プーマ(PUMA)が、17年秋冬コレクションの展開に当たり、バスケットハートの新作を発表。日本では2月に初登場した、大きなリボンのシューレースが特徴のプーマの新しいアイコンとも言えるバスケットハートは、世界各国で女性たちのハートを鷲づかみにしてきた。今回発表されたのは、真紅のレザーアッパーに白のフォームストライプとアウトソールがまばゆいクラシックなカラーリングのバスケットハート DE。大きなリボンにはプーマのロゴがプリントされ、スウィートさに大胆さを掛け合わせた独特のスタイルは、今までのコレクションとは一線を画す新しいアプローチになっている。コート系シューズが一時代を築いた時代のプーマを代表するスニーカーとしてプーマ バスケットは、ストリートにもぴったりなそのスタイルと高次元の快適さで70年代のヒップホップシーンにおいて多くの人々のハートを掴んできた。兄弟分ともいえるプーマ スウェードと並びプーマバスケットもまた、クラシックなコートスタイルのシューズがポップカルチャーの伝説となったひとつに数えられている。プーマ バスケットハート DEは、赤、黒、ネイビーの3色展開で、日本では7月21日(金)よりプーマオンラインストア プーマストア及びABCマートで発売開始。#バスケットハート#BasketHeart【商品に関するお問い合わせ】プーマ お客様サービス 0120-125-150
2017年07月20日LEGO®ストレージのオフィシャルライセンシーである、RoomCopenhagenA/S(デンマーク)が、石川県金沢市にある、F.K.Solutionsと日本での輸入販売代理店契約を新たに締結しました。今後、F.K.Solutionsは今までよりも更に求めやすい価格で、LEGO®ストレージ商品を提供してくれそうです。LEGO®ストレージ(LEGO® STORAGE)に、この夏待望の新商品が登場!LEGO®のオフィシャルライセンスグッズであるLEGO®ストレージ(LEGO®STORAGE)に、この夏待望の新商品が発売されます。これまで、LEGO®ファンのみならず、「インテリアをお洒落にまとめたい」「シリーズ毎にLEGO®を分けて収納したい」「お子様に片づけを教えたい」「収納をかわいくしたい」そんなユーザーたちに人気を博していたLEGO®ストレージブリックシリーズ。そのブリックシリーズに便利で機能的な引き出し機能が追加されました。商品ラインナップ全部で、10色の多彩なカラーから好みで、部屋に合ったLEGO®ストレージを選べます。もちろん、ストレージとストレージを組み合わせることもできます。LEGO®の収納をこれまでよりも簡単に仕分けたり、生活用品や雑貨類を仕分けて収納したりすることができます。インテリアとして置くだけでも十分に可愛く更に機能的です。商品概要希望小売価格LEGOブリックドロワー4(LEGOBRICKDRAWER4)3,580円税別LEGOブリックドロワー8(LEGOBRICKDRAWER8)4,780円税別予約販売開始時期2017/7/3直販サイト発送開始時期:先行発売カラー4色2017/8/1よりAW発売カラー6色2017/10/末よりRoomCopenhagen商品店頭販売店に関しては、F.K.Solutionsホームページにて7月26日より更新されます。
2017年07月05日セリアやダイソーなどの100均から、ニトリ、無印良品などさまざまなお店で購入できる「バスケット」。バスケットをそのまま使ってもおしゃれですが、ちょっと工夫を加えるだけでさらにおしゃれで便利なバスケットに変身させることができるんです!今回は、バスケットをDIYでリメイクしていくアイデアをご紹介します。たったの3アイテムで作る“男前”バスケットぐっさんさんは、セリアのアイテム3点を駆使して“男前”なバスケットをDIYされています。ぐっさんさんのアイデアをもっと見るこちらが完成したバスケット。材料は、セリアで販売されているアンティークワイヤーバスケットとオーナメントブロック、天ぷらバットの3つです。まず、絵の具を使って天ぷらバットにサビ風の色をつけていきます。これだけでグッとシャビーシックで粋な表情になりますよ。転写シールでステンシル加工をし、ワンポイントをあしらうのもいいアイデア。その後オーナメントブロックにボンドを塗布して、ワイヤーバスケットにくっつけます。ボンドが乾いたら、てんぷらバットの端の2カ所に穴を開けます。尖ったドライバーとゴムハンマーなどを使えば、簡単に穴を開けることができますよ。その後、ワイヤーでバスケットとバットをしっかり括り付けましょう。こうして出来上がったのが、こちらのバスケット。武骨で男前なのに、どこか温かみのあるアイテムになりました!バットの凹んでいるほうを上にするのもいいですね!皆さんもぜひ、手近なアイテムをもっとかっこよくリメイクしてみてはいかがでしょうか?▼ぐっさんさんのアイデアはこちら▼セリアのアイテム3点でシャビーなバスケットを作ろうあえて“黒”をチョイスした個性派バスケットedenさんは、既製品のバスケットを大胆にアレンジされたそうです。edenさんのアイデアをもっと見るこちらが完成したバスケット。シンプルな編みバスケットに黒の塗料で色をつけて、カラーポンポンでアクセントをつけた大胆なアイテムに仕上がっています。まずはアクリル絵の具とセリアの塗料を使い、バスケットを塗っていきます。刷毛を使って細かい部分まで塗ったら、塗料と絵の具が乾くまでしばらく待ちましょう。しっかりと乾かしたら艶消しニスを塗り、いよいよデコレーションしていきます。デコレーションに使うのは、ダイソーの両面テープとグラデーションカラーのポンポン。ポンポンについている紐を両面テープに付けて、バスケットのフタのフチに沿って丁寧に貼り付けていかれたそうです。その後、持ち手の部分に革ひもを両面テープで貼り付けて出来上がり!カラーポンポンの他に、リボンやフェザーなどお好きなワンポイントチャームでデコレーションするのもおすすめ。ナチュラルなバスケットもいいけれど、たまにはこんな大胆リメイクもいいですよね。▼edenさんのアイデアはこちら▼ナチュラルキッチンのバスケットをリメイク☆シンプルだからこそリメイクしやすいナチュラル雑貨。バスケットと端切れで簡単可愛いお部屋のアクセントyumyumyum8さんは、セリアのワイヤーバスケットとバスロール風の壁掛け、デニムの端切れといったアイテムを使ったリメイクを提案されています。yumyumyum8さんのアイデアをもっと見るデニムの端切れを取手に巻いたり、バスロール風の壁掛けをワイヤーバスケットに張り付けたりするだけで、ワイヤーバスケットがこじゃれたアイテムに!使用した壁掛けはこちらのアイテム。yumyumyum8さんはこの壁掛けをカットして、四隅に穴を開けて使用しています。そこにワイヤーを通し、バスケットに固定したら出来上がり。ワイヤーバスケットと端切れだけで、フォトジェニックなアイテムに仕上がりました。小物入れやお部屋のアクセントにぴったりですね。▼yumyumyum8さんのアイデアはこちら▼カンタンすぎる★ワイヤーバスケット リメイクフックとワイヤーバスケットで、おしゃれな収納スペースmamyuさんが挑戦したのは、フックとニトリのワイヤーバスケットを使ったアイデア。洗面台周りのタオルをすっきり収納できるアイテムに仕上げています!mamyuさんのアイデアをもっと見るこちらが出来上がった収納棚です。ラックの部分がタオルハンガーになり、すっきりと使いやすいスペースに仕上がっていますね!mamyuさんが使用したのは、ニトリで販売されているワイヤーバスケット。カラーボックスと組み合わせてスタッキングが可能な優れものです。バスケットは壁にかけて使用するので、このようにフックを取り付けておきましょう。mamyuさんは、荷重5kgまでOKの丈夫なフックを使用しているとのこと。念のため、丈夫なフックを用意しておくことをおすすめします。二段重ねで使用するのはもちろん、1個だけ使用するのもいいアイデアです。ぜひ、ご自身のスタイルに合った収納棚にリメイクしてみてくださいね。▼mamyuさんのアイデアはこちら▼ニトリのワイヤーバスケットをタオル収納棚に。いかがだったでしょうか?バスケットを使ったDIYアイデアをご紹介してきました。ここでご紹介したアイデアをもとに、手近なバスケットをもっと便利に変身させてみてください!バスケットのアイデアをもっと見るのアイデアをもっと見る
2017年06月05日プーマ(PUMA)から、新作スニーカー「バスケットハート デニム」が登場。2017年4月6日(木)より発売される。プーマを代表するクラシックなコートシューズ「プーマ バスケット」を女性らしいツイストでアップデートした「バスケットハート」。シューレースにサテンが使われており、結ぶとふっくらとした大きなリボンに仕上がるガーリーな一足だ。今回登場するのは、そんなシューズにデニムを使用した「バスケットハート デニム」。インディゴやベージュ、グレーのデニムを使用したアッパーには、同色のドット柄が施されている。またシューレースにはコットンを使用し、これまで同様に結ぶとボリュームのあるリボンに仕上がるデザイン。暖かくなってきた日差しにぴったりの涼しげな一足となっている。ビジュアルにはモデル/女優として活躍し、プーマのブランドアンバサダーでもあるカーラ・デルヴィーニュが引き続き登場している。【詳細】プーマ バスケットハート デニム発売日:2017年4月6日(木)取り扱い:ABCマート【問い合わせ先】プーマ お客様サービスTEL:0120-125-150
2017年04月08日プーマから、プーマを代表するクラシックなコートスタイルのアーカイブを女性らしいツイストでアップデートし2月に発売した「バスケットハート」に続き、「バスケットハート デニム」が登場プーマの代名詞でもあるプーマ スウェードのオリジナルのシルエットはそのままに、バスケットハートはスポーツがもつちょっぴりスウィートな側面を表現。キービジュアルにはモデル、女優で活動家、そしてプーマのブランドアンバサダーを務めるカーラ・デルヴィーニュが引き続き登場し、全ての女性たちが自分らしくあることを称える“DO YOU”キャンペーンの一環として女性たちを鼓舞する。クラシックなコートシューズの定番スタイルとして不動の人気を誇るプーマ スウェードは、ストリートにもぴったりなそのスタイルと高次元の快適さで70年代のヒップホップシーンにおいて多くの人々のハートを掴んできた。そんな歴史の延長線上にあるバスケットハート。発売以来世界中の女性たちのハートをわしづかみにしている。今回登場するのは暖かくなってきた日差しにぴったりな涼しげなデニムでのメイクオーバー。ボーイッシュなデニムもコットン素材の太目のリボンでガーリーなスタイルに変身。インディゴをベースにした3つのカラーバリエーションで登場している。プーマ バスケットハート デニムは、4月6日(木)よりABCマートで発売予定。#DoYou【お問合せ】プーマ お客様サービス0120-125-150
2017年04月06日プーマ(PUMA)から新スニーカー「バスケットハート」が登場。2017年2月4日(土)より、プーマストア及びプーマ取扱店の一部、プーマストアオンラインで発売予定だ。「バスケットハート」はプーマを代表するクラシックなコートシューズ「プーマ バスケット」をベースに、女性らしいツイストでアップデートしたモデル。シューレースにはサテンが使われており、結ぶとふっくらとした大きなリボンに仕上がる。そんなフェミニンな一足は、パテントレザー・スエードなどの素材違いや、ピンク・グレーベージュ・ブラックといった豊富なカラーバリエーションで登場。さらに、ベルベットのリボンを採用したスニーカーは、ブルー・イエローといった鮮やかな色味で展開される。クロップドパンツやジーンズのほか、レギンス、スカートなど、どんなスタイリングにも合わせやすい一足だ。キッズサイズもオンラインストア限定で販売予定となっている。なお、ビジュアルにはモデルや女優として活躍するカーラ・デルヴィーニュが登場した。【詳細】バスケットハート発売日:2017年2月4日(土)■スエード ハート サテン ウィメンズ (サテンリボン)価格:11,000円+税カラー:ピンク、グレーベージュ、ブラックサイズ:22.5〜27.5■スエード ハート リセット ウィメンズ (ベルベットリボン)価格:11,000円+税カラー:ブルー、イエローサイズ:22.5〜27.5【問い合わせ先】プーマ お客様サービスTEL:0120-125-150
2017年02月05日アイリスオーヤマから、キッチンやデスク周り、リビングや寝室の小物収納に使える『ウッドストレージバスケットラック』が新発売されました。キッチンやデスク周りの小物収納、食材のストック、衣類の収納まで・・・使い方は無限大!『ウッドストレージバスケットラック』は中身がよく見えるので、食材や日用品のストックに向いています。350ml缶を立ててストックしておくことが出来ます。また、通気性が良いので帽子や靴の収納にもオススメです。散らかりがちな小物を、お洒落に整理整頓本やリモコン、充電器など散らかりやすい小物を省スペースで整理できます。入れるものによって引き出しを使い分けできる4段式。引き出しは、使いやすいスライド式です。天板にランプを置いてベッドサイドテーブルにも天板の使い方は無限大。ベッドサイドに配置すれば目覚まし時計やメガネ、読みかけの本などをサッと置ける便利なナイトテーブルに。収納のないベッドをお使いの方はもちろん、ベッド周りに置きたいものが多い方におすすめです。商品概要『ウッドストレージバスケットラックWPR-4W』商品ページ●商品サイズ(cm)製品サイズ:幅約35.1×奥行約34×高さ約66.5バスケット内寸:幅約23.7×奥行約25×高さ約13.6●材質本体:スチール(エポキシ粉体塗装)、プリント紙パーティクルボードバスケット:スチール(ポリエチレンコーティング)
2017年01月27日ラディウスは3月31日、iPhoneなどとLightning接続する音楽ファイル用外部ストレージ「AL-LCS11」「AL-LCS12」を発表した。発売は4月中旬で、価格はオープン。推定市場価格は、容量が32GBのAL-LCS11が15,000円前後、64GBのAL-LCS12が21,000円前後(いずれも税別)。AL-LCS11とAL-LCS12は、同社の音楽アプリ「NePLAYER Lite」に対応するストレージデバイス。容量64GBのAL-LCS1では、WAV 96kHz/24bitのハイレゾ音源ファイルを約400曲保存できる。ストレージに保存した音楽は、NePLAYERやNePLAYER Liteにて再生、データの移動、コピーなどが可能。また、iPhoneなどと接続した際に、NePLAYER Liteのハイレゾ再生機能を無料で利用できる。USB Micro B端子を搭載し、付属のケーブルでPCとも接続可能。本体サイズはW19.3×D8.2×H105mm。ラディウスは、4月に写真、ビデオ、書類データなどのファイル管理アプリ「DATA-BOX」を、6月に4K動画撮影・編集アプリ「NeMOVIE」をリリース予定。AL-LCS11とAL-LCS12は、これらのアプリとも連携する。
2016年03月31日ストレージクラフトテクノロジーは3月10日、WindowsとLinuxのIT混在環境向けバックアップリカバリソリューションである「StorageCraft ShadowProtect SPX(ShadowProtect SPX)」のライセンス提供形態にCPUのソケット単位でライセンスの課金を行う「ソケット単位ライセンス」を追加したことを発表した。従来は、バックアップ/レプリケーション対象となる仮想マシン単位のライセンスを提供していたが、今回のライセンス形態により、VMware vSphereまたはMicrosoft Hyper-Vの仮想環境の物理ホストサーバにあるCPUのソケット数に基づき、ライセンスを購入することが可能になる。ライセンスの対象となったソケットに対する仮想マシンの数に制限はなく、仮想マシンは何台でも利用できる。価格プランは2種類を用意しており、Essentials Edition(2ソケット・バンドル)は6ソケット以下の仮想環境を利用している顧客を対象とした、2ソケット・バンドルの2ライセンス・パック。6ソケット分まで追加購入が可能で価格は17万1300円(税別)。また、Standard Edition(1ソケット)は7ソケット以上の仮想環境を利用している顧客を対象としたプラン。ソケット単位ライセンスの購入数に制限はなく、保護可能な仮想マシンの数も無制限となる。価格は18万2100円(税別)。さらに、ライセンスのオプションとしてShadowProtect SPXの仮想ゲスト単位でのライセンス購入パッケージも利用可能。ライセンス・パッケージでは1パック、3パックに加え、新しく追加された10パックの3種類のパッケージから仮想マシン単位のライセンスを購入できる。
2016年03月11日●クラウド/Flash/ソフトウェア・ディファインドが変化の鍵エンドユーザー向けのストレージでは特に高い知名度を誇るデルだが、2015年10月にエンタープライズ分野に強いEMCを買収することを発表した。現在、統合を進めており、さらにストレージ分野での存在感を高めようとしているところだ。そうした中、ストレージ分野のVice President/General ManagerであるAlan Atkinson氏が来日。現在の世界的なストレージ市場におけるトレンドと、デルの対応について聞いた。--最近のストレージ市場動向には、どのような動きがあるでしょうか?Atkinson氏:現在、ストレージに留まらず、データセンター全体が大きく変わる原因となる3つの要素があります。1つはクラウドです。クラウドが浸透して行く中、それによってサーバも含めたストレージの買い方、使われ方が変化しています。さらに、そもそも誰がストレージを購入するのかということも変わってきているところです。2番目の要素にフラッシュがあります。現在GBあたりの単価がかなり下がってきていることでFlashの採用例が増えているのです。全てHDDで組んでパフォーマンスを出すのではなく、フラッシュを取り入れていくというトレンドが加速しています。2012年時点のGB単価は、2016年の45倍です。それだけコストが下がってきているのです。そして、もう1つの大きなトレンドはSoftware Defined(ソフトウェア・ディファインド)です。ストレージやデータセンターをソフトウェアで制御するこの仕組みにより、コンピュートセントリックな世界になってきています。--デルのストレージに関する業績はいかがでしょうか?Atkinson氏:全体としては堅調です。ストレージといっても外付けの専用装置のストレージと、サーバに格納されるストレージがありますが、マーケット全体の状況としては外付けストレージは横ばいから縮小傾向にあります。われわれは直近の4四半期で、外付けストレージ分野のシェア2位を獲得しています。サーバに格納される内蔵型ストレージについては価格での比較が難しいため、外付けストレージと合わせた容量ベースで考えると、われわれは一貫してナンバー1、またはナンバー2に位置しています。グローバル全体の容量ベースシェアでは安定した業績を維持しています。--3つの大きな変化があるということでしたが、ユーザーニーズも変化しているのでしょうか?Atkinson氏:変化してきていると思っています。もちろんデータベースやメールといった従来型のニーズもありますが、5年前には存在しなかったようなニーズも出てきています。具体的にはビッグデータ、IoT関連、監視カメラなどです。これらの用途が貪欲にストレージを必要にするということで、新たなニーズが出ていると思います。○EMCの買収でエンタープライズ分野を強化--現在EMCの買収が進められていますが、デルはこれまでにも多くのストレージベンダーを買収してきました。その結果、製品名が多く、分かりづらい部分があったと思いますが、整理されてきたのでしょうか?Atkinson氏:さまざまなブランドがあることでお客様にもパートナーにも分かりづらいということから、3年ほど前からDell Strageというブランドで統一する取り組みを行なってきています。1つのブランドの中で、大中小と提案できるようにしたのです。1ブランドで、ハイエンドのデータセンターから比較的小さな拠点のオフィスまで対応できるようにしました。例えば、SCシリーズの価格帯は1~数十万ドルの幅がありますが、フラッシュを搭載するのか、どういった構成なのか、パフォーマンスがどれだけ出るのかということで価格が違っており、ニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。--EMCの統合を進めていますが、この買収で何を得ようとしているのでしょうか?Atkinson氏:デルとEMCでは違った強みを持っています。EMCはエンタープライズ分野で圧倒的なブランド力を持っており、デルはEUCにおいて非常に知名度が高い。その2つが合わさる相乗効果は大きく、最強のコンビが誕生するでしょう。買収の発表以後、さまざまなお客様やパートナーと話す機会がありましたが、ポジティブに捉えている方が多く、よい反応が得られました。--具体的な姿が見えてくるのはいつ頃でしょうか?Atkinson氏:現在、両社から数百人単位で集まり、統合計画を策定しています。最終的な統合手続きが終わるのは6~10月頃の予定です。条件として各国の規制当局の承認が必要なのですが、すでにEUからの承認が取得できました。今後、各国での承認を得ることになります。またEMC側では株主投票を実施する必要がありますが、こちらも数カ月以内の開催が予定されており、すでに準備が整っています。●安くなればフラッシュを使いたいユーザーは多い!--現在、ストレージはハードウェアで差別化が難しい状況となっていますが、デルとしては他社との差別化はどこで行っていますか?Atkinson氏:ハードウェアの提供によりユーザーに価値を提供することは、ストレージに限らずIT全体で難しくなっています。いかにソリューションを提案して価値を出すかが求められている状況ですが、唯一の例外としてフラッシュがあると思っています。フラッシュ採用の壁となっていた価格面について投資を行い、知的財産やイノベーションを蓄積し、大幅なコストダウンを実現したことでハードウェアでの差別化もできたと考えています。さらに、従来からサーバを強みとしてきたベンダーとしてSoftware Definedの世界にアドバンテージがあると考えています。ここにおけるリーダーとしての地位を確実にしていくことが差別化につながるでしょう。また、ハイパーコンバージドの世界においてはNutanixと協業し、XCシリーズを出しています。こうした充実したパートナーエコシステムを持っていることも、われわれの価値だと思っています。われわれ自身の知的財産も含め、いろいろなパートナーの力を結集できるのも強みです。--2015年のDell Worldでは「Future Ready」がテーマでしたが、ストレージ分野における「Future Ready」とは何でしょうか?Atkinson氏:冒頭に申し上げた3つのトレンドは、今後IT資産を購入するうえで考慮していただく必要があると思います。将来を見越した取り組みとしては、データセンターにはHDDよりもフラッシュを導入していくことが有望でしょう。これからのデータセンターのあり方を考えると、より積極的にフラッシュを推進していきたいですね。そして、Software Definedも大切です。サーバとストレージの境界がなくなり、フレキシブルなあり方が想定される将来に向けて、われわれではXCシリーズを用意しています。また、そうした先進的な取り組みだけでなく、従来われわれが提供してきた価値も大きく見れば「Future Ready」につながります。データ移行をせずにコントローラだけを変更できるフォークリフトアップグレードや、1度購入したライセンスはずっと使い続けられる永続的ライセンスといったものは、お客様がすでに大きな投資を行なった既存のソリューションを最大限に活用していただけるためのものです。--フラッシュが業界全体で非常に推されていますが、HDDの方がよい分野もあるのではないでしょうか?Atkinson氏:5年先までに限定した場合、あまりアクセスされないコールドデータの格納先としてはコスト的にも容量的にもHDDのニーズがあると思います。われわれとしても、何でもフラッシュがよいとは思っておらず、ハイブリッド型のものも提案し、ニーズに合わせて選択していただけるようになっています。ただし、オールフラッシュも堅調に伸びています。われわれの第4四半期の出荷台数は、第3四半期と比べて90%も伸びています。--90%とは大きな伸びですが、なぜそれほど伸びたのでしょうか?Atkinson氏:実は第3四半期に、他社に先駆けてTLCのフラッシュを投入しました。主要ベンダーとしては初めてのことでしたので、価格面に優れているということで飛びついたお客様が多かったのです。これは、経済性に優れたフラッシュがあればお客様は受け入れると証明した状態だと思っています。--2016年のデルとしてのストレージ分野における注力分野はどこでしょう?Atkinson氏:たくさんありますが、まずはSoftware Definedについては引き続き注力したいですね。フラッシュにおけるイノベーションも推進していきたいと思います。今後、数カ月にわたり、さまざまなイノベーションを搭載していくので、順調な伸びが期待できると思っています。実際、すでに昨年からいろいろな取り組みを行ってきています。昨年はストレージ市場全体には厳しい1年となりましたが、そのおかげでSCシリーズは前年比18%の伸びがありました。この勢いを維持していきたいと思っています。○VDI分野などでXCシリーズが伸び!日本でもSDSの採用例は増えている日本市場については、デル ストレージ・ビジネス本部の本部長である小島由理夫氏が語ってくれた。--日本におけるユーザーニーズはどのあたりにあるのでしょうか?小島氏:日本でもビッグデータやIoTといった需要はありますが、VDIの需要も伸びていますね。コンベンショナルなストレージと、Software DefinedのXCシリーズがかなりVDIで使われています。--始業時に集中する負荷にフラッシュで対応するというような需要ですか?小島氏:それもありますが、XCシリーズは拡張していけるのがポイントです。ユーザーが増えた時や、負荷が大きくなった時にはノードを足すことで対応できます。コンバージドインフラストラクチャですので、CPUとストレージが同時に増えていくのです。そういう意味でVDIに向いていますね。SDS(ソフトウェア・ディファインド・ストレージ)については、日本では金融分野で特定のワークロード向けに採用がはじまりました。日本のお客様もアグレッシブにSDSを導入しています。また、ヘルスケア分野で利用データをアーカイブするというような需要もありますね。法律で10~15年の保存が義務づけられていますが、普通のストレージではハードウェアの保守期限があるので対応が難しいのです。SDSならソフトウェアが動いている状態ですから、ハードウェアを取り替えながら対応することができます。--日本ではあまり盛り上がっていなかったビッグデータでの利用も、最近増えてきているようですね?小島氏:IoTのおかげですね。データがどんどん発生してしまうので、それを貯めてアナリシスするというのが大きなニーズだと思います。たとえば大手製造業で、1000本の生産ラインにIoTの装置を入れてデータを取得し、歩留まり率や製造ラインの運行管理などを行おうとしている例があるのですが、そういうところでSCシリーズが採用されています。--IoTで伸びたということは、マーケティング分野はまだまだということでしょうか?小島氏:マーケティング分野の実例もかなりあります。たとえばインテージグループで採用していただいているのですが、データを分析して、その分析結果を販売するビジネスです。そこで必要となる高速ストレージとしてSCシリーズが選ばれました。--マイナンバーや2020年に向けた取り組みなど日本独自の流れはありますか?小島氏:2020年に向けてという意味では、サーベイランスの需要がありますね。オリンピックでさまざまな人が訪日する中、データを取得しておこうという時に、安価な格納先としてSDSというような案件は結構あります。マイナンバーについてはセキュリティが切り口になりますが、SDSを採用することでどんどん切り分けてセキュリティを担保しようというやり方がありますね。こちらは地方自治体からの案件で出てきています。
2016年03月09日エンタープライズデータストレージ・ソリューションのプロバイダであるイスラエルのINFINIDATは3月8日、日本法人としてインフィニダット ジャパン合同会社(インフィニダット)を設立した。INFINIDATはモシェ・ヤナイ氏が2011年に設立し、2013年末にInfiniBoxの出荷を開始。これまでグローバルで主要企業のデータセンターに導入されており、投資機関のTPG GrowthとMIIVenturesから資金提供を受けている。ユーザーには金融や銀行、政府機関、ヘルスケア、エネルギー、クラウドサービスなど多様な分野のFortune 500企業が含まれているという。インフィニダットは、実証済みのエンタープライズデータストレージ・ソリューション「InfiniBox」を日本および周辺地域の企業に提供する。カントリーマネージャには岡田卓也氏が就任した。InfiniBoxは、19インチ/42Uのシングルラックで最大2PBまでの容量を使用可能であり、99.99999%の可用性、100万IOPS以上、最大12.5GB/sというスループットを実現しているという。エンドツーエンドのデータ保護、三重化冗長電源/データパス、スナップショットとレプリケーション、ホットスワップアップグレードなどを有する。こうしたストレージ性能/効率化機能により、InfiniBoxはユーザーのTCO削減を実現するとしている。
2016年03月08日ティントリジャパンは、同社が提供する仮想化専用ストレージ「Tintri VMstore」が、新たにCitrix XenServerに対応すると発表した。同ストレージはもともとVMware vSphereに対応していたが、Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV)やMicrosoft Hyper-V、OpenStack Cinderと、順次対応を広げてきた。今回、サポート範囲にCitrix XenServerを追加したことで、最大5種類の異なるハイパーバイザーを1つのプラットフォームで同時に混在稼働させることが可能となる。同社では今後、デスクトップやサーバの仮想化において、Citrix製品との共同ソリューションを提供していくという。
2016年03月04日EMCジャパンは3月2日に都内で記者会見を開催し、オールフラッシュストレージである「VMAX オールフラッシュ」の新製品「EMC VMAX 450」「EMC VMAX 850」の2機種と共有ストレージシステム「EMC DSSD(ディエスエスディ) D5」を発表した。VMAX オールフラッシュはファイル、オープンシステム、メインフレームをネイティブにサポートしたオールフラッシュストレージ。アーキテクチャは、3次元NANDフラッシュ(以下、3D NAND)テクノロジーを搭載しているほか、多次元スケール、大規模書き込みバッファキャッシュ、バックエンド書き込みアグリゲーション、IO処理、フロントエンド/バックエンドの帯域幅などを通じて、フラッシュドライブテクノロジーのメリットを引き出すという。2機種はFおよびFXのパッケージソフトウェア型モデルで提供し、VMAX 450F、VMAX 450FX、VMAX 850F、VMAX 850FXを揃える。450F/850Fは、データ移行ツールやVVOL、QoSに対応しているほか、管理ツールとしてのUnishere、データストレージアナライザを備え、ローカルレプリケーションなどがある。450FX/850FXはFモデルに含まれるものすべてに加え、SRDF/Metro、Cloud Array Enabler、データ暗号化、eNASなどを有する。Fモデルは基本OSとローカルレプリケーション、FXは基本OS、ローカルレプリケーションに加え、リモートレプリケーションが含まれるという。新製品の説明を行ったEMCジャパン システムズエンジニアリング本部 プロダクトソリューション統括部 統括部長の永長純氏は「単純にVMAX3にSSDをフル搭載したものではなく、完全にオールフラッシュに対応したアーキテクチャとOSになっている。また、スモールスタートが可能であり、V-Brickの1エンジンと58TBのディスク、ソフトウェアからスタートする。容量を増やしたい場合はフラッシュパック(SSDが8本)を1筐体につき25パック追加し、スケールアップする一方、ディクス容量は必要ないがパフォーマンスなどを向上させたい場合はエンジンを搭載しているV-Brickを追加することでスケールアウトが可能だ」と述べた。○開発に5年を要したDSSD D5の驚異的な性能一方、DSSD D5は5Uサイズで共有フラッシュストレージを最大48クライアントに提供。PCIe Gen3を通じて各ノードに接続し、NVMeテクノロジーを活用することでPCIアタッチフラッシュのパフォーマンスを実現。同時に、コンピューティング環境から分離したスタンドアロンアプライアンスとして、共有ストレージのメリットも提供し、平均100μsのレイテンシ、100GB/sのスループット、最大1000万IOPSを実現するという。EMC アジア太平洋地域および日本 DSSD部門 セールス&事業開発 ディレクターのマイケル・レオン氏は「開発に5年を要したNVMe(Non-Volatile Memory Express)共有ストレージシステムだ。36枚のフラッシュモジュールを備えているが、SSDではなく、ホットスワップをするためだ。また、管理はモジュール単位ではなく、1万8000個のNANDチップ単位で管理しており、高度なパフォーマンスを可能としている。容量は36TB、72TB、144TBを揃え、デュアルポートPCIe Gen3×4で接続する」と新製品の特徴を訴えた。また、独自のアルゴリズムであるスペースタイムガベージコレクションでホットスポットとコールドスポットを識別するほか、NANDチップの劣化を判断し、コントロールを行うフラッシュフィジックスコントロールや独自技術により可用性を高めたRAID 6技術「Cubic RAID」などで高い信頼性を担保していると同氏は強調した。ターゲット市場はハイパフォーマンスデータベースおよびデータウェアハウス(Oracle、PostgresSQLなど)、大規模並列処理データベース(Netezza、Greenplumなど)、Hadoopベースのハイパフォーマンス アプリケーション(Hbase、さまざまなSQL-on-Hadoop環境、Sparkを含む)、ハイパフォーマンスカスタムアプリケーション(SAS、GPFSなど)を想定し、リアルタイム分析やゲノム研究、不正検出、証券モデリング/石油・ガスの採取シミュレーション、リスク分析などが可能だという。業界別市場としては、金融サービス、政府官公庁、ITおよび通信、メディア、特定のハイパフォーマンス コンピューティングリサーチを含む各業界をターゲットとして展開していく方針だ。
2016年03月03日Nimble Storage Japanは3月2日、都内で記者会見を開催し、オールフラッシュストレージの新製品「Nimble Storage AFシリーズ」を発表した。Nimble AFシリーズは、エントリーモデル「AF3000」(最大335TB/5万IOPS)から、「AF5000」、「AF7000」、ハイエンドモデル「AF9000」(最大2PB/30万IOPS)まで、全部で4つのモデルがあり、出荷開始は3月2日。韓国Samsung Electronicsの3D V-NANDフラッシュメモリ(SSD)「PM863シリーズ」を搭載しており、同社独自のアーキテクチャ「CASL(キャスル)」によりフラッシュの寿命を7年に拡張しているという。最上位モデルであるAF9000は、最大35万IOPSのパフォーマンスを1ミリ秒未満のレイテンシで実現しており、有効容量は12Uの筐体で2PB以上に拡張可能だという。さらに、同製品は4ノードのスケールアウトクラスタ構成により、パフォーマンスを最大120万IOPS、有効容量8PB以上まで、無停止かつ個別に拡張することができるという。また、SSDとHDDを組み合わせたハイブリッドストレージ「Nimble Storage CSシリーズ」と共通のユニファイドフラッシュファブリック統合アーキテクチャにより開発されており、アプリケーション特性やレイテンシ要求レベルに応じて両シリーズを混在させたスケールアウト構成やレプリケーション(バックアップ/DR)構成を組むことが可能だという。Nimble Storage Head of Product Marketingのガヴィン・コーエン氏は新製品の特徴として「パフォーマンスと拡張性、可用性、TCOの削減が図れる点を挙げ、パフォーマンスと拡張性について、無停止状態でアレイ内の容量追加やCPUコントローラのアップグレード、最大4つのアレイまでスケールアウトできる。最大2PBの有効容量があり、30万IOPSまで拡張でき、クラスタ化することで最大8PB、120万IOPSまで拡張が可能だ。コスト低減については少ないメモリ量での動作や、3D-NANDの採用など実現している」と強調した。そして「インラインの可変長ブロック重複排除、可変長ブロック圧縮、ゼロパターン除去、シンプロビジョニングとゼロコピークローンといったデータ削減テクノロジーを導入している。さらに、年間96秒以下の可用性や予測分析、トリプルパリティRAID、データ保護、アプリケーション粒度の暗号化とデータシュレッディングによる安全性をはじめとした耐障害性を備えている」と新製品の優位性を訴えた。続いて、Nimble Storage Japanのマネージングディレクターの西岡正氏が国内におけるビジネス戦略について説明を行った。同氏は「現在、日本の顧客数は実営業期間2年間で約100社だ。2016年は、あらゆる分野の中堅企業を中心に地方自治体、病院、学校、サービスプロバイダーなど裾野を広げ、顧客数を倍増にする」と国内販売の意気込みを語った。
2016年03月03日ネットアップとクニエは3月3日、企業のITインフラを最適化するためのアセスメント サービスを無償で提供すると発表した。同サービスは、ネットアップのストレージ・リソース管理ツール「NetApp OnCommand Insight」を活用して、環境に合わせた無償のアセスメントを通じて、ストレージの管理と最適化を支援するもの。具体的には、約1カ月かけて、「アセスメントの対象や範囲を特定するためのヒアリング」「顧客環境へのNetApp OnCommand Insightのセットアップ」「NetApp OnCommand Insightによるデータ収集ならびに分析」「アセスメント レポートの作成、改善策の提案」が提供される。企業は同サービスを利用することで、使用可能または十分に活用されていないストレージの特定と最適化、エンドツーエンドのストレージ・パフォーマンスの監視、将来必要となりそうなストレージの予測、構成情報やパフォーマンス情報の分析、さらにはクラウドの活用レベルやITマネジメントの有効性の確認などが可能になる。
2016年03月03日IDC Japanは3月1日、国内ストレージソフトウェア市場の2015年上半期(1月~6月)のベンダーシェアを発表した。同社によると、2015年上半期の国内ストレージソフトウェア市場におけるシェア第1位はEMCで売上額シェアが19.9%、第2位はシマンテック(現ベリタステクノロジーズ)で同12.6%、第3位はIBMで同11.6%とのこと。上位3社の顔ぶれは前年同期と変わらないが、3社合計のシェアは上がっているという。同社のエンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの鈴木康介氏は「ストレージソフトウェア市場では、ストレージ運用の効率化ニーズが高まり、先進的な機能が普及しつつある状況にあるにもかかわらず、各ベンダーの売上増のペースにはばらつきがある。データ保護/リカバリーソフトウェアを中心にした ISV(Independent Software Vendor)製品は依然として堅調な成長を続けているものの、ストレージシステムにバンドルされる管理系のソフトウェアに関しては、製品市場が成熟するにしたがって付加価値の訴求が難しくなっており、売上に影響が出ている」と分析している。
2016年03月01日●SDアソシエーションからSDメモリーカードの新規格○メモリーカード、HDD、NAS、SSDと様々なストレージが勢ぞろい神奈川県・パシフィコ横浜で2月25日~28日で開催の「CP+2016」では、デジタルカメラに必須のメモリーカード、バックアップに必要なストレージ類も各社から展示されていた。総合ゾーン(G)とフォトプリントメディアゾーン(M)に展示していた6ブースを紹介したい。○SDアソシエーションSDアソシエーションでは、SDメモリーカードにおけるUHS-I/IIの紹介に加えて、新規格となる転送速度指標「ビデオスピードクラス」を発表していた。これは動画のリアルタイム・マルチファイル(同時記録)を実現するための指標で、最低書き込み速度を保証するものだ。V6 / V10 / V30 / V60 / V90が規定され、数字が最低書き込み速度(MB/s)となっている。また、TLC NANDや3D NANDといった次世代メモリの特徴も考慮し、8MBから512MBまで37種類のブロックサイズを規定。説明員によると、これらのパラメーターはホストデバイスから読み出せるので、メモリーカードを差し込むだけで、スピードクラスや対応ブロックサイズを把握した設定にできるという。実際の製品は対応機器とともに市場投入されるということで、CP+2106の時点では未定。CP+2016で展示されていた4K60Pのカメラにとどまらず、8K UHDも見据えた規格なので、今後の展開がおもしろそうだ。また、東芝のNFC付フラッシュメモリーカードが参考展示されていた。こちらは東芝ブースで展示のNFC付フラッシュメモリとは異なり、スマホやPaSoRiを使ってロックおよび解除ができるメモリーカードだ。紐付けを行ったスマホでロックを解除してパソコンのSDカードスロットに差し込むと、読み書きが行える。そののち、スロットから外すだけで自動的にロックがかかり、スロットに差し込んでも(壊れたかのように)無反応となるデモを見せていた。もし紛失しても、無価値なものになるうえ、解除作業の容易さが印象的だ。○サンディスクサンディスクは、同社製品の体験コーナーとミニセミナーを用意。メモリーカードの体験コーナーでは、「スタンダード」シリーズと「ExtremePro」シリーズで、カメラの連写性能がどれだけ違ってくるかを実際に見られた。ExtremeProシリーズのメモリーカードは高速なので、書き込み待ちが発生しにくく、カメラが持つ連写性能(毎秒○コマ)でほぼひたすら撮影し続けられる。また、ポータブルSSD「Extreme 900 Portable SSD」のデモは、先日の発表会からブラッシュアップ。テスト環境を整えることで、公称値を上回る読み書きスピードが出ていた。USB接続の外付けSSDながら、最大で840MB/s~860MB/sの読み書きスピードを誇る。1層記録のDVD(約4.7GB)に相当する容量を、約5秒で読み書きできる速度だ。○東芝東芝ブースの内容は、SDメモリーカードやUSBメモリーのほか、近距離の高速無線通信技術を用いたTransferJetなどだ。参考出展としてUHS-II対応のmicroSDHCカードがあり、UHS-Iでの動作でも高い性能を持つと説明があった。規格上の最大通信速度は、UHS-Iが104MB/s、UHS-IIが312MB/sだ。変換アダプターが添付される予定で、UHS-IIのフルサイズSDメモリーカードとして使える。「EXCERIA」シリーズのSDメモリーカードも合わせて、2016年は大幅なモデルチェンジを予定しているそうだ。また、スマホでかざすだけで、メモリーカード内のサムネイル画像を取得できるNFC付SDメモリーカードをデモ。このSDメモリーカードを使った抽選もあり、見た目がまったく同じSDメモリーカードに抽選用スマホでかざすと、当たりがわかる。製品の特長を生かしたユニークなデモだ。●WDとアイ・オー・データ機器、マイクロン、トランセンド○ウエスタンデジタルジャパン / アイ・オー・データ機器ウエスタンデジタルジャパンとアイ・オー・データ機器は、共同でブースを構えていた。ウエスタンデジタルの「WD Red」(高信頼性のNAS用HDD)を前面に立てつつ、アイ・オー・データ機器の製品も多く展示。ウエスタンデジタルが出展する展示会ではおなじみの、「カウガール」が製品を紹介するミニイベントには多くの人が足を止めていた。アイ・オー・データ機器が扱う製品としては、HDD、NAS、4K液晶ディスプレイといった、デジタルカメラの周辺機器となる機材が中心だ。ほか、インテルのスティック型PC「Intel Compute Stick」や無線LANルーターなども、幅広く紹介していた。○マイクロンジャパンマイクロンジャパンは、高性能なメモリーカードをアピールするため、ハイエンドカメラを使った連写性能を実感できる展示を行っていた。高速なメモリーカードを使用することで、「バッファフルになるまでの時間が長い」「満タンになったバッファ書き込みが速い」というメリットが得られる。より大量の連写が行えてシャッターチャンスを逃さないことや、多くのメモリーカード規格をサポートしていることを紹介していた。○トランセンドジャパントランセンドジャパンは、フラッシュメモリ製品や通常のメモリ製品だけでなく、近年力を入れているドライブレコーダーなども展示していた。ドライブレコーダーはエンドレス録画されることが多いため、記録メディアには耐久性が必要だ。そこで新製品として、監視カメラ向けの高耐久microSD(HC/XC)カードを紹介していた。一般向けの製品ではは少なくなったMLC NANDメモリチップを採用することで、書き込みと削除の繰り返しに対する耐久性が高くなっている。
2016年02月27日IDC Japanは2月22日、国内外付型エンタープライズストレージシステム市場の2015年上半期(1月~6月)の実績に基づく国内外付型ローエンドエンタープライズストレージシステム(システム価格500万円未満、以下ローエンドストレージシステム)市場の分析結果を発表した。これによると、国内ローエンドストレージシステム市場では200万円~500万円未満の価格帯で成長しているベンダーや、間接販売市場におけるチャネルパートナーとの協業で成功しているベンダーがシェアを伸ばしていることが分かった。同社では外付型エンタープライズストレージシステム市場をシステム価格によってハイエンド(3000万円以上)、ミッドレンジ(500万円~3000万円未満)、ローエンド(500万円未満)に分類。2015年上半期の国内外付型ローエンドストレージシステム市場は、売上額が前年同期比5.4%増の340億1800万円、出荷容量が同23.5%増の452.5PB、出荷台数が同1.4%増の1万4777台。また、2015年上半期の国内エンタープライズストレージシステム市場全体に占めるローエンドストレージシステムの構成比は売上額が32.6%、出荷容量が55.9%、出荷台数が82.3%となった。2015年上半期のローエンドストレージシステム市場を価格帯によって分類すると「200万円未満」の市場は35.7%、「200万円~500万円未満」の市場は64.3%を占めたという。「200万円未満」の市場は2半期連続でマイナス成長となった一方、「200万円~500万円未満」の市場は6半期連続のプラス成長となった。「200万円未満」の市場は「同一ブランドのx86サーバ+ローエンドストレージシステム」という形態で販売される比率が高い市場。2015年上半期はIBMのx86サーバ事業のレノボへの売却など市場構造の変動などが影響してマイナス成長となった。一方、「200万円~500万円未満」の市場ではサーバ仮想化環境における需要が拡大しているほか、マルチプロトコル対応やストレージ仮想化機能を搭載しFC-SAN、スケールアウトやバックアップ特化型のNASなど特徴的な機能を持った製品が需要を伸ばしたという。ローエンド市場はチャネルパートナーによる間接販売比率が高いのも特徴だといい、2015年上半期のローエンド市場における間接販売の構成比は66.9%に達した。ローエンドストレージ市場で成長を継続しているベンダーは、直販から間接販売へのビジネスシフトを進めるだけではなく、チャネルパートナーが販売しやすい仕組みづくりを進めるなど、チャネルパートナーとの協業で成功しているという。2015年上半期の国内ローエンドストレージシステム出荷金額(325億5500万円)では富士通が第1位(シェア25.8%)、次いでEMC(15.8%)、NEC(11.7%)、日本ヒューレット・パッカード(7.5%)、ネットアップ(6.6%)が上位5社となった。なお、IDCでは外付型ストレージシステムの市場規模の算出には、ベンダー出荷金額(VendorRevenue)にチャネルマージンを加えた売上額(Value)を採用しているため、2つの数値の間に差が出ている。同社では「ストレージベンダーがローエンドストレージシステム市場で成長を達成するためには、製品の拡充と機能強化にとどまらず、チャネルパートナーとの協業を含めた販売戦略の強化や見直しが重要になる」と分析している。
2016年02月22日SCSKは1月27日、シリコンバレーのストレージベンダーである米Exabloxと国内総販売代理店契約を締結し、オブジェクトベースのストレージとNASを一体化したスケールアウトストレージ「OneBlox 4312」の販売を開始した。価格は論理容量6TBで254万6000円(税込)、24TBで335万3300円(同)。同製品は既存システムへの導入が容易なNAS製品でありながら、スケールアウトに対応したオブジェクトベースのストレージ技術を採用。トリプルミラー方式で複数のサーバに搭載されたドライブを1つのストレージとしてクラスタリングし、クラスタ内ではデータのコピーを複数作成しているため、故障が発生した場合もデータが失われることはないという。また、急なデータ量の増加に対しても、ディスクドライブの追加や本体の増設だけで対応できるシンプルな拡張性を併せ持つ。インラインの重複排除、圧縮、スナップショット、レプリケーションなどのソフトウェアの機能を標準装備するほか、レプリケーション機能によりデータを効率よく安全に保管することが可能。さらに、IPネットワークを経由し、遠隔地に転送保管することで、災害対策のためのシステムも低コストで実現できるという。加えて、最小6TB(1台)からのスモールスタートを可能とし、最大168テラバイト(7台)まで拡張でき、インラインの重複排除・圧縮機能によりPBを超えるデータの保存にも対応する。SCSKでは同製品の保守体制(24時間365日オンサイト対応)を構築し、Exabloxの管理ツール「OneSystem(ワンシステム)」を利用することで、保守センターから稼働中の製品をリアルタイムに監視し、障害の予兆検知といったサービスなども提供。同社が国内総販売代理店として、数社の販売パートナーと二次代理店契約を結び、販売パートナー制度を確立する。今後、3年間で導入支援、システム構築、保守サポートを含め、10億円の売り上げを目指す。
2016年01月28日Apple IDを作成すると、無償で利用できる記憶領域(iCloudストレージ)として5GBが割り当てられる。iOSのバックアップ先として、アプリやiCloudフォトライブラリなど各種サービスの保存領域として活用され、不足の場合は容量を買い足すことができる。iCloudストレージは、iCloudメールにも利用される。だから受診したメールをそのまま放置していると、次第に空き容量が減少し、ついには容量不足ということになりかねない。メールをまめに整理整頓すれば、容量を買い足さずに済むかもしれないのだから、やらない手はない。送受信するメールのなかでも特に容量が嵩むのは、添付ファイル付きのメールだ。テキストだけのメールであれば、1通あたり数十キロバイトにも満たない程度だが、画像やPDF、ワープロ文書などの添付ファイルがあるメールの場合一気に容量が増える。手っ取り早く空き容量を増やしたいのであれば、添付ファイル付きのメールを優先して削除すべきだ。とはいえど、添付ファイル付きのメールを1通1通探すと日が暮れてしまう。添付ファイル付きのメールのみ表示するメールボックスを設ければ、作業が捗ること請け合いだ。作業はかんたん。『メール』アプリのトップ画面(メールボックスが一覧された画面)右上にある「編集」ボタンをタップ、現れた画面で「添付ファイル」をチェックすればOK。これで添付ファイル付きのメールのみ表示される「添付ファイル」メールボックスが作成されるので、あとは1通1通選ぶなり一括削除するなりすればいい。iCloudストレージの空き容量が一気に増えること確実だ。
2016年01月25日米Microsoftは22日(現地時間)、1TBのストレージを搭載した「Surface Pro 4」と「Surface Book」を、米国とカナダで発売すると発表した。プロセッサは第6世代Intel Core i7、メモリは16GBのハイエンド構成。同日から各国のMicrosoft Storeおよび小売店で購入可能。日本での取り扱いは不明。また、新色ゴールドカラーを採用したSurface Penを、カナダ、デンマーク、フィンランド、イタリア、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、米国の10カ国で提供開始。Surface Penのペン先キットが同梱される。なお、国内で展開している「Surface Pro 4」のラインナップは下記の通り。「Surface Book」は、日本マイクロソフトが「2月4日に発売する」とアナウンスしている。
2016年01月25日Amazon.co.jpは21日、プライム会員向けに写真ストレージサービス「プライム・フォト」の提供を開始した。追加料金なしで利用できる。「プライム・フォト」は、容量無制限の写真ストレージサービス。同社が提供している無料アプリ「Cloud Drive」をスマートフォン、タブレット、PCのいずれかにインストールすることで利用できる。アプリの「設定」から「自動保存」に指定すれば撮影と同時に写真が保存される。「Cloud Drive」では、アルバムの作成や管理ができるほか、保存された写真をFacebookやTwitter、LINEといったSNSで共有することも可能となっている。Amazon.co.jpでは、プライム会員向けサービスの拡充を図っており、映画やTV番組といった動画が見放題の「プライム・ビデオ」や、100万曲以上の楽曲が聴き放題になる「Prime Music」、1時間以内に商品の配送を行う「Prime Now」などが提供されている。同社は、今後もサービスを強化していくとしている。
2016年01月21日IDC Japanは1月21日、国内ストレージソフトウェア市場の2015年上半期の売上実績と2015年~2019年の予測を発表した。これによると、2015年上半期の国内ストレージソフトウェアの売上実績は427億3,200万円、前年比成長率は5.0%のプラス成長となった。また、2015年通期の国内ストレージソフトウェア売り上げを867億6,000万円、2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は4.2%、2019年の市場規模を1,019億6,800万円と予測している。ストレージソフトウェアの需要を押し上げている主な要因は2つあり、第1にITインフラの運用効率化/自動化への要求が高まっていること、第2にソーシャル、モバイル、IoT(Internet of Things)などの活用に取り組むユーザーが増えてデータ量が飛躍的に増加していることを挙げた。また、データ保護や可用性対策への支出も堅調で、大企業を中心に災害対策の強化も進んでいる。しかし、堅調な需要とは裏腹にストレージソフトウェアの供給サイド、特にストレージシステムのベンダーから提供されているストレージソフトウェアの動向には不確定要素があるという。ベンダーがより高度な機能をソフトウェアとして提供し続けることが確実である一方、それをどのような価格戦略、製品パッケージで提供するかについては複数の方針選択があり得るとしている。ベンダーがストレージビジネス全体の競争力強化を考慮した場合、ストレージソフトウェアのスイート化や標準搭載が増える可能性があり、その場合にはストレージソフトウェアとしての売り上げは減少する。ストレージソフトウェアの機能進化や高度な機能の普及と市場の売上規模の拡大は必ずしも同調したペースとはならないという。同社のエンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーである鈴木康介氏は「デジタルトランスフォーメーションに成功し、競争力を増す企業が増えていく中で、多くの国内ユーザーはデータ活用の促進を図るであろう。これまでとはスケールの異なる大容量データを扱う企業も増え、ストレージインフラはソフトウェアを高度に利用した洗練された仕組みへと改革されるとみられる。また、Software-Defined Infrastructureを志向し、運用の自動化を進めるユーザーが増えることもストレージソフトウェア機能のニーズを高めるが、統合的なIT管理ソフトウェアで提供される機能を利用するユーザーも出てくることで、製品の選択は多様化するであろう」と分析している。
2016年01月21日ストレージクラフトテクノロジーは1月19日、米国本社の新CEO就任と米投資会社のTA Associatesより1億8,700万ドル(約220億円)の出資を受けることを発表した。TA Associatesからの資本参加が決定したと同時に、StorageCraft TechnologyのCEO兼社長であるジェフ・シュリーブ(Jeff Shreeve)氏が退任し、新たに会長兼CEOとして、マット・メデイロス(Matt Medeiros)氏が就任した。メデイロス氏は35年以上にわたりIT業界に携わり、ネットワークセキュリティベンダーのDell SonicWALL、Apple Computer、NeXT、Phillips Electronicsなどでシニア・エグゼクティブを経験している。Dell SonicWALLでは、2012年にDellに買収される前は、約9年にわたり、SonicWALLのCEO兼社長を務めていた。なお、TA Associates からの出資時期は2016年1月末を予定している。同社では、2016年中にフラッグシップ製品であるStorageCraft ShadowProtectシリーズの強化版を発表するとともに、下記の計画を通じてビジネスを拡張していく。グローバルでの新しい市場の開拓バックアップ・ディザスタリカバリー・ソリューションを強化新しいパートナーシッププログラムを発表カスタマーサポートプログラムを強化
2016年01月20日パナソニックは14日、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真などを保存 、管理、共有できるストレージデバイスとして、パーソナルメモリーマネージャー「BN-SDPAP3」を発表した。2月17日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は20,000円前後(税別)。BN-SDPAP3は、スマートフォンやデジタルカメラで撮った写真や動画を保存しておく据え置き型のストレージボックス。家族みんなの写真・動画を保存、管理、閲覧、共有することを目的に開発された。IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(Wi-Fi)に対応しており、スマートフォンやWi-Fi対応デジタルカメラから直接データを転送して保存できる。同時接続台数は5台だ。内蔵ストレージ(32GB)のほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットを搭載し、128GBまでのSDXCメモリーカードに対応。デジタルカメラの写真・動画を記録したSDメディアから内蔵ストレージへと、データを手軽に保存できる。「差分取り込み」機能を使って、新しく追加された写真だけの転送も可能。取り込む対象となるファイルは、写真がJPEG、動画がMP4とMOV。本体の設定や操作は、スマートフォン用アプリ「メモリーマネージャー」を使って行う。このアプリは写真のオートリサイズ機能を持ち、オリジナルサイズの写真をBN-SDPAP3に転送し、スマートフォン内にはXGA(78.6万画素)サイズの写真を残せる。これにより、スマートフォンの内蔵ストレージ容量を節約できる。また、BN-SDPAP3本体に保存したデジタルカメラの写真についても、専用アプリで閲覧しつつXGAサイズの写真をスマートフォンに保存。デジタルカメラの写真を共有しながらも、スマートフォンのストレージ容量を圧迫しないようになっている。クラウドストレージとも連携し、写真や動画のクラウド保存をサポート。離れた場所にいる人と、写真や動画の共有も可能だ。BN-SDPAP3のインタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×1。本体サイズはW41×D129×H82mm、重量は約160g。専用アプリの対応OSはAndroid 4.1以降、iOS 8.0以降。■2016年2月10日追記パナソニックは、「パーソナルメモリーマネージャー」の発売日を当初予定の2月17日から延期しました。詳細をニュース記事に記載しています。パナソニック、「パーソナルメモリーマネージャー」を発売延期
2016年01月15日12月14日~12月20日までの1週間に発表された、PC関連の注目ニュースをダイジェストでお届けする。先週は、クラウドストレージサービス「OneDrive」の容量を、従来のまま維持できるオプトインを米Microsoftが提供開始。無料ストレージの容量を5GBに縮小すると発表した「OneDrive」だが、これに既存のOneDriveユーザーが大反発。「Give us back our storage」(我々のストレージを返せ)という投稿に7万件以上の支持が集まるなどしており、この声に応える形で、米Microsoftはオプトインを提供。アカウントを申込むことで、従来通り15GBの容量が利用できるようになった。15日には、キーボードにWindows PCを内蔵した「キーボードPC(WP004)」が、テックウインドから登場した。キーボードにHDMIとD-Subを用意し、液晶ディスプレイにつなぐとそのままWindows 10が利用できる。PC本体をキーボード内部に収納する、ある意味"究極の省スペースPC"といえるだろう。このほか、Samsung製のヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」が、アイ・オー・データから税別13,800円で一般発売するニュースなどが注目を集めた。
2015年12月21日ストレージクラフト テクノロジーは12月17日、同社の「StorageCraft ShadowProtect」シリーズの無償遠隔監視ツール「StorageCraft ShadowControl」の強化版、「StorageCraft ShadowControl v.3.5」を発表した。同バージョンでは、最新リモート管理機能で時間短縮する「プッシュ・インストール」「CSV形式の情報開示」「ライセンスの集中管理」などの機能が刷新されている。また、システムとデータのバックアップを遠隔設定・管理する機能が追加されており、ShadowControl アプライアンスのデータベースや設定を保護するために、定期的に自動でバックアップを行う「アプライアンスのバックアップ・スケジュール」や、証明書署名要求をShadowControlアプライアンスから直接作成可能とする「アプライアンスから証明書署名要求(CSR:Certificate Signing Request)の生成」、ローカルのShadowProtect SPXコンソールで、ユーザーがバックアップジョブを変更、削除、スケジュール外実行することを防ぐ「ShadowProtect SPX バックアップジョブのロック」といった強化が施されている。さらに、ITSM(ITサービスマネジメント)通知機能の拡張として、通知メールの受け取り条件に、エンドポイントのステータスが変化した時のみ、エンドポイントのアラートが発生した時はいつでも、または、エンドポイントのステータスが変化していない時でも、といった設定を可能としたほか、アプライアンス設定として、リマインダ機能が、ShadowControlのアプライアンス・ソフトウェアのベストプラクティス情報を提供し、更新の推奨を通知するといったアプライアンス更新のインストラクションの向上なども図られている。なお、すでに同バージョンについては同社Webサイトよりダウンロードが可能となっている。
2015年12月18日KDDIは12月14日、法人顧客向けファイルストレージサービス「KDDI ファイルストレージ」で、アクセス方法やアクセスする端末(パソコンやスマートフォン、タブレット)の制限などを可能とする、セキュリティ機能の強化を行ったと発表した。機能強化により、管理者によって設定された端末とアクセス方法のみ「KDDI ファイルストレージ」へのアクセスを許可できるようになった。ユーザーIDごとに利用を許可する端末(パソコン、スマートフォン、タブレット)とアクセス方法やアプリ(Windows/iOS/Android)を設定できる。また、iOSアプリではユーザーやグループフォルダごとに、アプリ内へのファイル保存を許可・禁止できるほか、ほかのアプリケーションとのファイルの受け渡し制限や、ファイルの重要度によって保存可否の設定が可能になった。アプリ内へ保存したファイルは自動で暗号化されるため、端末紛失時などに保存したファイルが読み取られることも防止できる。さらに、アプリ内へ保存したファイルは、指定した日数が経過した後に自動で削除される。そのほか、iOSとAndroidアプリでは、アプリ内に保存したファイルや設定をリモートで消去、初期化できるため、端末紛失時に保存ファイルの漏えいを防止できる。なお、今回の機能強化にあたって追加の利用料金はかからない。
2015年12月15日IDC Japanは12月14日、2015年上半期の実績に基づいた国内における外付型エンタープライズストレージシステム市場の2019年までの予測を発表した。これによると、国内の外付型エンタープライズストレージシステム売上額は2014年が前年比2.6%減の1878億300万円となり、2015年は同6.0%増の1989億7800万円を見込んでいる。また、国内の外付型エンタープライズストレージシステム売上額の2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は1.7%を予測している。2015年のエンタープライズストレージシステムの売上額が前年比で高い伸びになるのは、上半期(1月~6月)を主体にメインフレーム向けの大型更新案件が金融、官公庁を主体に集中したことや、オープンシステム向けが仮想化環境(サーバー仮想化、デスクトップ仮想化)やクラウド環境(パブリッククラウド向けとプライベートクラウド向け)で高成長を継続しているためだという。2015年の外付型エンタープライズストレージシステム売上額のクラス別構成比は、ハイエンド(システム価格3000万円以上)が29.2%、ミッドレンジ(同500万~3000万円未満)が37.1%、ローエンド(同500万円未満)が33.7%と予測。また、2015年のクラス別の前年比成長率はハイエンドが5.6%増、ミッドレンジが9.0%増、ローエンドが3.1%増となる。長期的な減少傾向を続けてきたハイエンドが前年比5.6%増という比較的高い成長率が見込まれるのは、メインフレーム向けの大型更新案件が寄与している一方、ミッドレンジは最も高い成長率となるが、これはミッドレンジの高信頼性と高機能およびコストパフォーマンスの高さが評価されて仮想化やクラウド環境への導入が進んでいるためだという。さらに、ミッドレンジではオールフラッシュアレイやハイブリッドフラッシュアレイなどフラッシュストレージの比率が上昇しており、これもミッドレンジ市場の伸びを支えている。同社では国内外付型エンタープライズストレージシステム売上額の2014年~2019年のCAGRを1.7%と予測しており、2019年の国内の外付型エンタープライズストレージシステム売上額は2047億1000万円に達すると見通しだという。加えて、クラス別のCAGRはハイエンドがマイナス3.0%、ミッドレンジが4.0%、ローエンドが2.9%と予測している。同社のエンタープライズインフラストラクチャ/IPDS/PCsグループディレクターの森山正秋氏は「国内エンタープライズストレージシステム市場の今後の5年間で、ストレージサプライヤーに求められることは、ITインフラストラクチャ市場のトランスフォーメーションの大きな流れの中で自社の戦略や製品/ソリューションの価値をチャネルパートナーやクライアントに対して明確に提示し、その選定対象であり続けることである」と分析している。
2015年12月14日米Microsoftはこのほど、同社が2015年11月に発表したクラウドストレージサービス「OneDrive」の提供プラン変更について、その一部を修正すると発表した。5GBへの縮小が予定されていた無料で使用できる容量を、オプトインにより15GBのまま維持できるようになる。2015年11月に発表されたプラン変更では、Office 365ユーザー向けに提供していた「OneDriveのストレージ容量無制限」を撤回、上限1TBに削減した。また、Office 365に加入していなくとも利用できる無料のストレージ容量を、15GBから5GBに縮小、さらに15GBのカメラロールボーナスも廃止されることとなった。プラン変更に既存のOneDriveユーザーは大反発。Microsoftが開設した「OneDrive UserVoice」(OneDriveに対して意見ができるサイト)に寄せられた「Give us back our storage」(われわれのストレージを返せ)という投稿には、7万件以上の支持が集まった。この投稿を受け、Group Program ManagerであるDouglas Pearce氏がコメントを返信。「全体的な計画は変更しない」としながらも、一部の内容について修正を行うと発表した。無料で利用できる容量については、Microsoftが用意したオプトインページから申し込みを行うことで、15GBのまま維持できるほか、15GBのカメラロールボーナスも引き続き利用できるという。ただし、オプトインページは2016年1月31日まで有効で、申し込みを行わない場合、無料ストレージ容量は予定通り5GBに縮小され、カメラロールボーナスも失う。また、個人向けOffice 365ユーザー向けには、「1TBへの容量制限」という内容に変更はないが、これを不服とするユーザーに対して返金を行うとしている。
2015年12月14日