ばむ夏から、肌寒い秋口にかけて楽しめるアイテムを揃えている。選べるトップスパッド付きタンクトップトップスの注目は、“一枚でさらりと着れる”パット付き人気タンクトップの新デザイン。レオパードやレースグレーといった絵柄に加え、シンプルな単色のアッシュピンクとグレーの全4種を用意する。身体のラインを程よくカバーしてくれる、フレアなシルエットのため、すっきり着こなせるのも女性に嬉しいポイントだ。Tシャツデザインもまた同じくパット付きで仕上げたTシャツもラインナップ。肌に寄り添う柔らかい質感と、高い伸長性を兼ね備えた一着は、より快適な睡眠へと導いてくれるはず。厚手のロングスリーブクーラーによる冷えた部屋や、涼しい秋口におすすめしたいのは、中厚手のレーヨン混素材で仕上げたロングスリーブのトップス。ヒップまで届く長めの丈と、ベーシックなカラーリングを組み合わせたデザインは、ワンマイルウェアにもぴったりだ。バスト部分には、女性に嬉しいパット入りデザインを採用。サテン素材の2WAYローブワンピ機能性とデザイン性を備えた、サテン素材のローブワンピもチェック。薄手のローブは、さらりと羽織ってロングシャツ感覚で、フロントを留めてラップワンピとしても活用できる2WAY仕様。落ち着きのある滑らかな風合いで、ドット柄&フラワー柄の全2種類を展開する。選べるボトムスお腹を覆うショートパンツ暑い夏にぴったりなボトムスは、ウエストのリボンがポイントのショートパンツ。涼し気なデザインながら、お腹をしっかりと覆うこだわりの設計もポイントだ。デザインは、レオパードとレースグレーの全2種類を用意。サテン素材シリーズ滑らかなサテン素材で仕上げたロングパンツは、異なるムードの2種類を用意。ゆったりとしたストレートシルエットのロングパンツは、裾のパイピングがアクセントに。また裾をゴムで“キュッ”と絞れるタイプのデザインは、ハウスワークも捗る、すっきりとしたシルエットに仕上げているのが特徴だ。腹巻付きレギンス冷え性が気になる女性には、中厚手レーヨン混素材で仕上げた、“腹巻付き”のロングレギンスをレコメンド。ややゆとりのあるシルエットと、伸縮性の高い素材を組み合わせた、包み込むような着心地にも注目してみてほしい。3点セットの新作ラウンジウェアもそのほかピーチ・ジョンからは、ワンマイルウェアにもぴったりなロングワンピースや、プリーツたっぷりの“スカート風”ワイドパンツが発売されるほか、7月14日(水)には3点セットの新作ラウンジウェアも展開予定。キャミソール、ショートパンツ、ローブを組み合わせたラウンジウェアセットは、花モチーフや、フリルたっぷりの装飾など、フェミニンなムードをたっぷりと詰め込んでいるのが特徴だ。【詳細】ピーチ・ジョン2021年夏新作ルームウェア発売日:2021年7月7日(水)展開店舗:全国ピーチ・ジョン店舗、公式ピーチ・ジョンオンラインストア【問い合わせ先】ピーチ・ジョンTEL:0120-066-107
2021年07月11日ウェス・アンダーソン監督待望の最新作『THE FRENCH DISPATCH OF THE LIBERTY, KANSAS EVENING SUN』(原題)が、邦題『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』として、2022年に日本公開がついに決定。併せて日本ポスタービジュアルが解禁となった。『ダージリン急行』(07)、『ファンタスティック・Mr.FOX』(10)、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)、『犬ヶ島』(18)に続き、ウェス・アンダーソン監督とサーチライト・ピクチャーズが5度目のタッグを組む本作。前作『犬ヶ島』では、日本を舞台に失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険を、日本への絶大な愛とリスペスト、そして誰もが知る監督独自の世界観を交えながらストップモーション・アニメーションで見事に映像化。吹き替え声優には錚々たるハリウッドスターに加え、「RADWIMPS」野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリといった日本を代表する多彩なキャストを起用し、大きな話題を呼んだ。そんなアンダーソン監督が新たに世に送り出すのは、20世紀フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で活躍する、ひと癖もふた癖もある才能豊かな編集者たちの物語。ストーリーは三部構成で展開し、画面のいたるところに監督のユニークな演出が散りばめられている。出演は、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライト、エリザベス・モスといったウェス作品初参加の名優に加え、レア・セドゥ、マチュー・アマルリックらフランス勢、さらにフランシス・マクドーマンド、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、シアーシャ・ローナンらアカデミー賞でも活躍の常連組、オーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイ、リーヴ・シュレイバー、エドワード・ノートン、ジェイソン・シュワルツマンといったウェス作品“超”常連たちも集結。ウェス・アンダーソン作品以外ではコラボレーションの想像がつかない豪華キャストの共演が実現している。到着したポスタービジュアルは、劇中に登場する架空の新聞「フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」の表紙をイメージしてイラスト仕様に。独特のタッチで描かれた個性豊かなキャラクターたちと、錚々たる豪華キャスト陣の姿。そして街のなかでは何か波乱が巻き起こっている様子で、どんな物語が待ち受けているのか、想像をかき立てるビジュアルとなっている。本作は7月6日(現地時間)より開催される第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されており、ワールド・プレミア上映が行われる。映画祭にはアンダーソン監督や、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥといったキャスト陣も参加予定となっている。『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年07月05日ジョンマスターオーガニック(john masters organics)が、グラフィックアーティスト・アートディレクターのヨシロットン(YOSHIROTTEN)とコラボレーション。スキンケアキット「グリーン ビューティ コミュニティ コラボレーション ヨシロットン(GREEN BEAUTY COMMUNITY COLLABORATION YOSHIROTTEN)」が、2021年7月1日(木)からジョンマスターオーガニック直営店ほかで数量限定で発売される。ヨシロットンコラボバッグ付き「限定スキンケアキット」ヨシロットンは、グラフィック、映像、音楽、インスタレーションなど、ジャンルを越えて様々なアプローチで作品制作を行うアーティスト。著名ミュージシャンのアートワーク制作やファッションブランドとのコラボレーションも行う人物だ。ジョンマスターオーガニックは、共感覚を意味する「シナスタシア」をテーマにコラボレーションを実現。彼が手掛けたグラフィックデザインをアートバッグに落とし込み、限定スキンケアキット「グリーン ビューティ コミュニティ コラボレーション ヨシロットン」の中に詰め込んだ。“雲の模様”をモチーフとしたアートバッグピンクやイエローなど、優しいカラーをコンビネーションさせて雲の模様を描いたというアートバックは、見ているだけでポジティブな気持ちにさせてくれる。ノンフタル酸EVAを使用した環境にも配慮した素材で、コスメやスキンケアの収納に便利。ジムやスパ用ポーチとしても活躍してくれそうだ。オイルクレンジングジェル&泡洗顔料を現品で今回は、このスペシャルなアートバッグの中に、ブランドでも人気の高い2製品をセットイン。植物性の保湿オイルを贅沢に配合したオイルクレンジングジェル「G&Nピュリファイングクレンザー」と、ポンプタイプの洗顔料「B&Sモイスチャライジングフォーミングフェイスウォッシュ」をどちらも現品サイズでセットした。新店・ジョンマスターオーガニック青山店でインスタレーションとして展開もなお、ジョンマスターオーガニックとヨシロットンのコラボレーションは、新店ジョンマスターオーガニック青山店のインスタレーション、店頭ディスプレイとしても、2021年8月中旬まで展開。インスタレーションでは、ミュージック・クリエイターのマキーナともタッグを組み、自然由来のサウンドとともに、美しい世界観を表現する。【詳細】ジョンマスターオーガニック×ヨシロットン■スキンケアキット「グリーン ビューティ コミュニティ コラボレーション ヨシロットン」7,700円セット内容:G&Nピュリファイングクレンザー 230g、B&Sモイスチャライジングフォーミングフェイスウォッシュ 150mL、コラボレーションアートバッグ(W150×D50×H280㎜)発売日:2021年7月1日(木)数量限定発売取り扱い:ジョンマスターオーガニック直営店、公式オンラインストア【問い合わせ先】ジョンマスターオーガニックTEL:0120-207-217
2021年07月03日カンヌ国際映画祭で最新作『The French Dispatch』(原題)の世界プレミアを控えているウェス・アンダーソン監督が、次回作(タイトル未定)の製作に乗り出した。9月からスペインで撮影を行うという。アンダーソン監督は「Variety」誌に「詳細をシェアする準備は整っていません」とコメントしているが、一つだけ明らかになっているのはティルダ・スウィントンが出演するということ。ティルダがアンダーソン監督とタッグを組むのは今回が5回目で、これまでに『The French Dispatch』『犬ヶ島』『グランド・ブダペスト・ホテル』『ムーンライズ・キングダム』に出演してきた。ティルダは今作について「撮影はスペインで行いますが、スペインについての映画ではないです」と話している。アンダーソン監督はティルダに限らず、ビル・マーレイ、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン、オーウェン・ウィルソンらお気に入りの俳優を何度も起用してきた。ツイッターでは「またあの人が出るかな?」とキャストを予想するファンのツイートがみられる。最新作の『The French Dispatch』は、昨年のカンヌ国際映画祭でお披露目予定だったが、パンデミックのため今年に延期された。「次回作のニュースもうれしいけれど、早く最新作が観たい!」とファンから切実な声が上がっている。(Hiromi Kaku)
2021年07月01日