有田焼 カネゴン (C)円谷プロ株式会社ツギイロと株式会社ステラナーヴェは、共同事業ブランド「トラカル」からウルトラマンシリーズ「有田焼 カネゴン」、スター・ウォーズシリーズ「有田焼 オープニングクロール皿」を2024年2月1日より販売開始いたします。トラカル オフィシャルサイト(商品販売サイト)で申込み受付中です。「有田焼 カネゴン」/「有田焼 オープニングクロール皿」【ウルトラマンシリーズ第1弾商品「有田焼 カネゴン」】400年の伝統を誇る有田焼の技術と最新の3D技術を駆使した、磁器製の「カネゴン」が登場です。円谷プロダクションの人気怪獣カネゴンの特異なキャラクター性を維持しながらも、現在の有田焼が持つ技術・知識・経験全てを詰め込み、日本のポップカルチャーをネクストレベルに押し上げる至高のクオリティを生み出すことに成功しました。本作品は、計り知れない価値の創造を実現した、日本が世界に誇ることが出来る、まさに奇跡の一品です。【商品概要】商品名: 有田焼 カネゴン販売価格: 680,000円(税抜)※送料別途※限定販売15体サイズ: 全高約250mm素材: 有田焼(磁器)販売(取り扱い・お問い合わせ): 株式会社ステラナーヴェ株式会社ツギイロ【スター・ウォーズシリーズ第1弾商品「有田焼 オープニングクロール皿」】1977年誕生以来、魅力を増し続けるスター・ウォーズ作品の代名詞「オープニングクロール」と、日本が世界に誇る「有田焼」が融合して再現することに成功した、完全オリジナルの有田焼プレートが完成しました。日本文化から多大なる影響を受けているスター・ウォーズと有田焼の融合から放たれるその凛とした雰囲気は、スター・ウォーズファンはもちろん、多くの人に手にとって感じて欲しい、アート作品と呼べる仕上りとなっています。【商品写真】有田焼 オープニングクロール皿 (C)&(TM) Lucasfilm Ltd.・「クラシック3部作」のオープニングクロール全文を有田焼で再現・本商品のために製作した最高品質の特注パッケージ【商品概要】商品: 有田焼 オープニングクロール皿発売元: 株式会社アイアップ販売元: 株式会社ステラナーヴェ販売価格: 180,000円(税抜)※送料別途サイズ: 約300mm×180mm(プレートサイズ)素材: 有田焼(磁器)販売(取り扱い・お問い合わせ): 株式会社ステラナーヴェ株式会社ツギイロ※本商品は、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社と株式会社レイアップとの契約により、株式会社アイアップが製造販売したものです。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年01月25日「スター・ウォーズ」のアニメーション作品で、“異端”のエリート・クローン兵士集団<バッド・バッチ>を主人公にした「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズンの予告編が公開された。本作は、ジョージ・ルーカスが原案、デイヴ・フィローニ(「マンダロリアン」など)が監督を務め、多くのファンの心を掴んだアニメーションシリーズ「クローン・ウォーズ」に登場した“異端”のエリート・クローン部隊<バッド・バッチ>を主人公に描くアニメーションシリーズの最終章。「スター・ウォーズ」の生みの親であるルーカスの「クローンの中にも他と比べてユニークな能力の持ち主がいて、強化されたスキルをもつ特殊部隊のようなものがあるのではないか」というアイディアを基に、ルーカスからの信頼も厚く、ルーカスフィルムの最高クリエイティブ責任者(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)であるフィローニによって制作された。デイヴ・フィローニファンからの人気も熱い本シリーズについてルーカスフィルムは「本作がファイナル・シーズンである」と発表しており、「クローン・ウォーズ」「バッド・バッチ」シリーズと続いて描かれてきたバッド・バッチの波乱の物語もついに最終章を迎える。舞台は『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』のその後、ジェダイ・オーダーが崩壊し銀河帝国の支配が始まった暗黒の時代。遺伝子操作によって生み出された、個性豊かなクローン兵士集団「クローン・フォース99」、通称<バッド・バッチ>は、ただ命令に従うだけのクローン兵ではなく新たな生きる道を模索していく。リーダーのハンター、怪力のレッカー、頭脳派のテク、新たな仲間として加わった元レック(標準的なクローン・トルーパー)のエコー、“純粋なクローン”の少女オメガ、そして帝国軍に対する価値観の違いから袂を分かつこととなったクロスヘアーと、それぞれクローンでありながらユニークな特性をもっている。銀河の様々な星で卓越したスキルを武器に予想外かつ危険な傭兵としてのミッションに挑む中、バッド・バッチはクローン戦争時代の旧友や新たな仲間たちに出会い、そして新たな敵に立ち向かっていく。解禁された予告編では、バッド・バッチが壮大なラスト・ミッションに挑む姿が迫力満点に描かれる。オメガを狙う帝国軍から逃げながら、傭兵として銀河の旅を続けるハンターらとオメガ。シーズン2のラストではついに帝国軍によってオメガは捕らえられてしまい、ハンターたちとオメガは離れ離れになってしまった。映像には、『シスの復讐』でアナキン・スカイウォーカーをダークサイドに引きずり込んだ、帝国の最高権力者として恐怖と暴政で銀河を支配するパルパティーン皇帝や、「クローン・ウォーズ」シリーズに登場した人気キャラクター、アサージ・ヴェントレスが黄色いライトセーバーを巧みに操るシーン。同じく「クローン・ウォーズ」シリーズで人気を博したキャプテン・レックスも登場するなど、シリーズでもお馴染みのキャラクターの姿が映し出されており、本作で描かれる「スター・ウォーズ」の新たな物語にますます期待が高まる。前作に続き手掛けるのは、ルーカスから「スター・ウォーズ」のアニメーションシリーズ作品の制作を任され、来たる「スター・ウォーズ」の劇場新作4本全てで製作総指揮を務めるデイヴ・フィローニ。“異端”のクローン兵士集団<バッド・バッチ>が挑むラスト・ミッション、たどり着く結末に注目だ。「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」ファイナル・シーズンは2月21日(水)よりディズニープラスにて初回3話配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年01月23日2025年に建て替えのための休館を予定している東京・帝国劇場のクロージング ラインナップが16日、明らかになった。○■2024年1月〜2025年2月にかけた帝国劇場クロージング ラインナップ1月に『Act ONE』、2月に『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』、3月に舞台『千と千尋の神隠し』、6・7・8月に『ムーランルージュ! ザ・ミュージカル』が上演されることは既報の通り。今回、4・5月/11月に堂本光一主演の『Endless SHOCK』が上演されることが明らかに。堂本による本作の単独主演記録は今年2,000回に達し、前人未踏の回数へと積み重なる予定だという。また8・9月に『モーツァルト!』、10月に『DREAM BOYS』、そして12月、2025年1・2月に『レ・ミゼラブル』が上演され、2月には現・帝国劇場の最終公演としてCONCERT『THE BEST 〜New HISTORY COMING〜』を開催。掉尾を飾るにふさわしく、未来に光が射すような、オールスターキャストによるスペシャル・コンサートを企画している。帝国劇場は1911年の開場以来「大衆性と芸術性の融合」を掲げ、数々の演劇を上演。1966年に開場した第二期・帝国劇場もオープニング作品『風と共に去りぬ』世界初の舞台化(1966年)、ミュージカル化(『スカーレット』1970年)、『屋根の上のヴァイオリン弾き』(1967年)、『ラ・マンチャの男』(1969年)、『レ・ミゼラブル』(1987年)、『ミス・サイゴン』(1992年)の日本初演を果たす。またオリジナル・ミュージカル『マリー・アントワネット』(2006年)、『レディ・ベス』(2014年)の世界初演の実現、舞台『放浪記』の上演2,000回達成、『SHOCK』のミュージカル単独主演記録の更新、東宝版『エリザベート』の2000年帝劇初演以来のロングラン上演、舞台『千と千尋の神隠し』の今春のロンドン上演へとつながる世界初演(2022年)などの挑戦を重ねてきた。やがて完成する新・帝国劇場(再開場年は未定)においても、その精神は生き続け「帝国劇場の扉が開かれたところに、『新たな』『歴史』がやってくる——」という思いを込め、岡野登氏がデザインした“New HISTORY COMING”というエンブレムも完成した。
2024年01月16日2025年に建て替えのための休館を発表している現・帝国劇場(1966年開場)のクロージングラインナップが決定した。また、クロージング記念エンブレムも公開された。帝国劇場は、1911年の開場以来、「大衆性と芸術性の融合」を掲げ、数々の演劇を提供してきた。1966年に開場した第二期・帝国劇場はオープニング作品『風と共に去りぬ』世界初の舞台化(1966年)、そのミュージカル化(『スカーレット』1970年)、『屋根の上のヴァイオリン弾き』(1967年)、『ラ・マンチャの男』(1969年)、『レ・ミゼラブル』(1987年)、『ミス・サイゴン』(1992年)の日本初演を果たし、東宝から世界へ届けるオリジナル・ミュージカル『マリー・アントワネット』(2006年)、『レディ・ベス』(2014年)の世界初演の実現、舞台『放浪記』の上演2000回達成、『SHOCK』のミュージカル単独主演記録の更新、東宝版『エリザベート』の2000年帝劇初演以来のロングラン上演、舞台『千と千尋の神隠し』の今春のロンドン上演へとつながる世界初演(2022年)などを実現した。そして、やがて完成する新・帝国劇場(再開場年は未定)でも、帝劇の精神は生き続ける。帝国劇場の扉が開かれたところに、「新たな」「歴史」がやってくる——“New HISTORY COMING”。その思いを込めた岡野登氏デザインによるエンブレムが完成した。2024年元日に開幕した新作『Act ONE』から始まり、休館する2025年2月までの「帝国劇場クロージングラインナップ」では、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(2月)、舞台『千と千尋の神隠し』(3月)のほか、『Endless SHOCK』(4・5・11月)、『ムーランルージュ!ザ・ミュージカル』(6~8月)、『モーツァルト!』(8・9月)、『DREAM BOYS』(10月)、『レ・ミゼラブル』(12月・2025年1・2月) が上演され、最終公演はオールスターキャストによるスペシャル・コンサート『THE BEST ~New HISTORY COMING~』を予定しており、意欲溢れる新作と演劇史に名を刻む舞台を提供する。【帝国劇場 クロージング ラインナップ】2024年1月『Act ONE』出演:HiHi Jets美 少年7 MEN 侍少年忍者SMILE-UP. のタレント70 名が、それぞれの『Act ONE』(第一幕の意)を渾身のパフォーマンスで表現。2月『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』出演:松下優也 / 有澤樟太郎宮野真守シリーズ累計発行部数 1 億 2000 万部を誇る荒木飛呂彦氏の大人気コミックシリーズ初のミュージカル化。現・帝劇最後の新作オリジナル・ミュージカル。3月 舞台『千と千尋の神隠し』出演:橋本環奈/上白石萌音/川栄李奈/福地桃子宮﨑駿監督の不朽の名作『千と千尋の神隠し』世界初の舞台化の再演。今年4月からはロンドン・コロシアムでの4か月間の長期公演も決定している。4・5月・11月 『Endless SHOCK』2000年初演以来、帝劇で上演を積み重ねてきた、堂本光一主演『SHOCK』。堂本による本作の単独主演記録は、今年2000回に達する予定。6・7・8月 『ムーランルージュ!ザ・ミュージカル』出演:望海風斗/平原綾香井上芳雄/甲斐翔真目を見張る美しさ、息をも忘れる愛。ゴージャスの限りを尽くした世界、昨年夏に日本初演を果たした『ムーランルージュ!ザ・ミュージカル』待望の再演。8・9月『モーツァルト!』出演:古川雄大/京本大我“音楽の天才”モーツァルトの生涯を描いた、ウィーン発ミュージカルを代表する傑作。世界初演から25年を迎え、日本でも2002年初演以来、名立たる俳優が演じている。10月『DREAM BOYS』時代時代に最旬のアーティストが演じ継いだ、少年たちの挑戦と友情を描いたオリジナル作品。12月・2025年1・2月『レ・ミゼラブル』1987年日本初演のミュージカルの金字塔。初演以来、全キャストオーディションで帝劇に立った歴代キャストたちは日本のミュージカル界を力強く支えてきた。2月 CONCERT『THE BEST ~New HISTORY COMING~』現・帝国劇場の最終公演は、その掉尾を飾るにふさわしく、また未来に光が射すような、オールスターキャストによるスペシャル・コンサートを予定。
2024年01月16日「スター・ウォーズ」最新映画『The Mandalorian and Grogu』(原題)の製作開始が発表、コンセプトアートも公開された。本作は、孤高の賞金稼ぎマンダロリアンと強いフォースを秘めた子ども・グローグーの冒険物語「マンダロリアン」の2人の新たな物語。同作は、「スター・ウォーズ」創造主ジョージ・ルーカスが撮影現場に訪れ、グローグーを抱っこしたり、制作に関わるデイヴ・フィローニにアドバイスを送ったりと、シリーズを愛する製作陣が「ジョージ・ルーカスがもし今続編を作るとしたら」という発想を基にリスペクトを込めて作った。最新映画は、「マンダロリアン」シーズン1から製作総指揮を務めたジョン・ファブローが監督し、製作はルーカスフィルムの最高クリエイティブ責任者であるデイヴ・フィローニが務める。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を映画館で観て、人生を変えるほど大きな衝撃を受けたというファブロー監督は、本作について「私はジョージ・ルーカスが創造した豊かな世界を舞台にした物語を語ることが大好きです。マンダロリアンとグローグーの物語を映画として描けることは、とてもワクワクしています」と意気込む。デイヴと共に製作を務めるルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは「ジョン・ファブローとデイヴ・フィローニは、マンドーとグローグーという愛すべきキャラクターを『スター・ウォーズ』の世界に登場させてくれました。この作品は映画館で見るべき壮大な映画になると確信しています」とコメントしている。『The Mandalorian and Grogu』(原題)は2024年製作開始。(シネマカフェ編集部)
2024年01月10日4月26日(金) 公開の映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』の日本版予告映像とポスタービジュアルが公開された。本作は、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』の壮大な世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズの第4弾。怪獣たちの歴史と起源、そして人類の存在そのものの謎に挑戦する、全く新しい冒険が繰り広げられる。監督は前作に引き続きアダム・ウィンガードが務め、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ダン・スティーヴンス、カイリー・ホットル、アレックス・ファーンズ、レイチェル・ハウス、ファラ・チェンらが出演する。不穏な言葉とともに始まる映像には、氷の中から姿を現す背びれが怪しげなピンク色に染まる新たな形態のゴジラと、広大な地底世界を駆け回るコングが映し出される。さらに、コングと似た姿をした赤毛の征服者・スカーキングの咆哮も収められている。また映像の最後には世界初公開となるシーンも。これまでのシリーズ作品をはるかに超える壮大なスケールを予感させる内容となっている。併せて公開されたビジュアルには、背びれがピンク色に染まるゴジラと、腕にガントレットのようなものを着けたコングの巨大なシルエット、そしてブラジルの都市・リオデジャネイロのコルコバードの丘にある巨大キリスト像が写り込んでいる。『ゴジラxコング 新たなる帝国』日本版予告映像<作品情報>『ゴジラxコング 新たなる帝国』4月26日(金) 公開公式サイト: Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年01月10日ジョン・ファヴローが、『スター・ウォーズ』の新作映画『The Mandalorian & Grogu(原題)』のメガホンを取ることになったという。タイトルの通り、主人公はマンダロリアンとグローグー。『スター・ウォーズ』公式サイトおよびSNSが発表した。製作は年内に開始。ファヴロー監督はルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長&デイヴ・フィローニと共にプロデューサーも務める。このトリオは実写ドラマ「マンダロリアン」でもタッグを組み、製作総指揮を務めている。ファヴロー監督は、「ジョージ・ルーカスが作り出した豊かな世界を舞台として物語を伝えるのが大好きです。マンダロリアンと弟子のグローグーを大きなスクリーンに登場させるのは、とても楽しみです」とコメント。ジョン・ファヴロー Photo by Jesse Grant/Getty Images for Disneyケネディ社長も「ジョン・ファヴローとデイヴ・フィローニはスター・ウォーズに2人の新しい、愛されるキャラクターを投入しました。今度の物語は映画にピッタリなものです」と自信をうかがわせている。発表された『スター・ウォーズ』のXの投稿では、最後がドラマ「マンダロリアン」の中でたびたび登場するマンダロリアンのキメ台詞「This is the Way(我らの道)」で締めくくられた。多くのファンもXに「This is the Way」とポストし、期待をふくらませている模様だ。(賀来比呂美)
2024年01月10日ジョン・ファヴローが『スター・ウォーズ』劇場用新作映画を監督することになった。タイトルは『The Mandalorian & Grogu』。ディズニープラスのシリーズ『マンダロリアン』でお馴染みのマンダロリアンとベイビー・ヨーダに焦点を当てるもののようだ。シリーズに主演するペドロ・パスカルがこの映画にも登場するのかどうかは明らかでない。シリーズは第4シーズンの製作が決まっている。『The Mandalorian & Grogu』は、年内に撮影が開始される模様。このほかに、ファヴローは2016年に大ヒットした『ジャングル・ブック』の続編を監督する予定。文=猿渡由紀
2024年01月10日映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』(4月26日公開)の日本版予告映像が10日、公開された。「モンスター・ヴァース」プロジェクトシリーズ第4弾の同作の“世界初公開となるシーン”を含む日本版予告映像が公開された。「我々は無知である 生命は地上にしか存在しないと信じてきたが それは間違いだった 世界は未知の脅威に溢れている」という不穏な言葉と共に始まる映像に映し出されたのは、氷の中から姿を現す、背びれが怪しげなピンク色に染まる新たな形態のゴジラ。そして、広大な地底世界を駆け回るコング、コングと似た姿をした赤毛の征服者・スカーキングの咆哮も響き渡る。今作で人類は世界に隠された未知の脅威と対峙することに。怪獣たちの歴史と起源、そして人類の存在そのものの謎に挑戦する、全く新しい冒険が繰り広げられる。映像の最後には世界初公開シーンとして、イタリアの世界遺産・コロッセオに現れるゴジラの姿も収められた。新たに公開されたポスタービジュアルでは、背びれがピンク色に染まるゴジラと、腕にガントレットのようなものを着けたコングの巨大なシルエット、そしてブラジルの都市・リオデジャネイロのコルコバードの丘にある巨大キリスト像が写り込んでいる。添えられた「世界は今、目撃する。」というコピーも意味深なビジュアルとなった。【編集部MEMO】映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は、ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し『GODZILLA ゴジラ』(14年)より展開してきたハリウッド版『ゴジラ』シリーズと、『キングコング:髑髏島の巨神』(17年)の壮大な世界観がクロスオーバーする、「モンスター・ヴァース」シリーズの第4弾。監督は前作に引き続きアダム・ウィンガードが務め、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ダン・スティーヴンス、カイリー・ホットル、アレックス・ファーンズ、レイチェル・ハウス、ファラ・チェンらが出演する。(C) 2024 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2024年01月10日「モンスター・ヴァース」プロジェクトシリーズ第4弾『ゴジラxコング 新たなる帝国』の日本版予告映像と新ビジュアルが公開された。ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し、『GODZILLA ゴジラ』(’14)より展開してきたハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(’17)の壮大な世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ。第2弾『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は、ド迫力の怪獣バトルに世界中が熱狂し、ゴジラとコングが激突したシリーズ第3弾『ゴジラvsコング』は、全世界での累計興行収入が500億円を突破した。先日、東宝ラインナップ発表会で公開日と正式タイトルが発表され、反響を呼んだ本作。監督は、前作に引き続きアダム・ウィンガードが務め、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ダン・スティーヴンス、カイリー・ホットル、アレックス・ファーンズ、レイチェル・ハウス、ファラ・チェンらの出演も決定している。不穏な言葉と共に始まる、今回公開された映像に映し出されるのは、氷の中から姿を現す新たな形態のゴジラ、広大な地底世界を駆け回るコング、そしてコングと似た姿をした赤毛の征服者・スカーキングの咆哮も。今作で人類は、世界に隠された未知の脅威と対峙することに。怪獣たちの歴史と起源、そして人類の存在そのものの謎に挑戦する、全く新しい冒険が繰り広げられる。また最後には、世界初公開となるシーンも。コロッセオに現れたゴジラは、円形闘技場で何をしようとしているのか。これまでのシリーズ作品をはるかに超える壮大なスケールを予感させる。また、併せて公開されたビジュアルには、背びれがピンク色に染まるゴジラと、腕にガントレットのようなものを着けたコングの巨大なシルエット、リオデジャネイロのコルコバードの丘にある巨大キリスト像が写り込んでいる。『ゴジラxコング 新たなる帝国』は4月26日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)
2024年01月10日12月27日、『スター・ウォーズ』のレイア姫役で知られるキャリー・フィッシャーが亡くなってから7年が経った。娘のビリー・ロードが幼い頃の自分と母キャリーの2ショット写真をインスタグラムに投稿し、偲んだ。「ママが亡くなってから7年が経ちました。(でもだれがカウントしているかって?私かな?)命日を迎えるたびに、私の悲しみは異なる形で繰り返されます)」とつづった。その悲しみが時には怒りだったり、一日中泣くことになるようなものだったり、虚無感を抱いたり、何も感じないことに罪悪感にさいなまれたり…というものだという。これら全てを一度に感じることもあるそうだ。しかし、今年の命日は「目覚めた時に感じたのは感謝。もしくは深い悲しみかな」とビリー。悲しむことは決して悪いことばかりではないそうで、「これまでの人生に対して抱いたことがなかった、感謝の気持ちが芽生えました。喜びの一瞬一瞬に、まるでこれが最後かもしれないという気持ちで浸ることができるんです」と自身の感じ方の変化を明かした。「息子には、おばあちゃんはお空の星に住んでいると話しています。ママは間違いなく、私の人生に輝きを与えてくれるはずです」と前向きに生きている様子をうかがわせた。ファンから「あなたのお母さんは会ったことがない人にもポジティブな影響を与える人だった」「あなたの悲しみの旅について、正直に率直に話してくれてありがとう」などのコメントが寄せられている。(賀来比呂美)
2023年12月28日『スター・トレック:ディスカバリー』シーズン5が、2024年にWOWOWオンデマンドおよびJ:COM STREAM内「Paramount+」で独占配信されることが決定した。12年ぶりの『スター・トレック』TVシリーズとなる『スタートレック:ディスカバリー』シリーズは、オリジナルシリーズの約10年前を舞台に、USSディスカバリー号のクルーを描く全5シーズンの作品。その完結編となる本シリーズでは、バルカン科学アカデミーに入学した最初の女性であるマイケル・バーナムの物語が展開される。併せて、『スタートレック:ディスカバリー』シーズン1から4、日本初登場となるスピンオフ作品『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン2、『スター・トレック:ピカード』シーズン1から3が順次配信されることが発表となった。<配信情報>『スター・トレック:ディスカバリー』シーズン52024年「Paramount+」で独占配信WOWOWオンデマンド 公式サイト: STREAM 公式サイト:
2023年12月26日「スター・ウォーズ」作品の壮大な歴史をビジュアル年表で解説する図鑑「スター・ウォーズ タイムライン」が、12月21日より世界文化社から発売決定。映画・小説・ドラマ・コミックなど、様々な形で発表されてきた「スター・ウォーズ」作品の物語やできごとを、時系列にまとめた永久保存版の1冊となっている。1977年に公開されて以来、45年以上にわたり様々な形で発表されてきた「スター・ウォーズ」作品。本書は映画のみならず、小説、ドラマ、コミック、アニメーションなど、あらゆる発表作で描かれた物語を、時系列に集約・解説したファン必携のビジュアル年表図鑑。アナキン、オビ=ワン、ルーク、レイアなど、主要な登場人物たちの生涯もビジュアル年表で徹底解説。ライトセーバーやミレニアム・ファルコン、惑星ナブーなど、アイテムやビークル、惑星にまつわる小史も迫力のビジュアルで詳しく掲載している。「スター・ウォーズタイムライン」は12月21日(木)より発売。■定価 :6,930円(税込)■発行 :株式会社世界文化ブックス■発行・発売:株式会社世界文化社関連情報:シリーズ既刊「スター・ウォーズ/ビークル・クロスセクション完全版」■定価:4,950円(税込)「スター・ウォーズ キャラクター事典 最新完全版」■定価 :3,300円(税込)「私はC-3PO」(原題:I AM C-3PO)■著者:アンソニー・ダニエルズ■序文:J.J.エイブラムス■定価:2,695円(税込)(シネマカフェ編集部)
2023年12月10日帝国劇場の2024年新春公演のタイトルが『Act ONE』に決定し、併せてポスタービジュアルが公開された。本公演は、現・帝国劇場を締めくくる記念ラインナップの第一弾。HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者が出演し、演出はALLキャスト、スーパーヴァイザーには堂本光一がクレジットされている。4グループが中心となって自分たちで構成を考え、演出を担い、今、ファンに伝えたい気持ちをパフォーマンスする公演となっている。また、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者の意気込みメッセージが到着した。<舞台『Act ONE』に対する意気込み>【HiHi Jets】■髙橋優斗今回の公演は過去の作品とは全然違う内容になると思います。それだけに僕らも新鮮ですし、きっとお客様も新鮮に感じてくれるのではと思っています。帝国劇場は、僕が入所した1年目から立たせていただいてきた場所です。今の形の帝国劇場の最後の年に出演させていただけるのは光栄なことなので、後悔のないようにしっかり楽しみたいと思います!■井上瑞稀2024年のトップバッターとして帝国劇場に立つ責任感を持ちつつ、今の僕たちにできるマックスを出そうと思っています。ファンの方たちに楽しんでいただくことは大前提。そこに帝国劇場だからこそ可能な演出も取り入れて、海外のお客様にも通用する内容に仕上げます。そして、4グループの中でHiHi Jetsがぶっちぎりたいと思っています!■橋本涼僕たちは帝国劇場のステージで誕生したといっても過言ではないグループです。長年、新年を飾るこのタイミングに出演させていただいてきたので、帝国劇場の改装前に公演ができることが、とても嬉しいです。グループにとって原点ともいえる場所での公演なので、これがHiHi Jetsだ!というものを見せたいと思います。生半可な気持ちではなく、全力で挑みます!■猪狩蒼弥今回、自分たちのステージは自分たちで演出するという機会をいただき、改めてHiHi Jetsらしさとは何かを考えました。その結果出た答えは派手で自由というもの。どんなときでも自分たちのやりたいことをやるのがHiHi Jetsだと思うので、そんな僕らの魅力をタップリと味わっていただけるようなステージを作れるように頑張ります!■作間龍斗2024年も、年明け一発目の帝国劇場での公演を自分たちが務められることに喜びを感じています。今回は4グループがメインとなっているので、それぞれのグループの色味が強く出るステージになるはずです。それだけに僕らも今まで積み重ねてきたHiHi Jetsらしさを詰め込んだステージをお見せして、みなさんを魅了したいと思っています!【美 少年】■岩﨑大昇入所以来、毎年出演させていただいてきた帝国劇場。この場所で成長し続けてきた今の自分の集大成を今回の公演ではお見せしたいと思っています。僕たち美 少年は、やはり華やかでキラキラしたステージが特徴。それだけに“美しい”をテーマにしました。今回は僕たち自身が演出家。4グループで切磋琢磨し、最高の公演を作り上げます!■佐藤龍我今回の公演のお話を伺ったとき、「グループの強みを見せてほしい」と言われました。だから、4グループの中では僕たちが一番だと思うキラキラしたキレイな部分、まさに“美”を出したいと思っています。帝国劇場は、ずっとお世話になってきた場所です。その劇場への感謝も込めて、新年のステージに立ちたいと思っています。■那須雄登各グループが自己プロデュースをするだけに、それぞれの個性が出たステージになると思います。最初はできることに制限がないのが逆に難しいと思いましたが、メンバーと相談する中で美 少年だったらこれかな!という枠組みが見つかりました。それは美 少年らしいキレイな空気感のパフォーマンス。美しさでお客様を魅了したいと思っています!■浮所飛貴帝国劇場の新春公演は、長い間先輩たちがつなげてきた舞台です。その帝国劇場が改装に入るということで、新春公演も今回で一旦締めくくり。それだけに先輩たちが積み上げてきた歴史に恥じない作品にしたいと思っています。美 少年として考えているのは、華と美しさを前面に押し出したステージ。予想を上回るパフォーマンスで衝撃を与えたいです!■藤井直樹僕たちは“美しい”という漢字が入っているグループでそれだけに美しい世界観を作れるように頑張ろうと思っています。帝国劇場では、できる演出も豊富なのでこの劇場ならではの機構も存分に使って、こんなこともやっちゃうの!? というステージを作ろうと今、メンバーと考えています。今まで積み重ねてきた経験を今回の公演に出し切ります!■金指一世今回の公演は4グループがメインでいい意味のライバル心がありますし、やるからには美 少年が一番輝きたいと思っています。ダンスや歌はもちろん、個人的にはラップでもアピールしたいですし、可能なら帝国劇場ならではのフライングも披露したい!他のジュニアたちを僕たちが引っ張っていけるよう、いつも以上に気合を入れて頑張ります!【7 MEN 侍】■中村嶺亜今回の7 MEN 侍のテーマはワイルド。僕たちは楽曲も激しいものが多いので、他のグループとは一味違う熱いステージを展開したいと思っています。今回は演出も自分たちで行うのですが、僕たちは何度も帝国劇場に出演させていただいてきたので、この劇場の何をどう使うかというアイディアも豊富。そういう部分も生かして最高のステージを作ります!■本髙克樹7 MEN 侍が今まで積み上げてきたもの。それを自分たちのオリジナル曲を使って体現したい。今回のステージに対しては、そういう強い思いがあります。しかも、それを表現できるのが、今までいろいろな経験を積ませていただいてきた帝国劇場。その経験が今回のステージにも生きていると思うので、今の自分たちの最大限を出したいです。■菅田琳寧2024年は帝国劇場改装前の最後の1年。そのトップバッターを務めるのが自分たちでいいのか?と最初は少し戸惑いました。でも、この舞台は自分たちの今後にも繋がっていくもの。だから、今は力を出し切りたいと思っています。グループとしてアピールすると同時に、菅田琳寧という存在も印象に残れるようガムシャラに頑張ります!■佐々木大光ワイルドでカッコイイ。それが今回の僕たちのステージのテーマです。7 MEN 侍はバンドスタイルも武器。だから、バンドでもダンスでも自分たちらしさを出し切りたいと思っています。今回出演する4グループの中では、たぶん 7 MEN 侍が一番多く帝国劇場のステージに立っているはず。本当に思い入れのある劇場なので、精一杯頑張ります!■今野大輝7 MEN 侍はバンドとダンスの二刀流。特にバンドの部分は強みだと思います。4グループの共演ということで、当然他の3グループとの違いも意識しますし、似たようなものは見せられない。だから、やっぱりバンド面は強くプッシュしていこうと思っています。新しい作品を作れるのもめったにないこと。その大きなチャンスを生かしたいです!■矢花黎今回の公演は新しい形の舞台。自分たちの手でゼロから1にできるのは、とても光栄なことなので、例えば『DREAM BOYS』のように、今後代々続いていく作品を作れたらと思っています。7 MEN 侍がやっているバンドスタイルは、他のジュニアにはないもの。それだけに、こういう形もありなんだ!? と僕たちを知らない人にも見せつけたいです。【少年忍者】■田村海琉2024年のスタートを帝国劇場で飾れるのは、とても光栄です。しかも、今回の公演の演出は自分たち。21人もいる少年忍者には技の面でもダンスパフォーマンスの面でもできることがたくさんあって、打ち合わせでも個性的な意見がいっぱい出ています。それだけやる気に満ちているので、新年一発目に21人でやりきりたい!と思っています。■織山尚大今回は新しい形の公演になりますが、僕は今まで自分たちがやってきたことに自信を持っています。だから、今回のステージもそれを大切に作っています。少年忍者が出す団結力やパッションは、年齢を重ねると恥ずかしさを感じる部分かもしれません。でも、堂々とやればカッコイイんだ。そう思えるステージをお見せしたいです。■川﨑皇輝21人だからこそ出せる少年忍者のパッションは誰にも負けません! それにアクロバットもすごい。ここ数年の経験を今回の公演で爆発させるので、集団で見せるアクロバットも楽しみにしていてほしいです。僕は入所以来、1月はずっと帝国劇場で過ごしていました。当然思い入れも強いので、今の形の劇場とのお別れをキレイに締めくくりたいです!■内村颯太新年の公演は、ステージにいる人の今後が見えてくるもの。だから、ジュニアと言えば少年忍者、そして内村颯太と思っていただけるような勢いを見せたいと思っています。僕は、もう20歳なので2024年は勝負の年。だから、僕がいることを少年忍者の強みにしよう!と自分に発破をかけて挑み、1年のいいスタートを帝国劇場で切りたいです!■深田竜生今回の公演では各グループが自分たちのステージを自己プロデュース。当然それぞれの力量みたいなものが出ると思うので、負けたくないと思っています。だから、ご覧になった方が、いい意味で“なんじゃ、こりゃ!?”って驚くような少年忍者らしさで勝負。そういうステージをたくさん出演させていただいてきた帝国劇場でお見せします!■黒田光輝少年忍者としての強みは、21人による圧倒的なパフォーマンスです。でも、僕たちはアイドル。だから、そこにキラキラした部分も取り入れ、他のグループにも負けないくらいの魅力を発揮したいと思っています。僕は今回の公演中に20歳になります。10代の最後と20代のスタートを今の帝国劇場で迎えられるのは幸せなことなので、全力で頑張ります!■檜山光成今回、少年忍者が目指しているステージのテーマは“伝統と挑戦”です。僕たちはステージが大好き。その結果、打ち合わせでは次々とアイディアが出てくるのですが、それをまとめて伝説になるような唯一無二の作品を作りたいと思っています。特に注目していただきたいのは、21人ならではの群舞。由緒ある帝国劇場の舞台で華やかに舞います!■久保廉13歳の僕が初めて立った舞台が帝国劇場。今は18歳になりました。だから、帝国劇場への感謝も込めて、もうあの頃の僕じゃない。成長したんだ!という姿を見せたいです。少年忍者の一番の特徴は、大人数だからこそできるパフォーマンス。しかも、それをメンバーが構成しているので、それを知って見ていただくと、よりすごさが伝わると思います!■小田将聖少年忍者にはコンクリートの隙間に生える雑草くらい根性のあるメンバーが集まっています。しかも、21人それぞれに違う花が咲く。ひとりひとりが輝いている上に21人になったときの迫力もすごいので、誰もが驚くような熱い思いが溢れたステージになると思います。2024年の始まりにピッタリな情熱的な少年忍者をぜひ楽しんでください■元木湧今回の公演を観終わったとき、お客様の記憶には少年忍者しか残っていないと思われるくらい、僕たちの世界に引き込みたい。そして、これからもずっと観ていたいと思わせたいです。少年忍者は自由自在。21人で地上、空中、前後左右、全部使ったパフォーマンスで魅了します。帝国劇場に立たせていただく責任を果たせるよう、精一杯頑張ります!■北川拓実少年忍者のパフォーマンスに対する熱量は、他のグループに負けません。そこには自分たちでも誇りを持っているので、今回初めて僕たちのステージをご覧になる方も巻き込める自信があります。来年からはしばらく帝国劇場の舞台に立てなくなると思うので、この公演を思い返したとき、最初に少年忍者が浮かぶくらいインパクトを残したいと思っています。■青木滉平今の少年忍者が作るエンターテインメント。それを今回の公演ではお見せしたいと思っています。大人数の若いグループというのが僕たちに対するイメージだと思いますが、若いからといって未熟ではないというところも出したいです。帝国劇場は、僕が中3のときに最初に立たせていただいた舞台。そのステージへの感謝も込めてやり切ります!■安嶋秀生帝国劇場という歴史ある舞台に僕は何年も立たせていただいてきました。だからこそ、そこで培ってきたダンス、歌、アクロバット、演技の集大成を今回の舞台では見せつけたいと思っています。少年忍者は今回出演する他のグループとは異なったアクロバットも個性的。そういう少年忍者らしさを楽しんでほしいです。■ヴァサイェガ渉今年僕が目指しているのは色っぽさを身に着けること。だから、少年隊さんやKinKi Kidsさんのように内側から滲み出る色気を今回の公演でも出したいと思っています。それと同時に少年忍者はすごく仲がいいので、みんなとパフォーマンスしていると素の笑顔になる。そういう少年っぽさと大人っぽさのギャップも少年忍者の見どころです!■鈴木悠仁今までとは違う新しいことを帝国劇場でできるなんて予想していませんでした。でも、少年忍者は常々新しいことをやってきているグループ。普段から演出も自分たちでやっていることも多いので不安はないです。やっぱり僕たちは21人ならではの迫力が一番の魅力! 自信を持って最高のものをお届けするので少年忍者の世界を堪能してください!■瀧陽次朗21人で揃えたダンスや飛び交うアクロバット。どこを見たらいいのかわからなくなるくらい、あちこちで繰り広げられるパフォーマンス。そういうある種のカオス感は少年忍者ならではだと思うので、今回、初めて僕たちを観るお客様にも衝撃を与えたいです。そして、小さい頃からお世話になってきていた帝国劇場に爪痕を残したいと思っています!■川﨑星輝今回の公演は自分たち自身でステージを制作する形。だから、僕は少年忍者の良さを引き出すことに全力を注ぎます。それは何かというと、やっぱり情熱。やってやるぞ!という情熱や未来に向かって自分たちの好きなことをやっていくぞ! という情熱です。そういう、これまでを共にしてきたメンバーとでしか作れないものを今回はお見せします!■山井飛翔少年忍者がいつも見せているかわいらしさやキラキラ。それは残したまま、大人っぽさや男らしさもキラキラを超えるくらい出したいと思っています。ずっとお世話になってきた帝国劇場が似合う男になりたいですから。僕たちは、ひとりひとりがすごいパワーの持ち主。全員揃うとそれが21倍になるので、太陽くらいのパワーを発揮すると思います!■長瀬結星個人的には1月の公演は2年ぶりになります。久しぶりに21人が帝国劇場に揃うわけですが、この2年間で少年忍者は全員がひとつの方向を向き、しっかり意思疎通が取れるようになりました。だから、今回は少年忍者ってヤバイ!そう驚いていただけるようなパフォーマンスを見せたいと思っています。21人の全力を注ぐので期待してください!■豊田陸人今回の公演では初日から千穐楽まで全部違う自分を見せたいです。というのは、千穐楽の1月27日に僕は20歳になるから!10代最後1カ月になるので、日々成長していき、今までより大人っぽい豊田陸人をお見せできると思います。今回は4グループがメインですが、他のグループのファンの方にも少年忍者の印象を残せるよう頑張ります!■稲葉通陽僕の初舞台は帝国劇場。その後、毎年出演させていただくたびに、その舞台に立つ重み、由緒ある劇場でできる感動を感じていました。それだけに一旦クローズすることには寂しさもありますが、最後まで僕らにできることをやり遂げたいと思っています。少年忍者は、他のグループにはない群舞が特徴。お正月にふさわしい華やかさは一番だと思います!<公演情報>帝国劇場2024年新春公演『Act ONE』2024年1月1日(月・祝)~1月27日(土)【出演】■HiHi Jets髙橋優斗、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗■美 少年岩﨑大昇、佐藤龍我、那須雄登、浮所飛貴、藤井直樹、金指一世■7 MEN 侍中村嶺亜、本髙克樹、菅田琳寧、佐々木大光、今野大輝、矢花黎■少年忍者田村海琉、織山尚大、川﨑皇輝、内村颯太、深田竜生黒田光輝、檜山光成、久保廉、小田将聖、元木湧、北川拓実青木滉平、安嶋秀生、ヴァサイェガ渉、鈴木悠仁、瀧陽次朗、川﨑星輝山井飛翔、長瀬結星、豊田陸人、稲葉通陽林 一敬、手島麗央竹村実悟、阿達慶、鍋田大成、尾崎龍星石渡大和、山越源斗、関翔馬、林田芯末永光、大澤龍太郎、髙橋曽良、岸蒼太、堀口由翔渡辺惟良、岡橋亮汰、平田光寛、宮岡大愛高橋礼、山岸想、新宮楓真、田代海瑠真虎、三原健豊、染谷樹、アンダーソンフェニックス髙橋輝汐、高橋奏琉、小山十輝、小久保向一朗、安達柊我演出:ALLキャストスーパーヴァイザー:堂本光一
2023年12月10日A.B.C-Zが主演と演出を務める『ABC座星(スター)劇場 2023 〜5 Stars Live Hours〜』が12月7日(木)、帝国劇場で開幕した。本公演はミュージカルとショーを上演するA.B.C-Zの演劇プロジェクト「ABC座」の最新作。現・帝国劇場、そして橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一の5人による最後の公演となり、全23公演の開催が予定されている。11回目となる本公演では、A.B.C-Zの魅力を詰め込んだライブ形式の新しいショーに挑戦。全59曲を披露することになっており、選曲を担当した河合は「基準ですか?好きな曲です(笑)」と告白。「これをメンバーに踊ってほしいなという楽曲もありますし、今年は(グループとして)ライブもやっていないので、帝国劇場でお世話になった先輩後輩の楽曲を、自分たちなりに披露したい」と、これまでとは異なる構成に意気込みを燃やした。河合は、千秋楽12月21日(木)をもってグループを脱退することを発表しており「まだ正直実感はないですけど、稽古やゲネプロをいい意味で、いつも通り楽しんでいる。残り約2週間は、お客様を喜ばせるパフォーマンスに毎日専念したい」とコメント。それでも「千秋楽はどんな感情になるのか。千秋楽は泣いているかも」と本音も明かし、「この5人の景色が当たり前だったので、ちょっとさみしいですね。隣に誰もいなくなるのは、不安ですけど、みんなが背中を押してくれたので、(思いを)背負いながら進んでいきたい」と決意を新たにしていた。報道陣との質疑応答を取り仕切り、見事な“MCぶり”を発揮する河合に対し、五関は「来年も来てくれる?」とオファー。橋本も「こういう人がいると助かるし、心強い」と敬意を示し、「河合さんはファンの気持ちになって選曲してくれる。今回もすばらしい選曲なので、今後も関わってほしい」と期待を寄せた。戸塚は「新しい夢を話してくれたときは、すっごくうれしかった。チャレンジするんだ、最高じゃないかと思った」と新たな道を歩みだす河合にエール。「僕たち5人の最後がここ(帝国劇場)というのも、因縁めいていて、物語として人生面白いなと。今はショーを最後まで進行し、ファンの皆さんを楽しませることに専念したい」と語った。また、塚田は今年、約4カ月間療養期間を経て、復帰を果たし「振り返ると、ファンの皆さんにご心配とご迷惑をおかけしてしまった」。舞台「夜曲~ノクターン~」を降板し、戸塚が代役を務めたことに「感謝している」と語り、「ファンの皆さん、メンバーが待っていてくれるのが、ありがたく、しっかりと休養をいただき、元気になって表に出ようと思えた」と改めて謝意を示していた。取材・文・撮影(会見写真):内田涼<公演情報>『ABC座星(スター)劇場 2023 〜5 Stars Live Hours〜』2023年12月7日(木)~12月21日(木) ※全23公演会場:東京・帝国劇場演出・出演:A.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一)公式サイト:
2023年12月08日コロンビア(Columbia)から、『スター・ウォーズ』とのコラボレーションアイテムが登場。「スカイウォーカー・パイロット・コレクション(The Skywalker Pilot Collection)」が、2023年12月1日(金)より東京・原宿のザ ライフスタイル ストア バイ コロンビアほかで限定発売される。『スター・ウォーズ』ルーク・スカイウォーカー着想ウェアコロンビアと『スター・ウォーズ』のコラボレーションにより展開される「スカイウォーカー・パイロット・コレクション」では、農場で育った素朴な若者から、銀河最強のジェダイのひとりへと躍進したルーク・スカイウォーカーにインスパイアされたスキースーツやスキージャケット、フーディーなど全8アイテムを取り揃える。ファン必見!オレンジ色のフライトスーツ風スキースーツまず注目したいのは、鮮やかなオレンジ色のフライトスーツディテールを取り入れたスキースーツ。コロンビア独自の防水透湿機能「オムテック」を備えた表面と、熱反射保温機能「オムニヒートインフィニ ティ」を裏地に施しているため、冷気を遮断しつつ湿気を通して、寒さの中でも暖かく快適な着心地を叶えてくれる。同様のデザインで、スキージャケットや薄手のジャケットも展開。加えて、反乱軍やコムリンクを表現したエンボス加工シリコン製ロゴのパッチを胸元に配したり、内側のセキュリティポケットにはスター・ウォーズの銀河系で使用される文字“オーラベッシュ”で書かれた「T-65 X ウイング・スターファイター」の設計図が隠されていたりと、細部までこだわりが詰め込まれている。フード付きプルオーバー厚手で耐久性に優れたフード付きプルオーバーは、快適性と利便性も抜群。ハイロフトフリースの裏地、マジックテープ付きの胸ポケット、ジッパー付きカンガルーポケットにより、身軽に出かけることができそうだ。ロンTやTシャツもこのほか、ルーク・スカイウォーカーのビンテージ風プリントをあしらった長袖シャツや、ルーク・スカイウォーカーのヘルメットに着想を得た紋章など、ファンも嬉しいディテールがふんだんに盛り込まれたTシャツも用意。クロスボディバッグやキャップといった小物類も揃うので、ぜひあわせて手に入れてみてほしい。【詳細】コロンビア「スカ イウ ォーカー・パイロット・コレクション」発売日:2023年12月1日(金)※時間は営業時間に準ずる。販売店舗:ザ ライフスタイル ストア バイ コロンビア、コロンビア公式ウェブサイトアイテム例:・スカイウォーカーパイロットスキースーツ 69,300円・スカイウォーカーパイロットスキージャケット 46,200円・スカイウォーカーパイロットライトジャケット 35,200円・スカイウォーカーパイロットプルオーバー 19,800円・スカイウォーカーパイロットロングスリーブT 9,900円・スカイウォーカーパイロットショートスリーブT 7,700円・スカイウォーカーパイロットクロスボディバッグ 6,600円・スカイウォーカーパイロットボールキャップ 5,500円※ウェアのサイズはいずれもS、M、L、XL展開。【問い合わせ先】株式会社コロンビアスポーツウェアジャパンTEL:0120-193-803(フリーダイヤル)受付時間:月〜金 10:00〜12:00、13:00〜18:30(土日祝休み)
2023年12月04日帝国劇場にて、「HiHi Jets」「美 少年」「7 MEN 侍」「少年忍者」出演によるSHOW形式の新春公演が開催されることが発表された。現・帝劇を締めくくる記念公演のトップバッターとなる本公演は、2024年1月1日(月・祝) から27日(土) にかけて全36公演の上演を予定。堂本光一がスーパーヴァイザーを務め、総勢70名のキャストのサポートする。チケットは、12月2日(土) より販売がスタート。<公演情報>帝国劇場 2024年 新春公演2024年1月1日(月・祝)~1月27日(土)チケット発売日:12月2日(土)【出演】■HiHi Jets髙橋優斗、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗■美 少年岩﨑大昇、佐藤龍我、那須雄登、浮所飛貴、藤井直樹、金指一世■7 MEN 侍中村嶺亜、本髙克樹、菅田琳寧、佐々木大光、今野大輝、矢花黎■少年忍者田村海琉、織山尚大、川﨑皇輝、内村颯太、深田竜生黒田光輝、檜山光成、久保廉、小田将聖、元木湧、北川拓実青木滉平、安嶋秀生、ヴァサイェガ渉、鈴木悠仁、瀧陽次朗、川﨑星輝山井飛翔、長瀬結星、豊田陸人、稲葉通陽林 一敬、手島麗央竹村実悟、阿達慶、鍋田大成、尾崎龍星石渡大和、山越源斗、関翔馬、林田芯末永光、大澤龍太郎、髙橋曽良、岸蒼太、堀口由翔渡辺惟良、岡橋亮汰、平田光寛、宮岡大愛高橋礼、山岸想、新宮楓真、田代海瑠真虎、三原健豊、染谷樹、アンダーソンフェニックス髙橋輝汐、高橋奏琉、小山十輝、小久保向一朗、安達柊我スーパーヴァイザー:堂本光一
2023年10月22日HiHi Jets・美 少年・7 MEN 侍・少年忍者らが、帝国劇場2024年新春公演を行うことが22日、明らかになった。帝国劇場は2025年に建て替えのための休館を予定しており、現・帝劇を締めくくる記念公演のトップバッターとなる同公演。総勢70名が出演し、SHOW形式で開催する。現在、各グループが帝国劇場からファンに伝えたいことを自身で構成し、タイトルも考案しているという。また帝国劇場を最も知る堂本光一がスーパーヴァイザーを務め、キャストのサポート、導きを行う。上演は2024年1月1日〜1月27日。○■出演・HiHi Jets高橋優斗(※高ははしごだか) 井上瑞稀 橋本涼 猪狩蒼弥 作間龍斗・美 少年岩崎大昇(※崎はたつさき) 佐藤龍我 那須雄登 浮所飛貴 藤井直樹 金指一世・7 MEN 侍中村嶺亜 本高克樹(※高ははしごだか) 菅田琳寧 佐々木大光 今野大輝 矢花黎・少年忍者田村海琉 織山尚大 川崎皇輝(※崎はたつさき) 内村颯太 深田竜生黒田光輝 檜山光成 久保廉 小田将聖 元木湧 北川拓実青木滉平 安嶋秀生 ヴァサイェガ渉 鈴木悠仁 瀧陽次朗 川崎星輝(※崎はたつさき)山井飛翔 長瀬結星 豊田陸人 稲葉通陽林一敬 手島麗央竹村実悟 阿達慶 鍋田大成 尾崎龍星 石渡大和 山越源斗 関翔馬 林田芯末永光 大澤龍太郎 高橋曽良(※高ははしごだか) 岸蒼太 堀口由翔渡辺惟良 岡橋亮汰 平田光寛 宮岡大愛高橋礼 山岸想 新宮楓真 田代海瑠真虎 三原健豊 染谷樹 アンダーソンフェニックス高橋輝汐(※高ははしごだか) 高橋奏琉 小山十輝 小久保向一朗 安達柊我・スーパーヴァイザー:堂本光一
2023年10月22日アナキン・スカイウォーカーの唯一の弟子、アソーカ・タノを主人公にした実写ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アソーカ」の最終話となる第8話が配信。アソーカとサビーヌ・レン、初めての女性師弟を描いた「スター・ウォーズ」の新しい物語でありつつ、ファンが心待ちにしていたアナキンとアソーカの師弟物語の最終章であり、実写で描かれた「反乱者たち」の新章となった。アソーカとサビーヌが反乱の仲間エズラ・ブリッジャーを“家に帰す”という当初の目的は果たしたものの、はるかかなたの惑星に残してきた疑問は数多い。師弟関係は難しいが意義深い第8話のタイトルは「ジェダイと魔女と大提督(The Jedi, the Witch and the Warlord)」。C・S・ルイスによる「ナルニア国物語」の「ライオンと魔女(原題はThe Lion, the Witch and the Wardrobe)」に呼応しているという指摘がある。今作も元の銀河と、魔女たちがいるはるかかなたの別の銀河、2つの異なる世界が描かれていた。また、アソーカ、サビーヌ、エズラの3人はジェダイ聖堂で学んだ“正統派”たちとは違い、いずれも型破り。スローン大提督はジェダイ・オーダーと決別したアソーカを「浪人(Ronin)」と呼び、ベイラン・スコールはエズラを「木剣ジェダイ(Bokken Jedi)」と呼んだ。サビーヌのようなマンダロリアンのジェダイは極めて稀とヒュイヤンは語っており、浪人とマンダロリアンと木剣ジェダイのエピソードでもあった。「スター・ウォーズ:アソーカ」は随所に、特に音楽や装飾には顕著にサムライ映画への敬意が払われていた。銀河のおとぎ話は、もともと黒澤明監督の映画が始まりなのだ。エズラがヒュイヤン“教授”と新しく作ったライトセイバーの鍔(つば)にあたる部分は、彼の師である亡きケイナン・ジェラスと二個一のもの。それが「君にふさわしい」とヒュイヤンのお墨付きだ。ケイナンが亡くなってもなお師弟の絆を見せるエズラに、サビーヌは自身とアソーカとの関係を省みる。そして、何も知らないエズラにヒュイヤンは2人の過去を話した。「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」第5話「チャプター5」や「マンダロリアン」シーズン3で語られてきた“千の涙の夜”、帝国によるマンダロアの大粛清(モフ・ギデオンが指揮を執った)がアソーカとサビーヌが決別した理由だ。サビーヌが家族の復讐のために修行を積み、潜在している力を解き放つことは危険と判断したアソーカはサビーヌに何もさせなかった。アソーカは大切な弟子が師アナキンのように復讐心に囚われ、暗黒面に堕ちる可能性を恐れていたらしい。ジェダイは“復讐をしない”ものだ(エピソード6のタイトルが『ジェダイの復讐』から『ジェダイの帰還』へと変わったように)。その際のわだかまりをベイランに指摘されたことでサビーヌの心が大きく傾き、第4話でベイランやモーガン・エルズベスに着いていくという選択につながった。しかし、だからこそエズラに再会できたのであり、アソーカも言うように「別の道だったら会えなかった」はず。そんな弟子サビーヌを許すアソーカ。アソーカ自身も自らの意志でジェダイ・オーダーと決別しており、それをアナキン以外には理解されなかったと打ち明けている。「彼はいつでも味方してくれた」という、第5話での胸熱“最後の訓練”を経たアソーカは、次にサビーヌがどんな選択をしてもそれを尊重し支えると断言した。そして、ジェダイであることはライトセイバーの上手い下手ではなく、「フォースを信じること」だと基本中の基本を改めて伝える。憑きものがとれたかのようなサビーヌのアイディアによる、タイ・ファイター2機をアソーカの船T-6で破壊するムチャな作戦は功を奏したが、それで帰還に遅れをとってしまった。「フォースと共にあれ」というヒュイヤンに見送られ、アソーカ、サビーヌ、エズラはスローン大提督のスター・デストロイヤーのもとへ向かう。そこに立ちはだかるのは、グレート・マザーたちの魔術によって「タルジンの剣」を授けられたモーガン。タルジンとはダース・モールの母のこと。剣にはジェダイへの憎しみが相当宿っていそうだ。モーガンとグレート・マザーたちとの関係性もまた師弟のように見えるが、師に恵まれない弟子の行く先は虚しい。何より、ナイトシスターの魔術によるゾンビの“ナイト・トルーパー隊”なんて禁じ手では!?本当に恐るべし。スローン大提督はこうしたモーガンたちの犠牲を、「帝国のため」「銀河の安全のため」と完全なる捨て駒と見なす。帝国主義においては“国家の安全のため”という名目のもとに無慈悲で残虐な行為が繰り返される。しかし「帝国のため」というスローン大提督に対し、モーガンは「ダソミアのため」とつぶやく。彼女はあくまでも、かつて帝国側に破壊された故郷の星の復興のために闘っていたのだ。浪人とマンダロリアンと木剣ジェダイアソーカ、サビーヌ、エズラで戦う場面は、“ジェダイの戦い”を久しぶりに見た感覚。まさにクローン戦争の頃のようで、この最終局面の畳みかけは見応えがあった。冷静に指揮をとるアソーカには貫禄があり、エズラも動きが大胆、ケイナンと対になる束を使ったエズラのライトセイバー戦を実写で見ることのできた嬉しさもある。アソーカとも息が合っている。ライトセイバーでドアの開閉装置を破壊し、トルーパーたちの侵入を防ぐ、いわば“お約束”の場面も登場した。マンダロリアンのサビーヌが、ジェダイとしてまだ至らない点をブラスターとベスカー製のアーマーで補えるという点はやはり大きい。モーガンを引きつけるというアソーカに、ヒュイヤンが第3話でかけた言葉「一緒にいなきゃ(Stay together)」を繰り返すサビーヌも熱い。ヒュイヤンによれば「素質は最低レベル」だったパダワンが見事にフォースの使い手となった。要塞の上に現れた2人のトルーパーはブラスターが効かないのだ。ベスカー製なのかもしれない。ゾンビトルーパーであり、かつマンダロリアンと同じベスカー・アーマーを身につけているとしたらかなり手強い。そこでサビーヌはセイバーをフォースでたぐり寄せ、そのまま頭部に刃を出す…という少々荒っぽい、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のカイロ・レンを思い出させる形で何とか勝利する。エズラも、サムライがとどめを刺すように首をはねるしかなかった。そして、スローン大提督だ。彼に焦りはなく、当たり前に犠牲者を次々出しながらも余裕があり、先を読んでいる。ペリディアから脱出するために魔女たちと手を組んだが、容赦なく要塞を攻撃しており、いつ裏切ってもおかしくはない。また、最後の最後まで、アナキンとアソーカは戦略まで似ており、結末まで似ることになるのかと牽制する。「今日は私の勝利。帝国に栄光あれ」とハイパージャンプしてしまったスローン大提督。アソーカとサビーヌは取り残され、いずれ起こり得る新しい戦争を防ぐこともできなかった。だが、今回のサビーヌの選択は予想できた。サビーヌはエズラを家に帰すためにここまで来たのだ。それに師アソーカともう二度と離れるわけにはいかない。訓練をしながら、ノティたちと迎えが来るまでペリディアで暮らしていくのだろう。サビーヌがエズラのジャンプをフォースで後押ししたり、師弟で要塞から飛び降りたところにちょうどヒュイヤンが船で現れる、といった場面は「反乱者たち」の1シーンのようでもあった。エズラも、ヘラたちのもとにストームトルーパーに変装して1人帰還する。「反乱者たち」でもよくそうしていたからか、チョッパーがまっ先に気づいたことが嬉しい!「スター・ウォーズ」ではドロイドに泣かされることがままある。たかがドロイド、ではないのだ。残された疑問と今後の展開の可能性スローン大提督の積み荷は、どうやら魔女たちの棺桶らしい。死者を蘇生させようとしているのか。それならば、「マンダロリアン」シーズン3でモフ・ギデオンが参加していたシャドー評議会での「蘇り計画」にも繋がっていきそう。これからの銀河のおとぎ話は闇の魔術が中心になっていくのかもしれない。また、「オビ=ワン・ケノービ」シーズン2の行方についてはまだ未定だが、最後にアソーカとサビーヌを見つめていたアナキン(ヘイデン・クリステンセン)の霊体はもうこれで見納めになるかもしれないと感じた。リーアム・ニーソン演じるクワイ=ガン・ジンの霊体が「オビ=ワン・ケノービ」のラストに登場したように、姿は見えなくても、アソーカとサビーヌとこれからも一緒にいてくれるはずだ(孫弟子のほうがより可愛いだろうし)。落ち着くべきところに一応落ち着いたアソーカたちと違い、ベイランとシン・ハティの師弟は対照的だった。シンは流浪民の仲間になる。師ベイランにも、野心を捧げようとした帝国にも置いていかれるなんて…。ベイラン役レイ・スティーヴンソンの急逝もあるため、シン・ハティの背景を描く物語だけでも見てみたいという、同じ気持ちのSWファンは多い様子。わずか8話ながらも、イヴァンナ・ザクノが演じた彼女は大切なSWの次世代キャラクターとなった。もちろんロザリオ・ドーソンの大人アソーカも、アリアナ・グリーンブラット演じる若きアソーカも完璧だった。最初は堅さのあったサビーヌもナターシャ・リュー・ボルディッゾが徐々に自分のものにしていったように思う。次回作(あれば)には大いに期待が高まる。ちなみに、ベイランが立っていた巨大な石像は、アニメシリーズに登場した惑星モーティスの神々「ザ・ワンズ」のファーザー(父)のもの。詳細は「クローン・ウォーズ」シーズン3・15話~18話、「反乱者たち」シーズン4・12話&13話に拠るが、これらはアソーカがアナキンと再会した場所と似た、時空を超越するゲートウェイ=“はざまの世界”にも関わるエピソードだった。ペリディアは「ザ・ワンズ」と関わりのある星だったようだ。ベイランが求めていた強大な力は、大昔のおとぎ話で語られた時空を司る力だったのかも…。ファーザーはバランスをもたらす者で、隣の石像はサン(息子)で暗黒面(ダークサイド)、顔が崩れている石像はドーター(娘)で光(ライトサイド)を司るとされ、アソーカを見守っていたフクロウはドーターの化身でモライと呼ばれる。思えば、モーティスでは、アソーカが未来のアソーカのヴィジョンを見ていたが、現在の大人になったアソーカにそっくりだった。次に予定されているSWドラマシリーズは、ジュード・ロウがジェダイ役で出演する「Star Wars:Skeleton Crew/スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」(原題)だ。こちらも今作「スター・ウォーズ:アソーカ」や「マンダロリアン」と同じ時期、帝国崩壊後の『エピソード6/ジェダイの帰還』の後の物語になる。その作品か、デイヴ・フィローニがメガホンをとる劇場映画か、何らかの続編では、エズラが再び宇宙クジラでアソーカとサビーヌを迎えにいくところから幕を開けてほしい。ペリディアでのサビーヌとシンの外伝にも期待していたい。「スター・ウォーズ:アソーカ」はディズニープラスにて独占配信中(全8話)。(上原礼子)
2023年10月06日「スター・ウォーズ:アソーカ」の第7話「再会と別れ」が配信。はるかかなたの惑星ペリディアでは、帝国の復興を目論むスローン大提督が知略を練り、旧友エズラ・ブリッジャーと再会したサビーヌ・レンを救うためマスター・アソーカ・タノがその力を存分に発揮する。さらに、懐かしい名前もいくつか飛び交い、次週の最終話を前に盛りだくさんの内容となった。懐かしいドロイドと、新しいアソーカ本作の舞台は、「マンダロリアン」シリーズと同じ帝国崩壊後、映画『スター・ウォーズ』でいえば『エピソード6/ジェダイの帰還』から7作目『フォースの覚醒』の間の出来事になる。冒頭に登場したのは、帝国崩壊後に成立した新共和国の首都があるコルサント。反乱軍を陰日向となりまとめてきたモン・モスマが議長を務めている。新共和国の“お偉いさん”たちに呼び出されたヘラ・シンドゥーラ将軍は、命令を無視してアソーカたちの救援に惑星シートスに出向いた責任を問われている。シートスではアソーカの無事は確認できたが、サビーヌが行方不明となり、しかも帝国の残党がスローン大提督を連れ戻そうとしている確固たる証拠はつかめなかった。評議会のジオノ議員によれば、ジェダイに“偽ジェダイ”、星図、宇宙クジラ、かなたの銀河など、ヘラの報告書は「まるでおとぎ話」だという。帝国の残党についても「扇動的だ」とバッサリ。残党たちの組織的な動きなど確認されていないというジオノ議員に、パイロットのカーソン・テヴァは「マンダロアでの戦いは?」と反論する。ボ=カターン・クライズやディン・ジャリンが故郷の星マンダロアで帝国の残党たちと激闘を繰り広げ、グローグーがフォースで“父たち”を守った「マンダロリアン」シーズン3のクライマックスは記憶に新しい人も多いだろう。しかし、ジオノ議員はあれはモフ・ギデオンが単独でやったことだと早々に結論づけようとする。「マンダロリアン」を観てきたなら、組織化された用意周到な準備があったことはわかるはずだ。まるで理解しようともしない政治家か、この先に待ち受ける脅威か、まったくどちらが恐ろしいだろうか。別のファンタジーにはなるが、「ハリー・ポッター」シリーズでヴォルデモートの復活を頑なに信じず、ハリーこそ要注意人物だと決めつけた魔法省のようである。それに、現場の報告をきちんと精査し、洞察・考察できない政治家(帝国側にもたくさんいたが)というのは、「スター・ウォーズ」においてはドロイドを軽視しがちだ。レイア・オーガナ議員の代理としてやってきたC-3PO(懐かしい!)のことも「たかがドロイド」と蔑ろにする。レイアからの伝言は「シンドゥーラ将軍のシートス偵察は、実は自分が個人的に許可していた」「自分なしで事を進めた不手際には目をつぶる」という、粋なものだった。さすが、である。それを聞いて、フェアに判断を下すモン・モスマ議長もさすが。レイアの登場は残念ながらもうないだろうが、息子ベン・ソロがいたずら盛りぐらいだろうかと想像することは楽しい。そして「たかがドロイドぉ!?」と、ジオノ議員の不敬な発言には“温和”なチョッパーが思わず反応していた。C-3POも、チョッパーも、あなたたちの憤りは世界中の「スター・ウォーズ」ファンがわかっているから心配いらない、と伝えてやりたい。スローン大提督も、ペリディアまで追ってきたアソーカたちを宇宙クジラごと破滅させろという。ドロイドをはじめ、宇宙生物やほかの知覚種族を見下し、まるで敬意を持たないのは帝国と同じ思考である。アンソニー・ダニエルズ(C-3PO役)第7話のサプライズとなったC-3PO。“中の人”は、もちろんアンソニー・ダニエルズだ。「オビ=ワン・ケノービ」に続いてドラマシリーズに帰還した。懐かしいといえば、もう出てこないかもと思っていたアナキン・スカイウォーカーが記録ホログラムで登場してくれた。アナキンとの“最後の訓練”の後、いわば生まれ変わったようなアソーカはいまや修行僧のような出で立ちで自主練を繰り返している。アナキンは、クローン戦争ではドロイドだけではなくグリーヴァス将軍、アサージ・ヴェントレス、ドゥークー伯爵といったシスの強敵と戦うことになると、心構えを残していてくれたのだ。「学んだことを忘れず直感を信じろ」、そして「お前ならできる」とアナキンに言われると、アソーカはさらにフォースが湧き立つのではないか。「彼はいいマスターだった」。アソーカからそんな言葉を聞けただけで、このシリーズを観てきた甲斐がある。自身もマスターとなったいま、サビーヌを導かなくては。しかも、一度、少女の頃のアソーカを“実写で”見たからだろうか。これぞアソーカ・タノといえる、予測不能ながら単純明快、躍動的な振る舞いに心が震えた。「マンダロリアン」シーズン2に実写で初登場したときには、だいぶ大人になって、落ち着いた感じで戻ってきたと思ったものだが、マスター・アナキンから“最後の訓練”を受け、記録ホログラムでその教えを繰り返すうちに、彼女の良いところが戻ってきたというのか、本来の姿を取り戻したというのか、確信のある境地に辿り着いたというのか、今回は新しいアソーカを目の当たりにできた気がした。“元”と見習いを含め、ジェダイ3人がついに勢ぞろいそんなアソーカが向かうのは、エズラと再会したサビーヌのところ。フォースでサビーヌに呼びかけるアソーカに、「君たちのつながりはそんなに強いのか」というヒュイヤン。少々意外だったのだろうか。アソーカは『エピソード5/帝国の逆襲』でルークがレイアを呼びよせたようにサビーヌの居場所を察知する。「懐かしさを感じる」とサビーヌがエズラに話したように、サビーヌだけに伝わっていたのが、何だか嬉しい。だが、それが魔術を扱うグレート・マザーにも伝わってしまうのが恐ろしいところ。アナキンが先ほど名前を挙げたシスのアサージ・ヴェントレスはグレート・マザーやモーガン・エルズベスと同じ魔女集団・ナイトシスターの出身だ。懐かしいといえば、エズラは自身がはるかかなたの銀河に飛んでいた間に、“エンドアの戦い”でダース・ベイダーが倒れて帝国が崩壊し、皇帝は死んだと言われていることを初めて知る。新共和国でゼブは新兵を指導し(そうだったのか)、ヘラは艦隊の司令官、そしてサビーヌがアソーカの弟子となったことはエズラにも若干驚きだったよう。一方、大局を見ているベイラン・スコールは、弟子シン・ハティの野心を「私の道とは違う」と言い、最後の訓練として「勝利への焦りは敗北を招く」とシンに伝える。アナキンとアソーカ、アソーカとサビーヌは今回の旅で師弟の結びつきがいっそう強まったというのに、“偽ジェダイ”の2人は決別してしまうらしい。そして、シンや流浪民たちと戦闘することになったサビーヌとエズラ。もともと平和で牧歌的な、エズラの“友達”ノティたちがアルマジロのような乗り物に隠れながら、ときどき顔を出して“パチンコ”や石を投げて戦う様子、スピード感たっぷりにチェイスしながらの攻防は、荒原と森という違いはあれど、それこそ『エピソード6/ジェダイの帰還』のエンドアやイウォークたちを思い出させた。サビーヌの使っているライトセイバーはもともとエズラのもの。サビーヌはマンダロリアンの利点を生かしながらでないとまだ太刀打ちできない感じだが、エズラはひとり鍛錬していたのだろうか、フォースを駆使して闘っていた。“ユーモアには欠けるけどフォースとライトセイバーを操る”シンとサビーヌは、1話から合わせてこれで3度目の対決。アソーカはベイランと再戦するが、彼女の目的はサビーヌたちの援護である。サビーヌ、エズラ、そしてアソーカがついに揃うと、シンは退散してしまった…。「力になる」とアソーカが手を差し伸べたのに、今回、最も不憫だったのは師に見放されたシンだ。こうした彼らの共闘と再会を「往年のジェダイを見るようだ」と見守っていたのはスローン大提督。アナキンの性格を知っており、アナキンの弟子ならば正しき道よりも感情を優先してサビーヌとエズラのもとに向かうと読んでいた。スローンは、これによって時間稼ぎに成功した。彼は一体、何の積み荷を積んでいたのか。このまま“元の銀河”に帰還するのか。次回最終話で明らかになる。第7話の監督は、インド系アメリカ人女性クリエイターのジータ・ヴァサント・パテル。『ミート・ザ・パテル』(2014)で弟のラヴィ・パテルとともにエミー賞にノミネートされ、同じくインド系女性クリエイターで俳優のミンディ・カリングのシットコム「ミンディ・プロジェクト」や、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」、エル・ファニングの「THE GREAT~エカチェリーナの時々真実の物語~」など多くの話題作で監督を務めてきた。新参加となるパテル監督が懐かしさをたくさんもたらしてくれたのは粋だ。最終話では「マンダロリアン」シリーズでお馴染みのリック・ファミュイワ監督がメガホンを取るらしい。あの“愛らしい父子”のサプライズ登場を期待していても、いいだろうか…?「スター・ウォーズ:アソーカ」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2023年09月29日前回、アナキン・スカイウォーカーから“最後の訓練”を受けたアソーカ・タノが宇宙クジラでサビーヌ・レンを探しに向かった「スター・ウォーズ:アソーカ」。第6話では、サビーヌや魔女のモーガン・エルズベスたちが辿りついた惑星ペリディアで、帝国の残党が追うスローン大提督が生き延びていた。さらに、サビーヌがついに旧友エズラ・ブリッジャーとも再会!そんなペリディアを舞台にした今回のエピソードは、“遠い昔、はるかかなたの銀河系で…”から始まる「スター・ウォーズ」が銀河を舞台にした壮大なおとぎ話であることを改めて実感させるものとなった。ジェダイの古代民話や、魔術がカギに!?第6話で興味深かったのは、古代の話が何度も出てきたこと。アソーカは宇宙クジラ・パーギルでサビーヌやモーガンたちを追いながら、ヒュイヤンからジェダイ聖堂で教わった銀河の歴史を思い出すと話していた。「遠い昔、はるかかなたの銀河系で…」と、「スター・ウォーズ」の始まりを告げる言葉を受けてのタイトル出し。この言葉を劇中の人物(ヒュイヤン)が口にしたのもおそらく初めてでは?また、サビーヌの選択を恐れるアソーカにかけた「フォースは先を見通す力を与えるが、すべての答えを与えるわけではない」というヒュイヤンの言葉は、“これぞスター・ウォーズ”ともいうべき示唆に富む言葉だった。確かに、だからこそアナキンも道を誤ったのだから。一方、ベイラン・スコールも“ペリディアへの道”がジェダイ聖堂で聞いたおとぎ話だと話していた。言い伝えられるおとぎ話は、あながちすべてが作り話とは限らない。「遠い昔、はるかかなたの銀河系で…」と始まる、おとぎ話と思っていた星に実際にやってきたのだから、ベイランも不思議な感覚になったのだろう。いつになく自分語りをしていたのが印象的。スローン大提督から「将軍」と呼ばれたベイランはアナキンのことも知っており、クローン戦争の終わりに“オーダー66”で抹殺されたと思われていたジェダイの生き残り。ジェダイ・オーダーから自ら決別した身で、スローン大提督から「君もか」と言われているように、その点ではアソーカと同じである。かつて堕ちたアナキンは「自分の力で銀河に平和をもたらす」と語っていたが、ベイランの野望は違うらしい。そうした“力”はいずれ衰えるものだと悟っている。求めるのは“始まり”。ジェダイの滅亡、帝国の台頭、善と悪、光と闇、繰り返されてきた攻防を「私が終わらせる」と言い、「おとぎ話が本当なら」というベイラン。スローン大提督もかなりの強敵だが、ベイランの危うさを垣間見た。演じるレイ・スティーブンソンの含みを持った演技も素晴らしく、その死が本当に惜しまれる…。そして、弟子のシン・ハティにはジェダイ以上のことを教えたという自負があるベイラン。今回、シンも随分と質問が多くなった。生き別れたきょうだい同然の友人のためにここまでするサビーヌの気持ちも理解できないだろうし、古代の民話やナイトシスターの魔術についても訝しげだ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の時代に、「ジェダイは本当にいたのか」とレイがハン・ソロに問い、ハン・ソロ自身もフォースやジェダイは「よくあるおとぎ話の類いだと思っていた」と明かしたように、師ベイランの野望もナイトシスターの魔術も、若いシンにとっては同じに思えるのかも。彼女に生じている疑念には注目していきたいところだ。第6話の舞台となった、はるかかなたの惑星ペリディアは、宇宙クジラ・パーギルが最後に行きつくところ、まるで宇宙墓場のような遺跡と灰色の荒野に被われた星だった。帝国復興を目指す「ナイトシスター」の生き残り、モーガン・エルズベスはこのペリディアに3人のグレート・マザーたちにより導かれたという。ナイトシスターはアニメシリーズの「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」に登場したダソミアの魔女たちだ。「クローン・ウォーズ」でアソーカとも関わりがあり、ドゥークー伯爵の弟子だったアサージ・ヴェントレスというシスはナイトシスター出身。かのダース・モールは同じダソミアの男性である。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』にちらっと実写で登場したモールは、実は半身機械となって生き延びており「クローン・ウォーズ」でも「反乱者たち」でもキーパーソンの1人となっていた。グレート・マザーはそれぞれアクトゥロポー、クロソー、ラキーシスという名で、ギリシア神話の運命を支配する3女神(アトロポス、クロートー、ラケシス)がモチーフとなっているらしい。ナイトシスターの祖先となるグレート・マザーたちが、スローン大提督と通じていた。その船は傷だらけでもなお多くの兵力を維持しており、ペリディアから何やら積み込んでいる。ナイトシスターの魔術の源、緑色の“命の水”…でもないようだ。この満を持して登場した帝国の後継者、実写版スローン大提督は冷徹さも、威厳もそのままでラスボス感が半端ない。演じるのは、『ローグ・ワン』ゲイレン・アーソ役で知られるマッツ・ミケルセンの実兄ラース・ミケルセン。アニメ「反乱者たち」からスローン大提督を演じてきた。「反乱者たち」では惑星ロザルで反乱軍を追い詰めながらエズラとともに姿を消したままで、本作と同時期の「マンダロリアン」シーズン3ではモフ・ギデオンが「何の情報もない」と“シャドー評議会”で言及していた。知将のスローン大提督は、アソーカが宇宙クジラに乗ってペリディアに向かっていると知らされると、アソーカの生い立ち、経歴、故郷、マスターなどすべてを知らせろとモーガンに命じている。終盤に向けて、アソーカとの対決が期待できそうだ。しかし、計り知れぬ力を持つ魔女の故郷の星からは一刻も早く逃げ出したい様子のスローン大提督。実はナイトシスターの魔術をひどく恐れている。ナイトシスターもジェダイも、しばしば死と復活を偽る、という共通点がある。ジェダイにとって死はある意味、死ではないし、ダース・モールも蘇っているほどだし。こうした諸々の展開から、今後の「スター・ウォーズ」劇場映画として予定されている3作品のうちの1作を思い出した。旧三部作の25,000年前に遡るフォースを操る最初のジェダイについての物語を描くという、『インディ・ジョーンズ と運命のダイヤル』のジェームズ・マンゴールド監督作品。劇場映画の製作総指揮は3作品とも本作のクリエイター、デイブ・フィローニであり、何かつながりがあるのかも。スローンが生きていれば、エズラも生きている!旧友の再会はわかっていても胸アツスローン大提督が生きているなら、エズラも生きている。マンダロリアンゆえに約束事には厳しいサビーヌは、ベイランとの約束通り、置き去りにされる可能性がありながらもエズラを探しに行くことに。ペリディアのオオカミのような生物を馬のように乗りこなして旅立った。途中、トルーパーのイノック隊長が言っていたように流浪民たちに襲われる。まるで“クロサワの世界”から飛び出した落ち武者のような流浪民だが、やはりマンダロリアンであり、ジェダイであるサビーヌは双方の利点を生かして戦える。そして、フォースを通じてなのか、歩くヤドカリのような不思議な生き物ともすぐに打ち解けたからこそエズラに辿りつけた。実写エズラ・ブリッジャーを演じるのは、A24の映画『インスペクション ここで生きる』にも出演していたイーマン(エマン)・エスファンディだ。銀河のはるかかなたに飛ばされるという壮絶な経験をした風格を感じさせる、年月を重ねたエズラ。その佇まいもさることながら、実写で再現されたサビーヌとの息の合ったやりとりに妙に納得してしまった。旧友たちの再会は嬉しいものだ。「早く帰りたい」とエズラは言うが、「一体どうやって!?」という言葉を胸にしまったサビーヌに思いやりを感じた。エズラの師匠は、「反乱者たち」内で亡くなっているケイナン・ジェラス。エズラのようにジェダイ・オーダーではなく、その外で訓練された者は「木剣ジェダイ」(英語でもBokken Jedi)と呼ばれるらしい。第3話の「座頭市」(Zatochi)という訓練法といい、銀河のおとぎ話の原点は日本発の“サムライ”でもあるのだ。ちなみに、「イカゲーム」の韓国俳優イ・ジョンジェがジェダイを演じる「アコライト」(原題/2024年配信予定)も、ジョージ・ルーカスが影響を受けたクロサワ映画『用心棒』『隠し砦の三悪人』といった作品へオマージュを捧げるものとされている。「スター・ウォーズ:アソーカ」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2023年09月22日A.B.C-Zが、12月に帝国劇場にて『ABC座星(スター)劇場 2023 〜5 Stars Live Hours〜』を上演することを発表した。本公演はミュージカルとショーを上演するA.B.C-Zの演劇プロジェクト「ABC座」の最新作で、現・帝国劇場、そして5人での最後の公演となる。12月7日(木) から21日(木) にわたって全23公演の開催が予定されている。併せて、A.B.C-Zメンバーからコメントも到着した。<橋本良亮 コメント>──すでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。今までやって来たABC座の集大成をダイジェストにしてお送りしたいなと思っております。この数年間一人一人輝ける場所がありました。その場所で身に付いた力を全力で持っていけたらいいなと思います。僕らの本職はやはり歌って踊ってキラキラすることだと思います。なので120%そのつもりでやります。最後の5人のステージとことん目に焼き付けていただけたら。──現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。帝国劇場は学校のような存在でした。学校のように毎日通って先輩の背中を見て勉強して、時には仲間とはしゃいで一緒にご飯食べて、担任の振り付け師には愛のある説教をもらって、成長することができた、本当に第二の学校でした。堂本光一君には敵わないが、ジャニーズの半分は帝劇。この時代に生まれ帝国劇場に立てたこと本当に誇りに思います。僕の財産です。──公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。寂しくしている方も多いと思います。僕もその中の1人です。でも、ABC座 2023は始まってもいないし終わってもいないので、今からすごく楽しみにしております。皆さんが最後の帝劇、最後の5人を見送るのではなく、僕ら5人とファンの皆と共に自信持って最高のステージにして行きたいと思ってます。5人✖︎ファンで帝劇を見届けましょう。なぜなら、俺たちとみんなでA.B.C-Zなのだからです。お楽しみに^ ^<戸塚祥太 コメント>──すでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。今の自分たちにしか出来ないことを詰め込んで最善を尽くしたLIVEにしたいと思っています。ずっと応援してくれたファンの皆様、力を貸してくれた後輩たち、ここまで導いてくれた先輩たち、これまで共に作り上げてきたスタッフの皆さん。お世話になったすべての方々への感謝の気持ちを忘れずにステージの上に全部置いていく気持ちでやらせていただきます。──現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。エンターテイメントやSHOWのことをまったく知らなかった自分がステージに立つとはどういうことかを一から教えてもらい育ててもらった特別な場所です。人生の要所要所で帝国劇場に立つことができてその度に多くの学びを得ています。──公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。いつでも、どんな時でも応援してくれてありがとう。同じ景色を共有してくれてありがとう。最高の今を俺たちとみんなで!ファンがエンジン、応援はガソリン。自分の人生はファンの存在抜きには語れません。もし、生まれ変わることができて、もう一度ファンのみんなに会えるとしたら、また人間になってみたいです。今まで言いそびれたありがとうと、今日のありがとうと、伝えたい時に伝えられないかもしれない未来の為のありがとうを込めて、ありがとう!!!!!!<河合郁人 コメント>──すでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。5人でのA.B.C-Zをしっかりとお見せする事はもちろん、先輩や後輩の仲間達の楽曲も沢山お見せする予定です。次のステージに向かうために大事な舞台、現・帝国劇場でのABC座もラストになるので、お世話になった帝国劇場への感謝の気持ちを込めて引き続き打ち合わせと稽古をして最高のショーを作り上げたいと思っています。──現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。中学生の頃から立たせていただいている帝国劇場は、ジュニアの頃に沢山の経験と勉強をさせていただきました。沢山の先輩にもお世話になりました。そんな思い出の舞台に昨年から主演として立たせてもらい本当に感謝の気持ちでいっぱいです。帝劇のスタッフさんにも小さい時からお世話になり、時には怒っていただき舞台での厳しさ難しさなども教えていただきました。僕にとって大切な劇場です。──公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。楽しい事だけでなく、不安になったりしながらもずっと応援してくださっているファンの皆さん、本当にありがとうございます。そんなファンの皆さんに5人での最後のステージを楽しんで観ていただけるように毎公演感謝の気持ちを忘れずにパフォーマンスをしますので、楽しみにしていてください。そして思い出のひとつになっていただけたら幸いです。宜しくお願いします。<五関晃一 コメント>──すでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。今年はライブができなかったので皆のフラストレーションを発散させられる様なショーにしたいです。演出面でもできなかった事が段々と出来るようになってきたので楽しみです。個人的には物理的に皆様の近くに行きたいなと思ってます!笑──現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。僕達を子供の時から知ってくれている劇場さん、スタッフさんが多いのでいつも家族みたいなあたたかさを感じます。帝国劇場の歴史に座長として名を残せる事を誇りに思います。──公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。5人のA.B.C-Z最後のステージです。今までの全てを出します!目に焼き付けてください。<塚田僚一 コメント>──すでにメンバー間で打合せが進行中とのことですが、今回やってみたいことを少しだけ教えてください。もちろん5人が主演ですが、1人1人が主役のような楽しいステージにしたいです。この作品が5人最後なので河合を送り出す気持ちでステージを作り上げたいです。──現・帝国劇場での最後のABC座。帝劇にどんな思い出がありますか。この場所があったから今の僕たちがいると言っても過言ではありません。素敵な思い出がたくさんあるんですが、数々の先輩の後ろで踊ってきた僕たちが帝国劇場の主演をやらせてもらった2021年のA.B.C座は胸がいっぱいになり特別でした。これからも帝国劇場と共に歩み続けて行きたいです。──公演を楽しみにしているファンの方にメッセージを。先ずは、ファンのみんなやお客様が毎年来てくれる事に感謝の気持ちです。5人団結して感謝の気持ちを素敵なステージを作って恩返ししたいです。<公演情報>『ABC座星(スター)劇場 2023 〜5 Stars Live Hours〜』12月7日(木)~12月21日(木) ※全23公演会場:東京・帝国劇場演出・出演:A.B.C-Z公式サイト:
2023年09月22日新時代「スター・ウォーズ」の実写オリジナルドラマシリーズ最新作「スター・ウォーズ:アソーカ」に、アソーカの師匠であるアナキン・スカイウォーカーが登場!「スター・ウォーズ」ファンを興奮で包んだこのサプライズに、長年アナキンの吹替声優を務める浪川大輔は「このドラマの時代設定を考えるとアナキンの登場は難しいと思っていたのでシリーズに参加できることは個人的にもビックリしました。ありがたいです」と喜びを語り、アソーカ役の伊藤静も「マスターとの邂逅に、驚きと喜びで胸熱でした!」と歓喜のコメントを寄せた。(※マスター…ジェダイ・マスター。強力なジェダイに与えられる称号。弟子をもち、導く立場)※以下、ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。本作の主人公アソーカ・タノはアニメーション作品「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」でアナキンの弟子として描かれてきたキャラクター。2人はいくつもの戦いを共に乗り越えることで信頼関係を築いてきた。だが、やがてアナキンがダークサイドに堕ち、ダース・ベイダーとなった後に2人は再会し、決別する。本作「スター・ウォーズ:アソーカ」はダース・ベイダーの亡き後、帝国崩壊後の銀河を舞台に描かれる。第4話では、生死の境を彷徨っていたアソーカの前に「こんなに早く会えるとは」というセリフと共に、アナキンが登場。師匠アナキンとの修行を道半ばで終えていたアソーカと驚きの再会が描かれる第5話は、アナキンがアソーカにジェダイとしての“最後の訓練”をする様子が描かれ、師弟の胸アツなやりとりが見られる回となった。実写初共演となるアナキンとアソーカの物語で、アナキン役を演じる浪川さんは「今までのアソーカとの関係値は、アソーカはまだまだ子どもで未熟であると描かれていたと思います。それが今回のシリーズで大人アソーカがアナキンをどう思い感じているのか、時が流れてもジェダイの絆は変わらないものなのか。ある意味でのジェダイの血統とは。是非感じてみてください」と語り、これまでの師弟の絆が試される重要な物語であると言及。アソーカ役を務める伊藤さんも「アソーカ自身がマスターという立場になった今だからこそできるようになった師と弟子の会話も、そしてマスターの最後の教えとアソーカの選択も、感慨深いものがありました」とコメント。「何より久しぶりに少女時代のアソーカでアナキンと会話ができて、涙が出るほど懐かしくて嬉しかったです...!!」と、アソーカが成長したいまだからこそ描ける物語と、その再会に感激したことを語っている。そんな第5話を視聴した「スター・ウォーズ」ファンは、SNSで「アナキンとアソーカの再会が見られるなんて神回すぎる!」「2人が実写で並ぶ姿に言葉にならない感動が押し寄せてる」「2人のライトセーバー戦が見られるとは思わなかった」と絶賛を贈る。アナキンの最後の訓練を終え、その教えを受け継いだアソーカ。第5話の最後では、姿を消した弟子のサビーヌを追って未知の世界に飛び込もうとする姿が描かれている。アソーカとサビーヌの新たな師弟関係にアナキンの教えがどのように受け継がれていくのか、今後の展開からも目が離せない。なお、9月17日(日)19時30分からは第5話配信を記念して、ディズニープラス公式Youtubeとスター・ウォーズ公式Xアカウントにて市川紗椰、DJ TARO、そして藤井隆史を迎えた第5話ウォッチパーティーの生配信が決定。衝撃の神回を、もう一度ふり返る。本作の製作・監督・脚本を務めるデイブ・フィローニは、ジョージ・ルーカスから絶大な信頼を得ており、新作劇場映画3本全ての製作総指揮を任されており、SWファンからも信頼が厚い人物。アソーカを中心に描く本作は、まだ誰も見たことがない「スター・ウォーズ」の新たな歴史を刻んでいる。「スター・ウォーズ:アソーカ」は毎週水曜日にディズニープラスにて独占配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月16日オリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アソーカ」の折り返しとなる第5話「影武者」が配信。前回のラストで登場したアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)とアソーカ・タノ(ロザリオ・ドーソン)の師弟は、ゲートウェイ(世界の狭間の世界)でライトセイバーを交え、時空を超えて実際にコンビを組んでいたクローン戦争のさなかへ…。その当時の2人が実写で登場したことで、「スター・ウォーズ」がまた1つ“完璧”を更新した。生きるか、死ぬか…アナキンの最後の訓練前回のラスト、“狭間の世界”に現れたアナキン。よくよく見れば、右の額から頬にかけて傷がちゃんとあった。しかも出来たてのような感じだ。アナキンは、道半ばとなっていた「訓練を終えにきた」という。「“生きるか、死ぬか”の選択を学ぶのだ」とアソーカに言うのだ。“狭間の世界”でライトセイバーを交えることになる師弟は、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の惑星ムスタファー、アナキンとオビ=ワンの戦いを思い出さずにはいられない。アソーカの「あなたとは戦いたくない(I won't fight you.)」と似たような言葉を聞いたことがあると言ったアナキン。その言葉は、『エピソード6/ジェダイの帰還』でダース・ベイダーとして息子ルークから聞いたものだった。善と悪が戦っていると父に語りかけるルークに、「戦わなければ待っているのは死だけだ」とベイダーは強がって返していた。アナキンが“狭間の世界”の足場をライトセイバーでたたき切ると、アソーカは落下。すると薄紫色の煙の中から、まずクローン・トルーパーたちが現れ、アソーカが起き上がる。若い!アナキンのパダワンになったばかりのアソーカだ。アナキンは短髪で、トルーパーたちを従えている。日本語では「急げ、アソーカ」だが「Hurry up,Snips」と呼んでいる。彼女が飛ばされたのはクローン戦争、初期のころの任務らしい。それが実写で見られるなんて!当初はパダワンとしてアソーカがやってきたことに不満を隠せなかったアナキンが「力があるなら自分で証明しろ」と言ったとおり(アニメ映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』)、彼女の訓練はクローン戦争下での実地が主となっていた。この若きパダワン・アソーカを演じたのは、映画『バービー』でシニカルで現実的なティーン、サーシャを好演したアリアナ・グリーンブラット!MCU映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で子ども時代のガモーラを演じて注目され、SF映画『65/シックスティ・ファイブ』ではカイロ・レン役でお馴染みのアダム・ドライバーとも共演している。アダム演じるカイロ・レンが憧れていた祖父、ダース・ベイダーことアナキンと、アリアナ演じる若きアソーカが実写で現れた感慨はもちろんのこと、ちょっとヤンチャな戦い方の若きアソーカにはシビれまくり。そのアクションはもちろん、マスターに対して臆することなく素直に話す様子や感受性の表現など、アリアナは本当に完璧だった。それに、吹替版で声優を務める伊藤静も若きころと現在を素晴らしく演じ分けている。また、“狭間の世界”から一瞬でクローン戦争時代の世界観に没入させる撮影やプロダクションデザインなどもさすが。今回の監督は、アニメシリーズはもちろん「マンダロリアン」などの実写ドラマシリーズを手がけ、誰よりも「スター・ウォーズ」を知り尽くしている本シリーズのクリエイター、デイブ・フィローニだ。信頼感しかない。デイブ・フィローニ監督クローン戦争下では、本来平和の守護者であるはずのジェダイが兵士として戦い、多くの犠牲者を出していた。そのことに疑問を感じていたアソーカ。次の世代を鍛えることはジェダイの義務でもあるゆえに、「いつか自分もパダワンにそう教えることになるのか」とつぶやく。「導く方法を教えてるんだ、生き残る方法を。そうするには戦わなければいけない」というマスターのアナキン。戦うことをやめたら…「死が待っている」と言う。「行くぞ」と戦地に向かう後ろ姿のアナキンが一瞬、ダース・ベイダーに入れ替わる。実際に彼がその後向かうのは、シスのダース・シディアスの弟子という場所。彼はベイダーになる以前から、同じ言葉を繰り返していたわけだ。その後、若きアソーカはマンダロア包囲戦に降り立つ。クローン戦争の末期、「マンダロリアン」に登場したボ=カターン・クライズのために惑星マンダロアで戦っている場面。アソーカは二刀流になっており、コマンダー・レックスもいる(金田明夫の声!)。アリアナ演じるアソーカは少し大人びた雰囲気で、時の経過を感じさせた。「戦士に育った。訓練は終わりだ」と言う、当時は“別行動”だったアナキン。『エピソード3/シスの復讐』で彼がダークサイドに堕ちる寸前だったころだ。アナキンがマスターを通じて受け継いできたレガシーを、アソーカも受け継いでいると彼は言うが、ジェダイが行きつくところは結局、殺戮のための兵士なのか。ジェダイ・オーダーの不毛さや限界を感じたアソーカの当時の記憶に、我々も触れたようだ。一方そのころ、アソーカのマスターはどんな人だった? とヘラ・シンドゥーラ将軍(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に問われたヒュイヤンは、ひと言だけ「激情家(Intense.)」と答えている。アナキンが「皆が思う以上に強くて危険な人」であることはアソーカが1番よく知っている。思えば、クローン戦争のころのアナキンはその激情をジェダイの名のもとに発散していたのかもしれない。根っから平和が性に合わない、とでもいうのか。そして、師弟戦が再燃する。「反乱者たち」シーズン2にも一度登場したようなダークサイドに堕ちた師との戦い。瞳が濁り、顔つきも変わってしまい、ベイダーのようなくぐもった声になるアナキン。ふと形勢が逆転し、紅いライトセイバーを手にしたアソーカは一瞬、ダークサイドに堕ちかけるも惑わされない。「私は生きる道を選ぶ」と力強く言うアソーカ。すると、「まだ希望はあるな」と言ってアナキンは消える――。アナキンの危うく激しい部分が自身にも受け継がれ、ダークサイドに堕ちたジェダイの唯一の弟子であることに、アソーカ自身がずっと恐れを感じていたのだろう。前回、サビーヌをどう導くべきか不安を抱いたままで結局、サビーヌが敵に捕まってしまったことへの自責、ベイラン・スコールの「マスターと同様に、死と破壊をもたらす」という言葉に囚われたアソーカを見かねて、もしかしたらアナキンが“やってきてくれた”のかも…。アナキン・スカイウォーカー役ヘイデン・クリステンセンアナキンとの再会で、憑きものが取れたかのようなアソーカまた、今回はサビーヌたちが探しているエズラの師であり、ヘラが愛した人であるケイナン・ジェラスの息子で、フォース感応者であるジェイセン・シンドゥーラ(エヴァン・ウィッテン)が大活躍。彼が狭間の世界でのアソーカとアナキンのライトセイバーバトルを感じ取ったことで、ドロイドのチョッパー、ヘラやカーソン・テヴァらが一丸となって捜索した甲斐あってアソーカは救い出された。しかし、新共和国の命令ではなく、ヘラが仲間を助けるために無許可でやってきたことで彼女の指揮権が剥奪されそうだ。ヘラは仲間のために自分を貫く。まさに反乱者であり続けていることが嬉しくなる。そして、前回のライトセイバーバトルや、サビーヌの翻り、アナキンの登場などですっかり忘れていたが、惑星シートスには宇宙クジラことパーギルが優雅に泳いでいるではないか。狭間の世界から戻ってきたアソーカは、まるで憑きものが取れたかのように、サビーヌの後を追うためパーギルと対話を試みる。荘厳なる宇宙生物パーギルの力を借りて、ハイパージャンプを試みるアソーカたち。モーガンら帝国の残党たちが魔術と技術を総結集させて巨大なハイパースペース輸送リング“シオンの目”を作ったこととは対照的だ。とにかく、今回も見たかった「スター・ウォーズ」だった。大きなスクリーンで見てみたいほどの完成度でもあった。次回はサビーヌや実写エズラと再会できるのか。あと3話。アソーカの選択はどこへ行きつくのか期待したい。「スター・ウォーズ:アソーカ」の女性たち「スター・ウォーズ:アソーカ」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2023年09月15日「スター・ウォーズ:アソーカ」の第4話「堕ちたジェダイ」が配信。惑星シートスの紅い森を舞台に、元ジェダイ&マンダロリアンの師弟と帝国の残党に加担する元ジェダイの師弟が対決。その興奮も冷めやらぬうちに、アソーカ・タノ(ロザリオ・ドーソン)にとって唯一の“マスター”であり、暗黒卿ダース・ベイダーへと堕ちたジェダイであるアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン!)がサプライズ登場。その思いがけない早い“再会”に目頭が熱くなった。元ジェダイ&マンダロリアンの師弟が“映える”ライトセイバーバトル惑星シートスでは、魔術を操るナイトシスターであるモーガン・エルズベス(ディアナ・リー・イノサント)が巨大なハイパースペース“シオンの目”を起動させ、手に入れた“地図”を使って帝国の後継者となるスローン大提督(とエズラ・ブリッジャー)がいるらしき未踏の銀河に向かおうとしている。ベイラン・スコール(レイ・スティーブンソン)やシン・ハティ(イヴァンナ・ザクノ)がそれを警護をしており、森の中にアソーカたちの船を見つけたシンが彼らを狙う。船が故障し身動きのとれないサビーヌ・レン(ナターシャ・リュー・ボルディッゾ)は、ヘラ・シンドゥーラ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に助けを求めて通信で呼びかけるが、このときの「フルクライム」とはアソーカが「スター・ウォーズ 反乱者たち」で使っていた、いわゆるコードネームだ。ヘラが救助に来る際には「マンダロリアン」シリーズに登場してきたパイロット、カーソン・テヴァ(ポール・サンヒョン・リー)も同行した。船の修理を待ちながらアソーカは、エズラに辿りつけるかもしれなくても“地図”は破壊しなければならないとサビーヌに告げる。帝国の後継者を帰還させるわけにはいかない。「私たちはときに私情を捨てて、正しいことをしなければならない」というアソーカ。昔の彼女やアナキンが聞いたら、“らしくない”と驚くような言葉だ。「自分はジェダイではない」と繰り返してきたアソーカだが、そうした私情ではなく大義を選ぶことはまさにジェダイの教え。思えばアナキンも私情に囚われたゆえの闇堕ちであり、ときにルークも正しいことよりも感情を優先させて行動してきた。それに、第1話でも「地図を持ち出すな」とアソーカに止められていたにもかかわらず、言うことを聞かなかったサビーヌである。地図の破壊について話したこのときから、サビーヌが地図を手にしたら逡巡してしまうことは予見していたかもしれない。エズラはホログラムのメッセージで「頼りにしてる(I’m counting on you.)」とサビーヌに残していたが、それに呼応するようにアソーカもサビーヌに対して「頼りにしていい?(Can I count on you?)」と問いかけている。ヒュイヤン(声:デヴィッド・テナント)も言うように、アソーカとサビーヌは一緒にいるべきだ。元ジェダイとマンダロリアンの共闘シーンはスピード感もあって見応えがあるもので、さらに今回はどのライトセイバーバトルもそれぞれに素晴らしかった。船の造形と一面に紅葉した広葉樹のような森の対比や、ほの暗い森での緑とオレンジのライトセイバーの対比など、とにかく色彩美や様式美、音楽に魅せられた「スター・ウォーズ」でもあった。この第5話の監督は『スパイダーマン:スパイダーバース』の監督ピーター・ラムジーが務めている。まず、マンダロリアンでありジェダイというのは最強の組み合わせかもしれない。手のひらをガッと広げ、シンに「お前に力などない」と言われても、マンダロリアンのサビーヌの手首には仕込んだブラスターがある。また、尋問官のようにライトセイバーを回転させるマロックvs.剣道でいう上段の構えをするアソーカも、粋だった。マロックはモーガン・エルズベスの魔術で生きのびていたのだろうか、アソーカに倒されると怪しげな粒子が舞い散っていた。「アナキンが君のことを褒めていた」と切り出したベイランと「過去を語りに来たんじゃない」というアソーカのライトセイバーバトルは、まるで熟練したサムライ同士の戦いだ。どちらもジェダイではなく、シスでもなく、ライトセイバーを操る2人。久々にヒリヒリしたものを感じた。ベイランにも大義がある。破壊して創造する。新しい世界のために古きものを破壊しなければ、という思想はこれまでにも多くの作品で語られてきた。白髪で威厳のあるベイラン・スコールは、その思想も相まってドゥークー伯爵を思い起こさせた。「スター・ウォーズ」は師と弟子が離れると、ろくなことがない「スター・ウォーズ」では師と弟子が離れると、ろくなことが起きない。イヤな予感がした。アソーカは、シンだけが戻ってきたところを見てサビーヌが倒されたと思い、とてつもないフォースでシンを岩面に叩きつける。らしくない。一瞬でもアソーカが怒りや憎しみに囚われ、“堕ちた”場面だ。さらにベイランは、フォースでサビーヌの思念を読み取ったのか、マンダロアの大粛清で両親を失った彼女にとって残された唯一の“家族”であり、きょうだい同然だったエズラに会いたくはないかと懐柔を始める。アソーカに頼りにされたとしてもサビーヌはきっとそうする…という信じたくない確信があったが、やはりサビーヌは地図を破壊できず、ベイランたちに捕らえられてしまう。ベイランに崖から突き落とされたアソーカが目を覚ましたのは、フォースによって現在、過去、未来、すべての時空が超越されるゲートウェイ、“世界の狭間の世界”のようだ(「反乱者たち」シーズン4ではアソーカとエズラが狭間の世界で出会っている)。そこで聞こえたのが、「やあ、お調子者」(オリジナル英語版では「Hello,Snips」)という懐かしい声。アソーカが思わず「マスター?」と呼びかけている。「こんなに早く会えるとはな」と、その声の主は言う。アソーカがマスターと呼ぶのはアナキンしかいないし、アナキンが“Snips”と呼ぶのはアソーカしかいない。「クローン・ウォーズ」で共闘してきた2人ゆえの親愛なるニックネーム、“「Sky guy」(スカピョン)”と対になるような呼びかけである。これまで“Snips”は「アソーカ」や「パダワン」と翻訳で言い換えられてきたので、「お調子者」か…と後から気にはなったが、そんなことはアナキンの幻影を見た途端に吹っ飛んでしまう。「マンダロリアン」にルーク・スカイウォーカーが登場したときのように、世界中のファンも叫んだに違いない。ヘイデン・クリステンセン「クローン・ウォーズ」の頃のアナキンだろうか。霊体特有の淡い青い光は纏っておらず、初見では気づかなかったが右目のところに傷がない!アソーカの記憶の中のアナキンなのか、それとも“何者か”が見せているのか…。それにしても、アナキンが登場するとその度泣けてしまうのはなぜだろう。アソーカ役のロザリオ・ドーソンとアナキン役のヘイデン・クリステンセンは、ニューヨークの名門演劇学校でクラスメイトだったという縁も熱い。「スター・ウォーズ:アソーカ」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2023年09月08日リーアム・ニーソンがコナン オブライエンが司会を務めるポッドキャスト「Conan O’Brien Needs a Needs A Friend」に出演。『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でクワイ=ガン・ジンを演じた時をふり返った。オビ=ワン・ケノービ役のユアン・マクレガーと共に、「初めてライトセーバーを使ってちょっとしたバトルをした時」について語ったリーアム。「『アクション』と声がかかって闘い始めると、どちらも思わず(ライトセーバーのような)音を出してしまって」とライトセーバーを持つ振りと、あの特徴的な音を口でまねてみせた。コナンに「口で音を出したんですか?」と大笑いされ、「そうなんです…ええ、本当に」と苦笑。ジョージ(・ルーカス監督)からは「カット」が入った。「きみたち、音は後で追加できますからね」と言われ、リーアムとユアンは「そうですよね。わかっていましたよ」と照れ隠しをしたそう。なお、撮影時に使っていたライトセーバーはハンドル(持ち手)部分しかなく、リーアムは「アルミニウムのようなチューブで、私のものには緑のテープが巻かれていました。私はアイルランド人ですから」と裏話を明かした。ファンは「リーアムって落ち着いた感じの人なのに、ユーモアもあるんだね」「コナンの大笑いにウケた」などの感想を寄せている。(賀来比呂美)■関連作品:スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス 1999年7月10日公開
2023年09月06日ディズニープラスにて1&2話が配信されるや、世界中で大きな話題を呼んでいる「スター・ウォーズ:アソーカ」。「スター・ウォーズ」ではこれまで様々なキャラクターが人気を博してきたが、もふもふの毛並みにピンと立った大きな耳、絶妙に可愛い表情を見せるキュートなクリーチャー、ロズ=キャットの魅力にハマる人が続出中だ。※以下、1&2話のネタバレを含みます。ご注意ください。ロズ=キャットは惑星ロザルに生息するクリーチャーで、気まぐれでありながらも人懐っこい性格。ピンとした大きな耳や鋭い歯と四足歩行が特徴的だ。アニメーション作品「スター・ウォーズ 反乱者たち」に登場し、実写版では「マンダロリアン」シーズン1の「チャプター4:楽園」に初登場した。本作では予告編にも登場し配信前から注目を集めていたが、アニメーションからそのまま飛び出してきたようなもふもふでキュートなビジュアルに、SNS上では「これまで立体化に恵まれなかったロズ=キャットと(ドロイドの)チョッパーが超可愛い」「アニメから実写への再現度が高くてびっくり。ロズ=キャットがカワイイ」「今までの『スター・ウォーズ』の実写化で一番しっくりきたかも。そして冗談抜きにロズ=キャットは最も実写化の恩恵を受けてる」「ネタバレになるので詳しくは言いませんが、ロズ=キャットがモフモフだった」、「ロズ=キャットがもふもふで可愛かった」など、ロズ=キャットの可愛さに魅了されたファンから絶賛の声が上がっている。そんなロズ=キャットだが、1話でマンダロリアンの戦士サビーヌ・レンのペットとして登場!サビーヌは家に帰るとまず、ロズ=キャットに餌をあげて可愛がるシーンも。その後はかつての仲間だったエズラ・ブリッジャーが残したメッセージを聞くサビーヌ。アソーカから、エズラとともに消えた銀河の脅威となり得るスローン大提督の居場所を探す“地図”の解読を任されたサビーヌは、アソーカと“師弟”として新たな旅に出ることになる…。マンダロリアンであるとともに、緑色のライトセーバーを使いこなし、新しく登場した元ジェダイの悪役シン・ハティとの華麗なるライトセーバー戦も披露したサビーヌ。3話以降も、アソーカの弟子として大きな役割を果たす重要なキャラクターとして活躍することは間違いない。今後の展開に全世界からの期待が高まっている。「スター・ウォーズ:アソーカ」はディズニープラスにて独占配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月28日ダース・ベイダー亡き後の銀河を舞台にした「スター・ウォーズ:アソーカ」初回2話が、ついにディズニープラスにて配信開始。ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーの唯一の弟子にして元ジェダイ、ファンにとっても大好きなキャラクターであるアソーカ・タノを中心にした新たな「スター・ウォーズ」がスタートした。師と弟子、ジェダイは常に2人一組で行動する物語の舞台はダース・ベイダーが倒れ、帝国が敗れた後。「マンダロリアン」シリーズとほぼ同時代、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』~『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の間にあたる。「マンダロリアン」でもそうだったように、一夜ですべてが変わりはしない混乱の時代だ。「スター・ウォーズ:アソーカ」1話まず、ドラマシリーズで初めて「スター・ウォーズ」映画シリーズではお馴染みのオープニングクロールが登場した。真紅の文字がアソーカ・タノのまだ誰も知らない物語を告げ、銀河にとって新たな脅威となるスローン大提督の捜索が繰り広げられることを説明する。これが新しい始まり、と考えれば、「過去を予習しなくては」と気負うことなく(過去シリーズを観たことがあるなら記憶をたぐり寄せながら)、物語で起きていることをそのまま受けとめながら観ることができるだろう。ちなみにスローン大提督とは、アニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」のラスボス的存在である帝国の将校だが、本シリーズ中でもその力が判明していくはずだ。第1話「師と弟子」冒頭から、レイ・スティーブンソン演じるベイラン・スコールとその弟子シン・ハティが『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のダースモールのごとく謎めいて登場。ベイランは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の無双ベイダーを彷彿とさせるような圧倒的強さを見せ、かつてアソーカが「マンダロリアン」の「チャプター13:ジェダイ」(S2・5話)で捕らえたモーガン・エルズベスを脱出させる。オレンジ色のライトセイバーを持つ2人は、確かに“ジェダイではない”。「スター・ウォーズ:アソーカ」1話レイ・スティーブンソンは最近ではインド映画『RRR』のスコット・バクストン総督役や、『マイティ・ソー』シリーズのヴォルスタッグ役でも知られているが、今年5月に急逝しており、第1話は「我々の友人レイ」に捧げられている。一方、ロザリオ・ドーソン演じるアソーカはスローン大提督に辿りつく地図を探すために、いたって落ち着いた様子で惑星ダソミアの遺跡を操作する。そういえば、アソーカがライトセイバーを使って壁や床を丸くくり抜いて侵入する手は昔もよくやっていたような…。「スター・ウォーズ:アソーカ」1話始まりはスローテンポとも感じるほどだが、アソーカが手に入れた星図の謎を解くために惑星ロザルにいるサビーヌ・レンの知恵を借りようとする辺りからアップテンポなロックとともにワクワクが高まってくる。惑星ロザルには、帝国に立ち向かった“反乱者たち”を称える記念碑ができていた。いずれも「スター・ウォーズ 反乱者たち」の主要登場人物だが、同作を見ていなくても、“ああ、こうした者たちも(ルークやレイアとは別に)銀河の片隅で戦っていたんだな”ととらえればよいかと思う。サビーヌは「準備ができた」アソーカは!?アソーカと帝国の残党がそれぞれに行方を追うスローン大提督は、実は「反乱者たち」の最終エピソードで、反乱者の中心人物でジェダイのエズラ・ブリッジャー(エマン・エスファンディ)とともにハイパースペースジャンプで未知の領域に飛ばされたきりになっている。エズラを何としても捜し出したいサビーヌは、“マスター”の言いつけを破って、独自に星図を調べようとする。過去にアナキンという師からも、ジェダイオーダーからも離れたアソーカは、劇中の会話からサビーヌの師という役目も途中で手放したらしい。サビーヌはきっと、難しい弟子だろう。この1~2話を見ただけでも、頑固で気が強く(マンダロリアンだもの)、タフで聡明で自由なアーティストかつ技術者であり、自身の心の声に常に忠実であるキャラクターだと知ることができる(ネイルの剥がれ方がまた最高)。「スター・ウォーズ:アソーカ」1話こうした特徴はまるでアナキンの弟子だったころのアソーカ、そしてアナキンの弟子時代そのものだ。刺客シン・ハティとのライトセイバーバトルで深手を負い、星図を奪われてしまったサビーヌ。彼女が再び弟子になる可能性について、アソーカはヘラ・シンドゥーラ将軍に「彼女はまだ無理(She's not ready.)」と断言していた。このセリフで思い出したのは、『エピソード5/帝国の逆襲』で若き(当時まだ青二才の)ルークがヨーダに言った言葉(I am ready.)だ。ヨーダから、準備ができてるって?(Ready,are you?)どこが!?といった言われようで「思慮が足らん」とまで言われてしまったルーク。だが、そのときは必要に迫られていたこともあり、結局ヨーダはルークを鍛えることになった。「スター・ウォーズ:アソーカ」2話では、今回のサビーヌはどうだろう?星図に辿りつけば、エズラを捜し出せるだけでなく次なる戦争も防げるかもしれない。第2話「苦労と苦悩」では髪をばっさりと切り、マンダロリアンのアーマーを久々に身につけたサビーヌは「準備ができた」ようだ。今作ではアソーカとサビーヌ、お互いにとって新たな挑戦となる師弟関係を改めて結んでいくことになるのだろう。記憶に新しい“弟子”、強力なフォースを持ちながらジェダイではなく、マンダロリアンの道を選んだグローグーと対になっているようだ。マンダロリアンの性質とジェダイは相容れないようでいて実は親和性が高いことは「マンダロリアン」シーズン3でも感じたことである。しかも、女性のジェダイの師弟コンビは、初めてではないだろうか。サビーヌを演じるナターシャ・リュー・ボルディッゾの魅力や、孤独に暮らしているサビーヌの癒し、もふもふのロズ=キャットの愛らしさも相まって、これからますます注目を集めそうだ。サビーヌ・レン/ナターシャ・リュー・ボルディッゾそれに、パートナーのオビ=ワン・ケノービ役ユアン・マクレガーとともに「スター・ウォーズ」の一員になった、メアリー・エリザベス・ウィンステッド演じるヘラ・シンドゥーラ将軍も、ドロイドの実写チョッパーも楽しくて、頼もしい。「スター・ウォーズ:アソーカ」2話ドロイドといえば、クローン戦争のころから若きジェダイたちを見てきたヒュイヤン(本国版の声はデヴィッド・テナント)は、本シリーズでのガイド的存在となるだろう。さらに、スローン大提督の帰還を望むモーガン・エルズベスを演じる、ブルース・リーを名付け親にもつディアナ・リー・イノサント、新帝国を目論むシス側(!?)の弟子シン・ハティ役のイヴァンナ・ザクノ(『パシフィック・リム:アップライジング』)と、女性たちがこれまで以上に活躍しそうだ。シンとサビーヌの弟子同士の対も大いに気になる。「スター・ウォーズ:アソーカ」1話個人的には、アニメシリーズの「クローン・ウォーズ」をずっと日本語吹き替えで観ていたこともあって、声優・伊藤静が引き続きアソーカを演じているのは感慨深い。この「スター・ウォーズ:アソーカ」と「マンダロリアン」「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」の物語は、安心と信頼のデイブ・フィローニ監督・製作総指揮の劇場映画にも繋がっていくという。アソーカの過去となる「クローン・ウォーズ」や「反乱者たち」は後から、もしくは同時並行で追っても構わないと思う。まずは、この新たなる始まりに心踊らせながら次回を待ちたい。「スター・ウォーズ:アソーカ」は毎週水曜、ディズニープラスにて独占配信中。(上原礼子)
2023年08月25日目黒蓮(Snow Man)主演のドラマ「トリリオンゲーム」は、第7話(8月25日放送)から「メディア帝国編」に突入。新たに登場する重要キャラクターとして、津田健次郎と百田夏菜子(ももいろクローバーZ)が出演することが分かった。本作は、“世界一のワガママ男”のハル(目黒さん)と、“気弱なパソコンオタク”のガク(佐野さん)がタッグを組んで、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぎ、この世の全てを手に入れようと成り上がる前代未聞のノンストップ・エンターテインメント。ソーシャルゲーム開発で得た大金を元に、インターネットテレビ局「トリリオンTV」を立ち上げるハル、ガク、凜々(福本莉子)。第7話は、彼らがドラゴンバンクに対抗するために大勝負に打って出る。その中で出会うのが、津田さん演じる制作会社の報道プロデューサー・功刀(くぬぎ)と、「トリリオンTV」にある熱い思いを抱えてやって来る、百田さん演じる地上波テレビ局・ジャパンTVの人気アナウンサーの白虎あかり。元々、あかりと同じジャパンTVの花形プロデューサーだった功刀。彼が制作会社に移った理由もストーリーに大きく絡んでいるので注目だ。第7話あらすじハル(目黒蓮)たちは「プチプチアイランド」の大ヒットで得た大金をつぎ込み、天気予報専門チャンネルと番組制作会社を買収。ついに、ネットテレビ「トリリオンTV」が開局した。しかし、そんなトリリオンゲーム社を黒龍(國村隼)が本気で潰しにかかる。アメリカの大手配信サービス会社を買収して桐姫(今田美桜)がCEOとなり、地上波テレビの看板番組の放送権を買い漁り始める。その頃、ハルとガク(佐野勇斗)は、制作会社の報道プロデューサー・功刀(津田健次郎)と地上波テレビ局の人気アナウンサー・あかり(百田夏菜子)に接触し――。「トリリオンゲーム」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月18日オリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アソーカ」から、「スター・ウォーズ」の壮大なサーガでこれまで描かれてきた、師匠の“マスター”と弟子の“パダワン”という師弟関係に追った特別映像が解禁。「学んだことを伝えよ。彼らがわしらを超えるために。それこそがマスターの責務」と語るジェダイ・マスターのヨーダとルーク・スカイウォーカーや、アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービ、そして本作の主人公であり元ジェダイのアソーカ・タノとアナキンなどが登場している。「スター・ウォーズ」では“フォース”と呼ばれ、生きとし生けるものの中を流れる目に見えないエネルギーが登場する。誰の周りにもフォースは存在するがフォースを操る者は限られており、フォースの使い手はマスターから厳しい修行を受け、様々なことを学び、自身もまたジェダイ・マスターへと成長していく。「スター・ウォーズ」の師弟といえば、1作目の映画『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』に登場したオビ=ワン・ケノービと若きルーク・スカイウォーカーをはじめ、『スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』のヨーダとルーク、ダークサイドのパルパティーン皇帝とダース・ベイダー。そして『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』のクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン、『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』のオビ=ワンとアナキン、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のルークとレイ、ルークとカイロ・レン、「マンダロリアン」シリーズのルークとグローグーなどの関係性が描かれてきた。その中でも本作の主人公アソーカ・タノの師匠はアナキン・スカイウォーカーであり、アソーカはアナキンにとって唯一の弟子。2人はアニメーション作品「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」と「スター・ウォーズ:反乱者たち」に登場。2人が出会い師弟として信頼関係を築くも、アソーカはジェダイの道を捨て、アナキンは暗黒面に堕ちてダース・ベイダーとなり直接対決を果たすまでが描かれた。本作の製作・監督・脚本を務めたデイヴ・フィローニは「『スター・ウォーズ』には、常に偉大な師匠と弟子の関係があります。私がこの物語で語ろうとしているのは、アナキンからアソーカ、そしてその後にも続く師弟関係についてです」と語っており、アナキンとアソーカの未だ知られてない新事実が描かれることにも世界中のSWファンから期待が寄せられている。特別映像内では、マンダロリアンの戦士サビーヌ・レンがアソーカのことを“マスター”と呼ぶ意味深な台詞が登場。アナキンの弟子だったアソーカが今度は“マスター”となり、新たな師弟関係が描かれていくのかもしれない。フォースを知り尽くすアソーカは華麗な二刀流のライトセーバーを操り、オレンジのライトセーバーを使う悪役ベイラン・スコールとの戦闘シーンもあり、ライトセーバー戦にも期待が高まる。「スター・ウォーズ:アソーカ」は8月23日(水)よりディズニープラスにて初回2話で独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年08月17日